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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | 14 | 牡5 | 58.0 | C.ルメー | 美 手塚貴久 | 490(+8) | 3.16.5 | 2.0 | 1 | 34.6 | ⑧⑧⑦⑦ | |||
2 | 4 | 6 | 牡6 | 58.0 | 北村友一 | 栗 音無秀孝 | 446(-2) | 3.16.5 | ハナ | 64.2 | 11 | 35.1 | ③③③③ | ||
3 | 4 | 5 | 牡6 | 58.0 | 横山典弘 | 美 菊沢隆徳 | 478(0) | 3.16.9 | 2 1/2 | 11.9 | 4 | 35.3 | ⑨⑩⑤④ | ||
4 | 5 | 7 | 牡5 | 58.0 | 浜中俊 | 栗 友道康夫 | 500(0) | 3.16.9 | クビ | 5.0 | 2 | 35.1 | ⑥⑥⑦⑥ | ||
5 | 3 | 3 | 牡4 | 58.0 | 藤岡康太 | 栗 角居勝彦 | 458(+4) | 3.17.2 | 1 3/4 | 19.8 | 7 | 35.3 | ⑭⑭⑦⑧ | ||
6 | 5 | 8 | 牡6 | 58.0 | 武豊 | 栗 角居勝彦 | 512(+6) | 3.17.3 | 1/2 | 5.3 | 3 | 36.8 | ①①①① | ||
7 | 1 | 1 | 牡4 | 58.0 | 池添謙一 | 栗 森田直行 | 478(+6) | 3.17.4 | クビ | 15.8 | 5 | 35.8 | ④④④④ | ||
8 | 7 | 11 | 牡4 | 58.0 | 幸英明 | 栗 池添兼雄 | 470(+8) | 3.17.5 | 1/2 | 54.0 | 10 | 35.8 | ⑫⑫⑤⑧ | ||
9 | 3 | 4 | セ6 | 58.0 | 松若風馬 | 栗 音無秀孝 | 490(+2) | 3.17.6 | 3/4 | 27.1 | 8 | 36.7 | ②②②② | ||
10 | 2 | 2 | 牡5 | 58.0 | 川田将雅 | 栗 友道康夫 | 474(+8) | B | 3.17.9 | 2 | 17.0 | 6 | 35.5 | ⑨⑨⑪⑩ | |
11 | 6 | 10 | 牝4 | 56.0 | 岩田望来 | 栗 森田直行 | 340(-2) | 3.18.2 | 1 3/4 | 105.4 | 13 | 35.5 | ⑬⑬⑭⑫ | ||
12 | 6 | 9 | 牡7 | 58.0 | 木幡巧也 | 美 伊藤大士 | 502(+4) | 3.18.7 | 3 | 68.7 | 12 | 36.3 | ⑪⑪⑫⑪ | ||
13 | 8 | 13 | 牡5 | 58.0 | 和田竜二 | 栗 森秀行 | 460(-6) | 3.24.7 | 大差 | 257.5 | 14 | 42.2 | ⑤⑤⑦⑭ | ||
14 | 7 | 12 | 牡5 | 58.0 | M.デムー | 栗 池江泰寿 | 482(+2) | 3.24.9 | 1 1/4 | 53.5 | 9 | 42.2 | ⑥⑦⑫⑬ |
ラップタイム | 13.2 - 12.4 - 12.4 - 12.5 - 12.5 - 12.0 - 11.6 - 12.5 - 12.1 - 12.2 - 12.7 - 12.5 - 11.9 - 11.9 - 11.9 - 12.2 |
---|---|
前半 | 13.2 - 25.6 - 38.0 - 50.5 - 63.0 |
後半 | 60.4 - 47.9 - 36.0 - 24.1 - 12.2 |
■払戻金
単勝 | 14 | 200円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 14 | 130円 | 1番人気 |
