ナランフレグ(競走馬)

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ナランフレグ
ナランフレグ
ナランフレグ
ナランフレグ
写真一覧
現役 牡7 栗毛 2016年4月5日生
調教師宗像義忠(美浦)
馬主村木 克成
生産者坂戸 節子
生産地日高町
戦績33戦[6-5-4-18]
総賞金37,413万円
収得賞金12,950万円
英字表記Naran Huleg
血統 ゴールドアリュール
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ニキーヤ
ケリーズビューティ
血統 ][ 産駒 ]
ブライアンズタイム
ビューティークロス
兄弟 インプレスウィナーパブリックフレンド
市場価格
前走 2023/03/04 夕刊フジオーシャンS G3
次走予定 2023/03/26 高松宮記念 G1

ナランフレグの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/03/04 中山 11 オーシャンS G3 芝1200 16125.439** 牡7 59.0 丸田恭介宗像義忠 498
(+15)
1.08.1 0.733.2⑭⑬ヴェントヴォーチェ
22/12/11 香港 5 香港スプリン G1 芝1200 14--------10** 牡6 57.0 丸田恭介宗像義忠 483
(--)
1.09.3 0.6----ウェリントン
22/10/02 中山 11 スプリンター G1 芝1200 163618.653** 牡6 57.0 丸田恭介宗像義忠 490
(0)
1.08.0 0.233.9⑬⑫ジャンダルム
22/06/05 東京 11 安田記念 G1 芝1600 1881852.1129** 牡6 58.0 丸田恭介宗像義忠 490
(+4)
1.32.7 0.433.1⑮⑬ソングライン
22/03/27 中京 11 高松宮記念 G1 芝1200 181227.881** 牡6 57.0 丸田恭介宗像義忠 486
(-12)
1.08.3 -0.033.9⑮⑭ロータスランド
22/03/05 中山 11 オーシャンS G3 芝1200 156108.242** 牡6 56.0 丸田恭介宗像義忠 498
(+4)
1.08.0 0.133.5⑬⑬ジャンダルム
22/01/30 中京 11 シルクロード G3 芝1200 185107.033** 牡6 56.0 丸田恭介宗像義忠 494
(+12)
1.08.3 0.233.3⑮⑮メイケイエール
21/12/18 阪神 11 タンザナイト OP 芝1200 15224.321** 牡5 55.0 丸田恭介宗像義忠 482
(+2)
1.08.5 -0.033.2⑫⑪レジェーロ
21/10/09 阪神 11 オパールS (L) 芝1200 163511.852** 牡5 55.0 丸田恭介宗像義忠 480
(-6)
1.08.3 0.133.1⑬⑮サヴォワールエメ
21/09/12 中京 11 セントウルS G2 芝1200 1771365.21110** 牡5 56.0 丸田恭介宗像義忠 486
(-6)
1.08.0 0.833.0⑮⑮レシステンシア
21/08/29 新潟 10 朱鷺S (L) 芝1400 18367.3310** 牡5 56.0 丸田恭介宗像義忠 492
(+6)
1.21.5 0.534.1⑮⑭カイザーミノル
21/06/26 札幌 11 TVh賞 OP 芝1200 14345.634** 牡5 56.0 丹内祐次宗像義忠 486
(+2)
1.08.0 0.233.4⑫⑩ロードアクア
21/05/09 中京 11 鞍馬S OP 芝1200 15354.112** 牡5 56.0 丸田恭介宗像義忠 484
(-12)
1.07.2 0.132.8⑪⑪クリノガウディー
21/04/11 中山 11 春雷S (L) 芝1200 1661210.956** 牡5 55.0 三浦皇成宗像義忠 496
(+10)
1.07.7 0.433.2⑭⑭ジャンダルム
21/01/09 中京 11 淀短距離S (L) 芝1200 161211.652** 牡5 56.0 丸田恭介宗像義忠 486
(+4)
1.08.4 0.233.8⑧⑦トゥラヴェスーラ
20/10/18 新潟 11 信越S (L) 芝1400 16479.447** 牡4 55.0 丸田恭介宗像義忠 482
(0)
1.21.4 0.533.7⑯⑮ジャンダルム
20/08/30 新潟 10 朱鷺S (L) 芝1400 18486.727** 牡4 56.0 丸田恭介宗像義忠 482
(0)
1.21.4 0.234.9⑭⑫カテドラル
20/07/26 新潟 11 アイビスSD G3 芝1000 183512.559** 牡4 56.0 丸田恭介宗像義忠 482
(0)
0.54.8 0.332.0--ジョーカナチャン
20/05/24 新潟 11 韋駄天S OP 芝1000 16484.525** 牡4 55.0 丸田恭介宗像義忠 482
(-8)
0.54.5 0.331.6--ライオンボス
20/04/12 中山 11 春雷S (L) 芝1200 16595.736** 牡4 55.0 丸田恭介宗像義忠 490
(+10)
1.08.5 0.234.0⑩⑩ラヴィングアンサー

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ナランフレグの関連ニュース

昨年の覇者ナランフレグは、美浦坂路からWコースに入って3頭併せ。6ハロン83秒3、ラスト1ハロン11秒6で、中ラーグルフに半馬身、外アースブレイブに3馬身先着した。

主戦の丸田騎手は「馬なりで楽な追い切りができました。前走で体重が増えていたので、息づかいや動きに素軽さが出たか確認しましたが、火曜も乗って雰囲気が良くなっているのを感じられて良かった」と、連覇に向け気合十分だ。(夕刊フジ)

【高松宮記念の注目点】春GIシリーズ開幕戦、新スプリント王を襲名するのはどの馬か? 2023年3月22日(水) 09:14

★芝1200メートル戦では重賞3勝を含む6戦4勝 シルクロードSを制したナムラクレア

昨年のサマースプリントシリーズでチャンピオンとなったナムラクレア(牝4歳、栗東・長谷川浩大厩舎)は、芝1200メートル戦では6戦4勝という成績で、2021年の小倉2歳S、22年の函館スプリントS、今年のシルクロードSと重賞3勝を挙げている。同馬はこれまでにGⅠに3回出走して、昨年の桜花賞での3着が最高成績だが、4度目の挑戦でGⅠ初勝利を挙げることができるだろうか。Vなら、ナムラクレアを管理する長谷川調教師はJRA・GⅠ初制覇となり、同馬に騎乗予定の浜中俊騎手はロジャーバローズとのコンビで制した19年のダービー以来、4年ぶりのJRA・GⅠ制覇となる。

