【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年03月26日号】特選重賞データ分析編(351)~2023年大阪杯
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次週の注目重賞を、伊吹雅也 プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
⇒https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321
<次週の特選重賞>
G1 大阪杯 2023年04月02日(日) 阪神芝2000m内
<ピックアップデータ>
【馬齢別成績(2017年以降)】
○5歳以下 [6-5-6-42](3着内率28.8%)
×6歳以上 [0-1-0-25](3着内率3.8%)
馬齢に注目したい一戦。G1として施行されるようになった2017年以降の3着以内馬18頭中17頭は、馬齢が5歳以下でした。6歳以上の高齢馬は強調できません。
主な「○」該当馬→ジェラルディーナ ・ダノンザキッド ・ノースブリッジ
主な「×」該当馬→ヒシイグアス ・ヒンドゥタイムズ ・ポタジェ
<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>
【追い風データ】
○「前走の着順が2着以内」だった馬は2017年以降[4-2-6-23](3着内率34.3%)
主な該当馬→ノースブリッジ ・ヒシイグアス ・ヒンドゥタイムズ
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2022年12月21日(水) 16:00
くりーく
くりーくの中間調教チェック有馬記念2022+17名のプロ予想家の有馬記念見解
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こんにちは、くりーく です。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。
12月25日(日) 中山11R 第67回有馬記念 (3歳以上G1・芝2500m)
【登録頭数:16頭】(フルゲート:16頭)
<前走:凱旋門賞 出走馬>(3ヶ月)
タイトルホルダー (11着、※宝塚記念 出走時476kg)<B>
乗り込み量は豊富で、南Wを長めから好時計もマークしてきているこの中間だが、もともと速い時計が出る馬でいつも通り。とはいえ、1週前までに強めにビシッと追われていない点は気になる。
ディープボンド (18着、※宝塚記念 出走時502kg)<B>
今年も昨年同様、凱旋門賞 からの出走となるが、3週連続強めに追われ時計も優秀。ただ1週前追い切り映像を見ると、昨年のほうが気合い乗りが良かった。当時と比べると、今年は動きに重さがある。
VIDEOタイトルホルダー ・ドウデュース ・ディープボンド ・ステイフーリッシュ )9月28日(水曜) | JRA公式" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen> VIDEO
<前走:菊花賞 出走馬>(中8週)
ボルドグフーシュ (2着、496kg(±0kg))<A>
菊花賞 から中8週でこの中間も乗り込み豊富。頭が高い走りで、見た目にはズブそうな走りに見せるがエンジンがかかると力強いこの馬。この中間、1週前追い切りではここ2戦同様にCWでの併せ馬を敢行してきている。ただ今回は伸び脚が柔らかく首が前に出る感じの走りに変わっており、前2走よりも断然良い。
ジャスティンパレス (3着、452kg(±0kg))<B>
菊花賞 から中8週で余裕のあるローテーションも、乗り込み本数は少なめ。それでも1週前追い切りでは長く良い脚を使って上々の伸びを披露している。
VIDEO VIDEOアスクビクターモア | JRA公式" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen>
<前走:天皇賞(秋) 出走馬>(中7週)