6 | 830円 | 10番人気 | |
5 | 290円 | 4番人気 | |
枠連 | 4-8 | 1,110円 | 4番人気 |
馬連 | 6-14 | 5,770円 | 20番人気 |
ワイド | 6-14 | 1,790円 | 22番人気 |
---|---|---|---|
5-14 | 510円 | 3番人気 | |
5-6 | 5,160円 | 45番人気 | |
馬単 | 14-6 | 7,410円 | 25番人気 |
3連複 | 5-6-14 | 13,500円 | 44番人気 |
3連単 | 14-6-5 | 55,200円 | 186番人気 |
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土曜日の京都芝のレース結果、近年の天皇賞(春)の結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間は天候に恵まれ、土曜日の芝コースは絶好のコンディションで開催された。準メインの下鴨S(3勝クラス・芝2000m内回り)は、勝ちタイムこそ2分フラットながらも、1~2着馬の上がり3ハロンは33秒2と33秒1。グリップ性が高く、走りやすい馬場状態であることは間違いない。
土曜日の結果を検証すると、枠順における有利不利が少ない印象。外枠がバンバン来ているようにも映るが、ほとんどのレースが13頭立て以下。進路取りによるものが大きく、過度の外枠依存は危険だろう。脚質についても同様で、展開不向きの後方勢を除けば、おおむね公平なコンディションだったといえる。
日曜日の昼過ぎから夕方にかけての降水確率は40%。悩ましいところだが、良馬場(JRA基準)前提で考えると、脚質については土曜日の傾向を踏襲する可能性が高く、展開や立ち回り次第で差し馬も間に合うとみてよさそう。枠順に関しても、柔軟なスタンスで構えたほうがいいかもしれない。
ただし、天皇賞(春)に限ると話が変わってくる。ただでさえ、3200mの長丁場。勝負どころから最後の直線にかけての進路についてはともかく、道中に関しては内めを先んじて通る馬、あるいはロスが少ない真ん中より内めの枠(1~4枠)を引いた馬が優位とみるべきだ。
馬場の整備および管理技術の向上に伴い、ここ数年はフラット指向に寄りつつあるが、それでも中団より前のポジションを無理なく確保できそうな馬や、内めの枠を引き当てた馬に対する比重は、普段よりも高めたほうがいいはずである。
血統的には、父サンデーサイレンス系が攻勢を強めており、近5年の3着以内15頭すべてが該当。とりわけ、ステイゴールドとハーツクライの両産駒、ディープインパクトならびに同馬と関係が深い産駒の活躍が目につく。人気の有無にかかわらず、該当馬に対する警戒は怠れない。
土曜日に行われた、京都外回りかつ2200m以上のレースでは、ディープインパクトとキングカメハメハの系統産駒が堅調。ステイゴールドの直仔種牡馬である、フェノーメノの産駒も健闘している。近2年の同時期も似たような感じだったことを踏まえると、ほぼ例年通りの傾向と捉えてもいいのではないか。
近年の当レースならびに土曜日の傾向をまとめると、ステイゴールドとハーツクライ、ディープインパクトの系統産駒が有利とみたほうがよさそう。そのなかでも、近10年の連対馬の多くに共通する、前走重賞2着以内、なおかつ重賞勝利経験のある馬に的を絞りたい。
今年の出走メンバーで、血統面と先述した馬場傾向(1~4枠)の要点をともに満たしているのは、①モズベッロ、⑤ミッキースワロー。よって当欄では、この2頭を注目株として推奨する。
日曜日に行われる天皇賞(春)の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①モズベッロ【B】
