ビッグアーサー(競走馬)

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ビッグアーサー
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写真一覧
抹消  鹿毛 2011年3月18日生
調教師藤岡健一(栗東)
馬主中辻 明
生産者バンブー牧場
生産地浦河町
戦績15戦[8-2-1-4]
総賞金29,981万円
収得賞金12,650万円
英字表記Big Arthur
血統 サクラバクシンオー
血統 ][ 産駒 ]
サクラユタカオー
サクラハゴロモ
シヤボナ
血統 ][ 産駒 ]
Kingmambo
Relish
兄弟 セキフウブロードスター
市場価格1,102万円(2012北海道セレクションセール)
前走 2017/10/01 スプリンターズS G1
次走予定

ビッグアーサーの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
17/10/01 中山 11 スプリンター G1 芝1200 1651016.186** 牡6 57.0 福永祐一藤岡健一 522
(+3)
1.07.8 0.233.6レッドファルクス
16/12/11 香港 5 香港スプリン G1 芝1200 13--------10** 牡5 57.0 R.ムーア藤岡健一 519
(--)
1.09.4 0.6----エアロヴェロシティ
16/10/02 中山 11 スプリンター G1 芝1200 16111.8112** 牡5 57.0 福永祐一藤岡健一 520
(-4)
1.08.0 0.434.2⑤⑤レッドファルクス
16/09/11 阪神 11 セントウルS G2 芝1200 13112.111** 牡5 58.0 福永祐一藤岡健一 524
(+4)
1.07.6 -0.234.5ネロ
16/03/27 中京 11 高松宮記念 G1 芝1200 18243.911** 牡5 57.0 福永祐一藤岡健一 520
(-4)
1.06.7 -0.133.4④④ミッキーアイル
16/01/31 京都 11 シルクロード G3 芝1200 168162.115** 牡5 57.0 M.デムー藤岡健一 524
(+2)
1.08.5 0.633.4⑨⑩ダンスディレクター
15/12/26 阪神 11 阪神カップ G2 芝1400 17112.713** 牡4 57.0 藤岡康太藤岡健一 522
(0)
1.21.6 0.234.6④④ロサギガンティア
15/11/29 京都 12 京阪杯 G3 芝1200 15341.512** 牡4 56.0 藤岡康太藤岡健一 522
(0)
1.07.4 0.032.8⑦⑦サトノルパン
15/10/11 京都 11 オパールS OP 芝1200 16241.711** 牡4 57.0 藤岡康太藤岡健一 522
(-6)
1.06.7 -0.533.2⑥④マコトナワラタナ
15/08/23 小倉 11 北九州記念 G3 芝1200 18352.512** 牡4 55.0 藤岡康太藤岡健一 528
(+2)
1.07.5 0.233.4⑩⑧ベルカント
15/06/20 阪神 10 水無月S 1600万下 芝1200 13571.311** 牡4 57.0 藤岡康太藤岡健一 526
(+6)
1.08.1 -0.033.4⑥⑤フォーエバーモア
15/04/11 阪神 10 淀屋橋S 1600万下 芝1200 12681.411** 牡4 57.0 浜中俊藤岡健一 520
(-4)
1.09.3 -0.034.7⑦⑥エポワス
15/03/29 中京 9 岡崎特別 1000万下 芝1200 187142.111** 牡4 56.0 藤岡康太藤岡健一 524
(+4)
1.08.6 -0.333.9⑥⑧ティーハーフ
15/02/28 小倉 12 八代特別 500万下 芝1200 188174.611** 牡4 57.0 藤岡康太藤岡健一 520
(+2)
1.07.9 -0.434.3ヤマノハヤブサ
14/04/13 福島 6 3歳未勝利 芝1200 168168.341** 牡3 56.0 藤岡康太藤岡健一 518
(--)
1.09.5 -0.435.3クラウンアイリス

ビッグアーサーの関連ニュース

★初のスプリント戦でビッグタイトル獲得なるか 芝1200メートル戦初挑戦となる馬は4頭

今年の高松宮記念には、JRA所属馬22頭が第1回特別登録を行い、香港からはビクターザウィナー(騸6歳、C・シャム厩舎)が出走する予定だが、3月18日現在出走可能となっている18頭のうち、今回が芝1200メートル戦初挑戦となるのはウインカーネリアン(牡7歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)、シャンパンカラー(牡4歳、美浦・田中剛厩舎)、ソーダズリング(牝4歳、栗東・音無秀孝厩舎)、ディヴィーナ(牝6歳、栗東・友道康夫厩舎)の4頭だ。4頭にはいずれも重賞での勝利実績があり、ウインカーネリアンは芝1600メートルの重賞を2勝、シャンパンカラーは芝1600メートルのNHKマイルC、ソーダズリングは芝1400メートルの京都牝馬Sディヴィーナは芝1800メートルの府中牝馬Sを制している。GⅠに昇格した1996年以降の高松宮記念で、芝1200メートル戦初挑戦だった馬の勝利は4回あるが、今年の4頭は好走することができるだろうか。

なお、ソーダズリングに騎乗予定の武豊騎手は2007年スズカフェニックスで、ディヴィーナに騎乗予定のミルコ・デムーロ騎手は14年コパノリチャードで芝1200メートル初挑戦だった騎乗馬をそれぞれ勝利に導いている。

★波乱の幕開けとなった2024年のJRA・GⅠ 高松宮記念は過去10年で1番人気馬が1勝

2月18日に実施された今年最初のJRA・GⅠフェブラリーSは、11番人気のペプチドナイルが勝って3連単の払戻金は153万500円となり、2024年のJRA・GⅠは波乱の決着でスタートした。3月24日に実施される高松宮記念は、GⅠに昇格した1996年以降1番人気の勝率が.179にとどまっており、グレード制を導入した84年以降、最も1番人気馬の勝率が低いJRA・GⅠとなっている。過去10年の高松宮記念では1番人気馬が1勝にとどまっている一方、二けた人気馬が3着以内に入るケースがたびたび見られ、3連単の払戻金が100万円を超えた年も2回ある。今年の高松宮記念には、シャンパンカラー(牡4歳、美浦・田中剛厩舎)、ママコチャ(牝5歳、栗東・池江泰寿厩舎)のJRA・GⅠ勝ち馬2頭を含むJRA所属馬22頭が登録しており、香港からはGⅠ馬のビクターザウィナー(騸6歳、C・シャム厩舎)が出走する予定だが、どのような結果になるだろうか。

★高松宮記念父子制覇&父子4代JRA・GⅠ制覇なるか トウシンマカオ&ビッグシーザー

夕刊フジ賞オーシャンSを制したトウシンマカオ(牡5歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)、同2着のビッグシーザー(牡4歳、栗東・西園正都厩舎)は、2016年の高松宮記念を制したビッグアーサーの産駒で、同レースの父子制覇がかかる。また、2頭の曽祖父サクラユタカオー(1986年天皇賞・秋)、祖父サクラバクシンオー(93、94年スプリンターズS)、父ビッグアーサーはいずれもJRA・GⅠ勝ち馬で、父子4代JRA・GⅠ制覇もかかる。

高松宮記念がGⅠに昇格した96年以降、同レースの父子制覇は父キングヘイロー(00年)=子ローレルゲレイロ(09年)、父ロードカナロア(13年)=子ダノンスマッシュ(21年)、ファストフォース(23年)の3組が、父子4代JRA・GⅠ制覇はモーリス産駒のピクシーナイト(21年スプリンターズS)、ジェラルディーナ(22年エリザベス女王杯)、ジャックドール(23年大阪杯)が成し遂げているが、トウシンマカオビッグシーザービッグアーサー産駒初のJRA・GⅠ勝利を挙げることができるだろうか。

