タニノギムレット(競走馬)

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タニノギムレット
写真一覧
抹消  鹿毛 1999年5月4日生
調教師松田国英(栗東)
馬主谷水 雄三
生産者カントリー牧場
生産地静内町
戦績 8戦[5-1-2-0]
総賞金38,601万円
収得賞金7,300万円
英字表記Tanino Gimlet
血統 ブライアンズタイム
血統 ][ 産駒 ]
Roberto
Kelley's Day
タニノクリスタル
血統 ][ 産駒 ]
クリスタルパレス
タニノシーバード
兄弟 タニノディオーネタニノカリス
市場価格
前走 2002/05/26 東京優駿 G1
次走予定

タニノギムレットの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
02/05/26 東京 10 東京優駿 G1 芝2400 18232.611** 牡3 57.0 武豊松田国英 482
(+2)
2.26.2 -0.234.7⑫⑬⑪⑫シンボリクリスエス
02/05/04 東京 11 NHKマイル G1 芝1600 18591.513** 牡3 57.0 武豊松田国英 480
(-4)
1.33.5 0.435.3⑬⑫テレグノシス
02/04/14 中山 11 皐月賞 G1 芝2000 186112.613** 牡3 57.0 四位洋文松田国英 484
(+2)
1.58.8 0.334.8⑬⑬⑮⑭ノーリーズン
02/03/17 中山 11 スプリングS G2 芝1800 166111.311** 牡3 56.0 四位洋文松田国英 482
(0)
1.46.9 -0.034.5⑬⑫⑫⑭テレグノシス
02/02/23 阪神 11 アーリントン G3 芝1600 13691.311** 牡3 56.0 武豊松田国英 482
(-6)
1.33.9 -0.634.1⑧⑦⑥ホーマンウイナー
02/01/14 京都 11 シンザン記念 G3 芝1600 16232.211** 牡3 55.0 武豊松田国英 488
(+8)
1.34.8 -0.134.5チアズシュタルク
01/12/22 阪神 3 2歳未勝利 芝1600 16243.631** 牡2 54.0 四位洋文松田国英 480
(+8)
1.35.6 -1.235.2⑤⑤ハマノホーク
01/08/05 札幌 5 2歳新馬 ダ1000 12672.112** 牡2 53.0 横山典弘松田国英 472
(--)
1.00.8 0.236.5⑥⑤レアパール

タニノギムレットの関連ニュース

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は日経新春杯2022・血統予想をお届けします!


今年も京都競馬場整備工事に伴う開催日割の変更があり、昨年に引き続き日経新春杯は中京芝2200mに舞台を移して施行される。

昨年はオルフェーヴル産駒の7番人気ショウリュウイクゾが重賞初制覇を達成。なお、ステイゴールドの直系は、20年神戸新聞杯ヴェルトライゼンデ(父ドリームジャーニー)が2着、21年京都新聞杯マカオンドール(父ゴールドシップ)が3着と好走しており、当該コースでは格上のレースになるほど、牡馬を中心に存在感を示している。

ほか、昨年は2着にタニノギムレット産駒の13番人気ミスマンマミーアが入線する波乱となっていたが、4番人気3着のクラージュゲリエも母の父にタニノギムレットを持つ点で共通していた。タニノギムレットに限らず、エピファネイアスクリーンヒーローなど、総じてRoberto直系の期待値が高いコースでもあるので、今年も該当馬には相応の評価が必要だろう。

クラヴェルは、父エピファネイア×母ディアデラマドレ(母の父キングカメハメハ)。ドレッドノータスの姪にあたる血統で、母は14年府中牝馬Sなど重賞3勝の実績を持つ。近親の成績を鑑みると古馬になってから本格化を果たす馬が多く、本馬においても直近4走の充実ぶりには目を見張るものがある。中京芝2200mで非凡な成績を残すエピファネイア産駒であることはもちろん、母の父の血脈も昨年の1・3着馬と共通すること評価しやすい。

フライライクバードは、父スクリーンヒーロー×母シングライクバード(母の父シンボリクリスエス)。本馬はRobertoを強調した血統構成が最大の特徴となっており、父および母の父、3代母の父リアルシヤダイが同種牡馬の系統となる。これまでに中京芝2200mでは2勝を挙げているが、とくに3勝目となった長良川特別の走破時計が秀逸。この父の産駒らしい成長力も垣間見えるだけに、重賞初制覇を飾ってもいい頃合いだろう。

マイネルウィルトスは、父スクリーンヒーロー×母マイネボヌール(母の父ロージズインメイ)。本馬も上記フライライクバードと同じ父となるが、3走前の札幌記念で4着、2走前のアルゼンチン共和国杯で2着と着実に力を付けていることが印象的。前走は不得手な瞬発力勝負で持ち味を活かせなかったが、底力を問われるタフな展開になれば、圧巻のパフォーマンスを披露した福島民報杯の再現があっても驚けない。


【血統予想からの注目馬】
クラヴェル ⑧フライライクバード ③マイネルウィルトス

【血統アナリシス】レパードステークス2021 高速決着時はA.P. Indy系が躍進、Robertoの血を引く馬も人気不問で好走 2021年8月7日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はレパードステークス2021・血統予想をお届けします!


