センテリュオ(競走馬)

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センテリュオ
センテリュオ
写真一覧
抹消  鹿毛 2015年4月8日生
調教師高野友和(栗東)
馬主有限会社 キャロットファーム
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績18戦[5-5-0-8]
総賞金18,579万円
収得賞金6,450万円
英字表記Centelleo
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
アドマイヤキラメキ
血統 ][ 産駒 ]
エンドスウィープ
エヴリウィスパー
兄弟 トーセンスターダムネオスターダム
市場価格
前走 2021/01/16 愛知杯 G3
次走予定

センテリュオの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
21/01/16 中京 11 愛知杯 G3 芝2000 18354.0111** 牝6 56.0 C.ルメー高野友和 486
(+10)
2.00.1 1.436.3⑭⑮⑮⑯マジックキャッスル
20/11/15 阪神 11 エリザベス杯 G1 芝2200 18486.145** 牝5 56.0 戸崎圭太高野友和 476
(+4)
2.10.8 0.533.9⑯⑯⑯⑭ラッキーライラック
20/09/27 中山 11 オールカマー G2 芝2200 9449.151** 牝5 54.0 戸崎圭太高野友和 472
(0)
2.15.5 -0.034.5⑦⑦⑦⑦カレンブーケドール
20/06/14 阪神 11 マーメイドS G3 芝2000 16366.622** 牝5 55.0 福永祐一高野友和 472
(+2)
2.01.2 0.135.3⑫⑪⑪⑪サマーセント
20/03/08 阪神 11 大阪城S (L) 芝1800 16355.835** 牝5 54.0 川田将雅高野友和 470
(+6)
1.47.5 0.634.8⑮⑮レッドガラン
20/01/18 小倉 11 愛知杯 G3 芝2000 16122.915** 牝5 55.0 C.ルメー高野友和 464
(0)
2.02.0 0.936.7⑮⑮⑫⑫デンコウアンジュ
19/11/10 京都 11 エリザベス杯 G1 芝2200 1861220.854** 牝4 56.0 C.ルメー高野友和 464
(-4)
2.14.4 0.333.7ラッキーライラック
19/09/01 新潟 11 新潟記念 G3 芝2000 188169.647** 牝4 53.0 北村友一高野友和 468
(+2)
1.58.2 0.734.3④④ユーキャンスマイル
19/06/09 阪神 11 マーメイドS G3 芝2000 16244.614** 牝4 54.0 北村友一高野友和 466
(0)
2.00.7 0.435.2⑭⑬⑬⑫サラス
19/05/19 京都 11 下鴨S 1600万下 芝2000 8331.711** 牝4 54.0 三浦皇成高野友和 466
(+8)
2.00.1 -0.232.8⑧⑦⑧⑦アクート
19/02/23 阪神 9 尼崎S 1600万下 芝2200 9221.712** 牝4 54.0 C.ルメー高野友和 458
(+8)
2.12.7 0.335.1⑥⑤⑤⑤メールドグラース
19/01/13 中山 12 4歳以上1000万下 芝2200 13681.711** 牝4 54.0 C.ルメー高野友和 450
(-10)
2.14.0 -0.235.5④④④チャロネグロ
18/11/17 京都 8 3歳以上1000万下 芝2000 11221.912** 牝3 53.0 北村友一高野友和 460
(+16)
2.01.1 0.234.1⑧⑧⑤⑧モーヴサファイア
18/09/16 阪神 11 ローズS G2 芝1800 15478.547** 牝3 54.0 北村友一高野友和 444
(-4)
1.46.4 0.733.9⑦⑧カンタービレ
18/08/04 小倉 9 都井岬特別 500万下 芝2000 13572.921** 牝3 52.0 北村友一高野友和 448
(+2)
1.57.6 -0.234.5⑩⑩⑨⑥ノーブルカリナン
18/04/28 京都 9 矢車賞 500万下 芝2200 12671.612** 牝3 54.0 川田将雅高野友和 446
(-2)
2.15.2 0.234.5⑧⑨トーホウアルテミス
18/03/24 阪神 9 君子蘭賞 500万下 芝1800 10892.012** 牝3 54.0 川田将雅高野友和 448
(-6)
1.47.1 0.134.2⑧⑧ロケット
18/02/25 阪神 6 3歳新馬 芝2000 16122.411** 牝3 54.0 福永祐一高野友和 454
(--)
2.03.5 -0.134.5④④④ロードレガリス

センテリュオの関連ニュース

2020年の産経賞オールカマーを制し、現在は繁殖牝馬として北海道安平町のノーザンファームに繋養されていたセンテリュオ(牝7歳、父ディープインパクト)が、死んだことが明らかとなった。以前所有していたキャロットクラブがホームページで発表した。死因は書かれていない。

同馬は09年の天皇賞・秋マイルCSを制したカンパニーなどの近親で、栗東・高野友和厩舎から18年2月にデビュー。クラシック路線には乗れなかったが、20年のマーメイドS2着や、19年エリザベス女王杯4着、20年の同レース5着など、牝馬重賞戦線で活躍した。21年の愛知杯11着を最後に引退。繁殖馬となっていた。

【オールカマー】戸崎ランブリングで連覇もらった 2021年9月24日(金) 05:00

 今週の中山メイン、産経賞オールカマーで、戸崎圭太騎手(41)=美・田島=が、昨年のセンテリュオに次ぐ連覇を狙う。コンビを組むランブリングアレーヴィクトリアマイルの2着の実力馬。初コンビになるが馬の情報はしっかり頭に入っており、現役単独最多となる3度目のオールカマー制覇は十分だ。

 ◇

 秋の中山開催は5日目が終了し、京成杯AH(カテドラル)勝ちを含めて8勝をマークして開催リーディングトップを突っ走る戸崎騎手。産経賞オールカマーでは初コンビのランブリングアレーで、昨年のセンテリュオに次ぐ連覇に挑む。