高松宮記念を勝てば、芝短距離GⅠ完全制覇 横山典弘騎手&クリストフ・ルメール騎手

2歳戦の阪神JF朝日杯FS、クラシック競走の桜花賞を除くと、現在、芝の短距離(1200~1600メートル)を舞台に争われるJRA・GⅠは高松宮記念NHKマイルC、ヴィクトリアマイル安田記念スプリンターズSマイルCSの6つだ。6レースすべてを勝っている騎手は武豊騎手だけだが、横山典弘騎手とクリストフ・ルメール騎手は高松宮記念を除く5レースを制しており、2人目の完全制覇がかかる。今年の高松宮記念には、横山典弘騎手がマテンロウオリオン(牡5歳、栗東・昆貢厩舎)、クリストフ・ルメール騎手がトウシンマカオ(牡5歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)とのコンビで参戦する予定だが、同レース初勝利を挙げることができるだろうか。なお、レース当日の年齢が56歳1カ月2日の横山典弘騎手が勝てば、武豊騎手が持つグレード制を導入した1984年以降のJRA・GⅠ最年長優勝記録(54歳9カ月10日)を更新する。

また、横山典弘騎手は3月18日現在、JRA通算2942勝を挙げており、JRA通算勝利数歴代2位の岡部幸雄元騎手の2943勝を抜きJRA通算勝利数単独2位となるまであと2勝となっている。

★GⅠ完全制覇がかかるサンデーレーシング 帰国初戦となるマッドクールが出走予定

(有)サンデーレーシングの所有馬は、現在実施されているJRA・GⅠ24レース中23レースを制しており、障害のJ・GⅠ2レースでも勝利を挙げている。サンデーRの所有馬は、マッドクール(牡5歳、栗東・池添学厩舎)が今年の高松宮記念に出走予定だが、同レース初勝利を挙げて、史上初となる障害も含むGⅠ26レースの完全制覇を遂げることができるだろうか。

マッドクールは昨年のスプリンターズSでは勝ったママコチャと接戦の末、ハナ差の2着に敗れており、今回は香港スプリント8着以来の出走となる。同馬には高松宮記念初騎乗となる坂井瑠星騎手が騎乗する予定だが、帰国初戦を勝利で飾ることができるだろうか。

ドゥラメンテ産駒が初のスプリントGⅠ出走 シャンパンカラールガルの2頭が参戦

種牡馬ドゥラメンテの産駒はJRA・GⅠ通算12勝を挙げているが、芝1200メートルのGⅠには出走したことがない。高松宮記念には、最下位に敗れた前走のフェブラリ-Sからの巻き返しを狙う昨年のNHKマイルC勝ち馬シャンパンカラー(牡4歳、美浦・田中剛厩舎)、シルクロードSで重賞初制覇を遂げたルガル(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)と2頭のドゥラメンテ産駒が出走する予定だが、スプリントGⅠ初出走で勝利を挙げることができるだろうか。なお、シャンパンカラーには吉田豊騎手、ルガルにはJRA・GⅠ初制覇がかかる西村淳也騎手が騎乗する予定となっている。

★2年連続でJRA・GⅠ未勝利の馬、騎手、調教師が勝利 今年はテイエムスパーダに注目?

2022年の高松宮記念は、ナランフレグがGⅠ初制覇を遂げ、管理する宗像義忠調教師、騎乗した丸田恭介騎手もJRA・GⅠ初制覇となった。また、昨年の高松宮記念でも勝ち馬のファストフォース、管理する西村真幸調教師、騎乗した団野大成騎手がJRA・GⅠ初制覇を遂げた。3月18日現在、今年の高松宮記念に出走可能となっている18頭のうち、馬、騎手、調教師いずれもJRA・GⅠ未勝利なのは、香港から参戦するGⅠ馬ビクターザウィナー(騸6歳、C・シャム厩舎)を除くと、昨年の産経賞セントウルS勝ち馬で富田暁騎手が騎乗予定のテイエムスパーダ(牝5歳、栗東・木原一良厩舎)だけだが、今年も人馬揃ってJRA・GⅠ初制覇のシーンが見られるだろうか。

【夕刊フジ賞オーシャンS】トウシンマカオが人気に応えて重賞連勝 ビッグアーサー産駒がワンツー 2024年3月2日() 16:31

3月2日の中山11Rで行われた夕刊フジ賞オーシャンステークス(GⅢ、4歳以上オープン、芝1200メートル、別定、16頭立て、1着賞金=4300万円)は、横山武史騎手の1番人気トウシンマカオ(牡5歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)が、中団前め追走から直線で力強く抜け出して快勝。昨年11月の京阪杯に続く重賞連勝で高松宮記念の優先出走権を獲得した。タイムは1分8秒0(稍重)。

1馬身1/4差の2着は勝ち馬と同じビッグアーサー産駒のビッグシーザー(2番人気)、さらにハナ差遅れた3着にバースクライ(3番人気)が続いた。

トウシンマカオは、父ビッグアーサー、母ユキノマーメイド、母の父スペシャルウィークという血統。北海道新ひだか町・服部牧場の生産馬。馬主は(株)サトー。戦績は16戦6勝。重賞は2022、23年京阪杯(GⅢ)に次いで3勝目。

横山武史騎手(1着 トウシンマカオ)「ためて良さが生きると思ったので、馬のリズムを尊重しつつ理想的な競馬ができました。素晴らしい、はじけっぷりでした。頂いた依頼をものにできて、最低限の仕事ができました。能力的にはGⅠでもやれると思います。もっと良くなる余地があると菅原明良騎手も高柳(瑞樹)調教師も言っていましたので、さらに次は良くなります」

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【血統アナリシス】セントウルS2023 サクラバクシンオー系種牡馬として注目に値するビッグアーサー 2023年9月9日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はセントウルS2023・血統予想をお届けします!


現行コースで施行されるようになった2007年以降、種牡馬として最多の3勝を記録するのがサクラバクシンオーアドマイヤムーンの2頭。とくにアドマイヤムーン産駒は13年にハクサンムーンが単勝1.4倍の大本命ロードカナロア(父キングカメハメハ)を打ち負かし、17&18年とファインニードルがレース史上2頭目となる2連覇を飾るなど異彩を放つ。

一方、阪神芝1200mはショウナンカンプビッグアーサーといったサクラバクシンオーの後継種牡馬も顕著な活躍をみせるコースなので、今後はセントウルSでもサクラバクシンオー系として動向を注視していく必要がありそうだ。

ビッグシーザーは、父ビッグアーサー×母アンナペレンナ(母の父Tale of Ekati)。父はサクラバクシンオーの後継種牡馬として評価しやすいが、阪神芝1200mは3戦3勝と現役時に最も得意としたコースであり、自身も16年セントウルSを制している。本馬においてもマーガレットSが後続に2馬身差をつける完勝で、そのコース巧者ぶりは父を彷彿とさせるものだった。中京芝1200mの2歳レコード保持するだけに野芝の高速決着も良好だろう。

ブトンドールは、父ビッグアーサー×母プリンセスロック(母の父スウィフトカレント)。父については上記ビッグシーザーを参照。サクラバクシンオー直系の牝馬は、06年シーイズトウショウ(中京開催)、08年カノヤザクラと直仔2頭が勝利するほか、ショウナンカンプ産駒の18年2着ラブカンプーは孫世代として好走を果たした。なお、同系統の3歳牝馬に限れば「0-2-0-1」。本馬も斤量面などでアドバンテージを活かしたいところだろう。

ボンボヤージは、父ロードカナロア×母ディープインアスク(母の父ディープインパクト)。20年1着ダノンスマッシュ、22年2着ファストフォース、中京開催時に好走した同産駒は、のちに2頭ともスプリントG1ウィナーとなった。本来の阪神開催時も19年にファンタジストイベリスが2・3着に好走しており、7番人気の人気薄で連対した前者においては本馬の全兄だ。きょうだいで適性が似通う一族であることからもぞんざいには扱えない。


【血統予想からの注目馬】
ビッグシーザー ⑫ブトンドール ⑨ボンボヤージ

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【産経賞セントウルSの注目点】ピクシーナイトは久々の勝利なるか?ビッグアーサー産駒2頭が父子制覇を狙う 2023年9月5日(火) 18:57