イクイノックス (1着、488kg(+4kg))<A>
この中間も坂路・南Wで乗り込まれ、1週前はルメール騎手が騎乗して併せ馬を行った。やや重さの残る動きだったが、その辺りは日曜日に坂路で一杯に追われているのでカバーできているハズ。
ポタジェ (13着、468kg(+2kg))<C>
前走から間隔も空いて乗り込み量も豊富。1週前追い切りでは仕掛けられてからの反応が良かったが、併走した格下馬に差し返されてしまった。良化してきているものの、まだまだ戻り切れていない感じ。
VIDEO VIDEOイクイノックス | JRA公式" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen>
<前走:エリザベス女王杯 出走馬>(中5週)
ジェラルディーナ (1着、470kg(+6kg))<B>
4戦連続馬体重が増えていて、走りに力強さが感じられるようになっている。1週前追い切りでは終い前に首が伸び、好状態キープを伝える内容だった。
アカイイト (4着、524kg(-4kg))<B>
この中間は、2週前、1週前と強めに追われており、状態が良い証拠だろう。ただ、1週前追い切りでは終い甘くなるところがあり、最終追い切りでどこまで変われるか。
イズジョーノキセキ (10着、470kg(+4kg))<B>
前走時も追い切りの動きは良かったが、この中間も2週前の坂路、1週前のCWと時計優秀。
ウインマイティー (16着、494kg(+8kg))<C>
この中間もDPコースで乗り込まれ時計は優秀だったが、このくらいの時計は前走時も出ていた。
VIDEO VIDEOジェラルディーナ | JRA公式" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen>
<前走:ジャパンカップ 出走馬>(中3週)
ヴェラアズール (1着、518kg(±0kg))<B>
1週前追い切りでは引き続き好時計をアピールしてきたが、前走時に見せた押さえきれないといった感じの手応えまではない。
ボッケリーニ (17着、458kg(-14kg))<B>
ここ2戦は1週前追い切りで遅れていたが、今回は一杯に追われて先着。1週間内容の良化は感じ取れたので、あとは前走大幅減の馬体がこれ以上減らなければ。
VIDEO VIDEOヴェラアズール | JRA公式" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen>
<前走:その他のレース出走馬>
ブレークアップ (アルゼンチン 共和国杯:1着、500kg(+2kg)中6週)<B>
前走時は坂路での調整に変えていたが、この中間は本来の南Wでの調教に戻してきた。1週前追い切りでは、重心の低い走りを披露していて状態は良好に映る。
ラストドラフト (アルゼンチン 共和国杯:5着、468kg(±0kg)中6週)<A>
前走時も追い切りの動きがかなり良かったが、この中間も1週前追い切りで手応え良く大外を回って好時計をマークしてきた。上積みが期待出来そう。
エフフォーリア (宝塚記念 :6着、520kg(-2kg)6ヵ月)<C>
大きな馬の休み明けで、この中間は水、日以外も時計を出してきていることからも、まだ絞り切れていないところがあるのだろう。1週前追い切りは、終い先着も終始手応えに余裕がなく、残りの時間でどこまで変われるかとの印象はぬぐえず。
アリストテレス (京都大賞典 :11着、478kg(-10kg)中10週)<E>
京都大賞典 から中10週あるが乗り込み量は多くない。2週前、1週前と終いの時計が甘く、変わり身は感じられず。
VIDEOアルゼンチン 共和国杯(GⅡ) | ブレークアップ | JRA公式" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen> VIDEOタイトルホルダー | JRA公式" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen>
