シックスペンス(競走馬)

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シックスペンス
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シックスペンス
写真一覧
現役 牡3 鹿毛 2021年4月17日生
調教師国枝栄(美浦)
馬主有限会社 キャロットファーム
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績 4戦[3-0-0-1]
総賞金7,287万円
収得賞金3,600万円
英字表記Sixpence
血統 キズナ
血統 ][ 産駒 ]
ディープインパクト
キャットクイル
フィンレイズラッキーチャーム
血統 ][ 産駒 ]
Twirling Candy
Day of Victory
兄弟
市場価格
前走 2024/05/26 東京優駿 G1
次走予定

シックスペンスの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/05/26 東京 11 東京優駿 G1 芝2400 186128.339** 牡3 57.0 川田将雅国枝栄 488
(-4)
2.25.3 1.034.0④⑤⑥⑦ダノンデサイル
24/03/17 中山 11 スプリングS G2 芝1800 10442.911** 牡3 57.0 C.ルメー国枝栄 492
(-4)
1.49.4 -0.633.3アレグロブリランテ
23/12/17 中山 9 ひいらぎ賞 1勝クラス 芝1600 9663.221** 牡2 56.0 石川裕紀国枝栄 496
(+12)
1.35.5 -0.234.9ポッドテオ
23/09/10 中山 5 2歳新馬 芝1600 13561.511** 牡2 55.0 C.ルメー国枝栄 484
(--)
1.37.1 -0.034.3④④アタラヨ

シックスペンスの関連ニュース


ダービーデーの先週末5月26日をもって「ウマニティPOG 2023」が終了し、各ワールドの最終順位が確定しました。今回は、前シーズンの結果を分析していきたいと思います。

なお、JRAのレースにおいて1億円以上の本賞金を獲得した馬は下記の11頭です。

ジャスティンミラノ(牡 父キズナ/母マーゴットディド 友道康夫厩舎) 36820万円
ダノンデサイル(牡 父エピファネイア/母トップデサイル 安田翔伍厩舎) 35260万円
ジャンタルマンタル(牡 父パレスマリス/母インディアマントゥアナ 高野友和厩舎) 31120万円
ステレンボッシュ(牝 父エピファネイア/母ブルークランズ 国枝栄厩舎) 24820万円
アスコリピチェーノ(牝 父ダイワメジャー/母アスコルティ 黒岩陽一厩舎) 21120万円
チェルヴィニア(牝 父ハービンジャー/母チェッキーノ 木村哲也厩舎) 18740万円
シンエンペラー(牡 父Siyouni /母Starlet's Sister 矢作芳人厩舎) 18520万円
コスモキュランダ(牡 父アルアイン/母サザンスピード 加藤士津八厩舎) 14563万円
レガレイラ(牝 父スワーヴリチャード/母ロカ 木村哲也厩舎) 11150万円
ライトバック(牝 父キズナ/母インザスポットライト 茶木太樹厩舎) 10460万円
エトヴプレ(牝 父Too Darn Hot/母Nahoodh 藤岡健一厩舎) 10120万円

複数の産駒が本賞金額1億円のラインを突破した種牡馬は、キズナエピファネイアのみ。一方でスワーヴリチャードアルアインなど、新種牡馬の台頭も見られます。昨年の「伊吹雅也のPOG分析室」内では、「キングカメハメハディープインパクトの直仔がいなくなり、種牡馬の勢力図が変わり続けていくのではないか」という言及がありました。その言葉どおり、今年も柱となる種牡馬を見定めにくい結果となりましたね。この傾向はしばらく続いていきそうです。

また、本賞金額トップ10の内、ノーザンファーム生産馬は1位ジャスティンミラノ、4位ステレンボッシュ、5位アスコリピチェーノ、6位チェルヴィニア、8位レガレイラと、半数を占める結果となりました。昨年はランク入りが3頭に留まっていただけに、王者復権といったところでしょうか。このあたりの読みも結果を左右したかもしれません。

最高位クラスのスペシャルワールドで優勝を果たしたのは中(ナカ)さん。4シーズン前の「ウマニティPOG 2019」に続く2度目 ←正しくは、ウマニティPOG 2015を含む「3度目」です。お詫びして訂正いたします。 の制覇となりました。毎年のように上位争いを演じられており、恐るべき炯眼です。

