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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 6 | 牡5 | 57.0 | R.ムーア | 栗 渡辺薫彦 | 518(0) | 2.23.7 | 4.5 | 3 | 33.7 | ⑪⑨⑩⑩ | |||
2 | 7 | 15 | 牡4 | 57.0 | C.デムー | 栗 藤原英昭 | 450(-6) | 2.23.8 | 3/4 | 3.4 | 1 | 33.7 | ⑫⑭⑭⑫ | ||
3 | 2 | 3 | 牡5 | 57.0 | D.レーン | 栗 池江泰寿 | 494(0) | 2.23.8 | クビ | 9.5 | 4 | 34.0 | ⑤⑤⑤④ | ||
4 | 4 | 8 | 牝5 | 55.0 | T.マーカ | 栗 杉山晴紀 | 484(-2) | 2.23.9 | 1/2 | 13.0 | 5 | 33.7 | ⑫⑬⑭⑭ | ||
5 | 7 | 14 | 牡3 | 55.0 | 川田将雅 | 美 堀宣行 | 500(0) | 2.24.3 | 2 1/2 | 4.2 | 2 | 34.4 | ⑧⑩⑩⑦ | ||
6 | 3 | 5 | 牝6 | 55.0 | M.ギュイ | G.ビエト | 470(--) | 2.24.3 | クビ | 57.0 | 14 | 34.2 | ⑧⑩⑫⑫ | ||
7 | 1 | 2 | 牡3 | 55.0 | C.ルメー | F.シャペ | 454(--) | 2.24.4 | クビ | 13.3 | 6 | 34.4 | ⑧⑥⑦⑩ | ||
8 | 6 | 11 | 牡6 | 57.0 | 菅原明良 | 栗 辻野泰之 | 536(+8) | 2.24.4 | クビ | 55.7 | 13 | 34.5 | ⑤⑥⑦⑦ | ||
9 | 4 | 7 | 牡3 | 55.0 | B.ムルザ | P.シール | 442(--) | 2.24.7 | 1 3/4 | 25.5 | 7 | 34.4 | ⑮⑮⑯⑯ | ||
10 | 8 | 17 | 牝4 | 55.0 | M.デムー | 美 手塚貴久 | 476(0) | 2.24.7 | ハナ | 35.5 | 10 | 34.8 | ⑯⑰⑦⑦ | ||
11 | 5 | 10 | 牡6 | 57.0 | 武豊 | 美 国枝栄 | 476(-2) | 2.24.8 | クビ | 42.7 | 12 | 35.2 | ②②②② | ||
12 | 6 | 12 | 牝6 | 55.0 | 松山弘平 | 美 斎藤誠 | 482(-4) | 2.24.9 | 1/2 | 259.0 | 16 | 34.5 | ⑯⑮⑯⑰ | ||
13 | 2 | 4 | 牡7 | 57.0 | 丸田恭介 | 美 高橋文雅 | 474(+6) | 2.25.0 | 3/4 | 424.6 | 18 | 34.8 | ⑫⑩⑫⑭ | ||
14 | 7 | 13 | 牡4 | 57.0 | 菱田裕二 | 栗 岡田稲男 | 456(-2) | 2.25.3 | 1 3/4 | 26.1 | 8 | 35.6 | ②③③③ | ||
15 | 1 | 1 | 牡3 | 55.0 | G.ブノワ | S.ワッテ | 486(--) | 2.25.3 | ハナ | 41.5 | 11 | 35.5 | ④③③④ | ||
16 | 5 | 9 | 牡6 | 57.0 | 国分優作 | 栗 矢作芳人 | 534(+4) | B | 2.25.3 | クビ | 67.2 | 15 | 35.8 | ①①①① | |
17 | 8 | 18 | 牡6 | 57.0 | 浜中俊 | 栗 池江泰寿 | 458(-14) | 2.25.7 | 2 1/2 | 32.3 | 9 | 35.9 | ⑤⑥⑤④ | ||
18 | 8 | 16 | 牡9 | 57.0 | 石川裕紀 | 千葉幸喜 | 472(-6) | B | 2.26.4 | 4 | 374.1 | 17 | 35.6 | ⑱⑱⑱⑱ |
ラップタイム | 12.8 - 11.2 - 12.3 - 12.5 - 12.3 - 12.2 - 12.4 - 12.1 - 11.7 - 11.4 - 11.3 - 11.5 |
---|---|
