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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 6 | 牡4 | 58.0 | 横山和生 | 美 栗田徹 | 476(+2) | R2.09.7 | 4.2 | 2 | 36.1 | ②②②② | |||
2 | 5 | 10 | 牡6 | 58.0 | D.レーン | 美 堀宣行 | 490(-4) | 2.10.0 | 2 | 9.5 | 5 | 35.9 | ⑥⑥⑥⑤ | ||
3 | 4 | 7 | 牝5 | 56.0 | 松山弘平 | 栗 杉山晴紀 | 480(-6) | 2.10.3 | 2 | 7.3 | 4 | 36.0 | ⑩⑩⑧⑧ | ||
4 | 7 | 15 | 牡5 | 58.0 | 和田竜二 | 栗 大久保龍 | 502(-2) | 2.10.3 | ハナ | 5.6 | 3 | 36.6 | ③③③③ | ||
5 | 5 | 9 | 牡7 | 58.0 | M.デムー | 美 手塚貴久 | 474(-4) | 2.10.6 | 1 3/4 | 175.2 | 14 | 36.5 | ⑧⑧⑥⑤ | ||
6 | 2 | 4 | 牡4 | 58.0 | 横山武史 | 美 鹿戸雄一 | 520(-2) | 初B | 2.10.6 | ハナ | 3.3 | 1 | 36.2 | ⑨⑧⑧⑩ | |
7 | 6 | 12 | 牝5 | 56.0 | 松岡正海 | 美 手塚貴久 | 476(+14) | 2.10.8 | 1 1/4 | 73.0 | 9 | 36.9 | ④⑤⑤④ | ||
8 | 6 | 11 | 牡5 | 58.0 | 吉田豊 | 栗 矢作芳人 | 476(--) | 2.10.8 | アタマ | 10.2 | 6 | 37.4 | ①①①① | ||
9 | 4 | 8 | 牡7 | 58.0 | 坂井瑠星 | 栗 矢作芳人 | 472(--) | 2.11.1 | 2 | 78.1 | 10 | 36.5 | ⑪⑩⑪⑪ | ||
10 | 8 | 17 | 牡7 | 58.0 | 西村淳也 | 栗 藤原英昭 | 510(+2) | 2.11.4 | 1 3/4 | 276.4 | 17 | 37.2 | ⑥⑥⑧⑧ | ||
11 | 8 | 18 | 牡5 | 58.0 | 吉田隼人 | 栗 友道康夫 | 464(-4) | 2.11.5 | 3/4 | 22.9 | 8 | 36.9 | ⑫⑫⑪⑪ | ||
12 | 8 | 16 | 牡4 | 58.0 | 福永祐一 | 栗 大久保龍 | 496(0) | B | 2.11.9 | 2 | 142.3 | 13 | 37.1 | ⑭⑭⑬⑬ | |
13 | 2 | 3 | 牝6 | 56.0 | 団野大成 | 栗 森田直行 | 354(+2) | 2.12.0 | 3/4 | 210.3 | 16 | 37.0 | ⑫⑬⑬⑮ | ||
14 | 7 | 13 | 牡4 | 58.0 | 武豊 | 栗 杉山晴紀 | 504(+4) | 2.12.1 | 1/2 | 12.0 | 7 | 36.9 | ⑰⑰⑰⑰ | ||
15 | 3 | 5 | 牡5 | 58.0 | 石橋脩 | 栗 上村洋行 | 492(-4) | 2.12.2 | クビ | 183.8 | 15 | 37.2 | ⑮⑮⑬⑮ | ||
16 | 1 | 2 | セ7 | 58.0 | 国分恭介 | 栗 西園正都 | 468(0) | 2.12.4 | 1 1/4 | 122.0 | 12 | 38.5 | ④③③⑤ | ||
17 | 7 | 14 | 牡6 | 58.0 | 横山典弘 | 栗 安田翔伍 | 498(-8) | 2.15.5 | 大差 | 114.3 | 11 | 40.5 | ⑮⑮⑯⑭ | ||
