2017年12月10日()シャティン競馬場 芝1200m

最新出走予定馬情報 〜香港スプリント 2017〜

 レッツゴードンキ(栗・梅田、牝5)は香港スプリント(12月10日、シャンティン、芝1200メートル)の招待を受諾した。梅田調教師は「万全の態勢で臨みたいですね」と話した。今年の皐月賞馬で菊花賞7着のアルアイン(栗・池江、牡3)には、香港ヴァーズ(同、芝2400メートル)の招待状が届いた。池江調教師は「選択肢を増やすために登録しましたが、全くの未定です」と話した。

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【古馬次走報】レッツゴードンキ、香港スプリント視野06月10日() 05:01

 ★帝王賞(28日、大井、交流GI、ダ2000メートル)に出走予定のアポロケンタッキー(栗・山内、牡5)は内田騎手、クリソライト(栗・音無、牡7)は戸崎騎手とコンビを組む。

 ★ヴィクトリアマイル11着レッツゴードンキ(栗・梅田、牝5)は、キーンランドC(8月27日、札幌、GIII、芝1200メートル)か、スプリンターズS(10月1日、中山、GI、芝1200メートル)から香港スプリント(12月10日、シャティン、GI、芝1200メートル)参戦を視野に入れる。

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厳選コラム 〜香港スプリント 2017〜

菊花賞キセキ、4度目の挑戦となる常連ステファノスら香港国際競走(HKIR、12月10日)への名乗りが続々と聞こえてくる中、香港では11月5日、トライアル3レース(11月19日)に向けて最後のハンディキャップ重賞、ササレディスパース(G3)が行われました。トライアルまでの重賞の中で1800mと最長、香港カップ香港ヴァーズに照準を合わせた中長距離馬のステップレースになります。香港はマイル以下のレースが7割以上を占め、中長距離馬は手薄、重賞ウィナーは4頭に留まりましたが、このメンバーから本番では日本の主力である中長距離陣営を迎え撃つ香港代表が選出されるだけに必見のレースです。

香港を訪れた方なら街中でササという化粧品小売りチェーンを目にしたことがあるでしょう。一軒の化粧品店ササを上場企業まで発展させたサイモン・クォック(郭少明)氏は香港ドリームを実現した立志伝中の経済人で、夫人、子女ら一族で「ビューティー」の冠号を持つ多くの競走馬を所有する大馬主一家、“郭家軍”の総帥です。このレースをスポンサーし、化粧品チェーン店らしく、この日の女性来場者はドレスアップがお約束。エスコートの男性ももちろんおめかししての来場と、この日のシャティン競馬場はパリ・ロンシャン競馬場をほうふつとさせるほど華やかです。


さて“郭家軍”、このレースに出走はありませんでしたが、今季は昨年の香港マイルを制し安田記念に挑戦したビューティーオンリーに加え、子息名義のビューティージェネレーションがG3、G2を連勝して香港マイル戦線に名乗りを上げ、“郭家軍”で香港マイルV2、上位独占をを虎視眈々と狙っています。
そして、このレースには“郭家軍”に並ぶ香港の大オーナー“蕭家軍”が3頭を出走させてきました。自動車部品メーカーを郭氏同様に一代で立ち上げた蕭百君氏一家は夫人、子女ら多数の競走馬を擁し、一族のシンボルである赤と黒縦縞の勝負服を目にしない競馬開催日はないほどです。また、日本企業との取引も多いため、蕭百君氏、長男の蕭剣平氏、蕭剣新氏のいずれもネイティブ級の日本語使い。オーストラリアに生産牧場も持って自家繁殖しているほか、欧米、南半球から現役馬をトレードしてビッグレースの常連となっています。

今季初戦のプレミア・ボウル(G2、芝1400m)を3着したタイムワープは重賞未勝利ながら単勝2倍の1番人気。同レースで6着、昨季は香港では数少ない2400mの重賞、クイーンマザー・メモリアルカップ(G3)を勝ったイーグルウェイが7.7倍で3番人気。南アフリカからトレードされ、ここまで4戦未勝利のナッサが7.9倍で4番人気とまずは人気面で上位を独占しました。
この他では前走、前々走とクラス2の1800mを3、2着したドゥウィーニが7.1倍の2番人気、昨年のこのレースの覇者で連覇を目指したホーススオブフォーチュンはトップハンディ131ポンドが嫌われてか7番人気19倍と人気を落としました。