※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ボルドグフーシュ 、イクイノックス 、ラストドラフト の3頭をあげておきます。
◇今回は、有馬記念 編でした。
有馬記念 過去10年における、連対馬の調教内容について調べてみると、最終追い切りを強め、一杯で追われていた馬は15頭、馬なりでの調整だった馬が5頭。1週前追い切りでは、強め、一杯が10頭、馬なりでの調整は10頭という結果となっており、これまでこのコラムで紹介してきた他のレースと比べると明らか傾向が違うことが分かります。
特に勝ち馬の最終追い切りに関しては、強めに追ってきている馬が過去10年で8勝しているという状況で、これまで紹介してきたレースとは真逆の結果となっている点には驚きです。
有馬記念 は寒い時期に行われるレースなので、馬体を絞り難いということがありそうですし、前走が秋の第一目標で、そこからもう1度仕上げ直しての有馬記念 という馬が多いこともあると思います。メンバーも強くなり中途半端な仕上げでは勝ち負けできないため、勝負仕上げで臨んでくる陣営が多く、それらが実際に好走しているのではないでしょうか。
ちなみに、過去10年で前走海外レース出走から臨み有馬記念 で連対した馬は、2013年1着のオルフェーヴル (凱旋門賞 )、2019年1着のリスグラシュー (コックスプレート )、昨年2着のディープボンド (凱旋門賞 )の3頭ですが、いずれも1週前、最終追い切りと強めに追われていました。
※有馬記念 出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページ でチェックしてください。
そして、今回のコラムでは『有馬記念 特別編』として、中央、地方、香港競馬などで活躍されているプロ予想家17名の方々に、1週前段階での注目馬の見解について伺っていますのでぜひ参考にしてみて下さい。
※あくまでも1週前時点での注目馬ですので変更の可能性があります。最終結論は、レース当日の各予想家のページで確認して下さい。
~~~~~【豚ミンC プロ】~~~~~
ジェラルディーナ
エリザベス女王杯 は、外枠有利な日になり外枠に入ってその恩恵を受けて勝っただけだと思っていた。ところが2着だったウインマリリン が香港で勝ったことにより、どう評価していいかわからなくなってしまった。
そう言った意味でどこまでやれるか、注目している馬です。(◎は全く別の馬に打つ予定)
~~~~~【イレコンデルパサー プロ】~~~~~
イクイノックス
天皇賞は難しい競馬になったが、勝ち切ったところに成長がうかがえた。消耗度と順調度など加味しても、今回は中心視。
~~~~~【Umavish プロ(地方競馬プロ)】~~~~~
馬券圏内に飛び込んでくれる穴馬を探すコンセプトで……。
近年の混合レースは斤量有利な牝馬、今年は特に好調な3歳世代に注目です。
3歳馬からジャスティンパレス 。春のクラシックは輸送続きで馬体維持に苦労していた印象ですが、夏を越して精神面で成長してきたようで、秋2戦は好内容の走り。非根幹距離の重賞勝ちもあり、有馬記念 のディープインパクト 産駒は母系ノーザンダンサー系が大方を占めており、期待しています。
もう一頭、3歳馬からボルドグフーシュ 。菊花賞 は、もう一完歩で勝利かという内容。比較的相性が良いロベルト系。追い込み脚質はどうかですが、そこはラスト有馬の福永騎手がエスコートしてくれるかと。
牝馬では人気を落としているアカイイト を。昨年は勝ったエリ女がピークのようでしたが、今年は前走から調子が上って来ているとの陣営コメント。こちらも非根幹距離は走るキズナ 産駒でロベルト持ち。捲る競馬を期待してます。
有馬記念 はリピーターレースでもあるので、ディープボンド も気になります。
~~~~~【にしのけいご プロ】~~~~~
ジャスティンパレス
菊花賞 は勝負どころで詰まってブレーキの不利が痛かった。神戸新聞杯 以降の内容が良く、マーカンド騎手への乗り替わりも魅力的。
ポタジェ
上がりかかったほうがよさそうで、天皇賞(秋) は適性外か? 人気がないのであれば抑えておきたい。
ディープボンド
