クリスマス(競走馬)

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クリスマス
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写真一覧
抹消  黒鹿毛 2011年3月4日生
調教師伊藤大士(美浦)
馬主エンジェルレーシング 株式会社
生産者アラキフアーム
生産地新冠町
戦績18戦[5-1-3-9]
総賞金13,795万円
収得賞金3,650万円
英字表記Xmas
血統 バゴ
血統 ][ 産駒 ]
Nashwan
Moonlight's Box
アラマサスナイパー
血統 ][ 産駒 ]
ステイゴールド
ターミナルフラワー
兄弟 タカミツリリーイシス
市場価格367万円(2013JRAブリーズアップセール)
前走 2017/06/18 函館スプリントS G3
次走予定

クリスマスの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
17/06/18 函館 11 函館SS G3 芝1200 135615.1613** 牝6 54.0 松岡正海伊藤大士 456
(+6)
1.09.1 2.336.5ジューヌエコール
17/03/26 中京 11 高松宮記念 G1 芝1200 1851089.81314** 牝6 55.0 藤岡佑介伊藤大士 450
(-10)
1.10.0 1.335.3⑧⑨セイウンコウセイ
17/03/04 中山 11 オーシャンS G3 芝1200 16248.443** 牝6 54.0 勝浦正樹伊藤大士 460
(-6)
1.08.4 0.134.2⑦⑥メラグラーナ
17/01/21 中山 11 カーバンクル OP 芝1200 12444.224** 牝6 55.0 勝浦正樹伊藤大士 466
(+2)
1.08.7 0.235.5ナックビーナス
16/11/27 京都 12 京阪杯 G3 芝1200 18597.9410** 牝5 54.0 勝浦正樹伊藤大士 464
(+8)
1.12.1 1.836.0⑭⑭ネロ
16/08/07 札幌 11 UHB賞 OP 芝1200 14334.711** 牝5 53.0 勝浦正樹伊藤大士 456
(+4)
1.08.0 -0.234.0エポワス
16/07/02 函館 11 TVh杯 1600万下 芝1200 12332.411** 牝5 55.0 勝浦正樹伊藤大士 452
(-6)
1.09.7 -0.035.0スナッチマインド
16/04/02 中山 11 船橋S 1600万下 芝1200 137112.813** 牝5 55.0 田辺裕信伊藤大士 458
(-4)
1.08.2 0.134.2⑤⑤サザナミ
16/01/11 中山 10 サンライズS 1600万下 芝1200 16244.322** 牝5 55.0 勝浦正樹伊藤大士 462
(-4)
1.08.2 0.034.1スカイキューティー
15/12/05 中京 12 鳥羽特別 1000万下 芝1200 182310.461** 牝4 55.0 勝浦正樹伊藤大士 466
(+28)
1.08.9 -0.134.3⑨⑦ハピネス
14/08/17 札幌 11 UHB賞 OP 芝1200 16243.4115** 牝3 51.0 丸山元気伊藤大士 438
(+12)
1.09.8 0.834.8⑦⑨マヤノリュウジン
14/06/22 函館 11 函館SS G3 芝1200 146912.143** 牝3 50.0 丸田恭介伊藤大士 426
(+2)
1.08.5 0.034.0⑫⑩ガルボ
14/05/25 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 18816114.01512** 牝3 55.0 三浦皇成伊藤大士 424
(0)
2.27.4 1.635.1⑱⑱⑱⑱ヌーヴォレコルト
14/03/21 中山 11 フラワーC G3 芝1800 165105.227** 牝3 55.0 田辺裕信斎藤誠 424
(+2)
1.51.8 0.536.2⑭⑭⑬⑩バウンスシャッセ
13/12/08 阪神 11 阪神JF G1 芝1600 1861226.674** 牝2 54.0 M.デムー斎藤誠 422
(-18)
1.34.1 0.233.6⑰⑰レッドリヴェール
13/11/02 東京 11 アルテミスS G 芝1600 186112.817** 牝2 54.0 武豊斎藤誠 440
(+14)
1.35.9 0.735.0マーブルカテドラル
13/07/21 函館 11 函館2歳S G3 芝1200 168152.111** 牝2 54.0 丸山元気斎藤誠 426
(+8)
1.09.6 -0.335.8プラチナティアラ
13/06/30 函館 5 2歳新馬 芝1200 8664.131** 牝2 54.0 丸山元気斎藤誠 418
(--)
1.09.3 -1.134.5デンコウウノ

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メリークリスマス! などと書くと、ウマニティのヒール(悪役)担当である筆者には似合わないかもしれませんね。今年の有馬記念はクリスマスイヴに行われますので、こんな書き出しにしてみました(笑)。

昨年の覇者イクイノックスが連覇を目指して出走するのであれば、“大喜利大会”をもう一度できたのですが^_^;、残念ながらジャパンカップを最後に引退してしまいましたので、代わりの馬を探さなければなりません。筆者が代わりにターゲットとしたのは、そのイクイノックス日本ダービーで先着した経験を持つドウデュースです。

クリスマスだというのに空気が読めず、申し訳ありません。武豊騎手も有馬記念ドウデュースに騎乗すべく、怪我から復帰したというのに……。但し、この馬は有馬記念というレースの性質を考えると、大きな不安材料があります。

JRAにおける秋のG1戦線は10月初旬のスプリンターズSで開幕しますが、古馬の中長距離路線を歩む馬の陣営の中にこの10月初旬の時点で、「最大の目標は有馬記念を勝つことです!!」と語る人がいるでしょうか? ほとんど皆無でしょう。普通なら天皇賞(秋)だとか、ジャパンカップといったレース名が出てくるはずです。

有馬記念というレースは、天皇賞(秋)ジャパンカップを目標としていた馬の陣営がその後のコンディションを見て、「まだ使える」と判断して挑むレースなのです。3歳牡馬なら菊花賞、3歳牝馬なら秋華賞、4歳以上の牝馬ならエリザベス女王杯がこうしたレースに該当します。

つまり、前走がピークなのです。更なる上積みを期待して……、というレースではありません。逆に前走からのダメージが少ない馬、というのが、狙うべき馬ということになります。

そう考えると、ドウデュース天皇賞(秋)ジャパンカップと、目一杯に仕上げられてのレースが2度続きました。登録馬の中にこの両方のG1レースを使った馬はドウデュースだけです。以前ならゼンノロブロイのように、天皇賞(秋)ジャパンカップ有馬記念と3連勝する馬も見られましたが、今は時代が違うのです。

今年の天皇賞(秋)は、勝ったイクイノックスが1分55秒2という芝2000m戦とは思えないほどのタイムを叩き出してしまったレースです。そしてジャパンカップは、パンサラッサが出ていたために、1000メートル通過が57秒6という呆れるほどのハイペースとなりました。出走した馬たちはいずれもある程度以上は消耗したと思われます。この両方を経験する羽目になったドウデュースは、このいずれかのみを使った馬や、全くの別路線組よりも「目に見えない疲れ」が蓄積している可能性があります。

陣営は出走させる以上、「目に見えない疲れ」の存在を認めることはありません。いや、目に見えないのだから、陣営すら気付いていない可能性もあります。競馬専門紙やスポーツ紙の調教欄や厩舎関係者のコメントを見ても、恐らく「目に見えない疲れ」の存在を確認することはできないでしょう。しかし、こうした疑いの眼差しをもって馬券検討をすべき今年の有馬記念なのではないでしょうか。

有馬記念で騎乗する騎手の中で、クリスマスが最も似合うのは武豊騎手であることは言うまでもありません。しかし、今年の武豊騎手に頼るのは少々危険かな。ユタカさん、ゴメンナサイ……。


(文・菅野一郎)

【有馬記念】圧勝のイクイノックス来年は海外も視野 ルメール騎手「楽勝! スーパーホースに見えました」 2022年12月26日(月) 08:10

1番人気に支持されたイクイノックスが、中団から3コーナー過ぎに一気に進出し、最後は2着馬を2馬身半突き放した。天皇賞・秋に続くGⅠ連勝で、来年は海外遠征も視野に入る。クリストフ・ルメール騎手(43)=栗・フリー=はクリスマス当日の有馬記念で4戦3勝。2着にラスト有馬となる福永騎乗の6番人気ボルドグフーシュ、3着はエリザベス女王杯ジェラルディーナが入った。

