【TAROの競馬研究室】開幕週の東京芝は2年連続で人気馬が安定/東京新聞杯展望
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根岸ステークス はテイエムサウスダン が外から伸びて勝利。逃げ先行のイメージから一転した見事な差し切り勝ちだった。
鞍上の岩田康誠 騎手はこの勝利が通算1700勝のメモリアル。かつてのように年間100勝するようなことはなくなっているが、その分穴での活躍が目立つようになってきた。昨年は11番人気のケイデンスコール で京都金杯を、8番人気のショウナンバルディ で中日新聞杯 を制し重賞2勝。今回のテイエムサウスダン も6番人気。以前のような岩田ブランドがなくなっている分、馬券的には妙味が増えているので、今後も重賞戦線での一発に注意したい。
~開幕週の東京芝は人気馬が順当に走った
さて、先週末からスタートした東京芝だが、好天に恵まれ高速上がり連発。基本的には人気馬が強く。1番人気馬が芝10レース中9レースで馬券に絡む安定感を見せた。上位3番人気まで広げても(8-5-4-3)とかなり堅実で、単複を買い続けてもプラス。無茶な穴狙いは禁物という状況だった。
これは偶然ではなく、昨年の冬の東京開幕週も芝10レースのうち1番人気馬が9レースで連対、同様の傾向を示していた。今週末も予報通り好天が続くようなら、無茶な穴狙いは禁物かもしれない。
というわけで、恒例の(と言いつつ先週は書き忘れてしまった)次走狙い馬を一頭。
・セイゲン (土曜東京3レース3着)
除外明けで久々の一戦となった今回も果敢に先手を奪ったが最後は捕まって3着。それでも展開を考えればよく粘っていた。所属する中川公厩舎は叩き良化型の傾向が強く、次走の上積みは必至。順調に詰めて使えるようなら、さらなるパフォーマンスアップ(=勝ち負け)濃厚だろう。
~東京新聞杯 の注目馬
最後はいつも通り今週末の注目馬で締めたい。
今回は東京新聞杯 からこの馬を。
・ワールドバローズ (和田竜二 騎手)
デビュー以来とにかく安定しており、唯一馬券圏外に崩れたのは重賞のアーリントンカップ のみ(5着)。スタート、追っての良さ、しぶとさともに水準以上で崩れないタイプ。人気馬が強いと書いた東京芝だがココは混戦模様なので、上手く立ち回れれば一発があってもおかしくない。
※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』 にて無料公開予定です。
○TARO プロフィール
大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』 スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』 (ガイドワークス)。
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【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年01月30日号】特選重賞データ分析編(291)~2022年東京新聞杯
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次週の注目重賞を、伊吹雅也 プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
⇒https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321
<次週の特選重賞>
G3 東京新聞杯 2022年02月06日(日) 東京芝1600m
<ピックアップデータ>
【馬齢別成績(2017年以降)】
○5歳以下 [5-5-5-28](3着内率34.9%)
×6歳以上 [0-0-0-30](3着内率0.0%)
馬齢が明暗を分けそう。2017年以降の過去5年に限ると、6歳以上の馬は上位に食い込めていません。比較的若い世代の馬を重視すべきでしょう。
主な「○」該当馬→タイムトゥヘヴン ・ファインルージュ ・ホウオウアマゾン ・マルターズディオサ
主な「×」該当馬→カラテ ・ケイデンスコール
<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>
【追い風データ】
○「前走の条件が国内、かつ前走の着順が1着・前走の1位入線馬とのタイム差が0.4秒以内」だった馬は2017年以降[4-3-2-18](3着内率33.3%)
主な該当馬→カラテ ・ファインルージュ ・ホウオウアマゾン
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2021年12月24日(金) 14:00
TARO
【TAROの競馬研究室】阪神カップは○○組に注意/有馬記念は絶好の枠&騎手の超大穴に注目
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朝日杯フューチュリティSは2戦2勝のドウデュース が抜け出し、無敗での戴冠となった。終盤開催の荒れ馬場の中でのレースだったが、勝ち馬は進路を自在に選べる操縦性の高さが際立っていた。
一方ルメール騎手騎乗で2番人気に支持されたジオグリフ は5着止まり。直線よく伸びてきたことから距離延長で改めて期待されそうだが、迫力はイマイチ。今後クラシックを見据えると、他力本願な印象もあるジオグリフ よりは、素直に勝ち馬のレースセンスを評価したい。圧倒的なスケールを感じさせるタイプではないものの、現代競馬向きの競馬の上手さは、特に多頭数になるクラシック路線では大きな武器になりそうだ。
~阪神カップ は距離短縮組に注意