除外 | 1 | 1 | 牡5 | 58.0 | C.ルメー | 美 木村哲也 | 516(--) | -- | -- | -- |
ラップタイム | 12.5 - 10.4 - 11.0 - 12.1 - 11.6 - 12.1 - 11.9 - 11.8 - 11.9 - 12.0 - 12.4 |
---|---|
前半 | 12.5 - 22.9 - 33.9 - 46.0 - 57.6 |
後半 | 60.0 - 48.1 - 36.3 - 24.4 - 12.4 |
■払戻金
単勝 | 6 | 420円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 6 | 180円 | 3番人気 |
10 | 250円 | 5番人気 | |
7 | 240円 | 4番人気 | |
枠連 | 3-5 | 2,520円 | 14番人気 |
馬連 | 6-10 | 2,060円 | 8番人気 |
ワイド | 6-10 | 780円 | 10番人気 |
---|---|---|---|
6-7 | 710円 | 8番人気 | |
7-10 | 840円 | 11番人気 | |
馬単 | 6-10 | 3,420円 | 12番人気 |
3連複 | 6-7-10 | 5,150円 | 18番人気 |
3連単 | 6-10-7 | 25,220円 | 86番人気 |
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土曜日の阪神芝のレース結果、近年の宝塚記念の結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
土曜日の阪神芝コースは、良馬場(JRA発表)でスタート。9R発走前から小雨がパラつき始め、強く降る時間帯もあったが、馬場状態を変更するほどの雨量ではなく、良発表のまま開催を終えた。
10R・水無月S(3勝クラス・芝1400m)の勝ちタイムは1分20秒0。この時季の阪神とすれば、速い水準に位置する。マーメイドSがレースレコード決着となった前週同様、全体時計が速くなりやすいコンディションだった。
ただし、土曜日の結果を振り返ると、必ずしも内・前有利というわけではなく、最後の直線で馬場の3分どころに進路を取る馬の伸びが増しつつある。内側主導の状態から、転換期を迎えようとしているのかもしれない。その点には注意が必要だろう。
芝競走6鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は6、5、6、2、1、4番手。好位~先行勢が優位のように思えるが、2~3着には中団以降に位置した待機勢の食い込みも見られるうえ、上がり3ハロン最速馬(タイを含む)が【4.1.3.1】と勢力を強めている。ゆえに脚質的な偏りの少ない馬場と捉えたほうがいい。
日曜日開催中の降水確率は10%前後(26日8時の時点)。雨が降らず馬場の含水率低下が進めば、内枠勢や経済コースを通る馬の優位性が増す可能性はある。とはいえ、一気に状況が逆戻りするとも思えない。従って、無理なく加速可能な位置を確保できそうな馬を上手に狙いたいところだ。
枠順については判断するに悩ましいが、3分どころから中央寄りの伸びが増しつつあるという状況を踏まえると、真ん中より外めの枠が優位に働くことも考えられる。それゆえ、5~8枠に対する意識を強めたほうがいいかもしれない。
血統的には過去5年の宝塚記念を参考にすると、父に非サンデーサイレンス系の種牡馬を持つ馬が優勢。とりわけ、母の父もサンデーサイレンス系でない馬は【4.3.1.7】と高確率で馬券に絡んでいる。該当馬は今年も要注目といえよう。
