デアリングタクト(競走馬)

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デアリングタクト
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写真一覧
現役 牝6 青鹿毛 2017年4月15日生
調教師杉山晴紀(栗東)
馬主株式会社 ノルマンディーサラブレッドレーシング
生産者長谷川牧場
生産地日高町
戦績13戦[5-1-3-4]
総賞金61,091万円
収得賞金18,700万円
英字表記Daring Tact
血統 エピファネイア
血統 ][ 産駒 ]
シンボリクリスエス
シーザリオ
デアリングバード
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
デアリングハート
兄弟 マオノジーナスデアリングオウカ
市場価格1,296万円(2018セレクトセール)
前走 2022/11/27 ジャパンカップ G1
次走予定

デアリングタクトの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
22/11/27 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 184813.054** 牝5 55.0 T.マーカ杉山晴紀 484
(-2)
2.23.9 0.233.7⑫⑬⑭⑭ヴェラアズール
22/11/13 阪神 11 エリザベス杯 G1 芝2200 18244.316** 牝5 56.0 松山弘平杉山晴紀 486
(+2)
2.14.0 1.036.5⑧⑧⑧⑨ジェラルディーナ
22/09/25 中山 11 オールカマー G2 芝2200 13682.016** 牝5 54.0 松山弘平杉山晴紀 484
(+4)
2.13.7 1.035.7⑨⑪⑪⑧ジェラルディーナ
22/06/26 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 18477.343** 牝5 56.0 松山弘平杉山晴紀 480
(-6)
2.10.3 0.636.0⑩⑩⑧⑧タイトルホルダー
22/05/15 東京 11 ヴィクトリア G1 芝1600 18118.456** 牝5 55.0 松山弘平杉山晴紀 486
(+22)
1.32.7 0.533.6⑥⑥ソダシ
21/04/25 香港 8 QE2世C G1 芝2000 7--------3** 牝4 55.5 松山弘平杉山晴紀 464
(--)
2.01.4 0.2----ラヴズオンリーユー
21/03/14 中京 11 金鯱賞 G2 芝2000 10111.412** 牝4 55.0 松山弘平杉山晴紀 470
(-4)
2.01.8 0.036.1⑥⑥⑥⑥ギベオン
20/11/29 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 15353.733** 牝3 53.0 松山弘平杉山晴紀 474
(-6)
2.23.2 0.234.4⑦⑦⑦⑦アーモンドアイ
20/10/18 京都 11 秋華賞 G1 芝2000 187131.411** 牝3 55.0 松山弘平杉山晴紀 480
(+14)
2.00.6 -0.235.8⑬⑬⑧⑤マジックキャッスル
20/05/24 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 18241.611** 牝3 55.0 松山弘平杉山晴紀 466
(0)
2.24.4 -0.133.1⑪⑫⑫⑬ウインマリリン
20/04/12 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 18594.221** 牝3 55.0 松山弘平杉山晴紀 466
(0)
1.36.1 -0.236.6⑬⑫レシステンシア
20/02/08 京都 10 エルフィンS (L) 芝1600 12684.831** 牝3 54.0 松山弘平杉山晴紀 466
(+2)
1.33.6 -0.734.0⑨⑩ライティア
19/11/16 京都 5 2歳新馬 芝1600 11334.821** 牝2 54.0 松山弘平杉山晴紀 464
(--)
1.37.7 -0.234.8ノーセキュリティ

デアリングタクトの関連ニュース

今年の桜花賞オークスの勝ち馬リバティアイランド(栗・中内田、牝3)が12日、栗東トレセンに帰厩した。今後は秋華賞(10月15日、京都、GⅠ、芝2000メートル)に直行し、2020年デアリングタクト以来、史上7頭目の牝馬3冠を狙う。中内田調教師は「いい夏を過ごしてくれて体もフックラしています。この時期の牝馬ですし、体があるぶんには秋華賞に向けて調整しやすいと思います。本当にいい成長をしてくれていますし、それが競馬につながってくれれば」と話した。

松山弘平騎手が半年ぶりにデアリングタクトと再会「このまま無事に」 2023年8月23日(水) 16:21

昨年のジャパンC4着で、今春のサウジ遠征を脚部不安で回避後、休養している無敗の3冠牝馬デアリングタクト(栗・杉山晴、牝6)と主戦の松山弘平騎手(33)=栗・フリー=が、7月末に放牧先の北海道新ひだか町・ノルマンディーファームで久しぶりの再会を果たした。

栗東トレセンに在厩していた今年2月以来、約半年ぶりに顔を合わせた松山騎手は「コロナ禍もあったので、牧場にいるデアリングと会うのはいつ以来か覚えていないぐらいですね。すごく落ち着いていましたね」と目を細めた。現在は復帰に向け同牧場で調整中。「このまま無事にいってほしいです」と願っていた。

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【血統アナリシス】宝塚記念2023 さまざまな記録を打ち立てたステイゴールド、Mill ReefやRivermanも好相性を示す 2023年6月24日() 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は宝塚記念2023・血統予想をお届けします!


現行コースで施行されるようになった2007年以降、ステイゴールドが種牡馬として5勝を挙げる活躍をみせているが、これは宝塚記念の歴史のなかでも最多となる記録(次点はヒンドスタンの4勝)。また、ステイゴールド産駒は2009年ドリームジャーニー&2012年オルフェーヴルが兄弟制覇を果たすほか、ゴールドシップがレース史上初となる2連覇(2013&2014年)を達成している。

一方、近年の宝塚記念はMill ReefやRiverman(どちらも父がNever Bend、母がPrincequilloの直系)を内包する馬が顕著な活躍を見せており、昨年も勝ち馬タイトルホルダー、3着デアリングタクトの2頭が該当。なお、広義的に見ればNever Bendの血を引く馬が8連覇中であることも気に留めておきたい。

