注目ホースに登録すると、出走情報やレース結果がメールで届きます!⇒いますぐ会員登録(無料)

ハープスター(競走馬)

注目ホース
ハープスター
ハープスター
写真一覧
抹消  鹿毛 2011年4月24日生
調教師松田博資(栗東)
馬主有限会社 キャロットファーム
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績11戦[5-2-0-4]
総賞金36,024万円
収得賞金7,275万円
英字表記Harp Star
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
ヒストリックスター
血統 ][ 産駒 ]
ファルブラヴ
ベガ
兄弟 ピュアソウルリュラ
前走 2015/03/28 ドバイシーマC G1
次走予定

ハープスターの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
マークが付いたメニューはウマニティ会員専用のコンテンツになります。メールアドレスがあれば登録は簡単!今すぐ会員登録(無料)しよう!
成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
15/03/28 アラ 8 ドバイシーマ G1 芝2410 9--------8** 牝4 54.5 R.ムーア松田博資---- ------ドルニヤ
15/02/15 京都 11 京都記念 G2 芝2200 11781.815** 牝4 54.0 川田将雅松田博資490(+14)2.11.9 0.434.0⑦⑦⑤⑤ラブリーデイ
14/11/30 東京 11 ジャパンC G1 芝2400 18364.125** 牝3 53.0 川田将雅松田博資476(--)2.24.0 0.935.0⑭⑬⑫⑫エピファネイア
14/10/05 フラ 5 凱旋門賞 G1 芝2400 20--------6** 牝3 54.5 川田将雅松田博資---- ------TREVE
14/08/24 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 14583.721** 牝3 52.0 川田将雅松田博資476(+2)1.59.1 -0.135.5⑬⑬⑨④ゴールドシップ
14/05/25 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 185101.312** 牝3 55.0 川田将雅松田博資474(-4)2.25.8 0.033.6⑭⑭⑯⑯ヌーヴォレコルト
14/04/13 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 188181.211** 牝3 55.0 川田将雅松田博資478(+2)1.33.3 -0.032.9⑱⑱レッドリヴェール
14/03/08 阪神 11 チューリップ G3 芝1600 13331.111** 牝3 54.0 川田将雅松田博資476(0)1.34.3 -0.433.7⑫⑫ヌーヴォレコルト
13/12/08 阪神 11 阪神JF G1 芝1600 185101.712** 牝2 54.0 川田将雅松田博資476(+2)1.33.9 0.033.6⑭⑭レッドリヴェール
13/08/25 新潟 11 新潟2歳S G3 芝1600 188172.611** 牝2 54.0 川田将雅松田博資474(0)1.34.5 -0.532.5⑱⑱イスラボニータ
13/07/14 中京 5 2歳新馬 芝1400 108101.811** 牝2 54.0 川田将雅松田博資474(--)1.24.5 -0.334.5⑦⑧オウノミチ

ハープスターの関連ニュース

 ムーア騎手を迎えた凱旋門賞帰りのマカヒキがどんな競馬をするかに注目が集まるが、3年前にはジェンティルドンナが6着、一昨年はキズナが3着、ハープスターが5着と、ビッグネームにあっさり土がつくことも多いシーズン初戦だ。

 マイルから中距離へ転戦してきたガリバルディを狙う。昨夏の中京記念で重賞初制覇を飾り、そのあとのマイル3戦でも主要なダークホースとして期待されたが結果は(5)(7)(13)着。

 「気性の勝ったタイプだったのでマイルを使ってきたが、もともと折り合いはつく。落ち着いてきた今なら、自然体で走って能力をきっちり発揮できるのはマイルよりも長めの距離だと思う」と、藤原英調教師は路線変更を決断した。3歳春には同じ舞台の京都新聞杯で3着。2着サウンズオブアースとはハナ差だった。マイルで磨きをかけた決め手を生かし、大逆転劇を狙う。

 “究極の3連単”はガリバルディを1着に固定。日経新春杯を叩いてさらに上昇のミッキーロケットを2、3着に据えた8点で特大万券ゲットだ。(夕刊フジ)

京都記念の枠順はこちら 調教タイムも掲載

【2歳戦結果】コウソクストレート、くるみ賞V2016年10月24日(月) 05:00

 【東京】9Rくるみ賞(500万下、芝1400メートル)=コウソクストレート(美・中舘、牡、父ヴィクトワールピサ

 ◆戸崎騎手 「2戦目で興奮していてハミをかんでいましたが、3、4コーナーで落ち着きました。直線では狭いところを割ってよく伸びてくれました」

 *京王杯2歳S(11月5日、東京、GII、芝1400メートル)へ。

 3R新馬(ダ1600メートル)=ブランエクラ(美・武井、牡、父ハンセン)

 ◆松田騎手 「後ろから行く調教をしていたので、ハナに行ったら遊んでしまったが、それでも勝つのだから能力が高い」

 *カトレア賞(11月26日、東京、500万下、ダ1600メートル)へ。

 4R新馬(芝1400メートル)=ジョーストリクトリ(栗・清水久、牡、父ジョーカプチーノ

 ◆松岡騎手 「遊んでいたので、本気で走ったのはラスト100メートルくらい。スタートや気性面など、課題があるなかで勝てたのは大きい」

 【京都】8Rなでしこ賞(500万下、ダ1400メートル)=ハングリーベン(美・武井、牡、父ベーカバド)

 ◆北村宏騎手 「ハナに立ちそうなぐらい、行きっぷりもハミ掛かりも良かった。力が入りすぎかとも思ったが、押し切ってくれました」

 4R新馬(牝馬、芝・内1400メートル)=メイショウベルボン(栗・南井、父ディープブリランテ

 ◆藤岡康騎手 「道中のリズムも良く、いい脚を使ってくれました」

 *桜花賞馬ハープスター(父ディープインパクト)の半妹アスティル(栗・池添学、父ステイゴールド)は9着。

 5R新馬(芝・内2000メートル)=ベストアプローチ(栗・藤原英、牡、父ニューアプローチ)

 ◆川田騎手 「攻め通りのいい内容で、期待通りの走りでした」

 *菊花賞当日の芝中距離の新馬戦はアンライバルドブエナビスタスリーロールスローズキングダムヴィクトワールピサなど、のちのGI馬が多くデビューし、伝説の新馬戦と呼ばれている。

 【新潟】5R新馬(芝・外1600メートル)=リカビトス(美・奥村武、牝、父ディープブリランテ

 ◆吉田隼騎手 「トップギアに入ってからは、ものすごい脚を使ってくれました」

[もっと見る]

【2歳新馬】京都4R 外から鮮やかメイショウベルボンがV 2016年10月23日() 12:02

 10月23日の京都4R・2歳新馬(芝1400メートル、牝馬限定)は、藤岡康太騎手騎乗の6番人気メイショウベルボン(栗東・南井克巳厩舎)が直線の外めを鮮やかに伸びてV。タイムは1分22秒6(良)。

 クビ差の2着に13番人気のシャイニーホームが入り、さらに半馬身遅れた3着にブルドッグギャル(3番人気)が逃げ粘った。

 注目されたハープスターの半妹アスティルは断然の1番人気に推されたものの、ダッシュがつかず中団の内めを追走。直線でも伸びずに9着に敗れ、3連単の配当は97万円を超える波乱となった。

 メイショウベルボンは、父ディープブリランテ、母メイショウフェーヴ、母の父フレンチデピュティという血統。

 ◆藤岡康太騎手「道中リズムよく追走することができたし、ラストはいい脚を使ってくれました。芝の実戦にいってよかったし、いい内容だったと思います」

★23日京都4R「2歳新馬」の着順&払戻金はこちら

[もっと見る]

【今日のキラ星】アスティル2016年10月23日() 05:02

 【京都4R】祖母は1993年に牝馬2冠を制したベガで、半姉に2014年の桜花賞など重賞4勝を挙げたハープスター(父ディープインパクト)がいる。9月中旬から入念に乗り込まれて仕上がりは上々だ。「ステイゴールド産駒の牝馬らしく前向きだが、しっかり我慢は利いている。1週前に追った後、体も締まってきた」と池添学調教師は初戦から期待している。

