ランフォルセ(競走馬)

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写真一覧
抹消  青鹿毛 2006年3月28日生
調教師萩原清(美浦)
馬主有限会社 キャロットファーム
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績41戦[11-6-4-20]
総賞金19,633万円
収得賞金13,250万円
英字表記Renforcer
血統 シンボリクリスエス
血統 ][ 産駒 ]
Kris S.
Tee Kay
ソニンク
血統 ][ 産駒 ]
Machiavellian
Sonic Lady
兄弟 ノーザンリバーノットアローン
市場価格
前走 2015/03/29 マーチステークス G3
次走予定

ランフォルセの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
15/03/29 中山 11 マーチS G3 ダ1800 1612136.31511** 牡9 57.5 丸山元気萩原清B 492
(-3)
1.53.5 0.837.5⑯⑯⑮⑭マイネルクロップ
15/02/10 佐賀 10 佐賀記念 G3 ダ2000 12--------5** 牡9 58.0 三浦皇成萩原清 495
(--)
2.12.5 3.0----マイネルクロップ
15/01/28 川崎 11 川崎記念 G1 ダ2100 12--------7** 牡9 57.0 三浦皇成萩原清 497
(--)
2.19.0 2.1----ホッコータルマエ
14/11/19 浦和 10 浦和記念 G2 ダ2000 11--------6** 牡8 57.0 三浦皇成萩原清 496
(--)
2.09.2 1.4----サミットストーン
14/10/07 金沢 10 白山大賞典 G3 ダ2100 10--------5** 牡8 58.0 三浦皇成萩原清 500
(--)
2.13.7 1.2----エーシンモアオバー
14/07/21 盛岡 9 マーキュリC G3 ダ2000 13--------8** 牡8 58.0 戸崎圭太萩原清 495
(--)
2.03.0 1.1----ナイスミーチュー
14/03/26 名古 10 名古屋大賞典 G3 ダ1900 12--------4** 牡8 58.0 戸崎圭太萩原清 492
(--)
2.03.2 1.3----ダノンカモン
14/02/13 佐賀 10 佐賀記念 G3 ダ2000 12--------1** 牡8 58.0 戸崎圭太萩原清 493
(--)
2.09.4 -0.1----ソリタリーキング
14/01/29 川崎 11 川崎記念 G1 ダ2100 11--------4** 牡8 57.0 戸崎圭太萩原清 501
(--)
2.15.5 1.7----ホッコータルマエ
13/12/25 名古 10 名古屋GP G2 ダ2500 12--------4** 牡7 57.0 戸崎圭太萩原清 489
(--)
2.44.6 1.3----シビルウォー
13/11/20 浦和 10 浦和記念 G2 ダ2000 10--------1** 牡7 57.0 戸崎圭太萩原清 494
(--)
2.07.6 -0.2----シビルウォー
13/09/23 船橋 11 日本テレビ盃 G2 ダ1800 12--------3** 牡7 56.0 戸崎圭太萩原清 485
(--)
1.51.5 1.2----ワンダーアキュート
13/08/15 門別 11 ブリーダーズ G2 ダ2000 8--------3** 牡7 57.0 戸崎圭太萩原清 500
(--)
2.06.0 1.1----ハタノヴァンクール
13/07/15 盛岡 10 マーキュリC G3 ダ2000 12--------5** 牡7 57.0 戸崎圭太萩原清 503
(--)
2.03.5 0.4----ソリタリーキング
13/05/05 東京 10 ブリリアント OP ダ2100 1471110.3611** 牡7 57.5 横山典弘萩原清 494
(+3)
2.11.9 1.838.1⑪⑪⑪⑩ナリタシルクロード
13/03/20 名古 9 名古屋大賞典 G3 ダ1900 12--------5** 牡7 57.0 横山典弘萩原清 491
(--)
2.02.1 2.3----ホッコータルマエ
12/11/21 浦和 10 浦和記念 G2 ダ2000 11--------3** 牡6 57.0 R.ムーア萩原清 492
(--)
2.07.7 0.2----ピイラニハイウェイ
12/09/26 船橋 10 日本テレビ盃 G2 ダ1800 12--------5** 牡6 57.0 横山典弘萩原清 501
(--)
1.52.5 1.1----ソリタリーキング
12/06/27 大井 11 帝王賞 G1 ダ2000 13--------8** 牡6 57.0 横山典弘萩原清 494
(--)
2.05.0 2.0----ゴルトブリッツ
12/05/02 船橋 10 かしわ記念 G1 ダ1600 13--------4** 牡6 57.0 横山典弘萩原清 507
(--)
1.38.6 2.1----エスポワールシチー

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ランフォルセの関連ニュース

ランフォルセが引退、乗馬へ

2015年4月1日(水) 16:22

 2011年のエルムS・GIIIなどを制したランフォルセ(牡9歳、美浦・萩原清厩舎、父シンボリクリスエス、母ソニンクは、4月1日付でJRAの競走馬登録を抹消した。今後は北海道苫小牧市のノーザンホースパークで乗馬となる予定。

 ランフォルセは41戦11勝(うち地方20戦3勝)。獲得賞金は3億5563万4000円(付加賞含む)。重賞勝ち鞍は前記エルムSのほかに、交流GII・ダイオライト記念(12年)、交流GII・浦和記念(13年)、交流GIII・佐賀記念(14年)。3月29日、マーチS(GIII、中山、ダート1800メートル)11着が現役最後のレースとなった。

ランフォルセの競走成績はこちら

【浦和記念】ランフォルセ、1馬身振り切り重賞3勝目 2013年11月21日(木) 05:02

 先団の内めを追走した戸崎圭太騎乗、3番人気のランフォルセが2周目の3コーナーで先頭に立つと、追いすがる1番人気のシビルウォーを1馬身振り切って、重賞3勝目をあげた。2分7秒6(良)。さらに8馬身差の3着には2番人気のエーシンモアオバーが入り、人気サイドでの決着となった。

 ◆戸崎騎手(ランフォルセ1着) 「いい感じで追走できていたし、道中で脚もタメられた。まだまだ活躍できそう」

 ◆内田騎手(シビルウォー2着) 「勝ってもおかしくないデキだったから悔しい。仕掛けが遅かったか…」

 ◆岩田騎手(エーシンモアオバー3着) 「ゲートで待たされた分、スタートのタイミングが合わなかった。それでもこの馬の力は出せた」

 ◆繁田騎手(グランシュヴァリエ4着) 「堅実な馬だね。よく走ってくれたと思う」

 ◆柴山騎手(ダイショウジェット5着) 「4コーナーでは手応えがなかった。今は1800メートルがベスト」

ランフォルセ

 父シンボリクリスエス、母ソニンク、母の父マキアヴェリアン。青鹿毛の牡7歳。美浦・萩原清厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。戦績31戦10勝(うち地方11戦2勝)。獲得賞金3億2133万4000円(うち地方1億2500万円)。重賞は2011年GIIIエルムS、12年交流GIIダイオライト記念に次いで3勝目。浦和記念は萩原清調教師が初優勝、戸崎圭太騎手は09年のブルーラッドに次ぐ2勝目。

