【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2021年01月05日号】特選重賞データ分析編(235)~2021年シンザン記念~
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
⇒http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321
<次週の特選重賞>
G3 日刊スポーツ賞 シンザン記念 2021年01月10日(日) 中京芝1600m
<ピックアップデータ>
【“JRA、かつ東京以外、かつ芝のレース”において上がり3ハロンタイム順位が1位となった経験の有無別成績(2017年以降)】
○あり [4-3-3-15](3着内率40.0%)
×なし [0-1-1-21](3着内率8.7%)
末脚を活かしたいタイプに注目すべき一戦。ただし、東京のレースでしか出走メンバー中1位の上がり3ハロンタイムをマークしていない馬は苦戦していました。左回りと右回りの違いはあるものの、東京芝と京都芝は求められる資質が似ているコース。今年の舞台はゴール前の直線に急坂がある中京芝1600mなので、例年以上に“東京向きの差し馬”を軽視すべきでしょう。
主な「○」該当馬→ククナ・ダディーズビビッド・ファルヴォーレ・ワザモノ
主な「×」該当馬→ブルーシンフォニー・ロードマックス
<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>
【追い風データ】
○「前走の距離が1600m」だった馬は2017年以降[4-4-3-18](3着内率37.9%)
主な該当馬→ククナ・ダディーズビビッド・ロードマックス・ワザモノ
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【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2020年10月07日号】週末メイン「1点」分析EXTRA編(222)
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週末の注目レースを伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析するウマニティ会員専用コラム。「さらにプラス1!」として挙げている種牡馬別成績も含め、ぜひ予想にご活用下さい。今週のターゲットは、オパールステークス・サウジアラビアロイヤルカップ・グリーンチャンネルカップ・京都大賞典・毎日王冠の5レースです。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
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▼2020年10月10日(土) 京都11R 夕刊フジ杯 オパールステークス
【“前年以降、かつJRA、かつ右回り、かつ1400m以下、かつ重賞のレース”において5着以内となった経験の有無別成績(2015年以降)】
●あり [5-4-6-23](3着内率39.5%)
●なし [0-1-0-39](3着内率2.5%)
→重賞で善戦したことのある馬が優勢。オープン特別や条件クラスのレースを主戦場としてきた馬は強調できません。
<<さらにプラス1!>>
【『血統偏差値』要注目種牡馬】
京都芝1200m内×キズナ×14頭立て以上
→3着内率45.5%、複勝回収率142%
▼2020年10月10日(土) 東京11R サウジアラビアロイヤルカップ
【“JRA、かつ左回りのレース”において“着順が2着以内、かつ上がり3ハロンタイム順位が2位以内”となった経験の有無別成績(2015年以降)】
●あり [4-4-5-13](3着内率50.0%)
●なし [1-1-0-28](3着内率6.7%)
→コース適性が高そうな馬を素直に重視したいところ。特別登録を行った馬のうち“JRA、かつ左回りのレース”において“着順が2着以内、かつ上がり3ハロンタイム順位が2位以内”となった経験があるのは、インフィナイト・スペシャルトーク・ダディーズビビッドの3頭だけです。
▼2020年10月11日(日) 東京10R グリーンチャンネルカップ
【前走の着順別成績(2017年以降)】
●6着以内 [3-3-3-21](3着内率30.0%)
●7着以下 [0-0-0-18](3着内率0.0%)
→前走好走馬が強いレース。大敗直後の馬は評価を下げるべきでしょう。
▼2020年10月11日(日) 京都11R 農林水産省賞典 京都大賞典
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【伊吹雅也のPOG分析室 (2020) 】~第4回新馬勝ち馬レビューpart1~
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今回と次回は、JRAの新馬で優勝を果たした馬たちのプロフィールを紹介していきます。まずは6月6日(土)、6月7日(日)、6月13日(土)の勝ち馬からご覧いただきましょう。
■2020年06月06日 阪神05R 芝1600m外
【優勝馬】ダディーズビビッド(U指数78.9)
牡 父キズナ/母ケイティーズギフト 千田輝彦厩舎