[もっと見る]

【新馬戦スター発見伝】アスティル 2016年10月21日(金) 05:01

 祖母が1993年桜花賞、オークスの2冠牝馬ベガで、半姉に一昨年の桜花賞馬ハープスターがいる血統馬。先週の京都で新馬戦を快勝したGI6勝馬ブエナビスタの初子コロナシオンも管理する池添学調教師は「同じぐらい期待しています」と目を輝かせる。

 14日にCWコースで6ハロン85秒6−11秒9と鋭い伸びを披露。19日も同コース(5ハロン68秒8−12秒4)で軽快な動きを見せた。「体は420キロを切るぐらいでちょうどいい。前向きだが我慢は利いて、きれいなキャンターをする。芝向き」と指揮官は言葉に力を込めた。

[もっと見る]

【今日のキラ星】イストワールファム2016年10月10日(月) 04:00

 【東京5R】叔母に桜花賞馬ハープスター、3代母は桜花賞、オークス勝ちのベガというクラシック向きの血統馬。牧場時代から見栄えのする馬体が評価されていて、入厩後も上々の動きを見せている。7日に3頭併せで併入。「動きは良かった。きょう(7日)の感じだったら、初戦からいいところを見せてくれそう」と土谷助手は好感触を得ていた。

[もっと見る]

⇒もっと見る

ハープスターの関連コラム

閲覧 1,415ビュー コメント 0 ナイス 2

先週はフランケル産駒の2週連続ではなく、藤沢和厩舎の2週連続G1制覇でしたね。サトノアレスの本格化気配は見抜けなかったわけではないですし、モンドキャンノも余裕で距離はもつだろうに必要以上に距離を不安視されているな、とみていたのですが......。ミスエルテのイレ込んで、掛かっての自滅は残念でした。ハープスターもそうでしたが、川田騎手は手が合っていない印象ですね。池添騎手あたりが気難しいこの馬の末脚を生かすのに適任ではないでしょうか。ちなみに、WIN5も4つ目まで当たっていたので、うーん。WIN5と本線的中で日曜のプラスを大幅に上積みできるチャンスだったんですけどねぇ。まあ、こればかりは仕方なし。気持ちを切り替えて、さあいよいよ有馬記念です。
言わずもがな、競馬ファンにとっては一年をしめくくる大事なレースです。
ちなみに来年からは、有馬記念の後にも開催日というパターンがあるようですが、それについて私は全然反対ではありません。全部未勝利戦だろうが、障害レースだらけだろうが大歓迎で、ひたすら全レース買うだけです(笑)。ただG1乱立の流れはちょっとなぁとは思っていますが。


■2016秋シーズン 『競馬プロ予想MAX』presents連載コラムについて詳しくはこちら
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7807


話を戻して、有馬記念は以前は、ここに来るまでにG1戦線を戦い抜いてきて秋4戦目といった馬もみられ、消耗し過ぎていないかの見極め等が大事でした。今は消耗し過ぎないように使うところを絞り、苦手コースはパスしたり、短期放牧でフレッシュさを保ったりということで、昔ほどそれもポイントではなくなってきているように思います。強豪馬達が秋G1を“皆勤賞”せずに余力を残して有馬記念に集結する、そんなレースになってきた印象です。

それでは各馬診断へ。

サトノダイヤモンドは、今年の有馬記念の見どころの中心と言っていい存在。ズバリ、「菊花賞サトノダイヤモンドが、キタサンブラックらの古馬相手にどんな競馬をするのか」に注目が集まるところでしょう。私自身は、今の3歳世代は“完成が早かった世代”だと思っていて、世間で言われているような“ハイレベル世代”とは意を異にしています。ともあれ、その世代の中でも超大物として期待の高額馬がようやく菊花賞を制して、ここに駒を進めてきました。当然有力ではあると思いますが、京都3000mよりむしろスタミナを問われかねない中山2500mが微妙だと考えます。菊花賞で見せた爽快な末脚は、中山では見せられないというシーンも想定しておいたほうがいいのではないでしょうか。本命にはしない予定です。ヒモには買うと思いますが。

続きは、VIPクラブ会員登録でご覧頂けます。
※限定公開期間終了後は、一般会員の方もご覧頂けます。
続きを読む
登録済みの方はこちらからログイン

2016年12月08日(木) 12:00
【濃霧注意報DX】〜阪神ジュベナイルフィリーズ(2016年)展望〜
閲覧 1,734ビュー コメント 0 ナイス 6

 いつもコラムや日記で色々な条件、レースに触れては「苦手だ苦手だ」と弱音ばかり吐いている私。根がネガティヴなものですから、なかなか自分に自信が持てないのですよね。
 そんな私が競馬において、唯一「得意かも?」と思えるのが、実は2歳戦なのです。
 2歳戦と言えばまず新馬戦が思い浮かびますが、その後の500万条件戦、オープン特別、重賞、G1……そのいずれもがキャリアの浅い馬達同士の戦い。そのため、3歳馬や古馬のレースに比べて力関係が分かりにくく、苦手意識を持つ方も多くいらっしゃると思います。
 しかし、少し視点を変えれば、出走全馬のキャリアが浅い2歳戦というのは、”将来G1や重賞の常連になる馬”と”将来条件戦でうろうろし続ける馬”が同時に走っている――と考えることができます。そしてこのことは、G1においても例外ではありません。一線級まで駆け上がる馬と言うのは、調教の動きやレースにおける走りに少なからず光るものを見せている可能性が高いですから、そうした輝きを見逃さずに狙えるかが的中の分かれ目となってくると思います。
 特に今週の阪神ジュベナイルフィリーズは、後のクラシックホースを量産している出世レース。
 来春まで楽しみを持たせてくれる馬がいるかどうか、何頭かに触れつつ、考えていきたいと思います。


■2016秋シーズン 『競馬プロ予想MAX』presents連載コラムについて詳しくはこちらをご覧ください。
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7807




 ……と、その前に、当レースについて考える上で持っておきたいイメージが一つ。
 それは、”好走馬のタイプが2種類ある”ということです。
 言い換えれば、”桜花賞オークスでも好走できそうな王道タイプ”と、”将来スプリント路線に転向しそうなスピードタイプ”と言えるでしょうか。
 ここ3年の好走馬で例えるなら、前者に該当しそうなのはメジャーエンブレムレッドリヴェールハープスター辺り。いずれも桜花賞の頃まで世代1、2位を争うと目されていた素質馬です。

 一方、後者に該当しそうなのはブランボヌールレッツゴードンキ、フォーエバーモア辺り。いずれもキャリアを重ねるごとにスプリント色が濃くなり、短距離の重賞やOP特別で結果を出した馬達です。とは言え、スタートからガンガン飛ばしていくような純スプリンターではなく、いずれも”溜めの利くスプリンター”であるというのがポイント。
 前者に該当するのは誰が見ても能力上位な馬であることが多く、配当妙味はあまりありませんが、後者の”溜めが利くスプリンター”はそこそこ美味しいオッズがついている時があります。能力上位の馬に絞って小点数で仕留めるか、スプリンターの香りを漂わせる差し馬を織り交ぜて配当妙味を狙うか、いずれかの戦法が考えられます。

 こうした考えを踏まえて有力馬達に触れていくと、”王道タイプ”として真っ先に目が行くのがハーツクライ産駒のリスグラシュー
 新潟の新馬戦こそ2着でしたが、その後の未勝利戦で圧巻のレコード勝ちを決め、続くアルテミスSでは良血馬フローレスマジックを抑えての完勝。相手が強くなる重賞でありながら、刻んだラップは最後まで加速し続けており、まだまだ余裕があったことを窺わせます。
 相手関係に恵まれ続けている印象はありますが、未勝利勝ち、そして前走共にレースレベルは合格点が付けられるもので、前述のラップも併せて考えると価値は更に上がります。
 母父が欧州のマイラーであるという点から、同じハーツクライ産駒であるヌーヴォレコルトに近いイメージを感じますし、今回に限らず来年になってもその走りに注目したい1頭と言えます。