★久々の勝利を目指すピクシーナイト ドルチェモアは芝1200メートル戦初挑戦

2021年のスプリンターズS勝ち馬ピクシーナイト(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)が、産経賞セントウルSに登録している。ピクシーナイトは21年スプリンターズS優勝後、同年12月の香港スプリントに参戦したものの競走中止となり、その後の検査で左橈側手根骨板状骨折が判明して長期の戦線離脱を余儀なくされた。復帰初戦となった今年の高松宮記念では13着、続く京王杯SCでは8着に敗れたが、21年に2着と好走しているセントウルSで久々の勝利を挙げることができるだろうか。なお、鞍上には引き続き戸崎圭太騎手が騎乗を予定している。

また、昨年の朝日杯FS勝ち馬ドルチェモア(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎)は、今回が芝1200メートル戦初挑戦となる。ドルチェモアはデビューから3連勝で朝日杯FSを制し、JRA賞最優秀2歳牡馬を受賞したが、3歳となった今年はニュージーランドT7着、NHKマイルC12着、安田記念18着と大敗が続いている。ドルチェモアにはメイケイエールとのコンビで制した昨年に続く連覇がかかる池添謙一騎手が騎乗する予定だが、初のスプリント戦で勝利を挙げることができるだろうか。

★8年ぶりの勝利がかかる3歳勢は4頭登録 ブトンドールビッグシーザーは父子制覇に挑戦

今年の産経賞セントウルSには、昨年のJRA賞最優秀2歳牡馬ドルチェモア函館2歳S勝ち馬のブトンドール(牝3歳、栗東・池添学厩舎)、小倉2歳S勝ち馬のロンドンプラン(牡3歳、栗東・宮本博厩舎)、重賞初制覇を狙うビッグシーザー(牡3歳、栗東・西園正都厩舎)の3歳馬4頭が登録している。3歳馬が産経賞セントウルSを勝てば、2015年アクティブミノル以来8年ぶり6頭目となるが、今年の3歳勢は古馬を相手にどのような走りを見せるだろうか。ちなみに、函館2歳S勝ち馬が勝てば15年アクティブミノル以来8年ぶり2頭目、小倉2歳S勝ち馬が勝てば昨年のメイケイエールに続き2年連続4頭目となる。また、ブトンドールビッグシーザーは、16年の勝ち馬ビッグアーサーの産駒で、同レース初の父子制覇がかかる。

なお、産経賞セントウルSはサマースプリントシリーズの最終戦として実施される。今年のサマースプリントシリーズは、第5戦のキーンランドCを終えた時点でジャスパークローネが21ポイントを獲得してトップに立っているが、登録馬に獲得ポイントがジャスパークローネを上回る可能性がある馬はいないため、同馬のシリーズチャンピオンが事実上確定している。

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【血統アナリシス】函館2歳S2023 直系だけでなく母の父としても存在感を示すサクラバクシンオー 2023年7月14日(金) 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は函館2歳S2023・血統予想をお届けします!


世代最初のJRA重賞として施行されるようになった1997年以降、函館2歳Sでは2勝以上を挙げた種牡馬がいないことも特徴のひとつ。昨年もビッグアーサー産駒の4番人気ブトンドールが勝ち、同種牡馬の産駒はJRA重賞初制覇を飾ることになった。なお、ビッグアーサーサクラバクシンオーの直仔となるが、近年は直系だけでなく母の父にサクラバクシンオー系種牡馬を配された馬も存在感を示し、15年ブランボヌール&19年ビアンフェは姉弟制覇を達成。昨年も該当する3番人気クリダーム(母の父サクラバクシンオー)が2着に好走していた。

ほか、16年レヴァンテライオン(父Pioneerof the Nile)や18年アスターペガサス(父Giant's Causeway)といったアメリカ産の外国産馬も勝ち馬として名を連ねているように、Storm CatやUnbridled、フォーティナイナーなど、アメリカ系のスピード血脈も評価しやすい傾向が見受けられる。

ロータスワンドは、父ロードカナロア×母ルシュクル(母の父サクラバクシンオー)。半姉ブランボヌール、半兄ビアンフェが揃って函館2歳Sの勝ち馬であることからも蔑ろにはできない存在。なお、母ルシュクルも08年すずらん賞を制するなど、一族は抜群の洋芝適性を誇る。母の父サクラバクシンオーはもちろんのこと、アメリカ質なスピードという意味では2代母アジアンミーティアがUnbridled's Songの全妹であることも強調しやすい。

タヤスロンドンは、父シャンハイボビー×母ラフメイカー(母の父スズカマンボ)。父はHarlan's Holiday、Harlan、Storm Catへと遡る父系だが、同系統は14年アクティブミノル、18年アスターペガサスが勝ち馬として名を連ねる。本馬は4代母Till EternityがMiswakiの半妹にあたる血統背景も興味深く、同一族となるジャスパークローネがCBC賞を制したことも記憶に新しい。危なげない新馬の勝ち方をみると更なる上積みにも期待できそうだ。

スカイキャンバスは、父ファインニードル×母アポロフィオリーナ(母の父スニッツェル)。父系祖父アドマイヤムーンは11年の勝ち馬ファインチョイスを出しているが、総じてフォーティナイナーの直系は牝馬優位な傾向にあり、13年2着プラチナティアラは9番人気、17年2着ウインジェルベーラは12番人気と人気薄の激走も目立つ。一方、母の父も種牡馬として10年3着ルリニガナを出すなど、洋芝スプリント戦線で評価に値する血脈といえる。


【血統予想からの注目馬】
ロータスワンド ④タヤスロンドン ①スカイキャンバス

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【高松宮記念の注目点】春GIシリーズ開幕戦、新スプリント王を襲名するのはどの馬か? 2023年3月22日(水) 09:14

★芝1200メートル戦では重賞3勝を含む6戦4勝 シルクロードSを制したナムラクレア

昨年のサマースプリントシリーズでチャンピオンとなったナムラクレア(牝4歳、栗東・長谷川浩大厩舎)は、芝1200メートル戦では6戦4勝という成績で、2021年の小倉2歳S、22年の函館スプリントS、今年のシルクロードSと重賞3勝を挙げている。同馬はこれまでにGⅠに3回出走して、昨年の桜花賞での3着が最高成績だが、4度目の挑戦でGⅠ初勝利を挙げることができるだろうか。Vなら、ナムラクレアを管理する長谷川調教師はJRA・GⅠ初制覇となり、同馬に騎乗予定の浜中俊騎手はロジャーバローズとのコンビで制した19年のダービー以来、4年ぶりのJRA・GⅠ制覇となる。

★1勝クラスから4連勝で阪急杯を制覇 快進撃を続けるアグリがGⅠ初挑戦

昨年8月の1勝クラスから4連勝で阪急杯を制したアグリ(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)は、今回がGⅠ初挑戦となる。同馬は通算9戦5勝という成績だが、5勝は芝1400~1600メートル戦で挙げており、芝1200メートル戦出走は昨年7月の1勝クラス(4着)の1度だけ。芝1200メートル戦に出走経験があって未勝利という馬が高松宮記念を勝てば、2009年ローレルゲレイロ以来14年ぶりだが、快進撃を続けるアグリは勢いそのままにGⅠタイトルを奪取することができるだろうか。なお、同馬は今年から日本で繋養されているカラヴァッジオ(Caravaggio)産駒の持ち込み馬で、同産駒は今回がJRA・GⅠ初出走となる。

また、アグリを管理する安田隆行調教師は高松宮記念で3勝を挙げており、GⅠ昇格以前も含めた同レースの最多勝調教師となっている。安田隆師は来年2月に定年を迎えるため、今回が最後の高松宮記念挑戦となるが、自らの最多勝記録を更新する4勝目を挙げることができるか。