中(ナカ)さんは5月19日のオークス終了時点で、2位に1億629万円差の首位でした。日本ダービーの1着賞金3億円、2着賞金1億2000万円を考えると、トップランカーの方は射程圏だったかと思います。その日本ダービーでは、中(ナカ)さんが指名していないダノンデサイルが1着。ダノンデサイルのオーナーであるフロッピーさんは、17位から大きくステップアップしましたが、3位までとわずかに届きませんでした。最後まで手に汗握る展開でしたね。

ほかのワールドと違い、1頭1オーナー制のスペシャルワールドは、他のプレーヤーが先に獲得してしまうとその馬には入札できません。それをふまえ、中(ナカ)さんが逃げ切りを決めた要因を探っていくと、チェルヴィニアを第1回入札で獲得しています。落札には2億3250万PPを使用しており、これは中(ナカ)さんのオーナー馬では最大の数字。結果的にチェルヴィニアが稼ぎ頭になるのですからお見事です。募集価格比43.1倍と考えると、これと決めた馬に対し、時には引かない姿勢も大切かもしれませんね。

ちなみに、コラソンビートを獲得したのは6月23日に開札された第4回入札。コラソンビートの新馬戦は6月4日に行われ、そのレースでは3着でしたが、1着ボンドガール、2着チェルヴィニアとハイレベルなもの。中(ナカ)さんは、チェルヴィニアのオーナーですから、気づきやすかったのかもしれませんが、後に〝伝説の新馬戦〟とメディアで持ち上げられることになる一戦でした。指名漏れの馬を拾うか否かの判断基準として、レースレベルを用いるのも手でしょうか。このあたりの隙のなさもさすがといったところです。ぜひ参考にしてみてください。

G1ワールドを制したのはKarpinさん。KarpinさんはジャスティンミラノアスコリピチェーノレガレイラとG1馬3頭の獲得に成功。このうちジャスティンミラノを第1回入札で指名し、獲得賞金が1.5倍となる筆頭仮想オーナーとなりました。筆頭オーナーになれるのは各馬を最初に落札したプレーヤーで、複数いる場合は「①落札額が高い順②入札時間が早い順」で決定されます。ジャスティンミラノ共同通信杯皐月賞、ダービーと賞金の高いレースで結果を残したことからも、ボーナスポイントがランキング上位争いへいかに作用するがわかります。可能性のある状況であれば、ぜひ積極的に筆頭仮想オーナーを狙ってみてください。

また、レガレイラは第2回入札では競り負けてしまったのの、次の第3回入札の際に獲得に成功されています。第2回入札の時点で諦めてしまうと、ホープフルS分の賞金を失っていたことでしょう。スペシャル以外のワールドは、仮想オーナー数が定期的に開放されるので、このような心理戦も面白いですね。

G2ワールドを制したのは海照☆彡さん。2位以下を4億4378万円引き離しての戴冠となりました。G1を計3勝したジャンタルマンタルステレンボッシュの2頭が稼ぎ頭なのですが、海照☆彡さんはこの2頭をともに第一回入札で獲得され、筆頭仮想オーナーとなっています。ちなみに、オーナー馬20頭の内、第39回入札のシュトラウスを除く19頭を、第1回・第2回入札で獲得されています。早々と勝負を決めた裏には「カラーパドック」や「プロの指名馬」などの熱心な検討があったのではないでしょうか。

G3ワールドはジャスティンミラノなど重賞勝ち馬6頭のオーナーだったサイレントナイト翔さんが、オープンワールドはジャスティンミラノシックスペンスを指名していたムーンライトネクストさんが制しました。サイレントナイト翔さんの総獲得賞金14億4886万円は、全ワールドを通じてトップの数字。お二方とも、筆頭仮想オーナーの立ち場で重賞勝ち馬を獲得しており、効率の良く獲得賞金を積まれた印象です。お二方のオーナー馬、かつ重賞勝ち馬6頭の産駒を見ると、キズナ2頭、パレスマリス1頭、ブリックスアンドモルタル1頭、エピファネイア1頭、アジアエクスプレス1頭、スワーヴリチャード1頭とほぼばらばらです。冒頭でも触れたとおり、特定の種牡馬にこだわらない柔軟な指名が必要かもしれませんね。

【安田記念 俺のチェックポイント】パラレルヴィジョン&フィアスプライド 2頭出しの国枝調教師に状態聞いた! 2024年5月29日(水) 07:43

東西トレセンで取材する記者が、日替わりでGⅠ出走馬の気になる点を直撃する。2日目は東京サンスポの重鎮、水戸正晴記者が、国枝栄厩舎の2頭、パラレルヴィジョンフィアスプライドに注目。オークス、ダービーと残念な結果に終わった国枝厩舎だが、このまま引き下がるわけにはいかない。2001年のブラックホークに続く安田記念2勝目なるか。



