ドゥーラ(競走馬)

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ドゥーラ
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写真一覧
現役 牝4 黒鹿毛 2020年2月8日生
調教師高橋康之(栗東)
馬主サイプレスホールディングス合同会社
生産者グランデファーム
生産地浦河町
戦績 9戦[3-0-1-5]
総賞金13,521万円
収得賞金3,900万円
英字表記Dura
血統 ドゥラメンテ
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
アドマイヤグルーヴ
イシス
血統 ][ 産駒 ]
キングヘイロー
アラマサスナイパー
兄弟 オシリスブレインドゥラッツォ
市場価格
前走 2023/10/15 秋華賞 G1
次走予定

ドゥーラの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/10/15 京都 11 秋華賞 G1 芝2000 183526.554** 牝3 55.0 斎藤新高橋康之 478
(+20)
2.01.6 0.534.1⑧⑨⑦⑦リバティアイランド
23/07/30 札幌 11 クイーンS G3 芝1800 14574.511** 牝3 51.0 斎藤新高橋康之 458
(-14)
1.46.7 -0.234.5⑦⑨⑨ウインピクシス
23/05/21 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 18713103.4153** 牝3 55.0 斎藤新高橋康之 472
(0)
2.24.1 1.034.1⑭⑬⑭⑭リバティアイランド
23/04/09 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 1871330.6814** 牝3 55.0 戸崎圭太高橋康之 472
(-4)
1.33.2 1.134.2⑯⑫リバティアイランド
23/03/04 阪神 11 チューリップ G2 芝1600 17482.5115** 牝3 54.0 戸崎圭太高橋康之 476
(+6)
1.35.0 1.034.2⑪⑪モズメイメイ
22/12/11 阪神 11 阪神JF G1 芝1600 1881614.466** 牝2 54.0 斎藤新高橋康之 470
(+4)
1.33.8 0.735.0⑰⑰リバティアイランド
22/09/03 札幌 11 札幌2歳S G3 芝1800 147124.211** 牝2 54.0 斎藤新高橋康之 466
(+2)
1.50.0 -0.135.7⑥⑤⑤④ドゥアイズ
22/08/06 札幌 1 2歳未勝利 芝1800 107714.631** 牝2 54.0 斎藤新高橋康之 464
(-12)
1.49.1 -0.334.5ドゥラエレーデ
22/07/24 札幌 5 2歳新馬 芝1800 95550.374** 牝2 54.0 斎藤新高橋康之 476
(--)
1.52.4 0.135.4⑧⑧⑥⑥ドゥアイズ

ドゥーラの関連ニュース


札幌2歳Sは札幌芝1800mで施行される2歳限定のG3。

近年の勝ち馬、2021年ジオグリフ、2022年ドゥーラはそれぞれ皐月賞1着、オークス3着と、翌年持続力を問われるクラシックで好走した。クラシック登竜門として、息を吹き返しつつある。

今年は新馬戦、オープンを好内容で走った馬が集った印象も、なかでも注目のキングスコールは週中に回避が決まった。より混沌とした一戦を制するのはどの馬なのか。データは過去10年分を使用する。

逃げた馬の成績は[2-0-0-8]と、勝つか着外か。1着馬2頭は、2016年5番人気トラストと2023年3番人気セットアップ

セットアップの昨年は馬場が味方した。前残り顕著の道悪で、メイン前の芝6レースでも、逃げ馬は「3-2-0-1」。唯一の着外は14番人気7着だった。

トラストは川崎を連勝し、札幌のクローバー賞を挟む異色のローテ。川崎では逃げ、クローバー賞は控えたが、札幌2歳Sでは再び積極策をとった。その年と対象期間中の平均ラップを比較しよう。

▼2016年
12.3-11.7-12.4-12.6-12.6-12.3-12.0-11.8-12.2

▼過去10年・平均
12.4-11.7-12.1-12.3-12.3-12.1-12.1-12.0-12.4

トラストは中盤に上手く息を入れられた。それに対し、平均ラップは一貫して淡々としたラップになっている。

札幌競馬場のトラックは楕円より円形に近く、コーナーごとの減速幅が小さい。また、最後の直線は266mと短く、直線入り口までには前に位置を取りたい。コース形態が反映され、2歳馬にとって苦しい持続戦になる。そんなラップのなか、勝ち馬は多少なりとも自ら動いている。

▼勝ち馬・通過順
23年 ①①①①
22年 ⑥⑤⑤④
21年 ⑨⑨⑤③
20年 ④④③①
19年 ⑦⑦⑨⑥
18年 ⑩⑪⑧②
17年 ⑦⑥⑥④
16年 ①①①①
15年 ⑩⑩⑨④
14年 ⑬⑭⑪⑧

勝ち切るには、消耗度の高い後半を乗り切るスタミナがほしい。ただ、出走馬12頭中7頭は、極端にペースが緩みやすい新馬戦から臨戦する。持久戦への適応に未知の馬が多く、瞬発力に特化したパフォーマンを見せた馬をどう位置付けるのか。

逃げ候補筆頭はアスクシュタインだろうか。新馬戦、コスモス賞を連勝中。どちらも逃げ切りを決めた。単独先頭のあと、抑えを利かされるシーンもあり、気性的に控えると厳しそうでもある。

7馬身差圧勝のコスモス賞は、後半4ハロンを11秒台で走ったが、前半1000m62秒3は緩い。相手関係が楽だったきらいもあり、額面どおりに受け取るのはどうか。

キングスコールの回避で、想定では1番人気。この手のタイプだと食指が伸びにくいが、コスモス賞のような楽逃げならとも思う。

ほかにも、前走逃げた馬は3頭(アルマヴェローチェショウナンマクベストップオンザヒル)いる。この3頭を中心に、アスクシュタインに楽をさせない馬も出てきそう。実力勝負を期待し、長く脚を使えそうな馬を狙いたい。

ファイアンクランツ。新馬戦1着は今回と同じ札幌芝1800m。当日は重馬場、今週末は降雨の予報があり、道悪の経験は安心材料だ。レースではスタートを決め、道中ややなだめられるシーンもあった。3コーナー通過後から早めに動き、そこからよく脚が続いている。上がり34秒8、後半2ハロンを11秒8-11秒1で走った。割れたオッズになるなら、楽しみはより大きい。馬券は◎の単複。

【札幌2歳S2024】血統アナリシス キングカメハメハの孫世代に注目、ステイゴールド直系は2着惜敗馬の躍進が目立つ 2024年8月30日(金) 12:00


2019年ブラックホール(父ゴールドシップ)、2020年ソダシ(父クロフネ)、2021年ジオグリフ(父ドレフォン)。種牡馬こそ異なるものの、3頭には「母がキングカメハメハ産駒」という共通点がある。2022年においても、1着ドゥーラ(父ドゥラメンテ)、2着ドゥアイズ(父ルーラーシップ)と「父がキングカメハメハ産駒」の2頭でワンツー決着を果たしているほどなので、まずはキングカメハメハの孫世代にあたる馬たちに注目すべきだろう。

ほか、系統別ではステイゴールドの直系も存在感を放ち、2013年レッドリヴェール(父ステイゴールド)、2017年ロックディスタウン(父オルフェーヴル)、2019年ブラックホール(父ゴールドシップ)と3頭の勝ち馬が出ている。なお、同系統は2着に惜敗した馬が躍進するケースにあり、2011年2着ゴールドシップ(父ステイゴールド)は皐月賞菊花賞、2020年2着ユーバーレーベン(父ゴールドシップ)は優駿牝馬オークス)を制してクラシックウィナーとなった。

マジックサンズは、父キズナ×母コナブリュワーズ(母の父キングカメハメハ)。これまで同産駒は5頭が出走して3頭が馬券に絡み、残る2頭も人気以上の着順で入線。本馬においては北海道開催と相性がいい一族であることも強調しやすく、2代母アンブロワーズは04年函館2歳Sの勝ち馬であり、直近では半兄コナブラックが札幌スポニチ賞を制している。近年、幅をきかせる「母がキングカメハメハ産駒」に唯一該当する馬としても要注目。

アスクシュタインは、父ドゥラメンテ×母ヴィクトリアズワイルドキャット(母の父Bellamy Road)。同産駒は22年ドゥーラが1番人気に応えて勝利をつかんでいるが、昨年は同じく1番人気でガイアメンテが6着に敗れるなど、気性的に難しい血統なので当てにはしづらい。一方で、嵌ったときの爆発力こそが真髄といえ、それはコスモス賞で7馬身差を付けて快勝した本馬のレースぶりにも垣間見えた。今回もまずは自分との闘いだろう。

ローレルオーブは、父ウインブライト×母ルージュマジック(母の父アフリート)。父はステイゴールドの直仔で、現2歳世代が初年度産駒となる新種牡馬。その父は現役時に中山や香港巧者として名を馳せたが、全9勝のうち5勝が芝1800mであったことも興味深く、種牡馬としても同距離に適性を示している印象を受ける。なお、本馬は従兄にウシュバテソーロがいることを考えると、母系はステイゴールド系種牡馬との親和性も高そうだ。


【血統予想からの注目馬】
マジックサンズ ⑪アスクシュタイン ⑩ローレルオーブ


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【札幌記念2024】直撃取材!プロ予想家最速予想 「シムーン」「にしのけいご」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る! 2024年8月15日(木) 10:30


にしのけいごー西野圭吾 RETURNS ~2度プロになった男!