前半 | 12.8 - 24.0 - 36.3 - 48.8 - 61.1 |
後半 | 58.0 - 45.9 - 34.2 - 22.8 - 11.5 |
■払戻金
単勝 | 6 | 450円 | 3番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 6 | 160円 | 2番人気 |
15 | 140円 | 1番人気 | |
3 | 240円 | 4番人気 | |
枠連 | 3-7 | 470円 | 1番人気 |
馬連 | 6-15 | 940円 | 2番人気 |
ワイド | 6-15 | 380円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
3-6 | 560円 | 5番人気 | |
3-15 | 530円 | 4番人気 | |
馬単 | 6-15 | 1,920円 | 4番人気 |
3連複 | 3-6-15 | 2,360円 | 2番人気 |
3連単 | 6-15-3 | 9,850円 | 10番人気 |
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土曜日の東京芝のレース結果、過去のジャパンカップの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間は木曜日までに41.5ミリの雨を観測。金曜日は天気に恵まれて散水作業を施すも、土曜日は朝方から小雨がパラつき、芝コースは表面に湿り気のある状態でスタート。11時前に雨は止み、その後は雲の多い空模様ながら何とか持ちこたえて、終日良馬場(JRA発表)で開催を終えた。
土曜日の結果を見直すと、枠順は内~中、脚質的には差し優勢。内めの傷みが多少進み、3~4分どころの伸びが最も良い印象。ただ、内寄りの伸びが極端に落ち込んだわけではなく、明確な外差し傾向は出ていない。ラチを頼る逃げ、先行型の分が少々悪くなりつつある、という程度の認識でいいだろう。
日曜日開催中の予報は晴れベース。馬場の乾燥が進んで時計がより速くなれば、速い上がりを武器とする後方待機勢の優位性が増す可能性はある。とはいえ、絶対有利の状況にまで様変わりするとも思えない。やはり狙いの中心は、中団付近の位置から辛抱強く脚を伸ばすタイプとなりそうだ。
枠順に関しては判断に悩ましいが、3~4分どころの伸びが良く、内側もそれなりに我慢が利くという状況を踏まえると、前日に引き続き、内~中枠が優位に働くことも考えられる。ゆえに、1~5枠あたりの馬に対する意識を強めたほうがいいかもしれない。
また、東京コースでの実績も大事な要素。その条件は、東京芝の2000m以上のG1で3着以内かG2勝ちのどちらかがあること。過去の5年の1~3着馬延べ15頭すべてが該当する。ジャパンカップは、東京芝のハイグレード戦で良績を持つ馬が存在感を発揮する傾向が非常に強い。当てはまる馬は高く評価してしかるべきだ。
今回の出走メンバーで、要点(枠順+東京実績)を満たしているのは、③ヴェルトライゼンデ、⑧デアリングタクト。よって当欄では、この2頭を注目株として推奨する。
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出演:スガダイ(予想神) ヒノくん(万券ハンター) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
日曜日に行われるジャパンカップの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①シムカミル【B】
東京ダ単走(24日)。筋肉隆々の体つきながら、ガチガチの硬さはなく、弾力のある身のこなし。鞍上に促されずとも、馬自ら頭を下げて進む前向きさがあるし、その走りに推進力も感じる。デキは悪くなさそうなので、あとは日本競馬独特の決め手勝負に対応できるかどうか。その1点に尽きよう。
②オネスト【B】
東京ダ単走(24日)。脚慣らし程度の内容。前肢のさばきこそ若干硬めだが、後肢の運びは比較的滑らか。欧州馬にありがちな重苦しさは感じない。鞍上と呼吸を合わせて折り合いはスムーズ。気合乗りも適度で、調整は順調に進んでいるように思える。課題は実戦に行っての追走力。こればかりは、やってみないとわからない。
③ヴェルトライゼンデ【B】
