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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | 8 | 牡5 | 57.5 | 西村淳也 | 栗 中内田充 | 490(+4) | 2.09.8 | 7.2 | 4 | 35.6 | ⑧⑧⑧⑥ | |||
2 | 7 | 14 | 牡4 | 56.0 | 鮫島克駿 | 栗 高野友和 | 540(+4) | 2.10.3 | 3 | 5.5 | 3 | 35.4 | ⑭⑬⑫⑫ | ||
3 | 1 | 1 | 牡5 | 55.0 | 幸英明 | 栗 清水久詞 | 486(+6) | 2.10.4 | 3/4 | 15.0 | 7 | 36.3 | ⑤⑤④④ | ||
4 | 7 | 13 | 牡4 | 55.0 | 川田将雅 | 栗 須貝尚介 | 496(-4) | 2.10.5 | クビ | 4.9 | 1 | 36.0 | ⑧⑧⑧⑨ | ||
5 | 5 | 9 | 牡5 | 58.5 | 松山弘平 | 栗 友道康夫 | 514(+8) | 2.11.0 | 3 1/2 | 25.2 | 10 | 36.1 | ⑫⑬⑫⑫ | ||
6 | 5 | 10 | 牡6 | 57.5 | M.デムー | 美 戸田博文 | 506(+4) | 2.11.1 | アタマ | 17.6 | 8 | 35.5 | ⑯⑯⑯⑯ | ||
7 | 8 | 16 | 牡5 | 55.0 | 菱田裕二 | 栗 宮徹 | 472(+4) | 2.11.1 | アタマ | 219.2 | 15 | 35.9 | ⑮⑮⑮⑮ | ||
8 | 1 | 2 | 牡6 | 57.0 | 横山武史 | 美 林徹 | 500(+8) | 2.11.2 | 1/2 | 35.6 | 11 | 37.1 | ④④④④ | ||
9 | 6 | 12 | 牝6 | 55.0 | 団野大成 | 美 国枝栄 | 422(+4) | 2.11.4 | 1 1/2 | 53.0 | 13 | 36.7 | ⑩⑩⑩⑩ | ||
10 | 2 | 3 | 牡8 | 59.5 | A.ルメー | 栗 池江泰寿 | 500(+8) | 2.11.5 | クビ | 39.2 | 12 | 37.1 | ⑦⑦⑥⑦ | ||
11 | 3 | 6 | 牡4 | 57.5 | 浜中俊 | 栗 石橋守 | 510(+8) | 2.11.9 | 2 1/2 | 5.3 | 2 | 39.5 | ①①①① | ||
12 | 3 | 5 | 牡7 | 54.0 | 田口貫太 | 美 国枝栄 | 478(-4) | 2.12.1 | 1 1/4 | 344.9 | 16 | 37.1 | ⑫⑫⑫⑫ | ||
13 | 8 | 15 | 牡5 | 56.0 | 武豊 | 栗 武幸四郎 | 536(-4) | 2.12.5 | 2 1/2 | 19.3 | 9 | 37.7 | ⑩⑩⑩⑩ | ||
14 | 4 | 7 | 牝5 | 55.0 | 坂井瑠星 | 栗 藤原英昭 | 534(-2) | 2.12.8 | 1 1/2 | 8.2 | 5 | 38.4 | ⑤⑤⑥⑦ | ||
15 | 2 | 4 | 牡5 | 55.0 | 藤懸貴志 | 栗 小林真也 | 450(+6) | 2.13.2 | 2 1/2 | 96.1 | 14 | 39.3 | ②③②② | ||
16 | 6 | 11 | 牡4 | 56.0 | 池添謙一 | 栗 石坂公一 | 540(+16) | 2.14.0 | 5 | 8.4 | 6 | 40.0 | ②②②② |
ラップタイム | 12.2 - 11.0 - 11.3 - 11.8 - 11.4 - 11.2 - 11.4 - 12.1 - 12.2 - 12.7 - 12.5 |
---|---|
前半 | 12.2 - 23.2 - 34.5 - 46.3 - 57.7 |
後半 | 60.9 - 49.5 - 37.4 - 25.2 - 12.5 |
■払戻金
単勝 | 8 | 720円 | 4番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 8 | 280円 | 5番人気 |
