エルコンドルパサー(競走馬)

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写真一覧
抹消  黒鹿毛 1995年3月17日生
調教師二ノ宮敬宇(美浦)
馬主渡邊 隆
生産者Takashi Watanabe
生産地
戦績11戦[8-3-0-0]
総賞金37,607万円
収得賞金11,145万円
英字表記El Condor Pasa
血統 Kingmambo
血統 ][ 産駒 ]
Mr. Prospector
Miesque
Saddlers Gal
血統 ][ 産駒 ]
Sadler's Wells
Glenveagh
兄弟 メモリーズオブユー
市場価格
前走 1999/10/03 凱旋門賞 G1
次走予定

エルコンドルパサーの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
99/10/03 フラ 4 凱旋門賞 G1 芝2400 14--------2** 牡4 59.5 蛯名正義二ノ宮敬 --0000 ------モンジュー
99/09/12 フラ 3 フォワ賞 G2 芝2400 -- 3--------1** 牡4 58.0 蛯名正義二ノ宮敬 --2.31.4 ------ボルジア
99/07/04 フラ   サンクルー G1 芝2400 10--------1** 牡4 61.0 蛯名正義二ノ宮敬 --2.28.8 ------タイガーヒル
99/05/23 フラ   イスパーン賞 G1 芝1850 -- 8--------2** 牡4 58.0 蛯名正義二ノ宮敬 --0000 ------クロコルージュ
98/11/29 東京 10 ジャパンC G1 芝2400 156116.031** 牡3 55.0 蛯名正義二ノ宮敬 472
(+2)
2.25.9 -0.435.0エアグルーヴ
98/10/11 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 9445.332** 牡3 57.0 蛯名正義二ノ宮敬 470
(0)
1.45.3 0.435.0④④サイレンススズカ
98/05/17 東京 11 NHKマイル G1 芝1600 17591.811** 牡3 57.0 的場均二ノ宮敬 470
(-2)
1.33.7 -0.334.9④④シンコウエドワード
98/04/26 東京 11 NZT4歳S G2 芝1400 188172.011** 牡3 56.0 的場均二ノ宮敬 472
(-6)
1.22.2 -0.335.8⑧⑨スギノキューティー
98/02/15 東京 11 共同通信4S G ダ1600 9881.211** 牡3 55.0 的場均二ノ宮敬 478
(0)
1.36.9 -0.335.6ハイパーナカヤマ
98/01/11 中山 6 3歳500万下 ダ1800 137111.311** 牡3 55.0 的場均二ノ宮敬 478
(+16)
1.52.3 -1.537.5⑪⑪タイホウウンリュウ
97/11/08 東京 3 2歳新馬 ダ1600 9662.511** 牡2 54.0 的場均二ノ宮敬 462
(--)
1.39.3 -1.137.2⑨⑨マンダリンスター

エルコンドルパサーの関連ニュース


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はステイヤーズS2023・血統予想をお届けします!


近年、顕著な活躍を見せているのがオルフェーヴル。産駒初出走となった2020年に1着オセアグレイト、2着タガノディアマンテ、5着ヒュミドールと出走全頭が5着以内に入線し、2021年にも3頭が出走して2着アイアンバローズ、3着シルヴァーソニックと2頭が馬券圏内に好走。2022年には1着シルヴァーソニック、4着アイアンバローズ、5着メロディーレーンと再び出走全頭が掲示板を確保する活躍を見せ、シルヴァーソニックは前年からのリピート好走、メロディーレーンは11番人気での健闘だった。延べ9頭が出走して掲示板外1頭とあればぞんざいには扱えず、今後の動向も大いに注視すべきだろう。

ほか、2021年にはワークフォース産駒のディバインフォースが勝ち、同種牡馬の産駒としてJRA重賞初制覇を飾ることになった。なお、同馬は翌2022年にも3着と好走。かつてエルコンドルパサー産駒のトウカイトリックが、2006年2着&2011年3着&2012年1着&2013年3着と長年にわたるリピート好走で存在感を示したが、ワークフォースとエルコンドルパサーには「父Kingmambo系×母の父Sadler's Wells」という配合に共通点を見いだせる。

アイアンバローズは、父オルフェーヴル×母パレスルーマー(母の父Royal Anthem)。21年2着、22年4着とステイヤーズSで上位争いを繰り広げる常連となっているが、半兄Palace Maliceは13年ベルモントS、半弟ジャスティンパレスは23年天皇賞(春)に勝つなど、スタミナ勝負には絶対的な自信を持つファミリーである。近年の勢いが目覚ましいオルフェーヴル産駒であることのほか、リピート好走が目立つ傾向からも軽視はできない。

ヒュミドールは、父オルフェーヴル×母アヴェクトワ(母の父チチカステナンゴ)。長らく馬券圏内の好走からは遠ざかっていたが、今年のダイヤモンドSでは13番人気で2着と激走。20年ステイヤーズSでも5着の実績はあったが、改めて長距離適性の高さを示す結果となった。なお、2代母キストゥヘヴンは全5勝のうち4勝が中山競馬場、そのうち3勝が重賞の巧者だった。父系と母系の双方からノーザンテーストを引く配合にも好感を覚える。

キングズレインは、父ルーラーシップ×母タッチングスピーチ(母の父ディープインパクト)。同産駒は19年エイシンクリックが11番人気3着と波乱を演出。また、ルーラーシップは、半兄フォゲッタブルが09年ステイヤーズSの勝ち馬であることも特筆できるだろう。本馬においては、父系にKingmambo、母系にSadler's Wellsを配された血統構成も興味深く、叔父に19年菊花賞2着のサトノルークスがいる血統背景から長丁場も合いそうだ。


【血統予想からの注目馬】
アイアンバローズ ④ヒュミドール ①キングズレイン

GI・7勝の名馬デイラミ死す 29歳…凱旋門賞ではエルコンドルパサーと対戦 2023年4月7日(金) 22:14

欧米4カ国で計7つのGIレースを制したデイラミ(父ドユーン)が5日、死んだことが分かった。29歳だった。

フランスのアラン・ド・ロワイユデュプレ厩舎からデビューしたデイラミは、1997年のプールデッセデプーラン(仏2000ギニー)でGI初制覇。その後、所有権の移転に伴い管理もサイード・ビン・スルール厩舎に替わり、98年は中距離路線でGIを2勝した。99年になるとチャンピオンディスタンスをターゲットにして、コロネーションC、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドSを制覇。さらにアイリッシュチャンピオンSも制して臨んだ凱旋門賞では、日本のエルコンドルパサー(2着)などと対戦したものの、不良馬場で持ち味を発揮できず9着に終わった。それでも、果敢に転戦した米GIブリーダーズCターフでは2馬身半差の完勝。この一戦を最後に引退した。この年はカルティエ賞(欧州の年度表彰)で年度代表馬に選出されている。通算成績は21戦11勝。半弟のダラカニは2003年に凱旋門賞を勝ち、兄のリベンジを果たした。

デイラミは引退後、アイルランドで種牡馬入り。産駒は2003年のアイリッシュダービーを制したグレイスワロー、2010年のジャパンCに来日(16着)したヴォワライシ(イタリアGIローマ賞勝ち馬)が目立つ程度だったが、南アフリカへの輸出を経てアイルランドに戻って余生を過ごし、長命することが珍しい芦毛馬ながら29歳まで生き抜いた。

