エイシンヒカリ(競走馬)

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エイシンヒカリ
エイシンヒカリ
写真一覧
抹消  芦毛 2011年5月3日生
調教師坂口正則(栗東)
馬主株式会社 栄進堂
生産者木田牧場
生産地新ひだか町
戦績15戦[10-0-0-5]
総賞金19,731万円
収得賞金19,560万円
英字表記A Shin Hikari
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
キャタリナ
血統 ][ 産駒 ]
Storm Cat
Carolina Saga
兄弟 エイシンティンクルエーシンシャラク
市場価格
前走 2016/12/11 香港カップ G1
次走予定

エイシンヒカリの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
16/12/11 香港 8 香港カップ G1 芝2000 12--------10** 牡5 57.0 武豊坂口正則 513
(--)
2.02.1 1.2----モーリス
16/10/30 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 15114.5212** 牡5 58.0 武豊坂口正則 502
(--)
2.00.6 1.335.5モーリス
16/06/15 イギ 4 プリンスオブ G1 芝2000 6--------6** 牡5 57.0 武豊坂口正則 --0000 ------マイドリームボート
16/05/24 フラ 5 イスパーン賞 G1 芝1800 9--------1** 牡5 58.0 武豊坂口正則 --1.53.2 ------ダリヤン
15/12/13 香港 8 香港カップ G1 芝2000 13--------1** 牡4 57.0 武豊坂口正則 503
(--)
2.00.6 -0.1----ヌーヴォレコルト
15/11/01 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 18594.329** 牡4 58.0 武豊坂口正則 500
(0)
1.59.1 0.734.7ラブリーデイ
15/10/11 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 138134.911** 牡4 56.0 武豊坂口正則 500
(+6)
1.45.6 -0.234.0ディサイファ
15/06/14 東京 11 エプソムC G3 芝1800 13563.021** 牡4 56.0 武豊坂口正則 494
(-2)
1.45.4 -0.034.6サトノアラジン
15/05/16 京都 11 都大路S OP 芝1800 13222.111** 牡4 57.0 武豊坂口正則 496
(-2)
1.45.7 -0.235.0グランデッツァ
14/12/13 阪神 11 チャレンジC G3 芝1800 12441.919** 牡3 56.0 岩田康誠坂口正則 498
(+6)
1.46.8 0.936.4トーセンスターダム
14/10/19 東京 11 アイルランド OP 芝2000 8221.411** 牡3 54.0 横山典弘坂口正則 492
(+8)
1.58.3 -0.635.8エックスマーク
14/09/28 阪神 10 ムーンライト 1600万下 芝2000 14571.411** 牡3 54.0 岩田康誠坂口正則 484
(0)
1.59.6 -0.335.5スミデロキャニオン
14/06/07 阪神 10 三木特別 1000万下 芝1800 11782.111** 牡3 54.0 岩田康誠坂口正則 484
(-4)
1.47.8 -0.632.8マルタカシクレノン
14/05/18 京都 6 3歳500万下 芝1800 8551.211** 牡3 56.0 和田竜二坂口正則 488
(-4)
1.45.5 -0.534.5コウエイワンマン
14/04/26 京都 5 3歳未勝利 芝1800 18473.711** 牡3 56.0 岩田康誠坂口正則 492
(--)
1.45.7 -0.834.3④④カレンヴィットリア

エイシンヒカリの関連ニュース

朝日杯FS初勝利を狙うC・ルメール騎手 2戦2勝のダノンマッキンリーに騎乗予定

ダノンマッキンリー(牡、栗東・藤原英昭厩舎)は、新馬戦(阪神)、秋明菊賞と川田将雅騎手が騎乗してデビューから2連勝を飾っている。同馬はクリストフ・ルメール騎手との新コンビで朝日杯FSに挑む予定だが、3連勝でGIタイトルを手にすることができるか。なお、ルメール騎手は朝日杯FSに12回騎乗しているが、2008年の2着が最高成績で、初勝利がかかる。また、ダノンマッキンリーを管理する藤原英昭調教師にはJRA2歳GI初制覇がかかる。

ダノンマッキンリーは父モーリス、母ホームカミングクイーンという血統で、22年のセレクトセール(1歳)において2億2000万円(税抜)で落札された。ダノンマッキンリーを所有する(株)ダノックスは、14年ダノンプラチナ、17年ダノンプレミアム朝日杯FS2勝を挙げているが、ダノンマッキンリーで、同レースを制すことができるだろうか。

★牡馬でJRA・GI初勝利なるか 高野友和調教師がジャンタルマンタルを登録

高野友和調教師(栗東)は、12月11日現在、JRA重賞25勝を挙げているが、このうち17勝を牝馬で挙げており、JRA・GI5勝もすべて牝馬での勝利となっている。高野調教師は朝日杯FSにディリー杯2歳S勝ち馬ジャンタルマンタル(牡)を登録しているが、牡馬でJRA・GI初勝利を挙げることができるだろうか。なお、ジャンタルマンタルが勝てば、同馬を所有する(有)社台レースホースは、1995年バブルガムフェロー以来28年ぶりの制覇となる。

★昨年はドルチェモアとのコンビでV 坂井瑠星騎手はオーサムストロークに騎乗予定

ドルチェモアに騎乗して昨年の朝日杯FSを制した坂井瑠星騎手は、今年の朝日杯FSではオーサムストローク(牡、美浦・伊藤圭三厩舎)に騎乗を予定している。オーサムストロークはデビュー3戦目の未勝利戦で初勝利を挙げ、続くベゴニア賞も制してGIに駒を進めてきたが、連勝を伸ばすことができるだろうか。勝てば、坂井騎手は史上4人目の朝日杯FS連覇となる。なお、オーサムストロークは12月11日現在、今年のJRA2歳リーディングサイヤーランキングでトップに立っているエピファネイアの産駒だ。

また、オーサムストロークを管理する伊藤圭三調教師には、JRA・GI初制覇がかかる。伊藤圭三師は今年が開業26年目で、JRA・GIへの出走は2006年桜花賞(9着)以来17年ぶりとなる。伊藤圭三師はJRA重賞での勝利も03年マーチSスマートボーイ)以来遠ざかっているが、久々のJRA重賞勝利をGIで挙げることができるだろうか。

エイシンヒカリ産駒が2頭出走予定 エンヤラヴフェイスとタイキヴァンクール

デイリー杯2歳S2着のエンヤラヴフェイス(牡、栗東・森田直行厩舎)、10月21日に京都で未勝利戦を勝ち上がったタイキヴァンクール(牡、栗東・中尾秀正厩舎)は、どちらもエイシンヒカリ産駒だ。エイシンヒカリは現役時代に海外でGI2勝を挙げているが、産駒はJRA重賞未勝利で、JRA・GIでの最高成績は2021年秋華賞での4着(エイシンヒテン)となっている。エンヤラヴフェイスには幸英明騎手、タイキヴァンクールには浜中俊騎手が騎乗する予定だが、父エイシンヒカリにGIタイトルを贈ることができるだろうか。なお、エンヤラヴフェイスタイキヴァンクールはどちらも7月16日中京5Rの新馬戦でデビューしており、同レースではエンヤラヴフェイスが1着、タイキヴァンクールが3着だった(※タイキヴァンクールは12月4日現在、抽選対象)。

★現2歳世代の血統登録頭数は7頭 バンドワゴン産駒のバンドシェルがGI挑戦

京王杯2歳S4着のバンドシェル(牡、栗東・西村真幸厩舎)は、父バンドワゴン、母ハッピーオーキッドという血統だ。父のバンドワゴンは現役時代、2014年きさらぎ賞で2着に入っているが、重賞未勝利で引退して種牡馬となった。バンドワゴン産駒の現2歳世代は血統登録頭数が7頭と少なく、12月11日現在、JRAでデビューしたのはバンドシェルだけだ。今回、バンドシェルにはテン乗りとなる池添謙一騎手が騎乗する予定だが、朝日杯FSを制して父の名を高めることができるだろうか。なお、バンドシェルは父バンドワゴン、母ハッピーオーキッドも所有した馬場幸夫氏の所有馬で、馬場氏には13年アジアエクスプレス以来10年ぶり2回目の制覇がかかる(※バンドシェルは12月4日現在、抽選対象)。

デイリー杯2歳Sで3着に好走 スワーヴリチャード産駒のナムラフッカー

ナムラフッカー(牡、栗東・村山明厩舎)は、8月26日の新馬戦(小倉)では8着に敗れたが、その後は未勝利戦1着、紫菊賞3着、デイリー杯2歳S3着と安定した成績を残している。同馬には、前走に続き松山弘平騎手が騎乗する予定だが、末勝利戦以来の勝利をGIで挙げることができるだろうか。なお、デイリー杯2歳S3着馬が朝日杯FSを勝てば、1993年ナリタブライアン以来30年ぶりとなる。

ナムラフッカーは新種牡馬スワーヴリチャードの産駒だ。スワーヴリチャード産駒は12月11日現在、いずれも抽選対象だが、ナムラフッカースウィープフィート(牝、栗東・庄野靖志厩舎)の2頭が登録しており、2005年フサイチリシャール(父クロフネ)以来18年ぶりとなる新種牡馬産駒による朝日杯FS制覇を目指す。

★JRA・GI年間勝利数で25年ぶりの勝ち越し 朝日杯FSに5頭の関東馬が登録

今年のJRA・GIは、フェブラリーSから阪神JFまで21戦を終えたが、関東馬が13勝、関西馬が8勝と関東馬が勝利数でリードしており、関東馬の勝ち越しが確定している。年間のJRA・GI勝利数で関東馬が勝ち越すのは1998年以来25年ぶりで、関東馬のJRA・GI年間13勝はグレード制を導入した84年以降で98年と並ぶ最多タイの勝利数となっているが、残るJRA・GI3レースでさらに勝利数を上積みすることができるだろうか。

なお、17日に実施される朝日杯FSには、シュトラウス(牡、美浦・武井亮厩舎)、セットアップ(牡、美浦・鹿戸雄一厩舎)の重賞勝ち馬2頭に加え、オーサムストローク(牡、美浦・伊藤圭三厩舎)、クリーンエア(牡、美浦・上原博之厩舎)、サトミノキラリ(牡、美浦・鈴木伸尋厩舎)と計5頭の関東馬が登録している。