栗東坂路単走(23日)。中盤あたりまでは頭が少し右に向いていたが、軽く促されるときちんと体の中心に。首を上手に使って、フットワークは終始パワフルだった。脚元の関係からか、近2走の中間と同様にCW追いを挟んでいないのは気になるも、稽古の雰囲気は決して悪くない。この馬なりに整えてきた印象を受ける。
④トラストケンシン【D】
美浦坂路単走(23日)。2ハロン目から13秒そこそこのラップを並べたものの、四肢のさばきは硬く、鞍上の促しに対する反応も薄い。ラストでフワッと力を抜くような感じになっていたのも気になるところ。今回よりも良い走りを見せていた、2走前の目黒記念が12着。G1では厳しいか。
⑤グランドグローリー【C】
東京ダ単走(23日)。物見をするなど、少し集中力を欠く場面も。頭の位置が高く、鞍上の仕掛けに対する反応も薄い。馬場の違いはあれども、昨年5着時の最終追い(当時は白井ダ)で見せた力強い動き、ならびにレースでの走りとは明らかに異なる。国際厩舎の環境にまだ慣れていないのかもしれないが、何か不安を覚える内容だった。
⑥ヴェラアズール【A】
栗東CW単走(23日)。直線途中で馬自ら手前を右に戻し、鞍上に矯正される場面もあったが、右手前を多用する府中のG1に臨むことを思えば悪い材料ではない。手前替えによるロスも少なく、意外に器用な馬。頭は若干高いが、首と四肢の連動性が高い走りは見映えが良く、ガッツリ追えば弾けそうな余韻を残しているのもいい。好気配。
⑦テュネス【F】
東京ダ単走(24日)。15-15ペースのキャンターだが、映像で確認できるのはクールダウンに差し掛かってからの場面。メンタル的には問題がないように思えるが、これだけでは判断材料に乏しく、現段階(24日時点)で明確な判定は難しい。いずれにせよ、当日の気配はしっかり確認しておいたほうがいいだろう。
⑧デアリングタクト【B】
栗東坂路単走(23日)。全体時計は控えめも、ブレの少ないフォームで力強く登坂。ラストは少しラップを落としたが、今回は2ハロン目から13秒2→12秒4(前回の最終追いは14秒1→13秒3)を刻んできたので、酌量の余地はある。中1週で負荷をかけるという面では悪くない内容だった。それなりに動ける態勢とみたい。
⑨ユニコーンライオン【B】
栗東CW単走(23日)。中1週と間隔が詰まるので、長めからゆったりと走らせる内容。最後まで集中を切らすことなく駆け抜けた。筋肉質のタイプにありがちな硬さが出ていないのは良い傾向。走法的に今回の舞台がフィットするかはどうかも、体調自体は悪くなさそう。自分の競馬はできそうだ。
⑩ハーツイストワール【B】
美浦坂路併走(23日)。ラストが甘くなったが、それは前回も同じ。そもそも坂路において目立つ動きをするタイプではない。四肢のさばきには力感があり、前回と比べれば追い出しに対する反応も良くなっている。見映えこそ良くないが、デキ落ちという印象はない。まずまずの仕上がりではないか。
⑪カラテ【B】
栗東坂路単走(23日)。あまり首が前に出ず上体が高めの走法だが、それはいつものこと。折り合いをつけつつ、良い前進気勢を見せているし、後肢の使い方もいい。もう少し重心が沈めば言うことはないが、この馬とすれば速い水準のラップを刻んでおり、体調面の不安はなさそう。いい意味での平行線だろう。
⑫シャドウディーヴァ【C】
美浦坂路併走(23日)。活気はあるが、コーナーからラストまで手前を替えず、頭の位置も高め。首の振り幅が安定しておらず、推進力を上に逃す完歩も時折目につく。最後はステッキを入れて同入に持ち込むも、動きに際立つものはない。今回は期待よりも不安のほうが先立つ。
⑬テーオーロイヤル【B】
栗東CW単走(23日)。間隔が詰まるのでオーバーワークを避けた緩めの内容。ハミ取りこそ浅いが、もともとそういう馬なので、気にしなくてもいい。前回の中間時に見られた力みは薄れてきているし、体の使い方も悪くない。自身のパフォーマンスはきちんと示している印象。少なくとも、前回のデキを下回るということはない。
⑭ダノンベルーガ【B】
美浦南W単走(24日)。単走表記だが僚馬を先導する形の追い切り。全体時計こそ控えめも、前回と比べて発汗が減ったのはいい傾向。鞍上の促しに対する反応も悪くなく、加速後は大きなフットワークで走れていた。右後肢の不安を抱えながらも、丁寧に仕上げてきた印象。好調キープとみてよさそうだ。
⑮シャフリヤール【B】