昨年、逃げ切り勝ちを果たしたパイロ産駒の7番人気ケンシンコウは、不良馬場も相まって新潟ダート1800mのコースレコードをも更新。なお、3着にも同産駒のブランクチェックが入線していたが、13年1着インカンテーション(父シニスターミニスター)&2着サトノプリンシパル(父Bernardini)、16年3着レガーロ(父Bernardini)と1分51秒未満の決着になった年はA.P. Indyの直系が上位争いを繰り広げている。

また、Robertoの血を引く馬も人気不問で好走が目立ち、昨年も母の父ブライアンズタイムのミヤジコクオウが2着となるほか、17年にはローズプリンスダム(母の父シンボリクリスエス、3代母の父リアルシヤダイ)が11番人気1着と波乱を演出していた。


ホッコーハナミチは、父ホッコータルマエ×母シーノットラブユー(母の父タニノギムレット)。スマイルジャックの甥にあたる血統で、本馬は母の父タニノギムレットが好相性を示すRobertoの直系。チークピーシーズを着けた前走の走りに一皮むけた印象があり、内ラチ沿いを器用に立ち回る姿には父ホッコータルマエを彷彿とさせるものがあった。今回は父仔制覇のかかった一戦としても注目したい。

トモジャリアは、父シニスターミニスター×母ハマナス(母の父キングカメハメハ)。11年レパードSで12番人気3着と大駆けしたタナトスの甥にあたる血統。父シニスターミニスターは13年の勝ち馬インカンテーションを出しており、新潟ダート1800m自体も延べ99頭が出走して勝率16.2%とハイアベレージを残している。A.P. Indyの直系であることを考慮すれば、日曜の雨予報も追い風となりそうだ。

タイセイアゲインは、父パイロ×母アーバンレジェンド(母の父アグネスタキオン)。昨年は1・3着で入線を果たし、高配当の立役者ともなったパイロ産駒。一昨年にもデルマルーヴルがクビ差2着と健闘しており、近年の勢いには目を見張るものがある。本馬においては伯母が牝馬ながらに10年レパードSを制したミラクルレジェンド。伯父にはローマンレジェンドもいることから、条件次第で一変して何ら不思議ない血統背景の持ち主だろう。


【血統予想からの注目馬】
ホッコーハナミチ ⑫トモジャリア ⑬タイセイアゲイン

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【血統アナリシス】七夕賞2021 梅雨時の開催でパワーと底力に秀でたNorthern Dancer系種牡馬の血脈が幅を利かせる 2021年7月10日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は七夕賞2021・血統予想をお届けします!


昨年は曇り空のもと重馬場として施行され、勝ちタイムも2分02秒5と時計を要する決着となっていた。勝利した3番人気クレッシェンドラヴステイゴールド産駒で、母の父はSadler's Wellsという重厚な血統構成。なお、Sadler's WellsやNureyev、ノーザンテーストといったパワーと底力に秀でたNorthern Dancer系種牡馬の血脈は、梅雨時の開催でタフな馬場状態になりやすい七夕賞で強調しやすい。

ほか、ブライアンズタイムを筆頭にRobertoの血を引く馬も存在感を示しており、18年に12頭中11番人気、単勝100.8倍の人気薄で勝利したメドウラークはブライアンズタイム直仔のタニノギムレット産駒だった。

クラージュゲリエは、父キングカメハメハ×母ジュモー(母の父タニノギムレット)。プロフェットの半弟で、近親には福島重賞実績のあるメドウラークフェアリーポルカがいる血統。なお、タニノギムレット産駒の母ジュモーは、メドウラークと3/4同血の間柄。小回りや内回りをパワーで立ち回ることに長けたファミリーなので、梅雨時の福島は条件として申し分ないだろう。また、キングカメハメハ産駒は昨年ブラヴァスが7番人気2着と善戦しており、同馬とは母系にサンデーサイレンスとNureyevの血を引く点でも共通する。

クレッシェンドラヴは、父ステイゴールド×母ハイアーラヴ(母の父Sadler's Wells)。DubawiやIn The Wingsが出たSunbitternに遡る牝系で、母ハイアーラヴの血統構成はIn The Wingsを彷彿とさせる。本馬は昨年の七夕賞勝ち馬なので適性については疑いようがなく、19年七夕賞2着、20年福島記念1着など、福島競馬場で「2-3-0-0」という実績を残していることには一目置きたい。また、昨年の七夕賞は6か月ぶり、トップハンデの57kgで快勝していたので、今回の3か月ぶり、58kgの斤量も杞憂だろう。

