ピンハイ(競走馬)

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写真一覧
現役 牝4 栗毛 2019年2月11日生
調教師田中克典(栗東)
馬主北畑 忍
生産者ヒダカフアーム
生産地浦河町
戦績 9戦[2-2-0-5]
総賞金9,201万円
収得賞金2,350万円
英字表記Pin High
血統 ミッキーアイル
血統 ][ 産駒 ]
ディープインパクト
スターアイル
レイテッド
血統 ][ 産駒 ]
ジャングルポケット
タックスシェルター
兄弟 セヴィルロアープロミット
市場価格
前走 2023/10/29 カシオペアステークス (L)
次走予定 2023/12/09 中日新聞杯 G3

ピンハイの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/10/29 京都 11 カシオペアS (L) 芝1800 168165.922** 牝4 55.0 高倉稜田中克典 416
(+12)
1.44.8 0.134.3⑦⑧アルナシーム
23/04/08 阪神 11 阪神牝馬S G2 芝1600 12687.4411** 牝4 55.0 高倉稜田中克典 404
(-2)
1.34.9 1.034.7⑥⑤サウンドビバーチェ
23/02/05 東京 11 東京新聞杯 G3 芝1600 16248.738** 牝4 55.0 坂井瑠星田中克典 406
(-6)
1.32.3 0.534.1⑧⑧ウインカーネリアン
22/11/13 阪神 11 エリザベス杯 G1 芝2200 182311.869** 牝3 54.0 川田将雅田中克典 412
(-2)
2.14.5 1.537.2⑥⑥⑤⑥ジェラルディーナ
22/10/16 阪神 10 西宮S 3勝クラス 芝1800 9881.811** 牝3 53.0 川田将雅田中克典 414
(+12)
1.44.3 -0.233.0⑦⑦ノースザワールド
22/05/22 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 1871551.5134** 牝3 55.0 高倉稜田中克典 402
(-4)
2.24.4 0.534.0⑩⑨⑩⑩スターズオンアース
22/04/10 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 183538.5135** 牝3 55.0 高倉稜田中克典 406
(-8)
1.33.0 0.133.4⑫⑬スターズオンアース
22/03/05 阪神 11 チューリップ G2 芝1600 1511229.8132** 牝3 54.0 高倉稜田中克典 414
(-6)
1.33.4 0.234.1⑩⑧ナミュール
21/10/10 阪神 4 2歳新馬 芝1400 143423.071** 牝2 54.0 高倉稜田中克典 420
(--)
1.23.0 -0.135.0⑪⑪ワンリオン

ピンハイの関連ニュース

【中日新聞杯】レース展望

2023年12月4日(月) 16:11

中京では土曜メインに中日新聞杯(9日、GⅢ、芝2000メートル)が組まれている。実力伯仲で馬券的にも面白い一戦だ。

カレンルシェルブル(栗東・安田翔伍厩舎、牡5歳)は小倉記念5着、福島記念3着と近2走で堅実に上位争いしている。追い込み脚質ゆえに展開に左右される面はあるものの、ローカルならば差し切れるだけの破壊力を持っている。6戦【2・1・2・1】と得意の中京で近走と同じハンデ57キロなら、重賞初制覇のチャンスだ。

同じく57キロのヤマニンサルバム(栗東・中村直也厩舎、牡4歳)は、前走のオクトーバーSでオープンクラス初勝利。逃げ切りだったが、控えても競馬はできるタイプだ。こちらも中京は5戦【4・0・0・1】と相性抜群。引き続き上位争いが見込めそうだ。

ホウオウビスケッツ(美浦・奥村武厩舎、牡3歳)は日本ダービー6着以来の実戦。前走は2番手から一度は先頭をうかがい、0秒2差に踏ん張る見せ場十分の内容だった。56キロ、久々でも要注目の一頭。

ドルチェモア(美浦・上原佑紀厩舎、牡3歳)=57キロ=は昨年の朝日杯フューチュリティSの勝ち馬。それ以降は好結果が出ていないが、転厩したことが刺激になって変わり身があるか。

一昨年のホープフルS優勝馬で昨年の覇者でもあるキラーアビリティ(栗東・斉藤崇史厩舎、牡4歳)がトップハンデ59キロ。今年の成績はひと息だが、侮れない。

ダービー6着以来だが、ホウオウビスケッツ(美浦・奥村武厩舎、牡3歳)=56キロ=も素質的にマークしたい存在。古豪ユーキャンスマイル(栗東・友道康夫厩舎、牡8歳)=58キロ、昨年の函館記念優勝馬ハヤヤッコ(美浦・国枝栄厩舎、牡7歳)=58・5キロ、カシオペアS2着のピンハイ(栗東・田中克典厩舎、牝4歳)=54キロ=なども上位を狙える。

【先取り!重賞出走馬最速診断】中日新聞杯2023 ラストランのユニコーンライオンなど、難解G3に好メンバーが集結 2023年12月4日(月) 11:00


週末の的中へ向け、いち早く重賞の出走予定馬を先取り! 今回は中日新聞杯に出走予定の9頭を診断します。


カレンルシェルブル
4走前に福島民報杯を勝ち、新潟記念10着、七夕賞9着、小倉記念5着と、着順ふるわず。ただ、不良馬場、スローペース、開幕週と酌量の余地ある内容だった。前走の福島記念は、開幕2週目ながらタフな馬場。差しの決まる流れのなか、後方から追い込み3着。条件が向けば。

カントル
前走の福島記念は、スタートの落馬で競走中止となり、仕切り直しの一戦。昨年の中日新聞杯は2番人気12着。立ち上がるようなスタートから、中団に位置を取るも、4角で盛んに手が動き、残り200mで苦しくなった。中京芝2000mは2勝クラス突破の舞台。今年は発馬を決めたい。

キラーアビリティ
昨年の中日新聞杯勝ち馬。最内枠からスタートはもうひとつ。1000m通過61秒9の緩い流れを、中団後方のインで脚を溜めた。直線は外へ進路を切り替え、狭いところを抜けながら、じりじりと伸びた。その後は馬券内好走ナシでも、G3の中距離戦なら能力は足りる。力を出し切れるなら。