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【日本テレビ盃】良血開花!ソリタリー重賞連勝 2012年9月26日(水) 16:21

 第59回日本テレビ盃(26日、船橋10R、交流GII、3歳上、ダート1800メートル、1着賞金3200万円=出走12頭)内田博幸騎手騎乗の1番人気ソリタリーキング(牡5歳、栗東・石坂正厩舎)が前走・東海Sに続く重賞連勝で、完全本格化をアピールした。勝ちタイム1分51秒4(重)。

 3/4馬身差の2着にはメンバー最速の末脚で大外を伸びた3番人気サイレントメロディ、3着には早め先頭から押し切りを図った4番人気マグニフィカが入り、2番人気ランフォルセは直線で失速し5着に敗れた。

 ダートGI9勝を挙げたヴァーミリアンの半弟という良血がいよいよ本格化だ! 道中は3番手を追走。ランフォルセ、マグニフィカが雁行状態でレースを引っ張るなか、直後の外めをじっくり進んだ。

 直線を迎えると先に抜け出したマグニフィカを外から強襲。残り100メートルで先頭を奪うと、外から差を詰めたサイレントメロディを3/4馬身差で退けてフィニッシュした。

 10年8月のレパードS以来のコンビ結成となった内田博騎手は「以前は好位につけられなかったが、きょうは楽につけられたので、馬がかなり良くなっていると思いました。(4コーナーでは)手応えもあったので、あまり慌てずに相手を見ながら追い出しました。こういったレースができればこれからが楽しみですね」と成長ぶりに目を細めた。

 ソリタリーキングは父キングカメハメハ、母スカーレットレディ、母の父サンデーサイレンスという血統。半兄にはGI9勝のヴァーミリアンのほか、05年に同レースを制すなど重賞4勝を挙げたサカラート、10年のシリウスSを制したキングスエンブレムがいる。通算成績19戦8勝(うち地方1戦1勝)。重賞は12年の東海S(GII)に続く2勝目。

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【ダイオライト記念】ランフォルセ重賞2勝目 2012年3月15日(木) 05:02

 第57回ダイオライト記念(14日、船橋11R、交流GII、4歳以上、ダ2400メートル、1着賞金4000万円=出走13頭)横山典弘騎乗の3番人気ランフォルセが、道中で2番手の外を追走して直線で抜け出し、中団から伸びたピイラニハイウェイの追撃を半馬身振り切って重賞2勝目を飾った。2分34秒7(良)。さらに半馬身差の3着には地元・船橋のトーセンルーチェ。1番人気のワンダーアキュートは4着、地方の雄フリオーソは5着に敗れた。

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【ダイオライト記念】ランフォルセが快勝! 2012年3月14日(水) 16:32

 第57回ダイオライト記念(14日、船橋11R、交流GII、4歳以上、ダ2400メートル、1着賞金4000万円=出走13頭)横山典弘騎手騎乗の3番人気ランフォルセ(牡6歳、美浦・萩原清厩舎)が好位から抜け出して快勝。タイム2分34秒7(良)。2着は5番人気ピイラニハイウェイ、3着には6番人気トーセンルーチェが入った。なお、1番人気ワンダーアキュートは4着、2番人気フリオーソは5着に敗れた。

 GIで好走を続けているワンダーアキュート、GI6勝で“地元の雄”フリオーソ、前走GI川崎記念で2着に入ったランフォルセ。この3頭が人気を分け合った一戦は、ランフォルセが力強い伸び脚で他馬を一蹴。“三つ巴対決”を制した。

 レースは序盤から3頭の力比べとなった。好スタートを切ったフリオーソが押してハナへ。1周目のスタンド前を迎えると、ランフォルセワンダーアキュートがフリオーソを追い掛けた。さらに向こう正面に入ると、3頭について行ける馬はおらず、その後ろまで10馬身ほどの差がつく展開。

 直線入り口。3頭の叩き合いが始まった。勝負根性を発揮したのがランフォルセ。逃げるフリオーソを競り落とすと、外から迫るワンダーアキュートを振り切って先頭へ。そのままゴール板を駆け抜けた。直線での攻防から脱落したワンダーアキュート、フリオーソは後方待機組にも差され、それぞれ4着、5着に終わった。

 ランフォルセは21戦9勝(うち地方2戦1勝)。重賞は11年9月エルムS(GIII)に続き2勝目。

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【川崎記念】史上初!ファルコン重賞9連勝 2012年1月26日(木) 05:05

 第61回川崎記念(25日、川崎11R、交流GI、4歳上選定馬、定量、ダ2100メートル、1着本賞金6000万円=出走12頭)これが王者の本領だ。単勝オッズ1・1倍の圧倒的1番人気スマートファルコンが、2着ランフォルセを4馬身突き放す逃げ切りで、交流GI6勝目をマークした。タイム2分10秒7(不良)は、従来の記録を2秒更新するコースレコード。本来の走りを取り戻した相棒に、武豊騎手は「世界でもトップクラス」と、ドバイワールドC(3月31日、UAEドバイ・メイダン、GI、オールウエザー2000メートル)での世界制覇を意識した。

 砂の王者が初見参の川崎で、圧倒的な力の差を見せつけた。単勝1・1倍の大本命スマートファルコンが、危なげないレース運びで、2着ランフォルセに4馬身差をつける大楽勝。交流GI6勝目を挙げた。一昨年のJBCクラシックから続く重賞9連勝は、84年のグレード制導入後では、タイキシャトルテイエムオペラオーの8連勝を更新する大記録だ。

 「前走よりもいい状態だったし、はじめてのコースでもリズムよく走れた。強かったですね。スマートらしいパフォーマンスでした」

 約1万人のファンの前でのウイニングランを終えた武豊騎手は、満面の笑みでパートナーをたたえた。

 他馬より1馬身抜けた好ダッシュでハナに立った後は独壇場。カーブのきついコース形態、さらに道中でフリオーソに後ろからプレッシャーをかけられようが、王者のリズムは狂うことはなかった。

 ヴァーミリアン(10年川崎記念)の従来の記録を2秒も更新する2分10秒7(不良)のレコードに、ユタカは「(レコードは)時計が速い馬場状態だったから、もしかしたらと思っていた」とニッコリ。小崎憲調教師も「前走は勝つには勝ったけど内容に納得がいかなかったが、今回はシェイプアップ(前走比マイナス7キロ)できたし、安心して見ていられた」。わずか3・5センチ差の薄氷を踏む勝利だった年末の東京大賞典とは一転、強い王者が帰ってきた。

