ダノンプレミアム(競走馬)

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写真一覧
現役 牡6 青鹿毛 2015年4月3日生
調教師中内田充正(栗東)
馬主株式会社 ダノックス
生産者ケイアイファーム
生産地新ひだか町
戦績14戦[6-2-1-5]
総賞金41,812万円
収得賞金19,500万円
英字表記Danon Premium
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
インディアナギャル
血統 ][ 産駒 ]
Intikhab
Genial Jenny
兄弟 ロードプレミアムプレミアムギフト
前走 2020/12/13 香港カップ G1
次走予定

ダノンプレミアムの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
20/12/13 香港 8 香港カップ G1 芝2000 8--------4** 牡5 57.0 W.ビュイ中内田充500(--)2.00.8 0.3----ノームコア
20/11/01 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 1281121.664** 牡5 58.0 川田将雅中内田充496(-10)1.58.2 0.434.0アーモンドアイ
20/06/07 東京 11 安田記念 G1 芝1600 141112.7413** 牡5 58.0 D.レーン中内田充506(--)1.33.6 2.036.0グランアレグリア
20/04/11 オー 8 QES G1 芝2000 12--------3** 牡5 59.0 J.マクド中内田充--0000 ------アデイブ
19/11/17 京都 11 マイルCS G1 芝1600 177142.412** 牡4 57.0 川田将雅中内田充506(-2)1.33.2 0.234.2インディチャンプ
19/10/27 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 16599.532** 牡4 58.0 川田将雅中内田充508(+4)1.56.7 0.534.5⑤⑤アーモンドアイ
19/06/02 東京 11 安田記念 G1 芝1600 168153.2216** 牡4 58.0 川田将雅中内田充504(+4)1.32.9 2.034.5⑨⑨インディチャンプ
19/04/21 京都 11 マイラーズC G2 芝1600 10661.311** 牡4 57.0 川田将雅中内田充500(-2)1.32.6 -0.232.2グァンチャーレ
19/03/10 中京 11 金鯱賞 G2 芝2000 13113.521** 牡4 56.0 川田将雅中内田充502(+4)2.00.1 -0.234.1リスグラシュー
18/05/27 東京 10 東京優駿 G1 芝2400 18112.116** 牡3 57.0 川田将雅中内田充498(0)2.23.8 0.234.6ワグネリアン
18/03/04 中山 11 報知杯弥生賞 G2 芝2000 10891.811** 牡3 56.0 川田将雅中内田充498(+8)2.01.0 -0.234.1ワグネリアン
17/12/17 阪神 11 朝日杯FS G1 芝1600 16112.311** 牡2 55.0 川田将雅中内田充490(+8)1.33.3 -0.633.6ステルヴィオ
17/10/07 東京 11 サウジRC G3 芝1600 18123.621** 牡2 55.0 川田将雅中内田充482(+6)1.33.0 -0.334.4ステルヴィオ
17/06/25 阪神 5 2歳新馬 芝1800 10773.611** 牡2 54.0 川田将雅中内田充476(--)1.48.7 -0.734.6スプリングスマイル

ダノンプレミアムの関連ニュース

 朝日杯FSが20日、阪神競馬場で16頭によって行われ、川田騎乗で7番人気のグレナディアガーズが好位から力強く抜け出して快勝。1分32秒3の2歳日本レコードタイをマークし、GI初制覇を飾った。2着は2番人気のステラヴェローチェ、3着は1番人気のレッドベルオーブが入った。

 ◇

 驚異的なスピードで、重賞ウイナーを圧倒だ。前走で未勝利を勝ったばかりで7番人気のフランケル産駒グレナディアガーズが、1分32秒3の2歳日本レコードタイで世代のマイル王を襲名。これで7年連続のJRA・GI制覇を決めた川田騎手が、喜びを口にした。

 「デビュー前から素質の高さは間違いなかったですし、無事にこの馬の能力を出す競馬ができて何よりうれしいです」

 モントライゼが前半1000メートル56秒9で引っ張る速い流れを、離れた3番手でリズム良く進む。手応え良く直線に向いて、残り200メートル付近で先頭へ。力強い脚取りで一気に加速し、最後は迫るステラヴェローチェを3/4馬身差で振り切った。

 「終始、いいリズムで来られているぶん、気持ちが切れる前に動いていこうということを選択して、最後までしっかり自分の能力を出し切ってくれました」

 川田騎手とのコンビで制した2017年のダノンプレミアムに続く2勝目を挙げた中内田調教師は「素晴らしい血統の馬で、大きいところを取れるんじゃないかと期待を持ちながらずっと接していました」と笑みを浮かべる。GI10勝を含む14戦無敗を誇ったフランケルを父に持つ良血馬だが、2戦目のマイル戦で気性面の難しさを露呈して4着に敗れ、陣営は我慢させることを教え込んだ。鞍上は「落ち着いてレースに挑めるように調整を工夫しながら、前回、今回と能力を発揮できました」と手応えを口にする。

 今後について「正直、1600メートルを持ってくれたなというのが率直な感想で、これ以上距離を延ばすのはまだ視野には入っていません」と中内田調教師。マイル路線が本線となりそうだが、ポテンシャルは超一流で、「さらなる飛躍をしてくれるように育てていきたい」と力を込めた。

 偉大なDNAから非凡なスピードを受け継いだグレナディアガーズ。来年にはさらなる進化を遂げた姿を見せてくれそうだ。(斉藤弘樹)



★20日阪神11R「朝日杯FS」の着順&払戻金はこちら



グレナディアガーズ 父フランケル、母ウェイヴェルアベニュー、母の父ハーリントン。鹿毛の牡2歳。栗東・中内田充正厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)サンデーレーシング。戦績4戦2勝。獲得賞金7981万8000円。重賞は初勝利。朝日杯FS中内田充正調教師、川田将雅騎手ともに2017年ダノンプレミアムに次いで2勝目。馬名は「イングランドの擲(てき)弾兵近衛連隊」。

★売り上げ&入場者…朝日杯FSの売り上げ金は150億977万4800円で、昨年比106・9%の増加となった。入場者は3435人(うち有料入場人員は2776人)だった。

★2歳単勝&スーパープレミアムの結果…9月12日から12月20日までの全2歳戦(432レース)の単勝を対象に、払戻金に5%を上乗せする「秋の2歳単勝」は、総額8億4857万6080円が上乗せされた。また、20日は「JRAスーパープレミアム」として全場の全投票法の払戻率を80%に設定され、18億2087万3560円が払戻金に増額された。今年3回行われた「JRAスーパープレミアム」の払戻金総増加額は45億7802万8160円だった。26、27日の2日間は「有馬記念ウイーク馬連」として、発売全レースの馬連を対象に、5%を上乗せして払い戻しされる。

【朝日杯FS】グレナディアガーズが2歳コースレコードVで2歳マイル王! 2020年12月20日() 15:54

 12月20日の阪神11Rで行われた第72回朝日杯フューチュリティステークス(2歳オープン、牡・牝、GI、芝1600メートル、馬齢、16頭立て、1着賞金=7000万円)は、川田将雅騎手騎乗の7番人気グレナディアガーズ(牡、栗東・中内田充正厩舎)が先行して直線抜け出しV。2歳マイル王の座に就いた。タイム1分32秒3は2歳コースレコード(良)。



 3/4馬身差の2着に中団追走から追い上げたステラヴェローチェ(2番人気)、さらに1馬身半差遅れた3着には道中7、8番手を追走から末脚を伸ばしたレッドベルオーブ(1番人気)が入った。



 朝日杯FSを勝ったグレナディアガーズは、父Frankel、母ウェイヴェルアベニュー、母の父Harlingtonという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は4戦2勝。重賞は初勝利。朝日杯FSは、管理する中内田充正調教師、騎乗した川田将雅騎手ともに2017年のダノンプレミアムに次いで2勝目。

★【朝日杯FS】払い戻し確定!! 全着順も掲載

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【朝日杯FS】最新ナマ情報 2020年12月19日() 04:55

◆最内から反撃〔1〕カイザーノヴァ

 デイリー杯2歳S5着からの巻き返しを、最内の〔1〕枠(1)番から狙う。2017年にダノンプレミアムが勝っている枠で、宮内助手は「前走のようにスタートを出れば、ある程度の位置で競馬できると思う」とうなずいた。



◆14年V枠から〔2〕グレナディアガーズ

 前走で未勝利戦を楽勝したフランケル産駒は、阪神への移設元年となる2014年にダノンプラチナが勝った〔1〕枠(2)番に決定。片山助手は「決まった枠でやるだけです」と語った。



◆馬に合った枠〔3〕ビゾンテノブファロ

 JRA転入後、重賞も含めてすべて6着以内の堅実派は内めの〔2〕枠(3)番に入った。山田騎手は「ゲートをスッと出るので、この馬にはちょうどいい枠です」と満面の笑み。「最後は脚を使えるので、壁を作って運びたい」と、初のGI騎乗にも気負いはない様子だった。



◆枠こだわらず〔4〕ショックアクション

 新潟2歳S勝ち馬は内め偶数の〔2〕枠(4)番。大久保調教師は「特に注文はつかないので、希望の枠や嫌な枠もありません。馬場が荒れてきているので、最後にきれいなところを通れるような競馬ができれば」とイメージ。



◆武に「任せる」〔5〕ドゥラモンド

 新馬戦とアスター賞を連勝したドゥラメンテ産駒は、美浦の南Aコースを軽く流してゲートの駐立練習。いつもどおりにゲートまでついていって確認した手塚調教師は「ゲートは練習して、もう全然問題ないね」と笑顔。枠順の〔3〕枠(5)番には「極端な枠ではないし、いいところだと思う。あとはうまくさばけるかだけ。(武豊)ジョッキーに任せます」と名手の手綱さばきに期待していた。



◆“吉兆枠”だ!!〔6〕ブルースピリット

 2戦2勝のアイルランド産馬は〔3〕枠(6)番。一昨年はアドマイヤマーズ、昨年はサリオスと2年連続で勝ち馬が出ている“吉兆枠”を引き当てた。「決まった枠でやるだけです」と片山助手。



◆7番に陣営「最高」〔7〕ステラヴェローチェ

 滋賀・栗東トレセンの角馬場で準備運動を行ってから、坂路を活気十分に駆け上がり、4ハロン60秒2-13秒0を計時した。山田助手は「調教師から『無理に抑え込まないように』と言われていて、気分良く上がってきました。いい感じでしたよ」と好気配を伝えた。この日に確定した〔4〕枠(7)番についても「ほぼ真ん中でいいところ。最高じゃないですか。ゲートも気にならない。あとは横山典騎手にお任せします」と笑顔だった。



◆絶好枠に笑み〔8〕レッドベルオーブ

 デイリー杯2歳Sをレコード勝ちしたディープインパクト産駒は〔4〕枠(8)番。昨年はタイセイビジョンが2着に入った枠だ。藤原英調教師は「いいところやな」と、真ん中偶数の絶好枠に笑みを浮かべた。



◆自在に行ける〔9〕テーオーダヴィンチ

 2戦1勝のダイワメジャー産駒は〔5〕枠(9)番。昨年は14番人気の伏兵グランレイが3着に入った枠だ。岡田調教師は「ためることもできるし、行くこともできる。枠はこだわらないけど、内過ぎず外過ぎずちょうどいい」とうなずいた。



◆枠気にしない〔10〕アスコルターレ

 もみじSの勝ち馬は〔5〕枠(10)番。阪神移設後は2016年モンドキャンノ、17年ステルヴィオと2度の2着がある枠で、「ゲートはおとなしくて、どんな競馬もできそうなので枠は気にしていません。決められた枠でやるだけです」と三藤助手。



◆鞍上に任せる〔11〕バスラットレオン

 京都2歳S6着のキズナ産駒は〔6〕枠(11)番。中山時代の2010年にグランプリボスが勝ち、矢作厩舎にGI初勝利をもたらした枠だ。宮内助手は「スタートが速くて競馬が上手ですからね。あとはジョッキーに任せます」と語った。