冬の柔らかい西日を浴びて、1頭だけ他馬とは違う勢いで加速していった。暮れの中山に戻ってきた約4万人の観衆から驚きの歓声が上がった。強い、あまりにも強すぎる。1番人気の3歳馬イクイノックスが2馬身半差をつける完勝。2017年に勝った父キタサンブラックとの父子制覇を達成した。

クリスマス・グランプリで4戦3勝とした〝ルメール・サンタ〟は何度もガッツポーズを作って喜びを爆発させた。

「みなさん、メリークリスマス! ブラボー、ブラボー、ブラボー!!」

好スタートから中団を確保したが、2コーナーを回るあたりでハミをかんで掛かり気味に。「皐月賞(2着)でも掛かって疲れてしまった。ゴールまで行けるか心配しました」。しかし、秘めたエネルギーは想像をはるかに超えていた。馬なりで4コーナーを回って先頭に立つと、あとは後続を突き放す一方。「直線を向くときに息が入って、強い脚を使ってくれました。楽勝でした。スーパーホースに見えましたね」と鞍上は賛辞を惜しまなかった。

天皇賞・秋に続いて、史上最少のデビュー6戦目で有馬V。「決して簡単ではないが、簡単に勝ってしまう。調整で苦労したのが、終わってみれば何だったのかと思ってしまうくらい。こんな馬は管理したことがないですね」。木村調教師も常々「天才少年」と称賛してきた愛馬の走りに改めて驚かされた。2歳時の初入厩時に「素晴らしいストライドで、こんなフットワークをする馬がいるのかと思った」とほれ込んだ大器。体質的な弱さはあったが、休養を取って大事に育ててきたことが大成につながった。さらなる成長が見込めるが、トレーナーは「そうなるとボクの身がもたないので困ってしまいます」と笑わせた。

春2冠こそともに2着と涙をのんだが、秋はGⅠ連破。同じく今年GⅠ2勝のタイトルホルダーを下しての勝利で、年度代表馬争いの最有力候補に躍り出た。もはや国内に敵はいない。来年のターゲットは海外へと向けられる。指揮官は「あくまで個人的な意見」と前置きしたうえで、「海外に行って世界のホースマンに見ていただく価値のある馬だと思います」と世界への挑戦を熱望。ルメール騎手も「強い馬だからどこへでも行けます」と太鼓判を押した。

「昼と夜の長さがほぼ等しくなるとき」を意味するイクイノックス。だがその将来は長く明るい希望の光に満ちている。

◆表彰式でプレゼンターを務めた長澤まさみ「サラブレッドにとって、夢の舞台とも言える有馬記念エリザベス女王杯に続いてプレゼンターを務めさせていただき、大変光栄でした。馬券はジェラルディーナの単勝で勝負し、的中とはなりませんでしたが、見ごたえのあるレースに感動しました」

イクイノックス 父キタサンブラック、母シャトーブランシュ、母の父キングヘイロー。青鹿毛の牡3歳。美浦・木村哲也厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は㈲シルクレーシング。戦績6戦4勝。獲得賞金8億660万2000円。重賞は2021年GⅡ東京スポーツ杯2歳S、22年天皇賞・秋に次いで3勝目。有馬記念木村哲也調教師が初勝利。クリストフ・ルメール騎手は05年ハーツクライ、16年サトノダイヤモンドに次いで3勝目。馬名は「昼と夜の長さがほぼ等しくなる時」

≪アラカルト≫

キタサンブラック産駒 初出走で勝利。JRA・GⅠは通算2勝目。JRA重賞は5勝目。

◆3歳馬の勝利 昨年のエフフォーリアに続き21頭目。3歳馬が同一年の天皇賞・秋有馬記念を制するのは、昨年に続く3頭目(他に2002年シンボリクリスエス)。

◆3歳馬のワンツー 1994年(1着ナリタブライアン、2着ヒシアマゾン)以来4回目。

◆C・ルメール騎手 JRA・GⅠは通算43勝目。JRA重賞は129勝目。

木村哲也調教師 JRA・GⅠは通算4勝目。JRA重賞は20勝目。

◆馬主…(有)シルクレーシング JRA・GⅠは通算19勝目。JRA重賞は90勝目。

◆生産者…ノーザンファーム 18年(ブラストワンピース)から5年連続の8勝目。JRA・GⅠは通算184勝目(他にJ・GⅠを3勝)。JRA重賞は760勝目。

◆関東馬の勝利 昨年に続き37回目。関西馬30勝。

◆牡馬の勝利 昨年に続き通算60勝目。

◆❺枠の勝利 20年(クロノジェネシス)から3年連続の13勝目で、枠番別の最多勝利数。

◆馬番⑨の勝利 20年以来の6勝目。

◆単勝1番人気の勝利 20年から3年連続の26勝目。

◆ファン投票3位の馬の勝利 96年のサクラローレル以来の3回目。

◆売り上げ、入場者数 有馬記念の売り上げは521億5504万6600円で前年比106・2%。入場者数は3万9670人(うち有料入場3万7966人)で同646・1%だった。




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【有馬記念】超豪華クリスマスGPを制すのは?イクイノックスは5枠9番、ファン投票1位のタイトルホルダーは7枠13番 枠順確定 2022年12月22日(木) 21:19

12月25日に中山競馬場で行われる「第67回有馬記念」(GI、中山11R、3歳以上オープン、定量、芝2500メートル、1着賞金4億円)の枠順が22日に確定した。

前走の天皇賞・秋で上がり3ハロン最速32秒7の末脚を繰り出し古馬を撃破、春クラシック連続2着の無念を晴らし、初のGⅠタイトルを獲得したイクイノックス(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)は5枠9番、ファン投票で歴代最多の36万8304票を獲得、史上12頭目となる宝塚記念との同一年春秋グランプリ制覇を狙うタイトルホルダー(牡4歳、美浦・栗田徹厩舎)は7枠13番に決定。

また、ダートから芝に転向して才能が開花、一気の3連勝でジャパンCを制したヴェラアズール(牡5歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)は3枠6番、復活を期す昨年の覇者エフフォーリア(牡4歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)は4枠7番、2014年の優勝馬ジェンティルドンナとのレース史上初の母子制覇を目指すジェラルディーナ(牝4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)は3枠5番からスタート。

そのほか、昨年の2着馬で、悲願のGⅠ初制覇へディープボンド(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎)は8枠16番、菊花賞で惜しくもハナ差届かず2着、ラストGPとなる福永祐一騎手のボルドグフーシュ(牡3歳、栗東・宮本博厩舎)は2枠3番、アルゼンチン共和国杯の勝ち馬ブレークアップ(牡4歳、美浦・黒岩陽一厩舎)は8枠15番に決まった。

超豪華なクリスマスグランプリを制すのは? 今年の古馬中・長距離GⅠ勝ち馬が勢ぞろいする年末の大一番・有馬記念は25日、中山競馬場(11R)で、午後3時25分にスタートが切られる。




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【有馬記念】タイトルホルダーは「国内最強」を改めて示せるか? クリスマスGPの注目点 2022年12月21日(水) 13:10

★今年は6年ぶりのクリスマス決戦 ファン投票1位はタイトルホルダー

12月25日の中山では、有馬記念(GⅠ)が行われる。今年のファン投票は、タイトルホルダー(牡4歳、美浦・栗田徹厩舎)が1位となったが、同馬の得票数36万8304票は昨年エフフォーリアが記録した従来の最多得票数26万742票を大幅に更新する歴代最多得票数で、インターネット投票での受付が実施されるようになった1998年以降の有馬記念では最も高い83.1%の得票率を記録した。今年の有馬記念にはタイトルホルダーの他にファン投票2位エフフォーリア(牡4歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)、3位イクイノックス(牡3歳、美浦.木村哲也厩舎)、7位ジェラルディーナ(牝4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)、8位ディープボンド(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎)、10位ポタジェ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)とファン投票トップ10に入った6頭を含む16頭が登録しているが、年末の大一番を制すのはどの馬だろうか。

なお、有馬記念が12月25日のクリスマスに実施されるのは2016年以来6年ぶり8回目となる。過去7回の勝ち馬を見ると年齡では3歳馬が5勝、4歳馬が2勝を挙げていて、ファン投票順位を見ると2位の馬が4勝を挙げている。

★同一年の宝塚記念有馬記念制覇なるか 帰国初戦となるタイトルホルダー

ファン投票1位のタイトルホルダーが、昨年の菊花賞、今年の天皇賞・春宝塚記念に続く4つ目のGⅠタイトルを狙う。出走馬をファン投票によって決めるドリームレースの宝塚記念有馬記念双方を制した馬はこれまでに15頭、同一年の宝塚記念有馬記念を制した馬は11頭を数えるが、タイトルホルダーはファンの支持に応えて勝利を挙げることができるだろうか。なお、タイトルホルダーはフランスの凱旋門賞11着以来の出走となるが、過去には1969年スピードシンボリ、2013年オルフェーヴル凱旋門賞以来の出走で有馬記念を制している。

★昨年は2番手からレースを進めて5着 今年のタイトルホルダーの戦法は?

