アパパネ(競走馬)

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写真一覧
抹消  鹿毛 2007年4月20日生
調教師国枝栄(美浦)
馬主金子真人ホールディングス 株式会社
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績19戦[7-1-3-8]
総賞金55,859万円
収得賞金11,450万円
英字表記Apapane
血統 キングカメハメハ
血統 ][ 産駒 ]
Kingmambo
マンファス
ソルティビッド
血統 ][ 産駒 ]
Salt Lake
Piper Piper
兄弟 シュガーヒルウラレナ
前走 2012/06/03 安田記念 G1
次走予定

アパパネの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
12/06/03 東京 11 安田記念 G1 芝1600 185109.3416** 牝5 56.0 蛯名正義国枝栄 496
(-2)
1.32.6 1.335.3⑧⑩ストロングリターン
12/05/13 東京 11 ヴィクトリア G1 芝1600 18474.015** 牝5 55.0 蛯名正義国枝栄 498
(-6)
1.32.8 0.433.8⑧⑨ホエールキャプチャ
12/04/07 阪神 11 阪神牝馬S G2 芝1400 178166.437** 牝5 56.0 岩田康誠国枝栄 504
(+8)
1.22.3 0.434.8⑩⑩クィーンズバーン
11/12/11 香港 7 香港マイル G1 芝1600 14--------13** 牝4 55.5 蛯名正義国枝栄 496
(--)
1.35.4 1.5----ABLE ONE
11/11/13 京都 11 エリザベス杯 G1 芝2200 182410.043** 牝4 56.0 蛯名正義国枝栄 496
(-6)
2.11.8 0.234.7④④スノーフェアリー
11/10/16 東京 11 府中牝馬S G2 芝1800 16242.3114** 牝4 57.0 蛯名正義国枝栄 502
(+4)
1.47.8 1.034.9⑦⑧⑧イタリアンレッド
11/06/05 東京 11 安田記念 G1 芝1600 18482.216** 牝4 56.0 蛯名正義国枝栄 498
(+8)
1.32.2 0.234.5⑧⑥リアルインパクト
11/05/15 東京 11 ヴィクトリア G1 芝1600 178164.121** 牝4 55.0 蛯名正義国枝栄 490
(0)
1.31.9 -0.034.3⑨⑪ブエナビスタ
11/04/17 阪神 11 マイラーズC G2 芝1600 188187.144** 牝4 56.0 蛯名正義国枝栄 490
(-4)
1.32.8 0.533.2⑧⑨シルポート
10/11/14 京都 11 エリザベス杯 G1 芝2200 18352.713** 牝3 54.0 蛯名正義国枝栄 494
(+4)
2.13.5 1.035.1④⑤⑥⑥スノーフェアリー
10/10/17 京都 11 秋華賞 G1 芝2000 187152.311** 牝3 55.0 蛯名正義国枝栄 490
(-4)
1.58.4 -0.134.1⑪⑫⑧⑧アニメイトバイオ
10/09/19 阪神 10 ローズS G2 芝1800 12552.114** 牝3 54.0 蛯名正義国枝栄 494
(+24)
1.46.0 0.234.1④④アニメイトバイオ
10/05/23 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 188173.811** 牝3 55.0 蛯名正義国枝栄 470
(-10)
2.29.9 -0.035.2⑨⑬⑬⑪サンテミリオン
10/04/11 阪神 10 桜花賞 G1 芝1600 18592.811** 牝3 55.0 蛯名正義国枝栄 480
(+2)
1.33.3 -0.134.1⑤④オウケンサクラ
10/03/06 阪神 11 チューリップ G3 芝1600 168162.212** 牝3 54.0 蛯名正義国枝栄 478
(+6)
1.36.2 0.135.0ショウリュウムーン
09/12/13 阪神 11 阪神JF G1 芝1600 188184.621** 牝2 54.0 蛯名正義国枝栄 472
(+4)
1.34.9 -0.134.3⑩⑩アニメイトバイオ
09/11/15 東京 9 赤松賞 500万下 芝1600 168166.031** 牝2 54.0 蛯名正義国枝栄 468
(-8)
1.34.5 -0.433.6⑧⑧ブルーミングアレー
09/10/31 東京 3 2歳未勝利 芝1600 14465.131** 牝2 54.0 蛯名正義国枝栄 476
(+24)
1.35.9 -0.334.3ローグランド
09/07/05 福島 5 2歳新馬 芝1800 16486.033** 牝2 54.0 蛯名正義国枝栄 452
(--)
1.51.5 0.837.5⑤⑤⑥ロードシップ

アパパネの関連ニュース

 30日に東京競馬場で行われる競馬の祭典・日本ダービーに、桜花賞2着の牝馬サトノレイナスを送り込む国枝栄調教師(66)=美浦=を、三浦なぎさ記者(23)が直撃した。アパパネアーモンドアイといった名牝を育て上げた指揮官にとって、ダービー制覇は悲願。2007年ウオッカ以来、14年ぶり史上4頭目の牝馬Vへの手応えなどに、オークスを◎○で的中させた絶好調記者が鋭く迫った。



 なぎさ 桜花賞2着馬サトノレイナスオークスではなく、日本ダービーに参戦します。

 国枝 (定年まで=※注1)残り少ないのもあって、チャンスがある馬がいれば行きたいと思っていた。(牡馬と斤量が)2キロ差というのも決め手のひとつ。

 なぎさ 早い時期から挑戦は考えていたんですか。

 国枝 当歳の競り(※注2)で(預かることが)決まって、そのあとの成長具合も良かったし、牧場での評価も高い馬だったので、どちらも(クラシック)登録(※注3)しておこうとなった。里見オーナーも『ダービーを取りたい』と言っていて、『私も取りたい』と(笑)。

 なぎさ オーナーと参戦を決めたタイミングはいつですか。

 国枝 桜花賞が終わってから。オーナーに『(ダービーに)行きたいです』と言ったら、『調教師さんと(ルメール)騎手がいいと言うのであれば、いいですよ。お任せします』と言ってもらえた。

 なぎさ そのときの気持ちは。

 国枝 よかったなと。ゴーサインを出してもらったのだから、あとは責任を果たさないと、と思ったよ。

 なぎさ 今年の牡馬のレベルについてはどう感じますか。

 国枝 皐月賞エフフォーリアは強いと思う。能力はもちろん、メンタルに余裕があって、(横山武)騎手も馬を信頼しているからね。

 なぎさ 全兄のサトノフラッグも、昨年は弥生賞ディープインパクト記念を勝ってダービー(4番人気11着)に駒を進めましたね。

 国枝 現時点での完成度は兄より上だと思う。兄は走りに軽さがほしいが、レイナスは父ディープインパクト譲りの切れがある。背筋など筋肉の質がいい。天性の良さというのもあるんじゃないのかな。

 なぎさ 近年は牝馬と牡馬の力差が詰まってきている印象があります。

 国枝 世界的に見ても牡馬と互角に戦えるようになってきているのは明らかで、日本でも走っているよね。

 なぎさ 3冠牝馬のアパパネアーモンドアイなど、これまで手掛けてきた牝馬と比べてサトノレイナスの手応えは。

 国枝 比較からしてもチャンスがあるとみているから(ダービーに)出すし、それだけの期待がある。アパパネアーモンドアイと比べてもいいレベルにあるなと思っているし、それくらいでなければ(ダービーへは)行かない。ただ参加するだけではなく、勝負にならないとね。

 なぎさ 3冠牝馬とも遜色はない。

 国枝 雰囲気はもちろん、馬体のつくりもあの2頭と似ている。レイナスのほうが手脚が長く、フレームがゆったりしているから、距離はもちそうに見えるね。

 なぎさ 中間の調整はどうですか。

 国枝 うまく調整できて、落ち着きがある。桜花賞アカイトリノムスメと一緒に(阪神に)行ったけど、レイナスは全然動じなかった。そういうところを見ても距離は大丈夫。いっぱいいっぱいのレースはしていないから、まだまだ上積みもあるよ。

 なぎさ ダービー制覇は悲願。

 国枝 古くからダービーというのはどこの国にもある象徴的なレース。オークスも一生に一度だけど、ダービーは特別でお祭りみたいなもの。調教師をやっているからには、やっぱり1度は取りたいよね。夢はでっかく、だよ。

日本ダービーの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載



 ■国枝 栄(くにえだ・さかえ) 1955(昭和30)年4月14日生まれ、66歳。岐阜県出身。89年に調教師免許を取得し、翌年に開業。アパパネアーモンドアイと2頭の3冠牝馬を育てるなど、JRA・GI19勝を挙げるトップトレーナー。24日現在、JRA通算8095戦950勝。重賞56勝。



 ★里見オーナーも制覇に期待…オーナーの里見治氏(79)=セガサミーホールディングス会長=にとってもダービー制覇は悲願だ。これまで所有馬8頭を送り込み、2015年にはサトノラーゼンが2着、サトノクラウンが3着。翌16年のサトノダイヤモンドはレース中に落鉄するアクシデントがあってハナ差の2着に敗れた。「最低1回はダービーオーナーになりたい。馬主になって最大の夢。調教師もジョッキーも『適性がある』と言ってくれるし、牝馬でもダービーを取れるならありがたい」とレイナスに大きな期待を込めている。



 ★国枝師といえばアーモンドアイ…国枝調教師の代表的な管理馬といえばアーモンドアイ。歴代最多の芝GI9勝を挙げた名牝で、東京芝2400メートルでもGIを3勝しており、2018年のジャパンCでマークした2分20秒6は同コースのレコードタイムとなっている。



 ★24日のサトノレイナス…この日は全休日にあたり、茨城・美浦トレセンの自厩舎で静養した。担当で国枝調教師の長男でもある国枝純助手は「日曜(23日)の調教(Wコース4ハロン59秒9)も予定通りでしたし、馬場入りの前に(近くで)放馬があったんですが、冷静でした。普段は落ち着いた馬なんです」と様子を伝えた。



