オメガパフューム(競走馬)

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写真一覧
抹消  芦毛 2015年4月6日生
調教師安田翔伍(栗東)
馬主原 禮子
生産者社台ファーム
生産地千歳市
戦績26戦[11-7-4-4]
総賞金21,082万円
収得賞金34,880万円
英字表記Omega Perfume
血統 スウェプトオーヴァーボード
血統 ][ 産駒 ]
End Sweep
Sheer Ice
オメガフレグランス
血統 ][ 産駒 ]
ゴールドアリュール
ビューティーメイク
兄弟 ホウオウルーレットエクストラノート
市場価格1,620万円(2017千葉サラブレッドセール)
前走 2022/11/06 みやこステークス G3
次走予定

オメガパフュームの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
22/11/06 阪神 11 みやこS G3 ダ1800 16233.213** 牡7 59.0 横山和生安田翔伍 462
(+2)
1.51.7 0.136.0⑯⑯⑯⑯サンライズホープ
22/06/29 大井 11 帝王賞 G1 ダ2000 9--------3** 牡7 57.0 M.デムー安田翔伍 460
(--)
2.03.6 0.3----メイショウハリオ
22/04/17 阪神 11 アンタレスS G3 ダ1800 16483.821** 牡7 59.0 横山和生安田翔伍 464
(+6)
1.50.5 -0.136.3⑫⑫⑫⑪グロリアムンディ
21/12/29 大井 9 東京大賞典 G1 ダ2000 15--------1** 牡6 57.0 M.デムー安田翔伍 458
(--)
2.04.1 -0.1----クリンチャー
21/11/03 金沢 10 JBCクラシ G1 ダ2100 12--------2** 牡6 57.0 M.デムー安田翔伍 462
(--)
2.13.2 0.1----ミューチャリー
21/06/30 大井 11 帝王賞 G1 ダ2000 13--------5** 牡6 57.0 M.デムー安田翔伍 455
(--)
2.03.8 1.1----テーオーケインズ
21/01/27 川崎 11 川崎記念 G1 ダ2100 10--------2** 牡6 57.0 M.デムー安田翔伍 455
(--)
2.15.5 0.6----カジノフォンテン
20/12/29 大井 10 東京大賞典 G1 ダ2000 16--------1** 牡5 57.0 M.デムー安田翔伍 457
(--)
2.06.9 -0.0----カジノフォンテン
20/11/03 大井 10 JBCクラシ G1 ダ2000 15--------2** 牡5 57.0 M.デムー安田翔伍 453
(--)
2.03.0 0.5----クリソベリル
20/06/24 大井 11 帝王賞 G1 ダ2000 14--------2** 牡5 57.0 M.デムー安田翔伍 452
(--)
2.05.7 0.4----クリソベリル
20/05/23 京都 11 平安S G3 ダ1900 14455.331** 牡5 59.0 北村友一安田翔伍 460
(+9)
1.56.0 -0.235.5⑥⑥⑦⑦ヴェンジェンス
19/12/29 大井 10 東京大賞典 G1 ダ2000 13--------1** 牡4 57.0 M.デムー安田翔伍 451
(--)
2.04.9 -0.2----ノンコノユメ
19/12/01 中京 11 チャンピオン G1 ダ1800 16366.146** 牡4 57.0 L.デット安田翔伍 452
(-6)
1.49.2 0.735.9⑥⑦⑧⑦クリソベリル
19/11/04 浦和 10 JBCクラシ G1 ダ2000 11--------2** 牡4 57.0 M.デムー安田翔伍 458
(--)
2.06.1 0.0----チュウワウィザード
19/06/26 大井 11 帝王賞 G1 ダ2000 14--------1** 牡4 57.0 D.レーン安田翔伍 448
(--)
2.04.4 -0.2----チュウワウィザード
19/05/18 京都 11 平安S G3 ダ1900 16116.733** 牡4 59.0 M.デムー安田翔伍 462
(+12)
1.58.3 0.236.9⑬⑬⑨⑧チュウワウィザード
19/02/17 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 148146.2310** 牡4 57.0 M.デムー安田翔伍 450
(+2)
1.37.3 1.736.4⑥⑧インティ
18/12/29 大井 10 東京大賞典 G1 ダ2000 16--------1** 牡3 55.0 M.デムー安田翔伍 448
(--)
2.05.9 -0.1----ゴールドドリーム
18/12/02 中京 11 チャンピオン G1 ダ1800 156119.245** 牡3 56.0 C.デムー安田翔伍 452
(-2)
1.51.1 1.036.0⑧⑧⑪⑪ルヴァンスレーヴ
18/11/04 京都 11 JBCクラシ Jpn1 ダ1900 167143.722** 牡3 55.0 和田竜二安田翔伍 454
(+4)
1.56.8 0.136.7⑨⑨⑩⑧ケイティブレイブ

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オメガパフュームの関連ニュース


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は平安S2023・血統予想をお届けします!


2年半にわたる京都競馬場の大規模整備工事も終わり、3年ぶりに京都ダート1900mを舞台に行われる平安ステークス。当該コースで施行された2013~2020年の種牡馬傾向はさまざまで、2勝を挙げるキングカメハメハにおいても延べ21頭が出走して「2-1-0-18」連対率14.3%と好走率は今ひとつ。

一方で、キングカメハメハが持つMr. Prospector、Nijinsky、Specialの血脈に注目すると、リピーターとして活躍した14年1着&15年2着&16年2着クリノスターオー、16年3着&17年2着クリソライト、19年3着&20年1着オメガパフュームの血統構成にも共通点として見出せる。


グロリアムンディは、父キングカメハメ×母ベットーレ(母の父Blu Air Force)。同産駒は17年グレイトパール、19年チュウワウィザードと現行条件で2勝を挙げているが、後者とは母系5代以内でRobertoの血を引くことのほか、前走でダイオライト記念を勝って挑む臨戦過程も共通。22年アンタレスSでは平安Sでもリピート好走したオメガパフュームと勝ち負けを演じていただけに、本馬も似たようなレース適性を持っている可能性が高い。