また、芝の重賞で勝利経験を有する6歳以下の馬が上位安定傾向にあるのも、近年における宝塚記念の大きな特徴。過去5年、2着連対圏入りを果たした日本調教馬は、例外なくこの条件をクリアしている。血統面と合わせて押さえておきたいポイントだ。
今回の出走メンバーで、血統面と先述した馬場傾向(5~8枠)の要点をともに満たしているのは、⑪パンサラッサ、⑫ウインマリリン、⑬アリーヴォ、⑭キングオブコージ。よって当欄では、これら4頭を注目株として推奨する。
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出演:スガダイ(予想神) キムラヨウヘイ(競馬プロファイラー) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
日曜日に行われる宝塚記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①オーソリティ【B】
美浦南W併走。ややテンションが高く、手綱を引かれて抑えられているぶん、首の動きは硬め。その一方、手前の変換はスムーズ。四肢のさばきは力強く、背中の安定性も高い。絶好調には至らないかもしれないが、それなりに帳尻を合わせてきた印象を持つ。
②アフリカンゴールド【C】
栗東CW単走。首が短めのうえに矯正馬具で可動域が制約されているため、前躯の動きが窮屈に見えるのはいつもと同じ。それはいいとしても、脚さばきまで硬く映るのは気になるところ。上位進出には、京都記念同様に馬場や展開の助けが欲しいところだ。
③メロディーレーン【C】
栗東坂路併走。華奢な体型ゆえに体重のありそうな鞍上が負担なのか、右耳と左耳の向きが非対称になるなど、やや集中力を欠く場面も。それでも前進気勢を失うことはなく、最後まで懸命に登っていた。大きな変化こそ窺えないが、この馬のひた向きさには頭の下がる思いを持つ。
④エフフォーリア【A】
美浦南W併走。ブリンカー装着が功を奏してか、ズブい面が目についた1週前追いとは見違えるような走り。素軽さが増し、後肢の蹴り込みも力強い。前進気勢が強いなかでもタメが利いており、促されてからの反応も良かった。当該週の水曜追いにおける気配だけなら前回よりも上の段階にある。
⑤アイアンバローズ【C】
栗東CW単走。四肢のさばきは力強く、課題である手前の切り替えもこなしていた。デキ落ちはなさそうだが、コーナーで口向きの悪さを見せるなど、気難しい点は相変わらず。良績のない多頭数の競馬、それも前回から一気の距離短縮で力を発揮できるかどうか。積極的には手が出ない。
⑥タイトルホルダー【B】
美浦南W併走。追走する形から並びかけ、その後は無理にパスせずゴールを迎えた。あえて追い抜かないことを意識した内容ゆえに派手さはないが、硬さや気負いはなく、脚元の動きも滑らか。前後のバランスも悪くない。好調キープとみてよさそうだ。
⑦デアリングタクト【B】
栗東坂路単走。全体的にこぢんまりと映るが、脚元の関係上致し方ない面はある。それでも前回の中間と比べれば、脚さばきは軽快に見えるし、身体の使い方も良くなってきた。実戦を1度使った効果もあってか、いい頃の雰囲気を取り戻しつつある。
⑧ステイフーリッシュ【C】
栗東坂路併走。先行する僚馬に並びかけるまでの勢いは良かったが、その後の反応がやや鈍くジリ脚気味に。良くも悪くもステイヤーらしくなってきた印象。現状の持ち味を活かすには、相当の消耗戦にならないと厳しいかもしれない。
⑨マイネルファンロン【B】
美浦南W単走。行きたがる素振りを見せるも、この馬とすれば許容範囲の部類。脚元の動きは力強く、それなりに制御も利いていた。もう少し四肢を広く使えていれば文句なしだが、大きく割り引くほどではない。穴候補として一考の余地はある。
⑩ヒシイグアス【B】