タイトルホルダーは通算13戦6勝という成績を挙げているが、逃げた時は凱旋門賞が唯一の敗戦で、JRAの競走に限れば5戦5勝となる。タイトルホルダーば昨年の有馬記念では2番手からレースを進めて5着に敗れたが、今年はどのような戦法で挑むのだろうか。同馬には昨年に続き横山和生騎手が騎乗を予定している。

横山和生騎手は今年、タイトルホルダーとのコンビで天皇賞・春宝塚記念のGⅠ2勝を挙げるなどJRA重賞6勝を挙げている(※12月19日現在)。また、和生騎手の父・横山典弘騎手、弟・横山武史騎手は有馬記念で優勝経験があり、和生騎手には史上3組目の有馬親子制覇と史上初の有馬兄弟制覇がかかる。

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【有馬記念】ルメール騎手がなぎさ記者に激白! 「イクイノックスに乗るときは自信がある」 2022年12月19日(月) 08:23

さあ有馬ウイークに突入だ! 中央競馬のグランプリ・有馬記念(GⅠ、芝2500メートル)がクリスマスの25日、中山競馬場で行われる。今年の天皇賞・秋を制した3歳馬イクイノックス(美浦・木村哲也厩舎、牡)とコンビを組むクリストフ・ルメール騎手(43)=栗東・フリー=を、三浦凪沙(なぎさ)記者(25)が直撃。クリスマスGPで連対率100%の名手は、今年もかなりの手応えをつかんでいる。



なぎさ 天皇賞・秋はおめでとうございました。

ルメール パンサラッサ(2着)は抜けていたね。でもイクイノックスだけが届いた。あれが本当のイクイノックスだったと思います。やっぱり能力がありますし、最後までよく伸びてくれました。

なぎさ 今回の舞台は中山芝2500メートル。スタートしてすぐ3コーナーがあり、全部でコーナー6つのトリッキーなコースとされています。

ルメール 合うと思いますよ。同じ中山の皐月賞で2着だったし、すごく乗りやすい馬なので。体のバランスが良く、コーナーも上手に回れるので問題ないと思います。

なぎさ 距離も大丈夫ですか。

ルメール (2400メートルの)ダービーでもいい競馬をしてくれたし、前走はすごく速いペースの競馬だったので、絶対にスタミナがあります。だから大丈夫だと思いますよ。

なぎさ なるほど。では、現時点でのレースのイメージはありますか。

ルメール ポジションはゲートの出方によりますね。乗りやすい馬なので、どこからでも競馬はできると思います

なぎさ 14日の1週前追い切りの感触はいかがでしたか。

ルメール フットワークも呼吸も良く、状態は良さそうです。前走は休み明けだったので、今回はトップコンディションで走れると思います。

なぎさ 春からの成長は感じますか。

ルメール 春は少し体が緩かったけど、前走は全く緩くなかったです。パワーアップして大人になりましたね。レースごとにだんだん良くなっているのを感じます。キタサンブラック(GⅠ7勝。4歳以上で6勝)の子供なので、来年はもっと楽しみです。

なぎさ そんなイクイノックスの強みは何ですか。

ルメール ストライドがとてもパワフルで、メンタルもすごくいい馬です。体と頭がすごくいい。ボディシェイプは大体パーフェクト。大きさや高さなどいいバランスで背中が強くて、能力があります。

なぎさ 有馬記念は1年で最も盛り上がるレースですよね。そして、クリスマス当日の有馬記念はルメール騎手は3戦全て連対中です。

ルメール 自分にクリスマスプレゼントが欲しいですね(笑)。僕にとって有馬記念ハーツクライで日本で最初のGⅠを勝ったレースなので、すごくスペシャルで、このレースが好きです。出走する馬をお客さんの投票で決めるのは世界で日本だけ。本当に特別なレースですね。

なぎさ そのファン投票でイクイノックスは3位。やはり人気がある馬ですね。

ルメール どうして1位じゃないの(笑)? 人気は先輩にどうぞ(笑)。だけど、競馬は1位がいいね。僕はイクイノックスが大好き。頭がすごく良くて、乗りやすいので、この馬に乗るときは自信があります。今回も頑張ります!

■クリストフ・ルメール 1979年5月20日生まれ、43歳。フランス出身。99年にフランスで騎手免許取得。2002年から短期免許で日本での騎乗を開始。05年にハーツクライ有馬記念を勝ち、日本でのGⅠ初制覇を果たす。15年にJRA騎手免許を取得。18年には年間215勝のJRA記録を樹立した。18日現在、JRA通算7683戦1629勝(うちGⅠ42勝を含む重賞124勝)。

■三浦 凪沙(みうら・なぎさ) 1997(平成9)年9月30日生まれ、25歳。横浜市出身。父は横浜DeNAベイスターズの監督を務める大輔氏。父の所有するリーゼントブルースのデビュー戦を観戦したことをきっかけに競馬にはまった。2019年夏から競馬の取材を始め、20年有馬記念で紙面デビュー。趣味はお菓子作り。

◆18日のイクイノックス…茨城・美浦トレーニングセンターの坂路で調整。単走で軽快に駆け上がり、4ハロン53秒5-12秒1をマークした。天皇賞・秋を快勝した疲れもすっかり取れ、順調にメニューを消化している。「水曜(14日)に追ったあと、マイナスになるところもないので日曜にしっかり追えました。春より毛づやもいいし、順調に調整できているのは何より。前走の状態に持っていければ」と木村調教師。残り1週間で万全の仕上げを誓う。




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【有馬記念】ファン投票1位のタイトルホルダー クリスマスグランプリの主役は譲らない 2022年12月19日(月) 08:17

今年の有馬記念は2016年以来、史上8度目のクリスマス決戦。その主役となるのが、ファン投票1位で選出されたタイトルホルダー(美浦・栗田徹厩舎、牡4歳)だ。今年は春の天皇賞、宝塚記念とGⅠを2勝。同一年に宝塚記念有馬記念の両グランプリを勝てば、史上12頭目の偉業となる。フランスの凱旋門賞では馬場も合わずに11着に終わったが、国内の王座は譲れない。



歴代最多の36万8304票を集め、堂々のファン投票1位に輝いたタイトルホルダー。初の海外遠征となったフランスの凱旋門賞では11着と涙をのんだが、帰国後はこの一戦を目標に順調に調整を重ねてきた。2020年のクロノジェネシス以来、史上12頭目の同一年グランプリ連覇へ、栗田調教師が好感触を伝える。

「この中間は海外帰りということで気をつけてやってきた。帰厩した当初は力みが見られたので10日ほどなだめる期間を設けたけど、体のバランスは崩れていないし、今は体も気持ちも整ってきました」

無尽蔵のスタミナで逃げ切った昨年の菊花賞、今年の天皇賞・春。そして抜群の競馬センスで2番手からレコード勝ちした宝塚記念。「本当にスタートが速いし、二の脚もいいし、折り合いもつく。それが強みですね。自分で競馬をつくれますから」と指揮官が語るほど完璧なレースぶりでこれまでGⅠ3勝を挙げ、今や押しも押されもせぬ中長距離界の現役最強馬に君臨している。

3歳だった昨年は、不利な大外⑯番枠から、挑戦者らしく果敢に先行。逃げるパンサラッサの2番手から早めに先頭に立ったものの、直線で粘り切れず5着に終わった。その昨年とは、馬の完成度も立場も違う。当然、マークも厳しくなるだろう。ライバルもGⅠ馬が6頭と超強力だ。

「3歳で天皇賞・秋を勝って参戦する馬(イクイノックス)もいるし、エフフォーリアも絶対に立て直しているでしょう。どの年も有馬記念はいいメンバーがそろいますからね。その中で、まずはこの馬のパフォーマンスを出せるようにやっている。厩舎としてできることはそれだけですから。レースは信頼する人馬に任せます」

