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キズナ(競走馬)

注目ホース
キズナ
写真一覧
抹消  青鹿毛 2010年3月5日生
調教師佐々木晶三(栗東)
馬主前田 晋二
生産者株式会社 ノースヒルズ
生産地新冠町
戦績14戦[7-1-2-4]
総賞金47,639万円
収得賞金10,725万円
英字表記Kizuna
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
キャットクイル
血統 ][ 産駒 ]
Storm Cat
Pacific Princess
兄弟 ファレノプシスヴィクトリアアイ
前走 2015/05/03 天皇賞(春) G1
次走予定

キズナの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
15/05/03 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 177133.317** 牡5 58.0 武豊佐々木晶504(-2)3.15.2 0.534.9⑰⑮⑫⑩ゴールドシップ
15/04/05 阪神 11 産経大阪杯 G2 芝2000 14571.412** 牡5 57.0 武豊佐々木晶506(-8)2.03.2 0.336.0⑫⑫⑫⑫ラキシス
15/02/15 京都 11 京都記念 G2 芝2200 11442.323** 牡5 57.0 武豊佐々木晶514(+22)2.11.5 0.033.3⑩⑩⑨⑧ラブリーデイ
14/05/04 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 187141.714** 牡4 58.0 武豊佐々木晶492(-6)3.15.2 0.134.0⑰⑰⑮⑩フェノーメノ
14/04/06 阪神 11 産経大阪杯 G2 芝2000 8772.421** 牡4 58.0 武豊佐々木晶498(--)2.00.3 -0.233.9⑧⑧⑧⑧トウカイパラダイス
13/10/06 フラ 5 凱旋門賞 G1 芝2400 17--------4** 牡3 56.0 武豊佐々木晶---- ------TREVE
13/09/15 フラ 3 ニエル賞 G2 芝2400 10--------1** 牡3 58.0 武豊佐々木晶--2.37.6 ------RULER OF THE WORLD
13/05/26 東京 10 東京優駿 G1 芝2400 18112.911** 牡3 57.0 武豊佐々木晶478(-2)2.24.3 -0.133.5⑯⑮⑭⑭エピファネイア
13/05/04 京都 11 京都新聞杯 G2 芝2200 16351.411** 牡3 56.0 武豊佐々木晶480(-2)2.12.3 -0.234.5⑯⑯⑮⑬ペプチドアマゾン
13/03/23 阪神 11 毎日杯 G3 芝1800 13561.511** 牡3 56.0 武豊佐々木晶482(+2)1.46.2 -0.534.3⑪⑩ガイヤースヴェルト
13/03/03 中山 11 報知杯弥生賞 G2 芝2000 12566.435** 牡3 56.0 武豊佐々木晶480(-12)2.01.1 0.134.8⑩⑨⑧⑦カミノタサハラ
12/12/22 阪神 11 ラジNIK杯 G3 芝2000 7662.923** 牡2 55.0 武豊佐々木晶492(+4)2.05.5 0.134.5エピファネイア
12/11/11 京都 9 黄菊賞 500万下 芝1800 10442.011** 牡2 55.0 佐藤哲三佐々木晶488(+6)1.49.8 -0.435.2⑦⑦トーセンパワフル
12/10/07 京都 5 2歳新馬 芝1800 7552.011** 牡2 55.0 佐藤哲三佐々木晶482(--)1.51.6 -0.333.8④④リジェネレーション

キズナの関連ニュース

【毎日杯】レース展望

2017年03月21日(火) 16:04

 阪神では土曜に3歳馬の重賞・毎日杯(25日、GIII、芝1800メートル)が組まれている。クラシックの本流とはいえないような位置付け(施行時期)に思えるが、実際には1着馬のうち、2008年のディープスカイNHKマイルCとダービーを勝ち、13年のキズナもダービーを制覇。10年のダノンシャンティNHKマイルCを制するなど、すっかり出世レースとして定着した。直線の長い外回りで施行されるだけに、皐月賞への最終切符というよりも、広い東京のGIに向けた試走の場となりつつある印象だ。今年も素質豊かな若駒がそろって、目が離せない。

 新馬戦−シクラメン賞を連勝し、きさらぎ賞では2着に敗れたサトノアーサー(栗東・池江泰寿厩舎、牡)。前走は重馬場で持ち味が生きなかった面もあり、力負けとは考えられない。シクラメン賞は今回と同じ条件で、上がり3ハロン32秒7という桁違いの決め手を披露。今後のローテーションは明らかにされていないが、GI戦線に乗り込むためにも賞金の上積みは不可欠だ。中間も順調に乗り込まれており、力を出せる態勢は整っている。

 サトノアーサーの僚馬アルアイン(牡)も、シンザン記念は勝負どころで不利を受けて6着に敗れたが、巻き返しは必至。こちらは3戦全てマイルを使われてきたため、1ハロンの距離延長が鍵となるが、レースぶりからも大きなマイナスになるとは思えない。強敵が身内にいるが、新コンビ・松山弘平騎手の手綱さばきに注目が集まる。

 前記2頭と同様、ノーザンファーム生産のディープインパクト産駒として期待されるのがクリアザトラック(栗東・角居勝彦厩舎、牡)だろう。全兄カミノタサハラは弥生賞勝ち馬で、他にもボレアス、マウントシャスタベルキャニオンと全兄は軒並みオープンで結果を出してきた。前走(500万下)はハナ差の辛勝だったが、馬体に成長のあとがうかがえ、決め手も磨きがかかってきた印象。折り合いがつけば、ここでも面白い存在となる。

 未勝利戦を勝って以来、3カ月ぶりの京成杯で2着と好走したのがガンサリュート(栗東・安田隆行厩舎、牡)。輸送や距離延長を克服し、価値ある賞金上積みを果たした。阪神の1800メートル戦は未勝利で2戦してともに2着だったが、勝ち馬がリスグラシューカデナなら、悲観する必要は全くない。父ダノンシャンティに続く父子制覇が期待される。

 セントポーリア賞5着、すみれS3着と足踏みしているキセキ(栗東・角居勝彦厩舎、牡)は、祖母が桜花賞2着馬ロンドンブリッジという血統馬。まだ幼い面を残しているが、この阪神1800メートルで鮮やかな新馬勝ちを演じた実績があり、距離短縮で違う結果が望める。

 東スポ杯2歳S5着、朝日杯フューチュリティS5着、シンザン記念4着と中央入り後はもうひとつの結果が続くトラスト(栗東・中村均厩舎、牡)は、この中間もハードな調整ぶり。状態には全く不安がなく、あとはレースでスムーズに力を発揮できるかどうかにかかっている。スクリーンヒーロー産駒は一昨年にミュゼエイリアンがこのレースを勝っており、適性はありそうだ。

 他では、堅実な走りを続けるプラチナムバレット(栗東・河内洋厩舎、牡)や追い込みに徹して成績が安定してきたデュパルクカズマ(栗東・西浦勝一厩舎、牡)にも注意を払いたい。

毎日杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

【京都記念】中距離転向◎ガリバルディの大逆転劇 2017年02月11日() 11:43

 ムーア騎手を迎えた凱旋門賞帰りのマカヒキがどんな競馬をするかに注目が集まるが、3年前にはジェンティルドンナが6着、一昨年はキズナが3着、ハープスターが5着と、ビッグネームにあっさり土がつくことも多いシーズン初戦だ。

 マイルから中距離へ転戦してきたガリバルディを狙う。昨夏の中京記念で重賞初制覇を飾り、そのあとのマイル3戦でも主要なダークホースとして期待されたが結果は(5)(7)(13)着。

 「気性の勝ったタイプだったのでマイルを使ってきたが、もともと折り合いはつく。落ち着いてきた今なら、自然体で走って能力をきっちり発揮できるのはマイルよりも長めの距離だと思う」と、藤原英調教師は路線変更を決断した。3歳春には同じ舞台の京都新聞杯で3着。2着サウンズオブアースとはハナ差だった。マイルで磨きをかけた決め手を生かし、大逆転劇を狙う。

 “究極の3連単”はガリバルディを1着に固定。日経新春杯を叩いてさらに上昇のミッキーロケットを2、3着に据えた8点で特大万券ゲットだ。(夕刊フジ)

京都記念の枠順はこちら 調教タイムも掲載

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【名古屋グランプリ】アムールブリエが連覇で有終の美2016年12月15日(木) 16:50

 12月15日(木)の名古屋競馬11Rで行われた第16回名古屋グランプリ(交流GII、3歳以上オープン、選定馬、別定、ダート・右2500メートル、12頭立て、1着賞金=3100万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の2番人気アムールブリエ(牝5歳、栗東・松永幹夫厩舎)が連覇で有終の美を飾った。タイムは2分41秒7(重)。マイペースの逃げに持ち込んだ1番人気のケイティブレイブアムールブリエは2番手でマーク。2周目の4コーナーで外から並びかけて、直線はあっさりとかわして2着に3馬身差をつけて快勝した。アムールブリエはこれがラストラン。来春、キズナを種付けした後、アメリカに渡って繁殖生活に入る予定。

 2着にJRAのケイティブレイブ(1番人気)、さらに5馬身離れた3着には5番手追走から脚を伸ばした地元名古屋のカツゲキキトキト(7番人気)。

 名古屋グランプリの勝ち馬アムールブリエは、父スマートストライク、母ヘヴンリーロマンス、母の父サンデーサイレンスという血統。鹿毛の牝5歳。アメリカ・ノースヒルズCo.Ltd.の生産馬で、前田幸治氏の所有馬。通算成績は25戦10勝(地方13戦6勝)。重賞は2015年エンプレス杯・交流GII、ブリーダーズゴールドカップ・交流GIII、名古屋グランプリ・交流GII、2016年エンプレス杯・交流GII、ブリーダーズゴールドカップ・交流GIIIに次いで6勝目。名古屋グランプリ松永幹夫調教師は昨年に続いて2勝目、クリストフ・ルメール騎手は2006年ヴァーミリアンに次いで2勝目。

