メジロマックイーン(競走馬)

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写真一覧
抹消  芦毛 1987年4月3日生
調教師池江泰郎(栗東)
馬主メジロ商事 株式会社
生産者吉田 堅
生産地浦河町
戦績21戦[12-6-1-2]
総賞金101,465万円
収得賞金24,155万円
英字表記Mejiro McQueen
血統 メジロテイターン
血統 ][ 産駒 ]
メジロアサマ
シエリル
メジロオーロラ
血統 ][ 産駒 ]
リマンド
メジロアイリス
兄弟 メジロデュレンメジロダーウィン
市場価格
前走 1993/10/10 京都大賞典 G2
次走予定

メジロマックイーンの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
93/10/10 京都 11 京都大賞典 G2 芝2400 1011--11** 牡6 59.0 武豊池江泰郎 496
(+2)
2.22.7 -0.635.7⑤⑤レガシーワールド
93/06/13 阪神 10 宝塚記念 G1 芝2200 1166--11** 牡6 56.0 武豊池江泰郎 494
(-6)
2.17.7 -0.338.0イクノディクタス
93/04/25 京都 10 天皇賞(春) G1 芝3200 15814--12** 牡6 58.0 武豊池江泰郎 500
(-4)
3.17.5 0.436.8ライスシャワー
93/04/04 阪神 11 産經大阪杯 G2 芝2000 16713--11** 牡6 59.0 武豊池江泰郎 504
(+14)
2.03.3 -0.8--ナイスネイチャ
92/04/26 京都 10 天皇賞(春) G1 芝3200 1445--21** 牡5 58.0 武豊池江泰郎 490
(-2)
3.20.0 -0.4--カミノクレッセ
92/03/15 阪神 11 阪神大賞典 G2 芝3000 644--11** 牡5 59.0 武豊池江泰郎 492
(0)
3.13.5 -0.8--カミノクレッセ
91/12/22 中山 9 有馬記念 G1 芝2500 1511--12** 牡4 57.0 武豊池江泰郎 492
(-6)
2.30.8 0.235.6⑧⑧⑧④ダイユウサク
91/11/24 東京 10 ジャパンカッ G1 芝2400 1535--14** 牡4 57.0 武豊池江泰郎 498
(0)
2.25.3 0.634.9⑤⑥⑤④ゴールデンフェザン
91/10/27 東京 10 天皇賞(秋) G1 芝2000 18713--118** 牡4 58.0 武豊池江泰郎 498
(+12)
2.02.9 -1.037.4プレクラスニー
91/10/06 京都 11 京都大賞典 G2 芝2400 744--11** 牡4 59.0 武豊池江泰郎 486
(+2)
2.26.5 -0.6--メイショウビトリア
91/06/09 京都 10 宝塚記念 G1 芝2200 10810--12** 牡4 56.0 武豊池江泰郎 484
(+2)
2.13.8 0.2--④⑤④④メジロライアン
91/04/28 京都 10 天皇賞(春) G1 芝3200 18715--11** 牡4 58.0 武豊池江泰郎 482
(-6)
3.18.8 -0.4--⑦⑤④ミスターアダムス
91/03/10 中京 11 阪神大賞典 G2 芝3000 944--11** 牡4 58.0 武豊池江泰郎 488
(+4)
3.07.3 -0.235.4⑥④ゴーサイン
90/11/04 京都 10 菊花賞 G1 芝3000 1822--41** 牡3 57.0 内田浩一池江泰郎 484
(+4)
3.06.2 -0.2--⑤⑤ホワイトストーン
90/10/13 京都 11 嵐山ステーク 1500万下 芝3000 955--12** 牡3 55.0 内田浩一池江泰郎 480
(-18)
3.06.6 0.2--⑤⑤⑤⑤ミスターアダムス
90/09/23 函館 8 大沼ステーク 900万下 芝2000 15712--11** 牡3 54.0 内田浩一池江泰郎 498
(0)
2.04.5 -0.338.2④④トウショウアイ
90/09/16 函館 6 木古内特別 500万下 ダ1700 844--11** 牡3 55.0 内田浩一池江泰郎 498
(+2)
1.47.3 -0.137.6リキサンロイヤル
90/09/02 函館 7 渡島特別 500万下 ダ1700 1078--12** 牡3 55.0 内田浩一池江泰郎 496
(+12)
1.46.6 0.038.9マンジュデンカブト
90/05/12 京都 9 あやめ賞 500万下 芝2200 1523--13** 牡3 55.0 村本善之池江泰郎 484
(-2)
2.17.5 0.4--ホウユウロイヤル
90/02/25 阪神 9 ゆきやなぎ賞 500万下 芝2000 1356--12** 牡3 55.0 村本善之池江泰郎 486
(-6)
2.04.6 0.2--⑥⑦シンボリデーバ

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メジロマックイーンの関連ニュース

菊花賞の「私のチェックポイント」2日目は、東京サンスポの三浦凪沙記者が、美浦で母の父に菊花賞メジロマックイーンを持つナイトインロンドンに注目。前走の神戸新聞杯は11着に大敗しているが、その敗因や、巻き返しへの対策などを探った。



菊花賞は全馬未知の3000メートル。そこで注目したのは1990年の菊花賞を制したメジロマックイーンを母の父に持つナイトインロンドンです。

昨年暮れの中山でデビューしながら、1月の第2回クラシック登録は菊花賞のみ。「春先は緩くて動かず、春(皐月賞日本ダービー)は間に合わないと思ったので、せめて菊花賞だけでも、と」と大竹調教師は説明しており、そこからもラスト1冠に懸ける思いが伝わります。

3戦目に東京芝2400メートルで初勝利を果たすと、長丁場で一気の3連勝。「春先と比べて緩さはかなり解消されてきました」と陣営の思惑通り、菊に向けて着実に成長を遂げてきましたが、勢いに乗って挑んだ前走の神戸新聞杯はまさかの11着でした。力負けなのか、それとも別の理由があったのでしょうか。

「チークピーシズを着用するとピリッとするので着けたが、パドックでかなり気持ちが入ってしまった」とトレーナーは回顧。さらに、「レースはスローから一気にペースが上がる極端な競馬。10秒台のラップを刻んでいるところに外からついていってしまい、早々とバテにいってしまった。2走前にズブさを見せていたので、そのイメージで押して行ってしまったのが逆効果だった」と敗因を明確に分析しています。ズブさを解消するための馬具が効きすぎてしまい、裏目に出てしまったといえるでしょう。

それを踏まえ、今回はチークピーシズを外すとのこと。普段の調教でも外していますが、Wコースで調整した17日は適度に気の入った走りを見せていました。今回は精神的にもいいバランスで臨めそうで、巻き返しの雰囲気が漂います。