ピンハイ
昨年のチューリップ賞2着馬。桜花賞5着、オークス4着と、クラシックでも上位に走った。今年前半は人気を裏切る形も、前走約半年ぶりのカシオペアS(L)を2着。大外枠から無理をせず中団につけ、しっかり伸びた。小柄な牝馬でプラス12キロも良かった。馬体重には気を配りたい。

ホウオウビスケッツ
今年のスプリングS2着馬。重馬場にしてはきつい流れを、前々から粘る強い競馬。キャリア2戦目、フリージア賞の後半1000mを57秒7で走るなど、基礎能力は高い。前走のダービーは、展開が向いたとはいえ、0.2秒差の6着。ダービー上位勢は、古馬と渡り合っているので期待。

ヤマニンサルバム
前走のオクトーバーS(L)は、最内からハナを切り1着。OP以下だと【5-4-4-1】。重賞だと【0-0-0-5】。オカルトだが、下級条件では枠順に恵まれ、重賞に入ると外目の枠を引きがち。大きく負けていないレースもあり、好位からロスなく回ってきたいタイプ。内枠を引き、人気がなければ。

ドルチェモア
昨年の朝日杯FS勝ち馬。好スタートを切り、行きたい馬を行かせ3番手。前半3ハロン34.1秒の流れを、ロスなく立ち回り、直線は前の2頭の外へ出し、追撃を凌いだ。そこから、5戦中4戦は2桁着順と、苦しい近況。相手は強いものの見せ場がなく、一気の距離延長もどうか。

スパイダーゴールド
未勝利から4連勝を決め、今年の新潟大賞典で1番人気を支持を受けるも16着。ただ、ここは不良馬場で参考外。前走の関越Sは、最内から好発を決め、中団前で流れに乗った。直線は、開幕週らしく内に寄る馬が多く、進路確保に手間取った。不利なく回れば、もう少しやれるはず。

ユニコーンライオン
今回32戦目がラストラン。2年前の宝塚記念2着、昨年の福島記念1着など、ハナに立ちマイペースだとしぶとい。直近2戦は番手でも、富士Sはマイル戦、福島記念は8枠16番、かつ内枠に同型テーオーシリウスがいた。ここもやることはひとつで、最後は内枠を引いてほしい。


(文・垣本大樹)

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【中日新聞杯】特別登録馬 2023年12月3日() 17:30

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【先取り!重賞出走馬最速診断】福島記念2023 連覇を狙うユニコーンライオン参戦!難解なハンデ戦を制するのは? 2023年11月6日(月) 11:00

週末の的中へ向け、いち早く重賞の出走予定馬を先取り! 今回は福島記念に出走予定の9頭を診断します。


アケルナルスター
2走前に函館芝1800mの3勝クラスを突破。速い時計の出る馬場、1000m通過60秒1の緩い流れ。初角11番手から向こう正面で捲りはじめ、4角では2番手。終始後方に構えたいた2、3着馬の追撃を凌いだ。前走のL競走も、同じように後方から捲って2着。小回りを動ける脚は魅力も、相手が上がってどこまで。

ウインピクシス
クイーンS2着馬。Aコース4日目の高速馬場、1000m通過59秒9の流れを、2枠2番から逃げ馬の後ろにつける絶好の展開。ロスなく運び、直線も逃げ馬の外へ1頭分動くだけ。最後は勝ち馬の決め手に屈したが、斤量差は4キロあった。それ以前2戦は、牝馬限定G3をいずれも外枠から8着、13着。内枠からスムーズに前へ行きたい。

カレンルシェルブル
福島民報杯勝ち馬。出遅れ気味のスタートから、道中は中団後方。前残りの流れのなか、4角ではかなり外を回っての差し切り。近2走は、いずれも上がり最速の脚を使いながら、展開が合わず凡走。今回逃げ馬が複数いるのはいいが、馬柱の数字ほどスパッと斬れる感じはなく、開催して日の浅い馬場でどこまで追い込めるか。

グリューネグリーン
昨年の京都2歳S勝ち馬。逃げる馬がおらずハナへ。道中息を入れながら走り、直線は真っすぐ走れていないが、アタマ差凌いだ。2着馬は、ホープフルSと札幌記念を2着へ走るトップナイフ。当馬はその後、世代重賞を5戦し2桁着順4回。しかし、古馬初対決となった前走のオクトーバーSは、出遅れから控え、しっかりと脚を伸ばし4着。復調傾向にはある。

シルトホルン
ラジオNIKKEI賞2着馬。好発から内の逃げ馬を行かせ番手へ。直線で逃げ馬を交わし、100m辺りで抜けたが、勝ち馬に競り負ける形。開幕週で1000m通過59秒7、前の止まりにくい馬場とペースもハマった。東京マイルに1分32秒3の走破時計を持ちつつ、距離延長に対応したのは収穫。前走は重馬場でも崩れておらず、スピードを活かせる馬場でさらに。

テーオーシリウス
小倉記念2着馬。単騎逃げ可能な組み合わせ、かつ1枠2番の絶好枠。楽にハナを切り、1000m通過は58秒7も、開幕週を考えるといいペース。直線は同じくロスなく運んだ馬に交わされたように、立ち回りの恩恵は大きかった。今回、開幕2週目はプラスも。ユニコーンライオンの登録はマイナス。

ノースザワールド
4走前の中山芝1800mで3勝クラスを突破。同クラスを勝ち上がるまでに8戦を要しており、その間に5戦連続2着がある。勝ち馬は、イズジョーノキセキピンハイエピファニーと、なかなか骨っぽい。前走の毎日王冠では12番人気6着、勝ち馬と0秒4差なら大健闘。人気はなくても、ローカルG3なら侮れない。

ホウオウエミーズ
七夕賞3着馬。発走後に最内の馬と接触する形から、いつもより前、中団に位置をとった。道中はロスなく運び、直線は馬群の間を割りよく伸びている。行きたい馬が揃いながら、流れが落ち着いたのも味方した。前走の新潟牝馬Sは1番人気2着も、直線の短い内回りで後方待機、4角では勝ち馬より外を回している。上がりのかかる流れなら、ここでも期待。