 この後は、2カ月後のドバイワールドCを予定。「やるだけのことはやってきたし、みんな行きたいと思っているよ」とトレーナーの視線はドバイに向いている。あとは選出を待つのみだ。

 世界を知るユタカに「実力は世界トップクラス」と言わせるスマートファルコン。日本の“ハヤブサ”が、世界一を目指して海を越える。 (板津雄志)

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ランフォルセの関連コラム

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 名古屋グランプリは2021年まで2500mで行われていたが、昨年より弥富に舞台を移し、2100mで施行されるようになった。2F距離が短くなったが、長距離適性が求められるという意味ででは、それまでと大きく変わらない。またこのレースは、2016年、2017年に地元のカツゲキキトキトが3着に善戦しているものの、地方馬の連対は15年前のレッドストーンまで遡らなくてはならない。ほぼ中央馬の独壇場となっている。

 このレースは白山大賞典同様、過去1年以内、近5走でダ2000m以上のグレードレースを2回以上、連対している馬が最有力。それらの過去10年のこのレースでの成績は【5・1・2・0】と複勝率100%だ。1着の該当馬は、2013年のシビルウォー、2015年と2016年のアムールブリエ、2019年のデルマルーヴル、2020年のマスターフェンサー。2着の該当馬は、2016年のケイティブレイブ。3着の該当馬は、2018年のグリム、2022年のラーゴムだ。

 さらに同年10月以降の近2走で、2000m以上の中央のオープンやリステッド、ダートグレードに出走し、ともに3着以内だった馬も有力。ただし、近2走のどちらかで0.8秒以上負けていた2013年のランフォルセエーシンモアオバー、2015年のソリタリーキングは4~5着に敗れているので、近2走とも0.7秒差以内という条件を加えたい。

 同年10月以降の近2走で、ダ2000m以上の中央の古馬オープン、リステッド及びダートグレードに出走し、ともに3着以内かつ着着0.8秒差以内だった馬の過去10年の成績は、【3・2・1・0】となる。1着の該当馬は、2013年のシビルウォー、2020年のマスターフェンサー、2021年のヴェルテックス。2着の該当馬は、2016年のケイティブレイブ、2020年のロードゴラッソ。3着の該当馬は、2018年のグリムだ。

 また軽斤量で出走できる同年の東京ダービーの勝ち馬、中央の古馬のオープンやリステッド及び、ダートグレードで連対実績のある3歳馬も有力。ただし、3歳馬だけに直前の勢いも重要。遡ると前走で5着以下に敗れていた、2012年のトリップや2011年のボレアスは、このレースでは大敗している。前走でチャンピオンズカップに出走なら、2010年のマカニビスティーのように大敗からでも巻き返す場合があるが、それ以外のレースであれば評価を下げたい。

 チャンピオンズカップを除く、前走で4着以内の東京ダービーの勝ち馬、中央の古馬のオープンやリステッド及び、ダートグレードで連対実績がある馬の過去10年の成績は、【3・1・0・0】で連対率100%となる。1着の該当馬は、2018年のチュウワウィザード、2019年のデルマルーヴル、2022年のペイシャエス。2着の該当馬は、2016年のケイティブレイブである。

 その他、JBCクラシックチャンピオンズカップ東京大賞典路線を表路線とするならば、白山大賞典浦和記念名古屋グランプリは裏路線。よって、このレースは白山大賞典浦和記念を経由した馬が多く出走してくるが、裏路線で活躍した馬よりも、表路線で脱落して、東京大賞典への出走権が得られずに、ここへ出走してくる馬たちの活躍の方が目立っている。つまり、前走でチャンピオンズカップ(旧JCダート)に出走して敗れた馬である。

 しかし、前走でチャンピオンズカップ(旧JCダート)に出走していても、あまりに負け過ぎた馬はここでも巻き返せていない。実際に2018年のチャンピオンズカップで12着(着差1.6秒)に敗れたセンチュリオンは、このレースで4着に敗れている。このことから前走でチャンピオンズカップに出走していた馬は、着差1.5秒以内であることを条件で狙いたい。

 それらの過去10年のこのレースでの成績は【1・3・1・0】である。1着の該当馬は、2018年のメイショウスミトモ。2着の該当馬は、2014年と2015年のニホンピロアワーズ、2018年のミツバ。3着の該当馬は、2013年のナイスミーチュー。遡れば2011年のニホンピロアワーズチャンピオンズカップ9着(着差0.7秒)からの巻き返しである。

 一方、裏路線でもっとも格が高い同年の浦和記念で、3角2番手以内だった馬も活躍している。浦和記念はコース形態上、例年ハイペースになるだけに、そこで前へ行った馬をペースに緩みが生じやすいこの舞台で狙うというのは有効策のはず。ただし、2011年に古馬ダートグレードで優勝実績がなかったボレアスが6着、2014年にグランディオーソが4着に敗れていることから、それまでにダートグレード勝ちの実績があることを条件で狙いたい。

 すると過去10年のこのレースでの成績は、【3・2・1・1】となる。1着の該当馬は、2013年のシビルウォー、2014年のエーシンモアオバー、2021年のヴェルテックス。2着の該当馬は、2016年のケイティブレイブ、2018年のグリム。3着の該当馬は、2022年のラーゴム。唯一の4着以下は2014年のランフォルセで、同馬こそ4着に敗れたが、遡れば2011年、2012年に前記に該当していたエーシンモアオバーが2着、1着と好走している。

 穴馬候補はグレードレースで以外の前走でも逃げて、今回でも逃げることに成功した馬たちだ。2013年に前走のJRAオープンのBSN賞を逃げて1着のトウショウフリークがこのレースで5番人気で2着、遡れば2011年に前走のJRAオープンのベテルギウスSを逃げて8着だったエーシンモアオバーが4番人気で2着。2006年に前走の東海菊花賞で逃げて2着のレッドストーンがこのレースで6番人気で優勝と、とにかく人気薄での好走が目立っているので、該当馬がいれば一考の価値がある。

 また勝ち切るまでは難しいにせよ、地方馬に用意された名古屋グランプリの前哨戦である、同年の東海菊花賞の連対馬が穴を開けている。2016年、2017年のこのレースで3着だったカツゲキキトキトも、2007年に5番人気で2着入線したチャンストウライも、14年前に優勝したレッドストーンも同年の東海菊花賞の連対馬だ。それらが人気がないようであれば、ヒモ穴に加えてみるのもアリだ。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・過去1年以内、近5走で2000m以上のダートグレードを2回以上、連対している馬。
 ・同年10月以降の近2走ともダ2000m以上の中央のオープン、リステッド及びダートグレードに出走し、ともに3着以内(着差0.8秒差以内)だった馬。
 ・同年の東京ダービーの勝ち馬や中央の古馬のオープンやリステッド、ダートグレードで連対実績のある3歳馬。(チャンピオンズカップを除く前走で4着以内が条件)
 ・前走で同年のチャンピオンズカップに出走し、着差1.5秒差以内だった馬)。
 ・同年の浦和記念で3角2番手以内だった馬(それまでに古馬相手のダートグレード勝ちの実績があることが条件)。