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【今週のむかし馬なし 2/13~2/19】「ミスター競馬」野平祐二騎手がラストライドで重賞勝利!(1975年) 2023年2月13日(月) 12:00

年がら年中四六時中、競馬にお休みは基本的にありません。当欄では、2月13日~19日に競馬界で過去にあった様々な出来事を簡潔に紹介していきます。


2月14日
【1999年】共同通信杯4歳Sで馬連11万馬券が飛び出す
同馬主のグラスワンダーに続けとばかりに、マル外のグラスグラードが単勝オッズ1.5倍の圧倒的人気となったG3・共同通信杯4歳S(旧馬齢表記)。しかしふたを開けてみれば10番人気でヤマニンスキー産駒のヤマニンアクロが逃げ切り勝ち。1馬身半差の2着には13番人気キンショーテガラ(父ラグビーボール)が入り、大本命グラスグラードは出遅れが響いて7着敗退。副称「トキノミノル記念」はまさかのマル父決着で幕を閉じた。ヤマニンアクロの単勝は3300円。馬連114650円は中央重賞歴代3位(当時)の高配当であった。

【2010年】スプリングカエサルの白浜雄造騎手“天神乗り”で2着確保
京都4Rの障害未勝利戦での出来事。圧倒的1番人気のスプリングカエサルが2周目の生垣障害を飛越した際に着地に失敗。鞍上の白浜雄造騎手が落馬寸前となり、すぐさま体勢を立て直したものの鞍がズレたことに気づいて、安全のため両足のあぶみを外して騎乗した。以後馬の背と垂直に跨った“天神乗り”のようなフォームで2930mの障害コースを無事完走し、なんとか2着を確保。ゴールした際にはスタンドから拍手が起こったという。白浜騎手の機転の良さと騎乗技術の高さを証明した一件であった。これは機会があれば是非映像で見ていただきたい。


2月15日
【1998年】エルコンドルパサーがダート変更の共同通信杯4歳Sを快勝
共同通信杯絡みのネタをもう一つ。この年は降雪によりダート1600mへ条件が変更されて、同時にG3の格付けも取り消された(1995年の東京新聞杯に続き2例目)。勝ち馬エルコンドルパサーはデビュー以来ダート2連勝でここに臨んだとあって、当時は「ダート変更の恩恵に与った勝利」との意地悪い見方も一部存在したが、芝を舞台とした後の大活躍は皆さんご存知の通り。2着ハイパーナカヤマや4着インテリパワー辺りはまさしくダート変更の恩恵による好走だったのかもしれないが…。


2月16日
【1975年】野平祐二騎手が最終騎乗の目黒記念・春を勝利で飾る
この日「ミスター競馬」「祐ちゃん」こと野平祐二騎手がムチを置いた。1944年のデビュー以来挙げた勝ち星は当時の中央競馬最多となる1339。だが日本の競馬界に与えた影響は勝ち星の数を上回る多大なものであった。尾形藤吉門下の兄弟子で5年前に引退レース・京王杯スプリングHを制した保田隆芳騎手と同じように、目黒記念・春にてカーネルシンボリを勝利に導き有終の美。後日中山競馬場で行われた引退式で野平騎手は「本来なら、今日はスピードシンボリも駆けつけてくれるはずだったが、彼も今は仕事が忙しいものですから…(原文ママ)」とユーモアたっぷりにスピーチしたとか。

【2014年】降雪の影響により4日連続で東京開催が中止に
冬の時期にはありがちな降雪による開催中止。この年の2月、日本列島は軒並み豪雪に見舞われた。その影響で16日の東京競馬が開催中止となり、24日に振り替えられた。東京開催は2月8日、9日、15日、そしてこの16日と4日連続で中止に。一連の開催中止により、重賞で言うと東京新聞杯クイーンC、それに共同通信杯が後日に順延された。天候を原因とした1開催4日間の中止はJRA史上初めての出来事であった。

(文:古橋うなぎ)

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【血統アナリシス】ステイヤーズS2022 昨年はワークフォース産駒がJRA重賞初制覇、健闘続くオルフェーヴル産駒にも注目 2022年12月2日(金) 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はステイヤーズS2022・血統予想をお届けします!


昨年はワークフォース産駒の6番人気ディバインフォースが勝ち、同種牡馬の産駒としてもJRA重賞初制覇を飾ることになった。かつてエルコンドルパサー産駒が08年1着エアジパング、06年2着&11年3着&12年1着&13年3着と長年にわたってリピート好走したトウカイトリックと存在感を示していたが、「父キングズベスト(その父Kingmambo)×母の父Sadler's Wells」というワークフォースの配合は同種牡馬を想起させるものだろう。

ほか、直近2年で顕著な活躍をみせるのがオルフェーヴル。産駒初出走となった20年に1着オセアグレイト、2着タガノディアマンテ、5着ヒュミドールと全頭が5着以内に入線し、昨年も3頭が出走して2着アイアンバローズ、3着シルヴァーソニックと2頭が馬券圏内に好走している。いずれも4番人気以下という人気薄ばかりでの健闘でもあり、今後も動向を注視していきたい存在だ。

ディバインフォースは、父ワークフォース×母ツクバビューティ(母の父ゼンノロブロイ)。19年目黒記念を勝ったルックトゥワイスの甥。先述の通り、エルコンドルパサー産駒が幅を利かせていたことを考えると、やはり本馬にもリピーターとしての資質があるだろう。もとより19年菊花賞では16番人気ながら4着に好走。追い込み一手の脚質だけに、展開に左右されることは否めないが、距離は長ければ長いほど持ち前のスタミナを発揮しやすい。

シルヴァーソニックは、父オルフェーヴル×母エアトゥーレ(母の父トニービン)。「母の父にトニービンを配されたサンデーサイレンスの直系」という観点では、09年1着フォゲッタブルや13&14年と2連覇したデスペラードと共通。瞬発力勝負では分が悪い一方で、長くいい脚を使える強みがあるのは、「トニービン×Lyphard」という母の影響か。姉兄3頭が重賞勝ちの実績を持つだけに、本馬も昨年3着以上の結果に期待したいところだろう。

メロディーレーンは、父オルフェーヴル×母メーヴェ(母の父Motivator)。母の父にSadler's Wells系種牡馬を配された牝馬といえば、05年にアタマ差2着の惜敗を喫したエルノヴァ。本馬においては好調ぶりが目に留まるオルフェーヴル産駒であるとともに、やはり半弟がタイトルホルダーであることは特筆できるだろう。21年古都Sでディバインフォースに先着勝利していることを鑑みても、長丁場の重賞では一考する余地が十分にありそうだ。


【血統予想からの注目馬】
ディバインフォース ⑦シルヴァーソニック ④メロディーレーン

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【凱旋門賞】“9日前出国”の秘策生かすクロノジェネシス 2021年9月29日(水) 05:00

 さぁ、世界制覇だ!! 今週末にフランスのパリロンシャン競馬場で凱旋門賞(10月3日、仏GI、芝2400メートル)が行われる。節目の100回目を迎える世界最高峰のレースに、日本馬クロノジェネシス(栗・斉藤崇、牝5)が参戦。GI4勝を誇る女傑は「決戦9日前出国」という異例の直前輸送で日本馬悲願のVを狙う。

 エルコンドルパサーディープインパクトオルフェーヴル…。日本馬延べ27頭がはね返された世界最高の壁に、クロノジェネシスが挑む。グランプリ3連覇を含むGI4勝馬は24日に出国。25日にフランスへ入った。