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アウォーディー、ラニ兄弟がドバイWC挑戦へ!2016年12月07日(水) 05:03

 栗東・松永幹厩舎のアウォーディー(牡6)とラニ(牡3)兄弟が、選出されれば来年3月25日のドバイワールドC(メイダン、GI、ダ2000メートル)に向かうことを6日、松永幹調教師が表明した。

 チャンピオンズC2着のアウォーディーは、状態が良ければ、東京大賞典(29日、大井、交流GI、ダ2000メートル)へ。同9着のラニは6日に放牧に出され、マクトゥームチャレンジラウンド3(3月4日、メイダン、GI、ダ2000メートル)を使って、ワールドCに向かうプランだ。

 また、同厩舎で2頭を兄弟にもつアムールブリエ(牝5)は名古屋グランプリ(15日、名古屋、交流GII、ダ2500メートル)で引退。来年、キズナを交配し、その後は米国で繁殖生活を送る。

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【秋華賞】フロンテアクイーン3頭併せ最先着 2016年10月13日(木) 11:58

 紫苑S3着の関東馬フロンテアクイーンは先週の金曜(7日)に栗東入り。直前は馬なりながら、栗東CWコースで友道厩舎の2頭を相手に気合を乗せた。

 アドマイヤプリヴを6Fで1馬身追いかけ、アドマイヤキズナを2馬身後ろに置く流れ。5Fで内からプリヴに並びかけて、4角から直線へ。最内に入ったキズナとともに脚を伸ばし、ゴール前でスッと抜け出した。キズナに半馬身、プリヴに2馬身の差をつけ、好調をアピールした。

 「バランス良く、コントロールしやすかった。栗東に来た当初にカイ食いは落ちたが、体重は減っていない。CWコースを1頭で走った水曜(12日)も落ち着いていた。夏を越し精神面で成長。気楽な立場だし、うまくはまれば」と、椎本助手は一発を期待している。(夕刊フジ)

★秋華賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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【今日のキラ星】エンドオール2016年10月10日(月) 04:00

 【京都5R】伯母に桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯とGI3勝をマークしたファレノプシス、叔父にダービー馬キズナがいる超一流の母系。「ハーツクライ産駒らしく、使って良くなりそう」が池江師のジャッジだが、乗り込みは豊富に消化している。父とのコンビで活躍したルメール騎手を背に、初戦から期待できそうだ。

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キズナの関連コラム

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前回のシナリオ攻略の続きになります。

難関の第8話「芦毛で天皇賞(春)(G機砲鮠〕しよう」です。天皇賞(春)自体がそもそも難関G気任垢、さらにそれを芦毛の馬で勝つ……という条件が加わります。



芦毛の馬を作るには

芦毛の仔は芦毛の親からしか今のところ生まれていません。つまり芦毛の馬を作るには、芦毛の種牡馬か繁殖牝馬を使って配合をする必要があります。

以下が芦毛の種牡馬です。天皇賞(春)を勝つレベルの馬が狙いなので、パラメータのいい種牡馬のみに絞っています。

★5 ゴールドシップ
★5 タピット
★4 アドマイヤコジーン
★4 スウェプトオーヴァーボード
★3 キャプテントゥーレ
★3 ジョーカプチーノ
★3 チチカステナンゴ

★5や★4の種牡馬は持っていないプレイヤーもいると思いますので、実践しやすい配合としては★3のキャプテントゥーレジョーカプチーノ、チチカステナンゴが候補になるでしょうか。

一方、芦毛の繁殖牝馬は以下のとおり。「優」と「良」に絞ると2頭のみです。

[優・スタミナ型]ヨロコビノウタ
[良・バランス型]スリートリック

これらの馬を使っていかに強い馬を作るか……を考えることになります。


▲芦毛の馬は意外に少ない。クロスを使いやすいジョーカプチーノはおすすめの1頭。



芦毛で強い馬を狙う配合

当初はあれこれと配合を考えたのですが、結局天皇賞(春)を勝てたのは以下のように流れの中で生まれた馬でした。

【例1】自家生産繁殖牝馬にジョーカプチーノを付けて芦毛の産駒を作る

これは友人の牧場ですが、手頃な★3で実績Bの種牡馬(トウケイヘイロー→ハーランズホリデー→ミッキーアイル)で血統を伸ばしつつ、ジョーカプチーノを付けたところスピードA・スタミナEの馬が生まれました。

配合理論は速力クロス1本のみ。母はスピードC・スタミナDで「将来はG気癲廛灰瓮鵐箸任后





【例2】最初に芦毛の牝馬を作り、そこから芦毛で自家生産の血統を伸ばしていく

最初にジョーカプチーノ×メゾンフォルティーで芦毛の牝馬を作り、上記と同様に★3で実績Bの種牡馬(ナカヤマフェスタ→ティンバーカントリー→トウケイヘイロー)をつないでいったところスピードAの馬が生まれました。

産駒は半分以上が芦毛なので、芦毛で血統をつないでいくのはけっこう簡単です。

配合理論は速力と底力のクロスが2本ずつ。母は馬体解析をしていないので能力は不明ですが、1歳時コメントは「バネ」「優しい」「スピード」「落ち着き」「早熟」、戦績は牝馬G2勝という馬でした。





天皇賞(春)を勝つためには

天皇賞(春)は非常にスタミナを要するレースで、スタミナがないと4コーナーで大きく後れを取る感じがあります。敵はゴールドシップをはじめキズナフェノーメノエイシンフラッシュなど強敵ぞろいなので、早めに仕掛けて抜け出さないと勝つのは至難です。

ならば上記で紹介したようなスピード一本槍の馬でどうするのか……というところですが、天皇賞(春)限定でスタミナアップする才能「春風」を付けると劇的に走りが変わるのです。


▲「春風」Lv.6を付けて挑み、後続を7馬身ぶっちぎった。



スピードAの出足で先頭に立ち、才能「春風」のスタミナ補強で絶好のスパートを切る……という形ですね。


▲こちらはゴールドシップフェノーメノの猛追を振り切って勝利。



なお才能「春風」は、阪神大賞典日経賞、大阪杯のいずれかを勝つと特別調教師を獲得できます。どれも難易度の高いG兇任垢、この中では距離の短い大阪杯が比較的勝ちやすくておすすめです。

日経賞も距離は長いですが敵薄の年がときどきありますので、スタミナ豊富な馬や才能「快走」などでスタミナ補強された馬なら挑んでみる価値はあります。



★ダビスタ名人・横井顕もリアルタイムで遊んでいる「ダービースタリオン マスターズ」をいますぐダウンロード →
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○執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
 ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオン供戮慮式全国大会で優勝し、以後ゲーム攻略記事に携わる。『ダービースタリオン形棺顱戞淵▲好ー出版)、『ダービースタリオン96全書』(アスペクト)など90年代の作品から、最近の『ダービースタリオンGOLD全書』(KADOKAWA)まで、シリーズ全般の攻略記事を執筆。現在は最新作『ダービースタリオンマスターズ』をプレイし、本サイトで攻略コラムを公開中。


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2016年10月28日(金) 10:00 みんなの競馬コラム
【天皇賞(秋)】血統考察 byうまカレ
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学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
先週の菊花賞は◎レインボーラインで外すという失態を犯してしまいました(笑)。さて今週は天皇賞(秋)です。

●レースの質次第で様々なタイプの勝ち馬が生まれる
2000mという距離は、マイルと2400mの中間にある距離で、総合力が試される競馬において非常に重要な距離です。ですからレースの質次第で様々なタイプの勝ち馬が生まれます。これについては、望田潤氏のブログの昨年10月28日のエントリーが非常に分かりやすいので少し追記して引用させていただきます。

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過去11年の天皇賞(秋)勝ち馬を血統・体質・走法・脚質などで大別してみると

・ピッチ群
05年ヘヴンリーロマンス…ゴール前1Fのラップ11.4をイン差し
09年カンパニー…11.6を中団差し
12年エイシンフラッシュ…11.8を後方一気
15年ラブリーデイ...11.6を中団差し

・ストライド群
07年メイショウサムソン…12.1を好位抜け出し
08年ウオッカ…12.6を中団差し

・ピッチだが東京向き群
10年ブエナビスタ…11.9を中団差し
14年スピルバーグ…11.9を後方一気

・Hyperion群
06年ダイワメジャー…12.5を直線先頭
11年トーセンジョーダン…11.8を中団差し
13年ジャスタウェイ…12.2を中団差し

引用元:「血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog」より
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ここ2年は、昨年が《12.8-11.7-11.9-12.2-12.0-12.2-11.6-11.3-11.1-11.6》という道中1F12秒台を3度も計測するクラレントの溜め逃げで、猛烈なピッチ走法で走るラブリーデイの瞬発力が活き、一昨年も《12.9-11.7-11.8-12.2-12.1-12.1-12.3-11.4-11.3-11.9》と、同じく12秒台3度計測のカレンブラックヒルの溜め逃げで、ピッチ走法のスピルバーグと、ジェンティルドンナのワンツー。そして2年連続で3着は、一瞬の脚で勝負する(手応え詐欺と評されることがある)イスラボニータが3着。

その前の年は、トウケイヘイロー×武豊騎手の1000m通過58秒4、《12.6-11.3-11.1-11.5-11.9-11.9-11.9-11.6-11.5-12.2》という、道中12秒台を1度も計測しない速い流れ。これを制したのが、「持続力の鬼」、Hyperion群のジャスタウェイでした。

天皇賞(秋)というと、ジャスタウェイの制した2013年のような流れになり、持続力がモノをいうレースになり易かったものです。果たして今年はどんな流れになるでしょう。


