ジャスタウェイ(競走馬)

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ジャスタウェイ
写真一覧
抹消  鹿毛 2009年3月8日生
調教師須貝尚介(栗東)
馬主大和屋 暁
生産者(有)社台コーポレーション白老ファーム
生産地浦河町
戦績22戦[6-6-1-9]
総賞金59,569万円
収得賞金40,080万円
英字表記Just a Way
血統 ハーツクライ
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
シビル
血統 ][ 産駒 ]
Wild Again
シャロン
兄弟 スカイノダンタガノシビル
前走 2014/12/28 有馬記念 G1
次走予定

ジャスタウェイの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
14/12/28 中山 10 有馬記念 G1 芝2500 168154.634** 牡5 57.0 福永祐一須貝尚介504(+6)2.35.5 0.233.4⑬⑬⑬⑫ジェンティルドンナ
14/11/30 東京 11 ジャパンC G1 芝2400 18116.732** 牡5 57.0 福永祐一須貝尚介498(--)2.23.8 0.735.1⑩⑧⑧⑧エピファネイア
14/10/05 フラ 5 凱旋門賞 G1 芝2400 20--------8** 牡5 59.5 福永祐一須貝尚介--0000 ------TREVE
14/06/08 東京 11 安田記念 G1 芝1600 175101.711** 牡5 58.0 柴田善臣須貝尚介498(--)1.36.8 -0.037.1⑨⑪グランプリボス
14/03/29 アラ 7 ドバイDF G1 芝1800 13--------1** 牡5 57.0 福永祐一須貝尚介--1.45.5 ------VERCINGETORIX
14/03/02 中山 11 中山記念 G2 芝1800 15345.321** 牡5 58.0 横山典弘須貝尚介502(+6)1.49.8 -0.636.6④④アルキメデス
13/10/27 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 174715.551** 牡4 58.0 福永祐一須貝尚介496(-2)1.57.5 -0.734.6⑪⑩⑨ジェンティルドンナ
13/10/06 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 118109.362** 牡4 56.0 柴田善臣須貝尚介498(-8)1.46.8 0.132.7⑤⑤⑤エイシンフラッシュ
13/08/11 新潟 11 関屋記念 G3 芝1600 188162.812** 牡4 56.0 福永祐一須貝尚介506(+10)1.32.7 0.233.2⑯⑮レッドスパーダ
13/06/09 東京 11 エプソムC G3 芝1800 148136.232** 牡4 56.0 福永祐一須貝尚介496(+10)1.45.7 0.032.7⑭⑪⑪クラレント
13/03/09 中京 11 中日新聞杯 G3 芝2000 18595.928** 牡4 57.0 D.バルジ須貝尚介486(-4)2.00.3 0.735.3⑬⑬⑬⑩サトノアポロ
13/02/10 京都 11 京都記念 G2 芝2200 11443.515** 牡4 55.0 内田博幸須貝尚介490(+4)2.13.2 0.734.9④⑤⑤トーセンラー
13/01/05 中山 11 日刊中山金杯 G3 芝2000 16593.413** 牡4 56.5 内田博幸須貝尚介486(0)1.59.9 0.434.5⑩⑩⑪⑬タッチミーノット
12/10/28 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 1861128.386** 牡3 56.0 内田博幸須貝尚介486(-4)1.57.8 0.534.0⑤⑤⑥エイシンフラッシュ
12/10/07 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 164761.6122** 牡3 54.0 柴田善臣須貝尚介490(+8)1.45.0 0.033.0⑩⑧⑨カレンブラックヒル
12/05/27 東京 10 東京優駿 G1 芝2400 1824112.91511** 牡3 57.0 秋山真一須貝尚介482(+8)2.24.8 1.034.1⑰⑯⑮⑮ディープブリランテ
12/05/06 東京 11 NHKマイル G1 芝1600 1871410.046** 牡3 57.0 福永祐一須貝尚介474(-8)1.35.3 0.834.2⑮⑯カレンブラックヒル
12/02/25 阪神 11 アーリントン G3 芝1600 138134.121** 牡3 56.0 福永祐一須貝尚介482(-10)1.36.3 -0.134.2⑫⑫オリービン
12/02/05 京都 11 きさらぎ賞 G3 芝1800 13686.934** 牡3 56.0 秋山真一須貝尚介492(+4)1.47.9 0.934.2⑤⑤ワールドエース
11/11/19 東京 11 東スポ2歳S G3 芝1800 158147.434** 牡2 55.0 後藤浩輝須貝尚介488(-2)1.53.5 0.836.3⑥⑥⑥ディープブリランテ

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 今週の新潟メインは、新潟2歳S(28日、芝・外1600メートル)。ジャスタウェイハープスターなどがここをステップに飛躍した出世レースだ。今年の注目は、同舞台の新馬戦を快勝したサンライズソア。祖母に重賞3勝を挙げたビハインドザマスクを持つ良血馬が、残り2週となった“越後の夏”を盛り上げる。

 「テン良し、中良し、しまい良し」。競走馬のお手本のようなレース内容でデビュー勝ちしたサンライズソアが、連勝で新潟2歳王者を狙う。

 今回と同じ新潟マイル戦の前走は、好スタートを決め、すんなりとハナへ。3コーナー過ぎで並びかけられたが、自分のリズムを守って我慢が利くところを見せた。直線でも、残り200メートルでゴーサインが出ると食い下がる相手を非凡な勝負根性で振り切って快勝。鞍上のM・デムーロ騎手は「強かったね。一生懸命に走ってくれる馬。まだ子供っぽいけど、パワーがすごい」と絶賛した。最後は手綱を緩める余裕のV。3/4馬身差という着差以上の強さだった。

 「スタートが速いけれど、短距離馬のようにガッと行くタイプではないし、抑えが利くのもいい。使ってさらに良くなっているし、ここは楽しみだね」と目を細める河内調教師は、レース前から勝ってここに参戦する青写真を描いていた。その期待に応える見事な走り。芝1200~1600メートルで計10勝をマークしたビハインドザマスクを祖母に持ち、血統面のスケールも申し分ない。

 今回は石川騎手との新コンビ。先週までに32勝を挙げ、全国リーディング20位につける関東所属の3年目の若手も、重賞初勝利がかかる一戦だ。

 2008年の優勝馬セイウンワンダーはその後朝日杯FSを制覇。11年2着のジャスタウェイがドバイデューティフリーなどGIを3勝し、13年1着のハープスター桜花賞、2着のイスラボニータ皐月賞を制するなど、出世レースとして定着した新潟2歳S。今年はサンライズソアがデビュー2連勝を飾り、明るい未来を手に入れる。

★展望

 さまざまな条件を勝ってきた馬が集まり、力量比較が難しい一戦だが、勝ちっぷりの良さが目立ったのはイブキ。2着に負かした相手もすぐ勝ち上がっており、期待は大きい。未勝利-ダリア賞を逃げて連勝中のリンクスゼロは外回りの長い直線が鍵。勝ち方に味があったサンライズソア、センスの良さが光るマイネルバールマン、非凡な決め手を持つオーバースペックディープインパクト×ストームキャットの配合が注目のキャスパリーグ、新馬勝ちが好内容のモーヴサファイアなど素質馬は多く、混戦ムードだ。

新潟2歳Sの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

【東西現場記者走る】イモータル、ジャスタと同じ心の強さ 2015年12月16日(水) 05:09

 1週間の密着取材で勝ち馬を探し出すGI企画『東西現場記者走る』。朝日杯フューチュリティS(20日、阪神、芝1600メートル)を担当する東京サンスポの板津雄志記者(36)は栗東トレセンで密着取材中。連載2日目はイモータルに注目した。デビュー2戦目での重賞、サウジアラビアロイヤルCではスムーズな競馬ができないながらもハナ差の2着。厩舎の評価も高く、2歳王者になれる資質は十分だ。

 須貝厩舎にはミーちゃんという黒猫が住み着いている。スタッフから守り神とか、幸運の招き猫と呼ばれている。厩舎にお邪魔すると、そろりと姿を現した。記者もその恩恵にあずかろうと、そっと近づいて頭をなでてみる。人に慣れているので逃げない。ほんとにかわいい。

 夢中になりすぎて、本来の目的を忘れそうになってしまった。今回のターゲットはイモータル。15日は坂路を4ハロン63秒5で駆け上がった。ミーちゃんと同じで真っ黒な体が目をひく。

 前走のサウジアラビアRCは2着ながら強い内容だった。直線で2度も進路が狭くなったが、勝ち馬にハナ差まで猛追。勝ちに等しい競馬だった。

 「窮屈なレースになっても、最後までしっかり走ってくれた。ちゃんと2戦目も競馬ができたので安心しました」と振り返ったのは榎本助手。世界一の称号を得たジャスタウェイ(天皇賞・秋やドバイデューティフリーを圧勝)も担当した腕利きだ。

 新馬戦を5馬身差で圧勝し、2戦目の重賞で小差2着は、偶然にもジャスタウェイ(新馬戦→新潟2歳S2着)と同じ。「苦しいときも頑張ってくれる。そこは一緒だね」と、戦績だけでなく、勝負根性も偉大な先輩と共通している。

 前走後に放牧を挟んで心身ともに成長。「うるさい面があったけど、(放牧から)帰ってきてからは別馬のようにおとなしい。馬体も先週時点で約530キロ。背も少し高くなったので、それほど太いわけではない」。9日の1週前追い切りでは坂路でシャドウアプローチを追走して1馬身遅れだったが、4ハロン53秒0の時計は悪くなかった。「追い切りをやるたびに、状態が上がっている」と気配は申し分ない。

 「欲を言えば、もう少しトモ(後肢)に力がついてほしいけど、2歳馬としては完成度が高いほうだと思う。体が大きくても、動きが素軽いのがこの馬の良さ」

 直線が長い阪神の外回りコースは、自慢の末脚が生きる願ってもない舞台。進化したイモータルの姿が見られそうだ。 (板津雄志)

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【東西現場記者走る】ワンアンド持久力勝負で復活だ! 2015年10月28日(水) 05:05

 1週間の密着取材で勝ち馬を探り出すGI企画『東西現場記者走る』。天皇賞・秋(11月1日、東京、芝2000メートル)を担当する大阪サンスポの川端亮平記者(32)は2日目、昨年の日本ダービーワンアンドオンリー陣営を直撃した。4歳秋に成長を遂げるハーツクライ産駒。6着だった京都大賞典で得た収穫や持ち味のしぶとさを生かす作戦を聞き出した。

 前夜に過去の天皇賞・秋を振り返る番組に見入って、つい夜更かしをしてしまった。最も印象に残ったのは、一昨年に4馬身差で快勝したジャスタウェイ。4歳秋の覚醒は強烈だった。ふと今年の登録馬を見渡すと、気になる馬がいた。ならば直撃するまで。2日目のターゲットは、同じ4歳でハーツクライ産駒のワンアンドオンリーだ。

 ご存じ、昨年のダービー馬。今春のドバイシーマクラシックで3着に入ったが、昨年の菊花賞以降は勝ち星から遠ざかっている。秋初戦の京都大賞典も見せ場なく6着。前哨戦の毎日王冠で2着だったジャスタウェイとは勢いが違う。それでも、担当の甲斐助手は手応えを得ていた。

 「夏の放牧帰りから落ち着きがあって、調教でもリラックス。前走はイレ込むことがある装鞍所から、気持ち悪いくらいおとなしかった。精神面の成長が大きい。京都向きではないのでレースは負けたけど、収穫は多かったですよ」