★1勝クラスから4連勝で阪急杯を制覇 快進撃を続けるアグリがGⅠ初挑戦

昨年8月の1勝クラスから4連勝で阪急杯を制したアグリ(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)は、今回がGⅠ初挑戦となる。同馬は通算9戦5勝という成績だが、5勝は芝1400~1600メートル戦で挙げており、芝1200メートル戦出走は昨年7月の1勝クラス(4着)の1度だけ。芝1200メートル戦に出走経験があって未勝利という馬が高松宮記念を勝てば、2009年ローレルゲレイロ以来14年ぶりだが、快進撃を続けるアグリは勢いそのままにGⅠタイトルを奪取することができるだろうか。なお、同馬は今年から日本で繋養されているカラヴァッジオ(Caravaggio)産駒の持ち込み馬で、同産駒は今回がJRA・GⅠ初出走となる。

また、アグリを管理する安田隆行調教師は高松宮記念で3勝を挙げており、GⅠ昇格以前も含めた同レースの最多勝調教師となっている。安田隆師は来年2月に定年を迎えるため、今回が最後の高松宮記念挑戦となるが、自らの最多勝記録を更新する4勝目を挙げることができるか。

★2021年香港スプリント以来の復帰戦 戸崎圭太騎手との新コンビで挑むピクシーナイト

2021年のスプリンターズS勝ち馬ピクシーナイト(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)が、高松宮記念での復帰を予定している。同馬は21年の香港スプリントで競走中止となり、その後の検査で左橈側手根骨板状骨折が判明して長期の戦線離脱を余儀なくされた。グレード制が導入された1984年以降のJRA・GⅠ優勝馬で前走からの間隔が最も長かったのは、前走から中363日の出走で93年有馬記念を制したトウカイテイオーで、前走から中468日での出走となるピクシーナイトが勝てばこの記録を更新するが、長期休養明け初戦を勝利で飾ることができるか。なお、ピクシーナイトにはデビュー以来、福永祐一騎手が騎乗していたが、福永騎手は今年の2月末で引退したため、戸崎圭太騎手との新コンビで出走を予定している。

★GⅠ完全制覇かかかるサンデーレーシング 巻き返し狙うグレナディアガーズが出走予定

馬主・(有)サンデーレーシングの所有馬は、現在実施されているJRA・GⅠ24レース中23レースを制しており、障害のJ・GⅠ2レースでも勝利を挙げている。サンデーRの所有馬は、グレナディアガーズ(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎)が今年の高松宮記念に出走予定だが、同レース初勝利を挙げて、史上初となる障害も含むGⅠ26レースの完全制覇を遂げることができるか。

グレナディアガーズは2020年の朝日杯FS勝ち馬で、昨年(12着)に続く2年連続の高松宮記念参戦となる。同馬は1番人気に支持された前走の阪急杯では7着に敗れているが、前走から巻き返して約2年3カ月ぶりのJRA・GⅠ制覇を遂げることができるだろうか。

★父子制覇狙うロードカナロアビッグアーサー産駒 トウシンマカオが勝てば父子4代JRA・GⅠ制覇

今年の高松宮記念には、2013年の高松宮記念優勝馬ロードカナロア産駒のキルロード(セン8歳、美浦・田村康仁厩舎)、ファストフォース(牡7歳、栗東・西村真幸厩舎)、ボンボヤージ(牝6歳、栗東・梅田智之厩舎)、16年の高松宮記念優勝馬ビッグアーサー産駒のトウシンマカオ(牡4歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)が登録している。GⅠに昇格した1996年以降の高松宮記念で「父キングヘイロー(00年優勝)=子ローレルゲレイロ(09年優勝)、父ロードカナロア(13年優勝)=子ダノンスマッシュ(21年優勝)の2組が父子制覇を遂げているが、今年、父子制覇がかかる4頭は勝利を挙げることができるだろうか。

また、トウシンマカオの曽祖父サクラユタカオー(1986年天皇賞・秋)、祖父サクラバクシンオー(1993・94年スプリンターズS)、父ビッグアーサーはいずれもJRA・GⅠ勝ち馬で、トウシンマカオには父子4代JRA・GⅠ制覇がかかる。トウシンマカオは昨年の京阪杯で重賞初勝利を挙げ、前走のシルクロードSでは4着に入っているが、父に初のGⅠタイトルを贈ることができるだろうか。勝てば、トウシンマカオに騎乗予定の鮫島克駿騎手はJRA・GⅠ初制覇となる。なお、父子4代JRA・GⅠ制覇はモーリス産駒のピクシーナイト(21年スプリンターズS)、ジェラルディーナ(22年エリザベス女王杯)が遂げている(※ピクシーナイトは今年の高松宮記念に登録)。

★昨年のスプリンターズS2着馬ウインマーベル シルクロードS7着から巻き返しなるか

昨年のスプリンターズS2着馬ウインマーベル(牡4歳、美浦・深山雅史厩舎)は、芝1200メートル戦で9戦連続3着以内と堅実な走りを見せていたが、今年初戦となったシルクロードSでは7着に敗れた。高松宮記念がGⅠに昇格した1996年以降、前年のスプリンターズS2着馬は3勝、2着4回(勝率.188、連対率.438)という成績だが、ウインマーベルは前走から巻き返すことができるだろうか。ウインマーベルには引き続き松山弘平騎手が騎乗予定で、勝てば、管理する深山雅史調教師はJRA・GⅠ初制覇となる。

ウインマーベルは父アイルハヴアナザー、母コスモマーベラスという血統で、コスモヴューファームの生産馬だ。同牧場とアイルハヴアナザー産駒にはJRA・GⅠ初制覇がかかるが、ウインマーベルは生産牧場と父にGⅠタイトルをもたらすことができるか。なお、アイルハヴアナザーは2018年に輸出されており、同産駒のJRA現役馬はウインマーベルを含め23頭だ(※3月20日現在)。

