ピンハイ(競走馬)

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写真一覧
抹消  栗毛 2019年2月11日生
調教師田中克典(栗東)
馬主北畑 忍
生産者ヒダカフアーム
生産地浦河町
戦績14戦[2-2-1-9]
総賞金10,730万円
収得賞金2,350万円
英字表記Pin High
血統 ミッキーアイル
血統 ][ 産駒 ]
ディープインパクト
スターアイル
レイテッド
血統 ][ 産駒 ]
ジャングルポケット
タックスシェルター
兄弟 セヴィルロアープロミット
市場価格
前走 2024/10/26 MBS賞スワンS G2
次走予定

ピンハイの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/10/26 京都 11 MBSスワン G2 芝1400 1751053.91212** 牝5 55.0 高倉稜田中克典 424
(+16)
1.21.1 0.633.9⑮⑮ダノンマッキンリー
24/06/16 京都 11 マーメイドS G3 芝2000 162313.789** 牝5 54.0 北村友一田中克典 408
(-4)
1.58.0 0.834.5⑧⑪⑫⑫アリスヴェリテ
24/05/11 京都 11 都大路S (L) 芝1800 11113.724** 牝5 55.0 武豊田中克典 412
(+4)
1.45.4 0.633.6⑨⑧セオ
24/03/03 阪神 11 大阪城S (L) 芝1800 157133.2112** 牝5 54.0 高倉稜田中克典 408
(0)
1.46.3 0.934.9⑬⑩ステラヴェローチェ
23/12/09 中京 11 中日新聞杯 G3 芝2000 178158.443** 牝4 54.0 高倉稜田中克典 408
(-8)
1.58.9 0.134.1⑪⑪⑨⑧ヤマニンサルバム
23/10/29 京都 11 カシオペアS (L) 芝1800 168165.922** 牝4 55.0 高倉稜田中克典 416
(+12)
1.44.8 0.134.3⑦⑧アルナシーム
23/04/08 阪神 11 阪神牝馬S G2 芝1600 12687.4411** 牝4 55.0 高倉稜田中克典 404
(-2)
1.34.9 1.034.7⑥⑤サウンドビバーチェ
23/02/05 東京 11 東京新聞杯 G3 芝1600 16248.738** 牝4 55.0 坂井瑠星田中克典 406
(-6)
1.32.3 0.534.1⑧⑧ウインカーネリアン
22/11/13 阪神 11 エリザベス杯 G1 芝2200 182311.869** 牝3 54.0 川田将雅田中克典 412
(-2)
2.14.5 1.537.2⑥⑥⑤⑥ジェラルディーナ
22/10/16 阪神 10 西宮S 3勝クラス 芝1800 9881.811** 牝3 53.0 川田将雅田中克典 414
(+12)
1.44.3 -0.233.0⑦⑦ノースザワールド
22/05/22 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 1871551.5134** 牝3 55.0 高倉稜田中克典 402
(-4)
2.24.4 0.534.0⑩⑨⑩⑩スターズオンアース
22/04/10 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 183538.5135** 牝3 55.0 高倉稜田中克典 406
(-8)
1.33.0 0.133.4⑫⑬スターズオンアース
22/03/05 阪神 11 チューリップ G2 芝1600 1511229.8132** 牝3 54.0 高倉稜田中克典 414
(-6)
1.33.4 0.234.1⑩⑧ナミュール
21/10/10 阪神 4 2歳新馬 芝1400 143423.071** 牝2 54.0 高倉稜田中克典 420
(--)
1.23.0 -0.135.0⑪⑪ワンリオン

ピンハイの関連ニュース

2019年ダノンファンタジー(父ディープインパクト)、2020年マルターズディオサ(父キズナ)、2021年メイケイエール(父ミッキーアイル)と2019~21年はディープインパクトの直系が3連覇を果たした。その後も、2022年は13番人気のピンハイ(父ミッキーアイル)が2着に激走し、2023年は7番人気のモズメイメイ(父リアルインパクト)が勝利をつかんでいる。同系統の初出走となった2011年以降、2017年と2024年を除けば少なからず1頭以上が3着以内に好走していることは念頭に置くべきだろう。

ほか、2021年は父系と母系の両方でDanzigの血脈を持つメイケイエールとエリザベスタワーの2頭が同着勝利。2022年1着ナミュール、2023年1着モズメイメイも然り、近年はデインヒルを筆頭にDanzigの重要度が増している印象を受ける。

ノクナレアは、父ミッキーアイル×母ララア(母の父Tapit)。これまでに出走した同産駒は、21年5着シャーレイポピー、21年1着メイケイエール、22年2着ピンハイと全頭が掲示板内に入線し、出走機会では連続連対が続いている。父はディープインパクト直仔かつ母の父がDanzig直系のロックオブジブラルタルとなるため、血統傾向からも動向を注視したい種牡馬といえるだろう。本馬は半姉2頭が重賞勝ち馬とポテンシャルも申し分ない。

ビップデイジーは、父サトノダイヤモンド×母ローズベリル(母の父キングカメハメハ)。同産駒は初出走となるものの、前述したミッキーアイルの種牡馬実績を鑑みれば、「父ディープインパクト×母の父Danzig系」という父の血統構成には惹かれるものがある。また、本馬は母系でもDanzigの血を引くため、父系と母系の双方で同血脈を持つ配合も興味深い。近親に重賞勝ち馬がズラリと並ぶ一族であり、阪神JFで2着の実績も本物だろう。


【血統予想からの注目馬】
ノクナレア ⑨ビップデイジー


【スワンS】レースを終えて…関係者談話 2024年10月27日() 04:48

武豊騎手(オフトレイル2着)「折り合いに専念して、うまく前半を運べました。この距離は合いそうですね」

◆藤岡騎手(トゥラヴェスーラ3着)「コンディションは良かったです。期待以上に差し込んでくれていい内容でした」

◆田口騎手(ノーブルロジャー4着)「リズムよく運べ、最後まで脚をつかってくれました」

◆斎藤騎手(シングザットソング5着)「少しいつもと違った形になりましたが、ポジションは取りやすかったです」

◆三浦騎手(ウインカーネリアン6着)「番手の馬に早めにこられたぶん、最後は甘くなりました」

♦横山典騎手(マテンロウオリオン7着)「よく頑張ったんじゃないか」

◆今村騎手(セルバーグ8着)「もうひと工夫する競馬をしたかったです。1400メートルに対応できて成長は感じました」

◆シュタルケ騎手(ダノンスコーピオン9着)「前が狭くなったのは残念です。追い出してから脚は使ってくれました」

◆C・デムーロ騎手(アグリ10着)「スタートがすごく速く、直線もいい手応えでしたが、最後の1ハロンは止まってしまいました」

♦岩田望騎手(バースクライ11着)「1ハロン長い感じがありました。得意の1200メートルならもっといい競馬ができるはずです」

◆高倉騎手(ピンハイ12着)「しまいの脚は使ってくれていますが、最後は同じ脚色になってしまいました」

◆西村淳騎手(クランフォード13着)「初めての重賞でしたからね。いい経験になったと思います」

◆北村友騎手(キングエルメス14着)「久々でしたが、しっかりと道中はついて回れていました。よく頑張ってくれています」

◆鮫島駿騎手(スズハローム15着)「扉が曲がるぐらい突進していました。気持ちの波が激しいタイプなのでアクシデントが痛かったです」

◆団野騎手(サーマルウインド16着)「雰囲気も良かったので自信を持ってレースに臨みましたが、敗因がわかりません」

◆幸騎手(ジョウショーホープ17着)「緩い馬場がよくないのか、4コーナーでノメって進んでいきませんでした」

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【スワンS2024ほか】回収率予報ニュース! 2024/10/26(土)版 2024年10月26日() 09:00

