【斬って捨てる!】天皇賞(春) 前年のステイヤーズS勝ち馬は劣勢!前走の単勝人気も要チェック!2019年4月28日(日) 09:28
【天皇賞・春】最新ナマ情報2019年4月28日(日) 05:07
◆騎手に託して…〔1〕チェスナットコート
4ハロン64秒5-15秒2で登坂。パワフルな脚取りが目を引いた。貝澤厩務員は「元気がいいし、ここまで予定通りの調整メニューをこなしてきた。最内枠が当たったけど、ジョッキーがどう乗ってくれるか」と期待した。
◆入念に万全期す〔2〕エタリオウ
角馬場で入念に体を動かしてから、4ハロン64秒4-15秒7で登坂した。友道調教師は「ブリンカーを浅くした効果は競馬に行ってみないとわからないけど、ペースは流れそうだしスムーズに運べると思う」と力を込めた。
◆前走の状態維持〔5〕メイショウテッコン
角馬場で体をほぐしてからCWコースを1周。馬体の張りが目を引いた。中塚助手は「すごくよかった前走の状態を維持しています。精神面の成長が大きい。自分のリズムで運んで、頑張ってほしい」と楽しみにする。
◆平成最後驚かす〔8〕パフォーマプロミス
角馬場で体を温めてから、坂路でしまいを伸ばして4ハロン63秒5-14秒2をマーク。瀬戸助手は「7歳なので大きく変わりませんが、状態はいいと思います。平成最後のGIでアッと言わせられれば」と意気込んだ。
◆長距離適性高い〔9〕ユーキャンスマイル
角馬場でじっくりと体を動かして、大一番に備えた。「体はメリハリがついていい感じ。トモ(後肢)がしっかりしてきたことで、真っすぐ走れている。気性的にも体型的にも長距離適性は高い」と友道調教師。
◆「体調は100%」〔12〕クリンチャー
素軽いフットワークで、4ハロン64秒0-16秒0で登坂。宮本調教師は「思い通りに調整できたし、体調に関しては100%。あとは三浦騎手に任せるだけ。去年は3着で悔しがっていたので頑張ってほしい」と期待した。
◆状態すごくいい〔13〕ロードヴァンドール
ゆったりとしたペースで坂路を4ハロン71秒8-17秒2で上がった。昆助手は「もともと使って良くなるタイプで、疲れがくるよりもパンとした。メンタルもしっかりしてきたし、馬の状態はすごくいい」と胸を張った。
◆叩いて上向き〔3〕リッジマン
角馬場の運動で決戦に備えた。久保智助手は「やるごとに上向いて、前走時より良くなっています。体重もプラスで出せそう。瞬発力勝負より上がりがかかった方がいいので、展開と相手関係ですね」とポイントを挙げた。
◆落ち着き払い〔4〕ヴォージュ
運動で汗を流して最終調整を終えた。余田助手は「落ち着きがあって、いい意味で変わりないですね。阪神より京都の方がいいし、展開が向いてくれれば。枠もいいところだし、和田騎手に託すだけです」と話した。
◆状態前走以上〔6〕カフジプリンス
坂路を4ハロン62秒2-15秒0で力強く駆け抜けた。武村助手は「状態に関しては前走以上の感じ。スタミナはあるので、前走のようによどみないペースで流れてくれれば。バテない強みを生かしたい」と希望を口にした。
◆スムーズなら〔11〕ケントオー
角馬場で汗を流してから、坂路を4ハロン66秒7-15秒7で駆け上がった。西橋調教師は「状態面は変わりなくきている。距離は大丈夫だし、しまいは脚を使ってくれる。スムーズな競馬で力を発揮してほしい」と語った。
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【血統アナリシス】天皇賞(春) 菊花賞2着馬にチャンスあり!”メジロ”などの血脈を後押しに上位進出を狙うディープインパクト産駒!2019年4月27日(土) 16:00
日曜日に行われる天皇賞(春)の出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。
①チェスナットコート