◆外すぎず納得〔12〕ジュンブルースカイ

 デビュー4戦目で初のマイル戦で、〔6〕枠(12)番からスタートする。阪神移設後は5着が最高の枠だが、友道調教師は「真ん中に近いところだし、いいんじゃないかな」と納得の表情で話した。



◆前例を覆す!!〔13〕ホウオウアマゾン

 デビュー4戦4連対の堅実派は〔7〕枠(13)番。中山時代も含め、これまで38頭が出走して一度も連対がない枠となった。宮内助手は「大外や最内は嫌だった。少し外めだけど、前の馬を見ながら競馬できれば」と語った。



◆好位置取れる〔14〕モントライゼ

 京王杯2歳S勝ち馬はここ2年連続で4着の〔7〕枠(14)番。松永幹調教師は「できればもう少し内めが良かったけど、仕方ないですね。(14)番枠なりの競馬をしてくれれば。スタートはいいので、(いい)位置は取れると思う」と前を向いた。



◆外枠「生きる」〔15〕ロードマックス

 京王杯2歳Sの2着馬は〔8〕枠(15)番。前走も外の(17)番枠から2着に好走しており、「外枠からいろいろ試した前走は良かったし、今回の1600メートルの競馬で生きてくると思う」と藤原英調教師。



◆「内見ながら」〔16〕スーパーホープ

 デイリー杯2歳Sの3着馬は〔8〕枠(16)番。中山時代も含め、大外枠からの優勝は1983年ハーディービジョンが最後で、このときは8頭立てだった。藤岡調教師は「スタートしてから向こう正面も長いし、昔(の阪神芝1600メートル)ほど嫌な枠ではない。内を見ながらいけるしね」と語った。

朝日杯FSの出馬表はこちら 調教タイムも掲載

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ダノンスマッシュなど香港国際競走に参戦の6頭が帰国 2020年12月17日(木) 04:43

 香港国際競走に出走した遠征馬6頭が15日に帰国。それぞれ輸入検疫のために国際検疫施設に入厩したことを16日、JRAが発表した。

 【15日6時9分・成田国際空港着、8時30分・競馬学校へ入厩】ウインブライト(美・畠山、牡6)、タワーオブロンドン(美・藤沢和、牡5)、ノームコア(美・萩原、牝5)

 【15日午後4時11分関西国際空港着、午後7時20分・三木ホースランドパークへ入厩】アドマイヤマーズ(栗・友道、牡4)、ダノンスマッシュ(栗・安田隆、牡5)、ダノンプレミアム(栗・中内田、牡5)

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【朝日杯FS】レースの注目点 2020年12月15日(火) 13:14

★未勝利→デイリー杯2歳Sを連勝 兄の雪辱を狙うレッドベルオーブ



 レッドベルオーブ(牡、栗東・藤原英昭厩舎)は、8月8日の新馬戦(新潟)こそ2着に敗れたが、2戦目の未勝利戦では中京・芝1600メートルの2歳コースレコードを更新(1分33秒1)して、2着馬に3馬身半差をつける快勝で初勝利を挙げた。同馬は、続くデイリー杯2歳Sでも、阪神・芝1600メートルの2歳コースレコードを更新(1分32秒4)して連勝を飾っているが、連勝の勢いそのままに朝日杯FSでGI初制覇を飾ることができるだろうか。



 レッドベルオーブは、父ディープインパクト、母レッドファンタジアという血統で、昨年のデイリー杯2歳Sを制したレッドベルジュールの弟にあたる。レッドベルジュールは昨年の朝日杯FSで10着に敗れ、同レースを最後に競走馬登録を抹消しているが、レッドベルオーブは兄が果たせなかった朝日杯FS制覇を遂げることができるかどうか。Vなら、同馬に騎乗予定の福永祐一騎手は歴代最多タイの朝日杯FS4勝目となる。



★今年のJRA2歳重賞で4勝をマーク 須貝尚介調教師はステラヴェローチェを登録



 12月14日現在、今年のJRA2歳戦での調教師別勝利数を見ると、最多勝は14勝を挙げている須貝尚介調教師(栗東)。朝日杯FSには、ステラヴェローチェ(牡)を登録している。須貝調教師は、今年のJRA2歳重賞で札幌2歳SアルテミスS阪神JFソダシ)、サウジアラビアRCステラヴェローチェ)の4勝を挙げているが、2週連続GI勝利を挙げることができるだろうか。なお、ステラヴェローチェはJRAが購入して2005年に輸入されたバゴの産駒で、伯父に2007年朝日杯FS勝ち馬ゴスホークケンがいる血統。



★2戦2勝馬が3頭、1戦1勝馬が1頭登録 今年も無敗のGI馬が誕生するか



 朝日杯FSでは、2017年ダノンプレミアム、2018年アドマイヤマーズ、2019年サリオスと3年連続で無敗馬が勝利を挙げている。今年の朝日杯FS登録馬では、サウジアラビアRC勝ち馬ステラヴェローチェ(牡、栗東・須貝尚介厩舎)、アスター賞勝ち馬ドゥラモンド(牡、美浦・手塚貴久厩舎)、秋明菊賞勝ち馬ブルースピリット(牡、栗東・中内田充正厩舎)が2戦2勝、マーチリリー(牝、栗東・牧浦充徳厩舎)が1戦1勝という成績だが、今年も無敗のGI馬が誕生するだろうか。



 なお、ステラヴェローチェに騎乗予定の横山典弘騎手は、阪神に実施時期を移した2014年以降では初の朝日杯FS参戦となる。同騎手が朝日杯FSを勝てば、2000年メジロベイリー以来、20年ぶりとなるが、ステラヴェローチェを無敗のGI馬に導くことができるかどうか。



朝日杯FS初V狙うC.ルメール騎手 京王杯2歳Sを制したモントライゼに騎乗予定



 C.ルメール騎手は、12月14日現在、今年のJRA競走で198勝を挙げており、自身2度目のJRA年間200勝まであと2勝に迫っている。また、同騎手は今年JRA ・GI8勝を挙げ、自身が持つJRA・GI年間最多勝記録に並んでおり、JRA獲得賞金も43億5253万3000円で自身が持つJRA年間最多獲得賞金記録(46億6023万5000円)にどこまで迫るか注目される。ルメール騎手は、朝日杯FSでは京王杯2歳S勝ち馬モントライゼ(牡、栗東・松永幹夫厩舎)に騎乗する予定だが、同レース初勝利を挙げることができるかどうか。



朝日杯FS初制覇へ!21回目の挑戦 武豊騎手はドゥラモンドに騎乗予定



 ドゥラモンド(牡、美浦・手塚貴久厩舎)に騎乗予定の武豊騎手には、朝日杯FS初制覇がかかる。同騎手は現在JRAで実施されているGI24レースのうち、22レースで計77勝を挙げており、完全制覇へ残すは2歳GIの「朝日杯FS」と「ホープフルS」となっている。武豊騎手は朝日杯FSに過去20回騎乗して2着が5回あるが、21回目の挑戦で同レース初制覇を遂げ、JRA・GI完全制覇に王手をかけることができるかどうか。



 なお、ドゥラモンドは、新馬戦をD.レーン騎手、アスター賞をC.ルメール騎手が騎乗して連勝しており、今回は“テン乗り”となる武豊騎手とのコンビでGI初制覇を目指す。Vなら、同馬を管理する手塚貴久調教師は現役単独トップの朝日杯FS3勝目となる。



★親子制覇狙う大久保龍志調教師 新潟2歳Sの覇者ショックアクションを登録



 新潟2歳S勝ち馬ショックアクション(牡)を管理する大久保龍志調教師(栗東)の父・大久保正陽元調教師は、1993年の勝ち馬ナリタブライアンの管理調教師で、朝日杯FS史上初の親子制覇がかかる。大久保龍志調教師は今年の新潟2歳Sが自身のJRA2歳重賞初勝利で、朝日杯FSへの参戦は今回が3回目となるが、父に続き朝日杯FSのタイトルを手にすることができるかどうか。ショックアクション新潟2歳S以来、中111日での出走で、同馬が勝てばグレード制が導入された1984年以降の朝日杯FSで最も前走からの間隔が長い優勝馬となる。



 なお、ショックアクションには戸崎圭太騎手が騎乗する予定だが、“大久保龍志調教師&戸崎圭太騎手”のコンビは12月14日現在、27戦7勝、2着5回(勝率.259、連対率.444)という成績で、12月6日のチャンピオンズCではチュウワウィザードがGI制覇を遂げている。



★デビューから一貫してマイル戦に出走 デイリー杯2歳S2着のホウオウアマゾン



 ホウオウアマゾン(牡、栗東・矢作芳人厩舎)は、6月14日の新馬戦(阪神)でデビュー以来、すべて芝1600メートル戦に出走して、4戦2勝、2着2回という成績を残している。同馬は前走のデイリー杯2歳Sでは、勝ったレッドベルオーブとアタマ差の惜敗だったが、GIの舞台でも連対率100%の堅実な走りを見せることができるかどうか。なお、同馬には松山弘平騎手が騎乗する予定。



 ホウオウアマゾンは父キングカメハメハ、母ヒカルアマランサスという血統で、2018年セレクトセール(当歳)において1億4000万円(税抜)という高額で取引された。ちなみに、ホウオウアマゾンの母ヒカルアマランサスも現役時代、芝1600メートル戦では4戦1勝、2着3回で連対率100%と好成績を挙げており、2010年のヴィクトリアMで2着と好走している。



★新種牡馬産駒は5頭が登録 2005年フサイチリシャール以来のVなるか



 今年の朝日杯FSには、ドゥラメンテ産駒のアスコルターレ(牡、栗東・西村真幸厩舎)、ジュンブルースカイ(牡、栗東・友道康夫厩舎)、ドゥラモンド(牡、美浦・手塚貴久厩舎)、モーリス産駒のカイザーノヴァ(牡、栗東・矢作芳人厩舎)、リオンディーズ産駒のピンクカメハメハ(牡、栗東・森秀行厩舎)と新種牡馬の産駒が5頭登録している。新種牡馬の産駒が朝日杯FSを勝てば、2005年フサイチリシャール(父クロフネ)以来15年ぶりとなるが、今年の新種牡馬産駒は、父にGIタイトルを贈ることができるかどうか。なお、リオンディーズは2015年の朝日杯FS勝ち馬で、ピンクカメハメハには同レースの父子制覇がかかる。



★父は2008年の朝日杯FSでV 岩田親子がJRA・GIで4回目の対戦



 今年の朝日杯FSでは、岩田康誠騎手・岩田望来騎手親子が揃って参戦する予定となっており、父の岩田康誠騎手は東スポ杯2歳S3着のジュンブルースカイ(牡、栗東・友道康夫厩舎)、子の岩田望来騎手は京王杯2歳S2着のロードマックス(牡、栗東・藤原英昭厩舎)に騎乗する予定。JRA・GIでの同親子の対戦はこれまでに3回あり、対戦成績は2勝1敗で岩田望来騎手がリードしている。さて、4回目の対戦はどちらが先着するだろうか。なお、岩田康誠騎手は2008年にセイウンワンダーに騎乗して朝日杯FSを制しており、子の岩田望来騎手が勝てば、同レース父子制覇となる。また、岩田望来騎手のレース当日の年齢は20歳6力月20日で、VならJRA・GI制覇、並びに朝日杯FSで史上2番目の年少優勝となる。