 ●穴馬候補
 ・前走、格下のレースで逃げて、今回も逃げると推測される馬。
 ・同年の東海菊花賞の連対馬。


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2023年11月22日(水) 14:55 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~浦和記念2023~
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 暮れの大一番、東京大賞典へ向けての前哨戦となる浦和記念。この時期は中央ではGⅠ・チャンピオンズカップが行われ、トップクラスはそちらに出走するため、JpnⅡとしては中央勢が手薄。このため南関東のトップクラスが、ここを狙って出走してくることが多い。

 実際に過去10年で2014年のサミットストーン、2015年のハッピースプリントと地方勢が2勝、2着が4回、3着が2回。2014年には地方勢が1~3着を独占したこともあった。少し前まで地方馬がJpnⅠを勝つことは稀で、JpnⅡのここを勝てばNRA年度代表馬に選出される可能性が高まることから、地方最強クラスの馬たちがここに集ったが、近年は地方馬がJpnⅠを優勝することも少なくなく、以前ほどここを目標にする地方馬が少なくなっている。

 それでは中央馬も含め、どのような馬が有力かを見ていくと、同年の古馬混合GⅠ、JpnⅠで3着以内の実績があった実績馬がとにかく活躍している。ただし、2018年に前走のJBCクラシックで1.8秒差の大敗を喫していたアポロケンタッキーが4着に敗れていることや2022年に前走でダートグレード以外に出走し、敗退していたエルデュクラージュが9着に敗れていることから、前走であまりに大敗しているような馬は除外したい。

 前走でダートグレードに出走し、着差1.7秒以内の同年の古馬混合GⅠ、JpnⅠで3着以内の実績馬に限れば、過去10年のこのレースでの成績は【3・0・1・0】となる。1着の該当馬は、2015年のハッピースプリント、2019年のケイティブレイブ、2018年のオールブラッシュ。3着の該当馬は、2017年のオールブラッシュだ。遡れば2012年のランフォルセ、2011年の優勝馬ボランタスも前記に該当していた。

 また同年の白山大賞典で3角2番手以内で連対した馬も、前々走で1.0秒差以上大敗していないことが条件で有力。過去10年のこのレースでの成績は【3・2・1・0】と複勝率100%となっている。1着の該当馬は、2014年のサミットストーン、2016年のケイティブレイブ、2021年のメイショウカズサ。2着の該当馬は、2018年のグリム、2022年のラーゴム。3着の該当馬は、2013年のエーシンモアオバーだ。

 さらに同年のジャパンダートダービーの連対馬も、過去10年のこのレースでの成績は【2・1・0・0】と大活躍。1着の該当馬は、2016年のケイティブレイブ、2020年のダノンファラオ。2着の該当馬は、2017年のヒガシウィルウィン。遡れば2011年の3着馬ボレアスも前記に該当していたことから、これらも大いに信頼できる。

 その他、同年のハンデ戦を除く、ダ1800m以上の地方の古馬JpnⅡ以上、中央の古馬GⅢ以上を優勝している前走ダートグレード出走馬も有力。過去10年のこのレースでの成績は【0・4・3・0】となっている。2着の該当馬は、2016年のクリソライト、2018年のグリム、2019年のアナザートゥルース、2020年のロードブレス。3着の該当馬は、2012年のランフォルセ、2017年のオールブラッシュ、2020年のウェスタールンドだ。

 最後に穴馬候補を紹介しよう。このレースは前走で南関東のSⅡ重賞、マイルグランプリに出走していた馬が穴を開けている。2014年の2着馬グランディオーソ(5番人気)、2016年の3着馬ハッピースプリント(5番人気)ともに前記の条件を満たしていた。南関東はマイルのSⅠがないため、マイルグランプリはSⅡながら、地方の強豪が集うのが理由だろう。

 グランディオーソはそれまでダートグレードで連対実績がなかったが、同年の南関東重賞で2着以内の実績があり、前走のマイルグランプリでも連対していた。ハッピースプリントは前走のマイルグランプリで7着に敗れていたが、前年のかしわ記念と帝王賞3着馬であり、浦和記念も優勝していた。このことから前走のマイルグランプリで連対しているか、GⅠ、JpnⅠで3着以内もしくは、GⅡ、JpnⅡ勝ちが実績があることを条件で狙いたい。


 まとめるとこうなる!


 ●本命候補
 ・前走でダートグレードに出走の同年の古馬混合GⅠ、JpnⅠで3着以内馬(前走着差1.7秒以内が条件)。
 ・同年の白山大賞典で3角3番手以内で連対した馬(前々走で1.0秒以上、負けていないことが条件)。
 ・同年のジャパンダートダービーの連対馬。
 ・同年のハンデ戦を除く、ダ1800m以上の地方の古馬JpnⅡ以上、中央古馬のJpnⅢ以上を優勝している馬。

 ●穴馬候補
 ・前走で同年のSⅡ・マイルグランプリに出走し、連対した馬。
 ・GⅠ、JpnⅠで3着以内もしくはGⅡ、JpnⅡ勝ちの実績がある前走、同年のマイルグランプリ出走馬。

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2022年12月7日(水) 10:00 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~名古屋グランプリ2022~
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 名古屋グランプリは、芝よりも持久力が必要なダートで有馬記念と同距離2500mを走るステイヤー決定戦だったが、今年からは2F距離が短くなり、ダ2100mで施行される。これによる影響はそこまで大きくないだろう。またこのレースは、2016年、2017年に地元のカツゲキキトキトが3着に善戦しているものの、地方馬の連対は14年前のレッドストーンまで遡らなくてはならない。ほぼ中央馬の独壇場となっている。

 ダ2100m戦になっても、白山大賞典がそうであるように、長距離適性がとても重要。過去1年以内、近5走でダ2000m以上のグレードレースを2度以上、連対している馬が最有力で、それらの過去10年の成績は【5・2・1・0】。1着の該当馬は、2013年のシビルウォー、2015年、2016年のアムールブリエ、2019年のデルマルーヴル、2020年のマスターフェンサー。2着の該当馬は2016年のケイティブレイブ、3着の該当馬は2018年のグリムだ。

 さらに同年10月以降の近2走で、2000m以上の中央のオープンやリステッド、ダートグレードに出走し、ともに3着以内だった馬も有力。ただし、近2走のどちらかで0.8秒以上負けていた2013年のランフォルセエーシンモアオバー、2015年のソリタリーキングは4~5着に敗れているので、近2走とも0.7秒差以内という条件を加えたい。

