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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | 10 | 牡4 | 55.0 | 川田将雅 | 栗 友道康夫 | 508(+4) | 2.11.7 | 5.6 | 3 | 34.4 | ⑨⑨⑨⑨ | |||
2 | 2 | 4 | 牡4 | 57.0 | M.デムー | 栗 須貝尚介 | 498(0) | 2.11.8 | 3/4 | 1.8 | 1 | 34.7 | ④⑥⑧⑧ | ||
3 | 3 | 6 | 牡5 | 54.0 | 松田大作 | 美 尾形和幸 | 516(+10) | 2.12.3 | 3 | 46.3 | 9 | 35.3 | ⑦⑦④④ | ||
4 | 6 | 12 | 牡6 | 53.0 | 秋山真一 | 美 久保田貴 | 448(0) | 2.12.4 | クビ | 92.3 | 13 | 34.9 | ⑫⑫⑫⑫ | ||
5 | 4 | 7 | セ7 | 55.0 | 国分恭介 | 栗 西園正都 | 468(+4) | 2.12.6 | 1 1/4 | 87.9 | 12 | 35.9 | ③③②② | ||
6 | 2 | 3 | 牡6 | 56.0 | 川須栄彦 | 栗 宮徹 | 482(+8) | 2.12.7 | 1/2 | 19.6 | 5 | 35.8 | ⑧⑦④④ | ||
7 | 8 | 16 | 牡7 | 53.0 | 池添謙一 | 美 高橋文雅 | 474(+8) | 2.12.8 | 3/4 | 81.8 | 11 | 35.5 | ⑩⑩⑪⑨ | ||
8 | 1 | 2 | 牝5 | 54.0 | 横山典弘 | 栗 安田翔伍 | 452(-4) | 2.12.8 | ハナ | 8.5 | 4 | 34.9 | ⑭⑭⑭⑭ | ||
9 | 1 | 1 | 牡5 | 55.0 | 松山弘平 | 栗 荒川義之 | 496(+4) | 2.12.9 | クビ | 45.3 | 8 | 36.0 | ④④④④ | ||
10 | 8 | 15 | 牡7 | 55.0 | 岩田望来 | 栗 音無秀孝 | 492(0) | 2.13.0 | 3/4 | 29.6 | 6 | 35.3 | ⑬⑬⑬⑬ | ||
11 | 7 | 14 | 牡8 | 55.0 | 勝浦正樹 | 美 相沢郁 | 442(+8) | 2.13.3 | 2 | 72.3 | 10 | 35.3 | ⑮⑮⑭⑭ | ||
12 | 6 | 11 | 牡6 | 57.0 | 坂井瑠星 | 栗 松下武士 | 458(+6) | 2.13.5 | 3/4 | 31.9 | 7 | 36.8 | ②②②② | ||
13 | 3 | 5 | 牡6 | 56.0 | 幸英明 | 栗 杉山晴紀 | 476(+2) | 2.13.8 | 1 3/4 | 231.5 | 14 | 35.6 | ⑯⑯⑯⑯ | ||
14 | 5 | 9 | 牡6 | 53.0 | 国分優作 | 栗 梅田智之 | 494(+2) | 2.13.8 | アタマ | 363.0 | 15 | 36.5 | ⑩⑩⑨⑨ | ||
15 | 4 | 8 | 牡5 | 55.0 | 武豊 | 栗 友道康夫 | 466(+8) | 2.13.9 | 1 | 5.3 | 2 | 37.0 | ④④④④ | ||
16 | 7 | 13 | 牡6 | 55.0 | 和田翼 | 栗 鈴木孝志 | 478(+12) | B | 2.15.1 | 7 | 454.9 | 16 | 38.5 | ①①①① |
ラップタイム | 12.5 - 11.9 - 11.6 - 12.2 - 12.0 - 12.4 - 12.2 - 11.8 - 11.4 - 11.8 - 11.9 |
---|---|
前半 | 12.5 - 24.4 - 36.0 - 48.2 - 60.2 |
後半 | 59.1 - 46.9 - 35.1 - 23.7 - 11.9 |
■払戻金
単勝 | 10 | 560円 | 3番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 10 | 190円 | 3番人気 |
4 | 110円 | 1番人気 | |
