ノーブルマーズ(競走馬)

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ノーブルマーズ
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ノーブルマーズ
写真一覧
抹消  栗毛 2013年5月10日生
調教師宮本博(栗東)
馬主吉木 伸彦
生産者タガミファーム
生産地新ひだか町
戦績50戦[5-6-9-30]
総賞金26,216万円
収得賞金3,400万円
英字表記Noble Mars
血統 ジャングルポケット
血統 ][ 産駒 ]
トニービン
ダンスチャーマー
アイアンドユー
血統 ][ 産駒 ]
Silver Hawk
Taba
兄弟 トップオブザヘヴンスズカアドニス
市場価格1,188万円(2015JRAブリーズアップセール)
前走 2021/03/28 六甲ステークス (L)
次走予定

ノーブルマーズの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
21/03/28 阪神 11 六甲S (L) 芝1600 1581563.41415** 牡8 57.0 高倉稜宮本博 504
(+4)
1.35.1 1.335.4⑦⑦クリスティ
21/02/28 中山 11 中山記念 G2 芝1800 1433115.51112** 牡8 56.0 高倉稜宮本博 500
(-4)
1.46.7 1.835.8⑨⑩⑦⑦ヒシイグアス
21/01/24 中山 11 AJCC G2 芝2200 1723159.11313** 牡8 56.0 高倉稜宮本博 504
(+6)
2.19.9 2.038.8⑨⑨⑨⑫アリストテレス
20/11/01 京都 11 カシオペアS (L) 芝1800 1881748.2148** 牡7 57.0 高倉稜宮本博 498
(0)
1.46.5 0.434.6⑦⑦ランブリングアレー
20/10/11 京都 11 京都大賞典 G2 芝2400 173587.51212** 牡7 56.0 高倉稜宮本博 498
(+6)
2.27.1 1.536.0⑤⑤⑤⑤グローリーヴェイズ
20/09/19 中京 11 ケフェウスS OP 芝2000 162312.3510** 牡7 56.0 高倉稜宮本博 492
(-4)
2.00.1 1.437.1⑤⑤⑦⑦トリコロールブルー
20/08/16 小倉 11 小倉記念 G3 芝2000 141112.855** 牡7 56.0 高倉稜宮本博 496
(+4)
1.58.0 0.535.5アールスター
20/07/12 福島 11 七夕賞 G3 芝2000 165915.6913** 牡7 56.0 高倉稜宮本博 492
(-2)
2.04.7 2.239.2クレッシェンドラヴ
20/05/31 東京 12 目黒記念 G2 芝2500 181220.6104** 牡7 56.0 高倉稜宮本博 494
(-6)
2.30.1 0.535.9⑥⑤⑤⑤キングオブコージ
20/02/16 京都 11 京都記念 G2 芝2200 108914.554** 牡7 56.0 A.シュタ宮本博 500
(+4)
2.17.2 0.836.4⑥⑥⑤⑤クロノジェネシス
20/01/05 中山 11 日刊中山金杯 G3 芝2000 172434.0104** 牡7 56.0 F.ミナリ宮本博 496
(-4)
1.59.7 0.235.7トリオンフ
19/11/30 阪神 11 チャレンジC G3 芝2000 1271015.078** 牡6 56.0 川田将雅宮本博 500
(+6)
1.59.5 0.434.7ロードマイウェイ
19/11/03 東京 11 アルゼンチン G2 芝2500 136914.868** 牡6 56.0 高倉稜宮本博 494
(+2)
2.32.2 0.734.4⑤⑥⑥⑥ムイトオブリガード
19/10/06 京都 11 京都大賞典 G2 芝2400 17118.644** 牡6 56.0 高倉稜宮本博 492
(+2)
2.24.0 0.535.3⑦⑤⑧⑦ドレッドノータス
19/08/04 小倉 11 小倉記念 G3 芝2000 135614.753** 牡6 56.0 高倉稜宮本博 490
(-8)
1.58.9 0.135.3メールドグラース
19/06/23 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 1271079.5106** 牡6 58.0 高倉稜宮本博 498
(0)
2.12.4 1.636.0⑧⑧⑧⑨リスグラシュー
19/06/01 阪神 11 鳴尾記念 G3 芝2000 95518.565** 牡6 56.0 高倉稜宮本博 498
(0)
2.00.0 0.435.2⑤⑥⑤⑤メールドグラース
19/02/10 京都 11 京都記念 G2 芝2200 12225.739** 牡6 56.0 高倉稜宮本博 498
(+4)
2.15.4 0.635.4⑤⑤⑥④ダンビュライト
19/01/13 京都 11 日経新春杯 G2 芝2400 1661142.594** 牡6 56.0 高倉稜宮本博 494
(+2)
2.26.4 0.236.8⑨⑨⑭⑩グローリーヴェイズ
18/11/25 東京 11 ジャパンC G1 芝2400 14813241.91213** 牡5 57.0 高倉稜宮本博 492
(-4)
2.24.8 4.238.2アーモンドアイ

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ノーブルマーズの関連ニュース

【マーチステークス】特別登録馬

2021年3月21日() 17:30

【日経賞】特別登録馬 2021年3月21日() 17:30

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【古馬次走報】5連勝中のレイパパレが大阪杯に参戦 2021年3月3日(水) 04:51

 ★昨年12月のチャレンジCでデビュー5連勝を飾ったレイパパレ(栗・高野、牝4)が大阪杯(4月4日、阪神、GI、芝2000メートル)に参戦することを2日、所有するキャロットクラブがホームページで発表した。放牧先の滋賀県にあるノーザンFしがらきから近日中に帰厩する。

 ★中山記念3着ウインイクシード(美・鈴木伸、牡7)は福島民報杯(4月18日、福島、L、芝2000メートル)から七夕賞(7月11日、福島、GIII、芝2000メートル)に進む。7着パンサラッサ(栗・矢作、牡4)は福島民報杯へ。8着サンアップルトン(美・中野、牡5)は、日経賞(27日、中山、GII、芝2500メートル)へ。12着ノーブルマーズ(栗・宮本、牡8)は、高倉騎手でマーチS(28日、中山、GIII、ダ1800メートル)でダート初挑戦。

 

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【ズバリ!調教診断(最終版)】中山記念2021 素軽い身のこなしを披露したヒシイグアスをトップ評価 2021年2月26日(金) 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は中山記念・調教予想(最終版)をお届けします!


日曜日に行われる中山記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

トーセンスーリヤ【A】
美浦坂路単走。少し気の悪い面を見せたが、制御はしっかり利いている。首と前膝を効果的に使って、力強く駆け上がるさまは見映えがいい。力を出せる仕上がりと判断したい。

コスモカレンドゥラ【F】
18日に小倉芝で5ハロン追いを消化。21日に小倉ダートで流す程度の調整を施し、美浦へ移動後の26日にもう1本時計を出す予定。中2週の本数としては十分だが、そもそも滞在で小倉大賞典参戦(除外)を目論んでいた馬。状態維持が精一杯とみるべきか。

ノーブルマーズ【C】
栗東CW単走。ほぼ長手綱で進めて及第点のラップを刻んできたが、この程度の動きは常に示す馬。最近は実戦で踏ん張りを欠く場面が続いているだけに、過度の期待まではどうか。

ケイデンスコール【B】
栗東坂路単走。しまい重点の内容ながら、なかなかの伸び脚を披露した。体を持て余し気味ではあるが、力みはなく仕上がりは悪くなさそう。あとは、前回から距離延長の1800m戦でタメを作れるか否か。そのあたりが焦点となる。

マイネルハニー【D】
美浦南B併走。脚の運び自体は悪くないのだが、競る気配が薄く僚馬2頭に遅れてゴール。その後は離されてしまった。年齢的に仕方ない面があるとはいえ、もう少し覇気を出してほしいのも確か。ここは様子見が賢明とみる。

フランツ【C】
栗東坂路併走。中盤まではリズム良く運んでいたが、徐々に反応が悪くなってペースダウン。この馬にはよくあることなので、一概に大きな減点材料とは言えないが、見映えが良くないのは事実。評価は上げづらい。

バビット【B】
栗東坂路単走。ストレスフリーのゆったりとした調整。そのため時計は地味だが、パワフルな脚さばきで活気も十分。軸がブレ気味である点は割引材料も、全体的な雰囲気は悪くない。一応の態勢は整ったのではないか。

