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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | 6 | 牡3 | 56.0 | 松山弘平 | 美 堀宣行 | 484(-2) | 2.00.4 | 4.2 | 3 | 34.7 | ③④③② | |||
2 | 4 | 4 | 牡3 | 56.0 | 横山典弘 | 栗 昆貢 | 484(-10) | 2.00.6 | 1 | 2.9 | 1 | 34.9 | ③②③④ | ||
3 | 2 | 2 | 牡3 | 56.0 | C.ルメー | 栗 藤岡健一 | 444(-2) | 2.00.6 | クビ | 4.2 | 2 | 34.6 | ⑤⑥⑤④ | ||
4 | 3 | 3 | 牡3 | 56.0 | 吉田豊 | 美 竹内正洋 | 456(-10) | 2.00.6 | クビ | 91.2 | 9 | 34.2 | ⑩⑩⑨⑧ | ||
5 | 5 | 5 | 牡3 | 56.0 | 戸崎圭太 | 栗 武幸四郎 | 524(+8) | 2.00.8 | 1 1/4 | 126.5 | 10 | 34.4 | ⑧⑨⑨⑩ | ||
6 | 1 | 1 | 牡3 | 56.0 | 横山武史 | 美 手塚貴久 | 500(-8) | 2.00.8 | アタマ | 7.1 | 4 | 34.8 | ⑤⑤⑤⑥ | ||
7 | 7 | 8 | 牡3 | 56.0 | B.ムルザ | 栗 斉藤崇史 | 512(0) | 2.00.9 | クビ | 17.2 | 7 | 35.3 | ②②②② | ||
8 | 8 | 10 | 牡3 | 56.0 | M.デムー | 美 相沢郁 | 484(+10) | 2.00.9 | クビ | 10.0 | 6 | 34.7 | ⑧⑧⑧⑥ | ||
9 | 8 | 9 | 牡3 | 56.0 | 横山和生 | 栗 上村洋行 | 494(+6) | 2.01.0 | 1/2 | 52.0 | 8 | 35.0 | ⑦⑦⑤⑧ | ||
10 | 7 | 7 | 牡3 | 56.0 | 武豊 | 美 萩原清 | 502(+4) | 2.01.6 | 3 1/2 | 9.2 | 5 | 36.2 | ①①①① |
ラップタイム | 12.3 - 11.2 - 12.4 - 12.6 - 12.5 - 12.3 - 12.1 - 11.6 - 11.5 - 11.9 |
---|---|
前半 | 12.3 - 23.5 - 35.9 - 48.5 - 61.0 |
後半 | 59.4 - 47.1 - 35.0 - 23.4 - 11.9 |
■払戻金
単勝 | 6 | 420円 | 3番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 6 | 130円 | 2番人気 |
4 | 120円 | 1番人気 | |
2 | 130円 | 3番人気 | |
枠連 | 4-6 | 700円 | 2番人気 |
馬連 | 4-6 | 680円 | 2番人気 |
ワイド | 4-6 | 270円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
2-6 | 330円 | 3番人気 | |
2-4 | 260円 | 1番人気 | |
馬単 | 6-4 | 1,350円 | 4番人気 |
3連複 | 2-4-6 | 800円 | 1番人気 |
3連単 | 6-4-2 | 4,010円 | 4番人気 |
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土曜日の中山芝のレース結果、近年の弥生賞ディープインパクト記念の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間、雨量計で観測された降水は0.5㎜のみ。土曜日も好天に恵まれ、芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。3~4角からスタンド前直線の内側に多少の傷みがあるものの、その部分を大きく避けて通るケースは見られず、概ね良好なコンディションだったようだ。
土曜日施行の芝平地競走5鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は6、1、2、1、4番手。これだけを見ると前優勢のように感じるが、1着馬はいずれも上がり3ハロン4位以内でフィニッシュ。2~3着馬10頭中7頭を4角8番手以降の通過馬で占めている。展開やコース取り次第で待機勢にもチャンスがある馬場と捉えていいだろう。