一度、プロ予想家から一般予想家へ転落するも、不屈の闘志で復活。“大局観”+独自指数の組み合わせで飛躍的な回収率向上を成し遂げた、にしのけいごプロに札幌記念についてお聞きしました。

―どの馬から入る予定でしょうか。

ノースブリッジです。

―現状のままなら20倍くらいつきそうですね。どのあたりを評価していますか。

評価したいのは、4走前のオールカマー7着と前走のQE2世C3着ですね。オールカマーは、そこそこ速いペースで飛ばしたタイトルホルダーに付いていきながら、残り1ハロンは伸びそうな勢いがありました。元々1800~2000mくらいがいいな、と思っていた馬で、止まったのは距離が長かった分だろうと。レース自体の指数は高いので。

―健闘したQE2世Cは2000mでしたね。

正確な数字はわかりませんけど、おそらく1000m通過は59秒台、走破時計は2分1秒くらいでした。前後半を考えると、ハイペース気味の逃げを打ち、よく粘ったなと思います。1、2着馬も当然強いですから。今回は札幌の2000m、平坦なら粘れるかなという感じです。

―ハナでなくても、前に行けるといいですかね。

そうですね。とくにかかるような面もないので。

―洋芝も合いそうですし、色々と条件が向きそうですね。人気も手頃で非常に楽しみです。人気の中心はQE2世C2着のプログノーシスかと思います。この馬はどう扱いましょう。

やっぱり出遅れは気になりますよね。今年の金鯱賞も序盤は後方で、インからするする進出できましたし、昨年の札幌記念も最終的には外へ出しましたが、同じようにインからスムーズに上がっていた印象です。同じように上手くいくかもしれませんが、懸念ではありますね。

―これまでは出遅れのリカバリーが上手くいきすぎていると。1倍台ほど信頼感はないですか。

強いのは強いと思いますけど、そこまでではないですね。

―昨年の札幌記念は圧勝でしたが、レースレベル的にはいかがでしょう。

指数的に着差以上のものはなく、相手に恵まれた感が強いです。その点から今年も出走するトップナイフも評価しづらいですね。

―馬場や展開もちょっと特殊でしたよね。高速決着の天皇賞(秋)も3着でしたが、プログノーシスはどんな馬場がベストですかね。

金鯱賞の指数がいいので、どちらかと言えば良馬場のほうがいいと思います。

ノースブリッジから買うとして、プログノーシスは相手という感じですか。それとも、消しますか。

ゲートを出る可能性もあるので、相手には押さえますね。

―相手候補筆頭はどの馬になりますか。

ボッケリーニですね。高齢ですけど、去年の後半くらいから強くなってきたイメージで、衰えは感じられないです。札幌は初めてですが、キングカメハメハに母系トニービンなので、プラスもあるかもしれません。

―前々走の日経賞こそ馬券外でしたが、G2以下では安定感していますよね。

それに前走の鳴尾記念からチークピーシーズをつけ、この馬のわりにはしまいが切れたんですよね。馬具の効果もありそうです。

プログノーシスボッケリーニのほか、相手に加えたい馬はいますか。

これはオッズ次第になりますけどねぇ。シャフリヤールステラヴェローチェはあまり買いたくなくて、相手はジオグリフを加えた3頭ですかね。

ジオグリフの札幌は良さそうですか。

上がりはかかったほうがよく、速い脚は使えないタイプなので、いかにもという感じはしますよね。洋芝は合うんじゃないかと。

シャフリヤールステラヴェローチェを嫌う理由もお願いします。

シャフリヤールは2400m以上、かつパンパンの良馬場で瞬発力勝負の馬かなと。昨年の札幌記念後にも鞍上が「馬場が悪いと厳しい」と言っていたと思います。今年は道悪になるかわかりませんけど、東京2400mのパンパンの良馬場が合うイメージなので……。

ステラヴェローチェはどうでしょう。

やっぱり折り合いが不安で、そこを気にしてか、中間も時計を出してないんですよね。横山典騎手ですし、今回は後ろから行くと思うんですけど。

安田記念は前目でかかっていましたよね。

ちょっと促しただけで、行きたがってしまいましたよね。内枠を引いて、後方からの競馬でどこまでという感じです。

シャフリヤールステラヴェローチェはオッズ次第と。ノースブリッジからならそこそこ付きそうですけども。

まあ、押さえてもいいかもしれませんね。3連複の3列目とか、2列目にプログノーシスボッケリーニジオグリフを置くとかで。

―名前の挙がっていない馬は馬券対象外ですか。

ほかはそうですね、買う気はないです。

ドゥラエレーデはダートのほうが合いますかね。

合うと思います。ただ、エルムSの指数も低いですし、芝だとセントライト記念はスローなのに最後甘くなっていましたし、距離も長い気がしますね。適性は1800mくらいなのかなと。

―最後にチャックネイトに一言お願いします。前走の函館記念は6着でした。

負けすぎかなと思いますね。たしかに外を回っていましたけど、4着のサヴォーナはもっと外を回っていましたし。中間の調教がすごく良いとかでなければ……。


取材後記:ノースブリッジはおいしいオッズで買えるといいですね。この馬が来ると相手がどうであれいい配当になりそうです。


シムーンー元馬乗りの感性が創る芸術予想


育成牧場業務に3年ほど身を投じた異色の経験を活かし、馬の性格や適性、騎手の騎乗技術を的確に分析。鋭い感性とレース映像の徹底検証により、劇的な変わり身が見込める馬を狙い当てるシムーンプロに札幌記念についてお聞きしました。

―予想のポイントをお願いします。

前提として頭数が落ち着いたので、全馬力を出し切れるレースになりそうです。芝はAコースを4週使われましたが、外差し傾向はなく内も残れる状態です。さらに今週からCコースなので、降雨で馬場が荒れなければ、穴の資格はロスなく回れる馬に生じると思います。

―人気薄を狙うには枠順が鍵になりそうですね。発表前ではありますが、穴っぽいところから期待できそうな馬はいるでしょうか。

チャックネイトですかね。前走の函館記念6着は8枠15番が響き、前半は外を回らされ後手後手となりましたし、勝負所でも前の馬が下がりスムーズにいきませんでした。それでも距離短縮には対応できたわけで、今回の頭数ならという感じです。

―がくっと人気落ちしそうですね。人気の中心はプログノーシスかと思います。昨年は圧勝でしたが、何か死角はありますかね。

昨年の強さを見ると馬場も不問ですし、順当に勝ち負けだと思いますよ。死角を探すとすれば、前走のような出遅れでしょう。ゲート内のお行儀は良くないので。まあでも、出遅れた前走のQE2世Cでも2着ですから、崩れるとは考えにくいですね。

―想定人気だと2番人気はシャフリヤールですが、この馬の見立てをお願いします。

器用さを活かすタイプだと思っています。内枠を引いて好位からロスなく運べるようなら好走できそうです。昨年の惨敗は喉の疾患で度外視できますし、手術後は良くなっていますから。

―今回の条件でプログノーシスとの比較ではどうでしょう。
  
どっちが先着するかと問われると、8割方プログノーシスですね。

―8割ですか。現状、軸はプログノーシスになりますかね。

そうですね。多少出遅れたとしても、能力的に崩れるイメージは湧きづらいので。

―相手選びが重要になりそうです。ステラヴェローチェにチャンスはないでしょうか。2ハロン延長がやや不安ですが、このあたりはどう見ますか。

あまりスローペースになるようだと折り合い面に不安はありますが、平均ペースで流れてくれればマイナスにはならないと思いますよ。

ありがとうございます。近2走は大阪杯4着から安田記念9着でした。前走は外枠も厳しかったのかなと思いますが、能力的にはどうですかね。

安田記念は外枠で4頭分外を回され続けましたし、道中は前に壁を作りたいタイプですが、枠が響いて上手く運べませんでしたよね。能力はここでもヒケを取らないので、まずは内枠が欲しいです。

―ペースと枠順が向いてくれるといいですね。ドゥラエレーデはエルムSからちょっと驚きのローテです。芝を走るのは久々ですが、馬券的にはどう扱う予定でしょうか。

洋芝自体は札幌の未勝利戦に2着があり、その時の勝ち馬ドゥーラは次走札幌2歳Sを勝ちましたから一定の評価は必要かなと。でも、ローテも含めて馬券的な判断は悩ましいですね。人気もどの程度になるのか現時点では読めないので、本命候補ではありませんが、オッズ次第で相手には一考というところです。

―なかなか難しいですね。最後に挙がった馬以外に注目馬がいればお願いします。

ジオグリフですね。日本で洋芝を走るのは札幌2歳S以来となりますが、このレースは文句なしの強さでした。どれぐらいパフォーマンスが上がるか注目しています。


取材後記:プログノーシスから馬名が挙がり、かつロスなく回れそうな馬へといった感じでしょうか。オッズ的にはチャックネイトステラヴェローチェあたりが高値ですかね。


以上、プロ予想家2名の札幌記念の見解と注目馬を紹介しました。やはりプログノーシスの扱い方がポイントですかね。軸なのか、相手なのか……。少頭数ながら伏兵も多彩で楽しみです。それでは、また来週お会いしましょう。

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【クイーンS2024】血統アナリシス Nureyevなど欧州血脈のパワーが優位、Machiavellian内包馬の大駆けにも要注意 2024年7月27日() 12:00


洋芝の混生で施行される札幌競馬場の重賞らしく、総じて欧州血脈のパワーを強調しやすい傾向にある。NureyevやSadler's Wells、Fairy Kingといった欧州を代表する「Northern Dancer×Special」の組み合わせはもちろんのこと、2018年ディアドラ(父ハービンジャー)、2019年ミッキーチャーム(母の父Dansili)、2021~2022年テルツェット(母の父Danehill Dancer)と、近年は父または母の父にデインヒル系種牡馬を配されている馬の勝利も目立つ。

ほか、ヴィクトワールピサ産駒を中心にMachiavellianの血を引く馬も幅をきかせており、2016年1着マコトブリジャール(父ストーミングホーム)は9番人気、2020年1着レッドアネモス(父ヴィクトワールピサ)は11番人気、と人気薄がたびたび大駆けしていることも気にとめておきたい。

コンクシェルは、父キズナ×母ザナ(母の父Galileo)。同産駒はまだ好走例がないものの、父系祖父ディープインパクトは種牡馬として4勝を記録するなど好相性を示す。また、本馬においては、母の父がSadler’s Wells直仔のGalileo、2代母の父がMachiavellianと母系の血統構成もレース傾向に合致していることを強調しやすい。24年中山牝馬Sで重賞初制覇を飾るなど、芝1800mで5戦4勝という距離適性の高さにも一目置くべきだろう。

ウンブライルは、父ロードカナロア×母ラルケット(母の父ファルブラヴ)。昨年の勝ち馬ドゥーラと同じキングカメハメハの直系孫世代。母の父は種牡馬として2連覇したアイムユアーズを出しているが、同馬は母の父がKingmambo直仔のエルコンドルパサーなので、本馬は父と母の父を入れ替えたような血統構成であることにも注目できる。全兄ステルヴィオは17年コスモス賞の勝ち馬であり、初めての札幌にもいいイメージを描きやすい。

