ヨカヨカ(競走馬)

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ヨカヨカ
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写真一覧
抹消  黒鹿毛 2018年5月13日生
調教師谷潔(栗東)
馬主岡 浩二
生産者本田 土寿
生産地熊本県
戦績10戦[4-2-0-4]
総賞金12,711万円
収得賞金5,250万円
英字表記Yoka Yoka
血統 スクワートルスクワート
血統 ][ 産駒 ]
Marquetry
Lost the Code
ハニーダンサー
血統 ][ 産駒 ]
Danehill Dancer
ハニーバン
兄弟 ローランダーブループルチェッラ
市場価格1,122万円(2020JRAブリーズアップセール)
前走 2021/08/22 TV西日本北九州記念 G3
次走予定

ヨカヨカの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
21/08/22 小倉 11 北九州記念 G3 芝1200 188178.851** 牝3 51.0 幸英明谷潔 458
(+4)
1.08.2 -0.234.4ファストフォース
21/07/04 小倉 11 CBC賞 G3 芝1200 13692.715** 牝3 51.0 和田竜二谷潔 454
(+8)
1.06.4 0.433.8ファストフォース
21/05/29 中京 11 葵ステークス G 芝1200 18125.132** 牝3 55.0 幸英明谷潔 446
(-10)
1.08.1 0.034.0⑩⑦レイハリア
21/04/11 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 1861257.21117** 牝3 55.0 幸英明谷潔 456
(-2)
1.34.0 2.936.7ソダシ
21/03/14 阪神 11 Fレビュー G2 芝1400 18484.922** 牝3 54.0 幸英明谷潔 458
(+4)
1.20.8 0.135.3⑤④シゲルピンクルビー
20/12/13 阪神 11 阪神JF G1 芝1600 184852.4105** 牝2 54.0 福永祐一谷潔 454
(+4)
1.33.5 0.434.8ソダシ
20/11/07 阪神 11 ファンタジー G3 芝1400 12334.025** 牝2 54.0 福永祐一谷潔 450
(+4)
1.20.5 0.434.7⑤⑤メイケイエール
20/08/29 小倉 9 ひまわり賞 OP 芝1200 17121.311** 牝2 57.0 福永祐一谷潔 446
(-2)
1.09.2 -0.635.2テイエムサツマドン
20/08/15 小倉 9 フェニックス OP 芝1200 10111.411** 牝2 54.0 福永祐一谷潔 448
(-4)
1.07.9 -0.235.0セレッソフレイム
20/06/13 阪神 5 2歳新馬 芝1200 8332.521** 牝2 54.0 福永祐一谷潔 452
(--)
1.10.8 -0.034.7④④モントライゼ

ヨカヨカの関連ニュース

谷潔厩舎はヨカヨカ北九州記念勝ち=熊本産馬)をはじめ、例年のように九州産馬で好成績を残している。ここは2頭出しだが、Vに近いのは熊本生まれの⑭アイタカ。先週まで栗東CWコースの併せ馬で好調教を披露し、9日にはゲートから時計を出すなど調整過程は入念だ。谷調教師は「しっかり動いているよ。新馬向きの気性だし、あとはゲートをうまく出てくれたら」と自信を見せる。

なお、馬名の「アイタカ」は九州弁で「会いたい」の意味。

【血統アナリシス】北九州記念2022 デインヒルやStorm Bird、サクラバクシンオーのスピードが優勢 2022年8月20日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は北九州記念2022・血統予想をお届けします!

スプリント重賞ではあるものの、ダンシングブレーヴやトニービンなど、意外にも欧州の長距離血脈を強調しやすいところがあり、とくにダンシングブレーヴの直系は10年メリッサ(父ホワイトマズル)、17年ダイアナヘイロー(父キングヘイロー)、19年ダイメイプリンセス(父キングヘイロー)の3頭が勝ち馬として名を連ねている。昨年の勝ち馬ヨカヨカにおいても、近親にピルサドスキーファインモーションがいる血統背景は興味深いところ。

また、芝1200m戦である以上はスピード要素も当然必要となるが、デインヒルやStorm Bird、サクラバクシンオーの血脈を有力視しやすく、昨年は1着ヨカヨカがデインヒル、2着ファストフォースがデインヒル、Storm Bird、サクラバクシンオー、3着モズスーパーフレアがStorm Birdを血統表の5代以内に抱えていた。

ナムラクレアは、父ミッキーアイル×母サンクイーン2(母の父Storm Cat)。同産駒は北九州記念に初出走となるが、父系祖父ディープインパクトは18年1着アレスバローズ、13年3着バーバラを出した。本馬はデインヒルとStorm Birdを併せ持つ配合を強調しやすく、もとより小倉芝1200mは2戦2勝(フェニックス賞、小倉2歳S)と底を見せていない舞台。また、欧州要素という観点からも、近親にバゴがいる血統背景は申し分ないだろう。

ファストフォースは、父ロードカナロア×母ラッシュライフ(母の父サクラバクシンオー)。本馬は昨年の2着馬で、21年CBC賞で小倉芝1200mのコースレコード(当時)を更新したスピードが持ち味。先述のとおり、デインヒル、Storm Bird、サクラバクシンオーと相性のいい血脈を満遍なく抑えた配合も強調しやすい。前走の惨敗はレース前に落鉄、休み明けでマイナス14kgと状態面に問題があったことは否めず、巻き返し余地は十分にありそうだ。

テイエムスパーダは、父レッドスパーダ×母トシザコジーン(母の父アドマイヤコジーン)。本馬は前走CBC賞を1分05秒8というJRA芝1200mレコードを更新するタイムで圧逃。軽ハンデの恩恵があったとはいえ、小倉芝1200mでは3勝、2着1回と抜群の相性を誇る。血統表の2代目にはタイキシャトルアドマイヤコジーンとスプリントG1で実績を残した種牡馬が並び、血統構成からも高速馬場の前受けでこそ真価を発揮するタイプだろう。


【血統予想からの注目馬】
ナムラクレア ⑬ファストフォース ④テイエムスパーダ

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【桜花賞 俺のチェックポイント】アネゴハダひと肌脱ぐ 2022年4月7日(木) 22:30