6 | 510円 | 8番人気 | |
枠連 | 2-5 | 520円 | 2番人気 |
馬連 | 4-10 | 580円 | 2番人気 |
ワイド | 4-10 | 310円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
6-10 | 2,720円 | 31番人気 | |
4-6 | 1,310円 | 12番人気 | |
馬単 | 10-4 | 1,460円 | 5番人気 |
3連複 | 4-6-10 | 5,970円 | 17番人気 |
3連単 | 10-4-6 | 26,610円 | 75番人気 |
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土曜日の中京芝のレース結果、中京芝2200mで施行された最近の重賞競走の結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間は火曜日に8ミリの雨量を記録。金曜日の午前中は雪に見舞われ、土曜日の芝コースは良馬場(JRA発表)ながらも、含水率の高い状態でスタートした。メインレース・愛知杯(牝馬限定G3・芝2000m)の勝ち時計は2分1秒0。昨年よりも2秒以上遅い決着となっている。
とはいえ、土曜日に行われた芝5競走の結果を改めて見直すと、枠順は真ん中より内が優勢。勝ち馬5頭はいずれも4枠より内。連対馬10頭中8頭が該当する。内ラチ沿いの見た目の悪さとは裏腹に、いまだ馬場の中~内を回る馬が優位の状況にあるようだ。
一方で、勝ち馬の4角通過順位は7、4、6、7、9番手。それなりに内寄りの踏ん張りが利いているものの、それ以上に馬場の3~4分あたりが伸びるようになってきた。そのぶん、内に進路をとる逃げ・先行勢のアドバンテージは薄れてきている。
なお、中京芝2200mで施行された最近の重賞(神戸新聞杯、京都新聞杯、日経新春杯)4レースを振り返ると、勝ち馬4頭はいずれも上がり3ハロン2位以内。2着以内8頭全馬が上がり3ハロン4位以内だった。重賞に限れば、当該コースは差し優位の傾向が色濃く出ている。
そのあたりを踏まえると、優先すべきは末脚のしっかりしたタイプ。なかでも、道中で内~中を回りつつ脚をためることができる真ん中より内の枠(1~4枠あたり)を引き、なおかつ近2走内に上がり3ハロン最速をマークしている馬に注目したい。
血統的には、中京芝2200mで施行された最近の重賞(神戸新聞杯、京都新聞杯、日経新春杯)4レースを検証すると、ディープインパクトの血を引く馬が3勝を含む4連対と活躍。ほかでは、ステイゴールドとロベルトの系統産駒が複数回連対を果たしている。当てはまる馬は高く評価してしかるべきだ。
今回の出走馬で、血統面と先述した馬場傾向(1~4枠+近2走内に上がり3ハロン最速)の要点をともに満たしているのは、④ステラヴェローチェ、⑥ヤシャマル、⑧フライライクバード。よって当欄では、この3頭を注目株として推奨する。
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日曜日に行われる日経新春杯の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①モズナガレボシ【C】
栗東坂路単走(13日)。途中までは淡々と駆け登っていたが、中盤を過ぎたあたりからトーンダウン。苦しくて脚勢が落ちたのではなく、馬自身がヤメ癖を出してしまったような感じだが……。いずれにせよ、消化不良の内容であるのは事実。評価は上げづらい。
②クラヴェル【B】
栗東CW併走(13日)。四肢のさばきが素軽く、この馬とすればトビも高い。折り合いもスムーズでシャープに動けている。追い出されてから手前を右に戻したが、左回りの中京に臨むことを思えば、決して悪い兆候ではない。この馬なりに順調だろう。
③マイネルウィルトス【A】
栗東坂路単走(12日)。推進力が前方にしっかりと伝わる、ブレの少ない好フォームで駆け上がった。ラストのラップを少し落としたが、ガッツリ追えば伸びそうな余力を十分に残していたので、不安視する必要はない。力を出せる態勢とみる。
④ステラヴェローチェ【A】
栗東CW単走(13日)。コーナーを逆手前で回るも、鞍上は意に介しておらず、問題は少ないものと考えたい。体を柔らかく使えているし、トビが高くストライドも広い。威圧感もあり、直線での雰囲気だけなら前回の中間を上回っている。いい仕上がり具合ではないか。
