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10月9日の東京11Rで行われた第73回毎日王冠(3歳以上オープン、GⅡ、芝・1800メートル、別定、10頭立て、1着賞金=6700万円)は、松山弘平騎手の1番人気サリオス(牡5、美浦・堀宣行厩舎)が2年ぶりの復活勝利で重賞4勝目。道中は中団のインで控えると、直線で馬群をこじ開けるように抜け出し先頭でゴール。1988・89年に連覇したオグリキャップ以来の同レース2勝目を挙げた。また、天皇賞・秋(30日、東京、GⅠ、芝2000メートル)の優先出走権が与えられた。タイムは1分44秒1のコースレコード(良)。
1/2馬身差の2着は後方から直線で鋭く伸びたジャスティンカフェ(3番人気)、さらに3/4差の3着はダノンザキッド(4番人気)が入った。2番人気のレイパパレは4着に敗れている。
毎日王冠を勝ったサリオスは、父ハーツクライ、母サロミナ、母の父Lomitasという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は14戦5勝(うち海外1戦0勝)。重賞は2019年サウジアラビアRC(GⅢ)、朝日杯FS(GI)、20年毎日王冠(GⅡ)に次いで4勝目。毎日王冠は堀宣行調教師は10年アリゼオ、11年ダークシャドウ、20年サリオスに次いで4勝目、松山弘平騎手は初勝利。
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