数々のレースを手中にしてきた名匠、国枝調教師とて上手な手から水が漏れる、ではないが、取りこぼすことは珍しくない。オークスステレンボッシュで勝利寸前に足をすくわれ、ダービーはシックスペンスで悲願達成ならず。

勝負の非情さを知っている百戦錬磨のトレーナーとて悔しさは幾ばくか、心中想像に難くない。なので、この安田記念、期するところは半端ではないはずだ。

ただパラレルヴィジョンフィアスプライドの2頭は、挑戦者の立場。前述2頭とは臨む心境が違うはず。気が楽とは言わないが、肩に力は入っていまい。

前走・ダービー卿CTで重賞初制覇のヴィジョンは「素質は高く、いずれはと期待し続けてきた。ようやくひ弱さが消え、心身のバランスがとれて持てる力を発揮できるまでになってきた」と密かに色気を持っている。

「ダートを使ったのがプラスにもなり、距離を詰めて、この2走(芝の)マイルの競馬で見事に対応してくれた。GⅠクラスと追い比べになっても、今なら見劣りしないのでは。この馬の個性を良く知っているルメール騎手なら上手に持ち味を生かしてくれるはず」。遅まきながら素質開花のときかもしれない。

前走・ヴィクトリアマイル2着のプライドは、「よく頑張ってくれたね。条件がそろえば、あのぐらい走れていい」と、トレーナーは振り返り、「牝馬にしては使われるたびに良くなっている印象。6歳だが、崩れることなく安定しているのも強み。坂井騎手も乗って知っているし、前走と同じ舞台で」と淡々と話すが、体調面の良さは間違いなさそうだ。

悔しさはあっても、勝負師らしく平常心は失わない。2001年のブラックホークは9番人気だった。人気がないといって侮れない。とにもかくにも目の離せない2頭だ。

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【安田記念 俺のチェックポイント】パラレルヴィジョン&フィアスプライド 2頭出しの国枝調教師に状態聞いた! 2024年5月29日(水) 05:00

東西トレセンで取材する記者が、日替わりでGⅠ出走馬の気になる点を直撃する。2日目は東京サンスポの重鎮、水戸正晴記者が、国枝栄厩舎の2頭、パラレルヴィジョンフィアスプライドに注目。オークス、ダービーと残念な結果に終わった国枝厩舎だが、このまま引き下がるわけにはいかない。2001年のブラックホークに続く安田記念2勝目なるか。



数々のレースを手中にしてきた名匠、国枝調教師とて上手な手から水が漏れる、ではないが、取りこぼすことは珍しくない。オークスステレンボッシュで勝利寸前に足をすくわれ、ダービーはシックスペンスで悲願達成ならず。

勝負の非情さを知っている百戦錬磨のトレーナーとて悔しさは幾ばくか、心中想像に難くない。なので、この安田記念、期するところは半端ではないはずだ。

ただパラレルヴィジョンフィアスプライドの2頭は、挑戦者の立場。前述2頭とは臨む心境が違うはず。気が楽とは言わないが、肩に力は入っていまい。

前走・ダービー卿CTで重賞初制覇のヴィジョンは「素質は高く、いずれはと期待し続けてきた。ようやくひ弱さが消え、心身のバランスがとれて持てる力を発揮できるまでになってきた」と密かに色気を持っている。

「ダートを使ったのがプラスにもなり、距離を詰めて、この2走(芝の)マイルの競馬で見事に対応してくれた。GⅠクラスと追い比べになっても、今なら見劣りしないのでは。この馬の個性を良く知っているルメール騎手なら上手に持ち味を生かしてくれるはず」。遅まきながら素質開花のときかもしれない。

前走・ヴィクトリアマイル2着のプライドは、「よく頑張ってくれたね。条件がそろえば、あのぐらい走れていい」と、トレーナーは振り返り、「牝馬にしては使われるたびに良くなっている印象。6歳だが、崩れることなく安定しているのも強み。坂井騎手も乗って知っているし、前走と同じ舞台で」と淡々と話すが、体調面の良さは間違いなさそうだ。