本馬の父ハーツクライは当レースにおける重要サイアーのひとつ。ヘイローのインブリードを有し、ノーザンダンサー系とミスプロ系を組み合わせた母を持つ点は、2016~2018年にかけて3年連続上位争いを演じたシュヴァルグランと共通。母系にリボー系種牡馬を内包しているところは、2015年の2着馬フェイムゲームを想像させる。状態ひとつで、昨年(5着)以上のパフォーマンスを示しても、何ら不思議はない。
②エタリオウ
父のステイゴールドは天皇賞(春)で3頭(4勝)の勝ち馬を輩出。サンデーサイレンス系×米国型ノーザンダンサー系配合馬の相性も悪くなく、血統構成面で大きな不安材料は見当たらない。父×ダート血統の組み合わせをみるに、本質はスピードの持続力を活かしたいクチ。ゆえに、瞬発力を問われる展開となった菊花賞の敗戦を過度に気にする必要はない。持続力を求められる競馬になれば、チャンスは十分にある。
③リッジマン
父はどちらかと言えば短距離色の濃いスウェプトオーヴァーボード。だが、ダート16Fの勝ち鞍があるダマスカス4×3のクロスと、母父父ニジンスキーの血が効いているのか、本馬は長距離でも対応可能のタイプに仕上がっている。一方で、サンデーサイレンス非内包馬の当レースにおける成績は下降線の一途。きょうだいと近い親族の顔ぶれもインパクトを欠き、活力面の後押しも期待できない。ここは様子見が賢明だろう。
④ヴォージュ
父の父ステイゴールドは当レースにて複数の勝ち馬を輩出。父のナカヤマフェスタは凱旋門賞で2着に好走、母父のタニノギムレットは底力を伝えることで定評のあるブライアンズタイムの直仔というように、タフな競馬質にマッチする血統構成と言えよう。ただ、持久力に長けているぶん、速い上がりを求められる競馬ではパンチが足りない現状。スタンダードな馬場や展開では苦しく、上がりを要する流れ、もしくは道悪など何らかの恩恵が欲しい。
⑤メイショウテッコン
父であるマンハッタンカフェは、2011年の勝ち馬ヒルノダムールや、2010年に16番人気の低評価を覆して3着入りを果たしたメイショウドンタクを輩出。サンデーサイレンス系×米国型ミスプロ系配合馬の相性も悪くない。よって、相応のレース適性を持ち合わせているとみていい。BCスプリント勝ち馬である祖母の半兄をはじめ、さかのぼるとG1活躍馬が多数出ているファミリーゆえに、母系の底力も不足なし。最も得意とする我慢比べになれば、面白い存在だ。
⑥カフジプリンス
産駒初出走以降、毎年のように上位進出馬を送り出しているハーツクライを父に持つ点は好印象。当レースと相性が良い、パワーとスピードを兼備した米国牝系を有するところも好感が持てる。ただ、本馬は母父が属するロベルト系の影響が強く、上がりを要する競馬で持ち味を発揮するタイプ。ゆえに、軽い芝の瞬発力勝負では後れをとりやすい。持ち味を最大限に活かすためには、自身から動いて持続力勝負に持ち込む、もしくは消耗戦の展開が望ましい。
⑦グローリーヴェイズ
母父がスピード型のスウェプトオーヴァーボードゆえに、本質的には中距離レンジがベターだろう。ただし、3代母は牝馬三冠を成し遂げたメジロラモーヌ。メジロの血脈により、相応のスタミナが補完されていることを忘れてはならない。短距離ベースの母父を擁し、母系にノーザンテーストやクリアアンバー、ネヴァービートなどが潜んでいる点は、2016~2017年に連覇を果たしたキタサンブラック(キタサンブラックの父と本馬の父は全兄弟)を想起させる。侮りがたい1頭だ。
⑧パフォーマプロミス
ステイゴールド産駒は天皇賞(春)で過去4勝。母父のタニノギムレットが属するロベルト系の当レースにおけるパフォーマンスも悪くはない。伯母にオークス馬のシルクプリマドンナ、一族に天皇賞(秋)を制したヘヴンリーロマンスを擁する牝系に関しても上質と言えよう。そもそも本馬自身、日経新春杯を制しているのだから、相応のコース適性を持っていることは疑いようがない。持ち味を存分に活かせる持続力勝負になれば、浮上の余地は十分にある。
⑨ユーキャンスマイル