レースを引っ張ったのは“蕭家軍”の総大将、タイムワープ。好スタートから3頭雁行の中、1ハロン過ぎからハナを奪うとJ.モレイラに導かれ皮を切らせて肉を断つ、肉を切らせて骨を断つ逃げ戦法。1000m通過が58秒69とハイペースで後続にも足を使わせます。イーグルウェイは後方2番手から、ナッサは中団7番手と“蕭家軍”は後ろから前から勝負をかける構え。
軽快にラップを刻むタイムには重賞ウィナーのホース、ハーバーマスターロマンティックタッチ、ドゥウィーニが続きましたが、直線に入ると先ずハーバーが脱落。タイムは内埒沿いにスパートをかけて後続を突き放し、モレイラ・マジックがまんまとはまるかと見られた残り50m、中団に控えていた“蕭家軍”3番手のナッサが馬場中央から鋭く伸びて首だけ交わしたところがゴール。“蕭家軍”が上位独占を果たしました。
タイムがハイペースでレースを引っ張ったため、勝ち時計の1分45秒41はレコードタイム。先行した重賞ウィナーのロマンティック、ホースが3、4着に粘りこみ、“蕭家軍”のもう1頭で後方に控えたイーグルが大外から直線だけの競馬で5着に突っ込みました。


勝ったナッサは南アフリカで6戦2勝、G2、G1で3着の後、今年4月香港デビュー。ここまで4戦未勝利でしたが、5戦目の香港初勝利が重賞初勝利と大金星、南アフリカG1 3着の力を漸く発揮しました。T.ミラード調教師は「南アフリカでこの馬を購入した時からただものではないことは分かっていた。今日それが証明出来て、この馬の相当な実力を確信できたよ」と喜びを語りました。この後は19日に2000mのジョッキークラブカップに登録。層の厚い“蕭家軍”の他馬との兼ね合いもあり香港ヴァーズに出走する可能性も否定できません。T.ミラード調教師は昨年のホースオブフォーチュン、一昨年のトップアクトから3連覇。このレース4勝目を挙げ、ササ・レディースパース男の異名をとりそうです。



1、2、5着と出走させた3頭が全て掲示板に乗った“蕭家軍”、香港カップ香港ヴァーズの中長距離G1の2レースにどのような割り振りをするのか、トライアル後には判明することでしょうが、その動向に目を離すことはできません。また、連覇は逃したもののトップハンディながらハイペースを追走して4着に粘ったホーススオブフォーチュンにも本番では警戒が必要です。
(写真提供:HKJC)


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、新報馬業(『新報馬簿』『新報馬経』)駐日代表、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

【香港国際競走2017】Road to HKIRァ曾転渭⊂,魏未燭靴織咼紂璽謄ージェネレーション!シャティントロフィーはムーア厩舎が1、2着を独占

<シャティントロフィー=沙田錦標>
続いて行われたシャティントロフィーは1600mですが、ここから香港マイルに向かう馬だけではなく、2000mの香港カップ、2400mの香港ヴァーズに向かう馬もここを使う点が、香港スプリントへ向かう馬がほとんどのプレミアム・ボウルと異なります。香港カップ香港ヴァーズを目標とする中長距離馬は11月5日に行われるササ・レディーズ・パース(G3、芝1800m)からもトライアル、本番の路線をとり、この2つのレースの比較検討も本番での勝利に向けての大きな手掛かりとなります。

さて、シャティン・トロフィーもプレミアム・ボウル同様、実績馬と新興勢力の対決が最大のポイント。この観点からレースを振り返ります。
レーティング120台を境に実績馬と新興勢力がきれいに別れました。安田記念に挑戦したビューティーオンリー、ヘレンパラゴンが127でトップ2。これに一昨季の香港馬王(年度代表馬)で昨年の香港ダービーを勝った後、クイーンエリザベス2世カップでラブリーデイヌーヴォレコルトサトノクラウン、ハイランドリールを破ったワーザーが126で続きます。ジョイフルトリニティー、シークレットウェポン、ジャイアントトレジャーまでが120台。
これに対して新興勢力は前走のセレブレーション・カップで初重賞制覇を飾ったビューティージェネレーションの112、その4着のウィナーズウェイ111以下7頭。6対7の割合です。