ヒシイグアス【A】
美浦南W併走。折り合い重視の調整で、僚馬とほぼ並んだ形でゴールした。テンションは高めも、鞍上の指示に対する反応はスムーズ。追えば伸びそうな余力も十分に残している。仕上がり上々。

サンアップルトン【B】
美浦坂路併走。首の可動域が狭く映るのは相変わらず。だが、四肢の動きに硬さはなく、前後左右のバランスもとれている。大きな上積みまではどうかも、気配は決して悪くない。

ゴーフォザサミット【B】
美浦坂路併走。ほぼ馬なりで進め、マズマズのラップを計時した。やや競る気配が薄く映るものの、この馬とすれば集中して走れているほう。徐々にではあるが、状態は上向いている。

クラージュゲリエ【B】
栗東CW併走。僚馬に後れをとったものの、攻め駆けしないタイプとしては、それなりに競る気配を見せたほう。前回の最終追い時より前肢の出もスムーズになっている。この馬なりに順調だろう。

パンサラッサ【B】
栗東坂路単走。やや頭が高く前肢の出も窮屈に映るが、それはいつものこと。自らハミを取って前へ進もうとする気勢の良さは評価できる。デキは安定しており、自身の力を出せる態勢とみていい。

ウインイクシード【B】
美浦南W併走。僚馬2頭と同入の形でゴールした。大きく変わった雰囲気こそないが、リズム良く動けているし、鞍上の指示に対する反応も悪くない。及第点のデキにある。

ショウナンライズ【C】
美浦南W単走。それなりに後半のラップを詰めてきた一方で、前肢のさばきが硬く、鞍上のアクションの割に進みが悪い印象。本調子には、もう少し時間が必要かもしれない。


【調教予想からの注目馬】
A判定は2頭。トップは⑧ヒシイグアスとする。最終追いの反応の良さと素軽い身のこなしは目を引くものがあった。乗り込み量も十分すぎるほどで、ここ目標にきっちりと仕上げてきた感を受ける。

2番手は①トーセンスーリヤ。今週の坂路追いで見せた、活気の良さと力強いフットワークが印象的。体調面に問題はなく、ブランクを克服できれば怖い存在になりそうだ。

<注目馬>
ヒシイグアス トーセンスーリヤ

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【中山記念】厩舎の話 2021年2月26日(金) 04:53

 ◆ウインイクシード・鈴木伸師「内で脚をためられれば理想的。前に馬を置けば掛からない」

 ◆クラージュゲリエ・兼武助手「調子がいいですね。器用さがあるので中山は合いそう」

 ◆ケイデンスコール・安田隆師「距離延長がどうかも、好位でうまく立ち回れるようなら」

 ◆コスモカレンドゥラ・田中博師「小倉からの輸送も無事こなせた。ただ臨戦過程が厳しいのは確か」

 ◆サンアップルトン・中野師「追い切りでメンコを外したら、集中力があってすごく良かった。上向いている」

 ◆ショウナンライズ・上原師「動きはいい。展開などがかみ合うことで少しでも上位を」

 ◆トーセンスーリヤ・小野師「状態は申し分ないし、この舞台も合う。久々がどうかだけ」

 ◆ノーブルマーズ・石原助手「前走は内めの馬場の一番悪い場所を走らされました。程よく時計のかかる決着なら」

 ◆バビット・浜田師「前回は相手が強く、距離も長かったですから。この馬に合った条件で巻き返しを」

 ◆パンサラッサ・矢作師「状態はいいし万全の仕上がり。中山1800メートルの条件も合っている」

 ◆ヒシイグアス・堀師「(今週の)反応、身のこなしは良かった。走り慣れた中山の距離だが、今回は開幕週の馬場を意識した乗り方になると思う」

 ◆ブラックバゴ・笹川騎手「1週前にビシッと攻めているので、直線はこれくらい(単走馬なり)で大丈夫。中間も状態は安定している」

 ◆フランツ・生野助手「1800メートルは守備範囲。叩き2走目ですし、前回のように走れれば」

 ◆マイネルハニー・栗田師「動きはまずまずで、状態面も変わりない。時計勝負になるとどうかな」

中山記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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【ズバリ!調教診断(水曜追い切りチェック)】中山記念2021 A評価はトーセンスーリヤ、ヒシイグアスの2頭 2021年2月25日(木) 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は中山記念・調教予想(水曜版) をお届けします!


日曜日に行われる中山記念の登録馬の水曜追い切り(追い切り映像が確認できた馬に限る)について、1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。なお、出走馬確定後に最終版記事を改めて掲載します。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

ウインイクシード【B】
美浦南W併走。僚馬2頭と同入の形でゴールした。大きく変わった雰囲気こそないが、リズム良く動けているし、鞍上の指示に対する反応も悪くない。及第点のデキにある。

クラージュゲリエ【B】
栗東CW併走。僚馬に後れをとったものの、攻め駆けしないタイプとしては、それなりに競る気配を見せたほう。前回の最終追い時より前肢の出もスムーズになっている。この馬なりに順調だろう。

ケイデンスコール【B】
栗東坂路単走。しまい重点の内容ながら、なかなかの伸び脚を披露した。体を持て余し気味ではあるが、力みはなく仕上がりは悪くなさそう。あとは、前回から距離延長の1800m戦でタメを作れるか否か。そのあたりが焦点となる。

ゴーフォザサミット【B】
美浦坂路併走。ほぼ馬なりで進め、マズマズのラップを計時した。やや競る気配が薄く映るものの、この馬とすれば集中して走れているほう。徐々にではあるが、状態は上向いている。

サンアップルトン【B】
美浦坂路併走。首の可動域が狭く映るのは相変わらず。だが、四肢の動きに硬さはなく、前後左右のバランスもとれている。大きな上積みまではどうかも、気配は決して悪くない。

ショウナンライズ【C】
美浦南W単走。それなりに後半のラップを詰めてきた一方で、前肢のさばきが硬く、鞍上のアクションの割に進みが悪い印象。本調子には、もう少し時間が必要かもしれない。

トーセンスーリヤ【A】
美浦坂路単走。少し気の悪い面を見せたが、制御はしっかり利いている。首と前膝を効果的に使って、力強く駆け上がるさまは見映えがいい。力を出せる仕上がりと判断したい。

ノーブルマーズ【C】
栗東CW単走。ほぼ長手綱で進めて及第点のラップを刻んできたが、この程度の動きは常に示す馬。最近は実戦で踏ん張りを欠く場面が続いているだけに、過度の期待まではどうか。

バビット【B】
栗東坂路単走。ストレスフリーのゆったりとした調整。そのため時計は地味だが、パワフルな脚さばきで活気も十分。軸がブレ気味である点は割引材料も、全体的な雰囲気は悪くない。一応の態勢は整ったのではないか。

パンサラッサ【B】
栗東坂路単走。やや頭が高く前肢の出も窮屈に映るが、それはいつものこと。自らハミを取って前へ進もうとする気勢の良さは評価できる。デキは安定しており、自身の力を出せる態勢とみていい。

ヒシイグアス【A】
美浦南W併走。折り合い重視の調整で、僚馬とほぼ並んだ形でゴールした。テンションは高めも、鞍上の指示に対する反応はスムーズ。追えば伸びそうな余力も十分に残している。仕上がり上々。

フランツ【C】
栗東坂路併走。中盤まではリズム良く運んでいたが、徐々に反応が悪くなってペースダウン。この馬にはよくあることなので、一概に大きな減点材料とは言えないが、見映えが良くないのは事実。評価は上げづらい。

マイネルハニー【D】
美浦南B併走。脚の運び自体は悪くないのだが、競る気配が薄く僚馬2頭に遅れてゴール。その後は離されてしまった。年齢的に仕方ない面があるとはいえ、もう少し覇気を出してほしいのも確か。ここは様子見が賢明とみる。


【調教予想からの注目馬】
トーセンスーリヤ ヒシイグアス

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ノーブルマーズの関連コラム

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先週末は中山競馬場で秋G1開幕戦、スプリンターズSが行われた。

前の週から外差し傾向が出ていた中山芝だが、最終週になっても外が有利な馬場状態。加えてレース前にゲート入りをゴネてなかなか入らなかったビアンフェが、いざレースが始まると好スタートを決めてハナ争いに加わった。これによりモズスーパーフレアの逃げは息が入らず、予想以上のハイペース。開催後半の馬場も相まって、直線は差し馬に向く流れになった。