 同年10月以降の近2走で、ダ2000m以上の中央のオープン、リステッド及びダートグレードに出走し、ともに3着以内かつ着着0.8秒差以内だった馬の過去10年の成績は、【3・2・1・0】となる。1着の該当馬は、2013年のシビルウォー、2020年のマスターフェンサー、2021年のヴェルテックス。2着の該当馬は、2016年のケイティブレイブ、2020年のロードゴラッソ。3着の該当馬は、2018年のグリム。

 また軽斤量で出走できる同年の東京ダービーの勝ち馬、中央の古馬のオープンやリステッド及び、ダートグレードで連対実績のある3歳馬も有力。ただし、3着馬だけに直前の勢いも重要で、前走で5着以下に敗れていた2012年のトリップや遡ってボレアスは、このレースでは大敗している。前走でチャンピオンズカップに出走なら、2010年のマカニビスティーのように大敗からでも巻き返す場合があるが、それ以外のレースであれば狙い下げたいもの。

 3歳馬は東京ダービーの勝ち馬、中央の古馬のオープンやリステッド及び、ダートグレードで連対実績のある、チャンピオンズカップを除く前走で4着以内ということを条件で狙いたい。それらの過去10年のこのレースでの成績は【2・1・0・0】。1着の該当馬は、2018年のチュウワウィザード、2019年のデルマルーヴル、2着の該当馬は、2016年のケイティブレイブである。

 その他、JBCクラシックチャンピオンズカップ東京大賞典路線を表路線とするならば、白山大賞典浦和記念名古屋グランプリは裏路線。よって、このレースは白山大賞典浦和記念を経由した馬が多く出走してくるが、裏路線で活躍した馬よりも、表路線で脱落して、東京大賞典への出走権が得られずに、ここへ出走してくる馬たちの活躍の方が目立っている。つまり、前走でチャンピオンズカップ(旧JCダート)に出走して敗れた馬である。

 しかし、前走でチャンピオンズカップ(旧JCダート)に出走していても、あまりに負け過ぎた馬はここでも巻き返せていない。実際に2018年のチャンピオンズカップで12着(着差1.6秒)に敗れたセンチュリオンは、このレースで4着に敗れている。このことから前走でチャンピオンズカップに出走していた馬は、着差1.5秒以内であることを条件で狙いたい。

 それらの過去10年のこのレースでの成績は【1・3・1・0】である。1着の該当馬は、2018年のメイショウスミトモ。2着の該当馬は、2014年、2015年のニホンピロアワーズ、2018年のミツバ。3着の該当馬は、2013年のナイスミーチュー。遡れば2011年のニホンピロアワーズチャンピオンズカップ9着(着差0.7秒)からの巻き返しである。

 一方、裏路線でもっとも角が高い同年の浦和記念で連対した馬だ。浦和記念で連対した馬のこのレースでの成績は、過去10年で【2・1・3・1】。1着の該当馬は、2012年のエーシンモアオバー、2013年のシビルウォー。2着の該当馬は、2017年のケイティブレイブ。3着の該当馬は、2018年のグリム、2019年のアナザートゥルース。唯一の4着以下は2014年のランフォルセで、同馬こそ4着に敗れたが、基本的には信頼できる。

 他では前走の浦和記念で逃げた馬。それらの過去10年のこのレースでの成績は、【2・1・0・0】と連対率100%だ。該当馬は全てエーシンモアオバーだが、浦和記念はコース形態上、例年ハイペースになるだけに、そこで逃げた馬を、長距離戦でペースに緩みが生じるこの舞台で狙うというのは有効策のはず。

 穴馬候補は、グレードレースで以外の前走でも逃げて、今回でも逃げることに成功した馬たちだ。2013年に前走のJRAオープンのBSN賞を逃げて1着のトウショウフリークがこのレースで5番人気で2着、遡れば2006年に前走の東海菊花賞で逃げて2着のレッドストーンがこのレースで6番人気で優勝と、とにかく人気薄での好走が目立っているので、該当馬がいれば一考の価値がありそうだ。

 また勝ち切るまでは難しいにせよ、地方馬に用意された名古屋グランプリの前哨戦である、同年の東海菊花賞の連対馬が穴を開けている。2016年、2017年のこのレースで3着だったカツゲキキトキトも、2007年に5番人気で2着入線したチャンストウライも、14年前に優勝したレッドストーンも同年の東海菊花賞の連対馬だ。それらが人気がないようであれば、ヒモ穴に加えてみるのもアリだ。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・過去1年以内、近5走で2000m以上のグレードレースを2度以上、連対している馬。
 ・同年10月以降の近2走ともダ2000m以上の中央のオープン、リステッド及びダートグレードに出走し、ともに3着以内(着差0.8秒差以内)だった馬。
 ・同年の東京ダービーの勝ち馬や中央の古馬のオープンやリステッド、ダートグレードで連対実績のある3歳馬。(チャンピオンズカップを除く前走で4着以内が条件)
 ・前走で同年のチャンピオンズカップに出走し、着差1.5秒差以内だった馬)。
 ・同年の浦和記念の連対馬。
 ・同年の浦和記念で逃げた馬。

 ●穴馬候補
 ・前走、格下のレースで逃げて、今回も逃げると推測される馬。
 ・同年の東海菊花賞の連対馬。

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2022年11月22日(火) 10:00 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~浦和記念2022~
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 暮れの大一番、東京大賞典へ向けての前哨戦となる浦和記念。この時期は中央ではGⅠチャンピオンズカップが行われ、トップクラスはそちらに出走するため、JpnⅡとしては中央勢が手薄。このため南関東のトップクラスが、ここを狙って出走してくることが多い。

 実際に過去10年で2014年のサミットストーン、2015年のハッピースプリントと地方勢が2勝、2着が2回、3着が2回。2014年には地方勢が1~3着を独占したこともあった。少し前まで地方馬がJpnⅠを勝つことは稀で、JpnⅡのここを勝てば年度代表馬に選出される可能性が高まることから、地方最強クラスの馬たちがここに集った。

 しかし、近年は地方馬がJpnⅠを優勝することも少なくなく、以前ほどメンバーが集わなくなってはいる。ただ今年は現時点でJpnⅡ勝ちの馬はノーヴァレンダ、サルサディオーネ、フィールドセンスと3頭いるが、JpnⅠ勝ちの馬はゼロ。このことから今回の浦和記念は地方最強クラスの馬が出走してくることが予想される。

 それでは中央馬も含め、どのような馬が有力かを見ていくと、同年の古馬混合GⅠ、JpnⅠで3着以内の実績があった実績馬がとにかく活躍している。ただし、前走のJBCクラシックで1.8秒差の大敗を喫していたアポロケンタッキーが4着に敗れていることから、前走であまりに大敗しているような馬は除外したい。