 2走前に中山牝馬Sを勝ち、前走のヴィクトリアマイルでも2着に好走した新パートナー。騎乗経験はなくとも、これまでライバルとして戦っており、情報は既にインプット済みだ。「どんな距離でも走れているのが、この馬の強みだと感じています。折り合い面に難しさがなさそうだし、牡馬相手でもいい勝負ができるんじゃないかと思うので楽しみです」と大きな期待を寄せている。

 産経賞オールカマーは2014年マイネルラクリマ、昨年のセンテリュオの2勝を含めて【2・1・1・2】の連対率5割と相性抜群。「特にこの重賞レースが得意だとかいう意識はない。力のある馬に乗せてもらって、馬が一生懸命に頑張って走ってくれた結果ですよ」と謙遜するが、勝てば現役単独トップの3勝目。“オールカマー男”の本領を発揮したいところだ。

 舞台設定については「中山の2200メートルはトリッキー。スタートから1コーナーまで距離はあるが、ペースが緩みがちになるし、途中から余計な負担をかけてしまうと馬が苦しくなってしまうからね。道中のリズムが大事」とポイントを分析している。コース特性を把握し、騎乗馬の持ち味を最大限に引き出して結果に結びつけるあたりが一流の仕事人だろう。

 今回はJRA重賞通算50勝に王手をかけている友道厩舎からの騎乗依頼。重賞では18年阪神JF(レッドアネモス9着)以来、久々のタッグとなるが、15年ターコイズSでは11番人気シングウィズジョイをVへ導いている。「久しぶりに友道厩舎の馬に乗せてもらうので、いい結果を出したいですね」とメモリアルVにも意欲を燃やす。

 GI馬2頭を含む強敵がそろっているが、他馬より軽い54キロは魅力。鞍上のさえわたる手綱さばきで、実力牝馬がGIへと弾みをつけそうだ。(片岡良典)

産経賞オールカマーの出馬表はこちら 調教タイムも掲載

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ディアドラが登録抹消…アイルランドで繁殖入りの予定 2021年2月13日() 04:49

 2017年のGI秋華賞、19年の英GIナッソーSなど重賞5勝したディアドラ(栗・橋田、牝7)が12日付で。通算33戦8勝(うち海外14戦1勝)、前記以外の重賞勝利は17年GIII紫苑S、18年GIIIクイーンS、GII府中牝馬S。総獲得賞金5億7160万1900円(うち海外2億7580万4900円)。昨年11月のバーレーンインターナショナルT8着が最後のレースだった。今後はアイルランドのクールモアスタッドで繁殖馬になる予定。

 19年の豪GIコーフィールドCなど重賞4勝を挙げたメールドグラース(栗・清水久、牡6)が11日付で。通算19戦8勝(うち海外2戦1勝)、前記以外の重賞勝利は19年GIII新潟大賞典、GIII鳴尾記念、GIII小倉記念。総獲得賞金4億2864万300円(うち海外2億4517万2300円)。19年の豪GIメルボルンC6着が最後のレースで、今後は北海道苫小牧市のノーザンホースパークで乗馬になる予定。

 20年のGII産経賞オールカマーを勝ったセンテリュオ(栗・高野、牝6)が12日付で。通算18戦5勝、総獲得賞金1億8579万6000円。今後は北海道安平町のノーザンファームで繁殖馬となる予定。



ディアドラの競走成績はこちら

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センテリュオが京都記念を回避 引退し、繁殖入り 2021年2月10日(水) 12:32

 今週の京都記念に出走を予定していたセンテリュオ(栗・高野、牝6)が回避して引退、繁殖入りすることが10日、決まった。高野調教師は「動きが本物じゃないという判断で決めました。ひとつ(重賞)タイトルを取った現状では、無事に牧場へ帰すということが一番ですし、使うなら絶好調で出したかったので」と説明。昨年の産経賞オールカマーで初めて重賞を制覇し、エリザベス女王杯では5着。前年の4着に続いて掲示板を確保し、豊かな成長力をみせた。「勝った時も思いましたが、オールカマーはうれしかったですね。風貌が母に似ている子が出てきてくれればうれしいです。丈夫で元気な子を産んでくれれば」と、繁殖馬としての活躍を願った。

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【U指数的分析の結論!】京都記念2021 U指数・人気ともに堅い傾向にあるレースで本命決着が濃厚! 2021年2月9日(火) 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は京都記念・U指数予想をお届けします!


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2016年1着のサトノクラウン(11位、6番人気)、2着のタッチングスピーチ(13位、3番人気)など、古馬との対戦経験の少ない明け4歳のU指数下位馬がたまに好走するが、今年は4歳馬の出走がないので気にする必要はない。そもそもこのレースは、指数・人気ともに堅い傾向にあり、直近5年の3着以内馬は、前記2頭を除く13頭中12頭が「4位以内かつ6番人気以内」という条件を満たしている。頭数が少ないこともあるので、無理に穴を狙うのはご法度と言えよう。
 
今年の登録馬の下馬評をチェックすると、上位5頭と6番手以下で人気が大きく二分されそうな様相を呈している。よって、過去の傾向を鑑み、上位人気が予想される馬のなかからU指数上位順に注目馬をピックアップしていきたい。
 
結論は、一昨年2着、昨年3着と2年連続このレースで馬券になっている1位のステイフーリッシュ(99.7)、牡馬相手に重賞で好走した実績のある2位のラヴズオンリーユー(99.5)、復活が期待される18年のダービー馬で4位のワグネリアン(99.3)、2200mでめっぽう強い6位のセンテリュオ(97.3)。この4頭だ。

【U指数予想からの注目馬】
ステイフーリッシュ ラヴズオンリーユー ワグネリアン センテリュオ

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【今週の重賞 見どころ狙いどころ】京都記念&共同通信杯 2021年2月9日(火) 05:00