栗東坂路併走。派手なタイムこそ刻んでいないが、そもそも稽古映えしないタイプ。脚取り自体は力強く、鞍上の手応え以上に余裕が感じられた。状態は決して悪くなく、展開がもつれるようなら出番があってもいい。
②エタリオウ【C】
栗東坂路併走。じわじわと脚を伸ばし、余力残しで加速ラップを記録&先着を果たした。劇的な変化とまではいかないが、少なくとも素軽さの面では、前回より上の段階にある。
③トーセンカンビーナ【C】
栗東坂路併走。最後まで集中を切らさず、上々の伸び脚を示した。その走りにデキ落ちの様子はうかがえない。ただし、スピードに乗るまでに時間を要するあたりは相変わらず。良くも悪くも平行線、といったところか。
④ダンビュライト【B】
栗東坂路併走。去勢の効果もあってか、以前のような掛かる面が減り、脚さばきもスムーズ。これといって悪いところはなく、一応の態勢は整っている印象。ヒモ穴として一考の余地はある。
⑤ミッキースワロー【A】
美浦南W単走。頭の高さが目につくものの、単走ではいつものこと。回転鋭いフットワークは光るものがあるし、1週前の併走では首をしっかり使っていたので、気にする必要はない。前回よりも全体的な雰囲気は良く映る。好ムード。
⑥スティッフェリオ【D】
栗東坂路併走。道中の進みは悪くなかったが、しまいにかけてペースダウン。併走遅れを喫してしまった。G1で上位争いに持ち込めるほどのデキにあるとは言い難く、今回は割引が必要だろう。
⑦ユーキャンスマイル【A】
栗東坂路併走。時計は地味だが、最後まで集中力を切らさず併入した。左前肢を体の中心に着地させるクセがあり、スピードに乗ると右に流れる傾向が強い馬。ゆえに、体の向きをまっすぐに保っている点は好感度が高い。いい状態でレースに臨めそうだ。
⑧キセキ【B】
栗東CW単走。行きたがる素振りを見せたものの、走り自体に硬さはないし、四肢の可動域も広い。ゲート再審査明けだが、前回よりも雰囲気は良く映る。あとは実戦で常識にかかるかどうか。その1点に尽きよう。
⑨ミライヘノツバサ【C】
美浦南W単走。以前ほど調教で動かなくなっているが、鞍上の指示に対しては従順。ただ、自発的にハミをとらないのは気になるところ。もう少しいい意味での前向きさがほしい。
⑩メロディーレーン【D】
栗東坂路併走。体重のある鞍上が負担なのか、手前をコロコロ替えて、いかにも苦しそうな走り。最後まで諦めずに脚を伸ばしているところは評価できるが、G1で上位争いに持ち込めるほどの上積みがあるとは思えない。一変まではどうか。
⑪メイショウテンゲン【B】
栗東CW併走。やや体勢不利のゴールとなったが、鞍上に促されると良い反応を返し、素早く加速していた点は好感が持てる。この馬にしてはコーナーワークもスムーズで、良い調整を積んでいる印象。侮れない存在といえよう。
⑫シルヴァンシャー【D】
栗東坂路併走。マズマズのラップを刻んだものの、追い比べで後れをとったのは不満。帰厩後はトラックで速い攻めを行っていないのも気になるところ。本当に良くなるのは、ここを叩いてからではないか。
⑬ハッピーグリン【D】
栗東CW単走。3Fから流す程度の調整。17、22、26日とトラックで5Fから速い時計を出しており、攻め量的には問題ない。とはいえ、京都金杯以来の実戦、しかもG1に臨むことを考えると、物足りなさを感じてしまう。積極的には手が出ない。
⑭フィエールマン【B】
美浦南W併走。折り合い重点の内容ながら、軽快な脚さばきで僚馬2頭に先着を果たした。少し前進気勢が過ぎるようにも映るが、この馬にはよくあることなので許容範囲の部類だろう。力を出せる態勢とみたい。
エタリオウ・友道調教師「人間の言うことを聞かないので、いかに気分良く走らせられるか」
キセキ・武豊騎手「スタートと折り合いが課題。先入観を持たず、自分の感覚で乗りたい」
シルヴァンシャー・池江調教師「態勢は整った。ただ、休み明けで3200メートルのGIなので」
