【ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス】<京都最終週>土曜開催の馬場バイアス分析by葵
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ニックネームを「K-MCS」から「葵」に変更致しました。
宜しくお願い致します。
さて、今週で今年の東京・京都の開催も終了。最終週に突入します。
そしてなんと言っても今週はジャパンC。
11月の締めくくりに、スパッと的中させたいものです。
が、その前にそのJCの資金調達をせねばならない今日この頃。
ここはひとつ、前日開催の京都2歳SでJCの軍資金作りと行きたいところ。
土曜開催の馬場バイアスは非常に出しにくいですが、この秋開催の土曜のレース結果から馬場バイアスを探っていこうと思います。
<11/27 正午時点での馬場情報(京都)>
芝・ダート、共に稍重の発表。
<11/28(土)の淀周辺の天気予報>
晴れ時々曇り。降水確率20%(にわか雨に注意)
<使用コースのおさらい(京都)>
10/10~11/01までAコース
11/07~11/15までBコース
11/21~11/29までCコース
この天気予報では、良馬場への回復は見込めない可能性も。
近畿では金曜朝にみぞれが降ったところもあるようなので、土曜の早朝にもみぞれが降る可能性も無きにしも非ず。
京都2歳Sの発走時点では馬場は「稍重」であると推測し、考えていきます。
では日付を追って順番に土曜開催の芝中距離戦に的を絞って見てみます。
10/10 8R500万下 2000m 1.59.8 良→良 Aコース
1着ジェネラルゴジップ(ディープインパクト×ダイナフォーマー(牝系にキングマンボ))
2着ピースオブジャパン(ダイワメジャー×トニービン)
3着フローレスダンサー(ハービンジャー×サンデーサイレンス)
※全て3歳馬
10/17 9R紫菊賞 2000m 2.01.2 良→良 Aコース
1着シルバーステート(ディープインパクト×シルヴァーホーク)
2着ジョルジュサンク(ヴィクトワールピサ×ラムタラ)
3着パールフューチャー(ネオユニヴァース×カーネギー)
10/24 10R古都S 2200m 2.13.2 良→良 Aコース
1着フェリーチェレガロ(マンハッタンカフェ×リファーズウィッシュ)
2着ダノンマックイン(ハーツクライ×ノーザンテースト)
3着ペンタトニック(ジャングルポケット×サンデーサイレンス)
10/31 8R萩S 1800m 1.47.6 良→良 Aコース
1着ブラックスピネル(タニノギムレット×アグネスデジタル)
2着スマートオーディン(ダノンシャンティ×アルザオ)
3着レインボーライン(ステイゴールド×フレンチデピュティ)
11/07 9R近江特別 1800m 1.47.7 良→良 Bコース
1着ムーンクレスト(アドマイヤムーン×シングスピール)
2着サウンドバーニング(ハーツクライ×モスコーバレット)
3着エイシンエルヴィン(シャーマーダル×モンズン)
11/14 11Rデイリー杯 1600m 1.35.9 稍重→稍重 Bコース
1着エアスピネル(キングカメハメハ×サンデーサイレンス)
2着シュウジ(キンシャサノキセキ×キングマンボ)
3着ノーブルマーズ(ジャングルポケット×シルヴァーホーク)
11/21 11RアンドロメダS 2000m 2.00.6 良→良 Cコース
1着トーセンレーヴ(ディープインパクト×カーリアン)
2着トラストワン(マイネルラヴ×デヒア)
3着アルバートドック(ディープインパクト×アンユージュアルヒート)
これらのデータを見てパッと思った印象は以下の4つ。
・AコースではSS系の天下だった。
・Bコースになるとキングマンボ・トニービン内包重視へと傾向が変化した。
・Cコースになって、AコースとBコースの要素が混ざったような傾向になった。
・2歳戦ではシルヴァーホーク内包に注目。
血統傾向のみで言えば、京都2歳Sはキングカメハメハ×シルヴァーホークという配合の馬がとても好相性か?という感じ。
出走馬を見渡してみると…
…と、そんなにうまく合致する馬なんかおりません。
なので「キングカメハメハ×SS系」という血統背景と、「SS系×ダート向きの母父」という血統背景の馬に注目してみたいと思います。
血統背景を見た結果、以下の5頭に注目です。
ハーツクライ×フレンチデピュティの3アドマイヤエイカン
ワークフォース×サンデーサイレンスの6キャノンストーム
ブライアンズタイム×マンハッタンカフェの7ダンツプリウス
サムライハート×ティンバーカントリーの9オンザロックス
キングカメハメハ×サンデーサイレンスの11ロライマ