いざ菊の大輪へ。トレーナーは「舞台としては前走より持ち味が生かせると思います。動きを見ても、距離は長ければ長いほうがいい」と期待十分です。無尽蔵のスタミナを誇ったマックイーンとイメージが重なる芦毛のナイト。本来の力を発揮できれば、淀の長丁場でその血が騒ぐはず。ノーマークは危険かもしれません。(三浦凪沙)

【霧プロのキーホース診断】神戸新聞杯2023 和のトレンド継続か? 上がり馬ナイトインロンドンの可能性を探る 2023年9月20日(水) 15:00


ウマニティプロ予想家・霧が、今週の重賞出走馬の中から、特に的中への鍵を握りそうな1頭にフォーカス。指数・血統・調教を中心とした“予想的イマジネーション”で掘り下げていきます。



ナイトインロンドン
セントライト記念は、以前この記事でも取り上げたことのあるレーベンスティールが制覇。
彼は父こそ華やかさのあるリアルスティールだが、母系にはトウカイテイオー、リアルシヤダイといった、ベテラン競馬ファンの心をくすぐる血を持つ。血統表のほとんどがアルファベット表記の馬が多い中で、5代前まで遡ってもカタカナ表記の馬名がある馬というのは、上級条件では珍しい存在だ。
そんな彼に続き、”和”のトレンドを作ろうと目論む(?)馬が、今週メインの神戸新聞杯に出走を予定している。それがナイトインロンドンだ。
未勝利脱出が4月とだいぶ遅い勝ち上がりとなった彼だが、そこから一気に3連勝。かつてステイゴールドマンハッタンカフェファインモーションといった馬達も通った古き良き出世レースの阿寒湖特別を制し、堂々と重賞の舞台へと挑戦してくることになった。母父は伝説のステイヤーとして名高いメジロマックイーンで、血統表にはレーベンスティール並にカタカナ表記の馬名が踊る。そんな、どこか昭和〜平成の香りを感じさせる彼が、令和の高速阪神芝でどのような走りを見せるのだろうか。いつも通りに各要素から掘り下げていきたい。

まず指数面だが、6月の2勝目までに刻んでいる数字はそこまで飛び抜けて目立つものではなく、良くも悪くも普通の水準。勝ちっぷりこそ楽で、ラップ的にも余裕を感じさせるものではあったが、前述のレーベンスティールや、先週当記事で取り上げたブレイディヴェーグのようなインパクトには欠けるというのが正直なところだ。
しかし、前走の阿寒湖特別では一気に指数を跳ね上げており、近年の同レースの中では最も高いレベルの数字を記録している。それでいて最後までラップは落ちておらず、全体的なレースレベルを向上させた上でまだ余裕を感じるレースができているというのは評価すべき点だろう。

しかしながら、この阿寒湖特別における彼の走りは決してスマートなものではなく、勝負所で鞍上の手が誰よりも動き、ガシガシと追われてようやく伸びた感じだった。現役馬ではディープボンドが毎回そうした走りを見せているが、本馬の場合は常にそのような走りになっているわけではないのが面白い。それまでに走っていた東京では実にスマートな加速を見せていただけに、ローカルのコース形態や札幌の洋芝の質が合わなかったという可能性がありそうだ。

それもそのはず、本馬の父は現役時代に速い時計や長い直線のマイル戦で極上の切れ味を見せていたグレーターロンドン。種牡馬になってからも概ね自身のイメージ通りの産駒を出しており、軽いスピードや切れ味を武器とする産駒が多いように思える。そんな中で長丁場で安定している本馬は父の産駒としては異端だが、東京のほうがスムーズな走りができているのは父の血の軽さゆえだろう。同じように直線が長く時計も速い阪神外回りコースにも対応してくる可能性はあると見る。
スタミナ面に関してはレースぶりや刻んでいるラップ、そして母父メジロマックイーンの血からも全く問題なく、あとは相手関係次第というところだが、阿寒湖特別のレベルが本物ならここでも無視できない存在となる。春の王道で上位の走りをしていたハーツコンチェルトファントムシーフがいるここは、絶好の力試しの場となるだろう。

調教面においては、前走後も順調に乗り込まれているものの、春の頃と比較すると本数の割に終いの切れが少々物足りない感じを受ける。全体時計としてはそれほど悪いものではなく、極端に体調が悪いような印象は受けないが、もっと良くなる余地がありそうという感覚だ。先週ビシッと追われたことで、最終追い切りにおける反応がどの程度変わってくるか注目しておきたい。

最後に余談だが、毎週のように予想をしていると、時には自分の好き嫌いを封じてシビアな選択をしなければならないことも多々ある。が、本質的に筆者はロマン派で、本馬のような血統馬は大好物な部類。
もし本馬がここで権利を取って菊花賞へと駒を進めると、今度はレーベンスティールと激突することになり、母父トウカイテイオーVS母父メジロマックイーンという、筆者のような人間にはちょっとたまらない対決が見られることになる。近年の競馬人気を再燃させた『ウマ娘』にも、この両者の関わりが濃密に描かれていたし、実現すれば色々な方面で盛り上がるのは間違いないだろう。
現時点で予想印をどのように振るかはまだ白紙状態だが、不思議なワクワク感を持って観戦できるレースになる気がする。週末が今から楽しみだ。


○霧(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。

⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!

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【血統アナリシス】フローラS2023 メジロマックイーンに所縁ある馬が活躍、Graustark&His Majestyのスタミナも活きる 2023年4月22日() 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はフローラS2023・血統予想をお届けします!


ディアジーナ(父メジロマックイーン)が勝った2009年フローラSを最後に三大始祖の1頭となるバイアリータークの直系はJRA重賞を制していない。――そんな事情も抱える本競走はイメージどおりに瞬発力のない馬を評価しやすく、上がり3F34秒未満の末脚を駆使して勝利したことのある馬は過信できない傾向にある。なお、近年もメジロマックイーンに所縁ある馬の好走例は多く、21年には同一族のクールキャットが勝利するほか、2着にはオルフェーヴル産駒のスライリー、3着にはゴールドシップ産駒のユーバーレーベンが入線したため、メジロアイリスの血を引く馬で1~3着を独占することになった。

また、Graustark&His Majesty全兄弟のスタミナも活きやすい傾向にあり、昨年の勝ち馬エリカヴィータは父系でGraustark、母系でHis Majesty、2年前の勝ち馬クールキャットは父系でHis Majesty、母系でGraustarkの血脈を保持していたことを気に留めておきたい。