モズゴールドバレルは、父Optimizer×母Sweeter Still(母の父ロックオブジブラルタル)。今年のメンバーでは「父または母の父がデインヒル系種牡馬」に該当する唯一の馬。また、「父Mr. Prospector系×母の父Northern Dancer系」という配合の大まかなアウトラインは昨年の勝ち馬ドゥーラと共通する。半兄に20年2000ギニーSなど、英G1を2勝したKamekoがいる血統背景も興味深く、洋芝の札幌でのレースぶりを注視してみたい存在だ。


【血統予想からの注目馬】
コンクシェル ②ウンブライル ⑤モズゴールドバレル


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【クイーンS2024】U指数的分析の結論! 重賞初挑戦ながらU指数トップ評価を勝ち取ったアルジーヌに注目! 2024年7月27日() 12:00


クイーンSの舞台となる札幌芝1800mは、フルゲートが14頭に設定されていることもあり、指数下位の好走がほとんど見られない。直近5年の3着以内馬15頭中14頭はU指数一桁順位。唯一の例外は2023年1着のドゥーラ(11位、1番人気)で、指数の伸びにくい古馬初対戦の3歳馬だった。よって基本的には、指数上位馬を中心に馬券を組み立てるスタンスで問題ない。古馬初対戦となる3歳馬を除き、指数的に無理な穴狙いは避けるべきである。

まずはU指数トップ評価を得ている⑦アルジーヌ(96.9)に注目する。3勝クラスを勝ち上がったばかりの身ではあるが、デビュー以来掲示板を外したことのない安定感が光り、とりわけ芝1800mですべて2着以内をキープしている点が特筆できる。札幌は初めてながら、函館の洋芝実績があるのも魅力。今回も上位争いを演じてくれるだろう。

これに次ぐのが、乗り慣れたルメール騎手に手綱が戻る2位②ウンブライル(96.5)と、2歳時の札幌2歳Sを含め札幌芝1800mで3着以下に崩れたことのない4位タイ⑬ドゥアイズ(95.6)。そして最後に、指数の低い古馬初対戦の3歳馬のなかから、前走NHKマイルC5着の好走歴を有する12位③イフェイオン(90.4)を取り上げたい。


【U指数予想からの注目馬】
アルジーヌ ②ウンブライル ⑬ドゥアイズ ③イフェイオン


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【クイーンS2024】あの人気馬はココが不安 ボンドガールは前走で受けた精神的なダメージを払拭できるのか? 2024年7月25日(木) 15:00

サンケイスポーツの記事によると、今週末のクイーンSに登録があるボンドガールは別定51キロで出走するのですが、手綱を取る武豊騎手が51キロで重賞競走に挑むのは、なんと11年ぶりのことなのだとか。そして武豊騎手は、これまでJRAで挙げた361という重賞勝利数のうち、51キロ以下で勝利したレースはひとつもないそうです。

確かに、51キロで乗るユタカさんって、滅多に見ることができないよなあ。これは人気になっちゃいますよね。ということで、当コーナーにおけるターゲット馬はボンドガールで決定です。毎年、このレースは斤量に恵まれた3歳馬にどうしても目を奪われてしまいますしね。

しかし、近10年のクイーンSにおけるデータを紐解くと、3歳馬が勝利したのは2017年のアエロリットと、昨年のドゥーラの2頭しかいません。もちろん、このデータからは2頭出てくるのですから、これだけで3歳馬ボンドガールは不安だ、とは言い切れません。実は筆者は昨年のこのレースで、「3歳馬は意外に勝っていませんよ」という理由でドゥーラをターゲットにして、痛い目に遭っています。しかし、今年も懲りずにボンドガールをターゲットにしたのは理由があります。

ボンドガールは前走、NHKマイルCで17着と大敗しました。最後の直線で、内ラチから抜け出しを図り、武豊騎手がトップギアに入れようとしたそのタイミングで外の馬にぶつけられるという、致命的な不利を受けたのが敗因です。この記事を書く前に、改めてNHKマイルCのレース映像を見たのですが、あの不利がなかったら……、と武豊騎手も、同馬の陣営も当時は思ったに違いありません。

だからこそ買い、と考えるのが普通かもしれません。しかし、あれだけの不利を受けた後ですので、メンタル的なダメージが残ったりしないものか?と少々心配になります。前走の府中と違い、今回は小回りコースの札幌が舞台ですので、馬群の中でのレースとなった際に、包まれたり、前が壁になったり、というリスクはさらに高くなると考えたほうがいいでしょう。馬群の中で、NHKマイルCで受けた不利が馬の脳内に蘇ってしまったりしないものかと……。

もちろん、百戦錬磨のレジェンド武豊騎手もその点を踏まえて乗るはずですし、プランA・プランB……、といった感じで対処方法も考えていることでしょう。それでも、大きな不利を受けた後の一戦ですので、不安のほうが大きいと言わざるを得ません。

この記事がウマニティ読者の皆さんにとって、馬券検討上で有効なものになるのか?それとも全く無意味な話となるのか?全てはユタカさん次第となりそうです。まあ、武豊騎手と筆者を比較してどちらを信頼するべきか、という話になった際に、筆者を選ぶという読者さんはほとんどいないとは思いますが……。

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ドゥーラの関連コラム

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


6月25日(日)阪神11R 第64回宝塚記念(3歳以上G1・芝2200m)


【登録頭数:20頭】(フルゲート:18頭)

<休み明けでの出走>

イクイノックス(ドバイSC:1着(海外)3ヶ月)<B> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間は早めに栗東へ移動して滞在での調整。右回りでの追い切りもあるが、この馬としては力みがあり終いの伸び脚が物足りなくも見える。

ヴェラアズール(ドバイWC:13着(海外)3ヶ月)<C> <優先出走馬(ファン投票)>
海外帰りの休み明け。この中間乗り込み量は豊富も、1週前追い切りを見ると良い時のような前進気勢があまり感じられない。時計は出ているが終いの伸び脚は平凡。

ジオグリフ(ドバイWC:11着(海外)3ヶ月)<B>
この馬も早めに栗東へ移動しての調整で、CW、坂路と好時計が出ていて順調な仕上がり。1週前の動きを見ると、重め感はないがもう少し気合乗りがほしい感じ。

スルーセブンシーズ(中山牝馬S:1着、448kg(+4kg)3ヶ月半)<A>
中山牝馬Sからの休み明けで、こちらも栗東に移動しての調整。デビューから休み休み使われ、馬体も増えてきている馬だが、1週前は強めに追われて力強い動きを披露と、ここも仕上がりは良さそう。


<前走:天皇賞(春)出走馬>(中7週)

ジャスティンパレス(1着、472kg(±0kg))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間もこれまでと同じように1週前に併せ馬で強めに追われた。ただ、持ったままの併走相手に追って追って何とか先着という内容で、もともとスッと反応できる馬ではないものの今回はズブさが目立ち、重め感あり。

ディープボンド(2着、504kg(-10kg))<A> <優先出走馬(ファン投票)>
前走は10キロ減で仕上がりが良かったがパドックではかなりうるさかった。この中間は、1週前までに坂路、CWで強め3本と昨年とほぼ同様の内容だが、さらに動きが良化し前走以上のデキで臨めそう。

ブレークアップ(4着、496kg(+2kg))<C>
土曜追いの厩舎で、3週連続CWで速いタイムを計時。ただ、前走時と比べると坂路での時計が平凡。

アスクビクターモア(11着、482kg(±0kg))<A> <優先出走馬(ファン投票)>
この春3戦目となるが、この中間は南Wでの追い切りプラス2歳時以来のプール調教も取り入れられての入念な乗り込み。1週前追い切りでは前走時のような前半手控えた内容ではなく、気分良く走らせて直線もかなりハードに追うという、迷いなく思い切りの良さを感じさせるスパーリングを敢行している。


<前走:香港QE2世C出走馬>(中7週)

ダノンザキッド(5着(海外))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間は坂路での時計が平凡。CWでの追い切りの動きを見ても、前半は首が上がってしまい走る気持ちが伝わってこない。

ジェラルディーナ(6着(海外))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間は1週前に強めに追われて本来の調整内容。ただ動きを見ると、重心が高めでやや力みがある点で、良い時と比べると少々物足りない。


<前走:鳴尾記念出走馬>(中2週)

ボッケリーニ(1着、468kg(+2kg))<C>
前走時は追い切りの動きも良く好仕上がりだったが、今回はあまり実績のない中2週での出走。日曜に坂路で時計が出ているが軽めの調整で、上積みまではどうか。

モズベッロ(6着、496kg(+4kg))<B>
3年前に3着の好走実績があり、中2週のこの中間も軽めの調整ではあるものの良い時の動きに近づいてきている。近走は詰めてレースを使えていることからも、出来の良さが感じられる。

カラテ(9着、538kg(+4kg))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間も坂路での調整でガラッと良くなった感じはないが、大きな馬で力強さはあり調子落ちはなさそう。


<前走:その他のレース出走馬>

ユニコーンライオン(豪州QES:5着(海外)中10週)<D>
前走からの乗り込み量は少ない。1週前の動きを見ても、好調時のような鞍上がハミにぶら下がる感じがなく、長手綱で押しても伸びきれず重い動き。

ドゥラエレーデ日本ダービー:中止、512kg 中3週)<B> <優先出走馬(ファン投票)>
前走落馬競走中止のためここに出走してきた。中3週になるが、休み明けの前走を使われて1週前には日曜、水曜とかなり良い時計をマーク。出来自体は良さそう。

プラダリア目黒記念:5着、464kg(+4kg)中3週)<D>
休み明けの前走時は、パドックでは緩さが残っているように見せていた。この中間も坂路では速い時計が出ておらず、変わり身はあまり感じられない。

ライラック目黒記念:9着、438kg(+4kg)中3週)<B> <優先出走馬(ファン投票)>
1週前は、前走時よりも手応えに余裕が窺え、終いの動きも好反応だった。

ウインマイティーブローザホーンミクソロジーの3頭は出走回避の予定。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、アスクビクターモアディープボンドスルーセブンシーズの3頭をあげておきます。