スティッフェリオ・音無調教師「坂路では動かない。内でジッとためる形でどこまでやれるか」
ダンビュライト・音無調教師「先週はインディチャンプに先着し、今週も上々。折り合えれば」
トーセンカンビーナ・角居調教師「長く脚を使うので長い距離は合う。コース相性もいい」
ハッピーグリン・和田騎手「乗りやすいし、一生懸命に走るタイプ。距離をこなせれば」
フィエールマン・手塚調教師「思っているとおりに仕上がった。レースに向けての不安はない」
ミッキースワロー・菊沢調教師「リラックスしている。スタミナがあって最後の脚も確か」
ミライヘノツバサ・伊藤大調教師「調子の良さを象徴する動き。使っていない分、まだ若い」
メイショウテンゲン・池添兼調教師「ジョッキーは乗りやすいと。ズブいので手は合うと思う」
メロディーレーン・森田調教師「順調にきているし、距離適性は高い。馬群をさばければ」
モズベッロ・森田調教師「距離を延ばしてから掛からなくなった。気楽な立場で自分の競馬を」
ユーキャンスマイル・浜中騎手「操縦性の高さを確認。楽に上がってきたし、動きも良かった」
(夕刊フジ)
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指数上位は比較的安定しており、100以上の馬が毎年2頭以上馬券に絡んでいる(ただし、100以上が1頭のみだった2019年を除く)。103以上になると破壊力が増し、該当馬は勝率37.5%、複勝率62.5%、単勝回収率162.5%、複勝回収率290.0%。
指数の低い穴馬の一発の多いレースで、97.0〜99.9の馬の複勝回収率は147.0%。ただし97未満は【0 0 0 29】と低迷。
指数1〜2位+超人気薄という決着が多いことを踏まえ、指数1〜2+全頭という組み合わせの馬連フォーメーションを購入すると回収率355.2%。相手を指数97.0以上に絞ると回収率451.7%。
※データは2014年以降の傾向
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2010年以降の2着以内延べ20頭における前走使用レースの格をみると、G1、G2、G3 1着の3パターンに限定される。これ以外のステップで臨んだ馬は2着連対圏に達していない。
前走の着順については、関東圏のレースならば2着がボーダーライン。2010年以降の天皇賞(春)における2着以内馬で、例外は2014年の1着馬フェノーメノ(前走日経賞5着)1頭のみ。同馬は前年の優勝馬だった。天皇賞(春)優勝経験馬以外の前走関東圏3着以下敗退馬は、過信禁物とみるべきだろう。
2010年以降の1~2着延べ20頭を検証すると、前走で関西圏のレースに出走、なおかつ複勝圏外に敗れながらも、巻き返して2着連対圏に入った馬は3頭。いずれも、天皇賞(春)もしくは菊花賞で3着以内の経験がある馬だった。京都の長距離G1で好走実績がない、前走4着以下敗退馬の深追いは危険と言わざるを得ない。
2010年以降の3着以内延べ30頭のうち、京都芝で2着以内の実績がなかった馬は4頭。3頭は京都芝初出走、残りの1頭は前年の天皇賞(春)が唯一の出走経験だった。京都芝コースに2回以上出走し、2着以内の実績がない馬の好走例はゼロ。
2010年以降の3着以内延べ30頭は、例外なく年明け以降1戦以上を消化していた。他のG1競走では、過度に嫌う必要はなくなってきているものの、天皇賞(春)に関しては順調に使われている組のほうが強い印象。データ的に年明け初戦の馬は割引が必要となる。
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昨年はディープインパクト産駒のフィエールマンとグローリーヴェイズが1・2着で入選しており、同産駒は延べ17頭目の出走で天皇賞(春)のタイトルを獲得してみせた。2017年&2016年に連覇を果たしたキタサンブラックが、ディープインパクトの全兄ブラックタイド産駒であったことを思えば、戴冠も時間の問題だったのかもしれない。