★3年連続で6月デビュー馬がV 7年ぶりV狙う外国産馬は2頭が出走予定



 朝日杯FSでは2017年ダノンプレミアム(6月25日デビュー)、2018年アドマイヤマーズ(6月30日デビュー)、 2019年サリオス(6月2日デビュー)と3年連続で6月デビューの馬が勝利を挙げている。今年の登録馬では、アスコルターレ(牡、栗東・西村真幸厩舎)が6月7日、モントライゼ(牡、栗東・松永幹夫厩舎)が6月13日、ホウオウアマゾン(牡、栗東・矢作芳人厩舎)が6月14日、スーパーホープ(牡、栗東・藤岡健一厩舎)とブルースピリット(牡、栗東・中内田充正厩舎)が6月21日、ロードマックス(牡、栗東・藤原英昭厩舎)が6月28日にデビューしているが、今年も6月デビュー馬から勝ち馬が生まれるだろうか。なお、ビゾンテノブファロ(牡、美浦・小桧山悟厩舎)は、地方競馬の門別競馬場で5月5日にデビューしている。



 また、ブルースピリットと、新潟2歳S勝ち馬のショックアクション(牡、栗東・大久保龍志厩舎)には2013年のアジアエクスプレス以来、7年ぶりの外国産馬による朝日杯FS制覇がかかる。ブルースピリットはInvincible Spirit産駒、ショックアクションはGleneagles産駒で、どちらもアイルランド産馬。なお、アイルランド産馬が朝日杯FSを勝てば1992年のエルウェーウィン以来、28年ぶりとなる。



朝日杯FSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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【漆山“教授”のGI因数分解】2月生まれのノーザンF生産馬 2020年12月15日(火) 04:58

 東大卒の漆山貴禎記者がGI的中への解法を探る「漆山教授のGI因数分解」。朝日杯FSでは多頭出しの有力牧場生産馬分析や過去の2歳重賞傾向から、有力馬3頭をピックアップした。

 ◇

 着眼点は悪くない。しかし、結論(阪神JFは◎インフィナイト14着)が間違っていてはどうしようもない。朝日杯FSこそズバッと“完答”だ。

 (1)一大勢力

 阪神JFでワンツーを決めたノーザンファーム(NF)生産馬は、2014年の阪神移設後の朝日杯でも【3・3・1・15】と強い。前走1着馬が【3・2・1・7】の好成績を残しているが、1~3月生まれが【3・2・1・3】に対し、4月生まれは【0・0・0・4】と散々。今年登録の8頭ではモントライゼ(4月4日生)、レッドベルオーブ(4月5日生)が“危険な人気馬”といえる。

 (2)府中発仁川行き

 阪神移設後の特徴としては、東京芝1600メートルとの関連の深さが挙げられる。前走で同コース出走馬は【4・1・2・6】とこれだけでも買える数字だが、1着馬に限定すると【4・0・2・0】で何と馬券率100%だ。

 (3)最強タッグ

 2015年以降の2歳重賞での厩舎別成績は、中内田厩舎が【8・1・1・6】とトップで、当レースも17年にダノンプレミアムで制している。さらに、川田騎手とのタッグに限定すれば【4・0・0・2】だ。

 注目馬 登録のあるNF生産馬で最も生まれが早いのはドゥラモンド(2月1日)。半兄に重賞ウイナー2頭がいる良血で、デビュー2連勝の内容も秀逸だ。

 2月生まれのNF生産馬ではステラヴェローチェグレナディアガーズも見逃せない。前者は今年のメンバーでただ一頭の前走・東京マイルV馬(サウジアラビアRC)。後者は中内田&川田コンビ。父フランケルに母は米GI馬と血統的なスケールも大きく、一発候補だ。 (漆山貴禎)

朝日杯FSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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ただ一人日本から香港に向かった松岡正海騎手がウインブライトの最終追い切りの後、香港カップへの意気込みを届けてくれました。

香港のホテルで缶詰め
甘粕 8日に香港到着。香港もコロナ第4波に襲われ、随分厳しい態勢のようですね?
松岡 そうなんですよ。到着後、空港から香港ジョッキークラブ指定のホテルに直行。ホテルとシャティン競馬場の検疫厩舎の間の往復しかできず、外出は一切禁止です。
甘粕 香港では香港IDかワーキングビザを持っている人間は入境後隔離2週間と決められてますよね。
松岡 出走馬関係者は隔離免除されて、それは大変ありがたいのですが、その分非常に厳しい監視体制の下に置かれてしまいました。
甘粕 例えば?
松岡 手には樹脂製のブレスレッドを嵌められるんですよ。
甘粕 その中にはGPS発信機が内蔵されているから、外出したらすぐに捕まっちゃいますよ。
松岡 そうなんですか! そういえばホテルはいつものグランドハイアットではなく、シャティン競馬場の近くなんですけど競馬関係者は一つのフロアー、そのフロアーにはガードマンが常駐していて、競馬場から帰ってくると翌朝また競馬場に向かうまで部屋にいないといけなくて、助手さん、厩務員さんたちの部屋にも行っちゃいけないんです。本当の缶詰なんです。朝も指定された時間にエレベーター前に集合。エレベーターも我々の宿泊しているフロアーには止まらないようになっていて、非常用のエレベーターを使って昇り降りしてるんです。
甘粕 そりゃ大変だ(笑)。日本の甘い防疫態勢とは比べ物にならないね。
松岡 でも、そこまでして競馬を開催してくれる香港ジョッキークラブの努力、凄さには感謝しても感謝しきれないくらいですよ。日本にいては、レース前の時間にこれほど余裕を持てることはないので出走馬の資料を調べたり、レース映像をじっくりと見て本番に備えています。いろんなことが見えてきますね。
甘粕 ところで食事は?
松岡 すべてルームサービスです。
甘粕 美食天国の香港ならルームサービスでも山海の珍味がてんこ盛りなんじゃないの?
松岡 それはそうでもなくて(笑)。

最終追い切りでおつりない仕上げ
甘粕 さて、10日にはウインブライトの最終追い切りに騎乗しました。なんとマスクしてましたね?
松岡 これも香港ジョッキークラブの規則です。本番はさすがにマスクしなくてもいいんですけど。
甘粕 息苦しくはない?
松岡 何頭も乗るわけではありませんから、へっちゃらですよ。
甘粕 さて、日本の競馬ファンが何よりも期待している追い切りの感触を教えてください。
松岡 今回の輸送では思ったほど馬体が減らなくて重め残りでした。去年は香港遠征が2回、今年はドバイではレースは使えませんでしたが往復しています。ブライトも輸送慣れしたせいか馬体が減らなかったのだと思います。ですからびしっと追い切りました。
甘粕 ラストランに向けて生涯最高の仕上がり?
松岡 そこまでは大言壮語できませんけど、おつりの残さない仕上げにはなりました。追い切り後の馬体重が493キロ。ちょうどいい馬体でレースに臨むことができると思います。
甘粕 一昨年の香港カップ、昨年のクイーンエリザベス2世カップと香港では負け知らず。一昨年、昨年と比べて馬の状態はどう?
松岡 この馬は2歳の時から見ていてステイゴールドの産駒ですから、5歳には馬が出来上がると感じていました。読み通り5歳で馬が完成しました。その時に比べれば6歳は6歳の年齢的な衰えは否定はできません。ただ、これまでの2年に比べると今年はドバイへ空足で往復したりして臨戦過程が順調ではなく、その分心配していました。それは最終追い切りで問題なし、と確信しました。
甘粕 じゃあ、おつりのない仕上げというのはちょっと謙遜してない(笑)。
松岡 (笑)
甘粕 さて、ディフェンディング・チャンピオンにはどんなレースをさせましょうか?
松岡 幸先よろしく去年とゲートを同じゲートを引き当てました。縁起がいいですよね! 今年は8頭と少頭数、ペースも早くなることはないので昨年と同じように3、4番手につけて直線勝負と考えています。
松岡 さて、レース映像もたっぷり見て、シャティン競馬場で日本勢、欧州勢を自分の目で見て、相手馬はどの馬?
甘粕 ダノンプレミアムがいいですね。検疫厩舎内の角馬場、トラックで見ていてほれぼれとする出来です。しかし、ブライトなら負かせない相手ではありません。
甘粕 ヨーロッパ勢は?
松岡 マジカルはいい馬ですね。
甘粕 ヨーロッパ勢はスピードが鍵。日本の超高速馬場よりは時計一つ遅いとはいえ、スピードよりも力勝負のヨーロッパ勢はシャティンの馬場に苦戦するケースがこれまでも随分ありましたよ。
松岡 マジカルは早い時計にも十分対応できる馬体をしているように見えました。
甘粕 問題はウインと同様、臨戦過程かな? 今シーズンは6月下旬から使い始めて前走のブリーダーズカップ・ターフまで毎月一走で6戦。その最後がアメリカ遠征。
松岡 ブライトとは違った意味でおつりなくなっているといいですねえ(笑)。
甘粕 もう1頭の欧州勢は?
松岡 スカレティですね。こちらは馬体も硬くてスピード勝負にはいまいちかなあ、と。
甘粕 凱旋門賞当日のドラール賞2000mの勝ち時計が主馬場だったとはいえ2分10秒41、2200mの日本レコードよりも遅い(笑)。これはちょっとね? 地元香港勢では?

地元大将格フローレは?
松岡 前哨戦のジョッキークラブカップを勝ったフローレが人気になっているようですね。そんなに強い馬ですか?
甘粕 昨シーズンの4歳三冠シリーズの二冠馬、第2レグのクラシックカップ1800mはH.ボウマンの取りこぼしですよ。本来なら香港競馬史上2頭目の三冠馬になっていてもおかしくなかった。
松岡 そんなに強いんですか?
甘粕 香港のレジェンド、A.クルーズ厩舎に転厩して再生。今シーズンの使い始めこそ負けたものの、1800mのG2、トライアルと連勝したんですよ。人気薄で気持ちよく逃げれば、ひょっとしちゃうし、タイムワープがフローレのペースメーカーになってペースを作れる。フローレはトライアルを2分を切る時計で勝ってるから、クルーズ厩舎のこの2頭の作戦には十分注意した方がいいと思いますよ。
松岡 なるほど。地元馬のアドバンテージもありますしね。
甘粕 しかし、HKIRには地元香港の雷神ことJ.モレイラ、ライバルのZ.パートンに加え、C.スミヨン、R.ムーア、W.ビュイック、M.バルザローナ世界の名手が結集。正海くんの腕が鳴りますね!
松岡 スミヨンが香港に入れなくなったんですよ。ブリーダーズカップの前にコロナ陽性が疑われて乗り代わりになって、検査で陰性だったのに香港政府の規定ではNGが出たらしいのです。それで彼の騎乗予定馬は乗り替わりになって出走関係者は大変なことになっています。
甘粕 香港政府のコロナ対策は日本とは比べ物にならないほど厳しいね。日本もそのくらい厳しくしないといけないよ。
松岡 世界の名手とターフの上で勝負できるのは楽しみです。若い頃アイルランドで武者修行しましたし、アメリカにも調教に乗りに行ったことがあります。それに香港での騎乗で彼らの馬の動かし方はしっかりと頭の中に刻まれています。F.デットーリとC.スミヨンほど馬を動かせるジョッキーはいません。この2人には脱帽せざるを得ませんが、他の騎手の動かし方なら事前に対策を練っておけば十分対応できる。そのあたりは頭の中でしっかりとシミュレーション完了です!
甘粕 これは力強い! ウインにはこれまでの競馬の歴史のシーンが重なるんですよ。父のステイゴールド、ラストランの香港ヴァーズの鬼の末脚。そして2003年クイーンエリザベス2世カップはコロナならぬSARS禍の中で行われて、香港大将エイシンプレストンが香港で3つ目のG1制覇。ブライトもここ勝てば3つ目のG1。これは神様から大勝しろというお告げかもしれない。
松岡 それは自己責任でどうぞ(笑)。僕を大きく育ててくれたのはブライト。ブライトへ騎乗する機会を与えてくださった岡田繁幸社長の大恩に報いるためにも全力で後悔のない騎乗をします。皆さん、日本から応援して下さい!