◇今回は宝塚記念編でした。
早いものでJRA春G1も最終戦の宝塚記念を迎えることになります。今年はこのコラムで推奨した馬たち(日本ダービータスティエーラオークスハーパードゥーラ/天皇賞春:ディープボンドシルヴァーソニック......)が好成績を残していて、少しでも的中のヒントとして参考になっていたら嬉しい限りです。
このコラムで推奨した馬たちが好走するということは、1週前までにどれだけ状態を仕上げられているかが重要になっていることの表れでもあると思っています。JRAでもレースの週になれば、参考レースや調教VTRなどを提供していますが1週前追い切りの映像などは探しにいかなければなかなか見られない状況にあります。そのあたり、当コラムの役割であり価値ととらえ、これからも皆さまの参考となるよう心掛けてやっていきますので、どうぞよろしくお願いします。


宝塚記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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2023年5月26日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】日本ダービーの穴は皐月賞○○馬/日本ダービー展望
閲覧 2,037ビュー コメント 0 ナイス 5


オークスリバティアイランドが好位から難なく抜け出し2冠達成。ゲートや距離など、懸念した課題をあっさりとクリアして、6馬身差の完勝だった。順調なら秋華賞もかなり有力で牝馬3冠の期待が大きく膨らみそうだ。

2着ハーパーリバティアイランドの後ろをマークする形で追走。強い馬の後ろは進路ができるということを上手く利用した好騎乗だった。今回は相手が悪かった。3着ドゥーラは昨年札幌2歳Sの勝ち馬。札幌2歳Sでは今回穴人気していたドゥアイズを下しており、その後のチグハグな内容で人気急落だったが、ポテンシャルは高かった。

15番人気ドゥーラの3着激走により、オークスはこれで4年連続2ケタ人気馬が馬券圏内。カレンブーケドールウインマイティースタニングローズはその後も活躍しており、結果的にはオークス時点での人気がなさ過ぎただけ。ドゥーラも今後の成長次第では期待できそうだ。

さて、今週末はいよいよ競馬の祭典・日本ダービー。同じ東京芝2400mが舞台になるが、オークス桜花賞から800mの距離延長、3歳牝馬にとって過酷ともいえる2400m。一方、日本ダービー皐月賞から400mの距離延長。中山最終週の皐月賞はスタミナも問われるレースで、そこで好走できている馬の多くは、距離不安はない。したがって、基本的には皐月賞で上位好走馬や上位評価を受けていた馬が順当に走るレースだ。

人気面の傾向を見ても明らかで、過去10年の連対馬20頭のうち19頭は5番人気以内。逆にいえば6番人気以下で連対圏まで来た馬は2019年の勝ち馬・ロジャーバローズただ一頭だけ。同じ2013年~2022年の10年間でのオークスのデータを見ると、6番人気以下の馬が5連対と健闘しており、波乱度でいえば日本ダービーオークス。ダービーは基本的に人気馬の中から軸を選ぶレース。

一方で3着まで広げると、過去10年で6番人気以下の馬が下記の通り6頭馬券に絡んでいる。穴を狙うならこのゾーンだろうか。

2013年 アポロソニック 8番人気3着
2014年 マイネルフロスト 12番人気3着
2018年 コズミックフォース 16番人気3着
2020年 ヴェルトライゼンデ 10番人気3着
2021年 ステラヴェローチェ 9番人気3着
2022年 アスクビクターモア 7番人気3着

前述した伏兵で唯一連対(勝利)したロジャーバローズは1枠1番だったが、穴をあけた上記6頭のうち5頭も真ん中より内寄りの枠に入っていた。というわけで、日本ダービーは5番人気以内の能力上位馬と内枠の伏兵でだいたい決まるというのが過去の傾向…と書いてはみたものの、ありきたりでまったく面白くない。

加えて近年のダービー当日の馬場は以前ほど内有利にはならなくなっており、果たして上記のデータ通りに決まるのだろうか?

というわけで、別の視点でもう一つ。近年は皐月賞当日の馬場悪化が顕著で、明らかに当日は内枠が不利な馬場になっている。その視点で見ると、ヴェルトライゼンデ皐月賞で4枠8番、ステラヴェローチェは同2枠3番、アスクビクターモアは同1枠2番。いずれも不利な内枠でひとケタ着順に踏ん張っていた。

この理論で行くならば、今年も皐月賞内枠馬の巻き返しが怖い。4番枠で5着のショウナンバシット、8番枠で7着のトップナイフ、5番枠で9着のフリームファクシが該当するが…。どうも歯切れが悪いのはこの3頭いずれも中山の方が合っていそうな点。そこでもう一頭穴馬を考えるならばベラジオオペラはどうか。皐月賞は外枠だったが、道中外からマクられ、内で苦しい競馬。それでもラストはそこそこ粘っていた。スタミナもありそうなので、少し相手に加えてみてもいいかもしれない。

~今週末の注目馬~

というわけで今週も、最後は日本ダービーの注目馬で締めたい。

タスティエーラ(ダミアン・レーン騎手)

注目はタスティエーラ&ダミアン・レーン騎手。
共同通信杯→弥生賞→皐月賞日本ダービーという最近のトップホースにしてはやや詰まったローテでの参戦になるが、差し遅れた共同通信杯から弥生賞ではキッチリ巻き返し、皐月賞でもソールオリエンスの差し脚には屈したものの2着と好走。トップレベルの能力を見せた。
今回さらにプラスになりそうなのがレーン騎手の騎乗。前2走の手綱を取った松山騎手も上手く乗っていたが、本馬に関していえば追わせるタイプなので外国人騎手と手が合いそう。実際デビュー戦でムーア騎手が騎乗した際の伸びが一番良かった。ヴィクトリアマイルソダシオークスコナコーストと、レーン騎手はG1での乗り替わりで結果を出し切れていない影響で多少人気面が甘くなりそうな点もプラス。ソフトタイプ向きでいかにも手が合わなそうだったコナコーストとは異なり、タスティエーラはハードに追われて伸びる馬。この乗り替わりはプラスになる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年5月18日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック オークス2023  
閲覧 2,015ビュー コメント 0 ナイス 6



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


5月21日(日)東京11R 第84回オークス(3歳牝馬G1・芝2400m)




【登録頭数:21頭】(フルゲート:18頭)


<前走:桜花賞出走馬>(中5週)

リバティアイランド(1着、466kg(+4kg))<B><優先出走馬>
この中間は乗り込み量が少なめで、1週前もCWを単走といつもと違う感じの調整内容は気になるところ。それでも動きを見ると重心が低く回転の速い走りで、悪くは見えない。

コナコースト(2着、454kg(-4kg))<B><優先出走馬>
この中間もこれまで通り1週前にCWを長めから併せ馬で追われて先着。併走相手の鞍上とは体重差がかなりあったとは思うが、手応えも良く引き続き出来は良さそう。

ペリファーニア(3着、490kg(-6kg))<B><優先出走馬>
前走時は関西への輸送を控えた状況下、最終追い切りでも馬なりながら気分良く走らせていた。この中間は、1週前追い切りから抑え気味の内容となっていて、強くやる必要もないくらい馬体は仕上がっているのかもしれない。

ハーパー(4着、462kg(-4kg))<A><優先出走馬>
この中間も乗り込み入念で、1週前に強めに追われて併せ馬でも先着。日曜日にも坂路で好時計をマークし先着と、直前は馬なりで十分な仕上がり。

ドゥアイズ(5着、448kg(+2kg))<B><優先出走馬>
勝ちきれないところがあるが大崩れもない馬。1週前追い切りでは毛艶がピカピカで気合乗りも抜群に見せており、上積みが期待できそう。

シンリョクカ(6着、434kg(-6kg))<B>
この中間も南Wで良い時計が出ていて出来良好に映る。左回りでの追い切りの動きを見ると、特に気にするところもなく手応えも良く好印象。

ライトクオンタム(8着、428kg(±0kg))<B>
今回乗り替わりとなる田辺騎手が騎乗しての1週前追い切り。独特の走りをする馬で、追い切るよりもコンタクトをとることのほうを優先した感じの内容だったが、レース前に騎乗しておくことは人馬プラスになる。小柄な馬なので強く追う必要もなく、VTRを見てもいつも通りの走りで出来も悪くはなさそう。

エミュー(10着、418kg(+4kg))<D>
小柄な馬で使い詰めの状況。この中間は、中5週で関東での競馬となりしっかり乗り込まれているが、1週前追い切りの動きからは非力さがぬぐえず力強さは感じられない。

ラヴェル(11着、446kg(-2kg))<C>
桜花賞のコラムでも書いたが、この馬は右回りよりも左回りのほうがスムーズに加速することができるので、東京コースはプラス。休み明け3戦目での上積みも見込めそうで、前走以上の走りに期待がもてる。

キタウイング(12着、432kg(±0kg))<B>
重賞2勝馬だが調教で目立たない内容の時に好走している馬。関西でのレースの時には、早めに栗東入りして坂路でかなりの好時計をマークと、能力の一端を示していたと思うが凡走も多い。この中間は坂路、南Wで乗り込まれ平凡な内容といった感触だが、このような時にこそ激走することがあるので注意も必要。

ドゥーラ(14着、472kg(-4kg))<A>
ここ3戦はワンターンの競馬で、直線で伸びてきていないわけではないのだが、スタートも速いほうではないことから、息を入れるタイミングもなかなか作れずでこの馬の良さは出せていない。この中間、2週前は坂路、1週前がCWで一杯に追われてかなりの好時計をマークしていて、状態はすこぶる良さそう。鞍上が斎藤騎手に戻り人気は落ちそうな場面だが。距離延長でコーナー4つのコースとくれば巻き返せる要素は十分にあり。





<前走:フローラS出走馬>(中3週)

ゴールデンハインド(1着、486kg(+10kg))<A><優先出走馬>
この中間も、1週前に南Wを3頭併せで追われて大外を馬なりのまま楽に先着と、前走勝ちの勢いそのままといった感。

ソーダズリング(2着、470kg(±0kg))<B><優先出走馬>
月1ペースでレースを使われてきて今回は中3週となるが、1週前にはこれまで同様に坂路で追われた。単走馬なりも力強い走りを見せていた、引き続き好調をキープ。

イングランドアイズ(4着、432kg(+6kg))<D><抽選対象馬(1/4)>
この中間は坂路で目立つ時計はなし。前走時のパドックでは落ち着きがなく、間隔が詰まっての再輸送ということもあって、強めに追えないところあり。

キミノナハマリア(11着、492kg(+2kg))<C>
前走時の追い切りもそうだったが、1週前追い切りでも終い速い時計で回転の速い走りをアピールしているが、一方でバネのある走りではない。