私が特に注目したのは父系にキングマンボ、母系にロベルトが入っている6キャノンストーム。
新馬勝ちからの参戦でどのような位置取りになるかが不明確ではあるが、折り合い面に不安はなさそう。
また新馬戦のラップタイムを見てみると重馬場の2歳戦にも関わらずかなりタフなラップ構成だったと感じます。
それを外目で追走し最後突き抜けたのだから力は相当あると見ていいでしょうし、2走目でさらに上積みがあってもおかしくありません。
ここは6キャノンストームが軸とみて馬券を組み立てたいと思います。
逆に、個人的に疑ってかかりたいのが注目馬として挙げてはいるものの3アドマイヤエイカン。
重い馬場での良績は評価すべきだとは思うのですが、少し鈍重すぎるのではないでしょうか。
重賞勝ち馬であり人気に推されるのは確実でしょうが、全幅の信頼を置けるかと言われると、ちょっとアヤシイ気がしてなりません。
さて、ここできっちり馬券を的中させて翌日のジャパンCを晴れやかな気持ちで迎えたいものでございます。
結果や、如何に。
執筆者:葵(MYコロシアム>最新予想にリンク)
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『競馬』という名の推理小説 ~第130話札幌記念(謎解き編)~
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第130話 「札幌記念」
06年 36.0-50.0-34.3 =2.00.3 ▼6▼2▼1 瞬発戦
07年 35.5-49.8-34.8 =2.00.1 ▼4▼3△3 平坦戦
08年 34.7-48.1-35.8 =1.58.6 △2▼8△2 瞬発戦
09年 35.6-48.9-36.2 =2.00.7 ▼2▼1△7 平坦戦
10年 34.6-49.2-35.6 =1.59.4 ▼1▼1△4 平坦戦
中盤溜めての瞬発戦だった06年やロングスパート平坦戦だった10年など展開的には多少ブレがあり、これといった傾向はない。
脚質的にも有利不利があまりないイーブンのレースだと思われます。
とはいってもやはりローカルコース。
ヤマニンキングリーがブエナビスタに先着して勝利できるコースということです。
但し、ブエナビスタもクビ差まで詰めているので能力よりも適性が絶対的に上位だとは言い切れないかもしれません。
札幌コースというのは函館や福島とは違って実は小回りではありません。
コーナーのR(きつさ)は断然緩くなっています。
(1~2コーナーで比較すれば東京の次に緩いRとなっています)
その一方で直線はかなり短く函館に次いで2番目に短くなっています(函館とは僅か4m差)
つまり札幌コースは楕円ではなく円形に近い形状となっています。
なのでトビの大きすぎる馬はマイナスでしょうけど大きすぎなければこなせるコースだと思います。
次にこのレースは定量GⅡ戦ということが非常に大きい。
サマー2000シリーズの一つのレースですが秋のGⅠを見据えた馬がスポット参戦してくるケースが多い。
昨年の2着3着馬ロジユニヴァースとアクシオンは前走宝塚記念では13着、15着から巻き返してきました。
単純に前走GⅠ出走馬というのは要注意でしょう。
→今年の登録馬で前走GⅠだったのはトーセンジョーダンとレッドディザイア
これらのことから言えることは札幌記念は適性と格(能力)が対等に勝負できるレースだと思います。
流石に夏のローカルGⅡといったところでしょうか。
さて、今年のメンバーに目を向けるとアーネストリーがいない・・・。
出走回避だそうで残念です(ちょっと盛り上がりに欠けるかも・・・)
代わって1番人気に支持されそうなのがトーセンジョーダン。
宝塚記念は9着と惨敗でしたが阪神大賞典を故障で回避しての休養明けで度外視はできる。
札幌コースは初だが中山函館福島で合計5勝を挙げているだけに適性も格も問題なし。
父ジャングルポケットは08年の勝ち馬タスカータソルテの父でもあるし、先週のクイーンSで勝ったアヴェンチュラも父ジャングルポケットで血統的にも○。
きちんと走れる状態にあるかどうかの1点かと思われます。
きちんと走れる状態にあるかどうかというともう1頭注目なのはレッドディザイア。
馬の能力はブエナビスタに引けは取らないはずで内回りになればブエナにも勝てる馬である。
ドバイでの勝利もあって洋芝に必要なパワーも十分。
以降スランプに陥っているものの復活が最も期待されている馬ではないだろうか。
格では最上位のはず。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
レッドディザイア→トーセンジョーダン→ヤングアットハート
