【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2021年06月20日号】特選重賞データ分析編(259)~2021年宝塚記念
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
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<次週の特選重賞>
G1 宝塚記念 2021年06月27日(日) 阪神芝2200m内
<ピックアップデータ>
【“同年、かつJRA、かつG1・G2のレース”において4着以内となった経験の有無別成績(2012年以降)】
○あり [9-6-7-50](3着内率30.6%)
×なし [0-3-2-52](3着内率8.8%)
年明け以降の戦績を素直に評価したい一戦。キセキ・クロノジェネシスのように国外のビッグレースで善戦してきた馬ならともかく、大敗続きの馬、G3やオープン特別のレースを主戦場としてきた馬は強調できません。
主な「○」該当馬→カレンブーケドール・シロニイ・ミスマンマミーア・レイパパレ
主な「×」該当馬→キセキ・ユニコーンライオン
<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>
【追い風データ】
○「“前年の有馬記念”において9着以内となった経験がある」馬は2012年以降[4-6-2-12](3着内率50.0%)
主な該当馬→カレンブーケドール
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【TAROの競馬研究室】年明けから重賞が波乱続きの理由を考える/AJCC展望
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先週は東西で3重賞が行われた。京成杯こそルメール騎手のグラティアスが制し人気どころでの決着だったが、愛知杯は人気のセンテュリオが不発で、3連単は7万馬券。日経新春杯は7番人気の伏兵ショウリュウイクゾが制し、2着には13番人気のミスマンマミーアが突っ込んできて3連単は96万馬券と大波乱になった。
年明けから重賞は波乱続きの印象があるが、改めて調べてみると、やはりよく荒れていた。波乱の基準を3連複の万馬券とすると、7レース中6レースで万馬券が発生。3連単は10万超の配当がやはり7レース中6レースと、高配当が続いている。
◆2021年の重賞配当(3連複:3連単)
中山金杯 18,300円 : 64,390円
京都金杯 135,900円 : 1,228,010円
シンザン記念 13,750円 : 118,210円
フェアリーS 24,370円 : 120,220円
愛知杯 19,070円 : 79,590円
日経新春杯 112,200円 : 961,790円
京成杯 3,210円 : 11,750円
波乱が続く理由をザックリまとめると、大きく以下の2点ではないか。
1、例年と異なる中京での開催
ひとつめは中京競馬場での開催。例年ならば京都で開催されている各重賞が中京での代替開催となっており、それが傾向の変化をもたらしている。当然のことながら、右回りで直線平坦の京都競馬場と、左回りで直線急坂の中京競馬場ではまるで傾向が異なるため、過去のデータ等があまりアテにならず、波乱を招いている。ミスマンマミーアやウラヌスチャームなどは、いかにも中京のスタミナ戦が向いた印象だった。
2、中山芝のタフ化
ふたつめは、中山の芝の傾向だ。昨年末の有馬記念でも外枠のサラキアが台頭したように、中山の芝が荒れて来ていることも波乱の一因とみている。本来であれば立ち回り戦が多く内枠の馬や先行馬が人気を集めがちな舞台だが、年明けから差し馬、外枠の馬の台頭が目立つ。中山金杯では8枠16番で人気を落としていたウインイクシードが11番人気で3着に健闘。フェアリーSでも8番人気の低評価を覆し2着に突っ込んできたホウオウイクセルは、本来は不利とされる8枠15番だった。
そんな状況に追い打ちをかけるように今週末は各地ともに久々に雨予報が出ており、さらに予想は難しくなりそう。年明けからの傾向を踏まえれば、あまり人気や新聞の印を気にし過ぎず、思い切って狙っていくことも重要にになりそうだ。
~久々に多頭数で難解なAJCCの伏兵候補
年明けからの波乱傾向を振り返ったところで、今週末の話へ。今年のAJCCは17頭立て。過去3年は12頭以下と比較的落ち着いた頭数だったことを考えると、久々に多頭数の競馬となる。前述通り今年の傾向にしたがって、波乱に期待しつつここでは伏兵候補を2頭取り上げたい。
・ラストドラフト
アルゼンチン共和国杯は苦しい内枠から2着に健闘。昨年の当レース3着、一昨年の京成杯1着と中山芝では安定して走れており、舞台が替わるのはプラスになりそうだ。タフな馬場を得意とする三浦騎手の騎乗で、上がりが掛かる流れになれば引き続き面白い。
・タガノディアマンテ
久々のステイヤーズSでは強気に動いて2着確保と地力を見せた。相手に恵まれた面もありフロック視されそうだが、かつてスプリングS4着、皐月賞でも6着と中山芝重賞では安定した走りを見せており、万葉S圧勝歴からもスタミナを問われる馬場状態もプラス材料。思い切った騎乗が身上の津村騎手にも期待して、再度一発に期待してみたい。
※AJCCの本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。
○TARO プロフィール
大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。
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先週の回顧~(1/16~1/17) シムーンプロが◎ロイヤルパールス(単勝299.5倍) ◎アキリザーブ(単勝150.5倍)的中など大暴れ!