ヴァンケドミンゴは、父ルーラーシップ×母アンフィルージュ(母の父アグネスタキオン)。サンリヴァルの全弟、ヴェルデグリーンの従弟にあたる血統で、2代母ウメノファイバーは99年優駿牝馬など重賞3勝。本馬は全4勝を福島競馬場で挙げる福島巧者で、昨年の七夕賞でも6番人気3着と健闘するほか、20年福島記念ではクビ差2着の惜敗。どちらかと言えば晩成型の血筋でもあるので、得意の舞台で重賞初制覇となる可能性は大いにありそうだ。なお、本馬は父ルーラーシップを介してNureyevとノーザンテーストの血を引く。


【血統予想からの注目馬】
クラージュゲリエ ⑨クレッシェンドラヴ ⑯ヴァンケドミンゴ

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【血統アナリシス】鳴尾記念2021 ディープインパクト産駒は回収率も申し分なし、Robertoの血を引く馬も好相性 2021年6月4日(金) 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は鳴尾記念2021・血統予想をお届けします!


今年は京都競馬場整備工事に伴う開催日割の変更があり、鳴尾記念は阪神芝2000mから中京芝2000mに舞台を移して施行される。当該コースでは金鯱賞中日新聞杯愛知杯が古馬混合重賞として常設されているので、それらのレースの血統傾向を参考にしてみたい。

種牡馬傾向はディープインパクト系とキングカメハメハ系が好走率で他の系統を一歩リードしており、とくにディープインパクト産駒は14年中日新聞杯マーティンボロ(10番人気)、19年中日新聞杯サトノガーネット(8番人気)、21年金鯱賞ギベオン(10番人気)など人気薄が1着となるケースも散見される。

ほか、急坂が設けられた中京競馬場らしく、Robertoやノーザンテーストといったパワーに秀でた血統を持つ馬も好走しやすい。なお、今年に入って古馬混合重賞として施行された愛知杯および金鯱賞はRobertoの血を引く馬のワンツー決着となっていた。

サトノソルタスは、父ディープインパクト×母アイランドファッション(母の父Petionville)。今回出走するメンバーのなかでは唯一となるディープインパクト産駒で、中京芝2000mは20年金鯱賞で2着となった実績を持つ。また、母系にSeeking the Goldの血を引くディープインパクト産駒と言えば、21年金鯱賞をシンガリ10番人気で制したギベオンを挙げられる。本馬は切れ味勝負では分が悪い大型のディープインパクト産駒なので、初コンビを組むことになる川田騎手とも手が合いそうだ。

クラージュゲリエは、父キングカメハメハ×母ジュモー(母の父タニノギムレット)。中京芝2000mでキングカメハメハ産駒は重賞を5勝しているが、そのうち牡馬は16&17年と金鯱賞を2連覇したヤマカツエース、20年中日新聞杯を勝ったボッケリーニ、いずれも母系にRobertoの血を引く点で共通していた。本馬も母の父がRoberto直系のタニノギムレットであることを強調しやすく、21年日経新春杯で2着に好走していた実績から中京競馬場自体にも良いイメージを描ける。

ブラヴァスは、父キングカメハメハ×母ヴィルシーナ(母の父ディープインパクト)。近親に14年中日新聞杯を10番人気の人気薄で制したマーティンボロがいる血統。母ヴィルシーナは13&14年とヴィクトリアマイルを2連覇するほか、牝馬クラシックでは3戦すべてで2着に好走してきた。本馬のコースを問わず相手なりに走れる競馬センスの良さも母系譲りと言えるだろう。ただし、直近2走の内容からも道悪は不得手となるため、好走には馬場状態の良し悪しも影響しやすい。


【血統予想からの注目馬】
サトノソルタス ⑪クラージュゲリエ ⑥ブラヴァス

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タニノギムレット種牡馬引退…GI7勝ウオッカの父 2020年7月18日() 04:50

 2002年の日本ダービー馬で、GI7勝を挙げたウオッカの父としても知られるタニノギムレット(牡21、父ブライアンズタイム)が、今年の種付けを最後に種牡馬を引退したことが17日、分かった。16日に繋養されていた北海道新ひだか町のレックススタッドから同日高町のヴェルサイユリゾートファームに移動しており、今後は功労馬として余生を送ることになる。また、12年の有馬記念2着馬で重賞2勝を挙げたオーシャンブルー(牡12、父ステイゴールド)も種牡馬を引退することが決まった。

タニノギムレットの競走成績はこちら

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【ズバリ!調教診断】七夕賞 新潟大賞典僅差のアノ馬が好ムード!鳴尾記念健闘のタニノギムレット産駒も上々の気配!2019年7月6日() 13:30