★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港国際競走3レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。


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2020年12月11日(金) 12:00 甘粕代三
【香港国際競走2020】レース展望④<香港カップ>香港勢筆頭はリーディングトレーナーA.クルーズの秘密兵器フローレ!
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香港カップ(シャティン芝2000m)
ディフェンディング・チャンピオンアドマイヤマーズ、鞍上強化著しいダノンプレミアムノームコア両頭と今年の日本代表3頭は例年以上のレベルといって差し支えありません。8頭立ての少頭数になったとはいえ、相手の地元香港勢、欧州勢も例年にない手強さ。まずは香港カップの栄誉を日本から取り戻さんと必死の香港勢から。

香港の中長距離馬と言えば騎手、調教師としてともにリーディングに輝く香港のレジェンド、A.クルーズ厩舎の独壇場。香港カップ3勝、ヴァーズ3勝、QE2を3勝しています。年度代表馬にも輝いた大将格、エグザルタントが香港カップを回避してヴァーズに回りました。しかし、エグザルタントに代わる秘密兵器をしっかりと用意。日本勢を迎え撃たせました。カップ、ヴァーズのダブルを狙っての作戦です。
馬季の二冠馬、フローレ(セ6)です。ニュージーランド産馬のフローレは2018年1月、オーストラリアでデビューから4連勝。同年12月に香港に移籍して18/19馬季の4歳三冠シリーズでは香港クラシックマイル(シャティン芝1600m)、香港ダービー(シャティン芝2000m)の二冠馬となりました。三冠第2レグの香港クラシックカップ(シャティン芝1800m)は4着でしたが、これは明らかにH.ボウマンの取りこぼし。幻の三冠馬でした。

翌馬季は香港カップ、QE2を目指して中距離G1路線の王道を歩んだものの、厚い壁に跳ね返されて未勝利。今夏のシーズンオフの休養で成長を見せると、初戦こそ敗れたものの11月1日のササレディースパース(G3・シャティン芝1800m)で香港ダービー以来1年8か月ぶりに凱歌を上げました。前哨戦11月22日のジョッキークラブカップ(G2・シャティン芝2000m)では同厩のタイムワープ(セ7)が逃げ、2番手につけたエグザルタントを前に3番手につけ、直線で両馬を斬って捨てて悲願の香港カップ制覇に王手をかけました。勝ち時計は1分59秒32と香港では驚異的な好時計です。ササレディースパースでもエグザルタントに先着、この好時計がトニーことA.クルーズに重大な決心をさせます。
「斤量差があるとはいえ、年度代表馬のエグザルタントを2度も差し切った力には認識を改めた。香港カップはフローレに任せ、エグザルタントは去年、日本馬グローリーヴェイズに苦杯をなめさせられたヴァーズ2度目の勝利を狙わせることにしたんだ。ところで今年の日本馬はどうなんだ? グローリーがいなけりゃエグザルタントでヴァーズは間違いなくいただきだろ?」A.クルーズ調教師に電話をすると自信満々に答えてくれました。

17/18馬季の香港カップ覇者、タイムワープ(セ7)も忘れてはいけません。香港のエリモジョージとの異名を持つ希代のムラッ気の逃げ馬。前走のトライアルでは例によって逃げたものの殿負け。しかし、前馬季には2月16日の香港ゴールドカップ(G1・シャティン芝2000m)をまんまと逃げきっていて、切り捨てるのは早計です。今年も日本勢をクルーズ厩舎の2頭が立ちはだかる構図です。

さてさて欧州勢です。アイルランドの巨匠、A.オブライエンは多士済々の軍団からマジカル(牝5)を送り込んできました。これまで27戦12勝(12-8-1-6)、英チャンピオンズフィリーズ&メアズSを3歳の身で制しG1勝利を重ねること8勝。今年は愛チャンピオンズ・ステークス、タタソールズゴールド・カップ連覇を含むG1を3勝してブリダーズカップ・ターフ2着とG1を6戦して3勝2着2回3着1回と目を見張る活躍、実績だけから見れば堂々の大本命です。しかし、初夏から使われてHKIRに遠征してくる欧州勢はシーズン中におつりまで使ってスッカラカンの状態であることが殆ど。これまでは調教を見て取捨を決められたのですが、今年は香港渡航不可能。何とも歯がゆいことです。

もう一頭はフランスからスカレティ(セ5・J.レニエ厩舎)。G1勝ちはないものの凱旋門賞当日の名物G2ドラール賞連覇が勲章です。今シーズンは5月の使い始めから重賞ばかり5戦して2勝2着2回3着1回の好成績を残し、前走の英チャンピオン・ステークスではマジカルに先着して2着と健闘していますが、この5戦すべてが稍重から不良。10月3日のドラール賞(ロンシャン芝2000m)の勝ち時計が2分10秒41。芝2200mの日本レコード、2分9秒7よりも遅いのです。欧州勢はおつりがどれだけ残っているのか、香港は日本よりは若干時計がかかるものの、欧州よりは格段に軽い芝への適性が見極めの最大のポイント。2010年のスノーフェアリー以来、欧州勢は勝てていません。スノーフェアリー香港カップの前に日本でエリザベス女王杯を勝って軽く早い芝への適性を示していました。マジカルはそれなりに人気を集めるでしょうが、今年の欧州勢にスノーフェアリーを重ねて見ることは少々難しいような気がしてなりません。

香港ヴァーズ(シャティン芝2400m)
日本馬が出走していないため、日本では馬券発売の対象にはなっていませんが、今後のために簡単に展望致します。香港カップ展望でも触れましたが、エグザルタントが不動の大本命のこのレース、もともと長距離馬が少ない香港ですから香港勢4頭にA.オブライエン、J.レニエ厩舎の2頭と7頭立ての寂しいレースになってしまいました。
日本から有馬記念にはちょっと足りない長距離馬が遠征してくれば十分勝ち負けになったのに、と残念でなりません。実はエリザベス女王杯5着のセンテリュオ(牝5・高野友和厩舎)が駆け込みで出走を検討、雷神モレイラからも来てほしいと依頼があったそうですが、間に合いませんでした。センテリュオが出走していればエグザルタントとの一騎打ち、香港で発売が始まった二重彩、日本で言う馬単でセンテリュオを頭に勝負したかったのですが、それも夢。

閑話休題――。エグザルタントの相手になりそうなのは地元勢では前哨戦3着のコロンバスカウンティ(セ5・C.ファウンズ厩舎)は他の地元勢から頭一つ抜けています。欧州勢ではA.オブライエンのモーグル(牡3)。モーグルは武豊が2週間隔離の覚悟でパリまで出かけながら直前の出走取消で涙を飲ませたジャパンの弟です。ジャパンカップにも登録はしたもののこちらも来日見合わせ。凱旋門賞前哨戦の一つ、パリ大賞典を3歳馬の身で勝っていて、このメンバーなら頭一つ抜けた存在。もう一頭の欧州勢、ロイヤルジュリアス(牡7)は仏、伊、中東と世界を股にかけ地球を駆け回るタフな馬。この2頭がエザルタントの相手2番手を形成することになるでしょう。
香港には四重彩という4連単馬券が発売されています。エグザルタント1着固定の4連単絞り込んで勝負というのが今年の勝負馬券。しかし、香港に行けないので買えません。JRAには日本馬が出走していなくても海外の主要G1を発売して貰いたいものですし。三連単数、WIN5など魅力的な馬券を日本でも発売して貰いたいものです。
明日は松岡正海騎手の香港直前情報をインタビューでお届けします。お楽しみに!

★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港国際競走3レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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2020年12月10日(木) 12:00 甘粕代三
【香港国際競走2020】レース展望③<香港カップ>エイシンプレストンを彷彿とさせるウインブライト連覇なるか!?
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香港カップ(シャティン芝2000m)
さて、香港国際競走のメーンレース、香港カップには連覇と同一年のクイーンエリザベス2世カップとの連覇を目指す我らが日本のウインブライト(牡6・畠山吉宏厩舎)以下、3頭が出走します。ウインブライト香港カップがラストラン。父ステイゴールドも2001年香港ヴァーズで普段のジリ脚がどこにいったのかと思わせる鬼の末脚を繰り出し、有終の美を飾りました。そのまま種牡馬入りして三冠馬オルフェーブルをはじめとする良駒を輩出。ウインブライトステイゴールド晩年の最高傑作と言っても過言ではありません。
またウインブライトは今世紀初頭、香港横綱と異名をとったエイシンプレストンを想起させます。エイシンプレストンは古馬になってから超高速馬場の日本では時計一つ足りず、善戦マンに留まっていましたが、シャティンの馬場と香港の風土が余程合っていたようです。春のクイーンエリザベス2世カップ(QE2)でも暮れの香港国際競走でも、香港に到着すると毛艶が見る見るうちによくなり、調教やパドックスクーリングでは香港馬や他の遠征馬を睥睨するような横綱の風格を漂わせていたものです。

そして、忘れられないのが2003年のQE2です。あの年は今と同じようにSARSという疫病の下、国際競走が行われ、日本から香港へは渡航が制限され、日本の記者、カメラマンメディアはたった7人。私もそのうちの一人でした。エイシンプレストンはSARS禍にもかかわらず香港遠征を敢行、レースでは香港競馬史上唯一の牝馬香港ダービーウィナー、エレガントファッションを1馬身3/4ちぎってQE2連覇を成し遂げたのです。ウィナーズサークルから観客もまばらなスタンドに向けて故平井豊光オーナーはインタビューにこう答えたのです。
「プレストンは香港に育ててもらった馬です。香港がSARSで苦しんでいるときに香港の皆さんに頑張ってもらいたい。だから遠征を決めました。香港の皆さん、SARSに負けずに頑張ってください」
平井オーナーのこのメッセージには香港競馬ファンも目頭を熱くしていました。
あれから17年、コロナ禍はSARSとは違って全世界に蔓延。日本も香港も感染爆発に近い拡大を見せている中、エイシンプレストンと同じように香港で国際G1ウィナーとなって大きく飛躍したウインブライトエイシンプレストンに重なって見えて仕方ないのです。

松岡正海騎手は8日朝、日本の調教師、騎手ではただ一人勇躍香港に向かいました。出発直前の松岡騎手に連絡したところ、既に香港入りしている畠山厩舎のスタッフから香港到着後は空輸の疲れがないどころか、状態が急速に上向いてきたという連絡が入っているとのこと。松岡騎手を背に調教に臨めば状態は更に少々することでしょう。松岡騎手とは直前に連絡を取り合う約束をしましたから、レース前日までには松岡騎手からのリポートをウマニティ会員の皆さんに直前情報としてお届けする予定です。

ウインブライトのことばかり書きすぎてしまいました。コロナ禍の下、今春のオーストラリア、クイーンエリザベスS(G1・ランズウィック芝2000m)に遠征し3着と健闘したダノンプレミアム(牡5・中内田充正厩舎)が今年2回目の海外遠征を敢行しました。厩舎担当者のご苦労は如何ばかりかと心配になってしまいますが、香港ではW.ビュイック騎手を鞍上に迎えました。
イギリスを中心に活躍する彼、実は北欧ノルウェイ出身で、お父様はリーディング8回という北欧の名騎手。お母さまは馬術の名手という馬の名門家庭に生まれています。日本には2012年、ワールドスーパージョッキーズシリーズで初騎乗。2013年には短期免許を取得して1月5日から3月4日まで騎乗。クイーンカップをウキヨノカゼで勝ち、日本での重賞初勝利を挙げています。その後、ゴドルフィンの主戦騎手となり、世界各地で大活躍を見せ、2018年には再び来日、短期免許来日初週にマイルチャンピオンシップステルヴィオで制し、日本のG1初制覇を果たしていますので日本の競馬ファンの皆さんも覚えていらっしゃるかと思います。
日本の騎手には失礼かもしれませんが、W.ビュイックの起用は明らかに鞍上強化。このプラスと今年2度目の海外遠征をどう天秤にかけるか、この馬の取捨のポイントです。

