シャフリヤール(競走馬)

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シャフリヤール
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シャフリヤール
写真一覧
現役 牡6 黒鹿毛 2018年4月13日生
調教師藤原英昭(栗東)
馬主有限会社 サンデーレーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績17戦[4-2-4-7]
総賞金60,384万円
収得賞金48,790万円
英字表記Shahryar
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
ドバイマジェスティ
血統 ][ 産駒 ]
Essence of Dubai
Great Majesty
兄弟 アルアインダノンマジェスティ
市場価格
前走 2024/11/02 BCターフ G1
次走予定 2024/12/22 有馬記念 G1

シャフリヤールの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/11/02 アメ 7 BCターフ G1 芝2400 13--------3** 牡6 57.0 C.デムー藤原英昭 --0000 ------レベルスロマンス
24/08/18 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 12447.625** 牡6 58.0 武豊藤原英昭 464
(--)
2.00.2 0.635.1⑥⑥ノースブリッジ
24/03/30 アラ 8 ドバイシーマ G1 芝2410 12--------2** 牡6 57.0 C.デムー藤原英昭 --2.27.0 0.3----レベルスロマンス
23/12/24 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 161244.685** 牡5 58.0 松山弘平藤原英昭 454
(--)
2.31.2 0.334.8④④⑤⑥ドウデュース
23/11/04 アメ 8 BCターフ G1 芝2400 11--------3** 牡5 57.0 C.デムー藤原英昭 --0000 ------オーギュストロダン
23/08/20 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 15349.1511** 牡5 58.0 横山武史藤原英昭 460
(--)
2.04.8 3.339.0⑤⑤⑦⑬プログノーシス
23/03/25 アラ 8 ドバイシーマ G1 芝2410 10--------5** 牡5 57.0 C.デムー藤原英昭 --0000 ------イクイノックス
22/11/27 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 187153.412** 牡4 57.0 C.デムー藤原英昭 450
(-6)
2.23.8 0.133.7⑫⑭⑭⑫ヴェラアズール
22/10/30 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 15584.425** 牡4 58.0 C.デムー藤原英昭 456
(--)
1.58.1 0.633.6⑥⑤⑤イクイノックス
22/06/15 イギ 3 プリンスオブ G1 芝1990 5--------4** 牡4 58.0 C.デムー藤原英昭 --0000 ------ステートオブレスト
22/03/26 アラ 8 ドバイシーマ G1 芝2410 15--------1** 牡4 56.5 C.デムー藤原英昭 --2.26.8 ------ユビアー
21/11/28 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 18243.723** 牡3 55.0 川田将雅藤原英昭 446
(-6)
2.25.2 0.534.4⑤⑤⑥⑤コントレイル
21/09/26 中京 11 神戸新聞杯 G2 芝2200 108101.814** 牡3 56.0 福永祐一藤原英昭 452
(+8)
2.18.7 0.736.6⑤⑤⑥⑥ステラヴェローチェ
21/05/30 東京 11 東京優駿 G1 芝2400 1751011.741** 牡3 57.0 福永祐一藤原英昭 444
(-4)
2.22.5 -0.033.4⑦⑦⑪⑨エフフォーリア
21/03/27 阪神 11 毎日杯 G3 芝1800 9662.921** 牡3 56.0 川田将雅藤原英昭 448
(0)
1.43.9 -0.034.1④④グレートマジシャン
21/02/14 東京 11 共同通信杯 G3 芝1800 128114.923** 牡3 56.0 福永祐一藤原英昭 448
(-2)
1.48.0 0.433.4⑦⑧⑧エフフォーリア
20/10/25 京都 5 2歳新馬 芝1800 187132.311** 牡2 55.0 福永祐一藤原英昭 450
(--)
1.49.9 -0.034.6⑥④ヴィヴァン

シャフリヤールの関連ニュース

《栗東》これがラストランとなるGⅠ5勝のドウデュース(友道、牡5)は、CWコースで併せ馬。まったくの馬なりながら、抜群の推進力で6ハロン80秒4-11秒0の好時計をマークし、アドマイヤソラ(1勝)に1馬身先着した。鞍上は「動くからね、この馬は。変にイレ込んでいないし、疲れてもいないし、ダメージはなさそう。俺は(けがをした)去年より状態がいいから(笑)。完璧です。あと1年(現役を)いってほしいね。最後、いい形で終わりたい。力を出し切りたいですね」と好感触を伝えた。栗東トレセンで追い切りを見届けた松島オーナーは「目に焼き付けました。ありがとうございました」と笑みを浮かべた。

菊花賞6着ダノンデサイル(安田、牡3)は、CWコースを軽快なフットワークで駆け抜け6ハロン82秒5-11秒1。レベレンシア(3勝)に併入した。安田調教師は「菊花賞前のように強い負荷を掛けたり、心肺機能を高めようとするのではなく、ジョッキーに乗ってもらって現状でのバランスや推進力などを確認してもらいました」と語った。

エリザベス女王杯1着スタニングローズ(高野、牝5)は、坂路4ハロン53秒2-11秒9。加速ラップを刻みながら、柔らかい脚さばきで駆け上がった。高野調教師は「体はある程度できているので、リズム良くいきなさいという指示。問題ないと思います」とうなずいた。