【朝日杯FS】無敗の素質馬がズラリ!2歳マイル王決定戦の注目点はこちら 2021年12月14日(火) 19:19

★新馬→新潟2歳Sデイリー杯2歳Sと3連勝 C.デムーロ騎手との新コンビで挑むセリフォス

 セリフォス(牡、栗東・中内田充正厩舎)は、新馬戦→新潟2歳Sデイリー杯2歳Sと3連勝で朝日杯FSに駒を進めてきた。セリフォスには“テン乗り”となるC.デムーロ騎手が騎乗する予定だが、デビューから4連勝でGI制覇を遂げることができるかどうか。Vなら、グレード制が導入された1984年以降では4頭目のJRA2歳重賞3勝馬となる。

 また、セリフォスを管理する中内田充正調教師は、グレナディアガーズで昨年の朝日杯FSを制しており、同レース連覇がかかる。同調教師は12月14日現在、JRA調教師リーディングの首位を走っているが、今年初のJRA・GI制覇を遂げることができるかどうか。なお、朝日杯FSを連覇すれば、87・88年の境勝太郎元調教師以来33年ぶりとなる。

★JRA騎手リーディング首位のC.ルメール騎手 札幌2歳Sを制したジオグリフに騎乗予定

 C.ルメール騎手は12月14日現在、今年のJRA競走で191勝を挙げ、2位に55勝の差をつけて騎手リーディングの首位を走っており、5年連続のJRAリーディングジョッキー獲得が濃厚となっている。また、同騎手のJRA獲得賞金は42億5181万4000円で、残りの開催で自身が持つJRA年間最多獲得賞金記録(46億6023万5000円)にどこまで迫るか注目される。ルメール騎手は、朝日杯FSでは札幌2歳S勝ち馬ジオグリフ(牡、美浦・木村哲也厩舎)に騎乗する予定だが、同レース初勝利を挙げることができるかどうか。なお、ルメール騎手は今年のJRA2歳重賞で3勝、2着2回という成績を挙げている(※12月14日現在)。

 また、ジオグリフ札幌2歳S以来、中105日での出走となる。グレード制が導入された1984年以降の朝日杯FSで最も前走からの間隔が長かった優勝馬は、2008年セイウンワンダー(中104日)で、ジオグリフが勝てば同レースの最長間隔優勝馬となる。

★22回目の挑戦で朝日杯FS初勝利なるか 武豊騎手はドウデュースに騎乗予定

 ドウデュース(牡、栗東・友道康夫厩舎)に騎乗予定の武豊騎手には、朝日杯FS初制覇がかかる。同騎手は現在JRAで実施されているGI24レースのうち、22レースで計77勝を挙げており、完全制覇へ残すは2歳GIの「朝日杯FS」と「ホープフルS」となっている。武豊騎手は朝日杯FSに過去21回騎乗して2着が5回あるが、22回目の挑戦で同レース初制覇を遂げ、JRA・GI完全制覇に王手をかけることができるかどうか。なお、ドウデュースは新馬戦1着→アイビーS1着とデビューから2戦2勝という成績だが、小倉でデビューした馬が朝日杯FSを勝てば、レース史上初めてのこととなる。

★新馬→ききょうSを連勝してGIに挑戦 4億7010万円で取引されたドーブネ

 新馬戦→ききょうSを連勝したドーブネ(牡、栗東・武幸四郎厩舎)は、父ディープインパクト、母プレミアステップスという血統で、今年5月に開催された千葉サラブレッドセールにおいて4億7010万円(税抜)という高額で取引された。ドーブネは新馬戦では後方からレースを進めて差し切り勝ち、ききょうSでは初戦と一転して逃げ切り勝ちを収めているが、今回はどのような戦法で挑むだろうか。なお、ドーブネには吉田隼人騎手が騎乗する予定。

★阪神競馬場でデビューから2連勝 萩Sを制したダノンスコーピオン

 ダノンスコーピオン(牡、栗東・安田隆行厩舎)は、6月20日の新馬戦→10月30日の萩Sと阪神で連勝を飾っている。朝日杯FSが阪神で実施されるようになった2014年以降、阪神で2勝を挙げている馬の朝日杯FS参戦は初めてだが、ダノンスコーピオンはデビューからの連勝を伸ばすことができるかどうか。Vなら、同馬を管理する安田隆行調教師、同馬に騎乗予定の松山弘平騎手ともに朝日杯FS初勝利となる。なお、同馬を所有する(有)ダノックスは、2014年にダノンプラチナ、17年にダノンプレミアム朝日杯FSを制している。

★2005年以来16年ぶりの勝利なるか 新種牡馬産駒は6頭が登録

 今年の朝日杯FSには、ドレフォン産駒のジオグリフ(牡、美浦・木村哲也厩舎)、シンリミテス(牡、栗東・大根田裕之厩舎)、イスラボニータ産駒のプルパレイ(牡、栗東・須貝尚介厩舎)、トゥードジボン(牡、栗東・四位洋文厩舎)、シルバーステート産駒のべルウッドブラボー(牡、美浦・和田雄二厩舎)、ビッグアーサー産駒のトウシンマカオ(牡、美浦・高柳瑞樹厩舎)と新種牡馬の産駒が6頭登録している(※シンリミテストゥードジボンは12月14日現在、抽選対象)。新種牡馬の産駒が朝日杯FSを勝てば、2005年フサイチリシャール(父クロフネ)以来16年ぶりとなるが、今年の新種牡馬産駒は、父にGIタイトルを贈ることができるかどうか。なお、12月14日現在のJRA2歳新種牡馬リーディングではドレフォンが1位、シルバーステートが2位、イスラボニータが4位、ビッグアーサーが8位となっている。

★父は2015年Vのリオンディーズ 父子制覇を狙うオタルエバーに注目

 オタルエバー(牡、栗東・中竹和也厩舎)は、2015年の朝日杯FS優勝馬リオンディーズの産駒で、同レースでは4組目となる父子制覇がかかる。同馬は通算4戦2勝で、芝1600メートル戦では新馬戦1着、新潟2歳S3着という成績を残しているが、父に続いて朝日杯FSを制すことができるかどうか。ちなみに、オタルエバーに騎乗予定の幸英明騎手は、JRA重賞で通算42勝を挙げているが、JRA2歳重賞では未勝利となっている(※12月14日現在)。幸騎手は今回が11回目の朝日杯FS参戦となるが、JRA2歳重賞初勝利をGIで挙げることができるかどうか。なお、幸騎手は今年のJRA競走で79勝を挙げており(※12月6日現在)、03年(76勝)を上回り、自身の年間最多勝利数を更新している。

★芝1400メートル戦を連勝して参戦 エイシンヒカリ産駒のカジュフェイス

 カジュフェイス(牡、栗東・森田直行厩舎)は、未勝利戦→もみじSと芝1400メートル戦で連勝して朝日杯FSに参戦する予定。同馬は通算4戦2勝という成績だが、いずれも芝1400メートル以下の距離に出走しており、マイル戦への出走は今回が初めてとなる。カジュフェイスは未勝利戦を4馬身差、もみじSを3馬身半差で制しているが、初のマイル戦となる朝日杯FSでも、同様のパフォーマンスを見せることができるかどうか。同馬には朝日杯FS初騎乗となる秋山真一郎騎手が騎乗予定。

 また、カジュフェイスは父エイシンヒカリ、母タイキアプローズという血統で、母のタイキアプローズが19歳の時に産んだ産駒。カジュフェイス朝日杯FSを勝てば、エイシンヒカリ産駒はJRA・GI初制覇となるが、父に初のビッグタイトルをもたらすことができるかどうか。

★親子制覇狙う武幸四郎調教師&橋口慎介調教師 騎手&調教師双方Vかかかる四位調教師にも注目

 ドーブネ(牡)を管理する武幸四郎調教師(栗東)、アルナシーム(牡)を管理する橋口慎介調教師(栗東)には、朝日杯FSの親子制覇がかかる。武幸四郎調教師の父・武邦彦元調教師は2000年の朝日杯3歳Sをメジロベイリーで、橋口慎介調教師の父・橋口弘次郎元調教師は09年の朝日杯FSローズキングダムで制している。朝日杯FSでは、これまでに調教師の親子制覇はないが、初の親子制覇が見られるだろうか。

 また、トゥードジボンを管理する四位洋文調教師(栗東)は、騎手時代の16年にサトノアレスとのコンビで朝日杯FSを制しており、騎手&調教師双方での勝利がかかる。四位調教師は今年3月に開業した新人トレーナーだが、開業初年度からGIタイトルを手にすることができるかどうか。なお、トゥードジボンには藤岡佑介騎手が騎乗予定(※アルナシームトゥードジボンは12月14日現在、抽選対象)。

★過去10年では関東馬か6勝、関西馬が4勝 関東所属騎手は3人が騎乗予定

 朝日杯FSは2013年まで中山で実施されていたが、14年からは舞台を阪神に移して実施されている。過去10年で見ると関東馬が6勝、関西馬が4勝で関東馬が勝ち越しているが、阪神で実施されるようになった14年以降では関東馬が3勝、関西馬が4勝となっている。今年の登録馬は関東馬が5頭、関西馬が14頭の計19頭だが、どのような結果になるだろうか。また、今年のJRA2歳重賞の勝利騎手を見ると、函館2歳Sから京都2歳Sまでのレースすべてで関西所属の騎手が勝っている(※12月14日現在)。12月14日現在、朝日杯FSに参戦予定の関東所属騎手は、京王杯2歳S2着のトウシンマカオ(牡、美浦・高柳瑞樹厩舎)に騎乗予定の戸崎圭太騎手、2戦2勝のドーブネ(牡、栗東・武幸四郎厩舎)に騎乗予定の吉田隼人騎手、ダリア賞勝ち馬のベルウッドブラボー(牡、美浦・和田雄二厩舎)に騎乗予定の丸山元気騎手の3人だが、勝利を挙げることができるかどうか。なお、丸山騎手は今回が朝日杯FS初騎乗で、勝てばJRA・GI初制覇となる。

朝日杯FSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載★【朝日杯FS】レース展望

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【もみじS】エイシンヒカリ産駒のカジュフェイスが後続を寄せ付けずに快勝! 2021年10月17日() 14:49