昨年のヴィクトリアマイル勝ち馬、ノームコア(牝5・萩原清厩舎)は香港マイルではなく香港カップを選択しました。いずれもこなせる距離ではありますが、今年の札幌記念を快勝した2000m洋芝とシャティンの芝は酷似していますので、これが選択のポイントになったものと思われます。こちらもダノンプレミアム同様、外人騎手を鞍上に迎えました。なんと香港の雷神、J.モレイラです。
彼の技量は皆さんご存じの通りですが、実は昨馬季までは絶不調のどん底にあったのです。モレイラは2018年、日本での長期免許を目指して来日しました。香港では毎朝の調教の後、彼と雑談していましたが、その香港を卒業してJRAの通年免許に挑戦する決意を聞かされた時には、思わず早まるなと忠告しました。誰に言われたのか知らないが、日本語の拙いジョアンが合格する可能性は皆無。暫く待った方がいい、と。しかし、ジョアンは私の言うことに全く聞く耳を持たず、試験に落とされて号泣したのです。

香港ジョッキークラブは一度後ろ足で砂をかけたジョアンには冷淡で、18/19馬季はジョッキークラブお抱えのクラブジョッキーではなく、J.サイズ厩舎専属騎手とライセンスもワンランク下のものしか与えられませんでした。不合格のショックから後頭部は円形脱毛症になり、彼の指定席だったリーディングもライバルのザック・パートンに2馬季続けて奪われてしまいます。
しかし、不合格ショックから立ち直った今馬季は開幕から飛ばしてリーディングトップを独走中。シャティンコースの隅から隅までご存じの雷神さまですから、W.ビュイック以上の鞍上強化。彼が日本で短期騎乗していた際にモレイラ5馬身と私はよく書きましたが、復調したモレイラなら5馬身どころではありません。
今年の香港カップ日本代表3頭はいずれも勝負になるだけの条件を揃えています。地元香港勢、コロナ禍の中遠征してきた欧州勢の分析は明日に譲ります。お楽しみに!

★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港国際競走3レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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2020年11月27日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】ジャパンカップ展望/意外とスンナリ決まらない最近の3強対決
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先週は豪華メンバーのマイルチャンピオンシップが行われた。

当日の阪神芝は前日以上にインが有利。レシステンシアが内枠からスンナリ単騎の逃げを打ったことで、レース全体も先行イン有利の決着となった。

その中で絶好位につけて抜け出して来たのは人気のグランアレグリア。道中の折り合いを心配したが結果的には全く問題なく、直線少し前が詰まるシーンもあったが、体勢を立て直してからの脚の鋭さには目を見張るものがあった。まさに完勝。不安要素もあるとみて最終的な評価は3番手に下げたが、終わってみればとんだ見立て違いだった。

レースの明暗を分けたのは展開だ。当コラムで、「恐らくレシステンシアの逃げはそれほどハイペースにはならず流れは落ち着く可能性が高い」と書いた通り、落ち着いた流れになったことで、外を回った馬はほぼノーチャンスだった。

レシステンシアの北村友騎手に「もっと飛ばして欲しかった」という意見も見られたが、そもそもレシステンシアはこれまで実質的なハイペースで逃げたことはない。阪神JFは確かにそれなりの流れだったが、隊列はスンナリ、前走で1400mを使われていたことで、馬なりでもそれなりのスピードを発揮しただけのことだ。

北村友騎手は馬の気持ちを重視する「馬なり系」のジョッキー。強引に飛ばすような逃げはまずしないので、その特徴通りだった。騎手の特徴を知っておけば、無茶な期待をすることはない。逆に騎手の特徴を知らないままだと、何でもっと違う乗り方をしないんだと、不満ばかりが溜まっていく。納得いかない騎乗があったら、文句を言う前にその騎手について調べた方が良い。

(騎手の動き・特徴については『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』を読めばわかるようになります)

…と偉そうに語ってしまったが、私の本命は◎サリオスだったので、何も言えないのが悔しい。

~意外とスンナリ決まらない”3強”のG1レース

さて、今週末はこの秋屈指の、いや、21世紀屈指の好カードジャパンカップが行われる。

2年前の3冠牝馬にして8冠馬のアーモンドアイに、3歳牡馬牝馬の無敗の3冠馬コントレイルデアリングタクトの激突。この対決は海外遠征があまりできないコロナ禍がもたらした面もあり、今後も恐らく観ることのないドリームマッチとなりそうだ。

こういったレースは得てして馬券的には面白くないケースもあるが、今年はなかなか伏兵陣も充実している。昨年の香港ヴァーズを制し、前哨戦の京都大賞典をステップに臨むグローリーヴェイズ、2年前の2着馬で近走は復調気配を感じる古豪のキセキ、昨年の2着馬でオールカマー2着からココに臨むカレンブーケドールなどなど、通常ならば人気の一角を占めそうな有力どころが参戦。サートゥルナーリアの故障回避は残念だが、それでも十分豪華なメンバーと言えるだろう。

ちなみに、3強対決は今年のG1でも複数回見られるが、3頭での決着はほとんど見られない。3強の定義をどうするかが難しいところだが、仮に、

1、1番人気馬が2倍以上
2、2~3番人気が5倍程度までで拮抗
3、4番人気が10倍超程度と上位3頭から離れている

以上を3強を定義すると、条件にほぼ収まる今年のG1レースは以下の4度あった。

皐月賞

2.7倍 コントレイル →1着
3.6倍 サトノフラッグ →5着
3.8倍 サリオス →2着
(4番人気ヴェルトライゼンデは13.0倍)

天皇賞(春)

2.0倍 フィエールマン →1着
5.0倍 ユーキャンスマイル →4着
5.3倍 キセキ →6着
(4番人気ミッキースワローは11.9倍)

宝塚記念

2.4倍 サートゥルナーリア →4着
4.1倍 クロノジェネシス →1着
4.9倍 ラッキーライラック →6着
(4番人気ブラストワンピースは9.9倍)

スプリンターズS

2.2倍 グランアレグリア →1着
3.9倍 モズスーパーフレア →10着
5.1倍 ダノンスマッシュ →2着
(4番人気レッドアンシェルは13.3倍)

結果はご覧の通り、3強での決着は皆無だ。

さらに遡っても、3強っぽいオッズはしばしば発生しているが、驚くほどその3頭で決まることはない。それらしい決着でいうと2017年の朝日杯だろうか。

2.3倍 ダノンプレミアム →1着
3.9倍 タワーオブロンドン →3着
5.3倍 ステルヴィオ →2着
(4番人気ダノンスマッシュは8.7倍)

オールドファンなら、マヤノトップガンが差し切り、以下サクラローレルマーベラスサンデーで決まった1997年の天皇賞(春)などが3強対決&3強決着として思い浮かぶかもしれないが、近年は意外なほど一筋縄では収まっていない。

もし人気の3冠馬3頭で決まったらごめんなさいだが、馬券的には3頭のうち2頭くらいが馬券に絡み、1頭は別の組が入る…というような買い方が面白いのではないか。

例えば軸馬Aから、3強の残りBCを2列目に、3列目にはあえてBCを入れずに買うというような組み方は効率も良く、期待値も大きいように思う。

ジャパンカップの有力馬&穴馬

というわけで、最後は3強のなかで最も有力と考える馬と、3強以外の伏兵候補を1頭挙げておきたい。

コントレイル

菊花賞は外が有利な馬場状態の中での内枠。スピード豊富なこの馬には、馬場も枠も厳しい条件だった。それでもアリストテレスに詰め寄られながらも退けたのは地力の高さゆえ。東京芝2400mに替わるのは間違いなくプラスで、レースセンスも高く不発リスクの少ないタイプ。3強の中でも最有力とみる。

ユーキャンスマイル

かなり人気は落ちそうだが侮れないのがユーキャンスマイル。前走のアルゼンチン共和国杯は馬場の悪い内を通らされたことと久々が敗因で、悲観するものではなかった。昨年は内が伸びるレースだったジャパンカップだが、その中で外からよく伸びていたし、左回りの長丁場はベスト。今年は昨年よりも外が伸びる馬場になる可能性が高く、岩田騎手の決め打ち的な騎乗がハマれば怖い存在になりそうだ。

※週末の重賞の結論は、『TAROの競馬』にて一部無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2020年10月31日() 08:00 覆面ドクター・英
天皇賞(秋)・2020
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菊花賞。無敗三冠馬コントレイルの誕生は、アリストテレスに思ったより食い下がられましたが、予想通りでもありました。ただ、ヒモに関しては、妙味がないとみたサトノフラッグ(数百円しか持っていない)が3着、ディープボンド(こちらを厚く持っていた)が4着となって大儲けとはならず。ただ、最終オッズをみると3着4着の順が逆でも意外にも配当の差があまりなく、これにはショックでした。良血サトノをわざわざ軽視して、穴馬ディープボンド捻りだしたつもりだったのですが(笑)
WIN5はまた4つ止まりで、スワーヴアラミス1点で失敗しました。年内に大きいのを当てたいものです。
菊花賞当日予想コメントを読んでない方向けに再掲しますが、「育成や調整技術が進んで、力量最上位馬が故障したり、体調を崩さずにクラシック路線を完走できるようになってきました。余分な前哨戦を使わなくてもよくなった分、体調管理も逆にしやすくなった、ということではないでしょうか。来年以降も、案外ポンポンと三冠馬が出現するようになるのかもしれません(笑) 晩成血統が排除されてきた結果、秋になって上昇することも無い、早い時期からの力関係が、そのまま持続するのかもしれません。某大手グループ由来の血統とはいえ、牡牝ともに、違う牧場から活躍馬が出るのはいいことですよね」。

さて、秋の天皇賞はアーモンドアイが出てくるからか、たった12頭の登録と、私が30年近く競馬をやってきて最少頭数の登録ではないかと思われます。



<全頭診断>
1番人気想定 アーモンドアイ:昨年同様、グループ馬が最内の一番いいところを開けてくれるのかもしれないが、そろそろ闘争心が衰えて繁殖向きになってくる時期でもありそう。また、グループ的にも繁殖牝馬は毎年一頭しか産めないだけに、ディープインパクト良血牡馬に勝って欲しいという采配もあるかも。

2番人気想定 クロノジェネシス:渋った宝塚記念を圧勝したため「重馬場の馬」みたいに言われていて、競馬雑誌とかでは「アーモンドアイとは適性真逆で一緒には来ない」というような論調が多いが、そんなことは無く、良馬場でも鋭く差し込んでこれるはず。それより、掛かったり出遅れたりのほうが心配な我の強い馬。

3番人気想定 フィエールマン菊花賞と、春の天皇賞連覇で、すっかり実績としてはステイヤーなのだが、福島でのラジオNIKKEI賞で鋭く差してきたように本質的には中距離のほうが良いと個人的には思っている馬。体調が整えばトップレベルでやれるし、種牡馬としてもディープインパクトの正統派後継としてやれる馬。牝馬の強い時代に一発風穴を開けるとしたらこの馬では。

4番人気想定 ダノンキングリー:昨年は皐月賞3着、ダービー2着、毎日王冠勝ちと活躍したが、今年は大阪杯で3着、安田記念で7着と安定していた馬が崩れだした。叩いたマイルCSが、今秋最大の勝負どころか。

5番人気想定 キセキ:差せるようになってきて宝塚記念2着、京都大賞典2着と復活してきた。ただスピード勝負の東京2000mが向いているかというと微妙。

6番人気想定 ダノンプレミアム;昨秋は秋の天皇賞2着、マイルCS2着と活躍したが、安田記念で13着と期待を大きく裏切った。スピードを生かせるここは向く舞台なのだろうが、尻すぼみになっていく中内田厩舎だけに……。