 ※注1…JRAの調教師は70歳の2月末で定年となる。4月に66歳になった国枝調教師がダービーに挑戦できるのは、今年を含めてあと5回。

 ※注2…サトノレイナスは2018年のセレクトセール当歳(0歳)競りに上場され、里見治氏が1億円で落札した。

 ※注3…3歳クラシック(皐月賞、ダービー、菊花賞桜花賞オークス)に出走するためには、事前にレースごとに登録が必要。第1回登録(登録料1万円)は2歳10月、第2回登録(同3万円)は3歳1月、最終登録(同36万円)はレース2週前に行われる。事前に登録していない馬が最終登録を行うには追加登録料として200万円が必要。

【オークス】アパパネの娘アカイトリノムスメが2着 ルメール「成長すればもっと良くなる」 2021年5月23日() 19:36

 5月23日の東京11Rで行われた第82回オークス(3歳オープン、牝馬、GI、芝2400メートル、定量、18頭立て、1着賞金=1億1000万円)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗の3番人気ユーバーレーベン(美浦・手塚貴久厩舎)が勝利しGI初制覇。3歳牝馬の頂上決戦を制し、樫の女王に輝いた。タイムは2分24秒5(良)。



 アパパネとの母子制覇を狙ったアカイトリノムスメは、ソダシをマークするようにすぐ後ろを追走。4コーナー過ぎから鞍上の手が動くと、直線で馬群をさばいて抜け出したが、ユーバーレーベンに1馬身及ばず2着に終わった。



 ◆C.ルメール騎手「いい競馬ができました。ペースが遅くて最初は少し掛かったが、ソダシの後ろから進めた。ラスト300メートルからはよく伸びているし、成長すればもっと良くなる」



★【オークス】払い戻し確定!! 全着順も掲載

 

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【血統アナリシス】オークス2021 Kingmamboの血を引く馬が5年連続連対、3連覇中と絶好調 2021年5月22日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はオークス2021・血統予想をお届けします!


過去10年、複数回勝利実績のある種牡馬はディープインパクトに限られ、優駿牝馬4勝はセフトやパーソロンと並ぶ最多勝タイ記録でもある。また、2012年ジェンティルドンナ(2分23秒6)、2019年ラヴズオンリーユー(2分22秒8)と優駿牝馬のレコードタイムを更新しているのもディープインパクト産駒であり、昨今の高速馬場を鑑みても最右翼と言えるだろう。

ほか、近年はKingmambo(=全妹Monevassia)の血を引く馬も活躍が目立ち、2020年1着デアリングタクト、2019年1着ラヴズオンリーユー、2018年1着アーモンドアイ&2着リリーノーブル、2017年2着モズカッチャン、2016年2着チェッキーノと5年連続で連対中だ。

アールドヴィーヴルは、父キングカメハメハ×母イサベル(母の父ディープインパクト)。父がKingmambo直仔のキングカメハメハ、母の父がディープインパクト、と近年のトレンドを掛け合わせており、13年3着デニムアンドルビーの父と母の父を逆さまにしたような血統構成となっている。また、Sunny Valleyに遡る牝系からは11年の勝ち馬エリンコートが出ており、本馬の近親にあたるジェラシーが16年に10番人気4着と大駆けしていたことも強調できそうだ。

アカイトリノムスメは、父ディープインパクト×母アパパネ(母の父キングカメハメハ)。こちらもディープインパクトキングカメハメハから成る配合で、母アパパネは10年優駿牝馬の勝ち馬で牝馬クラシック三冠を達成した女傑。また、母の父キングカメハメハは昨年の勝ち馬デアリングタクトと同じ。本馬は母アパパネを彷彿とさせる走りからオールラウンダーのイメージが強く、今回もそつのない立ち回りで上位争いを繰り広げてくれるだろう。

ソダシは、父クロフネ×母ブチコ(母の父キングカメハメハ)。前記の通り、母の父キングカメハメハは近年の好調ぶりが目に留まるKingmambo系の筆頭で、昨年は同じ母の父となるデアリングタクトが牝馬クラシック三冠を達成したことから、無敗で桜花賞を制した本馬にも二冠や三冠の期待がかかることは当然だろう。父クロフネの産駒は優駿牝馬で連対例こそないものの、11年3着ホエールキャプチャが勝ち馬とタイム差なし。本馬は同産駒として初めて桜花賞を制した実績があるだけに、優駿牝馬初制覇の可能性も十二分にあるはず。


【血統予想からの注目馬】
アールドヴィーヴル ⑦アカイトリノムスメ ⑪ソダシ

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【俺のチェックポイント】アカイトリノムスメの枠順「ラッキー7」に国枝師ニンマリ 2021年5月21日(金) 04:58

 オークスの4日目は東京の片岡良典記者が桜花賞4着のアカイトリノムスメに注目した。血統的にも800メートルの距離延長はプラスで、3戦3勝の東京に舞台が替わるのも大歓迎。母アパパネも担当した福田助手の証言をもとに、史上3組目となる母子制覇の可能性を探った。

 20日の美浦トレセンは朝から久しぶりの太陽が顔を出した。光を浴びるとやる気がわいてくる。気になるのは桜花賞で◎を打ったアカイトリノムスメだ。距離延長のオークスで逆転可能か、体調は確実に上向いているのかを確かめるために国枝厩舎へ足を運び、母アパパネも手掛けた福田助手を直撃した。

 追い切り翌日のこの日は厩舎周りの運動で体をほぐす程度。「追い切った後も問題ないですね。まだあらゆる面で幼くてかわいいお嬢さんなので、お母さんと比べるのはねえ…。同じ3歳のこの時期でもアパパネの方がどっしりと構えて安定感があった。アカイトリは現状でどこまでやれるかです」と意外にも辛口評価が返ってきた。

 とはいえ、19日の追い切りはWコースで5ハロン66秒9-12秒5を手応えに余力を残しつつマーク。体の張りや毛づやも上々で、全身がシュッと引き締まって見える。何より、気負わず落ち着いているのがいい。今回は3戦3勝とパーフェクトの実績を残している東京。父ディープインパクト日本ダービージャパンC、母がオークスを勝っている芝2400メートルに距離が延びれば、無敗のソダシに一矢報いて、1943年クリフジ-54年ヤマイチ、83年ダイナカール-96年エアグルーヴに次ぐ史上3組目の母子制覇のチャンスはある。

 「全体的に幼さを残しながらでも、毎回こちらが思った以上のレースをするし、背中の感触はいいし、(後肢には)すごくバネがある」と福田助手は“推し”材料を口にする。気になる日々のカイバ量を尋ねると「もともと食いは細いけど、桜花賞後の方がこの馬なりに食べている。あとは僕が緊張感を持ってレースまでもっていくだけです」と気を引き締めた。

 枠順は2009年の勝ち馬ブエナビスタと同じ〔4〕枠(7)番。「ラッキーセブン! 人気馬はソダシを含めてみんな奇数だね。この馬も奇数枠でも全く問題ない」と好枠ゲットに国枝調教師は、アパパネアーモンドアイに次ぐオークス3勝目を意識する。

 前日22日まで梅雨入り間近で当日の馬場状態は読めないが、雨降りの稍重で初勝利を挙げたように多少の道悪なら問題ない。無敗の桜花賞ソダシの強さは認めるが、東京の12ハロンなら逆転する可能性は大いにある。桜花賞4着から距離延長を含めて全てに伸びしろがあると判断し、前走に続いてアカイトリノムスメに◎を打つ。(片岡良典)



オークスの出馬表はこちら 調教タイムも掲載

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【オークス】今年も無敗の2冠女王誕生か!?3歳牝馬の頂上決戦の注目点はこちら! 2021年5月19日(水) 09:30

★無敗での桜花賞オークス制覇狙うソダシ 昨年のデアリングタクトに続くか



 無敗の桜花賞ソダシ(栗東・須貝尚介厩舎)が、史上3頭目の偉業に挑む。同馬は昨年7月12日のデビュー以来、5戦5勝の成績を収めており、阪神JF桜花賞と2つのGIタイトルを手にしている。桜花賞オークス制覇となれば史上16頭目、無敗での“2冠制覇”は1957年のミスオンワード、昨年のデアリングタクトに続く史上3頭目となるが、ソダシ桜花賞に続いてオークスも制すことができるかどうか。



 ソダシは父クロフネ、母ブチコという血統の白毛馬。5月17日現在、クロフネの産駒はJRAの平地重賞で40勝を挙げているが、すべて1800メートル以下の距離での勝利となっている。ソダシはデビューから芝1600~1800メートルの距離で5連勝を決めているが、未知の距離となる芝2400メートル戦のオークスでどのような走りを見せるだろうか。



★兄・吉田豊騎手はオークス2勝 ソダシの鞍上・吉田隼人騎手は兄弟制覇に挑戦



 5戦5勝のソダシ(栗東・須貝尚介厩舎)は、デビュー以来すべてのレースで吉田隼人騎手が騎乗している。同騎手は5月17日現在、関東所属騎手でトップの41勝を挙げ、5月8日にはJRA通算1000勝を達成している。吉田隼人騎手の兄・吉田豊騎手はオークスで2勝を挙げており、「武豊(兄)=武幸四郎(弟)」兄弟以来2組目の兄弟制覇がかかるが、吉田隼人騎手はソダシを勝利に導くことができるかどうか。なお、兄の吉田豊騎手は今年のオークスミヤビハイディ(美浦・高橋文雅厩舎)に騎乗する予定。



 また、ソダシを管理する須貝尚介調教師にはオークス初制覇がかかる。同調教師はオークスを勝てば、史上5人目のクラシック完全制覇、並びに史上3人目の8大競走完全制覇へ残すはダービーのみとなるが、4度目の挑戦でオークス初勝利を挙げることができるかどうか。



オークス母子制覇に挑むアカイトリノムスメ C.ルメール騎手との新コンビで参戦予定



 桜花賞4着のアカイトリノムスメ(美浦・国枝栄厩舎)は、父が2005年の3冠馬ディープインパクト、母が2010年の牝馬3冠馬アパパネという血統。同馬は今年初戦のクイーンCで重賞初制覇を飾り、GI初挑戦となった桜花賞では勝ったソダシから0.2秒差の4着となった。アカイトリノムスメにはオークス史上3組目の母子制覇がかかるが、母アパパネに続いてオークスを制すことができるかどうか。なお、アカイトリノムスメは今回“テン乗り”となるC.ルメール騎手とのコンビで出走する予定。