14 | 190円 | 2番人気 | |
1 | 350円 | 7番人気 | |
枠連 | 4-7 | 500円 | 1番人気 |
馬連 | 8-14 | 2,170円 | 6番人気 |
ワイド | 8-14 | 850円 | 7番人気 |
---|---|---|---|
1-8 | 1,390円 | 18番人気 | |
1-14 | 1,170円 | 14番人気 | |
馬単 | 8-14 | 4,690円 | 18番人気 |
3連複 | 1-8-14 | 9,140円 | 30番人気 |
3連単 | 8-14-1 | 44,500円 | 134番人気 |
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土曜日の中京芝のレース結果、近年の日経新春杯の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
中京競馬場の芝コースは、Bコース開催の初週。月曜日から金曜日にかけて、雨量計で観測された降水はゼロ。土曜日の開催中も降雨はなく、芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。
土曜日の芝競走4鞍における勝ち馬の最終4角通過順は、8、3、5、3番手。決まり手はさまざま。その枠順は、7、3、6、2枠。こちらも有利不利が比較的少ない結果となっている。
ただ、末脚の要求度が高いのは確か。上がり3Fタイム2位以内の馬が【4.0.3.2】と高確率で馬券(3着以内)に絡んでいるうえ、勝ち馬4頭はいずれも該当する。ゆえにメンバー上位の上がりを出せる馬が優位という捉え方が、もっとも適切のように思える。
日曜日開催中の天気は不安定(19日7時の時点)。雨が降るようなら、これまで以上に上がりを要すため、タフな差しタイプの優位性が増す可能性もある。降雨なし、もしくは雨が微量だとしても、馬場の傷んだ箇所の回復までは見込み薄。結局、土曜日と似たような傾向に落ち着くことも、おおいにあり得るだろう。
なお、中京芝2200mで開催された過去3年(2021~2023年)日経新春杯の優勝馬3頭は、いずれも上がり3Fタイム2位以内でフィニッシュ。同1~2位馬は【3.2.1.1】という、素晴らしいパフォーマンスを示している。
補足すると、上がり3Fタイム2位タイの馬が4着に敗れたレースでは、同1位と同2位タイが3着以内に入っているため、実質的に同1~2位が全3競走で馬券(3着以内)に絡んでいることになる。馬場の良し悪しに関係なく、古馬重賞に限れば当該コースは末脚のしっかりしたタイプが、活躍する傾向が非常に強い。
その点を考慮すると、枠順よりも息の長い末脚を使えるかどうかのほうが重要。となれば、頼りになるのは、近走で出走メンバー上位の上がり3Fタイムをマークしている馬だろう。そのなかでも、近2走内に上がり3Fタイム2位以内で好走(3着以内)歴を持つ馬に注目したい。
また、コース実績も大事な要素のひとつ。過去3年の中京開催における日経新春杯の1~2着馬6頭は、みな中京芝での好走(3着以内)歴を有していた。ローカル場で施行されるハンデ重賞ということもあってか、当地で良績のある馬が存在感を発揮している。近走内容とセットで押さえておきたい傾向だ。
今回の日経新春杯の出走メンバーで、要点(近走内容+当地実績)をクリアしているのは、①マイネルエンペラー、⑧ロードデルレイ、⑭ショウナンラプンタ。従って当欄では、この3頭を注目株として推奨する。
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日曜日に行われる日経新春杯の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①マイネルエンペラー【B】
栗東CW併走(15日)。手前替え直後に、少し難しい面を出したが、大きく割り引くほどではないレベル。仕掛けられると首を前に突き出し、加速したときの脚元の回転もなめらか。キビキビとスナップのきいたフットワークで駆け抜けた。厳しく見れば、あと少し反応に鋭さがほしいが、デキが悪いという印象はない。いい意味での平行線だろう。
②バトルボーン【C】
