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【オークスの注目点】今年も2冠馬誕生か! 阻止するのは桜花賞上位組か、別路線組か?

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【オークスの注目点】今年も2冠馬誕生か! 阻止するのは桜花賞上位組か、別路線組か?

★5戦3勝、連対率100%のステレンボッシュ 史上18頭目の牝馬クラシック2冠制覇なるか

桜花賞ステレンボッシュ(美浦・国枝栄厩舎)が、牝馬クラシック2冠制覇を目指す。同馬は通算5戦3勝、2着2回という成績で、今年初戦の桜花賞では前年の阪神JFで敗れたアスコリピチェーノを破って勝利を挙げている。グレード制が導入された1984年以降のオークスでは、35頭の桜花賞馬が出走し、11勝、2着7回(勝率.314、連対率.514)という成績を挙げているが、ステレンボッシュは樫の女王の座も射止めることができるだろうか。Vなら、桜花賞オークスの2冠制覇は、2022年スターズオンアース、23年リバティアイランドに続く3年連続18頭目となる。

戸崎圭太騎手との新コンビで参戦 エピファネイア産駒の桜花賞馬ステレンボッシュ

桜花賞ステレンボッシュ(美浦・国枝栄厩舎)は、テン乗りとなる戸崎圭太騎手とのコンビでオークスに参戦する予定だ。同馬はデビューから2戦は横山武史騎手が騎乗し、その後はT・マーカンド騎手→C・ルメール騎手→J・モレイラ騎手と騎手が毎回変わっているが、通算5戦3勝、2着2回と安定した成績を残している。異なる騎手での桜花賞オークス優勝は、1952年スウヰイスー(桜花賞:保田隆芳騎手、オークス:八木沢勝美騎手)、2012年ジェンティルドンナ桜花賞岩田康誠騎手、オークス川田将雅騎手)、22年スターズオンアース桜花賞川田将雅騎手、オークス:C・ルメール騎手)が記録しているが、戸崎騎手はステレンボッシュを勝利に導くことができるだろうか。


また、ステレンボッシュは父エピファネイア、母ブルークランズという血統だ。エピファネイア産駒は、5月13日現在、今年のJRA重賞でキズナ産駒と並ぶ最多タイの7勝を挙げており、先週のヴィクトリアマイルではテンハッピーローズが勝利を挙げたが、2週連続のJRA・GⅠ制覇を遂げることができるか。

★2勝を挙げる国枝栄調教師 3度目の牝馬クラシック2冠制覇なるか

桜花賞ステレンボッシュを管理する国枝栄調教師(美浦)は、2010年アパパネ、18年アーモンドアイオークスを制しており、現役では唯ーオークスで2勝を挙げている調教師だ。アパパネアーモンドアイは同年の桜花賞馬で、秋には秋華賞も制して牝馬3冠馬となっているが、ステレンボッシュは厩舎の先輩であるアパパネアーモンドアイに続いて牝馬クラシック2冠制覇を遂げることができるだろうか。なお、同一年の桜花賞オークス勝利を2回達成しているのは松田博資元調教師と国枝栄調教師だけで、ステレンボッシュが勝てば、国枝調教師は史上初となる3度目の同一年牝馬クラシック2冠制覇となる。

また、国枝調教師はクラシックで5勝を挙げており、ステレンボッシュが勝てば現役最多タイのクラシック6勝目となる。ちなみに、同調教師は5月13日現在、歴代10位タイのJRA通算1075勝を挙げている。

桜花賞は最後方から追い込んで0.1秒差3着 ライトバックは前走の雪辱なるか

ライトバック(栗東・茶木太樹厩舎)は、桜花賞では4コーナーを最後方の18番手で通過したが、直線で末脚を伸ばし、勝ち馬のステレンボッシュから0.1秒差の3着に入った。過去10年では、2014年ヌーヴォレコルト、17年ソウルスターリング桜花賞3着からオークスを制しているが、ライトバックオークスを制することができるだろうか。Vなら、ライトバックを管理する茶木太樹調教師は開業4年目でJRA・GI初制覇となる。なお、ライトバック桜花賞に続き坂井瑠星騎手とのコンビで出走予定だ。

スワーヴリチャード産駒は重賞勝ち馬2頭が登録 スウィープフィート&アドマイヤベル

チューリップ賞勝ち馬で、桜花賞では4着に入ったスウィープフィート(栗東・庄野靖志厩舎)と、サンスポ賞フローラSで重賞初制覇を遂げたアドマイヤベル(美浦・加藤征弘厩舎)は、新種牡馬スワーヴリチャードの産駒だ。スワーヴリチャード産駒はホープフルSを制したレガレイラなど4頭がJRA重賞を制しているが、初年度産駒からクラシックホースが誕生するだろうか。なお、アドマイヤベルに騎乗予定の横山武史騎手の祖父・横山富雄元騎手が1978年に、父・横山典弘騎手が2010年にオークスを制しており、史上初の親子3代オークス制覇がかかる。


★母は2016年2着のチェッキーノ 桜花賞13着からの巻き返し狙うチェルヴィニア

今年初戦の桜花賞で13着に敗れたチェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎)が、オークスで巻き返しを狙う。同馬は父ハービンジャー、母チェッキーノという血統で、2歳時にはアルテミスSを制している。チェッキーノは2016年のオークスでクビ差の2着に敗れたが、チェルヴィニアは母が惜しくも逃した樫の女王の座を射止めることができるだろうか(※今年のオークスには、母が11年のオークス2着馬ピュアブリーゼのヴィントシュティレ(美浦・古賀慎明厩舎)も登録している。なお、チェルヴィニアには現役最多タイのオークス3勝を挙げているC・ルメール騎手が騎乗予定だ。

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