★25年ぶりのオークス制覇狙う武豊騎手 フローラSを制したクールキャットに騎乗予定



 武豊騎手は、1993年べガ、1995年ダンスパートナー、1996年エアグルーヴオークスを制しており、現役トップタイのオークス3勝を挙げている。同騎手は今年のオークスでは、サンスポ賞フローラSの勝ち馬クールキャット(美浦・奥村武厩舎)に騎乗する予定だが、25年ぶりにオークスを制すことができるかどうか。Vなら、同馬を管理する奥村武調教師はJRA・GI初制覇となる。



 また、クールキャットは父スクリーンヒーロー、母メジロトンキニーズという血統で、レイクヴィラファームの生産馬。同牧場の生産馬ではグローリーヴェイズが2019年に香港で香港ヴァーズを制しているが、JRA・GIは未勝利。果たして、クールキャットはレイクヴィラファーム生産馬初のJRA・GI制覇を遂げることができるかどうか。



桜花賞3着のファインルージュに騎乗予定 JRA・GI通算30勝なるか、福永祐一騎手



 桜花賞3着のファインルージュ(美浦・木村哲也厩舎)に騎乗予定の福永祐一騎手は、5月17日現在、JRA・GIで29勝を挙げており、グレード制が導入された1984年以降で5人目のJRA・GI通算30勝に王手をかけている。福永騎手は2004年ダイワエルシエーロ、2005年シーザリオ、2007年ローブデコルテオークスを制しており、武豊騎手と並ぶ現役最多タイのオークス3勝を挙げているが、現役単独トップの4勝目を挙げることができるかどうか。Vなら、同騎手はクラシック競走11勝目で、歴代単独2位になる。なお、ファインルージュは、馬主の六井元一氏がJRAで初めて所有した馬で、5月17日現在、同馬主のJRAで唯一の所有馬となっている。



オークス連覇を狙う松山弘平騎手 横山武史騎手は親子3代オークス制覇に挑戦



 昨年のオークスデアリングタクトで制した松山弘平騎手には、史上7人目のオークス連覇がかかる。同騎手は今年のオークスでは、桜花賞5着のアールドヴィーヴル(栗東・今野貞一厩舎)に騎乗する予定だが、今年もオークスを制すことができるかどうか。桜花賞5着馬がオークスを勝てば、1991年のイソノルーブル以来30年ぶり4頭目となる。



 また、桜花賞6着のククナ(美浦・栗田徹厩舎)に騎乗予定の横山武史騎手は、オークス初騎乗となる。同騎手の祖父・横山富雄元騎手は1978年、父の横山典弘騎手は2010年にオークスを制しているが、横山武史騎手は親子3代オークス制覇の偉業を遂げることができるかどうか。なお、アールドヴィーヴルは通算3戦1勝、ククナは通算6戦1勝という成績で、1995年のダンスパートナー以来、 26年ぶり3頭目の1勝馬によるオークス制覇がかかる。



タガノパッションは追加登録料を支払っての参戦 デビュー65日目での戴冠なるか



 スイートピーS勝ち馬のタガノパッション(栗東・鮫島一歩厩舎)は、3月20日の未勝利戦でデビュー(3着)しており、オークス当日がデビュー65日目となる。オークスを春に実施するようになった1953年以降、デビューから最速でオークスを制したのは1982年のシャダイアイバー(オークスがデビュー78日目)で、タガノパッションが勝てばこの記録を更新する。タガノパッションは追加登録料200万円を支払ってのオークス参戦となるが、デビューから約2カ月で“樫の女王”の座に就くことができるかどうか。同馬には岩田康誠騎手が騎乗する予定。



★JRA重賞での活躍目立つ川田将雅騎手 忘れな草賞勝ち馬ステラリアに騎乗予定



 川田将雅騎手は、5月8日の京都新聞杯レッドジェネシスとのコンビで制し、早くも今年のJRA重賞10勝目を挙げた。同騎手は今年、高松宮記念ダノンスマッシュ)、大阪杯レイパパレ)とJRA・GIでも2勝を挙げており、オークスでは“テン乗り”となるステラリア(栗東・斉藤崇史厩舎)に騎乗する予定。川田騎手は2012年のオークスで“テン乗り”となった桜花賞ジェンティルドンナを勝利に導いているが、9年ぶりのオークス制覇を遂げることができるかどうか。



 また、ステラリアは世代最初の新馬戦となった昨年6月6日の新馬戦(阪神)でデビューしており(3着)、同馬が勝てば、2010年のアパパネ(7月5日デビュー)を上回り、2歳戦が実施されるようになった1946年以降では最もデビューが早いオークス馬になる。ステラリアは前走の忘れな草賞を勝ってオークスに駒を進めてきたが、今年のJRA重賞で好成績を挙げる川田騎手とのコンビで“樫の女王”の称号を得ることができるかどうか。なお、今年の登録馬ではウインアグライア(美浦・和田雄二厩舎)、クールキャット(美浦・奥村武厩舎)、スライリー(美浦・相沢郁厩舎)、ユーバーレーベン(美浦・手塚貴久厩舎)も6月にデビューしており、Vなら、1946年以降で最もデビューが早いオークス馬になる。



ストライプに騎乗予定の柴田善臣騎手 クラシック最年長優勝記録の更新なるか



 ストライプ(美浦・尾形和幸厩舎)に騎乗予定の柴田善臣騎手は、レース当日の年齢が「54歳9カ月24日」で、安藤勝己元騎手が持つクラシック最年長優勝記録(51歳0カ月14日)、岡部幸雄元騎手が持つグレード制が導入された1984年以降のJRA・GI最年長優勝記録(53歳11カ月27日)の更新がかかる。ストライプは前走の桜花賞では12着に敗れているが、オークスで巻き返すことができるかどうか。なお、柴田善臣騎手はJRA・GI9勝を挙げているが、クラシックでの勝利はなく、デビュー37年目で初のクラシック制覇がかかる。



★1勝馬ながら重賞で3戦連続3着 ゴールドシップ産駒のユーバーレーベン



 ユーバーレーベン(美浦・手塚貴久厩舎)は、通算6戦1勝という成績で、昨年9月の札幌2歳Sで2着に入り、暮れの阪神JFでも3着に入った。同馬は今年、フラワーC3着、サンスポ賞フローラS3着という成績を残しているが、待望の2勝目をオークスで挙げることができるかどうか。



 ユーバーレーペンは父ゴールドシップ、母マイネテレジアという血統で、ゴールドシップ産駒初のJRA・GI制覇を目指す。同馬が勝てば、馬主(株)サラブレッドクラブ・ラフィアンのJRA・GI制覇は2013年のNHKマイルC(マイネルホウオウ)以来8年ぶりで、牝馬でのJRA・GI制覇は初めてのこととなる。なお、ユーバーレーベンにはM.デムーロ騎手が騎乗する予定。



★2戦2勝のニーナドレスに注目 最少キャリア優勝記録の更新なるか



 デビューから2戦2勝のニーナドレス(栗東・友道康夫厩舎)には、オークス最少キャリア優勝記録の更新がかる。オークスを春に実施するようになった1953年以降の最少キャリア優勝は、カワカミプリンセス(2006年)、ラヴズオンリーユー(2019年)、デアリングタクト(2020年)の3戦で、キャリア2戦の同馬が勝てば同記録を更新する。ニーナドレスは追加登録料200万円を支払って参戦する予定だが、デビューから3連勝でオークスを制すことができるかどうか。同馬には藤岡康太騎手が騎乗する予定。なお、ニーナドレスは2月28日の未勝利戦(小倉)でデビューしているが、小倉デビュー馬がオークスを勝てば、1995年のダンスパートナー以来26年ぶり5頭目となる。



 また、ニーナドレスを管理する友道康夫調教師には、オークス初制覇がかかる。Vなら、同調教師は牝馬クラシック初制覇となり、クラシック完全制覇へ残すは桜花賞のみとなるが、ニーナドレスは“樫の女王”の称号を得ることができるかどうか。



★1番人気馬が5連勝中のオークス 11年目・藤懸貴志騎手はJRA・GI初騎乗



 オークスでは、2016年のシンハライトから昨年のデアリングタクトまで1番人気馬が5年連続で勝利を挙げている。同一GI級競走での1番人気馬の最多連勝は1941~43、1946~48年のオークス(1944、45年は戦争のため実施されず)、1952~57年の天皇賞・春、2001~06年のダービーで記録された「6連勝」だが、今年もオークスの1番人気馬は勝利を挙げることができるかどうか。



 また、ハギノピリナ(栗東・高野友和厩舎)に騎乗予定の藤懸貴志騎手は、デビュー11年目でJRA・GI初騎乗となる。同騎手は2011年デビューで、同期の現役騎手は嶋田純次騎手、杉原誠人騎手、森一馬騎手、横山和生騎手。藤懸騎手はハギノピリナのデビューからすべてのレースで同馬に騎乗しており、未勝利戦→矢車賞と目下2連勝中だが、初の大舞台でどのような騎乗を見せるだろうか。ちなみに、1988年のオークスではJRA・GI初挑戦だった熊沢重文騎手がコスモドリームに騎乗して勝利を挙げた。



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【オークス】レース展望 2021年5月17日(月) 14:44

 23日の東京競馬場では3歳牝馬のクラシック2冠目、オークス(GI、芝2400メートル)が行われる。

 今年、注目を一身に浴びるのが白毛馬ソダシ(栗東・須貝尚介厩舎)。昨年12月の阪神ジュベナイルフィリーズでは世界初となる白毛馬のGI制覇を果たし、休み明けで挑んだ桜花賞もV。デビューからの連勝を『5』に伸ばした。その桜花賞は経験がないレベルの超高速馬場が不安視されたが、いつも通りに好位からそつなく抜け出し、周囲の雑音をシャットアウト。1分31秒1のコースレコードで、サトノレイナス阪神JFに続いて封じてみせた。今回はその宿敵が日本ダービーに挑戦するため、オークスは1強状態。未知の2400メートルが舞台となるが、白毛のヒロインはこれまでも常識を超える走りを見せ続けてきた。無敗2冠もノンストップで駆け抜けるか。

