横山武史(25)=美・鈴木伸=騎乗で1番人気の
トウシンマカオが差し切り、3度目の重賞制覇。今後は優先出走権を獲得した
高松宮記念(24日、中京、GⅠ、芝1200メートル)を目指す。2着は2番人気の
ビッグシーザー、3番人気の
バースクライが3着だった。
トウシンマカオが人気に応えて重賞3勝目をゲット。今年の重賞初Vを決めた横山武騎手が声を弾ませた。
「ためて良さが生きると思ったので、馬のリズムを尊重しつつ理想的な競馬ができました。素晴らしい、はじけっぷりでした」
好スタートから好位を確保し脚を温存。初めて経験する中山の急坂も難なく駆け上がり、2着以下を突き放した。
この日の馬体重は前走比プラス12キロ。余力残しの勝利に高柳瑞調教師は「ゆとりがある中で結果を出せたのは良かったです」と目を細めた。
次戦は
高松宮記念を視野に入れる。混戦ムード漂う短距離界をマカオの豪脚が断つ。(山口遥暉)
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トウシンマカオ 父
ビッグアーサー、母ユキノマーメイド、母の父
スペシャルウィーク。栗毛の牡5歳。美浦・
高柳瑞樹厩舎所属。北海道新ひだか町・服部牧場の生産馬。馬主は㈱サトー。戦績16戦6勝。獲得賞金2億3240万9000円。重賞は2022&23年GⅢ
京阪杯に次いで3勝目。夕刊フジ賞
オーシャンSは
横山武史騎手、
高柳瑞樹調教師ともに初勝利。馬名は「冠名+地名」。