⑤ロードマイウェイ【C】
栗東CW単走(13日・映像なし)。1週前にしっかりと時計を出しているため、今週は整える程度の調整。中間内容の字面を見る限り、少しずつ調子は上向いているようだが、好調時に比べると物足りなさを覚えてしまう。ここは浮上のきっかけを掴むことができれば、といったところか。
⑥ヤシャマル【C】
美浦坂路併走(13日・映像なし)。しまいをビシッと追われ、まずまずのラップを刻んできた。動きを確認できないため、判断に悩ましいが、前回よりもデキが劣るということはなさそう。当欄の判定はCにとどめておくが、当日の気配次第では、ヒモ穴として一考の余地があるかもしれない。
⑦アフリカンゴールド【C】
栗東CW併走(12日)。脚元の動きは力強いが、ストライドが狭く、鞍上の仕掛けに対してもモタつき気味。降雪の影響があったにせよ、全体的にワンペースの走りで鋭さはひと息。上位進出には、前回同様に馬場や展開の助けが必須だろう。
⑧フライライクバード【A】
栗東CW併走(13日)。この馬としては落ち着きがあるし、鞍上の合図に対する反応もスムーズ。四肢のさばきも柔らかく、最後まで低重心を維持して、テンポ良く走れている。稽古で良く見せる馬ではあるが、少なくとも前回のデキを下回るということはない。
⑨マイネルフラップ【D】
栗東坂路単走(13日)。頭の高さが目立ち、見映えは今ひとつ。ラストで気合をつけられると、口を割って嫌がる素振りを出すなど、走りに集中できていない印象。本来のデキにあるとは言い難く、今回は割引が必要だろう。
⑩ヨーホーレイク【B】
栗東CW併走(13日)。僚馬に並びかけようとする際、少しズブい面を見せてギアチェンジに手間取るも、鞍上に気合をつけられるとジワジワと加速。体勢優位の形でゴールした。派手さはないが、しっかり前を向き集中を欠くことなく走れている。まずまずの仕上がりだろう。
⑪ショウナンバルディ【B】
栗東坂路単走(13日)。後肢が少し甘く、右へモタれ加減ではあるが、柔らかく体を使えているし、四肢のさばきも力強い。右手前主導の走りから、前回同様に左回りの中京が悪い方向に働くことはないはず。警戒を怠れない1頭だ。
⑫エフェクトオン【B】
美浦南W併走(13日)。四肢のさばきが硬く映るも、踏み込みは力強く、手前の切り替えもスムーズ。自ら競る姿勢を見せているし、鞍上の指示に対しても従順。稽古映えする馬なので過度の評価はしづらいものの、及第点のデキにはありそうだ。
⑬トップウイナー【D】
栗東CW併走(12日)。それなりに完歩が大きく、芝でも走れそうなフォームではあるが、肝心の動きが重く、頭の位置も高め。ステッキを入れて懸命に追うも、僚馬についていくのが精一杯の印象。良化途上の感は拭えず、ここでは足りないだろう。
⑭プレシャスブルー【C】
美浦南W併走(13日)。体勢有利でゴールした点は評価できる。ただ、頭の位置が高く、首の動きも硬め。四肢のさばきも柔軟性を欠く。もともと完歩の大きな馬ではないことを考慮しても、全体的に走りが小さく見えるのは気がかり。本調子にはないように思える。
⑮ダノンマジェスティ【C】
栗東坂路併走(13日)。中盤あたりまでは力強い脚さばきで活気良く登っていたが、しまいにかけての伸びは今ひとつ。ゴール付近では完全に脚勢が衰えてしまった。前回から相手強化のG2へ臨むにあたり、心許ない内容なのは確か。積極的には手が出ない。
⑯トラストケンシン【C】
美浦坂路単走(12日)。しまいを伸ばす調整を施し、まずまずの反応を示した。その一方で、四肢のさばきが硬く、コーナリングや手前の変換が不器用なところは相変わらず。強豪集うG2で勝ち負けに加わるには、もう一段階上の変わり身が欲しい。
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◆アフリカンゴールド・国分恭騎手「動きやすい位置を取れるかが鍵」
◆エフェクトオン・久保田師「併せ馬で楽に動いていた。体調はいい」
◆ショウナンバルディ・松下師「よく動いていましたね。斤量(57キロ)がどうかですね」
◆ダノンマジェスティ・音無師「時計も出ている。中京は悪くない」
◆トップウイナー・鈴木孝師「血統的に走れる条件。舞台も合っていそうな感じです」
◆トラストケンシン・高橋文師「反応が良くなっている。展開に左右されるが、いつも一生懸命走ってくれる」