この中から1番人気に推されたのはセレブレーション・カップでトップハンデ133ポンドながら最後方から出走馬最速の上りで2馬身差5着に突っ込んだビューティーオンリーで3.8倍。叩き2戦目の良化に期待が集まりました。そして同レース7着のブルーミングデライトが6倍。実績のない1400mから6戦して連対を外したことがない1600mに距離が伸びたことが買われました。
続いてセレブレーション・カップ5着ながらモレイラ騎乗が買われたのか、ウエスタンエクスプレスが6.7倍、ワーザーが7倍、休み明け初戦のクラス1(オープンに相当)を快勝したジョリーバナーが最軽量ハンディ113ポンドを買われてか7.3倍。実績馬と新興勢力がともに人気上位に混在したのは、前述のようにここから香港マイルだけではなく香港カップ香港ヴァーズを目指す中長距離馬も混ざって出走しているからでしょう。馬券上手の香港競馬ファンも実績馬対新興勢力、今季既走対休み明け、マイラー対中長距離馬という複数の対立軸から人気が分散したのではないでしょうか。

ゲートが開くと先頭に躍り出たのは前走をまんまと逃げ切って重賞初勝利の金星を挙げたビューティージェネレーションではなく、ウイナーズウェイでした。ジェネレーションは控えて2番手で競馬を進めます。そしてジョイ、ジャイアントが3、4番手を奪い合い、2番人気のブーミングは5番手。1番人気のオンリーはいつものように最後方に待機すれば、ワーザーの中団もほぼ定位置。ウィナーズは前半800m 47秒82と平均よりもややスローにペースを落とし、後続を引き連れ直線へ。2番手に控えたジェネレーションが外からウィナーズ並びかけましたが、113ポンドの軽量とスローペースで息の入ったウィナーズはしぶとい。ジェネレーションが残り50mで漸く交わすと、5番手から直線真ん中を進んだブルーミング、ジョリーもゴール直前ウィナーズを凌いで2、3着。先行した5頭がそのまま着順を変えながらも流れ込んだ結果となりました。


1番人気ビューティーオンリーはいつもの通り最後方から直線大外へと回しましたが、ペースに利なく4頭だけ交わすのが精一杯の9着。ワーザー、ヘレンは直線で足を伸ばそうとしたもののスローではそのまま流れ込むだけで6、7着と実績馬は枕を並べて討ち死にしました。着順とレーティング、ハンディを見比べてみれば5着までを新興勢力が独占、プレミアム・ボウルとは正反対の結果となりました。その最大の原因はペースであったことは疑いようもありません。

G3、G2と連勝を果たしたビューティージェネレーションとブルーミングデライトで1、2着独占のJ.ムーア調教師は大満足、傍らのフィフィ夫人は「ジェネレーションは来年の安田記念を目標に!」と大喜び。ムーア師はジェネレーションの次走にササ・レディーズ・パースを予定していましたが、トライアルから香港マイルへと変更。定量戦となる次走のトライアルが試金石となります。2着のブルーミングはササ・レディーズ・パースへ。

一方、精彩を欠いた実績馬ですが、ワーザー、ヘレンの両馬の着順に関してムーア師は「想定内、これで良化するだろう」と落胆の色はなく、ここを叩いてトライアルから本番への手ごたえを十分感じていました。1番人気を裏切ったオンリーに騎乗したZ.パートンもレースぶりには納得しています。同馬を管理するA.クルーズ師はスロースターターも加え、本番までにきっちりと仕上げてくる手腕には定評があり、この2戦はトライアル、本番に向けての叩き台として十分目的は達成できたものと考えられます。定量戦となる次走以降の変わり身には十分な注意が必要です。

このレースからは本番の香港マイル香港カップ香港ヴァーズに向けて明確な力関係は示されませんでした。それぞれの勢力図を描くには香港マイル香港カップのトライアル2レースを待つことが必要なようです。
(写真提供:HKJC)


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、新報馬業(『新報馬簿』『新報馬経』)駐日代表、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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【香港国際競走2017】Road to HKIRぁ船潺好拭璽好織縫鵐阿勝利!プレミアムボウルに単距離馬勢ぞろい

日本が台風21号に襲われ暴風豪雨の中、総選挙の投開票が行われた10月22日、香港は快晴に恵まれ、夏を思わせる陽差しがシャティン競馬場を照らしました。この日、G2 2レースが行われ、香港競馬最大の祭典である12月10日の香港国際競走(HKIR)へ向けた蹄音が一段と高まりました。筆者は総選挙には投票せず、HKIRへの道筋を極めんと欲して香港で勝馬投票に興じていました。非国民となじられようと非難されようと、こればかりはその汚名を甘受することに吝かではありません。