牝馬クラシック初戦、桜花賞の枠順が7日決定した。「俺のチェックポイント」4日目は、大阪サンスポの片山和広記者が、フィリーズレビュー3着のアネゴハダに注目した。前走からの上積み、仕上がり具合などを取材。マイルへの対応などもチェックした。




春の陽気のなか、どの馬を取り上げようか…と、悩んでいたところに通りかかったのが谷調教師。桜花賞に出走予定はないが、昨年引退した九州産の星ヨカヨカの近況について聞くと「きょう(7日)キズナを種付けする。うまくいくといいね」と笑みを浮かべる。桜花賞にもキズナ産駒で、ヨカヨカと同じ勝負服の馬がいる…。アネゴハダが気になってきた。

前走のフィリーズRは前崩れのなか、前半で少し脚を使いながらも3着。先行勢でただ1頭踏ん張っており評価できる内容だった。中間の動きもよく、3月30日の1週前追い切りでは、栗東坂路4ハロン51秒5ー51秒3、6日も同51秒5ー12秒2の好タイム。牝馬にはややハードに感じただけに、その意図を佐々木調教師に聞いてみた。

「(馬が)勝手に出した時計。それだけ調子がいいということ。追い切ったあとも疲れはなく、落ち着きもあるよ」と説明。昨年7月のデビューから、コンスタントに使われ今回で8戦目。メンバー最多タイのキャリアは体質が強ければこそで、それがシビアな調教メニューも可能にしている。

「前走の仕上がりを70点とすれば、今回は90点以上。小倉2歳Sのときはプッチプチの馬体で100点だったけど、あんなふうになるのは競走馬生活のなかでも一度だけ。満点ではないけど、上積みが大きいのは間違いないよ」と上昇ムードを感じ取る。事前発表の馬体重は448㌔。これだけやりながら「プラス4㌔くらいでの出走になる」というのだから、本当にタフな牝馬だ。

状態面に不安がないとすれば、あとは距離。マイルは阪神JFで9着に敗れているが、「あのときはスムーズすぎてしまった。乗り方ひとつで克服できる。2走前の瞬発力はすごかった。前半はじっとして末脚を生かすように指示するつもり」と前向き。❼枠⑮番については「もう少し内が良かったけど、しようがない。決まったところでやるだけ。状態の良さを生かしたい」と師は力を込めた。

道中でパワーを凝縮する作戦がツボにはまれば…。一発ありそうな気がしてきた。(片山和広)




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【有馬記念】アカイイト岡浩二オーナーに直撃「今年の僕には筋書きがあるのかな」 2021年12月21日(火) 04:59

 エリザベス女王杯を制したアカイイト(栗東・中竹和也厩舎、牝4歳)で有馬記念に挑む岡浩二オーナー(56)を直撃インタビュー。今年5月にJRA重賞初制覇を飾ると、勢いそのままに悲願のGIタイトルもゲット。グランプリへの思いや、今後の馬主としての夢などを聞いた。(聞き手・斉藤弘樹)

 --馬主18年目の今年は、JRA重賞初制覇から一気にGIも勝利した

 「やっぱり重賞というのは遠かったですね。去年あたりから掲示板に載るようになり、今年はマーニ京都ハイジャンプ)、ヨカヨカ北九州記念)、アカイイトと、ポンポンと3つですからね。GIも勝てるなんて、今年の僕には筋書きがあるのかなと思うくらい、ストーリーができていますね」

 --スプリンターズSの直前で、左第1指節種子骨を骨折して引退したヨカヨカの悔しさも晴らした

 「非常に悲しい思いはしましたが、アカイイトと幸ジョッキーがリベンジをしてくれました。人生いろいろあるなと思いました。七転び八起きですね」

 --幸騎手との出会いは

 「(2003年に)スティルインラブの3冠祝勝会の二次会が行われていた店で、偶然出会いました。まだ馬主になる前でした。初めて知り合ったジョッキーで、『みゆぴー』と呼んでいます」

 --アカイイトへの期待は当初から大きかった

 「新馬戦は4着でしたが、祐一くん(福永騎手)は『この馬は間違いなく走る』と言ってくれました。末脚はすごく恐ろしいものがありましたが、1勝クラスでも停滞したりしていましたし、いい競馬はしていても、かみ合っていないような感じがありました」

 --4歳でまだまだ成長の余地がある

 「エリザベス女王杯のときに中竹さんが『過去最高のデキ』と言っていましたが、さらにその上が望めるのであればですよね。正直、距離など本質がどこなのかまだ未知数ですし、ひょっとしたら今回のグランプリの方が適性があるかもしれません。どこにピークがあるのか、まだ発展途上なので楽しみですね」

 --有馬記念とは

 「今までは夢の夢の夢で、見るレースと思っていました。相手は強いので胸を借りるつもりですが、どれだけの差があるのかを試してみるにもいいチャンスです。みゆぴーも『距離は全然問題ないと思う』と言ってくれているので、それほどそん色はないと思います」

 --馬主としての夢は

 「ビッグレースを目指してどんどん頑張りたいですし、サンデーヒルズ(18年に北海道の日高に開場した生産牧場)として日高産馬の代表産駒となるような馬をつくっていきたいと思います。もちろんクラシックもそうですし、海外にも興味はあります。夢は果てしなく、尽きません」

 ■岡 浩二(おか・こうじ)大阪市生まれ、56歳。株式会社ランテック代表取締役。日本馬主協会連合会の社会貢献・広報副委員長。京都馬主協会では常務理事および広報委員長を務める。馬名はホームぺージで募集をし、アカイイトもその候補から選んだ。シンプルで日本の古来から残っているいい言葉や地方の方言などを生かして命名している。

 ★恩返し狙う“鉄人”…アカイイトに騎乗する幸騎手は、意外にも有馬記念に初参戦。JRAの年間最多騎乗記録(2012年の1081鞍)保持者で、“鉄人”とも称される28年目のベテランは、「乗ったことがなかったので楽しみです。ゲートを出て3コーナーぐらいまで折り合い重視で。そこから前走みたいに動くのか、もう少し我慢して直線で動かすのかは、展開次第です」とイメージ。オーナーの岡浩二氏には、「今年はヨカヨカで(北九州記念を)勝たせていただき、その縁でエリザベス女王杯も騎乗依頼をいただきました。本当に感謝しかないです」とグランプリでの恩返しを狙う。