栗東坂路併走(23日)。派手さはないが、リラックスしており、程よい活気もある。乗り手と呼吸が合い、折り合いはバッチリ。前回の中間と比べて体幹もしっかりしてきた。厳しく見ればもう少しキレが欲しいが、大きく割り引くほどではない。及第点の仕上がりだろう。
⑯リッジマン【C】
水沢ダ単走(23日)。ステッキまで入れて目一杯追ってきたが、肩の出がやや窮屈で前肢のさばきも硬く映る。そのぶん、鞍上のアクションの割に鋭さを欠いている印象。現状の走りで、府中の緩急ある競馬に対応できるかどうかは微妙なところ。過度の期待はかけにくい。
⑰ユーバーレーベン【C】
美浦南W併走(23日)。前回の中間よりも前肢周りの硬さが薄れてきているのは好感。その一方、肩ムチを何発か貰うなど、併せてからの反応は今一歩。もともと瞬時にグンと加速するタイプではないにせよ、もう少し前向きさが欲しいような気も。この1本でどこまで上向いてくるか。当日の気配を注視したい1頭ではある。
⑱ボッケリーニ【A】
栗東CW併走(23日)。1週前に7ハロンからハードに攻めた効果もあってか、当時の緩慢さが随分と解消されている。四肢のさばきが素軽くなり、体の使い方も良くなった。前向きな面を出しながらもタメは利いているし、ゴーサインに対する反応もいい。このひと追いでさらに上向く可能性もある。高く評価したい1頭だ。
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ヴェラアズール・渡辺調教師「直線の脚が一番のストロングポイント。万全の状態で臨める」
ヴェルトライゼンデ・池江調教師「前走を使って状態は上向き。うまく瞬発力を生かしたい」
オネスト・シャペ調教師「ゲート審査は順調にこなした。カイ食いも良く、調子は非常にいい」
カラテ・辻野調教師「天皇賞よりさらに良くなっている。状態はウチに来てから一番いい」
グランドグローリー・デュモン助手「昨年より来日後の回復が早い。調整は順調に進んでいる」
シムカミル・ファンタン厩務員「調子が上がってきた。馬体的にも精神的にも状態は良好」
シャドウディーヴァ・斎藤誠調教師「今週の一本で仕上がる。どんな形でも競馬はできる」
シャフリヤール・Cデムーロ騎手「前走より前向きで元気がいい。結果が出るように頑張る」
デアリングタクト・池水助手「状態は変わらずいい。マーカンド騎手で違う面が出てほしい」
テュネス・シールゲン調教師「輸送をこなし、ドイツにいるときと同じ状態。非常に満足」
テーオーロイヤル・菱田騎手「オーバーワークにならないように。改めて自信を持って臨む」
トラストケンシン・高橋文調教師「動きには満足。体調が上がって力を出せる状態にある」
ハーツイストワール・国枝調教師「体質が強くなって体がしっかり。チャンスはあると思う」
ボッケリーニ・池江調教師「前走で納得のいく競馬ができた。前が流れれば持ち味が生きる」
ユニコーンライオン・矢作調教師「中1週で上積みはどうかだが、逃げて強い。ペースを作る」
ユーバーレーベン・手塚調教師「過保護にせずバリバリやっている。前走より良くなっている」
リッジマン・千葉幸調教師「転入後2回使ってガラッと変わった。今回も期待どおりの動き」(夕刊フジ)
2012年以降の1~3着馬延べ30頭の馬齢をみると、3歳から7歳までの範囲で収まっている。ただし、6~7歳の好走(3着以内)は、過去のジャパンカップで2着以内の連対経験があった馬だけ。その点には注意が必要だろう。
(減点対象馬)
④トラストケンシン ⑤グランドグローリー ⑨ユニコーンライオン ⑩ハーツイストワール ⑪カラテ ⑫シャドウディーヴァ ⑯リッジマン ⑱ボッケリーニ
2012年以降の所属別成績は、美浦【2.3.1.34】、栗東【8.7.9.73】、外国・地方【0.0.0.29】。外国・地方勢は厳しい戦いを強いられている。また、美浦所属馬の複勝圏入りは、前走が2着以内だった馬のみ。前走3着以下敗退の関東馬も強調しづらい。
(減点対象馬)
①シムカミル ②オネスト ④トラストケンシン ⑤グランドグローリー ⑦テュネス ⑫シャドウディーヴァ ⑭ダノンベルーガ ⑯リッジマン ⑰ユーバーレーベン
2012年以降の3着以内馬延べ30頭の前走をクラス(レース格)で分けると、G1、G2の2パターンのみ。これ以外のステップで臨んだ馬は、複勝圏に達していない。
(減点対象馬)
④トラストケンシン ⑨ユニコーンライオン ⑯リッジマン
前走の着順に関しては、G1なら12着以内、G2の場合は4着以内がマスト。2012年以降、この条件を満たしていなかった馬は、いずれも4着以下に敗れている。