さて、HKIRまでの重賞戦線は下図にまとめてあります。夏のシーズンオフの有無は日本と香港で大きく異なりますが、日本の夏のローカル開催が香港のシーズンオフに相当し、日本の秋競馬スタートが香港のシーズンインに相当します。異なるのは日本ではレースが距離別に整備され、ぞれぞれの路線でG3、G2、そしてクライマックスのG1と日付をずらしてヒートアップしていくのに対して、G1 4レースが12月10日一日に行われる香港では前哨戦も同日に複数行われるという点です。



この日も本番、香港スプリント香港マイルと同じ条件のG2 2レースが行われました。この日の2レースは日本、それも関東に例えれば、夏の上り馬と休養明けが対峙した中山を終えて舞台を東京に移し、夏をしっかりと休養、たっぷりと英気を養った有力馬が新興勢力を迎え撃つ毎日王冠のような位置づけと説明すれば分かりやすいかと思います。ただ、本番が12月第1日曜の香港では、この後に秋の天皇賞のような一つ目のクライマックスが来るのではなく、秋の天皇賞の距離が短縮される前のように、この後にもう一回トライアルを挟んでHKIRの頂上に向かう点が日本とは異なります。

日本の秋の中長距離戦線、前哨戦から秋の天皇賞、ジャパンカップ有馬記念と皆勤する馬は殆ど見られなくなりました。現代の競馬ではいかに馬を消耗させずにピークを本番に持っていくか、これが調教師に課せられた最大のテーマになっているからです。香港も同様です。9月第1日曜の開幕から12月10日までの本番までの間、どのレースに出走し、またスキップするか、調教師は虚々実々の駆け引きを演じます。本番までの4レースを皆勤する馬もいないわけではありませんが、そのうち調教代わりにレースを使われている馬、仕上げてレースに臨む馬、いずれなのかを見極めるのが前哨戦の楽しみであり、的中への早道です。

また、11月19日のトライアル、本番は定量戦であるのに対して、それまではハンディ戦。新興勢力は軽ハンディを利して上位を占め本番の出走権確保を目指し、実績馬は重いハンディを課される中で本番へと続くファーストステップをいかに無理のないよう、負担の残らないようにレースを進めるか。これを見極める点も検討の大きなポイントです。この日の2レースも正にこの勝利の方程式そのものであり、こうした観点からレースを振り返ります。

<プレミアムボウル=精英碗>
香港スプリンター陣のこのレースまでのレーティング(国際ではなく香港域内)上位馬が勢ぞろいしました。128のミスタースタニング、ザウィザードオブオズ、127は春のスプリント王決定戦、チェアマンス・スプリント・プライズを制したラッキーバブルズと香港スプリント覇者のペニアフォビアの2頭。これに126のノットリスニントゥーミー、124のアメージングキッズと続きます。

このうちミスター、ぺニア、ノット、アメージングは中華人民共和国の建国記念日を祝う10月1日のザ・ナショナルデー・カップに出走、それぞれ6、9、2、8着。残るラッキー、ザウィザードオブオズの2頭は休み明け初戦でした。ここにザ・ナショナルデー・カップで重賞初制覇を果たしたダッシングフェローを筆頭とするレーティング115以下の新興勢力が激突するという構図です。

1番人気は春のスプリント王、ラッキーが単勝2.5倍、これに昨シーズン閉幕間際にG3ウィナーに上りつめたザウィザードオブオズが3倍と休養明けの2頭が支持を集めました。前者はこの距離13戦7勝2着6回の実績に「バリア・トライアル=試閘」と呼ばれる実戦形式の調教2回でともに1着と好仕上がりを見せていたこと、後者は「雷神」との異名をとり、神の領域に迫る名手、J.モレイラ騎乗がその理由でしょう。これにザ・ナショナルデー・カップ組が続きます。ここで6着ながら春のスプリント王決定戦でラッキーに僅かに及ばなかったミスターが9.1倍、4着のマジックレジェンドが10倍、3着のデービーピンが11倍と続きました。勝馬のダッシングフェローは良績が直線1000mに集中していることから単勝36倍まで人気を落としています。馬券上手の香港競馬ファンは実績馬に軍配を上げました。

レースはファビュラスワンが前走のザ・ナショナルデー・カップ同じ様にG1ウィナーのぺニアを抑えてハナを奪い、ぺニアとストラスモアが2番手、3番手を奪い合います。1番人気のラッキーは外にミスターを見て後方から4番手、ザウィザードオブオズは最後方からレースを進めました。800m通過45秒51と決して遅いペースではありませんでしたが、軽快に飛ばすファビラスが直線に差し掛かると、並んでいた2頭は内外に別れて追い出しにかかります。ファビラスは113ポンドの軽ハンディを利して粘りこみを図りますが、残り50mで外からミスターが襲い掛かり、最内をついて馬群を縫ってラッキーがファビラスの外に馬体を合わせて交わしましたが、外のミスターに半馬身及びませんでした。後方2頭目に控えたアメージングが直線鋭い足を繰り出して1馬身差の3着に突っ込み、単勝41倍の低い評価を覆しました。