 一方・・・

[もっと見る]

2016年08月26日(金) 18:40 みんなの競馬コラム
【新潟2歳ステークス】血統考察 byうまカレ
閲覧 802ビュー コメント 0 ナイス 4

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
今週は新潟2歳ステークス。キャリアの少ない2歳戦、しかもクラシックに繋がるレースだけあり、血統派としては気合が入ります。

内枠から考察していきます。

●前走はフロックではない
チシャーキャットメイショウボーラー産駒で母母がCaerleon産駒だからメイショウボーラーの配合のキーを継続してCaerleon≒Storm Cat4・3×3となる。母父クロフネ、母系にRobertoも入りダート馬に出てもおかしくない(将来はダートで結果を残す可能性もある)血統だが、自身には先述したCaerleon≒Storm Catや、3代母MamalunaのRoyal Cherger≒Nasrullah4・4・4・4による柔らかさも発現しているようで芝結果を残しました。新馬戦は単勝万馬券だったが決してフロックではなく、ハイペースではあったが勝ち時計はダリア賞より0.7秒も速い。新潟2歳はこれくらい軽さのあるタイプの方が合うし、穴の筆頭はこの馬だとみています。

●素質は高いが新潟マイルでは?
モーヴサファイアは、ブラックスピネルの妹でクリソプレーズ(マリアライトリアファルクリソライトの母)によって急速に発展している3代母キャサリーンパー牝系。クリソプレーズ=アロンダイトのパワーは、エルコンドルパサーの影響も大きいですが、キャサリーンパーはNever bend×Ribotなので、パワーを伝える牝系。モーヴサファイアはShareef Dancer≒Chief’s Crown4×4だけでもなかなかの配合といえますが、母モルガナイトは、デインヒルの重要血脈、Danzig、Ribot、Tudor Minstrel、La Troiennneを持っているのでハービンジャー産駒の配合としてはかなりの好配合で、将来性は非常に高いとみています。ただ、まだまだ動きは緩いので平坦の新潟マイルの瞬発力勝負では厳しい気が。素質の高さでどこまで走ってくるかでしょう。内枠というのも圧倒的にマイナスです。

●新潟マイルだと詰めの甘さが出そう
イブキルーラーシップ産駒らしいストライドで走るので如何にも大箱向きの中距離馬で、大箱でもマイルで坂のない新潟では詰めの甘さが出るでしょう。

ラブリーデイのような馬
アピールバイオは、母ビクトリアスバイオがキングカメハメハ×ブライアンズタイムという配合で、Graustark6×4、Raise a NativeとNashuaもクロスするからパワー型でラブリーデイに似たピッチ走法で走る。キンカメにRobertoという点でもラブリーデイと同じ。だからベストは内回りの中距離だと思うが、スローになれば脚質は違えどハープスターシンメイフジのようなピッチ走法の加速力が活きるレースではあるから好走しても驚けません。

オメガヴェンデッタのようなタイプ
サンライズソアは、エピファネイアユールシンギングらが出たシンボリクリスエス×スペシャルウィークで、母母がビハインドザマスクだから叔父にオメガヴェンデッタマスクトヒーローがいる血統。ビハインドザマスクの母ヴァインゴールドはMr.Prospector×Bold Reason×ヒッティングアウェーだから米血パワーが豊富。サンライズソアの面白いところは、ビハインドザマスクスペシャルウィークシンボリクリスエスと名牝La Troiennneの血を多く配されているところで、パワーに寄っている走法からもやはり同牝系のオメガヴェンデッタと同じような1400型の馬になっていくのでしょう。このメンバーでは素質上位だから好走しても驚けないが、追って味のある馬ではないので重賞の外回りのマイルで積極的に買いたいかというと違う。

●器用さと奥深さがある
ヴゼットジョリーベルルミエールの妹でローエングリン×サンデーサイレンス、母系にSaumarezを持つからHalo≒Red God4×3・6で、「ストライド走法ではないけれど、柔らかみのある走り」には、ロゴタイプサトノダイヤモンドのようなHaloらしさを感じます。血統表の1/4に当たる母母フェンジーは、Saumarez×LyphardというNasrullahとHyperionとFair Trialをクロスしてある重厚な血で、奥があるのも魅力。Haloらしく何でも出来るタイプだろうから、桜花賞でバッキューンと弾けるかどうかはともかく、2歳のこの時期の重賞ならば競馬の巧さで好走しそうです。

●ディープ×Storm Catのニックスだが…
キャスパリーグは、ディープインパクト×Storm Catのニックスで、Nijinskyを持つのはサトノアラジンラキシスらと同じ。1/4にあたる母母Que BelleがPokerやSpectacular Bidを持つから全体でSir Gaylord≒Secretariat≒Poker≒Bold Bidderとナスキロが豊富だし、Promised Landのクロスもあるから柔らかい体質を持ちます。ただ、兄リアルキングと同じように、Que BelleはStriking≒Blue Eyed Momo5×5というパワーに秀でたニアリークロスも持つからストライド走法には出ないよう。キャスパリーグもこの走法で外回りマイルのGIで弾けきるにはハープスターほどの抜けた運動神経を持っていなければ難しいですが、新潟2歳なら好走しておかしくないはずです。

●加速力≒ギアチェンジ勝負なら
オーバースペックの父プリサイスエンドは母母がSecretariat≒Bold Bidder2×3(Bold RulerとPrincequillo)、さらに母系にCount Fleetを持ち、Mr.Prospector系の中でもアドマイヤムーンスイープトウショウラインクラフトなど芝の一流馬を多く輩出したエンドスウィープの仔ということもあり、プラチナティアラ(函館2歳S2着)やセレスロンディー(シンザン記念3着)など同世代相手であれば芝の重賞で勝ち負けする馬を出せる種牡馬ではあります。母父キャプテンスティーヴはBold Ruler5×4ですし、追込みで結果を残していますが、小回り福島での未勝利戦の加速などは、ストライド走法のそれではなく、Bold Ruler的なものだと解釈することはできないでしょうか。新潟2歳はスローの瞬発力勝負というよりは、加速力≒ギアチェンジ勝負になることが多いですから、この馬にはもって来いだと思います。

●内1400m→外1600m替わりは歓迎
マイネルバールマンは、Nijinskyが出た牝系で、Nijinsky≒Midsummer Magic5×3、Nijinsky≒Midsummer Magic+ナスキロという点では、Caerleon≒プレイリースカイ4×2ともいっても良い配合で、それらしいストライドで走るので前走の新潟内1400mよりは、今回の新潟外マイル向き。前走は適性の差と流れで負けただけで、外回りでやればリンクスゼロを差し切っていたと思います。今年の岡田繁幸氏系なら断然この馬でしょう。


【まとめ】
・人気どころで推したいのは、キャスパリーグヴゼットジョリー
・人気ほど信頼が置けないのは、モーヴサファイアサンライズソア
・人気薄で注目したいのは、チシャーキャットマイネルバールマン
アピールバイオオーバースペックは可も不可もない
6枠2頭(キャスパリーグヴゼットジョリー)から、チシャーキャットマイネルバールマンへのワイドや、枠連の6枠流しで買ってみたいです。

---------


【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)


「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

【うまカレBlog】http://umacollege.blog.fc2.com
【Twitter】https://twitter.com/umacolle
【Facebook】https://ja-jp.facebook.com/umacolle

金沢ユウダイ
【Twitter】https://twitter.com/derby6_1
【ブログ】http://derby6-1.hatenablog.com/


執筆者:うまカレ(MYコロシアム>最新予想にリンク)