熱い思いを語る指揮官に、クリスマスの中山決戦で4つ目の〝タイトル〟をプレゼントしてみせる。クリスマスキャロルが流れる頃には、有馬の答えもきっと出ているだろう。(綿越亮介)

◆18日のタイトルホルダー 美浦Wコースを単走で流し、5ハロン72秒4-12秒0と鋭い伸びを披露した。15日に併せ馬で追われた効果か、走りの素軽さが格段にアップしている。「坂路だと走る部分も短くて調整は楽だけど、コースの方がジャッジもしやすいので。きょうはすごく良くなったと思う。(同じ休み明けの)春の日経賞は状態が本当に良くならなかったし、比べちゃいけないでしょう」と栗田調教師。コンディションは鋭い上昇カーブを描いている。

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先週は、4(土)に中山競馬場でG3夕刊フジ賞オーシャンステークスが、阪神競馬場でG3チューリップ賞が、5(日)には中山競馬場でG2報知杯弥生賞がそれぞれ行われました。それでは、いつものようにレース結果と競馬予想の達人・ウマニティプロ予想家陣のスマッシュヒットを振り返っていきたいと思います。
 
G3夕刊フジ賞オーシャンステークスは、押して押してトウショウピストがハナを叩く中、内からウインムートがこれを交わし先団を形成。2頭が後続を引き連れる形で馬群は4コーナーを通過します。直線半ば単独先頭に躍り出たトウショウピストの外から、ブレイブスマッシュが迫り、さらに後方からはクリスマスナックビーナスメラグラーナと牝馬3頭が内外に広がって強襲を開始。ゴール直前、メラグラーナがこの争いを制し1着でゴール。高松宮記念の優先出走権獲得とともに自身重賞初Vを手中にしました。1/2馬身差の2着にはインを突いて伸びたナックビーナス、さらにそこからアタマ差の3着にはクリスマスが入っています。
 
公認プロ予想家ではサウスプロおかべプロ☆まんでがんプロろいすプロら計10名が的中しています。
 
G3チューリップ賞は、スタート後数頭が横に広がって出を窺う幕開けの中、外から気合いをつけてワールドフォーラブが先頭に立ち3コーナーへ。ここに掛かり気味にアンバーミニーが並び掛けたことで序盤は比較的流れる展開に。注目の2歳女王ソウルスターリングはやや前向き過ぎる素振りを覗かせながらも5番手に落ち着き、リスグラシューはそこから3~4馬身後方を追走。人気どころはいずれも中団馬群となって、コーナーを回って直線勝負へ。カワキタエンカが抜け出した直後まで進出したソウルスターリングが、残り200m手前で早々先頭に立ちます。リスグラシューミリッサあたりも追い上げを見せますが、その差は一向に縮まらず。結局、直線で先手必勝の競馬をみせた女王が、影を踏ませずの完勝で連勝を4に伸ばしました。2馬身差の2着には、上り最速でリスグラシューの外から追い込んだミスパンテールが入り、そこから1/2馬身差の3着にリスグラシューが入っています。
 
公認プロ予想家では西野圭吾プロスガダイプロ岡村信将プロ馬っしぐらプロ他6名が的中しています。
 
G2報知杯弥生賞は、スタート後の長い直線を活かしてスルスルとマイスタイルがハナを奪い切って逃げの手に出ます。2番人気に推されたダイワキャグニーが2番手、1番人気カデナは中団後方、コマノインパルスはさらに後方からとなって向こう正面へ。ここでコマノインパルスが徐々にポジションを押し上げにかかり、隊列が凝縮していきます。それでも前半1000mは1分3秒2のスローペースとあって、各馬脚を溜めた状態での上り勝負の様相で直線勝負へ。楽逃げの格好となったマイスタイルは依然として手応え十分。後続も同じ脚色となってなかなか差が詰まらない中、大外を通って目立つ伸びをみせたのはカデナ。内ラチぴったりを逃げ粘るマイスタイルに一完歩ごとに詰め寄り、ゴール直前で差し切ってV。京都2歳Sに続く重賞連勝を飾りました。1/2馬身差2着のマイスタイルから1馬身1/4差の3着には好位のインからしぶとく脚を伸ばしたダンビュライトが入り、ここまでの3頭が皐月賞への優先出走権を手にしています。
 
公認プロ予想家では導師嵐山プロKOMプロスガダイプロマカロニスタンダーズプロら5名が的中しています。
 
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☆☆☆注目プロ →シムーンプロ
5(日)阪神3Rで『距離延長で良さが出れば。差しで穴を開ける鞍上にも期待。』とした◎スズカブルグ(単勝75.1倍)から○◎△3連複1954.2倍をゲット!複勝・馬連・ワイドと合せ計27万8860円払戻しのホームラン的中を記録しました。週末トータル回収率198%、収支22万880円プラスをマークしています。
 
☆☆☆注目プロ →ジ ョ アプロ
4(土)に、勝負予想とした小倉8Rで◎オールドクラシック(単勝11.0倍)の単勝&複勝計7万円払戻しを記録するなどトータル回収率132%の活躍を見せると、5(日)小倉2Rでは3連単31万6190円的中を披露!他にも阪神10Rの◎スーサンジョイ的中など含め土日両日回収率100%超えの好調となった先週は、トータル回収率141%、収支28万2720円プラスをマークしています。
 
☆☆☆注目プロ →夢月プロ
5(日)小倉1Rで◎プエルタデルソル(単勝35.5倍)の予想を披露し、単勝&馬連的中計37万3490円払戻しのビックヒットをマーク!他にも、随所に本命◎精度の高さをみせた先週は、週末トータル回収率141%、収支20万6190円プラスの好成績を記録しています。
 
☆☆☆注目プロ →おかべプロ
4(土)小倉6Rでの◎ハトマークレディ-○タガノヴェルリー馬連的中(9万7000円払戻し)、G3オーシャンSでのクリスマス複勝的中(2万2000円払戻し)など、先週も随所に“真骨頂”の1点予想的中を披露。週末トータルでは回収率134%を達成しています。
 
☆☆☆注目プロ →西野圭吾プロ
5(日)阪神11Rチューリップ賞で「初戦は調教量少なく7分のデキもあったかどうかだった。今回、初戦とは比べ物にならないほど調教量を積んで、楽しめる」と評した◎ミスパンテールから、▲◎○での3連複1点的中含め、馬連&ワイドをゲットし計7万5700円を払戻し!週末トータルでは回収率105%をマークしています。
 
☆☆☆注目プロ →スガダイプロ
4(土)小倉9Rの◎マイネルパッセ(単勝34.7倍)、5(日)小倉10R、同阪神10Rの◎○的中、G2中山11Rの△▲◎的中など好調予想を幾度となく披露し連日プラス収支をマーク!週末トータルでは回収率112%をマークしています。
 
☆☆☆注目プロ →いっくんプロ
4(土)中山7Rで◎ダイワエキスパートから◎△○3連単的中を披露し12万8600円を払戻し。5(日)中山2Rでは◎○×の印で3連単320.6倍を1000円分的中させ32万600円払戻しのビックヒットを記録しました。
 
☆☆☆注目プロ →サウスプロ
4(土)中山3Rで、3連複2点勝負を敢行し○◎△的中。11万5500円払戻しのスマッシュヒットを披露すると、続く小倉4Rでは馬連3点勝負で▲◎的中を披露。19万8660円の高額払い戻しをマークしています。
 
この他にも馬っしぐらプロ (131%)、【U指数】馬単マスタープロ(127%)、くりーくプロ(112%)、エース1号プロ(107%)が週末トータル回収率100%超の活躍を見せています。
 
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2017年3月7日(火) 18:45 凄馬プロジェクトチーム
『凄馬出馬表&馬券検討』3/4~3/5の結果(オーシャンステークス・弥生賞)
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3月4日(土)に行われました中山11Rの「オーシャンステークスG3」です。

レース結果(着順)の凄馬出馬表(画像)をご覧ください。



1着:総合ポイント【8位】○メラグラーナ(2.3倍)
2着:総合ポイント【3位】△ナックビーナス(7.9倍)
3着:総合ポイント【5位】△クリスマス(8.4倍)