ラッキーは1番人気を裏切ってしまいましたが、着差は馬群を捌くまでに足を使った分が8割、一度使った差が2割。次走のトライアルではミスターと互角にまで仕上げられると見ます。2番人気のザウィザードオブオズは9着と見せ場なく終わりましたが、休み明けと初めて背負わされたトップハンディの133ポンドが敗因。休み明けを叩いた上積み、定量126ポンドのトライアルでは決して無視はできません。3着のアメージングは前走叩いた上積みがしっかりと結果に結びつきました。

香港競馬ファンが下した評価通りに実績馬が上位を占めました。新興勢力は定量戦となるトライアルでこのレースの上位を占めた実績馬の壁を破るのは相当難しいのではないでしょうか。敗戦組からトライアルでの逆転を望めるのはザウィザードオブオズ程度と見ました。また、スプリンターズSに挑戦し、5着と健闘したブリザードは遠征の疲れから100%回復させてから復帰の予定でトライアルは回避の予定。ブリザードに関しては稿を改めます。
(写真提供:HKJC)

Road to HKIRァ曾転渭⊂,魏未燭靴織咼紂璽謄ージェネレーション!シャティン・トロフィーはJ.ムーア厩舎が1、2着を独占へ続きます。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、新報馬業(『新報馬簿』『新報馬経』)駐日代表、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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【香港国際競走2017】Road to HKIR〜2重賞で国慶節祝う新星2頭がHKIRへ名乗り!(後編)

9月3日に開幕した香港競馬2016/17シーズン初の重賞が10月1日の国慶盃(ナショナルデー・カップ)と慶典盃(セレブレーション・カップ)です。ここから2カ月余、3つのステップを経て12月10日の香港国際競走へとヴィクトリーロードが続きます。直線1000mの国慶盃は香港スプリントへ、1400mの慶典盃は香港マイルへの入り口です。日本で言えば秋初戦の京王杯オータムハンデのような位置づけと説明すれば分かりやすいかもしれません。

ヴィクトリーロードは長く険しいものです。その頃までにどのような仕上げ、どのようなペース配分で歩んでいけばいいのか、各陣営とも毎年知恵を巡らせている訳ですが、さて今年はどの馬が先行し、これを横目にじっと控え、逆転を狙っている馬はどの馬なのか……。レースを振り返って2カ月後に迫ったレースを展望してみましょう。



<国慶盃=ナショナルデーカップ>
香港スプリント2勝、高松宮記念も制した世界的スプリンター、エアロヴェロシティが引退し、香港スプリント界は大将を欠いてしまいました。そのトップを窺う2頭が出走してきました。春のスプリント王決定戦、チェアマンズ・スプリント・プライズで2着したミスタースタニングと15年香港スプリントの覇者、ぺニアフォビアです。しかし、この2頭を抑えて単勝2.7倍の1番人気に推されたのはなんと重賞未勝利のディービーピンでした。去年6月のデビュー以来1000〜1200mのスプリント戦を10戦して全て連対。安定性と底を見せていない未知の魅力が買われました。

レースは単勝6.8倍、3番人気のファビラスワンが引っ張る中、注目のディービーは外埒から2頭目を中団から3番手、前にいるミスターを交わして先頭を窺いました。ところが、ディービーの後方に控えていたダッシングフェローが無理やり馬場中央に持ち出して追い出すと残り100mで外に合わせたノットリスントゥーミーをかわし首の差をつけたところがゴールでした。ディービーは内埒沿いに粘って3着。ミスターは後半足を失って6着。ぺニアフォビアは内埒沿いを先行しながら後退し9着に終わりました。

ダッシングフェローは昨年3月、香港澳門カップ(G3・シャティン芝1400m)を勝って重賞ウィナーの仲間入りを果たしましたが、昨シーズンはクラス1を1勝しただけで重賞には手が届きませんでした。1年半ぶりの重賞勝利にJ.ムーア師は「ハンディに恵まれたね。これが定量戦なら4、5着を言うのが実力だろうが」と謙遜して見せました。しかし、2着のノットには「この斤量での2着には大変満足している。香港スプリントまでにトライアルを含め2戦を予定しているが、今日の状態を維持できれば本番でも恥ずかしくない競馬になる」と自信を深めました。ムーア厩舎はスロースターターですが、このレースには3頭出し、1、2着だけではなくマジックレジェンドも4着と上位を独占、例年にはないいいスタートを切りました。