ボッケリーニは、父キングカメハメハ×母ポップコーンジャズ(母の父ダンスインザダーク)。同産駒からは2頭の勝ち馬が出ているが、前走で鳴尾記念を勝って挑む臨戦は15年ラブリーデイと共通。なお、本馬は同馬の全弟にあたるため、レース史上2組目の兄弟制覇がかかった一戦でもある。昨年も1・3着が該当するなど、近年はキングカメハメハの血脈が存在感を示しており、同種牡馬が必然的にMill Reefを保持することも強調しやすい。

ライラックは、父オルフェーヴル×母ヴィーヴァブーケ(母の父キングカメハメハ)。同産駒は延べ4頭が出走して好走例こそないものの、ステイゴールドの直系、兄弟制覇を果たした父の実績からも動向を注視したい血統。一方、同じ母の父となる馬には、15年2着デニムアンドルビー、22年3着デアリングタクトがおり、ともに牝馬であることも興味深い。本馬は22年エリザベス女王杯で2着。コース実績からも一発があって不思議ないだろう。

ジェラルディーナは、父モーリス×母ジェンティルドンナ(母の父ディープインパクト)。父系曽祖父グラスワンダーは99年の勝ち馬で、種牡馬として11年の勝ち馬アーネストリーを出した。また、後継スクリーンヒーローからも17年2着ゴールドアクターが出るなど、グラスワンダーの直系は「1-2-1-1-1-3」と上位を賑わす傾向にある。本馬は全6勝が非根幹距離、芝2200mのオールカマーエリザベス女王杯で連勝した実績にも一目置きたい。


【血統予想からの注目馬】
ボッケリーニ ①ライラック ⑪ジェラルディーナ

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芝GⅠ9勝の名牝アーモンドアイが殿堂入り 昨年は8票足らずに涙…今年は歴代最高得票率96.6% 2023年6月7日(水) 09:58

JRAは6日、2023年度の顕彰馬を発表し、芝GⅠ9勝を挙げたアーモンドアイ(牝8)が有効投票数207票中200票を集め、歴代最高得票率となる96.6%で選定された。殿堂入りは20年キタサンブラック以来で、史上35頭目となる。



名牝がまた一つ、競馬史に名を刻んだ。国内外で歴代最多の芝GⅠ9勝を挙げたアーモンドアイが顕彰馬に選定された。

昨年は規定の得票率75%にわずか8票届かずまさかの落選となり物議を醸したが、今年は有効投票数207票中200票を獲得。15年オルフェーヴルの95.9%を抜く史上最高の得票率96.6%を記録し、堂々の殿堂入りを果たした。父ロードカナロアも18年に選定されており、親子での顕彰馬は史上5組目だ。

牝馬としては史上6頭目の選定に、現役時代に管理した国枝調教師は「競馬はブラッドスポーツなので功績を代々伝えていくことが大事。殿堂入りできたことを大変光栄に思います」と喜びの声を伝えた。

17年にデビューし、3歳時は牝馬3冠に加えてジャパンCを2分20秒6の世界レコードで制覇。JRA賞年度代表馬に輝くと、その後もタイトルを積み重ね、ラストランとなった5歳秋のジャパンCでは3冠馬コントレイル、3冠牝馬デアリングタクトとの世紀の一戦を制して2度目の年度代表馬に。国枝師は「心身ともに抜きんでており、ずっとわれわれの大きな期待に応え続け、次のレースではどんなパフォーマンスを見せてくれるのかという夢を抱かせ続けてくれました」と栄光の日々を振り返った。

現在は繁殖馬として北海道安平町のノーザンファームに繋養されており、22年に初子となる父エピファネイアの牡馬を出産。今年1月15日には父モーリスの牡馬が誕生し、現在はキタサンブラックの子を受胎中だ。初子は順調なら来年中にもデビューする。「きっとアーモンドアイは、その子供たちに夢をつないでいってくれることでしょう」と国枝師。後世へと受け継がれる名牝の遺伝子が、また新たな競馬史を作ってくれるはずだ。(綿越亮介)

アーモンドアイ 父ロードカナロア、母フサイチパンドラ、母の父サンデーサイレンス。2015年生まれ。鹿毛。現役時は美浦・国枝栄厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)シルクレーシング。戦績は15戦11勝(うち海外1戦1勝)。獲得賞金19億1526万3900円(うち海外3億9570万900円)。重賞は2018年GⅢシンザン記念、GI桜花賞、GIオークス、GI秋華賞、GIジャパンC、19年GIドバイターフ(UAE)、GⅠ天皇賞・秋、20年GⅠヴィクトリアマイル、GⅠ天皇賞・秋、GIジャパンCの10勝。馬名は「美人とされる顔の目の形」。

アーモンドアイを所有した(有)シルクレーシングの米本昌史代表 「名誉ある顕彰馬に選定いただき大変光栄に存じます。およそ3年半の競走生活で積み上げた9つのGⅠ勝利は、一つ一つ強烈な印象とともにまだまだ記憶に新しいところです」

◆顕彰馬 中央競馬の発展に貢献した競走馬の功績をたたえるため1984年に制定。99年まで顕彰馬選定委員会の審議で決定し、2000年からは報道関係者による投票に。投票者のうち、4分の3以上の得票が選定条件となった。15年から1人2頭から4頭に投票馬が拡大。顕彰馬は東京競馬場内にあるJRA競馬博物館で、肖像画や馬像、足跡をたどる関係資料が展示される。




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【日本ダービー】競馬大好き声優のLynnは今週も2冠誕生が見たい!◎はソールオリエンス 2023年5月28日() 07:44

勝利の女神もソールオリエンスにほほ笑んだ? 競馬大好き声優のLynnが、昨年に続いて日本ダービー予想に参戦。先週のリバティアイランドに続いて2冠馬誕生に期待した。



あまたいる競走馬の、選ばれしヒーローの中から、たった一頭、一度だけ手にすることができる「ダービー馬」の栄光。今年はどんなドラマが生まれるのでしょうか。

先週のオークスではリバティアイランドが桁違いの強さで圧巻の走りを見せ、牝馬2冠に輝きました。となると、ソールオリエンスに寄せられる無敗の2冠への期待は高まることでしょう。