第3グループ・総合ポイント8位のメラグラーナが1着、第1グループ・総合ポイント3位のナックビーナスが2着、第2グループ・総合ポイント5位のクリスマスが3着という結果でした。

メラグラーナが快勝するも肝心の◎スノードラゴンは8着と届かず。うーん、先週と同じような外し方で完敗です。しかし、このレースで掲示板を1→3→4→2→5人気で占められるとは夢にも思っていませんでした(・_・;)

【3複フォーメーション】
◎=○▲☆=印
10=5,8,9=1,2,3,4,5,8,9,14,15,16(24点)払い戻し0円


続いて3月5日(日)に行われました中山11Rの「弥生賞G2」です。

レース結果(着順)の凄馬出馬表(画像)をご覧ください。



1着:総合ポイント【8位】○カデナ(7.1倍)
2着:総合ポイント【6位】△マイスタイル(26.4倍)
3着:総合ポイント【1位】☆ダンビュライト(9.1倍)

第4グループ・総合ポイント8位のカデナが1着、第4グループ・総合ポイント6位のマイスタイルが2着、第1グループ・総合ポイント1位のダンビュライトが3着という結果でした。

こちらは、◎コマノ-○カデナラインの3複が直線半ばくらいまではあるか!?と思ってそこそこ楽しめたんですが、結局◎コマノは6着に沈み......。前半がスローに流れた分、上がり勝負になったことがキツかったでしょうか。もう少し上がり掛かっての巻き返しに期待したいです。

【3複2頭軸流し】
◎○=▲☆+10,12
7,11=3,4,10,12(4点)

【馬単フォーメーション】
◎○→◎○▲☆
7,11→3,4,7,11(6点)

計10点 払い戻し0円

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2014年6月4日(水) 16:16 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2014) ~第2回 2013成績上位者分析~
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6月1日の日本ダービー(3歳GⅠ・東京芝2400m)をもって『ウマニティPOG 2013』が終了。各クラスの最終結果が確定しました。優勝ならびに上位入賞を果たしたユーザーの皆さん、本当におめでとうございます!
 今週からは早くも『ウマニティPOG 2014』が開幕。既に初回の入札を受付中です。優秀なプレイヤーたちに指名のコツを学ぶべく、今回は『ウマニティPOG 2013』のスペシャルクラス、スーパーミリオネアクラス、ミリオネアクラス、スーパーリッチクラス、リッチクラス、ブルジョアクラスで上位にランクインした皆さんの指名状況を分析してみました。なお、各馬の成績はいずれも2014年06月01日現在のものです。

 スペシャルクラスで優勝を果たしたのは柿谷陽介さん。シーズン序盤から独走態勢を築き、そのまま逃げ切りました。阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳GⅠ・阪神芝1600m外回り)を制したレッドリヴェール(ディソサードの2011)、日本ダービーで4着に食い込んだタガノグランパタガノグラマラスの2011)と、2頭の指名馬が1億円超の賞金を獲得。この2頭はそれほど前評判が高くなかっただけに、お見事と言うほかありません。また、柿谷陽介さんは20頭すべてをデビュー前に落札しているのですが、なんとこのうち17頭が勝ち上がりを果たしています。ドラフト制、かつ参加人数の多いPOGを経験された方であれば、この“高打率”がどれだけの偉業かおわかりいただけるでしょう。既に公開されている『プロの指名馬リスト20』や、シーズン開始後の入札状況にもぜひ注目したいところです。
 2位はアジアエクスプレス(Running Bobcatsの2011)、ベルカントセレブラールの2011)、フォーエバーモアエターナルビートの2011)、クリスマス(アラマサスナイパーの2011)などを指名しているポグニティさん。いずれも新馬や500万下を勝ち上がった後に落札しています。『ウマニティPOG』は指名枠さえ空いていればデビュー後でも入札を行うことができるルールなので、所属クラスの入札状況を逐一チェックしたり、デビュー直後のレースぶりから将来性の高さを見抜いたりできれば、有利にゲームを進めることができるのです。後者はともかく、前者は比較的簡単に真似をできるはずなので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
 3位は日本ダービー馬のワンアンドオンリー(ヴァーチュの2011)らを指名した太組不二雄さん。ワンアンドオンリーは5月31日の第2回入札で落札しています。しかも、落札価格は募集価格と同額。相馬眼の高さを証明する素晴らしい指名でしたね。
 ちなみに、私はお三方に次ぐ4位。NHKマイルカップ(3歳GⅠ・東京芝1600m)を制したミッキーアイルの指名に成功したものの、クラシック競走で上位に食い込む馬は指名できませんでした。牡馬に関してはある程度織り込み済みだったのですが、重視していた牝馬戦線でポイントを上積みできなかったのは大きな誤算。来シーズンも引き続き短距離向きの馬や牝馬を重視しつつ、全体的なレベルアップを図りたいと思います。

 スペシャルクラスと同様に各馬の仮想オーナー枠がひとつずつというルールで争われたスーパーミリオネアクラスは、イスラボニータ(イスラコジーンの2011)やタガノグランパらを指名した超素人さんが優勝を果たしました。日本ダービーイスラボニータ(2着)とタガノグランパ(4着)がそれぞれ着外に終わっていたら、ワンアンドオンリーを指名したねるそんさんの逆転優勝となっていたはず。最後の最後まで熱い戦いでしたね。
 超素人さんはイスラボニータをデビュー前の第2回入札で、タガノグランパを年明けの第34回入札で落札しています。スペシャルクラスのプレイヤーに例えると、柿谷陽介さんとポグニティさんをミックスしたような指名スタイル。バランスの取れた戦術が最大の勝因だったんじゃないでしょうか。

 ミリオネアクラスはイスラボニータらを指名したあさかぜ商店さんが圧勝。このクラスは各馬の仮想オーナー枠が2つあり、2位のナズグルさんもイスラボニータを落札していたのですが、あさかぜ商店さんは桜花賞(3歳GⅠ・阪神芝1600m外回り)を勝ったハープスター(ヒストリックスターの2011)の指名にも成功していました。
 ちなみに、イスラボニータハープスターはいずれも昨夏から重賞戦線で活躍していた馬。こういうタイプが3歳クラシックを制したことで、2014-205シーズンは早期デビュー馬の人気が例年以上に高まるのではないかと思います。入札方針を決める際にはこうした状況も考慮したいところです。

 スーパーリッチクラスはワンアンドオンリーを指名したダイスポ好配特捜班さんが勝利。2位がイスラボニータを指名した黒豹さんで、最終的なポイント差もごくわずかでしたから、日本ダービーのゴール前で繰り広げられた競り合いの結果がそのまま明暗を分ける形となりました。
 ダイスポ好配特捜班さんは東京スポーツ杯2歳ステークス(3歳GⅢ・東京芝1800m)が行われる直前の第26回入札でワンアンドオンリーを落札。この時点で4戦1勝、東京スポーツ杯2歳ステークスも単勝オッズ31.5倍の8番人気に過ぎず、翌春の戴冠をイメージできていた競馬ファンはほとんどいなかったはずです。このようなタイミングで将来性の高さを見抜いていたのは素晴らしいと思います。

 リッチクラスの優勝争いはイスラボニータを指名していたちゃらこさん、東風はるちゃんさん、ワンアンドオンリーを指名していた地味ラクルさんによる数百万円差の大接戦。結局、勝利の女神が微笑んだのはレッドリヴェールマイネルフロスト(スリースノーグラスの2011)も指名していたちゃらこさんでした。東風はるちゃんさんはマイネルフロストを、地味ラクルさんはレッドリヴェールを指名していましたから、本当に些細な差が決め手になりましたね。
 ちゃらこさんは他にもベルカントクリスマスを指名しています。前出のイスラボニータレッドリヴェールマイネルフロストを含め、この5頭を落札したのはいずれもデビュー後。将来性の高さを見抜く指名が戴冠に繋がりました。

 ブルジョアクラスはイスラボニータワンアンドオンリーを指名したRH西葛西店さんが、ハープスタートゥザワールドトゥザヴィクトリーの2011)を擁するニースケンスさんを日本ダービーでかわし、逆転勝利を収めています。
 RH西葛西店さんがワンアンドオンリーを落札したのは、スーパーリッチクラスのダイスポ好配特捜班さんと同じ第26回入札。当時の好判断が最後の最後に活きた形です。

(次回は6/11(水)に更新いたします。)