 ★子にも託す…アカイイトの母ウアジェトは現在、キズナの子供を受胎しており、来春に全きょうだいが誕生予定となっている。岡オーナーは「来年はコントレイルをつけたいなと思っています」と話す。

 来春から繁殖となるヨカヨカも、初年度はキズナを種付け予定。「初子は小さく出ることが多いですが、キズナは種牡馬としても馬っぷりがいいので。(コロナ禍で)ヨカヨカと口取りができなかったので、子供で写真を取りたいですね」と産駒に夢の続きを託す。

有馬記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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【エリザベス杯】人気馬総崩れで3連単339万超!アカはアカでもアカイイト 2021年11月15日(月) 05:00

 アッと驚く大波乱だ。初コンビの幸騎乗で後方を追走した10番人気のアカイイトが、直線で早め先頭に立ってGI初制覇。キズナ産駒もJRA・GI初制覇で、2着も7番人気のステラリアが入り同産駒のワンツーとなった。3着は9番人気のクラヴェルで、3連単は339万3960円。1番人気のレイパパレは6着、秋華賞馬で2番人気のアカイトリノムスメは7着だった。

 仁川のターフがどよめきに包まれた。最後の直線。力強く抜け出してきたのは、1番人気のレイパパレでも、2番人気のアカイトリノムスメでもない。重賞未勝利で10番人気の伏兵アカイイトだ。ライバルたちを一蹴し、同レース史上最高配当となる3連単339万3960円の大波乱を演出した。

 「最後は『絶対に伸びてくれる』と信じていました。阪神内回りのGIなので、長く脚を使うイメージで乗りました」

 初コンビで女王へと導いた幸騎手が笑顔で振り返る。出負けして、後方5番手で脚をためた。ラスト800メートル付近から一気にまくり、残り200メートルで先頭に立って2馬身差の快勝だ。馬群の外を回りながらも、上がり3ハロン35秒7はメンバー最速。JRA・GI初制覇となった父キズナから受け継いだ非凡な素質が、大舞台で開花した。

 「思いのほか前を早く捕まえてしまい、『後ろから来ないでくれ』と思いながら追っていました。(2003年3冠牝馬で2着だった)スティルインラブで悔しい思いをしたので、きょう晴らせてよかったです」と鞍上は笑みを浮かべた。

 運命の糸に導かれた勝利だった。アカイイトの岡浩二オーナーが所有していたヨカヨカの主戦ジョッキーとして、今年の北九州記念を制覇。熊本産馬で初の重賞制覇を果たし、“九州産馬の星”としてスプリンターズSに向けて調整していたが、調教中に骨折し、引退を余儀なくされた。

 「ヨカヨカで重賞を勝てたことで、(騎乗)依頼があったと思うので。そういう意味では“赤い糸”がつないでくれたのかなと思います」と幸騎手が語れば、岡オーナーも「(ヨカヨカが故障して)こんなにもGIは遠いのかと。ヨカヨカのぶんも走ってくれました。“赤い糸”で結ばれていたのかな」と感慨深げだ。

 中竹調教師は09年NHKマイルC(ジョーカプチーノ)、18年ホープフルSサートゥルナーリア)に次ぐJRA・GI3勝目。「馬にめりはりが出て、たくましい体に見えました。飛び上がるように、うれしい感情がわいてきました」と声を弾ませた。

 今後は未定だが、有馬記念(12月26日、中山、GI、芝2500メートル)も視野に入る。幸騎手と岡オーナーの縁で女王の座に就いたアカイイト。糸は切れることなく、どこまでも強くなっていく。(増本隆一朗)

 ■アカイイト 父キズナ、母ウアジェト、母の父シンボリクリスエス。青鹿毛の牝4歳。栗東・中竹和也厩舎所属。北海道浦河町・辻牧場の生産馬。馬主は岡浩二氏。戦績20戦5勝。獲得賞金1億9289万5000円。重賞は初勝利。エリザベス女王杯中竹和也調教師、幸英明騎手ともに初勝利。馬名は「赤い糸。父名より連想」。

 ◆売り上げ、入場者数 エリザベス女王杯の売り上げは168億2731万6500円で、前年比105・8%とアップ。入場人員は5909人(うち有料入場5509人)だった。

エリザベス女王杯アラカルト

 ●JRA重賞未勝利馬の優勝 3歳以上となった1996年以降では、2015年マリアライト以来6年ぶり8頭目。

 ●キズナ産駒 JRA・GIは初勝利。これまでは今年の秋華賞ファインルージュなどの2着が最高。産駒の重賞でのワンツーフィニッシュは昨年の葵S以来2回目。

 ●馬主・岡浩二氏 JRA・GIは初勝利。これまでは2020年阪神JFヨカヨカで5着が最高着順だった。

 ●単勝10番人気の勝利 95年サクラキャンドル以来2回目。

 ●払戻金 3連複(2)(5)(16)=28万2710円(271番人気)、3連単(16)(5)(2)=339万3960円(1838番人気)で当レースの最高払戻金額を更新。

★14日阪神「エリザベス女王杯」の着順&払戻金はこちら

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【エリザベス杯】10番人気アカイイトが押し切り3連単330万超の大波乱! 2021年11月14日() 15:49

 11月14日の阪神11Rで行われた第46回エリザベス女王杯(3歳以上オープン、牝馬、GI、芝・2200メートル、定量、17頭立て、1着賞金=1億500万円)は、幸英明騎手の10番人気アカイイト(4歳、栗東・中竹和也厩舎)が中団追走から直線の半ばで先頭に立つと、そのまま後続を寄せ付けず押し切って勝利。春に大阪杯を制したレイパパレ秋華賞アカイトリノムスメのGI馬を撃破。秋の女王決定戦を制しGI初制覇を果たした。タイムは2分12秒1(良)。