メイショウフンジンは、父ホッコータルマエ×母シニスタークイーン(母の父シニスターミニスター)。父はキングカメハメハ直仔となるため動向を注視していきたい種牡馬。なお、母の父は種牡馬として15年1着インカンテーションを出した。本馬は3代母の父にSadler's Wellsが配されているため、父系と母系の両方でSpecialの血を引くことが特徴のひとつ。欧州的な底力を強化した配合だが、それは簡単に抜かせない二枚腰にも色濃く感じられる。

サンライズホープは、父マジェスティックウォリアー×母オーパスクイーン(母の父スペシャルウィーク)。本馬は父系でMr. Prospector、母系でNijinskyとSpecialを併せ持つが、「A.P. Indy系×スペシャルウィーク」となる配合は20年2着ヴェンジェンスと共通。また、A.P. Indy系には15年1着インカンテーション、18年3着クインズサターンも挙げられる。ムラ駆けするタイプとはいえ、重賞2勝、22年東京大賞典で4着の実績は侮れない。


【血統予想からの注目馬】
グロリアムンディ ⑨メイショウフンジン ①サンライズホープ

【血統アナリシス】アンタレスS2023 父または母の父にMr. Prospector系種牡馬を配された馬が有力 2023年4月15日() 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はアンタレスS2023・血統予想をお届けします!


2012年から施行場所を阪神ダート1800mへと移しているが、それ以降の勝ち馬11頭のうち9頭が、父または母の父にMr. Prospector系の種牡馬を配されている。とくにKingmamboやジェイドロバリーの血脈を持つ馬は好走しやすく、現行条件で種牡馬として唯一複数回勝利しているキングカメハメハもKingmambo直仔であることはポイントとなるだろう(KingmamboとジェイドロバリーはMr. Prospector直仔、前者の母の父Nureyevと後者の母Numberは兄妹)。

ほか、前述したKingmamboを筆頭にNureyevの血を引く馬も好相性を示しており、昨年の勝ち馬オメガパフュームは母の父がゴールドアリュール(=母の父Nureyev)、父も母の父も非Mr. Prospector系種牡馬ながら勝利した16年アウォーディージャングルポケット(=母の父Nureyev)産駒だった。

ゲンパチルシファーは、父トゥザグローリー×母ラブリイステラ(母の父クロフネ)。「Kingmambo系×Deputy Minister系」となる血統構成は12年2着アイファーソング、18年1着グレイトパールが出ており、前者は11番人気という低評価を覆す激走だった。また、本馬は父がNureyevを強調した配合のキングカメハメハ直仔であることも見逃せないポイント。使いつつ調子を上げるタイプでもあるので、叩き3走目の前進には気を配りたい。

メイショウカズサは、父パイロ×母プレシャスエルフ(母の父コロナドズクエスト)。母の父はフォーティナイナー直仔(Mr. Prospector系)となるが、14年ナムラビクター、19年アナザートゥルース、22年オメガパフュームと同系統の種牡馬を父または母の父に持つ馬が3勝と好相性を示す。本馬は2年前のアンタレスSでは15着と大敗を喫したものの、主導権争いが激しくなったことが要因。脚抜きのいい馬場でスムーズに運べれば侮れない。

プロミストウォリアは、父マジェスティックウォリアー×母プロミストスパーク(母の父フジキセキ)。「A.P. Indy系×サンデーサイレンス系」となる血統構成は21年1着テーオーケインズが挙げられるが、同馬とは2代母の父がジェイドロバリーであることにも共通点を見出せる。前走東海Sは危なげないレース運びで好時計勝ちを収めるなど、目下4連勝の充実ぶりが著しい。3戦3勝と得意とする阪神ダート1800mが舞台とあれば5連勝も。


【血統予想からの注目馬】
ゲンパチルシファー ②メイショウカズサ ⑫プロミストウォリア

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東京大賞典4連覇のオメガパフュームが繋養先のレックススタッドに到着 2022年12月10日() 15:01

2018年から21年まで東京大賞典4連覇を飾るなど、ダート重賞8勝を挙げたオメガパフューム(牡7歳、父スウェプトオーヴァーボード)が10日、繋養先となる北海道新ひだか町のレックススタッドに到着した。

一時は今春からの種牡馬入りが発表されながらも現役続行を選択し、上半期はアンタレスS優勝、帝王賞3着と衰えのない走りを披露。しかし、みやこS3着を経て東京大賞典5連覇を目指す調整過程で疲労回復に時間を要したことから関係者が協議した結果、引退が決まった。

新天地のレックススタッドに到着したオメガパフュームは、古豪らしく落ち着いた雰囲気で疲れも感じさせない様子。父スウェプトオーヴァーボードの後継種牡馬としては、パドトロワダンシングプリンスJBCスプリント、リヤドダートスプリントなど)を送り出しているが、そのパドトロワが今秋に早世したことからオメガパフュームには大きな期待が懸かっている。来春の種付け料は未定。

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東京大賞典4連覇のオメガパフュームが引退 レックススタッドで種牡馬入り 2022年12月7日(水) 13:00

GⅠ東京大賞典4連覇中のオメガパフューム(栗・安田翔、牡7)が現役を引退して、来春から北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬入りすることが7日、分かった。管理する安田翔調教師が明らかにした。

現役通算26戦11勝。重賞8勝を挙げて、息の長い活躍でファンを魅了した。11月6日のみやこS(3着)がラストランとなった。

安田翔調教師は「東京大賞典を目指していましたが、年齢を重ねてレースでの疲労の回復に時間を要するようになり、自信を持って送り出せないことはこれまで頑張ってくれた馬にも失礼なことと、レースにも失礼なことを考慮して、関係者協議の結果、引退して種牡馬になることに決まりました。厩舎開業から今まで大きなけがをすることなく、競走馬を全うしてくれたことを感謝します。産駒の活躍を期待します」とコメントした。