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
 埼玉県桶川市在住のフリーライター、コピーライター、競馬評論家。的確でわかりやすいデータ分析に定評があり、現在は『JRAホームページ』内「今週の注目レース」で“データ分析”のコーナーを担当しているほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている。競走馬への一口出資やペーパーオーナーゲーム(POG)にも造詣が深く、現4歳世代のPOGでは、参加したすべてのドラフト(いずれも参加者20名以上)においてジェンティルドンナの単独1位指名に成功。現3歳世代も“赤本”こと『POGの達人』(光文社)誌上においてカミノタサハラコディーノフラムドグロワールらを推奨し、推奨馬の獲得賞金ランキング皐月賞終了時点)で1位を獲得した。近著に『本当に儲かる騎手データブック 馬券の勝ち組は騎手を野次らない(競馬王新書EX008)』(ガイドワークス)、『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。

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2014年3月12日(水) 12:00 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 ~第11回 上位ランカーに学べ!トライアル初戦終了時の成績を紹介~
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 先週末に桜花賞トライアルチューリップ賞(3歳GIII・阪神芝1600m外回り)と皐月賞トライアルの弥生賞(3歳GII・中山芝2000m)が施行され、春のクラシックシーズンが本格的にスタートしました。
 2013-2014年のPOG戦線もいよいよ佳境。泣いても笑っても、あと数ヶ月経てば『ウマニティPOG』の初代チャンピオンが決定するわけです。
 もっとも、POG期間中のレースで獲得可能な賞金のうち、3歳2月までのレースで獲得できるのは全体の6割程度。残る4割を今月以降のレースで奪い合うわけですから、まだどのプレイヤーにも上位入賞のチャンスは残されています。大勢が決するまでは決して諦めず、最後の最後まで指名馬の奮闘ぶりを見守りましょう。
 今回は現時点で上位をキープしているプレイヤーたちに指名のコツを学ぶべく、スペシャルクラス、スーパーミリオネアクラス、ミリオネアクラス、スーパーリッチクラス、リッチクラス、ブルジョアクラスの戦況と、上位にランクインしている皆さんの指名状況を分析してみました。
 なお、各馬の成績ならびに各プレイヤーの指名馬は、いずれも2014年03月11日現在のものです。

 スペシャルクラスは相変わらず柿谷陽介さんがトップに君臨中。昨年末にアジアエクスプレス(Running Bobcatsの2011)らを指名しているポグニティさんが猛追したものの、その後もタガノグランパタガノグラマラスの2011)、バンドワゴン(ピラミマの2011)らが着々とポイントを重ね、現在は再び6000万円以上の差がつきました。
 12月8日の阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳GI・阪神芝1600m外回り)を制したレッドリヴェール(ディソサードの2011)も4月13日の桜花賞(3歳GI・阪神芝1600m外回り)で戦線に復帰予定。余程のことがない限り、今後も大きく獲得賞金を伸ばしてくるでしょう。
 私、伊吹雅也も3位まで順位を上げたのですが、柿谷陽介さんとはおよそ1億5000万円差、ポグニティさんとも約8500万円差。指名馬の中からGIウイナーが出て、なおかつ上位お二方のポイントが伸び悩めば勝負になるかも――という状況です。

 以前の当コラムでも紹介しましたが、スペシャルクラスの“ツートップ”は指名スタイルが対照的。
 柿谷陽介さんは血統的な注目度がそれほど高くなかった馬を中心に、デビュー前の入札で指名馬を落札していました。並外れた相馬眼と的確な情報収集力があるからこそなせる業でしょう。
 一方、ポグニティさんはオキザリス賞(2歳500万下・東京ダート1600m)で2勝目を挙げた直後にアジアエクスプレスを落札するなど、デビュー後のレースぶりをチェックしたうえで更なる活躍が期待できそうな馬を獲得しています。
 こうした駆け引きも『ウマニティPOG』ならではの醍醐味ですね。
 3位の私はどちらかと言うと柿谷陽介さんに近い作戦で、すべての指名枠を各馬のデビュー前に使い切りました。強いて違いを挙げるなら、早期デビュー予定の馬をそれほど重視せず、3歳春のビッグレースで活躍してくれそうな馬を揃えた点。ミッキーアイル(スターアイルの2011)が想定よりも早く稼いでくれましたし、ロサギガンティア(ターフローズの2011)やショウナンパンドラ(キューティゴールドの2011)もGI前哨戦で有力視されるレベルに達してくれましたから、今のところは当初のゲームプラン通りと言えます。
「どうしても未出走馬が多くなってしまう」「POG期間の前半戦をほとんど楽しめない」といったデメリットはあるものの、早期デビューを予定していない馬は(余程の良血馬でなければ)マークが薄くなるので、入札やドラフトをストレスなく進められる点が大きなメリット。
 動くポイントはPOG期間の終盤ほど大きくなるのですから、こうした作戦で臨むのもひとつの手です。

 スーパーミリオネアクラスでトップに立っているのはよ~じさん。デビュー前に落札したマイネルディアベル(ムービースクリーンの2011)やトーセンスターダムアドマイヤキラメキの2011)が既に3勝しているうえ、小倉2歳ステークス(2歳GIII・小倉芝1200m)直前に落札したホウライアキコ(ホウライサンデーの2011)、阪神ジュベナイルフィリーズ前の11月8日に落札したフォーエバーモアもJRA重賞を勝ちました。『ウマニティPOG』を戦ううえでは理想的な、絶妙にバランスの取れたゲーム運びと言えるでしょう。
 今後もさらに獲得ポイントを伸ばしてくるはずですし、次期『ウマニティPOG』の作戦を練る際は真っ先にお手本とすべきプレイヤーだと思います。

 ミリオネアクラスは混戦模様ですが、現在はチューリップ賞と8月25日の新潟2歳ステークス(2歳GIII・新潟芝1600m外回り)を制したハープスター(ヒストリックスターの2011)、11月16日の東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳GIII・東京芝1800m)や2月24日の共同通信杯(3歳GIII・東京芝1800m)を制したイスラボニータ(イスラコジーンの2011)らを指名しているあさかぜ古書店さんが首位です。
 改めてあさかぜ古書店さんの指名状況を確認してみると、ハープスターこそ第1回の入札で落札していますが、イスラボニータの方は6月2日のデビュー戦(1着)から1ヶ月近く経った6月28日に落札。既に勝ち上がった馬の指名状況までしっかりとチェックしていたからこそ、募集価格と同額ですんなり落札できたのでしょう。
 2歳戦のスタート直後はどうしても入札に対する注目度が若干落ちますから、素質馬を上手く拾うならこの時期が案外狙い目なのかもしれません。

 仮想オーナー枠が4つあるスーパーリッチクラスは、前出3クラス以上の大激戦。現在はレッドリヴェールトゥザワールドトゥザヴィクトリーの2011)、クリスマス(アラマサスナイパーの2011)らを擁する黄金旅順さんがわずかな差でトップに立っています。レッドリヴェールトゥザワールドをデビュー前に落札した点もお見事ですが、クリスマスを函館2歳ステークス(2歳GIII・函館芝1200m)直前の7月19日に落札している点も要注目。
 微差の首位争いになれば、こういう形で獲得したポイントが最後の最後に効いてきそうです。

 リッチクラスの首位はレッドリヴェールハープスタープレイアンドリアル(シルクヴィーナスの2011)らを指名しているスズカアサカオーさん。1頭につき4名までの指名枠がある(スペシャルクラスとスーパーミリオネアクラスは1名のみ、ミリオネアクラスは2名まで)とはいえ、現時点での獲得ポイント=4億0736万円はスペシャルクラス~ブルジョアクラスを通じてトップの数字でした。
 ちなみに、スズカアサカオーさんがプレイアンドリアルを落札したのは朝日杯フューチュリティステークス(2歳GI・中山芝1600m)直前の12月13日。それまでの時点で指名馬のラインナップはかなり充実していましたが、12月を迎えてもなお貪欲にポイントの加算を狙う姿勢が、現在の素晴らしい成績に繋がっているのだと思います。

 ブルジョアクラスでトップに立っているニースケンスさんも現時点で3億7057万円を獲得。ハープスターをデビュー前に指名している点はもちろん、トゥザワールドを12月27日に落札している点が印象的でした。デビュー前から評判になっていた超良血馬、しかもこの時点で既に2勝している馬でしたが、指名枠や参加プレイヤーの多いクラスだと、こんな時期でも案外すんなりと指名できてしまうことがあるのです。
 自分が参加しているクラスの指名状況は、ひと通りの指名が終わった後もしっかりとチェックしておきましょう。

