2017年6月23日(金) 19:00
山崎エリカ
【山崎エリカのG1ナビゲーション】~2017宝塚記念~
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雨降り馬場の宝塚記念は、オーバーペースが発生しやすい舞台
昨年3着のキタサンブラックは、大丈夫か?
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宝塚記念のファン投票で、キタサンブラックが1992年のオグリキャップを上回る約83%の支持率を集めました。これはグレード制導入後の歴代ナンバー1の支持率なんだとか。キタサンブラックの馬主は愛すべきサブちゃん。オグリキャップと同様にけっしてファッショナブルな血統背景ではないのに強いことが、ファンの心を掴む理由でしょう。
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しかし、約83%もの支持率を集めたのは、ライバルのサトノダイヤモンドを始めとするマカヒキ、ディーマジェスティなどの4歳勢が早くから回避を発表。さらに海外帰国組のリアルスティール、ネオスターダム、ヴィブロスらも出走未定だったこともキタサンブラックの人気に拍車を掛けたのでは?
宝塚記念の位置付けは、上半期のグランプリ決定戦。暮れのグランプリ・有馬記念に対抗して作られたレースですが、例年、有馬記念や春の天皇賞と比較してもメンバーが集まりづらいものがあります。特に今年は11頭立てと寂しく、今年G1に昇格したばかりの大阪杯よりもメンバーが集いませんでした。
宝塚記念はなぜ、例年メンバーが集まらないかというと、一番の理由は時期的なもの。宝塚記念は梅雨の真っ只中に行われるため、馬場が悪化することが多く、逆に運よく晴れれば猛暑。特に凱旋門賞を目指す馬たちは、昨年のマカヒキや今年のサトノダイヤモンドのように、宝塚記念をスキップして、ニエル賞やフォア賞から始動したがります。
宝塚記念→フォア賞→凱旋門賞を目指した2010年のナカヤマフェスタ、2012年のオルフェーヴルのほうが、よっぽど凱旋門賞で結果を出しているというのに、宝塚記念をスキップするのは、凱旋門賞ショックという病に憑りつかれているとしか…。凱旋門賞を目指す馬が宝塚記念をスキップするのは、「夏バテしたら大変」「タフな馬場の宝塚記念で負けたら、凱旋門賞へ行きづらくなる」(馬主さんが凱旋門賞へ行くことを躊躇する)などが、よくある理由です。
詳しくは凱旋門賞での原稿や予想コラムに綴るとして、現時点では宝塚記念を上手に使えていない陣営が多く、結果、メンバーが揃わなくなってしまっているということ。本来、猛暑も、タフな馬場も例え馬がレース後にくたばろうとも経験させることが大切。温室育ちのアスリートが超一流になれるはずもありませんよね?それでくたばるような馬ならば、馬がむしろかわいそうだから「凱旋門賞は諦めなさい」と言いたい(笑)。
少し話が逸れましたが、今週日曜日も雨模様とのこと。今年の阪神開催は、先週の日曜日の米子S(芝1600m)で前半4F47秒1-後半4F44秒8のスローペースで流れても1分31秒9で決着したように前代未聞の高速馬場でしたが、雨が降ればさすがに様相一変するでしょう。さらに阪神芝2200mという舞台設定は、消耗戦が発生しやすい舞台です。
宝塚記念が行われる芝2200mの舞台は、芝2000mで行われる大阪杯と同じ内回りコースで、スタート地点が後方に延びただけだけ。一見、阪神芝2000mも阪神2200mも似たようなコースに感じるかもしれません。しかし、実はけっこう異なります。
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ウマニティ編集長「岡田大が直撃取材で迫る“プロ予想家の真実”」~MK.YOSHIプロ編~
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「私が推奨する穴馬を、得意の重賞レースでうまく活用すれば、高額馬券を獲るヒントになると思います」(MK.YOSHI)
今回は、予想コロシアムにおける抜群の実績が評価され、2010年秋の定期選考に合格してウマニティ公認プロ予想家の一員となったMK.YOSHIさんに登場してもらいます。実は、これまで紹介してきた公認プロの皆さんには少なくとも一度はお会いしているのですが、MK.YOSHIさんにはまだお会いしたことがありません。いったいどんな方なのか? 僕にとっても謎な部分がありましたので、今回は興味津々モードで取材させていただきました。3連単一本に絞って常に大物ゲットを狙う生粋の長距離ヒッターの本音にご注目ください!
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競馬を始めたキッカケは?