------------------------------------------------
あなたも「みんなの競馬コラム」コーナーでコラムニストデビューしてみませんか!
>>応募方法など詳しくはこちら<<
------------------------------------------------

[もっと見る]

2016年08月19日(金) 13:39 みんなの競馬コラム
【札幌記念】血統考察 byうまカレ
閲覧 1,203ビュー コメント 0 ナイス 6

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。

オリンピックが盛り上がっていますね。競馬ファンあるあるだと思いますが、どうしても陸上のトラック種目は競馬と重ね合わせてしまいます。100mでは、毎回ラブリーデイのようなピッチ走法のガトリンがスタートダッシュは決めるのですが、ドゥラメンテのような重厚なストライドで走るボルトが差し切るんですよね。ボルトは、大型なのに体質は柔らかく、それなのに俊敏に動ける名馬と重なります。やっぱりサラブレッドは紛れもなくアスリートなんですよね。

さて今週は、スーパーGII札幌記念。
モーリスヌーヴォレコルトという2頭のGI馬が参戦してきました。

モーリスについては、安田記念の際に、以下のように考察しました。
朝日杯3歳S(当時)を制した4代母メジロボサツがBlandford4・4×5で、そこにフィディオン、モガミ、カーネギーと重厚な欧州血脈を配され続けた母メジロフランシスがNorthern Dancer3×4。字面的には重厚な血が重ねられているが、競走馬というのは、スピードがあるからスタミナが活き(=先行できるからスタミナを活かせる)、スタミナがあるからスピードが活きる(スタミナがあるからスピードを持続できる)のであり、名短距離馬には重厚な血が入っていることが多い。
モーリスのマイルでスッと先行できるスピードというのは、スクリーンヒーローの牝祖モデルスポートのTom Fool≒Spring Runの3/4同血クロス(MenowとBull Dogが共通)2×3によるものと考えられる。一言でいうと、モデルスポートのスピードを「日本のMライン(=メジロ)」である母のスタミナで持続させているということだろうか。また、カーネギーの母がTeddy6・6×5・5・6・7・7、モガミの母もTeddy5・6×5・5とTeddyの血量が豊富で、Bull Dog(父Teddy)を遠目に増幅させていることもポイントだろうと考えている(モーリスの母父カーネギーもそうだが、世界で、特に欧州の活躍馬にはBold Reason≒Never Bendのニアリークロスを持っている馬が多く、Teddyの血量というのは様々なところで論じられている)。
スタートして先行できるスピード、直線での加速力、ニホンピロウイナーノースフライトタイキシャトルダイワメジャーを知らない自分にとっては、「マイラーとは何か」ということを教えてくれた紛れのない名馬。負けるとすれば、緩い流れで中距離馬の瞬発力に屈する時ではないか。今回はそういう流れになりそうではあるが・・・。

安田記念はまさに、懸念していた「ヨーイドン」となり、Halo的に瞬間的に加速できるロゴタイプに屈しましたが、2番手から粘り通しての2着死守は地力の成せる業。とはいえ、中距離馬ではなくマイラーであろうとみているので、ここはハイ<スローでしょう。ただ2000mで8枠となるとちょっと危険な臭いもします。

ヌーヴォレコルトの父ハーツクライは、その母アイリッシュダンスがトニービン×Lyphardという重厚なスタミナ型なので、母からスピードやパワーを取り込むことによってアイリッシュダンスのスタミナをレースで活かすことができる産駒が活躍しています。ジャスタウェイこそ例外ですが、ウインバリアシオン(Storm Bird)も、ワンアンドオンリータイキシャトル)も、シュヴァルグラン(Machiavellian)も母父はスプリンターorマイラーです。逆に母父が中長距離馬だと、カレンミロティック(A.P.Indy)やアドマイヤラクティ(エリシオ)、フェイムゲーム(アレミロード)などステイヤーに出ることが多いです。ヌーヴォレコルトも母からスピードとパワーを取り込んだ配合で、同世代や、牝馬相手のオークスやエリザベス女王杯などは直線の長いコースでも勝負になりますが、内回りで立ち回りの巧さや粘着力を活かす競馬(=中山記念)がベスト。急坂こそありませんが、札幌2000mもマイナスになるということはないでしょう。

ヤマカツエースキングカメハメハ×グラスワンダーという組み合わせですので、Kingmambo≒Ameriflora2×3(Raise a Native、Graustark=His Majesty、Northern Dancerらが共通)といいう名種牡馬と名繁殖2頭の強力なニアリークロスを持ちます。Kingmamboのパワーを増幅しているので内回りでこそというタイプで、洋芝や道悪はプラス。初めて古馬の一線級との対戦になった京都記念も2着馬と差のない5着、鳴尾記念は開幕週で終始外を回されての6着はむしろ好走の部類、宝塚記念では期待していたのですがさすがにGIの壁に跳ね返された感じです。先述した通り福島記念→中山金杯の重賞連勝はもちろん、京都記念と鳴尾記念の内容も素晴らしいですし、GI馬2頭の次点にいるのはこの馬だと考えていますが…。

昨年2着のヒットザターゲットは、配合的にキングカメハメハ産駒でもラブリーデイのように内回りで器用に立ち回るタイプというわけではないのですが、母父タマモクロスやHabitat(ヒットザの母母父ニホンピロウイナーの父父で遺伝力が強い)には、ピッチ走法とはまた違う「加速の速さ」があるようで、昨年の当レース2着や、ヴァンデミエール(母父タマモクロス)の福島巧者っぷりなどは似ているものがあります。ここも良馬場で真ん中よりも内目の枠だったら注意が必要でしょう。8歳になっても衰えを感じさせない走りは、母系に入るノーザンテーストの力であることは言うまでもありません。

エプソムカップでは4着だったロジチャリスは、ダイワメジャー×ロックオブジブラルタルという字面らしく550キロ前後の大型馬ですが、意外としなやかに走ることができ、東京の瞬発力勝負になっても大きくパフォーマンスを落とすことはありません。これは母母のNasrullah4×5や、Blushing Groomの影響と考えられます。ダイワメジャー産駒で母系にBlushing Groomを持ちしなやかな走りをする馬という意味ではメジャーエンブレムと被ります。ただ今回は、距離延長、大崩れはありませんが、ここは掲示板争い程度の好走で、次の1800mかマイル戦が狙い目ではないかと思います。

ネオリアリズムは、函館記念はスローペースで外々を回る競馬、休み明けを考慮しても悪くない内容でした。小倉や北海道で見せる3角〜4角の機動力は、ネオユニヴァース×Meadowlakeという、望田先生が指摘される「父中長距離馬×母父スプリンター」の配合系らしいもので舞台はベスト。まだ気性面の幼さもみせており、重賞の流れでも折り合いを欠いたりするのは脚力の証明でもあります。今回は斤量も2キロ増となりますが、それで人気が落ちるようなら重い印を打ちたくなる潜在能力を感じさせる馬です。ただもう少し内目の枠が欲しかったところ。

唯一の3歳馬レインボーラインは、個人的に2歳時から注目していた馬で、万両賞を制した時にはステイゴールド産駒らしい成長曲線を描いてきた神戸新聞杯で◎を打ってやろうと思っていました(笑)ノーザンテースト≒Vice Regent4×4・5(Northern DancerとVictorianaが共通)、母系に入るAlycidonでノーザンテーストの血を増幅。また、3代母レインボーローズがRoyal Cherger≒Malindi4×3、Prince Rose4×4、母父フレンチデピュティもBold RulerとPrincequilloを持っていて、重厚な斬れを伝えるRoyal Cherger≒Milindi=NasrullahとPrince Rose系を増幅した配合というのもなかなか味があります。馬体重が20キロ程度増えていたら、ステイゴールドのノーザンテースト発動といったところで、本来は大箱向きの馬でしょうが注目しなければならない1頭とみます。