さて、今週末はいよいよ有馬記念 …ということで世間はグランプリの話で持ち切りになりそうだが、個人的には有馬記念 と同等か、それ以上に楽しみなのが阪神カップ だ。10月に始まった阪神開催は、既に11週を消化。ずっと天候にも恵まれ概ね良好な馬場状態が続いていたが、さすがに開催終盤になって馬場が荒れて来ている。朝日杯フューチュリティSも終わってみれば人気のセリフォス 以外の掲示板はすべて距離短縮馬で、距離延長馬は軒並み苦戦。先週唯一行われた阪神カップ と同じ阪神1400mの六甲アイランドSでも、キャリア初の1400mとなったタンタラス が好位から楽々と抜け出し勝利を飾った。
開催終盤になりタフな馬場になりつつある阪神芝の短距離は、距離短縮馬がハマりやすい。阪神カップ はとりわけ荒れやすいレースでもあるからこそ、短縮の穴という、ある意味競馬の古典パターンに注意したい。
ちなみに芝1400mにおいて距離短縮馬を狙う場合、さらに絞るならば、”前走負けている馬”および、”前走逃げていない馬”を選ぶと良い。その点から今回該当するのは、
グレナディアガーズ
ケイデンスコール
サウンドキアラ
デュープロセス
ラウダシオン
と以上5頭。グレナディアガーズ は人気の一角を占めるだろうが、当然有力といえるが、より妙味がありそうなのはラウダシオン だろうか。デビュー以来1400mでは崩れておらず、今回は春の京王杯スプリングC を制して以来の芝1400m。父リアルインパクト は当舞台を連覇した馬で、鞍上のミルコ・デムーロも阪神芝1400mは得意…となれば文句なく条件が揃っていると思うが…。
最終結論は枠順を見て考えたいが、個人的にはココがグランプリだと思って挑みたい一戦。クリスマス 当日ということで、筆者からのクリスマスプレゼントだと思って今回は阪神カップ にも触れてみた。迷惑なプレゼントにならないように祈りたい。
~有馬記念 の注目馬
もちろん有馬記念 も大いに楽しみな一戦。引退レースでグランプリ4連覇に挑むクロノジェネシス 、3歳馬として天皇賞(秋) を19年ぶりに制したエフフォーリア は当然有力だが、伏兵で注目したい馬を一頭挙げておきたい。
・ペルシアンナイト (C・デムーロ騎手)
今回は枠順を確認した上でこの馬に。もちろん能力が多少足りないのは承知の上だが、今季の中山はベタ買いすればプラスになるほど1~2枠、つまり内が良い。加えて外国人騎手向きの本馬にとっては久々の横文字ジョッキーが刺激にならないだろうか。コロナの影響もあり外国人騎手が騎乗するのは約2年ぶり。昨年の有馬記念 でも0秒6差と差のないところまで来ており、枠と騎手の刺激でもうひと押し…とならないか。さすがに軸にする勇気はないが、相手には加えてみたいと考えている。
※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』 にて無料公開予定です。
○TARO プロフィール
大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』 スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』 (ガイドワークス)。
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2021年11月18日(木) 13:00
くりーく
くりーくの中間調教チェック マイルチャンピオンシップ2021
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こんにちは、くりーく です。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。
11月21日(日)阪神11R 第38回マイルチャンピオンシップ (3歳以上G1・芝1600m)
【登録頭数:18頭】(フルゲート:18頭)
グランアレグリア (A)中2週
安田記念 時は、レース後10日目からだった乗り出し(坂路)、今回は5日後からと早めの立ち上げで、それだけ回復が早いのではないかと思う。1週前は軽めの調整も、動きを見ると気負うことなく集中してゆっくりと走れていた。このままいけば、良い状態で出走できそう。
インディチャンプ (B)5ヶ月半
休み明けで乗り込み量は豊富。2週前の動きを見ると終いの伸び脚が良い。1週前、最終追い切りになるとオーバーワークにならないように調整してくるので抑え気味になるところもあると思うが、2週前の軽快な走りを見ると調子は良さそう。
シュネルマイスター (A)中5週
1週前追い切りでは、ラストで追い出されると一気に突き離し、出来はかなり良さそう。毎日王冠 のパドックではお腹のあたりにまだ余裕がある感じだったあたりからも、叩き2戦目での上積みが感じられる。
サリオス (B)5ヶ月半
休み明けで、1週前の動きを見ると終いの伸び脚は良いが仕掛けられてからの反応は少し鈍い感じにも見えた。かなり大きな馬なので、馬体に余裕がまだあるかもしれない。
ケイデンスコール (C)中5週
追い切りでは速い時計の出る馬。叩き2戦目となるが、1週前の坂路での動きを見るに走りに勢いがなく迫力を感じない。
サウンドキアラ (D)中2週
この中間は中2週と間隔が詰まり、1週前は日曜日に坂路で速い時計をマーク。昨年もスワンSからのローテーションで、1週前の水曜に速い時計を出していたことを思うと、今年は回復が遅いのかもしれない。間隔が空いているほうが成績は良く、休み明け2戦目は5戦して3着までが最高とあまり良い材料がない。
ダノンザキッド (C)中3週
長期休養明けの前走は、+22キロで0.5秒差の4着。この中間、1週前追い切りの動きを見るに前走時のような気合い乗りや迫力が感じられず、上積みよりは反動のほうが気になるところ。