悔しさはあっても、勝負師らしく平常心は失わない。2001年のブラックホークは9番人気だった。人気がないといって侮れない。とにもかくにも目の離せない2頭だ。

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【日本ダービー2024】重賞レースおさらい帳 苦渋の決断は大いなる英断に! 馬優先の鞍上と陣営がダノンデサイルと共にダービー制覇 2024年5月27日(月) 13:00


大レースにおいて番狂わせが起こると、テレビで観戦していても場内の”何とも言えない感じ”の雰囲気が伝わってくる。困惑や後悔の中に、それとは真逆の大歓喜もぱらぱらと。

今年の日本ダービーも、結果は番狂わせの部類。

何しろ、勝ったのは9番人気のダノンデサイルだ。単勝オッズは46倍と、伏兵の中でもオッズは大きめ。人気馬と、いわゆる穴人気を集める馬たちに隠れ、絶妙に見えにくい存在であった。

その馬が文句の付けようのない快勝を収めたのだから、前述のような雰囲気が場内には漂っているのだろうなと思っていたが、中継を見ているとどうも様子が違う。まるで人気馬が勝った時のような歓声や、勝者を称える拍手、”良いものを見た”という感じの笑顔があちこちに溢れていた。


そうか、ダービーだもんな、とそこで思う。

一年で最も競馬が盛り上がる日。予想する上でも、ダービーだけは当てたいという方が多いはずだ。となれば、当然出走馬のことはしっかりと調べる。

だから皆知っている。ダノンデサイルと陣営が、皐月賞でどんな決断をしたのかを。

目の前に広がっている歓喜の光景が、その決断の賜物であることを。


ペースの鍵を握ると思われたメイショウタバルの出走取消によって、展開が全く読めない中でレースは始まった。

真っ先に前を目指したのは武豊シュガークン岩田康誠エコロヴァルツ横山典弘ダノンデサイルの3頭。実績も経験も十分なベテランたちが主張していったことで、先行争いはすぐに落ち着き、エコロヴァルツが引っ張る団子状態の馬群が形成された。

1000m通過は62秒2というスローペース。抜けた1番人気に推されていたジャスティンミラノも、しっかりと好位の外を確保し、直線の攻防に向けてなだめ気味に運ぶ。


一気にレースが動いたのは残り1000m地点。

後方から真っ先に動いてマクり上げたコスモキュランダのさらに後ろから、サンライズアースが勢いを付けて上がって行き、先頭近くまで押し上げて行く。序盤のスローとは真逆の、超高速ロングスパート勝負がここから始まった。

レース後にタイムを確認すると、後半の1000mは56秒8。ここまで前半と後半が違う流れになってしまうと、後方に位置取った馬は相当に厳しい。序盤にある程度の位置を確保した馬たちによる、絶対能力と持久力の比べ合いとなった。


この流れの中でも、二冠制覇を目指すジャスティンミラノはさすがの走りを見せた。

手応えこそあまり良く見せなかったが、並走するサンライズアースを置き去りにし、先行するシュガークンエコロヴァルツをかわしにかかる。正に王者の走りだった。

しかし、道中も直線も一切のロスなく運んだ伏兵がいたことが、ジャスティンミラノにとっての誤算。

56歳の魔術師・横山典弘騎手に導かれたダノンデサイルが、最内1頭分のスペースを突いて一気に抜け出して行く。さすがのジャスティンミラノも屈せざるを得ない加速力と持続力。この大一番で持てる能力を全て開放して、真っ先にゴールへと飛び込んでいったのだ。


前走の皐月賞においてスタート地点まで行きながらも、横山典弘騎手がわずかな違和感に気づき、出走取消という苦渋の決断をしたダノンデサイル陣営。

一生に一度のクラシックでこうした決断はなかなかできることではないが、結果的にそれがダノンデサイルの脚を守り、ダービーに向けての立て直しと万全の仕上げを可能にした。正に”馬優先”のスタイルがもたらした栄冠と言えるだろう。

ダノンデサイル自身も、デビュー戦以来となる東京でのびのびと走り、距離が延びて凄みが増した走りを披露。1週前追い切りで見せた素晴らしい内容が本物であることを証明した。

京成杯を勝った1月と比べても、この中間の動きは別馬のようで、ここに来ての成長速度はかなり急。夏を越しての成長も期待できるだけに、今から秋の走りが楽しみになった。血統構成から菊花賞の3000mも守備範囲と思えるし、二冠達成も十分に考えられる。