(減点対象馬)
③ヴェルトライゼンデ ⑫シャドウディーヴァ ⑬テーオーロイヤル
2012年以降の1~3着馬延べ30頭すべてに、芝2000m以上での重賞V歴または芝2000m以上のG1で連対(2着以内)経験があった。このレースで首位争いに加わるには、高いレベルの中~長距離実績が不可欠といえよう。
(減点対象馬)
④トラストケンシン ⑩ハーツイストワール ⑫シャドウディーヴァ ⑭ダノンベルーガ
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まずは外国馬について評価していく。今年は例年より多めの4頭が出走表に名を連ねたが、15年以上馬券になっていない点を無視することはできない。指数予想では未知なる存在には手を出しづらく、「初来日の外国馬については、来たらあきらめる」のスタンスで臨むのがベター。馬券の対象は日本馬を中心に考えるべきだろう。
取捨を判断する際は、古馬と3歳馬を分けて扱うのが効率的。古馬については、3着以内に入るのがほとんど6位以内なので、7位以下を割り引くのが基本といえる。一方の3歳馬、とくに古馬初対戦となるケースは指数が出にくいので、人気に注目すればOK。古馬と対等に戦えるとみなされている馬は軒並み上位人気に支持され、直近5年で馬券対象となった3歳馬はすべて5番人気以内という点で共通する。人気薄の3歳馬はノーマークで構わない。
これらの好走条件を満たすなかで推奨できる日本馬は、3歳馬ながらも2位にランクされている⑭ダノンベルーガ(100.0)、昨年3着の6位⑮シャフリヤール(98.9)、京都大賞典を快勝し鞍上にムーア騎手を迎えた5位⑥ヴェラアズール(99.1)の3頭。そして最後に、2年連続の参戦となる外国馬で、昨年5着の走りが評価されて堂々トップに立っている⑤グランドグローリー(101.1)をピックアップしておく。
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昨年はディープインパクト産駒の1番人気コントレイルが後続に2馬身差を付けて快勝。同産駒は12&13年と2連覇したジェンティルドンナ、15年ショウナンパンドラに続く勝利であり、ディープインパクトは種牡馬としてジャパンカップ最多勝利記録を更新する4勝目となった。なお、近年はリピート好走も目立つ傾向にあるが、コントレイルにおいても20年2着&21年1着と2年連続で連対していたことを気に留めておきたい。
近年はディープインパクトとハーツクライの2種牡馬が気を吐いているが、これにKingmambo系を加えた三つ巴状態にある。Kingmamboの直系は98年エルコンドルパサー、05年アルカセットと直仔2頭が勝利するほか、10年ローズキングダム(父キングカメハメハ)、18年&20年アーモンドアイ(父ロードカナロア)と孫、曾孫世代からも勝ち馬を出した。また、05年アルカセット、18年アーモンドアイの2頭は芝2400mのJRAレコードを更新するタイムで勝利していたことも念頭に置くべきだろう。
シャフリヤールは、父ディープインパクト×母ドバイマジェスティ(母の父Essence of Dubai)。昨年、種牡馬として最多勝タイ記録だったサンデーサイレンスを抜き、単独トップとなったディープインパクト。日本ダービー勝ち馬という肩書きはコントレイルと共通するが、本馬自身も昨年3着に好走していることを強調できるだろう。皐月賞を勝った全兄アルアインも古馬G1は5歳時の大阪杯で初制覇。本馬も一皮むける余地がありそうだ。
カラテは、父トゥザグローリー×母レディーノパンチ(母の父フレンチデピュティ)。日本で牝系の広がりを見せるロイヤルサツシユの末裔となるが、本馬の3代母ゴールデンサッシュの分枝からは、01年4着ステイゴールド、06年2着ドリームパスポート、15年1着ショウナンパンドラの3頭がジャパンカップでも上位入線を果たした。円熟の域に達して真価を発揮する血筋でもあり、キングカメハメハの直系であることを鑑みても侮れないか。
ヴェラアズールは、父エイシンフラッシュ×母ヴェラブランカ(母の父クロフネ)。フサイチホウオー、トールポピー、アヴェンチュラの甥にあたる血統。本馬は前走が重賞初挑戦ながら後続に2馬身半差を付ける快勝となったが、このファミリー特有の昇級戦を苦にしない勢いが垣間見える勝利でもあった。父はキングズベスト、Kingmamboへと遡る父系で、日本ダービー、天皇賞(秋)と東京のG1を2勝。父譲りの末脚は東京でこそ映えそうだ。