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【逃げ馬の作る展開から勝ち馬を見極める】チャンピオンズC2022 先行勢手薄のメンバー構成!スローの上がり勝負で台頭する実力馬は? 2022年12月3日() 17:00

ジャパンCダートからチャンピオンズカップへレース名が変更され、現行の条件となった2014年以降の逃げ馬の成績は【0-0-3-6】の複勝率33.3%。

逃げ残ったのは2017年9人気コパノリッキー、2019年と2020年にそれぞれ3番人気と10番人気で好走したインティ(2020年は3角から先頭)なので、人気落ちした実力馬の逃げ馬残りには警戒したい。

中京ダート1800mのスタート地点は上り坂の途中にあり、2コーナー付近で再度坂を駆け上がると、向正面途中から4角へかけて長い下りに入る。

息を入れたいタイミングで物理的に息を入れにくく、スパイラルカーブの4角へ加速しながら進入するため、ここで馬群の外を回ると遠心力による負荷を強いられる。

さらに、長い直線ではもう一度坂越えを要求されるタフなコースなので、消耗少なく運べる内枠の馬が有利。

ただ、昨年は6枠11番アナザートゥルース(14番人気3着)、一昨年は7枠13番インティ(10番人気3着)が初角を3番手以内で通過して好走しているため、外枠の馬でも位置を取りに行く脚のある馬は軽視できない。

今年はかなり先行勢が手薄なメンバー構成。前走逃げたのはクラウンプライド1頭のみ。この馬にしても枠の並び的にハナへ行ったものの、何がなんでもというタイプではない。

長距離ダートでハナに立って連勝した経験のある大外枠のレッドソルダードは、溜めてキレるタイプではないので、この枠なら思い切って主張してもいい。

テンの速さならデビュー以来、スプリント戦を中心に使われてきたシャマルであり、鞍上の意志ひとつ。この馬がどう出るか。

前走は初のマイル戦、外を回りながら3着。ただ、盛岡マイルは基本的に時計が速いうえに、当日は不良馬場と、距離不安のあるこの馬には好条件だった。

もう1ハロン距離延長となり、良馬場になりそうな今回は、前半から無理をしたくないため、仮にハナを叩くとしても、ハイラップで飛ばすとは考えにくい。

挙げた3頭でどの馬がハナに行ったとしても、ペースは落ち着くとみたい。スローからの瞬発力勝負に強い馬を狙う。

テーオーケインズ。昨年のチャンピオンズカップを6馬身差の圧勝。スローから使った上がりは35秒5であり、今年のペースはこの馬に向く。

前走のJBC競走は叩き初戦、外々を回りながら快勝と力は一枚上。崩れるシーンは想像しづらく、断然人気でも印は外せない。

グロリアムンディ。前走の宝塚記念は参考外。前々走のアンタレスSではオメガパフュームに差し切られたものの、コース取りや勝ちに動いたことを踏まえると強い競馬。ロスなく立ちまって◎にどこまで迫れるか。

バーデンヴァイラー。ピンパーの成績も、ポテンシャルは高い。位置を取りに行く先行力があり、前走の大敗で嫌われるなら押さえておきたい。

以下、ジュンライトボルトサンライズホープオーヴェルニュクラウンプライドまで。

(文・垣本大樹)

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【乗り替わり勝負度チェック!】チャンピオンズC2022 勢い十分の世界的名手が2週連続G1勝利を狙う! 2022年12月3日() 12:00


当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2019年以降の結果をもとに集計


編集部(以下、編) 土曜日版の当コーナーで、短期免許の外国人騎手の活躍がG1に集中していることを挙げられていました。

新良(以下、新) しかも、乗り替わりで結果を残す外国人騎手が多いです。

編 先週のジャパンカップは、新良さんが推奨したヴェルトライゼンデのレーン騎手が4番人気3着、ヴェラアズールのムーア騎手が3番人気1着。2着のシャフリヤールは乗り替わりではありませんでしたが、鞍上はC.デムーロ騎手。この結果が象徴していますね。

新 東京競馬場に国際厩舎が新設されて検疫のハードルが下がり、外国馬のチャンスが増すという見解もありましたが、蓋を開けて見れば、1~5番人気の日本馬が掲示板を独占し、そのほとんどの鞍上に外国人騎手がいるという構図。騎手予想をする立場からすると、ある意味衝撃的な結果でした。

編 日本馬の強さと、外国人騎手のうまさが、同時に際立つことになったとということですね。

新 その通りです。これで3週連続、外国人騎手によるG1勝利。やはり、騎手の腕は重要であるということを、改めて思い知らされる格好になっています。

編 日本人騎手も一時よりはレベルアップしたと感じた時期もありましたが……。

新 コロナ禍で短期免許の外国人騎手が来日しなくなり、お手本や刺激を失ったことで、全体的に日本人騎手の腕が落ちたのかもしれません。トップの川田将雅騎手も、このところ精彩を欠いていますしね。

編 となると今週も狙いが外国人騎手ということに?

新 自ずとそうなります。チャンピオンズカップで狙うのは、福永祐一騎手からムーア騎手に乗り替わる①グロリアムンディです。

編 腕は文句なしですし、ジャパンカップに勝った勢いもあります。なんだか、神様のように思えてきますね(笑)。

新 ヴェラアズールは、芝路線に転向してから覚醒した馬。そしてグロリアムンディは、ダート路線に転向してから覚醒しつつある馬。そんな共通点もありますので、よけいに期待したくなりますよね。

編 ムーア騎手は5年前に、ゴールドドリームでこのレースを制した実績があります。

新 ムーア騎手クラスになると、過去実績のようなものを持ち出す必要はないでしょう。コースについても、なんら不安はありません。

編 そうなると、あとは馬がこのメンバー相手にどこまでやれるかですが……。

新 ダートに矛先を変えてから4連勝し、初重賞のアンタレスSではオメガパフュームの2着。負けて強しの競馬でしたので、ダートでトップクラスの能力を持っていることは明らかです。

編 もちろん、前走の宝塚記念は度外視して……。

新 構いません。ノーカウントでOK。一連の走りを見る限り、この馬は芝よりもダートがベターです。

編 まだ4歳馬ですし、さらなる上昇が見込めそうですね。

新 1枠1番という絶好枠を引き当てた点も大きいです。チャンピオンズC創設以来、まだ勝ち馬は出ていませんが、上位好走馬は何頭も出ています。ムーア騎手ならインで包まれてタイトな競馬を強いられても、うまく捌いてくれるでしょう。

編 展開も向きそうでしょうか?

