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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | 8 | 牡3 | 57.0 | 杉原誠人 | 栗 西村真幸 | 456(+2) | B | 2.01.3 | 16.9 | 7 | 37.2 | ⑫⑬①① | ||
2 | 3 | 3 | 牡3 | 57.0 | C.ルメー | 美 森一誠 | 516(+10) | 2.01.3 | クビ | 4.5 | 2 | 36.9 | ①①②② | ||
3 | 5 | 7 | 牡3 | 57.0 | 横山和生 | 美 田中博康 | 494(-2) | 2.01.4 | クビ | 9.9 | 5 | 36.1 | ⑩⑩⑬⑧ | ||
4 | 7 | 11 | 牡3 | 57.0 | 幸英明 | 栗 高柳大輔 | 502(+8) | 2.01.5 | 1 | 2.9 | 1 | 36.5 | ⑨⑨⑨④ | ||
5 | 8 | 13 | 牡3 | 57.0 | 原優介 | 美 萱野浩二 | 462(0) | 2.01.5 | ハナ | 103.1 | 13 | 36.4 | ⑭⑭⑪⑨ | ||
6 | 6 | 9 | 牡3 | 57.0 | 横山武史 | 栗 藤原英昭 | 498(+2) | 2.01.7 | 1 1/4 | 27.9 | 8 | 36.5 | ⑧⑧⑪⑫ | ||
7 | 8 | 14 | 牡3 | 57.0 | 津村明秀 | 美 奥村武 | 410(-4) | 2.01.8 | アタマ | 130.9 | 14 | 36.8 | ⑬⑩⑨⑨ | ||
8 | 1 | 1 | 牡3 | 57.0 | 横山典弘 | 栗 昆貢 | 502(+4) | 2.02.3 | 3 | 11.3 | 6 | 37.6 | ③③⑤④ | ||
9 | 3 | 4 | 牡3 | 57.0 | 田辺裕信 | 美 手塚貴久 | 466(0) | 2.02.3 | クビ | 96.8 | 12 | 37.8 | ②②③③ | ||
10 | 4 | 6 | 牡3 | 57.0 | 丹内祐次 | 栗 矢作芳人 | 498(0) | 2.02.5 | 3/4 | 8.1 | 4 | 37.7 | ⑤⑦⑥④ | ||
11 | 7 | 12 | 牡3 | 57.0 | 鮫島克駿 | 栗 橋口慎介 | 438(+6) | 2.02.6 | 1/2 | 36.9 | 9 | 37.3 | ⑩⑩⑬⑬ | ||
12 | 2 | 2 | 牡3 | 57.0 | 川田将雅 | 栗 杉山晴紀 | 504(+2) | 2.02.9 | 1 3/4 | 5.3 | 3 | 38.1 | ⑤⑤⑥⑨ | ||
13 | 4 | 5 | 牡3 | 57.0 | 佐々木大 | 美 大竹正博 | 454(+4) | 2.03.1 | 1 1/4 | 46.6 | 10 | 38.5 | ③③③④ | ||
14 | 6 | 10 | 牡3 | 57.0 | 戸崎圭太 | 栗 藤岡健一 | 466(+24) | 2.03.6 | 3 | 58.8 | 11 | 38.7 | ⑤⑤⑥⑭ |
ラップタイム | 12.6 - 10.9 - 12.4 - 12.8 - 12.2 - 11.5 - 11.7 - 12.4 - 12.1 - 12.7 |
---|---|
前半 | 12.6 - 23.5 - 35.9 - 48.7 - 60.9 |
後半 | 60.4 - 48.9 - 37.2 - 24.8 - 12.7 |
■払戻金
単勝 | 8 | 1,690円 | 7番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 8 | 380円 | 7番人気 |
3 | 200円 | 2番人気 | |
7 | 270円 | 5番人気 | |
枠連 | 3-5 | 1,330円 | 6番人気 |
