2023年10月1日()パリロンシャン競馬場 芝2400m

レース結果 ~凱旋門賞 2023~

  • 出走予定馬
  • 出馬表
  • レース結果



馬名 性齢 負担重量
(kg)
騎手 調教師 オッズ 人気
1 13 8    エースインパクト 牡3 56.5 C.デムーロ JC.ルジェ 2.8 1
2 6 1    ウエストオーバー 牡4 59.5 R.ホーンビー R.ベケット 6.4 2
3 3 9    オネスト 牡4 59.5 M.ギュイヨン F.シャペ 73.9 13
4 9 5    スルーセブンシーズ 牝5 58.0 C.ルメール 尾関知人 8.3 4
5 15 9    コンティニュアス 牡3 56.5 R.ムーア A.オブライエン 22.3 7
6 5 6    ベイブリッジ 牡5 59.5 R.キングスコート M.スタウト 25.3 11
7 1 13    シスファハン 牡5 59.5 L.ディロジール H.グレーヴェ 176.8 14
8 12 2    フィードザフレーム 牡3 56.5 C.スミヨン P.バリー 7.7 3
9 7 14    フクム 牡6 59.5 J.クローリー O.バローズ 8.3 4
10 4 15    シムカミル 牡4 59.5 A.プーシャン S.ワッテル 23.9 9
11 14 12    ファンタスティックムーン 牡3 56.5 R.ピーヒュレク S. シュタインベルク 8.7 6
12 8 11    プラスデュキャルゼル 牝4 58.0 M.バルザローナ A.ファーブル 22.9 8
13 10 3    フリーウインド 牝5 58.0 L.デットーリ J&T.ゴスデン 24.8 10
14 2 4    アヤザーク 牡4 59.5 G.モッセ A.フアシェ 190.0 15
15 11 10    ミスターハリウッド 牡3 56.5 B.ムルザバエフ H.グレーヴェ 43.0 12

■払戻金

単勝13 280円
複勝13 150円
6 180円
3 1,010円
馬連6-13 930円
ワイド6-13 370円
3-13 2,320円
3-6 3,980円
馬単13-6 1,330円
3連複3-6-13 16,500円
3連単13-6-3 42,370円

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※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。

最新出走予定馬情報 ~凱旋門賞 2023~

★新馬、京都2歳Sを連勝 凱旋門賞馬の全弟シンエンペラー

新馬戦(東京)、京都2歳Sを連勝したシンエンペラー(牡、栗東・矢作芳人厩舎)は、父Siyouni、母Starlet's Sisterという血統の仏国産馬で、半姉にアメリカでGⅠ・7勝を挙げた牝馬Sistercharlie、全兄に2020年の凱旋門賞馬Sottsassがいる。仏国産馬がJRA・GⅠを勝てば、1996年の秋華賞を勝ったファビラスラフイン以来27年ぶりで、グレード制を導入した84年以降2頭目となるが、シンエンペラーは3連勝でGⅠタイトルを手にすることができるだろうか。なお、同馬には昨年のホープフルS優勝騎手のバウルジャン・ムルザバエフ騎手が騎乗する予定となっている。

シンエンペラーを所有する藤田晋氏には、JRA・GⅠ初制覇がかかる。藤田氏は2021年の所有馬初出走以降、JRA重賞では2勝を挙げており、また、今月13日には所有馬フォーバーヤングが全日本2歳優駿(川崎)を勝ってJpnⅠ初勝利を挙げた。所有馬がJRA・GⅠに出走するのは今回が6回目となるが、初勝利を挙げることができるだろうか。

★逃げ切り→最後方から差し切りでデビュー2連勝 ブリックスアンドモルタル産駒のゴンバデカーブース

ゴンバデカーブース(牡、美浦・堀宣行厩舎)は、6月10日の新馬戦(東京)では逃げ切り勝ちを収め、続くサウジアラビアRCでは4コーナーを最後方の9番手で通過したが、最後の直線で前を行く他馬を差し切っている。ゴンバデカーブースには前走に続き松山弘平騎手が騎乗する予定だが、今回はどのような戦法で挑むのだろうか。

ゴンバデカーブースは新種牡馬ブリックスアンドモルタルの産駒。ブリックスアンドモルタル産駒は、ゴンバデカーブースの他にダート戦で2連勝中のアンモシエラ(牝、栗東・松永幹夫厩舎)もホープフルSに登録しているが、父にGⅠタイトルを贈ることができるだろうか。