★2021年香港スプリント以来の復帰戦 戸崎圭太騎手との新コンビで挑むピクシーナイト

2021年のスプリンターズS勝ち馬ピクシーナイト(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)が、高松宮記念での復帰を予定している。同馬は21年の香港スプリントで競走中止となり、その後の検査で左橈側手根骨板状骨折が判明して長期の戦線離脱を余儀なくされた。グレード制が導入された1984年以降のJRA・GⅠ優勝馬で前走からの間隔が最も長かったのは、前走から中363日の出走で93年有馬記念を制したトウカイテイオーで、前走から中468日での出走となるピクシーナイトが勝てばこの記録を更新するが、長期休養明け初戦を勝利で飾ることができるか。なお、ピクシーナイトにはデビュー以来、福永祐一騎手が騎乗していたが、福永騎手は今年の2月末で引退したため、戸崎圭太騎手との新コンビで出走を予定している。

★GⅠ完全制覇かかかるサンデーレーシング 巻き返し狙うグレナディアガーズが出走予定

馬主・(有)サンデーレーシングの所有馬は、現在実施されているJRA・GⅠ24レース中23レースを制しており、障害のJ・GⅠ2レースでも勝利を挙げている。サンデーRの所有馬は、グレナディアガーズ(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎)が今年の高松宮記念に出走予定だが、同レース初勝利を挙げて、史上初となる障害も含むGⅠ26レースの完全制覇を遂げることができるか。

グレナディアガーズは2020年の朝日杯FS勝ち馬で、昨年(12着)に続く2年連続の高松宮記念参戦となる。同馬は1番人気に支持された前走の阪急杯では7着に敗れているが、前走から巻き返して約2年3カ月ぶりのJRA・GⅠ制覇を遂げることができるだろうか。

★父子制覇狙うロードカナロアビッグアーサー産駒 トウシンマカオが勝てば父子4代JRA・GⅠ制覇

今年の高松宮記念には、2013年の高松宮記念優勝馬ロードカナロア産駒のキルロード(セン8歳、美浦・田村康仁厩舎)、ファストフォース(牡7歳、栗東・西村真幸厩舎)、ボンボヤージ(牝6歳、栗東・梅田智之厩舎)、16年の高松宮記念優勝馬ビッグアーサー産駒のトウシンマカオ(牡4歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)が登録している。GⅠに昇格した1996年以降の高松宮記念で「父キングヘイロー(00年優勝)=子ローレルゲレイロ(09年優勝)、父ロードカナロア(13年優勝)=子ダノンスマッシュ(21年優勝)の2組が父子制覇を遂げているが、今年、父子制覇がかかる4頭は勝利を挙げることができるだろうか。

また、トウシンマカオの曽祖父サクラユタカオー(1986年天皇賞・秋)、祖父サクラバクシンオー(1993・94年スプリンターズS)、父ビッグアーサーはいずれもJRA・GⅠ勝ち馬で、トウシンマカオには父子4代JRA・GⅠ制覇がかかる。トウシンマカオは昨年の京阪杯で重賞初勝利を挙げ、前走のシルクロードSでは4着に入っているが、父に初のGⅠタイトルを贈ることができるだろうか。勝てば、トウシンマカオに騎乗予定の鮫島克駿騎手はJRA・GⅠ初制覇となる。なお、父子4代JRA・GⅠ制覇はモーリス産駒のピクシーナイト(21年スプリンターズS)、ジェラルディーナ(22年エリザベス女王杯)が遂げている(※ピクシーナイトは今年の高松宮記念に登録)。

★昨年のスプリンターズS2着馬ウインマーベル シルクロードS7着から巻き返しなるか

昨年のスプリンターズS2着馬ウインマーベル(牡4歳、美浦・深山雅史厩舎)は、芝1200メートル戦で9戦連続3着以内と堅実な走りを見せていたが、今年初戦となったシルクロードSでは7着に敗れた。高松宮記念がGⅠに昇格した1996年以降、前年のスプリンターズS2着馬は3勝、2着4回(勝率.188、連対率.438)という成績だが、ウインマーベルは前走から巻き返すことができるだろうか。ウインマーベルには引き続き松山弘平騎手が騎乗予定で、勝てば、管理する深山雅史調教師はJRA・GⅠ初制覇となる。

ウインマーベルは父アイルハヴアナザー、母コスモマーベラスという血統で、コスモヴューファームの生産馬だ。同牧場とアイルハヴアナザー産駒にはJRA・GⅠ初制覇がかかるが、ウインマーベルは生産牧場と父にGⅠタイトルをもたらすことができるか。なお、アイルハヴアナザーは2018年に輸出されており、同産駒のJRA現役馬はウインマーベルを含め23頭だ(※3月20日現在)。

オーシャンSを制しだヴェントヴォーチェ JRA・GⅠ初V狙う西村淳也騎手とのコンビで参戦

前走のオーシャンSで重賞2勝目を挙げたヴェントヴォーチェ(牡6歳、栗東・牧浦充徳厩舎)は、昨年のスプリンターズS(11着)以来2回目のGⅠ挑戦となる。同年のオーシャンS勝馬が高松宮記念を勝てば、2010年キンシャサノキセキ以来13年ぶり、前年のスプリンターズSでふた桁着順だった馬が勝てば、18年ファインニードル以来5年ぶりとなるが、ヴェントヴォーチェは春のスプリント王の座を射止めることができるだろうか。

ヴェントヴォーチェを管理する牧浦調教師、騎乗予定の西村淳也騎手にはJRA・GⅠ初制覇がかかる。牧浦師は8度目、西村騎手は6度目のJRA・GⅠ挑戦となるが、初勝利を挙げることができるか。なお、昨年はナランフレグがGⅠ初制覇を遂げ、管理する宗像義忠調教師、騎乗した丸田恭介騎手がJRA・GⅠ初勝利を挙げている。




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先週は、1(日)に中山競馬場で秋G1シーズンの開幕を告げるG1スプリンターズSが行われました。それでは、いつものようにレース結果と競馬予想の達人・ウマニティプロ予想家陣のスマッシュヒットを振り返っていきたいと思います。
 
連覇のかかるレッドファルクスが最終的に単勝3.2倍の1番人気に推された第51回G1スプリンターズSは、好天の下スタートの時を迎えます。好発を決めた組の中から、ワンスインナムーンがハナを奪い、2番手ダイアナヘイロー、3番手フィドゥーシアと続き、直後に春のスプリント王で3番人気に推されたセイウンコウセイビッグアーサー。途切れることなく、ネロファインニードルダンスディレクターレッツゴードンキあたりが続き、香港馬ブリザードも押し上げてこの一角。その直後にレッドファルクスが続き、後方にはモンドキャンノスノードラゴン、2番人気メラグラーナも後方集団。そこから2馬身ほど途切れてラインミーティア、さらに途切れて最後方からシュウジとなって前半600mを33.9秒(推定)のスローペースで通過していきます。
楽逃げとなったワンスインナムーンは依然余力十分といった感じで、後続と2馬身ほどの差を築いて4コーナーから直線へ。フィドゥーシアビッグアーサーらが追撃を開始し、インを突いてはレッツゴードンキも伸び脚鋭く迫り、セイウンコウセイは馬群でやや苦しい脚色。残り200mを迎えても、人気のレッドファルクスメラグラーナはともに後方で末脚に賭ける展開。前では依然粘るワンスインナムーンに内ラチ沿いを伸びたレッツゴードンキが並び掛け、一気に先頭へ。ここに坂を駆け上がって鋭く迫ったのはレッドファルクスでした。ゴールに近づくにしたがって伸びを増すように駆け抜けた芦毛の馬体が、内で粘る各馬を捉え先頭でゴール!昨年に勝るとも劣らない鮮やかな差し切りを決め、レッドファルクスが人気に応えてスプリンターズS連覇を達成しました。クビ差の2着に5番人気のレッツゴードンキが入り、そこから1/2馬身差の3着に7番人気のワンスインナムーンが粘っています。
公認プロ予想家ではKOMプロ西野圭吾プロきいいろプロシムーンプロほか計8名が的中しています。
 
 
 
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☆☆☆注目プロ →シムーンプロ
30(土)のG3シリウスSで、「アンタレスSでは、直線上手く捌けないながらも差を詰めてきて好内容。その時同様阪神で古川騎手なら侮れない。一発に期待」と評した◎メイショウスミトモ(単勝74.2倍)でズバリ的中!1(日)には、波乱決着の中山1Rを3連複で仕留め15万9,640円のスマッシュヒットをマークすると、G1スプリンターズSなどでも的中を披露!週末トータル回収率152%、収支10万1,980円プラスをマークしています。
 
☆☆☆注目プロ →いっくんプロ
30(土)阪神2Rで14万9,280円払戻しをマークすると、阪神9Rでは85万4,600円払戻しのホームランを披露!1(日)にも中山3Rなどで的中を披露した先週は回収率265%、収支79万2,320円プラスをマークしています。
 
☆☆☆注目プロ →dream1002プロ
30(土)の阪神8Rで◎セルリアンアラシ-○マイネルブロッケン-△クレマンダルザスの3連単10万8,160円馬券を的中!週間トータル回収率236%をマークしています!
 