 東西の現場記者が重賞レースの焦点を語り合う「今週の重賞 見どころ狙いどころ」。阪神で行われる京都記念は、大阪サンスポの斉藤記者が距離適性抜群のステイフーリッシュをプッシュ。東京の共同通信杯は、東京サンスポの板津記者が2戦2勝のエフフォーリアに注目した。

 斉藤 関西のエリアは、今週から阪神競馬が開幕。日曜は京都記念が行われる。

 板津 例年の京都ではなく阪神が舞台だけど、2200メートルは変わらない。センテリュオはこの距離が得意で、産経賞オールカマーVを含めて【2・2・0・2】。前走の愛知杯は11着に大敗したけど、56キロのハンデに加え、中京の荒れた馬場はこの馬に合わなかったから仕方がない。良馬場なら巻き返しも十分あるよ。

 斉藤 距離適性でいえば【1・2・2・1】を誇るステイフーリッシュも負けてないで。昨年以降は7戦して、掲示板を外したのはGIで9着だった大阪杯のみ。中2週になるけど、5日の栗東坂路で4ハロン51秒6をマークし、骨折明けを叩いた上積みも大きい。勝負どころでややズブさを見せるので、“追える”和田竜騎手との新コンビも魅力や。

 板津 あとはラヴズオンリーユーの川田騎手、ワグネリアン武豊騎手が、それぞれ初コンビでどんな競馬をするのか楽しみ。

 斉藤 ラヴズは吉田助手が「状態面は悪くないし、スムーズな競馬ができれば」と好感触やった。のどの手術明けとなるワグネリアンは「態勢は整っているので、競馬に行ってどう出るか」と大江助手は話していた。

 板津 共同通信杯で注目したいのは、2戦2勝のエフフォーリア。札幌のデビュー戦は稽古ほどの良さは感じなかったけど、百日草特別はラスト3ハロン11秒1-11秒3-11秒3のラップを差し切った瞬発力がすごかった。東京の軽い芝が合っていて、馬混みでもまれながらでもいい末脚を使えたし、中身が濃い一戦だった。

 斉藤 ステラヴェローチェは、高速決着に対応して2着だった朝日杯FSが収穫の多い一戦だった。東京コースも合うし、57キロの斤量でもクラシックに向けて力を見せてほしいね。



京都記念の特別登録(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載★共同通信杯の特別登録(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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香港カップ(シャティン芝2000m)
ディフェンディング・チャンピオンアドマイヤマーズ、鞍上強化著しいダノンプレミアムノームコア両頭と今年の日本代表3頭は例年以上のレベルといって差し支えありません。8頭立ての少頭数になったとはいえ、相手の地元香港勢、欧州勢も例年にない手強さ。まずは香港カップの栄誉を日本から取り戻さんと必死の香港勢から。

香港の中長距離馬と言えば騎手、調教師としてともにリーディングに輝く香港のレジェンド、A.クルーズ厩舎の独壇場。香港カップ3勝、ヴァーズ3勝、QE2を3勝しています。年度代表馬にも輝いた大将格、エグザルタントが香港カップを回避してヴァーズに回りました。しかし、エグザルタントに代わる秘密兵器をしっかりと用意。日本勢を迎え撃たせました。カップ、ヴァーズのダブルを狙っての作戦です。
馬季の二冠馬、フローレ(セ6)です。ニュージーランド産馬のフローレは2018年1月、オーストラリアでデビューから4連勝。同年12月に香港に移籍して18/19馬季の4歳三冠シリーズでは香港クラシックマイル(シャティン芝1600m)、香港ダービー(シャティン芝2000m)の二冠馬となりました。三冠第2レグの香港クラシックカップ(シャティン芝1800m)は4着でしたが、これは明らかにH.ボウマンの取りこぼし。幻の三冠馬でした。

翌馬季は香港カップ、QE2を目指して中距離G1路線の王道を歩んだものの、厚い壁に跳ね返されて未勝利。今夏のシーズンオフの休養で成長を見せると、初戦こそ敗れたものの11月1日のササレディースパース(G3・シャティン芝1800m)で香港ダービー以来1年8か月ぶりに凱歌を上げました。前哨戦11月22日のジョッキークラブカップ(G2・シャティン芝2000m)では同厩のタイムワープ(セ7)が逃げ、2番手につけたエグザルタントを前に3番手につけ、直線で両馬を斬って捨てて悲願の香港カップ制覇に王手をかけました。勝ち時計は1分59秒32と香港では驚異的な好時計です。ササレディースパースでもエグザルタントに先着、この好時計がトニーことA.クルーズに重大な決心をさせます。
「斤量差があるとはいえ、年度代表馬のエグザルタントを2度も差し切った力には認識を改めた。香港カップはフローレに任せ、エグザルタントは去年、日本馬グローリーヴェイズに苦杯をなめさせられたヴァーズ2度目の勝利を狙わせることにしたんだ。ところで今年の日本馬はどうなんだ? グローリーがいなけりゃエグザルタントでヴァーズは間違いなくいただきだろ?」A.クルーズ調教師に電話をすると自信満々に答えてくれました。

17/18馬季の香港カップ覇者、タイムワープ(セ7)も忘れてはいけません。香港のエリモジョージとの異名を持つ希代のムラッ気の逃げ馬。前走のトライアルでは例によって逃げたものの殿負け。しかし、前馬季には2月16日の香港ゴールドカップ(G1・シャティン芝2000m)をまんまと逃げきっていて、切り捨てるのは早計です。今年も日本勢をクルーズ厩舎の2頭が立ちはだかる構図です。

さてさて欧州勢です。アイルランドの巨匠、A.オブライエンは多士済々の軍団からマジカル(牝5)を送り込んできました。これまで27戦12勝(12-8-1-6)、英チャンピオンズフィリーズ&メアズSを3歳の身で制しG1勝利を重ねること8勝。今年は愛チャンピオンズ・ステークス、タタソールズゴールド・カップ連覇を含むG1を3勝してブリダーズカップ・ターフ2着とG1を6戦して3勝2着2回3着1回と目を見張る活躍、実績だけから見れば堂々の大本命です。しかし、初夏から使われてHKIRに遠征してくる欧州勢はシーズン中におつりまで使ってスッカラカンの状態であることが殆ど。これまでは調教を見て取捨を決められたのですが、今年は香港渡航不可能。何とも歯がゆいことです。