新 クラウンプライドノットゥルノテーオーケインズら先行勢に人気馬が集まっていて、そのすぐ後ろにつけられる枠順とメンバー構成になりました。

編 つまり、前がけん制し合ってくれれば、さらにチャンスは大きくなるということですね。

新 その通りです。弱い先行馬がいませんので、直線で前が詰まる可能性も低いのではないでしょうか。最内枠が、確実に追い風になると思います。

編 あとはどこまで人気を集めるかですが……。

新 ムーア人気で過剰に売れてしまうでしょうが、それでも強気に買うべきです。できればアタマを取ってもらいましょう。


★その他の注目乗り替わり★
阪神9R ③ミルトクレイモー永島まなみ岩田望来
中山11R ⑦ロードベイリーフ西村淳也M.デムーロ
阪神11R ③サンライズラポール石川裕紀人北村友一


【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
かつてはどこにでもいる競馬ファンの1人だったが、データベースソフト【TARGET】との出合いを経て、眠っていた馬券師としての素質が開花。騎手・種牡馬にウマニティU指数を組み合わせた独自のデータ活用術を考案し、常勝スタイルを確立させる。2015年秋にメディアデビュー。雑誌、WEBを中心に精力的に予想家活動を行っている。著書に『毎日コツコツ勝ち逃げリーマン馬券術』(ベストセラーズ)、『ジョッキー未来予測2019』(秀和システム)。

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オメガパフュームの関連コラム

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 地方競馬の最高賞金額を誇るJBCクラシック。2011年から昨年までは1着賞金8000万円だったが、昨年より2010年の大井開催以来となる1億円に増額された。一昨年はミューチャリーが史上初の地方馬V。中央の降級制度の廃止の影響もあり、地方勢が中距離路線も底上げしているだけに、目が離せない。

 また、JBCクラシックチャンピオンズカップ東京大賞典と続く秋ダート三冠の一冠目に当たる。このため先を見据えて帝王賞から直行するなど、休養明けで出走してくる馬も多数。このため休養明けの実績馬vs前哨戦の日本テレビ盃マイルチャンピオンシップ南部杯の上位の上がり馬という対戦図式となる。

 しかし、休養明けかどうかに関係なく、もっとも活躍しているのが同年のフェブラリーSの優勝馬だ。ダ2000m以上のJpnⅠ・GⅠで連対実績がある、同年のフェブラリーSの優勝馬に限れば、【2・0・0・0】と信頼できる。1着の該当馬は、2014年、2015年のコパノリッキー。遡れば2008年にヴァ―ミリアンが優勝し、2011年にトランセンドが強豪スマートファルコンを相手に2着と好走している。

 さらに同年の帝王賞日本テレビ盃を連勝した馬も有力。それらの過去10年のこのレースでの成績は【2・0・0・0】。1着の該当馬は2016年のアウォーディーと、2018年のケイティブレイブだが、遡れば2011年のスマートファルコンが優勝、2010年のフリオーソこそ2着と好走している。近年は中距離路線が激戦で、JBCクラシック路線の連勝馬が滅多にいないが、出走してくれば当然、本命候補となる。

 他では前々走で平安Sに出走し、優勝した馬も有力。過去10年のこのレースでの成績は【2・1・1・0】。1着の該当馬は、2019年のチュウワウィザード、2022年のテーオーケインズ。2着の該当馬は2020年のオメガパフューム 3着の該当馬は2018年のサンライズソアである。また連対したチュウワウィザードオメガパフュームは前走帝王賞からの直行だった。

 他では帝王賞の連対馬がここに直行してくる馬の成績も案外と良く、過去10年の成績は【2・2・2・1】。1着の該当馬は、2019年のオメガパフューム、2020年のクリソベリル。2着の該当馬は、2019年のチュウワウィザード、2020年のオメガパフューム。3着の該当馬は、2014年のワンダーアキュート、2015年のホッコータルマエ。2021年のテーオーケインズこそ4着に敗れたが、勝ち馬と0.4秒差だった。

 また前記の2019年、2020年のオメガパフュームクリソベリルチュウワウィザードワンダーアキュートホッコータルマエ帝王賞までにJpnⅠ・GⅠ勝ちがあったのに対して、テーオーケインズ帝王賞が初めてのJpnⅠ勝ちだった。つまり、帝王賞が初めてのJpnⅠ勝ちではないことを条件に加えると【2・2・2・0】で複勝率100%となる。

 最後に比較的に本命サイトで決着するこのレースでもっとも人気薄で好走しやすいパターンを紹介しよう。前走の日本テレビ盃で4角先頭から押し切って3着以内だった馬が人気以上の成績を収めていることが多い。2015年にコパノリッキーが3番人気で優勝。2013年にソリタリーキングも5番人気で3着と好走している。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・同年のフェブラリーSの優勝馬(ダ2000m以上のJpnⅠ・GⅠで連対実績があることが条件)。
 ・同年の帝王賞日本テレビ盃を連勝した馬。
 ・前々走で同年の平安Sに出走して優勝した馬。
 ・前走で同年の帝王賞に出走し、連対した馬(前走が初JpnⅠ制覇だった馬を除く)。
 
 ●穴馬候補
 ・前走の日本テレビ盃で4角先頭から3着以内に好走した馬。


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2023年6月27日(火) 11:10 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~帝王賞2023~
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 いよいよ上半期のダート総決算となる帝王賞帝王賞は2011年から昨年までの過去10年で地方馬の連対はゼロだったが、2021年に大井のノンコノユメが2着に善戦した。また、一昨秋のJBCクラシックを大井のミューチャリーが制したように、JRAの降級制度の廃止に伴い、地方競馬が底上げしているのは確か。中距離路線も地方馬を侮れない。