日曜日に行われる七夕賞の出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。


エンジニア
南Wの閉鎖に伴い、この中間は坂路主体の調整。最終追いでは前半から攻め、4F51秒3、ラスト2F24秒2-12秒2のタイムをマークした。やや力を要するコンディションだったことを加味すると、ジョッキー騎乗とはいえ、合格点を与えらえる。やや頭の高い走りではあるが、渋い馬場で伸びを欠く馬が多いなか、最後まで脚勢を落とさなかったところは好感度が高い。好調とみていいだろう。

アウトライアーズ
この中間はトラックと坂路を交えて調整。1週前に南Pで及第点のタイムをマーク&追走先着。今週の坂路追いでは好反応を示し、楽々と先着を果たした。上がりの時計を要しているが、抜け出したあとは流していたので、気にする必要はない。安定感のあるフォームで、リズム良く登坂するさまは見映えがする。少なくとも前回より雰囲気はいい。

ロシュフォール
帰厩後は南W、坂路、南芝とそれぞれのコースで好タイムを連発。坂路で実施した今週の併せ馬でも、スムーズな脚さばきを見せ、優勢でフィニッシュした。首の動きが少し硬いように映るが、不安視するほどではない。乗り込み量の不足もなく、ここ目標に態勢は整った印象。いいムードでレースを迎えることができそうだ。

ソールインパクト
宝塚記念は登録のみで、早々に照準を七夕賞に合わせたこともあってか、併せ馬主体に乗り込み量は十分。南Pで行われた最終追いでは、5Fから僚馬と競いつつ、最後までしっかりと脚を伸ばしていた。派手な時計こそ出ていないが、実戦タイプなので、併せ馬の本数を積んでいれば問題はない。順調とみていいだろう。

ストロングタイタン
栗東坂路で2週前に4F50秒9、ラスト1F11秒7の好タイムをマーク。1週前追いでは4F51秒5、ラスト1F11秒9を記録した。今週は流す程度で、4F54秒2、ラスト2F25秒6-12秒3。タイムを見る限り、中間の調整は順調に映る。一方で、最終追いの動きについては微妙な線。首と四肢の連動性に乏しく、この馬らしいダイナミックな走りは見られなかった。その点を踏まえると、中身が伴っているかどうかについては疑問符がつく。今回は一枚割引が必要かもしれない。

マルターズアポジー
2週前に南W、1週前は北Cで好タイムをマーク&僚馬を圧倒。北Cで行われた最終追いでも、集中力あふれる走りを見せた。悪癖の内にササるところもなく、この馬にしては比較的落ち着いている印象。攻め巧者だけに過剰評価はできないものの、デキ自体は決して悪くない。あとは、実戦でリラックスして走れるかどうか。それが最大のポイントとなる。

カフェブリッツ
輸送を考慮して、最終追いは栗東坂路で終い重点の内容にとどめたものの、ラスト2F25秒2-12秒2という上々の加速を示した。2週前に坂路で4F51秒9、ラスト1F11秒9。1週前にはCWで長めからしっかり追われ、及第点のタイムをマーク&追走先着を果たしているように、中間の調整は至って順調。久々ながら、状態は前回より上の段階にある。

タニノフランケル
前走後も緩めることなく、栗東CWと坂路、プールを織り交ぜて丹念な調整。終い重点オンリーで、全体時計は目立たないが、1週前にCWで実施した3頭併せでは、マズマズの上がりタイムを記録。30日に不良馬場の坂路でラスト1F12秒3、今週の坂路追いでもキッチリと加速ラップをマークしている。動きについても、前回の小ぢんまりとしたフォームと比べて、ノビノビと体を使えている印象。軽くは扱えない1頭だ。

ロードヴァンドール
2週前、1週前と2週続けて栗東CWで好時計を記録。30日には不良馬場の坂路でラスト1F12秒2の好ラップをマークした。一方で、今週の坂路追いの気配は今ひとつ。体の軸がブレ気味で、一完歩ごとの進みがバラバラ。終いは持ち直して、ラスト1F12秒4を刻んだものの、好調時のような前膝を駆使した豪快なフォームは見受けられなかった。こうした内容で結果を残したケースもあり、一概に大きな減点材料とはいえないが、勝ち切るイメージまでは湧いてこない。連下の押さえまで、という扱いが妥当ではないか。

ベルキャニオン
南Wと坂路を交えて丹念に乗り込み、毎週のように及第点のタイムを記録。今週の坂路追いでも、この馬らしい回転鋭いフットワークを披露した。ただ、追われて右にササるような気配を示すところは相変わらず。1度叩いて上向いているのは間違いないが、右回りかつ相手強化の重賞ではどうか。今回はマイナス評価としたい。