1番人気を裏切ってしまったディーピーですが、K.ティータン騎手は「軽ハンディだったら伸びたんだろうけどね」と敗戦の弁解をしつつも「今日のレースには満足している、余力は十分」と次走に期待を高めています。
今週(10月22日)日曜のプレミアム・ボウル(G2・シャティン芝1200m)にはこのレースの上位馬に春のスプリント王決定戦、チェアマンズ・スプリント・プライズの覇者、ラッキーバブルズが戦線復帰して加わります。ここで11月19日の香港スプリント・トライアルに向けた力関係がはっきりと見えてくることになります。


<慶典盃=セレブレーション・カップ>
国慶盃に続いて行われた慶典盃には、安田記念に挑戦してきたビューティーオンリー、コンテントメントと香港マイラー陣トップ2が揃いました。国慶盃と同じ様に休み明けの強豪を抑えて、開幕日のクラス1でスプリンターズS5着のブリザードを破ったシーズンズブロッサムが単勝2.3倍と人気を集めました。同様に今季既に1戦を消化し2着したウィナーズウェイがこれに続く5.5倍の2番人気。休み明けの強豪、ビューティーオンリー、コンテントメントは単勝15倍、53倍と人気を落としたのは、ここはあくまで叩き台と見通した香港競馬ファンの眼力でしょう。

前のレースで上位を独占したJ.ムーア厩舎はここでも何と4頭出しの大攻勢。そのムーア厩舎の新星、ビューティージェネレーションが外枠から好発を切ると内に切れ込んでレースを先導。1番人気のシーズンズは内埒沿い後方を進みます。1000m59秒23と決して遅いペースではありませんでしたが、ジェネレーションは直線でリードを広げると、あれよあれよの逃げ切り勝ち! 昨季4歳クラシック3冠でクラシックマイル、香港ダービーをそれぞれ3着し、実力の片鱗を見せていましたが、これがうれしい重賞初勝利となりました。

香港マイラー陣もスプリントと同様に総大将だったエイブルフレンドが引退し、世代交代の足音が聞こえてきていましたが、早くも新星が次のマイル王へ名乗りを上げました。
「天の配剤だよ。控えようと考えていたんだけど、雨が降ったんで騎手に逃げろを指示をしたんだ。はまったね」とムーア師は国慶盃に続く重賞連勝に破顔一笑。一方の1番人気のシーズンズは内埒沿いから懸命に足を伸ばして2着を確保。こちらも世代交代へ名乗りを上げた形です。しかし、古豪も黙ってはいません。同じ冠号のビューティーオンリーは稍重に近い馬場の中、133ポンドのトップハンデ。後方からレースを進め直線入り口では後方2番手ながら大外から矢のような末脚を繰り広げ、0.3秒差の5着、意地と実力を十分誇示。Z.パートン騎手も「道悪は決して得意ではないんだけど、今日の末脚は十分見どころがあった」と今後に自信を深めています。


ムーア師はジェネレーションの今後に関して「距離的にはマイルがベスト。オンリーとは同じオーナーだが、香港マイルを目指すことになる」とコメント。今週日曜のシャティン・トロフィー(G2・シャティン芝1600m)で真価を問われることになりました。このレースにはムーア厩舎所属で一昨季の香港馬王(年度代表馬)ワーザーも戦列復帰。トライアル第2レグにして既に本番並みの顔ぶれ、見逃せないレースをなりました。さて、日曜のシャティンが楽しみでなりません。
(写真提供:HKJC)


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、新報馬業(『新報馬簿』『新報馬経』)駐日代表、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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【香港国際競走2017】Road to HKIR◆2重賞で国慶節祝う新星2頭がHKIRへ名乗り!(前編)

凱旋門賞は2着が抜け目で大変失礼いたしました。アイルランドのA.オブライエン軍団大攻勢を絞り込みきれず、フォア賞2着馬までは手が伸びませんでした。ダントツの1番人気、エネイブルから入ればどうしても買い目を絞らなければならず、涙の鼻差負けでした。
しかし、エネイブルの強さには痺れました。今年から3歳牝馬の斤量が0.5キロ重くなりましたが、その影響など全くなし。歴史的名牝の誕生に立ち会えたことが最大の収穫でした。
サトノダイヤモンド、ノブレスの2頭、そして12月の香港スプリントにも直結するであろうスプリンターズSに関しては稿を改めて論じたいを思います。