去年の2着馬。渋い脚を使うので川田騎手は相当合いそう。宝塚記念 は高速馬場で合わなかったが、大崩れしなかった。
~~~~~【回収率予報官 プロ】~~~~~
<有馬記念 の注目馬>
タイトルホルダー 、ディープボンド
現時点で評価可能なファクターで回収率を予測すると、タイトルホルダー 、エフフォーリア 、ディープボンド が高評価となった。中でもディープボンド は、天皇賞、宝塚記念 とタイトルホルダー に敗れていることから、過小評価になりやすいと想定される。
1番人気になると目されるイクイノックス は、回収率の予測では低評価。馬の能力で言えばトップかもしれないが、過剰評価になると予測する。
以上から、確実性ならタイトルホルダー 、回収率がもっとも期待できるのはディープボンド となった。(最終的な回収率予測は、ファクターが出揃うレース前日深夜となります。)
~~~~~【覆面ドクター・英 プロ(地方競馬、香港競馬プロ)】~~~~~
注目馬は、イクイノックス です(人気になるでしょうが)。
秋の天皇賞で本命を打って(ダービーも◎打って惜敗)勝ってくれましたが、正直、菊花賞 を使って欲しかったなあと思ってしまうこの馬(←古い感覚なのかもしれませんが(笑))。 天皇賞(秋) は来年以降に何度でもチャンスありそうなのに比べて菊花賞 は一回限りなので……。
キタサンブラック 産駒だけに、ブラックタイド ×サクラバクシンオー というのが距離の面で気にされやすいのかもしれませんが、キタサンブラック 自身も問題なかったように忙しい距離のほうがむしろ良くないのではないのではないでしょうか。
母父キングヘイロー というのも(現役時代は、福永騎手が若い頃御せなくてずいぶん叩かれたりもありましたね(引退は寂しいですが、いい調教師になると思います))、世界的名血だけあり母父でいい成績を残しています。能力を伝え、母母父トニービンでこの距離でも十分やれそう。後方になりやすい馬ではあるものの、4角まくり先頭くらいの競馬ができれば今年の相手なら勝てるのでは。
~~~~~【山口吉野 プロ】~~~~~
<山口吉野式スピード指数(近5走)>
101 タイトルホルダー (芝22)
97 エフフォーリア (芝25)
96 イクイノックス (芝20)
95 ヴェラアズール (芝24)、ディープボンド (芝22・芝25)
94 ジャスティンパレス (芝30)
93 ポタジェ (芝20)
92 ジェラルディーナ (芝22)、ボッケリーニ (芝24)
91 ボルドグフーシュ (芝30)
90 ラストドラフト (芝25)
89 アリストテレス (芝24)、ウインマイティー (芝20)
88 アカイイト (芝16・芝20)、イズジョーノキセキ (芝18)
85 ブレークアップ (芝25)
<前走回顧コメント>
アカイイト エリザベス女王杯 4着
1馬身出遅れ。殿から外に出してそれなりに伸びた。距離延長が良かったし、不器用なので内荒れ馬場の外枠という状況もマッチした。距離短縮ローテで時計や上がりが速い状況になるとマイナス。
アリストテレス 京都大賞典 11着
押してやや掛かって好位。4角で被されて馬群を突いて伸びず。久々で完調ではなかった。揉まれ弱く掛かりやすいので注文が多い馬。時計が速過ぎない馬場の少頭数でハイペースが理想。
イクイノックス 天皇賞(秋) 1着
スローペース後ろ寄り外から鋭く伸びた。2番手以降は緩い流れになったので距離短縮ローテの2000mにも対応できたし、馬場を考慮するとかなり遅い時計の決着になったのも良かった。大トビで広いコースが合うが、距離は2400mのほうが良さそう。
イズジョーノキセキ エリザベス女王杯 10着
スタンド前で狭くなって後退の不利。後ろ寄り馬群から伸びず。荒れた内を通る。良馬場のほうが良さそう。
ウインマイティー エリザベス女王杯 16着
ハイペース先行外で失速。荒れた内を通る。直線右にモタレ気味。距離短縮ローテで速い流れを追走する形になったのが響いた。
エフフォーリア 宝塚記念 6着
