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中日新聞杯の関連ニュース
【中日新聞杯】ＧＩ馬キラーアビリティ復活 師弟で初の重賞Ｖに感慨深げ
©サンケイスポーツ
12月11日(日) 04:34
１０日の中京１１Ｒで行われた中日新聞杯（ＧⅢ、芝２０００メートル）は、５番人気のキラーアビリティが差し切って重賞２勝目。昨年のホープフルＳ以来、約１年ぶりの勝利でＧⅠウイナーの復活を印象付けた。団野大成騎手（２２）は、所属する斉藤崇史厩舎とのタッグでは初めての重賞制覇だ。
◇
苦しんだ１年の鬱憤を晴らすような走りだった。キラーアビリティが昨年のホープフルＳ以来、約１年ぶりの白星。初コンビで復活Ｖに導いた団野騎手は笑顔で振り返った。
「今週の追い切りの動きが良く、自信を持って臨みました。結果を出せてよかったです」
スタートひと息で中団後方から。緩い流れで１コーナーから向こう正面にかけて力んだが、何とかこらえた。直線では馬群を縫うようにしぶとく脚を伸ばし、先に抜け出していたマテンロウレオをクビ差で捕らえてゴール。２つ目の重賞タイトル獲得だ。
昨年末のホープフルＳ制覇後、ぶっつけ本番で臨んだ皐月賞は１３着、続く日本ダービーは６着。前向き過ぎる気性があだとなって思うような成績を残せなかった。秋初戦のアルゼンチン共和国杯も８着に敗退。打開策として中間の追い切りでクロス鼻革を装着すると、操縦性が向上した。鞍上は「折り合いは良くなりました。（スローペースの）展開もあって力んだけど、それでも馬具の効果は大きかった」とうなずいた。
団野騎手にとっての重賞３勝目は、師弟タッグでの初タイトル。斉藤崇調教師は「いつか大成と重賞を取りたいと思っていました。本当にうれしい」と喜びをかみしめた。今後は放牧に出て来季に備える。その名の通り、素晴らしい才能を改めて示したＧⅠウイナーは、２０２３年こそ飛躍を遂げる。（丸橋正宣）
■キラーアビリティ 父ディープインパクト、母キラーグレイシス、母の父コンガリー。青鹿毛の牡３歳。栗東・斉藤崇史厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は（有）キャロットファーム。戦績８戦３勝。獲得賞金１億２７３１万８０００円。重賞は２０２１年ＧＩホープフルＳに次いで２勝目。中日新聞杯は斉藤崇史調教師、団野大成騎手ともに初勝利。馬名は「素晴らしい能力、才能。母名、一族名より連想」。
【中日新聞杯】レースを終えて…関係者談話
©サンケイスポーツ
12月11日(日) 04:33
◆昆調教師（マテンロウレオ２着）「普通に回ってくることができた。惜しかったけど、勝負は一人でやるものじゃない。仕方がないね」
◆菱田騎手（アイコンテーラー３着）「馬場が良かったので、先行力を生かす競馬をしたいと思っていました。ゴールまでしぶとく頑張ってくれました」
◆藤岡佑騎手（プログノーシス４着）「ラストはいい脚を使ってくれましたが、僅差の４着ということで申し訳ないです。流れれば末脚が生きると思っていたのですが、２コーナーでペースが緩んでしまって…」
◆浜中騎手（ハヤヤッコ５着）「スタートがすごく良かったので、前を取るつもりでしたが、行けなかったです。器用ではなく、枠を考えても逃げたかったのですが…」
◆和田竜騎手（イクスプロージョン７着）「ブリンカーで行きっぷりが良く、勝負どころでも勝つかというような手応えでした。最後止まったのは休み明けのぶんかな」
◆岩田康騎手（バジオウ９着）「いいものは持っているけど、ペースが遅過ぎて力んでいた。結果的には逃げてもよかったかな」
◆菱田騎手（アイコンテーラー３着）「馬場が良かったので、先行力を生かす競馬をしたいと思っていました。ゴールまでしぶとく頑張ってくれました」
◆藤岡佑騎手（プログノーシス４着）「ラストはいい脚を使ってくれましたが、僅差の４着ということで申し訳ないです。流れれば末脚が生きると思っていたのですが、２コーナーでペースが緩んでしまって…」
◆浜中騎手（ハヤヤッコ５着）「スタートがすごく良かったので、前を取るつもりでしたが、行けなかったです。器用ではなく、枠を考えても逃げたかったのですが…」
◆和田竜騎手（イクスプロージョン７着）「ブリンカーで行きっぷりが良く、勝負どころでも勝つかというような手応えでした。最後止まったのは休み明けのぶんかな」
◆岩田康騎手（バジオウ９着）「いいものは持っているけど、ペースが遅過ぎて力んでいた。結果的には逃げてもよかったかな」
【中日新聞杯】マテンロウレオが２着に入り３歳馬ワンツー 昆師「惜しかったけど、これも勝負事ですからね」
©サンケイスポーツ
12月10日(土) 18:27
【中日新聞杯】１０番人気アイコンテーラーが３着に健闘 菱田「最後までしぶとく脚を使ってくれました」
©サンケイスポーツ
12月10日(土) 18:27
【中日新聞杯】１番人気プログノーシスは最速上がり３３秒２も４着 藤岡佑「もう少しレースが流れてほしかったですね」
©サンケイスポーツ
12月10日(土) 18:26
１２月１０日の中京１１Ｒで行われた第５８回中日新聞杯（３歳以上オープン、ＧⅢ、芝２０００メートル、ハンデ、１８頭立て、１着賞金＝４３００万円）は、団野大成騎手の５番人気キラーアビリティ（牡３歳、栗東・斉藤崇史厩舎）が直線で馬群を割って抜け出し復活の重賞２勝目を挙げた。タイムは１分５９秒４（良）。
１番人気のディープインパクト産駒プログノーシスは、後方２番手でレースを進めると、直線では大外からメンバー断トツの上がり３ハロン３３秒２の末脚を繰り出したが届かず、勝ち馬からクビ＋クビ＋ハナ差の４着に敗れた。それでもまだキャリアは７戦と底を見せておらず、来年の大舞台へ期待を膨らませる走りを見せた。
◆藤岡佑介騎手「器用な競馬ができるタイプではないので、道中は折り合って運ばせて、直線では外へ出してくれとの指示でした。ラストはすごくくいい脚を使ってくれたし、惜しい内容だったのですが、欲を言えば、もう少しレースが流れてほしかったですね。馬はよく走ってくれたと思います」
１番人気のディープインパクト産駒プログノーシスは、後方２番手でレースを進めると、直線では大外からメンバー断トツの上がり３ハロン３３秒２の末脚を繰り出したが届かず、勝ち馬からクビ＋クビ＋ハナ差の４着に敗れた。それでもまだキャリアは７戦と底を見せておらず、来年の大舞台へ期待を膨らませる走りを見せた。
◆藤岡佑介騎手「器用な競馬ができるタイプではないので、道中は折り合って運ばせて、直線では外へ出してくれとの指示でした。ラストはすごくくいい脚を使ってくれたし、惜しい内容だったのですが、欲を言えば、もう少しレースが流れてほしかったですね。馬はよく走ってくれたと思います」
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