【ズバリ!調教診断】小倉2歳S ダーレーの外国産馬に上積みあり!同厩舎のリアルインパクト産駒も上昇ムード!2019年8月31日(土) 16:30
日曜日に行われる小倉2歳Sの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①ローランダー
先週のひまわり賞からの連闘。それだけに状態面での上積みは微妙。また、好走したのは九州産馬限定戦に過ぎず、一般馬相手の新馬戦で6着に敗れていることや、持ち時計を詰めていない点(2走前→前走)を考えると、相手がさらに強くなる重賞では強調材料に欠ける。ここは静観が妥当ではないか。
②テーオーマルクス
禁止薬物問題の影響でローテーションに狂いが生じた未勝利戦時に対し、今回は予定通りの調整ができている印象。雨で馬場の悪かった8月28日の栗東坂路では、4F52秒6を記録。前回の最終追いより時計を詰めているので、相応の上積みを見込めそう。ここでもチャンスはある。
③ラウダシオン
斉藤崇史厩舎はトリプルエースとの2頭出しになるが、こちらは栗東CW中心の調整内容。新馬戦前のCWの併せ馬では、ほとんど先着していなかったことを鑑みると、1週前と当該週の併せ馬で先着を果たした点は好感度が高い。レースを使ったことによる上積みは想像以上。勝ち負けを意識できる状態とみる。
④ヒメサマ
8月27日に小倉へ入厩し、最終追いはダートコースで実施。だが、3ハロンから気合いをつけた程度で時計は平凡。7月14日のデビューから約1カ月間で3戦を消化、なおかつ中2週とあっては、さらなる良化は望むべくもない。そのうえ、頭数増加や馬場劣化など不安要素も多い。今回は厳しい戦いになりそうだ。
⑤トリプルエース
6月阪神の新馬戦以来のレースになるが、お盆前から時計を出し始めたように、陣営のモチベーションはすこぶる高い。1週前追いでは、ジョッキーが騎乗して全体51秒1、ラスト1F12秒1の好タイムをマーク。今週は軽めに留めたものの、ラスト1Fは12秒3でまとめてきた。力を発揮できる態勢にある。
⑥ヒバリ
1週前、当該週と2週続けて、レースで手綱をとるジョッキーが騎乗している点は好印象。その反面、新馬勝ちから中3週で速い攻めは2本と少なめ。なおかつ、目を引くようなタイムを記録しているわけではない。この馬なりに順調のようだが、上昇度の面で劣る感は否めず、今回は評価を下げざるを得ない。
⑦カイルアコナ
1週前に強く追い、当該週をサラッと流す過程は新馬戦時と同様。とはいえ、今回の最終追いは坂路で4F57秒0。さすがに手緩いのではないか。陣営は順調をアピールしているようだが、なんらかの不安材料を抱えている可能性もあり得る。当日の気配は、しっかりと確認しておいたほうがいいだろう。
⑧ホープホワイト
フェニックス賞から中2週。栗東滞在の関東馬だが、1週前追いは行わず、速い攻めは25日の坂路と28日のCWの2本。ジョッキー騎乗で実施したCW追いは、ラスト1Fこそ12秒台前半でまとめたものの、特に強調できる内容ではない。上積みを見込めるとは言い難く、ここも苦戦は免れそうにない。
⑨シゲルミズガメザ
6月22日のデビューから約2カ月で5走。そのうえ、連闘とあっては強調点を見い出すほうが難しい。調教診断としては「良くて平行線」としか言い様がないのだが、未勝利勝ちの走破時計はフェニックス賞の勝ちタイムと同じ。メンバー中の持ち時計トップタイにあたる。よって“平行線”ならば互角以上と判断することも可能。使ってくる以上は相応のデキとみるべきかもしれない。
⑩マイネルグリット
中2週続きとあって、最終追いはジョッキー騎乗でCWコースを馬ナリの調整。だが、24日に坂路で4F52秒8、ラスト1F12秒1を余力残しで記録しており、好調キープとみて間違いない。有力候補の1頭と言えよう。
⑪グランドデューク
今回の最終追いの坂路(重)時計は4F54秒0に過ぎないが、ラスト1Fは12秒1を計時。前回の最終追い時(良)のラスト1Fが12秒2だったことを勘案すると、状態の良さがストレートに伝わってくる。それゆえ、自身の力を出せるデキとみてよさそう。問題は新馬戦の勝ちタイムが低水準であること。そこからの上積みを加えて、重賞レベルに達しているかどうか。ジャッジするに悩ましい存在だ。
⑫カリニート
小倉開幕週の新馬勝ちから中4週で中間の併せ馬は2本。CWコースで3週連続併せ馬を消化していた、新馬戦時と比較して物足りなさを覚える。また、前回は1週前、当該週と先着していたのに対し、今回は1週前、当該週ともに遅れているあたり、上積みの面でも疑問が残る。今回は厳しいか。
⑬ゼンノジャスタ