さて、凱旋門賞の翌日にはパリを後にして、凱旋門賞と同じ10月1日に住民投票でスペインから独立の意思を示したカタルーニャ地方バルセロナを覗いてきました。到着翌日には早速ゼネスト、デモ隊が市内を埋め尽くしました。しかし、そこはラテンらしい明るいデモで身の危険を感じるようなことは全くありませんでしたが、カタルーニャ地方の独立をめぐってはマドリードの中央政府とバルセロナの州政府の間で緊張が続き予断を許さぬ情勢が今も続いています。そんなこんながあって日本への帰国も、会員の皆さんへのご報告も遅れてしましました。どうかご寛恕(かんじょ)ください。

思い返しても10月1日は忙しい一日でした。香港期待の星、ブリザードが出走したスプリンターズSが日本時間の15時40分発走。パリでは朝8時40分。その後には中国への返還から20年、10月1日の国慶節(建国記念日)には欠かせない2重賞が日本時間の17時5分(パリ時間10時5分)、17時40分(同10時40分)にそれぞれ発走。朝飯もとれずに朝からパソコンの画面に食いつき、パリ北駅から列車でシャンティイへと急行したのでした。しかし、香港の忙しさはそれどころではなかったようです。

前日の9月30日、エプソム・ハンディキャップ・デーと銘打ってオーストラリア・ランドウィック競馬場で行われたG1 3競走を含む6レースがサイマル発売されました。翌1日には香港の10レースの間に中山からスプリンターズSが、そして最終レースから4時間15分後の香港時間22時5分には凱旋門賞が、これを皮切りに日付も変わった2日0時15分発走のフォレ賞までG1が4レースサイマル発売されたのです。香港ジョッキークラブのスタッフは2日間、てんてこまいだったことでしょう。

しかし、流石は香港ジョッキークラブと感心させられたのはスプリンターズSの編成です。地元香港の1レースが12時45分、日本時間の13時45分発走ですので、スプリンターズSは香港のレースの合間に行われることになります。それを以下のように編成したのです。

<香港時間/日本時間/レース>
12時45分  13時45分  シャティン1R
13時15分  14時15分  シャティン2R
13時45分  14時45分  シャティン3R
14時15分  15時15分  シャティン4R
14時40分  15時40分  スプリンターズS
15時05分  16時05分  シャティン5R

そうです。地元香港のレースと同様のインターバルを開けてレースを編成したのです。これであれば目の前で行われている地元のレースと同じ様に衛星放送のパドックを見て検討、馬券の購入に向かうことができます。昨年12月、日本で初めてサイマル発売された香港国際競走を思い出してみて下さい。G1 4レースの皮切りとなり、我らがサトノクラウンが大本命の香港馬ハイランドリールをゴール寸前差し切った香港ヴァーズは中山、阪神のレースと発走時間が重なっていましたが、十分なインターバルなど取られず、3場開催の裏と同じ扱い。

昨年の凱旋門賞は1レースだけで約43億円の売上を計上したので、G1が4レースあってそれぞれに日本馬が出走した香港国際競走では100億円も夢ではないと期待していたのですが、4レース併せても凱旋門賞1レースに及びませんでした。これには様々な要因が関わっているとは思いますが、個人的には3場開催の裏開催と同じような扱いをした、競馬ファン・ファーストではないレース編成の誤りが最大の原因であったと考えています。

皆さん、競馬場で、または場外馬券で日本を代表する強豪が挑戦した海外G1を、日本のレースと同じ感覚で買えるとすれば、ついつい財布の紐が緩むと思いませんか? 今年12月10日の香港国際競走でJRAがどのようなレース編成をするのか、ファン・ファーストの編成をしてくれるのかどうか、しっかりを観察してみようじゃありませんか。

さて、前置きが長くなりすぎたようです。中華人民共和国の建国記念日を飾った重賞2レースを振り返り、香港国際競走を展望しましょう。(続)

Road to HKIR〜2重賞で国慶節祝う新星2頭がHKIRへ名乗り!(後編)へ続きます。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、新報馬業(『新報馬簿』『新報馬経』)駐日代表、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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過去10年の結果 〜香港スプリント 2017〜