ユニコーンライオン
昨年の福島記念勝ち馬。同型が揃っていたが、1枠2番は大きく、押して押してハナへ。内が荒れた馬場のなか、1000m通過59秒4は楽ではなく、それでも終始伸びない内を通り続け逃げ切った。それ以降7戦は馬券内好走はなく、国内戦はすべて勝ち馬と1秒以上差のある敗戦。ただ、飛ばして逃げるタイプなので、展開へ与える影響は大きい。

(文・垣本大樹)

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【カシオペアS】アルナシームが力強く抜け出しV 鮫島克駿騎手は今日3勝目 2023年10月29日() 17:45

10月29日の京都11Rで行われたカシオペアステークス(3歳以上オープン、リステッド、芝・外1800メートル、別定、16頭立て、1着賞金=2800万円)は、鮫島克駿騎手の3番人気アルナシーム(牡4歳、栗東・橋口慎介厩舎)が前半1000mを57秒6のハイペースを好位で追走すると、馬群を縫うように抜け出て快勝。タイムは1分44秒7(良)。

勝ち馬の後ろから続くように追い上げたピンハイ(2番人気)が1馬身1/4差の2着に入り、さらにクビ差の3着には後方から追い込んだヤマニンサンパ(7番人気)が入った。

カシオペアSを勝ったアルナシームは、父モーリス、母ジュベルアリ、母の父ディープインパクトという血統。北海道安平・ノーザンファームの生産馬で、馬主はライオンレースホース(株)。通算成績は14戦5勝。

鮫島克駿騎手(1着 アルナシーム)「2歳の東京スポーツ杯の前から追い切りに乗せてもらっていて、年を重ねるにごとに成長を追ってきました。心身ともにかみ合ってきましたし、いいタイミングで乗せてもらいました。成長を感じます」

橋口慎介調教師(同)「すごくいい内容で思い描いたレースをジョッキーがしてくれました。ジョッキーが完璧でしたね。現状は折り合い面の心配がない1800メートルのワンターンが合っていますね。※今後は京都金杯(1月6日、京都、GⅢ、芝1600メートル)を視野」

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【カシオペアステークス】入線速報(京都競馬場) 2023年10月29日() 15:35

京都11R・カシオペアステークス(2回京都9日目 京都競馬場  芝・右外1800m サラ系3歳以上オープン)は、1番手11番アルナシーム(単勝6.0倍/3番人気)、2番手16番ピンハイ(単勝5.9倍/2番人気)で入線しています。

想定オッズは以下の通り。

馬連11-16(29.3倍) 馬単11-16(52.1倍)

更に詳しい情報はこちら→http://umanity.jp/racedata/race_8.php?code=2023102908020911
※着順・払戻金等の確定情報は、レース結果確定後にレース結果ページにてご覧頂けます。

(注=上記は確定前情報を含みます。成績、払戻金など正確な情報につきましては、必ず今後JRA(日本中央競馬会)から発表されるものと照合してください。)

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ピンハイの関連コラム

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東京新聞杯は内枠からスンナリ先手を取ったウインカーネリアンがそのまま押し切り勝ち。関屋記念以来の重賞2勝目を飾った。ウインカーネリアンは三浦騎手とのコンビで8勝目。好位から抜け出す正攻法スタイルが三浦騎手とは非常に合っているようだ。もっとも正攻法過ぎるがゆえに、大一番になるともうワンパンチ足りない印象もある。そこをどう補うのか…というのが人馬ともに課題になりそうだ。鞍上の三浦騎手は悲願のJRA・G1制覇を期して臨む予定だったフェブラリーSのお手馬ギルデッドミラーが残念ながら故障で回避→引退。この春はウインカーネリアンとのコンビで改めてG1初制覇に挑むことになるかもしれない。

ちなみに当コラムで期待したピンハイはいい位置を取ったが伸び切れず。久々のマイルの流れに戸惑ったのかもしれない。また最終的に本命にしたサクラトゥジュールは脚を使えず大敗。ピントハズレな予想になってしまった。

一方中京で行われたきさらぎ賞は今年も少頭数のスローとなり、直線は人気2頭の叩き合い。最後はフリームファクシが追いすがるオープンファイアを退けた。ただ、このレースが今後に繋がるかどうかはかなり微妙かもしれない。

かつてはスペシャルウィークナリタトップロードネオユニヴァースがこのレースをキッカケにダービーを制するなど出世レースとして知られたきさらぎ賞だが、近年は2016年のサトノダイヤモンド以降、下記の通り目立った活躍馬が出ていない。

【近年のきさらぎ賞勝ち馬】

2017年 アメリカズカップ
2018年 サトノフェイバー
2019年 ダノンチェイサー
2020年 コルテジア
2021年 ラーゴム
2022年 マテンロウレオ

その要因のひとつは、少頭数のスローになりやすいことだろう。上記の6年+今年のきさらぎ賞を含めた過去7年はいずれも少頭数で、最大でも2021年の11頭立て。スローが多いのも必然で、経験値として蓄積されにくい面がある。いわずもがなクラシックは基本的にフルゲートになる。少頭数のスローの経験しかない馬が、いきなり18頭立ての厳しい流れに放り込まれては、対応しきれないのも無理はない。

サトノダイヤモンドが勝った年も9頭立てじゃないかといわれるかもしれないが、だからこそ同馬くらいの圧倒的なパフォーマンス(楽々と3馬身半突き抜け無敗で制覇)を見せないとクラシックでは厳しいのだろう。もっとも、サトノダイヤモンドも2戦目で15頭立ての経験があった。

ちなみにスペシャルウィークが勝った1998年は16頭立て、ナリタトップロードが勝った1999年は15頭立て、ネオユニヴァースが勝った2003年は14頭立てだった。有力馬ほど直行ローテを選ぶケースが増え、総じて前哨戦の頭数が減る傾向にあり、その中で凋落著しいのがきさらぎ賞でもある。川田騎手騎乗でノーザンファーム生産、金子真人オーナーの重賞勝ち馬としてクラシックに出走してくれば当然注目を集めそうだが、相手関係や内容からはそれほど強調できるものではなかったことを覚えておきたい。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後は週末の注目馬で締めたい。今回は共同通信杯を取り上げる。現時点での狙いはコチラ。