<前走:その他のレース出走馬>

ヒップホップソウル(フラワーC:2着、490kg(-2kg)中8週)<B>
この中間も日曜に坂路、水曜に南Wと2週連続で好時計。1週前追い切りでは行きたがるところを抑えながらも楽に先着と、元気で勢いあり。

ミッキーゴージャス(1勝クラス:1着、436kg(-4kg)中5週)<A>
母はオークス馬。無駄がなくコンパクトにまとまった感じの馬体ではあるが、この中間もプール調教を多く取り入れられながらこれまでと同じような調整内容できている。1週前追い切りでは終い仕掛けられると一気に突き放してみせていて、仕上がりもかなり良い。

レミージュチューリップ賞:16着、506kg(-2kg)中10週)<C>
小柄な馬で、間隔を空けられたこの中間は2週前、1週前と強めに追われて時計自体上々なものを刻んできた。ただ、動きを見ると重い感じあり。

ウェイビー(矢車賞:2着、506kg(-2kg)中2週)<D><抽選対象馬(1/4)>
速い時計を出す厩舎だが、中1週となり軽めの調整で時計平凡。

クインズカムイ(未勝利:1着、468kg(-8kg)中3週)<D><抽選対象馬(1/4)>
この中間もプール調整が多く、1週前の坂路では3頭併せ(計測不能)で追われたが、物足りない動きだった。

メランポジューム(スイートピーS:8着、448kg(-2kg)中2週)<C><抽選対象馬(1/4)>
休み明けの2戦が関東でのレースで、中2週での再輸送となると、馬体維持優先となり強めに追えない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ハーパードゥーラゴールデンハインドミッキーゴージャスの4頭をあげておきます。



◇今回はオークス編でした。
桜花賞から距離が800m延びるオークス。今回も過去5年の連対馬について、追い切り内容を調べてみました。すると、連対馬10頭のうち、最終追い切りを馬なりで追われていた馬が7頭、そしてそれを勝ち馬に絞ると5頭全馬が直前馬なりでの調整だったことが分かりました。1週前も含めて全体的に馬なり調整だった馬が多く、一方で強めに追われて連対した馬たちは1週前も最終追い切りも強めに追われていたとの傾向が見られています。
3歳牝馬にとっては長距離のレースということで、折り合い面を重視した調整が中心になっているように思います。というわけで、今週のオークスに関しては、折り合い重視のソフト仕上げ、をおすすめの調整パターンとして挙げさせていただきます。


オークス出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。



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2023年4月6日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 桜花賞2023
閲覧 2,044ビュー コメント 0 ナイス 4



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


4月9日(日) 阪神11R 第83回桜花賞(3歳G1・牝・芝1600m)



【登録頭数:26頭】(フルゲート:18頭)


<前走:チューリップ賞出走馬>(中4週)

モズメイメイ(1着、456kg(±0kg))<B><優先出走馬>
この中間も乗り込み豊富で、2週前、1週前には坂路で好時計を出している。動きを見ても、かなり行きたがるくらい気合が乗っていて出来は引き続き良さそう。

コナコースト(2着、458kg(-4kg))<D><優先出走馬>
2走前、前走、この中間と、追い切りの内容が物足りなくなっていて、調子が上がってこない感じ。

ペリファーニア(3着、496kg(±0kg))<A><優先出走馬>
南Wと坂路で好時計が出る馬だが、前走時のパドックではまだ締まりそうな馬体だった。この中間も、1週前に南Wを併せ馬で追い切られ好時計をマーク。さらに、前走時と同じように日曜坂路でもかなり速い時計を出していて順調な仕上がり。

ルミノメテオール(4着、446kg(+4kg))<D><除外対象馬>
前走時までは坂路で好時計が出ていたが、この中間は本数の割に平凡な時計が多い。

ダルエスサラーム(6着、438kg(±0kg))<B><除外対象馬>
坂路で速いタイムが出る馬で、この中間も坂路で好時計マークと状態は良さそう。どちらかというとスピードが勝った感じ。

キタウイング(7着、432kg(±0kg))<B>
前走時も栗東に滞在しての調整だったが、控えめな内容が多かった。この中間も引き続き栗東で馬なりでの調整だが、前走時よりも走りがしっかりしてきていて上積みは感じられる。

ドゥーラ(15着、476kg(+6kg))<B>
前走時の追い切りでは終いの伸び脚に物足りなさを覚えたが、この中間は1週前追い切りで見せた力強さから、良化してきている印象。




<前走:フィリーズレビュー出走馬>(中3週)

シングザットソング(1着、436kg(-4kg))<C><優先出走馬>
小柄な馬で、前走時パドックでは好馬体もこれ以上馬体は減らせないくらいギリギリだった。中3週で迎えるこの中間、追えばいくらでも速い時計の出る馬が控えめな内容となっていて、上積みまでは厳しいのかもしれない。

ムーンプローブ(2着、464kg(-6kg))<C><優先出走馬>
前走は1400m戦で前に行けなかったが直線はしっかり伸びた。この中間も1週前には坂路で好時計も、抑えすぎて時計ほどの良い伸び脚は見られず。

ジューンオレンジ(3着、446kg(-4kg))<B><優先出走馬>
使い詰めからの中3週で疲れがどうかというところはあるが、坂路で好タイムを計時し、併せ馬でも見劣ることなくしっかりした走り。

ブトンドール(6着、494kg(+12kg))<D>
この中間も距離を意識してか1週前追い切りはCWでの内容。走りに硬さがあり首も上がり気味で物足りない動き。

リバーラ(12着、434kg(+4kg))<‐>※出走回避




<前走:阪神ジュベナイルフィリーズ出走馬>(4ヵ月)

リバティアイランド(1着、462kg(-4kg))<A>
この中間も坂路、CWと好時計。やや首が詰まる走りになるが伸びていないわけではないので、前走時に近い好仕上りで出走できそう。

シンリョクカ(2着、440kg(±0kg))<C>
この中間も前走時と同じような調整内容。状態は悪くなさそうだが、動きを見てもまだ非力さが残る印象で、大きく変わった感じはなし。

ラヴェル(11着、448kg(-4kg))<B>
この中間は2週前から1週前までに3本強めに追われていて、1週前の映像からも力強い動きで休み明けでも出来自体は良さそう。ただ、右回りよりも左回りのほうがコーナーリングから直線に向いての加速がスムーズな感があり、ここも枠とゲートを出ての位置取り次第か。スムーズでないと前走のような競馬になるリスクは残る。




<前走:クイーンC出走馬>(中7週)

ハーパー(1着、466kg(-12kg))<B>
この中間も入念な乗り込みで出来は良さそう。1週前の動きを見ると仕掛けられてからの反応こそ鈍いが、終いの伸び脚は上々。

ドゥアイズ(2着、446kg(-2kg))<B>
休み明け3戦目で迎える。前走時のパドックでは、毛艶良く、気合、伸び万全で状態は良かった。この中間も先週、今週と追い切りの時計を詰めてきていて、更なる上積みに期待が持てる。

モリアーナ(3着、474kg(-2kg))<C>
叩き3戦目となるが、前走から少し間隔が空いていて坂路で良いタイムが出ていない。

ミシシッピテソーロ(15着、418kg(-6kg))<D><除外対象馬>
この中間、2週前、1週前と追い切られているがこの馬としては平凡な時計で......。




<前走:その他のレース出走馬>

トーセンローリエ(アネモネS:1着、426kg(-2kg) 中3週)<D><優先出走馬>
3連勝した前3走時の追い切りでは、中間坂路でかなり良い時計を1回はマークしていた。ただ、この中間は中3週で1週前までは軽めの調整。最終追いでビッシリ追ってきて好時計を出せるところまで回復できるかどうかだが。

コンクシェル(アネモネS:2着、452kg(-10kg) 中3週)<C><優先出走馬>
前走時点で10キロ減と、これ以上絞りたくない感じも1週前には強めに追われて好時計を計時と、出来は引き続き良さそう。あとはパドックでテンションが高くなるところがあり、さらに輸送もあるとこれまで以上に力みが強くなる可能性あり。

ミスヨコハマ(アネモネS:10着、464kg(+2kg) 中3週)<C><除外対象馬>
休み明け2戦目でこの中間も乗り込み豊富。併せ馬でも先着と、上積みが期待できそうな感触はあるが。

エミュー(フラワーC:1着、414kg(-2kg) 中2週)<D>
小柄な馬で使い詰め。この中間は、中2週で1週前に強めに追えず、さらに輸送もあるので状態面を気にする以上に馬体を減らさないことに神経を使わなくてはならず......。好状態にもっていくことはかなり大変になりそう。

ライトクオンタムシンザン記念:1着、428kg(+2kg) 3ヶ月)<A>
ルメール騎手は、馬の気持ちに逆らわず気分よく行かせての勝利。武豊騎手は、ディープ産駒の爆発力を活かす乗り方で直線大外一気の差し切り勝ちと、どちらも強い内容で能力の高さを見せてくれた。小柄な馬ということもあり、間隔を空けて臨む今回、2週前、1週前とCWを長めから追われて上々の時計を披露。動きを見ても、前進気勢が強く気持ちも乗ってきているので良好な仕上がりと言えるだろう。

メイクアスナッチ(フェアリーS:2着、436kg(+6kg) 3ヶ月)<D><除外対象馬>
休み休み使われてきた馬で、今回も3ヶ月ぶり。1週前追い切りではモタモタした走りで、仕上り途上という印象を受けた。

ユリーシャ(エルフィンS:1着、446kg(-8kg) 中8週)<C><除外対象馬>
坂路で好時計の出る馬だが、この中間は1週前にCWで長めからと調整パターンを変えてきた。もともとトレセンで多く追い切られるタイプではないが、今回は間隔が空きなおかつ絞りにくい寒い時期で本数も少ないということで、太めが残っているため変えてきたのかもしれない。動きを見ても終い伸びきれずという感じ。


                                                                                                                          

※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ライトクオンタムリバティアイランドペリファーニアの3頭をあげておきます。