その中で鋭く伸びてきたのが後方待機の1番人気グランアレグリア。最後は先行各馬を大外からごぼう抜きし、逆に2馬身突き放す完勝。安田記念に続きG1連勝を飾るともに、スプリントG1初制覇を成し遂げた。

もっとも、馬場状態を考えれば2着のダノンスマッシュも評価できる内容。早めの競馬で一旦は抜け出す、見せ場十分の走りだった。これまでトライアル好走→本番凡走ということが多かったが、今回の好走を気にひと皮むけるだろうか。グランアレグリアよりもスプリンターとしては正統派で、今後も安定した活躍を見せてくれるだろう。

凱旋門賞も”逃げ馬が内枠を連れて来る”決着

さて、スプリンターズSが終わった夜は、はるか遠く、フランスはパリで凱旋門賞が行われた。直前のアクシデントや悪天候により回避馬が続出し、最終的にはエネイブルが断然人気。史上初となる3度目の凱旋門賞制覇なるかに注目が集まったが、レースは思わぬ展開に。

スタートを決めたエネイブルは昨年の教訓もあったのか控える形になり、スッとハナを奪ったのはペルシアンキング。道中は極悪馬場の中でも超スローペースで進み、そのまま直線へ。最後はエネイブルもまったく反応せず、道中じっくりインで溜めたソットサスが抜け出し勝利、2着にもインで溜めたインスウープ、3着には逃げたペルシアンナイトが入った。

エネイブルは見せ場すら作れず6着に敗れ、3連単は10万超の波乱となったが、終わってみれば、

「逃げ馬が内枠を連れて来る」

という、当コラムでも再三触れている現代競馬の典型的なパターンの決着となった。国は違えど、トラック競技としての競馬の本質は同じ、そんなことを思わせるレースだった。


京都大賞典の注目馬

さて、今週末から京都開催が始まる。京都は改装に入るため今回で見納めとなるが、やはり内枠レースになりやすいのが京都大賞典だ。昨年もドレッドノータス以下、内枠先行勢の波乱となった。

今年はラスト開催となりどのような馬場になるか、まずは馬場状態を土曜にチェックしたいが、昨年までのような馬場になれば、再び決め打ち的な狙いがハマるかもしれない。

というわけで今年の注目馬を2頭挙げておきたい。

ダンビュライト
→前走はタフな馬場の宝塚記念で内枠先行の厳しい競馬。当舞台への適性は証明済みで、今年もスッと内枠有利馬場を利して先行できればチャンス大。

ノーブルマーズ
→一連の競馬で差のないところに来ているように、まだまだ重賞でもやれる力はある。持ち味の立ち回り能力と持久力を生かせる好枠を引けたので、あとはロスなく立ち回れば一発の魅力あり。

※週末の重賞の結論は、『TAROの競馬』にて一部無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。


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2020年2月9日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2020年02月09日号】特選重賞データ分析編(189)~2020年京都記念~
閲覧 2,468ビュー コメント 0 ナイス 1



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G2 農林水産省賞典 京都記念 2020年02月16日(日) 京都芝2200m外


<ピックアップデータ>

【出走数別成績(2012年以降)】
○23戦以内 [7-8-8-37](3着内率38.3%)
×24戦以上 [1-0-0-29](3着内率3.3%)

 キャリアの浅い馬を重視したい一戦。2012年以降の3着以内馬24頭中、2014年1着のデスペラードを除く23頭は、出走数が23戦以内でした。ちなみに、この2014年は、キャリア24戦以上だった馬の割合(50%)が2012年以降でもっとも高かった年です。

主な「○」該当馬→クラージュゲリエクロノジェネシスステイフーリッシュ
主な「×」該当馬→アルメリアブルームドレッドノータスノーブルマーズ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“前年以降、かつJRA、かつG1・G2のレース”において4着以内となった経験がある」馬は2012年以降[8-8-8-28](3着内率46.2%)
主な該当馬→クロノジェネシスノーブルマーズ

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2019年11月1日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】馬場を読める若手騎手/今週末の重賞展望
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天皇賞(秋)は2強対決が注目されたものの、レースはまさに”一強”。

アーモンドアイが直線アエロリットのインにできた進路を突き、楽々と抜け出して3馬身差。影をも踏まさぬ完勝劇だった。アーモンドアイの強さについては今さら語るまでもないが、レースに行っての走りの素晴らしさのみならず、レース前に余計なことにエネルギーを使わない精神面の強さ、折り合いに苦労せず馬群も捌ける操縦性&ギアチェンジ性能の高さなど、競走馬として必要なものを全て兼ね備えている印象だ。

これは近年の名馬でいえばキタサンブラックにもいえたことで、とりわけ立ち回りの上手さを問われる現代競馬においては勝ち続けるための必須条件なのだろう。人気を分け合ったサートゥルナーリアは本馬場入場後からイレ込みがみられるなど、精神面のモロさを露呈しただけに、より一層アーモンドアイの盤石ぶりが強く刻まれる結果となった。


~馬場をよく読めている西村淳也騎手

大いに盛り上がった天皇賞(秋)の裏で、最終週の新潟競馬場でも熱い戦いが繰り広られた。僅か3週間の開催ながら雨に降られることも多く、先週末は荒れ馬場の中での開催。荒れ馬場巧者の蛯名騎手が久々の土日連続勝利で健在ぶりを示すなど、内の伸びが悪く外からの差しが利く特徴的な馬場状態だった。

そんな中、若手騎手で目立ったのが西村淳也騎手だ。2年目となる今年は、先週末終了時点で49勝とプチブレークをしているが、騎乗ぶりを見ていても馬場の伸びどころをよく見ているように思える。

西村淳騎手はもともと芝の方が得意で、勝率・連対率・複勝率ともにダート<芝の傾向があるジョッキーだが、その理由の一つは馬場読みにあるのではないだろうか。先週末でいえばピッツィカートで制した萬代橋特別では、道中はロスを最小限に抑え、直線は思い切って外に出し勝利。2歳未勝利のキーダイヤでは、結果だけ見れば1番人気で2着に敗れたとはいえ、直線粘り混む段階で内が悪いと見るや最後は外に進路を切り替えて持たせた。

とりわけ、馬場が荒れて来て伸びどころの把握が重要になる開催終盤で馬場読み力が発揮されるイメージが強い。インが不利だった夏の小倉最終週では、最内枠のメイショウカズヒメで逃げて直線は思い切って外に出し穴をあけたのも強く印象に残っている。先週末は芝に限っても2勝2着2回。馬場読み力に長けているだけに、特徴のある馬場状態やローカルの荒れ馬場でまとめて来ることが多い。まだまだ人気薄での騎乗も多いので、今のうちから上手く特徴をつかんでおきたい。


~重賞盛りだくさんの週末の注目馬は?

さて、今週末は土日合計4重賞となる。その中でも日曜日のみやこSは、フェブラリーSの覇者インティなど、今後のG1にもつながっていきそうな好メンバーが揃った。もっとも、インティは久々に加えて59キロとなかなかシビアな条件となる。上がり馬や実績馬も揃っており、伏兵の出番もありそうな一戦だ。

現時点での注目はキングズガード。1800mは久々になるが、2000mを使われた前走でもラストは良い伸びを見せており、差し馬としては不発の少ない堅実タイプ。2年前にも好走した得意の京都で、今年も一発があるかもしれない。

一方、アルゼンチン共和国杯は目黒記念を制して以来となるルックトゥワイスに注目が集まるが、前走はレーン騎手の腕で持ってきた面もあっただけに、同じように走れるかは半信半疑。再び上昇気配のあるアフリカンゴールド、前走はスムーズさを欠いたものの完全復調しているノーブルマーズが面白いか。

穴ならオジュウチョウサンも面白そうだ。どうしても話題先行のイメージがあるものの、有馬記念だけ走れば通用しておかしくない。平地実績のない石神騎手から松岡騎手に乗り替わるのもプラスだろう。

3場開催の上に月曜日にはJBCもあるためいつも以上に数多くのレースが行われる週末になるが、何でもかんでも追い掛けるのではなく、ある程度勝負どころを見極めて狙って行きたい週末だ。