◆プレシャスブルー・相沢師「前回は展開不向き。相性のいい騎手に期待」
◆マイネルウィルトス・宮師「使うたびに良くなっているし、チャンスはある」
◆マイネルフラップ・梅田師「この馬なりに調子はいいよ。ハンデも手頃だしね」
◆モズナガレボシ・荒川師「サッと流す程度。動きは良かったです」
◆ヤシャマル・尾形師「この中間、やる気が感じられる。左回りの中京もいいと思う」
◆ロードマイウェイ・杉山晴師「予定通りにきています。リズムよく走れれば」
★日経新春杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2012年以降(2020年以前は京都芝2400mで施行)の3着以内馬延べ30頭の馬齢を確認すると、4歳から6歳の範囲。7歳以上は【0.0.0.42】と冴えない結果に終わっている。
(減点対象馬)
⑦アフリカンゴールド ⑭プレシャスブルー ⑮ダノンマジェスティ ⑯トラストケンシン
前走の着順に関しては、重賞、非重賞を問わず8着以内がひとつの基準。2012年以降の2着以内全馬がこの条件を満たしていた。また、レースの格や着順に関係なく、勝ち馬から1秒5以上のタイム差で敗れていた馬の連対例は見られない。
(減点対象馬)
⑤ロードマイウェイ ⑬トップウイナー ⑭プレシャスブルー
前走の人気については、G1なら不問だが、それ以外の場合は単勝5番人気以内が目安。2012年以降、この条件をクリアしていなかった前走非G1組は、例外なく3着以下に敗れている。
(減点対象馬)
①モズナガレボシ ⑥ヤシャマル ⑦アフリカンゴールド ⑨マイネルフラップ ⑪ショウナンバルディ ⑫エフェクトオン ⑬トップウイナー ⑭プレシャスブルー ⑯トラストケンシン
U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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このレースの過去5年間のU指数の結果を振り返ると、上位勢が順当に好走することもあれば、二桁順位が馬券圏内に入ってくることもあり、一見するとつかみどころがない。しかし、人気を絡めて検証していくと、攻略の糸口が見えてくる。2着連対を果たした10頭中8頭が5番人気以内、1着に絞ると5頭中4頭が1~2番人気のいずれか、というように、評価の高い馬が比較的順当に上位に来ているのである。
これはすなわち、指数が高くても人気のない馬は軽視し、指数が低いにもかかわらず人気になっている馬は警戒すべきということ。前者のタイプ(2020年2位12番人気で12着のチェスナットコートなど)と後者のタイプ(2020年10位2番人気で1着のモズベッロなど)を、しっかり見極められるようにしたい。
軸馬候補の一番手は、G1好走歴が豊富で堂々トップに立っている④ステラヴェローチェ(99.6)。次いで、G1を含め重賞で4戦連続3着以内に入っている2位の②クラヴェル(97.8)この2頭は上位人気必至ゆえに、過去の傾向からも外すわけにはいかない。
以下、ヒモ候補として指数、人気ともに好走条件を満たす4位の⑩ヨーホーレイク(96.3)と、5位の⑧フライライクバード(96.1)を押さえておく。
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今年も京都競馬場整備工事に伴う開催日割の変更があり、昨年に引き続き日経新春杯は中京芝2200mに舞台を移して施行される。
昨年はオルフェーヴル産駒の7番人気ショウリュウイクゾが重賞初制覇を達成。なお、ステイゴールドの直系は、20年神戸新聞杯でヴェルトライゼンデ(父ドリームジャーニー)が2着、21年京都新聞杯でマカオンドール(父ゴールドシップ)が3着と好走しており、当該コースでは格上のレースになるほど、牡馬を中心に存在感を示している。
ほか、昨年は2着にタニノギムレット産駒の13番人気ミスマンマミーアが入線する波乱となっていたが、4番人気3着のクラージュゲリエも母の父にタニノギムレットを持つ点で共通していた。タニノギムレットに限らず、エピファネイアやスクリーンヒーローなど、総じてRoberto直系の期待値が高いコースでもあるので、今年も該当馬には相応の評価が必要だろう。