 10月17日の阪神9R(2歳OP、芝1400メートル)は、幸英明騎手騎乗の2番人気カジュフェイス(牡、栗東・森田直行厩舎)が好スタートをきるとマイペースに逃げ、後続を寄せ付けずに3馬身半差の逃走V。タイムは1分23秒3(良)。



 3馬身半差の2着にはテーオースパロー(4番人気)、さらに半馬身差遅れた3着にジャスパークローネ (5番人気)が入線した。



 勝ったカジュフェイスは、父エイシンヒカリ、母タイキアプローズ、母の父Devil’s Bagという血統。戦績は4戦2勝。



 ◆幸騎手「きょうも速かったですね。ゲートを出てスッと前にいけました。ハミがかりが良すぎてかかってしまいました。道中リラックスして走れればもっとはじけると思う。掛かって勝ったのは力がある証拠ですね」

 ◆森田調教師「きょうも引っかかってたね。それでも勝てたからよかった。休ませて朝日杯に向かいたい。距離はもつと思う」



 ※次走は朝日杯FS(12月19日、阪神、GI、芝1600メートル)を秋山真騎手で予定。

★17日阪神9R「もみじS」の着順&払戻金はこちら

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【秋華賞】桜と樫の女王が激突する牝馬3冠レース最終戦の注目点はこちら! 2021年10月13日(水) 12:46

★古馬相手の札幌記念を制しての参戦 JRA・GI3勝目を狙う桜花賞馬ソダシ



 桜花賞ソダシ(栗東・須貝尚介厩舎)が、3つ目のGIタイトルを狙う。同馬の通算成績は7戦6勝で、阪神JF桜花賞を含む重賞5勝を挙げている。ソダシは古馬との初対戦となった前走の札幌記念ではラヴズオンリーユーペルシアンナイトブラストワンピースといった古馬のGIホースを破って勝利を挙げているが、同世代の牝馬が相手となる秋華賞で JRA・GI3勝目を挙げることができるかどうか。なお、今年の秋華賞は1996年の創設以来、初めて阪神競馬場で実施される。ソダシはこれまでのGI2勝を阪神で挙げているが、阪神でGI3勝を挙げれば、グレード制が導入された1984年以降、ラッキーライラック以来2頭目となる。



★JRA重賞での通算勝率は.500をマーク ソダシの“須貝尚介調教師&吉田隼人騎手”コンビ



 ソダシ(栗東・須貝尚介厩舎)には、デビュー以来すべてのレースで吉田隼人騎手が騎乗して通算7戦6勝という成績を挙げており、秋華賞でも同騎手が騎乗する予定。“須貝尚介調教師&吉田隼人騎手”のコンビは、10月11日現在、JRA通算101戦17勝(勝率.168)で、JRA重賞では14戦7勝、勝率.500という好成績をマークしている。須貝調教師、吉田隼人騎手ともに秋華賞初制覇がかかるが、ソダシ阪神JF桜花賞に続くJRA・GI3勝目を挙げることができるかどうか。なお、吉田隼人騎手の兄・吉田豊騎手は1997年に秋華賞を制しており、Vなら、「武豊(兄)=武幸四郎(弟)」兄弟以来、2組目の秋華賞兄弟制覇となる。



★3歳GI完全制覇がかかるM・デムーロ騎手 オークスユーバーレーベンに騎乗予定



 M・デムーロ騎手は、現在JRAで実施されている3歳限定のGI競走7レースのうち6レースを制しており、秋華賞を勝てば武豊騎手、福永祐一騎手、C・ルメール騎手に続く4人目の3歳GI完全制覇となる。同騎手は今年の秋華賞ではオークスユーバーレーベン(美浦・手塚貴久厩舎)に騎乗する予定だが、同レース初勝利を挙げることができるだろうか。なお、ユーバーレーベンオークス以来、中146日での出走となるが、秋華賞では2018年アーモンドアイ、2019年クロノジェネシス、2020年デアリングタクトオークス以来の出走となった馬が3年連続で勝利を挙げている。



桜花賞馬VSオークス馬の対戦は6年ぶり ソダシユーバーレーベンが5回目の対戦



 桜花賞ソダシ(栗東・須貝尚介厩舎)とオークスユーバーレーベン(美浦・手塚貴久厩舎)は、秋華賞が5回目の対戦となる。過去4回の対戦成績はソダシが3勝1敗でリードしているが、今回はどちらに軍配があがるだろうか。なお、秋華賞での桜花賞馬とオークス馬の対戦は2015年以来6年ぶりとなる。ちなみに、3歳牝馬限定戦として実施されていた1995年までのエリザベス女王杯および秋華賞における「桜花賞馬VSオークス馬」は13勝6敗で桜花賞馬がリードしている。



 ユーバーレーベンは父ゴールドシップ、母マイネテレジアという血統で、同馬のオークスでの勝利がゴールドシップ産駒初のJRA・GI制覇となった。ゴールドシップは現役時代、阪神競馬場で歴代最多の重賞6勝を挙げているが、同産駒の阪神での重賞勝利はまだない。ユーバーレーベン阪神JF3着以来、2回目の阪神での出走となるが、父が好成績を挙げた阪神で2つ目のGIタイトルを手にすることができるかどうか。Vなら、手塚調教師は秋華賞初制覇となる。



★芝2000メートル戦を連勝して参戦、ローズSの覇者アンドヴァラナウト



 ローズSを制したアンドヴァラナウト(栗東・池添学厩舎)は、秋華賞が初のGI出走となる。同馬は昨年11月21日に阪神でデビュー(2着)したが、2歳時は2戦のみで休養に入り、デビューから5カ月後の4月25日(阪神)に初勝利を挙げた。その後、同馬は昇級初戦となった1勝クラスで2着となり、出雲崎特別(1勝クラス)、ローズSと芝2000メートル戦を連勝して秋華賞に駒を進めてきた。アンドヴァラナウトはデビュー以来6戦3勝、2着3回で連対率100%と堅実な成績を残しているが、初の大舞台でどのような走りを見せるだろうか。なお、同馬にはデビュー以来すべてのレースで手綱を取っている福永祐一騎手が引き続き騎乗する予定。



★JRA・GI通算20勝がかかる国枝栄調教師 母子制覇狙うアカイトリノムスメを登録



 国枝栄調教師(美浦)は、グレード制が導入された1984年以降で4人目のJRA・GI通算20勝まであと1勝に迫っている。同調教師は歴代最多タイの秋華賞2勝をマークしており、今年の同レースには、桜花賞4着、オークス2着のアカイトリノムスメを登録しているが、歴代単独トップとなる秋華賞3勝目を挙げることができるかどうか。



 アカイトリノムスメは父ディープインパクト、母アパパネという血統で、母のアパパネは国枝調教師が管理し、2010年の牝馬3冠馬となった。アカイトリノムスメ桜花賞が0.2秒差の4着、オークスが1馬身差の2着と牝馬クラシックではあと一歩のところで勝利を逃したが、牝馬3冠最終戦の秋華賞で母子制覇を遂げることができるかどうか。同馬には戸崎圭太騎手が騎乗する予定。



★2戦2勝のC・ルメール騎手とのコンビ復活 紫苑Sを制したファインルージュ



 紫苑S勝ち馬ファインルージュ(美浦・岩戸孝樹厩舎)は、C・ルメール騎手とのコンビで秋華賞に出走する予定。同馬は重賞初制覇となったフェアリーSではルメール騎手が騎乗していたが、その後の3戦は福永祐一騎手とコンビを組み桜花賞3着、オークス11着、紫苑S1着という成績を挙げている。ファインルージュとルメール騎手のコンビはこれまで2戦2勝だが、4戦ぶりにコンビ復活となる秋華賞でGI初制覇を遂げることができるかどうか。



 なお、ルメール騎手はこれまでにJRA・GI39勝を挙げており、秋華賞を勝てばグレード制が導入された1984年以降、武豊騎手に続く2人目のJRA・GI通算40勝となる。ルメール騎手は今年のJRA・GIで4勝、2着4回(勝率.333、連対率.667)という成績を挙げているが、今年5度目のJRA・GI制覇を遂げることができるかどうか。



★連覇を狙う松山弘平騎手 1勝馬アールドヴィーヴルに騎乗予定



 昨年の秋華賞デアリングタクトとのコンビで制した松山弘平騎手は、アールドヴィーヴル(栗東・今野貞一厩舎)に騎乗する予定。アールドヴィーヴルはデビューから5戦1勝という成績だが、新馬戦(京都)1着の後は、すべて重賞に出走してクイーンC2着、桜花賞5着、オークス5着、ローズS3着といずれも 5着以内に入っている。同馬が勝てば史上初となる1勝馬の秋華賞制覇、松山騎手は史上4人目の秋華賞連覇ジョッキーとなるが、アールドヴィーヴルは待望の2勝目を秋華賞で挙げることができるかどうか。



★トライアル2着のエイシンヒテンスルーセブンシーズ 父に初のGIタイトルを贈ることができるか



 ローズS2着のエイシンヒテン(栗東・渡辺薫彦厩舎)は父エイシンヒカリ、母エイシンサンバレーという血統で、エイシンヒカリ産駒初のJRA・GI制覇がかかる。同馬はエイシンヒカリ産駒のJRA初勝利を挙げた馬で、前走のローズSでは逃げて2着に入っている。エイシンヒテンは通算11戦2勝という成績で、登録馬中最多のキャリアを誇るが、豊富なキャリアを生かしてGIタイトルを奪取することができるかどうか。同馬には松若風馬騎手が騎乗する予定。



 また、紫苑S2着のスルーセブンシーズ(美浦・尾関知人厩舎)は父ドリームジャーニー、母マイティースルーという血統で、ドリームジャーニー産駒初のJRA・GI制覇がかかる。ドリームジャーニー産駒は、血統登録頭数が毎年40頭以下とそれほど多くなく、2018年生まれで血統登録されたドリームジャーニー産駒は14頭となっている。スルーセブンシーズは芝2000メートル戦で3戦1勝、2着1回、3着1回という成績を残しているが、同距離で実施される秋華賞でどのような走りを見せるだろうか。なお、同馬には大野拓弥騎手が騎乗する予定。



★今年は阪神芝2000メートルが舞台 好成績を挙げる騎手、調教師に注目



 今年の秋華賞は1996年の創設以来初めて阪神芝2000メートルを舞台に争われる。過去5年の阪神芝2000メートル戦の騎手成績を見ると、28勝を挙げる川田将雅騎手が1位で、2位は武豊騎手、3位はM・デムーロ騎手となっている。秋華賞では、川田騎手がサルファーコスモス(栗東・中内田充正厩舎)、武豊騎手がステラリア(栗東・斉藤崇史厩舎)、M・デムーロ騎手がユーバーレーベン(美浦・手塚貴久厩舎)に騎乗予定だが、好成績を挙げる舞台でどのような騎乗を見せるだろうか(※10月13日現在、サルファーコスモスステラリアは抽選対象)。



 また、過去5年の阪神芝2000メートルの調教師成績では16勝を挙げる友道康夫調教師(栗東)が1位となっている。同調教師は紫苑S3着のミスフィガロ秋華賞に登録している。同馬は過去5年の阪神芝2000メートルの種牡馬成績で1位のディープインパクト産駒で、2018年のダービー馬ワグネリアンの全妹だが、兄に続いてGIを制すことができるかどうか。



秋華賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載



秋華賞】レース展望

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【血統アナリシス】毎日王冠2021 母の父にStorm Catの血を引くディープインパクト産駒が存在感を示す 2021年10月9日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は毎日王冠2021・血統予想をお届けします!