 「輸送による熱発もなく、動きも問題ありません。一生懸命に、丁寧に馬を仕上げて、レースに使うだけです」

 斉藤崇調教師が順調さを伝えた。昨年の有馬記念を快勝後、凱旋門賞への挑戦プランが浮上。その布石としてドバイシーマクラシックに参戦(2着)した。飛行機輸送と、異なる環境での調整に慣れさせるのが目的。今回、僚馬イカット(牝4)を帯同させたのも、空輸時に「1頭だったのでテンションが上がってしまった」反省を生かしたものだ。今回は本番9日前の出国。これまでの日本馬は早めに出国し、現地で前哨戦を走ることが多かったが、陣営は異例の直前輸送を選択。意図については「もともと、レース間隔があいていても力を出せる馬ですから。手元に置いて調整するメリットもあると思います」と説明した。

 実際、クロノは中10週以上だとGI3勝を含む【4・1・1・0】。宝塚記念以来の実戦でも心配は無用だ。22日の国内最終追いでは栗東CWコースでラスト1ハロン11秒7(6ハロン83秒3)と鋭い伸び。慣れた国内での調整が功を奏し、16日に498キロだった馬体重は出国前に482キロまで絞れた。

 現地入り後も順調で、28日はシャンティイのエーグル調教場ウッドチップコースで約1400メートルのキャンター調整。斉藤崇調教師は「元気いっぱい。環境にも慣れてきました」と手応えいっぱいにコメントした。

 「2週前追い切りは反応が鈍く『まずいな』と感じたんですが、スイッチが入ってくれたようです。自分で体を作れる馬ですから。(初コンビの)マーフィー騎手も上手に乗ってくれるはず」

 父バゴは2004年の凱旋門賞勝ち馬で、クロノ自身も稍重&重馬場で4戦4勝と、タフな欧州の芝に適性がありそう。日本馬初の凱旋門賞制覇へ。“創世記”を意味する馬名のとおり、新たな歴史を刻む。(宇恵英志)



 ★凱旋門賞で日本馬の最高着順は2着で、過去4回。順に見ると1999年エルコンドルパサーはレースの172日前、2010年ナカヤマフェスタは55日前、12、13年オルフェーヴルはともに43日前に出国していた。他の日本馬でも、06年ディープインパクト(3位入線、のちに失格)は53日前。04年タップダンスシチー(17着)は7日前に出国する予定だったが、輸送機のトラブルで2日前の出国となった。

★「凱旋門賞2021」特集ページはこちら

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【凱旋門賞】クロノ&ボンド日本の悲願達成だ 2021年9月27日(月) 04:42

 記念すべき100回目を迎える凱旋門賞。日本馬も1969年にスピードシンボリが出走してから延べ27頭が挑戦。1999年エルコンドルパサー、2010年ナカヤマフェスタ、12、13年オルフェーヴルが2着になりながらも、まだ頂点に立ったことはない。今年はクロノジェネシスディープボンドが出走。日本馬の悲願達成に期待がかかる。

 クロノジェネシス宝塚記念を連覇し、有馬記念優勝と2400メートル前後では日本最強といっていい。海外競馬もドバイシーマクラシック(2着)で経験済み。04年凱旋門賞馬バゴの娘で舞台適性もあるだろう。

 ディープボンドは初の海外遠征だが、早めに現地入りして前哨戦のフォワ賞を逃げ切った。前述のエルコンドルパサーオルフェーヴルはこのレースも勝って本番でも健闘。ディープボンドも期待が高まる。

 強力な外国のライバルはまずディープインパクト産駒で日本生まれのスノーフォール。英、愛、ヨークシャーと3オークスをいずれも圧勝。前哨戦のヴェルメイユ賞でまさかの2着に敗れたが、この一戦だけで軽視するわけにはいかない。他にもBCターフなどGI3勝のタルナワ、英ダービーと“キングジョージ”を連勝したアダイヤー、GI3連勝中のハリケーンレーン、武豊騎手が騎乗するブルームなど、有力馬が多数参戦。見どころたっぷりのレースが期待できる。



★「凱旋門賞2021」特集ページはこちら

クロノジェネシスの競走成績はこちら★ディープボンドの競走成績はこちら

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エルコンドルパサーの関連コラム

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



10月9日(日) 東京11R 第73回毎日王冠(3歳以上G2・芝1800m)

【登録頭数:10頭】(フルゲート:18頭)


<前走:エプソムC出走馬>(4ヶ月)
ノースブリッジ(1着、492kg(-4kg))<A>
休み明けでも、かなりしっかり乗り込まれていて、3週連続南Wで好時計。1週前追い切りでは、岩田康騎手騎乗で迫力満点の動きをアピールした。

ジャスティンカフェ(4着、490kg(±0kg))<D>
1週前は金曜日に併せ馬で先着するも、この中間は坂路での時計が平凡。前走時のような目立つ時計が少ない印象を受ける。


<前走:宝塚記念出走馬>(3ヶ月半)
ポタジェ(11着、492kg(-4kg))<C>
前走時はお腹のあたりに多少の余裕が感じられた。休み明けで長めからの乗り込み豊富で時計も上々だが、1週前追い切りは終いもうひと伸びほしい動きだった。

キングオブコージ(17着、498kg(-8kg))<C>
休み明けの前走時は、マイナス体重でも緩さがあった。この中間は坂路での調整。休み明けでも時計は優秀で、あとは馬体が締まってくれば。




<前走:その他のレース>
レイパパレヴィクトリアマイル:12着、440kg(+6kg)5ヶ月)<A>
ヴィクトリアマイルからの休み明けだが、この中間は坂路で好時計をマーク。終いの時計が優秀で、好走時の状態に近い。

サリオス安田記念:3着、528kg(-22kg)4ヶ月)<B>
馬体が絞れスッキリした印象だった前走時。この中間は、3週前、2週前、1週前と追われる毎に時計を詰めてきていて、休み明けでも仕上がりは良さそう。

キングストンボーイ(関越S:2着、502kg(±0kg)中9週)<C>
夏に一度使われていて、この中間も南Wで長めから2本の追い切りを消化してきている。ただ、1週前追い切りでは併走相手に手応えで見劣り動きに重さが感じられた。

ダノンザキッド関屋記念:3着、526kg(±0kg)中7週)<C>
この中間も坂路で好時計が出ていて、日曜日の追い切りがCWを長めからという過程。ただかなり大きな馬で、動きを見ても1週前は反応が鈍く太め残りも窺える状況だけに、残り1週でどこまで絞れるかだろう。

レッドベルオーブ(小倉日経OP:1着、482kg(-2kg)中5週)<C>
休み明けを一度使われての叩き2戦目だが、1週前追い切りを見ると首が高めで終いの伸びがイマイチに映った。

ハッピーアワー(朱鷺S:14着、446kg(-2kg)中5週)<E>
この中間は乗り込み量が少なく時計も平凡で、ここを使ってくるような調整内容ではない。




※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ノースブリッジレイパパレサリオスの3頭をあげておきます。


