9日の中京11Rで行われた第49回
中日新聞杯(4歳上オープン、GIII、芝2000メートル、18頭立て、1着賞金=4000万円)は、
蛯名正義騎手騎乗の5番人気
サトノアポロ(牡5歳、美浦・
国枝栄厩舎)がゴール前で差し切り重賞初制覇。勝ちタイムの1分59秒6(良)はコースレコード。
ドリームセーリングが先手を奪い、
ヤマニンキングリーが外から2番手へ。
トウカイパラダイスが好位のインにつけ、1番人気の
アドマイヤタイシも前を見る位置の外を追走する。3コーナー手前で
ショウリュウムーンがやや順位を押し上げるが、大きな動きはないまま直線勝負へ。そつなく立ち回った
トウカイパラダイスと、好位から抜け出しを図る
アドマイヤタイシの叩き合いになったが、中団追走からスムーズに外に出した
サトノアポロがグイグイと伸び、ゴール寸前で差し切ってV。重賞初勝利を成し遂げた。クビ差敗れた
アドマイヤタイシは4戦連続のGIII2着。1/2馬身差の3着が3番人気の
トウカイパラダイスだった。
サトノアポロは、父
シンボリクリスエス、母ミスベルベール、母の父Beringという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産で、里見治氏の所有馬。通算成績は13戦5勝。重賞初勝利。
国枝栄調教師、
蛯名正義騎手ともに
中日新聞杯初勝利。
蛯名騎手は「今日はハンデも手ごろでしたし、この馬はきょうのような広いコースが向いていますね。以前は気持ちにムラがあって集中できないような面がありましたが、今はそういう面が解消して、集中して走ってくれるようになりました。力もつけていますね」と5歳を迎えての重賞初勝利に笑みを浮かべていた。
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