7番人気想定 ブラストワンピース:一昨年の有馬記念馬だが、不器用すぎて買いどころが難しい馬。東京2000mのスピード勝負は、正直向いていないとの印象。

8番人気想定 ダイワキャグニー:去勢して秋の初戦の毎日王冠では2着と好走した。ただ昔と違って、前哨戦をあまり使わなくなり、毎日王冠は勝ったサリオスから2着が3馬身ちぎられている。秋の天皇賞ではあまり要らないのでは。

9番人気想定 スカーレットカラー:昨秋は府中牝馬Sを勝ったように勢いあったが、5歳秋の牝馬で昨年までの勢いがみられず。

10番人気以下想定
ウインブライト:中山が得意で、香港でも結果を出したように、東京の瞬発力勝負はあまり向かない。間隔が空き過ぎの騎手も馬もプラスではない。

ジナンボーディープインパクト×アパパネという、絵にかいたような良血配合。オープンで好勝負できるようになってきただけで立派で、G1でどうこういうほどでない。

カデナ:2月の小倉大賞典では鋭く末脚を伸ばして久々の勝利も、その後馬券になれず。相手が強いここは要らない。


<まとめ>
有力:フィエールマンアーモンドアイクロノジェネシス

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2020年10月29日(木) 14:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 天皇賞(秋)2020
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


11月1日(日)東京11R 第162回天皇賞(秋)(3歳以上G1・芝2000m)


【登録頭数:12頭】(フルゲート:18頭)


アーモンドアイ (動きB 時計A)5ヶ月
この中間もいつもと同じような調整。1週前追い切りの動きを見ると、昨年ほどの気合い乗りはないもののルメール騎手騎乗で追い切られて楽に先着。状態に関しては特に気になるとこともなく、順調な仕上がり。

ウインブライト (動きD 時計D)8ヶ月
中山記念以来の休み明け。乗り込み量は豊富も、1週前追い切りでは良い時のような沈み込むような走りがまだ見られない。

クロノジェネシス (動きB 時計B)4ヶ月
休み明けで、この中間も乗り込みは豊富。1週前追い切りでは、前走時の手応えと比べると物足りない印象を受けたが、併走相手に合わせるような走りで仕上りは悪くなさそう。

フィエールマン (動きC 時計B)6ヶ月
熱発でオールカマーを回避しての出走。もともと休み明けから走る馬だが、逆に今回はなぜ前哨戦を使おうとしたのかが気になるところ。結果的に休み明けでの出走となるが、1週前追い切りは、終いの伸び脚は良かったもののエンジンがかかるまでに時間がかかっているような走りだった。

ブラストワンピース (動きE 時計D)4ヶ月
この馬も牧場で仕上げてくる馬だが、この中間は時計も平凡で、1週前追い切りの動きを見ても今ひとつ。併走馬の楽な手応えと比べると、鞍上の手が激しく動いて伸びきれなかった。

キセキ (動きB 時計B)中2週
京都大賞典からの中2週だが、しっかり時計を出してきており疲れはなさそう。あと、この中間は、坂路での追い切りにメニュー変更していて、この辺りは2000m戦を意識した調整か。

ダノンプレミアム (動きA 時計A)5ヶ月
休み明けも、この中間は好時計を数多くマーク。1週前追い切りの動きからも、昨年2着時のモタモタした走りと比較し、今年は手応えも抜群で出来はかなり良さそう。

ダノンキングリー (動きA 時計A)5ヶ月
2週前、1週前と強めに追われて先着と、前走(安田記念)時とは別馬のようなこの中間。今回は調教内容、動きともに良い。

ダイワキャグニー (動きB 時計C)中2週
間隔が詰まっているので、1週前追い切りは馬なりで控えめな内容。それでも、走りに柔らかさがあり、動きは悪くなく見えた。ただ、前走得意の東京でサリオスに突き放されていて、トップクラスとの壁があるように感じた。

スカーレットカラー (動きA 時計B)3ヶ月
もともと調教ではデビュー前から好時計の出る馬で、この中間も2週前、1週前と好時計が出ていて状態は良さそう。乗り込み量も豊富。1週前追い切りでは、直線一気の伸びを披露していて、出来は前走以上と言ってもよさそう。

カデナ (動きD 時計E)中2週
前走時と比べると多少は良くなった感じはするが、それでもまだ全体的に物足りないところが多い。

ジナンボー (動きC 時計B)中7週
なかなか調教内容があてにならない馬だが、それでも乗り込み豊富、1週前には併走馬に抜かせずそのまま先着と好印象。良い出来を維持できている感じ。


このコラムからの推奨馬はアーモンドアイダノンプレミアムダノンキングリーの3頭をあげておきます。



◇今回は天皇賞(秋)編でした。
あのミュージシャンとあのミュージシャンが共演したらどんなメロディーを奏でるだろうか。あのコメディアンとあのコメディアンが組んだらどんな笑いを届けてくれるだろうか。あの俳優とあの俳優がコラボレーションしたらどんな素晴らしい作品が完成するだろうか。
そして、あの馬とあの馬とあの馬が対戦することになったら競馬ファンはどれだけドキドキ、わくわくしながら毎日を過ごせるだろうか。この天皇賞(秋)組からも、ジャパンカップ有馬記念と、無敗の3冠馬2頭を迎え撃つ古馬勢の多くの参戦を期待したいと思っています。“あの馬”が多ければ多いほど夢は大きく膨らんで、この暗い世の中に希望を与えてくれるかもしれません。

それでは次回、デイリー杯2歳S(予定)編でお会いしましょう。


天皇賞(秋)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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 現役最強馬アーモンドアイと3歳世代で無敗チャンピオンのコントレイル・デアリングタクトが直接対決したジャパンカップが終わり、中央競馬はグランプリレースの有馬記念が行われる最終週を迎えます。

 ジャパンカップの上位3頭が、引退または来期の活躍を期して休養に入ったため、出走しないのはいささか残念ではありますが、出走馬の登録は、ギリギリG1レースの名称に恥じない好メンバーが揃ったのではないかと思います。

 さて、それでは1年を振り返り、有馬記念の予想を組み立てるキーワードについて考えていきましょう。予想の土台となるデータの観点を何にするか、その選択によって買い目が変わりますから、1年の総決算レースを考えるためのキーワードは、1年の中央競馬の流れ(傾向)を分析・検討し、慎重に本命の軸馬を吟味したいものです。

 観点の善し悪しが回収率に大きく影響しますからね。

 では、次の数字は何を示しているでしょう?

① 上半期   4:1
② 下半期   4:0 ※12月13日現在
③ 年間通算  8:1

 前者が後者を圧倒していることが分かります。ここで、ヒントです。後者として例外的に「1」とカウントしたのは「フィエールマン」です。

 これだけで答えが閃いた人は、中央競馬に精通した方ではないでしょうか。それでは、先ほど示したデータの数値になる過程を順次示してみますので、データの数値について更に考えてみてください。

  高松宮記念   モズスーパーフレア  1:0 (8/18)
  大阪杯     ラッキーライラック  2:0 (2/12)
天皇賞(春)   フィエールマン    2:1 (1/14)
安田記念    グランアレグリア   3:1 (3/14)
宝塚記念    クロノジェネシス   4:1 (2/18)

ここまでが上半期(経過順に数値を積み上げています)

スプリンターズSグランアレグリア   1:0 (7/16)
天皇賞(秋)   アーモンドアイ    2:0 (3/12)
マイルCS   グランアレグリア   3:0 (5/17)
ジャパンカップ アーモンドアイ    4:0 (3/13)

ここまでが下半期

この数値を年間で通算すると      8:1

 もう、お気付きでしょうか?「例外的に・・・」と紹介したフィエールマンを除き、すべて牝馬です。

 レース名と関連付けると分かるように、今年のJRA芝平地の牡・牝馬混合G1の優勝が「8頭:1頭」の比率で、牝馬が牡馬を圧倒していることを示しているのです。

 世代限定の2歳G1や3歳G1、及び牝馬G1はカウントしていません。

 しかも、牝馬のワンツーフィニッシュが3レース(高松宮記念・大阪杯・安田記念)もあります。さすがに牝馬の上位独占はありませんが、複数の牝馬が馬券に絡んだG1レースは他に、スプリンターズS(1着、3着)と天皇賞(秋) (1着、3着)、ジャパンカップ(1着、3着)の3レースがあり、牝馬の活躍が際立つ1年でした。

ちなみに、数値の右側の( )の中の数字は、出走した牝馬の頭数と全出走数を表しています。
  例:優勝馬名 4:1 (2/18) ← 出走18頭中 牝馬2頭

 中央競馬における今年の「漢字一文字」は間違いなく「牝」と言っていいのではないかと思うほど、女性上位の1年ではなかったでしょうか。

 そこで、有馬記念予想のキーワードを『牝馬』にしようと考えています。

 牝馬を中心に予想を組み立てることが、予想する視点として妥当なのか、その傍証として、同条件(芝平地の牡・牝馬混合戦)のG2について検証してみます。

  日経新春杯   モズロッペ      0:1 (2/14)
  アメリカンJCC ブラストワンピース  0:2 (1/11)
  東海ステークス エアアルマス     0:3 (0/16)
  京都記念    クロノジェネシス   1:3 (3/ 9)
  中山記念    ダノンキングリー   1:4 (2/ 9)
  金鯱賞     サートゥルナーリア  1:5 (1/12)
  阪神大賞典   ユーキャンスマイル  1:6 (1/10)
  日経賞     ミッキースワロー   1:7 (2/14)
  マイラーズC   インディチャンプ   1:8 (0/10)
  京王杯SC    ダノンスマッシュ    1:9 (0/13)
  目黒記念    キングオブコージ   1:10 (1/18)

ここまでが上半期(経過順に数値を積み上げています)

  札幌記念    ノームコア      1:0 (3/12)
  セントウルS  ダノンスマッシュ   1:1 (4/17)
  オールカマー  センテリュオ     1:2 (1/ 9)
  毎日王冠    サリオス       1:3 (1/11)
  京都大賞典   グローリーヴェイス  1:4 (2/17)
  スワンS    カツジ        1:5 (3/16)
  アルゼンチン共和国杯 オーソリティ     1:6 (0/18)
  ステイヤーズS オセアグレート    1:7 (1/15)

  ここまでが下半期


この数値を年間で通算すると      2:17

 G2では、真逆の男性上位の結果が出ています。牝馬で1着と結果を出したのは、上半期では京都記念    のクロノジェネシスだけです。下期も札幌記念のノームコアだけ。

 G2での牝馬の勝利数は、わずか2勝で勝率11.7%。一見すると、牡馬が勝利数15で勝率88.3%と、圧勝した勢いでG1を勝ちまくると考えてもおかしくないデータです。

 しかし、G2の位置付けは皆さんご存じの通り、陣営の思惑や出走馬の格の違い・性質等々によって仕上がり具合が違ってくるので、結果を単純に能力そのものと受け取るわけにはいきません。少なくとも「メイチ」の状態で出走してくるか否かの2パターンには分けられるはずです。

 考えをまとめるため、この2パターンを書き出してみます。

1. G2に「メイチ」の状態で出走してくるパターン
① これからG1に出走するため賞金を加算したい馬(上がり馬)
② G1には能力「イマイチ」でもG2勝ちをめざす重賞(G3)勝ち馬
③ 3歳重賞勝ち馬で、古馬戦線で能力が通用するか力を測りたい3歳馬
④ 晩成血統で、3歳まで大切に使われ成長を促してきた期待馬

2. G2に「メイチ」以外の状態で出走してくるパターン
① 鉄砲が効かない、馬体調整で出走してくるG1馬
② 『①』に準ずる実力馬(G1上位の実績馬)
③ 仕上がりが8~9分でも勝つ見込みのある重賞実績馬
④ 目標が直近のG2やG1でない馬体調整で出走してくるG3またはG2の勝馬
⑤ G2でも能力「イマイチ」だが、G3勝ちをめざすG3出走常連のOP馬

 さて、G2勝ち馬の牡馬17頭と牝馬2頭は、どのパターンにあてはまるでしょう?皆さんも考えてみては如何でしょう。今年の傾向から有馬記念を的中させる予想の一考にしてみるのも「アリ」かも・・・