 2着は直線で外から追い込んだ3歳馬ステラリア(7番人気)、3着にはクラヴェル(9番人気)が入線し、3連単は330万超の大波乱決着となった。なお、1番人気に支持されたレイパパレは4コーナーで先頭に立つも粘り切れず6着、秋華賞馬のアカイトリノムスメは7着に敗れている。

 ◆幸騎手(1着 アカイイト)「調教に乗った時から少し馬がムキになりやすいと感じていたので、折り合いを意識していました。ゲートを上手く出せなかったのでどうかと思っていましたが、向こう正面に入った時からはイメージ通りに乗れました。最後は『絶対に伸びてくれる』と信じて、GIで、阪神の内回りなので、早めに長く脚を使うイメージで乗りました。(1着だということは)必死すぎてわからなかったです」

 ◆幸騎手追加談話(同)「今まで見たレースより早めに動こうと思っていました。手応えは良かったが、思いのほか前を早く捕まえてしまった。先頭に立ってからは『後ろ来ないでくれ』と思いながら追いました。スティルインラブで2着で悔しい思いをしていたので、きょう晴らせてよかったです。(岡オーナーとのコンビでのGI制覇はどういう思いか? という質問に対して)ヨカヨカがこれから頑張ってくれるかなというところで引退したのですが、ヨカヨカで重賞を勝てたことで依頼があったのだと思うので、結果を出せてよかったです。そういう意味では“赤い糸”がつないでくれたのかなと思います」

 ◆中竹調教師(同)「率直にうれしいです。前走後に馬のめりはりが出てきて、たくましい体に見えていました。ずいぶん変わったなとい感じで送り出しました。レースはいつも通りスタートが遅くて、馬の気分に任せて折り合いに専念して乗ってくれた。いい流れに乗って、前半うまく走ってくれているなと思ってみていた。早い仕掛けで持つのか心配でした。(先頭に立ってから)最後の直線は長かったですね。ゴールした後は、飛び上がるようにうれしい感情がわいてきました。幸騎手には追い切りに乗ってもらって、特に注文することなく乗ってもらいました。オーナーも大変喜んでくださり、うれしいですね。今後はきょうの疲れをしっかりとった後に考えたいです」 ※次走は未定

 エリザベス女王杯を勝ったアカイイトは、父キズナ、母ウアジェト、母の父シンボリクリスエスという血統。北海道浦河町・辻牧場の生産馬で、馬主は岡浩二氏。通算成績は20戦5勝。重賞は初制覇。エリザベス女王杯中竹和也調教師、幸英明騎手ともに初勝利。

★【エリザベス女王杯】払い戻し確定!! 全着順も掲載

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ヨカヨカの関連コラム

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雨の影響を大いに受けた北九州記念は、外枠から先行したヨカヨカが力強く抜け出して勝利。デビュー当初から熊本産馬として注目されていた同馬だが、待望の重賞初制覇となった。

2着には内寄りの枠から上手く外に持ち出したファストフォース、3着には外枠から思い切って逃げたモズスーパーフレアが粘り込んだ。

8月の小倉開催は開幕週の土曜日に大雨が降り、2週目の今回、再び雨が降った。2週目の土曜段階でかなり荒れて内が悪くなっていたが、日曜になるとさらに悪化、内が悪いことが明らかになり過ぎてしまい、各馬が外に出すことが難しい馬場となった。

まさに”馬場は生き物”であった。

~面白かった福永騎手と和田騎手のコース取り

内が荒れて各馬が内外に広がる馬場になると、騎手の性格や個性を通常時以上に確認することができて面白い。象徴的だったのは日曜小倉5レースの新馬戦だ。

このレースで最内枠に入ったのが福永騎手のデヴィルズマーブル。同騎手は馬場を綿密に読むことで知られており、この日は既に内が悪いことを察して、スタートからできる限り外に持ち出す作戦。最内枠ながら4コーナーでは大外から押し上げて行くコース取りとなった。

一方、8番枠のシャイニーダイヤに騎乗した和田騎手は、基本的に常に強気にインを突いていくジョッキー。このレースでも、各馬が外に意識的に出して行く中で、ただ一頭むしろインに寄せて行き、ラチ沿いをロスなく追走。4コーナーでは各馬が避ける内を突いて押し上げてきた。

結果は福永騎手が5着、和田騎手が8着。別にどちらが正しいかを論じたいわけではなく、またそれ自体は時と場合にもよるし運にも左右されるのだが、いずれにしてもこれだけ明確に騎手によってコース取りが異なるということである。

福永騎手はメインのジャンダルムでもやはり外に持ち出す作戦、和田騎手のシゲルピンクルビーは中枠からさすがに内には行かず、かといって外にも出さず真ん中をそのまま突いて来た。結果的にメインレースでは皆が外に出したため、福永騎手のコース取りはやや外過ぎて、ココでは和田騎手に軍配が上がった。

各馬がバラける荒れた馬場は、騎手の特徴が出やすい。内を突くタイプなのか、外を回すタイプなのか、あるいは綿密に馬場を読んで臨機応変に対応するタイプなのか、あまり考えないタイプなのか。これらを知っておくだけでも、予想する上で大いに役に立つ。

ちなみに今回の北九州記念に騎乗していた騎手の中では、福永騎手意外だと、松山騎手、鮫島駿騎手、岩田望騎手などはよく馬場を見ているなと感じることが多い。

キーンランドカップの注目馬

さて、今週末は先週に引き続きスプリント重賞・キーンランドカップが行われる。ココではいつも通り注目馬を一頭挙げておきたい。

ミッキーブリランテ(和田騎手)

函館スプリントSはゲートでやや後手を踏み、必ずしもうまく行ったレースではなかったが、それでも直線差を詰めて3着。和田騎手はとにかくどんなときでも諦めずに追ってくれるので、フルゲートのスプリント戦では大きなアドバンテージになる。同じ舞台でも前回より開催が進んでパワーを要する馬場状態になりそうなのもプラスだろう。引き続き好勝負可能とみている。

キーンランドカップの最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。


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2021年4月9日(金) 21:30 くりーく
くりーくの中間調教チェック 桜花賞2021
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


4月11日(日) 阪神11R 第81回桜花賞(3歳G1・牝馬・芝1600m)

【登録頭数:24頭】(フルゲート:18頭)