阪神JF朝日杯FSでともに勝利 2戦2勝馬が3頭登録

12月10日に実施された阪神JFはデビューから2戦2勝のアスコリピチェーノ、17日に実施された朝日杯FSは同じくデビューから2戦2勝のジャンタルマンタルが勝ち、3連勝でGⅠタイトルを手にしている。ホープフルSには、新馬→サウジアラビアRCを連勝したゴンバデカーブース(牡、美浦・堀宣行厩舎)、新馬→京都2歳Sを連勝したシンエンペラー(牡、栗東・矢作芳人厩舎)、新馬→野路菊Sを連勝したヴェロキラプトル(牡、栗東・高野友和厩舎)と3頭の2戦2勝馬が登録しているが、このレースでも無敗のGⅠ馬が生まれるだろうか。なお、12月25日現在では抽選対象となっているが、1戦1勝の馬も4頭登録している。

★悲願のJRA・GⅠ初制覇狙う三浦皇成騎手 芙蓉Sを制したシリウスコルトに騎乗予定

シリウスコルト(牡、美浦・宗像義忠厩舎)は、芝1200メートルの新馬戦(福島)1着、芝1600メートルの新潟2歳S5着、芝2000メートルの芙蓉S1着と3戦とも異なる距離に出走して2勝を挙げている。同馬にはJRA・GⅠ初制覇がかかる三浦皇成騎手が騎乗する予定だが、118回目の挑戦で悲願のJRA・GⅠ初勝利を挙げることができるだろうか。なお、ホープフルSでは、2017年のGⅠ昇格以降6年連続で関西馬が優勝しており、関東馬が勝てば、GⅠ昇格7年目で初となる。

★新馬→GⅠ連勝を狙う1戦1勝馬は4頭登録 サンライズアースは新種牡馬レイデオロ産駒

今年のホープフルSには、アドミラルシップ(牡、美浦・相沢郁厩舎)、サンライズアース(牡、栗東・石坂公一厩舎)、タリフライン(牡、美浦・古賀慎明厩舎)、ミスタージーティー(牡、栗東・矢作芳人厩舎)と4頭の1戦1勝馬が登録している(※12月25日現在、すべて抽選対象)。ホープフルSがGⅠに昇格した2017年以降、1戦1勝馬は17年スティフーリッシュの3着が最高成績だが、今年の1戦1勝馬は新馬→GⅠを連勝することができるだろうか。なお、アドミラルシップにはホリー・ドイル騎手、サンライズアースにはミルコ・デムーロ騎手、タリフラインにはトム・マーカンド騎手、ミスタージーティーには坂井瑠星騎手が騎乗する予定となっている。

サンライズアースは新種牡馬レイデオロの産駒。レイデオロは、16年のホープフルS(当時の格付けはGⅡ)を勝ち、翌年には日本ダービーを制したが、サンライズアースも父と同じようにホープフルSを制して来年のクラシック候補に名乗りをあげることができるだろうか。なお、レイデオロ産駒はホープフルSに出走すればJRA重賞初出走となり、サンライズアースの他に、3戦1勝で12月25日現在では抽選対象のカフェグランデ(牡、美浦・嘉藤貴行厩舎)も登録している。




【有馬記念】ドウデュースが武豊と世界へ再挑戦 「忘れ物」を取りにドバイ&凱旋門賞にチャレンジ12月25日(月) 05:00

GⅠホース8頭が顔をそろえた有馬記念は、昨年の日本ダービー馬で2番人気のドウデュースが快勝した。管理する友道康夫調教師(60)=栗、松島正昭オーナー(65)は、来年の凱旋門賞(10月6日、パリロンシャン、GⅠ、芝2400メートル)に挑戦する意向を表明。来春はドバイに遠征する予定もあり、世界の頂点を狙いに行く。




世界最強馬を倒した実力が、暮れの大一番で見事によみがえった。昨年の日本ダービーイクイノックスを破って世代の頂点に輝いたドウデュースが、グランプリで劇的な復活V。有馬記念初勝利の友道調教師は、引き揚げてきた武豊騎手とがっちり握手し、「ありがとう」と声をかけた。

「さすが武豊だな、と。日本ダービーのときもそうでしたけど、武豊騎手でGⅠを勝つことがひとつの夢だったので、純粋にうれしいです」

今年は苦難の連続だった。3月のドバイターフは左前肢跛行で無念の出走取消。秋の復帰後も天皇賞・秋7着、ジャパンC4着と結果が出なかった。今回は秋3戦目に加えて、久々の中山、キャリア初の2500メートルと、険しいハードルが待ち構えていた。