シュタールヴィント戸崎圭太騎手)

素質馬が揃い相手関係は楽ではないが、穴で面白そうなのはシュタールヴィント。前走は勝ちに行ったことと急坂二千が少し長かったことでラスト失速。2戦目の勝ちっぷりは上々で、その時の舞台が今回と同じ東京芝1800m。好位から立ち回れるので、前々で勝負できれば今回の相手でも好勝負になって良い。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年2月3日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】シルクロードSはハイレベルも中京芝千二は枠次第の面/東京新聞杯展望
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シルクロードSは高松宮記念に向けて好メンバーが揃った一戦だったが、その中で接戦を制したのはナムラクレア北九州記念は不利、スプリンターズSではやや強引な仕掛けでラストの伸びが鈍ったが、今回は内枠で脚を溜めてタイミングよく抜け出すことができた。2着ファストフォースは持ち味のパワフルなフットワークでタフな中京芝を駆け上がり、昨年のセントウルSに続いて中京で穴激走。3着マッドクールはスンナリ先手を取り粘り込んだ。

高松宮記念を展望する上では敗戦組にも注目。大外枠から流れに乗れず4着に終わったトウシンマカオ、同じ外枠からスタートで後手を踏み流れに乗れなかった7着ウインマーベルは、立ち回り一つで上位との着順は詰まる、あるいはひっくり返すことも可能だろう。今のスプリント路線は昨年の高松宮記念スプリンターズSがともに大波乱になったように、枠順や馬場次第で大きく順番がひっくり返ることも多い。シルクロードSは好メンバーが揃ってはいたが、その順番は本番へ向けてまだ大きく変わる余地を残していそうだ。

もうひとつ、舞台となる中京芝1200mの傾向も改めて確認しておきたい。中京芝1200mは、2012年の開設当初は外からの差しが届くコースとして知られていた。ところが、年を経るごとに外枠の有利さがなくなっていき、近年はむしろ内枠の方がかなり有利になっている。

例えば、同舞台で7~8枠に入った馬の成績を見比べてみたい。2012年~の改装当初は明らかに好成績だが、近年はむしろ壊滅的な数字になっている。

・中京芝1200mの7~8枠の成績(※2023年は1回中京終了時点)

2012~2013年 勝率 8.9% 複勝率 25.5% 複勝回収率 102%
2020~2023年 勝率 4.9% 複勝率 13.2% 複勝回収率 36%

ご覧の通り、勝率複勝率はほぼ半減、複勝回収率に至っては3分の1近くまで落ち込んでいる。これを見れば、昨年8枠17番に入ったメイケイエールがいかに不利な条件だったかおわかりだろう。

同じコースでも時代が変われば傾向はまったく異なる。現時点ではトウシンマカオウインマーベルの巻き返しに期待したいが、最終的にはやはり当週の枠順発表を待つことになる。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後は週末の注目馬で締めたい。今回は東京新聞杯を取り上げる。現時点での狙いはコチラ。

ピンハイ坂井瑠星騎手)

ピンハイに注目。昨年のクラシック戦線では桜花賞で不利がなければあわやの5着、明らかに距離が長いと思われたオークスでも4着と大健闘。秋華賞は無念の賞金不足となってしまったが、G1戦線を大いに賑わせた。前走のエリザベス女王杯は外が伸びるタフな馬場になってしまい見せ場を作れずに終わってしまったが、本来の持ち場であるマイルならば本領発揮だろう。久々の分、人気面でも多少甘くなりそうで、今回は絶好の狙いどころとみる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2022年11月10日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック エリザベス女王杯2022
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



11月13日(日)阪神11R 第47回エリザベス女王杯(3歳以上G1・牝・芝2200m)

【登録頭数:23頭】(フルゲート:18頭)


<前走:秋華賞出走馬>(中3週)

スタニングローズ(1着、488kg(±0kg))<C>
この中間も坂路での調整。走りやすそうな馬場で行われた1週前追い切りでは、硬さが見られ前走時ほどの迫力がなく、上積みまではどうか。

ナミュール(2着、446kg(+20kg))<A>
前走は+20キロと馬体が増えていて、坂路での動きもやや重かった。この中間も坂路で追い切られているが、1週前追い切りでは迫力満点で力強く坂路を駆け上がる姿をアピール。前走からの上積みはかなり大きい。

ライラック(10着、432kg(-2kg))<B>
休み明け3戦目で今回も輸送が控えるが、この中間も長めから3本好タイムを計時、1週前には強めに追われて好時計をマークした。小柄な馬でこれだけ追えているだけでも、出来が良い証。




<前走:府中牝馬S出走馬>(中3週)

イズジョーノキセキ(1着、466kg(+6kg))<A>【優先出走馬】
追い切りではやや重さが残る動きだった前走を勝利。この中間、1週前追い切りでは初コンビを組むルメール騎手が騎乗して追われることはなかったが騎乗で追われたが、持ったままで楽に先着と出来は前走以上。

アンドヴァラナウト(3着、448kg(+14kg))<C>
馬体重の増減が大きい馬で、前走+14キロも馬体が戻っただけで、パドックではトモが寂しく細く映った。この中間は、1週前追い切りはCWで強めに追われて好時計をマークしている。ただ、日曜日の坂路での追い切りがいつもよりも軽めになっているあたりからすると、ちょっと強くやり過ぎたか。

クリノプレミアム(8着、496kg(+12kg))<C>
1週前は単走で動きは悪くなかったが、ここ2戦と比べると追い切りの時計が控えめ。あまり経験のない関西への輸送があるので、いつも通りではない点がマイナスになりそう。

アカイイト(10着、528kg(+16kg))<E>
昨年の勝ち馬で府中牝馬Sからのローテーションも一緒。相当大柄な馬で、昨年も今年も府中牝馬Sではかなり太く余裕がある馬体だった。昨年と違う点は、前走後の追い切り内容。府中牝馬S後に坂路でビシビシと強めに追われて好時計を連発していた昨年に対し、今年は馬なりでの調整のみとなっている。時計も平凡な内容のみで、明らかに昨年とは調整過程が異なっている。