ちなみに、今年の第2回中山開催で行われた芝内回り1800・2000mのレースは6鞍(3月4日終了時点)。上がり3ハロン1~2位馬は【4.3.2.4】と堅調。1~2着馬12頭はいずれも同5位以内でフィニッシュしていた。現状、内回りの中距離戦では末脚のしっかりした馬が優位の立場にある。その点は気に留めておいたほうがいい。
日曜日開催中の予報は不安定(3月5日7時の時点)。判断に悩ましいが、まとまった降雨がないと仮定するなら、傾向の急変までは考えづらい。ゆえに先行勢を狙うのであれば、ある程度の上がりでまとめることができそうなタイプを優先したほうがベター。差し、追い込み型を主軸とするのであれば、直近でメンバー上位の末脚を見せている馬が頼りになりそうだ。
なお、近年の弥生賞ディープインパクト記念は、前走の最終4角通過順位が2番手以降、かつ前走の上がり3ハロン順位が4位以内という馬の活躍が顕著。過去5年の1~2着馬10頭中9頭が該当する。上がりの脚という面は先述した馬場傾向にもマッチすることから、条件を満たす馬は注目に値する存在といえるだろう。
今回の出走メンバーで要点(前走の最終4角通過順位+前走の上がり3ハロン順位)をクリアしているのは、②ワンダイレクト、⑥タスティエーラ、⑧セッション。よって当欄では、これら3頭を軸馬候補として推奨したい。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×若駒マイスター「柿谷陽介」が弥生賞を大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) 柿谷陽介(若駒マイスター) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬を紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第5回は弥生賞ディープインパクト記念について真田理プロ・シムーンプロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【真田理】ー"億千万男"の異名を持つカリスマ予想家
パチスロを通して数的思考を身に着け、競馬界へ参戦。億超えWIN5を2度的中させ、一躍時の人となった真田理プロに弥生賞ディープインパクト記念の予想についてお聞きしました。
ー元々はパチプロだったとのことですが、競馬へ転身したきっかけを教えてください。
競馬ソフトを購入した後輩がいて、「儲かるかどうか検証してほしい」という話があったんですね。そこではじめて競馬に携わりました。
ー独特なはじまりですね。結果はどうでしたか。
儲からないという結果がすぐに出ました(笑)。
ーあら(笑)。そこで競馬を辞めなかったのはなぜなのでしょう。
どうだったかなあ…はっきりとは覚えてないんだけど、能力に対して人気しすぎているとか、反対に人気がないとか、乖離を感じたと思うんです。パチンコをやっていたこともあって、ふつうの人より気づける率が高い自覚はあったんですよね。それで、初年度からプラスにはなりました。
ーすごいですね。私は10年やってもプラスにならないです。
10年やっている方は、競馬をはじめた当初の私より圧倒的に予想力はあるはずなんですね。それでも、勝てない。そこには、2つの理由があると思います。1つは、数字力の基礎というか、勝つための数字の捉え方ができていないこと。もう1つは、儲かる確信を自分自身で決められないこと。そして、儲かる確信のあるところに、如何に大きく張れるかが、勝つためのポイントです。
ー著者を拝読したことがあって、真田さんは人気の馬でも大きく張ると。反対に、多くの馬券師の方は人気薄の激走を見抜くことに比重を置いている気がします。
6~10番人気くらいのゾーンは、オッズ的に妙味があると思われていますよね。私も初年度はそこを狙っていきました。でも、実際にお金が増えるゾーンはそこではないんですよ。馬券だけでご飯を食べていくなら、人気サイド。人気サイドで勝てる技術を身に着けた方だけが、競馬を生業にできると思っています。
ー是が非でも身に付けたい技術ですね。では、弥生賞の予想へ移りたいと思います。今年の予想のポイントはどのあたりでしょう。
2点挙げるなら、上位人気馬に力の抜けた馬がいないのがひとつ。もうひとつは、上位人気の馬にフットワークの重い馬が揃ったんですね。つまり、速い馬場でキレ負けするタイプです。それによって、最後の直線では素軽いタイプが有利になるとみています。
ー面白い視点ですね。その、素軽い馬というと?