日曜日に速い時計を出し、週中は軽めというのが浅見厩舎の調教パターン。それゆえ、直前時計の遅さを気にする必要はない。ただ、実質的な最終追いとなる、25日の坂路時計は4Fこそ52秒6とまずまずの一方、ラスト1ハロンは12秒9。やや終いの伸びが心もとない。前回以上のパフォーマンスを望むのは難しいのではないか。
⑭ミントティー
小柄な牝馬ということもあってか、この中間は坂路で馬ナリの調整に終始。極端に悪い時計ではない反面、特筆できるようなタイムを叩き出しているわけでもなく、良くも悪くも平行線といった塩梅。未勝利勝ちは展開が向いた感が強く、相手強化の重賞で上位争いを演じるには、よほど恵まれないと苦しい。
ウマニティ重賞攻略チーム |
[もっと見る]
【重賞データ分析】小倉2歳S 人気サイド安定!好位より前で立ち回れる馬が強みを発揮する一戦!2019年8月31日(土) 16:00
【小倉2歳S】ミントティーは坂路で調整2019年8月30日(金) 13:05
小倉2歳Sに出走するミントティー(栗・高柳大、牝2)は30日、栗東トレセンの坂路で調整。4ハロン69秒0とゆったりとしたペースで駆け上がった。高柳大調教師は「順調に、仕上がりもいい状態で出られそうです。(前走は馬体重416キロで)体がない分、気を使いながらでしたが、カイバをしっかりと食べてくれるので大丈夫でした。(馬場悪化で)時計がかかってくれるほうがよさそうですね」と笑顔。12番人気の未勝利戦で鮮やかな差し切りを決めた伏兵が、重賞でもアッと言わせるか。
★小倉2歳Sの枠順はこちら 調教タイムも掲載 |
[もっと見る]
【小倉2歳S】厩舎の話2019年8月30日(金) 05:08
◆カイルアコナ・高橋忠師 「先週もジョッキーに乗ってもらっていて、輸送もあるので感触を確かめる程度。暑さも乗り越えてくれた」
◆カリニート・幸騎手 「素直で乗りやすい。動きは悪くなかったし、良い状態をキープ」
◆シゲルミズガメザ・喜入助手 「連闘ですが調子はよさそう。馬場が渋っても大丈夫」
◆ゼンノジャスタ・田中健騎手 「中間も元気があります。前走は1200メートルにも対応してくれましたからね」
◆テーオーマルクス・宮師 「しまい重点にサッとやった。最後も伸びていて雰囲気は良かった。天気が悪いのはかえっていいかも」
◆トリプルエース・斉藤崇師 「先週しっかりやっているので今週はしまいだけ。最後も体を使えていました」
◆ヒバリ・福永騎手 「初戦は(ハミを)かんでいたけど、ここ2週は最後に伸びるようになっている」
◆ヒメサマ・前原助手 「状態はいい。非力なので馬場状態が鍵」
◆ホープホワイト・酒井騎手 「テンから力むところもなかったし、重い馬場でもバランス良く走れていました」
◆マイネルグリット・国分優騎手 「反応を確かめる程度。いい状態で馬力はある方だと思う」
◆ミントティー・高柳大師 「先週にやっているので馬なりで。動きは良かったです。ペースに応じて競馬ができる」
◆ラウダシオン・斉藤崇師 「先週やっている分だけ余裕を持ってやりました。真面目で一生懸命走るのが長所です」
◆ローランダー・鳥羽助手 「前走で好位からレースができたのは収穫。連闘も大丈夫」
★小倉2歳Sの出馬表はこちら 調教タイムも掲載 |
[もっと見る]
【小倉2歳S】厩舎の話2019年8月29日(木) 11:29
カイルアコナ・高橋忠調教師「輸送があるので感触を確かめる程度。暑さを乗り越えてくれたし、血統的に早い時期から結果を出せる」
カリニート・大根田調教師「サッとやって疲れさせず、パワーを発揮できるように仕上げた」
グランドデューク・庄野調教師「馬体が締まってきて、上積みはありそう。道悪も気にしない」
ゼンノジャスタ・田中健騎手「中間も元気があり状態はいい。前走は上手に競馬をしてくれた」
テーオーマルクス・宮調教師「雰囲気がいいね。道悪は前走で克服しているので問題ない」
トリプルエース・斉藤崇調教師「小倉への輸送があるので全体の時計は出さず、ラストだけ。体を使って走れていた」
ヒバリ・加用調教師「テンションを上げないようサラッと。馬場が悪くなりそうで外枠がいい」
ホープホワイト・酒井騎手「追い切りは馬場が重かったが、バランスのいい走りをしてくれた」
マイネルグリット・高島助手「対応能力の高い馬。輸送は問題なかったし、中間から順調」
ミントティー・高柳大調教師「動きはいい。真面目な馬でいつも一生懸命に走ってくれる」
ラウダシオン・斉藤崇調教師「前向きで一生懸命。ゲートを出て番手でスムーズに追走すれば」(夕刊フジ)
★小倉2歳Sの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載 |
[もっと見る]