しかし、指揮官は「距離がもつか不安な声はありましたけど、武豊騎手が乗ればドウデュースも気分良く走ってくれる。1週前追い切りに乗ったときから、動きが違っていましたからね」と名手に全幅の信頼を寄せていた。「3、4コーナーでこれなら、と思いました。秋2戦はゴール前で声が出る場面がなかったですが、ようやく声が出せて本当によかったです」と勝利の美酒に酔った。

所有する(株)キーファーズの松島代表は歓喜のゴール後、号泣しながら武豊騎手と熱い抱擁をかわした。「きょうはもう、本当に(レースを)見られなかったですね。さすが武君というレースでしたよ。すごいけがでしたからね、足がすごく腫れて。よく間に合わせてくれました」とねぎらいの言葉を贈った。

来春は今年出走すらかなわなかったドバイに向かう予定で、秋にはさらに大きなチャレンジが待っている。松島オーナーはかねてから、武豊騎手と凱旋門賞を勝つことを夢として掲げてきた。友道調教師は「オーナーから『忘れ物を取りに行こうよ』と。フランスだと思います」と、凱旋門賞に再挑戦する意向を示した。重馬場に泣いた昨年19着のリベンジへ―。〝チーム・ドウデュース〟が再び海を渡り、日本競馬界の悲願をかなえに行く。(綿越亮介)




★母はコントレイルとの子を受胎中

待ちに待った復活に、生産者のノーザンファームの中島文彦ゼネラルマネジャーは安堵(あんど)の表情で人馬をたたえた。

「さすが武豊ジョッキーですね。馬もよく頑張っていい勝ち方をしてくれました。今年は少し順調さを欠いてGⅠを勝てていなかったので、ホッとしました。本来の力を発揮できれば、これだけ強い競馬ができる。今後も楽しみですね」

半弟にリアルスティール産駒の1歳がおり、昨年のノーザンファームミックスセールでキーファーズが8600万円(税抜き)で落札。兄と同じく友道厩舎に預託予定だ。また当歳にはシルバーステート産駒の半妹がいる。母ダストアンドダイヤモンズはコントレイルの子を受胎中で、3月13日に出産予定だ。




★有馬記念アラカルト

武豊騎手 2017年(キタサンブラック)以来の通算4勝目で池添謙一騎手と並んで最多。JRA・GⅠは大阪杯ジャックドール)以来の今年2勝目で通算81勝目。同重賞はエルムSセキフウ)以来の今年8勝目で通算357勝目。

友道康夫調教師 今年の3頭を含む管理馬延べ18頭目の出走で初勝利。これまでは17、18年(シュヴァルグラン)、19年(ワールドプレミア)の3着が最高着順。JRA・GⅠは昨年のチャンピオンズCジュンライトボルト)以来で通算18勝目。同重賞は府中牝馬Sディヴィーナ)以来の今年7勝目で通算63勝目。

ハーツクライ産駒 19年(リスグラシュー)以来で通算2勝目。JRA・GⅠは昨年の日本ダービードウデュース)以来で通算15勝目。同重賞は中山記念ヒシイグアス)以来の今年5勝目で通算83勝目。

◆馬主:(株)キーファーズ(松島正昭氏名義を含む※外国馬を除く) 初出走で勝利。JRA・GⅠは昨年の日本ダービー以来で通算3勝目。同重賞は京都記念ドウデュース)以来の今年2勝目で通算5勝目。

◆生産牧場:ノーザンファーム 18年(ブラストワンピース)から6年連続で通算9勝目。JRA・GⅠは阪神JFアスコリピチェーノ)以来の今年16勝目で通算201勝目(他にJ・GⅠを3勝)。同重賞は阪神JF以来の今年49勝目で通算810勝目。

◆関西馬の勝利 20年(クロノジェネシス)以来。通算成績は関西馬31勝、関東馬37勝。

◆牡馬の勝利 21年(エフフォーリア)から3年連続で通算61勝目。

◆馬番⑤の勝利 1972年(イシノヒカル)以来で通算3勝目。

◆4歳馬の勝利 20年以来で通算27勝目。

◆単勝2番人気の勝利 19年以来で通算12勝目。

◆ファン投票7位の勝利 75年(イシノアラシ)以来で通算2勝目。

日本ダービー馬の勝利 13年(オルフェーヴル)以来で通算11勝目。

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【有馬記念】凱旋門賞帰りのスルーセブンシーズは12着 池添謙一騎手「なかなかハミが抜けなかった」12月24日() 18:36

12月24日の中山11Rで行われた第68回有馬記念(3歳以上オープン、GI、芝2500メートル、定量、16頭立て、1着賞金=5億円)は、武豊騎手の2番人気ドウデュース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)が直線鋭く伸びて完全復活のGI3勝目を挙げた。タイムは2分30秒9(良)。