<以下、優先出走馬>(7頭)

エリザベスタワー(B)中4週(新馬512キロ→前走506キロ)
大きな馬だが前走時のパドックでは無駄肉が取れ、かなり締まった好馬体に。この中間も、坂路で乗り込まれて力強い動きを披露と、仕上りは良さそう。

シゲルピンクルビー(B)中3週(新馬480キロ→前走464キロ)
休み明けの前走時はしっかり乗り込まれて、馬体も絞れてかなりの好仕上がりに見せた。中3週となるこの中間は、1週前追い切りでは疲れは感じられず動きも力強かった。ただ切れる脚を使う馬で、仕掛けるタイミングが難しい。外回りよりも内回りのほうが乗りやすいのではないか。

ジネストラ(A)中3週(新馬430キロ→前走440キロ)
2走前には細く見せていたが、休み明けの前走時はふっくらとした好馬体に。追い切りでも速い時計が出ていて、しっかりと身になっていた印象。この中間も、1週前には南Wで追われ力強い動きで楽に先着、日曜も坂路で好時計と出来はさらに上昇中。

ストゥーティ(D)中4週(新馬426キロ→前走422キロ)
小柄な馬でパドックでは元気に周回しているが、トモが寂しく映る。この中間の追い切りの動きを見ても、出来自体は良さそうだが力強さに欠ける印象がある。

ミニーアイル(D)中3週(新馬500キロ→前走480キロ)
この中間も坂路で乗り込まれているが、良くも悪くも(時計的に)変わってこない。走りを見ると、短い距離のほうが向いている感じがする。

メイケイエール(B)中4週(新馬462キロ→前走462キロ)
前走時の調教では、抑え込もうとする内容の追い切りが目についたが、この中間は無理に抑え込むよりも気分よく走らせるような内容に変えてきている。レース内容も変えてくる可能性もありそう。土曜の坂路では、前走以上の好時計が出ており、出来に関して上昇が窺える。

ヨカヨカ(E)中4週(新馬452キロ→前走458キロ)
この中間も1週前にCWを長めから追い切られているが、終い伸びきれず動きも重い。


<以下、収得賞金順(9頭)>

ソダシ(A)4ヶ月(新馬472キロ→前走472キロ)
4ヶ月ぶりの休み明け。2月中旬から坂路で乗り込まれていて、3週前からはジョッキー騎乗で本格的な調整に入っている。3週前が、コースで3頭併せの真ん中に併せて抜け出す内容。2週前は、坂路でビッシリと併せ馬で追われてこの時点で馬体もほぼ仕上がった感じ。1週前は、前に馬を置いて終い抜け出すというレースでの折り合いを重視した内容できている。トライアルを使わない代わりに、かなり入念に乗り込まれ、課題をクリアするための調整が施されていて仕上り良好。

ホウオウイクセル(D)中2週(新馬422キロ→前走414キロ)
小柄な馬で前走のフラワーCがギリギリの馬体だった。今回中2週となり、1週前も時計にならないくらいの軽めの調整。関西への輸送もあるので、強めの追い切りができない点はマイナスになるか。

アカイトリノムスメ(B)中7週(新馬440キロ→前走450キロ)
使われるごとに良くなっている感じはあるが、まだまだ良くなりそうな気配。追い切りの時計も使われる度に良くなっていて、1週前追い切りの動きも見栄えがして好雰囲気。右回りも追い切りの動きを見ると問題なさそうなので、あとは関西への輸送をクリアできれば。

サトノレイナス (A)4ヶ月(新馬472キロ→前走474キロ)
休み明けで、乗り込み豊富なこの中間。2歳時よりも追い切りで時計が出るようになっていて上積みも感じられる。1週前追い切りの動きを見ても、出来上昇を伝える力強さがある。

ファインルージュ(C)3ヶ月(新馬482キロ→前走492キロ)
こちらは、休み明けでも乗り込み量控えめ。1週前の動きを見ても、反応が鈍い印象が残りやや物足りない。

エンスージアズム(C)中2週(新馬420キロ→前走416キロ)
この中間は金曜日に坂路で軽めの調整。小柄な馬で、休み明けの前走時にしっかり乗り込まれ仕上がっていた反面、関東への輸送を挟んでもうこれ以上馬体を減らせない感じ。さらに今回中2週となり、良い時計は出ているので調子落ちはなさそうだが、上積みまではどうか。

ストライプ(B)中9週(新馬500キロ→前走514キロ)
クロッカスSからの休み明けでここへ。乗り込み量は豊富で、いつものように南W、坂路と好時計が出ていて、順調。ただ、やはり追い切りで力強さがあってスピードに勝る動きを見せていて、短い距離のほうが向きそうな感じがする。

ソングライン(B)3ヶ月(新馬468キロ→前走480キロ)
休み明けを2連勝しているが、それでもここ2戦は調教時計としては物足りず、能力で勝ち切ってきた。今回も休み明けだが、この中間のほうが速い時計が出ており、やや動きに硬さはあるものの上積みが見込めるデキ。

アールドヴィーヴル(A)中7週(新馬446キロ→前走428キロ)
強烈な勝ち方をした新馬戦以来の前走は、-18キロでの出走でもパドックでは細い印象はなく、二人引きで気合いも乗ってかなり良い出来に見えた。この中間もしっかり乗り込まれて、1週前追い切りも坂路で好時計をマークと引き続き高状態。今回は長距離輸送もなく、前走で減った馬体も増えてくるだろう。坂路での走りを見ると、捌きが柔らかく素質自体かなり高そう。

ククナ(D)中7週(新馬448キロ→前走452キロ)
人気になりながら、なかなか勝ち切れないレースが続いている。この中間は近走に比べると時計が掛かり、1週前追い切りの反応も鈍い印象を受けた。

ブルーバード(D)中3週(新馬414キロ→前走430キロ)
休み明けを一度使われてのこの中間も、坂路で乗り込まれる。1週前の動きを見ると、首が上がり気味で伸び脚が物足りない。