エイシンヒカリはどんな逃げを打つのか
鍵を握るエイシンヒカリは、キズナラキシスサトノアラジンリアルスティールらが出たお馴染のディープインパクト×Storm Catというニックス。このニックスは、Sir Gaylord≒Secretariat6×4という屈指の柔らかさを伝える兄弟クロスができるので、血統表の残りの1/4でパワーを注入する必要があります。それでもリアルスティールのようにMonevassia(=Kingmamboの全妹という名血)レベルの名血でない限りは柔らかさが優り、差し馬になり易く、だから武豊騎手もエイシンヒカリのことを「逃げ馬ではないようだ」と評したのだと推測できます。

それ以上に、注目すべきはこの馬の気性面。武豊騎手も「とにかくこの馬のリズムが大事」とコメントしていますし、今回に関していえば、「地下馬道でイレ込む」タイプなだけに、海外と異なり地下馬道が存在する東京競馬場というのがカギ。昨年はそれでスムーズさを欠いてしまいました。それでも毎日王冠を使わなかったことはプラスでしょう。

最内枠を引いたため逃げる可能性がさらに高くなりましたし、逃げて制した香港カップは11秒台後半を刻み続けるような絶妙な逃げでした。今回もそのような逃げを打つとなると、近年では2007年のコスモバルク《12.9-11.5-11.7-11.6-11.9-11.9-11.9-11.5-11.4-12.1》に近い逃げになるのではないかと推測します。しかしこの逃げをしても東京2000mでは、キタサンブラックダイワメジャーダイワスカーレットのように「粘着力」を引き出す配合ではないエイシンヒカリが逃げ切ることは厳しいと考えます。ただ、この馬のリズムを大事にする騎乗をすると明言している以上、この逃げになる可能性が高いと言わざるを得ません。

可能性は低いですが、ハナを叩く可能性がある馬としてクラレントロゴタイプが挙げられます。ただ、どちらも東京2000となるとスローに落としたいクチのために、内からエイシンヒカリが主張し続けた時に、無理に競り合ってハナを奪うことは自分のためになりません。ですからひょっとすると、エイシンフラッシュが制した2012年のように、大逃げしたシルポートには誰も付いていかずに「2番手以下はスロー」という事象が発生するのではないかとも思うわけですが、さすがにエイシンヒカリをそこまで楽に逃げさせることは誰かが止めるだろうとも思うわけです。

総括すると、休み明けはプラスだが、地下馬道を通る府中では気性面の不安があるし、東京2000mを逃げ切るのは血統的にも難しいし歴史も証明している…ということになります。

とはいえ、昨年、一昨年ほどの緩い流れにはならないだろうという前提で考察を進めれば、重要となるのは2000mらしい「スタミナ≒持続力」です。それは血統的にいえば、ジャスタウェイ然り、トーセンジョーダン然り、ダイワメジャー然り、ダイワスカーレット然り、Hyperionなのです。


●名手が隠れた持続力を引き出す
毎日王冠は2着だったアンビシャスは、一般的には「ディープ産駒らしい斬れ味」が持ち味の馬だと解釈されているかもしれませんが、何度も触れてきたように、母がエルコンドルパサー(Special=Lisadell4×4・3+Flower Bowl)×カルニオラ(Tudor Minstrel5×5やCourt Martial+Hyperion8×6×7×5)で、キタサンブラックダイワメジャーダイワスカーレットメジャーエンブレムの粘着力の根源と同じハイインロー(HyperionとSon-in-Law)が大量。本来であれば前出した馬たちのような粘着力を武器とするタイプや、ズブい中長距離馬(全兄インターンシップはそう)に出るのにも関わらずこれだけの斬れ味を持っているというところがミソ。

だから斬れ味比べでも十分通用するけれど、本来は粘着力≒持続力が活きる流れこそがベストパフォーマンス発揮の場だろうし、実際重賞を制したラジオNIKKEI賞も大阪杯も先行していました。

今回は何といっても、彼をその大阪杯で先行させ、カンパニーを先行させて大成させ、先週ミツバで逃げ切った横山典弘騎手が鞍上で、調教では末を伸ばす競馬をしているようだが、何とか先行させて、隠れた持続力を引き出してほしいです。

大阪杯では内から離れた外目2番手ですんなりと折り合ったように、周りに馬がいる方が掛かりやすいタイプである可能性があるから、外に馬がいないところで折り合うというイメージも、少なくともフルゲート時よりはイメージし易いです。

ヒカリの11秒台後半を刻み続ける逃げならば、レースの上がりは35秒前後、勝ち馬が先行集団から生まれるのならば、勝ち馬の上がりは34秒5前後。東京2000、天皇賞(秋)ということを考慮すれば、このイメージに最も合致するのはアンビシャスです。ジャスタウェイだって、道中12秒台がないトウケイヘイローの逃げで覚醒したのです。


●その他有力馬短評
サトノクラウンは、もの凄い配合で、種牡馬として日本競馬を変える力があるとまで思っています。競走馬としての適性に関していえば、東京はベストで馬場不問、昨年の大敗は状態面が敗因で参考外、能力は全く見劣りません。そして、ソフトなタッチの好調福永騎手も合うタイプでしょう。

ステファノスは、開幕週で外目を回った鳴尾記念、5着だった宝塚記念の内容から昨年以上に相当な地力強化が見てとれ、前走の毎日王冠は「外伸び馬場で内を突いて詰まる」という最悪の形に。天皇賞も内伸び馬場になる可能性もなくはないですが、普通に考えれば印を回さざるを得ません。ただ、菊花賞のカフジプリンスではありませんが、分かりやすすぎる狙いになっているのが怖いですね。

モーリスは、ダイワメジャー的なハイインローをベースとした配合ではないので、やはり東京2000mだとスロー希望のマイラーだと思います。ですからエイシンヒカリの作りだす流れではこの鞍上でも勝ち切ることはかなり厳しいとみます。

ルージュバックの父マンハッタンカフェは、非常に奥深い種牡馬で短距離馬(ジョーカチプーノやスプリングサンダー)からステイヤーまで輩出します。ルージュバックの配合のポイントは、Halo≒Boldnesian≒Red God3・5×5・5で、百日草特別や、エプソムC→毎日王冠の「東京1800mのヨーイドン」という質のレースから、「東京2000mの持続戦」というそれとは異質のレースに変わってどうなのか。今回はそれに尽きると思います。それでも天皇賞、今年の天皇賞は、Hyperion的なスタミナ≒持続力が重要になるのではないかと考えている以上、重い印は打てません。

ラブリーデイリアルスティールはパワーが優ったピッチ走法で東京2000mならスロー希望。そういう流れが見込めない今回は工夫して3着までではないでしょうか。
しかしラブリーデイに関しては、「昨年ほどの勢いがない」という意見も散見されますが、私はそれと意を異にします。産経大阪杯4着は緩い流れで位置取りの差、香港QE22着と宝塚記念4着は不得意の道悪やハイペースを考えれば相当なパフォーマンスで、特に宝塚記念での4角での捲りはさすがとしか言いようがありません。京都大賞典は、昨年ほどの上がり勝負になりませんでしたし(2400であれば究極の上がり勝負になった方が良い)、内伸び馬場で外々を回る競馬でしたから悲観する必要はありません。人気が暴落するようならむしろ買ってみたいですし、もはや2000mなら無条件で買うべきレベルの馬ではないかとすら思います。

穴として注目されるのはアドマイヤデウスサトノノブレスでしょう。
アドマイヤデウスは昨秋は状態が整っていなかったようで、今季は立て直しそれなりの成績を残しています。Hyperionの塊のような馬で、本来は持続力を武器にしているタイプ。血統的には推せるのですが、久しぶりの2000mがどう出るかでしょう。
サトノノブレスは今年に入り重賞2勝、鳴尾記念の「もうGIIIなら格が違います」という勝ちっぷりは、厩舎の同級生であるラブリーデイを想起させるものがありました。外目を早めに進出しての8着という宝塚記念の内容もかなり濃いもの。しかし東京のGIとなると掲示板までがギリギリなのではないかとも思わせられます。
この2頭は、4連単5連単があったら買いたいタイプ…としておきます。


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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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金沢ユウダイ
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2016年10月07日(金) 20:00 みんなの競馬コラム
【毎日王冠】血統考察 byうまカレ
閲覧 1,065ビュー コメント 0 ナイス 4

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
先週はスプリンターズSも凱旋門賞も、想像と違う流れに。特に凱旋門賞は、かなりのスタミナ戦で、さすがにあの流れで、渡仏後1か月程度で勝負になる日本馬はいないんじゃないでしょうか(^^;マカヒキには最悪の流れになってしまいました。やはり「レースは生き物」仕方ありません。