オーシャンSを制しだヴェントヴォーチェ JRA・GⅠ初V狙う西村淳也騎手とのコンビで参戦

前走のオーシャンSで重賞2勝目を挙げたヴェントヴォーチェ(牡6歳、栗東・牧浦充徳厩舎)は、昨年のスプリンターズS(11着)以来2回目のGⅠ挑戦となる。同年のオーシャンS勝馬が高松宮記念を勝てば、2010年キンシャサノキセキ以来13年ぶり、前年のスプリンターズSでふた桁着順だった馬が勝てば、18年ファインニードル以来5年ぶりとなるが、ヴェントヴォーチェは春のスプリント王の座を射止めることができるだろうか。

ヴェントヴォーチェを管理する牧浦調教師、騎乗予定の西村淳也騎手にはJRA・GⅠ初制覇がかかる。牧浦師は8度目、西村騎手は6度目のJRA・GⅠ挑戦となるが、初勝利を挙げることができるか。なお、昨年はナランフレグがGⅠ初制覇を遂げ、管理する宗像義忠調教師、騎乗した丸田恭介騎手がJRA・GⅠ初勝利を挙げている。




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【高松宮記念の注目点】昨年の1~5着馬が出走、ここから勝ち馬は現れるか 2023年3月21日(火) 15:15

★連覇に挑むナランフレグ 昨年GⅠを制した舞台で1年ぶりの勝利なるか

ナランフレグ(牡7歳、美浦・宗像義忠厩舎)が、2010、11年のキンシャサノキセキ以来2頭目の高松宮記念連覇に挑む。ナランフレグは昨年の高松宮記念でGⅠ初制覇を遂げ、スプリントGⅠ春秋制覇を狙ったスプリンターズSでも3着に好走した。しかし、昨年の高松宮記念以降4戦して勝ち星がなく、前走のオーシャンSでは9着に敗れているが、昨年GⅠタイトルをつかんだ舞台で1年ぶりの勝利を挙げることができるだろうか。なお、ナランフレグには引き続き丸田恭介騎手が騎乗を予定している。

★昨年クビ差2着のロータスランド 今年は岩田康誠騎手が騎乗予定

ロータスランド(牝6歳、栗東・辻野泰之厩舎)は、昨年の高松宮記念が芝1200メートル戦初出走だったが、勝ったナランフレグからクビ差の2着に入った。今回は同レース以来1年ぶり2回目の芝1200メートル戦出走となるが、昨年の雪辱を果たす勝利を挙げることができるか。勝てば、管理する辻野泰之調教師はJRA・GⅠ初制覇となる。なお、6歳牝馬が高松宮記念を勝てば、GⅠ昇格以前も含めて初めてのこととなる。

ロータスランドには、昨年の高松宮記念では岩田望来騎手が騎乗していたが、今年は同騎手の父・岩田康誠騎手が騎乗を予定している。岩田康騎手には、ロードカナロアとのコンビで制した2013年以来10年ぶり2度目の高松宮記念制覇がかかるが、ロータスランドを勝利に導くことができるか。なお、岩田望騎手は、今年の高松宮記念ではグレナディアガーズ(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎)に騎乗予定となっており、JRA・GI初制覇と高松宮記念親子制覇を目指す。

★8歳馬が勝てば12年ぶり 昨年3、4着のキルロード&トゥラヴェスーラ

今年の高松宮記念には、昨年の勝ち馬ナランフレグ(牡7歳、美浦・宗像義忠厩舎)、同2着のロータスランド(牝6歳、栗東・辻野泰之厩舎)、同3着のキルロード(セン8歳、美浦・田村康仁厩舎)、同4着のトゥラヴェスーラ(牡8歳、栗東・高橋康之厩舎)、同5着のメイケイエール(牝5歳、栗東・武英智厩舎)が登録している。前年の1~5着馬がそろって出走すれば、GⅠに昇格した1996年以降の高松宮記念では初のケースとなるが、昨年好走した5頭は今年どのような走りを見せるだろうか。なお、2011年の高松宮記念では、前年の1~4着馬がそろって出走し、前年の覇者キンシャサノキセキが1着、前年の4着馬サンカルロが2着に入っている。

キルロードトゥラヴェスーラには11年キンシャサノキセキ以来12年ぶり2頭目の8歳馬による高松宮記念制覇がかかる。2頭はいずれもリステッド競走、オープン特別で各1勝を挙げているが、重賞では2着が最高成績となっており、重賞初勝利をGⅠで挙げることができるだろうか。

★昨年の香港スプリント5着以来の出走 悲願のGⅠ初制覇を狙うメイケイエール

メイケイエール(牝5歳、栗東・武英智厩舎)は、ソダシと並ぶ現役最多タイのJRA重賞6勝を挙げているが、GⅠは国内外で6回出走して2度の4着が最高成績で、昨年の高松宮記念では5着に敗れている。今回は昨年の香港スプリント5着以来の出走となるが、7度目の挑戦で悲願のGⅠ初制覇を遂げることができるだろうか。勝てば、牝馬のJRA重賞7勝は史上12頭目となり、メイケイエールを管理する武英智調教師はJRA・GⅠ初制覇となる。なお、メイケイエールには2戦ぶりに池添謙一騎手が騎乗を予定している。

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【格言から探る勝ち馬予想】高松宮記念2023「高松宮記念はシルクロードS好走馬を狙え」 2023年3月21日(火) 15:00

「グイン・サーガ」という小説をご存じだろうか。

以前もここで述べた通り私は基本的に活字をあまり拾わないのだが、高校から大学の頃ごく稀に気が向くと小説を買ったりした。そして今から約35年前、高校2年の頃この小説に出会った。

友人の一人が急に「グイン」にハマったのだ。

2時間目の授業が始まると共に机に教科書を立てて弁当を喰い、食事が済むと共に机の中に漫画本を広げ、古文の先生が漢詩を読めば共にまどろみ、放課後は仲良くゲーセンに行ったその友人はある日、人が変わった様に小説を読み始め、朝も昼も夜も「グイン」に没頭した。

何がそんなに面白いのか尋ねたところ意外な答えが返ってきた。1年に2巻しか発売されないその小説は全百巻完結予定だという。友人は目を輝かせてこう言ったのだ。

「計算したらさ、この小説が終わる頃、俺たち40歳越えてんだよ。人生を一緒に過ごす小説?なんか、ワクワクしねぇ?」

内容がどうとか表現がどう、という話ではなかった。「人生を一緒に過ごす小説」…。ただその1フレーズに吸い込まれるように魅了された私は帰りに本屋に寄り「グイン」を買って帰ったのを覚えている。