凱旋門賞帰りのスルーセブンシーズ(3番人気)は、序盤は後方追走も1周目の正面スタンド前では中団の位置へ。ややかかり気味の走りも影響したのか3~4コーナーで反応できず、直線伸びを欠き12着に敗れた。

池添謙一騎手「返し馬のフットワークは良かったが、宝塚記念に比べると気合乗りが良くて気負っている感じでうまく壁をつくれなかった。なかなかハミが抜けなかったし、内に入れたいときに張ってこられてしまいました。向こう正面辺りでハミは抜けたが、そこまで力んでしまったぶん厳しかった。距離も少し長い感じで2000メートルから2200メートルくらいが合っているのでは」

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【有馬記念 調教チェッカーズ】豪快さナンバーワン⑮スルーセブンシーズ 凱旋門賞の疲れ微塵もなし12月23日() 14:01

注目の1番手はスルーセブンシーズだ。帰厩後は週末の坂路、週中のWコースで追い切りを3本ずつ消化。Wでは豪快な伸びが目を引き、特に先週は5ハロン64秒1、3ハロン35秒9―11秒4を馬なりでマークとケチのつけようがない。今週も5ハロン65秒9、ラスト1ハロン11秒2とエネルギッシュな走り。凱旋門賞4着の疲れは微塵も感じない。

タスティエーラはカイ食いが良化し、菊花賞時より馬体をふっくら見せている。その分、調教もしっかり積めており、毎週のようにWコースで6ハロンから好時計。3週連続の3ハロン36秒切りも光る。今週(6ハロン82秒3、ラスト1ハロン11秒3)もゴール後に少し伸ばしたほど活力にあふれ、間違いなく前走以上だ。

スターズオンアースはWコース3頭併せで最先着。ジャパンC時は最後までビシビシ追って間に合った印象が、今回は馬なりで十分なほど理想的な攻め過程といえる。(夕刊フジ)

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【有馬記念 キーマンズトーク】武豊騎手・ドウデュースで逆襲「凱旋門賞、ドバイのうっぷん晴らす」12月21日(木) 10:43

‘23総決算「第68回有馬記念」に挑む昨年の日本ダービードウデュースの背中に武豊騎手(54)が戻ってきた。朝日杯FS2着で復帰ウイークから存在感を誇示したレジェンドが、最も信頼を置くパートナーで〝クリスマスイブGP〟3度目の勝利を飾るか。

――先週復帰を果たし、朝日杯FSエコロヴァルツで2着

「思ったより違和感もなくスムーズに乗れた。やはり競馬に乗るのはいいですね。まだ勝っていないので早く勝ちたい」

――1週前追い切りで久しぶりにドウデュースの手綱を取った

「天皇賞の1週前追い切り以来。ある程度ラストを伸ばす感じでやった。『使って良くなっている』と陣営からは報告を受けていたが、相変わらず動きは良かった」

――昨年のダービーを勝ったパートナー

「頼もしい存在。支えになる馬だと思っている。ケガをした当初はジャパンCで乗れるかと思っていただけに、有馬記念では何とかこの馬には乗りたいと思っていた」

――3世代のダービー馬が出走する

イクイノックス以外の強い馬が全部出てきた。他の世代のダービー馬には勝ちたい。右回りも小回りも苦手なわけではないし、戦法が少ない馬でもない。中山では勝っていないが、当時より力をつけているからね」

――クリスマスイブの有馬記念ディープインパクトキタサンブラックでV

「周りから言われて気づかされて、〝そうなんだなあ〟と。ただ、この馬とは凱旋門賞(19着)や、レースに出られなかったドバイ(取消)でともに悔しい思いをした。それを晴らしたいと思っている」(夕刊フジ)

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凱旋門賞馬の全弟シンエンペラーはムルザバエフ騎手と新コンビでホープフルSへ12月10日() 15:12

2020年の凱旋門賞を制したソットサスの全弟で、連勝で京都2歳Sを制したシンエンペラー(栗・矢作、牡2、父シユーニ)は、バウルジャン・ムルザバエフ騎手(31)=カザフスタン出身、フランス拠点=と新コンビでホープフルS(28日、中山、GⅠ、芝2000メートル)に向かうことが10日、明らかになった。矢作調教師は「どこかで追い切りに乗ってもらう予定です」と説明した。

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【2歳新馬・中山5R】ドリーミーデイが好スタートから逃げ切り勝ち!母は凱旋門賞馬デインドリーム12月09日() 13:01