敗れこそしたものの、ジャスティンミラノも非常に強い内容。

元々スタートが速い馬ではなく、今回は特に悪い部類だった。

外枠だった分スムーズに好位を確保出来たが、出していったことでこの馬としては力みの強い追走になっていたように思う。その状態で中盤から展開されたロングスパート勝負を乗り切ったのだから、やはりこの世代の中ではトップクラスの基礎能力を持っている。

ただ、今回の走りを見ていると長距離向きというタイプには映らず、今後の進路がどうなるか気になるところ。2000m前後であればより安定して走ってきそうなので、秋は菊花賞ではなく天皇賞(秋)への挑戦も視野に入ってくるのではないだろうか。


3着のシンエンペラーは2コーナー付近まで力みが強かった上、レースが一気に動いたタイミングでシックスペンスの後ろにハマっており、動き出しが遅れたのが堪えた印象。

それでも直線の伸びは目立っており、やはりこの馬は中山のような小回りよりも東京のような広いコースの方がいい。

距離に関してはどこがベストなのか分かりにくい面があるが、2400mでもある程度の結果を残せたというのは、今後の選択肢を考えると大きな収穫と言えそうだ。

レース後には凱旋門賞を含めた欧州競馬挑戦のプランも明かされた。凱旋門賞馬ソットサスの全弟という血統からも、結果がどうなるか興味深い。


4着のサンライズアースはマクり上げた後、直線で一旦は前から離されながら盛り返してきた。一瞬の切れ味には欠けるものの、末脚の持続力は光るものがある。

惜しいのはスタートや二の脚が遅く、今回のような極端な競馬が多くなってしまいそうなこと。もう少し序盤から普通に流れに乗っていけるようならばと思うが、それは今後の成長待ちか。能力は高いレベルにあるだけに、今後も扱いに悩まされることになりそうだ。


5着のレガレイラは、完全に内枠が災い。

スタートや序盤の行き脚のつかなさに改善が見られなかったことで、余計に動きにくい場所に押し込められる形となってしまった。

後ろから運んでいた馬たちにとっては絶望的な展開の中、直線だけで5着まで押し上げているので、能力の高さは世代上位の位置にあるのは間違いないが、ハイレベルな組み合わせの中でもう一段上に行くには、現状ではなにか一つ二つ恵まれないと厳しいのかもしれない。

ただ、血統的には決して早熟という構成ではないため、今はまだ本馬の中で”序章”である可能性もある。これから秋に向けてどのように変わってくるか。引き続き注目は必要だろう。


話を冒頭に戻すと、この盛り上がりは”横山典弘騎手が勝った”ことも大きいように思った。

56歳になっても変幻自在、何かをやってくれそうという期待感は現役騎手の中でもトップ。この鞍上ならば、波乱の結果もどこか納得してしまう……そう感じる方が多かったのではないだろうか。

この鞍上に全てを託しつつも、そこに至るまでにプロフェッショナルな仕事を完遂した安田翔伍調教師とスタッフの方々にも最大級の賛辞を送りたい。

筆者が使うとかなり偉そうな物言いになってしまうが、敢えて”ノリさん”がよく発する言葉を借りればこうなるだろうか。


馬も人も「よく頑張っていたよ」

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【日本ダービー】レースを終えて…関係者談話 2024年5月27日(月) 04:53

M.デムーロ騎手(コスモキュランダ 6着)「タイミングが悪くて出遅れました。それでもペースが遅かったので脚を使うことなく、位置を上げられました。ただ、直線で思ったより伸びなかった」

武豊騎手(シュガークン 7着)「悔いのないレースはできました。頑張ったけど、現状はまだでしたね。秋が楽しみです」

◆岩田康騎手(エコロヴァルツ 8着)「できる限りのレースはしたつもりです。3コーナーでチャンスがあるかと思ったけど、力は出し切れました。やりたい競馬ができました」

◆川田騎手(シックスペンス 9着)「調教では全く見せなかった力みが返し馬でありました。レースもその通りの走りになってしまいましたが、現状では精いっぱいの走りをしてくれました」

◆岩田望騎手(ジューンテイク 10着)「やりたい競馬はできました。勝ち馬の後ろで折り合いに苦労しましたが、最後までじりじりと伸びています」

◆横山武騎手(アーバンシック 11着)「この馬に有利ではない馬場状態は承知で、ゲートも速くないですから、腹をくくって爆発力を信じました。スローペースでも、壁をつくって我慢ができたのは調教の成果が出せたと思います」