 ファインルージュ(美浦・木村哲也厩舎)は前走の桜花賞ソダシをマークするように進めて0秒1差の3着に食い込み、GIで通用するスピード、瞬発力、底力を示した。折り合い面は問題ないが、母親が1000メートルで2勝しているくらいの短距離馬だけに、2400メートルの距離に対応できるかだろう。

 アカイトリノムスメ(美浦・国枝栄厩舎)は父ディープインパクト、母アパパネがともに3冠馬という究極配合馬。桜花賞ではゴール前でしぶとく伸びてソダシと0秒2差の4着に入り、超良血の片鱗を見せた。母アパパネとは馬体の筋肉量や迫力こそ違うが、スッキリした素軽い馬体なぶん距離は伸びた方が良さそう。一戦ごとの成長力は母譲りであり、オークス母娘制覇のチャンスは十分だ。

 桜花賞5着のアールドヴィーヴル(栗東・今野貞一厩舎)はキャリアが浅い状況でここまで走れるのだから大したものだが、デビューから一戦ごとに馬体が減っているのは気掛かり。今回は東京への長距離輸送が控えており、当日の馬体重に注意したい。

 桜花賞以外の路線では、オークストライアルのサンケイスポーツ賞フローラS組が有力だ。勝ったクールキャット(美浦・奥村武厩舎)はデビュー戦快勝後はもどかしいレースが続いていたが、距離を延ばして持ち味のストライドの良さを生かせるようになった。母のメジロトンキニーズは東京芝3400メートルのダイヤモンドSで2着に入った馬。母系から豊富なスタミナが受け継がれており、さらに400メートルの距離延長も味方にできそうだ。近年のフローラS勝ち馬では2016年チェッキーノ、17年モズカッチャン、20年ウインマリリンがいずれも本番で2着に激走しており、今年もこのトライアルから伏兵が表れるか。武豊騎手の手綱さばきにも注目だ。

 フローラS2着のスライリー(美浦・相沢郁厩舎)も成績に安定感こそないが、スッと先行して4コーナーを4番手以内で回ってきたときは全て連対しており、気分よくレースが進められるかどうかがポイント。父オルフェーヴル、母の父ディープインパクトと3冠馬が掛け合わされた配合が大一番での爆発力に繋がりそうだ。

 同3着のユーバーレーベン(美浦・手塚貴久厩舎)は勝ち切れないレースこそ続いているが、札幌2歳S(2着)と阪神JF(3着)で2度、ソダシに際どいところまで迫った実績がある。GIで通用する底力は十分持っているだけに、あとは展開が向くかどうか。手塚調教師は「前走の感じならスタートはもう大丈夫」と手応えを得ており、先行勢を射程圏に入れた位置で進められれば面白い。

 他にも、忘れな草賞を勝ったステラリア(栗東・斉藤崇史厩舎)、スイートピーSを鮮やかに差し切ったタガノパッション(栗東・鮫島一歩厩舎)などが、虎視眈々と樫の女王の座を狙っている。



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アパパネの関連コラム

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チャンピオンズカップは、無敗のクリソベリルが馬群を割って抜け出し、見事に古馬を一蹴した。”ポイントは展開”と先週の当コラムで書いたが、インティが内枠を引いたことによりスンナリ隊列が決まりスローペース。結果として力のある好位勢が順当に上位を占めた。

ダート競馬は基本的に先行有利。実際、ダートのチャンピオンと言われる馬の大半は先行馬で、だからこそ今回のように一線級が集い、かつペースが落ち着けば波乱の可能性は低くなる。

もっとも、この結果が東京大賞典にまで結びつくかは微妙なところ。勝ったクリソベリルは早々に回避が発表されたが、2着以下の馬たちの着順も次走で入れ替わる可能性は十分にある。その中でも4着チュウワウィザード、6着オメガパフュームの巻き返しには大いに注目したい。ともに今回は脚を余した印象が強く、大井のダート2000mの方が力を発揮できるだろう。


~2歳G1のポイントは人気=実力とならないこと

さて、今週末は阪神ジュベナイルフィリーズ(以下、阪神JF)。ココから年末まで、有馬記念を除く3つのJRA・G1はすべて2歳戦となるので、今回は2歳戦のポイントも含めて展望していきたい。

2歳G1というとキャリアの浅い馬たちの争いになるため、馬券的には敬遠されがちだ。よくわからないから…という理由で買わないという選択も確かにアリだが、少々それではもったいないと考えている。

というのも、キャリアが浅いからこそ、能力=人気とはならないケースが多々あるためだ。本来なら力のある馬でも何らかの事情により人気にならないことも多く、もしその馬の能力を見抜くことができれば、本来なら強い馬を人気薄で買えるという古馬戦ではなかなか見られないシチュエーションが訪れる。

例えばもう10年前になるが3冠牝馬のアパパネ阪神JFを制しているが、人気は2番目だった。では、当時の1番人気馬は? と問われて、即答できるファンはなかなかいないだろう。答えは、シンメイフジ。その後の成績を見れば明らかにアパパネの方が能力上位だったが、新潟2歳Sの派手なパフォーマンスが評価され、ファンの期待が大きかったのはシンメイフジの方だった。

こんな話を書くと、今年の上位人気勢はあまりアテにならないのかと思われそうだが、今週に関していえば無敗のリアアメリアウーマンズハートを筆頭に粒揃いの好メンバーが揃った印象が強く、波乱の可能性は低いように思う。そもそも、当レースは出走メンバーのレベルが高ければ波乱度は下がる。過去5年で見ても、6番人気以下で馬券に絡んだのは2015年のウインファビュラスただ一頭。近年は牝馬のレベルが上がっている上に外回りコースでの一戦だけに、伏兵馬が突如として走るケースは多くない。

ただ、リアアメリアウーマンズハートはほぼ互角。新馬戦の勝ちっぷりでいえばむしろウーマンズハートの方が上と言える内容で、リアアメリアの方が引き離して1番人気になるとすれば、この2頭の優劣は少なくとも人気ほどの差はないので、妙味はウーマンズハートということになる。

基本的には穴を探すレースではないとはいえ、人気薄の中で注目馬を挙げるならばロータスランドには可能性を感じる。初戦の内容からもレースセンスが高く、前走は1400mで敗れたがマイル向きの印象が強い。上手く先行できれば、一発があるかもしれない。

いずれにしても素質馬が多い今年の2歳牝馬戦線。今回のメンバーに加えて、出走して来なかったが素質的には互角以上のアヌラーダプラ、さらには1戦1勝のスカイグルーヴあたりが順調に成長して来春を迎えれば、クラシック戦線が楽しみになる。クラシックを見据える意味でも注目したい一戦だ。

阪神JFの結論は、『TAROの競馬』にて無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。


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2017年4月6日(木) 17:31 岡村信将
【ラップギア岡村信将のスペシャルG1展望】~2017桜花賞~
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阪神ジュベナイルフィリーズからチューリップ賞、桜花賞と、すべて“阪神芝1600m”のコースで施行される、謎の牝馬クラシック路線。同コース施行であるがゆえに、それら3つのレースが密接な関係を持っていることは言うまでもないのだが、平均を出してみると、それぞれのレースが持つ特徴が少しずつ違うことも分かってくる。


■2017春シーズン 『競馬プロ予想MAX』presents連載コラムについて詳しくはこちら
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=8644


阪神ジュベナイルフィリーズ、チューリップ賞と桜花賞、過去10年勝ち馬のタイムをざっと比較してみよう。勝ち馬の前半1000mタイムと、ラスト600mのタイムを一覧にしてみた。ちなみにこれは“レース先頭馬の通過タイム”ではなく、“勝ち馬の通過タイム”である。

■阪神ジュベナイルフィリーズ勝ち馬 過去10年
2006年 58.9-34.2 ウオッカ      桜花賞2着
2007年 58.6-35.2 トールポピー    桜花賞8着
2008年 60.4-34.8 ブエナビスタ    桜花賞1着
2009年 60.6-34.3 アパパネ      桜花賞1着
2010年 61.8-33.9 レーヴディソール  桜花賞不出走
2011年 60.8-34.1 ジョワドヴィーヴル 桜花賞6着
2012年 58.3-35.9 ローブティサージュ 桜花賞5着
2013年 59.8-34.1 レッドリヴェール  桜花賞2着
2014年 60.4-34.0 ショウナンアデラ  桜花賞不出走
2015年 58.7-35.8 メジャーエンブレム 桜花賞4着
2016年 59.2-34.8 ソウルスターリング 

■チューリップ賞勝ち馬 過去10年
2007年 60.2-33.5 ウオッカ      桜花賞2着
2008年 61.3-34.5 エアパスカル    桜花賞9着
2009年 61.8-34.7 ブエナビスタ    桜花賞1着
2010年 61.4-34.7 ショウリュウムーン 桜花賞4着
2011年 60.9-33.6 レーヴディソール  桜花賞不出走
2012年 61.5-34.0 ハナズゴール    桜花賞不出走
2013年 60.2-34.7 クロフネサプライズ 桜花賞4着
2014年 60.6-33.7 ハープスター    桜花賞1着
2015年 61.8-35.9 ココロノアイ    桜花賞10着
2016年 59.8-33.0 シンハライト    桜花賞2着
2017年 59.4-33.8 ソウルスターリング 

■桜花賞勝ち馬 過去10年
2007年 60.1-33.6 ダイワスカーレット 
2008年 59.9-34.5 レジネッタ     
2009年 60.7-33.3 ブエナビスタ    
2010年 59.2-34.1 アパパネ      
2011年 59.6-34.3 マルセリーナ    
2012年 60.3-34.3 ジェンティルドンナ 
2013年 59.5-35.5 アユサン      
2014年 60.4-32.9 ハープスター    
2015年 62.5-33.5 レッツゴードンキ  
2016年 60.4-33.0 ジュエラー     