美浦南W単走。コーナーの動きこそ若干ぎごちなく映るも、流す程度の調整と思えば深刻に捉える必要はない。直線を向くとジワジワと脚勢を上げ、鞍上の軽い促しにもきっちり反応していた。身体も比較的柔らかく使えている。少なくとも、前回のデキを下回るということはない。
⑪パンサラッサ【A】
栗東坂路単走。顔を右に背ける場面もあったが、それを除けば四肢を真っすぐ前に出し、体幹しっかりのピッチ走法で駆けていた。ラストのラップを若干落とすも、鞍上の手ごたえには余裕があり、時計以上に余力を感じる内容。いい状態でレースを迎えることができそうだ。
⑫ウインマリリン【B】
栗東CW単走(19日に美浦から栗東へ移動)。難しい面を見せず、無理なく抑えが利いているのはいい傾向。軽めの調整ゆえに躍動感こそ薄いが、ストライドは大きく背中の安定性も高い。かなりの線まで状態を戻してきた印象。軽くは扱えない1頭だ。
⑬アリーヴォ【B】
栗東坂路単走。舌を出して頭の位置も高め。それでも四肢のさばきは素軽く、手前の変換もスムーズ。身のこなしは柔らかく、制御も利いている。もう少し姿勢が低くなれば言うことはないが、適度な活気があるし、ラストまで脚いろが鈍ることもなかった。いい意味での平行線だろう。
⑭キングオブコージ【B】
栗東CW単走。前肢周りが若干硬く映るも、この馬とすれば柔らかく使えているほう。手前替えも上手で、最後まで集中を切らすことなく走れている。前回から上昇とは言い切れない反面、大きく劣る面もない。この馬なりに順調だろう。
⑮ディープボンド【B】
栗東CW単走。若干ズブい気配は出ているが、持ち前の豪快なフットワークは健在。推進力も前方にしっかりと伝わっている。大きな上積みまではどうかも、状態は高いレベルで安定している印象。底力を問われる展開、馬場になれば、浮上の目は十分にある。
⑯グロリアムンディ【B】
栗東CW単走。鞍上が手前替えを促すも、なかなか応じなかった点は割引。ただ、1週前追いで見られた硬さは薄れつつあり、首の使い方も良くなっている。前肢があまり前へ出ない走法から、今回の舞台替わりがプラスに働くかどうかについては疑問も、雰囲気は決して悪くない。
⑰ギベオン【C】
栗東CW単走。実戦を1度使った効果もあってか、前回の中間と比べれば、大分素軽さが出てきた。とはいえ、手前の切り替えに時間を要しているし、完歩自体も小さめ。G1で上位争いに加わるには、もう一段階上の変わり身が欲しい。
⑱ポタジェ【B】
栗東P単走。サッと流す程度の調整ながら、リラックスしているし、四肢のさばきも素軽い。躍動感こそ欠くものの、バランスを崩すことなく、生真面目に前へ進もうとする姿は好感が持てる。この馬なりに、いい仕上がり具合ではないか。
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アイアンバローズ・上村助手「順調にきている。いい時計が出たのは具合がいい証拠」
アフリカンゴールド・西園正調教師「先週も長めからやって時計も出ている。ここへ向けてしっかり仕上がっている」
アリーヴォ・杉山晴調教師「大阪杯のあと武豊騎手が『距離が延びても』と言ってくれた。どんな競馬でもできる」
ウインマリリン・大村助手「今週は無理をしない感じで。しっかり攻めて状態は戻っている」
エフフォーリア・横山武騎手「やっとらしさが見られた。この馬が一番強いと思っているし、またGⅠを取りたい」
オーソリティ・木村調教師「動きには満足。サウジとドバイでは体調良くいけたし、その状態に持っていけると思う」
ギベオン・田代助手「レース後の疲れもなく、中2週なので調整程度。動きは悪くない」
キングオブコージ・安田翔調教師「前走は掛かった。いかにリラックスして競馬ができるか」
グロリアムンディ・大久保調教師「芝を使っていたときより状態は数段上がっている。無謀な挑戦だとは思わない」
ステイフーリッシュ・矢作調教師「GⅠのなかでも上がりがかかり消耗戦になりそうなレース。スタミナを生かしたい」