このコラムからの推奨馬は、ジネストラソダシアールドヴィーヴルの3頭をあげておきます。



◇今回は桜花賞編でした。
桜花賞は牝馬クラシック一戦目。3歳牝馬にとっては一生に一度しか出走するチャンスがなく、距離適性や状態面に不安があっても使えるものなら使いたいというのが関係者の気持ちではないかと思います。まだ成長段階で小柄な馬も多く、関東馬に関しては慣れない長距離輸送も。そういった意味で、各陣営馬体重の増減も考慮しながらの調整となります。
2歳時に重賞で勝ち負けして万全の状態で出走してくる馬たちと、直前で権利を取って出走してくる馬たち。調教内容を重視して予想していると特に、これらの馬たちの間には、調整過程における大きな差があるように、毎年感じています。

それでは次回、皐月賞編(予定)でお会いしましょう。

桜花賞出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2021年3月7日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2021年03月07日号】特選重賞データ分析編(244)~2021年フィリーズレビュー
閲覧 2,177ビュー コメント 0 ナイス 3



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G2 報知杯 フィリーズレビュー 2021年03月14日(日) 阪神芝1400m内


<ピックアップデータ>

【“中央場所、かつ芝1400~1600mのレース”において“着順が2着以内、かつ4コーナー通過順が2番手以下”となった経験の有無別成績(2015年以降)】
○あり [7-5-6-43](3着内率29.5%)
×なし [0-0-0-47](3着内率0.0%)

 コース適性が最大のポイント。ローカル場のレース、ダートのレース、1400m未満や1600m超のレースでしか連対したことのない馬は苦戦していました。なお“中央場所、かつ芝1400~1600mのレース”において2着以内となった経験があった馬のうち、当該レースの4コーナー通過順が1番手だった馬も3着以内なし。“逃げ馬”は過信禁物と見るべきでしょう。

主な「○」該当馬→エイシンヒテンベッラノーヴァリュクスフレンド
主な「×」該当馬→ポールネイロンヨカヨカラヴケリー


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“JRA、かつ芝1400~1600m、かつ1勝クラス以上のレース”において1着となった経験がある」馬は2015年以降[3-4-5-25](3着内率32.4%)
主な該当馬→エイシンヒテンポールネイロン

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2020年12月13日() 08:15 覆面ドクター・英
阪神JF・2020
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チャンピオンズCは、断然人気のクリソベリルが太くて(馬体重発表を受けて、年末に向けてお釣り残しかとも当初思ったのですが、状態が良くなかったようです)大凡走したため、1着クリソベリル、2着チュウワウィザード、3着手広くという作戦は不発の結果に。

WIN5も絞り過ぎたので3つまででしたが、2レース目ナルハヤ、3レース目アストラエンブレムは狙っていた馬たちで、チャンピオンズCのチュウワウィザードも2番手評価だっただけに...。いつも通りの額を投じていたら、獲るのが可能だった2800万馬券でした。まあこれも競馬。


<全頭診断>
ソダシ:母母がシラユキヒメの白毛馬であり、父は最近すっかり地味になってしまったクロフネで、母父キングカメハメハという、オーナーの金子さんの趣味ともいえる配合。正直、初戦を見た時はダート向きなのかと思われたが、2戦目の札幌2歳Sも勝ってしまい、アルテミスS(本命◎)も勝って3連勝とここまで負けなし。鞍上の吉田隼騎手が、(前走でも)「瞬発力勝負にしたくなかった」とコメントしているように、そこに弱点あるのかもしれないが、分かっているだけに早めのロングスパートなど対策を練ってくるのではないか。母系の白毛馬軍団は最近すごいことになっており、昔の芦毛ブームじゃないが、白毛ブームが来ている感すら漂わせる。

サトノレイナス:昨年の弥生賞馬サトノフラッグの下という良血馬で、今回当初二強みたいに言われていたりもしていたが、正直現段階ではソダシよりだいぶ力が落ちると思っている。テンハッピーローズを物差しとして、サフラン賞でサトノレイナスと0.2秒差、アルテミスSでソダシと0.4秒差。これを、それほど差がないと結論付けるのは少々乱暴で、サフラン賞でのテンハッピーローズは出遅れてのもの。よって、タイム差以上にソダシとの差は現段階ではあるとみている。サトノレイナスは初戦も2戦目も出遅れており、それで勝ち切ったのはすごいが、多頭数のG1で出遅れ癖は致命的。良血だけに上昇度はすごいのかもしれないが、(先週、カフェファラオが人気先行ということに触れたが)まだ人気先行では。

メイケイエール:母母母がシラユキヒメで、母母父がクロフネだけに1番人気ソダシにハービンジャーやミッキーアイルディープインパクト×デインヒル系)を重ねたような配合。スタミナ寄りの白毛馬血統だけに、血統的にはこの距離もプラスだろうし、種牡馬としてのミッキーアイルも思った以上にスピード能力を伝え、繁殖牝馬レベルがそう高くない中で好結果を出してきている。前走も掛かり通しでも勝ち切ったように、能力は高い。あとは、もう少し落ち着いて走れかどうかだろう。

インフィナイトブラックスピネルやモーヴサファイヤの下で、新馬勝ちの後にサウジアラビアRCで2着と好走。ただ、3馬身差の完敗だったように、モーリス産駒だけに晩成傾向で良くなるのはもう少し先なのではないだろうか。

オパールムーン:新馬勝ちの後のファンタジーSでも2着と好走。兄5勝、姉3勝と優秀な母(ブライアンズタイム、リアルシャダイ、ノーザンテースト)と、オールドファンにはたまらない血統背景でもあり、やれて良い。

ジェラルディーナモーリス×ジェンティルドンナという良血馬だが、3戦目の未勝利戦でのハナ差勝ち上がりだったように、まだまだ人気先行な感あり。妙味なし。

ヨカヨカ:九州産馬だけに弱い相手に3連勝を達成したが、前走のファンタジーSで5着とまさに馬脚を現した感じ。マイル実績もなく、消して妙味のタイプでは。

ポールネイロン:POGで指名した馬だけあり頑張って欲しい馬。操縦性に心配な面を覗かせる2連勝ではあるが、能力は高そうで、激走があってもおかしくない。

ルクシオン:前走は福島2歳Sで豪快に追い込み勝ちを見せたが、正直オープンというにはかなりレベルが低く、要らないのでは。

ユーバーレーベン:新馬勝ち後の札幌2歳Sで2着と、ゴールドシップ産駒の得意な条件で頑張った。その後、アルテミスSで4番人気9着と今ひとつで、ここでの激走は難しいのではないだろうか。