枠順確定前に書いた週刊Gallopでの連載コラムでは本命は迷わずソールオリエンスとしました。皐月賞での、ほぼ最後方から大外を回ってのあの走りを見て心躍らないわけがないです。逆に、対抗をタスティエーラファントムシーフトップナイフスキルヴィングで迷い、決めきれず保留にしていたのですが、発表された枠順を見て1頭だけ評価を上げることができました。それは、❶枠②番に入ったスキルヴィングです。

ダービーは過去10年を振り返ってみても、内めが良さそうで、特に❶枠は勝率・複勝率が高いのです。同様に過去を見てみると圧倒的に前走皐月賞組が強いので、そこだけは不安が残るのですが、東京2400メートルのコースは得意とするステージですし、ルメール騎手ですし、いい枠になったので、期待大です。

買い方はいつも通り、本命・対抗の2頭軸3連単マルチにするつもりですが、人気上位の2頭なので、相手に穴的な馬がきてくれたら馬券妙味が出るかなと思っています。

私にとっての思い出のダービー馬は2020年のコントレイルなのですが、あの年、デアリングタクトと無敗の3冠牝馬&牡馬が誕生して盛り上がったように、今年も牡牝2冠馬が誕生し、そして再び3冠の伝説となることを期待しています。

■Lynn(りん) 6月1日生まれ、新潟県出身。アーツビジョン所属。主な出演作は「劇場アニメ 君の膵臓をたべたい」(山内桜良役)、「ウマ娘 プリティーダービー」(マルゼンスキー役)、現在放送中の「機動戦士ガンダム 水星の魔女」(ミオリネ・レンブラン役)。声優界きっての馬券巧者で、2020年凱旋門賞、21年大阪杯と2度も100万円超の払戻額を手にしたことで知られる。

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【オークス】リバティアイランド6馬身差衝撃V 秋は史上7頭目の3冠へ 2023年5月22日(月) 08:30

(第84回オークス、5月21日、東京11R、GⅠ、3歳牝、芝2400メートル=出走18頭)川田将雅騎手(37)=栗東・フリー=とコンビを組んだ1番人気リバティアイランド桜花賞に続く衝撃的なV。好位追走から直線で抜け出し、6馬身差の圧勝劇を演じた。最優秀2歳牝馬のオークス制覇は13頭目。牝馬2冠は史上17頭目となった。距離不安説を一蹴し、今後は秋華賞(10月15日、京都、GⅠ、芝2000メートル)で史上7頭目の牝馬3冠を目指す。



勝利を確信しつつ、ムチを放った。まばゆい陽光のもとを力強く抜け出したVロード。それでも「今後のためにも2400メートルをしっかり走り切らせたかった」と川田騎手が最終指令を送ると、17頭のライバルは影を追うことすらできない。あのジェンティルドンナ(2012年)の5馬身差を上回る、6馬身差の仰天女王の誕生だ。

「ホッとしています。桜花賞より動けている雰囲気があって、レースでも少し進み過ぎる感じがありましたが、とてもいい雰囲気で我慢してくれました」

序盤に行き脚がつかず、スリル満点の戴冠だった桜花賞と違い、この日は好位6番手で流れに乗る横綱相撲。昨年7月のデビュー戦(新潟芝1600メートル)でラスト3ハロン31秒4をたたき出している究極の切れ味を、理想的な形で温存されては他馬はもうお手上げだ。「直線はもう、〝どれだけ動かすか〟というところでしたが、楽に終わらせるのではなく、2400メートルでどれだけ走れるのか見たかった。目いっぱい動かしたわけではないのですけれども」とフルスロットル手前での大楽勝に鞍上も笑みを浮かべた。

桜花賞を一度使われていい体になっていましたし、いい落ち着きもありました。距離にはもちろん不安があり、やってみないと分からないというのが大半でしたが、皆さんの期待に応えられて正直ホッとしています」

単勝140円という圧倒的人気に応えての2冠奪取に、こちらも安堵(あんど)の表情の中内田調教師からは「(3冠馬になる)資格というものがあるので、そこを目指していきたい。どこまで強くなるのか、われわれが阻害しないようにやっていきたい」と秋華賞で牝馬3冠を目指す青写真も語られた。阪神ジュベナイルフィリーズ桜花賞、そしてこの日の圧巻パフォーマンスと走るたびに抜きんでた資質を見せつけるニューヒロイン。史上7頭目の栄光、そしてその先まで、才媛の進撃は止まりそうにない。(内海裕介)

リバティアイランド 父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズ、母の父オールアメリカン。鹿毛の牝3歳。栗東・中内田充正厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)サンデーレーシング。戦績5戦4勝。獲得賞金4億2947万2000円。重賞は2022年GI阪神ジュベナイルフィリーズ、23年GI桜花賞に次いで3勝目。オークス中内田充正調教師が初勝利。川田将雅騎手は12年ジェンティルドンナに次いで2勝目。馬名は「米、アッパーニューヨーク湾の自由の女神像が建っている島」。

★川田〝2秒の静寂〟に感謝…オークスのレース後、川田騎手から「本当に〝あと2秒〟我慢していただいて、静かな状況で全馬無事にスタートが切れました。ご協力に感謝しています」とファンへ向けてメッセージが送られた。17日の栗東トレセンでの会見で「お客さんの前でゲート入りするので、あと2秒ほど声援を我慢していただければ」と発走の瞬間の歓声の自粛を求めたことにより、この日は通常の有観客GⅠより静かな状況でのスタートとなった。