キミノナハマリアは、父ハービンジャー×母シャドウマリア(母の父ヴィクトワールピサ)。同産駒は17年にモズカッチャン(12人気)、ヤマカツグレース(10人気)と二桁人気馬でワンツー決着を果たした実績があるが、後者とは君子蘭賞から挑む臨戦過程にも共通点を見出せる。父系でHis Majesty、母系でGraustarkの血を引く血統構成も強調しやすく、ジワジワと脚を使うレースぶりからもフローラS特有のスタミナ勝負は望むところだろう。

イトカワサクラは、父ゴールドシップ×母カワカミサクラ(母の父Danehill Dancer)。父は「ステイゴールド×メジロマックイーン」という興味深い配合で、同産駒からは21年3着ユーバーレーベンが出た。なお、ステイゴールド直系は高配当を演出しており、現行条件では単勝&複勝回収率でプラス収支を記録。本馬においてはGraustarkとHis Majestyを併せ持つ母の血統構成も強調しやすく、既走馬相手にデビュー勝ちした資質にも注目したい。

アウフヘーベンは、父サトノダイヤモンド×母ランウェイ(母の父キングカメハメハ)。同じ母の父となる馬は6頭が出走して5頭が掲示板にあがる活躍をみせているが、本馬は父系祖父がディープインパクトとなるため、同種牡馬の産駒である13年1着デニムアンドルビーと血統構成が近い。前走あすなろ賞のレースぶりからも、この父の産駒らしいスタミナが垣間見えたが、早めに仕掛けてもへこたれない末脚は重賞でも大きな武器となりそうだ。


【血統予想からの注目馬】
キミノナハマリア ⑧イトカワサクラ ⑤アウフヘーベン

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【血統アナリシス】中山牝馬S2023 オルフェーヴル産駒が人気不問で上位争いを繰り広げる 2023年3月10日(金) 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は中山牝馬S2023・血統予想をお届けします!


昨年はオルフェーヴル産駒の15番人気クリノプレミアムが勝ち、2着にもキズナ産駒の12番人気アブレイズが入線する大波乱。なお、オルフェーヴル産駒は20年エスポワールが1番人気3着、21年ホウオウピースフルが12番人気4着、22年スライリーが9番人気4着と人気不問で上位争いを続けている。

また、古くからメジロマックイーンの血を引く馬の激走が目立ち、07年に12番人気3着と波乱を演じた直仔ヤマニンメルベイユは翌08年に6番人気で勝利。母の父としては14年1着フーラブライト(1番人気)、20年2着リュヌルージュ(14番人気)を出した。前述したオルフェーヴルも母の父がメジロマックイーンであることは念頭に置くべきだろう。

クリノプレミアムは、父オルフェーヴル×母ダンシングクイーン(母の父Giant's Causeway)。22年中山牝馬Sで15番人気1着、22年京成杯オータムHで7番人気3着、23年中山金杯で7番人気2着と中山競馬場の重賞では屈指の穴メーカー。4コーナー手前から早めに動いていく姿には父を彷彿とさせるものがあり、瞬発力よりも持続力に長けたタイプといえるだろう。レース史上2頭目、前年と同場所では初の2連覇なるかにも注目したい。

スルーセブンシーズは、父ドリームジャーニー×母マイティースルー(母の父クロフネ)。父は好相性を示すオルフェーヴルの全兄にあたり、現役時は小回りや急坂を苦にしないピッチの利いた走りが目を引く馬だった。本馬も機動力には自信があり、中山競馬場で全3勝、6戦して4着以下なしという舞台適性は評価に値するものだろう。なお、父系祖父ステイゴールドの産駒かつ母の父が共通する馬としては15年2着アイスフォーリスを挙げられる。

スライリーは、父オルフェーヴル×母ビジョナリー(母の父ディープインパクト)。昨年の中山牝馬Sでは上がり3F2位となる末脚を繰り出して4着と善戦。勝ち馬とは0秒2差、3着とはクビ差の惜敗だった。父系譲りと思える折り合いに難しさがあるだけに、スローペースでは持ち味を活かし切れないが、21年秋華賞で5着の実績からも底力を問われる展開になれば出番がある。人気不問で健闘が続く産駒なだけに、リピート好走には気を配りたい。


【血統予想からの注目馬】
クリノプレミアム ⑧スルーセブンシーズ ⑪スライリー

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【格言から探る勝ち馬予想】ステイヤーズS2022「ステイヤーズステークスは先行力ある長距離血統を狙え」 2022年11月29日(火) 15:00


日本には美しい四季がある。春には桜花が心を和ませ、晴れた日に日向の草地を行けば、タンポポやクローバー、草の混じりあう“ポカポカした匂い”がする。夏の暑い日、降り注ぐにわか雨は焦げたアスファルトから水蒸気となって立ち上り、ちゃんと“雨の匂い”がする。そしてホトトギス鳴く早朝は、生き物たちの生命力あふれる一日の営みの始まりを告げる。秋にはふとしたタイミングで冷たい風が頬を通り抜け、夜、静かな草むらで合唱を奏でる虫たちは夏の終わりを改めて教えてくれる。冬の夜の澄んだ星空は心を洗い、街中のイルミネーションはせわしなさと、もの悲しさを運ぶ。

子供の頃はあまり考えたことがなかったが、積み重ねた経験とともに刻まれた四季の記憶は、そのまま日本人の季節の理解となって今に至る。

私も社会人でサラリーマンなので分からなくはないのだが、それにしてもモノを売る企業の商戦合戦というのは目に余る。11月に入ればもうCMは待ちきれないかのようにクリスマス一色に変わり、年が明ければランドセルだ。

物事を計画的に進めるのは決して悪いことではないが、何でもかんでも先行すれば良いというものでもない。無計画に仕事を進める輩を指して「明日やろうは馬鹿野郎」などと言うが私からすれば「馬鹿野郎で大いに結構、それでも俺は明日やる」だ(笑)。

さて、先行するといえばやはりここは競馬に繋げる他あるまい。先行こそ競馬の、否、全てのスピード競技の最強戦略と以前からこのコーナーで申し上げているが、今週メインのステイヤーズステークスもやはり「先行有利」なレースとして名高い。格言を紹介しよう。

曰く、「ステイヤーズステークスは先行力ある長距離血統を狙え」。

開催日程、場所の変更が相次ぎ、過去のレース結果も格言も全く当てはまらないレースが増え続ける中、このステイヤーズステークスは歴史の中でほぼ変わらない条件で行なわれ続けている。格言使用の筆者としては扱いやすい素材だ。