結局グインはどうなったか?答えは発売から43年が経過した今尚未完だ。正伝が130巻、外伝が23巻という当初の予定を大きく上回る規模で展開したこの物語は2009年、作者の栗本薫さんがすい臓がんで他界したため物語が終結せず、彼女の残した「今後のための覚書」を頼りに他の小説家が続編を今も執筆している。

私など毎週1200字のこのコラムで精いっぱいなのに(笑)全百巻の小説を書こうという発想がすごい。世の中には凄い人がいるものだ…と考えていたらホントに世の中広いもので、なんと他にも全百巻という小説を見つけてしまった。

皆さんご存じ「西遊記」である。三蔵法師が3人のお供を連れ、道中様々な災難に会いながらシルクロードを通り有難いお経をインドに貰いに行くこのお話、原書は漢字ばかりで綴られ全百巻の大作だという。読むのは正にシルクロードを人力のみで踏破するごとく遠い道のりだ。(笑)

さて、シルクロードが無理矢理出てきた辺りで諸兄もお気づきとは思うが、今週末メイン高松宮記念の格言を紹介しよう(笑)。

曰く「高松宮記念シルクロードS好走馬を狙え」。

歴史を振り返れば、高松宮記念の歴代好走馬の多くは前哨戦シルクロードSでも好走している。たとえば昨年の優勝馬ナランフレグシルクロードS3着だったし2018年の優勝馬ファインニードルもこのレースの優勝馬だった。

ナムラクレアは今年のシルクロードS優勝馬。デビュー以来11戦、全て短距離に出走し昨年スプリンターズSでは2番人気を背負った。56キロの斤量はかなり有利で、ようやくチャンスが回ってきた感じだ。

漢字ばかり100冊はともかく、ナムラクレアが勝ったら47巻あたりで止まっている人生の伴走者?グイン・サーガを、改めて読み始めてみようか。

(文:のら~り) 

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【高松宮記念 GⅠ血ェック】ダンジグとストームキャットの血がトレンド 満点評価はアグリ 2023年3月21日(火) 04:53

近年、高松宮記念のトレンドはダンジグやストームキャットの血が入っているかどうか。配合的に切れ味よりもスピード&パワーが重要だ。

阪急杯Vのアグリは父がストームキャット系のカラヴァッジオで、母の父はダンジグ系のウォーフロントと、このレースの要点を押さえている。父は英国とアイルランドの芝6ハロンGⅠを制した馬。母系も良質で祖母トゥギャザーは米GⅠ勝ちのほかに、英愛1000ギニーでともに2着の実績がある。祖母の父がガリレオなら道悪になっても対応可能だ。

ディープインパクトの孫にも適性が高い馬はいる。ナムラクレアも父ミッキーアイルにダンジグが入り、母の父がストームキャットで適性◎。凱旋門賞バゴなどが出ている底力十分の母系で、タフな馬場も問題ない。同じ父のメイケイエールはダンジグ直子デインヒルのクロス(4×4)がある。GⅠ3勝馬ソダシと同じ優秀な牝系でもあるが、5歳を迎えての成長力が鍵。

キズナ産駒のダディーズビビッドは父がストームキャットを内包。近親にエフフォーリアアドマイヤムーンなどがいる母系の魅力は大きい。昨年2着のロータスランドもトレンドは押さえており、道悪になれば好走率アップ。連覇を狙うナランフレグは1年たって、上積みがあるかはやや疑問だ。

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【高松宮記念】ナランフレグは前走9着も丸田恭介騎手は「収穫がありました」 2023年3月21日(火) 04:50

昨年の覇者ナランフレグ(美浦・宗像義忠厩舎、牡7歳)は夕刊フジ賞オーシャンS9着からの巻き返しを図る。

「前走は59キロを背負って、馬体も太めでした。3着馬の後ろでちょっとブレーキをかけるような場面もありましたし、レース単体で見ると悔いが残りますが、次に向けてもう一段階上がると思えばむしろ収穫がありました」と丸田恭介騎手。今週は雨予報が続くだけに、馬場が渋れば昨年の再現の可能性が高まる。

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ナランフレグの関連コラム

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先週末から春の中京開催がスタート。3週目には高松宮記念が控えている。

開幕週を飾る金鯱賞は、外からプログノーシスが豪快に差し切り勝ち。不完全燃焼だった中日新聞杯4着から見事に巻き返した。2着以下は内を通った組が有利な流れ。逃げたフェーングロッテンが2着、最内枠からラチ沿いを追走したアラタが3着。

2年前にはギベオンが圧倒的人気のデアリングタクトを振り切って逃げ切るなど、春の中京開催の芝コースは内有利が定番化している。それもそのはずで、前開催のラスト2週はBコース使用。温存されていたAコースがこの開催では復活するとあって、やはり荒れていないインを通れる組が有利になる。昨年の高松宮記念では1枠2番を生かし馬群を捌いて差して来たナランフレグが勝利。外を回らされた人気のメイケイエールグレナディアガーズは馬券にすら絡むことができなかった。今年も枠順には大いに注目したい。そういう意味では、運に左右される開催となる。

一方ダートは、最近の傾向通り外の伸びが良かった。これは以前のコラムでも書いたが、2022年あたりから中京ダートは特に乾くと外有利、差し有利になるケースが増えている。先週は差し有利とまでは言えなかったが、先行勢でも外を通る組が有利。

例えば2022年以降の中京良馬場ダートでの最内枠と大外枠の馬の成績を比べてみても顕著な違いがある。

・2022年~先週末終了時点

中京ダート良馬場&最内枠 勝率7.6% 複勝率19.2% 複勝回収値56円
中京ダート良馬場&大外枠 勝率11.8% 複勝率28.1% 複勝回収値95円

ご覧の通り明らかに最内枠よりも大外枠の方が良いことがわかる。データはデータで万能なものではないが、大まかな傾向として覚えておきたい。

今年は早くもソメイヨシノの開花の便りが届き、3月は好天が続きそうな気配で、そこまで大きな傾向の変化はなさそうだ。中京芝とダートの傾向を覚えておけば有利な戦いができるはず。1カ月後のコラムで自慢できるくらい、私自身も頑張りたいと思う。