 前走で着差1.7秒以内の同年の古馬混合GⅠ、JpnⅠで3着以内の実績馬の過去10年のこのレースでの成績は【3・0・2・0】。1着の該当馬は、2015年のハッピースプリント、2019年のケイティブレイブ、2018年のオールブラッシュ。3着の該当馬は、2012年のランフォルセ、2017年のオールブラッシュだ。遡れば2011年の優勝馬ボランタスも前記に該当していた。

 また同年の白山大賞典の優勝馬も有力。ただし、白山大賞典が同年のダートグレード初制覇だった2013年のエーシンモアオバーは3着、2014年も9着に敗れていることから、白山大賞典を含めて同年のダートグレードで2勝以上していることを、本命候補の条件としたい。

 それらの過去10年のこのレースでの成績は【2・1・0・0】と、連対率100%である。1着の該当馬は、2016年のケイティブレイブ、2021年のメイショウカズサ。2着の該当馬は、2018年のグリム。遡れば前記に該当していた2011年のシビルウォーが2着と好走していることからも、該当馬が出走していれば信頼できる。

 さらに同年のジャパンダートダービーの連対馬も、過去10年のこのレースでの成績は【2・1・0・0】と大活躍。1着の該当馬は、2016年のケイティブレイブ、2020年のダノンファラオ。2着の該当馬は、2017年のヒガシウィルウィン。遡れば2011年の3着馬ボレアスも前記に該当していたことから、これらも大いに信頼できる。

 その他、同年のハンデ戦を除く、ダ1800m以上の地方のjpnⅡ以上、中央のGⅢ以上を優勝している馬も、過去10年の成績は【0・5・3・0】と有力。2着の該当馬は、2016年のクリソライト、2017年のヒガシウィルウィン、2018年のグリム、2019年のアナザートゥルース、2020年のロードブレス。3着の該当馬は、2012年のランフォルセ、2017年のオールブラッシュ、2020年のウェスタールンド

 あとは同年の南関東のSⅠ重賞、大井記念か東京記念で3着以内だった馬も有力。過去10年では前走でJBCクラシックに出走していた馬は、2015年のユーロビートが9着、2019年のセンチュリオンが5着と崩れているが、JBCクラシックに出走していなかった馬に限れば【1・1・0・1】。1着の該当馬は2014年サミットストーン、2着の該当馬は2021年はタービュランス。

 唯一の4着馬以下馬は、2020年のタービュランスで4着だが、8番人気ながら勝ち馬と0.1秒差に善戦している。遡れば2011年にボランタスが4番人気で1着、2009年にはルースリンドが5番人気で2着と人気以上の好走を見せている。配当妙味も含めて、本命候補とするのもアリだろう。

 最後に穴馬候補を紹介しよう。このレースは前走で南関東のSⅡ重賞、マイルグランプリに出走していた馬が穴を開けている。2014年の2着馬グランディオーソ(5番人気)、2016年の3着馬ハッピースプリント(5番人気)ともに前記の条件を満たしていた。南関東はマイルのSⅠがないため、マイルグランプリはSⅡながら、地方の強豪が集うのが理由だろう。

 グランディオーソはそれまでダートグレードで連対実績がなかったが、同年の南関東重賞で2着以内の実績があり、前走のマイルグランプリでも連対していた。ハッピースプリントは前走のマイルグランプリで7着に敗れていたが、前年のかしわ記念と帝王賞3着馬であり、浦和記念も優勝していた。このことから前走のマイルグランプリで連対しているか、GⅠ、JpnⅠで3着以内もしくは、GⅡ、JpnⅡ勝ちが実績があることを条件で狙いたい。


 まとめるとこうなる!


 ●本命候補
 ・同年の古馬混合GⅠ、JpnⅠで3着以内の実績馬(前走着差1.7秒以内が条件)。
 ・同年の白山大賞典勝ちの実績を含めて、同年のダートグレードで2勝以上馬。
 ・同年のジャパンダートダービーの連対馬。
 ・同年のハンデ戦を除く、ダ1800m以上の地方のjpnⅡ以上、中央のjpnⅢ以上を優勝している馬。
 ・同年の南関東のSⅠ重賞、大井記念か東京記念で3着以内だった馬(前走でJBCクラシックに出走していないことが条件)。

 ●穴馬候補
 ・前走で同年のSⅡ・マイルグランプリに出走し、連対した馬。
 ・GⅠ、JpnⅠで3着以内もしくはGⅡ、JpnⅡ勝ちの実績がある前走、同年のマイルグランプリ出走馬。

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2021年12月22日(水) 10:00 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~名古屋グランプリ2021~
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 名古屋グランプリは、芝よりも持久力が必要なダートレースで有馬記念と同距離2500mを走るステイヤー決定戦。ダートグレード最長距離のこのレースは、2016年、2017年は地元のカツゲキキトキトが2007年のチャンストウライ以来の3着入線を果たし、レースを盛り上げてくれたものの、ほぼ中央勢の独壇場。地方馬の連対は13年前のレッドストーンまで遡らなくてはならない。

 最長距離のレースだけに、長距離適性がとても重要。過去1年以内、近5走でダ2000m以上のグレードレースを2度以上、連対している馬が最有力で、それらの過去10年の成績は【5・2・1・0】。1着の該当馬は、2013年のシビルウォー、2015年、2016年のアムールブリエ、2019年のデルマルーヴル、2020年のマスターフェンサー。2着の該当馬は2016年のケイティブレイブ、3着の該当馬は2018年のグリムだ。2019年のデルマルーヴルのように、近走は善戦止まりでも、長距離戦のここで優勝するパターンも少なくない。

 さらに同年10月以降にレースを使われていることが条件で、近2走ともダ2000m以上の中央のオープン特別及び、リステッド競走か、ダートグレードで3着以内だった馬も有力で、それらの過去10年の成績は【3・2・1・3】。1着の該当馬は、2012年のエイシンモアオバー、2013年のシビルウォー、2020年のマスターフェンサー。2着の該当馬は、2016年のケイティブレイブ、2020年のロードゴラッソ。3着の該当馬は、2018年のグリム

 4着以下は、2013年のランフォルセ(4着)、エーシンモアオバー(5着)。2015年のソリタリーキング(4着)だが、近2走のどちらかで0.8秒差以上も負けているという共通項があった。近2走のどちらかで0.8秒差負けていないことが条件で、前記の馬を狙いたい。

 また、JBCクラシックチャンピオンズカップ東京大賞典路線を表路線とするならば、白山大賞典浦和記念名古屋グランプリは裏路線。よって、白山大賞典浦和記念を経由した馬が多く出走して来る。GⅡの浦和記念組が有力だが、それ以上に表路線の脱落組の活躍が目立つ。表路線の脱落組というのは、前走チャンピオンズカップで凡退して、東京大賞典への出走権が得られずに、ここへ出走してくる馬たちだ。