 ちなみに、アルゼンチン共和国杯勝ちのオーソリティやステイヤーズS勝ちのオセアグレートが「2.」のパターンの③に当てはまっていたと考えれば、穴候補や連下候補として印を打てることになります。

 しかし、この2頭が「1.」のパターンの①か②に当てはまっていたと考えれば、今回の有馬記念に限っては思い切って?(「当然でしょ、眼中にない馬」という声も聞こえてくるような気がしますが・・・)バッサリ切って予想を組み立てることになるでしょう。

 あっ、有馬記念の予想のキーワードが『牝馬』傍証として、G2の検証をしていたことを忘れたわけではありませんよ。

 わずか2頭のG2勝ち馬となったクロノジェネシスとノームコアは、「1.」のパターンの①と③に当てはまっていたと考えられます。

  クロノジェネシス 京都記念1着→大阪杯2着→宝塚記念1着
  ノームコア    札幌記念1着→エリ女16着→香港カップ1着

 G2の勝ち馬で有馬記念に出走するメンバーを比較しても

クロノジェネシス>オーソリティ・オセアグレート

 やはり、牝馬上位のイメージが強くなります。更にG2勝馬でなくてもオールカマー2着カレンブーケドールも休養明け1戦をたたいてジャパンカップ4着から虎視眈々と戴冠を狙っているのではないかと窺えるデータとして捉えることもできます。

 では、『牝馬』をキーワードとして有馬記念を予想すれば、どの路線を最有力と見るべきなのでしょうか。また、牝馬を凌ぐ牡馬はいるのでしょうか。

 まず、出走予定の『牝馬』路線の選択について検討してみます。

1.ジャパンカップ組
冒頭で記述したとおり、上位3頭は引退と休養に入りましたので、この路線から本命を選ぶなら、最上位の4着カレンブーケドールです。実績からしも能力は疑う余地がありません。
しかしながら、勝ち切れていないのも事実です。それでは、カレンブーケドールが勝つにはどんな条件が必要なのか、仮説を立ててみます。

(1)G1レース8勝だったアーモンドアイと3歳世代の無敗馬2頭が直接対決し、激戦だったジャパンカップでは、最初から勝ちきれないと割り切って戦い、『メイチ』の仕上げでないにもかかわらず4着と実力の一端を発揮したのであれば、有馬記念で久々の美酒を味わうことができるかもしれない。

(2)3頭の一角を崩そうと『メイチ』の仕上げで臨み、激戦の末、力及ばず4着になったのであれば、敗戦の弁として「見えない疲れが・・・」とコメントを聴くことになるかもしれない。

 この他に出走を予定している6着だったワールドプレミアムは、11カ月の長期休養明けでジャパンカップに参戦してきたので『メイチ』で臨んだとは思えない。もし、そうならば昨年の有馬記念3着同様のパフォーマンスを発揮できると期待できるが・・・カレンブーケドールに3馬身差(0.6秒)は逆転可能か?

 出走しなかった5着のグローリーヴェイスは、前走の京都大賞典をほぼ『メイチ』で勝ち上がり、ジャパンカップでも激走したため有馬記念を回避したと推測されます。
 つまり、ジャパンカップから参戦してくるメンバーは、余力を残して本気モードで勝ちに来るとみられる馬がほとんどです。ですから、有馬記念でも3着以内(馬券に絡む)に来た馬が10年間で12頭。その内訳は、1着3頭。2着4頭。3着6頭。

 さらに、ジャパンカップの着順(レース結果)から有馬記念で複勝圏に入った12頭の内訳を精査すると、ジャパンカップで掲示板に載った5着以内の馬が10頭。掲示板以下でジャパンカップの複勝圏に入ったのは2頭。
掲示板を外した馬が複勝圏にきた波乱の有馬記念は2011年のみ。その年のジャパンカップで8着だったエイシンフラッシュ(ダービー馬)が2着、11着だったトゥザグローリー(前年の有馬記念3着馬)が2年連続となる3着。

 ジャパンカップからの参戦組は、実績の裏付けがあるか、掲示板に載っていたことが条件になるので、
① カレンブーケドール(参戦する最上位 唯一の掲示板4着馬)
② ワールドプレミアム(掲示板を外してはいるが、昨年3着の菊花賞馬)
③ キセキ(復調気配がみられる菊花賞馬)

 ジャパンカップ組を選択するなら、この3頭に印をうつことになるでしょう。



2.天皇賞(秋)組
優勝したアーモンドアイはこのレースで芝のG1で8勝目の新記録を打ち立て、続くジャパンカップでも連勝し、引退しましたので、この路線から本命を選ぶなら、2着フィエールマンか3着クロノジェネシスです。
それでは、この2頭が勝つにはどんな条件が必要なのか、仮説を立ててみます。

(1)アーモンドアイがジャパンカップでも1着だったので、アーモンドアイを『ものさし』にしてジャパンカップ組と比較することになるので、天皇賞(秋)に出走したときのアーモンドアイの仕上がり具合がどの程度だったのか、が評価のポイントになります。天皇賞(秋)では『メイチ』でないことは明白にもかかわらず1着。余力を持って実力示しました。その仕上がり具合が9割近くだったとしたら、1/2馬身差(0.1秒)であれば、天皇賞組を本命としたい。

(2)アーモンドアイが8割程度の仕上がりで天皇賞に勝利したとすれば、引退レースとして100%力を出し切る状態で4着以下に退けたジャパンカップ組と天皇賞(秋)組は、おそらくほぼ互角の戦いになると考えています。

 アーモンドアイの仕上がり具合は、厩舎関係者や馬主、騎手のような実際の馬の状態や調教での手応えを知る立場の人たちでなければ知りようがないので、客観的な数値データで推測してみます。

①2019年 天皇賞(秋)
 アーモンドアイ1着 1 56.2 (33.8秒) 3馬身差(0.5秒) ダノンプレミアム
②2020年 天皇賞(秋)
 アーモンドアイ1着 1 57.8 (33.1秒)1/2馬身差(0.1秒) フィエールマン

 2019年は、天皇賞(秋)を勝利した後、有馬記念で9着に敗れていることから、『メイチ』の仕上げで天皇賞を激走し、その反動(疲労)で敗れたと仮定します。それを前提として比較してみると、今年は、全体時計で+1.6秒。上がり3ハロンで-0.7秒。2着馬との着差が21/2馬身(0.4秒)縮んでいることから、8割程度の仕上がりで天皇賞(秋)を勝利したのではないかと感覚的に思います。

 天皇賞(秋)を8割程度の仕上がりで勝ち、前走の疲労もなく万全の状態で臨み、ジャパンカップで無敗の三冠馬2頭に完勝できたと推測すれば、ジャパンカップ組と天皇賞(秋)組はイーブンの評価ということになりそうです。


3.エリザベス女王杯組
中央競馬の芝G1で今年ほど牝馬が活躍した年はなかったのではないかと思います。男勝りの強い牝馬が1頭または2・3頭いた年の記憶(ブエナビスタ・ジェンティルドンナ・ダイワスカーレットなど)はありますが、G1レース9勝のアーモンドアイを筆頭に、安田記念とスプリンターズSの覇者グランアレグリアやラッキーライラックなど複数の牝馬がG1のほとんどすべてのレースを優勝するなど、なみいる強豪牡馬たちを圧倒した年は希有ではないでしょうか。これから先も、これほど牝馬が強い1年になることは、もうないかもしれません。
それなら、牝馬限定の頂上決戦レースであるエリザベス女王杯の優勝馬ラッキーライラックも本命候補の資格はあるはずです。なにしろ、大阪杯でもクロノジェネシスをクビ差退けて勝っていますから。
 では、ラッキーライラックが勝つにはどんな条件が必要なのか、仮説を立ててみます。

ちょっと強引かもしれませんが、前の2組の路線から出走してくる馬たちと同様にアーモンドアイとの関係から考えてみたいと思います。

ラッキーライラックは、牝馬3歳クラシックの最終戦となる秋華賞以降、アーモンドアイと直接対決していませんが、エリザベス女王杯2連覇や大阪杯優勝という牝馬限定G1だけでなく古馬混合G1でも能力の高さを示す実績の持ち主です。香港ヴァーズG1でも2着しています。

では、どうしてアーモンドアイが引退するまでの2年2カ月間も別路線を選んできたのか・・・が、予想のキーワードになりそうです。

(1) ラッキーライラックの陣営がアーモンドアイに勝てる可能性あると思いながらも、古馬G1のタイトルを取るため、意図的にアーモンドアイとの対決を避けてレースを選択していた場合。

 前哨戦として中山記念G2の2着をたたき台として大阪杯G1を制するなど、その高い能力を発揮するには叩き良化型の臨戦過程が必要と考えられる。ここで3着に敗った相手がクロノジェネシスだけに、有馬記念でも優勝の期待が大いに持てると思います。

 エリザベス女王杯を2連覇した時も、前哨戦として札幌記念G2に出走し、仕上がり途上でもノームコアの3着に善戦し、更に調子を上げてきていると考えれば、アーモンドアイが引退した今年の有馬記念を本気モード全開で取りに来ていると考えても不思議ではありません。

(2) ラッキーライラックの陣営がアーモンドアイに勝てる可能性は難しいと判断して、古馬G1のタイトルを取るため、意図的にアーモンドアイとの対決を避けて、その能力に見合ったレースを選択していた場合。

 大阪杯G1は、ラッキーライラックに展開が向いて、たまたまクロノジェネシスに先着したのではなく、同馬主であるサンデーレーシングの思惑で、大阪杯G1と宝塚記念G1をラッキーライラックとクロノジェネシスとで分け合うように、それぞれの目標とするG1レースを別々に選択した結果である、とも考えられます。

 もちろん、それ相応の能力がなければできないことでありますが、エリザベス女王杯よりも宝塚記念の方が力上位とみられるので、有馬記念の本命候補としてはラッキーライラックの方を低く評価せざるを得ないと考えます。


 これまで中央競馬の1年の流れをもとに、有馬記念の予想のキーワードを『牝馬』として、ジャパンカップ組と天皇賞(秋)組、エリザベス女王杯組の3つの前走ごとに本命候補を探ってきましたが、これに対抗しうる牡馬はいないのでしょうか。


4.対抗しうる牡馬

 今年の中央競馬の平地芝混合G1で牡馬が優勝したのは、唯一『天皇杯(春)』のフィエールマンだけです。フィエールマンは、次走の天皇賞(秋)でもアーモンドアイの2着に来ていますから、牡馬ではこの馬が優勝候補に挙げられる筆頭ということになるでしょう。

 とはいえ、有馬記念に出馬する古馬でG1連対(2着)馬は、宝塚記念でクロノジェネシスの2着になったキセキだけ。3歳牡馬については、世代トップのコントレイルが休養のため回避したので、バビットとオーソリティは、バッサリ切ることにします。

 牡馬から選択するなら、フィエールマン。キセキはヒモ候補なら・・・といったところでしょうか。


 さて、本命候補とその理由(勝つための条件・仮説)を述べてきましたので、いよいよ候補馬中から本命の絞り込みに入りたいと思います。

キーワード『牝馬』
 ジャパンカップ組から  
カレンブーケドール(参戦する最上位 唯一の掲示板4着馬)
 天皇賞(秋)組から
クロノジェネシス (年間春秋GPを狙う参戦する最上位牝馬)
 エリザベス女王杯組から
ラッキーライラック(引退レースでG1 5勝目を狙う牝馬女王)

 対抗できる牡馬から
フィエールマン(今年の牡馬唯一のG1馬)

連下候補の牡馬
ワールドプレミアム(昨年の有馬記念3着の菊花賞馬)
キセキ(参戦する今年のG1連対馬で、菊花賞馬)

