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【直撃取材!プロ予想家最速予想】中山記念2023「スガダイ」「くりーく」の狙いは!?注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!

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【直撃取材!プロ予想家最速予想】中山記念2023「スガダイ」「くりーく」の狙いは!?注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!

毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬を紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第4回は中山記念についてくりーくプロ・スガダイプロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。

【くりーく】“新馬戦キラー”の異名を持つ実力派!!



オグリキャップを破り、天皇賞秋を勝ったスーパークリークに魅せられ競馬人に。一般的には注目度の低いレースで淡々と結果を出し続ける、くりーくプロに中山記念についてお聞きしました。


ーくりーくさんは、新馬戦の予想に定評がありますが、なぜ新馬戦に特別なこだわりがあるのでしょうか?

シンプルにいうと、前走を調べなくていいんですよね。子どもができて、予想にかけられる時間が少なくなったので、好都合でした。新馬戦は仕上がり、状態、血統など、調べる項目は多いんですけど、そのなかで調教を重視しています。

ー素敵な理由ですね。調教が占める割合はどのくらいですか?

8割、9割は調教ですね。

ー大きいですね。調教のなかでも、特に注目している部分などあれば教えてください。

プロになってからじゃ関東関西の新馬戦を予想していますが、昔は新馬戦のなかでも、関西の新馬戦に絞っていました。栗東の坂路調教が、馬の強さを図る上で有効な指標になっていたからです。

ーありがとうございます。では、予想スタイルとその強みについてお聞かせください。

ほかのプロの方とちがって、メインを派手に当てるという感じではありません。新馬戦やローカル開催の未勝利戦、地方競馬の前半などを勝負レースにあてつつ、コンスタントに的中をお届けしています。的中、不的中によって注目度は上下しますけど、それには左右されず、コツコツやり続ける。お昼になれば『笑っていいとも』が流れていたように、地方の平日にはくりーくの勝負レースがあるというような(笑)。地味だけど、ほかの方が勝負しないところで勝負し続けられる部分を強みと考えています。


ー地方の平日に勝負レースを置くのはくりーくプロならではですね。では、中山記念についてお聞ききします。予想のポイントはどのあたりでしょうか?

調教をメインに予想しているので、調教の良かった馬から馬券を組み立てようと思っています。1週前の段階で良かったのはスタニングローズソーヴァリアントヒシイグアスリューベックですね。

ー特に動きがよく見えた馬はいますか?

スタニングローズですね。前走エリザベス女王杯の調教はもうひとつだったんです。時計は出てましたけど、重心が高く、調子のいいときとちがう動きで軽視しました。今回の1週前追い切りは、降雪の影響で走りにくい馬場のなか、低い重心でぐーんと、目で見てわかるほどいい伸びでした。元々時計の出る馬ですが、その部分もいいときと遜色なかったです。どの騎手が乗っても成績が出ますし、中山の実績もあって、前につけられる馬なので、今回は狙えるかなと。

ー同じく休み明けのヒシイグアスについてお願いします。

1週前は3頭併せの真ん中から突き放して先着する感じだったんで、これは大丈夫だろうと。2年前に中山記念を勝っていて、コース適性も証明済ですしね。

ー穴っぽいところで挙がったリューベックについてお願いします。

POGでもっていてずっと見てる馬なんですよね。調教はいいタイム出てましたし、休養から二度使われてさらに上向いていると思います。


ー昨年はジオグリフアスクビクターモアなど、世代の一線級に跳ね返されるレースも見られました。今回の相手関係で勝負になるでしょうか?

その頃はまだ馬が若く、出来ていない感じがありました。休んだ成長分に加えて、近走の勢いを考えると相手になるんじゃないかなと。ほかに選択肢もあるなか、中山記念を使ってくるというのも気になりますね。

ー人気サイドで名前の挙がらなかったダノンザキッドシュネルマイスターはどうでしょう?

ダノンザキッドは注目していたんですが、動きが重い感じでした。大きい馬ですしね。去年の中山記念で負けたときもこんな感じだったかなと。シュネルマイスターも調教はそんなに良くないかなあ…。あとペースや距離にも不安があります。

取材後記:勝負レースに指定した地方の平日レースはオッズに影響があるとの話も。地方の午前中から中央のメインまで、守備範囲の広さには頭が下がります。

【スガダイ】全開催プラス収支を可能にする“予想神”



群雄割拠のウマニティプロ予想MAXで13年連続ランキングトップに君臨。他の追随を許さない、競馬予想界のキング・オブ・キングス、スガダイプロに中山記念についてお聞きしました。


ーメンバーが揃ったなという感じがします。特に注目している馬を教えてください。

ソーヴァリアントですね。

ーオールカマーでは心房細動でひと頓挫ありましが、前走のチャレンジCでは強い競馬でした。今回の相手関係でも中心視できるでしょうか?

