ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は
福島記念・馬場の有利不利、教えます! をお届けします!
土曜日の福島芝のレース結果、近年の
福島記念の結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
木曜日以降は雨が降らなかったものの、火曜日から水曜日にかけては16.5ミリの雨量を記録しているように、この中間はカラッと晴れた日が少なかった様子。その状況下、水曜日と木曜日に散水作業を実施。夜間の気温低下も相まって、土曜日の芝コースは良馬場(JRA発表)ながらも、含水多めのコンディションだった。
また、土曜日朝におけるJRA測定のクッション値は8.4。前週土曜日の朝が9.1だったので、軟らかい方向に推移している。力を要する舞台設定となったこともあり、内めから運んだ非力な馬が踏ん張りを欠くシーンが続出。好位~中団に位置し、直線で中~外めに進路をとった差し馬の躍進が目を引いた。
日曜日開催中の予報は晴れ。雨の心配はなさそうだが、芝部分の見た目が良い一方で、キックバックも散見されるようになってきた福島芝コース。一気に傾向が様変わりするとは考えづらい。引き続き、長く脚を使える差しタイプに軸足を寄せたほうが、好結果につながりやすいのではないか。
枠順については、中~外枠がやや有利の情勢。馬場の乾きが進めば、内めの枠の優位性が多少増すかもしれないが、信頼を置くまでには至らないように思える。ゆえに土曜日同様、真ん中より外(5~8枠あたり)を優先したほうがよさそうだ。
血統的には、過去5年の
福島記念の結果を参考にすると、
ステイゴールドの系統産駒の活躍が顕著。ほかでは、
キングカメハメハの血を引く馬や
ディープインパクトの系統産駒の好走例が多い。該当する馬には相応の警戒が必要だろう。
そして、前走がG1・G2、もしくはG3以下で1着またはタイム差0秒5以内だった5歳以下の馬(牝馬を除く)が2着連対圏内を賑わせているのも、近年における当レースの大きな特徴。血統面と合わせて押さえておきたいポイントだ。
今回の出走メンバーで、血統面と先述した馬場傾向(5~8枠)の要点をともに満たしているのは、⑩
アラタ、⑪
エフェクトオン、⑫
ヒュミドール。よって当欄では、この3頭を注目株として推奨する。
【馬場予想からの注目馬】
⑩アラタ ⑪エフェクトオン ⑫ヒュミドール