12月9日の中山5R(2歳新馬、芝1600メートル、15頭立て=カイマナエレエレは競走除外)は、田辺裕信騎手の1番人気ドリーミーデイ(牝、美浦・久保田貴士厩舎)が好スタートからハナに立つと後続を寄せ付けず逃げ切り勝ちを決めた。タイムは1分35秒4(良)。

2馬身差の2着にはミサトベレーザ(14番人気)、さらにクビ差遅れた3着にゲンブ(4番人気)が入った。

ドリーミーデイは、父Le Havre、母が2011年の凱旋門賞馬デインドリーム、母の父Lomitasという血統。

田辺裕信騎手(1着 ドリーミーデイ)「頼りない面はありますが、動いたときの感じはいいものがありましたし、センスは感じていました。馬を苦しめずに勝ち上がることができたので、まだ成長段階ですけど、これからパワーアップしてくれると思います」

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【今週の注目新馬】ドリーミーデイの母は凱旋門賞馬デインドリーム 久保田師「もっと良くなる」12月08日(金) 04:45

土曜(9日)中山5R・芝1600メートルでデビューするドリーミーデイは、父が仏ダービー馬ルアーヴルで、今年8月に天国へ旅立った母デインドリームも、2011年凱旋門賞などGⅠ5勝の名牝だ。今週の美浦Wコースの併せ馬では年長馬を馬なりで1馬身引き離す快走を見せた。「まだ(馬体の)フレームや気性的に成長してほしいところはあるが、ポテンシャルはいいものがあるし、これからもっと良くなる余地がある馬。今の段階で好勝負できるなら先の楽しみが広がるね」と久保田調教師。超良血の初陣に注目だ。

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【京都2歳Sの注目点】凱旋門賞馬の全弟シンエンペラー 仏国産馬が23年ぶり重賞Vなるか11月21日(火) 18:19

凱旋門賞馬の全弟シンエンペラーが登録 札幌2歳Sの2、3着馬も出走予定

11月4日の新馬戦を勝ち上がったシンエンペラー(牡、栗東・矢作芳人厩舎)が、京都2歳Sに登録している。同馬は父Siyouni、母Starle's Sisterという血統の仏国産馬で、半姉にアメリカでGI7勝を挙げた牝馬Sistercharlie、全兄に2020年の凱旋門賞馬Sottsassがいる。仏国産馬がJRA重賞を勝てば、2000年の富士Sを勝ったダイワカーリアン以来23年ぶりとなるが、シンエンペラーは新馬→重賞を連勝することができるだろうか。なお、同馬にはJ・モレイラ騎手が騎乗する予定。

また、札幌2歳S2着のパワーホール(牡、栗東・昆貢厩舎)、同3着のギャンブルルーム(牡、栗東・大久保龍志厩舎)も京都2歳Sに出走する予定で、札幌2歳S出走馬が京都2歳Sを勝てば2018年クラージュゲリエ以来5年ぶりとなるが、2頭は重賞初制覇を遂げることができるだろうか。なお、パワーホールは新種牡馬のスワーヴリチャード産駒で、新種牡馬の産駒が京都2歳Sを勝てば、同レースが重賞に昇格した2014年以降では初のケースとなる(※新種牡馬の産駒は、アルアイン産駒のカズゴルティス(牡、栗東・杉山晴紀厩舎)、コスモキュランダ(牡、美浦・加藤士津八厩舎)も登録している)。

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【京都2歳S】シンエンペラーの全兄は凱旋門賞馬ソットサス 良血馬が重賞V狙う11月21日(火) 04:49

シンエンペラーは全兄が凱旋門賞などGⅠ3勝のソットサス。半姉シスターチャーリーもBCフィリー&メアターフなどGⅠ7勝という世界的な良血馬だ。新馬戦では3馬身差の快勝を演じた。吉田助手は「初戦は調教通りの競馬をしてくれました。集中して走らないという欠点はありますが、もともといい馬でした。大きくは変わっていませんが、調教では行きっぷりが良くなって、素軽くなったと思います」と期待を寄せる。

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過去10年の結果 ~凱旋門賞 2023~

開催日 勝ち馬 性齢 調教国 タイム 騎手 調教師
2022/10/02 アルピニスタ 牝5 イギリス 02.35.71 L.モリス M.プレスコット
2021/10/03 トルカータータッソ 牡4 ドイツ 02:37.62 R.ピーヒュレク M.ヴァイス
2020/10/04 ソットサス 牡4 フランス 02:39.30 C.デムーロ JC.ルジェ
2019/10/06 ヴァルトガイスト 牡5 フランス 02:31.97 P.ブドー A.ファーブル
2018/10/07 エネイブル 牝4 イギリス 02:29.24 L.デットーリ J.ゴスデン
2017/10/01 エネイブル 牝3 イギリス 02:28.69 L.デットーリ J.ゴスデン
2016/10/02 ファウンド 牝4 アイルランド 02:23.6 R.ムーア A.オブライエン
2015/10/04 ゴールデンホーン 牡3 イギリス 02:27.2 L.デットーリ J.ゴスデン
2014/10/05 トレヴ 牝4 フランス 02:26.1 T.ジャルネ C.ヘッド
2013/10/06 トレヴ 牝3 フランス 02:32.0 T.ジャルネ C.ヘッド