 4歳の夏前から調教の動きが変わったジャスタウェイのように分かりやすい変化はないが、どっしり感は出てきた。緩やかながら馬体も成長。同助手は「全体的に筋肉がついて丸みが出た。理想に近づいている」とうなずく。覚醒への下地はできているようだ。

 未勝利の淀からダービーを制した府中への舞台替わりも見直せる材料になる。ハーツクライ産駒の重賞成績を見ても、京都【2・6・8・46】に対して東京【10・11・1・48】。コース相性の良さは明らかだ。さらに、橋口慎技術調教師は苦手な瞬発力勝負を避けて、持久力を最大限に生かすための作戦を練っている。

 「トップスピードに乗れば、それを長く持続できるのがこの馬のよさ。ドバイやダービーは、好位につけた道中で引っ掛かり気味でもしぶとかった。道中は番手でもいい。内田騎手には(スタートを)出していってもらうつもり。競馬の形としては鞍上と合うと思う」

 内田騎手との新タッグは、覚醒への起爆剤になるかもしれない。かみ合わないレースが続いているワンアンドオンリーだが、4歳秋のハーツクライ産駒は侮れない。 (川端亮平)

★父ハーツクライは古馬になって大成

 ハーツクライはダービーで2着に入るなど、3歳時から素質の一端は見せていたが、本格化したのは4歳秋。日本レコード決着となったジャパンCアルカセットのハナ差2着となり、続く有馬記念では無敗の3冠馬ディープインパクトに初黒星をつけた。

 翌5歳にはドバイシーマクラシックを制し、名馬の仲間入りをした。産駒のジャスタウェイも4歳秋の天皇賞でGI初制覇を決めると、ドバイデューティフリーVなど、父と同じく晩成の血を開花させた。

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エピファネイア引退…左前繋靱帯炎で復帰叶わず 2015年7月31日(金) 05:06

 昨年のジャパンC、一昨年の菊花賞を制したエピファネイア(栗・角居、牡5)が左前繋靱帯炎(けいじんたいえん)のため、現役を引退することが決まった。30日に所属するキャロットクラブのホームページで発表された。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする。

 競馬界をリードしてきたGIホースが、ターフを去る。2013年菊花賞、14年ジャパンC優勝馬エピファネイアの引退、種牡馬入りが決まった。

 同馬は今年のドバイワールドC9着後、出走予定だった宝塚記念の2週前追い切りの翌日(6月11日)に左前脚の繋靱帯炎を発症。北海道安平町のノーザンファームで経過観察していたが、復帰まで時間を要することや治っても再発の可能性が高く、種牡馬としての使命なども考慮し、引退することになった。なお、同馬の母で05年に日米オークスを制したシーザリオも、右前脚の繋靱帯炎を発症して引退している。

 管理した角居調教師は「種牡馬になればサンデーサイレンスの3×4をつくれる血統ですからね。生産者に喜んでもらえて、セカンドキャリアとして幸せなこと。シーザリオの子が種牡馬になりますし、エピファの子でまた世界へ行ければと思います」と語った。

 12年10月の京都で初陣を飾り、京都2歳S、ラジオNIKKEI杯2歳Sとデビューから3連勝。翌13年は皐月賞、ダービーで2着に終わったものの、菊花賞を制して、母子クラシック制覇を成し遂げた。昨年はジャパンCで2着ジャスタウェイに4馬身差をつける圧勝劇が評価され、IFHA(国際競馬統括機関連盟)が発表した『ワールドベストレースホースランキング』で129ポンドを獲得し、世界2位(1位はジャスタウェイ)となった。海外GI制覇の夢は2世に託される。

繋靱帯炎 競走馬にもっともよくみられる疾病で、原因は屈腱炎と同様、走行中の過伸展により靱帯線維の断裂により発症する。症状の程度により跛行(はこう)はさまざまで、特に歩様に異常を認めない馬も多い。跛行は通常は軽度で、跛行よりも患部が腫れることで気付くことが多い。慢性例では結合組織により、靱帯の径が大きくなる。最近ではハープスターが引退に追い込まれた。

エピファネイア 父シンボリクリスエス、母シーザリオ、母の父スペシャルウィーク。鹿毛の牡5歳。栗東・角居勝彦厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)キャロットファーム。戦績14戦6勝(うち海外2戦0勝)。重賞は2012年GIIIラジオNIKKEI杯2歳S、13年GII神戸新聞杯、GI菊花賞、14年GIジャパンCの4勝。獲得賞金6億8779万5000円。馬名の意味はクリスマスから12日目にあたる1月6日の公現祭(ギリシャ語)。

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【報知杯弥生賞】ジャスタ2世だ!ベルラップ 2015年3月3日(火) 05:05

 今週の中山日曜メーンはGII弥生賞(芝2000メートル)。皐月賞(4月19日、中山、GI、芝2000メートル)の切符(1~3着)がかかったトライアルレースだ。注目は3勝を挙げているベルラップ京都2歳S(1着)以来、3カ月ぶりの実戦となるが、馬体はパワーアップしている。成長力の高さで知られるハーツクライ産駒で陣営の期待度は高く、勝って堂々とクラシックに殴り込む。

 GIII京都2歳Sの勝ち馬ベルラップが始動戦を迎える。登録11頭のうち重賞ウイナーが7頭という例年にない好メンバーとなったが、3勝は最多。実績に加えて、今回は陣営が“あの馬”と重ね合わせる成長ぶりが魅力となる。

 「放牧から帰ってきて馬格がよくなったね。背が伸びて幅も出た。今、510キロを超えるくらい(前走時490キロ)」

 気温3度と冷え込んだ2日朝の栗東トレセンで、野本厩務員は愛馬の成長に目を細めた。

 新馬5着→未勝利V→野路菊S5着の後、黄菊賞→京都2歳Sと連勝。好位から鋭い末脚を繰り出してハナ、クビ差の接戦を制してきた。ただ、陣営の期待はもっと高いところにある。

 「3歳になって成長してくれたら、さらに走るだろうなと思っていた。ジャスタウェイもそうだったね。2歳時は体質が弱かったけど、成長してから走ったし、同じ父ハーツクライだからね」と野本厩務員。担当馬ではないものの、同厩舎に所属してドバイデューティフリーなどGI3勝を挙げ、世界ランク1位に輝いた大先輩ジャスタウェイと比較した。

 その大先輩は2歳時は新馬戦の1勝のみ。3歳春にアーリントンCを勝っている。

 ベルラップは2月5日、放牧先の滋賀・ノーザンファームしがらきから帰厩して、坂路で入念な乗り込みを消化。調整は順調だ。今回は初の中山コースとなるが「先行タイプなので脚質的に合うと思う。本番はあくまで皐月賞だけど楽しみにしているよ」と問題視していない。

 これまで1番人気になったことがなく、近2走も(5)(6)番人気。今回も人気は他の評判馬に譲っても、Vは譲らない。(渡部陽之助)

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ジャスタ、エピファがレーティング世界1、2位に!2015年1月20日(火) 23:00

 国際競馬統括機関連盟(IFHA)が、2014年度ロンジンワールドベストレースホースランキングを発表した。昨年の1月1日から12月31日までに出走した馬を対象として、国際ハンデキャッパー会議で決定されたランキングにおいて、日本のジャスタウェイ(栗東・須貝尚介厩舎)が1位、エピファネイア(栗東・角居勝彦厩舎)が2位となり、日本調教馬が上位を独占する快挙が達成された。

 ジャスタウェイは3月のドバイデューティフリーで2着に6馬身1/4差をつける衝撃のレコード勝ちを演じ、130ポンドのレーティングを獲得。その時点で世界単独トップに立ち、最後まで首位の座を守り通した。昨年はオルフェーヴルが129ポンドで3位タイ(トップはトレヴとブラックキャヴィアの130ポンド)だったが、ジャスタウェイはそれを上回るレーティングを獲得。堂々と世界のトップに輝いた。

 また、エピファネイアジャパンCを4馬身差で圧勝したことが評価されて、129ポンドを獲得。当初は128ポンドと発表されていたが、内容を精査した結果、1ポンド上方修正された。

 IFHAがランキングを発表し始めて以来、日本馬が年間トップに輝いたのは初めてのこと。もちろん、ワンツーも初めてとなる。その他の日本調教馬では、ゴールドシップ(栗東・須貝尚介厩舎)が124ポンドで11位タイ、アドマイヤラクティ(栗東・梅田智之厩舎)とキズナ(栗東・佐々木晶三厩舎)が121ポンドで37位タイ、スピルバーグ(美浦・藤沢和雄厩舎)とトゥザワールド(栗東・池江泰寿厩舎)が120ポンドで46位タイとなった。

 日本馬2頭は130、129ポンドで単独の1、2位。3位タイは127ポンドでヴァライエティクラブ(南アフリカ)、エイブルフレンド(香港)、オーストラリア(アイルランド)、キングマン、ザグレイギャツビー(ともにイギリス)の5頭が並んでおり、日本の2頭が世界の中でも一枚上の評価を得たことになる。

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ジャスタウェイの関連コラム

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学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
先週の菊花賞は◎レインボーラインで外すという失態を犯してしまいました(笑)。さて今週は天皇賞(秋)です。

●レースの質次第で様々なタイプの勝ち馬が生まれる
2000mという距離は、マイルと2400mの中間にある距離で、総合力が試される競馬において非常に重要な距離です。ですからレースの質次第で様々なタイプの勝ち馬が生まれます。これについては、望田潤氏のブログの昨年10月28日のエントリーが非常に分かりやすいので少し追記して引用させていただきます。

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過去11年の天皇賞(秋)勝ち馬を血統・体質・走法・脚質などで大別してみると

・ピッチ群
05年ヘヴンリーロマンス…ゴール前1Fのラップ11.4をイン差し
09年カンパニー…11.6を中団差し
12年エイシンフラッシュ…11.8を後方一気
15年ラブリーデイ...11.6を中団差し

・ストライド群
07年メイショウサムソン…12.1を好位抜け出し
08年ウオッカ…12.6を中団差し

・ピッチだが東京向き群
10年ブエナビスタ…11.9を中団差し
14年スピルバーグ…11.9を後方一気

・Hyperion群
06年ダイワメジャー…12.5を直線先頭
11年トーセンジョーダン…11.8を中団差し
13年ジャスタウェイ…12.2を中団差し

引用元:「血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog」より
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ここ2年は、昨年が《12.8-11.7-11.9-12.2-12.0-12.2-11.6-11.3-11.1-11.6》という道中1F12秒台を3度も計測するクラレントの溜め逃げで、猛烈なピッチ走法で走るラブリーデイの瞬発力が活き、一昨年も《12.9-11.7-11.8-12.2-12.1-12.1-12.3-11.4-11.3-11.9》と、同じく12秒台3度計測のカレンブラックヒルの溜め逃げで、ピッチ走法のスピルバーグと、ジェンティルドンナのワンツー。そして2年連続で3着は、一瞬の脚で勝負する(手応え詐欺と評されることがある)イスラボニータが3着。

その前の年は、トウケイヘイロー×武豊騎手の1000m通過58秒4、《12.6-11.3-11.1-11.5-11.9-11.9-11.9-11.6-11.5-12.2》という、道中12秒台を1度も計測しない速い流れ。これを制したのが、「持続力の鬼」、Hyperion群のジャスタウェイでした。

天皇賞(秋)というと、ジャスタウェイの制した2013年のような流れになり、持続力がモノをいうレースになり易かったものです。果たして今年はどんな流れになるでしょう。