近年はディープインパクト(=ブラックタイド)、ステイゴールド、ハーツクライの三つ巴状態で、これら以外の種牡馬の産駒は2012年を最後に7年も連対できていないほど。なお、ステイゴールドは産駒が4勝を挙げており、これはサンデーサイレンスと並ぶ天皇賞(春)の最多勝タイ記録でもある。
フィエールマンは、父ディープインパクト×母リュヌドール(母の父Green Tune)。母は2004年リディアテシオ賞-伊G1を制するほか、芝2000~2500mの重賞で活躍。昨年の勝ち馬であることから適性面に疑う余地はなく、クビ差の接戦を演じた2着馬は後の香港ヴァーズ-香G1勝ち馬。母系のGreen Tune(=Nijinsky系)やNoir et Or(=Princely Gift系)は天皇賞(春)で強調しやすい血統でもあり、首の低い走法を鑑みても直線下り坂の京都はベストコース。
スティッフェリオは、父ステイゴールド×シリアスアティテュード(母の父Mtoto)。母はチェヴァリーパークS-英G1など、芝1200mのG1を2勝。母の父は欧州の長距離で一線級の活躍をしており、1988年凱旋門賞-仏G1ではトニービンにクビ差及ばずの2着。人気の盲点となりそうなステイゴールド産駒でもあり、内枠でも引ければ大駆けがあっても驚けないだろう。
ミッキースワローは、父トーセンホマレボシ×母マドレボニータ(母の父ジャングルポケット)。父の半兄トーセンジョーダンは波乱となった2012年の2着馬で、その父はジャングルポケットということで血統的な共通点が多い。2009年1着、2010年2着のマイネルキッツを出した牝系でもあり、日経賞からの臨戦にも好印象を抱ける。4歳時以来のG1出走となるが、晩成型の血筋であることを踏まえても楽しみは大きい。
モズベッロは、父ディープブリランテ×母ハーランズルビー(母の父Harlan’s Holiday)。ディープインパクト系×Storm Cat系と大まかな括りで見れば2014年4着のキズナを挙げられるが、母系にSaint Ballado(=Devil’s Bagの全弟)を持つことから2017年3着サトノダイヤモンドのようなイメージも。天皇賞(春)と好相性の日経新春杯勝ち馬でもあり、配合的にも京都の方がパフォーマンスを上げるだろう。
(文・シンヤカズヒロ)
日本の競馬史のなかでも屈指の長い歴史と伝統を誇る、権威ある一戦。年に春と秋の2回開催され、2000mで行われる中距離王決定戦の秋に対し、3200mを舞台に争われる春は最強ステイヤー決定戦として認識されている。歴代優勝馬はいずれ劣らぬ名馬ばかりで、このレースを勝ってその年の年度代表馬に輝いた馬は数知れない。グレード制導入後だけを見ても、前年の三冠馬として臨んで鮮やかに勝利を収めた第91回(1985年)のシンボリルドルフ、第133回(2006年)のディープインパクト、このレースの連覇を含め7つのG1タイトルを獲得した第121~123回(2000~2001年)のテイエムオペラオー、第153・155回(2016~2017年)のキタサンブラックをはじめ、メジロマックイーン、ビワハヤヒデ、マヤノトップガン、メイショウサムソン、ゴールドシップなど、G1を複数回制した実績を持つ強豪の名前がズラリと並ぶ。ただし、かつては人気の実力馬が勝つ堅いレースとして有名だったものの、長距離レースを敬遠する世界的な風潮によってもたらされた近年のレベル低下は否めず、第129回(2004年)のイングランディーレは10番人気、第131回(2005年)のスズカマンボは13番人気、第139回(2009年)のマイネルキッツは12番人気、第145回(2012年)のビートブラックは14番人気といった具合に2桁人気の伏兵が番狂わせを演じ、大荒れになる年も増えつつある。