☆☆☆注目プロ →覆面ドクター・英プロ
30(土)中山5Rで3連単477倍を800円分的中し、計38万3,320円のビッグヒット!1(日)も阪神3Rでの27万2,320円払戻しなど活躍を披露した先週は、両日プラス&トータル回収率193%、収支45万240円プラスを記録しています。
 
☆☆☆注目プロ →岡村信将プロ
30(土)を、中山9Rの◎ペイシャルアスなどの的中でプラス収支で終えると、1(日)は、阪神7R(◎トレジャートローヴ)、阪神12R(◎ジュンスパーヒカル)などで活躍をみせ連日のプラスを記録!週末トータル回収率146%、収支12万8,170円プラスをマークしています。
 
☆☆☆注目プロ →霧プロ
30(土)は中山9Rなどの活躍をみせプラス収支をマーク。1(日)も阪神4Rの▲○◎的中などで連日のプラスを達成!週末トータルでは回収率136%をマークしています。
 
 
 
この他にも、エース1号プロ(187%)、ゼット1号プロ(178%)、エース2号【予想マイレージクラブ限定】プロ(127%)、マカロニスタンダーズプロ(126%)、くりーくプロ(112%)、KOMプロ(110%)、河内一秀プロ(109%)、【U指数】3連複プリンセスプロ(109%)、サラマッポプロ(105%)、“帰ってきた”凄馬勝子プロ(105%)らが週末トータル回収率100%超の活躍を見せています。
 
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※全レースの結果情報はこちら


今週も競馬予想の達人・ウマニティ公認プロ予想家陣の予想にご注目下さい。


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2017年10月1日() 14:00 凄馬プロジェクトチーム
第298回『凄馬出馬表分析&馬券検討』~スプリンターズステークス G1
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みなさんこんにちは!

本日は中山11R「スプリンターズステークス G1」の『凄馬出馬表』を分析したいと思います。

今回も「U指数」だけでなく、U指数のポイントに【調教評価】、【厩舎評価】、【斤量補正】を数値化し加算減算しU指数を補正することで「総合ポイント」を算出しました。
★「U指数」について詳しくはこちらをご覧ください→U指数についてページ

U指数1.0ポイントは約1馬身差にあたるので、これを目安に以下のような重み付けをしました。
【調教評価】は競馬エイトの調教評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「5」・・・「-1.0ポイント」
「6」・・・「±0.0ポイント」
「7」・・・「+1.0ポイント」
「8」・・・「+2.0ポイント」
【厩舎評価】競馬エイトの厩舎コメントの評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「△」・・・「-1.0ポイント」
「○」・・・「±0.0ポイント」
「◎」・・・「+1.0ポイント」
【斤量補正】は1.0kg=「0.5ポイント」として以下の基準体重との差分に乗算しました。
「牡馬」・・・「57.0kg」
「牝馬」・・・「55.0kg」


上記の補正を行った『凄馬出馬表』(画像)をご覧ください。




第1グループ(橙)は、ビッグアーサーレッドファルクスから1.0ポイント差(約1馬身差)内のセイウンコウセイレッツゴードンキダンスディレクターまで5頭。
第2グループ(黄)は、スノードラゴンから1.0ポイント差(約1馬身差)内のネロまで2頭。
第3グループ(薄黄)は、ファインニードルから同差内のメラグラーナダイアナヘイローワンスインナムーンモンドキャンノまで5頭となっていて、以下は第4G(灰)となっています。

凄馬出馬表を見渡すと、第1→第2G間に1.4ポイントと少し開きがみられるもののこれが最大の開きとなっていて、全体を通じて明確な差はなさそうな状況。
各前哨戦のレベルも高くなく、絶対王者不在で勝ち馬がころころ変わるこのところのスプリント戦線。加えて実力上位と目される馬たちも、順調度・脚質面・気性面など様々な不安を抱えて迎える形になったこの秋のスプリント王決定戦。混戦オッズが示す通り、予想する側それぞれの視点によって様々な解釈(◎本命馬)の見出し方ができる、そんな予想しがいのあるレースとなった印象です。

そうしたなか今回私の本命は◎モンドキャンノとしました。短距離G1らしく、最終追い切りで、栗東坂路好時計&好内容組が好走するパターンが多いスプリンターズS。今年のような混戦を断つためのデキ・順調度・適性がそこに集約されていると判断し、この点を今回の予想の“核”としました。◎モンドキャンノの最終追い切りは、全体時計こそ特筆すべきものではないものの好時計&好内容の部類と言っていいものだったと思いますし、1週前追い切りでは坂路自己ベストも更新。休み明けの前走、前半締まった展開を中途半端に脚を使って大外をまわし、直線伸びあぐねての6着という内容には目を瞑って狙ってみたいと思います。逃げ馬に精彩を欠く馬たちが多く、前走ほど前半流れない展開を想定していますので、その点も◎モンドキャンノにとっては条件好転。前走のような時計の掛かる馬場でなければ、まだ見直す手はありとみて、前走古馬に混じっての1番人気のこの馬の逆襲に期待。
○はメラグラーナ。阪神1400m勝ち実績もこのレースの傾向として個人的に注目している点で、昨年の2~3着や13年1~3着馬など、近年でも多くが阪神1400m勝ち実績を携えての好走でした。15年は好走がありませんでしたが、レースラップを見るとこの年だけ異例のラップでしたし、そんななかでも差のない4、5着にはそれ以前に阪神1400mでタイム差なしの好走歴があったミッキーアイルウリウリといったところが入っていました。おそらく阪神1400mで行われる競走のレースレベルやコース形態といったところが関連しているということだと思っているのですが、今年該当馬は○メラグラーナと▲ダンスディレクター、☆シュウジの3頭だけ。というわけで、◎からこの3頭へぶつける馬券を本線に組んでみたいと思います。
他では、内々をうまく立ち回れそうな△ワンスインナムーンにも期待しています。



【3複フォーメーション】
◎=○▲☆=印
11=9,15,16=1,2,3,4,5,6,7,8,9,13,15,16(30点)

【馬連ボックス】
9,11,15,16(6点)

計36点

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2017年9月26日(火) 17:00 覆面ドクター・英
スプリンターズS・2017
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早くも秋のG1シーズンがやってきました。春は不調で、やることなすこと(というか、書いた予想や買った馬券)が、ことごとく裏目に出る憂き目にあいましたが、懲りずに秋も早い段階での全頭診断いってみます。このところのWIN5でも、WIN5→4→4→4といい線はいっているので、そろそろ予想で大爆発があってもいいはず。

レッドファルクス安田記念でも本命を打ったように(最後の直線では捌けず、カニのように横に横に走るものすごいロスのひどい騎乗だったが)、短距離路線の中心に居る馬。父のスウェプトオーヴァーボードというのが地味なせいか、それほど人気にならないのだが、母はスティンガーの全妹だし、今の重めの馬場も含めてあっさりあってもおかしくない。ただ、本質的にスプリンターでないため軸にするかは微妙なところ。有力な一頭なのは間違いなし。