※重賞の結論は、『TAROの競馬』にて一部レースを無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2019年10月27日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2019年10月27日号】特選重賞データ分析編(174)~2019年アルゼンチン共和国杯~
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G2 アルゼンチン共和国杯 2019年11月03日(日) 東京芝2500m


<ピックアップデータ>

【前走の条件がG1ではなかった馬の、前走の着順別成績(2010年以降)】
○4着以内 [5-6-7-31](複勝率36.7%)
×5着以下 [1-2-1-82](複勝率4.7%)

 長期間に渡って好走馬の傾向が変わっていないレース。前走の条件がG1だった馬は2010年以降[3-1-1-8](複勝率38.5%)とまずまず堅実ですし、前走好走馬もそれなりに信頼できます。一方、前走がG1以外のレースだったにもかかわらずその前走で5着以下に敗れていた馬は不振。思い切って評価を下げたいところです。

主な「○」該当馬→アフリカンゴールドノーブルマーズルックトゥワイス
主な「×」該当馬→アイスバブルハッピーグリンムイトオブリガード


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「出走数が15戦以内」だった馬は2010年以降[8-2-6-10](複勝率61.5%)
主な該当馬→アイスバブルアフリカンゴールド

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2019年8月9日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】改めて考える「上手い騎手よりわかる騎手」/関屋記念&エルムS展望
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先週末は新潟でレパードS、小倉では夏の名物重賞、小倉記念が行われた。

レパードSは、田辺騎手騎乗のハヤヤッコが直線鮮やかに差し切り、10番人気の低評価を覆しての重賞制覇となった。これで田辺騎手は重賞騎乗機会4連勝。年明け当初は人気馬を飛ばすことが多かったが、ココに来てエンジンが掛かってきたようだ。もっともレース自体はやや低調な印象で、打倒クリソベリルといえるほどの存在は見当たらなかった。

一方、小倉記念メールドグラースが重賞3連勝で秋に向けての飛躍を予感させた。2着カデナとの着差は僅かにクビ差ではあったが、内容的には完勝といえるもの。今後はさらに強い相手と激突することになるだろうが、今の勢いと充実ぶりならば十分互角の戦いを挑めそうだ。

その小倉記念は馬券的にもほぼ思い通りの決着となった。最終的に本命にしたのは6番人気の◎カデナだったが、相手は力上位のメールドグラース。先週当コラムでも取り上げたノーブルマーズもキッチリ押さえており、3連複本線、3連単までキレイに当てることができた。




もっとも、札幌のWINSで購入したこの追加馬券が当たればさらに楽しいことになったのだが…。



そこまで求めては贅沢というものか。この楽しみは次回以降に取っておこう。


~騎手は上手くなくて良い、大事なのは”わかる”こと

それにしても、先週改めて感じたのは騎手の重要性だ。

前述の小倉記念で本命にしたカデナにしても、北村友騎手が騎乗していたことは大きな後押しになった。北村友騎手は、馬をリラックスさせて脚を溜めるのが非常に上手い。これは派手に内を突くとか、あるいはオーバーアクションでガシガシ追うようなものではないためわかりづらいのだが、馬上でのバランスが良く、道中で余計なスタミナをロスしない。だからこそ切れる馬に騎乗した際には、ラストで鋭い伸びを引き出すことができる。これはライアン・ムーアなど海外勢にはあまり感じられない、”JRA的な”技術力である。

このことに気づいたのはもう10年近くも前になるのだが、興味があるならば、同騎手の過去の重賞制覇のレースを見直してみてほしい。上手く溜めて外から脚を伸ばして来るレースが非常に多いはずだ。

その中でひとつだけわかりやすい例を挙げるならば、2017年のCBC賞だろうか。シャイニングレイで制したこのレースにおける末脚の伸び方は、まさに北村友騎手ならではのものだった。今年はアルアインでG1初制覇を飾ったが、より北村友騎手らしさが出ていたのは今回のカデナや、上述のシャイニングレイ、あるいは今年の重賞でいえばヴァルディゼールシンザン記念ダノンスマッシュでの一連のレース、またあるいはクロノジェネシスでのレースぶりだろう。

北村友騎手が上手いかどうかは、正直なところそれぞれの感じ方にもよると思う。ただ、大事なことは、

「ある程度パターン化し理解できるかどうか」

である。騎手も生きものではあるが、個性やクセ、パターンがあるので、それを理解できれば別に上手い必要などない。


~上手くはないが最近買えるのはアノ

上手い必要はないが買いやすい、という例でいえば、最近は田中勝騎手がお気に入りである。個人の感想を遠慮なく述べるならば決して上手い騎手だとは思わないが、それでも買いどころはある。ちょっと感覚的なものなので言語化が難しいが、

「やることが決まっている」

というレースになるとそこそこ頼りになるイメージだ。好例は函館記念マイスタイルだろうか。函館記念におけるマイスタイルは、とにかく逃げるだけ、相手関係を見ても楽に先手が奪えそうだった。ある意味、得意パターンでの逃げ切り勝ちといえるだろう。

他にもレッドルチアとのコンビでは毎回折り合いにとりあえず専念して外から脚を伸ばすスタイルに特化している。なので外枠を引いても不利にならない状況下ではキッチリ伸びて来る。

先週の越後Sで本命にした◎ヴォーガもやはり田中勝騎手の騎乗が大きな後押しになった。なぜなら同騎手の進言によりブリンカーを着用してきた上に外枠を引けたのだから、もう行くしかないというレースだろう。まさにやることが決まっている田中勝騎手である。

しかも、同騎手は最近全く人気にならない。人気にならないなりの理由がもちろんあるのだが、函館記念での久々の重賞制覇以後バイオリズムも上がっており、穴をあけるケースが増えている。何度も言うように、別に騎手が上手い必要などない。我々馬券を買う立場からすれば、大事なことは上手いことよりもわかることである。極論すれば、毎回出遅れて外を回す超下手だけど人気馬によく乗る騎手がいるならば、それはそれで人気馬に乗ってきたら消せば良いわけで、馬券的には重宝するはずだ。

その騎手がどんな騎乗をするのか、ある程度パターン化して理解できるようになれば、予想をする際にも大いに役に立つはずだ。”わかる騎手”や”パターン化できる騎手”をどんどん増やしていきたい。命賭けの仕事に対してリスペクトをしつつ、馬券という意味では少しドライに付き合っていけるのが理想だろう。


~エルムSはハナ争いに注目!

さて、今週も2重賞、新潟では関屋記念、そして札幌ではエルムSが行われる。どちらもフルゲートになりそうで、なかなか面白そうな一戦だ。

関屋記念は3歳馬ケイデンスコールとエプソムC上位組に加え、久々のミッキーグローリーなども加わり混戦模様となりそうだが、現時点での注目はエプソムCの上位組、サラキアソーグリッタリングだ。

エプソムCは雨の中でのレースとなったが、本質的には軽い馬場の方が向くタイプ。ともに距離短縮もプラスで、先週まで同様に好天が続くようなら注目したい。

一方、エルムSは逃げ争いに注目が集まる一戦。7歳にして初ダートとなるマルターズアポジーの参戦により、例年以上に先行争いが激化しそうだ。

ドリームキラリ陣営はハナにこだわることを示唆、人気を集めそうなリアンヴェリテも積極策でオープンを連勝してきただけに、これらの馬たちがどのような流れを刻むのか。それ次第でレースの様相はかなり変わってきそうだ。

前がやり合う流れになれば、決め手秘めるモズアトラクションレッドアトゥあたりの待機組が怖いと考えているが、元来札幌ダートは先行有利のコースでエルムSも先行馬が活躍する舞台。馬場状態や陣営のコメントなどを見た上で、もう少し悩んでみるつもりだ。

※重賞の最終結論は、『TAROの競馬』にて一部無料公開しますので、是非当日のブログをご覧ください。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)。2018年12月14日には最新刊『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)をリリース。

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2019年8月9日(金) 13:30 競馬プロ予想MAX
先週の回顧~(8/3~8/4)山崎エリカプロ、田口啄麻プロ◎ハヤヤッコ的中!霧プロは重賞3複Wゲット!導師嵐山プロは日曜小倉2Rで125万!
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4(日)に行われたG3小倉記念、G3レパードSをはじめ、様々なスマッシュヒットが記録された先週。
好成績を収めた注目プロ予想家や、その的中の数々をご紹介していきたいと思います。
 