ゴールドサーベラス
坂路、北B、北Cと、さまざまなコースで調整されているが、気性面を考慮しているのか、緩めの内容ばかりで、調整ピッチがなかなか上がってこない。北Cで実施した今週の併せ馬では、マズマズの動きを見せたものの、力強さという点では今ひとつ。中8週の割に乗り込み量も少なく、相手強化の重賞では厳しいと言わざるを得ない。

ミッキースワロー
北Cで実施した1週前追いでは、折り合いを決め、ほとんど持ったままスムーズに加速。悠々と僚馬を制した。南Pで行われた最終追いは、反応を確かめる程度の内容ながらも、滑らかな走りを披露。頭の位置が高いところは相変わらずだが、首と四肢の連動性という面では、前回より良くなっているように映る。馬なりオンリーの調整ゆえ、大きな上積みまではどうかも、パフォーマンスは悪くない。動ける仕上がりとみる。

ウインテンダネス
2週前と1週前に栗東CWで長めから追われ、上々のタイムを計測。同じくCWで行われた今週の追い切りは、軽めの内容ながら、4Fから活気のある動きを見せた。当該週の半マイル調整は、昨年の目黒記念以来。坂路(目黒記念時・4F55秒3)とCW(今回・4F51秒台半ば)の違いこそあれ、最終追いを調整色の濃い内容でとどめたことは、順調であることの証左と判断したい。力を出せる状態とみる。

ブラックスピネル
21日と26日に栗東坂路で及第点のタイムをマーク。今週の坂路追いでは終いをしっかり攻めて、1勝クラス相手とはいえキッチリと先着を果たした。4F52秒0、ラスト1F12秒7の時計自体は、鳴尾記念の最終追い切りとさして変わりないが、筒一杯だった前回よりも今回のほうが楽に刻んでいる印象を受ける。気配上々。

クレッシェンドラヴ
1週前の坂路追いでは、4F51秒6、ラスト1F12秒1の好時計を記録&僚馬を一蹴。今週の坂路追いでは終いをしっかり攻めて、4F51秒5のタイムをマークした。左手前のままでモタれ気味になったぶん、ラストの時計を要しているものの、全体的に見れば活発に動いている印象。とりわけ、序盤の小気味いいピッチ走法は目を引くものがあった。テンションを維持できれば、侮れない存在になりそうだ。

クリノヤマトノオー
少し間隔はあいたが、2週前に栗東坂路でみっちり攻めてマズマズのラップを計時。1週前のCW追いでは馬場の外めを回り、ラスト1F11秒台半ばの好ラップをマークした。今週のCW追いは軽く流す内容ながら、及第点の上がりタイムを記録。軽快な脚取りをみるに、休み明けの影響は少ないと考えてもよさそう。いい仕上がり具合ではないか。



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タニノギムレットの関連コラム

閲覧 4,223ビュー コメント 0 ナイス 9

▼2016年05月08日(日) 東京11R NHKマイルカップ
【中山か阪神の重賞において4着以内となった経験の有無別成績(2010年以降)】
●あり [6-5-4-46](複勝率24.6%)
●なし [0-1-2-44](複勝率6.4%)
→東京芝1600mのレースですが、東京や京都を主戦場としてきた馬は人気を裏切りがち。中山や阪神の重賞で好走経験がある馬を重視しましょう。

▼2016年05月07日(土) 京都11R 京都新聞杯
【種牡馬別成績(2012年以降)】
ディープインパクト [3-2-3-6](複勝率57.1%)
タニノギムレット [1-0-0-0](複勝率100.0%)
ネオユニヴァース [0-1-1-1](複勝率66.7%)
アグネスタキオン [0-1-0-1](複勝率50.0%)
●その他の種牡馬 [0-0-0-43](複勝率0.0%)
→好走馬の血統が偏っている一戦。ちなみに、2011年の京都新聞杯も1着馬はタニノギムレット産駒、2着馬はネオユニヴァース産駒でした。

▼2016年05月07日(土) 東京11R プリンシパルステークス
【JRAの重賞かオープン特別において4着以内となった経験の有無別成績(2012年以降)】
●あり [3-2-3-8](複勝率50.0%)
●なし [1-2-1-40](複勝率9.1%)
→基本的に実績馬が強いレース。ただし、JRAの重賞かオープン特別において4着以内となった経験がなかった馬のうち、前走の条件が500万下から上のクラス、かつ前走のコースが芝2000mのコース、かつ前走の着順が4着以内だった馬は2012年以降[1-2-1-6](複勝率40.0%)と安定しています。

▼2016年05月08日(日) 東京10R ブリリアントステークス
【JRA、かつ左回り、かつ1700m以上のレースにおける優勝経験の有無別成績(2011年以降)】
●あり [5-3-5-30](複勝率30.2%)
●なし [0-2-0-31](複勝率6.1%)
→左回りのレースに対する適性がポイント。なお、馬齢が4歳だった馬は2011年以降[0-0-0-8](複勝率0.0%)と人気を裏切りがちなので気をつけましょう。