ダイアナヘイローエアスピネルの乗り替わりを宣告された武豊騎手が意地を見せる形で、4連勝で北九州記念勝ち。定年を控えている福島信厩舎の馬ということや、キングヘイロー×グラスワンダーと我々40代には泣ける部分のある馬だが、そう強いと思っていなくて、バッサリ消す予定。

メラグラーナ:3月のオーシャンSでは同距離同コースのG3を鋭く差して勝っているのだが、その後の3戦が3番人気10着、1番人気10着、3番人気4着と期待を裏切りまくりで、そろそろちゃんと走ってもいいのだが......。思ったほど強くない感もあり、ヒモまでか。

セイウンコウセイ高松宮記念を制するも、いくら今年は時計が速かったとはいえ、函館SSでは、テンの3Fを32.4秒の暴走ペースでいって沈没と残念騎乗。ただこれで、そこそこ株を下げてくれそうで今の上りかかる中山も合いそうで春秋制覇もあるのでは。

ビッグアーサーサクラバクシンオーの後継種牡馬として、母がキングマンボ×サドラーズウェルズの本格派だし、期待の一頭だが、さすがにここは臨戦過程が悪く......。今のある程度上がりのかかる馬場も合わなそうで今年はバッサリ消す予定。

ダンスディレクター:大器と期待されつつ、故障で休んだこともあってもう7歳の秋。本質的にはスプリンターではないとみているが、G1制覇チャンスはこことマイルCSのあと2つくらいか。まだやれる感じが前走の差しではみられ見限れない一頭。

レッツゴードンキ:私と非常に相性の悪い馬でほとんど消したいところだが、昨年夏からは善戦を続けてきている。ヴィクトリアマイルは人気で惨敗したが、今のそれなりに上がりのかかる馬場を生かしてやはりそれなりに上位には来ておかしくないのかもしれないタイプで、少額は買おうかと思案中。

ファインニードル:前々走の北九州記念は前詰まる下手乗りで1番人気を裏切ったが、前走セントウルSでの1番人気1着は妥当な結果か。ただ鞍上M・デムーロでなく内田博騎手なようで、消せないが頭までは難しいかも。

フィドゥーシア:直千に抜群の適性を示すだけに、4走前に中山芝1200mのオープン特別を勝っているとはいえ、ここで一発あるタイプではないのでは。母ビリーヴだけにそれなりに穴人気しそうで消しが妥当か。

ソルヴェイグ:昨年3歳で3着したが、じゃあ今年はそれ以上望めるかというとそうでもないのかもしれない。ただ、田辺騎手騎乗なら一発を再度期待できるかも。

モンドキャンノ:不作と言われる3歳短距離路線の馬だけにここ3走がさっぱりなように成長力イマイチなのか期待できない。この馬も去勢が良いのでは。キンシャサノキセキ×サクラバクシンオーとこの路線が向く配合には見えるのだが。

ラインミーティア:直千だけでなく、セントウルSでも2着に好走したが、それだけ例年よりレベル低かったセントウルSだったようで、7歳馬がこのG1で来る感じは無い。

ワンスインナムーン:この6戦で4勝しているが、高松宮記念で16着だったように、使うところが巧かったというのが実情か。1400mとかで少頭数でゆったり先行できた時が出番か。

キングハート:昨秋の今頃は1000万下にいて、そこから快進撃が続き函館SSで2着。ただ、相手が弱かった北九州記念で人気薄2頭に先着を許したようにちょっと物足りない。

スノードラゴン:ダートでも芝でも長らく活躍してきて9歳となってもまだまだ元気だが、3年前にスプリンターズSを13番人気で制したのも随分前に感じる。降雨待ちか。

シュウジ:函館SSは逃げた武豊騎手が批判されたりもしていたが、モレイラ騎手でもビリに惨敗すると、ああ、馬がだめなんだなと思わざるをえない。もうすっかり低迷してしまい、思い切って去勢が良いのでは。

ブリザード:父父がソヴィエトスター、母父父がデインヒルと日本にも適性ありそうな血統ではあるが香港のトップではなく。そこそこやれてもおかしくないが、前走2着でそれなりに穴人気しそうで妙味薄か。

ナックビーナス:今年は重賞でも2着と3着あり充実期に入っているが、ダイワメジャー産駒らしく堅実な反面強敵負かす激走もそう期待できない感じ。

ネロ:ピークだった昨秋でもスプリンターズSは6着だったうえ、すっかり硬くなってしまったのか今年3戦すべて惨敗続きで期待薄な状況。栗東坂路で49秒台を出せる脚力の持ち主で引退前にダートで見てみたい感じはするが......。

ティーハーフ:3月の高松宮記念でも4着に来ていて、この5戦ともに掲示板に乗っているがさすがにこの大一番では期待できない。この先の道悪G3やオープン特別くらいならまだやれるのでは。

ノボバカラ:根岸Sでシンガリ負けの後に2戦芝を使って函館ではそこそこだったが、やはり明らかにダートの方がよく、根岸Sのシンガリ負けはベストより20kgくらい重め残りが原因。ダートに戻って狙いたい馬。

トーキングドラム:2月の阪急杯勝利は7番人気だったように幸騎手が開いた内を巧くついた120点騎乗によるもの。それ以降の重賞では足りていないように、1200mのG1で激走というタイプではない。

フミノムーン:7月のオープン特別のバーデンバーデンCを勝って、G3のキーンランドCでも4着したように力をつけてきている。ただここは、賞金的にはじかれそうだし、仮に出られたとしてもまだ一線級相手には勝てないだろう。今年の冬にG3くらい勝っておかしくない馬だとはみているが。


<まとめ>
本命候補:レッドファルクスセイウンコウセイダンスディレクター

ヒモ候補:レッツゴードンキファインニードルソルヴェイグ

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2017年9月24日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2017年09月24日号】特選重賞データ分析編(66)~2017年スプリンターズステークス~
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 スプリンターズステークス 2017年10月01日(日) 中山芝1200m外


<ピックアップデータ>

【前走が“国内のレース”だった馬の、前走の4コーナー通過順別成績(2014年以降)】
×2番手以内 [0-0-0-10](複勝率0.0%)
○3番手以下 [3-3-3-28](複勝率24.3%)

 2011~2013年の3年間に限ると、前走が“国内のレース”、かつ前走の4コーナー通過順が2番手以内だった馬の成績は[1-3-1-5](複勝率50.0%)。後述する傾向は2011~2013年もほぼ同様だったのですが、こちらは2014年を境に一変しました。新潟芝1200m内で施行された2014年はともかく、2015年と2016年も先行力の高さを活かしたいタイプが苦戦していましたから、2014年に行われた路盤改造が大きく影響しているようです。

主な「○」該当馬→ファインニードルメラグラーナレッドファルクス
主な「×」該当馬→セイウンコウセイダイアナヘイローフィドゥーシア


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【向かい風データ】

×「“同年、かつJRA、かつ出走頭数が15頭以上のレース”において優勝経験がない」馬は2014年以降[0-0-0-26](複勝率0.0%)
主な該当馬→ビッグアーサーレッドファルクス

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2017年3月26日() 14:00 凄馬プロジェクトチーム
第258回『凄馬出馬表分析&馬券検討』~高松宮記念 G1
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みなさんこんにちは!