 
☆☆☆注目プロ →導師嵐山プロ
4(日)小倉2R2歳未勝利では、◎シゲルミズガメザ(単勝63.0倍)○ミントティー(同97.1倍)×マリスドランジュ(同29.4倍)の印で、ワイド3点総獲りに3連複48万馬券的中と、しめて125万6,480円払戻しのホームラン!4月の170万超に続き今年2本目の100万オーバーを記録した先週は、土日トータル回収率213%、収支81万7,440円の大幅プラスでいずれも成績トップに立っています。
 
☆☆☆注目プロ →霧プロ
4(日)G3小倉記念を、○メールドグラース×カデナノーブルマーズで3連複的中。続くG3レパードSでは、×ハヤヤッコデルマルーヴルトイガーの3連複336倍をゲットと絶好調!先週は、他に3(土)札幌1R2歳未勝利、同新潟7R3歳未勝利、4(日)札幌5R2歳新馬、同札幌8R3歳以上1勝クラス、同新潟9R両津湾特別など高精度予想を連発。週末トータル回収率128%、9万8,310円プラスを記録しています。
 
☆☆☆注目プロ →田口啄麻プロ
4(日)の勝負予想G3レパードSを、◎ハヤヤッコ(単勝24.0倍)で的中し、単勝・馬連・ワイド総獲りをマークしています!
 
☆☆☆注目プロ →山崎エリカプロ
4(日)G3小倉記念を◎メールドグラースでキッチリと仕留めると、G3レパードSでも◎ハヤヤッコ(単勝24.0倍)で的中し、単勝&馬連ゲット!両重賞◎的中をマークしています。
 
☆☆☆注目プロ →新参者プロ
4(日)G3レパードSを3連単フォーメーションで△ハヤヤッコデルマルーヴルトイガー的中!27万9,040円馬券的中のスマッシュヒットを披露しています。3(土)札幌11R札幌日経オープン、4(日)新潟8R3歳以上1勝クラスなどでも好配当を披露した先週は、土日トータル回収率132%、収支21万800円の大幅プラスを達成しています。
 
☆☆☆注目プロ →シムーンプロ
3(土)の勝負予想札幌2R3歳未勝利では、「兄姉は芝向きディープ産駒ながらダートで良績。妹のこの馬はオルフェーヴル産駒ということで適性を見込む。鞍上も強化で初ダートでも好勝負を」と評した◎アドマイヤビーナスの単複をキッチリとゲットすると、この日は小倉8R3歳以上1勝クラスヤマニンブルーベルなどの的中を挟み、締めくくりは勝負予想小倉12R3歳以上1勝クラス。「前走は新人騎手で外を回りすぎた。スピードに偏った走りではないため、距離もこなせるのではないか。勝利している騎手に戻し2勝目を期待」とした◎ペガサスから▲エイシンヨッシーへの馬連含め、計10万8,060円のスマッシュヒット!4(日)にも新潟8R3歳以上1勝クラスシルバーストーン小倉12R3歳以上1勝クラススターペスマリアなどの予想を披露した先週は、週間トータル回収率164%、収支12万3,090円をマークし、これで3週連続週末プラスを達成しています!
 
☆☆☆注目プロ →スガダイプロ
4(日)はG3小倉記念を◎メールドグラースの単、◎-○ノーブルマーズのワイドで的中!他にも、3(土)札幌6R3歳未勝利札幌10R桑園特別、4(日)小倉3R未勝利札幌6R未勝利等の的中で、週間トータル回収率103%を達成。2週連続週末プラスをマークしています。
 
 
 
この他にも、おかべプロ(209%)、豚ミンCプロ(165%)、ース1号プロ(113%←2週連続週末プラス)、ろいすプロ(109%)、あおまるプロ(106%←2週連続週末プラス)、“帰ってきた”凄馬勝子プロ(106%)が、週末トータル回収率100%超の活躍を見せています。
 
 
 
 
※全レースの結果情報はこちら


今週も「プロ予想MAX」にぜひご注目下さい。

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ノーブルマーズの口コミ


口コミ一覧
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「買ってはいけない」をお知らせします。

予測回収率が低い馬ですので、馬券購入の際には避けることをおすすめします。
予測回収率が高い馬は「予想コロシアム」の「一言コメント」および「コメント」に記載しています。

【実績】(2020-08-15から2021-03-14)
 単勝オッズ(予報公開時)6.0倍以下
 ・予測回収率 60%以下 → 438件/74勝/勝率17%/回収率62.0%
 ・予測回収率100%   → 295件/61勝/勝率21%/回収率110.0%


《メインレース 予測回収率60%以下》

■阪神11R 芝1600m 4歳上オープン 15:20 六甲ステークス
 *2 60% ・ 39.9倍(13) テーオービクトリー
 *3 50% ・ 17.7倍(9) メイショウグロッケ
 *5 60% ・ 3.4倍(1) ワールドウインズ
 *8 60% ・ 78.1倍(15) メジェールスー
 11 50% ・ 55.0倍(14) アバルラータ
 15 60% ・ 30.2倍(11) ノーブルマーズ

■中山11R ダート1800m 4歳上オープン 15:30 [G3]マーチステークス
 *9 60% ・ 22.8倍(8) ダノンファスト
 12 60% ・ 12.5倍(3) ヒストリーメイカー
 14 50% ・ 8.7倍(2) メモリーコウ
 15 50% ・ 96.3倍(15) シネマソングス

■中京11R 芝1200m 4歳上オープン 15:40 [G1]高松宮記念
 *5 60% ・ 137.5倍(18) ダイメイフジ
 *7 50% ・ 104.2倍(16) アストラエンブレム
 11 60% ・ 76.9倍(13) カツジ
 13 60% ・ 123.0倍(17) トゥラヴェスーラ
 15 50% ・ 30.0倍(9) マルターズディオサ

《単勝オッズ6.0以下で予測回収率60%以下》

阪神 03R *1 60% ・ 3.5倍(1) ウインガヴァナー
中山 05R *1 60% ・ 3.9倍(1) クイーンズキトゥン
阪神 07R *9 60% ・ 1.6倍(1) ロータスランド
中京 07R *6 60% ・ 5.6倍(2) サンライズヘルメス
中京 08R 10 60% ・ 2.7倍(1) アンセッドヴァウ
中山 09R 10 60% ・ 3.7倍(2) スルーセブンシーズ
阪神 10R *1 60% ・ 2.5倍(1) リリーピュアハート
中山 10R *2 60% ・ 4.2倍(2) ルナシオン
阪神 11R *5 60% ・ 3.4倍(1) ワールドウインズ
中山 12R *4 50% ・ 2.4倍(1) ホウオウトゥルース


※表は左から、レース、馬番、予測回収率、印、単勝オッズ、人気順、馬名、です。
※オッズはデータ作成時点のものです。
※回収率予報は前日公開ですが、オッズや人気順が変わっても予測回収率は変わりません。
※回収率予報には他にも使える情報がたくさん
 【回収率予報】メインサイト
 https://note.com/hrrf

 ビター ティー 2021年3月26日(金) 21:01
日経賞の位置付けは?! 天皇賞(春)の戴冠を狙うG2なのです!
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 1着馬に天皇賞(春)の優先出走権が与えられる伝統のG2「日経賞」。このレースに出走馬を送り出す陣営の思惑の共通点は、単に「天皇賞(春)」に出走させることにとどまらず『G1タイトルホルダー』の称号を射止めることです。しかし、G1の栄冠を手に入れるチャンスをつかむため、まず「日経賞」で勝つ可能性があるのはどんな馬たちなのか…天皇賞との関連も含めて考えてみたいと思います。


 「日経新春杯」の日記で

『(日経新春杯の出走馬の中で連対した)2頭が天皇賞(春)に目標を定めるとしたら、(直行するのでなければ)叩き台となる(次走)レースは日経賞G2が有力で、過去10年で最多の9頭が(このレースに)出走し、成績は2 -1- 2-4となかなか優秀な成績を収めています。これは日経新春杯1~3着までの馬たちの成績ですが、1着だった馬に限れば 2-1-0-0 と更に優秀で、覚えておくと日経賞の予想をするときに参考になるのではないかと思います。』