オークス・アラカルト》

★着差…6馬身差以上の着差での勝利は1975年(テスコガビー、8馬身)以来48年ぶり9頭目。

★単勝支持率…リバティアイランドの54.3%は、本レース優勝馬で歴代5位。

川田将雅騎手…JRA・GⅠは桜花賞以来で今年2勝目、通算23勝目。JRA重賞は今年8勝目、通算124勝目。

中内田充正調教師…JRA・GⅠは桜花賞以来で今年2勝目、通算7勝目。これまでの6勝は全て阪神芝1600メートル戦だった。また、JRA重賞は今年4勝目、通算34勝目。2200メートル以上の平地重賞は延べ19頭目の出走で初めての勝利となった。

ドゥラメンテ産駒…昨年のスターズオンアースに続き、通算2勝目。JRA・GⅠは今年3勝目、通算10勝目。JRA重賞は今年7勝目、通算18勝目。

★馬主サンデーレーシング…2012年ジェンティルドンナ以来で、通算3勝目。これはキャロットファーム、社台レースホースと並ぶ最多勝利。JRA・GⅠは今年3勝目、通算70勝目(他にJ・GⅠを2勝)。JRA重賞は今年6勝目、通算228勝目。

★生産者ノーザンファーム…19年のラヴズオンリーユー以来で、通算10勝目。JRA・GⅠは今年4勝目、通算189勝目(他にJ・GⅠを3勝)。JRA重賞は今年20勝目、通算781勝目。

★関西馬の勝利…20年デアリングタクト以来で、通算成績は関西馬39勝、関東馬46勝(関東馬による1着同着となった10年を2勝として含む)。

★新潟デビュー馬の勝利…昨年に続く7回目。

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デアリングタクトの関連コラム

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先週末から春の中京開催がスタート。3週目には高松宮記念が控えている。

開幕週を飾る金鯱賞は、外からプログノーシスが豪快に差し切り勝ち。不完全燃焼だった中日新聞杯4着から見事に巻き返した。2着以下は内を通った組が有利な流れ。逃げたフェーングロッテンが2着、最内枠からラチ沿いを追走したアラタが3着。

2年前にはギベオンが圧倒的人気のデアリングタクトを振り切って逃げ切るなど、春の中京開催の芝コースは内有利が定番化している。それもそのはずで、前開催のラスト2週はBコース使用。温存されていたAコースがこの開催では復活するとあって、やはり荒れていないインを通れる組が有利になる。昨年の高松宮記念では1枠2番を生かし馬群を捌いて差して来たナランフレグが勝利。外を回らされた人気のメイケイエールグレナディアガーズは馬券にすら絡むことができなかった。今年も枠順には大いに注目したい。そういう意味では、運に左右される開催となる。

一方ダートは、最近の傾向通り外の伸びが良かった。これは以前のコラムでも書いたが、2022年あたりから中京ダートは特に乾くと外有利、差し有利になるケースが増えている。先週は差し有利とまでは言えなかったが、先行勢でも外を通る組が有利。

例えば2022年以降の中京良馬場ダートでの最内枠と大外枠の馬の成績を比べてみても顕著な違いがある。

・2022年~先週末終了時点

中京ダート良馬場&最内枠 勝率7.6% 複勝率19.2% 複勝回収値56円
中京ダート良馬場&大外枠 勝率11.8% 複勝率28.1% 複勝回収値95円

ご覧の通り明らかに最内枠よりも大外枠の方が良いことがわかる。データはデータで万能なものではないが、大まかな傾向として覚えておきたい。

今年は早くもソメイヨシノの開花の便りが届き、3月は好天が続きそうな気配で、そこまで大きな傾向の変化はなさそうだ。中京芝とダートの傾向を覚えておけば有利な戦いができるはず。1カ月後のコラムで自慢できるくらい、私自身も頑張りたいと思う。

~今週末の注目馬~

今週末は4重賞。その中でも今年は頭数が揃いそうな阪神大賞典を取り上げたい。注目馬はこの馬。

ジャスティンパレス(ルメール騎手)

注目はジャスティンパレス&ルメール騎手。近走は鮫島駿騎手が主戦だったが前走はマーカンド騎手、そして今回がルメール騎手の騎乗となる。率直に言って前回のマーカンド騎手はやや強引な面がありあまり手が合う印象はなかったが、今回のルメール騎手とは間違いなく手が合いそう。実際これまで2度手綱を取りいずれも勝利を挙げている。芝の長丁場にも滅法強い騎手でもあり、相性的にはピッタリだ。人気にはなるだろうが、素直に信頼していいと考えている。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2022年11月24日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック ジャパンカップ2022
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



11月27日(日)東京12R 第42回ジャパンカップ(3歳以上G1・芝2400m)
ジャパンカップは第12Rです。

【登録頭数:23頭(外国馬6頭)】(フルゲート:18頭)


<前走:天皇賞(秋)出走馬>(中3週)

ダノンベルーガ(3着、500kg(+6kg))<A>
前走の天皇賞(秋)時は、大柄な馬の休み明けらしく追い切りでモタモタしているようなところがあり、好評価にはしなかった。ただ、乗り込み量は豊富で、無理に馬を追い込むことをしていなかったので見た目以上に仕上がりは良かったのかもしれない。パドックではまだ余裕がある馬体だったので、100%に近い状態ではなかったとは思うが直線しっかり追い込んでの3着は能力の高さ。前走時にしっかり乗り込まれ、この中間には坂路にも入れての調整。1週前追い切りでは、ムーア騎手騎乗でダービーの1週前のように無理に馬を追い込むことはせず、馬なりで相手に併せていく内容と、理想的に状態を上げきている印象。前走からの上積みに十分期待が持てそう。

シャフリヤール(5着、456kg(前々走海外出走))<C>
前走時のパドックでは、馬体は仕上がっていたもののややテンション高さが感じられた。今回、芝コースでの1週前追い切りでもかなり行きたがる面を見せていて、不安が残る。今回は強力な逃げ馬もいないので、もう少しリラックスして走れていないと、レースでの折り合い面が心配に。