天皇賞6着ベラジオオペラ(上村、牡4)は、横山和騎手が騎乗してCWコースで6ハロン79秒7-11秒2。力強いフットワークを繰り出し、3頭併せで最先着した。鞍上は「いい動きだったと思います。操縦性がいいところが強みなので、中山2500メートルに悪いイメージはないです。いいチャレンジになるんじゃないかなと思います」と納得の表情を浮かべた。

BCターフ3着シャフリヤール(藤原、牡6)は、同83秒0-11秒4。アスクシュタイン(2歳OP)に1馬身先着した。藤原調教師は「いいよ。去年とは臨戦過程が違うし、体調は良さそう。いい状態で出せれば、いい結果が出そうなイメージはある」と語った。

ジャパンC5着ジャスティンパレス(杉山晴、牡5)は、天皇賞・秋(4着)以来のコンビとなる坂井騎手を背に4ハロン54秒6-12秒3で登坂。カナウ(2勝)に馬なりで併入した。杉山晴調教師は「疲れも感じませんし、雰囲気も変わりません。距離も延び、この馬の持ち味を出せる競馬ができれば」と話した。

ジャパンC12着ブローザホーン(吉岡、牡5)は、同56秒8-13秒1で登坂。力みを感じさせず、マラキナイア(3勝)にクビ差先着した。吉岡調教師は「先行する形で折り合いを確認しました。ちょうどいいテンションですし、前進気勢もありました。コース形態も合っているし、時計がかかってくれるようになれば」と期待する。

【有馬記念】登録馬が発表! ラストランのドウデュースなど22頭がエントリー 2024年12月8日() 19:16

JRAは8日、第69回有馬記念(22日、中山、GⅠ、芝2500メートル)の登録馬を発表した。連覇をかけてラストランに挑むドウデュース(栗・友道、牡5)、今年の日本ダービー馬ダノンデサイル(栗・安田、牡3)、菊花賞馬アーバンシック(美・武井、牡3)など22頭がエントリーした。

《出走可能馬》

アーバンシック 56ルメール

ジャスティンパレス 58 -

シャフリヤール 58Cデムーロ

シュトルーヴェ 58鮫島駿

スタニングローズ 56ムーア

スターズオンアース 56 -

ダノンデサイル 56横山典

ダノンベルーガ 58松 山

ディープボンド 58 幸

ドウデュース 58武 豊

ハヤヤッコ 58吉田豊

プログノーシス 58 -

ブローザホーン 58菅原明

ベラジオオペラ 58横山和

レガレイラ 54戸 崎

ローシャムパーク58マーカンド

《除外対象馬=繰り上がり順》

カラテ 58杉 原

ホウオウビスケッツ 58岩田康

メイショウタバル 56浜 中

アラタ 58 -

ショウナンラプンタ 56 -

ニシノレヴナント 58 -

【注】登録22頭、フルゲート16頭。







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【有馬記念】特別登録馬 2024年12月8日() 17:30

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【ジャパンカップ2024】血統アナリシス ディープインパクト系、ハーツクライ系、Kingmambo系の三つ巴が続く 2024年11月23日() 12:00

近年はディープインパクトハーツクライの2種牡馬が気を吐いているが、これにKingmambo系を加えた三つ巴状態にある。ディープインパクト産駒は、2012~2013年にジェンティルドンナがレース史上初となる2連覇を飾り、2015年ショウナンパンドラ、2021年コントレイルと勝利を積み重ねて種牡馬としての最多勝記録を更新。一方、ハーツクライ産駒は、2017年シュヴァルグラン、2019年スワーヴリチャードの2頭が勝ち馬として名を連ねるが、どちらも4歳時に3着、5歳時に1着とステップアップするリピート好走であることも興味深い。ディープインパクトハーツクライ、どちらも残された産駒は少ないため、今後は父系祖父あるいは母の父としての動向が注目される。

すでに系統として綿々と成果を上げているのがKingmamboで、1998年エルコンドルパサー、2005年アルカセット/ Alkaasedと直仔2頭が勝利するほか、2010年ローズキングダム(父キングカメハメハ)、2018年&2020年アーモンドアイ(父ロードカナロア)、2022年ヴェラアズール(父エイシンフラッシュ)と孫や曾孫世代からも勝ち馬を出した。また、2005年アルカセット/ Alkaased、2018年アーモンドアイの2頭は、芝2400mの日本レコードを更新するタイムで勝利していたことも念頭に置くべきだろう。

ドウデュースは、父ハーツクライ×母ダストアンドダイヤモンズ(母の父Vindication)。本馬は3代母Darling Dameがダンシングブレーヴの従妹かつ同じLyphard産駒であることが興味深く、そこにサンデーサイレンス、トニービン、Allegedを5代以内で併せ持つため、昨年の勝ち馬イクイノックスとは血統構成の共通点が多い。また、4歳時に4着に好走していたことを考えると、同産駒のリピート傾向からも今年は勝ち負けの期待が高まる。