編集部(以下、編) 日曜日の大注目レースはジャパンカップです。
新良(以下、新) 今年は日本勢がやや小粒ですが、外国馬が4頭参戦しますし、騎手はハイレベルな面々が揃いましたので、非常に楽しみですね。
編 外国人騎手を中心に、乗り替わりも多く発生しております。
新 まさに、この企画向きのレース。選択肢が少ないとか、言い訳ができない状況ですので、やりがいがあります。
編 腕の見せ所というやつですね。期待しております。
新 乗り替わりの最先着馬を是が非でも指名したいです。
編 では、早速結論をお聞かせください。
新 戸崎圭太騎手からレーン騎手に乗り替わる③ヴェルトライゼンデに期待しています。
編 先週、G1を勝ちたてほやほやのレーン騎手。当然、気持ちは乗っているでしょうね。
新 間違いなく、心身ともに最高のリズムで今週を迎えることになるでしょう。
編 2週連続のG1制覇に期待するわけですね。
新 その可能性はおおいにあると思っています。
編 ヴェルトライゼンデとコンビを組むのは2回目で、6月の鳴尾記念では勝利を収めています。やはり、相性の良さが強調材料になるのでしょうか?
新 それも要素のひとつです。一度跨って勝っている実績は大きいですからね。でも、それ以上に注目しているのはコースです。
編 東京芝2400mという舞台がプラス要素になると。
新 大きなプラス要素になります。レーン騎手はこのコースで今年すでに5勝を挙げていて、6月には連勝を記録。もし、土曜日の7Rを勝てば、3連勝でジャパンカップを迎えることになります。
編 得意中の得意コースじゃないですか。
新 以前の来日時にもちゃんと結果を残しているので、いい印象を持っているコースであることは間違いないでしょう。G1では惜しいレースが続き、まだ勝てていないことからも、期する思いは大きいはずです。
編 言われてみると、ダービーやオークスであと一歩の競馬が続いていますね。
新 そうなんです。初来日の2019年はサートゥルナーリアでダービー4着、その翌年はサリオスでダービー2着、そして今年はスタニングローズでオークス2着と、もうひと押しのところで負けてしまっています。ジャパンカップは残された今年最後のチャンスですので、全身全霊で臨んでくるでしょう。
編 鞍上が申し分ないことはわかりました。となると、あとは馬ですね。
新 今年のメンバーレベルなら、馬券圏内に来てもまったくおかしくないと思います。コントレイルが勝ったダービーでは3着と、このコースでは結果を残していますし、左回りでは一度も馬券を外していません。ドリームジャーニー産駒なので右回り、とくに中山が得意そうなイメージですが、この馬はじつはサウスポーかもしれないんです。
編 であれば、変わり身が見込めそうですね。
新 前走のオールカマーは休み明けの叩き台かつ右回りなので、度外視していいでしょう。兄のワールドエースはケガを乗り越えて5歳で重賞勝利、ひとつ上の兄のワールドプレミアは、5歳で天皇賞(春)を制覇と、血統的にもさらなる成長に期待できます。
編 レーン騎手に大仕事をやってのけてほしいですね。
新 条件は完璧に揃いました。好枠も引きましたので、ロスなく立ち回って、上位争いに加わってもらいましょう。
日本競馬史上初の国際G1として、古くから東京競馬場を舞台に世界の強豪馬と日本代表との激闘が繰り広げられてきた。第1~3回(1981~1983年)は外国調教馬の強さに屈したが、第4回(1984年)はカツラギエースが一世一代の大逃げを打って粘り切り、日本調教馬として初制覇を果たしている。これまでに連覇を成し遂げたのは、第32~33回(2012~2013年)のジェンティルドンナただ1頭。そのほかの優勝馬を見ても、第29回(2009年)のウオッカ、第31回(2011年)のブエナビスタ、第35回(2015年)のショウナンパンドラ、第38&40回(2018&2020年)のアーモンドアイなど、総じて牝馬の活躍が目立つ。第26回(2006年)は同年の凱旋門賞で3位入線(のちに失格)に終わり、失意の秋を過ごしていたディープインパクトが貫禄のパフォーマンスを披露。勝利によって燻る思いを払拭し、引退レースとなる有馬記念へと向かうことになった。
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