エイシンヒカリはどんな逃げを打つのか
鍵を握るエイシンヒカリは、キズナラキシスサトノアラジンリアルスティールらが出たお馴染のディープインパクト×Storm Catというニックス。このニックスは、Sir Gaylord≒Secretariat6×4という屈指の柔らかさを伝える兄弟クロスができるので、血統表の残りの1/4でパワーを注入する必要があります。それでもリアルスティールのようにMonevassia(=Kingmamboの全妹という名血)レベルの名血でない限りは柔らかさが優り、差し馬になり易く、だから武豊騎手もエイシンヒカリのことを「逃げ馬ではないようだ」と評したのだと推測できます。

それ以上に、注目すべきはこの馬の気性面。武豊騎手も「とにかくこの馬のリズムが大事」とコメントしていますし、今回に関していえば、「地下馬道でイレ込む」タイプなだけに、海外と異なり地下馬道が存在する東京競馬場というのがカギ。昨年はそれでスムーズさを欠いてしまいました。それでも毎日王冠を使わなかったことはプラスでしょう。

最内枠を引いたため逃げる可能性がさらに高くなりましたし、逃げて制した香港カップは11秒台後半を刻み続けるような絶妙な逃げでした。今回もそのような逃げを打つとなると、近年では2007年のコスモバルク《12.9-11.5-11.7-11.6-11.9-11.9-11.9-11.5-11.4-12.1》に近い逃げになるのではないかと推測します。しかしこの逃げをしても東京2000mでは、キタサンブラックダイワメジャーダイワスカーレットのように「粘着力」を引き出す配合ではないエイシンヒカリが逃げ切ることは厳しいと考えます。ただ、この馬のリズムを大事にする騎乗をすると明言している以上、この逃げになる可能性が高いと言わざるを得ません。

可能性は低いですが、ハナを叩く可能性がある馬としてクラレントロゴタイプが挙げられます。ただ、どちらも東京2000となるとスローに落としたいクチのために、内からエイシンヒカリが主張し続けた時に、無理に競り合ってハナを奪うことは自分のためになりません。ですからひょっとすると、エイシンフラッシュが制した2012年のように、大逃げしたシルポートには誰も付いていかずに「2番手以下はスロー」という事象が発生するのではないかとも思うわけですが、さすがにエイシンヒカリをそこまで楽に逃げさせることは誰かが止めるだろうとも思うわけです。

総括すると、休み明けはプラスだが、地下馬道を通る府中では気性面の不安があるし、東京2000mを逃げ切るのは血統的にも難しいし歴史も証明している…ということになります。

とはいえ、昨年、一昨年ほどの緩い流れにはならないだろうという前提で考察を進めれば、重要となるのは2000mらしい「スタミナ≒持続力」です。それは血統的にいえば、ジャスタウェイ然り、トーセンジョーダン然り、ダイワメジャー然り、ダイワスカーレット然り、Hyperionなのです。


●名手が隠れた持続力を引き出す
毎日王冠は2着だったアンビシャスは、一般的には「ディープ産駒らしい斬れ味」が持ち味の馬だと解釈されているかもしれませんが、何度も触れてきたように、母がエルコンドルパサー(Special=Lisadell4×4・3+Flower Bowl)×カルニオラ(Tudor Minstrel5×5やCourt Martial+Hyperion8×6×7×5)で、キタサンブラックダイワメジャーダイワスカーレットメジャーエンブレムの粘着力の根源と同じハイインロー(HyperionとSon-in-Law)が大量。本来であれば前出した馬たちのような粘着力を武器とするタイプや、ズブい中長距離馬(全兄インターンシップはそう)に出るのにも関わらずこれだけの斬れ味を持っているというところがミソ。

だから斬れ味比べでも十分通用するけれど、本来は粘着力≒持続力が活きる流れこそがベストパフォーマンス発揮の場だろうし、実際重賞を制したラジオNIKKEI賞も大阪杯も先行していました。

今回は何といっても、彼をその大阪杯で先行させ、カンパニーを先行させて大成させ、先週ミツバで逃げ切った横山典弘騎手が鞍上で、調教では末を伸ばす競馬をしているようだが、何とか先行させて、隠れた持続力を引き出してほしいです。

大阪杯では内から離れた外目2番手ですんなりと折り合ったように、周りに馬がいる方が掛かりやすいタイプである可能性があるから、外に馬がいないところで折り合うというイメージも、少なくともフルゲート時よりはイメージし易いです。

ヒカリの11秒台後半を刻み続ける逃げならば、レースの上がりは35秒前後、勝ち馬が先行集団から生まれるのならば、勝ち馬の上がりは34秒5前後。東京2000、天皇賞(秋)ということを考慮すれば、このイメージに最も合致するのはアンビシャスです。ジャスタウェイだって、道中12秒台がないトウケイヘイローの逃げで覚醒したのです。


●その他有力馬短評
サトノクラウンは、もの凄い配合で、種牡馬として日本競馬を変える力があるとまで思っています。競走馬としての適性に関していえば、東京はベストで馬場不問、昨年の大敗は状態面が敗因で参考外、能力は全く見劣りません。そして、ソフトなタッチの好調福永騎手も合うタイプでしょう。

ステファノスは、開幕週で外目を回った鳴尾記念、5着だった宝塚記念の内容から昨年以上に相当な地力強化が見てとれ、前走の毎日王冠は「外伸び馬場で内を突いて詰まる」という最悪の形に。天皇賞も内伸び馬場になる可能性もなくはないですが、普通に考えれば印を回さざるを得ません。ただ、菊花賞カフジプリンスではありませんが、分かりやすすぎる狙いになっているのが怖いですね。

モーリスは、ダイワメジャー的なハイインローをベースとした配合ではないので、やはり東京2000mだとスロー希望のマイラーだと思います。ですからエイシンヒカリの作りだす流れではこの鞍上でも勝ち切ることはかなり厳しいとみます。

ルージュバックの父マンハッタンカフェは、非常に奥深い種牡馬で短距離馬(ジョーカチプーノやスプリングサンダー)からステイヤーまで輩出します。ルージュバックの配合のポイントは、Halo≒Boldnesian≒Red God3・5×5・5で、百日草特別や、エプソムC→毎日王冠の「東京1800mのヨーイドン」という質のレースから、「東京2000mの持続戦」というそれとは異質のレースに変わってどうなのか。今回はそれに尽きると思います。それでも天皇賞、今年の天皇賞は、Hyperion的なスタミナ≒持続力が重要になるのではないかと考えている以上、重い印は打てません。

ラブリーデイリアルスティールはパワーが優ったピッチ走法で東京2000mならスロー希望。そういう流れが見込めない今回は工夫して3着までではないでしょうか。
しかしラブリーデイに関しては、「昨年ほどの勢いがない」という意見も散見されますが、私はそれと意を異にします。産経大阪杯4着は緩い流れで位置取りの差、香港QE22着と宝塚記念4着は不得意の道悪やハイペースを考えれば相当なパフォーマンスで、特に宝塚記念での4角での捲りはさすがとしか言いようがありません。京都大賞典は、昨年ほどの上がり勝負になりませんでしたし(2400であれば究極の上がり勝負になった方が良い)、内伸び馬場で外々を回る競馬でしたから悲観する必要はありません。人気が暴落するようならむしろ買ってみたいですし、もはや2000mなら無条件で買うべきレベルの馬ではないかとすら思います。

穴として注目されるのはアドマイヤデウスサトノノブレスでしょう。
アドマイヤデウスは昨秋は状態が整っていなかったようで、今季は立て直しそれなりの成績を残しています。Hyperionの塊のような馬で、本来は持続力を武器にしているタイプ。血統的には推せるのですが、久しぶりの2000mがどう出るかでしょう。
サトノノブレスは今年に入り重賞2勝、鳴尾記念の「もうGIIIなら格が違います」という勝ちっぷりは、厩舎の同級生であるラブリーデイを想起させるものがありました。外目を早めに進出しての8着という宝塚記念の内容もかなり濃いもの。しかし東京のGIとなると掲示板までがギリギリなのではないかとも思わせられます。
この2頭は、4連単5連単があったら買いたいタイプ…としておきます。


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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

【うまカレBlog】http://umacollege.blog.fc2.com
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金沢ユウダイ
【Twitter】https://twitter.com/derby6_1
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2016年9月6日(火) 10:23 ター坊
【新潟記念他】先週の結果などふり返り byうまカレ
閲覧 602ビュー コメント 0 ナイス 3

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
先週の競馬で考えたことをまとめます。

●このメンバーなら当然
札幌2歳Sはトラストが制しましたが、今年は血統レベルを見ても、新馬・未勝利のレース振りを見ても低レベルだと感じていましたし、このメンバーならトラストにチャンスがあるだろうと思っていました。岡田繁幸氏は、「自身の育成手法に見合った馬を見つけ出すこと」に関してはとんでもない能力をお持ちだと感じます。ただ、だからこそいわゆる「マイネル軍団」もそうですが、ほかの育成馬に比べて血統で語れる範囲が狭いのです。先輩プレイアンドリアルは名門Keties牝系にAlydar、Danzig、ティンバーカントリーと配された良血で、レース振りを見ても東京2400のGIで勝負になる馬だったでしょう。一方トラストはというと、血統派プレイアンドリアルに比べると地味な血統、距離適性も短めにうつりますし、東京2400ならプレイアンドリアルの方が上だろうと現状では思っています。今後は戦法や気性面などで課題がありますが、常識で語れない岡田氏の持ち馬ですのでどんな馬に成長するのか実に楽しみです。

フラワープレミアジャコマル
負けた組で注目したいのは5着フラワープレミアと6着ジャコマル
フラワープレミアは牝系がソシアルバターフライで、叔母にオークス出走のフロイテアクィーンがいる血統。Bold Reason≒Never bend5×4のパワーとHalo≒Drone4×5の柔らかさのバランスが絶妙で、それでもパワー優先ですから内回りの中距離がベスト。今回も直線スムーズならば2着を争っていてもおかしくありませんでしたし、いかにも冬の中山が合いそうなイメージです。
ジャコマルダノンシャンティ×トニービンという組み合わせですがポイントとなるのは母母ミスティックアイズだろうと思います。3代母スキムがNijinsky×Buckpasserというマルゼンスキー的相似配合で、そこにEastern Echoを配されてSearching≒Busanda5×4(War AdmiralとLa Troiennne)。このパワーが効いているように思いますね。父ダノシャンティはどちらかというと「柔」の血を伝える種牡馬ですから、相反するパワー≒「剛」の血を母から取り込み、そのバランスが良いのでしょう。トラストの2番手という展開は厳しいものでしたが、6着に粘っているのは悪くない内容でした(同じく4角2番手のアンノートルは9着)。

●素質開花
新潟記念アデイインザライフが再昇級初戦の重賞参戦で重賞初制覇。大外差し3頭での決着だったので、8枠や横山典弘騎手の騎乗が見事ではあったのですが、55キロでも休み明けで勝ち切るとは思わなかったので、この素質開花には拍手を送りたいところです。配合的にはレース考察にも書きましたが、「父中距離馬×母父短距離馬」という配合系で、血統表の1/4も「パワー」のフレンドレイ(デインヒル×マルゼンスキー)となると、「直線の長いコースで末脚を活かす競馬」で大きなところを取るタイプではないし、馬体や走法をみてもそういう印象はありません。だから常総Sの捲りこそこの馬の本質で、GIを取るのであれば有馬記念宝塚記念だろうと思います。
望田先生のアデイインザライフの弥生賞時における考察が非常に印象的です。

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デインヒルのパワーを凝縮したフレンドレイに、Princely Gift×ノーザンテーストというサッカーボーイステイゴールド的な和風な柔らかさ伝えるサクラバクシンオーが配され、Halo≒Sir Ivor3×5でサンデー系最高のしなやかさを伝えるディープインパクトが配されてアデイインザライフが出たというのは、ディープ×デインヒルでミッキーアイルが出たり、ステゴ×デインヒルでナカヤマフェスタやフェニーメノが出ている状況や、それらの配合と比較してみても非常に興味をそそられる。
そのあたりも踏まえた上で京成杯で◎にしたときにナカヤマフェスタとの比較で書いたのだが、実馬の比較でもサンデーの“柔”とデインヒルの“剛”の噛み合い方や発現の仕方など重なるところは多い。550キロ近い大型だがまだまだ緩いところがあって大雑把なレースしかできないが、ナカヤマフェスタ京成杯アーリーロブストに逃げ切られていたころは似たような緩さがあった。岡田総帥は「素質は高いけどまだまだ緩いから、こういう馬はバンバン実戦に使ってダービーまで筋力をつけていくべきだ」とおっしゃっていた。「父中距離×母父スプリンター(母もスプリンター)」の配合形だから、悠然と捲ってしまうような脚質に完成するのではないかと思っているし、緩さが解消されればそういうレースができるようになるだろうとも思っているが、解消されてこないならば3歳春はナカヤマフェスタと似たような道を歩むことになるだろう。

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果たしてこの新潟記念ナカヤマフェスタにおけるメトロポリタンSになるのか...