~今週末の注目馬~

今週末は4重賞。その中でも今年は頭数が揃いそうな阪神大賞典を取り上げたい。注目馬はこの馬。

ジャスティンパレス(ルメール騎手)

注目はジャスティンパレス&ルメール騎手。近走は鮫島駿騎手が主戦だったが前走はマーカンド騎手、そして今回がルメール騎手の騎乗となる。率直に言って前回のマーカンド騎手はやや強引な面がありあまり手が合う印象はなかったが、今回のルメール騎手とは間違いなく手が合いそう。実際これまで2度手綱を取りいずれも勝利を挙げている。芝の長丁場にも滅法強い騎手でもあり、相性的にはピッタリだ。人気にはなるだろうが、素直に信頼していいと考えている。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2022年12月8日(木) 12:00 甘粕代三
【香港国際競走2022】レース展望②<香港スプリント>日本馬ではG1未勝利ながらメイケイエールを最上位に
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香港スプリント(シャティン芝1200m)
あのロードカナロアが世界最強の香港スプリンター陣の牙城、香港スプリントの厚い壁を破って日本馬として初の凱歌を上げてから10年が経ちました。そのカナロアが連覇し、一昨年にはダノンスマッシュが鬨の声を上げて10年で3勝と日本のスプリンターも世界に通用することを証明しました。今年は何と、何と日本から史上最多の4頭が名乗りを上げています。

昨年このレース2着と涙を飲んだレシステンシア(牝5・松下武士厩舎)が雪辱にかけ、気性難を克服したメイケイエール(牝4・武英智厩舎)は初のG1に虎視眈々。今年の高松宮記念であっといわせたナランフレグ(牡6・宗像義忠厩舎)がもう一発を狙えば、あの名牝馬ビリーヴの子にして前走スプリンターズSで母子2代制覇を橋とげたジャンダルム(牡7・池江泰寿厩舎)は母の成し遂げられなかったこのレース制覇に狙いを付けました。頭数は史上最多、質的にも史上最高といって差し支えありません。

しかし、競馬は相手あってのもの。世界最強の香港スプリンター陣は、というとエアロベロシティ、ミスタースタニングなど世界レベルの強豪が引退し、世代交代の端境期の真っただ中にあります。香港勢の総大将格はチェアマンズスプリントプライズ一昨季、昨季と連覇したウェリントン(セ6・R.ギブソン厩舎)なのですが、今季は使い始めのプレミアム・ボウル(G2・シャティン芝1200m)では135ポンド極量を背負いながら圧勝し、その力を見せつけましたが、トライアルのジョッキークラブ・スプリント(G2・シャティン芝1200m)は1.9倍と圧倒的な一番人気に押されながら直線伸びを欠いて6着。謎の敗退にジョッキークラブは馬体検査を行いましたが何の異常は求められませんでした。本番までの間にどれだけ復調してこられるのか? 若干の心配を感じざるを得ません。

これに昨年のこのレースで単勝22倍の大穴をあけたスカイフィールド(セ6・C.ファウンズ厩舎)はその後勝ち星を上げられず、前走トライアルもいいところなしの8着。横綱、大関が不振とは我が国の大相撲もいいところですが、層の厚い香港スプリンター陣には必ず新星が現れます

それがトライアルを快勝したラッキースワイニーズ(セ4・K.マン厩舎)。芳紀まさに4歳と新星にふさわしく、昨季デビュー以来、シャティン1200mだけ使われて10戦7勝2着2回3着1回と着外なしの好成績。今季クラス1を快勝してプレミアム・ボウルでウェリントンの1馬身差2着、トライアルを快勝して香港スプリント制覇に大手をかけました。本番でも香港現地1番人気は必至でしょうが、モレイラなき後の香港リーディングジョッキー、Z.パートンが引き続き手綱をとる以上、恥ずかしい競馬のあろうはずもなし。この馬が中心と見ています。

この2頭以下は端境期らしく帯に短し襷に長し。トライアル上位の2頭、ラッキーパッチ(セ6)とデュークワイ(セ7)は今季新規開業の新人調教師、P.ングの管理馬。P.ングは私がかねてから親しかったPはPでもピエールではなくピーター・ング元調教師の子息で、父親によれば自信満々。父が果たせ勝ったG1制覇を叶えてくれる、とのこと。2頭は決して若馬ではありませんが、調教師の新星にも大いに期待したいところです。

このレースは日本馬対ウェリントン、ラッキースワイニーズ、ラッキーパッチ、デュークワイの対立構図は極めて拮抗している、と見ています。電撃の6ハロン故、枠の内外と一瞬の判断でレース結果は大きく変動します。枠順が決まってから最終的な判断をしますが、日本馬の中ではG1未勝利ながらメイケイエールを最上位と見ます。

7日現地から入った極秘情報では、あの気性難のメイケイが豪州の盟主、J.マクドナルドを背に全く難しいところを見せず馬場入り、軽快にキャンターを見せたとのこと。骨折のために香港渡航が出来なかった池添謙一騎手にはきつい言い方になりますが、彼とマクドナルドの間には3馬身以上の技量差があります。気性難さえ出さなければ、あのソダシの近親はソダシ以上の実力を発揮できるはず。頭すら霞んで見えてきます。日本馬グランドスラムの可能性、と前回書いたのは、この馬の存在があるからです。それも内外の有利不利が大きいシャティン芝1200m、枠順抽選会の結果が待たれるばかりです。

★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港国際競走4レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。

 
甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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2022年9月25日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年09月25日号】特選重賞データ分析編(325)~2022年スプリンターズステークス
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 スプリンターズステークス 2022年10月02日(日) 中山芝1200m外


<ピックアップデータ>

【“同年、かつ東京・中山・京都・阪神・中京、かつ重賞のレース”において1着となった経験の有無別成績(2016年以降)】
○あり [6-5-4-18](3着内率45.5%)
×なし [0-1-2-60](3着内率4.8%)

 年明け以降の戦績を素直に評価したい一戦。2016年以降の3着以内馬18頭中15頭は、同年に中央場所か中京の重賞を勝っている馬でした。重賞未勝利の馬はもちろん、21年以前の重賞や中京を除くローカル場の重賞しか勝っていない馬も強調できません。