ジャスティンパレスは、父ディープインパクト×母パレスルーマー(母の父Royal Anthem)。父は種牡馬としてジャパンカップでの最多勝利数を記録しており、19年2着カレンブーケドールから22年2着シャフリヤールまで、産駒出走機会で目下4年連続連対中でもある。本馬は母系に配された種牡馬の並びからもスタミナ優位な晩成型といえ、粘り強く加速する姿は母の父の印象が強い。そういう意味でも400mの距離延長は歓迎だろう。

スターズオンアースは、父ドゥラメンテ×母サザンスターズ(母の父Smart Strike)。父にジャパンカップの出走歴はないものの、その母エアグルーヴが97~98年に2年連続で2着、叔父ルーラーシップが12年に3着と好走。父系には東京芝2400mのG1に所縁ある馬が多く、本馬においては叔母ソウルスターリング、2代母スタセリタと母系の当該距離適性も高い。また、遠縁に10年2着&11年1着のブエナビスタがいることも評価に値する。


【血統予想からの注目馬】
ドウデュース ④ジャスティンパレス ⑭スターズオンアース


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【ジャパンカップ2024】直撃取材!プロ予想家最速予想 「スガダイ」「山口吉野」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る! 2024年11月22日(金) 09:45

山口吉野―数字が証明する驚異の◎精度!レースV回顧を軸に展開する総合予想


パトロールビデオのレース回顧により、着順や着差から判断できない、競走馬一頭ごとの能力や適性を徹底分析。安定した回収率を計上する山口吉野プロにジャパンカップの予想をお聞きしました。

―予想のポイントからお願いします。

Cコース2週目で時計が速く、内有利になりやすい傾向があります。良馬場なら東京の高速馬場適性と枠順が重要になります。

ドウデュースからお聞きします。天皇賞(秋)は昨年7着、今年1着でした。

昨年は7着でしたが、ドバイ遠征取り消し以来の休み明けで完調ではなく、直前の乗り替わりもマイナスに働きました。

―今年の勝因はどのあたりでしょうか。

まず、折り合いに課題があり、自滅がつきまとう馬です。4歳以降は勝ったレースも含めてかかったり出遅れたり、力を出しきれていません。今年の天皇賞(秋)はスタートを決めたうえで、武豊騎手が折り合いに専念し、昨年以上の状態のなか、持ち味を活かせたため本領を発揮できました。

―昨年のジャパンCは3番人気4着でした。

そのジャパンCも緩い流れを前目に付けて少しかかり、持ち味を活かせていません。今年も距離延長ローテなので、緩い流れや外枠だと前走よりかかるリスクは高まります。ただ、天皇賞(秋)を比較すると、昨年は速いペースを付いていったのに対し、今年は緩い流れを抑えたので、折り合い面の臨戦過程は良いです。

―なるほど。距離はどうでしょうか。

スタミナ面で2400mは問題ないので、溜める形で折り合い、展開が向けば昨年のJCや前走以上のパフォーマンスが見込めます。理想は淀みない流れで壁を作れる形ですね。

―天皇賞(秋)からはドウデュースのほか、3頭が出走予定ですが、2ハロン延長でパフォーマンスを上げる率の高い馬がいればお願いします。

ジャスティンパレスは2000mが少し忙しいうえに出遅れましたし、スローペースを後方から運んで展開不向きでした。追走面で2400mへの距離延長はプラスなので、前走より展開が向けば大幅な上昇が見込めます。ソールオリエンスダノンベルーガは、2000mと2400mの適性は同じくらいだと思います。

―続いてチェルヴィニアについてです。オークス秋華賞のレベルをふまえ、古馬初対決のG1でも通用するか否かをお願いします。

私の指数で近6年オークス秋華賞を走り、ジャパンCに出走した馬とチェルヴィニアのパフォーマンスを比較した場合、オークスアーモンドアイカレンブーケドールリバティアイランドより低く、デアリングタクトと同等、ユーバーレーベンよりも高評価。秋華賞は、アーモンドアイリバティアイランドより低く、カレンブーケドールデアリングタクトと同等、ユーバーレーベンより高く出て、といった具合です。

―となると……。

カレンブーケドールデアリングタクトと同等くらいの評価ですね。伸びしろを考慮すれば古馬G1でも上位争い可能ですが、アーモンドアイリバティアイランドよりは下というイメージです。

―ありがとうございます。海外馬で日本競馬、あるいは東京芝2400mに適性を感じる馬がいれば挙げていただけますか。

オーギュストロダンBCターフにも実績があり、血統面でも日本競馬は合うと思います。ファンタスティックムーンは良馬場向きで、日本は合いそうなイメージですね。ゴリアットの適性は未知ですが、能力最上位なので、それなりに対応すれば上位争いできそうです。

―海外勢も期待できそうですね。穴っぽいところからシュトルーヴェはどうでしょうか。前走は宝塚記念11着でしたが、道悪かつ初関西でした。

まず、スタートや右にモタレる面に課題があり、不器用な馬で左回りの少頭数が理想です。2走前の目黒記念は好条件でしたが、スローペースを後方から差し切ったので着差以上の強さでした。そのときより展開が向けば通用しそうですが、出遅れる確率が高く、流れが緩んでごちゃつくと力を出し切れない可能性があります。