15年エイシンヒカリ、17年リアルスティール、19年ダノンキングリー、父ディープインパクト×母の父Storm Catという血統構成になる馬が存在感を放ち、毎日王冠では「3-1-0-0」と申し分のない成績を残している。なお、17年においては同配合のリアルスティールサトノアラジンで1・2着となっているため、2着の実績も決して取りこぼしているわけではない。ただし、逆説的に母の父Storm Cat以外のディープインパクト産駒は「0-3-3-29」と勝ちあぐねている傾向も気になるところ。

また、大まかな血統構成では父サンデーサイレンス系×母の父Northern Dancer系となる馬が2連覇中で、父Northern Dancer系×母の父サンデーサイレンス系という逆さまのパターンも含めれば、15年エイシンヒカリから6連覇中であることも念頭に置きたい。

ダノンキングリーは、父ディープインパクト×母マイグッドネス(母の父Storm Cat)。毎日王冠で圧巻の成績を収める父ディープインパクト×母の父Storm Catの黄金配合。本馬自身も19年毎日王冠の勝ち馬として名を連ねており、東京芝1800mは19年共同通信杯を制した実績も持つ。前走安田記念では8番人気という低評価を覆す走りで宿願となっていたG1初制覇を達成。もともと休み明けから走れるタイプでもあり、他馬より重い58kgでも得意の1800mであれば緒戦から勝ち負けを望めるだろう。

ポタジェは、父ディープインパクト×母ジンジャーパンチ(母の父Awesome Again)。本馬は父がサンデーサイレンス直仔、母の父がNorthern Dancerの直系なので、毎日王冠で好成績を残している配合パターンとなる。デビューから一度も4着以下に敗れていない戦歴に目が留まるが、馬場状態の良し悪し、ペース不問で走れる堅実さが強みとも言えるだろう。半姉に16年毎日王冠を制したルージュバックがいることも強調しやすく、同馬が非根幹距離を得意としたことから新馬以来となる1800m戦でどんな走りを見せるか興味深い。

ヴァンドギャルドは、父ディープインパクト×母スキア(母の父Motivator)。前記2頭と同様に、父がサンデーサイレンス直仔、母の父がNorthern Dancer直系という血統構成。東京競馬場は20年富士Sで重賞勝ちを果たしており、芝1800mは3勝クラスの19年ウェルカムSを勝ち、18年東京スポーツ杯2歳Sでも勝ち馬とタイム差のない3着で入線している実績を持つ。戦歴を振り返ると上がりのかかる展開がベターかもしれないが、初の海外遠征となったドバイターフでも2着になるなど、5歳を迎えて活躍の幅は広がりつつある。


【血統予想からの注目馬】
ダノンキングリー ⑤ポタジェ ⑫ヴァンドギャルド

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エイシンヒカリ産駒がJRA初勝利 2020年9月6日() 12:16

 6日の小倉2R(2歳未勝利、芝1200メートル)でエイシンヒテン(栗・渡辺、牝)が1番人気に応えて1着となり、新種牡馬エイシンヒカリ産駒のJRA初勝利を飾った。JRA通算12戦目。

 父の現役時代に主戦を務め、同産駒に初騎乗だった武豊騎手は「エイシンヒカリの子で勝ててうれしいね。いいスタートから、道中もマイペースで走れていた。まだ幼さが残る中で最後までよく踏ん張ってくれたと思う」と笑顔だった。

★6日小倉2R「2歳未勝利」の着順&払戻金はこちら

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エイシンヒカリの関連コラム

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今年の海外馬券発売レースを締め括る香港国際競走が、10日に香港のシャティン競馬場で行われる。日本からは4レースに計8頭が出走。4つのレースの簡単な展開予想(各馬の位置取り想定)をまとめてみたので、予想するうえでの参考にしていただきたい。またレース当日には、厳選の穴馬を推奨した予想をアップするので、そちらもぜひお楽しみに!

香港ヴァーズ
香港ヴァーズでレース展開のカギを握るのは、一昨年優勝、昨年2着だったハイランドリールになるだろう。これまで7カ国でG1を6勝。その競馬ぶりは、逃げはもちろんのこと、先行グループから直線を待たずに先頭に躍り出て押し切ることも可能だ。当然のように中団以降の馬たちはこれが目標になる。ちなみに、一昨年は前半1200m=1分17秒54の流れを3番手で通過してV。昨年は1分14秒32のペースを先頭で通過してサトノクラウンの2着という数字が残っている。
そのハイランドリールをBCターフ(G1)で破っているタリスマニックは、そのときと同じくライバルの直後にピッタリとつけてBCの再現を狙う腹づもりだろう。騎手は騎乗停止中のM.バルザローナからM.ギュイヨンに乗り替わっている。カンバーランドロッジS(G3)を逃げ切っているデインヒルコディアックは自らペースをつくりたいクチ。この馬がハイランドリールのハナを叩く可能性が大きそうだ。ティベリアンはサンクルー大賞(G1)やルー賞(G3)では逃げていたが、ドーヴィル大賞(G2)では差しに転じていたように、何が何でもハナにこだわるタイプではない。好位から中団に収まるか。南アフリカ時代にG1を勝っているスマートコールグレイトジャーニー産駒のマックスダイナマイトも先行グループにつけそう。控える競馬ができるトーセンバジル京都大賞典のように先行することを考えておきたい。
キセキ菊花賞神戸新聞杯で結果を出している差しのスタイルを崩さないはず。中団から後方に待機しての末脚勝負に徹する。アイダホの勝ったハードウィックS(G2)で最後にいい脚を使って3着に入ったケミカルチャージのほか、イーグルウェイゴールドマウントヘレンカリズマの地元勢が後方グループから上位をうかがう。

香港スプリント
ハナを切りたいのは日本のワンスインナムーンペニアフォビアだが、ペニアフォビアは前走でもスタート後に気合を入れ続けてようやくハナに立ったように、テンのスピードならワンスインナムーンのほうが上。自分のかたちに持ち込める。サインズオブブレッシングは昨年の香港スプリントは大外枠だったこともあって後方からになったが、欧州では逃げるレースを見せている。今年の5枠ならばそれなりのポジションを取ることも可能だろう。ドバイでアルクオーツスプリント(G1)を勝ったザライトマン、BCターフスプリント(G1)を勝ってきたストーミーリベラル、それに香港のノットリスニントゥーミーディービーピンが好位につけたい組だが、アメリカのストーミーリベラルは右回りが初めてになる点に気をつけておきたい。
出走馬中レーディングトップのミスタースタニングは、昨シーズン後半は後方から追い込む競馬だったが、今シーズンは中団から伸びて重賞を連勝している。レッツゴードンキはミスタースタニングの前につけたい。ロードカナロアと同じキンカメ産駒で岩田騎手。果たしてどういう結果になるか。昨年、9番手から2着に追い込んだラッキーバブルズは、優勝したチェアマンズスプリントプライズ(G1)が4番手からの競馬。その時と同じH.ボウマン騎手の起用で、陣営には好位から中団でレースを進めたい意図がありそうだ。後方に控えそうなのが、ザウィザードオブオズアメージングキッズ、それにブリザードワンスインナムーンのつくるペース次第で追い込み馬がゴール前で強襲するシーンもあり得る。

香港マイル
レーティングトップ119のビューティーオンリーヘレンパラゴンローリーポーリー(牝馬のアローワンスを加えて119)から5ポンド差以内に11頭が入り、レーティングのうえでは大混戦が予想される。そこにA.オブライエン調教師が送り込むランカスターボンバーとローリーポーリーはどちらも先行するタイプ。ただし、ランカスターボンバーにR.ムーアが騎乗するからと言って、G1を3勝しているローリーポーリーがあからさまなペースメーカー役を務めるとはちょっと考えにくい。騎手の序列に関係なく、お互いのレースに徹するだろう。流れが速くならなければ、コンテントメントがハナを切ることも想定できる。パン賞を(G3)逃げて勝ったカラール、先行して今シーズンに重賞2勝のビューティージェネレーションを含めた5頭が先団を形成する。
セレブレーションマイル(G2)を連覇したライトニングスピアが先団の直後を追走し、ジョッキークラブマイル(G2)を勝ったシーズンズブルーム、同2着のヘレンパラゴンと同7着のホースオブフォーチュン、同8着のウエスタンエクスプレスも中団につける。
末脚にかける後方グループには、初ブリンカーで臨むサトノアラジン、ディフェンディングチャンピオンのビューティーオンリー、昨年3着のジョイフルトリニティ、初重賞の前走ジョッキークラブマイルで5着だったシシュアンダールの4頭。ペースはややスローになるのではないかと予想している。