◇今回は、毎日王冠編でした。
――サイレンススズカグラスワンダーエルコンドルパサーの3強対決。
個人的な戦前の感触としては、逃げるサイレンススズカを、グラスワンダーが捉えることができるのか。ここまで生で馬を見たことのなかったエルコンドルパサーは、少し力が足りないのでは、というのが正直なところだった98年毎日王冠
心情的にはサイレンススズカを応援していて、この後、天皇賞(秋)には出走できない3歳2頭には負けてもらいたくない。そんな気持ちで何週間も前からドキドキとワクワクがとまらなかったことを今でも記憶しています。迎えた当日の東京競馬場は、G1レースかと見紛うほどの超満員となっていました。詰めかけたファンであふれかえるパドックでも、落ち着きのある姿を見せていたサイレンススズカ。やや仕上り不足に映ったグラスワンダー。そして初めて見るエルコンドルパサーはというと、予想に反して私のイメージをガラッと変えてくるほど好印象の佇まいで周回していました。柔らかい動きでかなりの仕上りを伝えるには十分、何度確認してもパドックからは何一つ悪いところがないといった感じで、これまで何千、何万頭と馬を見てきた私でしたが、これほど第一印象の良い馬というのは記憶にありませんでした。
レースは、サイレンススズカの逃げ切りで決着し、ただ1頭サイレンススズカに迫ったエルコンドルパサーが2着。グラスワンダーは、ケガからの復帰初戦でまだ万全ではなかったためか5着に敗退。この日東京競馬場にいたファンの中には、彼らのレースを生で観戦したことがその後大きな財産となり、忘れることのない1日になったという人も多いのではないでしょうか。その後サイレンススズカは残念なことになってしまいましたが、エルコンドルパサーグラスワンダーが大活躍を果たしたのは、皆さんもよくご存知のとおりです。
先週の凱旋門賞での日本馬の敗退を見ると、日本のトップクラスの馬でも欧州に滞在して2400m路線のレースを使い続けていかないと、なかなか勝てる日はこないのではないかと思います。凱旋門賞に挑戦する馬は年々多くなっていますが、エルコンドルパサーディアドラのように長期滞在して挑戦する馬の割合はかなり少ないと思います。今年勝ったアルピニスタは、前走のヨークシャーオークスでは61キロを背負って勝利しています。凱旋門賞を勝つには、タフな馬場をこなす馬体と根性、慣れない環境で挑戦し続けていくことも必要なのではないかと思います。

毎日王冠出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。




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2016年6月24日(金) 12:15 みんなの競馬コラム
【宝塚記念】血統考察 byうまカレ
閲覧 4,601ビュー コメント 0 ナイス 9

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
今週は春のグランプリ宝塚記念です。春のGI全てでコラムを書いてきましたが、ひとまずその集大成となります。今回も長いので、気になる馬or最後のまとめだけ読んでいただければと思います(笑)

注目を集めるドゥラメンテですが、
①ノーザンファームしがらきで着地検疫をした3頭の中(おそらく、ドバイ遠征をしたドゥラメンテリアルスティールラストインパクトの3頭か、今春遠征を敢行した堀厩舎のモーリスサトノクラウンドゥラメンテの3頭)で最もダメージを受けていたこと(堀調教師の共同会見より)
②レース前の初輸送
この2点が気になります。
②に関しては、ノーザンファームしがらきと美浦間の輸送は経験がありますが、毎回20キロほど体重が減るそうです。今回は金曜輸送ということですが、果たしてどれくらいの体重でパドックに出てくるか。

●右回りの爆発力、トニービンの再現性
ドゥラメンテは、左手前が得意、左回り<右回りである可能性が高いです。通常、左回りでは道中左手前、直線を右手前で走るはずです。右回りではその逆。過去の東京でのレースでは、残り1Fくらいまで右手前で走り、そこから左手前に手前を替えてさらに脚を伸ばしました。
一方、右回りの皐月賞では、道中右手前で走るので、得意の左手前を温存することができます。だからこそ皐月賞では温存していた左手前で走る直線であの爆発力ある末脚を使うことができたのでしょう。
中でも日本ダービーでは、サトノラーゼンに接触した2分4秒地点、残り375mあたりで左手前に替えたように見えます。そこから一気に突き放しましたし、デムーロ騎手も談話で「手前を替えてからの脚が凄かった」と話しています。
また、この馬はHornbeam(トニービンの母父)と牝祖パロクサイドの、NasrullahとHyperionによるニアリークロスを持っているので、東京の大一番で強かった種牡馬トニービンの再現性が高い配合で、非常に持続力があります。となると、ベストは左手前で持続力を活かせる「直線の長い右回り」である可能性が高く、「直線の長い右回り」のGIは存在しませんので、気が早いですが凱旋門賞の舞台(今年はシャンティイ)はベストパフォーマンスを出せる条件だと思っています。
アンビシャスリアルスティールといったライバルたちと、同じ休み明けでも骨折明けながら爆発力の違いを見せつけた中山記念、右前脚を落鉄しながら左手前一本で走り切り(恐らく)、欧州最強馬Postponedの2着となったドバイシーマクラシックはまさに地力の成せる業。道悪についても、トニービンが入る馬は後駆で走ることが多いので、さほど気にする必要はないでしょう。広いコース向きの走りだけれども、右回りならば、国内で負ける可能性は少ないとみます。

●阪神<京都、急坂<平坦
キタサンブラックは、500キロを超える大型馬で、母父はサクラバクシンオーですが、体質は非常に柔らかく、「フワッと」先行するスピードがあります。これは母系に入るサクラユタカオーやジャッジアンジェルーチの影響が大きいと考えられ、サクラユタカオーはPrincely Giftを通じるNasrullah3×4を持ち、ユタカオーの仔で本馬の母父であるサクラバクシンオーも母系に入ればこの軟質な体質を伝えます。菊花賞天皇賞(春)を制していますが生粋のステイヤーではなく、体質の柔らかさや、大きなフットワークによる燃費の良さで距離を持たせ、器用さを武器にしたレース巧者の中距離馬というべきでしょう。
好走する能力を持っていたこと、こちらが思っていた以上にブラックタイドのBurgcreleのスタミナが発現していること、スローペースになりやすい日本競馬において自分でレースを作れるレースセンスは評価すべきですが、セントライト記念と有馬記念大阪杯は展開が絶好、そして菊花賞北村宏司騎手の好騎乗、天皇賞(春)武豊騎手の絶妙なペース配分があったとはいえ、後続のプレッシャーが想像以上に少なったのも事実。
Princely Giftの血を引く馬に多く見られる、前脚の伸びが綺麗で、トニービンを引く馬とは反対でどちらかというと前駆で走るから、京都の下り坂適性は抜群です。でもそれは阪神替わりや、タフな馬場はマイナスだし、今年の3歳牡馬クラシックを見ても分かる通り、2000mと2400m、距離が長いほどスタミナが問われるかといえばそうではありません。人気必至ならば、やはりもう1度嫌ってみたいところです。