 同年のチャンピオンズカップ(旧ジャパンCダート)に出走していた馬のこのレースでの成績は、過去10年で【2・3・1・1】。1着の該当馬は、2011年のニホンピロアワーズ、2018年のメイショウスミトモ。2着の該当馬は、2014年、2015年のニホンピロアワーズ、2018年のミツバ。3着の該当馬は、2013年のナイスミーチュー。唯一の4着以下は、2018年のセンチュリオン(4着)。

 しかし、センチュリオンチャンピオンズカップで1.6秒差(12着)と大敗していた馬。あまりに負け過ぎていると巻き返せないが、そうでなければ連下として信頼できる。また、前記の該当馬には、ダ2000m以上のグレードレースで連対実績があったのもポイントだ。

 次いで有力なのは、同年の浦和記念で連対した馬。浦和記念で連対した馬のこのレースでの成績は、過去10年で【2・1・3・1】。1着の該当馬は、2012年のエーシンモアオバー、2013年のシビルウォー。2着の該当馬は、2017年のケイティブレイブ。3着の該当馬は、2018年のグリム、2019年のアナザートゥルース。唯一の4着以下は2014年のランフォルセで、同馬こそ4着に敗れたが、基本的には信頼できる。

 他では前走の浦和記念で逃げた馬。それらの成績は、過去10年で【2・1・0・0】だ。該当馬は、全てエーシンモアオバーだが、浦和記念は例年ハイペースになるだけに、そこで逃げた馬を、長距離戦でペースに緩みが生じるこの舞台で狙うというのは有効策のはず。

 さらに2013年に前走のJRAオープンのBSN賞を逃げて1着のトウショウフリークがこのレースで5番人気で2着、遡れば2006年に前走の東海菊花賞で逃げて2着のレッドストーンがこのレースで6番人気で優勝と、とにかく人気薄での好走が目立つのは、前走でも逃げて、今回でも逃げることに成功した馬たちだ。前走がダートグレードでない場合は人気にならないので、穴馬候補としてお勧めしたい。

 また、勝ち切るまでは難しいにせよ、同年の東海菊花賞の連対馬が穴を開けている。2016年、2017年のこのレースで3着だったカツゲキキトキトも、2007年に5番人気で2着入線したチャンストウライも、13年前に優勝したレッドストーンも同年の東海菊花賞の連対馬だ。東海菊花賞は地方馬に用意された名古屋グランプリの前哨戦。地方馬は東海菊花賞組しか通用していないので、人気がないようであれば、ヒモ穴に加えても損はない。

 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・過去1年以内、近5走でダ2000m以上のグレードレースを2度以上、連対している馬。
 ・同年10月以降にレースを使われていることが条件で、近2走ともダ2000m以上の中央のオープン特別及びリステッド競走か、ダートグレードで3着以内だった馬。
 ・ダ2000m以上のグレードレースで連対実績がある、同年のチャンピオンズカップに出走馬。
  (チャンピオンズCで1.6秒以上、負けていないことが条件)
 ・同年の浦和記念の連対馬
 ・同年の浦和記念で逃げた馬。

 ●穴馬候補
 ・前走、格下のレースで逃げて、今回も逃げられる馬。
 ・同年の東海菊花賞の連対馬。

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2021年11月22日(月) 12:50 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~浦和記念2021~
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 暮れの大一番、東京大賞典へ向けての前哨戦となる浦和記念。この時期は、中央ではGⅠチャンピオンズカップが行われ、トップクラスはそちらに出走するため、GⅡとしては中央勢が手薄。このため南関東のトップクラスが、ここを狙って出走してくることが多い。

 過去10年の優勝馬を見ても、2011年のボランタス、2014年のサミットストーン、2015年のハッピースプリントと地方勢が3勝。2着も2017年のヒガシウィルウィンを始め、4頭が入線している。今年はカジノフォンテンやミューチャリーなど、南関東勢の大舞台での活躍が目立つが、中央勢が席巻した時期からの地方馬のこの活躍は驚異的なレベルと言える。

 中央馬も含め、どのような馬がこのレースで勝ち負けしているのかを見ていくと、過去1年以内の古馬混合GⅠで3着以内の実績があった馬がとにかく活躍している。その成績は過去10年で【4・0・2・1】。1着の該当馬は2011年のボランタス、2015年のハッピースプリント、2019年のケイティブレイブ、2018年のオールブラッシュ。3着の該当馬は、2012年のランフォルセ、2017年のオールブラッシュだ。

 唯一の4着以下馬は2018年のアポロケンタッキー(4着)だが、同馬は前走のJBCクラシックで1.8秒差の大敗を喫していた馬。前走であまりに大敗しているようなことがなければ、本命馬として信頼できるだろう。

 さらに同年のジャパンダートダービーの連対馬も、過去10年で【2・1・1・0】と大活躍。1着の該当馬は、2016年ケイティブレイブ、2020年のダノンファラオ。2着の該当馬は、2017年のヒガシウィルウィン。3着の該当馬は、2011年のボレアスである。これらも大いに信頼したいものだ。

 その他、JBCクラシックのステップレースである同年の日本テレビ盃の3着以内馬も有力。前走でJBCクラシックに出走していた馬は、ここを目標に持って来れずに苦戦しているが、直行馬か、その他のレースを経由している馬に限れば、過去10年の成績は【1・1・0・0】と活躍している。1着の該当馬は2013年のランフォルセ、2着の該当馬は2020年のロードブレスだ。

 また、過去1年以内(前年の浦和記念以降)のGⅡの連対馬も活躍。それらの成績は過去10年で【2・5・1・3】と、これだけ見るとそこまででもないが、特に過去1年以内のGⅠで3着以内の実績馬が不在の年ほど、このタイプが活躍している。ダイオライト記念の2着馬ピイラニハイウェイと前年の名古屋グランプリの2着馬エイシンモアオバーがワン、ツーを決めた2012年も、ブリーダーズゴールドCの2着馬シビルウォーが2着、前年の名古屋グランプリの優勝馬エイシンモアオバーが3着だった2013年も、過去1年以内のGⅠで3着以内の実績馬が不在だった。

 最後にこのレースで穴を開ける地方馬を紹介しよう。最有力は2月に行われる金盃に次ぐ、長距離2400mで行われる同年の東京記念の3着以内馬だ。同レースは南関東では数少ない長距離重賞だけあって、地方のトップクラスが出走する。つまり、その中で3着以内の実績があることは、地方の超一流を示す。