ローザノワール(15着、476kg(+2kg))<C>
もともと追い切りでは速い時計の出る馬だが、1週前追い切りでは坂路で一杯に追われて好時計。ただ動きのほうに目を向けると、スピードが勝ったタイプとの印象はぬぐえず、初距離の2200mは長い感じがする。




<前走:オールカマー出走馬>(中6週)

ジェラルディーナ(1着、464kg(+6kg))<B>
この中間もCWで好時計が出ていて出来は変わりなく良さそう。ただ首が高めの走りで時計ほど終いの伸びはない感じ。

ウインキートス(3着、476kg(+2kg))<D>
昨年と同じオールカマーからの参戦も、1週前追い切りではいつもは使わないPコースでの追い切り。ここにきて、いつもと違う調整過程での仕上げはプラスにならない。

デアリングタクト(6着、484kg(+4kg))<A>
休み明けの前走時は単走での調整ばかりだったが、この中間は1週前に3頭併せで追い切られ、終い抜かせない勝負根性を示して良い動きを披露していた。前走を叩いての上積みが感じられる。




<前走:クイーンS出走馬>(3ヶ月半)

テルツェット(1着、436kg(+4kg))<C>
昨年同様クイーンSを勝っての参戦。1週前追い切りでは南Wで併せ馬で追われたが、終い伸びきれておらず、物足りない動きに感じられた。

ルビーカサブランカ(4着、474kg(-2kg))<D>
追い切りでは好時計が出て、併せ馬で先着することも多い馬だが、この中間は併せ馬での遅れが多い。1週前追い切りでも、軽量の見習い騎手が騎乗しているにもかかわらず、動きが重くモタモタした感じで、良い時の状態にはなさそう。




<前走:その他のレース出走馬>

ウインマリリン札幌記念:3着、488kg(+12kg)3ヶ月)<B>
札幌記念からの参戦で、この中間はかなり乗り込まれている。時計も優秀で出来は良さそう。ただ、関西圏での競馬は実績がなく割引。

フィオリキアリ札幌記念:8着、458kg(+8kg)3ヶ月)<D>【除外対象馬】
除外対象で、間隔が空いている割に乗り込み量が少なすぎる。

ウインマイティー京都大賞典:3着、486kg(+2kg)中4週)<B>
この中間もDPコースでいつも通りの調整。叩き2戦目での上積みも期待できそう。

ピンハイ(西宮S:1着、414kg(+12kg)中3週)<C>
前走では馬体が増えていたがそれでも小柄な馬で、この中間も坂路での時計は物足りない。上積みはあまり期待できそうにない。

マジカルラグーン(ヨークシャーオークス:5着、3ヶ月)<C>【外国馬】
外国馬でこの中間は速い時計は出していない。最終追い切りを芝コースで追われ、そこで良い動きを見せてくるようなら押さえたいところだが。

ホウオウエミーズ(新潟牝馬S:1着、448kg(±0kg)中2週)<A>
関東馬で、南Wコースで追われた1週前には、大外を手応え抜群に通って、併走相手を楽に突き放してみせた。前走勝ちの勢いそのままに、ここも出来良く迎えられそう。

ソフトフルート(新潟牝馬S:7着、502kg(+18kg)中2週)<D>【除外対象馬】
前走時馬体が大きく増えていた割に、この中間は金曜に馬なりでの追い切り1本。上積みは感じられない。

シャムロックヒル(新潟牝馬S:9着、510kg(+4kg)中2週)<C>【除外対象馬】
休み明け2戦目で、1週前追い切りでは好時計マークも、追われてからの反応がまだ鈍い。

サンテローズ(関ケ原S:1着、510kg(+10kg)中5週)<B>【除外対象馬】
この中間も坂路で好時計。速い時計を出す厩舎だが、動きも力強く出来は引き続き良さそう。

コトブキテティスアルゼンチン共和国杯:12着、444kg(±0kg)連闘)<D>【除外対象馬】
先週出走で、パドックでは好馬体を見せていた。ただ軽ハンデであの結果では、ここに入っても厳しい。



※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ナミュールイズジョーノキセキデアリングタクトホウオウエミーズの4頭をあげておきます。



◇今回は、エリザベス女王杯編でした。
エリザベス女王杯過去10年の連対馬を、ローテーションから見てみると最も間隔が空いていた馬が2020年勝ち馬のラッキーライラックで3ヶ月。その他の馬たちは、中6週以内にレースを使われていて、古馬は府中牝馬S勢が中心(10頭)、オールカマーが3頭の状況。3歳馬に関しては、秋華賞経由がほとんどで5頭、鳴滝特別からが1頭という結果になっていました。春からの休み明けで使ってくる馬が多くいる天皇賞(秋)秋華賞とは違い、前哨戦を一度使われて本番に臨んでくる馬が多い菊花賞に似た感じの傾向があるレースという印象です。
調教に関しては、連対馬20頭のうち、1週前に強めに追われていた馬は11頭、馬なりでの調整は9頭。そして最終追い切りに関しては、強めに追われていた馬が6頭、馬なりでの調整が14頭という内訳に。さらに過去10年の勝ち馬のみに絞って見てみると、1週前に強めに追われていた馬5頭、馬なり5頭、最終追い切りを強めに追われていた馬2頭、馬なり8頭となっています。
この結果から見えてくる、勝ち馬に向いている理想的な調整は、1週前に強めに追われて直前は馬なりで余裕を持たせた内容、ということになりそうです。なお、過去10年の勝ち馬の中で、最終追い切りで強めに追われていたクイーンズリングアカイイトに関しては、1週前、最終追い切りともに前走時から時計がガラリと良化し、明らかに変わり身が感じられるデキとなっていました。直前で強めに追われてきている馬に関しては、前走時の調教内容を上回っていることが条件となりそうです。
そして今年は、海外調教馬が1頭出走予定ですので、過去の外国馬の調教内容に関しても少し触れておきます。調べてみるとこのレースを連覇したスノーフェアリーは、2年連続京都の芝コースで追い切られていました。ダートコースで追い切られていたその他の外国馬は見せ場なく敗れていますので、外国馬に関してはレースと同コースで好内容の調教が行われていた場合に好走可能性ありとみて良いのかもしれません。
最後に今年の出走予定馬を見てみても、過去10年同様に秋華賞、府中牝馬S、オールカマーといった前哨戦を使われて本番に臨む馬が半分以上を占めており、上記ローテーション・データに当てはまる馬の好走が期待できそうです。予想の参考の一つにしていただければと思います。