 さて、帝王賞ではどのような馬が活躍しているのかを紹介すると、前年のJBCクラシック東京大賞典の連対馬が、このレース上位の大半を占める。特に前年のJBCクラシック東京大賞典ともに連対していた馬は有力だが、2021年に1番人気に支持されたオメガパフュームが前記の条件を満たしながらも5着に敗れている。オメガパフュームは、川崎記念以来の休養明けの一戦だった。

 このことから前年のJBCクラシック東京大賞典ともに連対かつ、同年の2月以降に出走していた馬を本命候補としたい。それらの過去10年のこのレースでの成績は【1・1・1・0】と複勝率100%だ。1着の該当馬は2014年のワンダーアキュート、2着の該当馬は2020年オメガパフューム、3着の該当馬も2022年のオメガパフュームだ。遡れば2009年のヴァーミリアン、2011年のスマートファルコンも前記に該当し、このレースを優勝している。

 また2021の帝王賞で4歳馬のテーオーケインズが優勝したように、
海外のレースに出走していた場合はカウントせず、国内の近2走で一度はダートグレードを優勝の2連勝以上馬も、過去10年のこのレースでは【4・4・1・0】と活躍している。

 1着の該当馬は、2013年と2015年ホッコータルマエ、2020年のクリソベリル、2021年の1着テーオーケインズ。2着の該当馬は、2014年のコパノリッキー、2019年のチュウワウィザード、2020年のオメガパフューム、2022年の2着オメガパフューム。2021年の3着クリンチャー。特に近年はのJBCクラシック東京大賞典の優勝馬は海外へ行くことが多いせいか、このタイプの活躍が目立つ。

 他では、前々走でダートレースに出走し、0.8秒差以上の圧勝を収めていた馬も有力。過去10年のこのレースでの成績は【0・3・1・0】。2着の該当馬は、2017年のクリソライト、2019年と2022年のチュウワウィザード。3着の該当馬は、クリンチャーである。過去10年では1着こそないが、2011年には前記パターンのスマートファルコンが優勝していることから、このパターンも注意したい。

 最後に穴馬のパターンを紹介すると、過去10年で4番人気以下で連対した13頭中、約半数の6頭が前走でダ1600m戦に出走して、3着以下に敗れているという共通項があった。該当馬は2013年のワンダーアキュート(3着)、2015年のクリソライト(2着)、ハッピースプリント(3着)、2016年のコパノリッキー(1着)、2018年のサウンドトゥルー(3着)、2019年のノンコノユメ(3着)。

 また、それらには過去1年以内にダ1900m以上のGⅠ、jpnⅠで連対しているという共通項もあった。前走ダ1600m戦に出走して3着以下に敗れた、過去1年以内にダ1900m以上のGⅠ、jpnⅠで連対実績のある馬の巻き返しには要注意だ。

 さらに4番人気以下で連対した馬の3頭は、【1】前走で平安S以外のGⅢ、jpnⅢで連対していた馬。残る3頭は【2】前走で平安Sで2着以下の馬。【1】の該当馬は、2014年の3着馬ソリタリーキング、2021年の1着馬テーオーケインズと3着馬のクリンチャー。【2】の該当馬は、2017年の1着馬ケイティブレイブと2着馬クリソライト、2022年の1着馬メイショウハリオであり、それらは前々走のダートグレードで連対か中央のオープンを勝利している実績があった。

 つまり、前走でダートグレードで連対か、前々走でダートグレードで連対か、中央のオープン・リステッドを勝利していることが条件の前走平安S2着以下馬が穴メーカーとなる。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・前年のJBCクラシック東京大賞典で連対かつ、同年の2月以降に出走していた馬。
 ・海外のレースに出走していた場合はカウントせず、国内のレース近2走で一度はダートグレードを優勝している2連勝以上の馬。
 ・前々走でダートグレードレースに出走し、0.8秒差以上の圧勝を収めた、同年の5月以降出走馬。
 

 ●穴馬候補
 ・前走ダ1600m戦に出走して3着以下に敗れた、過去1年以内にダ1900m以上のGⅠ、jpnⅠで連対実績のある馬。
 ・前走、平安S以外のGⅢ、JpnⅢで連対している馬。
 ・前々走でダートグレードで連対か、中央のオープン・リステッドで優勝していることが条件の前走平安Sで2着以下馬。

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2022年11月4日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】武豊騎手の【新】穴傾向/みやこS展望
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天皇賞(秋)イクイノックスが直線鋭く伸びて勝利。昨年のエフフォーリアに続いて今年も3歳馬が制した。この現象はもちろん3歳勢が一定のレベルにあることもひとつだが、もうひとつは、そもそも有力3歳馬の参戦が増えていることもある。したがって、3歳馬が天皇賞(秋)で走った=世代レベルが高いというわけではなく、そもそも3歳馬が走りやすいレースに3歳馬が出走してくるようになったということだろう。

そして、勝ち馬と同等かそれ以上に観客を沸かせたのが2着のパンサラッサ。24年前のサイレンススズカを彷彿とさせるような逃げで、直線も貯金を生かして粘り込んだ。パンサラッサ札幌記念2着からの参戦だったが、今回は7番人気と低評価。東京芝の差し傾向も気になり個人的にも消してしまったが、結果的には人気の盲点になっていた。

先週の競馬からはもう一つ、土曜日に行われたスワンSの話もしておきたい。注目は3着のルプリュフォール。といっても馬ではなく、武豊騎手だ。武豊騎手はこの秋の重賞で2度目の2ケタ人気での穴。