ワンダイレクト。出走馬のなかで、フットワークが一番軽いです。スローの上がり勝負になれば、この馬が一番強いと思います。
ー逃げた経験のある馬が複数いますが、スローになるという見立てですか。
いや、わからないです。そこは決めちゃダメですね。わからない以上、決めちゃダメなんです。
ーなるほど。では、仮にハイペースになって、上がりのかかる展開になったとき、どの馬が魅力でしょうか。
こうなると難しいですね。時計のかかる前残りの展開だと、トップナイフ、ゴッドファーザーあたり…でもどうかなあ、う~ん、このへんはもうあまり予想したくないですね。
ーふふ(笑)。
ごめんなさい。言い方が悪いですね。速い馬場、少頭数でハイペースで時計のかかる展開は考えにくいんですけど、仮になったとしたら…ちょっと見当つかないですね、すみません。
ーいえいえ。※いただいた資料を見ると、指数トップは77のタスティエーラなんですけど、
ここまで名前が挙がりませんでした。2位で75のアームブランシュとは、2しか差がありません。このくらいの差だと狙えないんですか。
※取材前に真田さんから出走馬に関する資料を送付いただきました。
スローペースで出た指数なので、伸びしろがあり、脚を余した可能性が高いんです。ただ、ほかの馬も似たようなところがあるので、このレースに関してはそこまで役に立つ数字ではないんですよね。
ーなるほど。力が抜けた馬がいないとお話あったあとで申し訳ないのですが、軸に適した馬を挙げるならどの馬になるでしょうか。
これ、難しいですね。トップナイフは悪くないんですけど、過剰人気だと思っていて、速い馬場になるとキレ負けする要素もあるので。タスティエーラですかねえ、率が一番高そうなのは。
ーありがとうございます。では、穴っぽいところで気になる馬はいるでしょうか。
アームブランシュは押さえる価値があると思います。3戦連続、スタート出遅れてるんですよね。まあ、今回も出遅れると思いますけど(笑)。スタートさえ決まればワンチャンスあるかなと。前走はちょっと相手が強かったです。ただ、そのなかでも最後まで伸びてきていて、おそらく力は出し切っていないと。その点を評価しています。
取材後記:「レース映像はかなり繰り返し見るんですか?」に対し、間髪入れず「日本で一番見ていると思います」とお答えいただいたのが印象的でした。著書:「馬券億り人の勝負手!」絶賛発売中です。人気サイドで勝てる技術を身に着けた方はぜひ。
【シムーン】ー元馬乗りの感性が創る芸術予想
育成牧場業務に3年ほど身を投じた異色の経験を活かし、馬の性格や適性、騎手の騎乗技術を的確に分析。鋭い感性とレース映像の徹底検証により、劇的な変わり身を見込める馬を狙い当てるシムーンプロに弥生賞ディープインパクト記念についてお聞きしました。
ー今年の弥生賞で注目すべきポイントはどのあたりでしょうか。
ホープフルSで一番強い競馬をしたように見えるキングズレインや、無敗で末脚に大物感のあるマイネルラウレアが回避したのは残念です。その分少頭数になり、やや小粒なメンバーになったので、チャンスのある馬が多くなった印象をもっています。そのなかで、狙うべき馬をどう絞るかですね。
ーありがとうございます。適性の見極めも重要になるかと思うのですが、中山芝2000mがプラスに働くのはどの馬でしょう。
これまでの2戦は東京を走っているレヴォルタードではないでしょうか。デビュー戦は、直線の入り口で勝ち馬の外に位置を取っていましたが、徐々に内へ寄っていき、左ムチを入れてもダメで、ゴールでは勝ち馬の内にいました。この点が、右回りの中山に替わることで改善されるなら、パフォーマンスの上昇を見込めます。母のバウンスシャッセは、中山で重賞2勝を挙げているので、血統的にも面白いですね。
ーなるほど、人気的にも面白い一頭です。オッズ以上に混戦のように見えますが、そのなかで軸に適していると思う馬を教えてください。
無難にいくなら、安定感のあるトップナイフでしょうけど、絶対的な存在とまでは思いません。
ーそのトップナイフは前走ホープフルSでハナを切り2着でした。今回もトップナイフがハナを切るでしょうか。どの馬が逃げ、どのようなペースになると想定しているかお聞きしたいです。