カラテ(6着、528kg(-4kg))<D>
かなり大きな馬だが、前走時のパドックでは太め感なく馬体はできていた感じだった。今回、距離延長で追い切りでは行きたがるところを押さえ込んでの調整となっているが、首が高くなってしまい走りに余裕がない。日曜日の坂路での時計も良い時には好時計が出ていたが、ここ2戦は平凡な時計で。

ユーバーレーベン(8着、476kg(-22kg))<C>
前走時は大きく馬体が減っていたが、通常に戻ってきた感じ。ただ、追い切りで強めに追われていることが多かったので当日のパドックではかなりテンションが高かった。この中間も1週前に強めに追われているので、直前は馬なりでの調整が理想的だが。




<前走:京都大賞典出走馬>(中6週)

ヴェラアズール(1着、518kg(+8kg))<B>
大型馬の休み明けで迎えた前走時のパドックでは、馬体こそ増えていたがそれほど太め感はなくドッシリと構えている感じだった。この中間も2週前、1週前とCWで好時計が出ていて、大きく良くなったという印象は受けないものの上積みは窺える。

ボッケリーニ(2着、472kg(+8kg))<D>
休み明けの前走時のパドックでは肩の出が硬く感じた。この中間、1週前追い切りでもモタモタした感じがあり、物足りない動きだった。




<前走:その他のレース出走馬>

デアリングタクトエリザベス女王杯:6着、486kg(+2kg)中1週)<C>
前走時は追い切りの動き、パドックでの馬の様子と決して悪くはなかった。ここ2戦は前半から力みがあり、その分終いの伸び切れなさにつながっている感じで、ペースが速くなって気分よく追走できれば直線の伸びも変わってきそう。

ユニコーンライオン福島記念:1着、530kg(-2kg)中1週)<B>
福島記念からの中1週でこの中間は軽めの調整。前走時のパドックでは、硬い感じも太め感はなく良い仕上りだった。

ハーツイストワールアルゼンチン共和国杯:2着、478kg(+4kg)中2週)<B>
この中間は、間隔が詰まっているため軽めの調整。前走時に目を向けると、追い切りは坂路で平凡な時計も動き自体悪く見せず、パドックではトモの筋肉こそ寂しく映ったが毛艶はかなり冴え、出来良く見せていた。

テーオーロイヤルアルゼンチン共和国杯:6着、458kg(-2kg)中2週)<C>
前走時の追い切りでは、モタれる面を見せていて終いの時計もかかっていた。こちらもこの中間は軽めの調整。坂路、CWと速い時計の出る馬なので、休み明け3戦目でどこまで上がってくるか。

ヴェルトライゼンデオールカマー:7着、494kg(-2kg)中8週)<B>
前走時も坂路で好時計が出ていたが、当時は走りやすそうな馬場で時計ほど伸びている感じはなかった。この中間は、乗り込み量も多く、1週前追い切りではジョッキー騎乗で終いの伸びも良好。変わり身が期待できそう。

シャドウディーヴァ(府中牝馬S:7着、486kg(±0kg)中5週)<D>
前走時の追い切りでは、重心が高く首も上がっている感じだった。この中間も、乗り込み少なく坂路での時計も平凡と評価しづらい。

トラストケンシン(オクトーバーS:11着、468kg(+4kg)中5週)<D>
この中間乗り込み量は多いが、併走遅れ、坂路での時計も平凡と大きな変わり身なし。

リッジマン(桂樹杯:7着、475kg(+7kg)中10週)<E>
JRA所属時は重賞勝ちもあったが、前走盛岡の芝でのレースで凡走と昔の勢いはない。


<外国招待馬>

オネスト(凱旋門賞:10着、中7週)<B>
終いの脚を活かす馬だが切れるという馬でもなく、スローの切れ脚勝負になると厳しそう。ただ、ルメール騎手が騎乗予定で日本の馬場、レースにあった乗り方をしてくる可能性もあり注意は必要。

グランドグローリー(凱旋門賞:5着、中7週)<C>
昨年好走してその後も好成績の1年だったが、日本のレースでは昨年以上は期待できそうもない。

シムカミル(ニエル賞:1着、中10週)<C>
ニエル賞ではドウデュースに先着も、フラつく場面もあり東京の馬場ではもっと甘くなりそう。

テュネス(バイエルン大賞:1着、中2週)<A>
デビュー戦で敗れているが、2戦目から5連勝。今年3戦は長距離のレースを使い、6馬身、8馬身、10馬身とタフな馬場を重い斤量を背負って先行しての圧勝続き。ヨーロッパでももっともタフな馬が多いドイツの馬で、日本馬に一番足りないものを持っており能力はかなり高そう。来年のヨーロッパでは、大きなレースをいくつか勝つ馬になっているか。今回のジャパンカップに関しては、馬場が向くかどうかに焦点が集まっているが、これだけ圧勝できる馬なので未知の魅力のほうが勝るとの印象。


<出走回避馬>
ブルーム、マジカルラグーン、ウインマリリンウインマイティーゴールドスミス


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ダノンベルーガ、テュネス、ヴェラアズールの3頭をあげておきます。


◇今回は、ジャパンカップ編でした。
ジャパンカップ過去10年の連対馬は関西馬15頭に関東馬5頭。それらの馬の調教内容を見てみると、連対した5頭の関東馬はカレンブーケドールの1週前追い切りが坂路だった以外、すべて南Wでの追い切りでした。その南Wでの追い切りも、1回目にアーモンドアイが勝った時の最終追い切りが終い仕掛けられていたのみで、あとは1週前、最終追い切りいずれも馬なりという調整過程。関東馬に関しては、休み明け2戦目で中間に南Wで追われ、そこで馬なりで好時計をマークというのが理想的な調教パターンと言えそうです。
そして、連対馬の多くを占める関西馬に関しては、坂路、CWが半分くらいずつではあるものの、勝利した8頭だけに絞ると坂路での追い切り6頭、CWでの追い切り2頭と、坂路調教馬の活躍が目立っています。ただ、坂路での追い切りも一杯に追われた馬はなく、馬なりもしくは終い仕掛けられて伸ばす内容となっています。関西馬に関しては、天皇賞(秋)同様に輸送を控えているため1週前までに仕上げておき、直前は馬なりもしくは軽く終いを伸ばす程度の調整というのが理想的なようです。
最後に近年不振が続く外国招待馬に関しては、シンプルに日本で追い切られている本数が多いか強めに追われて好時計をマークしている馬が好走しています。東京競馬場に検疫用の厩舎ができたことで、今年から来日後に東京での調整が可能に。追い切りの本数が多く好時計の出ている馬に関しては、注意が必要かもしれません。