(伊吹雅也のPOG分析室は毎月10日頃に更新されます)

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
 埼玉県桶川市在住のフリーライター、コピーライター、競馬評論家。的確でわかりやすいデータ分析に定評があり、現在は『JRAホームページ』内「今週の注目レース」で“データ分析”のコーナーを担当しているほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている。競走馬への一口出資やペーパーオーナーゲーム(POG)にも造詣が深く、現4歳世代のPOGでは、参加したすべてのドラフト(いずれも参加者20名以上)においてジェンティルドンナの単独1位指名に成功。現3歳世代も“赤本”こと『POGの達人』(光文社)誌上においてカミノタサハラコディーノフラムドグロワールらを推奨し、推奨馬の獲得賞金ランキング皐月賞終了時点)で1位を獲得した。近著に『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。12/6日に全面監修の新刊『ウルトラ回収率 2014-2015(競馬王新書EX006)』(ガイドワークス)が発売された。

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2013年9月10日(火) 17:45 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 ~第5回 上位ランカーに学べ!夏季競馬終了時の成績を紹介~
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 先々週で夏季競馬が終了し、先週からは秋季競馬がスタート。既に函館2歳ステークス(2歳GIII・函館芝1200m)、新潟2歳ステークス(2歳GIII・新潟芝1600m外回り)、札幌2歳ステークス(2歳GIII・函館芝1800m)、小倉2歳ステークス(2歳GIII・小倉芝1200m)の4重賞が施行され、各ワールドのランキングも大きく変動しました。
 今回は優秀なプレイヤーたちに学ぶべく、スペシャルクラス、スーパーミリオネアクラス、ミリオネアクラス、スーパーリッチクラス、リッチクラス、ブルジョアクラスで首位に立っている皆さんの指名馬を分析してみたいと思います。なお、各馬の成績ならびに各プレイヤーの指名馬は、いずれも2013年09月09日現在のものです。

 私も所属しているスペシャルクラスでスタートダッシュを決めたのは、「『青本』の頭脳」としておなじみの柿谷陽介さん。レッドリヴェールグランシェリー、ウインマーレライと、既に指名馬から3頭の2勝馬が出ています。また、デビューした9頭のうち8頭が勝ち上がっている“打率”の高さも特筆モノ。決して前評判の高かった馬ばかりではないだけに、この戦績はお見事というほかありません。
 ちなみに、まだデビューしていない指名馬はアンヴェイルド(ヴァイオレットラブの2011)、サングレアル(ビワハイジの2011)、Vodkaの2011。いずれも母や姉がJRA GIを勝っている良血馬です。これらの馬が柿谷さんのお見立て通りに活躍するようなら、早い段階で独走態勢に入られてしまうかもしれませんね。

 スーパーミリオネアクラスは藤沢雄二さんがトップ。ダリア賞を制したマキャヴィティのほか、小倉2歳ステークスで3着に食い込んだラブリープラネットを指名されています。全体的に混戦模様のクラスなので、シャドウダンサーダンスインザムードの2011)をはじめとする未デビュー組や、これから追加指名する馬たちがポイントになりそうです。

 ミリオネアクラスで首位に立っているのはさぎ太さん。新馬の後に指名したクリスマスモズハツコイがそれぞれ次走で優勝しています。また、前評判が高かったうえに早々と勝ち上がりを果たしているアトム、エイシンオルドス、レヴアップスピンあたりを押さえている点もさすが。今後もしばらくは首位争いを牽引していくでしょう。

 スーパーリッチクラスはゆぅとぉみさんが一歩リード。2~4位のプレイヤーはレッドリヴェールの札幌2歳ステークス優勝で獲得ポイントを伸ばしましたが、ゆぅとぉみさんは既に9頭の指名馬が勝ち上がっているうえ、クリスマスやウインマーレライといった2勝馬も押さえていました。夏季競馬に照準を絞った指名というわけではなく、まだサングレアル(ビワハイジの2011)、ラヴズオンリーミーの2011といった良血馬もデビューを控えていますから、どこまでポイントが伸びるのか楽しみです。

 リッチクラスのトップはスズカアサカオーさん。レッドリヴェールハープスターの2頭が既に重賞を勝っています。また、その他の指名馬を見ても、エイシンアロンジー(Ice Mintの2011)、エルノルテ、ガリバルディシャドウダンサーダンスインザムードの2011)、ドラゴンストリート(フィラストリートの2011)、ラヴィーネといった良血馬や評判馬がズラリ。このワールドはもちろん、全ワールドを通じての最高獲得ポイントも狙えそうな、重厚感あふれるラインナップですよね。いわゆる“POG本”の制作に携わっている者として、「今のうちに指名理由をインタビューしておいた方がいいのかもしれない」とすら思いました。

 ブルジョアクラスは今のところ混戦模様ですが、原稿執筆時点で首位に立っているのはうまんですよさん。コスモス賞を制したマイネルフロストや、札幌2歳ステークス3着のハイアーレート、小倉2歳ステークス2着のベルカント、同3着のラブリープラネットらを指名されています。しかも、マイネルフロストハイアーレートはデビュー前に指名済み。私の指名する馬は3歳春にようやく開花する晩成型が多く、この時期にJRA重賞で好走するような馬をなかなか指名できないので、大変勉強になるラインナップです。

 ちなみに、アベレージクラス(1~7)を含む各ワールドで首位をキープしている13名のプレイヤーを対象とした、各馬ごとの指名者数ランキングは下記の通り。

1位クリスマス8名
2位サングレアル5名
2位ファイトバック5名
2位レッドリヴェール5名
5位ウインマーレライ4名
5位シャドウダンサー4名
5位パリーアーク4名
5位マイネルフロスト4名
5位レヴアップスピン4名
10位イスラボニータ3名
10位エイシンオルドス3名
10位エルノルテ3名
10位ガリバルディ3名
10位グランシェリー3名
10位ハープスター3名
10位ベルカント3名
10位ベルキャニオン3名
10位マイネルギャルソン3名
10位マイネルメリエンダ3名
10位ラブリープラネット3名
10位レーヴデトワール3名

 大半の馬は既にある程度のポイントを獲得していますが、サングレアルビワハイジの2011)、シャドウダンサーダンスインザムードの2011)、ベルキャニオン(クロウキャニオンの2011)、レーヴデトワール(レーヴドスカーの2011)あたりがデビューするのは今週以降。これらの馬はPOG名人たちがその素質を高く評価しているわけで、馬券的にも要注目の存在と言えるでしょう。


伊吹雅也さんのPOGマイページはこちら

(伊吹雅也のPOG分析室は毎月10日頃に更新されます)

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
 埼玉県桶川市在住のフリーライター、コピーライター、競馬評論家。的確でわかりやすいデータ分析に定評があり、現在は『JRAホームページ』内「今週の注目レース」で“データ分析”のコーナーを担当しているほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている。競走馬への一口出資やペーパーオーナーゲーム(POG)にも造詣が深く、現4歳世代のPOGでは、参加したすべてのドラフト(いずれも参加者20名以上)においてジェンティルドンナの単独1位指名に成功。現3歳世代も“赤本”こと『POGの達人』(光文社)誌上においてカミノタサハラコディーノフラムドグロワールらを推奨し、推奨馬の獲得賞金ランキング皐月賞終了時点)で1位を獲得した。近著に『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。

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2013年8月9日(金) 17:00 ポグニティ
【POGレポート】ポグニティの月間部門賞レポ!7月の獲得賞金王は!?
閲覧 344ビュー コメント 0 ナイス 18

 みなさんこんにちはー!!  
 なりふり構わず100万ポイントでクリスマスを落札し、社内で「クリスマス野郎!」とあだ名を付けられてしまったポグニティです!
 夏本番といった感じで暑い日が続きますが、同じくらいPOG戦線もヒートアップしていますよー!

 では早速、先月末に発表された7月の月間部門賞のレポートをしたいと思います。7月は中京2歳ステークス、そして世代初の重賞となる函館2歳ステークスが行われましたのでランキングにも大きな変動がありました。

 右の表は先月に引き続きスペシャルクラスからアベレージクラス(1~7組)まで全13ワールドの獲得賞金王者を抜き出してランキング化したものです。それではランキングをチェックしてみましょう!