◇今回は、桜花賞編でした。
桜花賞過去5年の連対馬(霧で1週前、最終追い切りと計測不能だったアーモンドアイを除く)の追い切り内容について調べてみると、最終追い切りが馬なりだった馬が6頭で残り3頭も一杯まではいかずG前仕掛けや直線強めと終い気合を入れる程度で3頭とも輸送の負担が少ない関西馬でした。1週前追い切りに関しては、馬なりでの追い切りの馬が少し多く、長距離輸送のある関東馬(栗東滞在馬は除く)は、1週前の時点で仕上がっていないと勝ち負けすることは厳しいでしょう。逆に、関西馬は1週前が馬なりでの追い切りでも、そこで少しでも重い感じがあれば最終追い切りでは強めに......といった過程の馬でも勝ち負けを演じられる傾向にあるようです。これらの調教データから、関東馬は1週前時点での仕上がり、関西馬は最終追い切り後の状態で判断することをおススメします。

桜花賞出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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2022年12月16日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】「買い目を絞れ」は多くの場合収支をより悪化させる/朝日杯FS展望
閲覧 2,547ビュー コメント 0 ナイス 4

先週の阪神JFは人気のリバティアイランドが力強く抜け出し勝利。土曜から続く内有利の馬場をどう騎乗するか見ものだったが、淀みないハイラップの流れに乗り、直線は次元の違う末脚で抜け出した。

2着以下は内有利が顕著。シンリョクカは3番枠を生かして上手く溜めて伸びて来た。3着ドゥアイズ吉田隼人騎手が上手く内に収めてラストの脚を伸ばした。

一方で8枠3頭は仲良く出遅れて後方待機。流れに乗れず、16番枠ドゥーラは6着、17番枠ウンブライルは15着、18番枠ラヴェルは11着と、それぞれ惨敗だった。

阪神芝はAコースの連続開催に加えて雨の影響も受けたエリザベス女王杯の週では圧倒的に外有利となったが、その後Bコース替わりでインが復活。3週目を迎えた先週でもむしろイン有利が加速している印象が強い。今週末はBコース4週目となるが、本稿執筆時点では土曜に少し雨予報が出ているくらいで、そこまで悪化する気配はない。引き続き好天が続けば、阪神JFに続いて朝日杯FSも枠順の影響が大きいイン有利レースになるかもしれない。

ところで、先週予想力以外が大事…という話を、新刊『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』に絡めてしたのだが、予想力以外=馬券力の中で特に大切なのが「馬券の買い方」だろう。実は先日、ウマニティの動画でもお馴染み(?)の太組不二雄さんと某ネット番組で共演した際に、太組さんが今年のG1収支でどうしたらプラスに持っていけるか…という話をする機会があった。番組としての結論は、

「より絞って買う」

という方向になったのだが、冷静に考えると逆ではないかなと思いながらアップされたものを見た。

「買い目を絞れ」

というのはよく聞く話で、そりゃ広げるよりは絞った方が効率が良いのは当然である。だが、実は絞って買うと勝つためには単純な予想力の勝負になるため難易度が上がる側面もある。

阪神JFのように人気馬からのヒモ荒れは競馬においては日常茶飯事で、そういった馬券を取るには、絞るよりも手広く買って高めを待つというスタンスも大事である。だが、絞る方がカッコいい、プロっぽい、見栄えが良い…などなど多くの理由があり、結果として買い目を絞れというのは今も昔もよく聞かれるアドバイスだ。そもそも競馬におけるアドバイスなんてものは(自戒も込めて)大半が役に立たないので、基本的にはそんなものは無視して自分が信じることを続けた方が良いのだが、買い目を絞れというのもそのうちの一つではないかと思う。

特に穴馬券を買う方の場合、馬券が当たらない、今年の収支がイマイチで儲かっていないという方は、絞ることをやめて、荒れるレースを気楽に多点買いすればいい。そうしたら、運よく思わぬ高配当が転がり込んでくるはずだ。絞って儲けるのは正直75%平均のギャンブルに力勝負を挑むことなので、実はあまり得策ではない。よほど腕に自信があるなら別なのだが、そうでもないなら、あまり肩に力を入れずに買うことをオススメしたい。

さらなる詳細は新刊『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』を手に取っていただければ、具体的な手法や考え方を知ることができるはずなので、興味のある方は是非ご一読を。

~今週末の注目馬~

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末は朝日杯フューチュリティステークス。注目馬はコチラ。

レイベリング横山武史騎手)

今回の注目はレイベリング

まだキャリア1戦ながら、初戦は逃げ馬が粘る流れをただ一頭次元の違う脚で伸びて来て勝利。父フランケルは2歳王者を複数輩出している世界的種牡馬で、今回は横山武史騎手が乗れるのも心強い。先週同様の馬場ならば、内枠を引ければよりチャンスが広がりそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2022年12月8日(木) 11:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 阪神JF2022
閲覧 1,621ビュー コメント 0 ナイス 6



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月11日(日) 阪神11R 第74回阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳G1・芝1600m)


【登録頭数:29頭】(フルゲート:18頭)


<前走:ファンタジーS出走馬>(中4週)

リバーラ(1着、432kg(+14kg))<C>
今回も関西への輸送があるので、1週前は馬なりで追われた。ソフト調整でもかなり持っていかれている感じで、予定よりも時計が速くなってしまったという印象。

ブトンドール(2着、484kg(+6kg))<C>
前走時は強めに追われることが多かったが、この中間は馬なりでの調整。走りに力強さが感じられない。

サラサハウプリティ(5着、432kg(-2kg))<C>【抽選対象馬(3/14)】
1週前追い切りではモタモタした感じもしぶとく先着していて、これで変わってくるかどうか。

アロマデローサ(10着、444kg(+2kg))<B>
前走時は、追い切りでも力みがかなり感じられたがパドックでも入れ込んでいた。この中間、1週前追い切りでは気分よくスイスイと力強くしっかりした伸び脚を見せている。




<前走:アルテミスS出走馬>(中5週)

ラヴェル(1着、452kg(+8kg))<A>
前走時の追い切りでは少し重たい感じにも見えたが、パドックでは外々を気分よく周回していて出来は良かった。この中間もそれほど目立つ時計こそ出ていないものの、首を上手に使った走りで引き続きデキ良好。

リバティアイランド(2着、468kg(+4kg))<A>
この中間は坂路中心の調整で、1週前には芝での追い切りと新馬戦の時と同じような内容。特に坂路での時計はかなり良く、休み明けの前走を一度使われての上積みも期待できそう。

アリスヴェリテ(3着、454kg(+4kg))<D>【抽選対象馬(3/14)】
この中間も坂路での調整。前半は勢いよく駆け上がってくるのだが、終い甘くなるところは変わらず。

マラキナイア(5着、430kg(+8kg))<D>【抽選対象馬(3/14)】
前走時のパドックではトモが寂しく、後ろを歩いていた勝ち馬と比べるとかなり差があった。土曜追いの厩舎なので1週前の水曜は軽めの調整だが、首が上がり気難しい面を出していて出来に不安あり。

ミシシッピテソーロ(9着、436kg(+12kg))<B>
前走時、パドックを見ても太め残りがあった印象。この中間も長めから乗り込まれていて、これで絞れてくれば変わり身にも期待がもてる。




<前走:札幌2歳S出走馬>(3ヶ月半)

ドゥーラ(1着、466kg(+2kg))<B>
札幌2歳Sからの休み明けで、乗り込み豊富。好時計も出ているが、1週前の動きを見るとまだ反応が鈍く、重さの残る走りに映った。

ドゥアイズ(2着、440kg(-8kg))<C>
これまでも牧場での調整が多かった馬で、この中間も休み明けだがトレセンでの追い切りは少ない。1週前追い切りでは、終いのひと伸びを欠いた動きとの印象で、全体的に物足りなさが残る。




<前走:その他のレース出走馬>

キタウイング(新潟2歳S:1着、436kg(±0kg)3ヶ月半)<B>
関東馬だが早めに栗東に移動して調整中。1週前の坂路での動きも重たさは残るが終いはしっかり伸びていて、仕上がりは良さそう。

ウンブライル(もみじS:1着、474kg(±0kg)中7週)<A>
前走で関西輸送を経験していて、間隔にも余裕がありこの中間はしっかり乗り込まれていて時計も優秀。1週前追い切りでは、気合乗り、手応えともに良く見せていて、好仕上りとみてよさそう。

モリアーナ(コスモス賞:1着、462kg(+2kg)4ヵ月)<A>
休み明けでの出走だが、2週前、1週前と好時計で先着。1週前の動きを見ても、終いしっかりと伸びていて、乗り込み本数の割に順調な仕上がりを示している。

イティネラートル(りんどう賞:1着、408kg(-6kg)中8週)<C>
休み明けも、前走時よりも坂路での時計は良くなっていて出来は良さそう。ただ、小柄な馬でスピードが勝った感じで、短い距離のほうが向いているかも。

サンティーテソーロ(サフラン賞:1着、420kg(-2kg)中9週)<C>
1週前追い切りは併走相手の走りに合わせる内容で手応えに余裕があったが、手綱を緩めた時の反応は鈍くまだ中身に不安あり。

ミスヨコハマ(赤松賞:1着、460kg(±0kg)中2週)<C>
間隔を詰めて使われていて、この中間は軽めの調整。前走時のパドックではまだ馬体に余裕があったので、上積みは期待できるが、疲れがどれだけ取れているかがもっとも重要。

コンクシェル(赤松賞:6着、462kg(+18kg)中2週)<D>【抽選対象馬(3/14)】
前走から間隔が詰まっているが、1週前には併せ馬で先着し、好時計をマーク。ただ、重心が高い走りで、追われてからの反応も鈍い。

ムーンプローブ(白菊賞:1着、468kg(-2kg)中1週)<B>
中1週での出走で軽めの調整も、前走時の追い切りでかなり良い動きを見せていた馬。パドックでもまだ緩いという感触だったので上積みも期待できそう。最終追い切りの動きを見て判断したい一頭。

エイムインライフ(白菊賞:6着、472kg(+4kg)中1週)<C>【抽選対象馬(3/14)】
前走から間隔が詰まっていて軽めの調整。それでも、前走時のパドックでかなり緩さが残っていたので、ここで馬体が締まってくれば上積みへの期待も。

メイショウコギク(秋明菊賞:3着、424kg(-2kg)中2週)<D>【抽選対象馬(3/14)】
1週前の坂路での時計も終いが甘く、間隔も詰っていて変わり身はなさそう。

ヴィエンヌ(新馬:1着、482kg、中5週)<C>【抽選対象馬(3/14)】
この中間も乗り込み豊富で、1週前追い切りでの時計は優秀。ただ、スピードが勝った走りで一気の距離延長に不安あり。