今週から秋の東京開催です。天皇賞へ繋がる毎日王冠を考察します。


●いよいよ名血が開花か
ディサイファの母ミズナは、名牝系Soaring系でも、グラスワンダーを輩出したGraceful Touchの分岐で、ミズナの母(ディサイファの母母)Tribulationはグラスワンダーの母Amerifloraの全妹。Tribulation=AmerifloraはDanzig×His Majesty×Raise a Nativeでこれは大種牡馬デインヒルと13/16同血。この強靭なパワーとスタミナは競馬史に影響を与え続けてきた名血に因るものだから非常に遺伝力が強く、ディサイファグラスワンダーレッドレイヴン(母母Ameriflora)もアドマイヤタイシも時計の掛かる馬場は得意だ。ディサイファの中山での4角で地面を掻き込むような走りは、グラスワンダーを彷彿とさせるものがある
さらに特筆すべきは、ミズナは、そのTribulationに、1世代しか産駒を残せなかった悲運の名馬、存命であれば種牡馬として成功を収めていたであろうDubai Millenniumを配されて産まれたということだ。Dubai Millenniumの偉大さは、昨今の欧州でのDubawi産駒の活躍ぶりからも明らかである。Dubai Millennium×Tribulationは、Northern Dancer4×3、Swaps5×5となり、そこに日本の至宝ディープインパクトを配されたディサイファは、Northern Dancer5×5・4と継続し父父サンデーサイレンスだけを1/4非Northern Dancerとした配合系になる。さらに母系に入るSwapsと、His Majesty=Graustarkを産んだ名繁殖Flower Bowlは、ディープインパクトの最もスタミナ・底力に優れた名血であるBurghclereを増幅することになっているというのも素晴らしい。
こういうパワーやスタミナというものは、時間とともに発現していくもので、札幌記念を制した昨年からの充実振りに加え、この中間は小島良太調教助手が「一昨年、昨年と比べても全然違う。これまでで一番かも」というコメントを出しているのも、まさにこの血統らしい成長を表しているといえよう。今年は、皐月賞ディーマジェスティ宝塚記念マリアライトと、ディープ産駒らしからぬパワーを誇る馬がGIを制した。ディサイファはまだGI未勝利であるが、TribulationにDubai Millennium、ディープインパクトと配されたこの超良血馬は必ず血を繋がなくてはならないし、ディーマジェスティのようにマリアライトのようにパワーで、グラスワンダーのように有馬記念を捲ってアッと言わせるのではないかとこの秋期待している1頭。安田記念でも、ラスト100mで外からダノンシャークに来られてから伸びてきたし、内枠も歓迎。

●成長力◎、間違いない大物
アンビシャスは、母父がエルコンドルパサー、母母カルニオラは1990年の凱旋門賞を制したSaumarezと3/4同血(父Rainbow Questと母母Fiesta Funが共通)で、母カーニバルソングはHyperion8・8・7・8・7×9・7・8・5、Hyperionは成長力やスタミナもあるが、パワーも豊富な硬派な血である。これだけHyperionが濃ければ、本来硬さやズブさが出てもおかしくないのに、これだけ美しく切れ味ある走りをするのは、(メジャーエンブレムダイワメジャー×オペラハウスという字面以上に、ルージュバックが母父Awesome Againとは思えない美しいフットワークで走るのと同じように)名馬Blushing Groomの良さが出ているといえる。こういう「字面の血統から逸脱したものが発現している」というのは大物に多くみられることである。
アンビシャス自身は、周りに馬がいると掛かるタイプで、一般的な「馬群の後ろで我慢させる」という折り合いの付け方よりは、馬群の外、もしくは、隊列が縦長になった時の方が折り合いはつきやすいだろう。昨年の毎日王冠は出遅れて6着だったが、右回り大得意のドゥラメンテに右回りで肉薄した中山記念の内容から、1年経って相当に成長しているはずで、今ならば大外を回しても届いてしまいそうなイメージがある。デムーロ騎手よりは、ルメール騎手の方が合っているタイプでもあろう。

●パワーが発現、昨年以上
ステファノスは、好相性のディープ×クロフネで、ディープ×Storm Catの3歳時にみられるようなSir Gaylord≒Secretariat6×5的な緩さが抜け、サトノアラジンラキシスのようなパワーの発現をしてきた。藤原厩舎らしく叩いて良くなるタイプだが、開幕週で外目を回った鳴尾記念、5着だった宝塚記念の内容から地力は相当で、56キロならやはり逆らえない。

●完全復調、ここでも
ルージュバックはHalo≒Boldnesian≒Red God3・5×5・5や、Promised Land5×5といった柔らかさを引き出す仕掛けと、Deputy Ministerのパワーが絶妙に発現した馬。エプソムカップも強かったが、時計勝負に対応して5着だったヴィクトリアマイルも地力の成せる業で完全に復調なったとみて良いだろう。これならこのメンバーでも好走できそうだ。

●兄らしい走法、成長曲線で鞍上魅力
大穴で注目したいのはヒストリカル。半兄カンパニーらしいピッチ走法で、昨春の大阪城Sから明らかに本格化。近走は位置取りの関係で惜しい競馬が続いているが、今回は兄をGI馬へと導いた横山典弘騎手が騎乗。この枠ならワイドを拾っておきたい。

●本質は小回り向き
ロゴタイプは、Haloらしい馬だから、スローで逃げて小回り質なレースにした安田記念は完全にハマッた。マイネルミラノがいる今回は厳しい競馬になりそうだ。来年の大阪杯を待ちたい。

●京都・中山外回りがベスト?
 ウインフルブルームは、Nijinsky≒ノーザンテースト4×3のパワーとサクラユタカオーの柔らかさのバランスが良く、突き詰めればPrincely Giftとノーザンテーストだからステイゴールド的な配合。父スペシャルウィーク譲りの胴長体型でもあるので、小回りでコーナリングを求められることはプラスともいえず、かつPrincely Giftが入るので下り坂のある京都外回りや、中山外回りが合っている、クリールカイザー的なイメージがある。今回はマイネルミラノという同系馬主がいて、競馬がし易そうで無視できないが、出走できるならばマイルCSで▲を打ってみたいような馬だ。


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京都大賞典も簡単に。
●京都ベストのキタサンvsサウンズオブアース
キタサンブラックは改めて書くまでもないが、母の軟質なスピードで先行し、ブラックタイド的Burghclere的な粘着力で粘るタイプで、カレンミロティックを差し返した天皇賞(春)、ハイペースを粘りに粘った宝塚記念の内容から地力は相当。下り坂での加速が巧いタイプだから、京都はベストコースといえる。
昨年の覇者ラブリーデイは、Ribotの影響で肩の立った猛烈なピッチ走法だから、昨年はスローペースで究極の瞬発力勝負になったことが勝因。今年はヤマカツライデンキタサンブラックがいるから、昨年以上のスローは見込めないし、何度も言うようにパワーというのは時間とともに発現してくるものだから、苦手な道悪での香港QE鏡C、宝塚記念での走りを見ても、よりパワーが付いたように思えるし、昨年よりも距離不安がある。
ラストインパクトは、キズナゼーヴィントらが出るディープ×Pacific Princess牝系で体質はさすが柔らかいが、母父ティンバーカントリーの影響で前脚が伸びきらない走りをするから、外回り向きの体質と内回り向きの走法を併せ持っているといえ、なかなかGIで勝ち負けするまでいけない。
アドマイヤデウスはHyperionらしい硬めの体質だから、GI級の相手で好走するには急坂有りのコースや、道悪といった助けが必要で、こちらも京都では食指が動かない。
ならばやはりコース、ペースを問わず好走できる万能型のサウンズオブアースが鞍上も含めて相手筆頭ということになりそうだ。


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2016年09月30日(金) 10:50 みんなの競馬コラム
【凱旋門賞】血統考察 byうまカレ
閲覧 1,474ビュー コメント 0 ナイス 3

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。

今年もいよいよ凱旋門賞の季節となりました。普段は、週末の重賞を中心にレース考察を書いていますが、馬券も発売されるということで、特別編という形で凱旋門賞を考察したいと思います。


●瞬発力・多頭数
今年はロンシャンの改修工事のためシャンティイでの開催となりますが、大きな違いはフォルスストレートの有無くらいで、求められる適性はロンシャン開催時と変わらないと考えています。速い時計、そして本番は仮柵を外してのレース。友道師は「東京や新潟に似ている」とまで仰られていました。

欧州の代表的な競馬大国であり、凱旋門賞にも有力馬を送り込んでいるイギリスとフランス。両国のレース質の違いを簡潔に表すと、イギリスが「スタミナ」、フランスが「瞬発力」です。フランスは極めて日本に近いレースの質になるといえます。このことは、フランス血統が、近年の活躍馬でいうとミッキークイーンジュエラーを輩出したという事実からも明らかです。

凱旋門賞のポイントは先述した―嵌力勝負に加えて、多頭数競馬ということが挙げられます。「多頭数のスローペース」だから、ある程度の位置で流れに乗り、馬群で我慢する「精神力」、馬群を割れる「器用さ」などが求められるレースといえます。


●回避馬続出
今年の凱旋門賞は、「5歳牡馬ポストポンド(Postponed)vs日欧3歳馬」という構図になっていましたが、回避馬が続出。日本時間の9月27日18時30分に第1回登録取消期限となり、登録馬は19頭となりました。

この時点で、上位人気に支持されていた仏2冠牝馬ラクレッソニエール(La Cressonniere)、ニエル賞でマカヒキの2着となった良血ミッドターム(Midterm)らの名前が消えました。そして重要な前哨戦、愛チャンピオンSを制した仏ダービー馬アルマンゾール(Almanzor )も英チャンピオンSに向かう可能性が高いといわれています。


さて、ここからは大手ブックメーカーウィリアムヒルの単勝オッズ(日本時間9月28日午前1時現在)順に出走馬をみていきたいと思います。


●右回り<左回り?抜けた人気は怖い
単勝2.25倍、抜けた1番人気に支持されているのが、昨年のキングジョージから6連勝中、GIは5連勝中のポストポンド(Postponed)。昨年はキングジョージの後、フォワ賞を制しましたが、転厩騒動などがあり凱旋門賞を回避。今年の初戦は日本の競馬ファンが涙をのんだドバイシーマクラシック。ご存知の通り、ドゥラメンテを破りました(フランスの地で再戦がかなわなかったのは本当に悲しい)。その後、コロネーションカップ、英インターナショナルSとGIの連勝を続け、初めての凱旋門賞出走となります。他の有力馬にと比べ、間隔が空いていること(英インターナショナルSは8月16日)に加え、個人的には右回りよりも左回りのパフォーマンスが高くみえるのが気になります(シャンティイは右回り)。有力馬の回避が目立ったとはいえ、ここまで抜けた人気になるとは驚きです。