実際のところ、この一覧を見ただけではピンと来ないと思われるのだが、それぞれの平均を出してみると、少しずつ傾向が出始める。


■阪神ジュベナイルフィリーズ勝ち馬 過去10年平均
1000m通過 59秒8   ラスト600m34.6

■チューリップ賞勝ち馬 過去10年平均
1000m通過 61秒0   ラスト600m34.2

桜花賞勝ち馬 過去10年平均
1000m通過 60秒3   ラスト600m33.9


要するに、阪神ジュベナイルフィリーズはハイペースから上がりの掛かるレースであり、チューリップ賞はスローペースから上がりの早いレース。これは“多頭数G1”と“少頭数トライアル”というレースの性質がそのまま出ているのだと思われる。

そして問題の桜花賞は、とにかく上がりが速いのが特徴。チューリップ賞より遥かに速いペースから、それでいてチューリップ賞よりさらに速い上がりが要求されるレース。「チューリップ賞の時計が速い年は桜花賞と連動する」と言われる理由は、ここではないかと思われる。


そう、桜花賞を勝つためには、それなりの時計的な裏付けが必要なのだ。具体的なラインとしては・・・

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2016年5月13日(金) 11:45 みんなの競馬コラム
【ヴィクトリアマイル】血統考察 byうまカレ
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学生団体うまカレの金沢ユウダイです。
先週のNHKマイルカップでは、フレンチデピュティとノーザンテーストの血に注目し、1着~3着馬全てがどちらかの血を持っていました。また、12番人気3着のレインボーラインに至ってはどちらの血も持っていました。

今週先週と同じくマイル戦のヴィクトリアマイル
古馬牝馬戦線は中距離偏重の番組編成ということもあり、マイル戦でもペースは上がらず(昨年も2番手以下は緩い流れだった)、圧倒的な先行、内枠有利なレースが続いています。

過去5年の結果を簡単に並べてみると・・・

【2015年】
1着 ストレイトガール 5番手から差し切り(3枠5番)
2着 ケイアイエレガント 2番手から粘り込み
3着 ミナレット 逃げ粘り

【2014年】
1着 ヴィルシーナ 逃げ切り
2着 メイショウマンボ 内差し(2枠4番)
3着 ストレイトガール 内差し(1枠1番)

【2013年】
1着 ヴィルシーナ 2番手抜け出し
2着 ホエールキャプチャ 外差し(4枠8番)
3着 マイネイサベル 内差し(1枠1番)

【2012年】
1着 ホエールキャプチャ 3番手イン抜け出し(6枠12番)
2着 ドナウブルー 2番手抜け出し
3着 マルセリーナ 内差し(1枠1番)

【2011年】
1着 アパパネ 外差し (8枠16番)
2着 ブエナビスタ 外差し (7枠13番)
3着 レディアルバローザ 3番手抜け出し(2枠4番)

外目の枠から差しが決まったのは2011年のアパパネブエナビスタの時くらいで、それ以外の好相馬は2012年1着ホエールキャプチャを除けば(といっても横山典騎手がインの3番手を確保していた)、先行馬or内枠のみ。この時期の東京開催ですから当然といえば当然かもしれませんが、ヴィクトリアマイルは「先行・差しなら内枠有利」が特に顕著です。

このことを頭に入れながら、各馬について考察していきたいと思います。

人気を分け合うであろうディープ産駒、ミッキークイーンショウナンパンドラの比較でいえば、ショウナンパンドラの方に分があるのではないかと考えます。
ステイゴールドらでお馴染のゴールデンサッシュの牝系で、この距離は明らかに短いですが、ミッキークイーンより前目の位置を取れるという点が1つ。
そしてもう1 つは、この牝系は少し非力なところがある馬が多いのですが、昨年のオールカマーから馬体が明らかに変わり、「パワーが1番の武器」と思わせるほどになりました。非力さ、斬れが武器の血統ながら、真逆の「パワー」という要素が出て、血統から想像できる範囲を超えているというのは大物に共通することです。前走の大阪杯も、ペースと外目を追走していたことを考えれば相当のパフォーマンス。今の日本競馬は非常に粒が揃っていますが、一昔前なら名牝と言って良いほどの能力を持っていると思います。
ミッキークイーンもパンドラ同様にマイラーではないですから、マイル戦でパンドラが好走する流れであれば好走は可能です。だからこそ、パンドラが名牝と言って良いほどの能力を持っていると思っている中で、位置取りがパンドラより後ろになるわけですから、パンドラに先着することはないと考えています。

人気が予想されるもう1頭のディープ産駒スマートレイアーは、Lyphardのクロス。Lyphardのクロスを持っていたり、Lyphardが発現している馬は「粘り」が持ち味という馬になりやすいですから、ハーツクライ然り、スマートロビン然り、先週のパッションダンス然り「前受け」してこそ良さが活きます(スマートロビンパッションダンスはどちらもLyphardクロスのディープ産駒)。だから、米子Sで先行して勝利し、ここ2戦逃げて重賞を連勝したのは当然といえます。脚質からも無視はできません。

注目してみたいのはシャルールウインプリメーラ
シャルールは母が斬れを伝えるフランス血脈ですが、母のNever Bendと父の持つBuckpasserを通じてLa Troienneのクロス、そして母系にTom Foolも入るので「器用さのある中距離馬」といったとこころ。器用さがあるということは、瞬時に加速できるということとも似ていますから、緩い流れのマイル戦は好走しやすい条件といえます。
ウインプリメーラは苦手な重馬場で好走した京都牝馬Sでの走りが地力強化を感じさせました。ステイゴールド産駒でも軽い馬場と直線の長いコースが合うタイプ、期待できます。
器用さがあるタイプという意味では、レッツゴードンキカフェブリリアントも似ているといえるでしょう。外枠が残念ですが、レッツゴードンキ桜花賞同様にスローで逃げることができれば加速力(=トップスピードに乗る速さ)を活かして好走は可能でしょう。カフェブリリアントも巧く内のポケットに入ることができれば面白い1頭だと思います。

他の人気馬では、京都牝馬Sを制したクイーンズリングは、母がRiverman4×3、パワーを伴った斬れで、ローズSなどの先行力をみても1600-1800がベストで舞台も合いそうで有力です。
ダービー卿CTを制したマジックタイムは、段々と前受けできるようになった点など、ハーツクライ産駒らしい成長曲線を描いてきました。ハーツクライ×ブライアンズタイム×Sadler’s Wellsという字面以上に距離適性が短めに出たのは、スタミナと相似的なパワーの要素が発現されているからで、だからこそレッツゴードンキカフェブリリアントのようにパワーに因る加速力があり、条件戦で驚異的な上がりを使えたと考えられます。枠順と鞍上(ボウマン騎手)を考えると無視できません。

一方ルージュバックは、中距離馬は中距離馬でも、斬れるタイプの中距離馬ではありませんし、トップスピードに乗るのに時間がかかるタイプで内を突いたりできません。緩い流れが想定される今回のメンバーでは厳しそうです。

【まとめ】
ミッキークイーンはやはり位置取りの不安があるから、超一流の中距離馬ショウナンパンドラか、舞台はパンドラよりも合っているクイーンズリングの争いとみる。しかし外差しがなかなか効かないというレースの特徴を考えれば、シャルールウインプリメーラが面白いのではないか。同じ内枠でいえばLyphardのクロスらしく先行して良さが出たスマートレイアーウリウリのディープ産駒2頭も無視できないし、レッツゴードンキカフェブリリアントも乗り方次第では上位に食い込むチャンスがある。



【参考】
日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。


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2015年10月14日(水) 19:00 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第328話秋華賞(謎解き編)
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第329話 「秋華賞


10年 34.8-49.8-34.6 =1.58.4 ▼9▼4△6 瞬発戦
11年 34.6-47.8-35.8 =1.58.2 △2▼4△3 平坦戦
12年 36.5-48.7-35.2 =2.00.4 ▼1△2△9 平坦戦
13年 34.4-48.7-35.5 =1.58.6 ▼1±0△1 平坦戦
14年 34.5-47.2-35.3 =1.57.0 △2△1±0 消耗戦

近年は道中が速い流れになるかスローからの超ロングスパート戦というようなレース展開が多く瞬発戦となったのは過去5年で1度しかない。
瞬発力勝負になりやすい春の桜花賞オークスとはレース質が異なります。
とはいえアパパネジェンティルドンナメイショウマンボなどはオークス秋華賞どちらも勝利しているのでレース適性>馬の格というほどではないのかもしれません。
実際数字で表してみると桜花賞3着以内の馬のオークスでの成績は
3-2-2-9 勝率18.8% 連対率31.3% 複勝率43.8%
となっていてオークス3着以内の馬の秋華賞での成績は
3-2-1-8 勝率21.4% 連対率35.7% 複勝率42.9%
となっています。
桜花賞オークスとオークス&秋華賞の直結度は同じぐらいなんですよね。
ちなみに桜花賞3着以内の馬の秋華賞生成は
2-2-1-5 勝率20.0% 連対率40.0% 複勝率50.0%
となっていてこちらの直結度も高くなっています。

今年の桜花賞3着以内は
レッツゴードンキクルミナル秋華賞不出走)、コンテッサトゥーレ秋華賞不出走)
オークス3着以内は
ミッキークイーンルージュバック秋華賞不出走)、クルミナル秋華賞不出走)
となっていて登録があるのはレッツゴードンキミッキークイーンの2頭のみです。
確率論だけで言ってしまえばどちらか1頭は秋華賞で馬券になるはず。

敗因は必ずしも1つとは限らないので負けた馬の共通点を探すより好走した馬の共通点を探した方がベターです。
桜花賞秋華賞オークス秋華賞で両レース好走した馬は
前者はアパパネホエールキャプチャヴィルシーナジェンティルドンナヌーヴォレコルト
後者はアパパネホエールキャプチャヴィルシーナジェンティルドンナメイショウマンボヌーヴォレコルト
となっています。
お分かりでしょうか?
メイショウマンボ以外の5頭には桜花賞オークスどちらも3着以内だった馬となっています。
つまり桜花賞のみのレッツゴードンキオークスのみのミッキークイーンはそれほど信頼度は高くなくどちらか1頭は馬券になると決め付けるのは危険かもしれません>もう却下か(笑)