◆菅原明騎手(サンライズジパング 12着)「しぶとさを生かせる展開になってくれればよかったのですが…」

◆松山騎手(ゴンバデカーブース 13着)「前半は力みがあったけど、それでも折り合いがついて、脚はたまりましたね。最後にもうひと伸びできなかったのは距離なのかもしれません」

◆モレイラ騎手(ダノンエアズロック 14着)「パドックから地下馬道、馬場入りまで馬が若さを見せていました。返し馬、ゲート裏へ行ってもテンションが下がらなかった。レース前にエネルギーを消耗して、いいパフォーマンスを出せなかった」

◆鮫島駿騎手(ショウナンラプンタ 15着)「折り合いが難しいタイプですが、2コーナーまでいい形でした。ただ、向こう正面で動いた馬にこすられ、そこで反応してしまいました」

◆藤岡佑騎手(ミスタージーティー 16着)「前回はある程度先行して甘くなったので、今回は構えていきましたが、ペースが落ち着いてしまいました」

◆西村淳騎手(ビザンチンドリーム 17着)「騎乗依頼を頂いて結果を出したかったのですが、ふがいないです。馬は頑張ってくれましたし、先は明るいと思いますので、また頑張ってリベンジしたいです」

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【日本ダービー】フジテレビ竹俣紅アナウンサーは3頭に注目! 皐月賞での上がりタイム優秀レガレイラ 2024年5月26日() 12:19

フジテレビ系『みんなのKEIBA』でMCを務める竹俣紅アナウンサー(25)が、得意のデータ分析で日本ダービーの注目馬3頭をピックアップ。最終決断を披露するレース当日のオンエアは必見だ!

いよいよ日本ダービーです。私にとっては2度目の競馬の祭典。昨年と違って前哨戦から見てきましたし、それぞれの馬の特徴も把握して臨めるようになりました。過去10年のデータと照らし合わせ、注目した3頭がこちらです。

まず、レガレイラ日本ダービーを予想するうえで一番重要と考えているのが、皐月賞での上がり3ハロン順位です。レガレイラは結果こそ6着でしたが、上がりはメンバー最速タイ。過去10年において皐月賞で上がり最速だった馬はダービーで5勝の活躍を見せています。

勝てば、2007年のウオッカ以来の牝馬V。レガレイラホープフルSを勝ったとき、4コーナーで他馬と接触するシーンがあっても、ひるまないでスピードを落とさずに走っていたのが印象的でした。これだけ気概のある牝馬なら、ダービーでも牡馬に打ち勝てるのではないでしょうか。

2頭目はアーバンシック。もともと東京でこそ狙いたいと思っていましたが、中山の皐月賞でも4着と立派な走り。実力はやはり高いです。血統背景もレガレイラとほぼ同じですね。「ダービー馬はダービー馬から」という言葉がある通り、父ダービー馬の子供が過去10年で7勝していますが、一方でダービーで2、3着だった父の産駒も3勝しています。レガレイラとともに、ダービーで2着だった父スワーヴリチャードの雪辱を期待したくなります。

3戦3勝のシックスペンスはダービー馬のキズナの産駒。厳しいペースの経験がなく、距離も含めて未知な部分が多いですが、もしかしたらとても強いのかもしれないという魅力があります。何よりフジテレビ賞スプリングSの勝ち馬なのでぜひ頑張ってほしいです。

最後に無敗の皐月賞ジャスティンミラノですが、皐月賞で上がりが6位以下の馬は【0・1・2・47】というデータが気掛かり。レースレコードで勝った馬も、2000年以降は3着が最高着順。ジャスティンの場合はコースレコードでもあるので、その反動が少し心配です。無敗の皐月賞馬の成績自体はいいので押さえは必要ですが、データ的には2冠当確とはいい難く…。最終決断は『みんなのKEIBA』で発表しますのでよろしくお願いします。

初めて見た昨年はダービー特有の盛り上がりを感じると同時に、スタート後の落馬やゴール後の悲しい出来事もありました。今年は全ての人馬が元気に無事に走り終えられることを祈りながら、競馬の祭典を楽しみたいです。(フジテレビアナウンサー)

■竹俣 紅(たけまた・べに) 1998(平成10)年6月27日生まれ、25歳。東京都出身。元女流棋士。2021年にフジテレビに入社し、アナウンサーとして活躍。昨年4月には『みんなのKEIBA』のMCに就任。番組ではデータを駆使した予想コーナーが大好評。26日の『みんなのKEIBA』は午後2時40分から拡大放送される。趣味はおいしいそば店巡り。