そうですね。昨年のオールカマーはアクシデントなので仕方ないです。振り返ると、1着入線したのに薬物検出で失格など、なんとなく運のない馬で、初勝利までに4戦かかったのも気の毒だったなと。シンプルに前走は強いと思いますよ。チャンレンジC連覇の内容をみると、一昨年はペースに恵まれすぎていたんで、強い競馬とはいえ、どこまで評価すべきか難しかった。ただ、昨年は一昨年から一転してかなり速い流れのなか、完勝でしたからね。まったく異なる流れで結果を出せるのは、力の証明だと思います。

ーチャレンジC以外で注目すべきレースはありますか?

2着に負けたセントライト記念ですね。かなり折り合いを欠きながら、後ろの馬が台頭する展開を早め先頭で粘るという相当強い内容でした。弥生賞では今回出走するシュネルマイスターダノンザキッドに負けての4着ですが、未勝利を抜けてすぐで、そのときより状態も良いし、強くなってるし、1800mの距離も折り合い面を考えるとぴったりだと思います。まあ、この馬で大丈夫でしょうという感じです。

ー相手強化、距離短縮も問題なしの評価ですね。お話のなかで名前の挙がったシュネルマイスターはどのような評価でしょうか?

そうですねえ、まあ海外競馬はダメってことでいいと思います。ただ、弥生賞や毎日王冠を走っているとはいえ、体形的にどんどんスプリント色が強くなってる感じはありますよね。スプリンターズSのパッドクを見たときは一番スプリンターらしい体形してるように見えましたし、加齢とともに距離適性が短めにシフトしてきそうな予感もあるんでねえ…。


ーありがとうございます。距離適性がどう出るかが見どころですね。もう一頭名前の挙がったダノンザキッドについての見解をお願いします。

主戦だった川田騎手が降りてからパフォーマンスが上がってるんですよね。川田騎手はこの馬に乗ると、焦って追い出しすぎるところがあって、毎日王冠のとき、「戸崎に替れば手前替えるよ」なんて言ってたらそのとおりになりました。香港Cは勝ち馬が強すぎましたし、馬の成長力も加味するといいんじゃないですかね。

ー去年は1番人気7着でしたが、中山は問題ないですか?

基本的には中山より広いコースの方が向いていると思います。ただ、昨年は開幕週で不利な8枠15番。それに煽って出遅れましたしね。1角の入り方に距離ロスがあり、3角でもロスがあり、ラップの緩んでいない部分で位置を上げたりと…。あれで中山がダメというのは、早計かなと思いますね。

ーほかに注目している馬はいますか?

ヒシイグアスです。まあ、一番強いのはこの馬かなという気はしますね。一昨年の香港Cなんかは、GⅠのなかでもかなりレベルが高かった。大阪杯は状態がもうひとつのなかでも4着で、宝塚記念は勝った馬が強すぎただけ。この馬自身も高いパフォーマンスでした。GⅠをいつ勝ってもおかしくない馬ですよね。

ー宝塚記念の後は、かなり疲労が大きかったようです。そのあたりをどうお考えですか?

疲労説みたいなのもあると思うんだけど、十分間隔を空けましたしね。宝塚記念って、ヒシイグアス以外の馬は勝負所から手が動いて目一杯だったんだけど、ヒシイグアスはわりと手応え良く回ってきたんで、大丈夫ってことを願いたい(笑)。


ー先行力もあり、中山は2戦2勝のスタニングローズはどうでしょうか?

いい枠引ければというところですかね。秋華賞を勝っていますけど、スタートでナミュールにタックルして、ナミュールが右前を痛めコーナーで膨れたり、スターズオンアースが出遅れたりと、ほかの有力馬が上手くいかないなかで、上手に運んで勝ったなという印象が強かったので。あと、距離も短くなっていいことない気がするんですよねえ…。フラワーCは勝ってますけど、内容は低調ですしね。

ーなるほど。力関係的にどこまでやれるかという感じですね。穴っぽいところで注目している馬いますか?

ラーグルフですね。状態の良さと立ち回りの良さを評価してという感じです。枠の有利の不利の大きいコースなので、力が劣っても、状態が良く、立ち回りの上手い馬が3着くらいにくるのは可能だと思うんで。いい枠を引けば注目したいですね。

取材後記:レースを映像を振り返る人は少なく、振り返りから適切に能力をジャッジできる人はさらに少ない。 予想神への道のりは果てしなく遠そうです。

以上、プロ予想家2名の中山記念への見解と注目馬を紹介しました。長期休養明けのヒシイグアスへ、両者とも高評価を与えていましたね。

(文・垣本大樹)

⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!(予想をアップする時間帯は予想家によって異なります。)
くり-くプロの最新予想ページはこちら
スガダイプロの最新予想ページはこちら

※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。

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