→半兄に2016年函館記念2着のケイティープライド。上水牧場の生産馬ですが、母のケイティーズギフトはもともとノーザンファームで飼養されていました。JRAでデビューした兄姉6頭のうち4頭が勝ち上がりを果たしており、まずまず堅実な血統。単勝オッズ28.3倍(6番人気)と前評判は高くなかったものの、今後が楽しみな一頭です。
■2020年06月06日 東京05R 芝1600m
【優勝馬】ウインアグライア(U指数76.4)
牝 父マツリダゴッホ/母ウインアルテミス 和田雄二厩舎
→ウインの所属馬で、募集価格は1200万円。ちなみに、所属するウインレーシングクラブのホームページでは、和田雄二調教師が出走直前に「動けませんね。追い切りを重ねていけば反応や動きが変わってくると思っていましたが、まったく変わってきません」「現状で勝ち負けは難しいですし、1頭でも頭数が少ないところでひとつでも上の着順を狙いたいというのが本音です」とコメントしていました(→ウインレーシングクラブ)。単勝オッズ109.3倍(8番人気)にとどまっていたのは仕方のないことだったと思いますし、POG、そして2歳戦の難しさを改めて実感した方も多かったんじゃないでしょうか。次走は8月15日のコスモス賞(2歳オープン・札幌芝1800m)を予定しているとのこと(→サンケイスポーツ)。実戦向きであることは証明済みですし、まだまだ別のところで驚かせてくれそうな気がします。
■2020年06月07日 阪神05R 芝1400m内
【優勝馬】アスコルターレ(U指数80.6)
牡 父ドゥラメンテ/母アスコルティ 西村真幸厩舎
→サンデーレーシングの所属馬で、募集価格は4000万円。母アスコルティはPOG期間中に2勝をマークした馬で、初仔の半兄アストンクリントンもデビュー2戦目で勝ち上がりを果たしました。祖母リッスンからはサトノルークス・タッチングスピーチらが出ており、早熟性だけでなく将来性も兼ね備えていそう。引き続き注目しておきたいところです。
■2020年06月07日 東京05R 芝1600m
【優勝馬】サトノレイナス(U指数75.7)
牝 父ディープインパクト/母バラダセール 国枝栄厩舎
→2018年のセレクトセールで購買されており、価格は10800万円。母バラダセールは現役時代にアルゼンチンオークス1000ギニー(亜G1)やアルゼンチンオークスオークス(亜G1)などを、全兄サトノフラッグは2020年弥生賞を制しています。派手な勝ち方ではなかったものの、評判馬が無事に“第一関門”を突破し、ホッとしているプレイヤーは多いはず。今後は秋の東京開催を目標にするとのことで(→サンケイスポーツ)、順調ならば重賞戦線でも注目を集めることになるでしょう。
■2020年06月07日 東京06R 芝1400m
【優勝馬】グレイトミッション(U指数74.0)
牝 父ダイワメジャー/母アートスタジオ 菊川正達厩舎
→2019年の北海道セレクションセールで購買されており、価格は1458万円。半兄にJRA2勝のサウンドスタジオがいます。次走は7月18日の函館2歳ステークス(2歳G3・函館芝1200m)となりそう(→サンケイスポーツ)。コース替わりがプラスに働くようならば、早いうちにポイントを上積みできそうです。
■2020年06月13日 函館05R 芝1000m
【優勝馬】リンゴアメ(U指数)
牝 父マツリダゴッホ/母マイネデセール 菊川正達厩舎
→母マイネデセールは2004年カンナステークスの勝ち馬。また、全兄マイネルギャルソンは2013年中京2歳ステークスで3着に食い込みました。仕上がりの早いタイプであることは血統からも明らか。この馬も次走は7月18日の函館2歳ステークスを予定しているそうで(→サンケイスポーツ)、引き続き期待できるんじゃないでしょうか。
■2020年06月13日 阪神05R 芝1200m内
【優勝馬】ヨカヨカ(U指数)
牝 父スクワートルスクワート/母ハニーダンサー 谷潔厩舎
→2020年のJRAブリーズアップセールで購買されており、価格は1122万円。半姉に2019年ひまわり賞2着のローランダーがいます。本馬も生産地は熊本県なので、8月29日に施行される九州産馬限定のひまわり賞(2歳オープン・小倉芝1200m)に出走可能。ロマンだけでなく、実利の面でも面白そうな一頭です。
■2020年06月13日 東京05R 芝1400m
【優勝馬】ノックオンウッド(U指数)
牡 父Frankel/母トゥアーニー 堀宣行厩舎
→シルクレーシングの所属馬で、募集価格は7000万円。母トゥアーニーは現役時代にカブール賞(仏G3)などを制しました。母の初仔ということもあり、JRAのレースに対する適性が気になるところだったものの、心配は無用と見て良さそう。しっかりマークしておきましょう。
■2020年06月13日 函館06R 芝1200m
【優勝馬】ラヴケリー(U指数)
牝 父カレンブラックヒル/母ダームドゥラック 高柳大輔厩舎
→2019年の北海道サマーセールで購買されており、価格は270万円。母ダームドゥラックは2011年ラベンダー賞を勝っています。次走は7月18日の函館2歳ステークスとなる見込み(→サンケイスポーツ)。決して注目度の高い血統ではありませんが、早熟性やコース適性の高さは証明済みと言えそうで、引き続き注目しておきたい一頭です。
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。 |
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