母父のダンスインザダークは、本邦屈指の長距離砲。サンデーサイレンス系×キングマンボ系の配合は、2005年の優勝馬スズカマンボの逆パターンにあたる。一見すると好配合のようにも思えるが、天皇賞(春)におけるキングカメハメハ産駒の好走例はゼロ。父あるいは母父にダンスインザダークを配する馬の相性もすこぶる悪い。そのあたりを踏まえると、中心とするには頼りない印象。近走の内容をそのまま評価しての連下扱いが正解ではないか。
⑩フィエールマン
スーパークリークを輩出した父系に、ファバージ系×リュティエ系を重ねた、欧州要素満載の母。その母にディープインパクトを配することで、各要素のバランスが絶妙の万能タイプに仕上がっている。天皇賞(春)で不振傾向のディープインパクト産駒ではあるものの、菊花賞3着以内の経験がある馬に絞れば、好走確率はグンとアップ。加えて、過去の父産駒の好走馬よりもスタミナ面の裏付けがある点も心強い。この舞台でも上位争い可能とみる。
⑪ケントオー
ダンスインザダーク×トウカイテイオーという組み合わせ。体力にまかせた持久力が最大の武器で、全体時計あるいは上がりを要する競馬が適している。その一方で、瞬発力を求められると今ひとつ。ゆえに、開幕まもない京都の芝コースがプラスに作用するとは思えない。そのうえ、父産駒の天皇賞(春)におけるパフォーマンスも芳しくなく、今回は厳しい戦いになるのではないか。
⑫クリンチャー
父であるディープスカイの産駒は、パワーに長けたタイプが多く、主にダートで活躍。その父に、スタミナ&パワー特化型のブライアンズタイム(ロベルト系)の肌馬を組み合わせているのだから、持久力を問われる競馬では滅法強い。一方で、速い上がりを求められるとモロいタイプなのも事実。持ち味を活かすには、昨年3着時と同様に一定以上の持久力を必要とする競馬になるか、あるいは早めに動いて我慢比べに持ち込むことが必須と言えよう。
⑬ロードヴァンドール
馬力と持続力に長けた、ストームキャット×リボー系配合の母に、ダイワメジャーを重ねることで、上質の機動力を実現。ただし、パワー色の強い牝系の血脈が影響しているせいか、速い上がりを求められると今ひとつ。スピード型サンデーサイレンス系を父に持つ馬の当レースにおける成績も芳しくなく、今回の舞台は適性外の印象を受ける。得意のかたちに持ち込んだとしても、馬券圏内には至らないのではないか。
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【ズバリ!調教診断】天皇賞(春) 菊花賞馬が絶好の仕上がり!日経賞を制したアノ馬も上位争いを意識できる状態!2019年4月27日(土) 13:30
日曜日に行われる天皇賞(春)の出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①チェスナットコート
栗東坂路で実施した1週前追い切りでは、カフジプリンスに後れをとったものの、4F自己ベストをマーク。今週の坂路追いでも、加速ラップを記録した。2週続けて併走遅れを喫した点は褒められたものではないが、この馬にしてみれば平常運転。動き自体は悪くなく、攻め不足の前回を叩いてセオリー通りに上向いているのは間違いない。力を出せるデキとみる。
②エタリオウ
前走後は栗東に滞在して調整。2週前のCW追いではマズマズの時計を記録。1週前にCWで実施した3頭併せは、モヤで道中の走りこそ確認できなかったものの、前を行くポポカテペトルをきっちり捉えてゴール。坂路で行われた24日の追い切りでも、好反応を見せるなど、調教映えしないこの馬としては、しっかりと動いている印象を受ける。いい状態で本番を迎えることができそうだ。
③リッジマン
1週前に栗東CWで実施した単走追いは、折り合い重視の内容ながら、マズマズの伸び脚。同じくCWの最終追いでも、軽快な走りを見せた。ただ、この中間は長めの追い切りが少ないうえに、緩めの調整が大半。テンションが上がりやすい馬とはいえ、淀の長丁場、それもG1に臨むことを踏まえると、物足りなさを感じてしまう。上位圏内までには届かないのではないか。
④ヴォージュ