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シックスペンスの口コミ


口コミ一覧

シュトラウスに思う

 キタクロ 2024年7月4日(木) 21:05

閲覧 79ビュー コメント 0 ナイス 5

確かに気性難ではある

それにでも現実は人災でもあると思う

6月 新馬勝ち

10月 サウジアラビアRC.3着
   思えば2着ならその後の
   ローテは変わっていたかもしれない

11月 東スポ杯.1着
    賞金加算成功それなら
    次走共同通信杯でもよかったのでは

12月 朝日杯.10着
    なぜこのレースに出たのか
    ホープフルでもよかった
    1番の問題はここだと思ってる

3月 ファルコンステークス.9着
    ここで見捨てられた気がする
    気性が悪いから短距離なのか
    皐月賞トライアル使ってもいいのでは

5月 NHKマイル.16着
    仕方ないからG1出走

6月 パラダイスステークス
    出走する意味とは

2歳時の詰め込みローテ

3歳時の適当ローテ

気性が悪いから短距離ってのも

よくないと思う

シックスペンスにクラシックは

任せますって感じなのだろうか

(そのシックスペンスもローテ難ではある)
 
もうちょっとどうにかできないのかなと

一口も持ってない人の独り言でした

秋にはダート走らされてそう

 ken1 2024年6月2日() 12:03
ダービーは内の穴馬の取捨選択が肝心だな、京成杯は勝ってい...
閲覧 121ビュー コメント 0 ナイス 0

★ダービー

近10年のデータから

★A……ZI値2位以内が連対8/10年、3着以内に10/10年,4位以内が毎年連対
⇒○1位12シックスペンス、15ジャスティンミラノ、3位11シュガークン、
4位6コスモキュランダ

★※B……3人気以内が連対9/10年,連対馬の19/20が5人気以内、6人気以下は
3着以内には1頭以下
⇒〇1人15番、2人2レガレイラ、3人8アーバンシック

C……3着以内馬は、a前走皐月3着以内16/30、b前2走でG2で4人気以内3着以内
10/30,c前2走でG3で5人気以内勝ち3/30、d前走OP1人勝ち1/30
⇒○★a2,6,15番
  ★b11,12,13シンエンペラー、
  ★c4ビザンチンドリーム、5ダノンデザイル、16メイショウタバル、
  d9ダノンエアズロック

D……前2走ステップ別

 ☆皐月賞(8/9/6/70)          前々走
     13年2-0.1差2a
     14年4-0.3差4c  上がり1位  弥生賞4-2 
       2-1  a  上がり3位
     15年3-1  a   上がり1位
       1-0.7差6c  上がり2位  弥生賞2-1
     16年3-0.2差2a   上がり1位
       1-0.4差3a   上がり3位
       8-1  b   上がり2位
     17年5-0.4差5c  上がり2位  ホープフル1-1
       2-0.4差6c         共同通信杯2-1
     18年1-0.8差7c         弥生賞2-2
       7-1  b
     19年3-0.0差3a   
       4ー0.0差2   上がり2位 
     20年1-1  a  上がり1位
       3-0.1差2a  上がり2位
       4-1.2差8d          スプリング1-2
     21年2-1  a  上がり2位
       6-0.5差3b   上がり2位
     22年1-0.3差3a  上がり1位
       3-0.2差2a
       6-0.4差5b          弥生賞3-1
     23年5-0.2差2          
       2-1  a  上がり1位

    a皐月3人気以内が毎年連対
⇒★○1人2番、2人15番、3人なし

    b6人気以下なら5着以内
⇒★○6,8番
 ×1,4,7,10,18番

    c4着以下なら6人気以内で前々走重賞連対
⇒★○2,8,13,16番
 ×1,4,7、10、18番

    d1.2差以内かつ8着以内で前々走G2を連対
⇒★○6,13番

 ☆青葉賞(0/0/3/19)