≪2024/10/26(土) 買ってはいけない スワンSアルテミスSほか≫

「買ってはいけない」とは・・・予測回収率が低く、文字通り馬券購入の際には避けることをおすすめする馬。
なお、予測回収率が高い馬は回収率予報官プロ提供予想内「一言コメント」および「コメント」欄に記載しています。

メインレースの単勝の予測回収率が低い馬です。
馬券購入の際には避けることをおすすめします。
(2022~23年実績:1,800件中/1着62件/払戻86,900円/回収率48%)

■ 新潟 11R  芝2000m 3歳上3勝クラス 15:25 魚沼ステークス
 ⑤ 50% 50.9倍(9) マイネルカンパーナ
 ⑥ 60% 26.2倍(7) ナックイルシーブ
 ⑦ 50% 10.7倍(5) グランドカリナン
 ⑨ 60% 52.8倍(10) マテンロウマジック

■ 京都 11R  芝1400m 3歳上オープン 15:35 G2 スワンS
 ⑥ 60% 9.3倍(6) オフトレイル
 ⑩ 50% 38.0倍(14) ピンハイ
 ⑮ 50% 117.7倍(17) マテンロウオリオン

■ 東京 11R  芝1600m 2歳オープン 15:45 G3 アルテミスS
 ⑨ 60% 207.2倍(11) ザラタン

・買ってはいけない 各レースの人気馬

各レースの出走馬で、単勝オッズ6.0以下かつ予測回収率60%以下の一覧です。
(2022~23年実績:1,383件中/1着210件/払戻76,850円/回収率56%)

東京 02R ④ 60% 5.9倍(3) リアライズオーラム
新潟 09R ⑭ 60% 5.3倍(1) ツルマウカタチ
東京 10R ⑦ 60% 3.1倍(2) リッケンバッカー
新潟 12R ⑧ 50% 3.4倍(1) スカイキャンバス


≪2024/10/26(土) 単勝万馬券を狙え≫

対象レースの単勝の予測回収率90%以上の出走馬で最もオッズの高い馬です。
単勝以外の券種でも、この馬を絡めるとオトクですよ。
(2022年7月30日札幌11R、1着フォーワードアゲン/単勝払戻13,420円)

新潟 07R ⑧ 90% 104.7倍(13) ザロック


※表は左から、レース、馬番、予測回収率、単勝オッズ、人気順、馬名です。
※オッズはデータ作成時点のものです。
※オッズや人気順が変わっても予測回収率は変わりません。

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【スワンS2024】有名人の予想に乗ろう! 関西地区におけるマイルCSの前哨戦!あの人の見解は!? 2024年10月26日() 05:30


【原奈津子】
◎⑨ウインカーネリアン
○⑭アグリ
▲⑩ピンハイ

【三浦拓実】
注目馬
アグリ

【中野雷太】
◎④クランフォード

※敬称略・順不同

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【スワンS2024】ROBOTIPの勝率予測 騎手重視予測からは武豊騎手騎乗のオフトレイルから勝負 2024年10月25日(金) 12:00

こんにちは。ウマニティのROBOTIP開発プロジェクトメンバーの劉備です。
土曜重賞のスワンS(G2)は、わたくし劉備が担当させていただきます。

わたくし劉備ROBOTIP設定は騎手を重視しますので「競走馬」30%、「騎手」70%を基本ベースとしています。適性については、レース条件に応じて、騎手の「距離」、「トラック」、「周回方向」、「G前の坂の有無」の各適性を配合していきます。補正は、レース条件に関係なく「斤量」「調教評価」の2点を補正ONにします。
これが劉備のROBOTIP設定の基本方針となります。

さて、今回のスワンSの舞台となる京都芝1400mは、外回りのコーナーを2つ回るコース。ここはそんな舞台を考慮して、距離適性70%、トラック適性30%のセッティングといたしました。

この設定によって算出された勝率予測は以下の通りとなります。

劉備ROBOTIPが弾き出したスワンS全馬の勝率
(順位・馬番・馬名・勝率)

1 ⑥オフトレイル    13.65%
2 ⑤トゥラヴェスーラ  8.93%
3 ③キングエルメス   8.79%
4 ⑰ダノンマッキンリー 8.45%
5 ④クランフォード   8.24%
6 ⑦バースクライ    6.14%
7 ⑫ダノンスコーピオン 5.66%
8 ⑨ウインカーネリアン 5.37%
9 ⑭アグリ       5.28%
10 ⑮マテンロウオリオン 5.26%
11 ⑧スズハローム    5.09%
12 ②ジョウショーホープ 4.57%
13 ①サーマルウインド  4.20%
14 ⑪シングザットソング 4.00%
15 ⑬ノーブルロジャー  3.69%
16 ⑩ピンハイ      1.98%
17 ⑯セルバーグ     0.69%

ROBOTIPの基本的な考え方は、平均勝率(17頭立ての場合は5.88%)を上回る馬のみを馬券対象としますので、今回のスワンSでは上位6頭までが対象馬となります。
勝率の差で隊列を組むと以下の並びになります。

⑥>>⑤③⑰④>⑦

ご覧の通りオフトレイル武豊)が勝率予測で唯一10%台でトップ評価と相成りました。馬券はオフトレイルから流した以下の馬単計10,000円(6点)で勝負いたします。

【劉備のスワンS勝負馬券】
単勝

3,000円

馬単ながし
⑥→③④⑤⑰
4点×各1,500円=6,000円
⑥→⑦
1,000円

**************************************
ROBOTIPは自分の競馬予想理論に従って6つの能力指数(競走馬・騎手・血統・調教師・馬主・生産者)と、5つの適性(距離・トラック・馬場状態・周回方向・G前の坂)を自由に配合して出走馬の勝率を予測するロボットです。
ROBOTIPはウマニティに会員登録(無料)すると無料でご利用頂けます。
⇒詳しくはこちらへ!
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【スワンS2024】過去10年の重賞データ分析 スズハロームなど、計5頭が5項目チェックをオールクリア 2024年10月25日(金) 12:00


【馬齢】
京都施行の直近10回(2012~2020、2023年)における1~3着馬の馬齢をみると、3歳から6歳までの間となっている。ただし、芝マイル重賞で3着以内の好走歴がない3歳馬が、当レースで複勝圏入りした例はゼロ。そのあたりには配慮が必要だろう。

(減点対象馬)
クランフォード ⑤トゥラヴェスーラ ⑥オフトレイル ⑨ウインカーネリアン ⑰ダノンマッキンリー

【性別】
京都で施行された直近10回、牡・せん馬の【9.9.7.95】に対し、牝馬は【1.1.3.31】と劣勢。なお、後者の2着連対圏入りは、牡牝混合のG1・G2連対(2着以内)経験馬のみ。この条件を満たしていない牝馬は、過信禁物とみておきたい。