シゲルピンクルビーモーリス産駒でシゲルピンクダイヤの下だが、新馬勝ちでいきなりここというのは厳しい。

リンゴアメ:新馬、函館2歳Sと連勝したが、秋になって京王杯2歳Sで4番人気12着とがっかりな結果。そもそも、10番人気で勝ってしまった函館2歳Sは巧くいきすぎたのでは。

エイシンヒテン:デビュー3戦までは今ひとつだったが、その後の2戦は父エイシンヒカリ同様に逃げての連勝と、やはり逃げてこその馬。思ったより人気はないようだが、穴で楽しみな一頭。

サルビア:新馬勝ち直後に1勝クラスでも5馬身をつけての連勝。3戦目のファンタジーSでは10着惨敗に終わったが、2戦目が強かったようにここでも楽しみ。

アオイゴールド:1800mの新馬勝ちに見るとおり、スタミナ寄りでスピードと瞬発力を問われるここ向きではない。

ウインアグライア:新馬、コスモス賞と連勝をはたすも、アルテミスSで6着。早い時期にさっさと稼ぐタイプでは。

ナムラメーテル:新馬勝ち後の1勝クラスでは10着最下位。やめた感があり、着順ほど弱くないのだろうが、激走期待は難しいか。

フラリオナ:前走はききょうSで鋭く伸びて2着にきたが、ここにきて調教の動きがさらに良化している。穴として激走を期待したい。


<まとめ>
最有力:ソダシ

ヒモに:メイケイエールサトノレイナスオパールムーンポールネイロン

穴で:エイシンヒテンフラリオナ

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2020年12月11日(金) 10:30 くりーく
くりーくの中間調教チェック 阪神ジュベナイルフィリーズ2020
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月13日(日) 阪神11R 第72回阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳G1・牝馬・芝1600m)

【登録頭数:20頭】(フルゲート:18頭)


<賞金上位馬>

ソダシ(A)中5週
デビュー前から吉田隼騎手が毎回のように追い切りに騎乗してきた馬で、この中間も毎週同騎手がまたがっての調整を積んでいる。3週前、2週前、1週前とCWを併せ馬で入念に乗り込まれ、すべて先着。1週前追い切りでは、重心がしっかりした走りを披露していて、仕上りは良さそう。

メイケイエール(C)中4週
この中間もしっかり乗り込まれ、時計も出ているが、1週前追い切りの動きを見ると重心が高め。走りに力強さがなく、まだ走りが若い感じ。

リンゴアメ(C)中4週
調教の動きを見ると、首が上がり気味の走りをする馬。距離延長に不安は残るが、前走時の追い切りよりも今回のほうが時計は出ていて、状態面の上積みはありそう。

ヨカヨカ(D)中4週
これまでひまわり賞出走時以外は、1週前にCWで追い切られてきている馬。この中間も1週前はCWでの併せ馬を行い先着している。ただ、併走相手の馬が走らなすぎた印象で直線は併せ馬にもならなかった。前走時よりも動いているとは思うが、まだ重さの残る走り。

インフィナイト(A)中8週
この中間も前走時と同じような調教内容だが、今回のほうが時計が出ており状態は前走時以上だろう。1週前追い切りの動きを見ても、脚捌きがしっかりしていて、全体的にしっかりした走りができている。

ウインアグライア(B)中5週
この中間も1週前は美浦Pコースで直線一杯に追われてしっかりした伸びを見せている。併走馬もスピードのある走りをしていて、そのパートナーに直線だけで一気に追いついて先着した脚はなかなかで出来は良さそう。

オパールムーン(D)中4週
この中間も前走時と同じような調整内容だが、この厩舎の馬としては全体的に時計は平凡。1週前追い切りでは、楽な手応えの併走相手に対し、追われても遅れていて動きは物足りない。

ポールネイロン(B)中9週
2連勝して前走から間隔が空いているが、この中間のトレセンでの乗り込み量は少ない。ノースヒルズの馬なので、牧場で仕上げてトレセンに戻していると思われる。1週前追い切りでは、併せ馬で先着していて重い感じはなく、仕上がりは良さそう。

ユーバーレーベン(D)中5週
この中間も乗り込み量は豊富。今回は輸送があるので1週前に強めに追ってきているが、持ったままの併走馬2頭に対して追われて遅れていて、動きが物足りない。

ルクシオン(C)中3週
小柄な馬で、前走から中3週になるが1週前追い切りではCWを単走で長めから一杯に追われており疲れはなさそう。ただ前走見せた切れを見ると、距離が延びる今回のマイル戦には不安が残る。

エイシンヒテン(D)中1週
休み明けの前走がマイナス体重。パドックでは細い感じはなかったが、もう少し締まりがほしい馬体だった。今回、そこからの中1週となり、前走での馬体減から強めに追うこともできなさそうで、反動が出る心配もある。

サトノレイナス(B)中9週
デビューから間隔を空けて使われてきて、この中間も乗り込み量は豊富。前走時は速い時計が出ていたが、この中間は全体的に遅い時計の追い切りが多い。動きに関しても、まだ緩さの残る走りだが、それでも2連勝しているあたりからはこの馬の素質の高さが窺え、まだまだ良くなっていきそうな印象。現時点としては、仕上がりに物足りなさを残す。

サルビア(E)中4週
この中間は2週前が坂路、1週前がCWと追い切られているが時計は平凡。走りを見ても首が高く力強さもない。直線に坂のあるコースも向いていない印象。


<抽選対象馬(5/7)>

アオイゴールド(B)中2週
中2週となるが、1週前追い切りではともに出走するウイアグライアとの併せ馬を消化。一度、相手に前に出られたがそこからしぶとく喰らいついてなかなかの勝負根性を見せており、状態は良さそう。

ジェラルディーナ(D)中2週
お母さんと比べると小柄な馬で、トモの筋肉もまだ寂しく映る。追い切りもそれほど速い時計が出る馬でもなく、今回は間隔も詰っていて状態面での上積みはなさそう。