この中間は前回に引き続き、プールと栗東坂路と交えて調整。3週続けてビッシリと追われるなど、かなり負荷をかけている印象。その甲斐あってか、1週前の併せ馬では追走先着、今週の単走追いでも集中した走りを見せた。字面の時計こそ地味だが、雰囲気は決して悪くない。1度叩いて着実に良化している。
⑤メイショウテッコン
1週前に栗東CWで実施した3頭併せでは、持ったまま楽に抜け出し、あっさりと形勢を逆転。ゴールまで脚勢は衰えず、ラスト1F11秒台の好ラップをマークした。栗東坂路で行われた最終追いでは、キレイな後傾ラップを記録。終い重点の内容とはいえ、上々の加速を見せた。前回の気配も良かったが、脚捌きの軽さという点では今回のほうが上かもしれない。上位争いを意識できる状態とみる。
⑥カフジプリンス
栗東坂路で行われた1週前追い切りでは、先行していたとはいえ、パートナーのチェスナットコートをアオる上々のパフォーマンス。今週の坂路追いでは、チェスナットコートの後ろにつけ、軽く促されると楽な手応えのまま先着を果たした。時計も悪くなく、良い調教過程を踏んでいる印象。状態は高値で安定している。
⑦グローリーヴェイズ
南Wで実施した1週前追いでは、調教駆けする3歳馬を相手に大きく追走して、外から並びかけるという意欲的な内容。手応えで見劣りはしたものの、最後まで脚勢が衰えなかった点は評価できる。同じく南Wで行われた直前追いは、3頭併せの中で我慢する調教を消化。少し掛かる面を見せたものの、折り合いがついたあとの走りは至ってスムーズ。いい仕上がり具合ではないか。
⑧パフォーマプロミス
栗東CWで実施した1週前追いでは、大きく追走する意欲的な内容を消化。追走遅れを喫したものの、及第点以上の時計をマークした。今週の本追い切りはポリトラックで軽めの調整ながら、折り合い良く軽快な脚捌きを披露。上体と四肢が連動した走りは見映えがする。なにより、ムキになる面が消えている点は好印象。上位争いに食い込んできてもおかしくない。
⑨ユーキャンスマイル
1週前に栗東CWで行われた3頭併せでは、長めからしっかりと攻めて2頭に先着。及第点以上のタイムを記録した。ただ、内にモタれる素振りを見せていた点は気がかり。鞍上に促されると矯正できたようなので、杞憂に終わるかもしれないが……。栗東坂路で実施した最終追いも、安定感のない走りで見映えは今ひとつ。いつも通りと言ってしまえばそれまでだが、G1で中心に据えるには心許ない印象。連下の押さえ評価が妥当ではないか。
⑩フィエールマン
南Wで実施した1週前の3頭併せでは、抜群の行きっぷりを見せ、軽く仕掛けられると、あっさりと僚馬を制圧。同じく南Wで行われた最終追い切りは、折り合い重点の内容ながら、4F51秒近辺、ラスト1F12秒台半ばの好ラップをマークした。伸縮力に富んだフォームで駆け抜けるさまは目を引くものがある。絶好の仕上がり。
⑪ケントオー
この中間はいつも通り栗東坂路で調整。ただし、1週前までの時計に目立つものはなく、最終追い切りのラップも平凡。その最終追いは、尻ステッキを連打されるも反応が薄く、最後は失速する始末。いつもと比べて、四肢の可動域が狭く、手先だけでテケテケ走っているように映る。上り目は望めそうになく、今回は見送りが賢明だろう。
⑫クリンチャー
1週前に栗東CWで長めから積極的に攻め、及第点のタイムをマーク。栗東坂路で実施した最終追いでは、序盤こそモタモタしていたものの、手前を決めると小気味の良い脚運びを見せた。やや気負い気味ではあるが、いい頃の躍動感ある走りが戻りつつあり、状態は着実に上昇している。軽んじて扱えない1頭と言えよう。
⑬ロードヴァンドール
栗東CWで実施した1週前追いでは、馬場の外めを回って好タイムを計測。同じくCWで行われた最終追いでも、集中力あふれる走りを見せ、バランスのとれた好ラップを記録した。一時期のズブさがなくなり、この馬らしい前進気勢が出てきている印象。稽古の良さを実戦で活かせるようなら、残り目あっても不思議はない。
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