馬連 | 3-8 | 3,380円 | 13番人気 |
ワイド | 3-8 | 1,080円 | 11番人気 |
---|---|---|---|
7-8 | 1,710円 | 20番人気 | |
3-7 | 880円 | 10番人気 | |
馬単 | 8-3 | 10,740円 | 35番人気 |
3連複 | 3-7-8 | 10,350円 | 34番人気 |
3連単 | 8-3-7 | 85,910円 | 277番人気 |
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土曜日の中山芝のレース結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間は終日晴れという日が少なく、月曜日から水曜日にかけては53.5ミリの降水を観測。そのため、土曜日の芝コースは良馬場(JRA発表)ながらも、表面に湿り気のある状態でスタート。メインレース終了後から雨が降り始めたが、馬場発表の変更はないまま開催を終えた。
芝平地競走5鞍における勝ち馬の最終4角通過順は、1、5、1、7、2番手。前の組も頑張ってはいるが、前週より含水率が高めの状態となり、求められるスピードが緩和されたぶん、差し馬の台頭余地が増している印象。内・前が断然有利だった開幕週とは趣が違ってきている。そのあたりは留意すべきだろう。
日曜日開催中の天気は、晴れ基調となる見通し(9日7時の時点)。だが、夜に降った雨が気にかかる。天気の回復にともない、メインレースあたりは良、悪くても稍重(JRA基準)での施行が想定されるが、前日よりも軽い馬場になることは考えづらい。もし、再び雨が少しでも降るようならなおさらだ。
とすれば、メインレースの弥生賞ディープインパクト記念に関しては、枠順よりも持続力のある末脚を備えているかどうかのほうが重要。優先すべきは近走で出走メンバー上位の末脚を繰り出している馬だろう。ここはシンプルに、前走で上がり3Fタイム最速をマークしている馬に注目したい。
今回の弥生賞ディープインパクト記念の出走メンバーで、要点(前走の上がり3Fタイム順位)を満たしているのは、①レディネス、②ナグルファル、⑬ガンバルマン。よって当欄では、これら3頭を注目株として推奨する。
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出演:スガダイ(予想神) 金子京介(馬体診断士) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
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日曜日に行われる弥生賞ディープインパクト記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①レディネス【A】
栗東CW併走(5日)。コーナーを活気良く回り、直線序盤の手前替えも至ってスムーズ。スラッとした脚さばきが目を引き、軽い促しに対する反応も上々。ラストは強く追われずとも、歩幅が大きくなり、脚元の力感も増した。キャリアの浅さや馬場状態を考慮すればじゅうぶんな内容。好調だろう。高く評価したい。
②ナグルファル【B】
栗東坂路単走(5日)。直線序盤は少し行きたがるところを見せていたが、動きそのものに硬さはなく、フットワークも安定している。内へモタれる癖がさほど目立たず、比較的まっすぐ登坂していた点にも好感が持てた。体調自体は悪くなさそうなので、このあとのケア、そして輸送をうまくクリアできるかどうかが焦点となる。
③ヴィンセンシオ【B】
美浦坂路併走(5日)。脚さばきがバラつき気味で、仕掛けに対する反応も渋く映るが、含水が多い坂路という点を加味すれば、酌量の余地はあろう。悪コンディション下でも闘争心を失うことなく、懸命に僚馬の前へ出ようとする姿勢は評価できるもの。皮膚炎の影響で調整が遅れていたようだが、このひと追いでいちおうの態勢は整いそうだ。
④ベストシーン【C】