美浦W併走(15日)。1週前と比べれば、直線での走りに活気が出てきたように思える。とはいえ、いい頃と比較して動きの柔軟性が不足している印象。また、ジョッキーがまたがって仕掛けていたことを考えれば、もう少しラストの鋭さがほしい気も。このあとの微調整での良化待ち、といったところか。
③ヴェルトライゼンデ【B】
栗東坂路単走(16日)。直線序盤から促されつつの登坂ながらも、脚さばきそのものは力強く、フォームも安定している。ラストも鞍上の叱咤激励に応えるかのごとく、しっかりと脚を伸ばした。若い頃の行きっぷりや迫力には及ばないかもしれないが、極端に衰えたという印象もない。及第点の仕上がりだろう。
④ケイアイサンデラ【C】
栗東坂路単走(16日)。薄手に映る馬体ではあるが、非力な面を感じさせることなく、直線中盤あたりまでは活気のある登坂だった。しかしながら、その後の合図に対する反応がひと息。ギアが上がらないままゴールを迎えてしまった。騎手が騎乗していたことを考えれば、もう少しピリッとした動きを見せてほしいところ。評価は上げづらい。
⑤プラチナトレジャー【C】
美浦W併走(15日)。京成杯に出走予定のガルダイアの先導役。少しズブい面を見せていたが、脚さばき自体は力強く、歩幅もそれなりに広い。ただ、追いかけてくる相手に気を遣った部分もあったのか、ラストの鋭さはもうひとつ。ガルダイアにとってはいい調整になったのかもしれないが……。なにかしら物足りなさを覚える内容だった。
⑥メイショウタバル【A】
栗東CW単走(15日)。首の高さが目立つ走りは相変わらずだが、この馬とすれば落ち着きがあるほうだし、引っ掛かる様子もない。四肢のさばきは軽快、それでいて力感もある。フォームの乱れも少なく、ラストの鞍上の合図にも良い反応を示した。好調だろう。本番でも折り合うことを前提に高評価してみたい。
⑦ホールネス【B】
栗東芝単走(15日)。やや硬さを感じる走りではあるが、稍重の芝、冬季の大型馬ということを加味すれば、致し方ない面はある。動き自体に重苦しさはなく、手前替えも至ってスムーズ。重心も比較的低い位置で安定している。エリザベス女王杯3着時の状態を上回るまでには至らないかもしれないが、大きく劣るという感じもない。まずまずの仕上がり。
⑧ロードデルレイ【B】
栗東坂路単走(16日)。この中間は年末年始を挟むこともあり、プール調整の本数など、調整過程の変更を余儀なくされたが、追い切りの走り自体に大きな違和感はなく、この馬なりにリズム良く登坂。前肢の出がやや硬く、ラストも気持ち脚力が緩んだが、右回り坂路の直線ではいつもこんな感じなので、過度に気にする必要はない。悪くない仕上がり。
⑨サトノグランツ【B】
栗東坂路単走(15日)。右前肢の着地点が内寄りだが、それはいつものことなので気にする必要はない。手前替えで少しバランスを崩すも、同馬とすればスムーズなほう。四肢のさばき自体は力強く、活気も適度。終盤の軽い促しにもきちんと対応していた。ゴール前の伸びも悪くなく、実戦に向けての下地は整ったように思える。
⑩キングズパレス【F】
美浦W併走(16日・映像なし)。1週前は好反応を示し、活気のある走りを見せていた。それだけに、当該週をどうまとめてくるのかと注目していたが、なぜか追い切り映像はなし。ゆえに、本稿執筆段階(16日時点)で明確な判定は難しい。いずれにせよ、当日の気配はしっかり確認しておいたほうがいいだろう。
⑪サンライズアース【A】
栗東坂路併走(16日)。やや粗削りながらも、ダイナミックなフォームで登坂。追われたぶんだけしっかりと加速しており、とりわけラストの動きには迫力があった。普段はあまり坂路駆けしないタイプであることを踏まえれば、上々といえる内容。大型馬の長期休養明けだが、かなりの線まで仕上げてきた印象を持つ。
⑫サリエラ【C】
美浦W併走(15日)。完歩が小さめに映るが、最近はいつもこんな感じ。脚さばきは力強く重心も低い。フォームも比較的安定している。ただ、鞍上の促しに対する反応が若干鈍く、いい頃と比べてゴール前の伸びも物足りない。1週前より動くようになってはきたものの、まだ良化余地を残している印象。このひと追いでどこまで上向いてくるか。
⑬ヴェローチェエラ【B】