👑今年のエリザベス女王杯は、競馬を最後まで愛されていたエリザベス女王陛下も日本の空の上から楽しんで頂ける、そんなレースになるのではないかと思っています。



エリザベス女王杯出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年10月21日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】21年前の祖母の無念を晴らす勝利/菊花賞展望
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秋華賞オークス2着馬スタニングローズが、坂井瑠星騎手の手綱に導かれて抜け出し。見事人馬ともにG1初制覇を果たした。スタニングローズは母がローザブランカ、その母がローズバドローズバドは21年前、スタニングローズと同じくオークスを2着した馬だったが、その後の秋華賞も2着。当時高校3年だった私も、本命にしていたのでよく覚えている。スタートで出遅れ後方からの競馬を強いられ絶望的かと思われたが、4コーナーで内を突いて伸びて来た。勝利したのは、当時としては珍しいオークスからの直行だったテイエムオーシャンだった。

21年の歳月を経て挑んだ孫・スタニングローズは、スタートを決めて好位で流れに乗り堂々の抜け出し。今や珍しくなくなったどころか、主流ローテともいえるオークスからの直行だったナミュールを封じて見せた。そして終わってみれば21年前と同じオークス1~3着馬が秋華賞でも上位3着までを独占。古くから知られるように、オークスの上位勢がそのまま秋華賞でも上位を占めるケースは、水準以上のレベルにあるとされる。ちなみにオークス4着ピンハイは、直前の西宮Sで古馬3勝クラスを制覇。こちらに出走が叶っていれば…と思われるような完勝だった。

もっとも、秋華賞馬はエリザベス女王杯になると意外な苦戦を強いられることも多い。近年もアカイトリノムスメクロノジェネシスは、久々の秋華賞を快勝しながら、次走のエリザベス女王杯では人気を裏切っている。昨年エリザベス女王杯で好走した3歳牝馬は、秋華賞では6着に留まっていたステラリアだった。今年も古馬混合戦となる次走は着順の入れ替わりがあるかもしれない。

それでは今回も、先週の競馬から次走狙えそうな馬を一頭挙げておきたい。

【次走狙い馬】モチベーション(土曜東京10レース・白秋S/5着)

札幌、中山で連勝して来た本馬にとって今回はこれまでとまるで異なる舞台。それでも相変わらずの立ち回りの上手さで直線もよく粘った。キャリアを重ねるごとに力をつけて来ており、レースぶりは父ガルボのようにしぶとく安定感がある。東京向きではないが、通常の立ち回りが生きるコースならすぐに巻き返せそうだし、東京でもマイルならもう少し楽にペースを刻めそうだ。次走は狙いたい。

菊花賞展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末は3歳3冠最終戦、菊花賞が行われる。今年はセントライト記念組に注目。勝ったガイアフォースは当然有力だが、穴馬なら…コチラ。

セイウンハーデス幸英明騎手)

注目したい穴馬はセイウンハーデスセントライト記念は好位から抜け出しを図ったものの、最後は伸びずバテず。それでもメンバーが揃った中での4着ならまずまずといえるだろう。やや集中力の面に課題があるようで、今回はブリンカーを着用して臨む模様。レースぶりを見てもスタミナは豊富で、母系はマンハッタンカフェ凱旋門賞馬エリシオの配合。長丁場の持久力戦になれば浮上の余地ありとみている。内寄りの枠を引いて上手く立ち回れればチャンスもありそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年5月19日(木) 09:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック オークス2022  
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



5月22日(日) 東京11R 第83回オークス優駿牝馬)(3歳G1・牝馬・芝2400m)

【登録頭数:21頭】(フルゲート:18頭)


<前走:桜花賞出走馬>(中5週)
スターズオンアース(1着、470kg(-4kg))<B>【優先出走馬】
この中間もいつも通り南Wでの調整。近走レースで騎手がコロコロ乗り替わっているところは気になるが、追い切りではここ2戦同様に杉原騎手が追い切りに騎乗してスムーズな走りを見せている。左回りのほうが行きたがる感じが少なく、時計も優秀で併せ馬でも先着と調整過程に問題はなさそう。

ウォーターナビレラ(2着、464kg(-14kg))<C>【優先出走馬】
前走はこれまでと違い直前も強めに追ってきて勝負気配があり、馬体重こそ大きく減っていたが太め感はなく仕上がりも良かった。この中間は、1週前に武豊騎手が騎乗して併せ馬で追われるも手応え抜群の併走相手に何とか併入と、動きに関して物足りない印象を受けた。

サークルオブライフ(4着、482kg(+6kg))<B>【優先出走馬】
この中間は日曜日も長めから速い時計を出していて、前走時以上の入念な乗り込み。1週前も南Wで好時計が出ており、久しぶりの関東での競馬で巻き返しに期待がもてる仕上り。

ピンハイ(5着、406kg(-8kg))<B>【優先出走馬】
前走は勝ち馬と同じような位置取りから、直線同じような伸び脚を見せての5着と予想以上に能力は高い。小柄な馬で乗り込み量は少ないが、1週前追い切りでは前半かなり遅いペースで行きたがるところを抑えつつ先着と、仕上がりは良く映る。長く良い脚を使うというよりは切れる脚がある馬で、距離延長での折り合いと終いの脚の使いどころが鍵になりそう。

ベルクレスタ(7着、460kg(-4kg))<A>【収得賞金順(⑦)】
ここ2戦は調教での遅れが多かったが、この中間は2週前、1週前と好時計で先着。動きを見ても、1週前は内を回ったとはいえ手応えに余裕のある先着で、やっと良い出来に戻ってきた感じ。