歴史・概要 ~凱旋門賞 2023~

凱旋門賞は、1920年にパリ大賞典に匹敵する大レース創設を目指し、欧州一、世界一を目標として誕生した国際競走。ヨーロッパのみならず世界中のホースマンがダービーステークスやケンタッキーダービーと並び憧れ、凱旋門賞での勝利を目標とする世界最高峰の競走の1つとして名を馳せている。

日本でも抜群に知名度や人気の高い競走で日本の馬が海外遠征をする場合も凱旋門賞を目指す場合が多く、日本国内で最上級の活躍をした競走馬が1960年代後半からしばしば参戦している。
なお、欧州以外の国で調教を受けた馬が優勝したことはない(欧州調教師の管理下でのUAE調教馬の優勝例はある)。欧州馬以外の最高着順は日本から出走したエルコンドルパサーナカヤマフェスタオルフェーヴルとニュージーランドから出走したBalmerino(バルメリーノ)の2着である。

過去の優勝馬にはトニービン、ダンシングブレーヴ、ラムタラ、エリシオ、モンジュー、バゴ、ディラントーマス、ザルカヴァ、シーザスターズ、ワークフォース、デインドリーム、ソレミア、エネイブルなどが名を連ねる。

挑戦した日本馬 ~凱旋門賞 2023~

スピードシンボリ 着外(11着以下)/1970年
血統
父:ロイヤルチャレンヂャー
母:スイートイン(ライジングライト)
成績
43戦17勝
1億6320万円+5000ドル
主な勝ち鞍
有馬記念GI(69、70年)
天皇賞春GI
宝塚記念GI
日本調教馬として初めて凱旋門賞に挑戦した老雄

 天皇賞(春)、宝塚記念、有馬記念(2回)を優勝した昭和を代表するアイアンホース、スピードシンボリ。1967年・1970年に啓衆社賞年度代表馬および最優秀5歳以上牡馬に選出され、当時の最高齢記録である8歳で有馬記念を制覇した老雄である。3回の海外遠征を含む全43戦を常に一線級で活躍し、「無事是名馬」 を体現したその戦績、雄姿から多くの競馬ファンから愛されている。また、同馬は当時としてはめずらしい長期海外遠征を行い、日本の競走馬として初めてキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスと凱旋門賞に出走したことでも有名である。
 日本馬初挑戦となった凱旋門賞では、前哨戦の結果から先行策では通用しないと踏んだ陣営が同馬にとって初めてとなる後方待機策をとり、直線勝負に賭けたが、24頭立ての着外に敗れた。凱旋門賞後は遠征疲れで疲労困憊となり、引退も囁かれたが、放牧先で立て直されると即座に有馬記念へ出走。疲労を懸念されて6番人気の低評価となったが、これを覆し、見事快勝。8歳馬で初となる8大競走優勝となった。
 ヨーロッパ長期遠征、アメリカの国際招待競走ワシ ントンD.C.インターナショナルへの出走など海外競馬への積極的な参戦が日本競馬に残した功績は非常に大きく、1990年にJRA顕彰馬に選出され、晴れて殿堂入りとなった。

エルコンドルパサー 2着/1999年
血統
父:Kingmambo
母:マンファス(ラストタイクーン)
成績
11戦8勝
3億7607万円+380万フラン
主な勝ち鞍
ジャパンカップGI
NHKマイルカップGI
サンクルー大賞GI
フォワ賞GII
国内外から賞賛を浴びる怪物