神戸新聞杯 ヤマニンゼスト 12番人気2着
スワンS ルプリュフォール 11番人気3着

最近の武豊騎手は、人気薄の差し馬に騎乗すると腹を括って馬群を突く、あるいは思い切って溜めてくることが多い。もともと技術的には日本でもトップクラスなのは今でも変わらないので、こういった「決め打ちの武豊」的な穴好走は今後増えて行くかもしれない。この原稿を書いている最中、ちょうどJBCクラシックでもクリノドラゴンであとひと息の4着(8番人気)に追い込んで来ていた。

かつては武豊騎手を穴で買えるなど想像もしなかったが、新しいパターンに注目したい。

みやこS展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末はみやこステークスが行われる。注目はこの馬。

ハピ横山典弘騎手)

オメガパフュームが当然期待を集めるだろうが、馬券的に面白そうな注目馬はハピ。前走のシリウスSでは初の古馬相手ながら内を突いて2着と健闘。横山典騎手も初騎乗ながら手の内に入れていた。同騎手は継続騎乗で馬とフィットしていくのがパターンで、本馬とも2度目のコンビでさらなる上積みがありそう。先行勢が揃ったことで展開利もありそうだし、ダート3歳勢のレベルの高さを考えても、引き続きチャンス大だろう。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年11月2日(水) 19:50 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~JBCクラシック2022~
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 地方競馬の最高賞金額を誇るJBCクラシック。2011年から昨年までは1着賞金8000万円だったが、今年は2010年の大井開催以来となる1億円に増額された。昨年はミューチャリーが史上初の地方馬V。中央の降級制度の廃止の影響もあり、地方勢が中距離路線も底上げしているだけに、目が離せない。

 また、JBCクラシックチャンピオンズカップ東京大賞典と続く秋ダート三冠の1冠目に当たる。このため先を見据えて帝王賞から直行するなど、休養明けで出走してくる馬も多数。このため休養明けの実績馬vs前哨戦の日本テレビ盃マイルチャンピオンシップ南部杯の上位の上がり馬という対戦図式となる。

 しかし、休養明けかどうかに関係なく、もっとも活躍しているのが同年のフェブラリーSの優勝馬だ。過去10年では2012年のテスタマッタこそ5着だったが、同馬はダ2000mのGⅠで連対実績がなかった馬。ダ2000mのGⅠで連対実績がある、同年のフェブラリーSの優勝馬に限れば、【2・0・0・0】と信頼できる。1着の該当馬は、2014年、2015年のコパノリッキー。遡れば2008年にヴァ―ミリアンが優勝し、2011年にトランセンドが強豪スマートファルコンを相手に2着と好走している。

 さらに同年の帝王賞日本テレビ盃を連勝した馬も有力。それらの過去10年のこのレースでの成績は【2・0・0・0】。1着の該当馬は2016年のアウォーディーと、2018年のケイティブレイブだが、遡れば2011年のスマートファルコンが優勝、2010年のフリオーソこそ2着と好走している。近年は中距離路線が激戦で、JBCクラシック路線の連勝馬が滅多にいないが、出走してくれば当然、本命候補となる。

 他では前々走の平安S平安Sに出走し、優勝していた馬も有力で、過去10年のこのレースでの成績は【1・1・1・0】。1着の該当馬は2019年のチュウワウィザード、2着の該当馬は2020年のオメガパフューム 3着の該当馬は2018年のサンライズソアである。また連対したチュウワウィザードオメガパフュームは前走帝王賞からの直行だった。

 他では帝王賞の連対馬がここに直行してくる馬の成績も案外と良く、過去10年の成績は【2・2・2・1】。1着の該当馬は、2019年のオメガパフューム、2020年のクリソベリル。2着の該当馬は、2019年のチュウワウィザード、2020年のオメガパフューム。3着の該当馬は、2014年のワンダーアキュート、2015年のホッコータルマエ。2021年のテーオーケインズこそ4着に敗れたが、勝ち馬と0.4秒差だった。

 また前記の2019年、2020年のオメガパフュームクリソベリルチュウワウィザードワンダーアキュートホッコータルマエ帝王賞までにGⅠ(jpnⅠ)勝ちがあったのに対して、テーオーケインズ帝王賞が初めてのjpnⅠ勝ちだった。つまり、帝王賞が初めてのjpnⅠ勝ちではなかったことを条件に加えると【2・2・2・0】で複勝率100%となる。

 最後に比較的に本命サイトで決着するこのレースでもっとも人気薄で好走しやすいパターンを紹介しよう。前走の日本テレビ盃で4角先頭から押し切って3着以内だった馬が人気以上の成績を収めていることが多い。2015年にコパノリッキーが3番人気で優勝。2013年にソリタリーキングも5番人気で3着と好走している。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・同年のフェブラリーSの優勝馬。
  (ダ2000m以上のGⅠで連対実績があることが条件)
 ・同年の帝王賞日本テレビ盃を連勝した馬。
 ・前々走で同年の平安Sに出走して優勝した馬。
 ・前走で同年の帝王賞に出走し、2着以内だった馬。
  (前走が初jpnⅠ制覇だった馬を除く)
 
 ●穴馬候補
 ・前走の日本テレビ盃で4角先頭から3着以内に好走した馬。

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2022年6月28日(火) 09:15 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~帝王賞2022~
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 いよいよ上半期のダート総決算となる帝王賞帝王賞は2011年から昨年までの過去10年で地方馬の連対はゼロだったが、昨年は大井のノンコノユメが2着に善戦した。また、昨秋のJBCクラシックを大井のミューチャリーが制したように、JRAの降級制度の廃止により、地方競馬が底上げしているのは確か。しかし、そうは言ってもまだまだ中央勢が有利と言える。

 さて、帝王賞ではどのような馬が活躍しているのかを紹介すると、前年のJBCクラシックと東京大賞典の連対馬が、このレースの上位の大半を占める。特に前年のJBCクラシックと東京大賞典ともに連対かつ、同年の2月以降に出走していた馬に限れば、過去10年で【1・1・0・0】と連対率100%を誇る。1着の該当馬は2014年のワンダーアキュート、2着の該当馬は2020年のオメガパフュームだ。遡れば2009年のヴァーミリアン、2011年のスマートファルコンも優勝している。