ナミュール(10着、426kg(-4kg))<A>【収得賞金順(①)】
この中間も牧場でギリギリまで調整しての帰厩。1週前追い切りでは坂路で抜群の伸び脚を見せていて、出来自体は今回も悪くない。2戦2勝の左回りで巻き返しが期待できそう。

プレサージュリフト(11着、460kg(-4kg))<B>【収得賞金順(③)】
この中間乗り込み量は少ないものの前走時よりも内容良化。1週前追い切りではスッと反応良く伸び、日曜日にも坂路でかなり速い時計を出している。関東での競馬はプラスになる。

ライラック(16着、426kg(+6kg))<D>【収得賞金順(③)】
1週前追い切りでは鞍上の手が激しく動いていたが、持ったままの併走馬に先着できず。走りに力強さもない。




<前走:フローラS出走馬>(中3週)
エリカヴィータ(1着、442kg(+4kg))<B>【優先出走馬】
1週前は南Wで追われる。首が高い走りだが力強さがあり、前走の反動は感じず。

パーソナルハイ(2着、456kg(-2kg))<D>【優先出走馬】
今年に入って3戦と使い詰めできている。この中間は坂路での時計が平凡で、終い伸びきれず。

シンシアウィッシュ(3着、428kg(-4kg))<D>【抽選対象馬(1/4頭)】
小柄で体重が減り続けている。この中間は軽めの調整となっていて上積みはなさそう。

ルージュエヴァイユ(5着、444kg(-6kg))<B>【収得賞金順(⑧)】
中3週もこの中間も週2本速い時計を出していて調整は順調。ただ走りが硬く、力強さがない。

ホウオウバニラ(7着、416kg(-10kg))<D>【抽選対象馬(1/4頭)】
小柄な馬が前走でさらに大きく馬体が減ってしまった。軽めの調整となった1週前追い切りでは、伸び脚も甘く映った。




<前走:フラワーC出走馬>(中8週)
スタニングローズ(1着、474kg(-2kg))<A>【収得賞金順(②)】
2歳時は重賞でも好走するも勝ち切れないレースが続いたが、今年に入ってからはキッチリと2連勝。賞金加算に成功し、前走から無理せずここを目標に順調な調整。坂路でも好時計が出ていて、良好な仕上がり。

ニシノラブウインク(2着、462kg(+6kg))<A>【収得賞金順(⑥)】
この中間、南Wで長めから好時計が出ていて前走以上の内容。1週前追い切りでも無理なく終い好時計と上積みが窺える。



<前走:その他のレース出走馬>
アートハウス(忘れな草賞:1着、474kg(+10kg)中5週)<A>【収得賞金順(⑤)】
2走前は乗り込み本数も少なくマイナス体重で馬体も緩かったが、前走時は乗り込み豊富でプラス体重も馬体が締まっていてデキがかなり違った。この中間も2週前、1週前とCWを長めから好時計マークと引き続きデキ良好。大外の内に併せて終いの抜群の伸び脚をアピールした1週前追い切りの動きからは前走以上を窺わせる。

シーグラス(忘れな草賞:6着、412kg(±0kg)中5週)<C>【収得賞金順(⑧)】
この中間は馬なりで軽めの調整。強めに追えないのは、今回は関東圏での競馬ということもあって馬体を減らしたくないところもあるのではないか。1週前追い切りは動き自体は悪くないものだったが。

コントディヴェール(スイートピーS:2着、464kg(-2kg)中2週)<C>【抽選対象馬(1/4頭)】
3戦連続関東圏での競馬で、今回も中2週で輸送を控える。調整は難しそうだが、1週前にしっかりと時計を出しており、タフなところはあるようで調子落ちは思ったほど見受けられなかった。

サウンドビバーチェチューリップ賞:4着、474kg(±0kg)中10週)<B>【収得賞金順(⑧)】
チューリップ賞から間隔が空いた割には乗り込み量は少ない。動きを見ても特に目立つところはないが、キッチリ先着を果たしていて出来自体は上々。この中間は坂路中心からCW中心の調整に変えてきているくらいなので、距離を意識しているところはありそう。

ラブパイロー(ミモザ賞:1着、474kg(+2kg)中7週)<D>【収得賞金順(⑧)】
前走から中7週となるが目立つ時計はなく、1週前の南Wでの追い切りも平凡な時計。

ルージュリナージュ(ミモザ賞:3着、424kg(-6kg)中7週)<D>【抽選対象馬(1/4頭)】
前走から間隔が空いたが、小柄な馬で乗り込み量は少なく、この中間は強めの追い切りがない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、スタニングローズアートハウスベルクレスタナミュールニシノラブウインクの5頭をあげておきます。



◇今回はオークス編でした。
時が過ぎていくのは早いもので、エリンコートが勝ったオークスから11年になります。そのとき生後3ヶ月半で初めて競馬場に行った長男も、小学6年生となりますのでそれだけ自分も歳をとったことになります。当時、競馬場の馬主席に招待してくださった本人が所有するエリンコートが勝利し、馬券も大当たりして、口取りにも参加させてもらえて、あの日の『奇跡』はこれだけ時間が過ぎた今でも鮮明に記憶に残っています。そして、その1年前にあの場所でその馬主さんとお話する機会がなければ、予想家くりーくは存在していなかったかもしれません。現在はコロナで自由に行動できませんしリモートで済んでしまうことも多くありますが、行動してその場所に行って目の前で会話することで得るものは計り知れません。ですので、これからもできる限り動き回って、いろんな場所に現れたいと思っています。



オークス出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年5月15日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年05月15日号】特選重賞データ分析編(306)~2022年オークス
閲覧 2,619ビュー コメント 0 ナイス 8



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 優駿牝馬オークス) 2022年05月22日(日) 東京芝2400m


<ピックアップデータ>

【出走数別成績(2018年以降)】
○5戦以内 [3-4-3-35](3着内率22.2%)
×6戦以上 [1-0-1-24](3着内率7.7%)

 キャリアが豊富過ぎる馬は過信禁物。出走数が6戦以上の馬は、2014年以降まで集計対象を広げても[1-0-2-60](3着内率4.8%)でした。今年はこの条件に引っ掛かっている実績馬が多いので、該当馬をどう扱うかが最大のポイントかもしれません。