タイトルホルダー・栗田調教師「折り合い面や走りのバランス、息づかいを確認した。すごくいい動きだったと思う」
デアリングタクト・杉山晴調教師「前走で改めて能力の高さを見せてくれた。今の状態でどこまで通用するか楽しみ」
ディープボンド・大久保調教師「ジョッキーが続けて乗っているし、距離は心配していない。雨馬場もダメではない」
パンサラッサ・矢作調教師「ドバイでもスローで逃げたわけではなく周りがついてきた形。この馬の競馬をするだけ」
ヒシイグアス・レーン騎手「動きと仕上がりには満足。成長しているし、いい筋肉がついてアスリートらしくなった」
ポタジェ・友道調教師「競馬へ行くと100%の力を出してくれる。いいポジションからこの馬らしさを出せれば」
マイネルファンロン・手塚調教師「体調はいいし、舞台もいい。どこかで一瞬脚を使うはず」
メロディーレーン・森田調教師「今週は坂路で馬なり。体調に波がなく、変わりない」
(夕刊フジ)
2012年以降の3着以内馬延べ30頭の馬齢を検証すると、4歳から7歳の間で収まっている。その一方、7歳の馬券絡み(3着以内)は香港から参戦したワーザー(2018年2着)の1例だけ。4歳の2着連対圏入りはG1ウイナーに限られる。高齢の日本調教馬や、G1未勝利の4歳馬は疑ってかかりたい。
(減点対象馬)
②アフリカンゴールド ⑧ステイフーリッシュ ⑨マイネルファンロン ⑬アリーヴォ ⑯グロリアムンディ ⑰ギベオン
2012年以降の性別成績は、牝馬【4.1.5.14】、牡・せん馬【6.9.5.98】。勝率、連対率、複勝率の面では前者が上回っている。ただし、牝馬の2着連対圏入りは牡馬混合G1勝ち、もしくは牡馬混合G1で0秒1以内の僅差に持ち込んだ経験があった馬のみ。その点には配慮が必要だろう。
(減点対象馬)
③メロディーレーン ⑦デアリングタクト ⑫ウインマリリン
2012年以降、前走4着以下敗退から巻き返して複勝圏入りを果たした馬は13頭。前走の着順があまり直結しないレースとみてとれる。反面、前走でタイム差2秒以上の大敗を喫していた馬は【0.0.0.5】。前走複勝圏外の馬を狙う場合は、前走のタイム差に注意したいところだ。
(減点対象馬)
③メロディーレーン ⑤アイアンバローズ ⑨マイネルファンロン ⑫ウインマリリン
2012年以降、近2走続けて国内戦に出走し、ともに単勝8番人気以下だった馬の好走(3着以内)例はなし。また、前走が国内戦で単勝2ケタ人気だった馬も連対ゼロと、今ひとつの結果に終わっている。
(減点対象馬)
②アフリカンゴールド ③メロディーレーン ⑨マイネルファンロン
2012年以降の1~2着馬延べ20頭は、いずれも芝2000m以上の重賞において優勝経験があった。重賞未勝利馬や、2000m未満の距離に勝ち鞍が偏っている馬は推奨しづらい。
(減点対象馬)
③メロディーレーン ⑤アイアンバローズ ⑬アリーヴォ ⑯グロリアムンディ
U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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U指数二桁順位の激走も定期的に見られ、指数順にシンプルに買って攻略できるレースではないが、糸口がまったくないわけではない。低指数の馬が何頭も上位に来るケースはほとんどなく、日本初出走の香港のワーザーが2着に入った2018年を除き、直近5年はU指数100以上の馬が2頭以上馬券に絡んでいる点で共通するからだ。よって、指数100以上のなかから軸馬を選んで馬券を組み立てていくのがセオリーとなる。
今年の出走馬で100以上の指数をマークしているのは、1位④エフフォーリア(101.3)と2位⑱ポタジェ(100.5)の2頭しかいない。前者は前走の大阪杯で思わぬ惨敗を喫したものの、ポテンシャルを考えれば巻き返す可能性は十分にある状況。後者は前走の初G1制覇で勢いに乗っているうえ、阪神コースでは圧倒的な実績を残している。いずれも軸候補の評価を下すべきだろう。