1馬身出遅れ。押して中団インから3角で馬群に入れて伸びきれず。直線右にモタレ気味。向こう正面でヒシイグアス の後ろにいたので、そのまま内を通ればもっとやれた。距離延長ローテは良かったが、もっと緩い流れやタフ馬場のほうが合う。ブリンカーの効果はあまりなさそうだし、少し衰えもありそう。
ジェラルディーナ エリザベス女王杯 1着
後ろ寄り外からよく伸びた。内荒れ馬場になったのが良かったし、大外枠でも壁を作って折り合えた。忙しい状況が合わない馬なので、距離短縮ローテや小回りの多頭数でごちゃつく形になるとマイナス。
ジャスティンパレス 菊花賞 3着
ハイペース中団馬群。4角で前が下がってきて後退の不利があったがよく伸びた。外枠でも馬群に入れて折り合えたし、スタミナ面で3000mをこなせたのは収穫。スタートや折り合いに進境を見せて安定感が増している。
タイトルホルダー 宝塚記念 1着(前々走)
押してハイペース単独2番手でロスなく運んでよく伸びた。高速馬場の2200mでやれたのは収穫。直線が長いコースで上がりが速い状況になると良くないが、自分で競馬を作れるので崩れにくい。
ディープボンド 宝塚記念 4着(前々走)
押してハイペース先行で踏ん張る。高速馬場の2200mでやれたのは収穫。スタミナ勝負や急坂が合う。もっとタフ馬場が理想。上がりが速い状況になるとマイナス。
ブレークアップ アルゼンチン 共和国杯 1着
前と離れたスローペースインの3番手でロスなく運び、直線前の馬を避けるロスがあったが伸びた。不利を受けた馬が多く、展開も向いたので過信禁物。
ボッケリーニ ジャパンカップ 17着
好位4頭分外でかなりロスがあり失速。外枠が響いた。もっとタフ馬場や内枠のほうが合う。
ボルドグフーシュ 菊花賞 2着
1馬身出遅れ。ハイペース後方から馬群を徐々に進出し、4角で強引に外に出してロスがありながらもよく伸びた。出遅れやすく前に行けないので、少頭数や直線が長いコースのほうが安全だが、長距離やハイペースが良かった。距離短縮ローテで緩い流れになるとマイナス。
ポタジェ 天皇賞(秋) 13着
スローペース後ろ寄りインから馬群を突いてあまり伸びず。東京で上がりが速い状況は合わない。もっとタフ馬場で上がりが掛かる状況向き。
ラストドラフト アルゼンチン 共和国杯 5着
スローペース後ろ寄りインから4角で外に出し、直線寄られる不利があったが伸びた。叩いて良化し、距離延長も良かったが展開不向き。
ヴェラアズール ジャパンカップ 1着
1馬身出遅れ。中団馬群で直線仕掛けが遅れたがよく伸びた。内枠が良かったし、壁を作って折り合えたのは収穫。スタートが課題。
~~~~~【世紀末覇者 券王 プロ(地方競馬プロ)】~~~~
中山2500mで求められる適性を考えるとタイトルホルダー が一番勝利に近いように感じますが、この馬とジェラルディーナ は激走の反動がどうか?
イクイノックス は外せないが脚質、人気を考えると積極的にはなれない。
注目馬はブレークアップ 。
人気なく妙味十分、血統面でもサンプルが少ないようだが、中山2500mは125%の圏内率のようだし、何より本格化を感じる走りを見せている。一角崩しがあっても驚けないと思われる。鞍上も戸崎騎手なら期待出来る。
~~~~~【菊池竜将 プロ(地方競馬プロ)】~~~~~
ボルドグフーシュ
菊花賞 で勝ち負けに持ち込めば、有馬記念 で波乱を演出するのはこの馬だとの思いもあり▲単穴指定しましたが、引退を控える福永騎手への乗り替わり、勝ち負けしたことで注目度が急上昇しオッズ妙味が想定外に低くなりそう。不安要素を含めて再検討の結果、有馬記念 では押さえ程度もしくは消しで、勝負は春の盾まで持ち越しとしたい。
~~~~~【龍馬勝負予想 プロ(地方競馬プロ)】~~~~~
タイトルホルダー
馬券圏内という観点から、まず外せない1頭ではないでしょうか。
実績はもちろん、脚質も崩れにくい先行策を得意とする馬。距離も他の馬にマイナスこそあれど、この馬にとってはプラスに働きそう。激走後の疲れや騎手の信頼性に疑問を持たれていますが、現役屈指の馬とみてます。当然内目の枠を引きたいところ。
~~~~~【ユーマキングオー プロ(地方競馬プロ)】~~~~~
非根幹距離で相対的に指数を上げている馬に注目してみました。
イズジョーノキセキ
エフフォーリア