今週は「復活」に期待したい。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。 |
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2010年12月28日(火) 20:00
伊吹雅也
伊吹雅也の週末メイン「1点」分析 2010年12月28日号
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▼1月5日(水)中山11R 日刊スポーツ賞 中山金杯
【前走がJRA、かつ芝1800m以下のレースだった馬の、前走の上がり3ハロンタイム順位別成績(2001年以降)】
●5位以内 〔5・5・5・24〕(複勝率38.5%)
●6位以下 〔2・1・0・32〕(複勝率8.6%)
→基本的に距離延長組が強いレース。前走着順の良かった馬や、前走で出走メンバー中5位以内の上がり3ハロンタイムをマークしていた馬はより信頼できます。特別登録を行った馬のうち、前走がJRAで芝1800m以下のレース、かつ前走の上がり3ハロンタイムが出走メンバー中5位以内だったのは、アクシオン、アポロドルチェ、イケトップガン、ゴールデンダリア、シャインモーメント、セイクリッドバレー、トーセンキャプテン、マッハヴェロシティ、ミステリアスライトの9頭です。
▼1月5日(水)京都11R スポーツニッポン賞 京都金杯
【前走がJRAのレースだった馬の、前走の上がり3ハロンタイム順位別成績(2001年以降)】
●2位以内 〔4・7・6・20〕(複勝率45.9%)
●3位以下 〔6・3・4・106〕(複勝率10.9%)
→京都芝外回りへの適性が明暗を分けている印象。コース実績のある馬はもちろん、前走で出走メンバー中上位の上がり3ハロンタイムをマークした馬にも注目しておきましょう。特別登録を行った馬のうち、前走の上がり3ハロンタイムが出走メンバー中2位以内だったのは、スマートステージ、ダノンカモン、タマモクリエイト、ダンツホウテイ、リクエストソングの5頭だけでした。
▼1月9日(日)京都11R 日刊スポーツ賞 シンザン記念
【枠番別成績(2001年以降)】
●1~3枠 〔7・4・3・32〕(複勝率30.4%)
●4~8枠 〔3・6・7・76〕(複勝率17.4%)
→どちらかというと外枠勢よりも内枠勢の方が、後方待機勢よりも先行勢の方が有利。上手く立ち回れそうな馬を連軸に据えたいところです。
▼1月10日(月)中山11R フェアリーステークス
【種牡馬別成績(2009年以降)】
●サンデーサイレンス系種牡馬 〔2・1・1・10〕(複勝率28.6%)
●ジャングルポケット 〔0・1・1・0〕(複勝率100.0%)
●その他の種牡馬 〔0・0・0・16〕(複勝率0.0%)
→2009年以降にフェアリーステークスで3着以内となった産駒を輩出した種牡馬は、アグネスタキオン、ジャングルポケット、ゼンノロブロイ、ネオユニヴァース、マンハッタンカフェ。ジャングルポケット以外はサンデーサイレンス系ですし、ゼンノロブロイ以外は現役時代にクラシックを勝っています。今後も同様の傾向が続くとすれば、ダンスファンタジア(父ファルブラヴ)あたりも確勝とは言えません。
■お知らせ
伊吹雅也も「班員」のひとりとして全面監修している競馬王新書の最新刊『ウルトラ回収率 本当に使える回収率だけを集めた馬券の裏技200』(競馬王データ特捜班/白夜書房)が好評発売中! 「期待値(≒回収率)の高い馬」を多角的に分析した、競馬ファン必携の一冊です!
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
『JRAホームページ』(http://www.jra.go.jp/)、『競馬王』(白夜書房)、『サラブレ』(エンターブレイン)、『POGの達人』(光文社)などで活躍中の若手競馬ライター。「競馬」や「レース」の本質を見抜く的確なデータ分析力に定評があり、現在は騎手と騎乗馬の相性をロジカルに分析する予想理論『ザ・カンフルジョッキー』で注目を集めている。 |
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2010年11月22日(月) 14:00
河内一秀
河内一秀の「カツラギ的」ジャパンカップ2010前走分析
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2009年11月26日(木) 20:00
河内一秀
河内一秀の「カツラギ的」ジャパンカップ2009前走分析
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