※ジャパンC出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年11月20日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年11月20日号】特選重賞データ分析編(333)~2022年ジャパンカップ
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 ジャパンカップ 2022年11月27日(日) 東京芝2400m


<ピックアップデータ>

【“前年以降、かつ東京、かつG1のレース”において3着以内となった経験の有無別成績(2017年以降)】
○あり [5-4-5-10](3着内率58.3%)
×なし [0-1-0-54](3着内率1.8%)

 コース適性が最大のポイント。2017年以降の3着以内馬15頭中14頭は、前年以降に東京のG1で3着以内となった経験がある馬でした。今年はこの条件をクリアしている馬が極端に少ないため、ある程度は柔軟に評価したいところ。それでも、中山・阪神のレースやローカル場のレースがベストと思しき馬は疑ってかかるべきでしょう。

主な「○」該当馬→シャフリヤールユーバーレーベン
主な「×」該当馬→ヴェラアズールデアリングタクトハーツイストワールボッケリーニ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【向かい風データ】

×「“同年4月以降、かつJRA、かつ出走頭数が12頭以上、かつG1・G2のレース”において3着以内となった経験がない」馬は2017年以降[0-0-1-44](3着内率2.2%)
主な該当馬→シャフリヤールユーバーレーベン

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2022年11月18日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】キャリアを重ねながら一気に本格化するモーリス産駒/マイルCS展望
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エリザベス女王杯は大外枠のジェラルディーナが突き抜けて完勝。連続開催のAコースに加えて雨が降ったことで一気にタフ化&外伸び化した馬場を利して、勝ち馬以下、外を回した組が上位を独占した。

2着ライラック、同着のウインマリリン、4着アカイイト、5着ナミュールまでいずれも2ケタ馬番&外を回したことが好走に繋がった。逆に外枠から内にこだわったルビーカサブランカは実にもったいなかった。残念ながら6着に敗れたデアリングタクトはむしろ健闘といっていい内容で、次走以降に希望を持たせた。

勝ったジェラルディーナは父モーリス、そして母はジェンティルドンナ。血統背景からもデビュー時から注目を集めていたが、4歳秋を迎えてようやく本格化。前走のオールカマーで待望の重賞初制覇を果たすと、一気にG1も射止めてみせた。

考えてみればモーリス自身も早期から期待を集め2歳重賞でも1番人気に支持されるほどだったが、結局3歳シーズンは目立った活躍をできず、本格化は4歳になってから。怒涛の7連勝で春秋のマイルG1に加えて香港マイル、さらにはチャンピオンズマイルを制し、5歳秋には天皇賞(秋)香港カップと中距離G1タイトルを獲得した。

産駒も父に近い成長曲線をたどることが多く、ピクシーナイトは3歳春から活躍したものの、NHKマイルCでは見せ場なく敗れ、G1を制したのはやはり秋になってから。ジャックドールもクラシックには間に合わなかったものの、怒涛の5連勝で金鯱賞を制し、今後のさらなる活躍が期待されている。

これから…という意味ではラーグルフも注目の存在。ホープフルS3着と2歳時から素質の一端を見せたものの、クラシックでは出番がなく、ココからが本番といったところだろう。来年の今ごろは中距離重賞、あるいはG1戦線に再度乗ってきているかもしれない。

最近は休養を挟み目標へ向けて調整するパターンが主流になっているが、使いつつ力をつけて行く「反主流のモーリス産駒」の活躍には今後も期待したい。

~マイルCS展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末はマイルチャンピオンシップ。注目馬はコチラ。

ソウルラッシュ松山弘平騎手)

注目はソウルラッシュ&松山騎手。
春の安田記念では13着と大敗を喫しているが、有利な外枠から内に入れてしまい、3コーナー、さらに直線で再三の不利を受けてのもので度外視OK。もともと急坂コース向きのパワータイプで、重賞を制している阪神芝1600mはベスト条件だろう。荒れ馬場も向いており、前走から騎乗する松山騎手もソツがなく、外国人騎手相手でも互角の戦いを挑める。人気は中穴程度に留まりそうだが、好勝負になる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年11月10日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック エリザベス女王杯2022
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



11月13日(日)阪神11R 第47回エリザベス女王杯(3歳以上G1・牝・芝2200m)

【登録頭数:23頭】(フルゲート:18頭)


<前走:秋華賞出走馬>(中3週)

スタニングローズ(1着、488kg(±0kg))<C>
この中間も坂路での調整。走りやすそうな馬場で行われた1週前追い切りでは、硬さが見られ前走時ほどの迫力がなく、上積みまではどうか。

ナミュール(2着、446kg(+20kg))<A>
前走は+20キロと馬体が増えていて、坂路での動きもやや重かった。この中間も坂路で追い切られているが、1週前追い切りでは迫力満点で力強く坂路を駆け上がる姿をアピール。前走からの上積みはかなり大きい。

ライラック(10着、432kg(-2kg))<B>
休み明け3戦目で今回も輸送が控えるが、この中間も長めから3本好タイムを計時、1週前には強めに追われて好時計をマークした。小柄な馬でこれだけ追えているだけでも、出来が良い証。




<前走:府中牝馬S出走馬>(中3週)

イズジョーノキセキ(1着、466kg(+6kg))<A>【優先出走馬】
追い切りではやや重さが残る動きだった前走を勝利。この中間、1週前追い切りでは初コンビを組むルメール騎手が騎乗して追われることはなかったが騎乗で追われたが、持ったままで楽に先着と出来は前走以上。