 総合トップに立ったのはアベレージ5クラスの大谷吉継さんで獲得賞金額は5620万円でした!おめでとうございます!!

 見事総合1位に輝いた大谷吉継さんのラインナップですが、デビュー週の木曜日に落札するスタイルですね。調教、相手関係を綿密にチェックして、見極めて入札しています。デビュー後にすぐクリスマスを取りに行っていることからレース分析もしっかりしてしてそうです。11頭中10頭が稼働中で今後、どんな馬をセレクトするのか興味深いです、今後も注目させて頂きます!
 ちなみに6月度の獲得賞金王も5000万以上でしたのでやはり賞金王へのボーダーは今後も5000万以上ですねー。これからオープン、重賞競走も増えていくのでどんどん上がっていきそうです。

 続く2位には僅差の5350万円でゆぅとぉみさん(スーパーリッチ)で先月に続き、2度目の受賞となりました!おめでとうございます!7月はクリスマスをはじめ、中京2歳ステークスで2、3着となったウインスプラッシュマイネルギャルソンらが活躍しました。現在、11頭が稼働中で夏期間も休まず、まだまだ賞金加算がありそうです!

 3位には4750万円を獲得したブライトナー男爵さん(アベレージ2)です。現在POG馬は6頭ですが、クリスマスや新馬勝ちを収めたフェルメッツァラヴィーネとクラシックも見据えた素晴らしい馬セレクトです。これからどんな馬を入札していくのか楽しみです!

 4位からRH西葛西店さん(ブルジョア)、キラリさん(アベレージ3)、バイエルンさん(アベレージ7)、POGアベベさん(アベレージ6)、タイシジェネラルさん(アベレージ4)、さぎ太
さん(ミリオネア)、ポグニティ(スペシャル)、ダビ次郎さん(アベレージ1)、風薊さん(リッチ)、オジャパメンさん(スーパーミリオネア)となっています。

 やはり函館2歳ステークスがあったので獲得賞金ランキングクリスマスがPOG馬だったかどうかが、ポイントでしたね。
 それでは最後に改めて7月度の各部門賞に輝いた皆様本当におめでとうございます!
 
 8月は新潟2歳ステークス、札幌2歳ステークスがありますので、またまたランキングが大きく動きそうです!それではみなさんまた来月にお会いしましょう!

 以上クリスマス野郎、、ではなくてポグニティでした!

【ポグニティ】

 

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クリスマスの口コミ


口コミ一覧
閲覧 79ビュー コメント 2 ナイス 20

今日は東西GⅡ戦
東はクリスマスの話題じゃなくて
唯一のGⅡ出走歴馬に期待
で今年から変わる夏競馬
クローバー賞の同枠馬アドマイヤにもチョッと期待

西は京都金杯を思い出してみる
1着馬~3着馬が出走
この馬たちの枠番に注意しようかなぁ~と


先週中山で走ってましたね シランケド(笑)

では

 藤沢雄二 2023年7月1日() 13:52
下半期スタート
閲覧 93ビュー コメント 0 ナイス 8

カレンダーは7月に突入して2023年も下半期となりました。

まあ
1月~6月=181日
7月~12月=184日
なので、厳密に言えば明日の正午が2023年の折り返し地点になりますが
「思い立ったが吉日」という言葉もあるのでその辺は都合のいい解釈でいいと思います。

さて競馬をやっている身からすると、時の流れの速さは上半期も下半期も、それどころか毎日でさえも同じのハズなのに
体感で言えば下半期の方が圧倒的に速さを感じます。

おそらく開催日割のトリックがその因だと思うのですが
競馬のサイクルは6月が変わり目になるので、一般社会との上半期・下半期では1ヶ月の誤差が生じます。
競馬の場合だと
上半期=1月~5月
下半期=6月~12月
になるでしょう。

結局のところ、上半期の最大目標はダービーでそれが5月末なのに対して、一般社会の上半期のゴールと1ヶ月の差がわけで。
そこを比べると下半期の大一番というのが有馬記念で、ほぼクリスマスと重なるので、個人的にはクリスマス自体はどうでもいいんですけどw
街の賑やかさとはシンクロする部分も大きいのかと思います。


とにもかくにも下半期になったということで、簡単な目標を2点挙げておこうかと。
1つめは「オッズを調べる」ことですね。

自分で言うのもアレですが、馬券を買う時はオッズには無頓着な方でして。

ほら、世の中には「合成オッズがどのくらいで…」みたいなことを言う人がいるじゃないですか。
まあ個人的にああいうのが苦手で。

馬券だと
・馬連1-2と馬単1-2の表裏
・3連複1-2-3と3連単1-2-3ボックス
・1の複勝と3連複1から総流し
こんな感じで「同じ意味を持つ」馬券の例はありますが、その中で10円でも高い馬券を買うことに躍起になっている人がいますよね。
それをガメツイとは言いませんけど、自分の美学としてはそんなせせこましいことはしたくないw


あと、JRAのPATにはまだないかと思うのですが、テレボートには「振り分け配分」という機能があって
例えば
「蒲郡10Rで2-13-1346の舟券を合計3000円買う」ような時に「どの組み合わせで当たっても払い戻しが均等になる」というように、オッズに合わせて自動的に強弱をつけてくれるのです。
それはそれで便利ではあるのですけど、印が金額に反映されないのが難点です。

例えば上記の場合だと、2-1-3が15倍で2-1-4が30倍だと仮定します。
展開などを考えた時に2-1-4の方が面白そうでこっちの方に気がある場合でも、振り分け機能を使ってしまうと、2-1-3の方に厚張りされてしまうのですね。

時間がない時はベロッと流して高め待ちでもいいのでしょうけど、
せめて勝負レースぐらいは「印通りの本線で決まればガッツリ儲かる」ぐらいの意識は働かせたいとは思っています。


あとオッズに関してもう一つ。
最近は、ワンターンのレースではボックスでガチャ馬券を買うこともありますけど
基本的には軸馬を決めて流すタイプです。

で、よくやってしまうのが「軸馬は行方不明で2列目の馬で決まる」というパターン。
自分の場合は、馬だけでなく舟でもチャリでもやらかしますw
まあ日常茶飯事なわけですが、
なので3列目をどこまで拾うかを考えるくらいだったら
2列目のオッズを見て配当次第でそこを押さえた方が何かといいような気がしまして。
だからそこを気にするクセをつけたいなと。


2点目は「銀座のウマニティBAR」に1回ぐらいは顔を出してみようかと。
今週と来週は自分のスケジュール的に無理がありますが、最短でなら函館記念はちょっと考えます。
そこをパスすれば「夏競馬のうちには…」って感じですかね。
まあ興味はあるので、簡単にクリアできそうなことは入れておこうかと。


年明けに調子のよかった馬券が(舟券も)
ここ2ヶ月ばかり沈黙しているので(ホームランがないという意味で)
下半期は上げ潮に乗っていければ…と思っております。

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 はななるくん 2022年12月23日(金) 21:34
🎄有馬記念 クリスマスでも節操無いから当てちゃうよ
閲覧 427ビュー コメント 0 ナイス 5

有馬記念の傾向…枠順は内枠有利。目標になる逃げ馬不利。当日2桁の馬体重増不利。

この秋のG1の傾向…3歳馬、外国人ジョッキーの活躍。

世相から戦争、安倍晋三暗殺、岸田不況…黒枠③ボルドグフーシュ

調教からはタイトルホルダー、イクイノックス、ディープボンド…穴っぽいところでは、アカイイト、イズジョーノキセキ

◎イクイノックス ◯タイトルホルダー

馬連フォーメーション 9・13ー 1 2 3 5 6 7 9 10 12 13 14 16

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コメント一覧
4:
  yukinsky   フォロワー:0人 2013年7月25日(木) 18:55:54
400P!めちゃめちゃお買い得やったね。いいタイミング逃してしまった。
…つうか皆さん、ホントにやる気あんの?w
3:
  サンシャイン池崎   フォロワー:1人 2013年7月24日(水) 11:47:15
次走は11/9ファンタジーS・GIII(京都芝1400m)の予定です
2:
  サンシャイン池崎   フォロワー:1人 2013年7月17日(水) 18:45:47
7/21(日)函館2歳S・GIII(芝1200m)に出走予定です

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2017年6月18日函館スプリントS G313着
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