ハギノハイブリッドタニノギムレット×トニービンと字面だけみれば東京で斬れに斬れそうな配合ですが、そうはならないのが血統の面白いところ。これは牝系がパワーがあるレガシーオブストレングスで、Bull Lea、Roman、Hail to Reasonなどでブライアンズタイムのパワーを増幅しているからではないかと思います。昨年の北海道シリーズは函館記念2着→札幌記念0.3秒差7着。その後は何と5戦連続で外回りコースを走っています。休み明けでもこのコース替わり&内枠は警戒したいところ。

近走不振のマイネルフロストは、馬自身が衰えているわけではないと思っています。母がグラスワンダー×Dyajurという配合でDanzig3×3なのですが、Princely Giftの影響か少し大飛びで、特別小回りが合っているわけでもなく、かといって東京の瞬発力勝負でも厳しいですから、3角〜4角が緩い中山外回り(AJCC4着)や、小回りでも前がごちゃついていない形で4角を迎えたい(2015福島民報杯、2016中山金杯)馬なのだと思います。だから今回も悪くはないんですが、少しストライクゾーンから外れている感じがします。

ダービーフィズは近走可哀想なほどに展開や枠順など外的要因が向いていませんが、舞台は合っていて、仮にモーリスとヌーヴォレオルトが直線で3番手以下を離すようなレースをした場合、3着には無欲の持続型の差し馬が突っ込んでくることがありますから、そういったイメージに1番合うのはこの馬です。

レッドソロモンは大箱向きの産駒が多いメイショウサムソン産駒でも、Key Partner牝系のパワーが強く出たピッチ走法なのでコース適性は高そう。ただ、重賞で通用するかというとまだ疑問符が付きます。6枠12番と、枠の恩恵も得られませんでした。

そして一言触れておきたいのがレッドリヴェール。人気のヌーヴォレコルトと同世代、桜花賞はハープスターレッドリヴェールヌーヴォレコルトという入線でした。母父Dixieland BandはNorthern DancerとHyperion×TraceryのAlibhai、Hyperion×SwynfordのHeliopolisでノーザンテーストを強力に増幅する血、だからこそ小柄な体でも道悪を苦にしないパワーがあります。しかしヌーヴォレコルトほど大成できなかったのは、母系に入るSir Gaylordが少し邪魔だったのではないかと思うのです。オルフェーヴルナカヤマフェスタもこういう柔らかい血は持っておらず、柔らかさや非力さを伝えるステイゴールドにとっては不要だったのではないでしょうか。それでもヴィクトリアマイルが刺激となったのか、前走は久しぶりに彼女らしい走りがみれました。ヌーヴォレコルトがこれほど注目を集めているのに…という何とも言えない寂寥感と僅かな期待を抱きながら彼女の走りを見守りたいと思います。

【まとめ】
モーリスはコーナー4つの2000mで8枠だと危険な感じがしなくもない。
ヌーヴォレコルトは札幌2000mがマイナスになることはない。
ロジチャリスは内枠でも距離延長は嫌いたい。
ヤマカツエースはKingmamboのパワーを増幅した配合で舞台は歓迎。
ネオリアリズムは重賞のペースでも掛かるところを見せているので、脚力はこのメンバーでも通用。ただ再度の外目の枠は残念。
ハギノハイブリッドの舞台替わり&内枠は要警戒
ヒットザターゲットも5枠9番なら昨年の再現に警戒
レインボーラインは、コース適性は高くはないが、ステイゴールド産駒の走る配合で、夏を超えての父産駒らしい成長に期待
洋芝内回り2000mが抜群に合うハギノハイブリッドヤマカツエースに期待したくなります。ヌーヴォレコルトからこの2頭かな。


----------


【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)


「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

【うまカレBlog】http://umacollege.blog.fc2.com
【Twitter】https://twitter.com/umacolle
【Facebook】https://ja-jp.facebook.com/umacolle

金沢ユウダイ
【Twitter】https://twitter.com/derby6_1
【ブログ】http://derby6-1.hatenablog.com/

[もっと見る]

2016年05月20日(金) 14:25 みんなの競馬コラム
【オークス】血統考察 byうまカレ
閲覧 2,022ビュー コメント 0 ナイス 4

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
先週のヴィクトリアマイルストレイトガールの圧勝。メンバー構成的に1000mを55秒台で入るハイペースになるとは読めませんでした。あの時計勝負では勝ち馬のマイル適性がモノを言った形になりましたね。完敗です。

さて、今週はオークスです。
オークスには近年、血統的に面白い特徴があります。
それは、母がNorthern Dancerのクロスを持っていること。

過去5年、馬券圏内に好走した馬の母をみてみると……
(ここではNorthern Dancer=NDと表記します)

【2015年】
1着 ミッキークイーン ND≒Icecapade(3/4同血)4×3
2着 ルージュバック
3着 クルミナル

【2014年】
1着 ヌーヴォレコルト ND3・5×4
2着 ハープスター ND3×3
3着 バウンスシャッセ ND5×3

【2013年】
1着 メイショウマンボ ND4×5
2着 エバーブロッサム ND3×4
3着 デニムアンドルビー ND5・5・7×3

【2012年】
1着 ジェンティルドンナ ND3×4
2着 ヴィルシーナ
3着 アイスフォーリス ND≒Icecapade4×3

【2011年】
1着 エリンコート
2着 ピュアブリーゼ ND3×5・4
3着 ホエールキャプチャ

2/3にあたる、15頭中10頭が「母がNorthern Dancerのクロス」、これに「母父がNorthern Dancer系」を加えると15頭中12頭が該当します。

Nothern DancerはSadler’s Wells≒Nureyev、Lyphard、Danzigらを輩出し、現代競馬に大きな影響を与え続けている大種牡馬ですが、Sadler’s Wells系がスタミナを、Danzig系がスピードを伝えることが多いように、「このクロスを持っているから短距離馬になる」だとか、「このクロスをもっているから気性が荒くなる」というような、自身が何か強い要素を伝えているわけではありません。
Northern Dancerのクロスは、頑強さを補う、筋力を増強することができると考えられています。そのため、牡馬より筋力が劣る牝馬、しかも3歳春での2400mですから、Northern Dancerのクロスで頑強さを補い、筋力を増強で来た馬が好走しているのだと推測できます。

さて、今年の出走馬の中で母がNorthern Dancerのクロスを持っている馬は

ウインファビラス
フロムマイハート
ダイワドレッサー

この3頭のみ。

ウインファビラスはダイナサッシュ≒アドマイヤマカディ3×3(ノーザンテースト4×4)というニアリークロスを持っており、稍重だった新潟2歳Sとレースの上がりが35秒8だった阪神JFで2着。アルテミスS(レース上がり34秒2)、チューリップ賞(レース上がり33秒9)、桜花賞(レース上がり34秒3)は上がりの速い瞬発力勝負になったため持ち味が活きませんでした。オークスは過去5年のレース上がりは34秒8〜35秒7と上がりが掛かりやすいレース。G1で通用する能力があることは阪神JFで証明していますし、巻き返しが期待できます。

フロムマイハートハーツクライ産駒で、母系にMr.Prospector、Chief’s Crownが入るのはヌーヴォレコルトと同じです。母マイネエスポワールは1200m〜1400mで4勝。望田潤さんが仰られているように、ハーツクライのようなスタミナ型の種牡馬は、母からスピードを取り込んでこそ自身のスタミナを活かすことができます。3歳時に東京2400mのG1で馬券に絡んだハーツクライ産駒はウインバリアシオン(母スーパーバレリーナは芝1000mの新馬戦で2着)、ヌーヴォレコルト(母オメガスピリットは芝1200mで3勝)、ヴァーチュ(芝1200m〜1600mで3勝)と、どれも母からスピードを取り込めていました。ここも前走のように前受けしてくるでしょうから、直線ではこちらの想像以上に粘る可能性があります。