(減点対象馬)
サーマルウインド ④クランフォード ⑦バースクライ ⑩ピンハイ ⑪シングザットソング

【所属】
京都施行の直近10回の所属別成績は、美浦【3.2.0.31】、栗東【7.8.10.94】。連対(2着以内)率の面では大差がない。その一方、前者の2着連対圏入りは、G1かG2で3着以内の好走歴を有していた馬に限られる。気にとめておきたい傾向といえよう。

(減点対象馬)
サーマルウインド ⑨ウインカーネリアン

【近走成績】
京都で施行された直近10回、近2走とも10着以下に敗れていた馬が、当レースで3着以内に入った事例は皆無となっている。巻き返しの目立つレースではあるが、さすがに大敗続きの馬は評価を下げたほうがよさそうだ。

(減点対象馬)
バースクライ ⑫ダノンスコーピオン ⑮マテンロウオリオン

【OPクラス実績】
京都施行の直近10回の1~2着馬延べ20頭には、芝の重賞での3着以内歴、もしくは芝のOP特別において1着経験があった。この条件を満たしていない馬は、連対(2着以内)候補として推しづらい印象を持つ。

(減点対象馬)
ジョウショーホープ ④クランフォード


【データ予想からの注目馬】
上記5項目で減点がないのは、③キングエルメス、⑧スズハローム、⑬ノーブルロジャー、⑭アグリ、⑯セルバーグの5頭。

まず推奨したいのは、⑧スズハローム。京都施行の直近10回、同年の京王杯SCで3着以内に好走していた6歳以下の馬は【1.2.1.1】と高確率で馬券(3着以内)に絡んでいる。最上位評価に値する存在だ。

京都施行の直近10回、2歳・3歳限定を除いた芝1400mの重賞で、勝ち星のある5歳以下の馬は【1.2.2.5】。それに該当する、⑭アグリを次位評価。以下、③キングエルメス、⑬ノーブルロジャー、⑯セルバーグらが続く。

<注目馬>
スズハローム ⑭アグリ ③キングエルメス ⑬ノーブルロジャー ⑯セルバーグ

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ピンハイの関連コラム

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東京新聞杯は内枠からスンナリ先手を取ったウインカーネリアンがそのまま押し切り勝ち。関屋記念以来の重賞2勝目を飾った。ウインカーネリアンは三浦騎手とのコンビで8勝目。好位から抜け出す正攻法スタイルが三浦騎手とは非常に合っているようだ。もっとも正攻法過ぎるがゆえに、大一番になるともうワンパンチ足りない印象もある。そこをどう補うのか…というのが人馬ともに課題になりそうだ。鞍上の三浦騎手は悲願のJRA・G1制覇を期して臨む予定だったフェブラリーSのお手馬ギルデッドミラーが残念ながら故障で回避→引退。この春はウインカーネリアンとのコンビで改めてG1初制覇に挑むことになるかもしれない。

ちなみに当コラムで期待したピンハイはいい位置を取ったが伸び切れず。久々のマイルの流れに戸惑ったのかもしれない。また最終的に本命にしたサクラトゥジュールは脚を使えず大敗。ピントハズレな予想になってしまった。

一方中京で行われたきさらぎ賞は今年も少頭数のスローとなり、直線は人気2頭の叩き合い。最後はフリームファクシが追いすがるオープンファイアを退けた。ただ、このレースが今後に繋がるかどうかはかなり微妙かもしれない。

かつてはスペシャルウィークナリタトップロードネオユニヴァースがこのレースをキッカケにダービーを制するなど出世レースとして知られたきさらぎ賞だが、近年は2016年のサトノダイヤモンド以降、下記の通り目立った活躍馬が出ていない。

【近年のきさらぎ賞勝ち馬】

2017年 アメリカズカップ
2018年 サトノフェイバー
2019年 ダノンチェイサー
2020年 コルテジア
2021年 ラーゴム
2022年 マテンロウレオ

その要因のひとつは、少頭数のスローになりやすいことだろう。上記の6年+今年のきさらぎ賞を含めた過去7年はいずれも少頭数で、最大でも2021年の11頭立て。スローが多いのも必然で、経験値として蓄積されにくい面がある。いわずもがなクラシックは基本的にフルゲートになる。少頭数のスローの経験しかない馬が、いきなり18頭立ての厳しい流れに放り込まれては、対応しきれないのも無理はない。

サトノダイヤモンドが勝った年も9頭立てじゃないかといわれるかもしれないが、だからこそ同馬くらいの圧倒的なパフォーマンス(楽々と3馬身半突き抜け無敗で制覇)を見せないとクラシックでは厳しいのだろう。もっとも、サトノダイヤモンドも2戦目で15頭立ての経験があった。

ちなみにスペシャルウィークが勝った1998年は16頭立て、ナリタトップロードが勝った1999年は15頭立て、ネオユニヴァースが勝った2003年は14頭立てだった。有力馬ほど直行ローテを選ぶケースが増え、総じて前哨戦の頭数が減る傾向にあり、その中で凋落著しいのがきさらぎ賞でもある。川田騎手騎乗でノーザンファーム生産、金子真人オーナーの重賞勝ち馬としてクラシックに出走してくれば当然注目を集めそうだが、相手関係や内容からはそれほど強調できるものではなかったことを覚えておきたい。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後は週末の注目馬で締めたい。今回は共同通信杯を取り上げる。現時点での狙いはコチラ。

シュタールヴィント戸崎圭太騎手)

素質馬が揃い相手関係は楽ではないが、穴で面白そうなのはシュタールヴィント。前走は勝ちに行ったことと急坂二千が少し長かったことでラスト失速。2戦目の勝ちっぷりは上々で、その時の舞台が今回と同じ東京芝1800m。好位から立ち回れるので、前々で勝負できれば今回の相手でも好勝負になって良い。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年2月3日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】シルクロードSはハイレベルも中京芝千二は枠次第の面/東京新聞杯展望
閲覧 1,470ビュー コメント 0 ナイス 2


シルクロードSは高松宮記念に向けて好メンバーが揃った一戦だったが、その中で接戦を制したのはナムラクレア北九州記念は不利、スプリンターズSではやや強引な仕掛けでラストの伸びが鈍ったが、今回は内枠で脚を溜めてタイミングよく抜け出すことができた。2着ファストフォースは持ち味のパワフルなフットワークでタフな中京芝を駆け上がり、昨年のセントウルSに続いて中京で穴激走。3着マッドクールはスンナリ先手を取り粘り込んだ。

高松宮記念を展望する上では敗戦組にも注目。大外枠から流れに乗れず4着に終わったトウシンマカオ、同じ外枠からスタートで後手を踏み流れに乗れなかった7着ウインマーベルは、立ち回り一つで上位との着順は詰まる、あるいはひっくり返すことも可能だろう。今のスプリント路線は昨年の高松宮記念スプリンターズSがともに大波乱になったように、枠順や馬場次第で大きく順番がひっくり返ることも多い。シルクロードSは好メンバーが揃ってはいたが、その順番は本番へ向けてまだ大きく変わる余地を残していそうだ。

もうひとつ、舞台となる中京芝1200mの傾向も改めて確認しておきたい。中京芝1200mは、2012年の開設当初は外からの差しが届くコースとして知られていた。ところが、年を経るごとに外枠の有利さがなくなっていき、近年はむしろ内枠の方がかなり有利になっている。

例えば、同舞台で7~8枠に入った馬の成績を見比べてみたい。2012年~の改装当初は明らかに好成績だが、近年はむしろ壊滅的な数字になっている。

・中京芝1200mの7~8枠の成績(※2023年は1回中京終了時点)

