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【ホープフルSの注目点】凱旋門賞馬の全弟が藤田晋オーナーに初のJRA・GⅠタイトルをプレゼントできるか

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【ホープフルSの注目点】凱旋門賞馬の全弟が藤田晋オーナーに初のJRA・GⅠタイトルをプレゼントできるか

★新馬、京都2歳Sを連勝 凱旋門賞馬の全弟シンエンペラー

新馬戦(東京)、京都2歳Sを連勝したシンエンペラー(牡、栗東・矢作芳人厩舎)は、父Siyouni、母Starlet's Sisterという血統の仏国産馬で、半姉にアメリカでGⅠ・7勝を挙げた牝馬Sistercharlie、全兄に2020年の凱旋門賞馬Sottsassがいる。仏国産馬がJRA・GⅠを勝てば、1996年の秋華賞を勝ったファビラスラフイン以来27年ぶりで、グレード制を導入した84年以降2頭目となるが、シンエンペラーは3連勝でGⅠタイトルを手にすることができるだろうか。なお、同馬には昨年のホープフルS優勝騎手のバウルジャン・ムルザバエフ騎手が騎乗する予定となっている。

シンエンペラーを所有する藤田晋氏には、JRA・GⅠ初制覇がかかる。藤田氏は2021年の所有馬初出走以降、JRA重賞では2勝を挙げており、また、今月13日には所有馬フォーバーヤングが全日本2歳優駿(川崎)を勝ってJpnⅠ初勝利を挙げた。所有馬がJRA・GⅠに出走するのは今回が6回目となるが、初勝利を挙げることができるだろうか。

★逃げ切り→最後方から差し切りでデビュー2連勝 ブリックスアンドモルタル産駒のゴンバデカーブース


ゴンバデカーブース(牡、美浦・堀宣行厩舎)は、6月10日の新馬戦(東京)では逃げ切り勝ちを収め、続くサウジアラビアRCでは4コーナーを最後方の9番手で通過したが、最後の直線で前を行く他馬を差し切っている。ゴンバデカーブースには前走に続き松山弘平騎手が騎乗する予定だが、今回はどのような戦法で挑むのだろうか。

ゴンバデカーブースは新種牡馬ブリックスアンドモルタルの産駒。ブリックスアンドモルタル産駒は、ゴンバデカーブースの他にダート戦で2連勝中のアンモシエラ(牝、栗東・松永幹夫厩舎)もホープフルSに登録しているが、父にGⅠタイトルを贈ることができるだろうか。

阪神JF朝日杯FSでともに勝利 2戦2勝馬が3頭登録

12月10日に実施された阪神JFはデビューから2戦2勝のアスコリピチェーノ、17日に実施された朝日杯FSは同じくデビューから2戦2勝のジャンタルマンタルが勝ち、3連勝でGⅠタイトルを手にしている。ホープフルSには、新馬→サウジアラビアRCを連勝したゴンバデカーブース(牡、美浦・堀宣行厩舎)、新馬→京都2歳Sを連勝したシンエンペラー(牡、栗東・矢作芳人厩舎)、新馬→野路菊Sを連勝したヴェロキラプトル(牡、栗東・高野友和厩舎)と3頭の2戦2勝馬が登録しているが、このレースでも無敗のGⅠ馬が生まれるだろうか。なお、12月25日現在では抽選対象となっているが、1戦1勝の馬も4頭登録している。

★悲願のJRA・GⅠ初制覇狙う三浦皇成騎手 芙蓉Sを制したシリウスコルトに騎乗予定

シリウスコルト(牡、美浦・宗像義忠厩舎)は、芝1200メートルの新馬戦(福島)1着、芝1600メートルの新潟2歳S5着、芝2000メートルの芙蓉S1着と3戦とも異なる距離に出走して2勝を挙げている。同馬にはJRA・GⅠ初制覇がかかる三浦皇成騎手が騎乗する予定だが、118回目の挑戦で悲願のJRA・GⅠ初勝利を挙げることができるだろうか。なお、ホープフルSでは、2017年のGⅠ昇格以降6年連続で関西馬が優勝しており、関東馬が勝てば、GⅠ昇格7年目で初となる。

★新馬→GⅠ連勝を狙う1戦1勝馬は4頭登録 サンライズアースは新種牡馬レイデオロ産駒

今年のホープフルSには、アドミラルシップ(牡、美浦・相沢郁厩舎)、サンライズアース(牡、栗東・石坂公一厩舎)、タリフライン(牡、美浦・古賀慎明厩舎)、ミスタージーティー(牡、栗東・矢作芳人厩舎)と4頭の1戦1勝馬が登録している(※12月25日現在、すべて抽選対象)。ホープフルSがGⅠに昇格した2017年以降、1戦1勝馬は17年スティフーリッシュの3着が最高成績だが、今年の1戦1勝馬は新馬→GⅠを連勝することができるだろうか。なお、アドミラルシップにはホリー・ドイル騎手、サンライズアースにはミルコ・デムーロ騎手、タリフラインにはトム・マーカンド騎手、ミスタージーティーには坂井瑠星騎手が騎乗する予定となっている。


サンライズアースは新種牡馬レイデオロの産駒。レイデオロは、16年のホープフルS(当時の格付けはGⅡ)を勝ち、翌年には日本ダービーを制したが、サンライズアースも父と同じようにホープフルSを制して来年のクラシック候補に名乗りをあげることができるだろうか。なお、レイデオロ産駒はホープフルSに出走すればJRA重賞初出走となり、サンライズアースの他に、3戦1勝で12月25日現在では抽選対象のカフェグランデ(牡、美浦・嘉藤貴行厩舎)も登録している。




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