シゲルピンクルビー(A)中3週
前走新馬戦時の調教では好時計が出ていたが、パドックでは全体的にまだ余裕がある馬体に移った。それでも、しっかり勝ち上がるところは素質の高さ。この中間は前走時以上に速い時計が出ていて、一度使われての上積みが期待できそう。

ナムラメーテル(D)中1週
前走時馬体は増えていたがそれでも細く見えた。今回中1週で、大きな上積みは期待できそうもない。

フラリオナ(C)中9週
かなり小柄な馬で、前走から間隔を空けて使える点はプラスにはなりそう。1週前追い切りでは、CWを長めから併せ馬で追い切られており順調に調整されている感じ。


このコラムからの推奨馬は、ソダシインフィナイトシゲルピンクルビーの3頭をあげておきます。



◇今回は阪神ジュベナイルフィリーズ編でした。
先日行われたジャパンカップはとても素晴らしいレースでした。引退レースを勝利したアーモンドアイ、牡馬の意地を見せたコントレイル、そして苦しみながらも最後の最後に3着に滑り込んだデアリングタクト。3冠馬3頭による最初で最後の対決は、最高の形でエンディングを迎えることができました。残念ながら東京競馬場で観戦することはできませんでしたが、これだけのレースをテレビの前の特等席でじっくりと堪能できただけで幸せですし、きっと忘れることはないでしょう。
今回はどうしても記念に残しておきたいと思い、エクセル浜松で久しぶりに紙の馬券を買ってきました。ネット投票が多くを占める時代ではありますが、小さな紙一枚にそれぞれの思いと記憶がたくさん詰まっていて馬券を見ればその日の記憶が蘇ります。悔しい思い出だったり、嬉しい思い出だったり、そしてもちろんただの紙切れになることもあれば大金に変わるなんてことも。紙の馬券にはそんな不思議な力が詰まっています。今の時代、ネット投票でしか馬券を買ったことがない人たちもいるかもしれません。そういった人たちも、競馬場やウインズ、エクセル等で紙の馬券を買って観戦したら、もっと競馬が楽しめるのではないかと思います。



話は変わりますが、今年も12月31日に笠松競馬場で第5回ウマニティ杯くりーく賞と、第3回河内一秀記念の開催を予定しています。なお、年末の笠松開催は事前応募による入場制限が行われますので、当日来場をご検討の方は、こちら(https://www.kasamatsu-keiba.com/2020/12/03/年末開催の入場制限に関するお知らせ/)をご覧ください。

それでは次回、朝日杯フューチュリティS編(予定)でお会いしましょう。


※阪神JF出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2020年12月6日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2020年12月06日号】特選重賞データ分析編(231)~2020年阪神ジュベナイルフィリーズ~
閲覧 2,188ビュー コメント 0 ナイス 2



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 農林水産省賞典 阪神ジュベナイルフィリーズ 2020年12月13日(日) 阪神芝1600m外


<ピックアップデータ>

【“JRAのレース”において4着以下となった経験の有無別成績(2008年以降)】
×あり [0-3-1-111](3着内率3.5%)
○なし [12-9-11-67](3着内率32.3%)

 長期間に渡り好走馬の傾向が変わっていないレース。2008年以降の3着以内馬36頭中32頭は、出走時点で自身の通算3着内率が100.0%でした。一度でも4着以下に敗れたことがある馬は、思い切って評価を下げるべきでしょう。

主な「○」該当馬→ソダシポールネイロンメイケイエール
主な「×」該当馬→ウインアグライアエイシンヒテンヨカヨカ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“JRA、かつ1600m以上のレース”において1着となった経験がある」馬は2008年以降[11-10-9-71](3着内率29.7%)
主な該当馬→ウインアグライアエイシンヒテンソダシ

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ヨカヨカの口コミ


口コミ一覧

今週は秋のG1開幕&凱旋門賞

 OTASAM 2021年9月30日(木) 16:08

閲覧 283ビュー コメント 0 ナイス 4

こんばんんわ、OTASAMです。今週は秋のGI開幕に凱旋門賞。日本からの参戦のクロノジェネシスにディープボンドには今年こそ悲願達成を期待したいところです。今年のスプリンターズSに出走予定だった熊本県産馬ヨカヨカの回避は本当に残念で仕方ありません...。ただ命があるということで本当に不幸中の幸いですよね。まずは足を治して、繁殖牝馬として次のステージに立ってくれることを願います。

スプリンターズS(GI)
中山芝1200mが舞台のスピード決戦
人気の中心はセントウルS組の上位馬、そして高松宮記念覇者ダノンスマッシュの構図。金曜には台風の接近で馬場は荒れる見込み。 土日は晴れて気温も上昇、馬場は回復していく見込みで良馬場を想定。

今年もモズ&ビアンフェのペースがポイント───。 モズスーパーフレアが出るレースは、多くが超ハイペースで昨年はオーバーペース(32.8-35.5)。前で競馬を進める先行馬には厳しい展開となりそう。今年も激流lapなら差し馬が飛んでくると見ると予想します───。

ブログ記事
http://blog.livedoor.jp/otasam0305/archives/58526825.html

 ブルースワン 2021年9月22日(水) 18:50
ヨカクナイヨカクナイ 😭
閲覧 511ビュー コメント 3 ナイス 41

ヨカヨカが

地下馬道で暴れて骨折し繁殖牝馬に

重賞勝ちが置き土産になってしまった😭😭

せめてスプリンターズSは走ってほしかった😢

残念ですが

G1制覇は子供に託して

まずは骨折した脚を治して下さい。

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 たつぽぽぽぽ~ん 2021年9月22日(水) 18:37
ヨカヨカ
閲覧 369ビュー コメント 0 ナイス 15

残念です。

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コメント一覧
9:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年8月29日() 07:49:04
デ検 馬券内鉄板
8:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年8月28日(金) 19:05:22
指数、14.1
7:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年8月28日(金) 18:43:39
jp鉄軸、九州産同士

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2021年8月22日TV西日本北九州記念 G31着
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2021年8月22日 TV西日本北九州記念 G3 1着
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