ダイワドレッサーネオユニヴァース×ウウェプトオーヴァーボードで、母母エアリバティージャングルポケットと同じトニービン×Nureyevという組み合わせでHyperionが濃いです。Hyperionの濃い馬は厳しいレースで驚くような粘り腰を見せる可能性があります(ダイワスカーレットの天皇賞、ペプチドアマゾンのダービー4着など)。今回は少しローテーションが厳しいでしょうが……。

【有力馬短評】
シンハライトは体型も走法も中距離馬で、1400mの紅梅Sを勝ち切ったのは地力の成せる業。東京2400mは合っています。

チェッキーノは血統的に距離が持つとは言い難いのですが兄姉たちと比較して気性が穏やかで、リラックスして走れることが強み。前走の勝ちっぷりは力の違いというべきですが、血統面から2400mで1番に推すことはできません。

ロッテンマイヤーは、母母がビワハイジで、後述するデンコウアンジュのようなCaerleon的な東京向きのストライドの大きさ、斬れも兼備しています。あとは17番枠から正攻法の競馬で勝負できるほど地力があるかどうか。内回りの忘れな草賞を外回り向きのストライドで差し切って東上してきたのが昨年の勝ち馬ミッキークイーン。それと比較すると今年のパフォーマンスはどうだったか。

ジェラシーグレースアドマイヤ(トニービン×バレークイーン)にハービンジャーですからスタミナはあります。距離自体は問題ないのですが、母母グレースアドマイヤは細かく見れば、トニービンにSadler’s Wells、PetitionだからFair Trialが豊富で小脚で走るタイプ、宝塚記念有馬記念皐月賞を捲りたいタイプ(リンカーンアンライバルド)に出ることが多いですから直線の長い東京で全力買いはできないタイプです。

デンコウアンジュは東京向きの産駒を多く輩出する父メイショウサムソンに、母父がナスキロ×ナスキロ(Caerleon×Darshaan)のマリエンバードだから、まさしく東京向きの斬れ。3代母のAvena=プリメロ4×4なども美しく、ここは巻き返しの可能性がありそうです。

アットザシーサイドは父キングカメハメハ×母母父Alydarらしいピッチ走法でちょこちょこ走るので2400mは明らかに長いです。

レッドアヴァンセはまだ筋力が付き切っていないので現状では京都がベスト。東京2400mの地力勝負では厳しいでしょう。

エンジェルフェイスは全姉レディアルバローザのような器用さが武器の馬。東京2400mよりは明らかに中山1800m向きで、パフォーマンスアップは見込めません。

【まとめ】
◆穴として、ウインファビラスフロムマイハートが面白い。
◆距離は伸びた方が良いシンハライトが軸には最適。
デンコウアンジュも巻き返しの可能性は高い。
ロッテンマイヤージェラシーは好走しても驚かないが勝ち切れるかは疑問。
チェッキーノは、血統的には強く推せないが、前走をみると勝ち切られても不思議ない。
アットザシーサイドレッドアヴァンセは厳しい。


----------

「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。


【うまカレBlog】http://umacollege.blog.fc2.com
【Twitter】https://twitter.com/umacolle
【Facebook】https://ja-jp.facebook.com/umacolle

金沢ユウダイ
Twitter  https://twitter.com/derby6_1
ブログ http://derby6-1.hatenablog.com/

[もっと見る]

2016年05月03日(火) 18:00 競馬プロ予想MAX
最速プロ予想『シューナカ☆』〜プロ予想家陣がアノ注目馬の見解を語る!Vol.2・G1NHKマイルカップ編〜
閲覧 3,709ビュー コメント 0 ナイス 10



先週の記念すべき連載第1回目の〜G1天皇賞(春)編〜では、勝ったキタサンブラックに慎重な声が聞かれる中、「このコースはブラックタイドのものかもしれません。地味なサンデー系が馬券になりやすいのも天皇賞春の特徴。スムーズに省エネで先行できる展開、枠が必須になりそうです。」との加藤拓プロの情報が、同馬が引いた枠や展開も含めズバリだった印象の当コラム。第2回目も貴重な情報源が掘り当てられるよう、気合い入れてプロ予想家に迫って参りたいと思います。
○コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。

本日のターゲットは、5/8(日)G1NHKマイルカップ。
今回も、ウマニティ公認プロ予想家の中からスガダイサラマッポ河内一秀くりーく加藤拓の5人にアノ注目馬3頭を中心に、その他の特注馬も含め見解を直撃!
※見解は全て5/2(月)時点のものです。

●プロ予想家陣
スガダイプロ・・・ウマニティ「プロ予想MAX」No.1予想家。タイム理論(主にオリジナルのスピード指数)と血統をベースに、調教や展開などあらゆるファクターをそこに加味し総合的に判断して結論を出すスタイルで「プロ予想MAX」のエースとして活躍中。
サラマッポプロ・・・独自の馬体・走法分析から未知の適性を見抜き、厳選したレース&穴馬を狙い撃ちするスタイルで毎年プラス収支をマーク(近9年中8年で年間プラス達成!)。
河内一秀プロ・・・自身が開発した競馬予想ソフト「カツラギ」ウマニティ特別版を採用し予想を展開。
くりーくプロ・・・調教中心に予想を展開。関西の新馬戦+重賞が主戦場で、全頭調教評価コメントにも定評。
加藤拓プロ・・・血統予想。血統的データを中心に、前回よりも今回の馬場に適正が向く馬を狙う予想スタイル。

●各馬へのコメント
メジャーエンブレム
 スガダイ 桜花賞は本当に残念なレースだったなぁ。この馬が負けるとしたら、包まれて瞬発力勝負になった時だけと思っていたけど、その通りになってしまった。いつもほどスタートが良くなかったのは確かだけど、もっと前に行く気になれば、行けるチャンスは十分にあったから、騎乗があまりにも消極的過ぎた。競馬の怖さを痛感したよ。ルメールほどの名手でも、あんな乗り方をするんだからさ。名手と認めるからこそあえて言わせてもらうけどあの日のメジャーエンブレムの騎乗に関しては馬鹿な乗り方と非難されても仕方ないと思うな。馬は牡馬が相手でも能力的には一番上だと思うけどさ、またあんな競馬されたら絶対に勝てないよ。さすがに今回は桜花賞のような消極的な競馬はしないと思うけど、 内枠を引いたらまた同じ競馬になる危険性も無くはないし、外枠の方が安心して買えるだろうね。あと今回は1週前の帰厩で本当に大丈夫かって問題もある。直前の追い切り内容に注目したいね。 
 サラマッポ スンナリ運べれば、牡馬相手のここでも力は上。しかし桜花賞のように馬群に包まれて、他馬のペースに合わせてしまうと取りこぼしも考えられます。その点、東京マイルはスタートしてからの直線が長いので、二の脚の速さを生かしてクイーンCのようにスンナリ運べる可能性は高いですね。上位人気確実で、他馬のプレッシャーもきつくなりますが、折り合い面に課題はなく、東京マイルなら自分の力を出せるはずとみています。 
 河内一秀 今回どんな辛辣な言葉を並べてくるかとヒヤヒヤしていたスガダイプロのコメントの通り(笑)、桜花賞は鞍上ルメールの消極的な騎乗で全く能力を発揮できなかった。一方で、阪神ジュベナイルフィリーズ・デイリー杯クイーンCの時点で指数的には既にG1レベルに達しているからその実力を発揮できるかに尽きるんじゃないかな。
 くりーく 私は、鞍上の問題に加えて、当時はパドック・返し馬と重たい動きに見え、+4キロと数字的には少しの馬体増でしたが関西への長距離輸送もあってのもので、この馬的にはかなり太い状態だったためスタートも行きっぷりもいつもの動きが見られなかったようにも思います。今回初めて間隔を詰めて使うことになりますが牧場でも乗られていたようですし、スガダイさん指摘の懸念点も1週前追い切り(30日)を見る限りは南Wコースでいつもどおり速い時計が出ており心配なさそうな印象で、今度は馬体が締まって本来の姿を見せてくれると思います。
 加藤拓 血統的には、父ダイワメジャー産駒全体とすれば1200〜1600mまでを主戦場としていますが、オープンクラスなど上級自条件では勝率が落ち、なかなか勝てずにいます。マイルG1においてもなかなか馬券になることさえ珍しいくらいで、勝ち馬はカレンブラックヒルにこの馬くらいです。G3くらいまでは好走馬も多く出るのですが、G1となると現状さっぱりです。逃げ先行馬では相手が強くなると、自分のペースで走れず、途端に脆さをのぞかせてしまうのでしょう。また、差し追い込みでもディープなどには瞬発力では敵いません。スガダイさんも言っている通り、この馬が差しに回ってしまった桜花賞はまさにこのケースでしたね。よって今回はやはり、枠、そして自分のペースで逃げ先行できそうなメンバーなのかが判断のポイントですね。