美浦W併走(5日)。首がやや高く、重心が浮き気味の走りは相変わらず。一方で、1週前より脚元の回転がスムーズになり、そのぶん多少なりとも追走に余裕が出てきた。ただ、ラストの軽い仕掛けに対する反応や伸びはもうひとつ。もともと調教ではそれほど目立つタイプではないとはいえ、少し不安の残る内容。強調はしづらい。
⑤ブラックジェダイト【B】
美浦W併走(5日)。デビュー戦と同様、直線ではモタれる面を鞍上が修正しながらの走り。手前替えでも不器用なところを見せる。ただ、完歩はそれなりに広く、脚さばきも力強い。未勝利馬が相手ではあったが、最後は自然と馬体を併せる感じで余力を残したままゴールを迎えた。デキが悪いという印象はなく、順調と判断したい。
⑥ジュタ【B】
栗東坂路併走(5日)。直線途中までは少しふわふわした感じで集中力を欠き気味。手前をころころ替えていた点も気になるところ。とはいえ、いざ抜け出す際の反応、重たい馬場を感じさせないラストの加速は秀逸。これを見せられると、安易に低評価をつけることはできないように思える。判断に悩ましいが、今回はB判定としておきたい。
⑦アロヒアリイ【B】
美浦W併走(6日)。機敏な脚さばきで活気良くコーナーを回る。直線で鞍上が手前変換を促した際に、すんなりと応じてくれないところは気になるが、終盤に手前を替えるとスッと僚馬の前に出たので、体調そのものに問題はないのだろう。実戦に向けての下地は整ったように思える。
⑧ファウストラーゼン【B】
栗東坂路併走(5日)。大型のセブンサミットが近づいてくると、少し顔を背けるような素振りを見せていたが、鞍上がうまくコントロールして比較的まっすぐに登坂。後半で促されてからの反応にも違和感はなく、ラストも四肢がよく動いていた。派手さはないが、おおむね自身のパフォーマンスは示している印象。及第点の仕上がり。
⑨アスクシュタイン【C】
栗東坂路単走(5日)。水分を多く含んだ悪コンディションや、週末の輸送を考慮して軽めの内容。直線序盤はゆったりと登坂していたが、中盤付近で鞍上が手前替えを促すと少し頭を上げてしまい、体もやや流れてしまう。ゴール前こそ安定したフォームで駆け抜けたが、なにかしら物足りなさを覚える内容。高評価はしづらい。
⑩ロードガレリア【C】
栗東CW併走(5日)。脚さばきは力強いのだが、全体的に硬めの走りは変わっていない。パートナーが3勝クラスの古馬とはいえ、騎手騎乗でガッツリ追われながらも、相手についていくのが精いっぱい。刻んだラスト1Fタイムほどの鋭さや、キレは感じられなかった。評価は上げづらい。
⑪ミュージアムマイル【B】
栗東坂路単走(5日)。リズム重視の調整。そのため、派手さには欠けるものの、ブレの少ないフォームでリズム良く登坂。脚取りもしっかりしている。もう少し体を柔らかく使えれば申し分ないが、もともと重厚な走りをする馬の久々ということを考慮すれば、決して悪い内容ではない。前哨戦なりに仕上げてきたように思える。
⑫クラウディアイ【B】
栗東CW併走(6日)。コーナー~直線序盤は僚馬の後ろで折り合いに専念。前向きな面を出しながらもタメをつくることができていたし、相手に待ってもらったとはいえ並びかけるときの反応や動きも悪くなかった。前走から状態が劇的に上向いた感じこそないが、走り自体にネガティブな印象もない。この馬なりに順調だろう。
⑬ガンバルマン【B】
美浦W併走(5日)。怖がりな面があるのか、僚馬に対してひるむような素振りを見せるなど、映像の序盤は気持ちが乗っていないような感じ。だが、鞍上が立て直して手前を替えたあとは、グイグイと推進力のある走りで抜け出した。評価するに難しいが、今回は手前変換後の前向きな姿勢を評価してのB判定。
⑭マイネルゼウス【B】
美浦W併走(5日)。直線で手前を左→右→左ところころ替える。ただ、それによるロスは少なく、器用な馬と考えたほうがいいのかもしれない。重心を適度な位置で保ち、体の使い方も比較的伸びやか。ラストの鞍上の軽い促しに対する反応や、ゴール前の伸びも悪くなかった。粗削りではあるが、この馬なりに整えてきた印象を受ける。