●凱旋門賞向き
そして6倍の2番人気が日本のマカヒキ(Makahiki)。戦績は改めて振り返るまでもありませんが、個人的には三点注目していることがあります。一点目は、ニエル賞で大きな着差を付けて勝たなかったこと(着差が付きにくい流れでしたが)で、少なくともオルフェーヴルのフォワ賞のように目に見える圧勝でなかったために、思ったほどマークが厳しくならなさそうということ。そして、ニエル賞の返し馬やレース振りを見ても分かるように、この馬の持ち味は、「動じない・掛からない」という精神力。これが二点目。三点目は、飛びは大きいながらも、後方一気のレース振りから、中団インから抜け出した、皐月賞→ダービーのレース振りの変容からも見てとれるように、ヘイロー(Halo)のクロスに起因する、「大飛びだけれども器用」であるということ。凱旋門賞は近年、多頭数のスローペースになり易く、当日も仮柵を外すとのこと。「馬群で我慢→瞬発力」というレースが求められます。このところで、二点目と三点目は活きてくるでしょう。極端な後方の位置取りにならず、馬場も悪化しなければチャンスは大とみています。

●シルバーコレクター
8倍の3番人気は4歳牝馬のファウンド(Found)。2歳秋にフランスのマルセルブサック賞を制し、GI初制覇。その後3歳時は愛1000ギニー2着、愛チャンピオンSでは凱旋門賞を制したゴールデンホーン(Golden Horn)の2着、英チャンピオンS2着とGIで2着が3回。英チャンピオンSの後、中13日で挑んだ米ブリーダーズカップターフで、ようやくゴールデンホーンを破り、GI2勝目を挙げました。しかし、特筆すべきは今年の戦績。なんと、タタソールズゴールドカップから前走の愛チャンピオンSまで5戦連続2着(全てGI)。この戦績には個人的にブエナビスタを想起させられました。昨年の凱旋門賞は9着に敗れていますが、これは出遅れて後方からのレース。昨年もかなりのスローペースでしたからこれでは勝負になりません。配合的にはHopespringseternal≒Past Exampleが印象的で、パワーも斬れも兼備といったところ。ただ、フランスの瞬発力勝負よりは、タフなイギリスの方が合っているだろうという気はします。

●シャンティイで斬れそう
9倍の4番人気が今年の英愛ダービー馬ハーザンド(Harzand)。2008年の凱旋門賞を制したSea the Starsの産駒で、父子制覇がかかります。英愛ダービー制覇の後、前走の愛チャンピオンSでは8着に敗れましたが、落鉄もあり、勝負所で被されるなどスムーズさを欠きました。この馬は非常に柔らかく美しく斬れるタイプなので、個人的にシャンティイでの競馬は合っていると思います。2年連続英ダービー馬が凱旋門賞馬となるのか。

ここからは10倍以下。昨年の仏ダービー馬で、凱旋門賞は3着だったニューベイ(New Bay)と、20ハロン(約4000m)のアスコットゴールドカップを制したオーダーオブセントジョージ(Order Of St George)が15倍で並んでいます。

●フランス向きの斬れ
ニューベイは今年、エイシンヒカリが制したイスパーン賞6着→ゴントードビロン賞(GIII)1着→愛チャンピオンS4着の3戦のみ。イスパーン賞は道悪が響きました。配合的にも戦績が示す通りMill Reef5×4やSir Ivor≒Drone≒Secrettame6・6×4といったフランス向きの斬れ味を引き出す仕掛けがあるので、愛チャンピオンSであれだけ走れれば、今回も好走する可能性はなかなか高いのではないでしょうか。

●ステイヤー
オーダーオブセントジョージは昨年の愛セントレジャーと今年のアスコットゴールドカップの長距離GIを2勝。連覇を狙った前走愛セントレジャーはまさかの2着に敗れました。Hopespringseternal≒Secrettame≒Weekend Surprise4×3・4、Mr.Prospector4×3・5と、非常に軟質な血をクロスしているため、それがやや怠慢さとして伝わり長い距離を得意としています。戦績の示す通りのステイヤーで、シャンティイで斬れる姿はイメージできません。

21倍で並ぶのが、3歳牝馬レフトハンド(Left Hand)と4歳牡馬シルバーウェーブ(Silverwave)の2頭。この2頭は、マカヒキが制したニエル賞と同日に行われた、ヴェルメイユ賞(GI)とフォワ賞(GII)を制した馬です。

●ラクレッソニエールの半馬身差2着の実績
レフトハンドは今年の仏オークスで、有力馬の1頭だったラクレッソニエールの半馬身差2着。その力を示すようにその後はプシュケ賞(GIII)→ヴェルメイユ賞と連勝。鞍上も日本でお馴染みのM.ギュイヨン騎手。Sir Ivor≒Drone≒Halo≒Red God6・6×4・5という瞬発力を引き出す仕掛けがあるので、シャンティイは合っていそうです。ヴェルメイユ賞の映像を見ていると、日本でも走れそうな気がしているほど。3歳牝馬という点、そして2012年にオルフェーヴルを負かしたソレミア(Solemia)や2013年にキズナに先着し4着だったアンテロ(Intello)の馬主で凱旋門賞で結果を残しているシャネルのオーナー、ヴェルテメール兄弟の所有馬という点でも注目です(最近だとソロウ(Solow)が活躍)。

●名手騎乗で
シルバーウェーブは、昨年はニエル賞2着→凱旋門賞10着。しかし今年は、イスパーン賞がエイシンヒカリの3着で、その後サンクルー大賞を制覇。前哨戦のフォワ賞を制し勢いに乗り、何といっても今回は鞍上がC.スミヨン騎手。日本でも穴人気するでしょうし、やはり狙う価値はあります。配合的にもRiverman5・6×3なので、母が同じAnabaa経由のRivermanクロスであるクィーンズリング的な斬れ方をします。

●先行力は魅力
26倍のハイランドリール(Highland Reel)は、ファウンド、オーダーオブセントジョージと同じエイダン・オブライエン厩舎の4歳牡馬。この秋はジャパンカップへ来日の可能性も示唆しています。これまで、昨年の米セクレタリアトSと、香港ヴァーズ、今年のキングジョージのGI3勝。前走の愛チャンピオンSは、外差しが決まる流れが不向きでした。肩が立った小刻みなピッチ走法による器用さに加え先行力もありますし、凱旋門賞は向いているのではないかと思います。実は3歳時、仏2000ギニー→仏ダービーを使われており、今回と同じシャンティイ競馬場で行われた仏ダービーはニューベイの2着でしたが、シャンティイ適性の高さもみせました。オブライエン厩舎ならこの馬を1番に推したいです。

●ドイツ調教馬
サヴォワヴィーヴルはドイツの3歳牡馬。独ダービー2着の後、8月のドーヴィル大賞典(GII)を制しました。レース映像を観る限り、シャンティイで俊敏に動ける感じはしませんが、唯一のドイツ馬として気にしてみたい1頭。

51倍の2頭、ワンフットインヘヴン(One Foot In Heaven)の母は2006年、マカヒキの父ディープインパクトに先着したプライド(Pride)。芦毛のザグレイギャッツビー(The Grey Gatsby)は一昨年の仏ダービー馬で実績十分ですが、一線級相手だと物足りないレースが続いています。


【まとめ】
・贔屓目無しにみても、最も好走がイメージできるのはマカヒキ
ポストポンドファウンドは人気ほどの信頼は置けない。
・人気がない馬で期待できるのはレフトハンド
ハーザンドハイランドリールの巻き返しに警戒。
ニューベイは今年も可能性が高い。

本命は、マカヒキとレフトハンドの2頭で、内枠に入った方にしようと考えています。

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2016年09月16日(金) 16:14 みんなの競馬コラム
【朝日杯セントライト記念】血統考察 byうまカレ
閲覧 1,111ビュー コメント 0 ナイス 5

学生団体うまカレ副代表のユウダイです。
先週の京成杯AHでは、カフェブリリアントを推奨できたので良しとします。

さて、先週から先週から3歳3冠路線のトライアルが始まっていますが、今週は菊へのトライアルもスタート。秋競馬も盛り上がってきましたね。今週の両トライアルは、馬券的な妙味を感じられないので、少し違った視点からみてみたいと思います。


●配合的視点からみたディープ産駒の2類型
ディープインパクトは変態大種牡馬なので様々なタイプの産駒を輩出しています。そして配合デザインとしては2つに大別できると考えています。今回は具体的なクロスをあまり出さず、語彙力を駆使して分かりやすく書いてみます。

1つは、母から「柔」と「硬」をどちらも取り込んで、ディープを再生産しているような馬。ディープは当然ですが名馬なので、柔らかい血 と 硬いパワー優先の血 2つのバランスが絶妙だったわけです。これをどちらも取り込んでいる配合(「柔」増幅が強調される場合が多い)で、現3歳世代でいうと、マカヒキサトノダイヤモンドプロディガルサン、牝馬ではシンハライトがこちらに該当します。キズナはこちらでしょう。具体的に血を挙げると、HaloやSir Gaylord≒Secretariatです。

もう1つは、自身の伝えるサンデー系屈指の柔らかさで、母のカチカチのパワー体質を絶妙に柔らかく中和させているタイプ。こちらの方が一般的な「ディープらしくないディープ」が産まれる可能性が高く、ディープを超える名馬が生まれるならこちらでしょう。現3歳世代ではディーマジェスティピースマインド、そしてあのジェンティルドンナがこちらの代表格です。