過去5年の3着以内馬を見ると、4角5番手以内にいた馬が15頭中なんと12頭。長距離でペースが緩むとはいえ、圧倒的に先行有利なレースだ。格言に従い血統を調べると、4代前までにLyphard、ステイゴールドメジロマックイーン、Kingmamboが入っていた馬が多く、長距離血統万歳状態。意外だったのはKingmamboへ続く血統を含めてだがダート色濃いMr.Prospectorが、ダブルカウントを含め10頭に入っていたことだ。

登録馬の中で最も優勝に近い馬はアイアンバローズではなかろうかと思う。昨年2着の実績はもちろんだが、父オルフェーヴルステイゴールドメジロマックイーン血を引くゴリゴリのステイヤー血統。昨年のローテでも秋2戦、凡走で死んだふりをしての2着。斤量も昨年優勝のディバインフォース57キロに対しこちらは変わらずの56。前走の馬体重プラス16キロというのもいかにも“叩き台”だし、昨年は逃げての2着。今回も前に行ければ十分チャンスだ。

(文:のら~り)

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【中央重賞懐古的回顧】1988年小倉記念 ダイコーター直系同士の熱戦を制したプレジデントシチー 2022年8月8日(月) 15:00

週末に行われる中央重賞の過去の優勝馬をピックアップして回顧し、競馬の長い歴史の狭間できらめいた馬を紹介する「中央重賞懐古的回顧」。第5回は1988年の小倉記念優勝馬プレジデントシチーを取り上げる。


1983年生まれのプレジデントシチーは、引退から丸30年を経た今となっては「1991年の秋天におけるメジロマックイーンの斜行の被害対象馬」としてのみ記憶されている存在かも知れない。彼の一口馬主や関係者など近しかった人間以外にとってはまずそうだろう。だが、その共通認識に則って彼の成績を振り返らないのは損していると私は言いたい。中でも、息詰まる熱戦を制した1988年の小倉記念には昭和の日本競馬の魅力が溢れている。

「筑豊の炭鉱王」上田清次郎が開設した上田牧場の生産馬であるコスモドリーム、そして小倉ではおなじみの「マルシゲ」を冠したマルシゲアトラスと、九州に縁ある1988年のオークス1・2着馬が揃って参戦した同年8月の小倉記念。この勢いある3歳牝馬2騎をトップハンデ58キロで迎え撃ったのは、前年の2着馬にして古馬G3では常に上位を争う実力を誇る5歳牡馬プレジデントシチーだった。

スタートから馬群の後方を進んだ3歳の2頭。対して岩元市三騎手が駆るプレジデントシチーは中団外目に位置取った。レースは淡々と流れたが、3角で大外を周ってコスモドリームが進出。それに合わせるかのようにプレジデントシチーが仕掛けて、直線入口では2頭がほぼ併走状態に。ジリっぽい上に1頭抜け出すとソラを使うプレジデントシチーは、ゴールを前にしてコスモドリームと馬体を併せながら外へと圧し出す!勝負根性に定評あるこの5歳馬はハナ差だけ抜かせずにゴールイン。オークス馬とトップハンデに屈することなく、古馬として意地を見せつけたのであった。

プレジデントシチーは前述した上田清次郎の「ダービーは金では買えぬ」エピソードで知られるダイコーターの産駒であり、同馬はコスモドリームの父の父でもある。加えて現役最後の重賞勝利を飾った岩元騎手は鹿児島県出身…と、この小倉記念には様々な“符丁”が隠されており、白熱ぶりも相まって趣深い名勝負と呼べる。もし昔の競馬の映像をご覧いただく機会があったら、1991年の秋天を観る前に是非ともこの小倉記念を観て欲しいところだ。

夏の小倉にてオークス馬を完封したプレジデントシチーも一線級相手だと力が及ばず、その後は第二次競馬ブーム期の脇役として位置づけられた。7歳時には地方交流重賞のブリーダーズゴールドCを制覇したが、これは相手関係と脚抜きの良い馬場に恵まれた印象がある。あの秋天の出走表に名を連ねたのは8歳時のこと。すでにピークを過ぎてからの参戦であったが故に、不利を被った立場にもかかわらず「メジロマックイーンの勝利を邪魔した存在」としてヘイトを買ってしまったのは不運であった。

天皇賞以降2走したプレジデントシチーは9歳の夏に引退した。その去り際には友駿ホースクラブの会員たちの計らいにより札幌競馬場で引退式が行われたという。長年の労をねぎらわれるかのように種牡馬入りした彼は数頭の産駒を残したが、活躍馬は出なかった。

プレジデントシチー
牡 栗毛 1983年生
父ダイコーター 母ニシノアイゲツ 母父マタドア
競走成績:中央41戦6勝 地方3戦1勝
主な勝ち鞍:朝日チャレンジC 小倉記念 ブリーダーズゴールドC

(文・古橋うなぎ)

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メジロマックイーンの関連コラム

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



6月26日(日)阪神11R 第63回宝塚記念(3歳以上G1・芝2200m)


【登録頭数:20頭】(フルゲート:18頭)


<前走:大阪杯出走馬>(3ヶ月)
ポタジェ(1着、468kg(+2kg))<C>【優先出走馬(ファン投票4位)】
休み明けで乗り込み豊富。1週前追い切りの動きを見ると力強い走りで迫力もあるが、終い重心が高くなり伸びきれず。

アリーヴォ(3着、500kg(-2kg))<C>【優先出走馬(ファン投票26位)】
この中間はこれまでの追い切りと比べると時計がかかっている感じあり。大きな馬で太め残りが心配。

ヒシイグアス(4着、494kg(+9kg))<A>【優先出走馬(ファン投票23位)】
この中間は3週連続レーン騎手が騎乗しての調整。動きも素軽く終いの伸びも良好で、出来は前走以上。

アフリカンゴールド(7着、468kg(±0kg))<C>【賞金上位馬④】
この中間もCWで前走時と変わらない時計が出ていて調子は良さそうだが、元々硬さのある動きをする馬で先行勢も揃っていて、これまで以上の出来でないと厳しい。

エフフォーリア(9着、522kg(+6kg))<C>【優先出走馬(ファン投票2位)】
この中間は、日曜日に坂路で追っていたところを南Wに変え、乗り込み不足を解消する内容に変えてきた。ただ、左にモタれたり手応えもイマイチで、何よりも迫力が感じられない。

キングオブコージ(11着、506kg(+10kg))<B>【賞金上位馬③】
前走時も乗り込まれていたが、馬体を絞れず太め残り。乗り込み量は今回も豊富で、併せ馬の本数を増やしてきた。1週前追い切りでは、坂路馬なり調整で時計平凡も、重め感なく、動きも素軽く仕上りは良さそう。

ウインマリリン(16着、462kg(-10kg))<B>【賞金上位馬②】
前走時は休み明けでも馬体が減っていて、パドックではトモが寂しく元気もなかった。この中間も南Wでの調整だが、動きも良くなり終いの伸びにも良化が窺え、上積みが感じられる。