―どうしても展開に注目がつきそうですね。最後に近走不利で力を発揮できず、巻き返しを期待できる馬がいればお願いします。

シンエンペラーの前走凱旋門賞は、ロンシャンの道悪で力を出し切れませんでした。ダービーは出遅れたうえにスローペースの後方でかかり、不向きな展開を考えれば勝ち馬ダノンデサイルに引けを取らない内容でした。東京で普通の展開なら巻き返し可能です。もう1頭、ドゥレッツァですが、3走前の金鯱賞は2000mが忙しかったうえに、斤量59キロで直線も仕掛け遅れで不完全燃焼でした。2走前の天皇賞(春)は熱中症で力を出し切れず、前走のインターナショナルSは休み明けのうえ海外で力を出し切れていないので、東京2400mでまともに走れば巻き返しが見込めます。


取材後記:馬券の見通しがクリアになりますね。個人的にドゥレッツァが楽しみです。


スガダイ―全開催プラス収支を可能にする“予想神”


群雄割拠のウマニティプロ予想MAXで13年連続ランキングトップに君臨した殿堂入り予想家。他の追随を許さない、競馬予想界のキング・オブ・キングス、スガダイプロにジャパンCについてお聞きしました。

―注目馬をお願いします。

まずジャスティンパレスですね。

―前走秋初戦の天皇賞(秋)は4着でした。

前哨戦として理想的なレースだったと思います。状態もいまいちで、スムーズさを欠きながらの4着は驚きました。直線は単純に鋭く伸びたように映りますが、外を狙ったものの進路がなく、内に切れ込み馬群を捌きつつ伸びています。やはり力はあるなと。シャドーロールの効果も出たかもしれません。

―今回は400m延長になります。

天皇賞(春)を勝っていますし、レース内容的にも距離延長はプラスですよね。調教は引き続き坂路中心ですけど、動きや時計は前走より格段に上がっています。また、前走はジャスティンミラノが出走予定で、元々本番は今回だったのかなと。脚質に自在性のある馬にC.デムーロ騎手も合うとみています。

―天皇賞(秋)を勝ったドウデュースはいかがですか。

驚きの強さでしたよ。ただ、有馬記念やダービーを勝っていて、気にしすぎもよくないでしょうけど、距離延長はプラスに働かないと思います。ベストは2000mまでという印象です。ジャパンCレベルの2400mだと、脚の使いどころが難しいですが、武豊騎手で日本の良馬場なら不発がないですからねえ……。人気との兼ね合いもありますし、ジャスティンパレスと比較すると、今回は甘くなる可能性もあるかなと。

―ほか人気馬から、チェルヴィニアの評価をお願いします。

オークス秋華賞のレベルがそこまで高くないので、基本的に買わず、買っても少しかなと思います。今年は相手の古馬も強いですし。買う余地があるとすれば、「オークスは本調子じゃないのに勝った」と考えるならというところでしょう。

―同じく牝馬で昨年3着のスターズオンアースはどうでしょう。

買わない予定ですね。昨年のジャパンC有馬記念は素晴らしい走りでしたが、「どっちもジョッキーが上手く乗ったよね」という。あと規制薬物で調教師さんが制裁を受けましたが、その問題から初戦の前走で海外とはいえ大敗なので、ちょっといろいろ勘ぐってしまいますよね(笑)。

―牝馬2頭はもうひとつな感じですね。穴で狙えそうな馬はいるでしょうか。

シュトルーヴェに期待しています。

―3連勝から前走道悪の宝塚記念は11着でした。

前走は馬場や進路取りのほかにも、間隔の短いローテで1週前は遅れ、関西遠征もありと、敗因は様々考えられると思います。その前の3連勝の内容が素晴らしく、目黒記念はドスローを後方から差し切り、日経賞は馬場を考えると時計も速くスムーズに捌けないなか好内容で、3勝クラスも捌くのに手間取りながらラスト100mの脚は凄まじいものでした。総じて「G1でも」と思えるパフォーマンスで、宝塚記念の凡走だけで人気を落とすなら狙い目かなと思います。

―状態面はいかがですか。

1週前は実戦的な追い切りで負荷をかけ、直前を見ても前走とは比較にならないくらいいいですよ。今回の相手関係でも通用する素質はあると思います。人気次第では本命までありかなあと。

―楽しみですね。ほか人気薄に目ぼしい馬はいますか。

ドゥレッツァもいいですね。今年は凡走が続きますが、昨年の菊花賞は素晴らしい内容でしたし、それ以前も府中でいい走りをしていました。近2戦の凡走ですが、天皇賞(春)は暑さ、前走は海外で力を発揮できずとも考えられます。人気は落ちるでしょうから、馬券的には押えていいかなと思います。

―海外馬3頭にはチャンスはありますか。

近年では考えられないくらい強豪が来ましたよね。2005年に勝ったアルカセットに匹敵するような。

―例年より期待できそうですね。

馬券的には押えまでの予定ですが、ゴリアットは馬のタイプ的にもスミヨン騎手が騎乗して、エピファネイアが圧勝した年の再現までありそうです。ただ、どうしても血統が嫌なんですよね。お父さんがサドラーズウェルズ系、結局「サドラー系の馬は大物が来てもダメだよね」っていう。