この際、前者を「父再生産型」、後者を「母パワー中和型」と名付けましょう。

この前提を頭に入れた上で各論にうつります。

【セントライト記念】
●取りこぼしは考えにくい
皐月賞馬ディーマジェスティは、「母パワー中和型」なので、もちろん「父再生産型」と比較するとパワーに秀でています。さらにディーマジェスティの場合は世界的に有名な名牝系で、元々がパワー&スタミナ型。日本の名馬でいうとフリオーソなどと同じ牝系。この馬の特徴を分かりやすく表現すれば、『「大飛び」で「パワー」と「スタミナ」があり、トップスピードに乗るまで時間が掛かる』ということ。だから、「大飛び」や「トップスピードに乗るまで時間が掛かる」という点では大箱(東京や京都)向きだけれども、「パワー」と「スタミナ」を活かすには中山2000の方が合っていたということで、一概に「東京向き」だの「中山向き」だのと論じることに大きな意味はありません。
今回のレース考察において強調したいのは、皐月賞よりもダービーでのパフォーマンス。『これほど「パワー」と「スタミナ」に富んでいるタイプが、このハイレベル世代で、エイシンフラッシュのダービーのような超瞬発力勝負で、マカヒキサトノダイヤモンドに肉薄した』という事実です。あのパフォーマンスで、私は9競馬ファンがよくする「この世代でどの馬が1番強いのか」という議論で、「総合力ではディーマジェスティが頭半分くらい抜けている」(好みの馬ではないので悔しいが)という判断をせざるを得なくなりました。小頭数の10頭ならば外を回してもそれほどの距離ロスにもなりませんし、エアレーションが効いていてやや差しが決まりやすい馬場でもあります。マウントロブソンもかなりのレベルだと思いますがディーが取りこぼすことは考えにくいです。

●相手候補筆頭はどの馬か
マウントロブソンは誰もが感じだことだと思いますが、皐月賞が超Hペースを2番手から粘り込む6着、ダービーが出遅れで(ラチ沿いベタベタだったものの)7着だから単純に強い。母父がGone West→Mr.GreeleyなのでSir Ivor≒Secrettame5×4という「柔」の方向へのニアリークロスもありますが、母母がブルーアーヴェニューなのでパワーもありコーナリングの巧さはディーを凌ぎます。そのあたりを活かしてディーマジェスティを逆転できるかできないか...。
ゼーヴィントはディーと同じディープ×BTでも母母父Dajurの母Gold Beauty(Mr.Prospector×ナスキロ)らの影響でディーと比較すると柔らかさがあります。もちろん能力もありますが、最内から戸崎騎手が完璧に乗って54キロで勝ったラジニケにどこまで価値を生み出すかでしょう。
プロディガルサンはお馴染のディープ×ラヴズオンリーミーで、全兄リアルスティールと比較すると緩さが目立つので、コーナリングが求められ急坂がある中山は本来マイナス。ただ強調したいのはダービーで田辺騎手が勝ちに行く強気の競馬をさせたこと。人間と同じで、厳しい競馬をさせると馬も強くなります。
本来であればセントライトで狙うべきはプロフェットのようなタイプでしょう。気になったのは池江師の「これまではいい状態で使えることが少なかったが」というコメント。春2冠の体調の影響はどれくらいだったのか今回分かりそうです。とはいえ、京成杯は内枠から完璧な競馬、ディーマジェスティマウントロブソンと比較するとやはり1枚格下でしょう。
「エアレーションの効いた馬場での差し」のイメージに合うのはメートルダールですね。まぁ彼でも10倍前後でしょうから妙味が…。


【ローズS】

●上昇度も上か
シンハライトは先述したように、Haloをクロスし、その柔らかさをEfisioらのパワーで下支えした「父再生産型」の典型。大箱で末脚を伸ばすのも良し、小回りに対応できるコーナリングも兼備しています。オークスのやや強引な勝ち方は、近年ではシーザリオのオークスを想起させるもので、何度レースをやってもシンハライトが勝っていたでしょう。「父中長距離馬×母父中長距離馬」という配合系で春は420キロ。本来は春は勝ち切れずに秋以降というタイプなだけに、上昇度があるのも魅力です。連対は外さんでしょう。

●フランス的な斬れ
一方のジュエラーは父ヴィクトワールピサの母母Much Too Riskyの仏血を増幅した配合で、サンデー的でもナスキロ的でもない独特の斬れ方をします。ただ、馬群を嫌う気性があるため、レースセンスではシンハライトに劣ります。それでもまともならば桜花賞のリプレイでしょう。
仏的な斬れ方といえば、アドマイヤリードもそうで、ジュエラーアドマイヤリードの斬れ方は前脚の出具合など非常ににている部分があります。ステイゴールドはノーザンテーストを内包しているためご存知通り成長力がありますし、この手のタイプの馬にルメール騎手は合っています。
ステイゴールド産駒といえば、クロコスミアもそう。そしてこの馬は良血です。母デヴェロッペはオープン特別時代の菜の花賞を制し桜花賞にも出走しました。その母ショウエイミズキは名種牡馬Cape Crossなどを輩出するPark AppealにSadler’s Wells→Nashwanという欧州本格派を配された馬。ステイゴールドを父に迎えたとなると、母父ボストンハーバーの軽さが気になるところですが、NashwanやSadler’s Wellsが内包するNorthern DancerやHyperionやDonatelloという血がノーザンテーストを増幅しているのでまずまずの配合。このまま終わる馬には思えません。

春2冠を盛り上げた組、レッドアヴァンセデンコウアンジュは「非常に非力」という共通点がありました。だからタフな芝で急坂がある阪神ではややパフォーマンスが落ちていたのです。夏を超えてどれくらいパンとしてきたかを確かめられる舞台。どちらも外回り向きの配合、走法ですから、コース適性自体は合っています。

桜3着のアットザシーサイドは、Kingmamboのパワーを増幅した配合で強烈なピッチ走法。ベストは1400ですから1800のここはスローになればなるほど好走の可能性は高まりそうです。


レッドアヴァンセの配合については、ブログの以下のエントリーに書いてあるので良ければ見てみてください。
配合的視点からみたディープ産駒の2つの類型 から考えるセントライト記念/ローズS
http://derby6-1.hatenablog.com/entry/2016/09/16/013806


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2016年07月08日(金) 16:00 みんなの競馬コラム
【七夕賞】血統考察 byうまカレ
閲覧 1,538ビュー コメント 0 ナイス 10

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。

先週のラジオNIKKEI賞は、ディープ産駒のゼーヴィントが優勝。鞍上的にもファイナルフォームのリプレイを見ているようでしたが、血統的に気になった点は2つ。

1点目は、パシフィカス(ナリタブライアンビワハヤヒデの母)、キャットクイル(キズナファレノプシスの母)などを送り出すPacific Princess牝系とディープインパクトの組み合わせが、先述のキズナ以外にも、ラストインパクトモンドインテロ、そしてゼーヴィントと違う母から活躍馬が続出するニックスであるということ。
2点目は、ディープインパクトとRoberto血の相性は決して良いとはいえず、ディープインパクト×ブライアンズタイムの重賞ウイナーは昨年まで出ていなかったのですが、今年ディーマジェスティが出現、さらにゼーヴィントまでもが重賞を制しました。ここまで様々なタイプから活躍馬を輩出する種牡馬ディープインパクトは、とんでもないスーパーサイアーです。


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『日本サラブレッド配合史』の著者で血統研究家の笠雄二郎さんの言葉に、「血統と馬体と走りの考察の一致した点で馬を語らなければならない」というものがあります。
たとえば、名繁殖牝馬レーヴドスカーの産駒たちの多くがレーヴディソールレーヴミストラルのようにストライド走法で外回り向きの末脚で走っていますが、ゼンノロブロイを父に持つレーヴデトワールだけは、父からもLa Troienneの血を引くからか肩が立っていて前脚が伸びきらないのでほかの兄弟ほど追ってから味がないーというように「この母は」、「この父は」、「この系統は」と、表面的に語ることも重要なときもありますが、それだけでは気付かない部分があります。だから「一致した点」で語らなければならないし、その方が圧倒的に面白いということなのだろうと解釈しています。

なぜこんなことを書いたのかというと、たとえば七夕賞で「ハーツクライ産駒を買え」ということがいわれているとき、そしてその年の出走馬の中のハーツクライ産駒がメイショウナルトレコンダイトの2頭だった場合、前者は(Bold Reason≒Never Bend3×3のカーネギーを母父に持ち、マルゼンスキーも引くからLa Troienneパワーが強く肩が立っていて前脚が伸びきらないのでコーナリングが巧く、かつこういうパワーが発現している馬は気温が高い夏場の方が硬質な筋肉がほぐれて調子が上がりやすいから)福島向きだけれど、後者は(母がMill Reel3×3で、ダラーンとした斬れ方をするから)福島向きではないだろう、というようなことを言うことが血統・配合予想の面白いところなのだろうと思ったからです。

上記のことに関連して、ぼくは競走馬は、

A:可動域やアクションが大きくて体型骨格のわりに完歩が大きい=いわゆる大跳びの馬
Ex)タッチングスピーチ
B:長手の体格のために他馬と比較してコーナーより直線のほうが加速がスムーズな馬
Ex)ドゥラメンテ
C:肩が立ち気味で、小刻みなピッチを刻む馬=いわゆるピッチ走法
Ex)ラブリーデイ
D:ストライドは伸びないが一歩が大きく、地面を叩きつけるような走法
Ex)グラスワンダー

というような4パターンに大別できると思っていて、ペースによって変わりますが、基本的にはAとBが外回り向き、CとDが内回り向きです。

七夕賞が福島2週目に施行時期が変わってから、ぼくの見立てでAまたはBで馬券圏内に好走したのは昨年のグランデッツァトーセンラーだけ(ニューダイナスティーも若干Bのくらいがある)。今年は特にこの2頭のようにGIで好勝負出来るような馬は見当たりませんし、やはりC、D型を狙わなければなりません。