<前走:天皇賞(春)出走馬>(中7週)
タイトルホルダー(1着、474kg(-2kg))<A>【優先出走馬(ファン投票1位)】
今年3戦目で、この中間も南Wで好時計をマーク。1週前追い切りの映像からも、左回りということもあってコーナリングもスムーズで、集中した走りで順調ムードが漂う。

ディープボンド(2着、504kg(-6kg))<AA>【優先出走馬(ファン投票8位)】
大きな馬の叩き3戦目で、この中間も乗り込み豊富で坂路、CWと好時計を連発。1週前追い切りの動きを見ても、直線に向く時の手応えが抜群で、追われてからの伸び脚も重め感がなく素軽くなった印象を受ける。それでいて重心は高くならず力強さを伝えていて、近走の中ではベストの状態で出走できそう。

ヒートオンビート(4着、478kg(-2kg))<B>【除外対象馬】
この中間は2週前、1週前と好時計が出ており、併せ馬でも先着をはたすなど前走時よりも好印象。除外対象馬だが仕上がりは良く、出来は前走以上。

アイアンバローズ(5着、496kg(-2kg))<B>【賞金上位馬⑧】
前走時はCWでの時計は特に変わらなかったものの、坂路での時計がかかっていた。この中間は日曜日の坂路での時計もしっかり出ていて、好走時の出来に近い内容だった。

マイネルファンロン(6着、478kg(-12kg))<B>【賞金上位馬⑤】
休み明けの前走時は、追われて終い伸びる追い切り内容だったが、今回の1週前追い切りでは自分から走っていくスピード感があった。気持ちの面での変わり身が感じられる内容。

メロディーレーン(9着、352kg(+6kg))<B>【優先出走馬(ファン投票17位)】
かなり小柄な牝馬で、これまであまり高評価を与えたことのない馬。ただこの中間は、CW、坂路とこれまで見たことのないような好時計が出ていて、一変の状況。1週前追い切りでも、ジョッキー騎乗とはいえ終いしっかり伸びて先着していて、前走とは明らかに出来が異なる。他馬との比較では水準に近づいたくらいの評価だが、この馬自身としては近走では一番の出来に近い。





<前走:その他のレース>
デアリングタクトヴィクトリアマイル:6着、486kg(+22kg)中5週)<C>【優先出走馬(ファン投票7位)】
休み明けの前走時は+22キロ。中間の追い切りの動きは予想以上に良いものだったが、パドックではお腹のあたりに余分な肉がだいぶ残っている感じに映った。この中間は2週前(坂路)と1週前(CW)の動きを見るに、足先だけで走っている感じで力強さや迫力が感じられない。反動が出ているのか、ガラッと良くなった感じがない。

パンサラッサドバイターフ:1着、3ヶ月)<B>【優先出走馬(ファン投票15位)】
距離を意識してなのか、1週前はCWを長めからの追い切り。有馬記念の時も同じような追い切りだったが、今回のほうが走りに余裕があり終いの伸びも良かった。連勝しているだけあって、馬も成長している感じ。

オーソリティドバイシーマクラシック:3着、3ヶ月)<B>【優先出走馬(ファン投票25位)】
1週前追い切りはやや気追い気味にも見える動きだったが、坂路、南Wと好時計が出ていて出来は良さそう。あとは関西への輸送と右回りでの競馬を克服できるか。

ステイフーリッシュ(ドバイゴールドカップ:1着、3ヶ月)<D>【賞金上位馬①】
海外で2連勝しての帰国初戦。この中間の乗り込み量は少なく、1週前追い切りでは同様に海外帰りのパンサラッサと併せて直線で離されてしまった。出来自体に不安あり。

グロリアムンディ(アンタレスS:2着、496kg(-8kg)中9週)<C>【賞金上位馬⑦】
調教駆けする馬で、この中間も好時計で先着していて動きも良く出来は良さそう。ただ、芝では1勝クラスを勝てなかった馬で決め手もなく、一気の相手強化に対応できるかは疑問。

ギベオン鳴尾記念:4着、508kg(+4kg)中2週)<B>【賞金上位馬⑥】
休み明けの前走時は、追い切りでの動きも良く、パドックでもスッキリした感じで太め感はなく好仕上りだった。この中間は間隔が詰まっているが、先週CWで好時計をマークするなど叩き2戦目での上積みも期待できそう。

サンレイポケット鳴尾記念:3着、480kg(±0kg)中2週)<B>【除外対象馬】
除外対象馬だが、休み明けの前走時に坂路で良い動きを見せていて、この中間も1週前に好時計と上積みが窺える。





※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ディープボンドタイトルホルダーヒシイグアスの3頭をあげておきます。



◇今回は、宝塚記念編でした。
宝塚記念というと、出走予定だったスーパークリークが回避して1強になったオグリキャップオサイチジョージに敗れた第31回。なかなかG1を勝てなかったメジロライアンが、同期のメジロマックイーンを負かしてG1初勝利を飾った第32回。天皇賞(春)3連覇をライスシャワーに阻止されたメジロマックイーンが、キッチリ人気に応えて強い競馬を見せた第34回。スペシャルウィークステイゴールドを、直線並ぶ間もなく突き放し圧倒的な強さでグラスワンダーが制した第40回あたりが印象に残っています。
昔の宝塚記念は頭数もそれほど揃わず、断然人気馬が強い競馬を見せるか、2強、3強対決というレースが多かった印象がありますが、近年は頭数、海外遠征明けでの出走、牝馬の活躍なども増え、昔とは様相がだいぶ変わった感じがします。その一方で、春の天皇賞から参戦してくる王道組に元気がないようなところもあり、その路線から確固たる主役級が出てくると宝塚記念はもっと盛り上がるのではないかと思います。今年は菊花賞天皇賞(春)の勝ち馬が海外出走組を迎え撃つ形になりますので、面白いレースになりそうです。




🎤あなたの夢はエフフォーリアタイトルホルダーかそれともデアリングタクトか。私の夢は・・・です。


宝塚記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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2022年3月31日(木) 09:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 大阪杯2022 
閲覧 1,808ビュー コメント 0 ナイス 7



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


4月3日(日) 阪神11R 第66回大阪杯(4歳以上G1・芝2000m)


【登録馬:18頭】(フルゲート:16頭)


<前走:香港C、有馬記念 出走馬>(3ヶ月半)

ヒシイグアス(前走:香港C2着、485kg(-3kg))<C>
香港Cからの休み明け。1週前には南Wでかなり速い時計がでているが、これまでの休み明けと比べると追い切り本数が少なく息切れが心配。