ドゥラメンテに次ぐ潜在能力
ドゥラメンテはもう名馬の域に達していますが、アンビシャスも相当な器です。血統をみると、究極の配合から、パワーとスタミナを伝える母父エルコンドルパサーに、母母カルニオラは1990年の凱旋門賞を制したSaumarezと3/4同血(父Rainbow Questと母母Fiesta Funが共通)で、「欧州的な重厚な血統」といえます。母はHyperion8・8・7・8・7×9・7・8・5、Nasrullah4×5だから、形としてはドゥラメンテと同じNasrullahとHyperionの斬れになっているともいえ、Hyperionが濃いので成長力も担保されています。
本来であれば、ズブくて重々しいタイプに出ても良いはずなのですが、重々しさを感じさせない馬体、軽やかなフットワーク、前向きな気性の持ち主で、この「字面の血統から逸脱したものが発現している」というのは大物に共通していることです(例えば、メジャーエンブレムも全兄がダート長距離馬だとは思えないほどのスピードが発現されていますよね)。
ディープ産駒らしい瞬発力もみせていますが、やや上がりの掛かる馬場の方がパフォーマンスは上がるはずで、だから週中の雨はプラスと考えて良いと思います。ただ、ラジオNIKKEI杯、産経大阪杯と内回りで結果を残しているものの、どちらかというと外回り向きなタイプ、また中山記念大阪杯ともに外枠で、周りに馬がいないと折り合い、内枠で馬群に入った天皇賞(秋)では終始掛かりっぱなしだったことを考えると、「周りに馬がいない方が折り合えるタイプ」の可能性もあり、その点で今回の内枠は気かがりではあります。

●何でもできる、サトノダイヤモンド
天皇賞(春)3着のシュヴァルグランは、ジャスタウェイマジックタイムのように、2・3歳時に「これは大物か⁉」というパフォーマンスをみせてから少々伸び悩み、古馬になって本格化というハーツクライ産駒らしい成長曲線を描いてきました。
ヴィクトリアマイルを連覇した半姉ヴィルシーナの他にも、ダノンシャンティや種牡馬Devil’s Bagらを輩出した名門Ballade牝系で、母のクロスを継続して自身はHalo≒Red God3×4・5・5、軟質なスピードを増幅させているので、サトノダイヤモンドのように器用さがあり、外回りでも内回りでもパフォーマンスは落ちずに何でもできるタイプです。母系にメジロのスタミナ血脈が入るモーリス然り、母父サクラバクシンオーキタサンブラック然り、母からスタミナ(≒持続力)を取り込んでいるからこそ一流マイラーが生まれ、母からスピード(によって前受けできる)を取り込んでいるからスタミナを活かすことができている。シュヴァルグランも、父のスタミナを母のスピードによって活かしているといえるでしょう。
天皇賞は負けて強しの競馬、どちらかというと上がりの競馬だったので、父のスタミナが活きたレースとはいえず、タフな馬場、急坂のあるコース替わりとなれば好走する可能性は高いですが、器用ということは勝ち切れないことと相似でもあるので、勝ち切るイメージは湧きません。

●馬場と揉まれない外枠はプラスに
サトノクラウンはすごい配合馬で、これだけで1記事かけてしまうほどなのです。Aの〇×〇というような単独のクロス、また62.5%程度に相似な血を持つ馬同士のクロスである「ニアリークロス」も効果を示しますが、たとえば、母母→母父→父と代を重ねながら重要な血脈を何本も継続的にクロスしていく、「組み合わせのクロス」もそれらに劣らない効果を示します。
サトノクラウンの場合は、各国で活躍馬を輩出している、ナスキロ(NasrullahとPrincequillo)とTom Fool的な血(Bull DogとPharamond)について、
・母母父Vettori
・母父Rossiniの父Miswakiの母Hopespringseternal
・母父Rossiniの母Touch of Greatness
・父ラストタイクーン
で、何代にも渡り継続クロスしており(母ジョコンダⅡはRossini≒Vettori1×2ともいえる)、さらに、ナスキロ+Tom Fool的な血+最強パワー血脈のWar AmiralとLa Troiennneという見方をすれば、ラストタイクーン≒Rossini2×2ともいえるすごい配合です。
こういう配合をすれば、サンデーサイレンスの力を借りずとも日本の芝中距離GIで勝ち負けできる馬が生まれるのです。絶対に種牡馬になってほしいです(笑)
 レースに関係することを書けば、昨年のダービーでドゥラメンテに勝つ馬がいるとすれば、ドゥラメンテよりも前で競馬をした時のサトノクラウンだけだ、と思い、昨年のダービーでは◎でした。天皇賞(秋)の大敗は体調面の問題、前走のクイーンエリザベス2世カップは、レース序盤でハナに立った後に馬群に包まれるなどチグハグな競馬で気性面が敗因だったと考えていますから、今回への影響は心配しないで良いように思います。また、堀厩舎は元々宝塚記念にはドゥラメンテを出走させる予定でしたし、タフな馬場だった京都記念→香港を使い、疲れが残っていれば出走させるはずがないのです。ただ1つの懸念を述べるとすれば、血統的にドゥラメンテアンビシャスよりも成長力に劣るかもしれないということです。それでもやはりダービーでのパフォーマンスをみると、この世代のNo.2はこの馬だと思いますし、狙ってみる価値はあると思います。

●衰えは感じないが、4歳世代と比べると
昨年の宝塚記念天皇賞(秋)を制したラブリーデイは、Ribot系のGraustark6×6などを持ち、母系にもRobertoが入るので肩が立っていて前脚の可動域が小さいです。母のダンスインザダークやトニービンのスタミナも伝わっていないわけではないですが、燃費の悪い走り方になるため距離は2000m前後がベスト。ただこの燃費の悪い走りというのは、「器用さ」とも相似なわけで、コーナリングが求められる内回りという条件は合っています。
厳しい流れの中3着を死守したジャパンカップ、重馬場で早め先頭から4着に粘り切った香港クイーンエリザベス2世カップも相当に強い競馬といえますが、どうも旬の短いタイプに思えるし、4歳勢と比べると1枚落ちる感は否めません。

●地力はトップクラス
トーホウジャッカルは体質が非常に柔らかく、この体質の柔らかさから、スピードの乗りがコーナー時より直線時の方がスムーズで、後述するタッチングスピーチとは別の意味での広いコース向き、かつ高速決着歓迎。この点を考慮すると昨年の宝塚記念4着は相当なパフォーマンス、地力の成せる業です。天皇賞(春)の一瞬伸び欠けて止まった走りは、まさに完調手前らしいといえ、中間が順調な今回は非常に楽しみです。潜在能力はメンバー中でもトップクラスで4歳のトップクラスと地力勝負でやりあえる数少ない先輩馬でしょう。しかし先述したように高速決着と広いコース向きという点がどうか。秋には無事にジャパンカップに出走してもらいたいのですが・・・。

●舞台、道悪適性は高く
ヤマカツエースキングカメハメハ×グラスワンダーという組み合わせですので、Kingmambo≒Ameriflora2×3(Raise a Native、Graustark=His Majesty、Northern Dancerらが共通)という名牝系に属する名種牡馬と名繁殖2頭の強力なニアリークロスになります。Kingmamboのパワーを増幅しているので内回りでこそというタイプで、道悪はプラス。初めて古馬の一線級との対戦になった京都記念も2着馬と差のない5着、前走の鳴尾記念は、開幕週で終始外を回されてはさすがに厳しく、内回りで道悪が濃厚のこの舞台は合っています。昨年のラブリーデイのような新星誕生があればこの馬だと思いますが、如何せん今年は同世代のライバルが強力なためどこまでやれるか。

●底力に疑問
ステファノスはSir Gaylord≒Secretariat6×6的緩さと、クロフネの頑強さのバランスが上手く結びつき古馬になって本格化。GIで好走した昨年のクイーンエリザベス2世カップは内枠からの出し抜け、天皇賞(秋)もスローペースによるものが大きくこのメンバーで道悪の宝塚記念を勝ち負けできる底力は感じません。