栗東CW併走(15日)。トビはさほど高くないが、体幹しっかりの力強い脚さばきでコーナーを回る。直線で鞍上が手前変換を促した際に、すんなりと応じてくれないところは気になるものの、終盤に手前を替えるとスッと僚馬の前に出たので、体調自体は悪くないのだろう。ひとまず順調とみてよさそうだ。
⑭ショウナンラプンタ【A】
栗東坂路単走(15日)。しまい重点の調整。少し右に意識が働くも許容範囲の部類。ひと頃と比べれば我慢してまっすぐ走れるようになっている。手前替えも比較的スムーズにこなし、身のこなしに硬さもない。鞍上が軽く仕掛けた際の反応や加速も良かった。ゴール前の可動域が広いフォームをみるに調子は良さそう。高く評価したい。
⑮タッチウッド【B】
栗東坂路併走(16日)。オーバーワークを避けて、ラストは流す感じの内容。そのため、ゴール前の鋭さこそ欠くものの、僚馬に取り付くまでの行きっぷりは悪くなかったし、パスする際の反応も良かった。この追い切りの動きを確認する限り、長期休養明け激走のダメージはそこまでではなさそうだ。状態キープと判断したい。
⑯マイネルメモリー【F】
栗東坂路併走(15日・映像なし)。近2走とはパターンを変えて、当該週に負荷をしっかりかけた追い切りを消化。中間もこまめに時計を出しており、体調そのものは悪くないのだろう。それだけに、映像で動きを確認できないのは残念な限り。今回はF判定とさせていただきたい。
◆ヴェローチェエラ・須貝師「体がしっかりしてきた。中京の馬場も気にならない」
◆キングズパレス・斎藤助手「気性的な難しさはあるが、前走でミルコ(デムーロ騎手)に癖を分かってもらえれば、違う結果になると思う」
◆ケイアイサンデラ・小林師「休み明けの方がいい結果が出る馬。馬場が悪くても大丈夫」
◆サトノグランツ・友道師「力はあると思うが、今の中京の馬場に対応できるかどうか」
◆サリエラ・国枝師「前走は進みが悪いなかでも、しまいはしっかり伸びた。調教の動きはよかった」
◆ショウナンラプンタ・高野師「ハンデは妥当ですが、前残りの傾向なので簡単な競馬にはならないと思う」
◆タッチウッド・武幸師「動きにメリハリがあって活気が出ている感じ。今年はいろんな経験をさせて、方向性を決めていきたい」
◆バトルボーン・林師「明け6歳でも伸びしろがあると思っていますし、ここでいい競馬をしてさらに上のステージへ行きたいですね」
◆プラチナトレジャー・国枝師「体調は順調。重賞では荷が重いかもしれないが、時計のかかる馬場は合っているので頑張ってほしい」
◆ホールネス・藤原師「牝馬だけど体もあるので(ハンデも)気にしない」
◆マイネルエンペラー・清水久師「クラス慣れが必要な部分もあるが、どこまでできるか」
◆マイネルメモリー・宮師「意外性があるし、力をつけてきている。自分の競馬ができれば」
◆メイショウタバル・石橋師「同型が来た時にどう対応できるかが鍵」
2015年以降(2015~2020・2024年は京都芝2400mで施行)の1~3着馬の馬齢を確認すると、4歳から6歳までの3世代となっている。その一方、5~6歳の2着連対圏入りは、当該競馬場の芝競走で2着以内の連対歴を持つ馬、もしくは前走1着馬に限られる。非該当の5~6歳馬は、過信禁物とみておきたい。
(減点対象馬)
③ヴェルトライゼンデ ⑤プラチナトレジャー ⑨サトノグランツ ⑩キングズパレス
2015年以降(過去10年)の所属別成績は、栗東【8.10.7.91】、美浦【2.0.3.25】。前者がリードしている。なお、後者の2勝は前走G1・G2からの臨戦馬によるもの。G1・G2以外から参戦の関東馬は、評価を控えめにしたほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
②バトルボーン ⑤プラチナトレジャー ⑩キングズパレス
2015年以降の1~2着馬20頭の前走使用競馬場を確認すると、新潟、中山、東京、中京、京都、阪神の6場。これ以外のステップで臨んだ馬は、2着連対圏に達していない。また、前走が競走中止だった馬を除くと、前走右回り組の連対(2着以内)は、前走で掲示板を確保(5着以内)していた馬に限られる。気にとめておきたい傾向といえよう。
(減点対象馬)
④ケイアイサンデラ ⑤プラチナトレジャー ⑥メイショウタバル ⑫サリエラ