エフフォーリア(前走:有馬記念1着、516kg(+2kg))<B>
この中間も牧場から帰ってきての追い切り内容は、ここ2戦と同じような内容。かなり良かった天皇賞(秋)当時とまではいかないが、有馬記念時とほぼ似た内容で出来に関しては問題なさそう。




<前走:金鯱賞 出走馬>(中2週)

ジャックドール(1着、506kg(-2kg))<B>【優先出走馬】
間隔を空けて使われてきた馬。前走は相手も一気に強くなることもあってか、しっかり仕上げられていたところがあり、そこから今回は中2週。近走とは違う調整となる。能力が高いことは間違いないが、それも状態が良いことが大前提であり、前走時のパドックでは少しカリカリしているところも窺えた。最終追い切りの動きを、これまで以上に気をつけて見たい一頭。

レイパパレ(2着、430kg(-4kg))<C>
前走時のパドックではかなりトモが寂しく映り、馬体面の成長がない。昨年の勝ち馬ではあるが、今年はこれまで経験したことのない中2週での参戦。これまでのように馬体の回復に必要な時間が少なく、前走以上の出来での出走は厳しいのではないか。

アカイイト(3着、512kg(-4kg))<B>
パドックでは大きな馬の割にトモが寂しく映るタイプ。エリザベス女王杯当時のように、重心が低くドッシリとして見せている時のほうが良い。前走マイナス体重で今回、中2週で迎えることになるが、1週前に坂路で強めに追われ好時計と上積みが期待できそう。

ポタジェ(4着、466kg(-8kg))<C>
叩き3戦目となるこの中間は、1週前に馬なりでの調整。大きな変わり身は感じられない。

ショウナンバルディ(6着、454kg(-4kg))<A>
休み明けを3戦したが、前走時のパドックでも好馬体披露、この中間も1週前には坂路で好時計をマーク。出来は良さそう。

ステラリア(11着、498kg(+8kg))<B>
休み明けの前走時は、長めから本数も多く追われていて、馬体こそ増えていたもののパドックでは好馬体を見せていて出来も悪くなさそうだった。この中間1週前も金曜日に長めから好時計が出ていて、叩き2戦目での上積みが感じられる。




<前走:京都記念 出走馬>(中6週)

アフリカンゴールド(1着、468kg(±0kg))<B>
この中間もCWを長めから追い切られていて、1週前は計測不能も動きを見ると集中した走りで、出来は引き続き良さそう。

ジェラルディーナ(4着、454kg(+6kg))<A>【除外対象馬】
追い切りでは行きたがる面を見せるところがあり、この中間も折り合い重視の内容にはなるが終いはしっかりと伸びて、CWで外めを回って3週連続好時計。叩き2戦目での上積みが見受けられる。

マカヒキ(3着、512kg(+4kg))<D>
トレセンで多く本数を追われてきた馬だが、前走時はこの馬としてはそれほど多くは乗り込んまれていなかった。この中間も中6週ある割に速い時計は1週前のみと、これまでとの比較で乗り込み量が少なすぎる。

レッドジェネシス(13着、502kg(+8kg))<C>
同厩舎のマカヒキと同じ京都記念からの中6週だが、この馬はかなり本数を乗られていて入念な調整。前走時は休み明けで馬体に緩さがあったので、馬体が締まってくればというところだろう。ただ、1週前追い切りでは、ビッシリ追われていながら併走馬を突き離せなかったりと、まだ大きな変わり身までは見込めずか。




<前走:小倉大賞典 出走馬>(中5週)

アリーヴォ(1着、502kg(+2kg))<A>
小倉の未勝利勝ちに始まり、同競馬場に関していえば5戦負けなしで前走重賞制覇。休み明けを2連勝中で、この中間も1週前にはCWで3頭併せの外を、全身を使った走りで力強く先着。連勝中の勢いそのままに、引き続き出来に関しては良好。

スカーフェイス(5着、462kg(-2kg))<B>
坂路で好時計の出る馬だが、この中間も変わりなく坂路で好時計が出ている。使い詰めだが出来は悪くなさそう。




<前走:中山記念 出走馬>(中4週)

アドマイヤハダル(3着、488kg(+2kg))<B>【除外対象馬】
休み明けを使われてきて、前走時のパドックでは好馬体だった。この中間も、これまで通り1週前にはCWを長めから追われ終い好時計をマークできており、引き続き出来良好な様子。

ヒュミドール(6着、472kg(+4kg))<B>
この中間も南Wで好時計が出ている。今回は輸送があるので、日曜日に強めに追われているが、そこも好タイムでまとめている。好状態とみられる。




<前走:その他のレース出走馬>

ウインマリリン(前走:エリザベス女王杯16着、472kg(-4kg)、4ヶ月半)<C>
長めから本数も多くメニューをこなしてきているので、前走より出来に関しては良さそう。エリザベス女王杯からの休み明け直行、先週の日経賞にも使いたかった様子などからも窺える通り、目標がここという訳ではない感じで次の目標への叩き台とみられるが。

キングオブコージ(前走:AJCC1着、496kg(-8kg)、中9週)<A>
骨折明けから数戦使われてきて、前走時の追い切りでは直線の伸び脚がバネのある走りに変わり良化していた。この中間も入念な乗り込みで坂路、CWと好時計が出ていて、前走以上に良くなっている感じ。





※今回このコラムでの推奨馬は、ジェラルディーナキングオブコージアリーヴォエフフォーリアの4頭をあげておきます。



◇今回は、大阪杯編でした。
大阪杯で思い出すのがメジロマックイーンの勝った1993年( https://youtu.be/Fxr5gOsVe3c )。前年の天皇賞(春)トウカイテイオーとの直接対決を制してから脚部不安を発症し、それ以来のレース。春の天皇賞3連覇に向けて調整されていたものの、阪神大賞典には間に合わず何とか大阪杯での復帰に間に合ったといった感じでした。当時はメジロマックイーンが強すぎたため、ステップレースになると頭数が揃わないことがほとんどでした。それが、93年大阪杯(当時は「G2産経大阪杯」)では珍しく多頭数になっているところをみても、自身が何とかこのレースに間に合ったという面と、長期休み明けのマックイーンなら負けせるかもしれないとの他陣営の思惑などが伝わってきます。しかし、ご存知結果はそんな不安も何のその。好スタートから積極的なレースで直線も持ったまま突き放す圧倒的な強さを見せてくれました。戦前にたちこめていた不安が嘘のように、晴れやかな気分になったのを今でも思い出します。ちなみにその年の有馬記念では、トウカイテイオーが1年ぶりのレースで勝利しており、この2頭の対決が1度しか実現しなかったことだけが心残りではありますが。