天皇賞(秋)向き
アルバートドックは58キロでも2着死守。母系の濃いHyperionが発現してきたのなら逆らいたくないと思っていたし、58でも勝ち切ってほしかったところだが、先述したようにアデイインザライフナカヤマフェスタな可能性もあるので良しとします。声を大にして言いたいのは、極めて天皇賞(秋)向きな馬であるということです。その年のペースに寄りますが、厳しいペースで流れた年は、ジャスタウェイダイワメジャートーセンジョーダンなどHyperionを豊富に持つ馬が好走するのが天皇賞(秋)。この4歳秋の本格化はやっぱりジャスタウェイらしさを感じるし、もし出走するのであれば、今年はキタサンブラックエイシンヒカリという先行馬もいるし、「前走:新潟記念2着」というローテでも重い印を打ってみたくなります。ジャスタウェイだって「関屋記念2着→毎日王冠2着」からの覚醒でしたからね。

ダイワメジャー×タイキシャトル
小倉2歳Sはレーヌミノルが圧勝。母ダイワエンジェルは2010年生まれのダイワストリームからレーヌミノルまで5年連続でダイワメジャーを配されていて、その全てが中央で勝利を挙げています。このダイワメジャー×タイキシャトルという組み合わせはHalo3×4、さらにダイワメジャーと好相性のCaerleonを同時に取り込めるので相性が悪いはずがありません。
ちなみに現2歳のダイワメジャー×タイキシャトルは、本馬の他にメイショウアツヒメの2014だけで、母はメイショウボーラーの全妹、このCaerleon≒Storm Catはダイワメジャーに合うはずなので走ってくるでしょう。

ヤマカツグレース
先週の新馬・未勝利の中で取り上げたいのは土曜札幌5R(芝1500m)を制したヤマカツグレースヤマカツエースの半妹で、ヤマカツエース同様にAmerifloraの血を増幅できているのが良いですね(デインヒル≒Ameriflora3×3)。ただ、逆に「デインヒル増幅」という観点でみればLa Troiennneは増幅できていないのがどうか。イメージ的にはやはりフラワーカップでしょうか。外回りのマイルで弾けるタイプではありません。


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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
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2016年9月3日() 15:10 みんなの競馬コラム
【新潟記念】血統考察 byうまカレ
閲覧 1,315ビュー コメント 0 ナイス 4

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
今週はサマー2000シリーズの最終戦、新潟記念を考察します。

ディープインパクト産駒が5頭出走、どの馬もなかなか有力ですから、その5頭から考察します。

ジャスタウェイ的成長で逆らえない
アルバートドックはディープ産駒でも母がHyperionが濃い馬で、瞬発力よりも持続力に富んだ馬。だから、中距離である程度前受けしてこそ持ち味が活きてくるはずで、段々と前目で競馬が出来るようになってきたのは当然の成長曲線。同じくHyperion的なスタミナに富んだハーツクライジャスタウェイワンアンドオンリーリトルアマポーラもGIを制した時は先行していました。七夕賞はタフな流れが向いたともいえますが、ディープ産駒なだけに一定の瞬発力も兼備していて新潟替わりもそれほど気になりません。58キロでも重い印を打ちたいと思えるのがHyperion的な成長=ジャスタウェイ的成長曲線です。

●Hyperionが活きれば先行でも差しでも
クランモンタナエアトゥーレの仔でLyphard4×3。エアトゥーレはトニービン×Lyphardで母系にTraffic Judgeも入るのでハイインロー(HyperionとSon-in-Law)が豊富でとにかく「粘り」が魅力の血。半兄キャプテントゥーレ皐月賞や朝日チャンレンジCでの好走はまさに「らしい」ものといえます(牝馬にはLady Josephine的なスピードが伝わってスプリンターに出ることもある…アルティマトゥーレなど)。だから、その持続力が活きれば逃げても差してもどちらでもいいわけで、これは同じような脚質のトーセンジョーダンが、「一定の脚を使い続けていたら天皇賞(秋)を差し切ってしまった」ということと本質は同じです。ここも再度抜群に手が合う和田騎手なので無視はできませんが、決して力が上位なわけではないですから斤量増で重い印は回せません。

●軽いスピードで平坦が合う
ダコールは母アジアンミーティアが種牡馬Unbridled’s Songの全妹で、アジアンミーティアはMr.Prospectorにナスフリート(NasrullahとCount Fleet)を持ってきているから、UnbridledのパワーとMr.Prospector的な柔らかさを併せ持った繁殖牝馬といえる。ダコール自身はCaroの影響か軽いスピードが出た走りで平坦コース向き。勝ち切れるかどうかは、状態面や展開や鞍上次第だろうし、他馬と比べて使い詰めの臨戦過程も気になるが大崩れはないはずで印は回したいところです。

●パワーと柔らかさのバランスがある
久しぶりの重賞となるアデイインザライフは、なかなか興味深い配合をしています。とにかくこの馬の印象は「柔らかい」けど「デカい」ということ。「柔らかい」のは、血統表の3/4の部分である「ディープインパクト×サクラバクシンオー」が影響しています。ディープインパクトは言うまでもありませんが、Halo≒Sir Ivor3×5によりサンデー系の中でも屈指の柔らかい体質を伝えます。一方サクラバクシンオーは自身はスプリンターだったものの、父サクラユタカオーがNasrullahのクロスで、父祖Princely Giftは柔らかい体質を強く遺伝する馬で、こういう柔らかさというのは代を経るにつれてスタミナ型してきます。キタサンブラックブラックタイドディープインパクト×サクラバクシンオー)も柔らかいから距離が持つのだし(Burghclereのスタミナも発現しているが)、ブランボヌールディープインパクト×サクラバクシンオー)だって柔らかいから外回りのマイルGIで好走できました(母母アジアンミーティアのUnbridled’s Songの柔らかさも影響しているが)。「デカい」のは、血統表の残りの1/4である母母フレンドレイの影響です。フレンドレイはデインヒル×マルゼンスキーという組み合わせで、世界的にも屈指のパワーを誇るデイヒンルの血を、Northern Dancer、Buckpasserらで増幅した配合をしてるのです。段々と体質的な緩さが解消されてきたことが、2連勝の要因でしょう。本質的には、「父中距離馬×母父スプリンター」の配合系らしいキタサンブラックネオリアリズムのような小回り向きで、前走常総Sでの捲りは、「らしさ」を感じました。直線の長いこの舞台はスローの方が合っているでしょう。しかし休み明けで重賞を勝てるほどの馬ではないとみていますので△が回るかどうかといったところです。

●馬群に突っ込んでどこまで
オークスやヴェルメイユ賞を制したエキストラエンドの母カーリングは、Garde Royale×Carvinという2400型×2400型という組み合わせなので、産駒はローエングリンリベルタスなど切れないタイプが多いですがエキストラエンドもその1頭。年齢を重ねてズブさが増し、距離を伸ばした前走で久しぶりに好走。この馬の気性的なポイントは、「馬群に入ってやる気を出す」ということで、そういう競馬ならGIでも好走可能(2014年マイルチャンピオンシップでイン差し4着)なほどの能力の持ち主です。さすがに衰えもあるでしょうから、ここは馬群に突っ込む競馬でどこまでやれるか。人気次第では相手に加えてみても良いかもしれません。

ここからは、ディープインパクト産駒以外の人気馬・注目馬を考察します。

●鞍上魅力も不安要素あり
ベルーフはLe Fabuleux≒Worden6×5で、父産駒のポイントであるLe Fabuleuxを抑えた配合で、母がレクレドールだから体質は柔らかく(ハービンジャーのデインヒルのパワーと言うより、仏血的な柔らかさが目立つ産駒が多い)、息の長い末脚が武器のタイプ。だから本来は「上がりの掛かる直線の長いコース」がベストなはずですが、外回りだとスローペースになりやすいから重賞では持続戦になりやすい内回りで好走している。「流れに乗せると集中力が途切れるところがある」(池江調教師)とのことなので、その点では追い込みの巧い田辺騎手騎乗は興味深いですが、新潟外回りで「流れに乗せない競馬」をしてくる馬を積極的には買いにくいというのが今回の見解。だた潜在能力ではハイレベルのドゥラメンテ世代でもトップクラスだと思っているから印は回したい。

●それほど踏ん張れないが
マイネルミラノは、ステイゴールド産駒の80点くらいの配合で、母からパワーを取り込むことには成功しているが、先行して「踏ん張る血」は少ないから、ダイワスカーレットトランセンドやのような粘り腰は使えない。今回も昨年同様メイショウナルトの2番手で展開的には向きそうだが、前走のようにそう毎回毎回巧くはいかないのが競馬だから人気なら消してみる手もあると思っている。ただ、この夏の内容が、一回りとまではいかないが1/2回りパワーアップしたようにもうつるので難しいところ。

●新潟替わりは大歓迎
七夕賞では2番人気8着と人気を裏切ったルミナスウォリアーの新潟替わりは非常に楽しみです。そのそもメイショウサムソンは、母マイヴィヴィアンがRoyal Cherger≒Nasrullah6×4・5だから直線の長いコース向きの産駒が多いが、ルミナスウォリアーも母系にSeattle Slewを持つからみるからに東京向きのエンジンの乗り。まだ重賞で通用するレベルではないとも思えますが、小回り福島からのコース替わりで人気が落ちるようなら抑えたい1頭です。

●トニービン的持続力で舞台は合っている
3歳時に東スポ杯3着があるマイネルディーンは、「ナイキアディライトからマイネルディアベルを産んだ名繁殖ムービースクリーンの仔」ということで常に注目してきた。ムービースクリーンはHornbeam3×4の持ち主で、このクロスは持続的な斬れを生み出すということは何度も書いてきました。マイネルディーン自身はLa TroiennneとRibotの血を引くダンスインザダーク産駒だから前脚の出は良くないですが、逆にそれは小回りでも好走できるし道悪も得意な要因でもあります。ストライドは伸びないけれども持続力もすごいので新潟2000mも合っているはずで、一昨年の冬に昇級してからはスローペースに泣かされたり内枠で詰まったりして重賞では馬券になっていないが、同じ舞台の昨年の新潟大賞典は0.3秒差の6着。トニービンが強いレースだし能力は確かなので大穴ならこの馬だろうと思います。

