2022年11月13日(日) 15:00
伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年11月13日号】特選重賞データ分析編(332)~2022年マイルチャンピオンシップ
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
⇒https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321
<次週の特選重賞>
G1 マイルチャンピオンシップ 2022年11月20日(日) 阪神芝1600m外
<ピックアップデータ>
【生産者別成績(2015年以降)】
○Northern Farm・追分ファーム・社台C白老ファーム・社台ファーム・ノーザンファーム [6-6-7-49](3着内率27.9%)
×Northern Farm・追分ファーム・社台C白老ファーム・社台ファーム・ノーザンファーム以外 [1-1-0-52](3着内率3.7%)
生産者に注目したい一戦。2015年以降のマイルチャンピオンシップで3着以内となった馬の大半は、いわゆる“社台グループ”の生産馬でした。生産者が社台ファームの馬は2015年以降[0-2-0-13](3着内率13.3%)といまひとつだったものの、ある程度は高く評価して良いのではないでしょうか。
主な「○」該当馬→シュネルマイスター・ダノンザキッド・ファルコニア
主な「×」該当馬→ウインカーネリアン・ソウルラッシュ・マテンロウオリオン
<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>
【追い風データ】
○「前走の着順が5着以内」だった馬は2015年以降[7-7-7-55](3着内率27.6%)
主な該当馬→ウインカーネリアン・ソウルラッシュ・ダノンザキッド・ファルコニア
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【TAROの競馬研究室】馬券の買い方を考える~複勝か3連複か、それぞれのメリットとデメリットを考察/クイーンS展望
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先週末は中京記念が小倉競馬場で行われた。制したのは6番人気の伏兵・ベレヌス。スタートからスピードを生かして先手を取ると、直線は追い上げて来たカテドラル、早めに動いたファルコニアを封じた。
逃げ馬というと内枠が良いように思われるかもしれないが、外枠には外枠のメリットがある。今回は内のベステンダンクやコルテジアの出方を見ながら自分のリズムでハナを奪えたことが大きく、最後の踏ん張りに繋がった。2着以下も外枠勢が上位を占める形に。これは好位のベステンダンクやコルテジアが早々にバテたことと、外から早めにファルコニアが押し上げたため、インの好位~中団組は渋滞に巻き込まれてアクセルを踏み遅れたことによる。隊列の重要性を感じさせられた一戦だった。
さて、今週は少し買い方について考えてみたい。先週の当コラムで福島最終週は芝1200mの外枠が狙いと書いたが、結果はやはり外枠が大活躍。5レース中3レースで7~8枠の馬が制した。その中、最後の最後に行われた日曜福島12Rの芝1200mで狙ったのは大外枠の◎16スターライトキス。松岡騎手も最近は外伸びに強いジョッキーになっており、7番人気という伏兵ながらも流れやコース取りひとつだと考えた。
もっとも、ココでお話ししたいのは予想よりも買い方。
個人的にはワイドと3連複を勝負馬券にしたのだが、当方の配信の中では複勝でもいいという旨をお伝えした。結果的に、私の某サイトの1万円分の公開馬券ではワイドが500円ずつと3連複400円分が的中。
10,000円→39,120円の払い戻しになった。
一方、仮に複勝で勝負していた場合は最終オッズが3.6倍だったから、10,000円→36,000円。
単純な計算ならば、約3,000円分ほど「ワイド&3連複」の方が高めを引けたことになる。
だが、ココからが問題。いうまでもなくワイドや3連複にはヒモ抜けリスクがある一方、複勝にはそれがない。
つまり、
A:ワイド&3連複勝負
B:複勝一点勝負
とすると、プランAはヒモ抜けリスクを取る分、上振れの高配当に期待できる一方、プランBはヒモ抜けリスクがない分、配当の上限(=複勝の上限)が決まっている、というのが両者の比較だ。
お断りしておくが、この場合どちらが良いとか悪いとかそういう話をしたいのではない。そうではなくて、双方のメリットデメリットを理解した上で券種を選びたいということだ。