2012~2013年 勝率 8.9% 複勝率 25.5% 複勝回収率 102%
2020~2023年 勝率 4.9% 複勝率 13.2% 複勝回収率 36%

ご覧の通り、勝率複勝率はほぼ半減、複勝回収率に至っては3分の1近くまで落ち込んでいる。これを見れば、昨年8枠17番に入ったメイケイエールがいかに不利な条件だったかおわかりだろう。

同じコースでも時代が変われば傾向はまったく異なる。現時点ではトウシンマカオウインマーベルの巻き返しに期待したいが、最終的にはやはり当週の枠順発表を待つことになる。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後は週末の注目馬で締めたい。今回は東京新聞杯を取り上げる。現時点での狙いはコチラ。

ピンハイ坂井瑠星騎手)

ピンハイに注目。昨年のクラシック戦線では桜花賞で不利がなければあわやの5着、明らかに距離が長いと思われたオークスでも4着と大健闘。秋華賞は無念の賞金不足となってしまったが、G1戦線を大いに賑わせた。前走のエリザベス女王杯は外が伸びるタフな馬場になってしまい見せ場を作れずに終わってしまったが、本来の持ち場であるマイルならば本領発揮だろう。久々の分、人気面でも多少甘くなりそうで、今回は絶好の狙いどころとみる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2022年11月10日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック エリザベス女王杯2022
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



11月13日(日)阪神11R 第47回エリザベス女王杯(3歳以上G1・牝・芝2200m)

【登録頭数:23頭】(フルゲート:18頭)


<前走:秋華賞出走馬>(中3週)

スタニングローズ(1着、488kg(±0kg))<C>
この中間も坂路での調整。走りやすそうな馬場で行われた1週前追い切りでは、硬さが見られ前走時ほどの迫力がなく、上積みまではどうか。

ナミュール(2着、446kg(+20kg))<A>
前走は+20キロと馬体が増えていて、坂路での動きもやや重かった。この中間も坂路で追い切られているが、1週前追い切りでは迫力満点で力強く坂路を駆け上がる姿をアピール。前走からの上積みはかなり大きい。

ライラック(10着、432kg(-2kg))<B>
休み明け3戦目で今回も輸送が控えるが、この中間も長めから3本好タイムを計時、1週前には強めに追われて好時計をマークした。小柄な馬でこれだけ追えているだけでも、出来が良い証。




<前走:府中牝馬S出走馬>(中3週)

イズジョーノキセキ(1着、466kg(+6kg))<A>【優先出走馬】
追い切りではやや重さが残る動きだった前走を勝利。この中間、1週前追い切りでは初コンビを組むルメール騎手が騎乗して追われることはなかったが騎乗で追われたが、持ったままで楽に先着と出来は前走以上。

アンドヴァラナウト(3着、448kg(+14kg))<C>
馬体重の増減が大きい馬で、前走+14キロも馬体が戻っただけで、パドックではトモが寂しく細く映った。この中間は、1週前追い切りはCWで強めに追われて好時計をマークしている。ただ、日曜日の坂路での追い切りがいつもよりも軽めになっているあたりからすると、ちょっと強くやり過ぎたか。

クリノプレミアム(8着、496kg(+12kg))<C>
1週前は単走で動きは悪くなかったが、ここ2戦と比べると追い切りの時計が控えめ。あまり経験のない関西への輸送があるので、いつも通りではない点がマイナスになりそう。

アカイイト(10着、528kg(+16kg))<E>
昨年の勝ち馬で府中牝馬Sからのローテーションも一緒。相当大柄な馬で、昨年も今年も府中牝馬Sではかなり太く余裕がある馬体だった。昨年と違う点は、前走後の追い切り内容。府中牝馬S後に坂路でビシビシと強めに追われて好時計を連発していた昨年に対し、今年は馬なりでの調整のみとなっている。時計も平凡な内容のみで、明らかに昨年とは調整過程が異なっている。

ローザノワール(15着、476kg(+2kg))<C>
もともと追い切りでは速い時計の出る馬だが、1週前追い切りでは坂路で一杯に追われて好時計。ただ動きのほうに目を向けると、スピードが勝ったタイプとの印象はぬぐえず、初距離の2200mは長い感じがする。




<前走:オールカマー出走馬>(中6週)

ジェラルディーナ(1着、464kg(+6kg))<B>
この中間もCWで好時計が出ていて出来は変わりなく良さそう。ただ首が高めの走りで時計ほど終いの伸びはない感じ。

ウインキートス(3着、476kg(+2kg))<D>
昨年と同じオールカマーからの参戦も、1週前追い切りではいつもは使わないPコースでの追い切り。ここにきて、いつもと違う調整過程での仕上げはプラスにならない。

デアリングタクト(6着、484kg(+4kg))<A>
休み明けの前走時は単走での調整ばかりだったが、この中間は1週前に3頭併せで追い切られ、終い抜かせない勝負根性を示して良い動きを披露していた。前走を叩いての上積みが感じられる。




<前走:クイーンS出走馬>(3ヶ月半)

テルツェット(1着、436kg(+4kg))<C>
昨年同様クイーンSを勝っての参戦。1週前追い切りでは南Wで併せ馬で追われたが、終い伸びきれておらず、物足りない動きに感じられた。

ルビーカサブランカ(4着、474kg(-2kg))<D>
追い切りでは好時計が出て、併せ馬で先着することも多い馬だが、この中間は併せ馬での遅れが多い。1週前追い切りでも、軽量の見習い騎手が騎乗しているにもかかわらず、動きが重くモタモタした感じで、良い時の状態にはなさそう。




<前走:その他のレース出走馬>

ウインマリリン札幌記念:3着、488kg(+12kg)3ヶ月)<B>
札幌記念からの参戦で、この中間はかなり乗り込まれている。時計も優秀で出来は良さそう。ただ、関西圏での競馬は実績がなく割引。

フィオリキアリ札幌記念:8着、458kg(+8kg)3ヶ月)<D>【除外対象馬】
除外対象で、間隔が空いている割に乗り込み量が少なすぎる。

ウインマイティー京都大賞典:3着、486kg(+2kg)中4週)<B>
この中間もDPコースでいつも通りの調整。叩き2戦目での上積みも期待できそう。

ピンハイ(西宮S:1着、414kg(+12kg)中3週)<C>
前走では馬体が増えていたがそれでも小柄な馬で、この中間も坂路での時計は物足りない。上積みはあまり期待できそうにない。

マジカルラグーン(ヨークシャーオークス:5着、3ヶ月)<C>【外国馬】
外国馬でこの中間は速い時計は出していない。最終追い切りを芝コースで追われ、そこで良い動きを見せてくるようなら押さえたいところだが。

ホウオウエミーズ(新潟牝馬S:1着、448kg(±0kg)中2週)<A>
関東馬で、南Wコースで追われた1週前には、大外を手応え抜群に通って、併走相手を楽に突き放してみせた。前走勝ちの勢いそのままに、ここも出来良く迎えられそう。

ソフトフルート(新潟牝馬S:7着、502kg(+18kg)中2週)<D>【除外対象馬】
前走時馬体が大きく増えていた割に、この中間は金曜に馬なりでの追い切り1本。上積みは感じられない。

シャムロックヒル(新潟牝馬S:9着、510kg(+4kg)中2週)<C>【除外対象馬】
休み明け2戦目で、1週前追い切りでは好時計マークも、追われてからの反応がまだ鈍い。