 昨年の帝王賞では、前年のJBCクラシックと東京大賞典で連対したオメガパフュームが1番人気に支持されながらも5着に敗れたが、同馬は川崎記念以来の休養明けの一戦だった。レースを順調に使われている前年のJBCクラシックと東京大賞典の連対馬が出走していれば、本命候補となるだろう。

 また昨年の帝王賞で4歳馬のテーオーケインズが優勝したように、案外と新興勢力である4歳馬の活躍も目立っている。特に海外のレースを除く、近2走で一度はダートグレードレースを優勝の2連勝以上馬に限れば、過去10年で【3・1・0・0】と連対率100%。1着の該当馬は前記のテーオーケインズ他、2013年のホッコータルマエ、2020年のクリソベリル。2着の該当馬は、チュウワウィザードだ。

 他では、前々走でダートレースに出走し、0.8秒差以上の圧勝を収めていた馬も有力。過去10年で【0・2・1・0】とこちらも連対率100%である。2着の該当馬は、2017年のクリソライト、2019年のチュウワウィザード。3着の該当馬は、クリンチャーである。過去10年では1着こそないが、2011年には前記パターンのスマートファルコンが優勝していることからこのパターンも注意したい。

 最後に穴馬のパターンを紹介すると、過去10年で4番人気以下で連対した12頭中、半数の6頭が前走でダ1600m戦に出走して、3着以下に敗れているという共通項があった。該当馬は2013年のワンダーアキュート(3着)、2015年のクリソライト(2着)、ハッピースプリント(3着)、2016年のコパノリッキー(1着)、2018年のサウンドトゥルー(3着)、2019年のノンコノユメ(3着)。

 また、それらには過去1年以内にダ1900m以上のGⅠ、jpnⅠで連対しているという共通項もあった。前走ダ1600m戦に出走して3着以下に敗れた、過去1年以内にダ1900m以上のGⅠ、jpnⅠで連対実績のある馬の巻き返しには要注意だ。

 さらに4番人気以下で連対した馬の3頭は、(1)前走で平安S以外のGⅢ、jpnⅢで連対していた馬、残る2頭は(2)前走で平安Sで2着以下に敗れた馬だった。(1)の該当馬は、2014年の3着馬ソリタリーキング、2021年の1着馬テーオーケインズと3着馬のクリンチャー。(2)の該当馬は、2017年の1着馬ケイティブレイブと2着馬クリソライト。

 また、それら3頭には前々走でダートグレードで連対か、中央のオープンで勝利という共通功があった。それらも合わせて注意したい。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・海外のレースを除く、近2走で一度はダートグレードレースを優勝の2連勝以上の4歳馬。
 ・前年のJBCクラシックと東京大賞典で連対かつ、同年の2月以降に出走していた馬。
 ・前々走でダートグレードレースに出走し、0.8秒差以上の圧勝を収めた、同年の5月以降出走馬。
 

 ●穴馬候補
 ・前走ダ1600m戦に出走して3着以下に敗れた、過去1年以内にダ1900m以上のGⅠ、jpnⅠで連対実績のある馬。
 ・前走、平安S以外のGⅢ、JpnⅢで連対か平安Sで2着以下の馬。
  (前々走でダートグレードで連対か、中央のオープンを勝利していることが条件)

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2022年2月1日(火) 14:10 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~川崎記念2022~
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 ダートのGⅠでは、最長距離の2100mで行われる川崎記念。このレースの位置付けは、フェブラリーSの前哨戦であり、ドバイワールドカップの前哨戦。しかし、フェブラリーSを目指す馬は、長距離のこのレースよりも、1800mの東海Sに出走することが大半。また、前年のチャンピオンズカップの上位馬は、2020年より創設された世界最高賞金額のサウジカップに出走する場合もあるため、川崎記念はトップクラスとそうではない馬の力量差が大きくなることが多い。

 力量差が大きくなるために、過去10年で1番人気馬が【6・4・0・0】と全て連対している。その内訳は、前走の東京大賞典3着以内馬だった馬が9頭。前走のチャンピオンズカップで4着以内だった馬が1頭。もちろん、東京大賞典で3着以内だった馬には、チャンピオンズカップで4着以内だった馬も含まれ、基本的に前年の東京大賞典3着以内馬と、チャンピオンズカップの4着以内馬が有力と見ていいだろう。

 まず、前年の東京大賞典の3着以内馬だった馬を見ていくと、過去10年のこのレースでの成績は【6・6・1・1】。1着の該当馬は、2012年のスマートファルコン、2013年のハタノヴァンクール、2014年、2015年、2016年のホッコータルマエ、2018年のケイティブレイブ。2着の該当馬は、2013年のワンダーアキュート、2016年、2017年のサウンドトゥルー、2019年のケイティブレイブ、2021年のオメガパフューム。3着の該当馬は、2015年のサミットストーンだ。

 唯一の4着以下は、2018年のサウンドトゥルー(5着)で、同馬は前々走のチャンピオンズカップで11着に凡退していた。競走馬は近2走の成績で今回も走るところがあるので、前々走で2桁着順に敗れているような馬は過信しないほうがいいだろう。前走の東京大賞典で2着だった2009年の川崎記念の覇者ヴァーミリアンが前々走のジャパンカップダート(現チャンピオンズカップ)で8着だったことから、前々走で8着以内が前年の東京大賞典で3着以内馬を狙うにあたっての目安となりそうだ。

 次に前年のチャンピオンズカップの4着以内だった馬を見ていくと、過去10年のこのレースでの成績は【5・2・0・0】。1着の該当馬は、2013年のワンダーアキュート、2014年、2015年のホッコータルマエ、2018年のケイティブレイブ、2021年のチューワウィザード。2着の該当馬は、2016年、2017年のサウンドトゥルーである。また、前年のチャンピオンズカップで5着だったアウォーディーが、このレースで3着に好走していることから、3連系の馬券で狙うのであれば5着まで視野に入る。

