4月2日の阪神9R・アザレア賞(3歳1勝クラス、芝2400メートル)は、
鮫島克駿騎手の6番人気
インプレス(牡、栗東・
佐々木晶三厩舎)が、3頭によるゴール前の激しい叩き合いを制し2勝目を挙げた。タイムは2分29秒6(良)。
ワガンセが先手を奪うとやや縦長でレースは進み、最後の直線は
アップデート、
シェルビーズアイ、インプレスによる激しい競り合いに。ゴール前で頭ひとつ抜け出したインプレスが、3カ月半ぶりの実戦をものともせず接戦を制した。
アタマ差の2着には
シェルビーズアイ(3番人気)、さらにクビ差遅れた3着に
アップデート(2番人気)が続いた。1番人気の
アーティットは4着だった。
インプレスは、父
キズナ、母ベアトリス2、母の父Dr Fongという血統。母は英国産で、ドイツのマイルGIII・シュヴァルツゴルトレネンの勝ち馬。戦績は4戦2勝。
◆鮫島駿騎手(1着
インプレス)「流れは遅かったですが、スローに合わせず自分のリズムで走りました。いつもよりポジションは前めになりましたが、馬のリズムを守って運びました。瞬発力のある馬に一旦、前に出られましたが、この子は長くいい脚を使うタイプなので、外回りでいい脚を使って走ってくれました」
◆佐々木調教師(同)「やっぱり力があるね。前走はレース中に腰をひねっていた。狭いところを割って、勝負根性を見せてくれた。次走は
青葉賞に行きたい。距離はたっぷりあった方がいいので、
日本ダービーに出したいね」