大阪杯出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2020年4月30日(木) 14:45 くりーく
くりーくの中間調教チェック 2020天皇賞(春)
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


5月3日(日) 京都11R 第161回天皇賞(春)(4歳以上G1・芝3200m)

【登録頭数:16頭】(フルゲート:18頭)


【優先出走馬】

ミッキースワロー(B)中4週
この中間も2週前、1週前と南Wで時計を出していて、いつもよりも外を回って追い切られている。1週前追い切りでは、終い強めに追われると前にグッと伸びる感じがあって、前走時のような馬体が起きてしまう走りと比べると見た目はかなり良い。あとは関西への輸送があるので、大きく馬体が減らなければ。

ユーキャンスマイル(A)中5週
休み明けの前走時の調教は、重苦しい印象の動きで評価を下げたが、前走を一度使われて良化した印象。この中間、1週前追い切りは併せ馬で遅れたものの前脚の捌きが良くなり、走りに柔らかさが感じられる。前走以上の良い状態で出走できそう。


【以下、賞金上位馬】

フィエールマン(A)4ヶ月半
今年は有馬記念からの休み明けでの参戦となるが、この中間はこれまでのような3頭併せでの追い切りがなく、トレセンでの追い切り本数も多くなっていて、調整方法の変化を感じる内容。ただ、今年は左回りでの追い切りとなった1週前追い切り内容を見ると、昨年のような勢いのある動きを見せている。有馬記念時の追い切りでの動きと比べれば、断然今回のほうが良い動きに見える。

キセキ(C)中5週
この中間は久しぶりにジョッキー騎乗で2週前、1週前と追い切られて、休み明けの前走時と比べると多少良くなった感あり。ただ、2年前の秋のような前に伸びる感じの走りはまだ見られず。

スティッフェリオ(D)中4週
この中間はこれまで一度も追い切られたことのない、(軽めの調整はあるが)CWでの1週前追い切りを敢行。坂路の馬場があまり良くないからという理由のようではあるものの、負荷をかけるなら悪い馬場のほうが良さそうに感じるのだが……。同厩舎のダンビュライトはいつも通り坂路で追い切られているので、なぜこの馬だけという疑念がやはり残る。ここまで28戦してきてここで調教方法を変える必要はあるのか? 他に理由があるのかもしれないが、何にせよここで調教内容を変えることはプラスにはならないと個人的には思うのだが。

モズベッロ(C)中4週
これまでゆったりとしたローテーションで使われてきている馬で、デビューから長期の休養がない中での臨戦。前走時点で、の追い切りの動きからは疲れが出てきているように感じていて、実際に1週前追い切りも馬場状態の違いはあるにしても時計が掛かっていた。最終追い切りで2走前のような動きが見られれば、京都コースは成績が良いだけに期待したいところだが。

エタリオウ(A)中4週
この中間は中3週で、2週前、1週前と3頭併せで一杯に追われて好時計で先着。映像がないので動きは分からないが、時計的に見て近走の中では最も充実した調教内容と感じる。

ダンビュライト(B)5ヶ月半
ジャパンカップからの休み明けで、この中間は2週前がサンライズノヴァ、1週前がインディチャンプとG1馬相手に併せ馬で追い切られている。時計もしっかり出ており、順調な仕上がり。休み明けでの好走がある馬で、この内容なら期待が持てそう。

トーセンカンビーナ(A)中5週
角居厩舎王道の調教方法で調整されている馬で、この中間もCWを併せ馬で追い切られて順調そのものといった感じ。大き過ぎない馬体でいかにも京都が向きそうなディープ産駒といった走りをする点も含め、前走の阪神でのレース以上の走りというのも期待できそう。

ミライヘノツバサ(B)中9週
京都でのレースでは実績はないが、この中間も乗り込み量は豊富で前走以上に調教内容は良い。1週前追い切りでも併走馬を突き放し先着と、引き続き良い状態をキープできている感じ。

メイショウテンゲン(A)中5週
昨秋はまだ物足りない面があったが、近走は使われる毎に調教の動きも良くなっていてこの中間も2週前、1週目と強めに追われて順調な内容を見せている。1週前追い切りでは、追い出されると終いでグッと伸びて動きも前走以上。

シルヴァンシャー(F)7ヶ月
この中間も前走同様の長期休養明け。好走した前走時はCWで追い切られていたが、この中間は坂路での調整で、1週前追い切りの動きを見ても明らかに重たい動き。CWでの追い切りがない時点で、仕上りに不安があると思ったほうが良い。

ハッピーグリン(E)4ヶ月
近走は長距離、中距離、マイル戦と使われていて、どこの路線が向いているのか試しているというよりはどの路線でも頭打ちといった感じ。この中間の調教内容を見ても、これまで坂路で調整されてきていた馬がCW、DPコースと変えてきていて、いろいろと迷いが感じられる。

メロディーレーン(E)中4週
基本的に小柄な牝馬は、距離に関係なく好走する例は少ない。特にこの馬は小柄と言われる馬よりもさらに50キロ以上小さく、これだけの成績を残していることが奇跡的といって良い。話題にはなるが、現実は調教では特に目立つ時計も出せておらず、今回56キロとこれまでで最も重い斤量を背負わなくてはならず、負担はかなりかかると思う。



◇今回は天皇賞(春)編でした。
私が競馬を観るようになった頃に活躍していたオグリキャップスーパークリークイナリワンの3強たち。揃って引退し、入れ替わるかのように現れたのがメジロマックイーンでした。私にとってスーパークリークは競馬の世界に導いてくれた馬であり、メジロマックイーンは競馬を教わった馬。この2頭がいなかったら30年近く競馬を観続けることはなかったのではないかと思います。
そんなメジロマックイーンも、春の天皇賞には3度出走して、それぞれの年にドラマがありました。最初に挑戦した年は親子3代の天皇賞制覇、2年目がトウカイテイオーとの対決を制し連覇達成、骨折から復活しての3連覇目前まで迫るもライスシャワーに敗れた3年目――と、春の天皇賞だけでこれだけのドラマがあった馬は、他にそうそういないのではないかと思います。古馬になってからは常に主役であり続けた馬で、そんな名馬を20歳前の時期にオンタイムで観られたことは自分にとって大きな財産となっています。
今は過去の映像などが手に入りやすい時代でもあります。緊急事態宣言で外出できないこの時期に、過去の名馬や皆さんが競馬を始めるキッカケとなった好きな馬の映像など見返して観るのもの良いのではないでしょうか。

それでは次回、オークス編でお会いしましょう。


天皇賞(春)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2016年12月26日(月) 16:40 横井顕
【徹底攻略17】非凡な才能「封殺」について
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メジロマックイーン1992の持つ非凡な才能「封殺」。