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【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2021年01月11日号】特選重賞データ分析編(236)~2021年日経新春杯~
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。
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<次週の特選重賞>
G2 日経新春杯 2021年01月17日(日) 中京芝2200m
<ピックアップデータ>
【前走の着順ならびに前走の1位入線馬とのタイム差別成績(2016年以降)】
○着順が1着、もしくは1位入線馬とのタイム差が0.5秒以内 [4-5-5-15](3着内率48.3%)
×着順が2着以下、かつ1位入線馬とのタイム差が0.6秒以上 [1-0-0-38](3着内率2.6%)
ハンデキャップ競走ということもあり、基本的には前走好走馬が優勢。前走が格の高いレースだった馬を含め、大敗直後の馬は苦戦していました。直近のパフォーマンスがいまひとつだった実績馬を信頼し過ぎないよう心掛けるべきでしょう。
主な「○」該当馬→アドマイヤビルゴ・ヴェロックス・サンレイポケット
主な「×」該当馬→サトノソルタス・ダイワキャグニー・ミスマンマミーア
<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>
【追い風データ】
○「前走との間隔が中8週以内」だった馬は2016年以降[3-5-5-31](3着内率29.5%)
主な該当馬→アドマイヤビルゴ・ヴェロックス・サトノソルタス
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くりーくの中間調教チェック 2019エリザベス女王杯
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はAA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。
11月10日(日)京都11R 第44回エリザベス女王杯(3歳以上G1・牝馬・芝2200m)
<優先出走馬>
スカーレットカラー(A)中3週
デビュー前から調教では速い時計の出ていた馬。半年前までは出走取消が多かったが、ここ数戦は追い切りもしっかり消化し、レースでも安定して力を出せるようになっていて馬体がしっかりできてきたように思う。調教ではデビューから数戦レースにも騎乗していた太宰騎手(レースでは岩田騎手が騎乗予定)がしっかり調教をつけていて、このジョッキーの影の支えが大きい印象。1週前追い切りでは、その太宰騎手が騎乗して前走時よりも力強い走りで、この時点でしっかり仕上がっており良い状態で出走できそう。
<賞金上位順>
クロノジェネシス(A)中3週
前走休み明けで+20キロだったがパドックで見た感じではトモが細く見えるくらいで、太い感じにはまったく見えなかった。この中間もしっかり時計を出していて、1週前追い切りの動きを見ると走りに勢いがみられるようになり、1度使われて気合いが乗ってきているという印象。馬体を絞る必要はないと思うので、テンションを上げ過ぎない最終追い切りができればここでも勝ち負けになりそう。
ラヴズオンリーユー(C)6ヶ月
オークス以来の休み明けとなるが2週前、1週前と併せ馬で追われている。動きを見るとこれまでより強めに追われていて、いかにも休み明けと言った印象を受け、ぶっつけ本番はややマイナスとなりそう。
ラッキーライラック(C)中3週
休み明けの前走時はパドックでは胸前に余裕があるくらいだったが、追い切りは硬さがいつも以上にある感じだった。この中間も1週前にCWで強めに追われているが、硬さがまだ残っていて、動きも重い感じに見えた。
クロコスミア(B)中3週
2年連続このレース2着の好走実績あり。今年も札幌記念、府中牝馬Sをステップに使われてきて、1週前追い切りでは昨年よりも気合いの入った力強い動きを見せた。