と、書いたのですが、今年は残念ながら「日経新春杯」からの出走はなかったので、このデータは来年以降に役立てていただければ有難く存じます。

 とは言いながら、「日経賞」が同じ格付けのG2の中でどんな位置付けになるのかを探るために「日経新春杯」及び「AJCC」と比較してみます。

【同じシーズンにおけるG1での成績 過去10年】
① 日経新春杯からG1への参戦 22頭 (1-1-1-19)

   天皇賞(春)1着 ヒルノダムール   2011年
   天皇賞(春)2着 グローリーヴェイス 2019年
   天皇賞(春)3着 シュヴァルグラン  2017年

② AJCCからG1への参戦 15頭  (2-2-0-11)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年
   QE2世C1着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ダノンバラード   2013年

③ 日経賞からG1への参戦   32頭 ( 3 – 3 – 2 - 24)

   天皇賞(春)1着 フェノーメノ    2013年
   天皇賞(春)2着 スティッフェリオ  2020年
   天皇賞(春)2着 ウインバリアシオン 2014年
   天皇賞(春)2着 ウインバリアシオン 2014年
   天皇賞(春)3着 ミッキースワロー  2012年
   天皇賞(春)3着 ホッコーブレーヴ  2014年 
   宝塚記念 1着 マリアライト    2016年 
   QE2世C1着 ルーラーシップ   2012年 

3つのG2レースの出走実数に対する上位入賞率は下記の通りになります。

勝率  連対率 複勝率 
日経新春杯 4.5%  9.1%  13.6%
AJCC  13.3% 26.7%  26.7%
日経賞   9.4% 18.8%  33.3%

 同じG2といっても、明らかに『日経新春杯』は他の2レースに比べて格下感があります。

『AJCC』と『日経賞』では、どちらが上なのか(下なのか)微妙な関係ですが、詳細な検討は『天皇賞(春)』
で行うことにして、今年の『日経賞』に登録している馬の中に『AJCC』を経由してくる馬が3頭もいますので、どのように評価すればいいか、過去10年の連対馬20頭から分析してみましょう。


【過去10年間の連対馬の臨戦過程と日経賞の成績及び次走レース】

開催年  馬 名      前走      結果   次走(目標)
2020年 ミッキースワロー AJCC   4着 → 1着 →天皇賞(春)3着
     G2①②⑬② G1⑥⑤⑤⑪ 出走時の重賞経験(G2以上)
2020年 モズベッロ    日経新春杯1着 → 2着 →天皇賞(春)7着
     G2⑨⑰①  G1なし
    ※ガンコ 14着(最下位)→引退
2019年 メイショウテッコン日経新春杯9着 → 1着 →天皇賞(春)11着
     G2③    G1⑭   
2019年 エタリオウ     菊花賞  2着 → 2着 →天皇賞(春)4着
     G2②②   G1④②

2018年 ガンコ     1600万下松籟S1着→ 1着 →天皇賞(春)14着
     G2③    G1なし
2018年 チェスナットコート1600万下早春S1着→ 2着 →天皇賞(春)5着
     G2なし   G1なし
    ※1番人気キセキ 9着、2番人気トーセンバジル 5着

2017年 シャケトラ    日経新春杯2着 → 1着 →天皇賞(春)9着
     G2②    G1なし
2017年 ミライヘノツバサ   AJCC 3着 → 2着 →オールカマー10着
     G2③    G1⑬⑫
    ※1番人気ゴールドアクター 5着、2番人気レインボーライン 4着

2016年 ゴールドアクター 有馬記念 1着 → 1着 →天皇賞(春)12着
     G2④①   G1③①
2016年 サウンズオブアース有馬記念 2着 → 2着 →天皇賞(春)15着
     G2②②④② G1⑪②⑨⑤②
    ※6番人気ホッコーブレーヴ 7着
2015年 アドマイヤデウス 日経新春杯1着 → 1着 →天皇賞(春)15着
     G2①    G1⑨⑦
2015年 ウインバリアシオン有馬記念12着→2着→天皇賞(春)12着
     G2⑦①②⑥②③①⑮ G1②②⑤③④②②⑦⑫
※2番人気フェノーメノ 8着  6番人気ホッコーブレーヴ 3着

2014年 ウインバリアシオン有馬記念2着→1着→天皇賞(春)2着
     G2⑦①②⑥②③① G1②②⑤③④②
2014年 ホッコーブレーヴ ジャパンC12着→ 2着 →天皇賞(春)3着
     G2⑤    G1⑫
    ※1番人気サウンズオブアース 4着、2番人気フェノーメノ 5着

2013年 フェノーメノ   ジャパンC5着 → 1着 →天皇賞(春)1着
     G2⑥①①  G1②②⑤
2013年 カポーティスター 京都記念 6着 → 2着 →天皇賞(春)15着
     G2⑨⑨①⑥ G1なし
※8番人気⑭(最下位)ネコパンチ

2012年 ネコパンチ  ダイヤモンドC15着 → 1着 →宝塚記念16着
     G2⑥⑩⑭  G1なし
2012年 ウインバリアシオン 京都記念6着 → 2着→天皇賞(春)3着
     G2⑦①②⑥ G1②②⑤
    1番人気ルーラーシップ 3着

2011年 トゥザグローリー  京都記念1着 → 1着 →天皇賞(春)13着
     G2②①   G1⑦⑦③
2011年 ペルーサ      有馬記念4着 → 2着 →天皇賞(春)8着
     G2①⑤   G1⑥②⑤④

 以上10年間の全連対馬のデータを列挙してみましたが、さらに整理してみます。

      G2優勝経験 G1連対経験 G1優勝経験 G1・2優勝複数経験
日経賞1着    3頭    2頭     0頭     1頭
日経賞2着    2頭    5頭     0頭     0頭

 出走時までにG2以上のレースで優勝またはG1で連対の実績(能力)のある馬でなければ「日経賞」での連対は難しいと思われますが、35%(7頭)がこの条件に該当しません。意外に思われますが、その内5頭はG2で2・3着の経験がありますので、G2で3着以上の実績がなければ連対する可能性はかなり低いと思います。

 出走時までにG2で1着の実績がなく日経賞で2着になった2頭(10%)の内、ホッコーブレーヴは次走の天皇賞(春)でも3着となり、翌年の「日経賞」でも3着とリピーターとして成果をあげ、2014年の「日経賞」2着をきっかけに成長し、能力が高まったとみられますので、このデータに対する裏付けは、まず間違いないと考えてもいいでしょう。

 唯一、G2で実績がなくて2着となったチェスナットコートは、次走の天皇賞(春)で5着になりましたが、この年(2018年)の1着馬、2着馬の前走は共に1600万下1着からという異例の出走過程でのワンツーフィニッシュという結果になりました。

 このような大波乱がなぜ起こったのか、少々考察を加えると、この年の1番人気はキセキ。2番人気はトーセンバジルで、どちらも海外G1からの帰国初戦ということもあり、本命サイドが本調子でなかったこともその要因と思われます。

 2018年を除き、毎年、連対した2頭の前走は全て重賞。しかも9年間の18頭中17頭がG1かG2で、例外はG3ダイヤモンドC15着ブービーから1着となったネコパンチのみです。

このレースのビデオ映像が残っていないのでレースの記録から推測するしかありませんが、ネコパンチが逃げ切ったこのレースの2着が2番人気のウインバリアシオンで、3着が1番人気のルーラーシップのレース展開は次の通りだったのではないかと思います。

最後方(14番手)にいたウインバリアシオンが最速の末脚(35.7)で追い上げたものの、0.6秒差(3馬身1/2)の2着。中団8番手から追い上げたルーラーシップが2番目の末脚(36.2)でネコパンチを捕まえに行ったのでしょうが、ゴール手前でウインバリアシオンにかわされクビ差の3着・・・と、人気薄の(12番人気)ネコパンチに完敗。

その原因は、武豊(ウインバリアシオン)と福永祐一(ルーラーシップ)が牽制し合って仕掛けどころが遅れたこと。最後はいっぱいになって脚があがると油断して、互いにマークする相手はただ1頭だけ勝てるレースという思いが強く、その結果大逃げのネコパンチに楽々と(上り3ハロン37.8)逃げ切りを許したのでしょう。

ウインバリアシオンとネコパンチの上りの末脚の差が2.1秒で、着差が0.6秒ということは、残り600mで約15馬身もあったことになるので、馬の能力差を考えると騎手の判断ミスによる仕掛けの遅れと考える以外に理由を見つけられません。