グレナディアガーズ (B)中9週
この中間は2週前、1週前とCWで速い時計が出ている。1週前はジョッキー騎乗で強めに追われて先着を果たし、順調な仕上がりが窺える。
カテドラル (D)中9週
この中間は、乗り込まれてはいるもののこの馬としては終いの時計がかかっている感じ。1週前追い切りで見せた動きも、追われている割に伸びきれていない。
ロータスランド (B)中3週
前走は少し間隔が空いて馬体に余裕があったかもしれない。この中間も、乗り込み豊富で坂路では好時計が出ている。阪神の外回りコースで這い上がってきた馬なので、ここは変わり身もあるかもしれない。
サトノウィザード (-)中3週※出走回避
脚元に張りが出たため、大事を取って出走を取り止め。
クリノガウディー (D)中2週
坂路で速いタイムをマークしてくる馬だが、この中間はこの馬らしい時計を出しておらず坂路で軽く乗られているだけ。この秋は馬体に締まりがない感じで、春と比べると出来自体に問題がありそう。
ホウオウアマゾン (B)中2週
休み明けの前走時は、追い切りでは直前でやっと好時計が出たくらいでパドックでも明らかに太め残りと分かる馬体で、仕上り途上だった。この中間も1週前追い切りではまだ重たい感じの動きで、レースまでにもうひと絞りほしい印象を受ける。
リプレーザ (D)中2週
坂路では好時計の出る馬。叩き2戦目となるが、1週前追い切りでは終いの時計がかかっていて大きな上積みは期待できそうにない。芝でこのメンバーに入ると見劣りしてしまう。
クリノプレミアム (D)3ヶ月
休み明けも乗り込み本数少なく、1週前追い切りでも馬場の5分どころを回り、時計も伸び脚もそれほど目立たず。連勝中の勢いは感じられない。
レインボーフラッグ (B)中6週
追い切りでは速い時計の出る馬で、今回も1週前追い切りは硬さは覗かせたものの重心の低い走りで大きく先着を果たしている。レースでは勝ち星から遠ざかっているが、出来は良さそう。
ダーリントンホール (A)中3週
休み明けの前走時も乗り込み豊富で、大きな馬だがパドックでも気合い乗り抜群、好馬体をアピールと仕上りは良かった。今回1週前追い切りでは、抑えきれないくらいの気合い乗りで直線の伸び脚もしっかり。上積みに期待がもて、デキ前走以上か。
サウンドカナロア (D)中1週
この中間は間隔が詰まっていて軽めの調整。中1週での叩き2戦目も、前走時の調教内容が特に良かった訳でもなく大敗後の巻き返しは厳しそう。
※このコラムからの推奨馬は、グランアレグリア 、シュネルマイスター 、ダーリントンホール 、インディチャンプ の4頭をあげておきます。
◇今回は、マイルチャンピオンシップ 編でした。
マイルチャンピオンシップ で思い出すのが、オグリキャップ が勝った1989年。直線に向いて武豊 騎手騎乗のバンブーメモリー が抜け出して突き離した時には、誰もが勝利を確信したと思いますが、そこに内から差を詰めてきた南井克己騎手騎乗のオグリキャップ との追い比べは非常に見ごたえがありました(言葉で表現するよりも映像を観てもらった方がその凄さが分かると思いますので、よろしければこちら↓をどうぞ)。
VIDEO
2走前の毎日王冠 でも、イナリワン との大接戦をハナ差制していて勝負根性という言葉はオグリキャップ のためにあるようなもの。強い馬が圧勝する競馬は安心して観ることができますが、大接戦の競馬もハラハラドキドキがあってまたそれも競馬の楽しみだと、オグリキャップ には教えてもらったような気がします。
※マイルチャンピオンシップ 出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページ でチェックしてください。
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2021年11月14日(日 ) 15:00
伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2021年11月14日号】特選重賞データ分析編(280)~2021年マイルチャンピオンシップ
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次週の注目重賞を、伊吹雅也 プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
⇒https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321
<次週の特選重賞>
G1 マイルチャンピオンシップ 2021年11月21日(日) 阪神芝1600m外
<ピックアップデータ>
【出走数別成績(2015年以降)】
○20戦以下 [6-6-6-48](3着内率27.3%)
×21戦以上 [0-0-0-40](3着内率0.0%)
キャリアの浅い馬が中心。2020年の1~3着馬も、それぞれ出走数は16戦以下でした。たとえ実績上位であっても、キャリアが豊富過ぎる馬は過信禁物と見るべきでしょう。
主な「○」該当馬→カテドラル ・ケイデンスコール ・ロータスランド
主な「×」該当馬→インディチャンプ ・サウンドキアラ
<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>
【追い風データ】
○「“同年6月以降、かつJRA、かつ出走頭数が13頭以上、かつG1・G2のレース”において3着以内となった経験がある」馬は2015年以降[5-3-4-14](3着内率46.2%)
主な該当馬→サウンドキアラ
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