「会社の友人に誘われて、みんなで競馬場やウインズへ行くようになったのがキッカケです。ビギナーズラックはなかったんですが、ギャンブルは好きだったのですぐにハマってしまいました(苦笑)」
現在のスタイルを築くまでにはどんな試行錯誤がありましたか?
「競馬を始めたころは、1番人気の馬券ばかりを買っていて、投資額が増えるだけで当たっても儲けは少なく、外れると大損をするという状況が続いていました。その後、少ない金額で大きく儲けるためには、穴狙いをするのがいちばんだと思い、人気薄の馬がなぜ好走するのかについて調べたり、競馬必勝本等をいろいろ読んで研究したりしました。この段階で、多少ながら穴馬を見付ける知識を身に付けることができた、という感じですね。
でも、それだけではたまに穴馬券が的中するくらいで、収支はまだまだマイナスでした。なにか大きな武器になるものはないかと思っていたときに、競馬のテレビ番組である方の血統予想を見たら、自分とはまったく違う血統のとらえ方をしていることに気付いたんです。自分にとって血統は、距離適性、道悪適性、芝・ダート適性くらいしか参考にしないファクターでしたが、それだけでなく、馬場、コース相性、瞬発力、持続力等がそれぞれの血統によって違うという見方をしていたのが画期的でしたね。それから血統を主に予想に取り入れるようになり、高配当馬券の的中率が上がっていきました」
転機になったレースや出来事はありますか?
「転機と言っていいものかはわかりませんが、オグリキャップに『競馬はギャンブルだけでなく、感動(ドラマ)がある』ということを教えてもらったのが大きかったですね。とくに世界レコードを出した89年のジャパンカップと引退レースとなった90年の有馬記念には感動しました。オグリキャップがいたから、よりいっそう競馬が好きになったことは間違いありません」
最も重視している予想ファクターとその利用法は?
「先ほども触れたように、メインは血統です。各コースおよび各レースの血統的な傾向を調べ、予想に取り入れています」
現在の1週間の過ごし方は?
「月曜日に週報を買って復習と予習をしています。通勤電車に乗っているときに読むことが多いです。また土曜日の夜は、土曜日に行われたレースを見て、日曜日のレースの参考にしています」
現在の馬券の年間収支はどれくらいですか?
「ここ2年は残念ながらマイナス収支です。3年前は、年間プラス40万円くらいでした」
これまでの最高勝利は?
「09年のフィリーズレビューで、70万円ほど勝ちました」
儲けたお金の使い道は?
「大きく儲かったときは電化製品、パソコン、時計など値を張るものを買っています。余れば翌週の競馬資金です」
自分の性格を自己分析してください
「飽きっぽい性格で、なにをやっても長続きしません。ただし競馬だけは例外で、ずっと続いています(笑)」
競馬以外の趣味は?
「海水魚飼育です。あと、最近はあまりやっていませんが、強いて言えばゴルフですかねぇ」
これまで「やっちゃったな」と思える失敗体験はありますか?
「馬券購入の失敗談ですが、ある重賞レースで軸馬1頭を2着、3着に置いた3連単フォーメーションを予想したことがありました。もちろん馬券はその通りに買いました。そしてレースは軸馬が2着に入ってズバリ的中! のはずだったんですが、買った馬券をよく見ると、3着付けのフォーメーションを2枚買ってしまっていたんです。配当は約12万円。金額が大きかっただけに、かなりショックでした」
お酒にまつわるダメエピソードはありますか?
「エピソードというほどではありませんが、仕事のあとに飲んで帰るとよくやってしまうことならあります。俗に言う、電車の寝過ごしです。乗り換えの駅まで片道50分くらいかかるので、できるだけ座るようにしているんですが、飲んでいるときはいつの間にか寝ちゃいますよね。で、起きてみると終点を折り返していて、乗車駅さえも通り過ぎているということがよくあります。あわてて時計を見るも終電に間に合わず、自宅に帰れないということがいままで何度あったことか(苦笑)」
目標にしている予想家や競馬著名人、ライバルはいますか?
「とくにいないです」
理想のプロ予想家像・ウマニティのプロ予想家としての目標は?