香港カップ
エイシンヒカリに続き昨年はモーリスが優勝と、日本馬の連勝中の香港カップ。一昨年と昨年の優勝タイムはここ10年で3回しかない2分0秒台で決着しているのだが、その要因はエイシンヒカリが速いペースで引っ張ったため。そんな強力な逃げ馬がいない今年はペースが落ち着きそうだ。先手を取りそうなのは、クイーンエリザベス二世Cでロングスパートを決めたネオリアリズム、イギリスのロビンオブナヴァン、香港のタイムワープあたり。3頭とも好位に控える競馬もできるので、ハナを主張する馬がいても深追いすることはないだろう。
ガルリンガリは前走のドラール賞(G2)がロビンオブナヴァンの2番手から抜け出てV。昨年の香港ヴァーズは後方からの競馬となっただけに、序盤でいい位置につけたい。ここ2戦が芝以外のレースだったウォーディクリーは仏ダービーで5着に追い込んでいるが、先行力もある。ドーヴィルは今年だけですでに5カ国でG1に挑戦。まだ勝利はないものの3着が2回ある。位置取りはドバイターフ(G1)のときのように先行グループになりそうだ。ステファノスは今年の国内重賞で2着しているときと同じように香港でも前目の位置につけられれば好走パターン。香港で3つのG1に勝っているワーザーは前走の勝利が鮮やか。そのときのように3~4番手につける。アイルランドとイギリスのチャンピオンSを連続2着したポエッツワード、カナダでイーピーテイラーS(G1)を勝ったブロンドミーは、欧州馬らしくスタートは出たなり。中団から後方でのレースを進める。昨年モーリスの2着に突っ込んだシークレットウェポンは後方から。スマートレイアーは2走前の京都大賞典が最近では珍しく追い込む競馬を見せて勝利。昨春は逃げ切って重賞を連勝している。逃げ、追い込みどちらにしても思い切った作戦をとったときが恐い。

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直近の海外馬券発売レース「凱旋門賞」は▲-◎で馬連・3連複をヒット!昨年の香港国際競走も4戦3的中!海外馬券のエキスパート藤田将大プロが、海外馬券販売レースの香港国際競走の予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。
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藤田将大(ふじた・まさひろ)プロフィール
某大手商社に勤める現役の商社マン。仕事以外の時間はほぼ競馬に費やし、国内外の馬やレースの情報をくまなくチェックする日々を送る。
ヨーロッパ、アメリカ、オセアニア、アジアの競馬主要国におけるビッグレース観戦歴は豊富で、その前後に行われる一般レースや平開催でも馬券勝負には余念がない。
「名勝負を見て得られる感動と、馬券を獲って得られる感動は別物」を理念に掲げ、国内外を問わず「いかにして馬券で勝つか」を常に研究している。
国内での海外レースの馬券発売開始を機に、雑誌『競馬最強の法則』で華々しくメディアデビュー。海外馬券発売レースの第一弾となった凱旋門賞で3連単38万馬券をいきなり的中させ、競馬ファン・関係者の度肝を抜いた。


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2016年12月10日() 09:50 藤田将大
【香港国際競走】香港ヴァーズ~出走馬全頭の短評
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日本馬が大挙13頭出走する香港国際競走デーが目前に迫ってきた。海外馬券発売レース第四弾となる今回も、これまで同様に出走馬全頭の短評をお伝えしていく。発走時刻順に1レースずつ公開するので、ぜひ参考にしていただきたい。まずは香港ヴァーズだ。

(1)ハイランドリール
昨年同様、R.ムーア騎手とのコンビで連覇を狙う。今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(GⅠ、芝2400m)の優勝馬で、凱旋門賞(GⅠ)がファウンドの2着。その後にはアメリカでBCーフ(GⅠ、芝2400m)も制している。凱旋門賞のように好位でも競馬ができ、前走のBCターフのように逃げても強い馬。GⅠ・4勝の実績もここでは群を抜く。

(2)シルバーウェーヴ
マカヒキが勝ったニエル賞と同日に行われたフォワ賞(GⅡ、芝2400m)の優勝馬。凱旋門賞(GⅠ)にも出走(13着)していたので、ハイランドリールと同じく日本の競馬ファンの認知度も高いはず。フォワ賞の前には7月にサンクルー大賞(GⅠ、芝2400m)に優勝し、さらに遡ると、5月にはイスパーン賞(GⅠ、芝1800m)でエイシンヒカリの3着に入っている。末脚が切れるというよりは、持続して脚を使うタイプだ。

(3)ビッグオレンジ
7月にイギリスでプリンセスオブウェールズS(GⅡ、芝2400m)とグッドウッドC(GⅡ、芝3200m)でどちらも昨年に続いての連覇を達成し、オーストラリアのメルボルンC(GⅠ)に向かって10着に敗れている。その後もオーストラリアに残り、11月12日の前走ジッピングクラシック(GⅡ、芝2400m)は逃げて最後まで粘ったが、ゴール前で2頭に交わされて3着に敗れた。

(4)サトノクラウン
ドゥラメンテリアルスティールを抑えて1番人気になった昨年の皐月賞(GⅠ)はスタートでの出遅れが響いて6着に終わった。前走の天皇賞・秋(GⅠ)のレース映像を見返しても、その不安はまだ完全に払拭するまでには至っていない感がある。ダービー(GⅠ)での3着や重馬場で快勝した今年2月の京都記念(GⅡ)を見る限り、そのポテンシャルの高さは疑いようないところだが、敗因のハッキリとしない大敗もあるのが難点だ。

(5)ヘレンハッピースター
昨年5月にクイーンマザー記念C(香GⅢ、芝2400m)に優勝し、昨シーズンは12月に香港ヴァーズ(GⅠ)、5月にチャンピオンズ&チャターC(GⅠ)で芝2400mを使われてどちらも5着に敗れている。今シーズンの3戦のうち、1800m以下の2戦は後方でレースを終えている(9着と14着)が、前走のジョッキークラブC(GⅡ)は逃げて4着に頑張った。

(6)ガルリンガリ
フランスからの遠征馬で、5歳にしてすでに46戦をこなしたタフガイ。今年も香港ヴァーズ(GⅠ)がすでに12戦目になる。今年の4戦目と5戦目にあたる3月のエクスビュリ賞(GⅢ、芝2000m)と4月のアルクール賞(GⅡ、芝2000m)を制し、GⅠでは直後のガネー賞(GⅠ)で3着、7月のサンクルー大賞(GⅠ)で5着に入っている。

(7)ワンフットインヘヴン
6月のシャンティイ大賞(GⅡ、芝2400m)の勝ち馬。その後の7月のサンクルー大賞(GⅠ)6着から9月のフォワ賞(GⅡ)4着、10月の凱旋門賞(GⅠ)6着というローテーションはシルバーウェーヴと同じだが、同馬はその後に10月16日のコンセイユドパリ賞(GⅡ、芝2400m)で2つ目の重賞タイトルを獲得した。母のプライドは2006年の香港カップ(GⅠ)の優勝馬でもある。

(8)ケシュア
シンガポール移籍前にはアルゼンチンで走り、エンサヨ賞(GⅡ、芝1800m)に優勝している。シンガポールでは2014年のシンガポールゴールドC(星GⅠ、芝2200m)や2015年のシンガポールダービー(星GⅠ、芝2000m)を制し、2015年のシンガポール航空国際C(GⅠ)では3着に入り、マイネルフロストに先着を果たしている。今年はシンガポール国内の重賞を2勝し、前走のシンガポールゴールドCは好位の直後からジリ脚で5着に敗れた。

(9)フレイムヒーロー
昨シーズンは今年1月のジャニュアリーS(香GⅢ、芝1800m)が唯一の重賞での勝ち星。その他にも2月のセンテナリーヴァーズ(香GⅢ、芝1800m)で3着、6月のプレミアプレート(香GⅢ、芝1800m)での2着がある。今シーズンは後方からの競馬に徹して、初戦11着、2戦目10着と冴えなかったが、ジョッキークラブC(GⅡ)では2着に来て穴をあけた。芝2400mは今年4月のクイーンマザー記念C(香GⅢ)で1度経験しており、そのときは最下位に敗れている。

(10)ベンジニ
ニュージーランドの調教馬だが、重賞初勝利は今年6月にオーストラリアで挙げたブリスベンC(GⅡ、芝2400m)。後方から大外を回って押し上げ、直線で末脚を繰り出した。今シーズンはニュージーランドに戻り、リヴァモルクラシック(GⅠ、芝2040m)で6着。その後がOMFステークス(GⅢ、2000m)2着、イーグルテクノロジーS(GⅢ、1800m)5着というステップで香港国際競走に出走してきた。母のパリスパフュームは、日本で繁殖生活を送ったフレイムオブパリがクロフネの子供をお腹に宿したまま輸出され、オーストラリアで誕生した馬である。

(11)イースタンエクスプレス
昨シーズンの香港4歳シリーズで二冠目の香港クラシックC(香GⅠ、芝1800m)がサンジュエリー、ワーザーに続く3着(ブリザードとの同着)。三冠目の香港ダービー(香GⅠ、芝2000m)がワーザーの9着だった。今シーズンはクラス2で2着し、その後は中位からの競馬でササレディースパース(GⅢ)が3着、ジョッキークラブC(GⅡ)が6着。2000mを超える距離は初めてになる。

(12)アンティシペーション
A.オブライエン厩舎から香港に移籍した馬。アイルランドではテーブルロックの名前で走り、準重賞のサーヘンリーセシルS(芝1600m)での勝利を含む8戦4勝、2着3回の戦績を残した。香港では今シーズン初戦にクラス2を勝ち、移籍22戦目にしてようやく初勝利。今年4月のクイーンマザー記念C(香GⅢ)2着があり、ササレディースパース(GⅢ)とジョッキークラブC(GⅡ)では好位グループでレースして、それぞれ5着と7着に入っている。

(13)ヌーヴォレコルト
昨年の香港カップでR.ムーア騎手とのコンビでエイシンヒカリの2着。今年4月のクイーンエリザベス2世Cでは6着に敗れているが、その時は稍重の馬場に苦戦した。11月5日のBCフィリー&メアターフ(GⅠ)11着は正直負けすぎの感があったが、11月24のレッドカーペットH(GⅢ)に勝利して、すぐに巻き返した。その後にアメリカから直接香港に入っている。

(14)スマートレイアー
3歳時の秋華賞(GⅠ)2着、昨年のエリザベス女王杯(GⅠ)5着があるが、主だった実績は今年の重賞2勝を含めて1800mまで。各メディアで語られている通り、初めての2400mの距離が鍵になるだろう。牡馬混合戦は14年の大阪城S、昨年の米子S、今年の東京新聞杯(GⅢ)で勝利を挙げており、意外な相性の良さを見せている。