では桜花賞オークスで3着以内の実績がないが秋華賞で3着に入って馬を見てみましょう。

アニメイトバイオ  【瞬2平3消1】ローズS1着
アプリコットフィズ 【瞬2平2消0】クイーンS1着
アヴェンチュラ   【瞬2平2消0】クイーンS1着
キョウワジャンヌ  【瞬1平1消1】ローズS3着
アロマティコ    【瞬2平2消0】前走1600万下3着
スマートレイアー  【瞬3平0消0】前走1000万下1着
リラコサージュ   【瞬1平2消0】前走ローズS18着、スイートピーS1着
ショウナンパンドラ 【瞬6平0消0】紫苑S1着(新潟開催)
タガノエトワール  【瞬1平1消0】ローズS2着

瞬発戦&平坦戦に実績があって前走クイーンSローズSで3着以内という馬が多く好走しています。
ラップギア的にも全くあてはまらないのがスマートレイアーショウナンパンドラの2頭ですが秋華賞では2番人気と3番人気になっていました。
本番で上位人気の馬は軽視禁物ということでしょうか。

ということで今年の秋華賞でオススメなのは

タッチングスピーチ 【瞬1平2消0】ローズS1着
トーセンビクトリー 【瞬3平1消0】ローズS3着

タッチングスピーチと行きたいところですが前走4角15番手というスピードに乗れないのが若干不安あり。
過去5年で前走4角10番手以下の馬の成績は
0-0-0-14 勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率0.0%
でかなりの不振傾向にあります。
これはミッキークイーンにもあてはまるポイントです。
ということで

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
トーセンビクトリーレッツゴードンキタッチングスピーチ

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

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2015年4月8日(水) 19:30 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第314話桜花賞(謎解き編)
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第314話 「桜花賞


10年 35.6-23.3-34.4 =1.33.3 ▼3± 0△11 平坦戦
11年 34.6-23.9-35.4 =1.33.9 ▼5△ 7△ 1 瞬発戦
12年 34.9-24.4-35.3 =1.34.6 ▼1▼11△12 瞬発戦
13年 34.8-24.1-36.1 =1.35.0 ▼1▼ 4△12 平坦戦
14年 33.8-23.2-35.3 =1.33.3 ▼3△ 6▼ 7 瞬発戦

過去5年では上りよりもテンの3Fが遅かった後傾ラップになったのは10年のみ。
後は上りが35秒以上掛かったタフなレースになっています。
なので11年以降の桜花賞は4角10番手以下の差し馬が断然といったレースばかり
(11年、13年、14年は3着まで独占しています)
11年以降で4角5番手以内で馬券になったのはGⅠ2勝、宝塚記念3着のヴィルシーナのみとなっています。
とにかく後方からナタ斬れする馬が好走しやすい舞台ではあります。
その一方でアパパネが勝って逃げたオウケンサクラが2着に粘った10年の様な展開&馬場も存在するので前半の流れというのがまずポイントになるでしょう。
過去5年で逃げた馬は10年のオウケンサクラが3番人気でしたが以降の4頭は全て二桁人気の馬でした。
今年はどの馬が逃げるのか?

では過去5年の連対馬のラップギアを見てみましょう。

1着馬
アパパネ      【瞬4平0消0】▼ 6▼6△ 8 ▼ 5▼ 7△13 ▼14▼ 4▼ 1
マルセリーナ    【瞬2平0消0】▼ 6▼3△ 7 ▼14△ 2△ 2
ジェンティルドンナ 【瞬2平1消0】△ 3▼2△ 2 ▼10▼ 6△ 8 ▼ 2▼ 9△ 5
アユサン      【瞬2平0消0】▼ 7±0△ 1 ▼ 8▼13△ 3
ハープスター    【瞬3平1消0】▼ 6▼1△ 6 ▼ 4▼ 1△ 6 ▼13▼ 6△15
2着馬
オウケンサクラ   【瞬3平0消0】▼ 6▼4▼ 4 ▼ 2▼ 6△ 5 ▼ 7△ 4▼ 9
ホエールキャプチャ 【瞬4平1消0】▼11▼5△11 ▼10▼ 5△ 4 ▼ 4▼ 4△ 5
ヴィルシーナ    【瞬3平0消0】▼15▼5△ 4 ▼ 4▼ 5△ 8 ▼11▼ 6△ 5
レッドオーヴァル  【瞬2平1消0】△ 5▼9△ 8 △ 4▼ 2△ 5 ▼ 5▼ 9± 0
レッドリヴェール  【瞬1平2消0】▼ 4▼1△ 6 △ 2△ 3▼ 3 ▼12▼13△ 7

瞬発戦実績というのは特に重要(10/10頭)
長い直線ということで連続加速実績も必要でしょう(10/10頭)
爆発力ということで▼10以上の大きな加速実績はあった方がベター(8/10頭)
(なかった2頭はオウケンサクラレッドオーヴァルの2頭ですが▼9までの実績はありました)
今年の登録馬では
アースライズキャットコインクルミナルココロノアイテンダリーヴォイストーセンラークルージュバック
の7頭が上記の条件をクリアしています。

近年、桜花賞といえばディープ産駒。
ディープ産駒の成績は4-2-0-4(勝率40.0% 連対率60.0%)というハイアベレージです。
上記の7頭の中でディープ産駒は
クルミナルテンダリーヴォイス
の2頭のみとなっています。
但し、クルミナルは前走11着大敗でした。
前走5着以下だった馬の成績は0-1-1-31(勝率0.0% 連対率3.0%、複勝率6.1%)となっていて掲示板にも乗っていない状況からの巻き返しは困難と言えます。
一方、テンダリーヴォイスは前走アネモネS1着ですが、そのアネモネS組は過去5年で0-0-0-11とあまり良いステップレースとは言えません。

という様に今年の桜花賞はディープ産駒ではなくマンカフェ産駒、ステゴ産駒が主役となっているというのが例年と異なります。
そこをどう判断するかでしょう。
昨秋の阪神JFの様に「外回りGⅠはディープ買っておけばOK」となるのか否か。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ルージュバックココロノアイクルミナル
前走きさらぎ賞が圧巻で「桜花賞はこの馬で仕方なしかな」と思ったので初志貫徹で。
きさらぎ賞の2着3着馬が次走散々だったので若干不安はありますが…)
問題は枠順で過去5年では3枠より内枠は1頭も馬券になっていません。
内枠引いてしまったら再考の余地あり。

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

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2014年10月15日(水) 23:00 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第293話秋華賞(謎解き編)
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第293話 「秋華賞


09年 34.0-49.0-35.2 =1.58.2 ▼2▼4±0 平坦戦
10年 34.8-49.8-34.6 =1.58.4 ▼9▼4△6 瞬発戦
11年 34.6-47.8-35.8 =1.58.2 △2▼4△3 平坦戦
12年 36.5-48.7-35.2 =2.00.4 ▼1△2△9 平坦戦
13年 34.4-48.7-35.5 =1.58.6 ▼1±0△1 平坦戦

過去5年ではアパパネの勝利した10年は瞬発戦でしたが以外の年は平坦戦となっています。
春のクラシック戦線+ローズSはほぼ外回りの瞬発コースでしたが内回りの平坦コースに替わる秋華賞はどうなるのか?
興味はその1点です。
では過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。

1着馬
レッドディザイア  【瞬4平0消1】
アパパネ      【瞬5平1消1】
アヴェンチュラ   【瞬2平2消0】
ジェンティルドンナ 【瞬4平2消0】
メイショウマンボ  【瞬4平1消0】
2着馬
ブエナビスタ    【瞬5平1消0】※2番手入線→3着に降着
アニメイトバイオ  【瞬2平3消1】
キョウワジャンヌ  【瞬1平1消1】
ヴィルシーナ    【瞬5平1消0】
スマートレイアー  【瞬3平0消0】

過去5年では5頭中4頭は春のクラシックで連対経験があった馬が優勝しています。
残りの1頭は春のクラシック不出走&夏の古馬重賞クイーンS勝利したアヴェンチュラ
コース替わりにはなりますが春のGⅠでの実績馬はやはり格が違うという傾向になっています。
また、レッドディザイア以外の馬には平坦戦実績があったのもポイントかもしれません。
2着なら昇り馬も食い込む余地ありという傾向になっています。
08年には大荒れとなったレースですが最近では1~3番人気の成績が
5-3-3-4 勝率33.3% 連対率53.3% 複勝率73.3%
となっていて比較的固いレースと言えます。
4番人気以下で馬券になった馬を見てみると

アニメイトバイオ  【瞬2平3消1】
キョウワジャンヌ  【瞬1平1消1】
アロマティコ    【瞬2平2消0】
リラコサージュ   【瞬1平2消0】

となっているのでコース適性【瞬4平6消0】に近い馬をピックアップすべきかなと思われます。
2頭はローズS3着以内の実績馬、1頭はOPクラス勝利経験馬、1頭は前走1600万下クラス3着馬となっています。
どれも芝1800以上のレースでした。
これぐらいの実績が一つの目安でしょう。

今年の登録馬ではおそらくヌーヴォレコルトが1番人気、レッドリヴェールが2番人気は固いでしょう。
3番人気はレーヴデトワールか?
ヌーヴォレコルトは最有力候補ではありますが【瞬5平0消0】と瞬発戦実績がないのは若干の不安材料。
レッドリヴェールローズSではよもやの惨敗でしたが【瞬2平2消0】なので過去の傾向からすると巻き返しは可能かも。
穴馬候補は
タガノエトワールバウンスシャッセブランネージュマイネグレヴィル
辺りかなと思われます。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
レッドリヴェールヌーヴォレコルトブランネージュ