もう一頭はフランスからスカレティ(セ5・J.レニエ厩舎)。G1勝ちはないものの凱旋門賞当日の名物G2ドラール賞連覇が勲章です。今シーズンは5月の使い始めから重賞ばかり5戦して2勝2着2回3着1回の好成績を残し、前走の英チャンピオン・ステークスではマジカルに先着して2着と健闘していますが、この5戦すべてが稍重から不良。10月3日のドラール賞(ロンシャン芝2000m)の勝ち時計が2分10秒41。芝2200mの日本レコード、2分9秒7よりも遅いのです。欧州勢はおつりがどれだけ残っているのか、香港は日本よりは若干時計がかかるものの、欧州よりは格段に軽い芝への適性が見極めの最大のポイント。2010年のスノーフェアリー以来、欧州勢は勝てていません。スノーフェアリー香港カップの前に日本でエリザベス女王杯を勝って軽く早い芝への適性を示していました。マジカルはそれなりに人気を集めるでしょうが、今年の欧州勢にスノーフェアリーを重ねて見ることは少々難しいような気がしてなりません。

香港ヴァーズ(シャティン芝2400m)
日本馬が出走していないため、日本では馬券発売の対象にはなっていませんが、今後のために簡単に展望致します。香港カップ展望でも触れましたが、エグザルタントが不動の大本命のこのレース、もともと長距離馬が少ない香港ですから香港勢4頭にA.オブライエン、J.レニエ厩舎の2頭と7頭立ての寂しいレースになってしまいました。
日本から有馬記念にはちょっと足りない長距離馬が遠征してくれば十分勝ち負けになったのに、と残念でなりません。実はエリザベス女王杯5着のセンテリュオ(牝5・高野友和厩舎)が駆け込みで出走を検討、雷神モレイラからも来てほしいと依頼があったそうですが、間に合いませんでした。センテリュオが出走していればエグザルタントとの一騎打ち、香港で発売が始まった二重彩、日本で言う馬単でセンテリュオを頭に勝負したかったのですが、それも夢。

閑話休題――。エグザルタントの相手になりそうなのは地元勢では前哨戦3着のコロンバスカウンティ(セ5・C.ファウンズ厩舎)は他の地元勢から頭一つ抜けています。欧州勢ではA.オブライエンのモーグル(牡3)。モーグルは武豊が2週間隔離の覚悟でパリまで出かけながら直前の出走取消で涙を飲ませたジャパンの弟です。ジャパンカップにも登録はしたもののこちらも来日見合わせ。凱旋門賞前哨戦の一つ、パリ大賞典を3歳馬の身で勝っていて、このメンバーなら頭一つ抜けた存在。もう一頭の欧州勢、ロイヤルジュリアス(牡7)は仏、伊、中東と世界を股にかけ地球を駆け回るタフな馬。この2頭がエザルタントの相手2番手を形成することになるでしょう。
香港には四重彩という4連単馬券が発売されています。エグザルタント1着固定の4連単絞り込んで勝負というのが今年の勝負馬券。しかし、香港に行けないので買えません。JRAには日本馬が出走していなくても海外の主要G1を発売して貰いたいものですし。三連単数、WIN5など魅力的な馬券を日本でも発売して貰いたいものです。
明日は松岡正海騎手の香港直前情報をインタビューでお届けします。お楽しみに!

★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港国際競走3レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。


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2020年11月14日() 08:30 覆面ドクター・英
エリザベス女王杯・2020
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前回の当コラムでは、フィエールマンアーモンドアイクロノジェネシスの3頭を推奨。その通りの3頭で決まったわけですが、あとはフィエールマンアーモンドアイを差し切って帯封ゲットとなるはずも、結果はご存知の通り......。そう甘くはないですね(笑) ただ、勝てたこと自体は良かったので、今週こそはガチっと稼ぎたいものです(北海道はコロナがまた増えてきていて、結構大変な状況です)。


<全頭診断>
1番人気想定 ラッキーライラック:昨年のこのレースの勝ち馬でもあり、G1 3勝していて、春には牡馬相手に大阪杯勝ちもあり当然有力。調教の動きも鋭く、ここも当然有力。ただ札幌記念を見ると、若干力が落ちてきているのでは(落ち目のペルシアンナイトに1馬身半も負けるのはちょっと......。)。

2番人気想定 ノームコア:昨年のヴィクトリアマイル勝ちもあり、夏の札幌記念ではラッキーライラックにも先着し勝利。半妹のクロノジェネシスも秋の天皇賞で3着と活躍を示し、血統的にも勢いがある。実績がややマイル寄りであることと、関西への輸送で結果が出ていないあたりが問題か。

3番人気想定 ラヴズオンリーユー:昨年のオークス馬で、昨年のこのレースでも1番人気(結果は3着)に推された。今年は、正直合うところを使えず距離不足で結果を出せていない状況が続いている印象。ここに向けては、調教万全で、本番にあわせてくる矢作厩舎の力量はさすが。この人気なら頭を期待したいくらい。

4番人気想定 センテリュオ:昨年このレースで4着以降はいまひとつだったが、前走のオールカマーで久々の勝利。ただ今年は全て渋った馬場でのレースばかりで、評価は正直難しい馬。

5番人気想定 サラキア毎日王冠を圧勝したサリオスの半姉で、府中牝馬Sで3馬身差の圧勝をみせての参戦。血統的にもこの時期が良い可能性もあり、楽しみ。

6番人気想定 リアアメリア:ローズSは強い勝ち方だったが、ある程度予測された使って2戦目の秋華賞を惨敗(2番人気13着)して迎える。能力の高さと脆さがあり、この距離もそう向かなそうで妙味はあまりない。