本日は中京11R「高松宮記念 G1」の『凄馬出馬表』を分析したいと思います。

今回も「U指数」だけでなく、U指数のポイントに【調教評価】、【厩舎評価】、【斤量補正】を数値化し加算減算しU指数を補正することで「総合ポイント」を算出しました。
★「U指数」について詳しくはこちらをご覧ください→U指数についてページ

U指数1.0ポイントは約1馬身差にあたるので、これを目安に以下のような重み付けをしました。
【調教評価】は競馬エイトの調教評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「5」・・・「-1.0ポイント」
「6」・・・「±0.0ポイント」
「7」・・・「+1.0ポイント」
「8」・・・「+2.0ポイント」
【厩舎評価】は競馬エイトの厩舎コメントの評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「△」・・・「-1.0ポイント」
「○」・・・「±0.0ポイント」
「◎」・・・「+1.0ポイント」
【斤量補正】は1.0kg=「0.5ポイント」として以下の基準体重との差分に乗算しました。
「牡馬」・・・「57.0kg」
「牝馬」・・・「55.0kg」


上記の補正を行った『凄馬出馬表』(画像)をご覧ください。



第1グループ(橙)は、フィエロのみ1頭。
第2グループ(黄)は、レッツゴードンキから1.0ポイント差(約1馬身差)内のナックビーナスソルヴェイグスノードラゴンシュウジレッドファルクスまで6頭。
第3グループ(薄黄)はセイウンコウセイから1.0ポイント差(約1馬身差)内のメラグラーナヒルノデイバロークリスマスまで3頭となっていて、以下は第4G(灰)となっています。

凄馬出馬表を見渡すと、スプリント路線初参戦のフィエロが2位以下に少し差を付ける格好で、その下は10頭くらいが大混戦の状況。

勝ち馬に限っていえば、外国馬を除き前走でも上位人気に推されていた馬ばかリな印象の高松宮記念。そして雨の影響が危ぶまれ、昨年の超高速馬場とは(仮に雨量が少なくても)ちょっと異なる様相でレースを迎えることになりそうな状況。
そんなわけで今回私の本命は◎レッツゴードンキとしました。先述の前走上位人気というタイプが少ない中にあってこの馬はその条件をクリア。ビッグアーサーミッキーアイルらが抜けた混戦メンバーにあって、昨年の高松宮記念でマークした1分7秒4はその時計だけでも十分価値があるとみます。しかも当時直線での大きな不利と、嫌気がさした(?)鞍上とは対照的にそこからまた馬自身が勝手に進んでいくような伸びを見せ「あの不利が無かったら」と思わせるところまで追い上げた内容を含めて考えると今年はチャンスが大きいのではないでしょうか。昨秋以降、馬体を増やし続けながら成績が安定してきている点も好感。本格化したスプリンターとして、◎レッツゴードンキを春のスプリント王候補1番手に指名したいと思います。
○はソルヴェイグ。初の左回りさえこなせれば、馬券の軸としては鞍上込みで面白い存在。以前から阪神1400mと中京1200mにはリンクする傾向があると私はみているのですが、その点この馬に阪神1400mでの勝利経験があることは心強い材料と考えています。
▲にヒルノデイバロー。前走の阪急杯(2着)は勝ち馬に上手く乗られた格好でしたが外から迫ったこの馬も強い内容。阪急杯組からは前走でもそこそこ人気を集めて好走したこちらを上に取ります。
レッドファルクスは休み明けと順調さを欠いた中間に尽きると考えています。それでも、昨年のCBC賞で見せた競馬は強い内容だったと思いますし、鞍上を考えると軽視しづらいのも事実。前日オッズ1番人気は正直想定外ですが、上位評価妥当とみて4番手に据えます。
そして今回の私の馬券は、◎=○▲☆からの3複と馬単で勝負としたいと思います。

【3連複フォーメーション】
◎=○▲☆=印
3=7,13,15=2,4,7,12,13,14,15(15点)

【馬単流し】
◎→○▲☆
3→7,13,15(3点)

計18点

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2017年3月24日(金) 15:00 山崎エリカ
【山崎エリカのG1ナビゲーション】~2017高松宮記念~
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中京芝1200mの高松宮記念は、逃げ馬の枠番がペースを決める!
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昨年の高松宮記念で上位のビッグアーサーの戦線離脱、ミッキーアイルの電撃引退により主役不在の高松宮記念。昨夏の北海道で台頭した新星4歳馬シュウジソルヴェイグもそれそれ前哨戦で1番人気、2番人気を裏切り、混戦の様相となりました。

 さらに、昨年のようにBコース替わりで、いきなり超高速馬場で決着タイムが1分06秒7のレコードタイムが飛び出したように、1分06秒差の決着まで高速化となれば、大波乱の可能性も…。


■2017春シーズン 『競馬プロ予想MAX』presents連載コラムについて詳しくはこちら
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=8644


 昨年は、大外18番からハクサンムーンを押して押して前に出して行った酒井騎手から「この1週間で馬場がガラっと変わってしまったので、大外枠は不利でしたね」、大外17番からヒルノデイバローで直線一気の競馬をした太宰騎手から「この時計の速い馬場では、外枠は厳しかったですね。先週は外が伸びていたんですが…」という端的なコメントが示すように、馬場高速化で外差し有利の前週から一転して、内枠有利となりました。

 昨年はそのことが予想するものを困らせ、後に競馬関係者の物議を醸しだしたほど。ただ、昨年は前週までは雨の影響を受けて、一度もパンパンの良馬場で行われていなかったことが盲点となり、さらにBコース使用で、馬場が恐ろしいほど高速化してしまったことも事実。今年の中京は、開催週から高速馬場なので、Bコース替わりでさらに高速馬場になったとしてもたかが知れているし、天気予報によると日曜日はひと雨降る可能性もあるとのこと。

 しかし、Bコース使用により、馬場の悪い内側が使われなくなるので、昨年のように先週は外差しが届いていても、今週は届かなくなる可能性も視野に入れなければなりません。先週日曜日の最終12レース(中京芝1400m)で、直線で内から外に進路を切り替えたオメガタックスマンの位置、内から5頭目くらいが一番伸びていたので、良馬場ならば、内枠有利の可能性もあると見ています。(オメガタックスマンは、苦しい展開になったわりに、もうひと伸び出来ている)

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ビッグアーサーの口コミ


口コミ一覧
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まずは前回のG1のフェブラリーSの回顧から。勝ったペプチドナイルはこのコラムで穴の1番手にはあげていましたが、正直、藤岡佑騎手だけにアタマまでは無いと思っていました(笑)でも最近の藤岡兄弟はかなり良いし、川田騎手との対談記事みてると同期の藤岡佑騎手や丹内騎手も津村騎手も刺激受けて、いい騎乗続けていると思います。

それでは高松宮記念の話題へ。かなりの大混戦で、昨秋のスプリンターズS同様、実力拮抗で、これといった抜けた王者は居らず、どこからでも狙えそう。人気にはそうならなそうな香港馬も実力はありそう。昨秋G1制したママコチャも、実力・状態ともにそうでもないし、同じくスプリンターズS2着だったマッドクールも香港で負けてきたりムラある感じだし、この路線引っ張ってきたナムラクレアもちょっと下がってきたかなあ、とかトウシンマカオとビッグシーザーのビッグアーサー産駒2頭もスケール的にどうかなあ、とか1400強いウインマーベルや上り馬のルガル、時期的なこともありここがラストランの重賞勝ち馬など多彩な顔触れで、馬券的には面白そうともいえます。自分の応援した軸から手広くいくのが正解に近づくのではないでしょうか。

1番人気想定 ナムラクレア:昨年のこのレースで2着、昨秋のスプリンターズSは1番人気ながら3着とこの路線を引っ張ってきた存在。前走の京都牝馬Sは後方から差してきてタイム差なしの2着までは押し上げた。いい差し脚ではあったが全盛期は過ぎたのかなあという印象。G1とっておかしくない馬だったが(過去形で書いたら怒られるかもしれませんが)、いまひとつ噛み合わず、結局G1とれないで終わるのでは。頭でなく、ヒモが良いか。調教の動きはそれなりだが、やはりピーク過ぎを思わせる内容。

2番人気想定 トウシンマカオ:京阪杯とオーシャンSを重賞連勝しての参戦。父父バクシンオーなようにスプリント戦ならではの馬。安定している一方、大一番では爆発力不足で勝ち切れないか。今度はルメール騎手に乗り替わるようで余分に人気しそうで、ルメール騎手自体はスプリント戦の成績は思ってるより良くないので、これまたヒモが良いのでは。調教の動きは正直、イマイチで、中2週でもあり、ちょっと下り坂も感じさせる内容。スケール感からしてもG1狙いというより勝てる重賞を勝っていく、という方針か。