★香港国際競走 出走馬全頭の短評コラム一覧
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香港スプリント~出走馬全頭の短評
香港マイル~出走馬全頭の短評
香港カップ~出走馬全頭の短評
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藤田将大プロの香港国際競走予想一覧はこちらから。
※予想は12/11(日)午前中公開の予定です。

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2016年11月17日(木) 12:15 【ウマニティ】
【香港国際競走】Road to HKIR①~さあ、海外馬券で香港国際競馬。史上空前のメンバーに歴史的売り上げ期待
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 ウマニティ会員の皆さん、初めまして。甘粕代三(あまかす・だいぞう)です。『週刊競馬ブック』『GALLOP』などでこのヘンテコな名前をご覧になったことがある会員さんもおいでになろうかと思います。プロフィールにもあるようにミッドナイトベット香港カップ優勝に立ち会ってしまったことから香港競馬にのめりこみ、20年近くがたってしまいました。ミッドナイトベットが先頭でゴールインし、ウィナーズサークルへ駆け出して行った時、隣に妙齢の美女を発見! 思わず社台ファームの方ですか、と訪ねたら、河内の家内でございます、と挨拶され吃驚仰天したのが昨日のことのようです。

 さて、サラリーマンを辞めてから、特にここ数年は香港の滞在期間が長くなり、日本の競馬場よりも香港のハッピーバレー、シャティン競馬場を訪ねる回数が多くなってしまいました。香港で最も売れていている競馬新聞『新報馬簿(Hong Kong Daily News Racing Booklet』『新報馬経(Hong Kong Daily News)』やテレビの競馬番組などに依頼され、日本馬が遠征してくる香港の国際競走の際にはコラムや生出演などで日本馬の紹介、そして予想をしてきました。『新報馬簿』が日本の業務を拡大したいということで、この春から新報馬簿の駐日代表とを仰せつかりました。

 業務拡大というのは日本の競馬情報を香港に伝えることが主ですが、折しも日本で海外馬券、サイマル発売が解禁された年に重なり、極めて感慨深いものを感じざるを得ません。5年ほど前の夏、『週刊競馬ブック』でこの8月に亡くなった畏友、石川ワタルさんらと「明日の馬券を考える」という座談会を2回にわたって連載しましたが、その座談会で石川さんと2人で強く訴えたのがサイマル馬券の解禁、海外馬券を発売することだったのです。昨年の凱旋門賞に出発するその朝、癌が見つかってパリ行きをキャンセルした石川さんは、日本初のサイマル発売となった凱旋門賞を前に8月下旬、旅立たれました。石川さんにサイマル馬券を楽しんで貰いたかったという思いを心から消し去ることはできません。

 さて、その石川さんも大好きだった香港国際競走、HKIRがいよいよ1ヵ月後の12月11日に迫りました。既に日本からはG1の4競走に38頭が予備登録を済ませ、天皇賞で距離の壁を打ち破ったモーリスエイシンヒカリをはじめ招待が決まった馬が続々と出てきています。アルゼンチン共和国杯、マイルCSが終わって最終的な顔ぶれが決まりますが、日本勢は史上最高の顔ぶれになる予感がしてなりません。



 昨年のHKIRではエイシンヒカリが最高峰の香港カップを圧勝し、日本のマイル王、モーリスが世界一のレベルと層を誇る香港マイラー陣を破って、帰国後には年度代表馬と選ばれました。世界の競馬シーンでも屈指のあのHKIRを指をくわえて馬券を買えず、悔しい思いをされたファンの方も多いかと思いますが、12月11日にはその悔しい思いを馬券にぶつけることができます。それも今年のダービー馬、マカヒキが挑戦した凱旋門賞のように眠い目を擦りながらではなく、日本の競馬とほぼ同じ時間帯にG1レースが4つも楽しめるのです。深夜帯の発売、発送であった凱旋門賞が約42億円売り上げたのですから、時差が1時間しかなくこれまでで最高の顔ぶれが予想される4レースのG1が行われるHKIRの売り上げは200億円を突破するのではないか、と確信しています。

 凱旋門賞の際には友人である友道康夫調教師の応援もかねてパリを訪れましたが、パソコンで日本のスポーツ新聞などのニュースを見ていて不思議でなりませんでした。マカヒキの一挙手一投足はいずれのメディアも大々的に報じている一方、迎え撃つ欧州勢の情報が極めて乏しいのです。サイマル馬券発売を可能にした昨春の競馬法改正の際、JRAは海外の出走馬に関しては国内レースと同様の情報を提供することと注文を付けられているのですが、こと凱旋門賞の報道ぶりを見る限り、この注文は果たされていなかったと断じざるを得ません。

 というような訳で、ウマニティの場をお借りして香港馬の動向を会員の皆さんにお知らせしようとこのコラムを始めた次第です。香港競馬は今年、9月3日から開幕し、最大のイベントであるHKIRに向けて激しいレースを繰り広げ、20日のトライアル3レースで史上最高の日本勢を迎え撃つ地元、香港勢の顔ぶれが決まります。次回以降はシーズンインからこれまでの情勢、そしてHKIRに向けた香港のレース体系などを随時お伝えしたいと考えています。4日からは香港入りしてトライアル前の、そしてトライアルの結果など細大漏らさずお伝えし、本番の前日には得意ではない予想もお届けしたします。ぜひご期待ください!
(写真提供:HKJC)

※次回のコラムは11月18日(金)公開予定になります。

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★こちらもあわせてお読み下さい。
日本と香港を股にかけて活躍する「香港競馬のスペシャリスト」が海外プロ予想家第2弾としてデビュー決定!
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■甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。
卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、
同台北開設支局長などを務める。中国留学中に香港競馬を初観戦、
94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから
香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を
日本から香港に。香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、
テレビの競馬番組にも出演。現在、新報馬業(『新報馬簿』『新報馬経』)
駐日代表、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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2016年11月2日(水) 18:37 競馬プロ予想MAX
先週の回顧~(10/29~10/30)おかべ育成プロが爆発!回収率376%、収支プラス41万超をマーク!
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先週は30(日)に東京競馬場でG1天皇賞(秋)が行われました。それでは、いつものようにレース結果と競馬予想の達人・ウマニティプロ予想家陣のスマッシュヒットを振り返っていきたいと思います。
  
G1天皇賞(秋)モーリスが3.6倍で1番人気、続いてエイシンヒカリが4.5倍、ルージュバック5.1倍、アンビシャス6.0倍とここまでが10倍を切る形でオッズを形成しました。
 
注目のスタートは各馬大きな出遅れなく、内から気合をつけたエイシンヒカリが先頭に立ちます。2番手にロゴタイプ、3番手にヤマカツエース、続いてラブリーデイクラレントサトノクラウンモーリスと先団を形成。中団からはリアルスティールサトノノブレスアドマイヤデウスカムフィーと追走。後方からはルージュバックアンビシャスステファノスと続いて最後方にヒストリカルの態勢。
 
エイシンヒカリが刻んだペースは前半1000mを1分0秒8(参考)のスローペース。先頭から後方までほぼ一団の形で直線コースへ差し掛かります。
 
先頭はエイシンヒカリでリードは半馬身、2番手にラブリーデイ、外めからはヤマカツエースモーリスが追い出しにかかります。残り400mを通過、ここでエイシンヒカリは一杯となってラブリーデイが先頭に立ちますが、直後、外から抜群の手応えでモーリスが並びかけると鞍上ライアン・ムーアのGOサインに応えて一気にスパート!あっという間に2馬身ほどリードを広げます!残り100m、中からリアルスティール、大外からはステファノスが脚を伸ばして懸命に前を追いますが、モーリスの脚色は衰えるどころか、ゴール前でさらにもうひと伸び!早め先頭で後続を抑え込む豪快な競馬でG1・5勝目を飾りました!勝ちタイムは1分59秒3(良)。1馬身半差の2着にリアルスティール、そこから1馬身半差の3着にステファノスが入っています。
 
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☆☆☆注目プロ →おかべ育成プロ
勝負レースに指定した29日新潟6Rで『2走前より前走で良化気配やし、馬体重も絞れた』と狙った◎キングルアウの単勝5.9倍を1万円的中!さらに同日の東京3Rでも○◎の馬連1点勝負を見事仕留めて15万9000円の払い戻し!翌日も勢い止まらず東京12Rで3連複1点勝負を的中させ、14万4000円を払い戻しました!週末トータル回収率376%、収支プラス41万4950円をマークしています!
 
☆☆☆注目プロ →いっくんプロ
29(土)新潟8Rで◎メイショウミツボシ頭固定の3連単勝負!849.5倍を500円的中させ、42万4750円を払い戻し!翌日の新潟10Rでも◎○△の印で3連単を仕留め、20万7800円を払い戻しました!週末トータル181%、収支プラス58万3950円をマークしています。
 
☆☆☆注目プロ →霧プロ
勝負レースに指定した30(日)東京11R天皇賞(秋)で『2走前の安田記念は海外遠征帰りで、東京競馬場での調整という異例の形。前走の札幌記念は明らかに洋芝の稍重馬場という条件が敗因。今回の調整過程はこれまでになく順調。勝ち負けの可能性はかなり高いと見た。』と◎モーリスからの馬連24.2倍、3連複74.3倍を的中させました!この他にもコンスタントに的中を重ね、週末トータル的中率41%、回収率153%の好成績を収めています。
 
☆☆☆注目プロ →スガダイプロ
30(日)京都1R新潟9Rの両レースを◎○▲のパーフェクト予想で単勝、馬連、3連複を本線的中!さらに同日の京都8Rでも単勝22.7倍の伏兵◎スズカバーディーからの馬連35倍、3連複147.5倍を仕留め、2万7030円を払い戻しました!週末トータル回収率116%をマークしています。

☆☆☆注目プロ →栗山求プロ
30(日)東京11R天皇賞(秋)で『2代母メジロモントレーはAZ共和国杯(G2)をはじめ芝2000m以上の重賞を4勝した名牝。血統的にはマイル戦よりも2000mのほうが向いている。』と本命に推した◎モーリスからの馬単37倍、3連単324倍を本線的中!週末トータル回収率472%をマークしています。
 
この他にもろいすプロ(114%)、シムーンプロ(102%)、山崎エリカプロ(101%)、サラマッポプロ(100%)が週末トータル回収率100%超の活躍を見せています。
 
※全レースの結果速報はこちら

今週もウマニティ競馬プロ予想MAXにご期待ください!