サンテローズ(関ケ原S:1着、510kg(+10kg)中5週)<B>【除外対象馬】
この中間も坂路で好時計。速い時計を出す厩舎だが、動きも力強く出来は引き続き良さそう。

コトブキテティスアルゼンチン共和国杯:12着、444kg(±0kg)連闘)<D>【除外対象馬】
先週出走で、パドックでは好馬体を見せていた。ただ軽ハンデであの結果では、ここに入っても厳しい。



※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ナミュールイズジョーノキセキデアリングタクトホウオウエミーズの4頭をあげておきます。



◇今回は、エリザベス女王杯編でした。
エリザベス女王杯過去10年の連対馬を、ローテーションから見てみると最も間隔が空いていた馬が2020年勝ち馬のラッキーライラックで3ヶ月。その他の馬たちは、中6週以内にレースを使われていて、古馬は府中牝馬S勢が中心(10頭)、オールカマーが3頭の状況。3歳馬に関しては、秋華賞経由がほとんどで5頭、鳴滝特別からが1頭という結果になっていました。春からの休み明けで使ってくる馬が多くいる天皇賞(秋)秋華賞とは違い、前哨戦を一度使われて本番に臨んでくる馬が多い菊花賞に似た感じの傾向があるレースという印象です。
調教に関しては、連対馬20頭のうち、1週前に強めに追われていた馬は11頭、馬なりでの調整は9頭。そして最終追い切りに関しては、強めに追われていた馬が6頭、馬なりでの調整が14頭という内訳に。さらに過去10年の勝ち馬のみに絞って見てみると、1週前に強めに追われていた馬5頭、馬なり5頭、最終追い切りを強めに追われていた馬2頭、馬なり8頭となっています。
この結果から見えてくる、勝ち馬に向いている理想的な調整は、1週前に強めに追われて直前は馬なりで余裕を持たせた内容、ということになりそうです。なお、過去10年の勝ち馬の中で、最終追い切りで強めに追われていたクイーンズリングアカイイトに関しては、1週前、最終追い切りともに前走時から時計がガラリと良化し、明らかに変わり身が感じられるデキとなっていました。直前で強めに追われてきている馬に関しては、前走時の調教内容を上回っていることが条件となりそうです。
そして今年は、海外調教馬が1頭出走予定ですので、過去の外国馬の調教内容に関しても少し触れておきます。調べてみるとこのレースを連覇したスノーフェアリーは、2年連続京都の芝コースで追い切られていました。ダートコースで追い切られていたその他の外国馬は見せ場なく敗れていますので、外国馬に関してはレースと同コースで好内容の調教が行われていた場合に好走可能性ありとみて良いのかもしれません。
最後に今年の出走予定馬を見てみても、過去10年同様に秋華賞、府中牝馬S、オールカマーといった前哨戦を使われて本番に臨む馬が半分以上を占めており、上記ローテーション・データに当てはまる馬の好走が期待できそうです。予想の参考の一つにしていただければと思います。

👑今年のエリザベス女王杯は、競馬を最後まで愛されていたエリザベス女王陛下も日本の空の上から楽しんで頂ける、そんなレースになるのではないかと思っています。



エリザベス女王杯出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年10月21日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】21年前の祖母の無念を晴らす勝利/菊花賞展望
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秋華賞オークス2着馬スタニングローズが、坂井瑠星騎手の手綱に導かれて抜け出し。見事人馬ともにG1初制覇を果たした。スタニングローズは母がローザブランカ、その母がローズバドローズバドは21年前、スタニングローズと同じくオークスを2着した馬だったが、その後の秋華賞も2着。当時高校3年だった私も、本命にしていたのでよく覚えている。スタートで出遅れ後方からの競馬を強いられ絶望的かと思われたが、4コーナーで内を突いて伸びて来た。勝利したのは、当時としては珍しいオークスからの直行だったテイエムオーシャンだった。

21年の歳月を経て挑んだ孫・スタニングローズは、スタートを決めて好位で流れに乗り堂々の抜け出し。今や珍しくなくなったどころか、主流ローテともいえるオークスからの直行だったナミュールを封じて見せた。そして終わってみれば21年前と同じオークス1~3着馬が秋華賞でも上位3着までを独占。古くから知られるように、オークスの上位勢がそのまま秋華賞でも上位を占めるケースは、水準以上のレベルにあるとされる。ちなみにオークス4着ピンハイは、直前の西宮Sで古馬3勝クラスを制覇。こちらに出走が叶っていれば…と思われるような完勝だった。

もっとも、秋華賞馬はエリザベス女王杯になると意外な苦戦を強いられることも多い。近年もアカイトリノムスメクロノジェネシスは、久々の秋華賞を快勝しながら、次走のエリザベス女王杯では人気を裏切っている。昨年エリザベス女王杯で好走した3歳牝馬は、秋華賞では6着に留まっていたステラリアだった。今年も古馬混合戦となる次走は着順の入れ替わりがあるかもしれない。

それでは今回も、先週の競馬から次走狙えそうな馬を一頭挙げておきたい。

【次走狙い馬】モチベーション(土曜東京10レース・白秋S/5着)

札幌、中山で連勝して来た本馬にとって今回はこれまでとまるで異なる舞台。それでも相変わらずの立ち回りの上手さで直線もよく粘った。キャリアを重ねるごとに力をつけて来ており、レースぶりは父ガルボのようにしぶとく安定感がある。東京向きではないが、通常の立ち回りが生きるコースならすぐに巻き返せそうだし、東京でもマイルならもう少し楽にペースを刻めそうだ。次走は狙いたい。

菊花賞展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末は3歳3冠最終戦、菊花賞が行われる。今年はセントライト記念組に注目。勝ったガイアフォースは当然有力だが、穴馬なら…コチラ。

セイウンハーデス幸英明騎手)

注目したい穴馬はセイウンハーデスセントライト記念は好位から抜け出しを図ったものの、最後は伸びずバテず。それでもメンバーが揃った中での4着ならまずまずといえるだろう。やや集中力の面に課題があるようで、今回はブリンカーを着用して臨む模様。レースぶりを見てもスタミナは豊富で、母系はマンハッタンカフェ凱旋門賞馬エリシオの配合。長丁場の持久力戦になれば浮上の余地ありとみている。内寄りの枠を引いて上手く立ち回れればチャンスもありそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年5月19日(木) 09:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック オークス2022  
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



5月22日(日) 東京11R 第83回オークス優駿牝馬)(3歳G1・牝馬・芝2400m)

【登録頭数:21頭】(フルゲート:18頭)


<前走:桜花賞出走馬>(中5週)
スターズオンアース(1着、470kg(-4kg))<B>【優先出走馬】
この中間もいつも通り南Wでの調整。近走レースで騎手がコロコロ乗り替わっているところは気になるが、追い切りではここ2戦同様に杉原騎手が追い切りに騎乗してスムーズな走りを見せている。左回りのほうが行きたがる感じが少なく、時計も優秀で併せ馬でも先着と調整過程に問題はなさそう。

ウォーターナビレラ(2着、464kg(-14kg))<C>【優先出走馬】
前走はこれまでと違い直前も強めに追ってきて勝負気配があり、馬体重こそ大きく減っていたが太め感はなく仕上がりも良かった。この中間は、1週前に武豊騎手が騎乗して併せ馬で追われるも手応え抜群の併走相手に何とか併入と、動きに関して物足りない印象を受けた。