アンドヴァラナウト(3着、448kg(+14kg))<C>
馬体重の増減が大きい馬で、前走+14キロも馬体が戻っただけで、パドックではトモが寂しく細く映った。この中間は、1週前追い切りはCWで強めに追われて好時計をマークしている。ただ、日曜日の坂路での追い切りがいつもよりも軽めになっているあたりからすると、ちょっと強くやり過ぎたか。

クリノプレミアム(8着、496kg(+12kg))<C>
1週前は単走で動きは悪くなかったが、ここ2戦と比べると追い切りの時計が控えめ。あまり経験のない関西への輸送があるので、いつも通りではない点がマイナスになりそう。

アカイイト(10着、528kg(+16kg))<E>
昨年の勝ち馬で府中牝馬Sからのローテーションも一緒。相当大柄な馬で、昨年も今年も府中牝馬Sではかなり太く余裕がある馬体だった。昨年と違う点は、前走後の追い切り内容。府中牝馬S後に坂路でビシビシと強めに追われて好時計を連発していた昨年に対し、今年は馬なりでの調整のみとなっている。時計も平凡な内容のみで、明らかに昨年とは調整過程が異なっている。

ローザノワール(15着、476kg(+2kg))<C>
もともと追い切りでは速い時計の出る馬だが、1週前追い切りでは坂路で一杯に追われて好時計。ただ動きのほうに目を向けると、スピードが勝ったタイプとの印象はぬぐえず、初距離の2200mは長い感じがする。




<前走:オールカマー出走馬>(中6週)

ジェラルディーナ(1着、464kg(+6kg))<B>
この中間もCWで好時計が出ていて出来は変わりなく良さそう。ただ首が高めの走りで時計ほど終いの伸びはない感じ。

ウインキートス(3着、476kg(+2kg))<D>
昨年と同じオールカマーからの参戦も、1週前追い切りではいつもは使わないPコースでの追い切り。ここにきて、いつもと違う調整過程での仕上げはプラスにならない。

デアリングタクト(6着、484kg(+4kg))<A>
休み明けの前走時は単走での調整ばかりだったが、この中間は1週前に3頭併せで追い切られ、終い抜かせない勝負根性を示して良い動きを披露していた。前走を叩いての上積みが感じられる。




<前走:クイーンS出走馬>(3ヶ月半)

テルツェット(1着、436kg(+4kg))<C>
昨年同様クイーンSを勝っての参戦。1週前追い切りでは南Wで併せ馬で追われたが、終い伸びきれておらず、物足りない動きに感じられた。

ルビーカサブランカ(4着、474kg(-2kg))<D>
追い切りでは好時計が出て、併せ馬で先着することも多い馬だが、この中間は併せ馬での遅れが多い。1週前追い切りでも、軽量の見習い騎手が騎乗しているにもかかわらず、動きが重くモタモタした感じで、良い時の状態にはなさそう。




<前走:その他のレース出走馬>

ウインマリリン札幌記念:3着、488kg(+12kg)3ヶ月)<B>
札幌記念からの参戦で、この中間はかなり乗り込まれている。時計も優秀で出来は良さそう。ただ、関西圏での競馬は実績がなく割引。

フィオリキアリ札幌記念:8着、458kg(+8kg)3ヶ月)<D>【除外対象馬】
除外対象で、間隔が空いている割に乗り込み量が少なすぎる。

ウインマイティー京都大賞典:3着、486kg(+2kg)中4週)<B>
この中間もDPコースでいつも通りの調整。叩き2戦目での上積みも期待できそう。

ピンハイ(西宮S:1着、414kg(+12kg)中3週)<C>
前走では馬体が増えていたがそれでも小柄な馬で、この中間も坂路での時計は物足りない。上積みはあまり期待できそうにない。

マジカルラグーン(ヨークシャーオークス:5着、3ヶ月)<C>【外国馬】
外国馬でこの中間は速い時計は出していない。最終追い切りを芝コースで追われ、そこで良い動きを見せてくるようなら押さえたいところだが。

ホウオウエミーズ(新潟牝馬S:1着、448kg(±0kg)中2週)<A>
関東馬で、南Wコースで追われた1週前には、大外を手応え抜群に通って、併走相手を楽に突き放してみせた。前走勝ちの勢いそのままに、ここも出来良く迎えられそう。

ソフトフルート(新潟牝馬S:7着、502kg(+18kg)中2週)<D>【除外対象馬】
前走時馬体が大きく増えていた割に、この中間は金曜に馬なりでの追い切り1本。上積みは感じられない。

シャムロックヒル(新潟牝馬S:9着、510kg(+4kg)中2週)<C>【除外対象馬】
休み明け2戦目で、1週前追い切りでは好時計マークも、追われてからの反応がまだ鈍い。

サンテローズ(関ケ原S:1着、510kg(+10kg)中5週)<B>【除外対象馬】
この中間も坂路で好時計。速い時計を出す厩舎だが、動きも力強く出来は引き続き良さそう。

コトブキテティスアルゼンチン共和国杯:12着、444kg(±0kg)連闘)<D>【除外対象馬】
先週出走で、パドックでは好馬体を見せていた。ただ軽ハンデであの結果では、ここに入っても厳しい。



※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ナミュールイズジョーノキセキデアリングタクトホウオウエミーズの4頭をあげておきます。



