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【有馬記念】エフフォーリア復活の連覇へ NF空港・高見厩舎長が自信を持って送り出す!

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【有馬記念】エフフォーリア復活の連覇へ NF空港・高見厩舎長が自信を持って送り出す!

いよいよ25日に迫った有馬記念。昨年の覇者で年度代表馬のエフフォーリアが、不振だった春から立て直し、復活を期して登場する。北海道苫小牧市・ノーザンファーム空港で調整を終え、復活を託された高見優也厩舎長が自信を持って送り出す。1年ぶりVへのシナリオは着々と進んでいる。

オグリキャップトウカイテイオーグラスワンダー…。数々の名馬がけがやスランプを乗り越えて、復活を遂げた歴史がある有馬記念。今年も一頭の名馬が、このレースに復活を懸けて挑む。

昨年の覇者エフフォーリア皐月賞天皇賞・秋を制し、さらに有馬記念を勝った2021年は年度代表馬にも選出された。22年の競馬界はこの馬が中心になるはずだったが、大阪杯9着、宝塚記念6着と、まさかの未勝利。陣営の苦悩は増すばかりだった。秋は思い切った休養で立て直すしかない。その復活へのシナリオを託されたのは、北海道苫小牧市にあるノーザンファーム空港だ。

昨年の年度代表馬を、このまま終わらせるわけにはいかない。エフフォーリアは夏から秋にかけて牧場で過ごした。ここに長く滞在するのはデビュー前の2歳5月以来。担当する高見厩舎長が、当時より成長したエフの印象を語った。


「育成時はけっこうトモ(後肢)が弱くて、ここまでの馬になるとは思わなかったのですが、今はさすがに馬体も成長してトモもしっかりしていますね」

馬体は立派になった。ただ、本来のパフォーマンスが見せられていない状況。リフレッシュの目的もあったが、託された役割としては立て直しの部分が大きかった。

「歩様が硬くなっていましたし、ケアをしながら動かしていきました。蹄のケアと改善、肩先やトモのケア。あとはフォームの修正ですね。走りのバランスが前にもたれ気味だったので、起こして走れるように改善していきました」

復帰戦の有馬記念に向けて、およそ2カ月半。慎重に様子を見ながらじっくり進めてきた。闘争心を呼び起こすために併せ馬も取り入れ、気持ちを入れながら調整。「こちらに見学に来られた(キャロットクラブの)会員さんも『(近走とは)目が違う』と言ってくれました」と高見厩舎長の声がはずんだ。

北海道の気候もよかったのか、カイバ食いが落ちることもなく調教も順調に進み、無事に上昇カーブを描いてこられた。

「体のボリュームが出て、トップラインの筋肉も戻っています。最後に速めの調教をやったときの動きもすごく良くて。体の張り、つやもかなり上がった状態で送り出せました。(ノーザンファーム)天栄からも厩舎サイドからも『いい動きに戻っている』と聞いています。ここで復活してほしいですね」

秋に活躍してきた馬たちに疲れが見え始める年末。不振だった馬が復調するタイミングと重なったとき、有馬記念の復活劇は起こる。秋惨敗続きだったオグリキャップグラスワンダー、骨折で1年ぶりのレースだったトウカイテイオーがその例。復活を信じて、陣営が尽力、連携してバトンをつないできたエフフォーリアよ、無敵だった1年前の姿を取り戻せ!

★20日のエフフォーリア…美浦坂路で2本目に4ハロン58秒2―43秒1―13秒8(馬なり)をマーク。活気があって雰囲気は上々だ。この日の馬体重は530キロ台で前走から10キロ以上増えての出走になりそうだが、「背丈が高くなったのでこれまでと同じ体重ではどうかと思うし、筋肉もついてきた」と鹿戸調教師はノープロブレムを強調。「追うごとに前向きさが出ているし、走っている舞台だからね」とは連覇に意欲を示した。


オグリキャップ感動の復活…アイドルとして一時代を築いたオグリキャップが、1990年は苦しんでいた。春は安田記念を勝ち、宝塚記念2着と輝いていたが、秋になると天皇賞・秋6着、ジャパンC11着といいところなく敗退。「オグリは終わった」との声も聞かれ、引退レースとなった有馬記念はそれでも最後の雄姿を見ようと17万7000人を超えるファンが中山競馬場に詰めかけた。

超スローペースでどの馬も折り合いに苦労するなか、堂々と落ち着いてレースを進めるオグリ。3コーナーで武豊騎手が外に持ち出すと、抜群の手応えで進出し、残り200メートルで先頭に。追い上げるメジロライアンを振り切って感動のゴールを果たした。



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