7番人気想定 ソフトフルート:当コラム(秋華賞編)でも、2勝クラス圧勝を高評価した1頭で、当日の9番人気は意外だった。今年の3歳世代はトップ以外は弱いと言われており、斤量差を生かしてどこまでやれるか......。

8番人気想定 エスポワール:牝馬重賞で今年3戦全戦1番人気に推されているように期待されているのだろうが、3着、12着、2着と実態はオープン勝ちがないのに人気先行感の強い馬。強い相手のほうがいい走りをする可能性もあるが、妙味はあまりないか。

9番人気想定 ウラヌスチャーム:前走新潟2200mの新潟牝馬S勝ちでの参戦となる。長めの距離で実績を残しているルーラーシップ産駒だが、阪神2200mの今年は損している側では。

10番人気以下想定
ウインマリリン:春は絶好調でオークスでも2着したが、秋は体調が整わず、ぶっつけの秋華賞でも15着と予想通りの凡走。ここもまだ良化途上に見えて、要らないのでは。

ウインマイティー:春は忘れな草賞を勝って臨んだオークスでも3着と好走したが、秋は紫苑Sも秋華賞も人気で凡走している(6着と9着)。叩いて上昇してきており、同じウインでも買えるのはこちらか。

ミスニューヨーク:紫苑S5着、秋華賞5着とそれなりの結果の今秋だが、弱いと言われている3歳世代にあって瞬発力のないキングズベスト産駒だけに、馬券的には要らないのでは。

サトノガーネット小倉記念で2着と激走したが、展開的にはまった部分もあり、ここは追い込みが通用しない舞台。

シャドウディーヴァ:府中牝馬Sで2着と、人気はないが穴では面白い馬では。

サムシングジャスト:府中牝馬Sで3着まで来たが、渋った馬場で瞬発力不足を補えたヴィクトワールピサ産駒で、ここでの激走は期待薄。

ロサグラウカ:昨年12月に3勝クラスを勝ちオープン入りしたがその後はさっぱり。前走の新潟牝馬S7着も惜しくない結果で狙えない。

リュヌルージュ:6月はマーメイドSで3着と好走したが、七夕賞8着からのぶっつけは厳しい。

カーロバンビーナ:3勝クラスですら凡走している現状では厳しい。


<まとめ>
有力:ラヴズオンリーユーラッキーライラック

ヒモに:ノームコアサラキアソフトフルート

穴で:シャドウディーヴァ

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2020年11月13日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】馬場傾向を予想に反映しやすいのは短距離戦/エリザベス女王杯展望
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先週はG1ひと休みとなったが、アルゼンチン共和国杯では大外枠のオーソリティが好位から抜け出し、休養を挟んでの重賞連勝。先々が楽しみになる好内容だった。

オーソリティオルフェーヴル産駒。同産駒らしく気性的にはなかなか難しい面があるものの、レースでは非常に器用な立ち回りを見せる馬。まだ古馬一線級との対戦実績はないだけにいきなりG1で通用するかはわからないが、オルフェーヴル産駒はラッキーライラックに見られるような成長力もあるだけに、いつかは大きなところを狙えるかもしれない。

また、同馬にとっては大外枠も追い風だった。先々週あたりから東京芝は外が有利。その傾向を上手く生かせた。

~外枠が断然有利だった芝千四の京王杯2歳S

外有利が顕著に出たのは、土曜日に行われた京王杯2歳ステークス。勝ったモントライゼこそ6番枠からの抜け出しだったが、2~8着までは2ケタ馬番の馬たちが上位を占めた。当方が本命にしたのも16番枠のユングヴィ。同馬は1400mの未勝利戦の内容が良かった上に、鞍上は外を回す傾向の強い「外出しオジサン」の柴田善騎手。

予想の際に、

「現状の東京芝は外からの差しも届く状況で、柴田善騎手なら16番枠からジワっと好位~中団くらいにつけて追い出す形が濃厚。1200m重賞組や、決してレベル高くない新潟2歳S組、気性難馬などが人気の相手関係ならば、前走内容だけ走ればココでも通用するはず」

と書いたが、その期待通りの騎乗だった。(宣伝になってしまい恐縮だが、騎手の特徴については『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』を参考にしていただきたい。JRAの全騎手の騎乗パターンをアナログの視点から解き明かしている)

▽外枠にヤマを張った3連複馬券



基本的に馬場傾向を利用して予想しやすいのは長距離よりは短距離戦。なぜかというと枠なりの競馬になりやすいためだ。長丁場のレースになると道中での進路取り変更が可能で、内枠の馬が控えて外を回すというような芸当も可能になる。アルゼンチン共和国杯でいえば2着に突っ込んできたラストドラフトの戸崎騎手がまさにそういう競馬をしていた。

しかし短距離だと、そうこうしているうちにレースは終わってしまうし、進路変更のロスも大きくなる。ゆえに、短距離では馬場&枠の有利不利が素直に反映されるわけだ。

今週末の東京芝もBコースが続くので、引き続き同様の狙いを定めて行きたい。

エリザベス女王杯の注目馬

さて、今週末はエリザベス女王杯。例年とは異なる阪神での開催となる。

阪神開催となること自体よりも、阪神の2週目開催となることが予想をする上ではポイントになりそう。開幕週を見る限り阪神の馬場状態は良好。今週末の気象状況をみても恐らく崩れる確率は低そうなので、先週同様の状況での開催となりそうだ。

もっとも差しが届かないわけではなく、ファンタジーSでは前が流れたとはいえ先行勢には厳しい流れになり直線は差し馬が届いていた。ココでは注目馬を2頭挙げておく。

センテリュオ

オールカマーは牡馬相手に外から差し切り勝ち。近走のレースぶりを見ると2000mでも短いくらいで、パワーも問われる阪神の2200mはベストに近い条件。人気はラッキーライラックラヴズオンリーユーに譲る可能性もあるが、この舞台なら互角以上の戦いができておかしくない。