サークルオブライフ(4着、482kg(+6kg))<B>【優先出走馬】
この中間は日曜日も長めから速い時計を出していて、前走時以上の入念な乗り込み。1週前も南Wで好時計が出ており、久しぶりの関東での競馬で巻き返しに期待がもてる仕上り。

ピンハイ(5着、406kg(-8kg))<B>【優先出走馬】
前走は勝ち馬と同じような位置取りから、直線同じような伸び脚を見せての5着と予想以上に能力は高い。小柄な馬で乗り込み量は少ないが、1週前追い切りでは前半かなり遅いペースで行きたがるところを抑えつつ先着と、仕上がりは良く映る。長く良い脚を使うというよりは切れる脚がある馬で、距離延長での折り合いと終いの脚の使いどころが鍵になりそう。

ベルクレスタ(7着、460kg(-4kg))<A>【収得賞金順(⑦)】
ここ2戦は調教での遅れが多かったが、この中間は2週前、1週前と好時計で先着。動きを見ても、1週前は内を回ったとはいえ手応えに余裕のある先着で、やっと良い出来に戻ってきた感じ。

ナミュール(10着、426kg(-4kg))<A>【収得賞金順(①)】
この中間も牧場でギリギリまで調整しての帰厩。1週前追い切りでは坂路で抜群の伸び脚を見せていて、出来自体は今回も悪くない。2戦2勝の左回りで巻き返しが期待できそう。

プレサージュリフト(11着、460kg(-4kg))<B>【収得賞金順(③)】
この中間乗り込み量は少ないものの前走時よりも内容良化。1週前追い切りではスッと反応良く伸び、日曜日にも坂路でかなり速い時計を出している。関東での競馬はプラスになる。

ライラック(16着、426kg(+6kg))<D>【収得賞金順(③)】
1週前追い切りでは鞍上の手が激しく動いていたが、持ったままの併走馬に先着できず。走りに力強さもない。




<前走:フローラS出走馬>(中3週)
エリカヴィータ(1着、442kg(+4kg))<B>【優先出走馬】
1週前は南Wで追われる。首が高い走りだが力強さがあり、前走の反動は感じず。

パーソナルハイ(2着、456kg(-2kg))<D>【優先出走馬】
今年に入って3戦と使い詰めできている。この中間は坂路での時計が平凡で、終い伸びきれず。

シンシアウィッシュ(3着、428kg(-4kg))<D>【抽選対象馬(1/4頭)】
小柄で体重が減り続けている。この中間は軽めの調整となっていて上積みはなさそう。

ルージュエヴァイユ(5着、444kg(-6kg))<B>【収得賞金順(⑧)】
中3週もこの中間も週2本速い時計を出していて調整は順調。ただ走りが硬く、力強さがない。

ホウオウバニラ(7着、416kg(-10kg))<D>【抽選対象馬(1/4頭)】
小柄な馬が前走でさらに大きく馬体が減ってしまった。軽めの調整となった1週前追い切りでは、伸び脚も甘く映った。




<前走:フラワーC出走馬>(中8週)
スタニングローズ(1着、474kg(-2kg))<A>【収得賞金順(②)】
2歳時は重賞でも好走するも勝ち切れないレースが続いたが、今年に入ってからはキッチリと2連勝。賞金加算に成功し、前走から無理せずここを目標に順調な調整。坂路でも好時計が出ていて、良好な仕上がり。

ニシノラブウインク(2着、462kg(+6kg))<A>【収得賞金順(⑥)】
この中間、南Wで長めから好時計が出ていて前走以上の内容。1週前追い切りでも無理なく終い好時計と上積みが窺える。



<前走:その他のレース出走馬>
アートハウス(忘れな草賞:1着、474kg(+10kg)中5週)<A>【収得賞金順(⑤)】
2走前は乗り込み本数も少なくマイナス体重で馬体も緩かったが、前走時は乗り込み豊富でプラス体重も馬体が締まっていてデキがかなり違った。この中間も2週前、1週前とCWを長めから好時計マークと引き続きデキ良好。大外の内に併せて終いの抜群の伸び脚をアピールした1週前追い切りの動きからは前走以上を窺わせる。

シーグラス(忘れな草賞:6着、412kg(±0kg)中5週)<C>【収得賞金順(⑧)】
この中間は馬なりで軽めの調整。強めに追えないのは、今回は関東圏での競馬ということもあって馬体を減らしたくないところもあるのではないか。1週前追い切りは動き自体は悪くないものだったが。

コントディヴェール(スイートピーS:2着、464kg(-2kg)中2週)<C>【抽選対象馬(1/4頭)】
3戦連続関東圏での競馬で、今回も中2週で輸送を控える。調整は難しそうだが、1週前にしっかりと時計を出しており、タフなところはあるようで調子落ちは思ったほど見受けられなかった。

サウンドビバーチェチューリップ賞:4着、474kg(±0kg)中10週)<B>【収得賞金順(⑧)】
チューリップ賞から間隔が空いた割には乗り込み量は少ない。動きを見ても特に目立つところはないが、キッチリ先着を果たしていて出来自体は上々。この中間は坂路中心からCW中心の調整に変えてきているくらいなので、距離を意識しているところはありそう。

ラブパイロー(ミモザ賞:1着、474kg(+2kg)中7週)<D>【収得賞金順(⑧)】
前走から中7週となるが目立つ時計はなく、1週前の南Wでの追い切りも平凡な時計。

ルージュリナージュ(ミモザ賞:3着、424kg(-6kg)中7週)<D>【抽選対象馬(1/4頭)】
前走から間隔が空いたが、小柄な馬で乗り込み量は少なく、この中間は強めの追い切りがない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、スタニングローズアートハウスベルクレスタナミュールニシノラブウインクの5頭をあげておきます。



◇今回はオークス編でした。
時が過ぎていくのは早いもので、エリンコートが勝ったオークスから11年になります。そのとき生後3ヶ月半で初めて競馬場に行った長男も、小学6年生となりますのでそれだけ自分も歳をとったことになります。当時、競馬場の馬主席に招待してくださった本人が所有するエリンコートが勝利し、馬券も大当たりして、口取りにも参加させてもらえて、あの日の『奇跡』はこれだけ時間が過ぎた今でも鮮明に記憶に残っています。そして、その1年前にあの場所でその馬主さんとお話する機会がなければ、予想家くりーくは存在していなかったかもしれません。現在はコロナで自由に行動できませんしリモートで済んでしまうことも多くありますが、行動してその場所に行って目の前で会話することで得るものは計り知れません。ですので、これからもできる限り動き回って、いろんな場所に現れたいと思っています。



オークス出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年5月15日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年05月15日号】特選重賞データ分析編(306)~2022年オークス
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 優駿牝馬オークス) 2022年05月22日(日) 東京芝2400m


<ピックアップデータ>

【出走数別成績(2018年以降)】
○5戦以内 [3-4-3-35](3着内率22.2%)
×6戦以上 [1-0-1-24](3着内率7.7%)

 キャリアが豊富過ぎる馬は過信禁物。出走数が6戦以上の馬は、2014年以降まで集計対象を広げても[1-0-2-60](3着内率4.8%)でした。今年はこの条件に引っ掛かっている実績馬が多いので、該当馬をどう扱うかが最大のポイントかもしれません。