主な「○」該当馬→ダイアトニックナランフレグ
主な「×」該当馬→ヴェントヴォーチェタイセイビジョントゥラヴェスーラナムラクレア


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走の着順が5着以内」だった馬は2016年以降[6-5-6-39](3着内率30.4%)
主な該当馬→ヴェントヴォーチェタイセイビジョントゥラヴェスーラナムラクレア

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2022年5月29日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年05月29日号】特選重賞データ分析編(308)~2022年安田記念
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

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<次週の特選重賞>

G1 安田伊左衛門生誕150周年記念 農林水産省賞典 安田記念 2022年06月05日(日) 東京芝1600m


<ピックアップデータ>

【生産者別成績(2017年以降)】
○ノーザンファーム [3-4-3-16](3着内率38.5%)
×ノーザンファーム以外 [2-1-2-47](3着内率9.6%)

 基本的にノーザンファーム生産馬が強いレース。なお、生産者がノーザンファーム以外だったにもかかわらず3着以内となった5頭のうち4頭は、“東京・中山、かつG1のレース”において“着順が1着、もしくは1位入線馬とのタイム差が0.0秒”となった経験のある馬でした。今年は関東圏のG1を制したことのある馬が少ないので、例年以上にこの傾向を重視すべきでしょう。

主な「○」該当馬→ソングラインレシステンシア
主な「×」該当馬→イルーシヴパンサーセリフォスナランフレグロータスランド


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“東京、かつ重賞のレース”において“着順が1着、かつ上がり3ハロンタイム順位が5位以内”となった経験がある」馬は2017年以降[4-5-5-20](3着内率41.2%)
主な該当馬→イルーシヴパンサーソングライン

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2022年4月1日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】2022年中京ダートの振り返り&馬塲傾向/大阪杯展望
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高松宮記念は7番人気のナランフレグが勝利。3着には17番人気のキルロードが入り、3連単は3年前の449万に続き、278万の大波乱となった。

ナランフレグの鞍上は丸田恭介騎手。丸田騎手は個人的にかなりお気に入りジョッキーの一人で、これまでも何度も馬券でお世話になっている。とにかく脚を溜めるのが上手く、今回のように自在に馬群を捌くことも可能。大舞台で有力馬に乗る機会は多くないが、馬の能力+αを引き出せる隠れた名手だ。ナランフレグのG1制覇は、丸田騎手を信じて乗せ続けた陣営の力も大きかったように思う。馬券は残念ながら外れてしまったが、ゴール後の涙にはこちらもウルっと来た。久々に感動のレースだった。

~覚えておきたい中京ダートの傾向

高松宮記念を終え、これで年明けから少しの休みを挟んで続いて来た中京開催はひとまず終了。改めて振り返りということで、今回は顕著な傾向が出ていたダートを少し振り返っておきたい。

よく見ている方ならご存じだと思うが、今年の中京ダートは総じて外有利傾向が続いていた。通常だとインを突いた組、逃げた組の活躍が目立つのだが、今年はむしろ逆。直線でのスピードが生きるシーンも多く、重賞・東海ステークスでもスワーヴアラミスの差しが届いた。

実際年明けから高松宮記念週終了までの中京ダートの枠別成績を見ると、勝率・連対率は8枠がトップ、複勝率も6枠に次いで8枠が2番目に良い。

とりわけコース取りの補正がしづらい短距離戦に限ると傾向は顕著で、中京ダート1200m~1400mに限定すると、1枠と8枠の差が非常に大きいことがわかる。

・2022年 中京ダート1200m&1400m枠別成績

1枠 勝率 6.7% 連対率 7.6% 複勝率 13.3%
8枠 勝率 10.2% 連対率 19.7% 複勝率 26.8%

ご覧の通り、連対率と複勝率はダブルスコア以上の差がついている。したがって今後馬柱を見る際には、ザックリ言うと中京ダートの内枠での戦績は見直し可能、逆に外枠での戦績は多少枠の恩恵があったとみることができる。過去の有利不利を記憶しておくだけでも予想をする上ではかなり優位に立てるので、ぜひ覚えておきたい。

では、先週の競馬から次走狙えそうな馬を今回も一頭挙げておきたい。

【次走狙い馬】メモリーエフェクト(土曜阪神10レース・天神橋特別/1着)

好位から楽に抜け出し完勝。これで8戦連続馬券圏内が示す通り、とにかくレースセンスが高く逃げても控えても問題ないのは強み。渋った馬場も馬群も苦にせず、順調に使えればクラスの壁はない。次走も軸でOK。

大阪杯展望

さて、引き続きG1戦線が続く。今週末は大阪杯エフフォーリアvsジャックドールの対決に注目が集まるが、今回は2頭以外から、この馬。

ステラリア福永祐一騎手)

久々だった前走は外枠のロスも大きくほぼ何もできずに終了、ノーカウントでOK。もともと叩き良化型で、久々をひと叩きされた効果は大きそうだ。阪神芝二千は忘れな草賞を制した舞台で、昨年のエリザベス女王杯では不利がありながらも最後押し上げて2着と能力の高さを示した。エフフォーリアは格上としてそれ以外はそこまで強力なメンツではないので、一発があっても驚けない。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年3月24日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 高松宮記念2022  
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


3月27日(日) 中京11R 第52回高松宮記念(4歳以上G1・芝1200m)

【登録頭数:20頭】(フルゲート:18頭)

<優先出走馬>

ジャンダルム(前走510kg(-4kg)、中2週)<B>
前走が叩き2戦目で抜群の出来。この中間は軽めの調整で、当時の出来をどれだけキープできているかがテーマに。最終追い切りの動きに注目したい。

ダイアトニック(前走478kg(-2kg)、中3週)<A>
元来坂路で速い時計の出る馬だが、前走時は入念な乗り込みで仕上りは良かった。この中間も、1週前にはジョッキー騎乗で追われ、右にモタれる面を気にしながらではあるものの、終いまでしっかりと伸びていて、引き続き好仕上がりをアピールしている。


<以下、賞金上位馬>

レシステンシア(前走498kg(-8kg)、3ヵ月)<A>
休み明けも2週前、1週前と追われるごとに時計を詰めてきている。1週前の動きを見ると力強い走りで、仕上りは良好。

サリオス(前走542kg(-4kg)、3ヵ月)<A>
かなり大きな馬だが間隔を空けて使ってくることの方が多いタイプ。1週前の動きを見ても重さは感じさせず、重心が低い走りで仕上りは良さそう。