◆アスクシュタイン・藤原師「だいぶ体力がついたし、まだ伸びしろのある馬です」
◆ヴィンセンシオ・森一師「牡馬らしいがの強さはあるけど、コントロール面は苦にしない。勝負根性が強みだし、距離適性もある」
◆ガンバルマン・原騎手「先週から折り合いが良化して、切れ味が増した。大幅に成長しているし、実力を出せる状態にある」
◆ジュタ・矢作師「本当に良くなるのは先だろうが中山は合う。メンバーがそろったなかで、どこまでやれるか」
◆ナグルファル・杉山晴師「前走の内容からトライアルにチャレンジしてもいいかな、と。レース後に疲れが出やすい馬ですが、リフレッシュされています」
◆ファウストラーゼン・菊本助手「心肺機能が高いと思うし、スタミナがあると思います。カイバ食いもいいです」
◆ブラックジェダイト・大竹師「能力は秘めているが、前回からそう変わってこない。馬場が悪くなっても大丈夫そう」
◆ベストシーン・手塚久師「前回はスムーズさを欠いた。右回りはモタれるのでハミを換える予定」
◆マイネルゼウス・奥村武師「デビューした頃よりはるかに体幹が良くなっている。(雨で)時計がかかるのはいいと思う」
◆ミュージアムマイル・高柳大師「2000メートルの方がゲートなどを考えると競馬はしやすそう。馬体は仕上がっています」
◆レディネス・昆助手「前走後も走った感じもなくケロッとしていました。心肺機能が高いんでしょう」
◆ロードガレリア・藤岡師「中山はやってみないとですが、2000メートルは走っている。距離は問題ないと思います」
2015年以降(過去10年)の1~2着馬20頭の前走をコース別で分けると、東京芝、中山芝、京都芝、阪神芝の4組に集約される。これ以外のステップで臨んだ馬は、いずれも2着連対圏に達していない。
(減点対象馬)
⑥ジュタ
2015年以降の2着以内馬20頭の前走クラス(レース格)を検証すると、G1、G3、OP特別、1勝クラス(旧500万下)、新馬の5パターン。なお、前走重賞以外からの臨戦で2着連対圏を確保した馬たちは、いずれも前走の上がり3Fタイム順位が2位以内だった。前走上がり3Fタイム順位が3位以下の非重賞組は、過信禁物とみるべきだろう。
(減点対象馬)
③ヴィンセンシオ ④ベストシーン ⑤ブラックジェダイト ⑩ロードガレリア ⑬ガンバルマン ⑭マイネルゼウス
前走の着順に関しては、G1が7着以内、G1以外の重賞なら5着以内、非重賞であれば2着以内がマスト。2015年以降、この条件を満たしていなかった馬は、もれなく複勝圏を逃している。
(減点対象馬)
④ベストシーン ⑩ロードガレリア ⑭マイネルゼウス
前走の単勝人気については、G1であれば7番人気以内、G1以外の場合は5番人気以内がひとつの目安。2015年以降の1~2着全馬が、この条件をクリアしていた。
(減点対象馬)
⑧ファウストラーゼン ⑨アスクシュタイン ⑫クラウディアイ ⑭マイネルゼウス
2015年以降の1~3着馬30頭の前走馬体重を確認すると、446キロから516キロまで幅広い。ただし、454キロ未満、ならびに498キロ超だった馬の最高着順は3着どまりとなっている。その点には注意したい。
(減点対象馬)
②ナグルファル ③ヴィンセンシオ ⑤ブラックジェダイト ⑩ロードガレリア ⑫クラウディアイ ⑭マイネルゼウス
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毎年多頭数にならないことも影響しているのだろうが、直近5年でU指数二桁順位の馬券絡みは皆無で、上位勢がコンスタントに走る傾向にある(2023年は1~3位が順位通りにワンツースリー)。1位は5回中4回で3着以内に入っており、重賞連対実績のある指数上位馬が大きく崩れることはない。やや面白みには欠けるが、高い指数が出ている実績馬から入って、順当決着を見据えた馬券戦略が求められるレースと言えよう。
真っ先に取り上げたいのは、U指数トップ評価の⑥ジュタ(91.0)だ。ホープフルS4着、若駒S1着の実績は申し分なく、取り口も安定しているので崩れるシーンを想像しづらい。“超凄馬”にこそなっていないが、2位以下に1.7以上の大きな指数差を付けている点も強調できる。軸馬にふさわしい存在と言えるだろう。