開催日 勝ち馬 性齢 調教国 タイム 騎手 調教師
2016/12/11 ビューティーオンリー セ5 香港 1:33.4 Z.パートン A.クルーズ
2015/12/13 ペニアフォビア セン4 香港 1:08.74 J.モレイラ P.オサリバン
2014/12/14 エアロヴェロシティ セン6 香港 1:08.57 Z.パートン P.オサリバン
2013/12/08 ロードカナロア 牡5 日本 1:08.25 岩田康誠 安田隆行
2012/12/09 ロードカナロア 牡4 日本 1:08.50 岩田康誠 安田隆行
2011/12/11 ラッキーナイン セン4 香港 1:08.98 B.プレブル C.ファウンズ
2010/12/12 ジェイジェイザジェットプレーン セン6 香港 1:08.84 P.ストライドム L.ホウタラギス
2009/12/13 セイクリッドキングダム セン6 香港 1:09.16 B.プレブル 姚本輝
2008/12/14 インスピレーション セン4 香港 1:08.68 D.ビードマン J.ムーア
2007/12/09 セイクリッドキングダム セン4 香港 1:08.4 G.モッセ 姚本輝

歴史・概要 〜香港スプリント 2017〜

香港スプリントは香港競馬年度シーズンの最初の短距離路線のGI競走でヨーロッパ、日本やオセアニアから一線級のスプリンターが多数出走するハイレベルな国際スプリント競走。1999年に芝1000mの国際リステッド競走として創設されたのが始まりで2002年に国際GIに昇格した。
2006年にグローバル・スプリント・チャレンジシリーズに参加し、その最終戦として開催。それに伴って、施行距離を芝1200メートルに変更。スタート地点も従来の直線コースからバックストレッチへ移動となり、現在に至る。2012年はロードカナロアが日本馬として初制覇を飾った。

挑戦した日本馬 〜香港スプリント 2017〜

ロードカナロア 1着/香港スプリント(2012年・2013年)
>>全競走成績を見る
血統
父:キングカメハメハ
母:レディブラッサム
成績
19戦13勝
6億6995万+1710万香港ドル
主な勝ち鞍
香港スプリント(GI)2012・2013
安田記念(GI)
スプリンターズS(GI)2012・2013
高松宮記念(GI)
日本、世界を圧巻する短距離王

 日本馬初の香港スプリントの制覇、そして連覇、日本競馬史上初のスプリントGI5勝を含むGI6勝など今や日本競馬史に残る名馬として数えられるロードカナロア。
 2歳12月の小倉競馬場でデビュー勝ちを収めるとジュニアカップ、500万下と2着。万全の乗り込みで立て直された復帰戦、ドラセナ賞を0.6差の圧勝で飾ると葵ステークス、京洛ステークス、京阪杯(GIII)、シルクロードS(GIII)と一気の5連勝を遂げ、一躍、短距離界の新星として注目を浴びた。特にスタートの出が悪く後方からのレースを強いられたシルクロードステークスでは直線で絶望的な位置からの豪快な差し切りで、レース後鞍上の福永祐一騎手は「今後の短距離界を背負っていく馬」と語った。
 初のGI挑戦となった高松宮記念では3着、函館スプリントS、セントウルSを2着と取りこぼしたロードカナロアだったが、続くスプリンターズSでは高松宮記念で後塵を拝したカレンチャンとの叩き合いを制し、レコードタイムで見事GI制覇を飾った。そして迎えた香港スプリント。レースでは先行集団で折り合い、直線で追い出されると力強く抜け出し、他馬を寄せ付けない完勝劇。これにより日本馬の香港スプリント初制覇、そして香港国際競走全制覇が達成された。「この馬が通用しなかったら、来年も再来年もないと思っていた。他の国でも通用する力がある」と鞍上の岩田騎手が手放しで絶賛する圧巻の内容であった。
 2013年は、高松宮記念(GI)、安田記念(GI)、スプリンターズS(GI)を制し、引退戦となる香港スプリント(GI)でも5馬身差の圧勝で連覇を飾った。

施行年馬名性齢騎手調教師着順
2016年ビッグアーサー牡5R.ムーア藤岡健一10着
レッドファルクス牡5M.デムーロ尾関知人12着
2015年ミッキーアイル牡4浜中俊音無秀孝7着
ストレイトガール牝6岩田康誠戸崎圭太9着
サクラゴスペル牡7Z.パートン尾関知人12着
2014年ストレイトガール牝5岩田康誠藤原英昭3着
スノードラゴン牡6大野拓弥高木登8着
リトルゲルダ牝5M・デムーロ鮫島一歩14着
2013年ロードカナロア牡5岩田康誠安田隆行1着
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