フロンテアクイーン(C)中3週
若い頃はパドックでのイレ込みが激しいところがあった馬だが、近走は落ち着きがあり気性的に成長はしているように思う。今回は関西への輸送があるので気を使うところはあると思うが、昨年も落ち着いて周回できていたので直前でビッシリ追ってテンションを上げてしまうようなことがなければ。ただ、ちょっと距離は長いような気はする。
ポンデザール(A)中9週
4連勝中と勢いのある馬。イレ込むこともなくレースでの折り合いも問題ない。この中間もしっかり乗り込まれ、1週前追い切りの動きを見ても気負うことなくリラックスして走れていて状態も良さそう。
ウラヌスチャーム(D)中3週
前走時から栗東で調整中。ただ1週前追い切りの動きを見ると、力強さがなく伸び脚もイマイチ。
ゴージャスランチ(C)3ヶ月
前2走は坂路での調整だったが、この中間は南Wでの追い切りが中心。調教内容を変えてきたことは気になる。
サトノガーネット(B)中3週
クイーンS時は馬の動きが硬い感じがあったが前走、今回と動きが柔らかくなった感じで上積みがありそう。
センテリュオ(A)中9週
前走の新潟記念では◎にした馬だが、初の左回りとコーナー2つのコースで息が入らなかったのか直線は伸びる感じがなかった。この中間も坂路で好時計を多くマークしていて調子は良さそうで、右回りコーナー4つのコースに変わっての変り身がありそう。
サラキア(E)中2週
前走から中2週で1週前に速い時計を出していない。前走時よりも馬体を減らしたくないところはあると思う。
レッドランディーニ(E)中3週
マーメイドSで2着の実績はあるが、定量戦で一線級相手だと厳しいところはありそう。調教でも目立つ時計が出ている訳でもないので、一発がありそうな感じもない。
アルメリアブルーム(D)中3週
小柄な馬で、使うたびの馬体増減が大きい馬。デビューからよく見ている馬だが、何とかオープンまで上がってきた感じがあり、突き抜けるような強さはない。
レイホーロマンス(C)中2週
休み明けの前走時は乗り込んでいた割に速い時計が出ていなかった。この中間は坂路での時計が良くなってきていて、それでもまだこの馬としては物足りないが、少し上積みがありそう。
シャドウディーヴァ(B)中3週
この中間も栗東での調整。前走時も追い切りの動きが良く見えたが、今回も1週前追い切りでは併せ馬で一杯に追われて好時計で先着と、引き続き調子は良さそう。
ブライトムーン(B)中1週
この中間は間隔が詰まっているので1週前には速い時計は出していないが、最終追い切りでしっかり時計を出しているようなら力は出せそう。
ミスマンマミーア(C)中4週
休み明けの前走時、パドックではかなり余裕がある馬体に映った。この中間は時計を多く出してきているが、ガラッと変わってきた感じの時計が出ている訳ではない。
◇今回はエリザベス女王杯編でした。
今週4(祝月)に、浦和競馬場では初のJBCが行われました。JBC当日の1日の売得金は2016年の川崎での48億円を10億円近く上回る58億円のJBCレコード(地方競馬場での開催時のみ)。さらに、浦和競馬場単体での売得金としても、レコードを43億円以上も上回る1日あたり売得金記録を更新しました。これは地方競馬の馬券発売網の充実や宣伝効果、さらにこれまで19回積み重ねてきた関係者の努力の結果だと思います。浦和での開催で2年前(川崎)の売り上げを上回ることができたことは、今後その他の競馬場での開催(特にまだJBCを開催したことのない競馬場)検討の際の指針になりますし、大きな意義をもった今回だったように思います。地方競馬は地方競馬で、これからもそれぞれの個性を出して盛り上がって行ってもらいたいものです。
それでは次回、マイルチャンピオンシップ編(予定)でお会いしましょう。
※エリザベス女王杯出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論はレース当日のくりーくプロページでチェックしてください。
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