プランAはヒモに穴っぽいところを連れてくると10万20万といった高配当にも期待できる一方、堅めの相手が来た場合は複勝と大して変わらない払い戻しになったり、場合によってはそれ以下にもなりかねず、軸が来ても払い戻しはなしというケースも想定される。
一方プランBは本命馬が来れば確実に馬券を取れる一方、上限は知れているので複勝の最高配当以上のものは望めなくなる。つまり今回のケースでいえば10万~20万の可能性は皆無だ。
また、プランAの予想にかける労力の大きさも見逃せない。プランAの場合はワイドや3連複ゆえに相手を選ぶというもうひとつの作業が発生する。他方プランBは複勝だけなので相手(ヒモ)を考える必要はなく、所要時間という点では大きなメリットがある。時間=お金と考えるならば、案外複勝でサクッと予想を終えてしまえるのは魅力的だったりもする。もっとも競馬予想にかかる時間=労力と考えるのは少々野暮な気もするが…。
いろいろ考えてはきたものの、先に述べた通りどちらが正解ということもなく、あとは性格や好みによるのだろう。私の場合は的中したあとに配当がいくらつくのかを見るのが楽しいという面や、大穴が絡んだ場合の上振れにワクワクする…という性格的なこともあるのでプランAのよりリスクを取った買い方が好きなのだが、それは反面「せっかく穴本命が来たのに一円にもならない」という結末が訪れる危険と隣り合わせでもある。
確実に攻めるか、あるいはさらに高めを目指すか、馬券の買い方はその人の性格も絡んでくる。
この話は長くなるのでひとまずここまで。
では、今回も先週の競馬から次走狙えそうな馬を一頭。
【次走狙い馬】ビターグラッセ(日曜福島3レース・2歳未勝利/3着)
最終週日曜日の馬場状態から最内枠はかなり厳しかったが、それでもよく詰めた。今回の内容からも未勝利なら地力上位は明らか。ジリっぽいのでアタマ鉄板というタイプではないが、連複軸なら信頼度は高い。
~クイーンS展望
では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末は札幌競馬場でクイーンSが行われる。注目馬はコチラ。
・スライリー(丹内祐次騎手)
昨年の秋華賞5着馬。その後は馬券に絡めていないが、今回と同じコーナー4回の1800mで行われた中山牝馬Sでは4着と健闘、適性の高さを見せた。東京の重賞でも好走歴があるがどちらかといえば決め手を生かすよりも立ち回りを生かしたいタイプで札幌1800mは合うはず。ローカルに強い丹内騎手に乗り替わるのもプラスで、立ち回り次第でそろそろ出番があっていい。
※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。
○TARO プロフィール
大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。 |
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くりーくの中間調教チェック 2020フジテレビ賞スプリングS
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。
3月22日(日) 中山11R 第69回フジテレビ賞スプリングステークス(3歳G2・芝1800m)
出走:10頭(登録:12頭)
【地方馬】
エン(C)中4週
前走初めてのJRAでのレースでは、パドックでの落ち着きもありレースでも先行して直線に向くまでは良かった。ただ、道中の力みもあり前半で力を使い切ってしまった感じ。直線の坂も苦しかった印象で、今回は中山で直線の急坂は堪えそう。
ガミラスジャクソン(F)中4週
園田でも1勝のみで3走前に京都の芝を走っているが、フラフラした感じで勝負どころからのスピードについて行けないところも見せていた。中山までの長距離輸送と坂のあるコースでは、さらに厳しくなりそう。
【以下、賞金上位馬】
ヴェルトライゼンデ(A)3ヶ月
休み明けだがこの中間もCW、坂路と好時計が出ていて、2週前、1週前と3頭併せで好内容。その間の日曜坂路では、前走時と同じ水準といった時計を披露している。ただ、1週前の動きを見るとまだ首が高く力強さがない走りで、そのあたりにはまだ幼さが残る印象。
サクセッション(A)中10週
この中間は南Wで古馬と併せて好内容。時計は内を走っているのでこのくらいは出てしまうとは思うが、動きを見ると集中力のあるしっかりした走りで仕上りはかなり良さそう。
ココロノトウダイ(B)中4週
休み明けの前走時も入念に乗り込まれていたが、この中間も3週前から併せ馬で追い切られている。叩き2戦目での上積みがありそう。
ファルコニア(A)中4週