シンリョクカ(新馬:1着、440kg、中8週)<C>【抽選対象馬(3/14)】
1週前追い切りでは、3頭併せの真ん中に併せたがフラつき右にモタれるところを見せていて、右回りでの走りには不安を残す。

モズメイメイ(新馬:1着、456kg、中2週)<B>【抽選対象馬(3/14)】
これまで併せ馬では遅れたことのない馬で、前走から間隔が詰まっていて1週前は軽めの調整。前走時、パドックでは馬体の仕上がりは良かったもののややテンションが高く映ったので、最終追い切りは軽めでも十分。

ライトクオンタム(新馬:1着、426kg、中3週)<D>【抽選対象馬(3/14)】
前走新馬勝ちをはたすも、乗り込み少なく馬体もまだ細かった。中間軽めの調整で迎える今回、一気の良化は感じられない。

ルミノメテオール(新馬:1着、440kg、中5週)<B>【抽選対象馬(3/14)】
デビュー戦は、乗り込み豊富で仕上りも良かった。この中間もしっかり乗り込まれていて、1週前追い切りは終いこそやや甘かったが出来落ちはなさそう。

ダンシングニードル(未勝利:1着、474kg(-4kg)中7週)<C>【抽選対象馬(3/14)】
1週前追い切りでは坂路で先着。走りを見ると短い距離が向く感じ。

ハウピア(未勝利:1着、408kg(+2kg)中8週)<E>【抽選対象馬(3/14)】
前走から間隔が空いているが、乗り込み少なく1週前追い切りでは首が上がり伸びきれず。

ユリーシャ(未勝利:1着、456kg(-6kg)中3週)<B>【抽選対象馬(3/14)】
レースを使われる毎に追い切りの時計も良くなっていて、前走時はパドックでも好馬体をアピールしていた。1週前は金曜日に坂路で好時計が出ていて、上積みも期待できそう。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ラヴェルリバティアイランドウンブライルモリアーナの4頭をあげておきます。


◇今回は、阪神ジュベナイルフィリーズ編でした。
阪神ジュベナイルフィリーズ連対馬(過去10年)の調教内容を見てみると、最終追い切りを馬なりで追い切られていた馬が14頭。強め、一杯などで追われていた馬は6頭となっていました。次に、1週前追い切りの内容ですが、こちらは馬なりで追われていた馬が7頭、強め、一杯が13頭となっていていました。
これを、過去5年に絞って見てみると、最終追い切りを馬なりで追われていた馬が10頭、強め一杯が0頭、1週前追い切りは、馬なり3頭、強め一杯が7頭となっていて、近年の連対馬は1週前に強めに追われて、最終追い切りは馬なりという馬がかなり多くなっている傾向にあります。
これは、関東馬も関西馬も同じ傾向にあり、追い切るコースも坂路、Wコースが中心ではありますが、特に偏ったところはないので1週前にある程度の状態まで仕上げられているかが最大のポイントとなります。ただ例外として、前走から間隔が大きく空いている馬、前走馬体がかなり大きく増えていた馬などは、1週前、最終追い切りと2週連続強めに追ってくることもあるので、その場合は最終追い切りの動きを見ての判断が必要となります。そして、今週は香港で行われる国際競走にたくさんの日本馬が出走します。日曜日の午後は、日本の競馬と並行して香港の競馬も楽しんでいきましょう。


※阪神JF出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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ドゥーラの口コミ


口コミ一覧
閲覧 75ビュー コメント 0 ナイス 3

おはようございます!(=^・^=)
いつも訪問される方々、ありがとうございます。

やっと、梅雨空から夏空へ変わった途端に、セミの鳴き声と共に真夏日がキタ~!? 
今週は厳しい蒸し暑さが続くなか、台風の季節もキタ~!?

先週末は、競馬も熱くなり炎暑?懐だけ凍り付いていました。(>_

 ken1 2024年5月19日() 22:18
ークスは7番が絶対視えない知覚通りなら三連単の買い目も工...
閲覧 186ビュー コメント 0 ナイス 3

★オークス

★A……ZI値3位以内が連対8/10年
⇒○1位7ステレンボッシュ、2位10アドマイヤベル、3位13スウィープフィート

★★★B……3人気以内が毎年連対、3着以内に3人気以内が2頭8/10年
⇒○1人7番、2人12チェルヴィニア、3人14ライトバック

C……a前走桜3着以内12/30、b前2走でG2(G3時チューリップ含む)3着以内
5/30、cG3で3人気以内2着以内6/30(+6人-1着も1頭)
、dOP3人以内勝ち3/30、e3人気以内1勝級勝ち2/30※3着のみ
※条件戦以下出走なら必ず勝ち=負けなら消し、f2走前チューリップ賞1人1/30
(札幌2歳S1あり)
⇒○★★a7,14番
  b9ラヴァンダ、10番、13番
  ★c1ミアネーロ、2クイーンズウォーク、12番
  d17タガノエルピーダ
  e3エセルフリーダ
  f(17番)
  ×1,3,8,10,11,18番

D……前走ステップ別
 ☆桜花賞 
     14年1)5人-0.1差3着 上がり3位
       2)1-1   上がり1位
     15年2)1-1.0差9           前々走きさらぎ賞1-1 上がり1位
       3)7-0.7差2 上がり2位
     16年1)2-0.0差2 上がり3位
     17年1)1-0.1差3          前々走チューリップ1-1 上がり2位
       3)2-1.0差12          前々走クイーンS1-1 上がり1位 
     18年1)2-1    上がり1位
       2)3-0.4差3  上がり3位  
       3)1-0.3差2          前々走チューリップ1-1 上がり1位         
     19年3)3-0.4差3  上がり2位 
     20年1)2-1    上がり1位
     21年2)4-0.2差4        前々走クイーンS2-1(3走前1勝級上がり1位
     22年1)7-1    上がり3位
       3)1-0.3差10          前々走チューリップ賞1-1 上がり1位 
     23年191-1    上がり1位    
       2)3-0.5差4  上がり4位         クイーンC6-1
       3)8-1.1差14    前々走チューリップ1-1.0差15 3走前阪神JF6-0.7差6上がり1位    
 a桜勝ち馬
⇒★○7番

 b2着馬
⇒○なし

 c3着馬は桜で3人気以内
⇒○なし
 ※×14番

  d4着以下馬は、樫で3着以内5頭は桜で4人気以内※例外の23年ドゥーラはチューリップ賞1人
⇒★▲2番、12番、
 ×13番、16番

 ☆フローラS 
       16年3-1   上がり1位
         1-0.8差5 上がり1位 前々走五百万2-1 上がり2位
       17年12-1   上がり1位
       20年4-1   上がり2位
       21年2-0.2差3 上がり1位
       
 a2人気以内か勝ち
⇒○10番

 b上がり2位以内
⇒○10番
 
 c3~5着の2頭は前走2人気以内
⇒なし

★⇒×6,9番

 ☆忘れな草賞
       15年1-1 上がり3位
       19年1-1 上がり1位
       20年3-1 上がり1位
 a3人気以内で上がり3位以内で勝ち
⇒○17番

 ☆その他
  皐月賞    14年12-0.7差11   前々走 フラワーC3-1 3走前1勝級1上がり1位
  スイートピー 19年2-1                  3走前未勝利1上がり1位
  1勝級     21年3-1 上がり2位  前々走未勝利6-1
  フラワーC  22年2-1 上がり2位
⇒○3番
★ ×1,5,8,15番

E……クイーンC連対馬特注(15年ミッキークイーン、17年アドマイヤミヤビ、
19年クロノジェネシス、21年アカイトリノムスメ、22年スターズオンアース,23年ハーパー
⇒○2番

F……キャリア 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
  ×2戦 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
   3戦 2- 0- 1-18/21 9.5% 9.5% 14.3% 26 30
  ○4戦 4- 4- 2-27/37 10.8% 21.6% 27.0% 32 122
  ○5戦 2- 5- 4-25/36 5.6% 19.4% 30.6% 33 93
  #6戦 2- 0- 3-33/38 5.3% 5.3% 13.2% 40 70
  ※7戦~ 0- 1- 0-39/40 0.0% 2.5% 2.5% 0 18
※2着は22年スタニングローズ(サウジアラビアロイヤルC上がり1位3人3着、
フラワーC上がり2位2人1着
#6戦の2勝は21年ユーバーレーベン(阪神JF3)22年スターズオンアース(桜1)
でG1を3着以内、3着3頭は14年バウンスシャッセと23年ドゥーラは項目M参照
20年ウインマイティー(忘れな草賞1)で重賞勝ちか前走OP1
⇒3走1,4番
 ○4走2,3,10,12,14,17,18番
 ○5走6,7,8,11,15,16番
 ★6走△5,×9番
 ★△7走13番(チューリップ賞上がり1位5人1着)

★G……連軸は、桜花賞3着以内か今年の東京重賞連対かOP勝ち
14年ヌーヴォレコルト 桜3
   ハープスター 桜1
15年ミッキークイーン クイーンC2
16年シンハライト 桜2
   チェッキーノ フローラ1
17年ソウルスターリング 桜3
   モズカッチャン フローラ1
18年アーモンドアイ 桜1
   リリーノーブル 桜3
19年カレンブーケドール スィートピー1
20年デアリングタクト 桜1
   ウインマリリン フローラ1
21年アカイトリノムスメ クイーンC1
22年スターズオンアース 桜1,クイーンC2
23年リバティアイランド 桜1   
   ハーパー      クイーンC1
⇒★◎桜1着7番、3着14番
  2番(クイーンC1)9番(フローラ2)10番(フローラ1)

H……馬体重 成績     勝率 連対率 3着内率
  419kg以下 0-0-1-12 0% 0% 7.7%
  420~439kg 2-0-2-32 5.6% 5.6% 11.1%
  440~459kg 2-3-1-47 3.8% 9.4% 11.3%
★◎460~479kg 6-6-4-33 12.2% 24.5% 32.7%
  480~499kg 0-1-1-15 0% 5.9% 11.8%
 ★500kg以上 0-0-1-8  0% 0% 11.1%
⇒★◎1,3,7,8,9,11,13,14,16番