前走逃げて勝ち上がってきたヨリマルやゴッドファーザーの登録があり、グリューネグリーンも2走前の京都2歳Sで逃げ切り勝ちを決めています。また、トーアライデンも芝の3戦ではすべてハナです。逃げた経験のある馬は複数いますが、どの馬もこれまで抑えの効いた逃げを打っているので、それほどペースは速くならないでしょうね。トップナイフは3走前の萩Sを番手から勝っていますし、逃げない可能性も十分あると思います。
ーありがとうございます。先ほど、そこそこオッズがつきそうなレヴォルタードの名前が上がりましたが、穴っぽいところでほかに気になる馬がいればお願いします。
穴ではないかもしれませんが、面白いのはワンダイレクトです。前走の若駒Sは、前半力みながら走ってたうえに、抜け出してからソラを使って僅差2着でした。デビューから2戦はいずれも1000m通過1分3秒台のドスロー。今回はさすがにそこまで遅くならないはずなので、リラックスして走れそうです。末脚はここでも通用するとみています。
ーペースアップは歓迎なんですね。人気の一角タスティエーラについてお聞きします。前走の共同通信杯では2番人気4着でした。前走敗因をどう考えているか、また弥生賞での巻き返しは可能でしょうか。
タスティエーラはムーア騎手が騎乗したデビュー戦で、押して押してようやく2番手を確保しました。ところが、2戦目の共同通信杯ではスタート後から行きたがって口を割るシーンがあったんですよね。これはデビュー戦で押して行ったことが影響していると思います。それに、母は全3勝を1600mで挙げていて、1200mでもハナを切れるスピード型。母系の短距離志向が出てきたのかなと。そう考えると、今回は前走から距離が伸びるので、前走以上は難しいとジャッジします。
取材後記:レース映像の振り返り方、どこに注視すべきかなど、非常に参考になります。レヴォルタード、ワンダイレクトはおいしく買えそうですね。
以上、プロ予想家2名の弥生賞ディープインパクト記念への見解と注目馬を紹介しました。人気サイド以外からも馬名が挙がり、週末が楽しみですね。
(文・垣本大樹)
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日曜日に行われる弥生賞ディープインパクト記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①レヴォルタード【B】
美浦南W併走。頭の位置こそ高めだが、四肢のさばきは力強く、完歩も大きい。直線を向いて手前がなかなか決まらず、併走相手を気にするなど、難しい面を見せるも、デビュー当時の集中力散漫な走りに比べれば、これでも様子はかなり良くなった。及第点の仕上がりと判断したい。
②ワンダイレクト【A】
栗東CW併走。1週前にしっかり攻めた効果もあってか、首の使い方が良くなり、前方への推進力も随分と出てきた。前向きな面を見せながらもタメはきいているし、促しに対する反応もいい。うまく鞍上とのコンタクトが取れている様子。いい雰囲気で東上できそうだ。
③アームブランシュ【C】
美浦南W併走。3頭併せの真ん中でも嫌がる素振りを見せず、きちんと折り合いはついていた。反面、鞍上の促しに対する反応がやや鈍く、両サイドのパートナーにアオられ通し。脚いろが良くなり始めたあたりで、手前を戻したのも気になるところ。まずは実戦を1回使ってからか。
④トップナイフ【A】
栗東CW単走。軽めの内容ながら、終始リラックスした走り。四肢のさばきが柔らかく、手前替えも上手。前後のバランスがとれたフォームで颯爽と駆けるさまは見映えがいい。しっかり追えば伸びそうな余韻を十分に残しているのも好印象。春緒戦とすれば優に合格点の仕上がりだろう。
⑤フォトンブルー【C】
栗東CW併走。活気はあるのだが、肩の出がやや窮屈で四肢のさばきも硬めに映る。そのせいか、やや単調で鋭さはひと息。ロスの少ない手前替えや、かき込みの強さに魅力を感じる一方で、もう少し走りにメリハリが欲しいのも確か。評価を上げるには躊躇してしまう。
⑥タスティエーラ【B】