●人気暴落なら
メイショウナルトは、休み明けの鳴尾記念も0.5秒差の8着と悪くない内容でしたし、七夕賞も少々オーバーペースが敗因。La Troiennneのパワーが強いので夏場が得意なことは言うまでもありません。エーシンマックスエキストラエンドが穴人気して、人気暴落なら相手に組み込みたい1頭。馬場が渋ればなお良し。

●馬場が渋れば
芝に転じて再上昇してきたバーディーイーグルは、ブライアンズタイム産駒でBramalea≒Gold Digger3×4、Graustark=His Majesty3×4、Hasty Road4×5という父母相似配合馬。Graustark=His MajestyのようなRibotのクロスは、最近だとラジオNIKKEI賞のアーバンキッドや、マーメイドSのヒルノマテーラなど内回りで結果を残すことが多いですが、パワーがあって少しアクションが大きいところがあるので「重馬場の外回り」がベスト中のベストなのではないかと思う。馬場が渋れば組み込みたい。
ファントムライトは、パロクサイドの牝系だから一定の斬れは兼備していて直線の長いコースでもそこそこ走れますが、トニービンが入らず父がオペラハウスなのでやっぱり重賞レベルになると馬場が渋った方が良い。函館記念は大外枠から勝ちにいっての結果だから度外視でOK。馬場が重そうなら。


【まとめ】
・Hyerion的=ジャスタウェイ的成長がみられるアルバートドックは58キロでも評価したい。
小倉記念好走組(クランモンタナエキストラエンド)は軽視。
アデイインザライフは過剰人気なので重い印は打てない。
ダコールは臨戦過程が気になるがここも大崩れはないのでミルコ騎乗なら警戒。
ベルーフマイネルミラノも今一つ強調材料に欠ける
ルミナルウォリアーの新潟替わりはプラス
マイネルディーンは新潟で54キロなら重賞でも通用


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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
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2016年7月14日(木) 18:00 みんなの競馬コラム
【七夕賞他】先週の結果などふり返り byうまカレ
閲覧 842ビュー コメント 0 ナイス 5

●悔いのない◎
先週の中央競馬は、土曜中京が田んぼ馬場に。
そのおかげもあり久しぶりに◎アグネスヒーローという、血統予想らしい血統予想がドカンとハマりました。
ぼくは普段馬券は購入しなくて、コラムも書かせていただいているウマニティで仮想購入をして楽しんでいます。
だから今年購入したレースは、自身のあったフェアリーS(◎ラブリーアモン...)と、現地観戦したオークスとダービーだけです。

しかし、七夕賞はダービーの◎リオンディーズに次いで、今年2番目に自信があったので買ってみたのです...。七夕賞血統考察コラムはこちら

クリールカイザー
アルバートドック
ダコール
◎-○▲のワイドをなかなか厚めに...です(^^;)

まぁ結果はご存知の通りなのですが、まるで先週のジョルジュサンク×田辺騎手を見ているような、クリールカイザー×田辺騎手でした。流れが厳しかったですが、でもああいうレースを見せてくれれば外れても後悔はありませんよねぇ。言っていること、主張してきたことは間違っていなかったということなのでそれで良いです。
アルバートドックはHyperionの血が濃いので、ディープ産駒にしては持続力に富むタイプで、将来的にはハーツクライのようにジャスタウェイのようにリトルアマポーラのようにワンアンドオンリーのようにある程度前で競馬ができるようになり、大きいところを取るかもしれない、と書いてきて、だんだんと現実味を帯びてきました。
オリオンザジャパンは内田騎手のプチゴールドシップ皐月賞騎乗(芦毛ですし)の好騎乗がありましたが、クロフネ×サンデーサイレンスで、1/4にあたる母母パーシャンブルーがトニービン×ノーザンテースト(クリアアンバー)でHyperion凝縮。6歳になってのこの成長はこのHyperionの影響といえるでしょう。
広いコース向きの走りなのですが、広いコースの方が瞬発力勝負になり易いというのが競馬の面白いところですね。
4着マイネルラクリマもチーフベアハート×サンデーサイレンスで、母母パイナップルスターはニホンピロウイナー×ノーザンテーストでHyperion6・5×6・5・5と凝縮されています。この「終わりそうで終わらない」競走成績はやはりHyperion、ノーザンテースト影響でしょう(2回目)。
考えて見れば5着クリールカイザーも母父はサッカーボーイですからノーザンテースト持ちでもありますね。

展望コラムでは以下のように書きました。

===(以下、展望コラムより引用)============================
ジャスタウェイ的成長の可能性を秘める
ディープ産駒×戸崎騎手、先週のゼーヴィントと被るアルバートドックはディープ産駒でも母がHyperionが濃い馬で、瞬発力よりも持続力に富んだ馬。だからある程度の位置から粘り込む競馬が出来れば、さらに持ち味が活きるはずで、同じくHyperion的なスタミナに富んだハーツクライジャスタウェイワンアンドオンリーリトルアマポーラも前で受けれるようになって大成しました。前走エプソムCも18頭中11番手からの競馬、以前よりは前目で競馬が出来るようになってきていますし、厩舎の先輩ジャスタウェイ的な大成をする馬かもしれません。

●軽いスピードで平坦が合う
ダコールは母アジアンミーティアが種牡馬Unbridled’s Songの全妹で、アジアンミーティアは父Unbridledと母Trolley Song(Caro×ナスキロ)の柔らかさを併せ持った馬。とはいえ、軽いスピードが出た走りで平坦コースは合っています。この枠なら・・・あとは斤量との戦い。
=============================================

●Hyperion豊富の名繁殖
プロキオンSも、望田先生も以前から指摘されていましたが、タガノトネールにはもう1400は短い。母タガノレヴェントンは、ブラックタイドとの間でタガノエスプレッソを産んだ名繁殖で、キングカメハメハ×トニービン(Hyperion5×3・5)×Nureyev(Hyperion4×4)でNureyev4×3、さらに3代母Likely ExchangeまでもがHyperion5・5×4・4というHyperion凝縮っぷり。南部杯、そして良馬場のフェブラリーあたりで狙ってみたい馬になっています。成長力たっぷりの血ですからタガノスプレッソももう1つや2つ重賞を取るんじゃないかとみています。

リーチザクラウン×欧血
少し前後しますが、オリオンザジャパンに関連していうと、米血が濃い種牡馬クロフネは、母からHyperion的な欧血を取り込むことで成功しています。それはきっと好調な新種牡馬リーチザクラウンにもいえるのではないかと推測できます。
リーチザクラウンは母母クラシッククラウンがChief's Crownの半妹という良血馬で、スペシャルウィーク×Seattle Slew×Mr.Prospector×Secretariatという米血の塊。競走馬としては欧血を取り込めなかったため、先行しても重厚な粘りが効きませんでしたが、このように「競走馬として完璧でなかったこと」が種牡馬としてはプラスに働くのです。
これは決して種牡馬として優遇されたスタートを切ったとはいえない、ステイゴールドにもいえたことで、望田先生はステイゴールドについて以下のように書かれています。
430キロ足らずの牡馬でPrincely Giftの非力さも受け継いで、全勝ち鞍が東京と平坦コース、小さくて非力なのが唯一の弱点で競走馬としてはチャンピオンにはなれなかったけれど、種牡馬としてはこの唯一の弱点を補うことで(補足:ノーザンテーストのクロスなど)チャンピオンを何頭も出したのは周知のとおり。完全無欠のチャンピオンではないからこそ、完全無欠のチャンピオンを出せるのだという、そんなことも教えてくれた馬でした
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f2ee786e8959abe85b4847f68a199f38

ちなみにリーチザクラウン産駒中央初勝利となったニシノアップルパイは母がアンバーシャダイ×トウショウボーイでノーザンテーストとトウショウボーイを通じるHyperion6・5×5・6、さらに3代母セリナトウショウはPharos5・5×6・5、Swynford7×6・5、その母ビバドンナがDonatello4×2など、リーチザクラウンの父の内包するセントクレスピンの血を増幅する配合をしています。(簡単にいえば重要な欧血が豊富)この馬が出世頭になるのではないかと見込んでいます。

先週の競馬でいえば、函館で圧倒的人気に応え2戦目で勝ちあがったエスケークラウンは、ニシノアップルパイほど欧血凝縮ではありませんが母父がアサティス、さらにAureole≒Alycidon6×7の3/4同血クロスも持っています。

また、福島芝1200m新馬戦を快勝したニシノオウカンのスピードは、マルゼンスキー≒Caerleon4×2の影響と考えられます。

とはいえ、2歳の夏で好調の要因は、米血らしい一本調子の気性を伝えているからだ、ともいえ、欧血を取り込んでいないと短距離で頭打ちになる馬も出てくるでしょう。リーチザクラウン産駒は全頭チェックしていますが、ぼくの中で最も良いなと思ったのはニシノアップルパイです。

●当然のように重馬場で
日曜の中京では1Rでゴールドケープが11番人気3着、2Rでスイフトアタックが10番人気2着と穴を空けたワークフォース産駒ですが、これは重馬場がプラスに働いたとしか言いようがありません。
Nureyev≒Sadler’s Wells4×2、パワーとスタミナに偏重している血統で、日本の種牡馬の中ではナカヤマフェスタと並んで「田んぼ馬場なら黙って買い」種牡馬だと思いますが、この2頭は2010年の田んぼ馬場凱旋門賞で死闘を繰り広げた2頭でした。この2頭が日本で種牡馬をやっているというのがもったいないというかなんというか…(^^;)

アグネスタキオンのダート化
ジャパンダートダービーはディープスカイ産駒のキョウエイギアが優勝しました。
ディープスカイ産駒の配合についてはまたの機会としますが、全日本2歳優駿のサウンドスカイと合わせてこの世代のダート路線を席巻。ダート種牡馬としての地位を確立していくでしょう。
少し視点を広げてみれば、同じアグネスタキオンの後継であったアドマイヤオーラクロスクリーガーを、母父としてもノンコノユメを輩出しました。アグネスタキオンの牝系を考えれば何ら驚きません。
それでもディープスカイは先述リーチザクラウン牝祖がMiss Carmieで同じ。母アビがその牝祖Miss Carmie4×3の牝馬クロスを持ち、Key to the Mintも内包していますからこちらの影響もあるでしょう。


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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

【うまカレBlog】http://umacollege.blog.fc2.com
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金沢ユウダイ
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2016年7月8日(金) 16:00 みんなの競馬コラム
【七夕賞】血統考察 byうまカレ
閲覧 1,855ビュー コメント 0 ナイス 10

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。

先週のラジオNIKKEI賞は、ディープ産駒のゼーヴィントが優勝。鞍上的にもファイナルフォームのリプレイを見ているようでしたが、血統的に気になった点は2つ。

1点目は、パシフィカス(ナリタブライアンビワハヤヒデの母)、キャットクイル(キズナファレノプシスの母)などを送り出すPacific Princess牝系とディープインパクトの組み合わせが、先述のキズナ以外にも、ラストインパクトモンドインテロ、そしてゼーヴィントと違う母から活躍馬が続出するニックスであるということ。
2点目は、ディープインパクトとRoberto血の相性は決して良いとはいえず、ディープインパクト×ブライアンズタイムの重賞ウイナーは昨年まで出ていなかったのですが、今年ディーマジェスティが出現、さらにゼーヴィントまでもが重賞を制しました。ここまで様々なタイプから活躍馬を輩出する種牡馬ディープインパクトは、とんでもないスーパーサイアーです。