グレナディアガーズ(前走468kg(+2kg)、3ヵ月)<B>
休み明け。CWコースを、ジョッキー騎乗で長めから強めに追われた1週前は、好時計で先着と、いつも通りの調整で仕上りは順調。

ロータスランド(前走484kg(+18kg)、中4週)<B>
前走時は休み明けでもすべて馬なりでの調整だったが、この中間は1週前に強めに追われている。大きく先着もはたし、叩き2戦目での上積みに期待がもてる。

エイティーンガール(前走456kg(+2kg)、中3週)<C>
CWで調整されている馬で、休み明けの前走時は気分よく走らせながらも目立つ時計はでていなかった。この中間は、1週前追い切りでは行きたがるところを抑えながらの好時計。気合いが乗りすぎている面があるので、直前はテンションを上げ過ぎない調整ができれば。

メイケイエール(前走472kg(+2kg)、中7週)<C>
気性的に難しいところのある馬。この中間も、ジョッキー騎乗で追われた1週前は、力みと硬さが感じられる走りだった。

レイハリア(前走446kg(-6kg)、4ヵ月)<D>
休み明け。この中間は南Wでの調整に変えてきた。いつもと調教内容を変えてきた時点で何らかの不安があり。

トゥラヴェスーラ(前走492kg(+22kg)、中3週)<B>
前走は長期休養明けで+22キロ。反動も心配になるところだが、前走時にしっかり乗り込まれていたこともあってか、この中間も1週前にはジョッキー騎乗でスピード感ある走りを披露。上積みが期待できそう。

クリノガウディー(前走494kg(±0kg)、中3週)<A>
近走凡走が続いているが、中京コースは(降着の1昨年も含め)かなり相性が良い馬。この中間も坂路で好時計が出ていて、変わり身があってもおかしくない。

キルロード(前走506kg(+2kg)、中2週)<C>
大型馬の叩き2戦目で迎えるこの中間は、1週前に坂路で馬なりの調整。輸送もあるので、中2週で上積みまではどうか。

ライトオンキュー(前走512kg(+2kg)、4ヵ月)<D>
休み明けで、しっかりと乗り込まれて坂路で好時計も出ている。ただ、1週前追い切りでは、前半から速い時計でびっしり追われているので仕上がりに余裕はない感じ。

ファストフォース(前走518kg(-12kg)、中2週)<D>
この中間は中2週で軽めの調整。1週前は軽めだったとはいえ走りに勢いがなく、変わり身なし。

ナランフレグ(前走498kg(+4kg)、中2週)<C>
この中間は坂路で軽めの調整。最終追い切りを南Wで良い動きを見せてくれば、上積みも期待できそう。

サンライズオネスト(前走480kg(+10kg)、中3週)<C>
1週前追い切りでは、終い追われてバランスを崩すところも見せたが、しっかり伸びており、引き続き出来良好。

ダイメイフジ(前走528kg(-8kg)、中2週)<D>
この中間は軽めの調整。前走時のパドックでも元気がない印象を受けた。使い詰めでの疲れがあるかもしれない。

シャインガーネット(前走480kg(±0kg)、中7週)<A>
この中間は坂路でも好時計が出ていて、前走時よりも調教内容が良い。気合い乗り抜群に南Wコースで終いまでしっかりと伸びた1週前内容からも、上積み期待が高まる。


<以下、除外対象馬>

カイザーメランジェ(前走490kg(-6kg)、中5週)<D>
休み明けを2度使われているが、この中間も乗り込み量は豊富でも坂路での時計が良化せず。

ヴェントヴォーチェ(前走518kg(+6kg)、中5週)<D>
前走から間隔が空いているが坂路での時計がかなりかかっていて、出来はイマイチ。



※今回のこのコラムで中間の状態からの推奨馬は、ダイアトニックサリオスレシステンシアシャインガーネットクリノガウディーの5頭をあげておきます。



<出走予定馬の前走時の追い切りVTR>









◇今回は高松宮記念編でした。
先月サウジアラビアで行われたサウジカップデーでは、日本から遠征した馬が大活躍。特にルメール騎手の積極的な競馬が目立ちました。個人的に印象に残っているレースは、ステイフーリッシュの勝ったレッドシーターフハンデキャップ(G3)。2006年に新婚旅行で行ったドバイワールドカップツアーの日に行われた、ドバイシーマクラシックでのハーツクライを思い出すレース内容でした。同じ勝負服で同じような逃げる競馬で、鞍上もルメール騎手。当時は、武豊騎手がユートピアで勝利していて、初めての海外競馬観戦で日本の馬が2勝するところを観ることができました。あの興奮は今でも蘇ってきますし、日本では味わえない経験でした。今週はそのドバイワールドカップデーに日本の馬が多数参戦します。今回現地に行くことはできませんが、グリーンチャンネルで生中継されますし馬券も買うことができます。16年前の興奮を思い出させてくれるような熱戦を期待しています。そして、日本馬の応援に、高松宮記念にと、前夜から存分に楽しんでいきたいと思っています。

高松宮記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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ナランフレグの口コミ


口コミ一覧
閲覧 107ビュー コメント 0 ナイス 3

アグリ 愛勁利
ウインマーベル 出奇致勝
ヴェントヴォーチェ 急風聲勢
ウォーターナビレラ 水蝶舞
オパールシャルム 寶彩
キルロード 櫻酒王
グレナディアガーズ 攻必勝
ダディーズビビッド 嚴父勁跑
ディヴィナシオン 上占天心
トウシンマカオ 濠城
トゥラヴェスーラ 小(イ+肖)皮
ナムラクレア 奈村佳盈
ナランフレグ 日照飛駿
ピクシーナイト 妙發靈機
ファストフォース 初勁
ボンボヤージ 旅程愉快
ホープフルサイン 喜兆有景
メイケイエール 齊叫好
レディバランタイン 百伶夫人
ロータスランド 樂桃源