▼2016年05月08日(日) 新潟11R 新潟大賞典
【同年、かつJRAの重賞において4着以内となった経験の有無別成績(2012年以降)】
●あり [4-2-3-9](複勝率50.0%)
●なし [0-2-1-42](複勝率6.7%)
→年明けの重賞で好走経験がある馬を素直に信頼したい一戦。特別登録を行った馬のうち、2016年、かつJRAの重賞において4着以内となった経験があるのは、ショウナンバッハダコールヒストリカルフルーキーの4頭だけです。

▼2016年05月08日(日) 京都11R 鞍馬ステークス
【前年か同年、かつJRA、かつ芝1200mの重賞かオープン特別における連対経験の有無別成績(2012年以降)】
●あり [3-3-3-11](複勝率45.0%)
●なし [1-1-1-37](複勝率7.5%)
→実績馬を無理に嫌う必要はなさそう。一方、前年か同年、かつJRA、かつ芝1200mの重賞かオープン特別において連対経験がなかった馬のうち、同年、かつJRAのレースにおいて優勝経験がなかった馬は2012年以降[0-0-0-26](複勝率0.0%)とさらに苦戦していました。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『コース別 本当に儲かる騎手大全』(ガイドワークス)、『一口馬主の愉しみ(競馬道OnLine新書)』(スタンダードマガジン)、『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。2016年4月13日に最新刊『コース別 本当に儲かる血統大全』(ガイドワークス)が発売された。


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タニノギムレットの口コミ


口コミ一覧

シンボリクリスエス

 正義の魂 2020年12月9日(水) 20:09

閲覧 194ビュー コメント 0 ナイス 11

先日のスイープトウショウに引き続き、
シンボリクリスエスも、天に召されてしまった。

私は、タニノギムレットの勝った、
日本ダービーで、確かにシンボリクリスエスから
「俺の複勝を買え」なる、心のメッセージを聞いた。

当時、JRAマイホースのシステムがあり、
そこでタニノギムレットを指名していたので、
そのタニノを応援していた。

その日本ダービーでは、シンボリの方は、
鞍上超弱化だったので、果たしてその「心の声」が
本当なのかと、半信半疑であった。

しかし、その通りに、シンボリの複勝を買ったら、
見事に2着に入り、確かに複勝が的中した。

勝ったタニノと、シンボリとの鞍上が、
もしも逆だったら、シンボリが勝っていただけに、
その鞍上超弱化は、シンボリには
可哀そうだったと断言できる。

とにかく、JRAマイホースのタニノギムレットが、
日本ダービーを勝ち、そして複勝実馬券も、
シンボリクリスエスが、獲らせてくれたと
いうことで、非常に印象に残っている。

冥福を祈る。

 ネアルコとハイペリオ 2019年5月22日(水) 16:27
日本ダービー2019過去6年の1着~ビリの父、母父の血統
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()内のは自分用にメモったもんなんで、父親だったり系だったりごっちゃになってます、系って書いといて直の父親だったりミスもあると思う

過去6年の日本ダービーの1着からビリまでの父と母父の血統になります。1~3着くらいまでは調べればどこのサイトにも載ってますが(血統フェスティバルってサイトが系統で色分けされてて一番わかりやすい)、それだと来る血統はわかっても来ない血統や、あとちょっとで馬券に絡みそうな血統まではわからないので全部書きました。過去6年という中途半端な数字は、10年分調べようとして途中でめんどくさくなったから

過去6年は全て東京競馬場2400メートル良馬場での結果になります

めちゃくちゃ成績が良いのはシンボリクリスエス(ロベルト系)です。過去6年で4頭出走して、父シンボリクリスエスが2,6着、母父シンボリクリスエスが1,3着と複勝率75%という異常な数字を出している。まあ今年シンボリクリスエスは出ないんですけども、来年以降の参考にしてください。また、シンボリクリスエスのおかげもありますが、ロベルト系が過去6年で去年以外全て馬券に絡んでいます

次がディープインパクトやキングカメハメハ、ハーツクライですね。2016年のシンボリクリスエスがいない時はディープインパクトの1,2,3フィニッシュで4,5着はキングカメハメハ

2018
1ディープインパクト、キングカメハメハ
2オルフェーヴル、フォーティナイナー
3キングカメハメハ、ネオユニヴァース
4ステイゴールド、CactusRidge(ストームキャット系)
5ハービンジャー、キングカメハメハ
6ディープインパクト、Intikhab(ロベルト)
7ハーツクライ、ストームキャット
8ロードカナロア、ファルブラヴ(フェアリーキング)
9ハーツクライ、BernStein(ストームキャット)
10ステイゴールド、キングカメハメハ
11ハーツクライ、ブライアンズタイム
12ディープインパクト、キングカメハメハ
13ルーラーシップ、アグネスタキオン
14ハーツクライ、ロックオブジブラルタル
15オウケンブルースリ(ジャングルポケット)、エリシオ(フェアリーキング)
16スクリーンヒーロー、ロックオブジブラルタル(デインヒル→ダンチヒ系)
17Kitten′s joy、サンデーサイレンス
18カネヒキリ、CraftyProspector(ミスタープロスペクター)