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『日本サラブレッド配合史』の著者で血統研究家の笠雄二郎さんの言葉に、「血統と馬体と走りの考察の一致した点で馬を語らなければならない」というものがあります。
たとえば、名繁殖牝馬レーヴドスカーの産駒たちの多くがレーヴディソールレーヴミストラルのようにストライド走法で外回り向きの末脚で走っていますが、ゼンノロブロイを父に持つレーヴデトワールだけは、父からもLa Troienneの血を引くからか肩が立っていて前脚が伸びきらないのでほかの兄弟ほど追ってから味がないーというように「この母は」、「この父は」、「この系統は」と、表面的に語ることも重要なときもありますが、それだけでは気付かない部分があります。だから「一致した点」で語らなければならないし、その方が圧倒的に面白いということなのだろうと解釈しています。

なぜこんなことを書いたのかというと、たとえば七夕賞で「ハーツクライ産駒を買え」ということがいわれているとき、そしてその年の出走馬の中のハーツクライ産駒がメイショウナルトレコンダイトの2頭だった場合、前者は(Bold Reason≒Never Bend3×3のカーネギーを母父に持ち、マルゼンスキーも引くからLa Troienneパワーが強く肩が立っていて前脚が伸びきらないのでコーナリングが巧く、かつこういうパワーが発現している馬は気温が高い夏場の方が硬質な筋肉がほぐれて調子が上がりやすいから)福島向きだけれど、後者は(母がMill Reel3×3で、ダラーンとした斬れ方をするから)福島向きではないだろう、というようなことを言うことが血統・配合予想の面白いところなのだろうと思ったからです。

上記のことに関連して、ぼくは競走馬は、

A:可動域やアクションが大きくて体型骨格のわりに完歩が大きい=いわゆる大跳びの馬
Ex)タッチングスピーチ
B:長手の体格のために他馬と比較してコーナーより直線のほうが加速がスムーズな馬
Ex)ドゥラメンテ
C:肩が立ち気味で、小刻みなピッチを刻む馬=いわゆるピッチ走法
Ex)ラブリーデイ
D:ストライドは伸びないが一歩が大きく、地面を叩きつけるような走法
Ex)グラスワンダー

というような4パターンに大別できると思っていて、ペースによって変わりますが、基本的にはAとBが外回り向き、CとDが内回り向きです。

七夕賞が福島2週目に施行時期が変わってから、ぼくの見立てでAまたはBで馬券圏内に好走したのは昨年のグランデッツァトーセンラーだけ(ニューダイナスティーも若干Bのくらいがある)。今年は特にこの2頭のようにGIで好勝負出来るような馬は見当たりませんし、やはりC、D型を狙わなければなりません。

●もちろん福島適性は高い
過去の七夕賞での好走馬2頭、一昨年の勝ち馬メイショウナルトは先述した通り、前走の鳴尾記念も0.5秒差の8着と悪くない内容でしたし、人気次第では馬券に組み込みたい1頭。昨年2着のステラウインドは、母父スピニングワールドがパワー型のスプリンターで、その母Imperfect CircleはLa Troienne6×7、ここがゼンノロブロイの母父マイニングの母I Pass(La Troienne4×5)と脈絡しますから、硬質な筋肉で前脚が伸びないC型で機動力に富んでいます。2走前のブリリアントSはダート、3走前の大阪城Sは10着ながら0.4秒差、今年も蛯名騎手の好騎乗があれば好走しても何ら驚くことはありませんが、厳しい枠に入ってしまいました。

ジャスタウェイ的成長の可能性を秘める
ディープ産駒×戸崎騎手、先週のゼーヴィントと被るアルバートドックはディープ産駒でも母がHyperionが濃い馬で、瞬発力よりも持続力に富んだ馬。だからある程度の位置から粘り込む競馬が出来れば、さらに持ち味が活きるはずで、同じくHyperion的なスタミナに富んだハーツクライジャスタウェイワンアンドオンリーリトルアマポーラも前で受けれるようになって大成しました。前走エプソムCも18頭中11番手からの競馬、以前よりは前目で競馬が出来るようになってきていますし、厩舎の先輩ジャスタウェイ的な大成をする馬かもしれません。

●福島は合っているが
シャイニープリンスは、キングヘイロー産駒で母系にPrincely Giftが入るが、Alydarの影響かさほどストライドは伸びる走りではない。母母スイートラブはテスコボーイ×ネヴァービートというNasrullah系同士の組み合わせで北九州短距離Sなどを制したスプリンターだったが、Nasrullah的な軟質なスピードは怠慢さ(≒軟質で燃費の良い筋肉)として伝わることが多いし、テスコボーイもネヴァービートも母系は欧血でNasrullah系としてはスタミナも兼備していたタイプだったから、このあたりのスタミナも上手く伝わっているのだろう。レース巧者でPrincely Giftが入るから福島の4角での下り坂からの平坦な直線もプラスだと思いますが、大外枠だとさすがに狙いにくいです。

●軽いスピードで平坦が合う
ダコールは母アジアンミーティアが種牡馬Unbridled’s Songの全妹で、アジアンミーティアは父Unbridledと母Trolley Song(Caro×ナスキロ)の柔らかさを併せ持った馬。とはいえ、軽いスピードが出た走りで平坦コースは合っています。この枠なら・・・あとは斤量との戦い。

●粘着力に富んでいる
初重賞制覇を目指すヤマニンボワラクテは、母ヤマニンカルフールがエリシオ×Danzigで、その奥の3代母父がハイインロー(HyperionとSon-in-Low)血脈だから、粘着力に富み、先述した系統だとDに属するタイプ。2走前の福島民報賞は大外枠を考えれば強い内容で、55キロのここは期待できそう。

新潟記念の方が狙いやすい
2連勝と勢いに乗るルミナスウォリアーは、メイショウサムソン産駒。メイショウサムソンはその父オペラハウスの硬さがなくマイヴィヴィアンの柔らかさで走っていました。その特徴は産駒にも受け継がれているようで、デンコウアンジュフロンテアクイーン、トーセナルニカ、サムソンズプライドレッドソロモンなど活躍馬の多くは芝馬。ルミナスウォリアーもDrone≒Halo≒Boldnesian5×4・5と芝向きの軽いスピードを増幅させた配合をしており、ここまで出世したのも納得がいく。ただ、スラッとした脚長の馬体で、外回り向きにうつるからここは軽視で、新潟記念の方が狙いやすい。

●3歳時以来の福島で期待
クリールカイザーシャイニープリンスと同じキングヘイロー産駒で、母系にPrincely Giftを引くという点も共通です。本馬の母父サッカーボーイや、ステイゴールドに代表されるサッカーボーイはPrincely Giftの柔らかさとノーザンテーストの頑強さのバランスが絶妙に現れていたといいますが、クリールカイザーにも同じようなものを感じます。メトロポリタンSは11か月の休み明け、前走目黒記念はゲート入りの際に後脚を外傷とのことで参考外、4角下りの福島コースは合っていると思いますし、巻き返しに期待できそうです。

●復活の条件は整った
重賞2勝のマーティンボロは、フレールジャックの全妹でディープインパクト×ハルーワソングという世界的な良血馬。ヴィルシーと3/4同血でもあり、今春マカヒキロゴタイプストレイトガールでGIを席巻したHalo3×4(Halo≒Red God3×4・4)らしい加速力もあるので、内回り2000mの内枠という条件は魅力的です。復帰後も悪くない競馬が続いていますし、ここは久しぶりに力を見せてくそうです。

●鞍上魅力で
マジェスティハーツはSeattle Slewが入るからか胴長で、外回り向きの差し馬なのですが、母がパワーの型のスプリンターなので、ハーツクライ産駒らしくない反応の速さがあります。だから内回りでも鳴尾記念2着のように好走することもでき、何といっても今回は鞍上(横山典弘騎手)が魅力、この枠でどういう競馬をしてくるか楽しみです。

●内回りでどんな走りをみせるか
芝に転じて再上昇してきたバーディーイーグルは、ブライアンズタイム産駒でBramalea≒Gold Digger3×4、Graustark=His Majesty3×4、Hasty Road4×5という父母相似配合馬。Graustark=His MajestyのようなRibotのクロスは、最近だとラジオNIKKEI賞のアーバンキッドや、マーメイドSのヒルノマテーラなど内回りで結果を残すことが多いです。ここは外を回すことの多い鞍上が不安ですが、人気次第では馬券に組み込んでも面白いかもしれません。

【まとめ】
・人気どころでは、ダコールヤマニンボワラクテアルバートドックを推したい。
・逆にルミナスウォリアーシャイニープリンスは割り引きたい。
・穴目ではクリールカイザーマーティンボロに特に注目
・余裕があればメイショウナルトマジェスティハーツも加えたい
特にクリールカイザーに期待しています。


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2016年4月30日() 13:30 みんなの競馬コラム
【天皇賞(春)】血統考察 byうまカレ
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学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。先週のフローラS、1番手に取り上げたビッシュは5着。敗れはしましたが、「ディープインパクト×Acatenango」には今後もぜひ注目してみてください!前回のコラムはこちら→http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7116

さて、今週は芝3200mの天皇賞(春)
個人的に、この天皇賞と菊花賞、2つの長距離GIは馬券的には難解なものの、考察する面白さ、騎手の駆け引きなど非常に好きなGIです。

昨年はゴールドシップ横山典弘騎手が、「向こう正面で押し上げ、一度ペースを落とし、直線へ向く」という、まるでインターバルトレーニングのようなスタミナ色の濃いレース質に変えました。最内枠からこの競馬をやってのけたこの騎乗は「伝説」となり何十年後も語り続けられることでしょう。2着フェイムゲームも「絶対に外に出さず馬群を割ってやるんだ」という北村宏騎手の執念の騎乗でしたし、3着カレンミロティックも京都の下り坂で自身の持久力を最大限に活かし切る、蛯名騎手の見事な騎乗。やっぱり「長距離は騎手」巧く乗れた人馬が好走するのです。
どの人馬が巧く乗れるのかを、枠順、馬の特性、騎手のタイプから考察する。これが長距離GIの醍醐味だと思います。しかし、フェイムゲームカレンミロティックのように、同じ能力値と推測するのであれば、昨年の天皇賞や、近走で「巧く乗れた」馬よりも、「巧く乗れなかった」馬の方の評価を上げる方が投資する側としては賢明でしょう。この辺りも考慮しながら考察していきたいと思います。


●距離は問題ないが、厳しいレースに
有馬記念を制し、58キロを背負った日経賞でも貫禄勝ちを収めた主役ゴールドアクターは、3代母までに欧州的なスタミナがギュッと凝縮されていおり、母父キョウワアリシバはAlydarの代表産駒Alyshebaの仔で、朝日CC3着などがあります。スクリーンヒーロー×Alydar系という字面以上に馬体に柔らかみがあり、スタミナを感じさせるのは、このAlydar系のなかでもスタミナに寄ったAlysheba→キョウワアリシバと、スタミナが凝縮された母系の影響と考えられます。この馬のストロングポイントは、競馬の巧さ。そのストロイングポイントを活かすために、この枠(どこかで内に入れる可能性はあるにしても)はマイナスですし、どちらかというと日経賞のように内回りでジワッと捲る競馬が合っているタイプ。内のポケットに入って全てが完璧にいった有馬記念のように巧くいくかというと、そうはいかない可能性の方が高いと思います。オッズを考慮してもここは狙いにくいです。