●得意の馬場と捲りで
マリアライトリアファルの3/4姉で、アンビシャスとは異なり母父エルコンドルパサー産駒らしい機動力と、この母らしいパワーが武器。昨年のマーメイドSや、潮来特別での捲りこそが本来の姿で、馬場が渋れば外回りでも牝馬のトップということはエリザベス女王杯で証明しています。良馬場の目黒記念での2着は地力の成せる業。舞台替わりと週中の雨は大歓迎で、善戦する可能性は高いとみますが、やはりこの4歳牡馬たちをまとめて差し切れるかというと疑問符が付く。

●一線級相手の内回りでは
タッチングスピーチは母リッスンが2007年のフィリーズマイル(GI、芝8F)を制している良血馬で、リッスンはBold Reason≒Never Bend3×4、母系もBetter SelfやEight Thirtyといったアメリカ血脈が流れるパワー型です。ディープインパクト産駒の中でもパワーに寄っているので週中の雨は歓迎ですが、テンのスピードがなく大飛びなので外回り向き。内回りのここで超一流牡馬相手となると相当な馬場悪化や、ハイペースなど外的要因が向いてほしいところ。

ラブリーデイのように
 鳴尾記念を制し、今年重賞を2勝しているサトノノブレスは、「重賞制覇→天皇賞(春)敗戦→鳴尾記念制覇」というローテが昨年のラブリーデイと非常に似ています。6歳になってもう一段階成長したのは、いかにも母父トニービン(Hyperion5×3・5)らしものといえます。ベガを輩出し散るアンティックヴァリュー牝系でも、RivermanやDraffic Judgeが入るのでパワーもあり舞台は合っているでしょう。4歳牡馬相手には厳しいと思いますが、人気がないなら抑えてみたい1頭ではあります。

【まとめ】
基本的にはハイレベル4歳勢の争いだとみる。
ドゥラメンテは道悪は苦にしない可能性が高く、右回りならば勝って渡仏する可能性が高いだろう。しかし、道悪適性、ダービーでの走り、堀厩舎の思惑などを考慮するとサトノクラウンにも食指が動く(私情入りまくり)。キタサンブラックは、馬場、阪神替わりはマイナスで、もう1度嫌ってみたい。アンビシャスは潜在能力ならドゥラメンテに次ぐものがあると思うし、血統的には時計の掛かる馬場はプラスで、成長力も高い。穴目では馬場&コースともに合っているマリアライトヤマカツエースのピンク帽2頭や、サトノノブレス


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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)


「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

【うまカレBlog】http://umacollege.blog.fc2.com
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金沢ユウダイ
【Twitter】https://twitter.com/derby6_1
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2016年1月10日() 09:30 みんなの競馬コラム
【フェアリーステークス】血統考察 byうまカレ
閲覧 4,535ビュー コメント 0 ナイス 3

コラムを開いていただいた皆さん、はじめまして!学生団体「うまカレ」で副代表をやっている金沢ユウダイと申します。「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

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金沢ユウダイ
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ブログ http://derby6-1.hatenablog.com/


さて月曜日にはフェアリーステークスが行われます。3歳牝馬による争い、そしてトリッキーな中山マイルコースということで毎年のように荒れるこのレース。私は血統が大好きなので、簡単に全頭の血統配合をまとめてみます。「とにかく来る馬を教えろ!」という方は1番下の【まとめ】だけ読んでみてください(^^;)



ボーアムルーズ
ダイワチャームは芝1400m~1800mで3勝を挙げた。Vice Regentらが入るからパワーが優っていて、新馬戦では加速力の違いで抜け出した。中山も合うだろうが能力が足りるかどうか。

ポロス
バトルプラン×マヤノトップガンの字面通りのダート馬の筋肉で、芝の重賞では手が出ない。

コパノマリーン
キタサンブラックコパノリッキーらと同じヤナガワ牧場の生産馬で、母ヴォークリンデはダ1200mで1勝を挙げた。父のHaloクロスを継続する形でHalo4・5×4、母母父もウォーニングだし、母系の奥にはMy Busherというパワー血脈もあり父のように中山向きの機動力があるタイプで舞台は抜群に合う。

ダイワドレッサー
母リバティープリントは芝1200mで新馬勝ち、続くダ1200mの呉竹賞も制した。母母エアリバティージャングルポケットと同じトニービン×Nureyevという配合で、Hyperionの血が濃い。父ネオユニヴァースの母ポインテッドパスもHyperionが濃い配合だから、血統表の半分がHyperionが凝縮されていることになる。Hyperionは持続力が武器だが、その持続力はダイワメジャークラレント、直近の例だとダイワリベラルがマイルに短縮して勝利したように短い距離で活かされることが多い。本馬は母父がフォーティナイナー系スウェプトオーヴァーボードなのでパワーが優って肩が立ったピッチ走法で走るからコーナリングも巧いはずだし、前走の葉牡丹賞は前が詰まってほとんど追えずの競馬で参考外。思えば昨年も距離短縮のノットフォーマルローデッドで決まり、今年の距離短縮馬(芝限定)はこの馬のみだ。

ダイワダッチェス
母ファルネーゼはダ1200m~1400mで3勝を挙げた。母母ユーキャンドゥイットはMr.Prospector≒Native Royalty2×2(Raise a NativeとNasrullahが共通)という強いクロスを持ちアメリカのGIIIを2勝した。本質はダート短距離血統というべきだが、3代母→母母→母とNasrullahを継続して取り組んでいるから芝のスピード決着に対応できているのだろう。とはいえパワーが優りピッチ走法で走る馬だから中山替わりはプラスだ。

ビービーバーレル
父パイロは中央ではシゲルカガワディなど短距離馬もいるが、他にもエンキンドルブルーボサノヴァや地方で活躍しているパーティメーカーなどがおり、Pulpit×Wild Againらしく持続力のある中距離血統。本馬がパイロ×Silver Hawkの字面以上にスピードがあるのは4代母のFlaming Page≒Dinner Partner2×2(Menow、Bull Dog、Blue Larkspurが共通)というクロスの影響のように思える。このスピードをパイロ×Silver Hawkで持続させているというイメージだ。母父の代表産駒であるグラスワンダーを彷彿とさせるような掻き込み走法だから中山は合うはずで、ここを狙い澄ましたローテションにも好感が持てる。

ラシーム
母は最近アンビシャスを輩出したカーニバルソングの姉で、父がブラックタイドだからアンビシャスとは3/4同血(父ブラックタイドディープインパクト、母母カルニオラが共通)ということになる。母父がCaerleonだからか、筋肉量は豊富で同じ母父を持つダノンシャークのような外回り向きのマイラーのように思える。前走はドーヴァー→アーバンキットというハイレベルな1戦の6着は好内容といえ、人気以上に実力のある馬だとは思うが先述したように外回りが合うタイプだろう。

フジマサアクトレス
ステファニーチャンは1200m時代のフェアリーSで3着、報知杯4歳牝馬特別で2着、4歳の夏にOPのバーデンバーデンカップを制するなど活躍した。血統的にも魅力があり、Nothern Dancer3×3、Buckpasser4×3、Nasrullah5×5という父母相似配合をしている。新潟2歳S2着のツクバホクトオーが代表産駒だが、他にも地方6勝馬なども輩出しており優秀な繁殖牝馬といえる。前走の京王杯はスローペースを追い込んでの9着で内容的には評価できるが、父母ともに流れるフランス血統の影響か、どちらかというとストライドで走るので外回り向きで中山替わりはどうか。