2017
1キングカメハメハ、シンボリクリスエス
2ハーツクライ、Unbridled′sSong(三代目ミスタープロスペクター)
3ディープインパクト、シンボリクリスエス
4ハーツクライ、フォーティナイナー
5ディープインパクト、Essence of Dubai(エーピーインディ→ボールドルーラー系)
6ルーラーシップ、サンデーサイレンス
7ハービンジャー、サンデーサイレンス
8スクリーンヒーロー、エイシンサンディ(サンデーサイレンス)
9NewApproach(ガリレオ)、Efisio(ハイペリオン系)
10ディープインパクト、Redoute′sChoice(デインヒル→ダンチヒ系)
11ディープインパクト、フレンチデピュティ
12リーチザクラウン(スペシャルウィーク)、ダンスインザダーク
13ディープスカイ(アグネスタキオン)、ブライアンズタイム
14キングカメハメハ、サンデーサイレンス
15ステイゴールド、アドマイヤコジーン
16ステイゴールド、ジェイドロバリー(ミスタープロスペクター)
17マンハッタンカフェ、コロナズドクエスト(フォーティナイナー)
18ジョーカプチーノ(マンハッタンカフェ)、キングヘイロー

2016
1ディープインパクト、フレンチデピュティ
2ディープインパクト、Orpen(ダンチヒ系)
3ディープインパクト、ブライアンズタイム(ロベルト)
4キングカメハメハ、サンデーサイレンス
5キングカメハメハ、スペシャルウィーク
6ダノンシャンティ(フジキセキ)、Alzao(リファール系)
7ディープインパクト、Mrgreeley(ゴーンウェスト→ミスタープロスペクター)
8ステイゴールド、フレンチデピュティ
9ゼンノロブロイ、Darshaan(ナスルーラ系)
10ディープインパクト、ストームキャット
11マツリダゴッホ、チーフベアハート(チーフズクラウン→ダンチヒ)
12ヴィクトワールピサ(ネオユニヴァース)、SevresRose(カーリアン、ニジンスキー)
13ディープインパクト、ガリレオ
14ハービンジャー、フレンチデピュティ
15マンハッタンカフェ、Acatenango(ハンプトン系)
16マツリダゴッホ、ナリタブライアン
17ハービンジャー、タニノギムレット(ブライアンズタイム)
18トーセンファントム(ネオユニヴァース)、トウカイテイオー

2015
1ハーツクライ、タイキシャトル
2フジキセキ、Cozzene(カロ、フォルティノ系)
3ブラックタイド、グラスワンダー(ロベルト系)
4キングカメハメハ、スペシャルウィーク
5キングカメハメハ、サンデーサイレンス
6シンボリクリスエス、マンハッタンカフェ
7アドマイヤドン(ティンバーカントリー→ウッドマン→ミスタープロスペクター)、サンデーサイレンス
8ディープインパクト、フレンチデピュティ
9キングカメハメハ、サンデーサイレンス
10ディープインパクト、Pivotal(PolarFalcon→ヌレイエフ)
11ネオユニヴァース、DixielandBand(ノーザンダンサー)
12ステイゴールド、DixielandBand(ノーザンダンサー)
13タニノギムレット、トニービン
14ディープインパクト、ダンシングブレーヴ
15ゼンノロブロイ、マルゼンスキー
16ディープインパクト、エンドスウィープ(フォーティナイナー)
取消スペシャルウィーク、サクラユタカオー
中止メイショウボーラー、コマンダーインチーフ(ダンシングブレーヴ→リファール)

2013
1ディープインパクト、ストームキャット
2シンボリクリスエス、スペシャルウィーク
3BigBrown(Boundary→ダンチヒ)、PurePrize(ストームキャット系)
4アグネスタキオン、トニービン
5ローエングリン、サンデーサイレンス
6ブラックタイド、ダンチヒ
7キングカメハメハ、ダンスインザダーク
8フジキセキ、ノーザンテースト
9キングカメハメハ、サンデーサイレンス
10ダイワメジャー、ブライアンズタイム
11フジキセキ、ブライアンズタイム
12SmartStrike(ミスタープロスペクター)、SilverHawk(ロベルト)
13ディープインパクト、ストームキャット
14アグネスタキオン、LoupSolitaire(LearFan→ロベルト)
15スズカフェニックス(サンデーサイレンス)、フレンチデピュティ
16グラスワンダー(ロベルト)、エンドスウィープ(フォーティナイナー)
17メイショウサムソン、エルコンドルパサー
18ネオユニヴァース、El corredor(Mrgreeley→ゴーンウェスト→ミスタープロスペクター)