極稀にですが、大荒れになることもあるのが「日経賞」であると頭の片隅に置いておくこともあっていいのかもしれません。

しかし、ネコパンチの勝利は、逃げ馬特有のフロック勝ちとみるのが常識的な考え方だと思います。その裏付けとして翌年(2013年)も日経賞に出走して最下位の14着に惨敗していますし、それまでの1年間、3戦して全て2桁着順に敗れています。また、その後5戦も2桁着順のままネコパンチは引退しています。

ネコパンチは極端な例かもしれませんが、「日経賞」でもリピーターのほとんどが前年より成績が下がっています。

【日経賞におけるリピーター(複勝圏内)の成績】
 ネコパンチ     2012年1着→2013年14着 ⑭ 年明け2戦
 フェノーメノ    2013年1着→2014年5着→2015年8着 直行
 ホッコーブレーヴ  2014年2着→2015年3着→2016年7着 直行
 アドマイヤデウス  2015年1着→2017年3着 直行
 ゴールドアクター  2016年1着→2017年5着 直行
 チェスナットコート 2018年2着→2019年9着 直行
 ガンコ       2018年1着→2019年14着 年明け1戦
 エタリオウ     2019年2着→2020年6着 直行

 サクラアンプルール2018年3着→2019年3着 年明け1戦
 ウインバリアシオン 2012年2着→2013年1着→2014年2着 年明け1戦

 リピーター10頭の中で8頭の成績が下がり、1頭がイーブン(3着→3着)、成績を上げたのはウインバリアシオン(2着→1着)1頭だけで特異な例と言っていいでしょう。

 翌年も複勝圏内に入って力を示した馬は4頭いて、3頭が2度目の出走までにG2ウイナーになっていました。ホッコーブレーヴだけがG2以上の重賞勝ちはありませんが、それでもG2で2着とG1で3着になっていますので、ほぼ同レベルの実力があり、着順は下がりましたが複勝圏内に止まることができたと思います。

 昨年の2着からリピーターとして今年も参戦する「モズベッロ」は、G2ウイナーで宝塚記念G1でも3着と力を示していますが、ウインバリアシオンほどの実績を持っていないことが懸念材料です。

 ※「モズベッロ」は回避しましたが、予想する視点の一つとして必要と考えています。
   そのため、「モズベッロ」に関連する内容も削除せずに載せています。

「モズベッロ」が出走した直近のG1=有馬記念での大敗(15着)は、ウインバリアシオン(12着)とそれほど変わらないようにも思いますが、ウインバリアシオンは有馬記念から日経賞に直行で1着と2着になっていますし、最初に日経賞2着になった時も、年末のG1を2戦(菊花賞2着・ジャパンカップ5着)して、年明け1戦で臨んだものであることを押さえておく必要があります。

 一方、モズベッロは有馬記念大敗後、年明け2戦しての参戦になることも不安に感じます。日経賞で結果を出しているのは、年末のG1から直行でここに参戦しているか、年明け1戦の臨戦過程での出走がほとんどですから。

 「モズベッロ」は年明けにAJCCと京都記念の2レースを使っています。日経賞のリピーターで『AJCC』を経由したのは2頭だけです。年明けにAJCC(5着)だけを使ったサクラアンプルールは日経賞で3着になっているのですが、年明け2戦のネコパンチ(AJCC11着)は最下位に大敗していることも不安視する理由です。

【年明け1戦した馬の日経賞での成績】
年明け1戦(AJCCから)
  4着から→1着
1着から→3着
5着から→3着
8着から→3着

年明け1戦(他の重賞から)
1着から→1着 2頭
9着から→1着
1着から→2着
3着から→3着
4着から→3着

 なお、年明け2戦した馬が日経賞で連対したのは3頭。いずれも2連勝か少なくとも1勝をあげています。モズベッロはこの条件もクリアできていないので本命視は難しいと考えます。


 もう一つ知っておきたいことがあります。それは『日経賞』が年明けのG2の中で最長の2500mであること。最終目標(次走)が天皇賞(春)3200mであり、距離適性と高い能力を兼ね備えているか否かに関するデータです。

 その判断の根拠にする指標は、3歳時の重賞2レースの経験と成績にあると思います。3歳G2では『青葉賞』。3歳G1では当然ながら『菊花賞』に出走し、一定以上の実績があることが、近走の成績で人気が落ちていたとしても『日経賞』で激走・善戦することが時々あるようです。


【3歳時の重賞2レースの日経賞における成績】
青葉賞G2 2400m
日経賞1着   2- 1- 0- 1
 ウインバリアシオン フェノーメノ
日経賞2着   3- 1- 0- 1
 ウインバリアシオン2回 ペルーサ カポティスター(9着から)
日経賞3着   0- 0- 1- 0 
 ラストインパクト
日経賞4~6着  1- 0- 2- 1
 フェノーメノ
日経賞7~9着  1- 0- 0- 0 
 フェノーメノ
日経賞10~18着 0- 0- 0- 3
青葉賞合計  7- 2- 3- 6

 青葉賞1着馬が過去10年間で7頭出走し、5頭が連対しています。同じく2着馬が2頭連対し、4着以下の馬でも2頭が連対しています。

 青葉賞に出走の経験があって日経賞に出走した18頭の中で考えると
  勝 率 38.9%
  連体率 50.0%
  複勝率 66.7%

 と、青葉賞に出走経験のある馬の上位入賞率がかなり高く、無視することができません。



菊花賞G1 3000m
日経賞1着  0- 1- 1- 2
 ウインバリアシオン1 ミッキースワロー⑥ メイショウテッコン ゴールドアクター④
日経賞2着  0- 2- 2- 1
 ウインバリアシオン2 サウンズオブアース
日経賞3着  0- 2- 0- 1 
 エタリオウ ラストインパクト ローズキングダム
日経賞4~6着 0- 0- 0- 3
日経賞7~9着 0- 0- 0- 2
日経賞10~18着1- 0- 2- 5 
 ビッグウィーク10着(最下位)
菊花賞合計  1- 5- 3-14

 菊花賞については2着馬が過去10年間で5頭出走し、4頭が連対しています。次いで3着馬も5頭出走し3頭が連対し、4着以下の馬も3頭が連対しています。

 菊花賞に出走の経験があって、日経賞に出走した23頭の中で
  勝 率 00.0%
  連体率 21.7%
  複勝率 39.1%

 という結果で、青葉賞とは対照的に『日経賞の勝馬』が1頭も菊花賞経験馬から出ていないだけでなく、菊花賞1着馬の参戦がわずか1頭で複勝圏外に敗れている事実を認めつつ、改めて『G2日経賞』と菊花賞の出走経験馬との関係について考えなければなりません。

 そもそも、菊花賞優勝馬は超一流馬が多く、年末のG1から年明けのG2を叩き台として使う必要がなく、菊花賞馬は春のG1レースに直行するのが通例で、それが実力馬の証明であると言っても過言ではありません。だから、菊花賞からは2着以下の参戦が中心になっているのだろうと推察しています。

 菊花賞1着から参戦したのは2011年のビッグウイーク。年明けの京都記念3着を挟んで参戦し、10着(最下位)に惨敗しています。その後障害未勝利で1着になるまで9連敗。それ以降も4戦未勝利で引退しています。

ビッグウイークの菊花賞勝ちがフロック視されるのですが、菊花賞馬と『日経賞』は相性が悪いとされるデータになっているのは、このような事情があるのです。

 今年の『日経賞』には2頭目の菊花賞馬と菊花賞2着馬が出走しますので、菊花賞と『日経賞』に関係するデータをどのように考えるかで悩むことになるでしょう。


 さて、今年の出走馬の中にこれまで述べてきた条件に当てはまる馬が何頭いるのでしょう。今年の出走馬と前走を示してみます。

 馬名と前走のレース結果の下の行には、G2・G1の出走経験・成績を表記しています。
 例:G2⑤②   G1なし → G2で5着と2着、G1は出走経験なし
 
馬 名       前走・レース結果
1 ヒュミドール     ダイヤモンドS5着
     G2⑤         G1なし  
2 ワールドプレミア  有馬記念5着
     G2③         G1①③⑥⑤  
3 アールスター    小倉大賞典4着
     G2⑧         G1なし      
4 ウインマリリン   AJCC6着
     G2①         G1②⑮④
5 ナイママ      AJCC8着
     G2⑧④⑨⑧      G1⑩⑬⑭ 
6 ウインキートス    3勝クラス湾岸S1着
     G2なし        G1なし    
7 カレンブーケドール 有馬記念5着
     G2②②        G1②②②④
8 オセアグレイト   有馬記念9着
     G2⑭⑥⑪①      G1⑨ 
9 ムイトオブリガード 東海S13着
     G2⑧②⑥⑦⑤①④⑬  G1⑧⑧ 
10 ジャコマル      ダイヤモンドS7着
     G2⑦         G1なし        
11 シークレットラン   中山金杯7着
     G2⑧⑬        G1       
12 ダンビュライト   京都記念3着
     G2③④①③⑥①②⑦③ G1⑬③⑥⑤⑥⑦⑤⑨⑭⑨
13 ラストドラフト     AJCC3着
     G2⑦③⑤②③     G1⑦
14 ゴーフォーザサミット中山記念4着
     G2⑦①⑦⑧⑤④⑩⑥④ G1⑦⑪
15 サトノルークス   京都記念7着
     G2②⑬⑦       G1⑭⑰②  