 改めて本命候補を並べてみると、4頭中3頭がノーザンファーム生産の同馬主サンデーレーシングというのが気になります。

 よく言われる、陣営(特に生産者・馬主)の思惑でレースを使い分けているのでは?・・・の意味で、これまでは3頭すべてが同じレースに揃って出走することがなかったのですが、陣営が最大のライバルとみていたアーモンドアイいない有馬記念には確実に勝つために、あわよくば上位独占を狙って・・・なのか揃って参戦してきます。

 これまでのG1またはG2の出走実績(令和2年限定)から今回の陣営の思惑を探って(推測して)みたいと思います。

①京都記念G2 クロノジェネシス1着(目標は宝塚記念?)
         想定した相手:カレンブーケドール2着

②中山記念G2 ラッキーライラック2着(目標は大阪杯?)
        クロノジェネシス3着(目標は宝塚記念?)
         想定した相手:有馬記念に出走ない

③大阪杯G1  ラッキーライラック1着(やはり大阪杯が目標)
        クロノジェネシス2着(目標は宝塚記念?)
         想定した相手:有馬記念に出走ない

④安田記念G1 グランアレグリア1着 ※
         想定した相手:アーモンドアイ2着
※陣営の思惑が働くのか、参考に掲載

⑤宝塚記念G1 クロノジェネシス1着(やはり宝塚記念が目標)
        ラッキーライラック6着(やはり大阪杯が目標)
         想定した相手:サートゥルナーリア4着

⑥スプリンターズSG1グランアレグリア1着 ※
         想定した相手:モズスーパーフレア10着
※陣営の思惑が働くのか、参考に掲載

⑦天皇賞(秋)G1 フィエールマン2着(目標は天皇賞?)
        クロノジェネシス3着(目標は有馬記念?)
         想定した相手:アーモンドアイ1着

⑧マイルCSG1グランアレグリア1着 ※
         想定した相手:サリオス5着
※陣営の思惑が働くのか、参考に掲載

⑨ジャパンカップ パフォーマプロミス11着 ※
         想定した相手:アーモンドアイ1着
※陣営の思惑が何かを探るため、参考に掲載

 お気付きでしょうか。G1には勝つ見込みのある実力馬を投入してきたサンデーレーシングが、なぜかジャパンカップだけは、お付き合い程度に1頭だけ出走させているという事実。
ど、ひいき目にみても掲示板に載ることが難しい8歳馬を本気で出走させるのでしょうか。確かに、天皇賞(春)ではフィエールマンに次ぐ3着と気を吐いた鳴尾記念G3の勝馬ではありますが・・・

考えれば考えるほど、アーモンドアイが引退レースとして選び、本気度120%で勝ちに来るジャパンカップを捨てても、アーモンドアイがいなくなった有馬記念では、サンデーレーシングの総力をあげて1年を締めくくろうとしていると推測されます。

クロノジェネシスとフィエールマンは、今年アーモンドアイと一度だけですが直接対戦(天皇賞)した実績があるので、この2頭から本命を選ぶのが一般的です。

 しかし、今年と昨年の天皇賞(秋)を比較したデータで示したように、アーモンドアイの仕上がりは明らかに昨年の方が上だったとみられます。

 そんなアーモンドアイに先着を許すようでは、ジャパンカップの最上位で参戦してくるカレンブーケドールとは力関係が同じとみられるので、自信を持って本命にすることには躊躇してしまいます。

もし、サンデーレーシングの出走馬にグランアレグリアがいたなら、直接対決したアーモンドアイに今年、先着した実績がありますから期待を持って本命にするかもしれませんが・・・出走しませんし、距離適性が?ですから、無駄な妄想ですね。
 
 ラッキーライラックは、どうなのでしょう。アーモンドアイと同世代なので、2歳牝馬チャンピオンのタイトルをひっさげて、3歳牝馬三冠すべてのレースでアーモンドアイと戦いました。
クラシックの最終戦となる秋華賞以降は2年2カ月間アーモンドの参戦した国内レースを避けてG1レースを選択し、牡・牝混合G1も含めて4つのタイトルを積み重ねています。

このレース経歴を、陣営のどんな思惑で使われてきたのかを推定するため、考えてみたいと思います。

少なくとも、早熟の馬ではないと判断した陣営が、成長を促しながら実績を積み重ねるために大事に使われてきたことは確かでしょう。

4歳となって牝馬G2(府中牝馬S3着)・G1(エリザベス女王杯1着)でも力が通用することが分かり、この年の最終レースに選んだのが香港ヴァーズG1。このレースで2着となり、5歳になってからの活躍が期待されていたのではないかと推測されます。

それでは、確実に成長してきたと思われるラッキーライラックをアーモンドアイと対決させる選択をしなかったのでしょうか。

陣営(サンデーレーシング)が目標を決めて出走馬を使い分け、確実に勝利を挙げることを優先して考えているからではないかと推測されます。

アーモンドアイが仕上がり途上の天皇賞(秋)では、勝つ可能性があると思われるフィエールマンとクロノジェネシスの2頭を出走させました。結果は、2・3着でしたが、そんな思惑もあっての出走だったのではないかと、今にして想像できます。

ラッキーライラックは5歳になって、この2頭よりも大切に使うことで成果を上げられる馬に成長してきたと評価されて出走レースを選択してきたと考えたいです。本当のエースを温存して、それに匹敵する実力馬を天皇賞(秋)でアーモンドアイにぶっつけてきたと仮定すれば、ラッキーライラックを本命に選んでも間違いないかもしれません。


ラッキーライラックの4歳時と5歳時の目標レース参戦の過程を比較してみます。

前哨戦(叩き台) → 目標とするレース
4歳時 府中牝馬SG23着→エリザベス女王杯1着

5歳時 中山記念G22着→大阪杯1着 (上半期)
    札幌記念G23着→エリザベス女王杯1着(下半期)

 ラッキーライラックは4歳になってから、目標をしっかり設定し、レース間隔を適切に選択して出走すれば確実に結果を出すだけの能力が備わり、5歳になって更に成長してきたのではないかと予想しています。

 その根拠として、前哨戦に選択したG2が牝馬限定から牡・牝馬混合戦に変わってきていることが挙げられます。また、2連覇したエリザベス女王杯の内容も今年の方が高いのではないかと思っています。

 2019年エリザベス女王杯 1着 2 14.8 (32.8) 2着クロコスミア

 2020年エリザベス女王杯 1着 2 10.3(33.9) 2着サラキア

 そして、今年の最終レースに選んだのが有馬記念。4歳の最終戦は前述したとおり、香港ヴァーズG1の2着なら、今年はそれに匹敵する成績・・・いや、それ以上の結果を出しても不思議ではありません。

 そこで、現時点での予想は

◎ラッキーライラック
○クロノジェネシス
▲フィエールマン
△カレンブーケドール
△ワールドプレミアム
×キセキ

 と印を打っておきたいと思います。キーワード『牝馬』にこだわって予想を組み立てていますから、今年の有馬記念では上位3頭の内、少なくとも1頭以上が馬券に絡むと固く信じています。

 今年の中央競馬の流れから、牝馬が活躍する有馬記念になると予想してきたわけですが、これまで上位3頭を牝馬が独占したG1がないとはいえ、もしかしたら1年の最後にそれが実現するかも・・・など有馬記念の予想を考えるのは楽しいですね。

 最後に、有馬記念を楽しむには『ケントク』馬券を考えるのも「有馬記念あるある」なので、一言。

 本命に選んだ『ラッキーライラック』は、四つ葉のクローバーと同じように、4枚の花弁が基本のライラックにも、希に見られる5枚の花弁があって、それを『ラッキーライラック』と呼ぶことにちなんで付けられたとのだと聞きました。

でも、ネットで5枚の花弁をもったライラックを調べてみると『ラッキー○○』ではなく『ハッピーライラック』と書いてありました。

現時点でG1が4勝(4枚の花弁)のままでは普通のライラックなので、引退レースで5枚目の花弁を手に入れて、文字通り「ラッキー(ハッピー)ライラック」なってくれれば、私の予想で買い目の結果もラッキーになるでしょう。

 1年の総括となる有馬記念なので、日記も最長になってしまいました。最後まで日記を読んでいただけたでしょうか。ハッピーな年末になるよう楽しんで有馬記念を迎えましょう。

 前の日記に、新しいパソコンを購入したことを書きましたが、実は続けてスマホも新しく5GのGalaxyを手に入れました。12月は、思いっきり散財してしまいました。

 スマホの流れは5Gへと向かっています。それと関連してラッキーライラックがG1レースで5勝目を挙げてくれないかなぁ!そうすれば・・・後は、言わぬが(5枚花弁の)花かも 

\(^O^)/ お後がよろしいようで・・・

 tntn 2020年12月15日(火) 00:17
香港雪耻与吝意! 
閲覧 86ビュー コメント 3 ナイス 59

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天気図に⛄マークでるなか。。。

香港雪耻与吝意!⛄🗾←

中国語「香港で雪辱と意地」の意味です。(*ノωノ)ヾ(ーー )

先週日曜の香港、シャティン競馬場。
香港の3つのG1に精鋭6頭参戦!

その2つを制覇!\(^o^)/

---------15:40/5R@香港スプリント/芝1200m

🏆1着ダノンスマッシュ。。。。。ムーア

13着タワーオブロンドン。。。。.ビュイック

中団でレースを進め、直線内の各馬が叩きうなか。。。
外をダノンスマッシュ抜けてくる!

香港で初のG1制覇ー🎊

---------16:50/7R@香港マイル/芝1600m

🥇3着アドマイヤマーズ。。。。。ムーア

先団から直線内に進路。。。他馬と鎬を削るなか。。。
脚違ったゴールデンシックスティ差し切る!

---------17:10/8R@香港カップ/芝2000m

🏆1着ノームコア。。。。。。。。パートン
🥇2着ウインブライト。。。。。。松岡正海

4着ダノンプレミアム。。。。。。ビュイック

レースは、2番手ダノン4番手ウイン6番手ノームと縦長展開。
直線抜け出すダノンプレミアム。
それを内のうまと擦るながらも懸命に追うウインブライト。
それを外で見るノームコア。。。
ウインブライトが前を捉えたところを、ノームコア!

--------------------

マスクしながらのレースの中で状況の中で。。。それぞれが見せた雪辱と意地!

香港雪耻与吝意!ヾ(ーー )2回目

ウインブライトはこれが引退レース人気も落とした中で見せた昨年覇者の意地💪
主戦松岡さんも躍動!

出張。。。辛苦了!

*************

菜七子、強い競馬で2着有り!

https://umanity.jp/home/view_diary.php?id=c9db6eacc9&owner_id=4a85df85ef

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 あらすぺ 2020年12月13日() 22:26
香港国際競走の感想
閲覧 81ビュー コメント 0 ナイス 7

①香港ヴァーズ
日本馬出走なし。日本から来年は出走馬がでてほしい。

②香港スプリント
大荒れするとみてモレイラ騎手騎乗のホットキングプローンの複勝だけ。
案の定大荒れ。ダノンスマッシュが勝つとは思わなかった。
タワーオブロンドンはピークを過ぎた感じがします。

③香港マイル
ゴールデンシックスティが強かった印象。アドマイヤマーズも強かった。
ゴールデンシックスティは安田記念に出てきそうな気がします。

④香港カップ
マジカルを軸にしましたが、ウインブライトはともかくノームコアが勝つとは思いませんでした。
それにしてもウインブライトは香港で強い。
ダノンプレミアムは2000mは長いように思います。マイルぐらいが適距離でしょうか。

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コメント一覧
6:
  fc0703d559   フォロワー:4人 2020年10月27日(火) 00:05:31
スゴダイ、ヒロシ、能力はある、発揮できていない、ブリンカーがどう出るか
5:
  fc0703d559   フォロワー:4人 2020年6月7日() 02:23:49
先行、上がりの競馬。
4:
  fc0703d559   フォロワー:4人 2020年6月6日() 22:31:34
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