ロードクエスト
 サラマッポ 今回と同じ条件の左回りマイルで2戦2勝。どちらも最後に手綱を緩めるほど圧倒的な強さで、この条件への適性は高そうです。前さばきの硬さからパワーもあるので、馬場が渋ればさらに期待できそうですね。近走のクラシック路線に比べてメンバーも大幅に弱化しており、G1勝ちのチャンスではないでしょうか。
 河内一秀 中山での3走は......

[もっと見る]

⇒もっと見る

ハープスターの口コミ


口コミ一覧

藤森神社の御利益とは?

 藤沢雄二 2017年02月10日(金) 07:57

閲覧 29ビュー コメント 0 ナイス 9

冬の京都開催には、2014年以来4年連続でPOG指名馬の応援で遠征していて今年と3年前はシンザン記念に、去年と一昨年はきさらぎ賞に行ってきました。
で、シンザン記念は1月ということもあるせいか、京都競馬場に向かう前に藤森神社に行ったわけです。
お参りの目的は「シンザン記念の必勝祈願とPOG指名馬の無事」であったのですけど、まあ3年前は無事にミッキーアイルが勝ってくれて、そのシーズンの主戦場のPOGでもケガなどで戦線離脱をする馬もなくミッキーアイルとハープスターの二枚看板を擁して優勝することができたのですが、実は3年前の1月に初めてWIN5が当たったわけですよ。配当は3万円ちょっとでしたけどw

で、2015年と2016年のきさらぎ賞の時には藤森神社には寄らずに普通に競馬場へ。
応援していたのがポルトドートウィユとノガロで1番人気ではなかったこともあったし、ポルトドートウィユの時は前日に京都観光をしていたけど、夜は大阪で知人と食事をしていたこともあって淀屋橋のホテルに泊まったから逆方向からの競馬場入りでもあったわけで。
そしてこの2年はWIN5は全く当たらず。

ほんで今年。
先日の根岸Sの時のWIN5が3年ぶりに当たったんですよ。配当は5万円ちょっとだったけどw

その結果
『シンザン記念に遠征して藤森神社にお参りするとWIN5が当たる』ということにはなっているわけです。なにしろWIN5が当たったのがその2回だけだから。

ところが…。
別に藤森神社で「WIN5が当たりますように」というお願いはしていない。
先述のようにあくまでもお参りの目的は『シンザン記念の必勝祈願とPOG指名馬の無事』である。
もっと言えば、「馬券が当たりますように」みたいなお参りは金運に縁のある神社でやっているのであって、むしろ今年の場合だとペルシアンナイトは3着に負けるし、その後にヴァナヘイムとルタンデュボヌールが骨折で戦線離脱をする羽目になったので「金返せ!」ぐらいの話でもあるw
そう言ってしまえば今回のWIN5は
「じゃあ、しゃあないな。ほれ」
と藤森神社の神様が“返金”に応じてくれたのかもしれないけど、WIN5の5万円じゃ納得しないのよ。それだったら普通に馬連の万馬券が100円でも当たってくれた方がよっぽどありがたみがある。

それはともかく
『シンザン記念に遠征して藤森神社にお参りするとWIN5が当たる』
というジンクスめいたものであるならば、今年はもうWIN5に当たらないことになる。
それは嫌だ。

シンザン記念に遠征しないとダメなのか?
藤森神社に行かないとダメなのか?
せめてその検証ぐらいは必要である。
ならば1回、なんでもない時に藤森神社に行けばいいことになるのだが、さすがに京都にそれだけのために関東から行くのは難しい。

難儀なミッションだが、3月にそれを実行できないこともない。
3月19日に吹田スタジアムで、浦和レッズはアウェイのガンバ大阪戦がある。スケジュールの関係で開幕からレッズの試合に行けないので、その試合は是が非でも遠征したいのだが、この時に新幹線を京都で降りて藤森神社に寄る手はあるな。
17時キックオフだと阪神競馬場に行っている時間はないし、藤森神社経由で京阪を使うと門真市から大阪モノレールで万博記念公園に行くのは乗り鉄的にも面白いルートに映る。
どのみち4月1日に、今度はノエビアスタジアムでの神戸戦があってそのついでに2日の大阪杯に行こうという魂胆なので、19日の阪神競馬場をスルーすることに躊躇いはない。
よし、ここで藤森神社に行ってみよう。

まあその前にWIN5が当たってくれるなら何の問題もないのですけどね(^^;

 マリー(marie 2017年02月09日(木) 11:19
17産
閲覧 15ビュー コメント 0 ナイス 7

昨日の日記からも、興味は来年の募集馬の方が高い。
ということは、今年まさに今時期にどれだけ順調に産まれているのか…?

社台SSより頂いた予定馬リストがある。
これによると、、個人的にも今年の募集より魅力なんですよねー。

基本のマイルールでは、初年度産駒にはあまり手を出さない、というのがある。
エピファネイアとか、ディアデラマドレなんかは初年度になるだけに様子見大となりそう。


でも、、エピはなかなか良い繁殖が揃っていて、牧場側の熱意が感じられる。
ケイアイFは相変わらずカナロアに集中です。w

ロードはともかく、、キャロは予定通りなら×イチですから、そこそこ参戦出来る下地はある。
価格によっては…再びシーザリオ、ハープスター、クリソプレーズ、シンハリーズの牝馬なら視野に入る、、かも?

[もっと見る]

 グリーンセンスセラ 2017年02月06日(月) 18:12
【京都記念(G2)】マカヒキ 
閲覧 16ビュー コメント 0 ナイス 2

【京都記念(G2)】マカヒキ徹底考察 「『最強世代』のダービー馬が待望の復帰戦!気になる状態面を『3歳凱旋門賞』に挑んだ名馬と比較検証」監修=下田照雄(栗東担当)━Business Journalギャンブルジャーナル /2017年2月6日 11時40分 http://biz-journal.jp/gj/2017/02/post_2504.html


 砕け散った「夢」のかけらをもう一度拾い集めるために、最強世代のダービー馬が戦線に帰ってくる。
 昨年の10月2日。日本競馬の悲願とされているフランスの凱旋門賞(G1)は、またも大きな壁となって日本の至宝を、そして「希望」を粉々に打ち砕いた。ある者は我が目を疑い、ある者は悲鳴を上げ、ある者は涙した。
 あれから約4カ月。昨年「ディープインパクトの再来」とまで評された日本ダービー馬マカヒキが、今週の京都記念(G2)で復帰を果たす。
 遠いシャンティイの地で生涯初の大敗を喫した「傷」を癒している間、マカヒキに替わって世代最強の座に就いたのは、春2冠でいずれも負かしたはずのサトノダイヤモンドだった。それもこの秋には、日本を代表して凱旋門賞に挑むという。
 ならば例え復帰戦であろうとも、この馬が負けるわけにはいかないだろう。陣営は今回の京都記念に向け、世界No.1騎手R.ムーアを招集。昨年の凱旋門賞を制した世界最強の"助っ人"だ。
 相手には、最大のライバルと同じ「サトノ軍団」で双璧を成すサトノクラウンが立ちはだかる。昨年の香港ヴァーズ(G1)で、凱旋門賞2着馬のハイランドリールを倒したディフェンディングチャンピンオンだ。
 さらに昨年の神戸新聞杯(G2)でサトノダイヤモンドをあと一歩まで追い詰めたミッキーロケット。年明けの日経新春杯(G2)を制し、その走りがフロックでなかったことを証明。遅咲きの同世代がさらに力を付けている。
 だが、サトノダイヤモンドともう一度戦い、三度「最強」を証明するためには、まさに格好の相手といえるだろう。この2頭は確かに強い。率直に述べて「G1クラス」といえる実力者だ。
 しかし、最強世代のダービー馬がそれ以上の「大器」であることは述べるまでもないだろう。ここは"肩慣らし"といきたいところだ。