 芝・ダート・距離問わず国内外で実績を残し、1998年JRA賞最優秀4歳牡馬、1999年年度代表馬、JRA賞最優秀5歳以上牡馬に輝いた日本競馬史指折りのスーパーホース。本当に強い馬は条件を問わないことを証明したその戦績は実に輝かしく、ダートの新馬戦を7馬身差の圧勝で飾ると5連勝でNHKマイルカップを制覇。同馬にとって初の2400m戦で距離不安が囁かれたジャパンカップも他馬を寄せ付けず、横綱競馬で完勝した(当時初となる4歳(現3歳)による優勝)。レース直後、陣営は国内に敵なしと判断し、長期海外遠征プランを発表。
 海外初戦となったイスパーン賞こそ2着に敗れたが、続くサンクルー大賞では前年度の凱旋門賞馬、サガミックスを下し、日本調教馬による初のヨーロッパのチャンピオンディスタンスのG1制覇を飾った。本番の凱旋門賞では当日の重たい馬場状態を考慮し、果敢に先手を奪う積極策を選択。直線では競馬史に残るモンジューとの激しい叩き合いとなったが、惜しくも2着に敗れた。しかし、モンジューと3.5キロ差の斤量、後続に6馬身の差を付けたことから現地メディアからも「2頭のチャンピオンが存在した」と評価された。
 遠征中、エルコンドルパサーの走法がヨーロッパ特有の重たい馬場に合わせた走法に変化したという話は有名で、その適応力の高さこそ生涯連対を外さなかったエルコンドルパサーの神髄と言えよう。

ディープインパクト 失格(3位入線)/2006年
血統
父:サンデーサイレンス
母:ウインドインハーヘア(Alzao)
成績
14戦12勝
14億5455万円
主な勝ち鞍
牡馬クラシック三冠
天皇賞春GI
宝塚記念GI
ジャパンカップGI
有馬記念GI
日本競馬史に刻んだ「衝撃」

 史上6頭目のクラシック三冠馬(史上2頭目の無敗での三冠馬)で、2005年、2006年JRA賞年度代表馬、2005年JRA賞最優秀3歳牡馬、2006年JRA賞最優秀4歳以上牡馬に輝き、社会現象を巻き起こした近代競馬を代表する名馬、ディープインパクト。
 主戦の武豊騎手が「走るというより飛んでいる」と表現するその独特の走法で無敗のクラシック三冠をはじめ、国内GIを総舐めにすると凱旋門賞へ挑戦した。レース当日は日本馬にとって初となる凱旋門賞制覇を信じて疑わないファンたちがロンシャン競馬場に集結、国内でも緊急特番が組まれ、日本中の注目を集めた。
 レースでは好スタートを切り、道中2~3番手でレースを進めると、残り300メートル地点でいったん先頭に立ったものの突き放すことはできず、残り100 メートル地点でレイルリンクに、さらにゴール直前でプライドにも交わされて3位入線となった。(レース後の検査でディープインパクトの体内から禁止薬物が検出され、失格)。レース後、鞍上の武豊騎手は「直線を向いてからハミを取らなかった。ギアが一段上がらなかった」と語った。日本中が勝利を期待したディープインパクトの敗戦だけにその余波は大きく、斤量、重たい馬場、先行馬総崩れの厳しいレース展開、薬物投与による調整失敗などファンの間で激しい論争が巻き起こった。
 しかし、帰国後はそんな論争を吹き飛ばすようにジャパンカップ、有馬記念を圧勝。特に鞍上の武豊が「過去最高の走り」と語った有馬記念でのパフォーマンス は別次元であり、まさに「衝撃」のラストランであった。

ナカヤマフェスタ 2着/2010年
血統
父:ステイゴールド
母:ディアウィンク(タイトスポット)
成績
15戦5勝
2億9324万円+91万4400ユーロ
主な勝ち鞍
宝塚記念GI
セントライト記念GII
東京スポーツ杯2歳ステークスGIII
記憶に残るワークフォースとの壮絶な叩き合い

 JRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞したステイゴールド代表産駒の1頭。新馬、東京スポーツ杯2歳ステークスと連勝し、クラシック戦線を歩むものの皐月賞8着、日本ダービー4着、菊花賞12着とGIでは今一歩の成績であった。しかし、不良馬場で行われた日本ダービーでは不利があった中で唯一後方から豪脚で追い込み、力のいる馬場への適性を感じさせていた。その後、休養を挟んで出走したメトロポリタンステークスでは別馬のようなレースぶりで圧勝。続く宝塚記念では8番人気の低評価を覆し、ブエナビスタら強豪をまとめて差し切って初GI制覇を飾った。レース後、エルコンドルパサーでヨーロッパ遠征のノウハウを熟知している二ノ宮調教師は、凱旋門賞挑戦を即座に表明した。
 前哨戦のフォワ賞で2着した後、調子を上げて臨んだ凱旋門賞当日、人気は9番人気と伏兵扱いであった。レースでは中団外目を追走し、勝負所の4コーナーでは鞍上の蛯名騎手が立ち上がるほどの不利を受けたものの追い出されると力強い末脚で一旦先頭に。直線半ばでは内から差し込んできたワークフォースと2頭が抜け出す形となり、壮絶な叩き合いとなったが、アタマ差及ばず2着。レース後、鞍上の蛯名騎手は「悔しい。何とかしたかったけれど。でも、これで終わりじゃない。」と悔しさを滲ませた。しかし、凱旋門賞連対はエルコンドルパサー以来、実に11年ぶりの快挙であり、日本のファンに大きな希望を与えた。