美浦南W併走。発汗が目につくが、この厩舎の所属馬にはよくあることなので、過度に気にする必要はない。最内の馬に先着を許すも、それが既定路線だったようだし、力をセーブしながら中の馬を封じているので問題ないだろう。フォームも崩れておらず、それなりに整えてきた印象を受ける。
⑦ゴッドファーザー【A】
美浦南芝併走。首の動きこそ若干硬く映るが、ストライドは大きくフットワークの弾力性も高い。前進気勢が強いなかでも、折り合いを欠くことなく集中した様子で、迫力を十分に感じる走りだった。昨年7月以来の実戦ながら、叩き台ムードは無きに等しい。怖い存在だ。
⑧セッション【B】
栗東CW併走。完歩こそ小さめだが、重心を低く保ち、バランスのいい走り。身のこなしに硬さはさほど見られず、四肢のさばきも力強い。ラストで手前を戻した点はいただけないが、それまでの活発な動きは評価してしかるべきもの。少なくとも、前回のデキを下回るということはなさそうだ。
⑨ヨリマル【B】
栗東坂路併走。鞍上が走らせすぎないよう手綱を絞っていたが、抑えきれない手ごたえで登坂。完歩はそれなりに広く、手前変換後の反応も悪くない。もう少し後肢に力強さが欲しい気もするが、自らハミをとって僚馬の前に出ようとする勝負根性は評価できる。順調とみていいのではないか。
⑩グリューネグリーン【C】
美浦南W併走。四肢のさばきが若干硬くトビも低め。鞍上の合図に対する反応も渋い。最後はほぼ馬なりの僚馬に体勢不利という内容。ゴール板付近での手ごたえも劣勢だった。この1本でどこまでピリッとしてくるか。当日の気配を注視したい1頭ではある。
◆グリューネグリーン・相沢師「前走は京都2歳Sから1カ月での競馬で精神的にきつかったのかも。うまくリフレッシュできているし、少頭数でやれるのもいい」
◆ゴッドファーザー・萩原師「順調に調整できて動きも良かった。久々は決していい条件ではないが、能力は計り知れない」
◆セッション・斉藤崇師「調教の動きの良さをどうやって競馬に結び付けるかを考えてやっています。一戦ごとに良くなって、バランスが整ってきています」
◆タスティエーラ・堀師「1日の追い切り後の馬体重は482キロ。カイバ食い、健康状態は変わらず良好」
◆トップナイフ・昆師「体重は変わらないけど、競馬を使いながら成長している。賢い馬で乗りやすい。良血馬などもいるけど、チャンスがあるメンバーだと思う」
◆フォトンブルー・武幸師「大きい馬でまだ緩いし、しっかりしてくるのには時間がかかるけど、休養前よりもフレッシュな状態。前走後にゲート練習もしたし、その効果が出れば」
◆ヨリマル・上村師「前走後は放牧を挟みましたが、しっかり乗り込んできました。まだ心身ともに幼く、成長している段階。現時点でどこまで通用するか」
◆レヴォルタード・手塚師「母がフラワーCの勝ち馬で血統的に中山の中距離は合いそう。折り合い重点の調整もうまくいっている」
◆ワンダイレクト・藤岡師「体自体はそんなに増えている感じはないけど、しっかりしてきています。器用だし、中山はいいと思う。勝って皐月賞に行ければ」
2013年以降(過去10年)1~3着馬30頭のキャリアをみると、1戦から6戦までの間となっている。キャリア7戦以上の馬は疑ってかかりたい。
(減点対象馬)
④トップナイフ
2013年以降の3着以内馬30頭の前走をクラス別(レース格)で大まかに分けると、重賞、OP特別、1勝クラス(旧500万下)、新馬の4通り。未勝利からの参戦馬は【0.0.0.8】と、冴えない結果に終わっている。
(減点対象馬)
①レヴォルタード ⑦ゴッドファーザー ⑨ヨリマル
前走の着順に関しては、G1が7着以内、G1以外の重賞なら5着以内、OP特別は4着以内、条件クラス以下の場合は1着がマスト。2013年以降、これ以外のステップで臨んだ馬は複勝圏に届いていない。
(減点対象馬)
③アームブランシュ ⑤フォトンブルー ⑩グリューネグリーン
前走の単勝人気については、G1ならば10番人気、G1以外の重賞は7番人気、OP特別は3番人気、条件クラス以下であれば2番人気が最低ライン。2013年以降の3着以内全馬がこの条件をクリアしていた。
(減点対象馬)
③アームブランシュ ⑤フォトンブルー ⑧セッション