「どうもプロになってからの成績が振るわないので、もっともっと精度を上げて、毎年プラス収支になるような成績を残したいと思っています。また、スガダイプロのように競馬関係で生活できるようになるのが夢ですね」
では最後に、ユーザーさんに向けて自己PRを。
「成績があまり良くないので大きなことは言えませんが、高額馬券を獲りたいのなら私の3連単予想を見てください。私自身の予想が的中しなくても、推奨する穴馬を、得意の重賞レースでうまく活用すれば、高額馬券を獲るヒントになると思います」
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謙虚にして誠実。そんな印象を受けました。こちらが用意した質問には丁寧かつ真面目に答えてくれましたし、ここ最近は不調でマイナス収支であることを正直に明かしてくれました。このあたりの真摯な対応は、持って生まれた性格によるものだと思います。現実を素直に受け入れ、より良い未来を築くために自分はなにをすべきかを真剣に考える―――これができる人は、どこかで必ず努力が実を結ぶものです。
ご本人が言うように、プロデビュー後は確かに不振にあえいでいる様子がうかがえます。しかし、デビュー前の成績をご覧になっての通り、相当な実力者であることは間違いありません。穴馬券を獲るセンスは抜群ですので、そろそろ好調に転じるのでは……と考えるのは僕だけではないでしょう。3連単メインの穴予想は、一撃必殺の破壊力を持っています。一度好調モードに入ると、手が付けられません。いずれ訪れるであろう大爆発に期待して、今後もMK.YOSHIさんの予想に注目してください! |
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「日曜競馬ニッポンG1必勝ファンミーティング」は大盛況で無事終了!
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12月18日(土)18時からニッポン放送・イマジンスタジオ(東京・有楽町)で「日曜競馬ニッポンG1必勝ファンミーティング」が開催されました。
当日は開演の2時間も前から多くの方々が会場につめかけ、イマジンスタジオは競馬ファンの熱気に包まれていました。
「日曜競馬ニッポン」のパーソナリティでお馴染みの清水久嗣アナウンサーと堀江ゆかりさんが司会を務め、緊張感のある雰囲気でスタートした必勝ファンミーティング。
日曜競馬ニッポンのレギュラー解説陣のキャプテン野城こと、野城公男さんと返し馬の臼井治さん、そして、我らがウマニティ公認プロ予想家の「河内一秀」プロと「☆まんでがん」プロも緊張した面持ちで壇上のゲスト席にスタンバイ。
まずは競馬初心者向けに、ゲスト予想家が勝てる馬券の買い方を指南するコーナー。
しかし、百戦錬磨のキャプテン野城が放った第一声は「競馬は勝てませんから・・・、私なんかそれで女房に逃げられまして・・・」といきなりの爆弾発言!
この一言で会場の雰囲気は一気に和やかに!
その後は、ここでしか話せない競馬関係者の裏話あり、馬券の失敗談や成功談、ゲストの私生活まで赤裸々に語っていただきました。
極めつけは、日曜競馬ニッポンの実況アナウンサーの煙山光紀(けむやま・みつのり)アナと洗川雄司(あらいかわ・ゆうじ)アナが、ゲスト予想家の予想した馬が1着~3着でフィニッシュするレースシーンを、馬蹄の効果音が響く中、バーチャル実況する企画。
目をつぶって聞いていると、目の前でレースが繰り広げられているような錯覚を覚えるほど熱い実況は感動ものでした!
自分の予想通りにレース実況をされた予想家が一番気持ち良かっただったろうと思います。
また、今回のメインテーマである朝日杯フューチュリティステークスの予想検討会には、スガダイプロが仙台から電話で出演するなど様々な予想が飛び出しましたが、結果的には、河内プロが◎リベルタスからグランプリボスやリアルインパクトに流す3連複を推奨し見事的中!必勝ミーティングの面目躍如、鉄板カワチの責務を果たしました。
そして、クライマックスは、タレント山田雅人さんの「語り」!
テーマは「オグリキャップ」
山田さんが独特の口調で語るオグリキャップの半生。
ライバルであったタマモクロスとのエピソードや最後の対決になった有馬記念のレース実況を再現(ニッポン放送「松本秀夫」アナ)するなど、「語り」は聴く者に感動を与え、うっすらと涙を浮かべている方もいらっしゃいました。
この語り、オグリキャップの後半の半生は、今週25日(土)のショウアップナイターレジェンドで放送するとのことなので是非聴いてみてください。
山田さんの語りの余韻に浸りながらフィナーレを迎えた今回のイベント。
競馬初心者の方から競馬上級者の方まで、はたまたオールド競馬ファンなど、どなたでも楽しめる内容になりました。
今回参加できなかった方も次回は是非ご参加ください!
おみやげも沢山ありましたよ~(笑) |
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