ハーツクライ産駒らしい成長曲線
阪神大賞典を圧勝してきたシュヴァルグランは、ジャスタウェイマジックタイムのように、2・3歳時に「これは大物か⁉」というパフォーマンスをみせてから少々伸び悩み、古馬になって本格化というハーツクライ産駒らしい成長曲線を描いてきました。ヴィクトリアマイルを連覇した半姉ヴィルシーナの他にも、ダノンシャンティや種牡馬Devil’s Bagといったスピードが魅力の名門Ballade牝系。母のクロスを継続して自身はHalo≒Red God3×4・5・5、軟質なスピードを増幅させているので、体質は柔らかめで母父Machiavellianという字面以上に距離が持ちます。母系にメジロのスタミナ血脈が入るモーリス然り、母父サクラバクシンオーキタサンブラック然り、母からスタミナ(≒持続力)を取り込んでいるからこそ一流マイラーが生まれ、母からスピード(によって前受けできる)を取り込んでいるからスタミナを活かすことができます。シュヴァルグランも、父のスタミナを母のスピードによって活かしているといえるでしょう。牝系の裏付けはありますし、ここはジャスタウェイのような新星誕生に期待しても良いのではないでしょうか。

●どっちつかずで勝ち切るのは至難の業
菊花賞有馬記念2着のサウンズオブアースネオユニヴァースに、Hyperionの持続力、Alibhaiのパワーを伝えるDixieland Bandが母父。しかしその奥の母母父が非常に軟質なSecretariat。もっとDixieland Band的な血や、硬派なスピード血脈を取り入れていれば、有馬記念をひと捲りで勝ってしまうような馬が生まれていると思うのですが、京都大賞典のような瞬発力勝負でも好走可能、神戸新聞杯のような持続戦でも好走可能で、どっちつかずのタイプ。昨年の天皇賞は外枠で厳しい競馬になってしまい9着。今回も同じ外枠ですが、「どこかで内に入れることができた」など巧くいく方の可能性に賭けてみても面白そうです。しかし軸としてはおすすめできません。

●絶好枠でも嫌いたい
キタサンブラックは、500キロを超える大型馬で、母父はサクラバクシンオーですが、体質は非常に柔らかく、「フワッと」先行するスピードがあります。これはサクラユタカオーやジャッジアンジェルーチの影響が大きいと考えられ、サクラユタカオーはPrincely Giftを通じるNasrullah3×4を持ち、その仔サクラバクシンオーも母系に入ればこの軟質な体質を伝えます。キタサンブラック菊花賞を制していますが決してステイヤーではなく、体質の柔らかさや、大きなフットワークによる燃費の良さで距離を持たせ、器用さを武器にしたレース巧者の中距離馬というべきでしょう。好走する能力を持っていたこと、そしてスローペースになりやすい日本競馬において自分でレースを作れるレースセンスは評価すべきですが、セントライト記念と有馬記念大阪杯は展開が絶好、そして菊花賞北村宏司騎手の好騎乗でした。今回は持久力を活かすため、早めの仕掛けをしてくるであろうカレンミロティックサトノノブレスという存在もいますし、絶好枠でも持久力勝負になる=「今回は巧くいかない」ことが予想されるので嫌いたいです。

●間違いなく手が合う
昨年のステイヤーズSを圧勝したアルバートは、ラブリーデイでGI馬を初めて輩出したペルースポート牝系で、母母アンデスレディーがノーザンテースト×ガーサントですので非常に底力があります。近3走は中山の内回りを走りましたが、ウムブルフに似た走法で(例えが分かりにくい(笑))広いコースでこそ活きる末脚といえます。そして、ルメール騎手はお手馬にメジャーエンブレムリアファルといった先行馬が多いですが、差し馬を乗りこなすのが非常に巧い騎手で、ウオッカを絶妙に先行させたJC、ベルシャザールの計ったような差し切りをもう1度思い出すべきでしょう。待ちに待った外回り、そして間違いなく手が合うルメール騎手とのコンビ、脚を余した前走は非常に良い負け方で、ここは巻き返しがあるでしょう。

●持久戦になれば力は通用
アドマイヤデウスは3代父ティンバーカントリーの母Fall Aspen、母父トニービン、自身の母母アドマイヤラピスがHyperionの濃い馬で、一定のペースで走ることができる持続力に長けています。しかし、ティンバーカントリーは父Woodmanらの影響で強靭なパワーも伝えます。だからアドマイヤデウスは四肢が太く、内回りコースを捲り切って持ち前の持続力で粘り続けた日経賞がベストの形、昨冬に京都外回りの日経新春杯を上がり最速で制したのは能力のなせる業といえます。持久力ではメンバーの中でもトップクラスですし、大外枠だった昨年と一転して今年は内枠、岩田騎手らしい積極的な騎乗で持続戦となれば能力は間違いなく通用します。

●潜在能力は1番
トーホウジャッカルは5代母Cequillo、母父Unbridled’s Song、父スペシャルウィークの母父マルゼンスキーにより、大局的に見るとPrincequilloとThe Tetrarchを増幅させているため体質は非常に柔らかく、半姉トーホウアマポーラと違い距離が持ちます。この体質の柔らかさから、明らかに広いコース向きで、それを考慮すると昨年の宝塚記念4着は相当なパフォーマンス、地力の成せる業です。潜在能力はメンバー中トップと言ってもよいと思っていますから状態さえ戻っていれば復活の可能性は十分あるでしょう。

●「巧く乗れて」どこまで・・・
タンタアレグリアはMr.Prospectorクロスの影響で柔らかさがあり、京都の長丁場は合っているはずです。この馬を知り尽くし、京都の長丁場は抜群に巧い蛯名騎手が完璧に乗ってどこまでやれるか。フェイムゲームも昨年のような持久戦になってほしいところ、カレンミロティックも昨年のような競馬が出来るかどうかでしょう。特にフェイムとカレンの2頭は、先述したように「昨年巧く乗れた」2頭ですから、今年は「巧く乗れない」方に賭けてみたいです。

【まとめ】
広いコース向きの差し馬で、日経賞で良い負け方、2戦続けての騎乗で間違いなく手が合うルメール騎手と手が合い、ラブリーデイで初GI制覇を成し遂げた牝系の勢いもある、アルバートの一発に期待したい。人気どころでは斤量増は気になるが、ハーツクライ産駒らしい成長曲線を描いてきたシュヴァルグランが1番手。菊花賞トーホウジャッカルの復活は十分考えられるし、昨年「巧くいかなかった」アドマイヤデウスも力は間違いなく通用。京都の長丁場が抜群に巧いタンタアレグリアと、昨年「巧くいかなかった」サウンズオブアースまで。キタサンブラックゴールドアクターは上述した通り嫌ってみたい。


【参考】
日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。


【うまカレBlog】http://umacollege.blog.fc2.com
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ジャスタウェイの口コミ


口コミ一覧
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東京優駿、優駿牝馬の結果で大きく変動しますが、



2017-2018ジーズンの獲得賞金上位馬の血統を分析します。





① 牡馬路線



NHKマイルカップ終了時点での牡馬上位60頭の種牡馬の構成は、



総獲得賞金(上位60頭)



1位 ディープインパクト

2位 ハーツクライ

3位 ステイゴールド

4位 オルフェーヴル

5位 ロードカナロア

6位 ハービンジャー

7位 キングカメハメハ

8位 Reven's Pass

9位 ヘニーニューズ

10位 ルーラーシップ





となります。

特徴は、上位4頭はサンデーサイレンス系統馬が占めます。



但し、4位 オルフェーヴルは皐月賞馬:エポカドーロ 藤原英厩舎だけが牡馬上位60頭に入っています。



② 牝馬路線



NHKマイルカップ終了時点での牝馬上位60頭の種牡馬の構成は、



総獲得賞金(上位60頭)



1位 ディープインパクト

2位 ロードカナロア

3位 オルフェーヴル

4位 ルーラーシップ

5位 キンシャサノキセキ

6位 シニスターミニスター

7位 ダイワメジャー

8位 キングカメハメハ

9位 マンハッタンカフェ

10位 ヘニーヒューズ



となります。

特徴は、ロードカナロア産駒が2位になっている点。

これはやはり牝馬路線の方が求められる距離が少し短いことも要因ではないでしょうか。



3位 オルフェーヴルは阪神ジュベナイルフィリーズ ラッキーライラック 松永幹厩舎が牝牡馬全体で一番獲得賞金が

多い結果になっています。





2018-2019シーズンで狙う血統は⁉



まずは、やはりディープインパクト産駒を中心にドラフト上位指名を考えていくべきだと思います。

牡馬、牝馬上位60頭 合計120頭の中で20頭を占めます。

その占有率は17%。



高い数字です。



まずはここから。

そして2017-2018年シーズンの牡、牝馬で目立ったのはオルフェーヴル産駒の爆発力。



ラッキーライラック、エポカドーロの2頭。



これは、新種牡馬に良質の肌馬が集まりやすい点もポイントです。



2018-2019シーズンは同じオルフェーヴル産駒を狙うか、2018-2019シーズンの新種牡馬で一番、評判の



ジャスタウェイ産駒を狙うかでしょう。



ここは、「これだ」という馬を上位指名のディープインパクト産駒の間に指名していくこともありだと思います。



そして、ハーツクライ産駒、ロードカナロア産駒を次位指名に。



特にロードカナロア産駒は牝馬に好成績の馬が集まりました。



ここは桜花賞が1600m戦で施行されるため、そのトライアルがマイル前後で行われる点も

牝馬のロードカナロア産駒が躍動した結果の一因でしょう。

ということでロードカナロア産駒は牝馬指名で。





そして、



オークス、ダービー路線で最後の逆転の駒としてはハービンジャー産駒。

ここは下位指名で1,2頭指名しておきたいところ。



逆に夏競馬からやダート路線でポイントを稼ぎに行きたい方は、

いろいろなサンデーサイレンス系統を指名するよりは、もうすでにいろいろな媒体で高い評価をもらっている2歳馬情報から、

シニスターミニスター、ヘニーヒューズなどのダート、芝短距離血統を下位指名をしてはいかがでしょうか。



そして最後に新種牡馬産駒を。



個人的にはトーセンジョーダン産駒などを指名したいかなろと。



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1位 

ディープインパクト産駒





2位~5位 

ディープインパクト産駒+オルフェーヴル、ジャスタウェイ産駒





6、7位

牝馬 ロードカナロア産駒





8~10位

ハービンジャー産駒+芝ダ短距離血統馬、トーセンジョーダン産駒



という感じでしょうか。





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ブログも見てください☆

POG(2018-2019)分析/新種牡馬 血統分析とドラフト推奨馬
https://ameblo.jp/keibadangi/entry-12374018224.html

ではでは。

 山崎エリカ 2018年2月24日() 22:30
明日の見所(中山記念など)
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2018年 阪急杯 中山記念
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先週の東京ダートは、東京とは思えないほど時計を要していましたが、急に馬場が高速化した2016年の高松宮記念の時みたいに、JRA批判をする競馬評論家さんが現れなかったのが不思議。良馬場発表の先週と比べても2秒近くは時計を要しており、テイエムジンソクでも上がり3F39秒台まで失速して当然のダートでしたけでども…なぜ、あんなに時計が掛かったのかが謎すぎます。


●阪急杯

阪急杯は、本番・高松宮記念に繋がりやすいレース。近年ではロードカナロアやコパノリチャードなどがこのレースを勝って、高松宮記念も優勝しています。一昨年もこのレースを逃げ切り勝ちしたミッキーアイルが、次走の高松記念では2着と好走しました。

しかし、本番に繋がっているのは、このレースを逃げ、先行して連対した馬がほとんど。このレースを差して勝った3年前のダイワマッジョーレや昨年のトーキングドラムは、高松宮記念ではドボンしています。

このメカニズムは至って簡単! 阪急杯が行われる阪神芝1400mは、スタートしてすぐ最初の3コーナーの阪神芝1200mよりも最初のストレートが1F分長く、前半が平坦~下り坂のために、ペースが上がりやすいからです。これは暮れの阪神Cとも傾向が同じで、今回出走予定のアポロノシンザンの近走成績を見れば一目瞭然。また、今年は昨年暮れ同様に超高速馬場ですが、例年はこの時期の阪神は、開幕週でもある程度、時計を要していることが多いのもポイントでしょう。