サトノガーネット

牝馬ながら長くいい脚を使えるスタミナタイプで、バテないので急坂の阪神は合う。昨年は流れに乗れず9着に敗れたが、重賞を制し力をつけてきた今年は、舞台替わりも追い風にして昨年より前進がありそう。

※週末の重賞の結論は、『TAROの競馬』にて一部無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2020年11月12日(木) 17:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック デイリー杯2歳S2020
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


11月14日(土) 阪神11R  第55回デイリー杯2歳S (2歳G2・芝1600m)

【登録頭数:12頭】(フルゲート:18頭)

 
<賞金上位順>

カイザーノヴァ(D)3ヶ月
ここまでの3戦も少ない乗り込み量で出走してきた馬だが、3ヶ月ぶりの今回も乗り込み量は少ない。1週前追い切りの時計も平凡で。

ホウオウアマゾン(B)中7週
前走オープン勝ちも、調教ではそれほど良い時計が出ていた訳ではなかった。この中間のほうが2週前、1週前と好時計が出ていて、出来は良さそう。

コスモアシュラ(B)中2週
前走時はかなり乗り込まれていたが、調教の時計は平凡で馬体重も+12キロと太め残りだった。この中間は、1週前に坂路で良い時計が出ていて変わり身がありそうな感じ。

シティレインボー(B)中7週
取消後のレースとなるが、1週前、日曜日と好時計が出ていて調教内容からは特に気になるところなし。仕上がりは良さそう。

スーパーウーパー(D)中2週
新馬勝ち後の中2週となり、この中間は軽めの調整。

スーパーホープ(A)中2週
大きな馬で、未勝利勝ちの前走時が+12キロ。馬体に余裕があったということの表れか、この中間は中2週と間隔が詰まる中でも、1週前に坂路で前走時以上の速い時計をマークし、上積みを感じさせる。

レッドベルオーブ(B)中7週
新馬、未勝利と乗り込み量は多かったが時計は抜けて良かった訳ではなかった。この中間も間隔を空けての参戦で、2週前、1週前と併せ馬での調整。1週前追い切りでは、好時計で先着と上積みはありそう。

ビゾンテノブファロ(D)中2週
門別も含めると8度出走と使い込まれている馬で、今回も中2週。1週前は併せ馬で先着するも時計は平凡で、輸送もあるので出走してきても厳しそう。


このコラムからの推奨馬はスーパーホープ1頭をあげておきます。


※そして、オマケで今週の日曜日に行われるエリザベス女王杯についても触れておくと、ラヴズオンリーユーセンテリュオ、そしてエスポワールの3頭を調教注目馬としたいと思います。



◇今回はデイリー杯2歳S編でした。
今年の2歳馬たちはこれまでにない状況下の中でのデビューとなっています。現在、競馬場にお客さんが入場するようになってきてはいるものの、10万人規模の大歓声のなかで競馬が行われることはまだまだ先になりそうな状況です。おまけに長い梅雨の影響で悪天候でのレースも多く行われてきていたり、京都競馬場が工事に入る関係で関西圏での開催が変則的に行われていたりして、そんなことが影響しているのか人気を裏切る馬が多いように感じます。牝馬ではソダシメイケイエールが重賞をそれぞれ2勝していますが、牡馬は主役不在。今年は牡馬、牝馬とも無敗の3冠馬が誕生しましたが来年のクラシックは今年と真逆で大混戦になるのかもしれませんね。そんなことも念頭に置きつつ、引き続きこのコラムでは2歳戦を中心に見守っていきたいと思っています。

それでは次回、東京スポーツ杯2歳S編(予定)でお会いしましょう。

デイリー杯2歳S出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2020年10月2日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】ロードカナロア産駒と相性の良い横山典騎手に注目
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先週は東西でG1へ向けて重要なトライアルレースが2つ。

神戸新聞杯コントレイルが難なく秋初戦を制し、無敗の3冠へ向けて順調なスタートを切った。3~4コーナーでは内枠ゆえに渋滞に巻き込まれそうな場面もあったが、福永騎手とのコンビで難なく捌いて抜け出し。脚力に加えて折り合いもつく、レースセンスも良い、と3拍子揃っており、まさに現代競馬のチャンピオンにふさわしい馬。菊花賞へ王手、あとは道悪や極端な外枠を避けられれば結果もついてきそうだ。

一方オールカマーはゴール寸前でカレンブーケドールを捉えたセンテリュオが大外一気の差し切り勝ち。個人的にもセンテリュオには自信の本命を打っていたが、同時に勝ち切らない自信もあったので、2~3着馬券でズドンと勝負。ゴール前は、「差せ…でも差し過ぎるな…!」と微妙な声援を上げたのも空しく、想定以上の末脚で勝ち切ってしまった。これも競馬なので仕方ない。

それにしても、中山芝は雨の影響もあったとはいえ、特に日曜日は想定以上に外が伸びていた。今週末は雨の心配はほぼなさそうだが、先週の傾向がどう引き継がれるのか注目したい。ちなみに秋の中山3週目(つまりスプリンターズSの前の週)時点で芝が外伸び傾向になるのは、私が個人的に付けている馬場記録を見返すと2016年以来となる。その2016年のスプリンターズSレッドファルクスが外から差し切り勝ち。果たして今年は―。

スプリンターズS展望

というわけで、いよいよ秋G1の開幕戦・スプリンターズSの展望へ。

今年は例年以上に有力馬の乗り替わりが多く、ダノンスマッシュは三浦騎手から川田騎手に戻り、グランアレグリアは池添騎手からルメール騎手に戻る。さらにダイアトニックはココ2戦で手綱を取った武豊騎手が凱旋門賞に遠征するため、横山典騎手がテン乗りとなる。