レッドシルヴィ
母父Highest Honorはその父KenmareがNasrullah4×4、母がRiverman×Sir GaylordとNasrullah血脈を強く持っているのでレーヴドスカーの産駒に代表されるように斬れ味が魅力。本馬もヴィクトワールピサ産駒にしては体質が柔らかいが、前走のようにマイルだとやや置いて行かれて俊敏な反応が出来ないのがどうか。

ラブリーアモン
遡ればライスシャワーと同じユートピア牧場の牝系で、3代母クリヤングがNearctic≒Hell’s Fury2×3の3/4同血クロス、そこにバイアモンを配された母母クリアモンはNearctic5×4・6、更にメジロライアンを配された母ミスアモンはNothern Dancer=ノーザンネイティヴ4×3という興味深い配合をしている。父ソングオブウインドは血統好きなら誰もが唸る「あの」エルコンドルパサー産駒で、牝系は社台の名門ファンシミン、母父はメジロライアンという実に日本らしい血統だ。血統だけでなく、前走は2着ウムブルフがいなければ3着馬を6馬身離した圧勝で、現にウムブルフは次走未勝利戦を楽勝している。エルコンドルパサーらしいピッチ走法だから中山替わりは歓迎で、これといった先行馬がいなければ逃げても良い。ちなみに昨年もエルコンドルパサーの仔、ヴァーミリアン産駒のノットフォーマルが逃げ切っている。穴ならこれだろう。

シーブリーズラブ
フルーキーの半妹。母サンデースマイルⅡはBuckpasserの母として有名なBusandaで、父カジノドライヴはStriking=Busher=Mr. Busher7・7×5だから、Striking=Busher=Mr. Busher≒Busanda8・8・6×6とLa Troienne+War Admiral血脈を4本持つことになる。体質はサンデーサイレンスが入ることなどにより柔らかいが、やはり肩が立った強烈なピッチ走法で東京の未勝利を加速力の違いで勝ち上がってきた。中山替わりは歓迎だが、内枠で脚を貯めて一瞬の脚で抜け出したいタイプなのでこの枠はマイナスだろう。

リセエンヌ
母父Monsunを1/4異系に使っているが、母母がIn The Wingsなど重厚な血脈が続き、全兄サトノダイレンサほどではないが、やはりエンジンの掛かりが遅いタイプ。こういうタイプでもローデッドのように能力があれば来れるが果たしでどこまで。緩いストライドで走るから、このコースでも外枠は歓迎だろう。

クードラパン
グランシルクの3/4妹で、叔父にブレイクランアウトがいる血統。母母キューはNothern Dancer4×4、Bold Ruler4×4、Prince John5×5など相似配合になっていて切れを伝える繁殖といえる。本馬の場合は母父に重厚なDynaformerが入るため、体質は柔らかいが、追ってもストライドが伸びず、どこの競馬場でも器用に走れるタイプ。とはいえ外回りでディープ産駒と瞬発力勝負では厳しいから中山替わりはプラス。内枠が欲しかった。

アルジャンテ
ナイキフェイバーは芝1200mで2勝を挙げたスプリンター。産駒はPromised Landのクロスになるから筋肉量は多いものの、3/4兄ナイフリッジのように柔らかく外回りで斬れる馬になりやすい。距離延長は問題なく、柔らかく斬れるから外枠も歓迎で、騎手も含め昨年のローデッドのようなイメージだ。

ルミナスティアラ
ルミナスウォリアーの全妹だが、兄より脚が短くピッチ走法で走るから距離短縮は歓迎。ただこの枠だと手が出ない。

ハマヒルガオ
テンダリーヴォイスの半妹で、その姉は昨年のフェアリーSで3着。姉のようにディープインパクト×キングカメハメハだとAlzao≒ラストタイクーンというニアリークロスになるので、ダニムアンドルビーに代表されるように斬れが増幅される。本馬は母母ブロードアピールクロフネだから姉以上にパワー型。芝の重賞で勝ち負けとなるともう少し柔らかさがほしいところだ。


【まとめ】
陸上の短距離選手とマラソン選手を見れば分かるように、パワー型の方が瞬間的な加速力に優れます。トリッキーな中山コース、特に1600mとなればそんな瞬間的な脚を使えるタイプを選びたいですが、重賞レベルになってくると一定の持続力も問われます。その中で今回穴として推したいのはラブリーアモン。父父エルコンドルパサーらしいピッチ走法で器用さもあり、ユートピア牧場の牝系にメジロライアンと配され持続力もあるタイプです。フェアリーステークスノットフォーマル(父ヴァーミリアン)、ニシノアカツキ(父オペラハウス)、ウキヨノカゼ(父オンファイア)のように地味目の血統が好走するレースでもあります。

ビービーバーレルは母父Silver Hawkの代表産駒グラスワンダーを彷彿とさせる掻き込み走法で走るため中山は間違いなく合うタイプ、ダイワダッチェスシーブリーズラブもピッチ走法で走るので中山は問題ありません。

今回のディープインパクト産駒2頭(リセエンヌアルジャンテ)は、緩いストライド(一歩が大きい)で走るので、教科書的な「内で脚を貯めて抜け出す」という競馬には向きません。エンジンの掛かりが遅いので、距離ロスがあったとしても、昨年のローデッドのように外から惰性を付けて上がっていく形がベストです。2頭の外枠はプラスでしょう。

最後に大穴でダイワドレッサーラシームを挙げておきます。

【参考】
日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html



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2015年11月15日() 09:00 みんなの競馬コラム
【エリザベス女王杯】湿った馬場のバイアス
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雨天時の馬場バイアスを出すのは、とても難しい。

なので、結論の部分では複数のパターンを考えて出してみることにします。

最終決断は直前のドンカスターカップで決定させる方向で。

では11/14の京都競馬場で行われた芝レースからピックアップしてバイアスを見てみます。


a.7R1000万下2200m

内から数頭分開けて追走したシホウが直線、馬場の真ん中を抜けて勝利。
追い込んできた2・3着馬を封じ込めました。

このレースは、少頭数で且つスローペースだったにも関わらず、逃げ先行馬が残れなかったという点に注目したいところ。

特に先行して負けたゴールドテーラーは実力的に十分に勝負出来る力の持ち主と思える成績だったにも関わらず負けました。

馬券圏内の馬の成績や過去の上がりの雰囲気を見る限り、ジリっぽい馬が優勢だったのかなと感じるところです。


b.10R1600万下2400m

こちらも内を数頭分離れたところを追走していたアルバートが直線の真ん中を突き抜け快勝。
2着のトゥインクルも内ラチに近いところを追走も、直線で馬場の真ん中に進路を変えて追い込んできました。

人気通りの決着=実力通りの決着と見れば特筆する要因はなさそうに思えます。
しかし、前走前々走と逃げてそこそこのところまで来ていたタガノレイヨネが惨敗している点を見ると、相当内ラチ沿いは芝が重く、スタミナロスが激しくなってしまうのではないかと推測されます。


c.11Rデイリー杯1600m

こちらも勝ったエアスピネルは内ラチから離れた位置を追走して、直線は馬場の真ん中を突き抜け…


…今日はこのパターンなのですね。

内ラチ沿いをピッタリ追走してスタミナ温存を狙っても、外目追走の方がスタミナロスが少ない…

そして直線は真ん中より外を突き抜けないと勝てない、そういう馬場コンディションだったようです。

さらに見つけました特筆すべき注目の共通点。

キーワードは、「キングマンボ」と「トニービン」。

上記3Rの馬券圏内の馬9頭のうち、トゥインクルを除く8頭にこの2つの血筋が入っていました。

勝ち馬のみ列記すると、父キングカメハメハ・父アドマイヤドン・父キングカメハメハ

これはこの2頭の血筋含有で決まり!