ジェラルディーナ
ボッケリーニ
ボルドグフーシュ
ポタジェ 以上の6頭です。
枠順が決まって、この中から買えそうな馬がいれば軸にする予定です。
~~~~~【夢月 プロ】~~~~~
ディープボンド
昨年の有馬記念 は、内をロスなく立ち回って直線もスムーズに抜け出す完璧な競馬ではあったが、差してきた4着以内の馬はどれもハイレベルだったし、素直に強かったと言える内容。
今回は有力馬に東京向きの馬が多く、昨年の覇者エフフォーリア も今のところ状態面は怪しい。前評判は今年も人気がなさそうなので注目しておきたい。
~~~~~【蒼馬久一郎 プロ】~~~~~
◎イクイノックス
一歩抜けている 連ははずさないだろう。
☆面白いのはジャスティンパレス
Mデムーロ騎手は、スタートが抑え気味で2戦続けて惨敗したが、鮫島克騎手の積極的競馬で復活。マーカント騎手に乗り替わり、一発の可能性あり。
~~~~~【馬侑迦 プロ】~~~~~
上位人気馬がそれぞれの秋GⅠに照準を合わせて結果を残してきた中で、春の不振からここ一本に照準を合わせてきたエフフォーリア で大勝負します。
サラブレッドにとって、どこに調子を合わせるか? は昨今の競馬では重要。天皇賞、JC、凱旋門と一度調子をピークに仕上げた人気馬より余力満点。また、同一コース同一距離の勝利経験がある馬のアドバンテージは非常に大きく、昨年の有馬記念 でタイトルホルダー 以下を破った中山2500mなら負けないとみています。
但し、その昔のマヤノトップガン の+16kgなどのような大幅馬体増なら小勝負とします。相手は当日発送直前まで吟味します。
~~~~~【シムーン プロ】~~~~~
ブレークアップ
貴重なブランドフォード系の父ノヴェリストは今のところ種牡馬失敗だが、このブレークアップ に頑張ってもらって評価を上げてほしい! 先行力と器用さを兼ね備えた馬なので舞台はあっていると思う。連勝の勢いのままにここでも健闘を。
~~~~~【サウス プロ(地方競馬、香港競馬プロ) 】~~~~~
はじめに12月19日(月)現在の注目馬であることをお断りしておきます。枠順確定前、最終追い切り前です。
有馬記念 を予想するポイントとしては、ローテーション的に余力がどれだけ残っているか、3歳世代をどう評価するかの2点は重要だと考えております。
昔のようなトライアルから秋の天皇賞→JC→有馬記念 のような馬は皆無になりましたが、海外挑戦する馬が増えたぶんローテーションは多彩になっています。
春の実績組のタイトルホルダー 、ディープボンド はともに凱旋門賞 から直行、意外と馬券になっているローテーションです。
最終追い切りを見てからになりますが、特に展開が有利に働きそうなタイトルホルダー は有力馬の一角の評価を与えたいです。
3歳勢、菊花賞 からもしくは秋の天皇賞から直行の3歳馬はローテーションにも余裕があります。
そして、特に3歳勢はあと1週間経てば4歳になる有馬記念 で古馬に対して2キロ貰い、これは大きなアドバンテージです。
昨年の覇者エフフォーリア と同じダービー2着→秋の天皇賞1着のイクイノックス は現時点での本命候補です。
ジャスティンパレス 、ボルドグフーシュ も伏兵として外せないと見ます。
他ではようやくG1制覇をし勢いに乗るジェラルディーナ 、母と比較するのは酷だが母ジェンティルドンナ がこの有馬記念 を制しているのもポイントとして挙げておきます。
あとは、長期休養明けのエフフォーリア とJCを制したヴェラアズール 。
エフフォーリア に関しては春の競馬は見どころなしに終わりましたが、一気の復活はどうか? ヴェラアズール はムーア騎手からの乗り替わりと中山コース、そして中3週の競馬。この2頭は最終追い切りまで見てみたいです。
もちろん他の馬も最終追い切り、枠順まで確認して最終予想となりますが、
最大注目 イクイノックス
要注目 タイトルホルダー (強気に乗れば)
伏兵注目 ボルドグフーシュ (一発強襲)、ジェラルディーナ (イン突き出来る枠で)
現時点ではイクイノックス と心中する気でいます(笑)
券種は考えますが、単勝・複勝・馬連の軸・三連単マルチの軸、三連複の軸かな?