―ディープ産駒のオーギュストロダンはどうでしょうか。

押えは必要かなと思います。ディープ産駒で欧州より日本の馬場が合う可能性もありますし。でも、母父ガリレオがねえ……。過去の傾向からG1レベルになると、この血は気になりますね。あと遠征は問題ないでしょうけど、BCターフは勝ったとはいえ、すごく上手く乗られてシャフリヤールと0秒2差でしょ。正直「そんなものか」という。

―最後にファンタスティックムーンについてお願いします。

ドイツ実績を評価しづらいですが、凱旋門賞のとき軽い馬場が合うと言われ、かなり前から日本で走らせたいという話が出ていました。とはいえ、この馬もサドラーの血が入っているんですよねえ。


取材後記:穴っぽい馬も複数名前が挙がり、馬券的にも楽しみが増えますね。


以上、プロ予想家2名のジャパンCの見解と注目馬を紹介しました。今年は海外馬をどう扱うかもポイントになりそうですね。それでは、また来週お会いしましょう。

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BCターフ3着シャフリヤールは引き続きC・デムーロ騎手で有馬記念へ 2024年11月20日(水) 16:23

2021年の日本ダービー馬で、前走・BCターフ3着のシャフリヤール(栗・藤原、牡6)は、引き続きC・デムーロ騎手で有馬記念(12月22日、中山、GⅠ、芝2500メートル)に向かう。所有するサンデーサラブレッドクラブが20日、ホームページで発表した。これで有馬記念には2年連続の参戦。昨年は松山騎手とのコンビで5着だった。同馬は現在、滋賀・ノーザンファームしがらきで調整されている。

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シャフリヤールの関連コラム

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月24日(日)中山11R 第68回有馬記念(3歳以上G1・芝2500m)

🏇『過去5年の成績(2018年~2022年)』は👉こちら👈
🎯12月21日(木)17時~『有馬記念公開抽選』は👉こちら👈

【登録頭数:20頭】(フルゲート:16頭)


<前走:ジャパンカップ 東京芝2400m(レース映像)> 中3週

スターズオンアース(3着 496kg(+12kg))<B>
🏇『前走の追い切り
前走は天皇賞(秋)回避明け&休み明けで、最終追い切りまでビッシリ追っていたので太め残り懸念から軽視。ただ実際にはプラス体重でもそれほど太い感じには見えず、仕上がりは良かった。この中間は前走の反動が出るのではないかと気になっていたが、1週前追い切りでは3頭併せの内で力強く先着していて疲れはなさそう。ただ右回りは前半の行きっぷりが悪くなるので、そのあたりはポイントになりそう。

ドウデュース(4着 504kg(-8kg))<A>
🏇『前走の追い切り
天皇賞(秋)ジャパンカップと秋2戦を使われてきて、前走時も良化気配を感じさせていたが、この中間の1週前追い切りでは頭の位置が低くなって首が前に出る走りに変わり、前走時からの上積みに期待できそうな気配。他にも、追い切りに入る時の一歩目がスッと流れるようにスムーズになっているように見えた。馬の出来が良くなってきたことと、武豊騎手との相性の良さがマッチした感じで、前走からのさらなる上積みに期待。

タイトルホルダー(4着 476kg(+4kg))<B>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
前走はオールカマーから間隔が空いていたこともあってか、動きこそ良く見せていたように思うが、1週前、最終追い切りと併せ馬での追い切りで叩き台という印象だった。この中間は、単走追いで好時計を出すこの馬の好調子時のパターンできており、引退レースに向けて調子を上げてきている模様。

ディープボンド(10着 494kg(-14kg))<D>
🏇『前走の追い切り
今年で3年連続の出走となり2年前には2着に好走しているが、年々追い切りの動きがズブくなっている。この中間の1週前追い切りも、若い頃に比べると走る気持ちが感じられない動きだった。


<前走:菊花賞 京都芝3000m(レース映像)> 中8週

タスティエーラ(2着 480kg(+2kg))<A>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
ダービーからの休み明けで臨んだ菊花賞だったが、入念な乗り込みで当日のパドックでもスッキリとしていて仕上がりは良かった。この中間も前走時以上の入念な乗り込みで、2週前、1週前と南Wで好時計で先着しており、あいだの日曜日にも3週連続坂路で速めの時計をマーク。かなりの上積みが窺える。

ソールオリエンス(3着 464kg(+4kg))<A>
🏇『前走の追い切り
今回は春のクラシックほどの人気にはならないと思われるが、条件も鞍上もプラス材料で思い切ったレースができそうな点も強みになる。切れる脚のある馬で仕掛けどころが難しいところはあると思うが、調教内容を見ても併せ馬で遅れることはなく、終いの時計もしっかり出ていて末脚が切れる。


<前走:エリザベス女王杯 京都芝2200m(レース映像)> 中5週

ハーパー(3着 484kg(+4kg))<B>
🏇『前走の追い切り
秋に入って馬体が大きく増えており、前走時もさらに増えていたが、パドックでは太め感はなく春からの成長分と言って良さそう。前走時は坂路での調整のみだったが、この中間は本来のCW中心の調教内容に戻っており、1週前追い切りでは同厩舎のドウデュースとの併せ馬を消化。動きはやや見劣ったもののしぶとく喰らい付いていて前走以上の動き。