 実際に2011年に4番人気で優勝したボランタスは、同年の東京記念の3着馬。2014年に3番人気で優勝したサミットストーンも、同年の東京記念の2着馬だった。遡れば2009年に5番人気で2着したルーズリンドも、同年の東京記念の勝ち馬だけに、東京記念で3着以内だった馬はとにかく注意したほうがいいだろう。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・過去1年以内のG Iで3着以内の実績がある馬(前走で1.8秒以上大敗していた馬を除く)。
 ・同年のジャパンダートダービーの連対馬。
 ・前走でJBCクラシックに出走していない、同年の日本テレビ盃の3着以内馬。
 ・過去1年以内のG1で3着以内の実績馬が不在の場合、過去1年以内のGⅡで連対した馬。

 ●穴馬候補
 ・同年の東京記念で3着以内の馬。

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ランフォルセの口コミ


口コミ一覧
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今日は、いよいよ

「名古屋大賞典Jpn3」です。



昨日の「黒船賞Jpn3」のセイクリムズンと同じく「超固レース」です。




高松宮記念のロードカナロアよりカタイ。

と思っています。




阪神大賞典のゴールドシップと同等レベルにカタイお宝レースです。




「G1JCダート」3着

「G2東海S」をフェブラリーS勝ち馬グレープブランデーの3着

前走「Jpn3佐賀記念」1着のホッコータルマエが、勝ち切ります!!!!!!







相手も前走「佐賀記念」でホッコーの2着エーシンモアオバー(名古屋グランプリJpn2馬)でキマリ。



エーシンモアオバーもセイクリムズンと同じく、テスタマッタ、ワンダーアキュート、シルクフォーチュ

ン、ダノンカモン、ナムラタイタンのダート最強世代と呼ばれる現7歳世代です。


しかもジョッキーはセイクリムズンで黒船賞を勝ちノってる岩田康誠。





※「佐賀記念」のレース結果をご覧下さい。

↓↓↓↓↓↓↓↓






↑↑↑↑↑↑


先日の「ダイオライト記念Jpn2」で、

ハタノヴァンクールを破って勝った強いオースミイチバンが、

3馬身-5馬身-3馬身差の、4着です。





「佐賀記念」のレースレベルの高さを証明しています。



※佐賀記念もJRA馬が5頭出走して、1着~4着を独占してます。



(※ちなみに、この佐賀記念、馬単で的中しました)







あとは、例によってJRA馬のランフォルセとダイシンオレンジに流せば取れます。




本当は買わなくてもイイのですが、万一のために名古屋【5・1・0・0】のサイモンロードをオサエれば

完璧。






他の地方馬は(ヾノ・∀・`)ムリムリ








「佐賀記念」の結果から勝つのは本来、ホッコータルマエで間違いないのですが、



今回のエーシンモアオバーは先だって亡くなった「エーシン」&「エイシン」の「平井豊光オーナー」の弔

い合戦になります。




長距離輸送を嫌って56キロで出られる「ダイオライト記念」を回避して斤量増(それでも佐賀記念よりは

マイナス1キロ)になりますが、【1・1・0・0】と相性抜群の名古屋に使って来ました。




陣営の並々ならぬ決意を感じさせますし、単騎逃げは確実なので、ホッコータルマエを逆転する可能性はあ

ります。




だから、ホッコータルマエの単勝勝負は危険かもしれません。







いずれにしても「ホッコータルマエ=エーシンモアバオー」のラインは崩れませんが。







さて購入する馬券は、




「ホッコータルマエ=エーシンモアオバー」のラインは相当鉄板なので、



「ダイオライト記念」みたいに「3連複2頭軸」か「3連単2頭軸」か「ワイド1点」で取れます。




◎5ホッコータルマエ
○7エーシンモアオバー
▲3ランフォルセ
△10ダイシンオレンジ
(△4サイモンロード)






【3連単】フォメ(4点or6点)
1着=5、7
2着=5、7
3着=3、10、(4)






【3連複】(2点or3点)
5=7→3、10、(4)









【馬連】(1点)
5ー7







【ワイド】(1点)
5-7









【馬単】(2点)
5→7
7→5








【枠連】(1点)
[5]ー[6]







【複勝】(※ヒネるなら)
3、10







交流重賞は、手堅いレースです。

 河内一秀 2012年9月26日(水) 06:34
日本テレビ盃(JpnII)予想
閲覧 562ビュー コメント 13 ナイス 35

◎ランフォルセ

過去の戦績を見ると、使い込むうちにがくっとコンディションを崩し、休み明けのフレッシュな状態で好走するタイプ。コンディションさえ戻れば、能力的には最右翼。

○ソリタリーキング

休み明けを苦にするタイプでも無く、レースぶりにも進境が見られるので、大崩れは考えにくい。ただ、小回り向きの機動力という点では、ランフォルセに一日の長がある。

▲ダイショウジェット

近走は、1400m以下が主戦場だが、勝手は平安ステークスや武蔵野ステークスなど、1600m以上のレースで穴を開けていた。ややズブさの見られる近走の内容からも、距離延長で変わる可能性あり。

△サイレントメロディ

指数的には上位2頭にも劣らないが、脚質的な不安は大きい。3着争いまで。

3連単
◎→○→▲△(2点)
◎→▲→○△(2点)

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 河内一秀 2012年3月13日(火) 23:33
ダイオライト記念(JpnII)予想
閲覧 278ビュー コメント 2 ナイス 12

◎ワンダーアキュート

前走は、上がりのかかる流れに助けられて3着に食い込んだが、二度の坂越えがある阪神1800~2000mで強いようにスタミナと持続力が持ち味で、この距離延長は大歓迎。

○フリオーソ

前走は、長期休養明けで伸びきれなかったが、大きくは崩れなかった。叩き2走目で本来のパフォーマンスを取り戻すことが出来れば、ワンダーアキュートを脅かす可能性もある。

▲ランフォルセ

前走は、フリオーソが本来のパフォーマンスを発揮できなかった分の2着で、指数的にも特筆するものではなく、安定感は認めてもワンダーアキュートを脅かすほどの能力はない。

△シビルウォー

重賞を連勝した勢いは影を潜め、頭打ち気味の現状。距離延長を味方に付けてもランフォルセとの3着争いが精一杯。

×ピイラニハイウェイ

前走は、他の出走馬との調子の差で勝利を収めたが、あれがベストパフォーマンスで、この相手では3着争いが限界。

3連単
◎○→◎○→▲(2点)
◎→▲△→○▲△×(6点)

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1:
  福招き猫(=゚ω゚=)   フォロワー:3人 2009年2月18日(水) 15:18:50
【メイクデビュー】(新潟6R)
レース後のコメント
6着 ランフォルセ(後藤騎手)
「あれだけゆっくり行って伸びないし、追い切りの感じからもダートの方が向いていると思うけど…。切れないからね」

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2015年3月29日マーチステークス G311着
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2011年10月10日 マイルCS南部杯 6着
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レース後
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