※現時点ですw
~~~~~【霧 プロ】~~~~~
能力、展開面からタイトルホルダー 優位と見る声が多いのは明らか。とはいえ、それだけでは面白味に欠けるので、ここではそれ以外の注目馬を挙げています。
ディープボンド
年初の時点では昨年よりも能力が一枚落ちているように思われたが、適性外と思えた高速決着の宝塚記念 での好走を逆に評価したい。
馬場傾向や距離に関しては今回のほうが明らかに向いているし、追い切りの動きもいい意味で昨年と大きく変わらない印象。
相当に追わせるタイプなので、川田騎手との相性も良さそうに映る。
エフフォーリア
一度躓くと上向きづらい血統で、今年の戦績で手を出すのは勇気が要るのは確かだが、昨年と今年のパフォーマンス差があまりにも大きいだけに、単純に能力落ちで片付けて良いのか半信半疑なのが正直なところ。
少なくとも調教におけるフォームは春の時点よりも良くなっているように映るし、状態上向きにも関わらず人気下降となるなら、美味しい存在と見ることも出来るかもしれない。
ボルドグフーシュ
今年の菊花賞 はかなりのハイレベル決着と見ており、同3着のジャスティンパレス も注目はしているが、1週前追い切りの時点での印象はこちらが上。
脚質やレースの運び方から中山に向くイメージは薄いものの、上向き出すと止まらず、且つ年末の中山の馬場に合いそうな父系でもあるため、どのようなレースを見せるのか楽しみな存在。
※そして、最後に『ウマニティのエース』スガダイ プロの注目馬については、YouTubeのウマニティチャンネル等でご確認ください※
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2022年10月23日(日 ) 15:00
伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年10月23日号】特選重賞データ分析編(329)~2022年天皇賞(秋)
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次週の注目重賞を、伊吹雅也 プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
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<次週の特選重賞>
G1 天皇賞(秋) 2022年10月30日(日) 東京芝2000m
<ピックアップデータ>
【馬番別成績(2017年以降)】
○1~10番 [5-5-5-34](3着内率30.6%)
×11~18番 [0-0-0-25](3着内率0.0%)
枠順が明暗を分ける可能性もありそう。2017年以降の3着以内馬15頭は、いずれも馬番が1~10番でした。外枠有利な展開にはなりづらいコースですし、11番から外に入ってしまった馬は過信禁物と見ておいた方が良いかもしれません。
主な「○」該当馬→未定
主な「×」該当馬→未定
<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>
【追い風データ】
○「“JRA、かつG1のレース”において“着順が1着、もしくは1位入線馬とのタイム差が0.1秒以内”となった経験がある」馬は2017年以降[5-5-5-27](3着内率35.7%)
主な該当馬→イクイノックス ・ジオグリフ ・シャフリヤール ・ポタジェ
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2022年10月14日(金) 14:00
TARO
【TAROの競馬研究室】G1を超えるG2も今は昔/秋華賞展望
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3日間開催では東西で毎日王冠 、京都大賞典 のG2が行われた。
この2レースはかつて「G1を超えるG2」と言われて盛り上がったこともあったものだが、近年はやや存在感が希薄になっている。それは直行ローテの馬が増えたためで、一流馬は天皇賞(秋) が使い始めの一戦、そこからジャパンカップ や有馬記念 、あるいは香港へ、というのが主流になっている。