【血統診断】

 全姉に短距離重賞2勝のウリウリがいるが、ディープインパクト×フレンチデピュティという配合はジャパンCを勝ったショウナンパンドラがおり、カミノタサハラは弥生賞馬。本馬も本質的には中距離配合といえるだろう。
 ディープインパクト×フレンチデピュティに成功例が多い1つの理由として、大型馬を輩出する傾向にあるフレンチデピュティが、ディープインパクト産駒の馬格の無さを補っているという点がある。実際にマカヒキの母ウィキウィキも500圓鰺イ膨兇┐訛膩診呂如▲泪ヒキもディープインパクト産駒としては大型の部類に入る。
 また、祖母のリアルナンバーは南米の馬だが、アルゼンチンの大種牡馬サザンヘイローの血も入っており、これは同世代のライバル・サトノダイヤモンドと共通する。今後もサザンヘイローの血を持つディープインパクト産駒の活躍馬が出る可能性は、充分に高いといえるだろう。
 また、リアルナンバーにはリボーの5×5というクロスがあり、この辺りが大舞台で活躍できる底力を生み出しているようだ。爆発力がある反面、共通点の多いサトノダイヤモンドよりも気性的に激しさを内包した配合といえる。ディープインパクト産駒の中では成長力のある配合で、血統的には古馬になってもう一段高みへ登れるだけの器だ。

≪結論≫

 小頭数ながら、メンバーが揃った感のある今年の京都記念。確かに今のサトノクラウンとミッキーロケットを上回る現役馬は「本当に限られた領域」にしか存在しないだろうが、それでもマカヒキが負けるわけにはいかない。
 何故なら、もしここにマカヒキではなく、サトノダイヤモンドが出走すれば間違いなくそういった立場になるからだ。本馬が日本で残した軌跡を鑑みれば、サトノダイヤモンドとは互角。古馬になって再び現役王者に土を付けても、何らおかしくはないほどの存在といえる。
 ただ、それは本馬がサトノダイヤモンドと同様の成長曲線を描いていた場合だ。


それを推し量る上で今回の復帰戦は大きな材料となる。その上で、まず課題となるのは国内戦よりも遥かに負担の大きい海外遠征で喫した大敗劇から、完全に立ち直っているかという点だろう。

 例えば昨年のイスパーン賞(仏G1)を圧勝して、一時は世界No.1にまで登りつめたエイシンヒカリは、次走のプリンスオブウェールズ(英G1)で大敗。国内に復帰しても精彩を欠いたまま引退している。やはり海外遠征のリスクは、決して小さくはないということなのだろう。
 その上で、マカヒキの以前に3歳馬として凱旋門賞に挑んだ馬はヴィクトワールピサ、キズナ、ハープスターの3頭が該当する。いずれも本馬と同じ、春のクラシックホースだった。だが、これらの国内復帰戦はまちまちだ。
 2010年の皐月賞馬ヴィクトワールピサは、凱旋門賞では7着(8位入線)だった。その後、わずか約2カ月後にジャパンC(G1)で復帰している。1位入線のブエナビスタ(2着)からは0.3秒差をつけられたが、3着を確保した。
 次走で有馬記念(G1)を制している事実を考慮しても、凱旋門賞敗戦によるダメージはほぼなかったといえるだろう。
 2012年の日本ダービー馬キズナは、マカヒキと同じようにニエル賞(G2)を快勝して本番に挑んだが4着。だが、こちらは同年の有馬記念で復帰するプランもあったものの、ダメージが抜けきっていないという理由で回避。
 結局、復帰戦は約半年後の大阪杯(G2)となったが、このレースを快勝している。時間は掛かったが、きっちりと立て直せたということだろう。
 2013年の桜花賞馬ハープスターは6着。こちらも同年のジャパンCで復帰して5着だった。ただし3コーナーで多少の不利があり、上がり3ハロンの末脚自体は勝ったエピファネイアと互角の脚を使えている。
 2着で同年の天皇賞馬ジャスタウェイとは0.2秒差。ある程度の力は出し切れたといえるだろう。
 無論、これらはあくまで参考に過ぎない。だが、3頭の復帰戦を見た限り、少なくとも凱旋門賞のダメージが、その後の競走生活に大きく影響したということはなさそうだ。
 関西の名門・友道康夫厩舎(そして何よりも、世界最高のスタッフと設備を誇るノーザンファーム)に所属するマカヒキも、時間を掛けてしっかりと立て直しが図られた以上、能力を発揮できる状態にあると考えるのが妥当か。
 実際に年明けの先月7日に帰厩したマカヒキは、そこから順調に調整を消化している。栗東のCウッドで行なわれた1週前追い切りでは、3頭併せで7ハロンというハードな内容ながら全体96.4秒、ラスト11.5秒と抜群のキレを見せて最先着を果たしている。
 ただ、その上で重箱の隅を突くならば「精神面」のダメージか。
 確かに先述した3頭は、いずれも復帰戦で本来の一定の能力を発揮しているが、敗れた凱旋門賞でもある程度のパフォーマンスは見せていた。しかし、何の見せ場もなく14着に大敗したマカヒキに限っては、快勝したニエル賞を含めたこれまでの本馬の走りを見る限り、あまりにも不可解な敗戦だった。
 その上で気になるのは、やはり精神面だ。凱旋門賞で勝負どころを前にして早々に手応えが怪しくなった理由をあえて追求すれば、故障ではない以上「気持ちが切れた」と見るのが妥当だ。
 それが今後の競馬にどのような影響をもたらすのか。今回の復帰戦はそういった意味でも重要な試金石となる。

[もっと見る]

ハープスターの掲示板

コメント投稿
コメント一覧
5:
  World Tower   フォロワー:0人 2013年12月9日(月) 19:57:59
新潟二歳S勝利後に休養するのは当然だが、3ヶ月経っても当レースでの課題解消が出来ていなかったための本日のハナ差2着では無かったか?
資質は十分と思うので手元に置いて稽古で磨いてやって欲しい!
4:
  World Tower   フォロワー:0人 2013年9月9日(月) 08:47:11
新潟二歳ステークスでの最後方からのゴボウ抜き勝利を見てギリギリであったがこの馬を持ち馬に加えられ本当にラッキーだった。今後は馬体(特に足元)の十分なケアーを施しレースでの課題解消に努めて欲しい。現状では直線の長さがあるコースを選択出走すれば牡馬を交えても敵無しと云える存在となった!
3:
  yukinsky   フォロワー:0人 2013年7月20日() 04:15:10
吊り上げや〜、吊り上げ行為やで、これは。
賞品がみすぼらしいのにこんなカネ出すヤツが居ると思うの?
昔、UMAJINっていうのがあってね、後出しの謎のIDが優勝して潰れたのよ。
知ってる?ウマニティさん?

⇒もっと見る

ハープスターの写真

ハープスター
ハープスター

ハープスターの厩舎情報 VIP

2015年2月15日京都記念 G25着
厩舎の
自信
厩舎の
コメント
こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。

ウマニティVIP会員のご入会はこちらから。

ハープスターの取材メモ VIP

2015年2月15日 京都記念 G2 5着
レース短評 こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。
レース後
コメント
こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。

ウマニティVIP会員のご入会はこちらから。


レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。