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

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アパパネの口コミ


口コミ一覧
閲覧 38ビュー コメント 1 ナイス 4

ノーザンF 金子真人 余裕のある馬主は久々出走の人気薄で走る印象があり、馬主なら来るか来ないか分かりそうなもんだ。

 スモーマン 2021年8月19日(木) 09:51
ソダシ
閲覧 275ビュー コメント 0 ナイス 12

少ないデータから推測する。

オークスの時に桜花賞馬の成績を検討したが、ソダシと似た先行タイプの桜花賞馬は、阪神改修後では5頭いた。
このうち、オークスで勝ったのはアパパネだけ、オークス不出走がダイワスカーレットとグランアレグリア、残りの2頭は、13着レーヌミノルと、10着レッツゴードンキ。

グランアレグリア、レーヌミノル、レッツゴードンキ。いずれも桜花賞後の主戦場は1600以下。
アパパネは桜花賞は先行したが、オークスは中団より後ろから上がり一位で差して来た。オークスも先行したソダシとは脚質の幅が違う。
ダイワスカーレットは、道中殆どを1、2番手でねじ伏せてきた歴史的名牝。不利があったとはいえ、オークスを8着で負けた馬と並べる訳にはいかないだろう。

視点を変えて、3歳時に札幌記念を使った桜花賞馬は、オークス馬のブエナビスタが2着。オークス2着のハープスターが優勝。
いずれも札幌記念では中団以降から速い上がりを長く使って差す競馬

ソダシとはイメージが全く合わない。

ここで吉田隼人が溜めて差してくる競馬に転換するなら…なかなかそうとは思えず、カットだと思う。

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 ビター ティー 2021年6月5日() 08:30
グランアレグリアは、アーモンドアイやアパパネを超えた歴史...
閲覧 409ビュー コメント 0 ナイス 11

 アーモンドアイから『現役最強牝馬』のバトンを引き継いだ(?)今シーズンのグランアレグリアに注目が集まる安田記念。

 前走のヴィクトリアMでは、ぶっちぎりの強さを見せつけ、予想に違わぬ圧倒的強さで牝馬G1のタイトルをつけ加え、G1通算5勝で安田記念を迎えます。

 ヴィクトリアMでの圧勝は、昨年のアーモンドアイの完勝を彷彿とさせるものでした。改めてアーモンドアイとグランアレグリアのヴィクトリアMでのレースぶりを比較してみます。

2020年アーモンドアイ 1分30秒6(上がり32秒9) 着差0.7秒(4馬身) 位置取り4,4
2021年グランアレグリア1分31秒0(上がり32秒6) 着差0.7秒(4馬身) 位置取り9,10

 どちらも鞍上はルメール。2着馬との着差はまったく同じ0.7秒差(4馬身差)で、他馬を圧倒しての楽勝。

 では、2頭が勝ったそれぞれのレースの流れは、どんなものだったのかというと、

レースラップ
2020年 前半3F 34秒2  後半4F45秒0 3F33秒9 後傾ラップ -0.3秒
2021年 前半3F 34秒3  後半4F45秒0 3F33秒4  後傾ラップ -0.9秒

アーモンドアイが勝った2020年のヴィクトリアMの方が、前半から流れが速く、淀みなく流れたレースになり、-0.3秒の後傾ラップの高速決着をアーモンドアイは1.0秒も速い末脚で差し切っての完勝でした。

 一方、2021年は、スタートからの前半3Fが前年とほぼ同じ34秒3で流れたものの、中間で一旦緩み(+0.7秒)、その分-0.9秒の後傾ラップのレースとなり、脚を溜められたグランアレグリアがレースの上がり3Fのレースラップを0.8秒上回る剛脚で抜け出したレース展開になったとみられます。

 レース後のダメージはどちらが大きいのか推測すると、おそらくアーモンドアイの方が負荷がかかったのではないかと思われます。

 ですから、中2週で迎えた昨年の安田記念では、グランアレグリアに2馬身1/2の完敗に終わったのかもしれません。いくら牝馬相手のG1とはいえ、それなりに仕上げなければ勝利できるだけの仕上がりに持って行けないはずです。

 ヴィクトリアMからわずか中2週では、レースでの疲労次第では安田記念で最高のパフォーマンスを発揮できなかったことが考えられます。

 もちろん、距離適正の如何によってアーモンドアイはグランアレグリアに敗れたかもしれないと思うのですが、決してベストの状態で安田記念を迎える臨戦過程とは言えないはずです。

 今年は、グランアレグリアが反対の立場で、アーモンドアイと同じヴィクトリアM1着から安田記念に出走してきます。果たしてその結果は・・・

 ヴィクトリアM出走前の日記にも書きましたが、このレースに出走した馬の次走G1レースは、決して期待が持てるような成績を挙げられないことを過去10年のデータが示しているのです。

 そのことを確認していただくため、過去の日記の内容を一部示しておきます。

【今年も牝馬が席巻するか? 中央芝G1戦線を上半期牝馬頂上決戦『ヴィクトリアM』の予想から考える!?】から(一部抜粋)

『10年間のデータを調べて意外に思われるのは、『ヴィクトリアM』に出走した牝馬で、その後に出走した直近のG1で1着になった事例が皆無だということです。

 牡・牝混合のG1のみならず、牝馬G1を含めても最高着順が2着止まりなのです。直近2戦目で1着になった事例はありますが、2歳マイルG1馬で三冠牝馬になった『アパパネ』でさえ、ヴィクトリアM1着になった直後の安田記念では6着に敗退しています。

 アパパネの2着になった『ブエナビスタ』も、直後の宝塚記念で2着に、また前年のヴィクトリアMでも1着後の宝塚記念で2着になり、歴史的名牝でさえ直近の牡・牝混合G1は宝塚記念2着→天皇賞秋1着。
翌年も直近の牡・牝混合G1は宝塚記念2着→天皇賞秋4着→ジャパンC1着となり、2戦目、3戦目では最高のパフォーマンスを発揮できるものの、このレース出走馬の1戦目に限っては惜敗・善戦・惨敗・下降・引退となるのが『ヴィクトリアM』という牝馬G1なのです。

 ヴィクトリアMで複勝圏内に入着した馬で、次走牡・牝混合G1でも複勝圏に入ったのは30頭中、下記の3頭(延べ4頭)だけです。いずれも名牝中の名牝ばかりで、惜敗です。
着順 馬 名     牝馬限定率   次走G1成績
1着アーモンドアイ 4/15(26.7%)  →安田記念2着
3着ストレイトガール5/20(25.0%) →スプリンターズ2着
1着ストレイトガール6/25 (24.0%) →スプリンターズ2着
2着ブエナビスタ   7/12(58.3%) →宝塚記念2着

 次走が牝馬G1を加えても、わずか1頭で、やはり1着には届いていません。

3着クロコスミア  18/28(64.3%) →エリ女2着

 牡・牝混合G1にとって前走ヴィクトリアM出走は鬼門ともいうべきレースに思えてなりません。

      (  中 略  )

◎グランアレグリアが1番人気になることは、ほぼ間違いなく、レース実績では頭2つくらい抜けていると思います。ただし、何が何でも1着を狙ってメイチに仕上げてくるほどのレースとは思っていないでしょう。70~80%程度の仕上げでも勝てると考えたくなりますが、『牝馬限定』といってもG1はG1。

昨年アーモンドアイがどの程度の仕上げでこのレース(ヴィクトリアM)に臨んで1着になったか定かではありませんが、次走の安田記念ではグランアレグリアの2着に敗退するほどのダメージを受けていたとも考えられるので、グランアレグリアもヴィクトリアMで勝つにはそれ相応の力を発揮して勝ちに行かなければなりません。

 そして、もしヴィクトリアMで1着になり、安田記念で2連覇を達成すれば、ヴィクトリアM出走馬のジンクスを破ることで、アーモンドアイ越えの歴史的名牝になります。

 まあ、「獲らぬ狸の皮算用」ではありませんが、三冠牝馬でG19勝を挙げたアーモンドアイと肩を並べるだけの能力を発揮できるかどうかが評価(予想)の基準になるでしょう。

 ほぼメイチに仕上げさえすれば(ヴィクトリアMは)十中八九勝てるでしょうが、安田記念で敗れるリスクが増します。もし、アーモンドアイと同様に安田記念で2着以下になれば『歴史は繰り返される』。昨年アーモンドアイを敗ったグランアレグリアが立場を変えて、敗れる側になるということです。』


 以上が以前の日記で書かせていただいた私見ですが、要するに過去10年間のデータから読み取れるのは、

ヴィクトリアMで優秀な成績を挙げた好調で勢いのある馬でも、また、すでにG1タイトルを手に入れた実績十分で『名牝』の領域に入っている馬であっても『安田記念』を含めた次走のG1レースで1着に届いていないという厳然とした事実があります。

 これは、『安田記念』に出走するグランアレグリアにとっても無視できない厳しい現実を突きつけられたことになります。

 改めて、過去10年のヴィクトリアM上位入賞馬の次走(直近)G1成績を見て、グランアレグリアに対する評価の1視点にしたいと考えます。


【 ヴィクトリアM出走後(1~3着馬)の直近G1の成績 】
安田記念(9/30頭)
1着アーモンドアイ  →安田記念2着
3着ノームコア    →安田記念4着
2着リスグラシュー  →安田記念8着
2着ケイアイエレガント→安田記念5着
1着ヴィルシーナ   →安田記念8着
3着マイネイサベル  →安田記念4着
2着ドナウブルー   →安田記念10着
3着マルセリーナ   →安田記念6着
1着アパパネ     →安田記念10着

宝塚記念(5/30頭)
3着ショウナンパンドラ→宝塚記念3着
1着ヴィルシーナ   →宝塚記念3着
2着メイショウマンボ →宝塚記念11着
1着ホエールキャプチャ→宝塚記念14着
2着ブエナビスタ   →宝塚記念2着

マイルCS(3/30頭)
2着プリモシーン   →マイルCS11着
1着ジュールポレール →マイルCS6着
3着レッドアヴァンセ →マイルCS7着

香港マイル(1/30頭)
1着ノームコア    →香港マイル4着

高松宮記念(1/30頭)
2着サウンドキアラ  →高松記念6着

スプリンターズS(2/30頭)
3着ストレイトガール →スプリンターズ2着
1着ストレイトガール →スプリンターズ2着

エリザベス女王杯(7/30頭)
3着クロコスミア   →エリ女2着
1着アドマイヤリード →エリ女14着
2着デンコウアンジュ →エリ女13着
3着ジュールポレール →エリ女16着
2着ミッキークイン  →エリ女3着
2着ホエールキャプチャ→エリ女6着
3着レディアルバローザ→エリ女17着