前走の着順に関しては、G1・G2なら不問だが、G1・G2以外の場合は8着以内が理想。2015年以降、この条件をクリアしていなかった非G1・G2組は、いずれも2着連対圏を逃している。
(減点対象馬)
③ヴェルトライゼンデ ⑤プラチナトレジャー ⑯マイネルメモリー
前走の単勝人気については、G1であれば12番人気以内、G2なら11番人気以内、G3は5番人気以内、非重賞の場合は4番人気以内がひとつの目安。2015年以降の2着以内全馬が、この条件を満たしていた。
(減点対象馬)
⑤プラチナトレジャー ⑪サンライズアース ⑮タッチウッド ⑯マイネルメモリー
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このレースの直近5年のU指数の結果を振り返ると、上位勢が順当に好走することもあれば、二桁順位が馬券圏内に入ってくることもあり、一見するとつかみどころがない。しかし、人気を絡めて検証していくことにより、攻略の糸口が見えてくる。2着連対を果たした10頭中7頭が5番人気以内、1着に絞ると5頭中4頭が3番人気以内、というように、人気のある馬が比較的順当に上位に来ているのである。2024年1着のブローザホーン(11位、1番人気)のようなタイプを押さえつつ、馬券に絡む上位勢をしっかり拾っていきたい。
真っ先に注目したいのは、U指数堂々トップの⑧ロードデルレイ(101.0)。重賞勝ちこそないものの、デビュー以来大きく崩れたことがなく、相手や条件を問わず常に上位争いを演じてくれる。2位以下に2.1以上の指数差を付けて“凄馬”に評価されている点も、大きな強調材料になるだろう。
これに次ぐのが、2位⑩キングズパレス(98.9)。こちらも重賞勝ちはないが、G1以外での安定感は際立っている。今回も高い確率で勝ち負けの争いに加わってきそうだ。
以下、京都施行の昨年3着馬の5位⑨サトノグランツ(97.6)と、デビュー以来オール3着以内といまだ底を見せていない6位⑦ホールネス(97.4)を押さえておく。
近年の勝ち馬を種牡馬の大まかな系統でみると、キングカメハメハ系、ディープインパクト系、ステイゴールド系の3系統にほぼ集約される。とくにキングカメハメハは、種牡馬として2011~2012年、2016~2017年と2連覇を2回達成した実績を持つ。ディープインパクトは、3頭の直仔が勝利するほか、後継ディープブリランテも2020年の勝ち馬モズベッロを出した。2001年の勝ち馬でもあるステイゴールドは、2018年パフォーマプロミスの勝利によって父仔制覇を飾り、直系の孫世代も2021年ショウリュウイクゾ、2023年ヴェルトライゼンデの2頭が勝ち馬として名を連ねている。
ほか、アドマイヤベガとアドマイヤドンの兄弟は、前者が2006年アドマイヤフジ、後者が2015年アドマイヤデウスと勝ち馬を出したことで、種牡馬としてそろって功績を残すことになった。
マイネルエンペラーは、父ゴールドシップ×母マイネテレジア(母の父ロージズインメイ)。同産駒は日経新春杯に初出走となるものの、ゴールドシップと「父×母の父」の配合が共通するドリームジャーニーやオルフェーヴルが種牡馬として活躍し、とりわけ中京開催時に存在感を示している。本馬自身、中京競馬場は【1.1.1.0】と馬券圏外に敗れていない舞台であり、重賞実績豊富な兄姉の成績を鑑みても、このクラスを賑わす存在になっていい。
タッチウッドは、父ドゥラメンテ×母アメージングムーン(母の父アドマイヤムーン)。父は好相性を示すキングカメハメハの直仔で、11年の勝ち馬ルーラーシップの甥にあたる血筋。一方、本馬は母の父がフォーティナイナー系種牡馬であることも興味深く、23年に10番人気の人気薄ながら2着に好走したキングオブドラゴンは母の父が同系統であるほか、父系でサンデーサイレンスとトニービンを併せ持つ配合からも引き合いに出しやすい。
ショウナンラプンタは、父キズナ×母フリアアステカ(母の父Zensational)。これまでに同産駒は4頭が出走して、22年3着ヤシャマル、24年2着サヴォーナと2頭が馬券に絡んでいるが、前者は9番人気、後者は4番人気と決して下馬評は高くなかった。なお、後者は菊花賞上位入線から挑む臨戦過程が本馬と似る。キズナはディープインパクトの後継としても注目の存在で、今中京開催でも勝利数、回収率ともに申し分ない成績を残している。