2013年以降の1~3着馬は、いずれも前走の最終4角通過順位が2番手以降だった。前走4角先頭馬は【0.0.0.12】と、苦戦を強いられている。
(減点対象馬)
④トップナイフ ⑦ゴッドファーザー ⑨ヨリマル
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毎年多頭数にならないことも影響しているのだろうが、直近5年でU指数二桁順位の馬券絡みは皆無で、上位勢がコンスタントに走る傾向にある。1位は5回中4回で3着以内に入っており、重賞連対実績のある指数上位馬が大きく崩れることはない。やや面白みには欠けるが、高い指数が出ている実績馬から入って、順当決着を見据えた馬券戦略が求められるレースと言えよう。
1位⑥タスティエーラ(92.3)は、新馬戦快勝のあと共同通信杯に挑戦して4着に好走した。負けはしたものの2番人気に支持されるなど秘めたる素質を評価されており、ここでもU指数的には2位に3.3の指数差を付けて“淒馬”となっている。キャリアは浅いが、ポテンシャルの高さを見せつけて勝ち切ってもなんら驚けない。
もちろん、G1で2着歴のある2位④トップナイフ(89.0)も軽視できない存在。コース経験のあるアドバンテージは大きく、鞍上の横山典騎手もこの馬のことを手の内に入れている。順当に上位に顔をのぞかせてくるだろう。
以下、京都2歳Sを勝っている4位⑩グリューネグリーン(88.0)、新馬戦を勝った際のルメール騎手に手綱が戻った3位②ワンダイレクト(88.7)にも警戒したい。
昨年はディープインパクト産駒の3番人気アスクビクターモアが、ハーツクライ産駒の1番人気ドウデュースの追撃をクビ差しのいで重賞初制覇を達成。「弥生賞ディープインパクト記念」というレース名に違わず、ディープインパクト産駒が通算7勝、産駒出走機会6連覇中と大活躍していることは特筆すべき傾向だろう。
一方、ハーツクライの直系も好走率は高く、昨年においても前述したドウデュースが2着、直仔ボーンディスウェイが3着に入線していた。同系統は「0-5-2-7」と勝ちあぐねていることは否めないが、買い目を考えるうえでは一考に値する存在だ。ほか、過去の勝ち馬で目に留まるのはMachiavellianの血脈で、15年サトノクラウン、12年コスモオオゾラ、10年ヴィクトワールピサ、09年ロジユニヴァースとディープインパクト産駒以外で勝利した馬の多くが該当する。
タスティエーラは、父サトノクラウン×母パルティトゥーラ(母の父マンハッタンカフェ)。父は15年弥生賞の勝ち馬で、現3歳世代が初年度産駒となる注目の新種牡馬。13年カミノタサハラ、16年マカヒキ、17年カデナ、19年メイショウテンゲン等を引き合いに出せば、本馬は2代母の父にフレンチデピュティの血を引くことも興味深い。今年はディープインパクト産駒不在で転換期を迎えているだけに、新たな勢力の筆頭として動向を注視したい。
ゴッドファーザーは、父シルバーステート×母ノッツダルジェント(母の父バゴ)。「父ディープインパクト系×母の父Blushing Groom系」となる本馬の配合は、昨年の勝ち馬アスクビクターモアを想起させる。また、レース傾向を鑑みれば、母の父がMachiavellianの近親(2代母Coup de Genieが全妹)であることもポイントとなり得るだろう。馬なりで後続に10馬身差を付けた未勝利勝ちの内容も申し分なく、立ち回りの巧さは中山でも活きそうだ。
フォトンブルーは、父ハーツクライ×母シルヴァースカヤ(母の父Silver Hawk)。半兄にシルバーステート、甥にヴィクティファルス、従兄にシックスセンスがいる血統。一族は急坂コースを得意とする印象を受けるが、中山競馬場は重賞でも存在感を示しており、今回と同じ芝2000mではシックスセンスが05年に京成杯と皐月賞で2着となった。同産駒が2頭に1頭は好走していることを踏まえても、穴馬として一考する価値は充分にあるだろう。
編集部(以下、編) 今週の日曜日はこの時期には珍しく1重賞構成。中山競馬場で弥生賞ディープインパクト記念が行なわれます。