3番人気想定 ママコチャ:昨秋のスプリンターズSを重賞勝ちないまま制した、ソダシの全妹。母ブチコの気持ちの強い白毛馬たち多数の血統だが、この馬は白くない。ただスプリンターズSは正直相手や展開も向いたかなあ、川田騎手の渾身の騎乗という内容で、阪神Cの5着がまあ妥当な位置づけとも言えるのでは。これまたG1馬で川田騎手だし人気に余分になりそうで、今回はヒモがよいか。調教の動きはイマイチで、昨秋の状態にはなかなか戻せないのでは。

4番人気想定 ルガル:前走シルクロードSを圧勝した上り馬。血統はドゥラメンテ×サドラー系牝馬だけにステイヤーっぽく見えるが、こういう配合が厳しいペースでの粘りを生かす短距離で良さが生きたりする。4歳で伸び盛りの時期で前々走はトウシンマカオに負けたが、グングン強くなってきてて、最も楽しみな一頭。調教の動きも絶好。リーディング獲った杉山厩舎はたまたま、とかでなく、やはり今の最強軍団なんだと思います。西村淳騎手も楽しみな若手の一人で物怖じせず、ここもずばっと結果出してくれるのでは。

5番人気想定 ウインマーベル:一昨年のスプリンターズS2着馬で、その後やや低迷した時期もあったが、ここ2走は阪神Cと阪急杯を連勝してきた。1400Mの方がより良いのだろうが、1200Mでの好走も何度もあり、恐らく最後の好調期間だけに、悲願のG1制覇なるかどうか。アイルハヴアナザー産駒が芝G1で勝ち負け、というのは、この馬以外もう無いだろう。いつも書いているが「地味な実力者」の松山騎手も良い。調教の動きも絶好。

6番人気想定 マッドクール:昨秋のスプリンターズSで2着し、香港にも遠征してきたが香港では全くの不発。血統的には去勢して香港で走ってそうな配合ではあるのだが、海外遠征自体が得意でないのかもしれない。調教の動きは良く巻き返しあってもよい。ヒモで。

7番人気想定 ビッグシーザー:デビューから12戦一貫して1200Mを使ってきた。昨秋はセントウルSとオパールSで連続して1番人気裏切って惨敗した際は伸び悩みかと思われたが、年明けてからは淀短距離S勝ち、前走のオーシャンS2着と一皮むけた印象。伸び盛りの時期でここもやれてよい。ただ同じビッグアーサー産駒のトウシンマカオに前走も3走前も敗れており、ここで逆転するかというと何とも言えないがそう差は無く、展開ひとつで食い込む余地はありそう。調教の動きは普通に良い。

8番人気想定 ディヴィーナ:昨秋の府中牝馬Sを勝った大魔神の馬でおなじみのヴのつく馬達の一員だが、エリザベス女王杯と香港マイルで負けて、急に初の1200M戦というのもきついのでは。ここがラストランのようで無事に走り切って繁殖で頑張って欲しい。馬券的には要らない。調教の動きは、思った以上にかなり良くて、ここじゃないマイル前後使ったら有終の美の勝利もあったのでは。

9番人気想定 ウインカーネリアン:マイルで逃げてしぶといタイプの馬で、ハナきれないこのスプリント戦は向かない。陣営も三浦騎手でG1に臨むこと自体、勝つ気ないのでは(笑)調教の動き悪くないが、激走はここじゃなさそう。

10番人気以下想定
メイケイエール:昨年のこのレースで1番人気12着と惨敗。6歳となり衰えてきたのか前走の京都牝馬Sも3番人気10着と凡走。距離短縮はプラスなのだろうが、もう1年半くらい馬券になっていない馬をここで買う必要もなさそう。重賞たくさん勝って引退式も用意されてるようで、無事走り切っての繁殖での頑張りを期待。調教の動きは引退レースなんだな、という全盛期とは全然違う動き。

ソーダズリング:8戦目の前走で京都牝馬S勝ちの上り馬で、母ソーマジックという近親に活躍馬ずらりの本格化うかがわせる良血馬。武豊騎手の進言で距離短縮した前走できっちり結果出したし、更なる距離短縮はすんなりこなしそうな馬で、時期的にも更なる上昇ありそうで、ヒモには是非加えたい。音無厩舎らしく坂路でがっちりやってくる調教の動きもかなり良い。

ロータスランド:2年前のこの時期に京都牝馬S勝ったのが最後の勝ちで、その次に高松宮記念で2着に好走はした。それ以降は後ろから行く馬だけに着順いまいちだが少差ではあり、差し追い込み競馬になれば無欲の追い込みで3着とかならノーチャンスではないかも。調教は7歳牝馬とは思われない元気さ見せている。

シャンパンカラー:昨年のNHKマイルCは道悪でのガッツをみせて9番人気という低評価を覆してG1ウイナーとなったが、その後の安田記念やフェブラリーSでは、まあ実力的には、そんなものでしょうという大敗続き。スプリント戦への更なる距離短縮もあまり向いていなさそう。調教も地味。

マテンロウオリオン:2年前のシンザン記念以降は勝ち星ないし、乗り難しい感じの馬なので横山典騎手に戻るのはプラスにしても、ちょっとここでは厳しそう。調教の動きは変わらず順調。

ビクターザウィナー:香港からの遠征馬で、思ったより人気なさそうだが、ノーザンダンサー系(デインヒルなど)の馬を去勢して短距離競馬が盛んな香港だけに、この馬も昨年末の香港スプリントでは4着だったが、日本からの遠征馬の7着ジャスパークローネや8着マッドクールには、しっかり先着しており、人気よりはずっと実力あるのでは。あとは日本の高速馬場への対応なのかもしれないが、天気悪くなる時期で近年重馬場開催ばかりなので、あっさり最先着があってもおかしくない存在では。調教の動きは本馬場で楽走なので、ますまあ順調なのかなあ、程度しかわからない。

シュバルツカイザー:夏の北海道シリーズが活躍の場だけに洋芝巧者なのだろう。京阪杯もオーシャンSも惨敗しているように、ここでは荷が重い。馬場が渋るのは平気そうだが。調教の動きは良い。

テイエムスパーダ:昨秋のセントウルSは14番人気での逃げ切り勝ちを決めたがG1だけに楽に逃げて中京の長い直線を残せるだけの実力はないだろう。香港馬とのハナ争いは制してほしい(笑)調教はこの馬にしてはイマイチか。

モズメイメイ:昨年のチューリップ賞勝ち馬なのだが、昨年5月の葵S勝ち以降は5戦連続二桁着順で、特にダート試したJBCスプリントは3.0秒負けと惨敗。母父フランケルだけに気難しさがあるか。着差自体はそう大きくないのだが、G1ではさすがに買えない。調教の動きは良い。

<まとめ>
有力:ルガル、ウインマーベル

ヒモに:ナムラクレア、トウシンマカオ、ママコチャ、ビッグシーザー、マッドクール

穴で:ビクターザウィナー、ロータスランド、ソーダズリング

 ブルースワン 2024年3月18日(月) 23:41
タッグマッチ 高松宮記念
閲覧 179ビュー コメント 2 ナイス 14

2016年

高松宮記念

1着ビッグアーサー
2着ミッキーアイル

スプリンターズS

2着ミッキーアイル
12着ビッグアーサー

対戦成績1勝1敗

今回の高松宮記念

ビッグアーサー産駒

トウシンマカオとビッグシーザー

ミッキーアイル産駒

ナムラクレアとメイケイエール

ちょうど2対2のタッグマッチ

この中でどの馬が最先着するのでしょうね

私はウインマーベル軸の予定ですが

こういう楽しみ方もアリかと思います。

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 金環闇蝕 2024年1月11日(木) 11:59
ビッグアーサー産駒とモーニン産駒
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ヨルデモアーサー(夜でも朝)

グッモーニン(good morning)

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2017年10月1日スプリンターズS G16着
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2017年10月1日 スプリンターズS G1 6着
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