     13年9-0.3差2   
     14年3-0.2差6           毎日杯5-1
     17年1-1     上がり1位
     23年2-0.1差2   上がり1位
    a連対か3人気以内
⇒○11、17番、

    b3着以下なら前々走重賞勝ち
⇒なし     

 ☆京都新聞杯(1/1/0/18)
     15年2-1
     19年2-2     上がり3位
    a2人気以内か勝ち
★⇒×3番

    b連対した2頭はディープインパクト産駒
★⇒×3番

 ☆プリンシパル(0/0/1/8)
     18年1-1
     *1人気で勝ち
⇒○9番

 ☆毎日杯(1/0/0/7)
     21年2-1
     *2人気以内で勝ち
⇒なし

※E……前走上がり1位(5/1/2/21)皐月賞で1位(5/1/0/5)皐月で上がり3位以内15/30頭
⇒▲2,3,12,18番
 ◎2,18番
 ○2,8,18番

★F……6人気以下で3着以内の7頭の内5頭が4枠
⇒▲1,3,4,5,7番


現3歳世代のトップレベルは、朝日杯とNHKマイルC勝ちのジャンタルマンタルと
皐月賞勝ちのジャスティンミラノ、牝馬ながらホープフルS勝ちのレガレイラ、
阪神JF勝ちでNHKマイル2着のアスコリピチェーノ、桜花賞勝ちのステレンボッシュ
オークス勝ちのチェルヴィニアの面々

牝馬のレガレイラは皐月賞で6着惜敗、アスコリピチェーノもNHKマイルで
ジャンタルマンタル(共同通信杯でジャスティンミラノに負け)に負け
年明け以降、早熟な牝馬を牡馬が成長力で上回り、2人気の2番も買い被り過ぎなのか
果たしてどうか?
皐月賞は前傾ラップのHペースの持久戦となってるが、本来は長い直線と距離延長を
踏まてMペース以下から決め手上り勝負になる場合が多い
今回逃げ馬の16番が出走回避で、他に強力な逃げ馬もいないので、何かが抜け駆け
しない限りは、S~Mペースの後傾ラップで、一団となって道中淡々と進んで直線の
たたき合いとなる可能性が高い

つまり2番が負けたのは展開の綾で、レースの適性は抜群と言える
問題は内枠をどう捌いて直線抜け出してくるか、名手ルメールの手にかかってる

馬連2→8,13,15各五百円、15→8,13各五百円計5点
三連複(2、15)1頭軸=(8,13)ー5,6,9,11,12各二百円29点
三連単(2,15)→(2,8,13,15)→(2,5,6,8,9,11,12
フォーメーション各百円42点
複勝勝負は、敢えてリスクを取らず見送り
≫≫5-15-13、三連複21250円
好発の11番を外から18番がハナへ、直後に15番や5番が
36.3-49.4-62.2ー45.1-33.8=2.24.3と予測通りSペースに
中団の2番は外から早目に行かれて4角では後方に、流石にこのレース上がりでは
上がり1位の33.2でも届かず、内枠先行有利の展開に
5番は直線一呼吸置いてから追い出し内ラチを抜けてくる、横典は5番枠活かし
ダービーポジションをきっちり守って流石ベテランのいぶし銀の腕を魅せた
15番は差し負けで、中団から13番も差してくるが届かず
データ的には、項目ACD重視で良くて、項目Fで如何に穴馬を抜擢出来るかどうか
皐月がHペースでダービーは逆になりそうだっただけに皐月賞の成績がスライド
しなかったので、やはり個々のレースと馬キャラを丹念に分析するしかない

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 エソイフ 2024年5月27日(月) 19:29
東京優駿(日本ダービー) 目黒記念 振り返り
閲覧 110ビュー コメント 0 ナイス 1

ダービーは9番人気のダノンサイルが優勝 重賞で10番人気以下の支持を受けた経験あり(0-0-0-42)というデータもものともせずジャスティンミラノを寄せ付けず皐月賞の鬱憤を晴らした 2着には無敗の2冠を狙ったジャスティンミラノ ◎をつけた 最大限の力を発揮したが完敗 3着にはシンエンペラー 最後の直線でしっかりと伸びて3着は確保した 2番人気のレガレイラは上がり最速だったが懸念していた通り脚を使っても届かないという結果になってしまった シックスペンスはやはり戦ってきたレベルが低かったのだろう見せ場なく馬郡に沈んだ
予想はダノンデサイルはノーマークだったが2着3着は◎△で決着

目黒記念は△シュトルーヴェが豪快に差し切り重賞連勝 2着はノーマークだったが3着4着は▲◎ サトノグランツはサトノグランツは最後の最後で離されてしまったやはり現4歳世代は弱いのだろうか

まとめ
ダービーは2着3着が◎△ 目黒記念は1着3着が△▲と悪くない結果となったと思う

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