ライラック(4着 442kg(-6kg))<D>
🏇『前走の追い切り
牝馬限定なら好走するが、今年の春3戦のように牡馬相手だとやや力が足りない面がある馬。この中間の追い切りでは、1週前に好時計が出ていて併走馬を突き放しているが、内ラチ沿いを走ってのもので直線の走りも前走時のほうが迫力があった印象。やや物足りない動きに見えた。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中10週

プラダリア(1着 470kg(+6kg))<B>
🏇『前走の追い切り
京都大賞典から少し間隔が空いているが、前走時のように1週前、最終追い切りと強めに追われた時は好走する馬で、1週前は気合乗りも良く終い追われてしっかり伸びて状態は良さそう。輸送はあるものの最終追い切りもCWを長めから強めに追われたほうがこの馬の好走パターンに当てはまる。最終追い切りにも注目したい。

ブローザホーン(中止 414kg(-8kg))<C> ※除外対象馬
🏇『前走の追い切り
前走(競走中止)から間隔を空けて、この中間南Wを馬なりで長め4本。かなり小柄な馬なので本数は足りているが、時計はそれほど目立たず。


<前走:アルゼンチン共和国杯 東京芝2500m(レース映像)> 中6週

ヒートオンビート(3着 476kg(-8kg))<B>
🏇『前走の追い切り
毎回パドックでは小気味良い動きで良く見せる馬。この中間もかなり乗り込まれていて、1週前追い切りではいつも通り3頭併せの内に併せて動きも前走時並みに良い。好調キープ。

ディアスティマ(13着 488kg(+4kg))<E> ※除外対象馬
🏇『前走の追い切り
休み明けの前走を一度使われたが、この中間の追い切りでは時計平凡で併走遅れが続き、調子が上がってきていない印象を受ける。


<前走:その他のレース出走馬>

スルーセブンシーズ凱旋門賞:4着 芝2400m 3ヶ月)<A>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
凱旋門賞からの休み明けだが、入念な乗り込みで2週前、1週前には南Wで好時計。1週前の動きを見ても、宝塚記念の時よりもハードに追われていて状態面はかなり良さそう。

シャフリヤール(BCターフ:3着 芝2400m 中6週)<C>
🏇『前走の追い切り
🏇『12月6日香港での追い切り
BCターフ後に、有馬記念ではなく香港ヴァーズ出走を選択している時点で、中山2500mに関して何らかの不安要素があってのこと。状態面に関しても、香港での取り消し後のバタバタや、米国遠征から約1ヶ月半ほど坂路やCWなどトレセンでの調整ができていない点もマイナス材料になる。

ウインマリリン(BCフィリー&メアターフ 芝2400m 中6週)<D>
🏇『前走の追い切り
米国から帰国後、美浦で調整されているが、1週前追い切りは舌を出して走っていて動きも重く、伸び脚平凡といった様子。

ジャスティンパレス天皇賞(秋):2着 芝2000m 468kg(-2kg) 中7週)<B>
🏇『前走の追い切り
1週前にCWで強めに追われる馬で、休み明けの前走時はモタモタした動きであまりよく見えなかった。この中間の1週前追い切りでは重め感が解消し、直線でも一気に突き放してみせた。出来は前走以上。

アイアンバローズステイヤーズS:1着 芝3600m 504kg(-10kg) 中2週)<C>
🏇『前走の追い切り
2走前の京都大賞典の時は、追い切りでもパドックでもうるさい面を見せていて集中力を欠いていたが、前走時は坂路での調教中心に変えてきたことも手伝ってか追い切りの動きもパドックも集中していた様子で、好仕上がり。この中間も坂路での調整が続けられているが、1週前追切は終いに頭が上がり気味で、前走時の仕上がりには及ばない動きだった。

ホウオウエミーズ福島記念:1着 芝2000m 450kg(±0kg) 中5週)<B>
🏇『前走の追い切り
前走時の追い切りでもかなりの動きを見せていたが、この中間の1週前追い切りでも強めに追われて伸び脚上々で、出来は引き続き良さそう。

マテンロウレオ(チャレンジC:5着 芝2000m 484kg(+14kg) 中2週)<C> ※除外対象馬
追い切りでは速い時計が出る馬だが、1週前追い切りの映像からは力みがあって押さえが効かず、走り過ぎてしまっている感じあり。

ドゥラエレーデ ※出走回避


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、タスティエーラソールオリエンスドウデューススルーセブンシーズの4頭をあげておきます。