【回避または除外された最終登録馬】

ステイフーリッシュ 京都記念G22着
     G2①⑤②⑨②③③③⑤④② G1③⑩⑪⑬⑨ 
ノーブルマーズ   中山記念12着
     G2⑦⑤⑧②⑨④⑨④⑧⑫⑬⑫G1③⑬⑥
ハッピーグリン   京都記念11着
     G2⑧⑧④⑧⑨⑪    G1⑦⑬
モズベッロ     京都記念8着
     G2⑨⑰①②⑤⑧    G1⑦③⑮


 以上、出走する15頭の中でG2勝ち・G1連対以上の経験を持っているのは次の10頭に絞られます。

2 ワールドプレミア  有馬記念5着
     G2③         G1①③⑥⑤  
4 ウインマリリン   AJCC6着
     G2①         G1②⑮④
6 ウインキートス   3勝クラス湾岸S1着
     G2なし        G1なし    
7 カレンブーケドール 有馬記念5着
     G2②②        G1②②②④
8 オセアグレイト   有馬記念9着
     G2⑭⑥⑪①      G1⑨ 
9 ムイトオブリガード 東海S13着
     G2⑧②⑥⑦⑤①④⑬  G1⑧⑧ 
11 シークレットラン  中山金杯7着
     G2⑧⑬        G1なし       
12 ダンビュライト   京都記念3着
     G2③④①③⑥①②⑦③ G1⑬③⑥⑤⑥⑦⑤⑨⑭⑨
14 ゴーフォーザサミット中山記念4着
     G2⑦①⑦⑧⑤④⑩⑥④ G1⑦⑪
15 サトノルークス   京都記念7着
     G2②⑬⑦       G1⑭⑰② 


 この10頭を①G1からの直行組、②年明け1戦からの出走組、③年明け2戦からの出走組に分類します。

① G1からの直行組
2 ワールドプレミア  有馬記念5着
     G2③         G1①③⑥⑤  
7 カレンブーケドール 有馬記念5着
     G2②②        G1②②②④
8 オセアグレイト   有馬記念9着
     G2⑭⑥⑪①      G1⑨

② 年明け1戦からの出走組
4 ウインマリリン   AJCC6着
     G2①         G1②⑮④
9 ムイトオブリガード 東海S13着
     G2⑧②⑥⑦⑤①④⑬  G1⑧⑧
11 シークレットラン  中山金杯7着
     G2⑧⑬        G1なし 
12 ダンビュライト   京都記念3着
     G2③④①③⑥①②⑦③ G1⑬③⑥⑤⑥⑦⑤⑨⑭⑨
15 サトノルークス   京都記念7着
     G2②⑬⑦       G1⑭⑰②

③ 年明け2戦からの出走組
6 ウインキートス   3勝クラス湾岸S1着
     G2なし        G1なし  
14 ゴーフォーザサミット中山記念4着
     G2⑦①⑦⑧⑤④⑩⑥④ G1⑦⑪


『日経賞』というG2の位置付けを考慮して、「①G1からの直行組」→「②年明け1戦からの出走組」の順に本命サイドを考え、連下には「③年明け2戦からの出走組」を加え、大穴として1~2頭加えて予想をしたいと思います。

◎2ワールドプレミア  有馬記念5着  菊花賞1着でビッグウイークの汚名挽回
〇15サトノルークス   京都記念7着  菊花賞2着
▲7カレンブーケドール 有馬記念5着  力を認めるが、マリアライトの成績を上回るとは?
△14ゴーフォーザサミット中山記念4着  青葉賞1着で2つ目の重賞タイトルを狙いたい
△13ラストドラフト   AJCC3着  G3のタイトル1勝では終われない。G2
△12ダンビュライト   京都記念3着  菊花賞5着でG2タイトルも2つの実力馬
×8オセアグレイト   有馬記念9着  G1からの直行は1発狙いか?
×4ウインマリリン   AJCC6着  年明け1戦の臨戦過程に期待したいが、牝馬の実績?
注ウインキートス    3勝クラス湾岸S1着 年明け2戦で1勝なら…2,018年の再現なるか?

 今年の出走馬の中で、天皇賞(春)に出走した経験があるのはダンビュライトだけです。天皇賞(春)のタイトルを本気で狙っての出走なのか否かも含めて印を打ってみました。


これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。

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 競馬が大好き(複勝男 2021年3月25日(木) 01:30
日経賞
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日経賞

3月27日 土曜日 中山競馬場 右回り Aコース
芝2500M GⅡ 4歳以上別定 

過去10年
サンデーサイレンス系     7-10-4
ミスタープロスペクター系   1- 0-4
ヘイルトゥリーズン系     1- 0-1
ノーザンダンサー系      1- 0-1

サンデーサイレンス系が強い

このレースの傾向として(競馬ブック参考)

〇 G15着以内かGⅡ3着以内
〇 有馬記念組5連対で日経新春杯組が4連対で巣が今年は参戦0
〇 4歳が強い 5-7-2-17
〇 1番人気は6連対と普通。

出走馬の個人的な評価

カレンブーケドール
(能力は格上と思うけどまだ重賞を勝ててないので連なら信頼できる馬)

ワールドプレミア
(乗り替わりなので半信半疑ですが、馬の力はあるので展開が速くなれば信頼できるがなかなかそうならないレースなので)

ステイフーリッシュ
(GⅡ戦の安定感は抜群なのでいい勝負は出来るが瞬発力勝負だと何かに伸び負けているので、3連系には必要な馬かなと)

ウインマリリン
(良馬場の方が安定感はあるので先行すれば展開的にこの馬に向くはず。牡馬相手に距離が待つかどうかだけ)

ラストドラフト
(前走の道悪の反動がなければチャンスはあると思う。距離も東京のアルゼンチン共和国杯で2着しているから気にしなくていいかも。状態が良ければ)

オセアグレイト
(前走は外枠で不利だったので、今回内枠なら先行抜け出しができるので侮れず)

ゴーフォザサミット
(前走は中山記念4着で力を出し切っていたので反動が心配で距離延長もどうかなと思いますが、きっかけにはなったかなと思うので今回も伏兵)

ダンビュライト
(コース距離も問題なので後は先行出来て、力のいる馬場状態なら粘れるはずなので)

シークレットラン
(距離延長でチャンスはあるかも、ただ相手強化で地力でどこまで通用出来るか。コース実績はあるので)

ヒュミドール
(距離短縮で脚が溜まれば瞬発力勝負は向いているので、騎手も吉田豊で1発はある)

ウインキートス
(昇級初戦で相手強化でどうか?先行が出来ればそれなりにいい勝負は考えられそう。コース実績は高いので)

ムイトオブリガード
(前走はダートで参考外、芝の戻れば前走みたいなことはないが中山では小回りで不利かなと)

モズベッロ
(力のいる馬場がいいので時計が掛かる展開なら)

ノーブルマーズ
(距離延長で条件は合うが最近成績目立たないので)

サトノルークス
(前走もそんなに負けてないのでただ19年菊花賞から馬券に絡んでないのが厳しいかなぁ)

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  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年9月18日(金) 18:04:45
tech、相手、前残り狙い
8:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年8月16日() 00:00:24
ラップ、▲、高速馬場○
7:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年8月15日() 22:48:50
jp境、前走度外視、得意コース

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