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 グリーンセンスセラ 2019年4月4日(木) 21:29
64年ぶりダービー牝馬ウオッカ早すぎる死…平成の終わりに天国へ 
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64年ぶりダービー牝馬ウオッカ早すぎる死…平成の終わりに天国へ─スポニチアネックス 2019年04月04日 15時35分 https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2019/04/04/kiji/20190404s00004048058000c.html




牝馬として64年ぶりに日本ダービーを制覇するなどJRA史上最多タイのG17勝を挙げたウオッカ(父タニノギムレット、母タニノシスター)が、配合のため滞在していた英国ニューマーケットで1日午後(現地時間)、両後肢の蹄葉炎(ていようえん)のため死んだ。15歳。日本中央競馬会(JRA)が3日、発表した。10年3月に現役を引退した同馬は、その後はアイルランドで繁殖馬生活を送っていた。平成最強の名牝は平成が幕を閉じるのと時を同じくして、天へと駆け上がった。
 G1・7勝の最強牝馬が天国へ旅立った。ウオッカは今年度の配合のため、けい養先のアイルランド(ギルタウンスタッド)を離れ、2月23日から英国ニューマーケット近郊の牧場に滞在していた。アクシデントが起きたのは3月10日早朝。馬房内で右後肢に異変があることにスタッフが気付き、馬のクリニックへと搬送された。

 検査の結果、「右後肢第3指骨粉砕骨折」と判明。骨折部位をボルトで固定する手術を受け、回復に向けた処置が続けられたが、今度は両後肢に蹄葉炎を発症。回復の見込みがなくなり1日午後、安楽死の処置が取られた。競走馬の平均寿命が20~30歳といわれる中で、早すぎる死となった。

 挑戦を続け、ファンに夢と勇気を与えた。07年桜花賞で2着に敗れた後、角居師は谷水雄三オーナーに相談した。「(オークスでなく)ダービーに行っていいですか?」。同世代の牝馬として、ただ1頭、ダービーへの予備登録を指示した同オーナーも気持ちは同じだった。「行こう!」。結果は37年ヒサトモ、43年クリフジ以来、64年ぶりとなる牝馬ダービーV。当時の鞍上だった四位は「ただただショック。僕にとっては子供の頃からの夢であったダービーを獲らせてくれた、かけがえのない馬です。あんな馬にはもう巡り合えないかもしれません」と沈痛なコメントを寄せた。

 その後もチャレンジを続けた。3歳牝馬として11年ぶりの宝塚記念出走(1番人気8着)。ドバイにも遠征(08年ドバイデューティフリー4着)した。08年安田記念を勝って息を吹き返した。そしてウオッカを語る上で欠かせないのが、同年天皇賞・秋での4歳牝馬ダイワスカーレットとの死闘。約13分の写真判定の末に“2センチ勝負”を制した武豊も「僕にとって大変思い出深い馬で、名馬と呼ぶにふさわしい馬。本当に残念なニュース」と冥福を祈った。

 鹿毛、稲妻にも似た流星、ターフに映えた黄色の勝負服。平成の時代に現れた史上最強牝馬はファン、関係者に強烈なインパクトを残した。

 ▼蹄葉炎 馬の蹄の内部は血管が発達しているが、体重が重いことや心臓から遠い体の末端に位置することなどから血液が十分に行き届かない。これを補っているのが蹄機(ていき=歩行の際に蹄の負重免重が繰り返され、一種のポンプとして血行を促進する)であるが、肢に故障を発症し、動けずに他の肢で長時間負重し続けると、蹄の内部の血液循環が阻害され、蹄の内部に炎症が起こり激しい疼痛(とうつう)を発する。これが蹄葉炎である。昭和の名馬テンポイント、名種牡馬として知られるサンデーサイレンスも蹄葉炎を患った。

 ◆ウオッカ 父タニノギムレット 母タニノシスター(母の父ルション) 栗東・角居厩舎 馬主・谷水雄三氏 生産者・北海道静内町カントリー牧場 戦績26戦10勝(うち海外4戦0勝) 総獲得賞金13億3356万5800円(付加賞含む)。11年顕彰馬に。

 ▼谷水雄三オーナー このような形になり大変残念です。ウオッカには、ただただ感謝の気持ちしかありません。多くのファンに応援していただいた馬でファンレターもたくさんいただきました。今でも当時を思い出し、胸が熱くなります。

 ▼角居勝彦師 厩舎をメジャーにしてくれた功労者で、私にとっても大切な馬でした。ファンも大変多い馬で本当に残念です。




📷ウオッカは64年ぶり3頭目となる牝馬によるダービー制覇を達成

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