つまり、阪急杯は、差し馬有利の流れになりやすいということ。過去10年を振り返っても、10年とも前傾ラップ。もっともペースに緩みが生じた2008年でも、前半3F34秒7-後半3F34秒6で決着しています。ゆえにこのレースを不利な逃げ、先行策で連対した馬たちは、高松宮記念へと繋がり、有利な差しで連対した馬たちは、相手強化の高松宮記念では通用しないことが多いのです。

今年、このレースで勝ち負けするのは、逃げ、先行馬か? それとも差し馬か? 本番を占う意味でとても楽しみなレースとなりました。さて、私が期待するのは、どちらかというと高松宮記念には繋がらない阪急杯のパターン。アポロノシンザンか、決してペースが厳しかったとはいえないシルクロードSで大敗したダイアナヘイローが逃げる展開ならば、おそらくおそらくそうなるでしょう。


●中山記念

中山記念は、昨年からG1に格付けされた大阪杯への前哨戦ですが、ドバイ国際競走やQエリザベス2世Cの前哨戦としても大切な役割を果たします。中山記念がこの時期に行われていなければ、ジャスタウェイやリアルスティール、そして昨年のヴィブロスのドバイなどのドバイでの快挙、ネオエアリズムの香港での快挙がなかったかも~と言っても過言ではないでしょう。

なぜなら、中山記念が行われる中山芝1800mは、タフなコースだからです。中山芝1800mは最初の1コーナーまでの距離が短く、スタートしてすぐに急坂を上がっていくコースのために、前半ペース事態は上がらずにスローペース。しかし、上級条件となると中緩みしないのがポイント。

重賞のメンバーともなると、向こう上面の下り坂でスピードに乗せて、動いて行くことがほとんど。高速馬場ならば、坂を下った辺りの5F目から1F11秒台の脚が問われることも少なくありません。つまり、5F目から1F11秒台の脚を使っても最後までバテない持久力がなければ、勝ち負けに持ち込めないということ。

競走馬の前哨戦は、「心肺機能を鍛えて疲れを残さない」ことがポイントなので、中山記念は実にその条件を満たしていると言えます。休養によって失われたスタミナを、このレースで先行することで補うことが出来るのです。逆に言うと、かなり強くなければ休養明けでは厳しいものがあるでしょう。

実際に過去10年でこのレースを休養明けで連対しているのは、2009年のカンパニー(1着)、2011年のキャプテントゥーレ(2着)、2014年ジャスタウェイ(1着)、2015年のヌーヴォレコルト(1着)、2016年ドゥラメンテ(1着)、2017年ネオエアリズム(1着)。G1勝ちの実績がある馬と、その後のG1馬ばかりです。

しかも、今年は少頭数ながら逃げて好指数を叩き出して来た馬が集い、さらにマルターズアポジーのレースメイクとなると、緩みないペースで流れる可能性大。しかし、最後の直線が短い中山では、よほどの道悪にでもならない限り、後方一気は決まらないのも事実。マルターズアポジーも昨年の小倉大賞典を緩みないペースで逃げ切っている強い馬ではありますが、逃げ馬が休養明けで逃げ切るのは容易ではないこと。前半で脚をタメて、向こう上面で動いて行ける馬を本命にしたいところです。

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 グリーンセンスセラ 2017年7月21日(金) 14:59
「預言者」金子真人氏 
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ディープインパクト時代「終焉」は近い!? 競馬界の「預言者」金子真人氏のセレクトセールの"動向"が予感させる「新時代」の到来─Gambling Journal ギャンブルジャーナル/ 2017年7月20日 13時45分 http://biz-journal.jp/gj/2017/07/post_3874.html

 史上6頭目の牡馬三冠馬ディープインパクトや、昨年の日本ダービー馬マカヒキなどのオーナーとして知られる金子真人氏が今月、ノーザンファーム代表の吉田勝己氏に等身大の銅像をプレゼントしたことが話題になっている。
 この『Warm Wind From the North~あたたかい北風~』と銘打たれたブロンズ像は、金子オーナーがディープインパクトや牝馬三冠馬アパパネなど、ノーザンファームの生産馬5頭で「中央競馬八大競走」を完全制覇したことを記念して寄贈されたそうだ。
 創設の新しい秋華賞を除く5大クラシックと天皇賞・春秋、それに有馬記念を加えた8競走が古くから「中央競馬八大競走」と称されているが、個人馬主で完全制覇を成し遂げたのは金子オーナーが史上初。常識的に考えれば空前絶後の大記録になる可能性もあり、それをわずか20年余りの馬主生活で成し遂げてしまった金子オーナーは、すでに歴史に名を残す成功者といえるだろう。
 そんな金子オーナーだが、近年では馬主としてさらなる「高次元」の楽しみを見出しているようだ。
 例えば、冒頭で触れた昨年のダービー馬マカヒキは父ディープインパクトも然ることながら、母ウィキウィキも金子氏の所有馬。先日、中京競馬史上最速の上がりで新馬戦を勝って話題になったワグネリアンに至っては父、母だけでなく、母の父、母の母にいたるまで金子オーナーの所有馬という、いわゆる「金子ブランド」の一頭になる。個人馬主でそんなことをいわれるのは、後にも先にも金子オーナーだけだろう。
 しかし逆に述べれば、それは金子オーナーがただ繁殖に残るような有力馬に恵まれてきたというだけでなく、積極果敢に様々な血統の馬を手にしてきたからでもあるはずだ。

次のページ▶▶▶ 今年のセレクトセールでは「例年ほどの活気がなかった」

代表馬のディープインパクトこそ、日本競馬に革命を起こしたサンデーサイレンス産駒という王道だが、そのディープインパクトのライバル種牡馬として活躍するキングカメハメハは欧州の大種牡馬キングマンボの産駒。オーナーに最初のG1をプレゼントしたブラックホークも欧州で大成功を収めながらも、日本ではまだあまり成功していなかったヌレイエフの血を積極的に取り入れた結果だ。
 他にも世界最大の馬主グループ・ゴドルフィンへ400万ドルで移籍したユートピアはフォーティナイナー、ワグネリアンの祖母ブロードアピールのブロードラッシュ、日本に種牡馬フレンチデピュティを導入させるきっかけとなったクロフネ、宝塚記念3着などがあるホットシークレットのハンティングホークなど、金子オーナーが所有する活躍馬の血統バリエーションは実に多彩だ。
 その結果、ディープインパクトやキングカメハメハ、クロフネなどの名種牡馬を次々と輩出。今や日本の競馬を支配していると述べても過言ではない社台グループの成功は、まるで「未来」を読み取ったかのような歴史的成功を収めた金子オーナーの存在をなくして語ることはできないだろう。
 ただ、そんな金子オーナーだが、今年のセレクトセールでは「例年ほどの活気がなかった」、と報じられている。
 というのも、近年は毎年のように高額な良血馬を競り落とす大馬主の一人だった金子氏が、今年は1億円超えが僅か1頭、それも1億1000万円が最高額という、額面上はやや寂しい結果となったからだ。
 ちなみに個人馬主だけに、「本業」の方が上手くいかなかったということはなさそうだ。横浜市の都筑区に本社を構える東証1部上場企業「株式会社図研」の代表取締役社長である金子氏。企業は今年の3月期も売上高約221億9900万円を達成しており、ずっと右肩上がりの状態である。
 したがって、金子氏が主な競走馬の入手ルートとしているセレクトセールで、今年も例年通り大金を投入しようと思えば、問題なくできた可能性は極めて高いといえるだろう。
 だが何故、それをしなかったのか。

次のページ▶▶▶ 金子氏が今年のセレクトセールで手にした幼駒のラインナップを見ると、明らかな「傾向」が

 その"真意"は明らかではないが、金子氏が今年のセレクトセールで手にした幼駒のラインナップを見ると、明らかな「傾向」が見えてくる。
『web Sportiva』(集英社)に「昨年までよりもトーンが落ち着き気味だった」と報じられた今年の金子氏だが、競り落とした幼駒自体は11頭と実はここ5年間で最も多い。つまり、決して意欲がなかったわけではなく、単純に高額な良血馬のセリには参加しなかったということだ。
 そして、何よりも象徴的なのが、その11頭の幼駒の中に自身が所有した「2大種牡馬」ディープインパクト、キングカメハメハの産駒が1頭もいなかったという点である。
 ちなみに昨年は1億4000万円のキングカメハメハ産駒と7000万円のディープインパクト産駒、一昨年は2億3000万円のディープインパクト産駒、3年前も1億8000万円のディープインパクト産駒を競り落としていた金子氏。ところが今年は、そういった紙面を飾るような"爆買い"が一切見られなかった。
 その分「数」を増やしてきたわけだが、その中でも11頭中4頭を数えるロードカナロア産駒は、ある種"異様な輝き"を放っているといえるだろう。
 これは「単純に良い馬を競りに行った」というだけでは起こり得ない偏りだ。ちなみに昨年もすでに1頭のロードカナロア産駒を競り落としており、今年の2歳が初年度産駒となるロードカナロアだが、金子オーナーはすでに"何か光るもの"を見つけているのだろうか。
 また、まだ産駒がデビューしていないジャスタウェイ産駒を2頭も購入したところも気になる点だ。

次のページ▶▶▶ まるで「預言者」のように数多くの歴史的成功馬を所有してきた

このロードカナロアとジャスタウェイに共通する点は、安田記念を勝つほどの「スピード」があり、そして何よりも極めて高い「国際評価」を受けていたところだ。
 ジャスタウェイは2014年に6馬身1/4で圧勝したドバイデューティーフリー(現ドバイターフ)が評価され、当時の世界1位を記録している。さらにロードカナロアの方も香港スプリントを連覇したことで当時の世界最強スプリンターの1頭として数えられ、極めて高い国際評価を受けていた。
 類稀なる「先見の明」によりまるで「預言者」のように、これまで数多くの歴史的成功馬を所有してきた金子オーナー。世界中から様々な血統馬を購入し、近年の競馬界を常にリードしてきたその眼には、今一体何が映っているのだろうか。
 現在の競馬界はもう何年もディープインパクトとキングカメハメハによる「2強時代」が続いている。だが、天才オーナーによる今年のセレクトセールの"動向"は「新時代の到来」を予感させるものだった。

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6:
  サンデーさいざんす。   フォロワー:8人 2012年2月26日() 09:21:06
いわゆる王道クラシック向きの真打タイプ。
完成度、仕上がりなど、まだまだ荒削り。とのこと。
5:
  福招き猫(=゚ω゚=)   フォロワー:3人 2012年2月25日() 17:46:56
2/25 アーリントンC
1着 ジャスタウェイ(福永騎手)
「道中でのポジションは決めず、出たなりでいいと思っていました。折り合いを重視していましたが、リラックスして走っていました。しかし、位置取りが思ったよりも後ろになってしまい、“届くかな?”と思いながら追っていました。思いの他、前の馬が伸びなかったこともありましたが、最後は素晴らしい脚を使って差し切ってくれました。マイルは上手に走る馬で、これから瞬発力を磨いていけば大きなところで活躍出来ると思います」
4:
  福招き猫(=゚ω゚=)   フォロワー:3人 2012年2月6日(月) 05:00:15
2/5きさらぎ賞
4着 ジャスタウェイ(秋山騎手)
「間隔があいていたせいか直線に向いてから苦しくなって内にもたれた。これを使って良くなってくると思う。この馬も頑張っていますが、上位の馬は強いです」

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2014年12月28日有馬記念 G14着
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