新馬戦でも◎にした馬だが、この中間も1週前にCWで併せ馬で追われ、日曜には坂路で終い伸ばしてと、ここも調子落ちはなさそう。
アオイクレアトール(B)中3週
使われるごとに南Wでの時計が出るようになってきており、この中間も1週前に南W併せ馬で好時計をマーク。良い状態をキープできている感じ。ただ、1週前の動きを見ると、首が外を向いて走りのバランスが悪くも見える。
ガロアクリーク(D)中2週
もともと抜けて良い時計の出る馬ではないが、この中間も中2週で1週前追い切りは軽めで時計自体平凡で......。
シルバーエース(B)中3週
この中間は1週前にCWを先行しての併せ馬で、時計も前走時と同じくらい出ていて、状態は良さそう。
ラグビーボーイ(E)中6週
未勝利勝ち時のような長めから好時計という調教内容が近走はなく、この中間も本数は乗られていても時計が出ていない。
◇今回はフジテレビ賞スプリングS編でした。
昨年の『第4回ウマニティ杯くりーく賞』を勝ったシャドウアロングがなかなか強そうな馬だということは、このコラム内でも以前にお伝えしました。その後も、一度の敗戦はあったものの5戦4勝(笠松通算7戦5勝)と、レースを使われるごとに強くなっている印象です。特に、ここ2戦は1600mに距離が延びて前半無理して行かなくて良いぶん、終いに余裕のある勝ち方をしています。今後、JRAに戻るのか笠松で上を目指していくのかまだ分かりませんが、距離が延びた方がさらに良さが出てきそうですし、笠松でのレースですべての手綱を握っている向山牧騎手との息もピッタリ。今後も、小さな競馬場で躍動する良血馬の活躍を、ぜひ見守っていただけたらと思います。
コロナウイルスの影響で中止になるスポーツやコンサートなどがあり、競馬の開催も中止になる国も見られ始めています。今後どのようになっていくのか、分からないなか日本では現在までのところ競馬が毎日行われていて、ネットだけでも馬券が買えることはとても幸せなことだと感じています。これだけ経済が落ち込む状況下にあっても、馬券を通じて税収を支えている競馬ファンは、日本にとって影の救世主となり得るかもしれませんね。悲しいことに競馬場でのあの興奮はしばらく味わえないのかもしれませんが、競馬ファンはネットで馬券を買って楽しんで、日本を支えていきましょう。
それでは次回、大阪杯編でお会いしましょう。
※フジテレビ賞スプリングステークス出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。
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【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2020年03月15日号】特選重賞データ分析編(194)~2020年フジテレビ賞スプリングステークス~
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
⇒http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321
<次週の特選重賞>
G2 フジテレビ賞 スプリングステークス 2020年03月22日(日) 中山芝1800m内
<ピックアップデータ>
【“JRA、かつ1600~1800m、かつ重賞のレース”において4着以内となった経験がなかった馬の、血統別成績(2014年以降)】
○父がサンデーサイレンス系種牡馬 [4-3-2-24](3着内率27.3%)
×父がサンデーサイレンス系以外の種牡馬 [0-0-0-25](3着内率0.0%)
基本的には実績馬を重視したい一戦。“JRA、かつ1600~1800m、かつ重賞のレース”において4着以内となった経験がある馬は2014年以降[2-3-4-11](3着内率45.0%)と堅実でした。一方、この経験がなかったにもかかわらず3着以内となったのは、サンデーサイレンス系種牡馬の産駒だけ。今年は実績馬が少ないので、出走各馬の血統をしっかりチェックしておきましょう。
主な「○」該当馬→ヴェルトライゼンデ・キングオブドラゴン・ファルコニア
主な「×」該当馬→アオイクレアトール・ココロノトウダイ・サクセッション
<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>
【追い風データ】
○「前走の着順が4着以内」だった馬は2014年以降[6-6-6-40](3着内率31.0%)
主な該当馬→アオイクレアトール・ヴェルトライゼンデ
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