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2016年10月31日(月) 13:00 【ウマニティ】
3連複大的中!満員御礼!天皇賞(秋)必勝馬券検討会レポート
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先日新橋Gate j.で開催した「天皇賞(秋)必勝馬券検討会」は今回も多くの方々にご来場いただき、大盛況となりました! ご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました!
早速ですが、イベントの模様をお届けしたいと思います!(^^)!



熱気溢れる場内、討論の開始は展開のカギを握るエイシンヒカリから!
『この馬は気性に問題あり、海外の静かな競馬場なら力を出せるかもしれないが、東京競馬場だといつもイレ込んでいる。今回も厳しいと思う。』(スガダイプロ)
『この馬の日本のパフォーマンスは決して高くないし、単純にそんなに強くないと思う』(河内一秀プロ)とかなり厳しいジャッジ。人気を集めていたエイシンヒカリでしたが、当イベントの評価は低かったですね。



そして2頭目の討論はモーリス!この馬は栗山求プロが『血統的には距離不安どころか、2000mの方が向くと見ています。人気が下がるここは勝負したい』と激推し!スガダイプロも『前走はあの馬場で外々を回りながらも2着を確保したのは偉い!崩れないのがやはり名馬』と高評価。結果的に1着欄に置くことに成功しました(^^)/



そして実は当イベントで最も票を集めたのがステファノス!出演者全員の推奨はもちろんですが、予想提供という形で協力いただいたサラマッポプロ、シムーンプロ、kmプロが推奨してくださいました!

★サラマッポプロ注目馬:ステファノス

『前走は直線で内に詰まり参考外。胸が深く、スタミナ豊富。距離延長でさらに良さが出るはずです。』

★シムーンプロ注目馬:ステファノス

『久々の前走は内で仕掛け遅れになり脚を余した。昨年の2着馬で、通ったコースを考えれば一番強い競馬をしていた。今回は前進必至。』

★kmプロ注目馬:ステファノス

エイシンヒカリが最内枠で逃げるしかない状況。他の先行馬も内で、よどみない流れの底力比べになりそうです。前走で不利があったステファノスは、外枠で人気を下げるようなら面白い』



そして2着となったリアルスティールに関しては山崎プロが『中山記念は向こう正面の下り坂で急に加速した前が厳しい流れ、リアルスティールアンビシャスより強い競馬をしています。』と高評価。そして予想提供でご協力いただいたくりーくプロが本命でした!

★くりーくプロ注目馬:リアルスティール

『前走の安田記念の時は1週前に強めに追えなかったこともありドバイ帰りで疲れが抜けきっていいなかった。毎日王冠を回避したことでしっかりと乗り込めている。この馬本来の調教内容で出走できそうです。』


そして皆さんの予想の集大成がこちらの馬券!(^^)!見事、3連複74.3倍を400円的中となりました! 




ご来場された方にもかなり有益な情報がお届けできたかと思います!(^^)!
また機会があれば新橋Gate j.でイベントを行わせて頂きたいと思いますので、その際はご来場のほど宜しくお願い致します。ご来場いただいた方ならびにご協力頂いた新橋Gate j.のスタッフの方に、心より御礼申し上げます。

ウマニティスタッフ一同

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2016年10月30日() 14:00 凄馬プロジェクトチーム
第220回『凄馬出馬表分析&馬券検討』~天皇賞(秋) G1
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みなさんこんにちは!

本日は東京11R「天皇賞(秋) G1」の『凄馬出馬表』を分析したいと思います。

今回も「U指数」だけでなく、U指数のポイントに【調教評価】、【厩舎評価】、【斤量補正】を数値化し加算減算しU指数を補正することで「総合ポイント」を算出しました。
★「U指数」について詳しくはこちらをご覧ください→U指数についてページ

U指数1.0ポイントは約1馬身差にあたるので、これを目安に以下のような重み付けをしました。
【調教評価】は競馬エイトの調教評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「5」・・・「-1.0ポイント」
「6」・・・「±0.0ポイント」
「7」・・・「+1.0ポイント」
「8」・・・「+2.0ポイント」
【厩舎評価】は競馬エイトの厩舎コメントの評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「△」・・・「-1.0ポイント」
「○」・・・「±0.0ポイント」
「◎」・・・「+1.0ポイント」
【斤量補正】は1.0kg=「0.5ポイント」として以下の基準体重との差分に乗算しました。
「牡馬」・・・「57.0kg」
「牝馬」・・・「55.0kg」


上記の補正を行った『凄馬出馬表』(画像)をご覧ください。






第1グループ(橙)は、モーリスから1.0ポイント差(約1馬身差)内のラブリーデイまで2頭。
第2グループ(黄)は 、エイシンヒカリ1頭。
第3グループ(薄黄)は、アドマイヤデウスから1.0ポイント差(約1馬身差)内のルージュバックサトノノブレスアンビシャスステファノスロゴタイプまでの6頭となっていて、以下は第4G(灰)となっています。

上位では第2G→第3G間に1.2ポイント差が見られますが、以外は逆に各馬の差は小さく、かなり接近した様子であることが分かります。上位評価3頭がコケれば、ほとんどの馬に台頭のチャンスが出てくる、そんな配置と言えるのではないでしょうか。

今回の私の◎はラブリーデイに期待しました。去年のようなスローからの上がり勝負、というこの馬の得意なパターンは見込めないとしても、エイシンヒカリがハナを切ろうが切るまいがそこまでペースが速くなるとはみていないので、この鞍上でこの人気ならば狙いたいと思います。ペースについては、エイシンヒカリがハナを切った場合武豊騎手が無謀なラップを刻むとは思えませんし、他の馬が逃げた場合その馬が仮にハイペースで逃げても、それを無視した2番手以下は実質スローというよくあるパターンに落ち着くと考えています。そうなれば、どちらにせよ「1枠1番にエイシンヒカリが入った。他にも先行馬が内に集まった」→「エイシンヒカリは行くしかない」→「それならば、流れて去年のようなスローとは逆のレースになる」というマジョリティ見立ては、案外崩れる可能性も大きいのではないでしょうか。
ラブリーデイには、「前走2着以下の6歳馬(0-0-0-71)※過去15年」という、厳しいデータの重圧もかかるのですが、既にG1をいくつも手にしている馬で前年覇者、名手ルメール騎手騎乗、と十数年に一度のデータブレイクを起こすには十分な材料が整ったとみて、度外視して狙ってみたいと思います。

○はモーリス。この馬の場合、距離は十分守備範囲と私はみているので、問題は気性面だけ。考えれば考えるほど、その部分はやってみなければ分からない、という答えに行き着く状況ですが、“強いモーリスの国内ラストラン”を期待して対抗評価に。
▲はステファノス。前走も含めて、この馬にとって内枠はむしろ不安材料と思っていたので、私自身は今回の枠は歓迎しています。腹を括っての差し脚比べに持ち込めばチャンスは十分と見ています。
☆にアンビシャス。この馬は騎手だけだと思っています。ルメール騎手から横山騎手に乗り替わって、それが吉と出るか凶と出るか......。掛かるか、掛からずに能力をフルに出し切れるか、○に似たリスクを孕んだにおいのする今回ですが、一発の魅力は十分です。

以下△には、昨年ほどのスローにならないとみれば穴で面白そうなサトノクラウンを筆頭に、リアルスティールサトノノブレスエイシンヒカリルージュバックと印を打ちます。
そして今回の私の馬券は、◎からの○▲☆への3複と馬連で勝負としたいと思います。


【3複フォーメーション】
◎=○▲☆=印
15=3,8,14=1,3,4,7,8,9,12,14(18点)

【馬連流し】
◎=○▲☆
15=3,8,14(3点)

計21点

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エイシンヒカリの口コミ


口コミ一覧
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まずは先週の回顧から。本命打ったキャットファイトは思った以上に穴人気となってしまい、しかもゲート良すぎてハナに立たんとする勢いで掛かり気味で失速してしまいました。本質的には血統通りダートの方がいいのかもしれませんね。北村宏騎手はケガなどもあり、しばらく地味な存在となっていましたが、しっかり勝ち切りましたね。やはり早めに賞金稼いで、ゆとりのある日程でみっちり鍛錬積むのが現代の理想ローテなのでしょう。あと、香港もなかなか難しく、スプリント路線はやはり香港勢で買っとけ、という話でしょうか。

では、今週の朝日杯FSの話へ。個人的には、紛れのあるトリッキーなコースである中山時代の方が好きだったのですが、2歳のチャンピオン決定戦なのだからよりフェアなコースでやるべきと言われちゃうとしょうがないですよね。だいたいノーザンF生産馬が瞬発力を生かして勝つ、というのが一般論的には正しいのでしょう。

それでは恒例の全頭診断へ。
<全頭診断>
1番人気想定 ジャンタルマンタル:新馬とデイリー杯2歳Sを連勝してきての参戦。社台RHの黄色と黒の以前はG1を席巻したシマシマ軍団で、阪神優勝年らしく、競馬でも古豪軍団復活なるか。父はスマートストライク系のパレスマリス。究極の瞬発力勝負となると分が悪いのかもしれないが、なかなかのスケール感で、ここも好勝負必至。鮫島騎手から川田騎手に乗り替わるのは、最近の流れからすると必ずしも良くないのでは。先週本命打ったキャットファイト同様サンデーの血を引かないので、阪神マイルの瞬発力勝負で微妙なのかもしれないが、調教の動きは鋭い。

2番人気想定 ダノンマッキンリー:新馬、秋明菊賞(1勝クラス)と1400Mで川田騎手で連勝してきた。ノーザンF生産、セレクトセールで2.4億の高値がついたモーリス産駒で藤原英厩舎&ダノン軍団と人気になる要素満載だが、前走の鋭さみると、将来性はともかく現段階のマイル路線では断然強く、本命はこの馬でいいのでは。かなり行きたがる気性のようだがルメール騎手だけに、距離1F延長もこなせるはず。調教の動きは普通。気性的に強くやれないのかも。

3番人気想定 シュトラウス:新馬戦は9馬身ちぎって強い勝ち方だったが、2戦目のサウジアラビアRCは出遅れもあり3着と、アレ?という結果。前走の東京スポーツ杯2歳Sはきっちり勝って巻き返してきた。モーリス×ブルーメンブラットというG1馬同士配合の良血馬でノーザンFらしく瞬発力も鍛えてきてある。毎回違う外国人騎手を乗せてくるのだが今回はマーカンド騎手のよう。調教の動きは鋭く、あとは初輸送がどうかか。