◇今回は有馬記念編でした。
12月に入っても暖かい日が多く、例年だとキリの影響で動きがしっかり確認できないことがある有馬記念の追い切りも、今年はそんな気配もないのかななどと思っていたら1週前に一気の冷え込み。何とか冬を間に合わせたような形で、急な季節の変化に人間の体もついていかなくてはならず、体調管理には気をつけて週末の有馬記念に臨みたいところですね。人が大変なら馬も大変、気を遣うこともこれまで以上にあると思います。今年最後の大一番で余力がどれだけ残っているかも重要なレースでもありますので、例年以上に状態面のチェックはしっかり行っていきたいと思います。
過去5年の連対馬の調教内容は、「最終追い切り=馬なり」の馬が7頭とまず目立つところ。ただ、間隔を空けて臨んだ馬は最終追い切り等で強めに追ってきていた馬も多く、昨年の勝ち馬イクイノックスもほぼ馬なりの調整だったものの、1週前の日曜日だけは坂路で一杯に追われていました。1週前か最終追い切りで強めの追い切りを消化できるだけの状態にあるという点は、過去5年の連対馬に共通しているところで、今年もそのあたりは一つのポイントとなりそうです。
毎年いろいろなドラマが生まれる有馬記念。混戦模様の今年は一体どんな結末を迎えるのでしょうか。暗いニュースが多い世の中ですが、大谷選手や阪神タイガースに続き最後は競馬が盛り上げて、明るい話題を届けてもらいたいですね。

有馬記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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2023年12月9日() 12:00 甘粕代三
【香港国際競走2023】レース展望④香港カップ2023
閲覧 2,466ビュー コメント 0 ナイス 3

香港カップ(シャティン芝2000m)
枠順抽選が行われる直前の7日午前、衝撃のニュースが走りました。香港ヴァーズ出走予定だった日本の総大将、シャフリヤールの出走取消が香港ジョッキークラブから公表されたのです。健康上の理由としか説明されていませんが、その後の取材で心電図に不整脈が認められたことが判明しました。

「不整脈は競走馬にはつきもの。シャフリヤール自身も国内で不整脈があった。しかし競走に影響する程のものではなく、これまで何の問題もなく出走してきた。それがなぜ香港で問題になったのか? また、シャフリヤールにだけ香港で心電図を取られなければならなかったのか、それが最大の謎だ」
「11月11日、海外馬の中では一番乗りして以来、香港の水が合うのか、シャフリヤールは日に日に良化。これほどの馬はなかなかいないと感じていた。何とも残念なことだ」
ある出走関係者は大きく首を傾げました。
シャフリヤールの到着から取消前日までシャフリヤールに接してきた香港ジョッキークラブのステーブルマネージャーは大きく肩を落としていました。

日本総大将の出走取消で香港ヴァーズの予想は組み換えを余儀なくされましたが、それはさておき、香港国際競走の最高峰、香港カップの予想に移ります。

香港カップ香港マイルと同様、大本命の地元馬の取捨が最大の鍵となります。大本命とは単勝2倍以下が確実な香港中距離王、ロマンチックウォリアーです。ロマンチックは一昨季4歳クラシック三冠で香港ダービーを含む二冠、その勢いでクイーンエリザベス2世カップまで制覇し香港中距離界のトップに立ちました。そして昨季は香港カップを初の制覇、クイーンエリザベス2世カップ連覇を果たして香港中距離界、シャティン芝2000mに既に敵はないと豪州遠征を敢行。ターンブルステークス4着からコックスプレートを香港馬として初めて制覇する金字塔を立ち上げたのです。

10月29日のコックスプレートから香港カップまで僅か6週。帰国後検疫厩舎から馬場入りを再開したのが11月6日。その後の1カ月の間にピッチを上げ、11月28日のバリアトライアルではぶっつけで香港マイルに向かう香港の英雄ゴールデンシックスティを圧倒して順調な回復ぶりを示しました。

豪州遠征を打ち上げたオーナーに対して決して前向きではなかったC.シャム調教師もバリアトライアルでの復活ぶりにこう語りました。
「90%から95%まで戻すことができた。自信をもって香港カップに臨むことができる」
シャム調教師のこの評価を額面通りに受け止めていいのか? ここには香港マイルのゴールデンシックスティ同様の死角あり、と見ます。

その死角を衝かんとするは勿論、日本勢。今春のクイーンエリザベス2世カップでロマンチックに肉薄したプログノーシスヒシイグアスローシャムパークの3騎ですが、この中ではローシャムパークを一番手と取ります。この3騎の中で実績では若干見劣りは否めないものの、函館記念を勝った洋芝適性、オールカマー快勝からここを見据えた余裕のローテーションは2騎よりも好感が持てます。

注目の枠順抽選会では大外の11番枠を引き当ててしまいました。シャティン芝2000mはスタートから1コーナーまでが短く、内枠が圧倒的に有利です、しかし、今年は11頭立て、大外とはいえフルゲートに比べればさほどの不利もないんじゃないか、田中博康調教師に振ってみました。
「……そう、ですね!」
それまで憂鬱そうだった彼の表情にいくばくかの明るさが差し込んできたように見えました。

地元香港馬ではロマンチック以外に見るべき馬はなし。アイルランドの名伯楽、A.オブライエンが送りこむルクセンブルグだけが気にかかります。欧州から初の遠征、シャティンの芝適性が果たしてあるのかどうか? 週末には小雨の予報もあり、馬場が湿れば長打一発の可能性は否定できません。

(写真提供:HKJC)


★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港国際競走4レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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2023年12月6日(水) 12:00 甘粕代三
【香港国際競走2023】レース展望①香港ヴァーズ2023
閲覧 2,080ビュー コメント 0 ナイス 2

ウマニティ会員の皆さん、お久しぶりです。甘粕代三です。
今年も香港国際競走の季節がやって参りました。今年は史上最多の14頭の日本勢が1200mから2400mの4レースに挑戦! アタクシも負けてはいられず、と例年より早く2日(土)に香港入り、毎朝シャティン競馬場に駆け付けては日本勢、これを迎え撃つ地元香港勢に欧米、中東各馬の状態を観察しています。今年の結論を一言でいえば、日本勢2勝は当確、上手くすれば4勝のグランドスラムの可能性も十分あり!