新良(以下、新) レース選択に迷う必要がないのでじっくり検討できると、前向きにとらえたいですね。
編 例年通り頭数が寂しくなりまして、今年は10頭立てとなります。ただ、そのうち7頭が乗り替わりですので、予想のしがいがありそうです。
新 継続騎乗の3頭が上位を占める可能性よりも、乗り替わりが1頭以上馬券に絡む可能性のほうが高いと思いますので、最先着を果たす“正解”をうまく指名したいですね。
編 では、気になる結論をお聞かせください。
新 戸崎圭太騎手から武豊騎手に乗り替わる⑦ゴッドファーザーを狙います。
編 リーディング順位的には戸崎騎手のほうが上ですが、なにせ武豊騎手はこのレースに強いので、鞍上強化感があります。
新 レース名にもなっているディープインパクトでの勝利を含め、過去に8勝を挙げていますからね。弥生賞といえば武豊、という印象が強いです。
編 もちろん、レースとの相性が良いという以外にも、推奨根拠があるわけですよね。
新 はい。まずはシンプルに、ゴッドファーザーがものすごく強い馬かもしれない、という点が挙げられます。
編 なんとも漠然としていますが(笑)、だからこそ具体的な理由が気になります。
新 注目していただきたいのは、この馬のデビュー戦です。
編 昨年6月26日の阪神芝1800mの新馬戦で、5番人気3着という結果ですが……。
新 この宝塚記念デーの芝千八の新馬戦には、期待されている馬が例年集まる傾向にあって、ここから飛躍していく馬はけっこういるんです。近年では、ダノンプレミアム、ダノンザキッド、キラーアビリティらの名前が挙げられます。
編 レベルの高い新馬戦になりやすいということですね。つまり、そこで勝っていなくても、一定以上の評価ができると?
新 そういうことです。昨年も、先着を許した2頭はすでに2勝を記録、5着だったドゥラエレーデがホープフルSに勝利、6着だったデルマソトガケが全日本2歳優駿1着、サウジダービー3着と、みんな大活躍しています。
編 それはすごいですね。のちに「伝説の新馬戦」と言われる可能性も……。
新 ゴッドファーザーがここを勝てば、現実味を帯びてきますよね。ともかく、レベルの高い一戦だったことは事実です。
編 確かに、そこでの3着は大きな価値がありそうです。
新 非ノーザンファーム生産馬にもかかわらず、福永騎手が騎乗していたことからも、陣営の期待度の高さがうかがい知れます。
編 続く未勝利戦は、10馬身差の大楽勝。
新 相手が弱かったのもありますが、逃げて上がり最速でぶっちぎり。しかも、ノーステッキでしたからね。とにかく強かった。それに尽きるでしょう。
編 今回はそれ以来の久々の競馬になりますが……。
新 休んでいる間に、さらなる成長を遂げているかもしれないと、ポジティブに考えたいです。武豊騎手がお手馬以外の馬に騎乗するために中山に来ている点にも好感が持てます。後続を競りかけさせない“ユタカマジック”で、ここも逃走劇を決めてもらいたいですね。
編 重賞やオープンで実績のある馬が人気を集めそうなので、妙味のある狙い目になりますね。
新 結果によっては次から売れてしまうかもしれません。全力で買うなら今回でしょう。アタマまで意識した馬券で勝負したいと思います。
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クラシック一冠目にあたる皐月賞のトライアルレースで、本番と同じ中山芝2000mを舞台に行われる重要な一戦。タニノムーティエ、ハイセイコー、カブラヤオー、クライムカイザーなど、上位馬に皐月賞の優先出走権が与えられる前から各時代の名馬が優勝した歴史を持つ。第20回(1983年)はミスターシービー、第21回(1984年)はシンボリルドルフと、のちの三冠馬が2年連続勝利。さらに、第42回(2005年)の勝ち馬ディープインパクトもその後三冠馬に輝いている。皐月賞のみならず、東京優駿(日本ダービー)や菊花賞につながるレースとしても有名で、近年では第53回(2016年)のマカヒキと第60回(2023年)のタスティエーラがダービー馬、第58回(2021年)のタイトルホルダーと第59回(2022年)のアスクビクターモアが菊花賞馬の栄冠を手にするに至った。