●もちろん福島適性は高い
過去の七夕賞での好走馬2頭、一昨年の勝ち馬メイショウナルトは先述した通り、前走の鳴尾記念も0.5秒差の8着と悪くない内容でしたし、人気次第では馬券に組み込みたい1頭。昨年2着のステラウインドは、母父スピニングワールドがパワー型のスプリンターで、その母Imperfect CircleはLa Troienne6×7、ここがゼンノロブロイの母父マイニングの母I Pass(La Troienne4×5)と脈絡しますから、硬質な筋肉で前脚が伸びないC型で機動力に富んでいます。2走前のブリリアントSはダート、3走前の大阪城Sは10着ながら0.4秒差、今年も蛯名騎手の好騎乗があれば好走しても何ら驚くことはありませんが、厳しい枠に入ってしまいました。

ジャスタウェイ的成長の可能性を秘める
ディープ産駒×戸崎騎手、先週のゼーヴィントと被るアルバートドックはディープ産駒でも母がHyperionが濃い馬で、瞬発力よりも持続力に富んだ馬。だからある程度の位置から粘り込む競馬が出来れば、さらに持ち味が活きるはずで、同じくHyperion的なスタミナに富んだハーツクライジャスタウェイワンアンドオンリーリトルアマポーラも前で受けれるようになって大成しました。前走エプソムCも18頭中11番手からの競馬、以前よりは前目で競馬が出来るようになってきていますし、厩舎の先輩ジャスタウェイ的な大成をする馬かもしれません。

●福島は合っているが
シャイニープリンスは、キングヘイロー産駒で母系にPrincely Giftが入るが、Alydarの影響かさほどストライドは伸びる走りではない。母母スイートラブはテスコボーイ×ネヴァービートというNasrullah系同士の組み合わせで北九州短距離Sなどを制したスプリンターだったが、Nasrullah的な軟質なスピードは怠慢さ(≒軟質で燃費の良い筋肉)として伝わることが多いし、テスコボーイもネヴァービートも母系は欧血でNasrullah系としてはスタミナも兼備していたタイプだったから、このあたりのスタミナも上手く伝わっているのだろう。レース巧者でPrincely Giftが入るから福島の4角での下り坂からの平坦な直線もプラスだと思いますが、大外枠だとさすがに狙いにくいです。

●軽いスピードで平坦が合う
ダコールは母アジアンミーティアが種牡馬Unbridled’s Songの全妹で、アジアンミーティアは父Unbridledと母Trolley Song(Caro×ナスキロ)の柔らかさを併せ持った馬。とはいえ、軽いスピードが出た走りで平坦コースは合っています。この枠なら・・・あとは斤量との戦い。

●粘着力に富んでいる
初重賞制覇を目指すヤマニンボワラクテは、母ヤマニンカルフールがエリシオ×Danzigで、その奥の3代母父がハイインロー(HyperionとSon-in-Low)血脈だから、粘着力に富み、先述した系統だとDに属するタイプ。2走前の福島民報賞は大外枠を考えれば強い内容で、55キロのここは期待できそう。

●新潟記念の方が狙いやすい
2連勝と勢いに乗るルミナスウォリアーは、メイショウサムソン産駒。メイショウサムソンはその父オペラハウスの硬さがなくマイヴィヴィアンの柔らかさで走っていました。その特徴は産駒にも受け継がれているようで、デンコウアンジュフロンテアクイーン、トーセナルニカ、サムソンズプライドレッドソロモンなど活躍馬の多くは芝馬。ルミナスウォリアーもDrone≒Halo≒Boldnesian5×4・5と芝向きの軽いスピードを増幅させた配合をしており、ここまで出世したのも納得がいく。ただ、スラッとした脚長の馬体で、外回り向きにうつるからここは軽視で、新潟記念の方が狙いやすい。

●3歳時以来の福島で期待
クリールカイザーシャイニープリンスと同じキングヘイロー産駒で、母系にPrincely Giftを引くという点も共通です。本馬の母父サッカーボーイや、ステイゴールドに代表されるサッカーボーイはPrincely Giftの柔らかさとノーザンテーストの頑強さのバランスが絶妙に現れていたといいますが、クリールカイザーにも同じようなものを感じます。メトロポリタンSは11か月の休み明け、前走目黒記念はゲート入りの際に後脚を外傷とのことで参考外、4角下りの福島コースは合っていると思いますし、巻き返しに期待できそうです。

●復活の条件は整った
重賞2勝のマーティンボロは、フレールジャックの全妹でディープインパクト×ハルーワソングという世界的な良血馬。ヴィルシーと3/4同血でもあり、今春マカヒキロゴタイプストレイトガールでGIを席巻したHalo3×4(Halo≒Red God3×4・4)らしい加速力もあるので、内回り2000mの内枠という条件は魅力的です。復帰後も悪くない競馬が続いていますし、ここは久しぶりに力を見せてくそうです。

●鞍上魅力で
マジェスティハーツはSeattle Slewが入るからか胴長で、外回り向きの差し馬なのですが、母がパワーの型のスプリンターなので、ハーツクライ産駒らしくない反応の速さがあります。だから内回りでも鳴尾記念2着のように好走することもでき、何といっても今回は鞍上(横山典弘騎手)が魅力、この枠でどういう競馬をしてくるか楽しみです。

●内回りでどんな走りをみせるか
芝に転じて再上昇してきたバーディーイーグルは、ブライアンズタイム産駒でBramalea≒Gold Digger3×4、Graustark=His Majesty3×4、Hasty Road4×5という父母相似配合馬。Graustark=His MajestyのようなRibotのクロスは、最近だとラジオNIKKEI賞のアーバンキッドや、マーメイドSのヒルノマテーラなど内回りで結果を残すことが多いです。ここは外を回すことの多い鞍上が不安ですが、人気次第では馬券に組み込んでも面白いかもしれません。

【まとめ】
・人気どころでは、ダコールヤマニンボワラクテアルバートドックを推したい。
・逆にルミナスウォリアーシャイニープリンスは割り引きたい。
・穴目ではクリールカイザーマーティンボロに特に注目
・余裕があればメイショウナルトマジェスティハーツも加えたい
特にクリールカイザーに期待しています。


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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)


「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

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口コミ一覧
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武幸四郎騎手に横山典弘騎手が「絶叫」!? 武豊騎手が明かしたアノ復活劇でのエピソードに見る、弟のキャラクター─Gambling Journal ギャンブルジャーナル/ 2017年2月27日 19時53分 http://biz-journal.jp/gj/2017/02/post_2697.html


 26日、騎手生活に別れを告げた武幸四郎騎手。武豊騎手の弟という出自だけでなく、穴騎手、どん底からのメイショウマンボでのオークス制覇など、ファンに大きな印象を残し、鞭を置いた。今後は調教師として競馬ファンを楽しませてくれることだろう。
 どちらかといえば記録より記憶に残るタイプだった幸四郎騎手。デビュー時には初勝利がオースミタイクーンでの重賞勝利やウインクリューガーでの9番人気勝利と、ファンにとっては(ネタ含め)多くの話題を提供した。私生活では女子アナとの熱愛や中華料理店で暴行されて怪我を負うなどヤンチャな面があったのもご愛嬌か。
 しかし、やはり騎手生活晩年のメイショウマンボとのコンビが、幸四郎騎手のハイライトだったことは間違いないだろう。古くから親交のある松本好雄オーナーに自らオークス参戦を願い出て勝利し、その後秋華賞、エリザベス女王杯と制してその年の最優秀3歳牝馬を獲得した。オークス勝利時には、多くの関係者から復活を喜ばれたという。
 幸四郎騎手の人柄を表すエピソードとして、2013年に放送された『武豊TV!II』がある。メイショウマンボでオークスを制した幸四郎騎手と、キズナで日本ダービーを制し「兄弟クラシック制覇」の祝勝企画という趣だった同番組。
 オークスを振り返る際、豊騎手がオークスの「レース中」に関するエピソードを披露した。そこで登場したのが、関東の大ベテラン横山典弘騎手である。
 オークスで横山騎手が騎乗していたのは、6番人気のサクラプレジール。同馬に関しては直線での手応えがあまりよくなく、ズルズルと後退。豊騎手はペースを作ったクロフネサプライズに騎乗し、こちらもズルズルと後退。豊騎手と横山騎手はほぼ隣り合った状態になったが、そこでいきなり横山騎手が「叫び出した」のだ。

『幸四郎ー!いけー!幸四郎ーー!』
 横山騎手は、先頭に立った幸四郎騎手のメイショウマンボに向かって大声で声援を送っていたという。勝利した際には「やったーーーー!」とさらに絶叫したとか。
 豊騎手は最後「自分は14着なのに」とオチをつけて笑わせたが、いかに幸四郎騎手が先輩たちからかわいがられているかを象徴するエピソードではあるだろう。
 引退式では多くの騎手や関係者、ファンが労をねぎらった。幸四郎騎手の第二の人生に期待したい。

 トーホーアマ 2017年02月07日(火) 19:12
京都金杯〜過去傾向〜 
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佐賀記念はコロの買い目+タムロミラクルの単勝3000円。少額と書きながら倍プッシュにしてしまった。地方で1,2,3人気決着で19倍はついたと思う。

今日コンビニで初めて競馬ブックをみて本の形してるのかと感激して思わず衝動買いしました。競馬ブックってたしか地方の新聞でしか見覚えがなかったような記憶してます。案外濃い内容なので満足なのだが、5人くらいの予想家の本命◎〇がほぼみな一緒なのは思わずふいてしまった。

本題。
クイーンカップのほうは記事断念。自分の力量差がはかり切れてない部分が大きく、物差しが見つからないので全レース見直して調教と競馬ブックを参考に買います('')ノ