これはイベント「決戦! トウカイテイオー」にてトウカイテイオーの豪脚を封じる対処法として登場しました。メジロマックイーン1992で配合をすると、産駒に必ずこの「封殺」が受け継がれます。





ところがなかなか思ったように発動せず、使い方がよくわからないという部分もあるかと思います。そこでこの「封殺」について、少し調べてみました。



発動するレース

説明文に「大舞台で」とあるだけに、GⅠやブリーダーズカップが対象になるのは間違いなさそうです。今のところブリーダーズカップ(中山芝2500m)で発動を確認しているほか、育成中に皐月賞でも発動しました。

ただ、NHKマイルCや日本ダービー宝塚記念に出走したところ、これらのレースでは発動しませんでした。



脚質による違い

逃げと先行でそれぞれBC登録して、ブリーダーズカップで走らせてみました。すると先行だとちょくちょく発動するのですが、逃げだと今のところまったく発動していません。

単に位置取りの問題なのかもしれませんが、先行脚質で挑んだほうが少なくとも有利と思われます。



条件判定のタイミング

発動するのは、いつも決まって残り200m付近でした。この地点での位置取りや通過順位などが、発動条件になっている可能性が高そうです。





相手との位置関係

「決戦! トウカイテイオー」のレースではまだ発動できていないのですが、「ひとりでレース」のときは大概発動します。

残り200mの地点で自分が相手より前にいないと発動しないのかもしれません。トウカイテイオーの前を行くにはかなりの能力が必要になりそうですが、条件さえ満たせば「ひとりでレース」のときのようにしっかりと発動してくれるのではないでしょうか。

うちの「封殺」持ちは以下のような能力でした。とりあえず牧場にいた牝馬にメジロマックイーン1992を配合しただけなので、大した能力でもなく……。ちょっともったいなかったですね。





イベント終了後も「封殺」は有効な才能だと思いますので、この才能を持ちつつできるだけ強い馬の生産を目指したいところです。



★ダビスタ名人・横井顕もリアルタイムで遊んでいる「ダービースタリオン マスターズ」をいますぐダウンロード →
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○執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
 ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後ゲーム攻略記事に携わる。『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)、『ダービースタリオン96全書』(アスペクト)など90年代の作品から、最近の『ダービースタリオンGOLD全書』(KADOKAWA)まで、シリーズ全般の攻略記事を執筆。現在は最新作『ダービースタリオンマスターズ』をプレイし、本サイトで攻略コラムを公開中。

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2016年10月28日(金) 11:30 山崎エリカ
【山崎エリカのG1ナビゲーション】~2016天皇賞(秋)~
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天皇賞(秋)は、逃げ馬が逃げればオーバーペースの傾向
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天皇賞(秋)は、逃げ馬が逃げればハイペース、逃げ馬が逃げないか、不在ならばスローペースという傾向があります。一昨年は逃げ馬不在、昨年はエイシンヒカリに騎乗する武豊騎手が、直前で「ハナにはこだわらない」とコメントして、2番手に控える選択をしたことでスローペースが発生しました。

■2016秋シーズン 『競馬プロ予想MAX』presents連載コラムについて詳しくはこちら
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7807


昨年、武豊騎手がなぜ2番手に控える選択をしたかというと、天皇賞(秋)が歴史的に見ても逃げ馬が勝てないレースだからです。なんと1987年のニッポーテイオー以来、29年も逃げ馬が先頭でゴールインしていないのです。歴史上は、1991年にプレクラスニーが逃げ切り勝ちを収めていますが、これは1着入線したメジロマックイーンの降着によるもの。

このとき先頭でゴールインしたメジロマックイーンとのプレクラスニーとの着差は6馬身。また、審議の対象馬もプレクラスニーではなかったことから、プレクラスニーには何の罪もないけど、ノーカウント(笑)。前文ではあえて「逃げ馬が先頭でゴールイン」という表現を使わせてもらいました。

なぜ、逃げ馬が逃げ切れない歴史が続いているのかというと、・・・

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メジロマックイーンの口コミ


口コミ一覧
閲覧 167ビュー コメント 0 ナイス 3

ウマ娘2期(再)
22:00→12話『ふたり』
22:30→13話『ゆめをかける』

 軸うまおやじ 2023年1月27日(金) 17:02
あんた~!『ウマ娘』メジロマックイーンのねんどろいどば~... 
閲覧 92ビュー コメント 0 ナイス 3

あんた~!『ウマ娘』メジロマックイーンのねんどろいどば~い!!

『ま~た次回もよろしくば~い!ツイッターのフォロ~&ツイート&チャンネル登録よろしくば~い!何さまがんばるば~い!!』

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 はたと止まる 2022年9月18日() 21:37
20世紀のセントライト記念 
閲覧 441ビュー コメント 2 ナイス 13

 競馬ラボとかにも検索結果が出そうにない時代のを

・ホワイトストーン:ダービーでアイネスフウジン中野栄治の3着からの初戦で、プラス20kg以上。
          数字で決めつけちゃいけないというのを痛感した馬券師も多かったろう。
          菊花賞ではメジロマックイーンの2着に。
          有馬ではオグリのラストランに屈し、3着。

          オグリキャップ、ハクタイセイ(さつき賞)メジロマックイーン、ホワイトストー
          ン。さらにプレクラスニー(江田照が19歳で天皇賞騎手になったと、芦毛ブーム
          中。 


・レオダーバン:3着から菊花賞Vに。「馬の世界もレオ!」杉本節も(^£)
        西武が日本シリーズで勝ってた頃の話。
        イブキマイカグラじゃなく、フジヤマケンザンをレオダーバンの相手1頭に絞って
        あと一完歩でイブキに出られた・。

・レガシーワールド:ここでも負けたライスシャワーがミホノブルボンの3冠を阻止の菊花賞V。
          レガシーワールドは翌年のJCで、デザーモ騎手コタシャーンが、ハロン棒を
          ゴール線と勘違いして追うのをやめたというラッキーもあり、河内洋JC初V。

・ラガーチャンピオン:山内厩舎のピンクめんこに藤田伸二騎乗。

・レオリュウホウ:これも江田照騎乗で、江田照がVの時はたいてい中位以下の人気が無い馬。

(これは2001年)

・マンハッタンカフェ:夏の札幌の阿寒湖特別2600mを勝った直後だったので、上位人気も4着。
           本番の菊花賞で巻き返しのV。荒れたよね、この菊花賞は。


 明日は不良か重馬場なので、本番の菊花賞には直結は?というレースかもしれないね。
 来週の神戸新聞杯のほうへ照準の栗東の有力馬は多そうだし。

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