もちろん直行が増えた理由はひとつではない。仕上げ技術の向上により以前のようにトライアルを使うことが一般的でなくなったのもあるし、G1の賞金が高額になり、そこで勝ち負けできる馬はG2に出走するメリットがあまりなくなった…ということもあるだろう。
参考までに、例えばテイエムオペラオー が走っていた2000年と比較すると、秋G1の賞金は以下のように変化している。
天皇賞(秋) 〜ジャパンカップ 〜有馬記念 の賞金推移(2000年→2022年)
天皇賞(秋) 1億3200万円 →2億円
ジャパンカップ 2億5000万円 →4億円
有馬記念 1億8000万円 →4億円
ご覧の通り軒並み賞金は上がっており、とりわけ有馬記念 などは倍以上になっている。その間、G2の賞金はほとんど変わっていないのだから、当然有力馬はこれまで以上にG1重視のローテを組む方が合理的だ。
…いきなりお金の話を始めてどうしたのかと思われるかもしれないが、そういう視点で先週のG2を見直すと、やはり「G1を超えるG2」というような認識を改めなくてはならないように思う。
サリオス が勝った毎日王冠 は確かに豪華メンバーではあったが、それでは秋G1で即通用するかというと実は相手関係からも怪しい面がある、それは京都大賞典 上位組に関しても同様だ。
参考までに過去5年の両レースの勝ち馬を並べてみる。
毎日王冠 過去の過去5年の勝ち馬
2017年 リアルスティール
2018年 アエロリット
2019年 ダノンキングリー
2020年 サリオス
2021年 シュネルマイスター
京都大賞典 の過去5年の勝ち馬
2017年 スマートレイアー
2018年 サトノダイヤモンド
2019年 ドレッドノータス
2020年 グローリーヴェイズ
2021年 マカヒキ
上記の馬たちがその後の秋G1でどうだったのかというと…実は国内G1で馬券圏内に好走したのは昨年のシュネルマイスター (マイルCS2着)のみ。むしろ負けた組の中からシュヴァルグラン やインディチャンプ 、キセキ など、秋G1での好走馬が出ている。
つまり、これらのレースで好走しているようでは、秋G1に余力を残せないか、あるいは毎日王冠 の場合1800mに適性を見せすぎている。むしろ、何らかの理由で負けているくらいの馬の方が、まだ今後巻き返しの期待をできるということになる。
今年は毎日王冠 から、3着のダノンザキッド 、6着のポタジェ 、京都大賞典 からはボッケリーニ あたりを巻き返し候補として覚えておきたい。いずれにしても、かつてほどレベルの高いレースではなくなっており、だからこそジャスティンカフェ やヴェラアズール のような上がり馬を狙う…というのが両レースのトレンドなのかもしれない。この傾向は来年まで覚えておきたい。
〜秋華賞 展望
では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末は3歳牝馬の3冠レース最終戦、秋華賞 が行われる。注目馬はコチラ。
・アートハウス (川田将雅 騎手)
前哨戦のローズS は好位から抜け出し完勝。春のオークス は不発に終わっただけに改めてのG1挑戦となるが、今回のポイントはなんといっても、
「阪神芝2000mの川田」
は買い。川田騎手は阪神芝2000mの鬼で、2020年以降を見ても、川田騎手×阪神芝2000mは複勝率7割超、ほとんどが人気馬騎乗ながら複勝回収値も100円超。
アートハウス はスタートを決めて器用に立ち回れるので、人馬ともに期待大。
※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』 にて無料公開予定です。
○TARO プロフィール
大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』 スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』 (ガイドワークス)。
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