  2023年3月21日(火) 10:56
高松宮記念の仮登録段階出馬表画像、出してもいいのか? 
閲覧 95ビュー コメント 0 ナイス 8

まぁ、良いやね
うん、良いことにしよ、祝日だし



ざっと見渡せば

1角一番手がアグリ
以降
オパールシャルム
キルロード

4角1番手がアグリ
以降
キルロード
ファストフォース

前1位がグレナディアーズ
以降
メイケイエール
ピクシーないと
ファストフォース
ナムラクレア


後1位がナムラクレア
以降
ナランフレグ
グレナディアーズ
ウォータナビラレ
ロータスランド

ざっと見、こんな感じでしょうか


宮杯のカギは

グレナディアーズの取捨選択によりますかなぁ
この馬を選ぶ選ばないでって印象ありますが

まぁおそらくフルゲート
あと2頭が外れますか
数値も変わったりします

アテならんかもしれませんが
参考程度に目安程度になりゃいいなと

祝日、時間あるときでも良けりゃ見てやってください


では

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 ゼファー 2023年3月20日(月) 22:42
第53回高松宮記念GⅠ
閲覧 196ビュー コメント 0 ナイス 18

累計:▲20(内、WIN5他累計:▲146)
予算:200(ドバイワールドカップデー4レース:70含む)
WIN5他:4(Club JRA-Net でカウントされない海外と地方競馬も含

ついに負け越し、今週はドバイワールドカップデーも併せて8レース勝負!
高配当馬券しか狙わないので的中率は望めないが、少し欲を抑えた馬券も押さえてみようかなぁ〜

< 馬 場 状 態 > 詳細は、サークル>馬場研究会 を見て下さい!!


< コースポイント >


< 展開 想定 >


< 馬券ポイント >
第28回シルクロードステークスGⅢ 精査
「極端に内の馬場が良くて」とバイアスがキツく、1.07.3と時計も速く馬場状態が良い
ファストフォースの好走も時計が速い馬場の裏付け。
「外」回されたトウシンマカオ58kgと、ウインマーベル59kgは見直せる!

第18回夕刊フジ賞オーシャンステークスGⅢ 精査
シルクロードステークスより、ペースがキツく後ろが有利な展開
3日目で時計が速く「内」の状態が良い馬場状態
ナランフレグ59kg:直線で前が詰まったが、空いても伸びが本調子で無かった
ヴェントヴォーチェ57kgは「早目に抜けて、最後は結構楽でした」の通り圧倒的に強かった
ディヴィナシオン57kg:1番枠を活かした好走では無く、外から伸びたので強いかも

第67回阪急杯GⅢ 精査
時計が速い馬場で「内」有利なバイアスなのでハイペースでも前が止まらなかった
ホウオウアマゾン57kgが復活の3着だが、馬場に助けられた感も
アグリ57kg「七、八分くらいの出来」で勝ち切ったが、
ダディーズビビッド57kgにクビ差まで詰め寄られた点は少し気になる。
リピーターコースの阪神1400mから、雨予報の中京の1200m替わりで、さてどうか?
ダディーズビビッドの方が、中京1200m替わりで好転しそうだが、騎手はどうか。

第58回京都牝馬ステークスGⅢ 精査
上記の第67回阪急杯GⅢと比較すると牝馬戦らしくゆったりした瞬発力戦でレベルは落ちる
ロータスランド56kg:最後方から4角から「最内」で3着、この戦法は次に活きないはず。
ボンボヤージ56kg:小倉以外では狙えない
ウォーターナビレラ55kg:「本来の感じではありませんでした」なら静観

第52回高松宮記念GⅠ 精査
重馬場だが晴れて「内」から乾いて「内」を通れた馬が有利なバイアス、
ハイペースなので「内」突いた差し馬が恵まれたので割り引きたい!
ナランフレグ57kg:実力も有るが全てがハマった感も海外遠征の後遺症も心配
ロータスランド57kg:「馬場も枠順もこの馬に向いたこともあり、あと一歩の所まで行けました」
の通り、タイトに4角で「内」から差し脚を得意な重たい馬場を味方に伸びてきた。
今回も時計の掛かる馬場なら見直せるが、1200mと6歳牝馬で力が落ちてきた感じもする。
キルロード57kg:重馬場は得意だが、終始「外」目を先行して粘って3着は強く魅力ある1頭。
トゥラヴェスーラ57kg:「インに入って1200mピッタリの距離を走ることができました」
で、鮫島 克駿騎手らしいイン差しで内馬場も展開も向いて4着なら、8歳だけに狙い辛い。
メイケイエール55kg:終始「大外」でバイアスに嫌われての5着なので見直せるが、
ここ2戦が不甲斐なく、又海外遠征帰りでお転婆娘発動も不安で、軸では狙えないか。
グレナディアガーズ57kg:こちらもメイケイエールと同じく外枠に泣いたが、
直線で脚が止まり後ろから差された点は物足りなく、前走の第67回阪急杯GⅢも7着
庭にしている阪神1400mでの敗戦は、今回の舞台では狙い辛い。

第56回スプリンターズステークスGⅠ 精査
騎手曰く「極端にインが有利で、前が止まらない」との事でトラックバイアスが強かったレース
ウインマーベル55kg:直線で前が開くのを待った分の負け、3歳でこの競馬は強い
ナランフレグ57kg:第52回高松宮記念GⅠ馬のだけ有り、力は示した。
ナムラクレア53kg:4角大外マクリでバイアスに嫌われたが0.2差なら強い!
トゥラヴェスーラ57kg:直線で前壁なので見直せるが、前が空いてからの伸びはGⅠ級ではない

< 馬券 >
◎・○・▲で評価するが、この印で馬券の買い目が無意識に制約されている気が!ということで、
馬券内:○
3着迄:△
馬券外:X
人気馬:押(1番人気は騙されそうでも黙って押える)
他力馬:注(自分では狙えない他力本願枠、注目しているブロガー・ユーチューバーから)

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コメント一覧
13:
  HELPRO   フォロワー:1人 2023年3月4日() 15:53:07
是がお前の実力。丸田くんの出遅れは想像通り。案の定!
12:
  HELPRO   フォロワー:1人 2022年3月27日() 15:50:58
驚異の結果。一世一代の丸田恭介騎乗。劇的とは正にこの事。運よく最内を突けたのが全て。生涯最高で最後の勝利確定!
11:
  HELPRO   フォロワー:1人 2022年1月30日() 15:46:34
丸田最上の好走。(身分に相応しいとはこれ如何に!

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2023年3月4日夕刊フジオーシャンS G39着
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2023年3月4日 夕刊フジオーシャンS G3 9着
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