主な「○」該当馬→エリカヴィータナミュールピンハイ
主な「×」該当馬→ウォーターナビレラサークルオブライフスターズオンアース


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【向かい風データ】

×「前走の馬体重が450kg未満」だった馬は2018年以降[0-1-1-24](3着内率7.7%)
主な該当馬→エリカヴィータナミュールピンハイ

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ピンハイの口コミ


口コミ一覧
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スワンステークスで帰厩初戦となる馬の外厩情報共有します。

 1番サーマルウインド(団野大成騎手)ノーザンF天栄

 2番ジョウショーホープ(幸英明騎手)チャンピオンヒルズ

 3番キングエルメス(北村友一騎手)チャンピオンヒルズ

 4番クランフォード(西村敦也騎手)グリーンウッド

 5番トゥラヴェスーラ(藤岡佑介騎手)グリーンウッド

 7番バースクライ(岩田望来騎手)エイシンステーブル

 8番スズハローム(鮫島克駿騎手)吉澤ステーブルWEST

 9番ウインカーネリアン(三浦皇成騎手)阿見トレセン

10番ピンハイ(高倉稜騎手)チャンピオンヒルズ

14番アグリ(C.デムーロ騎手)ノーザンFしがらき

16番セルバーグ(今村聖奈騎手)山岡トレセン

17番ダノンマッキンリー(松山弘平騎手)ノーザンファーム

以上になります。

 競馬が大好き(複勝男 2024年10月24日(木) 19:15
スワンステークス 2
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10月26日 土曜日 京都競馬場 右回り Aコース

スワンステークス

芝1400M GⅡ 3歳以上

出走馬の個人的な評価

競馬ブックポイント◎3ポイント○2ポイント▲1ポイント◬0.5ポイント

クランフォード 20.5ポイント
(3連勝中の上がり馬でまだ3歳で一気の相手強化でももう速い時計は持っているので楽しみは大きいと思う。先行力もあるし道悪適正もそれなりにあるのでスタートが重要かな。)

スズハローム 18.5ポイント
(ここ2戦重賞で馬券内で期待は出来るし2戦ともいい脚で差してきている馬。まぁ今回も仕掛けどころだと思うので、輸送も短いしこのコースで32.6を使っているので相性もいいはず。)

アグリ 18ポイント
(前走17着より今回は1.5Kg減とCデムーロ騎手と1400Mで変わり身期待は出来るはず。コースも今年のシルクロードSで2着しているので、まぁ仕掛けのポイントだけ。)

オフトレイル 10.5ポイント
(前走12着ですが33.5の脚は使っていて0.7秒差ですからそこまで悲観はしてないかな。今回は距離短縮と武豊騎手で変わり身期待してコース実績あるので1発は秘めて入るかなと、少し時計が掛かるならプラス。)

ウインカーネリアン 3.5ポイント
(安田記念以来で状態がどうか?距離は問題ないし京都コースが合うかどうか?まぁ逃げか番手で進めることが出来れば、粘り込めるコースなので1発あっても。)

ノーブルロジャー 3ポイント
(ここ2戦OPで物足りないので今回相手強化で距離短縮でどうか?前走は内の悪い馬場だったところを進んで力を出せなかったから、変わり身はありそうですが・・・まぁ距離が合うかどうか?)

サーマルウインド 2ポイント
(1400Mで変わり身あればチャンスはあるかなと、相手は揃いますが距離適性は高いので上手く進めれば先行粘りで押し切れるかどうか?)

ダノンマッキンリー 1ポイント
(1200Mでは力が少し足らなかったので距離延長で変わり身あれば、重賞を勝った距離だし脚も溜まるはずなので松山騎手で1発あればいいんですが。3歳の伸びしろにも期待してるんですがね。)

シングザットソング 0.5ポイント△9こ
(ここ2戦馬券外ですが入着はしているしそんなに負けてないので相手強化になるけど穴候補にはなるかな。距離適性も高いしコースも合わない感じもしてないのでうまく立ち回れば。)

セルバーグ 0.5ポイント△2こ
(距離短縮で馬がどう進めていけるかになるけど、今村騎手で逃げているんでねただ距離が短い分逃げは厳しいかなぁ。馬は逃げてこそなのでスタートが重要と思う。)

ダノンスコーピオン 0ポイント△3こ
(いい脚は使えているがここ3戦着外なので上手く嵌まってないのでシュタルケ騎手で変わり身あるかどうか?集中力とまっすぐ伸びて来れるかになるのと、直線までの位置取りが重要ですね。)

キングエルメス 0ポイント 着差 0.4 前々走着差 -0.3
(1年半ぶりなので状態がどうかとレース勘ですね。距離短縮は問題ないしコースも問題ないので・・・まぁ相手は強いですが。)

トゥラヴェスーラ 0ポイント 着差 0.4 前々走着差 1.2
(追い込みなので京都コースで展開が向くかどうか?道悪巧者なので時計も掛かる馬場ならプラスですがまぁ9歳ですし上積みもあまり期待できないが1400Mの実績も高いので。)

ジョウショーホープ 0ポイント 着差 0.5
(昇級初戦は1200Mだったので適距離の1400Mならチャンスがあってもマ相手が強いしGⅡなので、幸騎手に替わるけどこの馬にも乗っているので問題はなさそう。セントウルステークスも0.5秒差ですから上手く嵌まれば面白そうですが。)

バースクライ 0ポイント 着差 0.6
(ここ2戦の1200Mの着外が距離なのか暑さなのか?ただ今回距離延長しているので新味が見せれるかどうか?脚も溜まると思うし、中団からは進めらそうなので1発はあるかもしれませんね。)

ピンハイ 0ポイント 着差 0.8
(距離短縮で脚が溜まればチャンスがあってもと思うが相手強化だし楽ではないと思うが、重賞経験も多いしコース実績もあるんでね、新味が見せれば高倉騎手に戻るのも悪くないので。)

マテンロウオリオン 0ポイント 着差 1.0
(前走の1200Mよりも1400Mの方が馬は向いていると思う。まぁ追い込みなので展開と道中の進め方と進路取りが上手くいけば、いい脚は持っているので嵌まればいいんですが。)

現時点予想

◎ スズハローム
○ アグリ
▲ ウインカーネリアン
△ クランフォード
△ ダノンマッキンリー
穴 バースクライ
穴 サーマルウインド


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 マシンガンhiro 2024年10月24日(木) 19:07
スワンS追い切りメモ
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スワンSって35年の競馬人生で数えるほどしか当たった記憶(もちろんガミ含む)が無いのでやりません。当たったのってバンブーメモリーとノースフライトvsサクラバクシンオーぐらいかな(←いつの話だよ)


ジョウショーホープ 86
助手(栗坂) 52.7-37.2-24.0-12.0 馬なり
馬場の真ん中を単走で流す。これと言って目立たぬ内容だが、坂路ではあまり時計が出ない馬にしては楽な手応えでスイスイ駆けてきた感。実際この中間の時計は前走時よりもワンランク全般に速くなってる印象だし(チップがこなれた云々なのか?)、前走時が休み明けでコース追いモタモタしてたのに比べれば素軽さアップの印象。舞台も中京1200よりは好転だし、阪神>京都は開催日程の関係で偶々でしょ。ノーマークだったが結構魅力あるかも。