…と言い切りたいところですが、本日の京都はニワカ雨の予報。

当コラム執筆時点での馬場状態も「稍重」という微妙なコンディション。

良馬場回復は見込めないでしょうが、昨日のように表面上に水分が浮いている状態での開催になるのか?というところがポイントになりそう。


もし今日、エリザベス女王杯の発走まで降雨がなかった場合、馬場表面は湿り気はあるものの昨日のような馬場コンディションではなくなる可能性があります。

そうなればバイアスは変わってくる…それも踏まえて、注目馬を出してみます。


まずは昨日の馬場コンディション通りのバイアスの場合はこの6頭に注目。

ハーツクライで母父エルコンドルパサーシュンドルボン
ハーツクライヌーヴォレコルト
スズカマンボパワースポット
キングカメハメハタガノエトワール(+牝系にトニービン)
母父トニービンのシャトーブランシュ
母父エルコンドルパサーマリアライト
スズカマンボメイショウマンボ

人気のヌーヴォレコルトから残りの馬に流す馬券でも十二分に元は取れそうな馬ばかりですね。


次に個人的感覚から「今日降雨が無かった場合」の馬場バイアスに合いそうな馬を選出。

タフなレースとなった秋華賞でよもやだったクイーンズリング
昨年のローズSヌーヴォレコルトに迫ったタガノエトワール
稍重の東京を外枠から差し切ったノボリディアーナ
距離不安も展開が向きそうなスマートレイアー
昨年の雪辱なるか、ヌーヴォレコルト
最後に、背水の陣で大逃げの可能性は…?のメイショウマンボ


馬場バイアスと被るという点では、ヌーヴォレコルトが軸に最適な馬となるのではないでしょうか。


ラキシスの連覇達成か。
ヌーヴォが昨年の雪辱を晴らすか。
はたまた3歳による世代交代か。。。

混戦の一戦となるに違いはなさそうです。

さて、結果や如何に。


執筆者:K-MCS(MYコロシアム>最新予想にリンク)


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エルコンドルパサーの口コミ


口コミ一覧
閲覧 188ビュー コメント 0 ナイス 17

エルコンドルパサーとウメノファイバー

がヒットします。

カンテレ競馬さんのYouTube

ありがとう蛯名騎手で

エルコンドルパサーとウメノファイバーを

やってます。(他の馬もありそうな🤔)

まだ見てないので後で見ようっと😆


今週で蛯名騎手ラストですね😢

ラストパサーを楽しみにします😆

ラストパサーって(゜o゜)\(-_-)

語呂がいいのでつい(;^_^A

 啓斗ミ☆ 2019年10月7日(月) 17:44
日本馬に立ちはだかる凱旋門賞の壁
閲覧 324ビュー コメント 0 ナイス 7

参加する事に意義がある…否定はしない。
しかし参加するのと勝ちに行くのではアプローチの仕方が全く違うと思う。

日本馬が凱旋門賞で勝てない理由は大きく3つ。

・1つ目は輸送距離の問題。

国内でさえ栗東所属馬が関東開催に向かう際に「輸送の問題が…」とよく言うのに、遠く離れたフランスに直行して勝てる筈がない。

現に最低でも前走を海外で走らせている方が直行組より平均着順は上である。

日本競馬史上最強と呼び名の高いディープインパクトでさえ3着入線(後に失格)が最高。

2着になったオルフェーヴル、ナカヤマフェスタ、エルコンドルパサーは3頭共に前走を海外で経験している。

国内でちょっといい成績を残したからと、凱旋門賞をついでで勝てるほど甘くはない。

・2つ目に斤量の問題。

1キロ1馬身と言われたり、斤量に意味はないと一部では論争もあるようだが、古馬の牡馬で歴代優勝馬が98回開催の内27頭しかいない所を見ると凱旋門賞ではネックであることに間違いないだろう。

日本馬が出走する場合、3歳で結果を出し4歳で挑戦、もしくは4歳の年末から5歳の春次第で挑戦となるだろうから、牡馬の場合は必然的に最重量になる。

デメリットしかない所に自ら飛び込んで、より強豪を相手にレースをしに行くのだ。

再び言うが、凱旋門賞をついでで勝てるほど甘くはない。

・最後に馬場の問題。

日本馬が負けた際によくコメントで聞く「馬場が合わなかった」「馬場が緩かった」

え?そんな事も想定外で挑戦しに行ったの?と聞き返したくなりますw

先人(馬?)達の経験は全く活かされてないと言ってる様なもんです…

ご存知の様に日本の馬場はスピード型有利で、世界各国で行われている主要レース(芝1000~3600)の世界レコードの約半数が日本開催です。

例えが悪いかもしれませんが、人間が同じ距離の上り坂と下り坂を走る場合、どっちが早いかと言うようなもの。

戦うステージが違うのだ。

向こうのステージで戦うのだからこちらが合わせなければいけない。

三度言うが、凱旋門賞をついでで勝てるほど甘くはない。

ではどうしたら日本馬が凱旋門賞で勝てるのか。

①、3歳の時点で挑戦する。
②、ディープインパクト、オルフェーヴル以上の実力がある。
③、国内の栄光より凱旋門賞。

①は規定を逆手に取りレースを有利にする為には有効であろう。

②は日本の近代競馬の三冠馬が凱旋門賞で勝てなかったのだから当然。

③、これは絶対条件だろう。

上記した様に斤量が重くて走れない、馬場が合わなくて走れないなら、じっくり慣れさせればいい。

エルコンドルパサーという良い前例があるではないか。

国内G1勝てる実力はNHKマイルやジャパンCで証明済み。

国内に留まっていればあと2つや3つはタイトルを取れたであろう。

しかしそれを捨ててまで凱旋門賞挑戦を決断。

約1年かけて準備した結果、凱旋門賞では惜しくも負けてしまったが、海外メディアに「2頭のチャンピオンホースがいた」と称賛された程だ。

そこまでしても勝てなかったのにJRAは更に高速馬場化を進めようとしている…

ステージの差が出来れば出来る程、凱旋門賞で勝つ可能性は低くなる。

勿論日本人であるからには日本馬が凱旋門賞を勝って欲しいという気持ちは強い。

いつの日か日本馬が凱旋門賞のゴール板を最初に駆け抜ける時を願っている。

だからこそ最後に敢えて言おう、凱旋門賞をついでで勝てるほど甘くはないと。

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 141kg 2018年11月22日(木) 08:28
JCまで
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鼻水が止まらず、仕事が終わらず

今週末に府中に参戦出来るか微妙な感じになってまいりました。

ジャパンカップといえば3歳で勝って翌年に長期海外遠征をして結果を残したエルコンドルパサー。

エルコンドルパサー先頭!エルコンドルパサー先頭!

晴れて西陽が綺麗だったのを覚えてます。

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