主な「○」該当馬→エリカヴィータナミュールピンハイ
主な「×」該当馬→ウォーターナビレラサークルオブライフスターズオンアース


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【向かい風データ】

×「前走の馬体重が450kg未満」だった馬は2018年以降[0-1-1-24](3着内率7.7%)
主な該当馬→エリカヴィータナミュールピンハイ

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ピンハイの口コミ


口コミ一覧
閲覧 47ビュー コメント 0 ナイス 3

阪神ジュベナイルF G1
【指数】
1位   カルチャーデイ   90.3
2位   ナナオ   88.0
3位   コラソンビート   87.7
4位   ドナベティ   87.5
5位   ヒヒーン   86.4
番外😀
【金言】
😀キャットファイトの父はディスクリートキャット。代表産駒を探しても、アーリントンカップ勝ち馬のオオバンブルマイが浮かぶくらいで、当世クラシックの主流血統とは到底言い難い存在だ。だがこの馬の前走、アスター賞を見ると、彼女に血を超えた無限の可能性を感じる。人気にはならぬここが狙いだ


カペラステークス G3
【指数】
1位   ケイアイドリー   99.4
2位   リュウノユキナ   99.3
3位   オメガレインボー   97.4
4位   ベルダーイメル   97.4
5位   デュアリスト   97.2
番外😀
【金言】
😀オーロラテソーロは今をときめく“オーロラ”馬。馬名とはなんの関係もないが、近4走のレーティング平均値は102を超えており、ここでは実力上位と思われる。
残念ながら北海道のオーロラは見に行かれなかったが、ターフでオーロラが輝くのを見られるかもしれない


中日新聞杯 G3
【指数】
1位   ハヤヤッコ   99.4
2位   ユーキャンスマイル   98.1
3位   ヤマニンサルバム   97.9
4位   カレンルシェルブル   97.7
5位   ピンハイ   97.2
番外😀
【金言】
😀ホウオウビスケッツはダービー6着。実戦がダービー以来になるのは気になるところだが、ベラジオオペラの2着だったスプリングステークスも、6着日本ダービーもレーティングは110を超え、力だけならここでは確実に上位だ

 DEEB 2023年10月29日() 16:47
恥ずかしい馬予想2023.10.29[結果]
閲覧 105ビュー コメント 0 ナイス 5

東京10R ペルセウスステークス 3歳以上オープン(国際)(特指)
◎ 6 エーティーマクフィ…2着
○ 4 オメガレインボー…7着
▲ 1 ヘリオス…1着
△ 3 アルファマム…8着
[結果:アタリ○ 馬連 1-6 2,530円]

東京11R 天皇賞(秋) GⅠ 3歳以上オープン(国際)(指定)
◎ 7 イクイノックス…1着
○ 9 プログノーシス…3着
▲ 3 ドウデュース…7着
△10 ジャックドール…11着
×11 ☆アドマイヤハダル…6着
[結果:ハズレ×]

東京12R 秋嶺ステークス 3歳以上3勝クラス(混合)(特指)
◎11 ホワイトガーベラ…10着
○ 8 ハイアムズビーチ…4着
▲13 タイセイブレイズ…2着
△12 テーオーステルス…3着
× 2 レディフォース…8着
[結果:ハズレ×]

京都 9R 堀川特別 3歳以上2勝クラス(混合)[指定]
◎ 8 ドクタードリトル…3着
○ 9 マイネルメモリー…7着
× 4 ☆レアシャンパーニュ…8着
[結果:ハズレ×]

京都10R 古都ステークス 3歳以上3勝クラス(混合)[指定]
◎15 メイショウブレゲ…2着
○ 5 ホウオウエクレール…13着
▲14 サンセットクラウド…7着
△ 1 シホノスペランツァ…11着
× 2 エンドウノハナ…3着
× 8 ワープスピード…1着
[結果:アタリ○ 馬連 8-15 6,090円]

京都11R カシオペアステークス (L) 3歳以上オープン(国際)(特指)
◎13 ヴァリアメンテ…9着
○16 ピンハイ…2着
▲ 4 マテンロウスカイ…4着
△ 9 ヤマニンサンパ…3着
×11 アルナシーム…1着
[結果:ハズレ×]

新潟10R 鳥屋野特別 3歳以上2勝クラス(混合)[指定]
◎13 ★マテンロウガイ…3着
○11 ヤマニンエンディマ…6着
▲ 5 フライヤートゥルー…5着
△ 7 シゲルショウグン…13着
× 9 バンブーグローブ…9着
[結果:アタリ△ 複勝 260円]

新潟11R ルミエールオータムダッシュ (L) 3歳以上オープン(国際)(特指)
◎ 1 ロードベイリーフ…6着
○ 7 ☆マイヨアポア…9着
▲ 6 トレンディスター…17着
△ 5 トキメキ…11着
×17 クムシラコ…7着
×16 アジアノジュンシン…16着
☆15 シセイヒテン…18着
[結果:ハズレ×]

[今日の結果:8戦2勝5敗1分]
プラス終了できました。

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 キタクロ 2023年10月29日() 14:48
ピンハイ〜カペラステークス〜
閲覧 85ビュー コメント 0 ナイス 1

カシオペアステークスにピンハイが出走

馬体重はプラス12キロで416キロ

新馬戦の体重には及びませんが

3勝クラスを勝ったときと同じくらいに

鉄砲がけするタイプなので狙いたい

桜花賞、オークスて好走し

その後話題になったが

騒がれなくなったときこそ狙い時

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コメント一覧
2:
  海外にいても競馬はやめられない   フォロワー:8人 2023年4月8日() 17:48:20
良馬場差しで狙いたい
1:
  HELPRO   フォロワー:0人 2022年10月16日() 14:49:38
人材不足の証がこの鞍上。此奴がリーディングとはヤラセ以外の何物でも無い。ヤラセ2着が此奴の仕事。バカだわとは正しい見識。

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2023年10月29日カシオペアステークス (L)2着
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2023年10月29日 カシオペアステークス (L) 2着
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レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。