クラヴェルは、父エピファネイア×母ディアデラマドレ(母の父キングカメハメハ)。ドレッドノータスの姪にあたる血統で、母は14年府中牝馬Sなど重賞3勝の実績を持つ。近親の成績を鑑みると古馬になってから本格化を果たす馬が多く、本馬においても直近4走の充実ぶりには目を見張るものがある。中京芝2200mで非凡な成績を残すエピファネイア産駒であることはもちろん、母の父の血脈も昨年の1・3着馬と共通すること評価しやすい。
フライライクバードは、父スクリーンヒーロー×母シングライクバード(母の父シンボリクリスエス)。本馬はRobertoを強調した血統構成が最大の特徴となっており、父および母の父、3代母の父リアルシヤダイが同種牡馬の系統となる。これまでに中京芝2200mでは2勝を挙げているが、とくに3勝目となった長良川特別の走破時計が秀逸。この父の産駒らしい成長力も垣間見えるだけに、重賞初制覇を飾ってもいい頃合いだろう。
マイネルウィルトスは、父スクリーンヒーロー×母マイネボヌール(母の父ロージズインメイ)。本馬も上記フライライクバードと同じ父となるが、3走前の札幌記念で4着、2走前のアルゼンチン共和国杯で2着と着実に力を付けていることが印象的。前走は不得手な瞬発力勝負で持ち味を活かせなかったが、底力を問われるタフな展開になれば、圧巻のパフォーマンスを披露した福島民報杯の再現があっても驚けない。
編集部(以下、編) 今週の日曜日は東西で重賞が1鞍ずつ組まれています。
新良(以下、新) 古馬のハンデ重賞と、キャリアの少ない馬の多い3歳重賞。土曜日の愛知杯に続き、難解なレースが続きますね(苦笑)。
編 それでも、我々は戦っていかなくてはなりません(笑)。
新 そうですね。泣き言を言ってすみませんでした。やるしかない。そんな強い気持ちで臨みます。
編 よろしくお願いします。勝負レースにはどちらをチョイスしますか?
新 京成杯は魅力的な乗り替わりがないので、日経新春杯を取り上げます。
編 わかりました。では、新良さんが狙っている乗り替わりを教えてください。
新 岩田望来騎手から武豊騎手に乗り替わる⑧フライライクバードが面白そうです。
編 リーディング順位的には岩田望騎手のほうが上ですが、ここ一番の勝負強さでいうと、やはりレジェンドに軍配が上がる気がします。
新 そのイメージでいいと思います。この馬の主戦は長らく福永祐一騎手が努め、近3走は岩田望騎手が手綱をとってきました。3着、1着、3着とそれなりに結果を出しています。でも……。
編 ここで乗り替わりになりました。どんな事情が考えられますか?
新 前走のアルゼンチン共和国杯は3番人気3着で、個人的に騎乗内容は悪くなかったと評価しています。それでも、勝てなかったという事実が大きく影響していると思うんですよね。
編 岩田望騎手は若手のなかでは際立った成績を上げるも、重賞に関しては未勝利。そのあたりも無関係ではないと。
新 無関係ではない、どころか、関係大アリでしょうね。オーナーサイドの心情として「また2着なんじゃないか」と思ってしまうのも無理はありませんから。
編 確かにそうですね。理由はさておき、勝てていないことは事実ですから。
新 馬の質や騎乗技術だけを見れば、いつ勝ってもおかしくないんですけどね。我々ファンだけでなく、関係者や本人にもわからない、なにかが足りないのでしょう。
編 それを補う術が陣営にはわからないので、今回はしびれを切らして武豊騎手に託したと?
新 そう考えるのが自然かと思います。これは重賞を勝ち切るための乗り替わりとみるべきです。
編 しごく納得。まさにそんな心境です。
新 ここは心を鬼にした陣営のジャッジが、奏功するほうに賭けてみたいですね。
編 馬のほうの評価もお聞かせいただけますか?
新 前走はハンデG2で3着に好走し、今回も同じハンデG2で斤量は据え置き。これだけを見ても、馬券圏内に入ってくる可能性は高いと考えるべきです。血統的にも、まだまだ伸びしろはありそうですしね。
編 今回の舞台となる中京芝2200mでの好走歴も目立ちます。
新 これまで3回走って、2勝2着1回。しかも、この馬の全成績における直近2勝はこのコースですからね。よほど得意にしているんでしょう。
編 陣営もそれを織り込み済みで、ここに狙いを定めてきた可能性も……。
新 十分にありえます。臨戦態勢はしっかり整っているはずですので、あとはレジェンドに決めてもらうだけですね。
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