 また、前年のGⅡ・日本テレビ盃の優勝馬も案外と活躍しており、過去10年でのこのレースでの成績は【1・3・0・0】。こちらも連対率100%を誇る。1着の該当馬は、2012年のスマートファルコン。2着の該当馬は、2016年のサウンドトゥルー、2018年のアポロケンタッキー、2019年のケイティブレイブだ。遡れば2011年に川崎記念を優勝したフリオーソも、前年の日本テレビ盃の1着馬である。

 日本テレビ盃JBCクラシックの前哨戦。そこでの激走疲れが祟って本番に繋がらないこともあるが、新興勢力と休養明けの実績馬がぶつかり合うレースで案外とハイレベルになることが多いからだろう。アポロケンタッキーJBCクラシック8着、東京大賞典で4着からこのレースで2着に巻き返したように、前走で多少負けていても守備範囲だ。

 今度はこのレースで穴を開けるタイプを紹介しよう。一番は前走の名古屋グランプリで3着以内だった馬だ。該当馬は2014年の3着馬トウショウフリーク、2016年の3着馬アムールブリエ、2018年のミツバ、2020年の3着馬デルマルーヴル。もう少し遡れば、2008年の優勝馬フィールドルージュ、2007年の優勝馬ヴァーミリアンや3着馬のドンクールもそう。ただし、東京大賞典の3着以内馬が出走していた年は3着までで終わることが多い。

 さらに大穴を狙うのであれば、コーナーがきつくてペースが上がりにくい川崎らしく、逃げ馬の一発だろう。ダートの逃げ馬はシンプルに強いこともあり、2012年のスマートファルコン、2018年の ケイティブレイブなどの1番人気馬も優勝しているが、2017年には中央の準オープンを勝ち上がったばかりの5番人気馬オールブラッシュが逃げ切勝ちを決めている。

 他に逃げて3着以内だった馬を上げると、2013年のグラッツィア(4番人気・3着)、2014年のトウショウフリーク(2番人気・3着)、2015年のサミットストーン(6番人気・3着)、2019年のオールブラッシュ(2番人気・3着)、2021年のカジノフォンテン(4番人気・1着)。過去10年で逃げ馬が8度も馬券に絡んでいるのだから、狙わない手はないだろう。

 また、コーナーがきついコースは内枠有利になるので、1番枠も穴メーカーとなる。実際に2012年にランフォルセ(5番人気・2着)、2013年のグラッツィア(3番人気・3着)、2021年にカジノフォンテン(4番人気・1着)。特に馬場が軽いとその傾向が顕著で、前記の3頭の好走時は全て稍重~不良馬場だった。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・前走の東京大賞典3着以内か、前走のチャンピオンズカップで4着以内の1番人気馬。
 ・前年の東京大賞典で3着以内馬。
  (前々走で8着以内が条件)。
 ・前年のチャンピオンズカップで5着以内の馬。
  (2着以内を狙うのであれば、チャンピオンズカップ4着以内が対象)
 ・前年の日本テレビ盃の優勝馬。

 ●穴馬候補
 ・前走の名古屋グランプリで3着以内の馬。
 ・逃げ馬。
 ・稍重~不良馬場だった場合の1番枠の馬。

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オメガパフュームの口コミ


口コミ一覧
閲覧 185ビュー コメント 0 ナイス 11

日本のダート界で一流の走りを続けてきたオメガパフュームが引退するそうです!

特に地方での走りはずば抜けた成績を残し、年末の東京大賞典を4連覇しました☆☆☆☆

昨年も一度は引退との報道がありましたが撤回し今年も精一杯走り続けてくれました(^^)

東京大賞典5連覇』の偉業を見たかったですが次へのステージも大切♪

種牡馬への道がある!仔の未来がある!

だからこその決断!

今までおつかれさまでしたオメガパフューム(^o^)

 また紐抜け 2022年12月7日(水) 20:50
オメガパフューム引退!
閲覧 186ビュー コメント 0 ナイス 4

オメガパフューム引退…orz
なんでや~、東京大賞典では少なくとも1着から外して勝負しようって思ってたのに~。
なんか東京大賞典はメンバーがしょぼくなって馬連300円みたいなレースになりそうで怖いなぁ…。昔から日本で、その年最後のGⅠってんで盛り上がるのに…。
有馬で勝っても負けても東京大賞典でもうひと勝負ってのが、真っ当な馬券師ってもんだからね。

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 ゴルゴ13Α 2022年12月7日(水) 19:33
オメガパフューム引退!
閲覧 215ビュー コメント 0 ナイス 13

大変、お疲れ様でした。一時期、引退を撤回しての走りは見事でありました。記憶に残る馬でありました。_(..)_

交流G1の東京大賞典を4連覇しているオメガパフューム(牡7歳、栗東・安田翔伍厩舎、父スウェプトオーヴァーボード)が現役を引退し、来春から北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬入りすることが7日、分かった。管理する安田翔調教師が明らかにした。

 今秋は前走のみやこSで3着後、5連覇を狙う東京大賞典・G1(12月29日、大井競馬場・ダート2000メートル)を目指していた。しかし、安田翔調教師は「年齢を重ね、レースでの疲労の回復に時間を要するようになり、自信を持って送り出せないことは、これまで頑張ってくれた馬にも失礼なこと、レースにも失礼なことと考慮して、関係者で協議の結果、引退して種牡馬にすることにしました」と決断に到った経緯を説明した。

 同馬は安田翔伍厩舎が開業した2018年3月から所属。これまで2018年~2021年の東京大賞典などG1・5勝を含む重賞8勝を挙げるなど、一線級での活躍を続けてきた。「厩舎開業から今まで大きなケガをすることなく、競走馬を全うしてくれたことを感謝します。産駒の活躍を期待しています」と安田翔調教師は愛馬をねぎらった。

報知新聞社

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2022年11月6日みやこステークス G33着
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2022年11月6日 みやこステークス G3 3着
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