その中で、注目はダイアトニックと横山典騎手のコンビ。ダイアトニックの父は言わずと知れたトップサイアーのロードカナロア。同産駒は操縦性が高くセンスの良い馬が多く、この特徴が横山典騎手にピタリとハマりそうだ。

実際、横山典騎手はロードカナロア産駒で重賞を3勝。これはアーモンドアイサートゥルナーリアなどで合計10勝を挙げているルメール騎手を別格とすれば、最多タイの記録となる。他に3勝しているのは北村友騎手、武豊騎手の2人。しかし、北村騎手は騎乗機会25、武豊騎手は同12に対し、横山典騎手はわずか5回の騎乗で3勝をしている。その内訳はトロワゼトワルで2勝、そしてキングオブコージで1勝。

ココまで書いておいてなんだが、正直データはどうでも良い。ただ、レースぶりを見ていても横山典騎手とロードカナロア産駒は非常に手が合っている。同騎手のイマジネーションに対して、同産駒はきちんと応えられる運転のしやすさがあるからだろう。とりわけキングオブコージとのコンビで飾った4連勝は、世界でも横山典騎手でしか成し得なかったものだと思う。テン乗りで勝利した今年の年明け1回京都の4歳上1勝クラスでのレースぶりは、その映像を観ながらハイボールを3杯くらい飲めてしまう。

余談が過ぎたが、ダイアトニックはタイミング的にも狙いやすい。前走は完全な外差し競馬での最内枠。私自身も同レースでは評価を5番手まで下げたが、結果は想像を超える15着のいう大敗。ただ、スプリント戦の着順など馬場一つでどうにでも変わる物なので全く気にすることはない。前走は2.3倍の1番人気、今回は恐らく4番人気程度。タイミング的には反発しそうな今回こそが狙いどころだろう。

その他は、人気どころならば、再注目はグランアレグリア。純然たるスプリンターではないと思うが、単純な能力を見れば、ひたすらスプリント路線(付近)で実績を積み重ねているモズスーパーフレアダノンスマッシュよりも能力は上位。前述した通り、今年は例年よりも外が伸びている馬場状態もプラスで、順当に最有力候補とみる。

※週末の重賞の結論は、『TAROの競馬』にて一部無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2020年6月19日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】馬場は生き物・迷ったら内枠/函館スプリントS展望
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私はよく”馬場は生き物”というのだが、先週のエプソムカップではまさにそのことを痛感した。

前の週の安田記念グランアレグリアの外差しが決まり、先週も雨の中の競馬で外が伸びていたように思えた。しかし、府中の芝は時々刻々と変化する。土曜日から各馬外に出して内が案外使われていなかったこと、また日曜になり天候が回復してきたこともあったのか、気づけばインが伸びる馬場に戻っていたようだ。

ヒントを与えてくれたのは東京10レースのサトノフウジン。レーン騎手が内を突くと、そのまま最後まで伸び切って抜け出し、それを見て各騎手もインが生きていることを確信したのかもしれない。

メーンのエプソムカップでは逃げたシンガリ人気のトーラスジェミニが粘り込み大波乱を演出。勝ったのは内枠から好位につけたダイワキャグニー、2着にも最内枠のソーグリッタリングが入り、3連複70万超の大万馬券だが、種を明かせば逃げ馬が内枠を連れて来るという決着だった。だからといって獲れたわけではないのだが、回顧とはある意味で言い訳を見つける作業なので、適切な言い訳をできることは重要だ。今回は差しに回った、あるいは外を回した、という言い訳できる馬を覚えておくだけでも今後に向けては十分価値がある。


〜迷ったら先行&内枠

現代の芝の馬場整備技術は発達しているので、かつてのような外伸びはレアケース。基本的には内枠に張っていた方が確率が高く、”迷ったら先行&内枠”というのが鉄則だ。

エプソムカップの10分前、マーメイドSもやはり先行内枠決着。2番手から抜け出したサマーセントに追いすがったのは、道中インを立ち回り直線も最内を突いたセンテリュオと、最内枠のリュヌルージュだった。これで3連複は万馬券。阪神芝は開幕週、2週目ともにインの状況が良く、引き続き今週末もイン狙いが正解か。

さらに内が狙いという意味では、先週開幕した函館の芝コースだろう。開幕週だった先週は、芝で14レース施行され、

1枠の馬(4-0-3-11)
8枠の馬(2-0-1-25)

と明らかにイン有利。1枠の馬の単複を買い続けたら、結果的には楽々プラスだった。競馬予想とは目の前の馬のことを考える、ミクロ予想も大事だが、全体像を掴むという意味でマクロ予想も重要なのである。

…なんて偉そうに言って、私は最内枠のリュヌルージュに自信の本命を打ちながらも、サマーセントを消してしまう愚か者なのである。悲しいかな、わかることと当たることは違うのだ。


函館スプリントS展望

気を取り直して今週末、重賞は2レースだが、内枠を重視したいのはやはり函館芝で開催される函館スプリントステークスだろう。開幕2週目芝1200m重賞にフルゲートの16頭が揃い、先行勢が多くない組み合わせを考えれば、やはりイン重視がセオリー。

先週の函館芝1200mでは7レース行われ、2ケタ馬番の馬は35頭が出走して(0-3-2-30)と未勝利。2ケタ馬番から人気薄で好走した馬は2頭いたが、そのうち1頭は逃げ馬なので、外からの差しを決めた人気薄は日曜メインのインスピレーションのみ。細かいことを考えるよりは、インを狙えということをまずはアタマに入れておきたい。

本稿執筆時点でまだ枠順は出ていないのだが、内枠を条件に狙ってみたいのはエイティーンガールジョーマンデリングランドボヌールの3頭。

エイティーンガールの坂井騎手は言わずと知れた内枠巧者で、初重賞制覇となった昨年フィリーズレビューでのイン突きや、京都大賞典でのドレッドノータスでのイン突きは記憶に新しいところだ。

ジョーマンデリンは先週のレースが好内容で能力的に引けは取らない。病み上がりとはいえやはりイン突きの名手である岩田康誠騎手が騎乗する。

グランドボヌールオーシャンSで大健闘の4着。鞍上の城戸騎手は知名度こそ高くないがスタートは上手で、短距離の先行ではしばしば好騎乗を見せてくれる。

今週末はシンプルにイン重視で、上記の馬たちを中心に狙ってみるつもりだ。

※重賞の結論は、『TAROの競馬』にて無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
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センテリュオの口コミ


口コミ一覧
閲覧 264ビュー コメント 0 ナイス 28

おはよ~♪

2月9日ですね!