◇今回は、エリザベス女王杯編でした。
エリザベス女王杯過去10年の連対馬を、ローテーションから見てみると最も間隔が空いていた馬が2020年勝ち馬のラッキーライラックで3ヶ月。その他の馬たちは、中6週以内にレースを使われていて、古馬は府中牝馬S勢が中心(10頭)、オールカマーが3頭の状況。3歳馬に関しては、秋華賞経由がほとんどで5頭、鳴滝特別からが1頭という結果になっていました。春からの休み明けで使ってくる馬が多くいる天皇賞(秋)秋華賞とは違い、前哨戦を一度使われて本番に臨んでくる馬が多い菊花賞に似た感じの傾向があるレースという印象です。
調教に関しては、連対馬20頭のうち、1週前に強めに追われていた馬は11頭、馬なりでの調整は9頭。そして最終追い切りに関しては、強めに追われていた馬が6頭、馬なりでの調整が14頭という内訳に。さらに過去10年の勝ち馬のみに絞って見てみると、1週前に強めに追われていた馬5頭、馬なり5頭、最終追い切りを強めに追われていた馬2頭、馬なり8頭となっています。
この結果から見えてくる、勝ち馬に向いている理想的な調整は、1週前に強めに追われて直前は馬なりで余裕を持たせた内容、ということになりそうです。なお、過去10年の勝ち馬の中で、最終追い切りで強めに追われていたクイーンズリングアカイイトに関しては、1週前、最終追い切りともに前走時から時計がガラリと良化し、明らかに変わり身が感じられるデキとなっていました。直前で強めに追われてきている馬に関しては、前走時の調教内容を上回っていることが条件となりそうです。
そして今年は、海外調教馬が1頭出走予定ですので、過去の外国馬の調教内容に関しても少し触れておきます。調べてみるとこのレースを連覇したスノーフェアリーは、2年連続京都の芝コースで追い切られていました。ダートコースで追い切られていたその他の外国馬は見せ場なく敗れていますので、外国馬に関してはレースと同コースで好内容の調教が行われていた場合に好走可能性ありとみて良いのかもしれません。
最後に今年の出走予定馬を見てみても、過去10年同様に秋華賞、府中牝馬S、オールカマーといった前哨戦を使われて本番に臨む馬が半分以上を占めており、上記ローテーション・データに当てはまる馬の好走が期待できそうです。予想の参考の一つにしていただければと思います。

👑今年のエリザベス女王杯は、競馬を最後まで愛されていたエリザベス女王陛下も日本の空の上から楽しんで頂ける、そんなレースになるのではないかと思っています。



エリザベス女王杯出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年11月6日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年11月06日号】特選重賞データ分析編(331)~2022年エリザベス女王杯
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 エリザベス女王杯 2022年11月13日(日) 阪神芝2200m内


<ピックアップデータ>

【調教師の所属別成績(2018年以降)】
×美浦 [0-0-0-22](3着内率0.0%)
○栗東 [4-4-4-36](3着内率25.0%)

 美浦所属の調教師が管理する馬は、2016年以降まで集計対象を広げても[0-0-0-28](3着内率0.0%)。2021年は該当馬6頭のうち4頭が単勝5番人気以内の支持を集めたものの、アカイトリノムスメの7着が最高着順でした。今年も関東馬は強調できません。

主な「○」該当馬→イズジョーノキセキウインマイティーデアリングタクト
主な「×」該当馬→ウインキートスクリノプレミアムテルツェット


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【向かい風データ】

×「前走のレースが府中牝馬ステークス以外、かつ前走の条件が“牝馬限定もしくは重賞以外”・前走の距離が2200m以上」だった馬は2018年以降[0-1-1-43](3着内率4.4%)
主な該当馬→ウインキートスウインマイティーデアリングタクトテルツェット

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デアリングタクトの口コミ


口コミ一覧
閲覧 86ビュー コメント 0 ナイス 3

大井9R⑪ウマダユウサク

まあトウカイテイオーなんですけどね。

 ユウキ先生 2023年6月25日() 06:04
☆宝塚記念パート3(昨年のメンバーが)☆
閲覧 164ビュー コメント 0 ナイス 12

おはようございます(^^)

今日は宝塚記念☆

好メンバーが揃いその戦いをワクワクして待っています♪

好メンバーといえばタイトルホルダーが勝った昨年のレース17頭中今年も出走してくる馬はなんとただ1頭のみ☆

それがディープボンドなんですよね〜

昨年は4着と馬券には絡めませんでしたが勝ったタイトルホルダー、2着のヒシイグアス、3着のデアリングタクトは皆実力馬(^^)

昨年の舞台を経験しているディープボンドも侮れません♪

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 はたと止まる 2023年6月4日() 20:43
やや遠いスケジュールでもサークルの関心ごとの一つ「宝塚記... 
閲覧 141ビュー コメント 0 ナイス 7

 デアリングタクト牝6

 FAN投票の順位だと出れるが、出さないんじゃないかね・・・・

 ノーザンF、社台ファーム系の馬、個人馬主の大口者の馬

 「あと1つ1着で」という、岡田牧雄牧場の計算だろうが、、、

 無敗で牝馬3冠といえ、3年前
 洪水のように、現役競走馬の勢力図はかわるし・・・・

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デアリングタクトの掲示板

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コメント一覧
10:
  HELPRO   フォロワー:0人 2022年11月13日() 15:52:39
もう是で引退すべき。これ以上は杉山師でも同馬を復活させる事は出来ないので大事な繁殖牝馬として長く良い仔を産む事に専念させるべし。杉山、お宅はクラシック勝てる器じゃない。2流調教師は幸でも乗せてお茶を濁してろボンクラテキ!
9:
  HELPRO   フォロワー:0人 2022年9月25日() 15:51:34
松山起用でこの態では馬が終わってる証拠。大事な繁殖牝馬なので故障する前に引退させるべき。
8:
  HELPRO   フォロワー:0人 2022年5月15日() 15:58:24
1年ぶりのレースでも良く馬は頑張った。最悪見せ場すらないかと思ってたので最内を上がってきた時は一瞬的中まで感じさせた。杉山厩舎はデアリングタクトを上手く育成出来ないのでここに挑戦するしか手が無かったのが悔やまれる。馬は良く走ってるのでこれ以上三冠牝馬に無理させてはいけない。杉山は己の分を良く弁えて調整すべき。おそらくデアリングタクト以上の馬は作れないのだから!

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2022年11月27日ジャパンカップ G14着
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