オルフェーヴル 2着/2012年・2013年
血統
父:ステイゴールド
母:オリエンタルアート(メジロマックイーン)
成績
21戦12勝
13億4408万円+215万ユーロ
主な勝ち鞍
牡馬クラシック三冠
有馬記念GI(11、13年)
宝塚記念GI
規格外の能力を秘めたスーパーホース

 中央競馬史上7頭目のクラシック三冠馬であり、2011年の年度代表馬、最優秀3歳牡馬、2012・2013年の最優秀4歳以上牡馬を受賞したオルフェーヴル。管理する池江寿調教師が「イレ込みがきつく競走馬になれないかと思った」と語るほどやんちゃな性格で、3歳春まで陣営は勝つことよりも馬に競馬を教えることに専念していたという逸話がある。素質開花した3歳春以後は皐月賞、日本ダービー、菊花賞、有馬記念を含む6連勝で国内最強を証明。しかし、2012年の阪神大賞典では3コーナーで曲がろうとせずに外ラチギリギリの所まで真っ直ぐに走り、他の馬より数百メートル多く走ったが、2着に食い込み、「歴史的逸走」としてその怪物ぶりを再認識させた。
 宝塚記念、フォワ賞と連勝で臨んだ2012年の凱旋門賞では後方で折り合いに専念し、脚をためる競馬。最後の直線でエンジンがかかると1頭次元の違う末脚で一気に先頭に立ち、日本中が勝利を確信したが、抜け出した直後に内ラチに寄れるとゴール前で伏兵ソレミアに差され、日本調教馬初の凱旋門賞制覇はお預けとなった。「先頭に立ったときは勝ったと思った」というスミヨン騎手の言葉通り、圧巻のパフォーマンスであった。
 2度目の挑戦となった2013年は、前哨戦のフォワ賞をムチなしで楽勝。日本中の期待を背に挑んだが、怪物牝馬トレヴに屈し2着となった。

施行年馬名性齢騎手調教師着順
1969年スピードシンボリ牡6野平祐二野平省三着外※(11着以下)
1972年メジロムサシ牡5野平祐二大久保末吉18着
1986年シリウスシンボリ牡4M.フィリッペロン二本柳俊夫14着
1999年エルコンドルパサー牡4蛯名正義二ノ宮敬宇2着
2002年マンハッタンカフェ牡4蛯名正義小島太13着
2004年タップダンスシチー牡7佐藤哲三佐々木晶三17着
2006年ディープインパクト牡4武豊池江泰郎失格※(3位入線)
2008年メイショウサムソン牡5武豊高橋成忠10着
2010年ナカヤマフェスタ牡4蛯名正義二ノ宮敬宇2着
ヴィクトワールピサ牡3武豊角居勝彦7着※(8位入線)
2011年ヒルノダムール牡4藤田伸二昆貢10着
ナカヤマフェスタ牡5蛯名正義二ノ宮敬宇11着
2012年オルフェーヴル牡4C.スミヨン池江泰寿2着
アヴェンティーノ牡8A.クラストゥス池江泰寿17着
2013年オルフェーヴル牡5C.スミヨン池江泰寿2着
キズナ牡3武豊佐々木晶4着
2014年ハープスター牝3川田将雅松田博資6着
ジャスタウェイ牡5福永祐一須貝尚介8着
ゴールドシップ牡5横山典弘須貝尚介14着
2016年マカヒキ牡3C.ルメール友道康夫14着
2017年サトノダイヤモンド牡4C.ルメール池江泰寿15着
サトノノブレス牡7川田将雅池江泰寿16着
2018年クリンチャー牡4武豊宮本博17着
2019年キセキ牡5C.スミヨン角居勝彦7着
ブラストワンピース牡4川田将雅大竹正博11着
フィエールマン牡4C.ルメール手塚貴久12着
2020年ディアドラ牝6J.スペンサー橋田満8着
2021年クロノジェネシス牝5O.マーフィー斉藤崇史7着
ディープボンド牡4M.バルザローナ大久保龍志14着
2022年タイトルホルダー牡4横山和生栗田徹11着
ステイフーリッシュ牡7C.ルメール矢作芳人14着
ディープボンド牡5川田将雅大久保龍志18着
ドウデュース牡3武豊友道康夫19着