2位⑪ミュージアムマイル(89.3)も軽視できない1頭だ。前走の朝日杯フューチュリティS2着は当然高い評価を与えるべきで、すでに2000mの特別戦を勝っている点もプラス。初の長距離輸送をクリアできれば、この馬も上位争いに加わってくる公算が大きい。
以下、ホープフルSで3着だった4位⑧ファウストラーゼン(88.1)、同じ中山芝2000mの葉牡丹賞をレコード勝ちした2戦2勝馬の7位③ヴィンセンシオ(86.9)をピックアップする。
「弥生賞ディープインパクト記念」というレース名に違わず、種牡馬としてディープインパクトが通算7勝、2016~22年には産駒出走機会6連覇と大活躍した。母の父としても2023年3着ワンダイレクトを出し、後継種牡馬アルアインも2024年1着コスモキュランダを送り出しているため、今後は父系祖父あるいは母の父としての動向を注視していく必要があるだろう。
また、ハーツクライの直系も好走率は高く、そのなかには2014年2着ワンアンドオンリー、2022年2着ドウデュースなど、のちのダービー馬も含まれる。同系統は【0.5.2.9】と勝ちあぐねていることは否めないが、買い目を考えるうえでは一考に値する存在だ。
ほか、過去の勝ち馬で目にとまるのはMachiavellianの血脈で、2009年ロジユニヴァース、2010年ヴィクトワールピサ、2012年コスモオオゾラ、2015年サトノクラウン、2023年タスティエーラとディープインパクトの直系以外で勝利した馬の多くが保持している。なお、タスティエーラにおいてはサトノクラウンとの父仔制覇であったことも特筆できるだろう。
ジュタは、父ドゥラメンテ×母シャンパンエニワン(母の父ストリートセンス)。同産駒には17年1着タイトルホルダーが挙げられるが、同馬も本馬と同様にホープフルSで4着の実績を持っていた。また、母がMachiavellianの直系であることも興味深く、ラストタイクーン、サンデーサイレンス、ノーザンテースト、Deputy Ministerの血脈も考慮すれば、血統構成は23年1着タスティエーラとも似る。非ディープインパクト系の有力候補だろう。
ヴィンセンシオは、父リアルスティール×母シーリア(母の父キングカメハメハ)。父はディープインパクト直仔で、現役時は弥生賞にこそ出走していないが、中山芝2000mは皐月賞で2着に好走した実績を持つ。一方、本馬は名牝シーザリオを牝祖とする一族であることも強調しやすく、同牝系からは16年2着リオンディーズや20年3着オーソリティが出た。本馬自身も葉牡丹賞をコースレコードで制するなど、良血に違わぬ資質がうかがえる。
クラウディアイは、父サートゥルナーリア×母モンクール(母の父ディープインパクト)。動向が注視される「母の父ディープインパクト」だが、これまでの該当馬では23年3着ワンダイレクトが最もいい着順となる。一方、昨年はエコロレイズが11番人気で4着に入線するなど、やはりぞんざいに扱っていい血筋ではない。本馬は父が中山芝2000mをG1ばかり2戦して全勝の巧者であり、父系の舞台適性からも前走内容は軽視できないだろう。
クラシック一冠目にあたる皐月賞のトライアルレースで、本番と同じ中山芝2000mを舞台に行われる重要な一戦。タニノムーティエ、ハイセイコー、カブラヤオー、クライムカイザーなど、上位馬に皐月賞の優先出走権が与えられる前から各時代の名馬が優勝した歴史を持つ。第20回(1983年)はミスターシービー、第21回(1984年)はシンボリルドルフと、のちの三冠馬が2年連続勝利。さらに、第42回(2005年)の勝ち馬ディープインパクトもその後三冠馬に輝いている。皐月賞のみならず、東京優駿(日本ダービー)や菊花賞につながるレースとしても有名で、近年では第53回(2016年)のマカヒキと第60回(2023年)のタスティエーラがダービー馬、第58回(2021年)のタイトルホルダーと第59回(2022年)のアスクビクターモアが菊花賞馬の栄冠を手にするに至った。