ウインカーネリアン 85+
三浦(W) 83.8-67.7-52.4-37.8-24.4-11.8 馬なり
外ラチ沿いを単走で。もともとがマイルから中距離で戦ってきた馬だけあって、わりとゆったり大きめのフットワークでも推進力十分。物凄く素軽くスピードを見せつけた・・とは言えないが、いかにも先行馬らしい持続力は思わせる。休み明けでもソコソコ駆けてきたが、年も重ねてきたのでその点でいきなり走るかは懸念残るも、内枠からこういう馬がスピードで押し切るのもスワンSのパターンBのような気が。


クランフォード 85+
助手(栗坂) 53.4-38.9-25.1-12.3 馬なり
馬場の真ん中を単走で、抑えるでもなく馬任せで流す。余力残しでも軽快さはあった。間隔をとりつつコンスタントに稼働しての3連勝中という勢いは十分感じさせるし、先週コースで長め追いを済ませており、一息明けでも何ら問題ないはず。


ダノンスコーピオン 85+
助手(CW) 53.1-37.1-11.1 末仕掛け
先週がシュタルケを乗せて終いヘロヘロになりながらも49.8→12.9の猛稽古。今週は珍しくコースで最終追いとパターンを変えてきた。GI勝ちの栄光もすっかり薄れ、もはやアレコレやってみないとという意識でしょうね。上がりだけの内容なので終いは力強くかつ鋭い伸び脚、重心も低く安定していて何でこんなに走らんのかわからんが、常に速い上がりを繰り出しながらの2桁惨敗は結果的にスプリント戦は短すぎたんだろう。京王杯4着があるように1400ならマシかもしれないし、スプリント戦の後だけになおさら。福永厩舎に転厩しての試行錯誤が実になってきてる気がしないでもないので、右回りに問題なければそろそろ大駆けあるかも。


スズハローム 85+
鮫島駿(栗坂) 56.5-40.6-25.2-11.6 馬なり
数字が示す通り上がり重点で、走ったのは最後の1Fだけだったが、別馬のように一気にギアアップするところは見せた。今月に入ってコース長め上がり重点を2本やっているので仕上がっており、それを踏まえての坂路1F追いなら、ゆったり流せてしまいメリハリを利かせられた内容は素直に評価したい。


サーマルウインド 85+
団野(CW) 82.0-66.3-51.6-37.2-23.4-11.7 馬なり
外ラチ沿いを単走で流す。伸縮性に欠けるが大きなフットワークで見た目以上に時計は出ている。重心や頭の位置も低く安定していてどこと言って悪いところは無いが、何となく馬に覇気が無いような気も・・・今回や前走時の追い切り、レースぶりなどからは、1200mで重賞級を争うほどキュキュッとしたスピード争いよりも、1400-1600mで持続力勝負のほうが向いてる印象はした。舞台は好転するので後は前走惨敗→猛暑の中で仕上げがうまくいったかどうか。それを見るのが追い切りだけど、何とも確証は持てないどっちにも取れる感じだ・・・


オフトレイル 85
助手(栗坂) 53.3-38.1-24.4-12.2 馬なり
外ラチ沿いを単走で馬なり。脚が良く動いてキビキビ感が目立つし、毎日王冠1週前のコース追いも見てみたが、コースは違えど当時よりも前向きさや素軽さがあったように思う。欲を言えば終いもう少し沈み込んでひと伸び欲しいところで、このあたりが今回の2F短縮への対応に繋がってくるんじゃないかと。


アグリ 85
助手(栗坂) 53.0-38.3-24.7-12.3 馬なり
単走でほぼ馬なりのまま流す。前走時や先週の動きも見たが、まぁ徐々に前向きさとか素軽さが出てきて目標へ向かって高めてきている感はする。ただ弾むようなスピード感は見られたとはいえ、一気に出世してきた頃はもっと稽古楽に動いていたような・・・そんな頃は私の競馬への対応もボーっとしてたけど・・


キングエルメス 85
助手(栗坂) 51.5-37.3-23.9-11.8 一杯
映像はごった返す中で空いた(空けてもらった?)外ラチ沿いを目一杯に追われる終い1Fだけだったが、時計を見る限り上がり重点ではなく、シッカリと負荷をかけて追ってのラストだったよう。速めの時計なので余力ありとは言わないが、14日以降だけで速いところを2本やった後のこの一杯追いで、まずまず最後まで踏ん張ってたことからも、休み明けでも間に合わせていると思われる。


トゥラヴェスーラ 85
助手(栗坂) 54.9-38.9-24.6-12.1 馬なり
単走だが稽古駆けタイプだけあって、高齢馬とは思えない活気溢れるキビキビした走り。前走時も同じような感じだったが、当時よりも全般時計が速くなり、よりスピードと活気を感じさせる。年齢も年齢だし、1走1走でデキガ上下することも無いんでしょう。でも今回1400mだから。


シングザットッソング 85
助手(栗坂) 55.6-40.0-25.5-12,2 馬なり
外ラチ沿いを単走で。抑え気味なこともあってクビを振り振りの面はあったが、序盤ゆったりなので末もちゃんと伸びたって感じ。前走以降も目立つ時計無しでも順調に乗り込んでるようなので、良くも悪くも変わってないか。


バースクライ 85
助手(栗坂) 52.3-38.0-24.6-12.4 馬なり
外めを単走でキビキビした走り。やや上体が立ち気味で、序盤からスピードに乗せていたこともあってか、終いはちょっとLAP落ちている。溜めればスパッとした脚は使えそうなイメージは湧くが、使える脚も短そうだし気性的には結構前向きな感じがするので、距離延長の今回は溜めているようで溜まっておらず、最後に脚が使えない・・・ような。


マテンロウオリオン 85
助手(栗坂) 53.3-38.3-24.5-12.4 末仕掛け
外ラチ沿いを単走だが、直線何度かムチや手で合図を送られるもワンペース。真っすぐ力強く駆けあがってきて、この馬なりに順調といった感じだが、近況から一変したとも思えない。


ダノンマッキンリー 85-
松山(CW) 50.0-35.8-11.5 馬なり
頭を上げて持って行かれ気味。最後までそんな感じで、暴走じゃないけど元気有り余ってる。ここ2週も坂路で50秒台→12秒前半をマークしており、元気に状態維持なんでしょう。気性的に危うそうなので、稽古で仕上げるタイプじゃないと判断。レースでもハマるかどうかだけ。差しも決まりやすいレースだけど、良馬場ならそんな後ろから飛んでくるレースにはなりにくいし、差してる馬は人気馬多い。


ノーブルロジャー 85-
田口(栗坂) 55.6-40.3-26.0-13.0 馬なり
C3メテオリートと併せる。大きくて柔らかいフットワークを維持し楽な手応えで併入。どこと言って気になるところは無いのだが、時計は地味で動きもそうメリハリ利いたものじゃない。決め手に欠けるレースぶりと同様で馬キャラと言ってしまえばそうなのかもしれないが、ひと皮剥けるきっかけをいま掴んでいるかと言われると疑問。


ピンハイ 85-
高倉(栗坂) 55.2-40.4-26.2-13.0 馬なり
騎手騎乗の単走でサラッと流す。先週コースで長めを追われており、日曜今回と坂路で軽いところは予定通りかもしれないが、それにしても時計平凡だし、休み明けで量は足りているのか?

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1:
  海外にいても競馬はやめられない   フォロワー:8人 2023年4月8日() 17:48:20
良馬場差しで狙いたい

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