4番人気想定 セットアップ:夏の函館で新馬戦は2着にとりこぼしたが、札幌で未勝利と札幌2歳Sを連勝して、ここまで鍛錬中。3戦全て逃げなのとデクラレーションオブウォー産駒というのが微妙か。北海道セレクションセールで動き目立つのもあり血統のわりに4620万もしたのだが、瞬発力問われる阪神マイルより、断然中山2000MのホープフルS向きだと思うが、行きたがる気性から距離短縮を選んだか。調教の動きは普通。逃げ馬不在なので今回も行けるかもしれないが逃げ切りにくいコースでどうか。

5番人気想定 エコロヴァルツ:ブラックタイド産駒で夏の福島で新馬勝ち、札幌のコスモス賞で6馬身差勝ちと早々に賞金稼いで、ここ狙い。先週の朝日杯FSは新潟2歳S勝ちから鍛錬積んでのG1勝ちだったが、この馬もどこまでパワーアップできたかどうか。ノーザンF生産でないので仕上がりがどうかが大事そう。調教の動きは上々で武豊騎手の復帰に合わせてこれたよう。

6番人気想定 エンヤラヴフェイス:新馬勝ちの後は新潟2歳Sで3番人気ながら接触の不利もあり7着に敗れ、デイリー杯2歳Sでは2着に巻き返してきたエイシンヒカリ産駒。よく頑張っていると言えるがあまりスケール感なく、ここでは要らなそう。エイシンヒカリ産駒らしく道悪や小回り向きでは。調教の動きは普通。

7番人気想定 ジューンテイク:新馬勝ち以降は3戦もたついたが前走の1勝クラスのこうやまき賞で勝ち、オープン入り。使ってよくなるのはキズナ産駒らしいが、伸びがジリジリな感じで、瞬発力勝負となるときつそうで、先々はダート向きかも。3着くらいに粘れればいい方では。間隔詰まるが調教の動きは良い。

8番人気想定 タガノエルピーダ:新馬勝ちのみのキズナ産駒で、阪神JFは抽選で出走逃した。その初戦は逃げ馬をきっちりとらえた好内容ではあったが、さすがにG1スライド出走しても好結果は難しいのでは。素質ありそうだが、まずは1勝クラスきっちり勝ってくるローテの方が良いと思うが。調教の動きは良い。

9番人気想定 ナムラフッカー:2戦目の未勝利戦を100倍を超える単勝人気ながら逃げ切り勝ち、1勝クラスでも3着だったのに、デイリー杯2歳Sでも10番人気ながら追い込んで3着と激走した。絶好調発進の新種牡馬のスワーヴリチャ-ド産駒でG1では、さすがに厳しそうだが無欲の追い込みで3着くらいはあるかも。

10番人気以下想定
オーサムストローク:エピファネイア×フランケル牝馬という配合で、3戦目で逃げて未勝利戦5馬身差で圧勝した。つづくベゴニア賞は、ドスローだったが逃げずに2番手からの競馬で勝ち切った。ただ上りはメンバー3位とそうでもなく、瞬発力問われるこの舞台は向かなそう。調教の動きは良いのであとは初輸送をこなせるか。

ミルテンベルク:モーリス×ディープインパクト牝馬という配合だが、スプリンター気味に出たようで、新馬勝ち、小倉2歳Sで2着と頑張ったが、前走の京王杯2歳Sでは5着に敗退。小倉2歳Sで前半33.3秒ですっと追走したようにスプリンターなのだろう。ためて瞬発力生かす阪神マイルは向かない。調教の動きはスプリンターらしく(笑)、良い。

サトミノキラリ:ビッグアーサー×ディープインパクト牝馬という配合だが父の影響が強そうで前走の1400Mは勝てたが、更なる距離延長は向かなそう。この先はスプリント路線に進むのでは。調教の動きは良い。

クリーンエア:リアルインパクト産駒らしいスピードで新馬勝ち、新潟2歳Sで3着、デイリー杯2歳Sで8着と、それなりに頑張っているが、だんだん1着が遠ざかっている現状。ただ初戦は不利が、3戦目は出遅れがありスムーズなら3着くらいあっても良いかも。調教の動きは普通。

バンドシェル:かなりレアなバンドワゴン(スワーヴリチャードの半兄)産駒。新馬勝ちの次の京王杯2歳Sでは4着と意外に頑張った。瞬発力が足りなく、本質的には小回り向きだろう。父ホワイトマズルで母父ルーラーシップだけに厳しい流れで瞬発力よりスタミナ問われた時向きか。ヒモ穴で。この馬の頑張り次第で、すっかり種付け料が高くなってしまったスワーヴリチャードから安い半兄つけてみようかな、という需要も増えるのでは。調教の動きは良い。

タガノデュード:6戦目でようやく未勝利戦を勝ち上がったヤマカツエース産駒。6戦中4戦で出遅れており、この相手だと出遅れ致命的で、挽回不可能で要らない。しかも長い距離使われてきて距離をマイルに短縮した前走勝ったのだが、調教では栗東坂路で50秒台出しているように更に短い距離向きなのでは。

タイキヴァンクール:3戦目でようやく未勝利を勝ちあがったエイシンヒカリ産駒。特にインパクトの無い勝ち方で、ここでは要らない。調教の動き自体は良い。

アスクワンタイム:ロードカナロア×ディープインパクト牝馬という配合だがどうやらスプリンターに出たようで小倉2歳Sを勝つも前走の1400Mの京王杯2歳Sは3番人気10着と惨敗。デキもイマイチだった感じで出足鈍かったから距離だけとは決めつけられないがマイル向きではなさそう。調教の動きも普通。

<まとめ>
有力:ダノンマッキンリー

ヒモに:シュトラウス、ジャンタルマンタル

穴で:バンドシェル、クリーンエア、ナムラフッカー、ジューンテイク

 ウィーク 2021年6月12日() 08:47
2歳注目50頭_2021
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昨年同様、社台グループで25頭。それ以外のグループで25頭の
計50頭の2歳の注目馬を。

昨年からは肝心の東京優駿に出走がゼロ。
できれば来年出走する馬を指名して、
来年こそは現地で応援したいところです。

また、この中ですでにデビューした
コンクパールは正直かなり期待していたのですが
やはりこの父なのでダートかなとも。。
距離はマイルよりも短いほうがよさそうですね。


社台グループ牡馬
母 ウリウリ      (父 キングカメハメハ)
母 マルセリーナ    (父 キングカメハメハ)
母 シーフロント    (父 ダイワメジャー)
母 シルクユニバーサル (父 ディープブリランテ)
母 ドバイマジェスティ (父 ハーツクライ)
母 リュズキナ     (父 ハーツクライ)
母 ジュモー      (父 ハービンジャー)
母 ライツェント    (父 ハービンジャー)
母 ファイネストシティ (父 Frankel)
母 ロスヴァイセ    (父 リオンディーズ)
母 ガラアフェアー   (父 ルーラーシップ)
母 アゲヒバリ     (父 ロードカナロア)
母 マネーキャントバイミーラヴ  (父 ロードカナロア)
母 ミッキークイーン  (父 ロードカナロア)

社台グループ牝馬
母 ボンジュールココロ  (父 エピファネイア)
母 リラヴァティ     (父 エピファネイア)
母 ラキシス       (父 キングカメハメハ)
母 シャンデリアハウス  (父 キンシャサノキセキ)
母 ミリオンウィッシーズ (父 サトノアラジン)
母 ピンクアリエス    (父 トーセンラー)
母 イサベル       (父 ドゥラメンテ)
母 ザズー        (父 ハーツクライ)
母 ミスティックリップス (父 ミッキーアイル)
母 アドマイヤシーマ   (父 ロードカナロア)
母 マリアライト     (父 ロードカナロア)

非社台 牡馬

母 マーゼリン         (父 エイシンヒカリ)
母 クリアリーコンフューズド  (父 キズナ)
母 セレブラール        (父 キズナ)
母 グレイトタイミング     (父 ダイワメジャー)
母 ブリリアントクラン     (父 ダイワメジャー)
母 Midsummer Fair       (父 Teofilo)
母 ナリタシークレット     (父 ハクサンムーン)
母 メイショウベルーガ     (父 ハーツクライ)
母 パドブレ          (父 フェノーメノ)
母 Shonan Adela        (父 Frankel)
母 パノラマビューティ     (父 ベルシャザール)
母 カレンステイシー      (父 メイショウボーラー)
母 ブレザントブリーズ     (父 ロードカナロア)

非社台 牝馬
母 ハピネス       (父 アドマイヤムーン)
母 A Z Warrior      (父 American Pharoah)
母 フローレンスガール  (父 エイシンヒカリ)
母 パールコード     (父 スクリーンヒーロー)
母 マルモリバニー    (父 ダノンレジェンド)
母 シャインプレジャー  (父 ディーマジェスティ)
母 ナスノシベリウス   (父 ハーツクライ)
母 エイシンジルコン   (父 バゴ)
母 デルマトモエゴゼン  (父 フェノーメノ)
母 ニシノステディー   (父 リーチザクラウン)
母 メイショウオウヒ   (父 ルーラーシップ)
母 トップオブドーラ   (父 ロードカナロア)

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 ユウキ先生 2020年7月29日(水) 21:19
☆エイシンヒカリを思い出すリフレイムの逸走☆
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エイシンヒカリのアイルランドTでの走りを思い出しました☆

『リフレイム』の走りで♪

先週のメイクデビュー新潟!

土曜の5R・新馬戦♪

先頭で直線に入ったリフレイムは前に進むと共に段々と外側へ!

1頭だけ外ラチに沿って走るという直千競馬の様な走り☆

その逸走でも辛くも勝利~他馬に比べてプラス何メートル走ったのかなぁ~見ていてドキドキなレースでした(o^^o)

次の走りもある意味注目です♪

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コメント一覧
1:
  ウィキウィキ   フォロワー:40人 2016年6月18日() 23:28:41
エイシンヒカリ(A Shin Hikari)
残念ですけど…仕方ないんですね…(´;ω;`)

エイシンヒカリの写真

エイシンヒカリ
エイシンヒカリ

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2016年10月30日天皇賞(秋) G112着
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2016年10月30日 天皇賞(秋) G1 12着
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