ニックの日です。

ニックボックウィンクルのファンの方、良かったね♪

親で立直ピンフで上がった人も2900ですよ。

と言う訳で京都記念は今のところ・・・、

ジナンボー
ステイフーリッシュ
センテリュオ
モズベッロ
ラヴズオンリーユー
ワグネリアン

かな?

ここから絞って行きたいです。

ではではです(^^♪

 競馬戦略研究所所長 2021年1月18日(月) 23:18
重賞回顧 愛知杯
閲覧 185ビュー コメント 0 ナイス 11

距離を考えても前が競り合いすぎの展開で始まったこのレース。勝ったのはクラシック皆勤賞で最後の秋華賞でデアリングタクトの2着になったマジックキャッスル。3冠世代は他の馬のレベルが疑問といわれますが、年明け早々牝馬限定戦とはいえ結果を出しました。プラス体重は全て成長分というようなパドックから「勝つのはこの馬かな?」とも思いましたが、相手にとどまりました。クビ差とはいえ今後を考えれば、ここの賞金加算は大きい。次走も距離適性を考えたローテを組んで欲しいものです。

 2着には人気先行馬が人気を落としてくる典型的なパターンのランブリングアレー。この馬はこのくらいの距離がぴったり。まだ5歳。これからも期待十分の馬です。

 3着を死守してくれた所長◎のウラヌスチャーム。一戦ごとに自力強化してきた馬で、今回も最後に3着に上がった勝負根性は成長の賜物。相手次第、展開次第とはなりますが、常に注意したい馬です。

人気のセンテリュオは正直走れる馬体には見えませんでした。案の定掲示板すら乗らず。しかしながら、ここを使ったことで次はしっかりしてくるはず。人気が下がりそうな次走は調教次第ですが、狙いたい馬です。

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 たぶお統括本部長 2021年1月18日(月) 17:12
今週の推奨馬+先週の◎成績
閲覧 193ビュー コメント 0 ナイス 10

《今週の推奨馬》

★土曜日・中京10R・若駒S(3歳オープン芝2000m)
・レヴェッツァ
前走は12月にデビュー2戦目の阪神芝2000mの未勝利戦を2馬身差で圧勝した。
勝ちタイム2.01.1は、前日の古馬2勝クラスより0.1秒速い優秀な時計。
第6回阪神開催で2歳の芝2000m戦は1勝クラスのエリカ賞を含めて6鞍あったが最速タイムであった。
ちなみに3週後の古馬準オープン元町Sよりも0.2秒速かった。
引き続き芝2000mなら当然勝ち負け必至。

★日曜日・中京10R・伊賀S(4歳以上3勝クラス・ダート1400m)
・コウソクスピード
前走は11月に昇級初戦で府中ダート1300mの2勝クラス東村山特別を半馬身差で快勝して現在2連勝中と絶好調で昇級してきた。
これでダートは3戦3勝の無敗で、中京は初めてだが未勝利戦を府中ダート1400mを勝っているから距離も左回りも問題ない。
抜群のダート適性から昇級初戦でも勝ち負け必至。

★日曜日・中山10R・アレキサンドライトS(4歳以上3勝クラス・ダート1800m)
・アメリカンシード
前々走に初めてダートを使われて京都ダート1800m1勝クラスを7馬身差の圧勝で、前走は昇級初戦ながら中京ダート100mの犬山特別を5馬身半差で圧勝して破竹の2連勝中で昇級してきた。
逃げても良く控えても良い、右回りも問題ない事から昇級初戦でも底を見せてない抜群のダート適性で勝ち負け必至。

《先週の推奨馬成績》
★土曜日・中京9R・長良川特別
1着フライライクバード
単勝150円
複勝110円

★日曜日・中京9R・梅花賞
1着ディープモンスター
単勝200円
複勝110円

これで今年の推奨馬成績は
成績・[3.1.0.2]
勝率・0.500
連対率・0.666
複勝率・0.666

単複回収率(6戦)
単勝・103.3%(620円)
複勝・91.6%(550円)
総合・97.5%

《先週の重賞レース◎成績》

★愛知杯(GⅢ)
11着センテリュオ

★京成杯(GⅢ)
2着タイムトゥヘヴン
複勝170円

★日経新春杯(GⅡ)
10着アドマイヤビルゴ

これで今年の重賞◎成績は
成績・〔1.1.0.5〕
勝率・0.142
連対率・0.285
複勝率・0.285

単複回収率(7戦)
単勝・44.2%(310円)
複勝・47.1%(330円)
総合・45.7%

《先週の重賞以外のメイン◎成績》

★虹の松原S
4着リトミカメンテ

★カーバンクルS
4着ケープコッド

★門司S
12着ペオース

成績・[1.0.0.6]
勝率・0.142
連対率・0.142
複勝率・0.142

単複回収率(7戦)
単勝・48.5%(340円)
複勝・20.0%(140円)
総合・34.2%

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コメント一覧
2:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年11月13日(金) 03:20:25
関係、しがらき効果、坂路抜群、阪神22適正
1:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年11月12日(木) 02:17:41
スガダ、戸崎○、時計上位、高速馬場○、良馬場の方が良い、
キムヨウ、4.5番手、休み明けの方が走る、

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センテリュオ
センテリュオ

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2021年1月16日愛知杯 G311着
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2021年1月16日 愛知杯 G3 11着
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