京都金杯のほうにします。これ以上頭数も減らないだろう。小頭数でも3連複1番人気の組み合わせ決着はほぼないと思ってるし買い方も絞れてるのでデイリー杯よりは予想しやすい。1,2,3人気で決まったらしょうがない。

2016年
13.0 - 12.0 - 13.0 - 13.0 - 12.6 - 12.7 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 12.1 - 12.5 2分17秒
13.0 - 25.0 - 38.0 - 51.0 - 63.6 - 76.3 - 88.7 - 101.0 - 113.1 - 125.2 - 137.7 (38.0-36.7)

2015年
12.8 - 11.4 - 12.6 - 12.3 - 12.1 - 12.2 - 12.4 - 11.7 - 11.4 - 11.0 - 11.6 2分11秒5
12.8 - 24.2 - 36.8 - 49.1 - 61.2 - 73.4 - 85.8 - 97.5 - 108.9 - 119.9 - 131.5 (36.8-34.0)


2016年は超がつくほどの道悪。時計もかかって6番人気のサトノクラウンが2番手でそのまま勝った。ここ数年1番人気が飛びまくってるレースで今年も週末雪が降るとの予報で時計のかかる決着になりそう。

2015年はスズカデヴィアスが1番手ラブリーデイが2番手追走で1着ラブリーデイ2着スズカデヴィアス3着にキズナ。

恐らくだが、今回は日経新春杯みたく、ヤマカツライデンをつっつきまくる馬はいないと思う。何故ならば2番手につけるのが有力馬のサトノクラウンかスマートレイアーと思ってるので。仮にバッハ、アングライフェンあたりが無理して前行って突っつかれてしまったら崩壊です。そしたら堅い決着に。

過去傾向通り1−3番手有利だしその中の2頭が馬券に絡んでも不思議でないと思います。となると、高配当決着もあると思ってます。

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 グリーンセンスセラ 2017年02月06日(月) 18:12
【京都記念(G2)】マカヒキ 
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【京都記念(G2)】マカヒキ徹底考察 「『最強世代』のダービー馬が待望の復帰戦!気になる状態面を『3歳凱旋門賞』に挑んだ名馬と比較検証」監修=下田照雄(栗東担当)━Business Journalギャンブルジャーナル /2017年2月6日 11時40分 http://biz-journal.jp/gj/2017/02/post_2504.html


 砕け散った「夢」のかけらをもう一度拾い集めるために、最強世代のダービー馬が戦線に帰ってくる。
 昨年の10月2日。日本競馬の悲願とされているフランスの凱旋門賞(G1)は、またも大きな壁となって日本の至宝を、そして「希望」を粉々に打ち砕いた。ある者は我が目を疑い、ある者は悲鳴を上げ、ある者は涙した。
 あれから約4カ月。昨年「ディープインパクトの再来」とまで評された日本ダービー馬マカヒキが、今週の京都記念(G2)で復帰を果たす。
 遠いシャンティイの地で生涯初の大敗を喫した「傷」を癒している間、マカヒキに替わって世代最強の座に就いたのは、春2冠でいずれも負かしたはずのサトノダイヤモンドだった。それもこの秋には、日本を代表して凱旋門賞に挑むという。
 ならば例え復帰戦であろうとも、この馬が負けるわけにはいかないだろう。陣営は今回の京都記念に向け、世界No.1騎手R.ムーアを招集。昨年の凱旋門賞を制した世界最強の"助っ人"だ。
 相手には、最大のライバルと同じ「サトノ軍団」で双璧を成すサトノクラウンが立ちはだかる。昨年の香港ヴァーズ(G1)で、凱旋門賞2着馬のハイランドリールを倒したディフェンディングチャンピンオンだ。
 さらに昨年の神戸新聞杯(G2)でサトノダイヤモンドをあと一歩まで追い詰めたミッキーロケット。年明けの日経新春杯(G2)を制し、その走りがフロックでなかったことを証明。遅咲きの同世代がさらに力を付けている。
 だが、サトノダイヤモンドともう一度戦い、三度「最強」を証明するためには、まさに格好の相手といえるだろう。この2頭は確かに強い。率直に述べて「G1クラス」といえる実力者だ。
 しかし、最強世代のダービー馬がそれ以上の「大器」であることは述べるまでもないだろう。ここは"肩慣らし"といきたいところだ。


【血統診断】

 全姉に短距離重賞2勝のウリウリがいるが、ディープインパクト×フレンチデピュティという配合はジャパンCを勝ったショウナンパンドラがおり、カミノタサハラは弥生賞馬。本馬も本質的には中距離配合といえるだろう。
 ディープインパクト×フレンチデピュティに成功例が多い1つの理由として、大型馬を輩出する傾向にあるフレンチデピュティが、ディープインパクト産駒の馬格の無さを補っているという点がある。実際にマカヒキの母ウィキウィキも500圓鰺イ膨兇┐訛膩診呂如▲泪ヒキもディープインパクト産駒としては大型の部類に入る。
 また、祖母のリアルナンバーは南米の馬だが、アルゼンチンの大種牡馬サザンヘイローの血も入っており、これは同世代のライバル・サトノダイヤモンドと共通する。今後もサザンヘイローの血を持つディープインパクト産駒の活躍馬が出る可能性は、充分に高いといえるだろう。
 また、リアルナンバーにはリボーの5×5というクロスがあり、この辺りが大舞台で活躍できる底力を生み出しているようだ。爆発力がある反面、共通点の多いサトノダイヤモンドよりも気性的に激しさを内包した配合といえる。ディープインパクト産駒の中では成長力のある配合で、血統的には古馬になってもう一段高みへ登れるだけの器だ。

≪結論≫

 小頭数ながら、メンバーが揃った感のある今年の京都記念。確かに今のサトノクラウンとミッキーロケットを上回る現役馬は「本当に限られた領域」にしか存在しないだろうが、それでもマカヒキが負けるわけにはいかない。
 何故なら、もしここにマカヒキではなく、サトノダイヤモンドが出走すれば間違いなくそういった立場になるからだ。本馬が日本で残した軌跡を鑑みれば、サトノダイヤモンドとは互角。古馬になって再び現役王者に土を付けても、何らおかしくはないほどの存在といえる。
 ただ、それは本馬がサトノダイヤモンドと同様の成長曲線を描いていた場合だ。


それを推し量る上で今回の復帰戦は大きな材料となる。その上で、まず課題となるのは国内戦よりも遥かに負担の大きい海外遠征で喫した大敗劇から、完全に立ち直っているかという点だろう。

 例えば昨年のイスパーン賞(仏G1)を圧勝して、一時は世界No.1にまで登りつめたエイシンヒカリは、次走のプリンスオブウェールズ(英G1)で大敗。国内に復帰しても精彩を欠いたまま引退している。やはり海外遠征のリスクは、決して小さくはないということなのだろう。
 その上で、マカヒキの以前に3歳馬として凱旋門賞に挑んだ馬はヴィクトワールピサ、キズナ、ハープスターの3頭が該当する。いずれも本馬と同じ、春のクラシックホースだった。だが、これらの国内復帰戦はまちまちだ。
 2010年の皐月賞馬ヴィクトワールピサは、凱旋門賞では7着(8位入線)だった。その後、わずか約2カ月後にジャパンC(G1)で復帰している。1位入線のブエナビスタ(2着)からは0.3秒差をつけられたが、3着を確保した。
 次走で有馬記念(G1)を制している事実を考慮しても、凱旋門賞敗戦によるダメージはほぼなかったといえるだろう。
 2012年の日本ダービー馬キズナは、マカヒキと同じようにニエル賞(G2)を快勝して本番に挑んだが4着。だが、こちらは同年の有馬記念で復帰するプランもあったものの、ダメージが抜けきっていないという理由で回避。
 結局、復帰戦は約半年後の大阪杯(G2)となったが、このレースを快勝している。時間は掛かったが、きっちりと立て直せたということだろう。
 2013年の桜花賞馬ハープスターは6着。こちらも同年のジャパンCで復帰して5着だった。ただし3コーナーで多少の不利があり、上がり3ハロンの末脚自体は勝ったエピファネイアと互角の脚を使えている。
 2着で同年の天皇賞馬ジャスタウェイとは0.2秒差。ある程度の力は出し切れたといえるだろう。
 無論、これらはあくまで参考に過ぎない。だが、3頭の復帰戦を見た限り、少なくとも凱旋門賞のダメージが、その後の競走生活に大きく影響したということはなさそうだ。
 関西の名門・友道康夫厩舎(そして何よりも、世界最高のスタッフと設備を誇るノーザンファーム)に所属するマカヒキも、時間を掛けてしっかりと立て直しが図られた以上、能力を発揮できる状態にあると考えるのが妥当か。
 実際に年明けの先月7日に帰厩したマカヒキは、そこから順調に調整を消化している。栗東のCウッドで行なわれた1週前追い切りでは、3頭併せで7ハロンというハードな内容ながら全体96.4秒、ラスト11.5秒と抜群のキレを見せて最先着を果たしている。
 ただ、その上で重箱の隅を突くならば「精神面」のダメージか。
 確かに先述した3頭は、いずれも復帰戦で本来の一定の能力を発揮しているが、敗れた凱旋門賞でもある程度のパフォーマンスは見せていた。しかし、何の見せ場もなく14着に大敗したマカヒキに限っては、快勝したニエル賞を含めたこれまでの本馬の走りを見る限り、あまりにも不可解な敗戦だった。
 その上で気になるのは、やはり精神面だ。凱旋門賞で勝負どころを前にして早々に手応えが怪しくなった理由をあえて追求すれば、故障ではない以上「気持ちが切れた」と見るのが妥当だ。
 それが今後の競馬にどのような影響をもたらすのか。今回の復帰戦はそういった意味でも重要な試金石となる。

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2015年5月3日天皇賞(春) G17着
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