3位以下はわずかな指数差内に10頭近くがひしめく大激戦なので、配当妙味を考慮し、国内外で質の高い走りを続けて披露している5位⑩ヒシイグアス(99.3)と、長期休養明けの前走の内容が悪くなかった4位⑦デアリングタクト(99.4)の名前を挙げておく。
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現行コースで施行されるようになった2007年以降、ステイゴールドが種牡馬として5勝を挙げる活躍をみせているが、これは宝塚記念の歴史のなかでも最多となる記録(次点はヒンドスタンの4勝)。また、ステイゴールド産駒は2009年ドリームジャーニー&2012年オルフェーヴルが兄弟制覇を果たすほか、ゴールドシップがレース史上初となる2連覇(2013・2014年)を達成している。
一方、近年の宝塚記念はMill ReefやRiverman(どちらも父がNever Bend、母がPrincequilloの直系)を内包する馬が顕著な活躍を見せており、昨年も母の父High Chaparralを介してMill Reefの血を引くユニコーンライオンが7番人気2着と健闘。なお、広義的に見ればNever Bendの血脈を抱える馬が7連覇中でもあり、昨年は母の父クロフネで条件を満たすクロノジェネシスがレース史上2頭目となる2連覇を飾ってみせた。
ステイフーリッシュは、父ステイゴールド×母カウアイレーン(母の父キングカメハメハ)。ブラックホークやピンクカメオの甥にあたる血統。好相性を示すステイゴールドの直仔となるが、本馬は7歳にして海外重賞を2連勝、約3年9か月ぶりの勝利を挙げるなど、今年は父を彷彿とさせる成長力と海外適性で新たな一面を見せている。もとより2200mは重賞ばかりを8戦して掲示板外に凡走なし。目下の充実ぶりでは尚のこと軽視はできないか。
タイトルホルダーは、父ドゥラメンテ×母メーヴェ(母の父Motivator)。本馬は2代母の父がMill Reef直仔のShirley Heightsであることを強調しやすく、そこにGone WestやSadler's Wellsを5代以内で併せ持つ配合は昨年2着のユニコーンライオンと共通。父も16年に2着と好走しており、キングカメハメハの直系は直仔2頭が勝利するほか、12年2着ルーラーシップは種牡馬としても好走馬を出した。2戦2勝と阪神G1実績も申し分なし。
パンサラッサは、父ロードカナロア×母ミスパンベリー(母の父Montjeu)。キングカメハメハ系×Montjeu系という血統構成、母系にShirley Heightsの血を引く配合は上記タイトルホルダーと同じ。本馬は母の父がMontjeu、近親にクロコルージュとスタミナや底力に秀でた母系がいい塩梅となっており、父のスピードを存分に活かしたハイペースで真価を発揮してきた。同産駒は5歳で本格化する馬も多く、G1制覇の勢いもぞんざいには扱えない。
編集部(以下、編) さぁ、グランプリの宝塚記念です。
新良(以下、新) 上半期の締めくくりですね。レベル低下が叫ばれるようになって久しい一戦ですが、今年は良いメンバーが揃った印象を受けます。
編 しかも、フルゲートの18頭立て。絶対的な存在もいませんので、予想は難しそうです。
新 おっしゃる通り、難しいです(苦笑)。継続騎乗も多いですからね……。
編 厳しい条件であることは承知しております。そのなかで、最高の答えを導き出してください。よろしくお願いします!
新 はい。全力を尽くします。
編 では、新良さんが下した結論をお聞かせください。
新 松岡正海騎手からM.デムーロ騎手に乗り替わる⑨マイネルファンロンで一発を狙おうと思っています。
編 選択肢が少ないとはいえ、これはまた大穴を狙ってきましたね!