※I……勝ち馬条件
 a上がり35.0以上のレースで3着以内あり10/10
⇒○1番(フラワーC1)3番(ミモザ賞1)4番(未勝利1)5番(スイートピー1)
6番(未勝利1)7番(サフラン賞2)8番(フラワーC2)9番(未勝利1)11番(未勝利1)
13番(チューリップ1)16番(新馬1)17番(忘れな草1)18番(新馬1)

 b3人気以内
⇒○7,12,14番

★J……消しのデータ
 a×前走2着以下の関東馬で当日6番人気以下(0-0-0-48)
⇒×8番

 b×重賞勝利のない馬で前走G1で4着以下(0-0-0-28)
⇒×16番

 c×前走G2、3で2番人気以下且つ4着以下(0-0-0-19)
⇒×6,15番

K……穴は前走OP勝ちか、重賞勝ち実績(19年12人カレンブーケドール前走スイートピーS1,
20年13人ウインマイティー前走忘れな草賞1、22年10人スタニングローズ前走フラワーC1、
23年15人ドゥーラ札幌2歳S1、例外は21年16人ハギノピリナ)
⇒○5番、17番
  1番(フラワーC1)2番(クイーンC1)10番(フローラS1)12番(アルテミス1)
13番(チューリップ1)

★L……馬連配当2500円以下8/10年(3桁も3回)2回は1人気が桜3着以内
以外の19年と22年
⇒1人気が桜1の7番で馬連配当は穏当か

M……連対馬の着外は2回まで(連対率100%8/20頭、1回まで18/20)
3着馬も2回まで8/10,例外の3回14バウンスシャッセ(フラワーC1)
4回の23ドゥーラ(札幌2歳S1)※重賞勝ち馬
⇒★◎7番3/2/0/0
 ○10番(2/1/1/0)
 ▲5番(3/1/1/1)
  ★2、12番(2/1/0/1)3、14、17番(2/0/1/1) 
  1番(2/0/0/1)

★N……デビューが千二以下で3着以内なし
⇒×13番

※O……桜花賞4着以下からオークスで巻き返した馬は過去10年で6頭おり、
23年のドゥーラ(東京未出走)を除く5頭には東京で無敗という共通項があった。
さらに、そのうち3頭が2月東京のクイーンC勝ち馬
⇒○2番
 ※△12番
 ×16番

★P……フローラSで上がり1~2位を記録することは絶対条件とも言え、
この組のオークス好走馬5頭すべてが該当する。また、4角通過順は8番手以降
⇒△10番
 ×6,9番 

※Q……前走が桜花賞とフローラS以外だったオークス好走馬は7頭いる。
このうち、14年のバウンスシャッセを除く6頭の前走には
「重賞・オープンか1勝クラス」「芝1800m以上」「1~3番人気で1着」という共通項がある。
なお、バウンスシャッセも2走前のフラワーC(G3・芝1800m)
では3番人気1着という成績を収めており、
牡馬相手の皐月賞をノーカウントとみなせば前記の条件をクリアという見方もできる。
⇒▲1,3,17番


能力と適性を考えると、能力的にはG1の2RをNHKマイルC2着のアスコリピチェーノと
分け合った7番が断然
桜の前日阪神牝馬Sより0.8も時計が早く、同レース2着のウンブライルは先のNHKマイルCで
2着なら、世代的にもトップは間違い無い
次いで桜3着14番だが折り合い気性的に距離延長に難あり

NHKマイルC勝ち馬ジャンタルマンタルの勝った朝日杯の0.2差3着17番が忘れな草賞勝ち
なら注目だが、過去忘れな草賞から来た2頭19年ラブズオンリーユーと20年ウインマイティー
は、後傾ラップのレースで上がり34秒台の末脚で差して勝っているのに対して、17番は
前傾ラップを先行して35.3の上がりで4角先頭から押し切っているのがどう出るか

適性面では、平均ペースから長い直線で上がり勝負となり折り合いと切れる末脚が要求される
7番は桜では上がりでは13,14番に劣る3位でその点では抜けていない
ただし忘れな草賞で前傾ラップを作った4番と、前走東京二千を前傾ラップで逃げ切った
11番がいて、前を引っ張る可能性がある

東京重賞のフローラSとクイーンCの勝ち馬だが、10番は時計も上がりも特に優れていないが
2番は、勝ち時計も上がりも昨年勝ってオークス2着したハーパーを上回る好時計で
勝ち時計1.32.8は近10年では16年NHKマイルC勝ちのメジャーエンブレムに次ぐもので
G1勝ち負けのレベルはある
また桜で不利があって惨敗した12番がルメールに手戻りして巻き返せるかどうか
後は5番が人気薄なら押さえる
また予想外にペースが速くなり折り合いさえ付けばと言う条件で14番も押さえ


馬連(2,7)→12,17各五百円、ただし2-7のみ千円、計5点
三連複(2,7)=(12,17)ー5,14、7番は必ず入れて9点各三百円
三連単(2,7)→(2,7,12,17)→(2,5,7,12,14,17)
フォーメーション各百円、7番を必ず入れて18点
複勝勝負は、問題無ければ有り金全部7番へ
≫≫12-7-14
馬連590円、三連複1690円 複勝110円
4番が控えるも16番がハナを切って11番も追っかけて2頭で後続引き離しての逃げで
やはり思わぬHペース、おかげで何とか14番は後方で折り合えた
直線うまく裁けて抜けて来た7番が早目先頭立つも
中程を一団で追い上げてきた中から2番が先に抜け出すも一気に12番が交わしてゴールへ
更に14番が馬群を割って3番手集団から抜け出す
データ的には、桜組で7番がトップも上がりタイムから絶対視出来無いと言う判断は正しかった
13番が切れたのが大きいが、2番はやはり馬体重のデータで厳しかったので押さえで十分だったか
それでも意外に前目の好位につけて行った分最後が甘くなってしまった
14番もデータでは切れていたが、ペース早くなる予感が押さえに出来たのが幸い
5番も17番もSペースの上がり勝負で切れて勝ったのではなかったので特に5番は押さえ不要だった
17番はともかく12番は7番を逆転する目は合ったからには買い目に出来無かったのは猛省


 

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 エスプレッソ 2024年5月18日() 14:00
オークス 傾向と血統からの予想
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毎年の事ですがこの時期までの牝馬同世代レースでは間違いなく桜花賞が一番レベルの高いレースです。色々な路線で高いパフォーマンスを見せた馬が闘うのが桜花賞です。
桜花賞に行かなかったのか?行けなかったのか?もし行けなかった馬が桜花賞に出走したいたら高いパフォーマンスを見せていたかを考えるのもポイントの1つだと思います。


臨戦傾向
まず桜花賞からの傾向は桜花賞4着までの馬が有力です。
過去10年で4着以下から巻き返し馬は4頭いますが4頭中3頭は1~2番人気でした、もう1頭は世代レベルの低い昨年のドゥーラが桜花賞8番人気14着から巻き返して3着でした。


桜花賞以外の組は12頭が馬券圏内に来ていてその内9頭が前走1着、バウンスシャッセが皐月賞から、ユーバーレーベンはそれまでに重賞3着以内4回の実績と特殊な戦績です。残りのビッシュは謎の激走?


血統傾向
ヌレイエフ内包馬が強いレースです。甥のフェアリーキングやサドラーズウェルズを内包する馬も活躍していますが、ヌレイエフが圧倒的な成績を残しています。

米国型のクロフネやストームキャットも母父として活躍していますが、勝ち切れない事も多く、母父ストームキャットで勝ち切ったラヴズオンリーユーは3代母にヌレイエフを持っていました。
父が欧州型であっても、母方は米国型のスピード一辺倒だと2~3着までだと思います。


予想
◎ ⑦ ステレンボッシュ
父はエピファネイアでこの時期の東京二四は全く問題無しですが、母方にトニービンで入っているのは少し不安要素です。意外にも母方にトニービンが入った血統での好走例が極端に少ないのです。
もう一つ不安要素は乗り替わりですね、毎年リーディング上位に来ている戸崎騎手ですが、勝利数、勝率の割にG1では凡走が多い気がします。ただ今回無難に乗れば十分勝ち負けできると思います。


○ ⑬ スウィープフィート
父はダービー2着、JC優勝馬で母父はディープスカイで未勝利戦を勝ったのは6戦目でダービーを勝ったのは11戦目と使い詰めでした。
また母の母スウィープトウショウも叩き良化型でした。
前走の桜花賞は4着でしたがこの馬も更にパフォーマンスを上げて来る可能性も有ると思います。
ただ気性的に掛かる可能性が不安材料です。


▲ ⑤ コガネノソラ
父ゴールドシップ、母父ロージズインメイは2021年の優勝馬ユーバーレーベンと同じですが、母母父が米国型のフサイチペガサスになるのでスピードはコガネノソラが上かも知れませんが欧州的要素が薄れるのは不安材料です。
ゴルシ産駒は出走数は少ないですが2020年にも3着に好走していて穴には面白いかと思います。
前走のスイートピーSの勝ち時計も優秀だと思います。


△ ⑭ ライトバック
前走の桜花賞3着は上がり最速の脚でした。
血統的には父キズナの産駒(牝馬)はパワーとスピードに長けたソングラインやファインルージュなどマイルまでの馬が代表産駒なのでライトバックもその可能性は有ると思います。
母父も欧州の短距離馬エクシードアンドエクセルなので距離が延びて良いとは思いませんが、あの末脚は魅力です。


× ① ミアネーロ
母方が軽い米国型ばかりなので良くて3着まで

× ③ エセルフリーダ
母系のダイナアクトレス、父のキタサンブラックに期待

× ⑩ アドマイヤベル
オークスを目標にしてきた感の馬で無難にそこそこ走れそう

× ⑪ ヴィントシュティレ
欧州色の強い血統で母の母がヌレイエフの系統

× ⑫ チェルヴィニア
ルメールじゃなければ買わない
前走は勝負所で反応出来ず後から来た馬に挟まれただけで、あのまま不利なく走っても凡走だってと思います。
ちなみにアルテミス勝ち馬で唯一複勝圏内にきたラッキーライラックは桜花賞3着でした。

消し ② クイーンズウォーク
ライトバック同様キズナ産駒で距離が延びていいとは思えません。
母方もスピード一辺倒なのも割引材料です。
何より桜花賞は普通に良いところ無しの凡走でした。

スウィープフィート、ライトバックは返し馬まできちんと観て買いたいと思います。

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コメント一覧
1:
  🟦 ファンダム🟦   フォロワー:102人 2022年9月4日() 10:59:57
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今後の活躍に期待する!

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