その他(2/30頭)
1着ストレイトガール →引退
3着ミナレット    →当該出走なし


 以上のデータだけを見ると、やはり、グランアレグリアにとって逆風が吹いていると言わざるを得ないのですが、『ヴィクトリアMと安田記念の関連』の視点はここまでにして、次に『安田記念』に関する直接的なデータから分析したいと思います。

 ここでは、『安田記念』のキーワードを「リピーター」の視点で見ていきます。グランアレグリアも2連覇がかかっていますから、『リピーター』の成績がどんな傾向にあるかが気になります。

 ところで、過去10年間だけでは『ヴィクトリアMと安田記念の関連』で述べたとおり、グランアレグリアにマイナスとなるデータしか示せそうにないと思われますので、もう少し遡ってみたいと思います。

 まず、過去10年でとそれ以前に区分して、1度でも複勝圏(3着まで)に入った馬についてリピータ-として成績がどう変化したのか調べてみます。

【過去10年 2020年~2011年】
・延べ26頭(実数17頭)  安田記念に2回以上出走した上位入賞馬
・1度しか出走しなかった(リピーターでなかった)上位入賞馬は4頭だけ
・リピーターとして複勝圏内に2回以上入った馬は8頭

2020年 2着アーモンドアイ ←ヴィクトリアM1着
2019年 3着アーモンドアイ ←ドバイターフ1着

2020年 3着インディチャンプ←マイラーズC1着
2019年 1着インディチャンプ←マイラーズC4着

2019年 2着アエロリット  ←ヴィクトリアM5着
2018年 2着アエロリット  ←ヴィクトリアM4着

2017年 2着ロゴタイプ   ←中山記念3着
2016年 1着ロゴタイプ   ←ダービー卿T2着

2016年 2着モーリス    ←香港Cマイル1着
2015年 1着モーリス    ←ダービー卿T1着

2014年 2着グランプリボス ←マイルCS9着
2013年 10着グランプリボス ←マイラーズC1着
2012年 2着グランプリボス ←京王杯SC7着

2014年 3着ショウナンマイティ←大阪杯GⅡ5着
2013年 2着ショウナンマイティ←大阪杯GⅡ2着

2012年 1着ストロングリターン←京王杯SC4着
2011年 2着ストロングリターン←京王杯SC1着

【2010年~2000年】
・延べ20頭(実数19頭) 安田記念に2回以上出走した上位入賞馬
・1度しか出走しなかった(リピーターでなかった)上位入賞馬は10頭
・リピーターとして複勝圏内に2回以上入った馬は、1頭だけ
2009年 1着ウオッカ     ←ヴィクトリアM1着
2008年 1着ウオッカ     ←ヴィクトリアM2着

 過去10年間では、ヴィクトリアMから参戦するグランアレグリアにとって連覇に黄色信号が灯るようなデータばかりでしたが、ウオッカの実績がグランアレグリア連覇の可能性に期待を持たせてくれそうです。

 安田記念の最も特異なところは、リピーターが多く、毎年複数のリピーターが出走することです。特に最近の10年間で目立つのは、前年に上位入賞した馬がリピーターとして再度上位入賞するケースが多くなってきていることです。以下に示したとおり、10年で7頭が該当しています。

2020年 2着アーモンドアイ ←ヴィクトリアM1着
2019年 3着アーモンドアイ ←ドバイターフ1着

2020年 3着インディチャンプ←マイラーズC1着
2019年 1着インディチャンプ←マイラーズC4着

2019年 2着アエロリット  ←ヴィクトリアM5着
2018年 2着アエロリット  ←ヴィクトリアM4着

2017年 2着ロゴタイプ   ←中山記念3着
2016年 1着ロゴタイプ   ←ダービー卿T2着

2016年 2着モーリス    ←香港Cマイル1着
2015年 1着モーリス    ←ダービー卿T1着

2014年 3着ショウナンマイティ←大阪杯GⅡ5着
2013年 2着ショウナンマイティ←大阪杯GⅡ2着

2012年 1着ストロングリターン←京王杯SC4着
2011年 2着ストロングリターン←京王杯SC1着

 これら7頭以外にリピーターとして上位入賞した馬が5頭もいます。

2017年 1着サトノアラジン ←京王杯SC9着
2016年 4着サトノアラジン ←京王杯SC1着

2016年 3着フィエロ    ←マイラーズC4着
2015年 4着フィエロ    ←マイラーズC3着
2014年 8着フィエロ    ←マイラーズC2着

2015年 3着クラレント   ←マイラーズC10着
2014年 10着クラレント   ←京王杯SC2着

2014年 2着グランプリボス⑩←マイルCS9着
2013年 10着グランプリボス ←マイラーズC1着
2012年 2着グランプリボス ←京王杯SC7着

2012年 3着コスモセンサー⑯←マイラーズC3着
2011年 16着コスモセンサー ←京王杯SC4着

(参考)
2011年 3着スマイルジャック ←マイラーズC6着
2010年 3着スマイルジャック ←マイラーズC5着
2009年 9着スマイルジャック ←京王杯SC7着


 最後に挙げたスマイルジャックは、過去10年間で複勝圏内に入った延べ30頭に対するリピーターが占める割合を示すため、参考として付け加えました。

リピーター:初参戦=21:9

 このようにリピーターの出走が多く、それだけにリピーターが上位に入賞することが多くなるのも当然ですが、2009年のウオッカの連覇まで遡らなければリピーターとして1着になった馬がいないということを忘れてはならないと思います。

 つまり、過去10年リピーターとして出走する馬の上位入賞率は70%と非常に高いのですが、2着か3着がほとんどで、リピーターとして1着になったのは、2017年のサトノアラジン(2016年 4着)と2012年のストロングリターン(2011年 2着)の2頭だけで、1着候補にするのは難しいということです。

 言い換えれば、1着候補は(出走時点で)初参戦の馬から選択するのが望ましいかもしれません。


 今年リピーターとして出走するのは次の5頭です。

2021年 ?着グランアレグリア←ヴィクトリアM1着
2020年 1着グランアレグリア←高松宮記念2着

2021年 ?着インディチャンプ←高松宮記念3着
2020年 3着インディチャンプ←マイラーズC1着
2019年 1着インディチャンプ←マイラーズC4着

2021年 ?着ケーアイノーテック←京都金杯15着
2020年 5着ケーアイノーテック←京王杯SC6着
2019年 7着ケーアイノーテック←マイラーズC6着

2021年 ?着ダノンキングリー←天皇賞(秋)12着
2020年 7着ダノンキングリー←大阪杯3着

2021年 ?着ダノンプレミアム←香港カップ4着
2020年 13着ダノンプレミアム←クイーンES3着
2019年 16着ダノンプレミアム←マイラーズC1着

 リピーターの中から2~3頭に印を打ち、その馬たちに勝つ可能性がある馬には重い印を打ちたいと思います。


※1.サリオス     ←大阪杯5着    (初参戦)
 2.ギベオン     ←マイラーズC7着 (初参戦)
※3.ダイワギャグニー ←マイラーズC4着 (初参戦)
 4.カラテ      ←東京新聞杯1着  (初参戦)
※5.グランアレグリア ←ヴィクトリアM1着(2020年1着)
※6.ダノンプレミアム ←香港カップ4着  (2020年13着、2019年16着)
※7.ラウダシオン   ←京王杯SC1着   (初参戦)
※8.インディチャンプ ←高松宮記念3着  (2020年3着、2019年1着)
 9.トーラスジェミニ ←ダービー卿T6着 (初参戦)
 10.カデナ      ←大阪杯6着     (初参戦)
※11.ダノンキングリー ←天皇賞(秋)12着  (2020年7着)
※12.ケーデンスコール ←マイラーズC4着 (初参戦)
※13.シュネルマイスター←NHKマイルC1着   (初参戦)
※14.カテドラル    ←ダービー卿T2着 (初参戦)

 データを踏まえて印を打てそうな馬は※印の10頭になるわけですが・・・ (-_- )?

やはり、中2週で参戦するデアリングタクトには全幅の信頼は・・・ということで


◎1.サリオス     ←大阪杯5着    (初参戦)
 2.ギベオン     ←マイラーズC7着 (初参戦)
×3.ダイワギャグニー ←マイラーズC4着 (初参戦)
 4.カラテ      ←東京新聞杯1着  (初参戦)
○5.グランアレグリア ←ヴィクトリアM1着(2020年1着)
△6.ダノンプレミアム ←香港カップ4着  (2020年13着、2019年16着)
△7.ラウダシオン   ←京王杯SC1着   (初参戦)
△8.インディチャンプ ←高松宮記念3着  (2020年3着、2019年1着)
 9.トーラスジェミニ ←ダービー卿T6着 (初参戦)
 10.カデナ      ←大阪杯6着    (初参戦)
×11.ダノンキングリー ←天皇賞(秋)12着  (2020年7着)
△12.ケーデンスコール ←マイラーズC4着 (初参戦)
▲13.シュネルマイスター←NHKマイルC1着   (初参戦)
×14.カテドラル    ←ダービー卿T2着 (初参戦)




データにとらわれ過ぎてはいけませんが、軽視することもできないので、総合的に判断するとこんな感じの予想になってしまいました。

 データを信じるか信じないかは自分次第!

これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。

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コメント一覧
4:
     フォロワー:0人 2011年5月31日(火) 18:45:53
安田記念もがんばれ
3:
  hironish   フォロワー:3人 2010年1月4日(月) 22:37:04
12/13は中段外から内をついた鞍上のファインプレーが光る。
2:
  hironish   フォロワー:3人 2010年1月1日(金) 02:36:14
11/15は道中立ち上がる不利受けるも直線外に出してからの伸びは鋭く。レコード勝ち。

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