新 勝ち馬に関してはわりと順当ですが、2、3着馬はけっこう荒れるレースですからね。ちょっと攻めてみようかなと。
編 わかりました。この馬を選んだ経緯を説明していただけますか?
新 まずはM.デムーロ騎手のコース実績ですね。2019年以降の阪神芝2200mの成績を見ていくと、勝利数は福永祐一騎手と武豊騎手が3勝でトップタイなんですが、複勝率では1位がレーン騎手、2位がM.デムーロ騎手となっています。
編 M.デムーロ騎手は安定感のある騎乗を見せているわけですね。
新 そうなんです。レーン騎手は3度しか騎乗経験がありませんので、トップながらも得意と断言するにはまだ数が少ない印象ですが、M.デムーロ騎手は9回騎乗して複勝率55.6%。これは高く評価していいでしょう。
編 勝ち切れなくても、しっかり馬券圏内に持ってきてくれるのは、連勝馬券派にとってはありがたい話です。
新 G1の舞台でも、19年宝塚記念6番人気3着のスワーヴリチャードや、20年エリザベス女王杯3番人気3着のラヴズオンリーユーなど、きちんと仕事をしています。条件的に軽視できない存在でしょう。
編 マイネルファンロンとのコンビでは、昨年の新潟記念を12番人気で勝っていますよね。
新 あれがテン乗りで、そのとき以来のコンビ復活となります。
編 コンビ成績は1戦1勝で、人気薄というシチュエーションも同じ。なんだかワクワクしてきますね(笑)。
新 まったく人気はないでしょうからね。でも、ナメてかからないほうがいいと思いますよ。7歳を迎えてもまったく衰えを感じられず、馬はまだまだ元気ですから。
編 確かに、今年はAJCC2着、天皇賞(春)6着と、けっこういい競馬を見せていますよね。
新 ステイゴールド産駒は、晩年で活躍した父のように、アッと言わせる走りを見せるケースが多いですからね。馬場が悪化したり、タフな展開になったりしやすい宝塚記念と相性の良い血統という点はなにより魅力。芝2200mで2戦1勝、2着1回と適性を見せているのもプラス材料でしょう。
編 鞍上に加え、馬に関しても激走の条件は整ったと。
新 私はそう思います。決して悪い騎乗をしていたわけではない松岡騎手を、あえて降ろしての乗り替わりですからね。陣営の勝負気配も感じます。
編 馬券に絡んだ時点で高配当確実です。
新 3着でもいいので、突っ込んできてほしいですね。ノーチャンスではないと思いますので、穴馬選びに迷うようなら、ぜひマイネルファンロンを加えておいてください!
上半期の中央競馬を締めくくるグランプリレースで、長距離路線、マイル中距離路線を戦ってきたトップホースが一堂に会す。古くはシンザン、スピードシンボリ、ハイセイコー、トウショウボーイなど、優勝馬の欄には往年の名馬の名前がズラリ。第29回(1988年)は昭和から平成にかけてオグリキャップとともに“芦毛対決”で競馬シーンを盛り上げたタマモクロスが勝ち、第31回(1990年)にはそのライバルだったオグリキャップが単勝1.2倍の断然人気を背負いながらまさかの2着に敗れる“事件”が起きた。また、第32~34回(1991~1993年)にかけては、メジロライアン、メジロパーマー、メジロマックイーンと異なるメジロ勢が3連覇するという珍しい記録が生まれている。第39回(1998年)は絶頂期のサイレンススズカが逃げきって待望のG1タイトルを獲得。第42回(2001年)は、ずっと後塵を拝してきた宿敵テイエムオペラオーをメイショウドトウが初めて撃破したことで、おおいに盛り上がった。第47回(2006年)はディープインパクト、第53回(2012年)はオルフェーヴルと、3冠馬が貫禄の勝利。そしてゴールドシップが、第54~55回(2013~2014年)と史上初の連覇を達成。第61~62回(2020~2021年)はクロノジェネシスが史上2頭目の連覇を達成した。
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