というのは香港勢の横綱、大関であるマイル王ゴールデンシックスティ、中距離王ロマンチックウォリアーのいずれにも大きな死角があるからです。さあ、アタクシの気の早い結論が与太なのか、モーゼかキリストはたまたモハメドの如き大予言なのか、発走順に仔細に検討して参ります。

香港ヴァーズ(シャティン芝2400m)
このレースの直近10年は日本勢が4勝、欧州4勝、そのうち3勝がアイルランドの名伯楽エイダン・オブライエン厩舎、残る1勝がフランスの名門アンドレ・ファーブル厩舎、地元香港勢2勝と日欧がっぷり四つの様相を呈しています。今年も大きく言えば、この状況に変化はありません。しかし、香港唯一のA級ステイヤーで今年カタールのローカルG1、エミール・トロフィーを楽勝したロシアンエンペラーが選出後に脚部不安発生。残る香港3騎はこのメンバーでは馬場掃除が関の山。日欧が覇を競うことになります。

ロシアンエンペラー回避後の10頭中、日本勢は4頭と最多、アイルランド・オブライエン厩舎が1頭、フランス・ファーブル厩舎1頭、イギリスの1頭を香港勢3頭が迎え撃つ顔付けになりました。この中で圧倒的な存在感を示しているのは勿論、日本4騎です。米ブリーダーズカップターフ3着と終に復活の兆しを見せ、ロスアンゼルスから香港に直行したダービー馬、シャフリヤール。前走アルゼンチン共和国杯で重賞勝ち馬となったゼッフィーロ、父に香港横綱モーリス、母にあの名牝ジェンティルドンナを持つジェラルディーナ、3歳の若駒ながら渡海の挑戦を敢行したレーベンスティールの4騎はいずれ菖蒲か杜若。この4頭だけで3連単、香港ならではの4連単も十分視野に入ります。日本勢香港ヴァーズ史上最強の顔付けと言っても差し支えありません。

この中で最も注目しなければならないのはレーベンスティールです。前走セントライト記念は休み明けながら皐月賞ソールオリエンスを子供扱いする1馬身3/4差の圧勝。セントライト記念から香港のローテーションも最適なら、香港シャティン競馬場の隅から隅まで知り尽くした雷神ことJ.モレイラが引き続き鞭を取るのは正に鬼に金棒! おまけに3歳馬ゆえ5ポンドのアローアンス。5日朝には僚馬、ローシャムパークとパドックをスクーリング。初見参のシャティン競馬場に物見することもなく2頭であたりを睥睨するかのような落ち着きぶりでした。日本勢では筆頭の評価をせざるを得ません。

残る日本勢3騎の評価は今日5日の時点でシャフリヤールゼッフィーロジェラルディーナの順。レース前日の9日までの状態を見て最終的評価を下しましょう。

さて欧州勢ですが、やはりエイダンのウォームハートが不気味です。ヨークシャー・オークス、ベルメイユ賞と欧州G1を連覇。その後、米ブリーダーズカップフィリーズ&メアで惜しくも2着に終わりましたが、サンタアニアでの2着は日本より遅く時計がかかり、欧州よりは早く時計が早い香港シャティンの芝適性を示すものです。欧州で最も時計のかかるドイツはバーデン大賞典でようやくG1ウィナーに上り詰めたジュンコよりは数段上と見ます。おまけに3歳牝馬は9ポンドのアローアンス、これが最後の直線で大きくモノをいうことは間違いありません。日本勢との比較で言えば、シャフリヤールと横一線と評価しておきます。

さて、明日は香港スプリントの展望。日本勢が苦戦したこのレース、今年は少々様相が異なってきています。明日のスプリント展望も乞う、ご期待!


★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港国際競走4レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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2023年9月8日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】芝が荒れてノーザンF↓ビッグレッドF↑が顕著だった札幌芝/京成杯オータムハンデ展望
閲覧 1,659ビュー コメント 0 ナイス 2

小倉2歳ステークスは大外枠のアスクワンタイムが外から伸びて差し切り勝ち。これで全兄ファンタジスト(小倉2歳S)、全姉ボンボヤージ北九州記念)に続く兄弟3頭目の小倉芝1200m重賞制覇という快挙を達成した。

2頭の兄姉もアスクワンタイムと同じ梅田厩舎。血統も同じなら育成も同じなので、似た適性の馬が育つのだろう。一方厩舎が異なると、アルアイン皐月賞)、シャフリヤール日本ダービー)の兄弟のように、同じ血統でも少し異なるタイプの馬に育つこともある。

なお、小倉2歳Sはこれで3年連続で大外枠の伏兵馬が好走。開催後半の荒れた芝での開催になるので、外枠が有利、差し有利、さらにキャリアが生きるという傾向通りの決着となった。基本的に同じことを繰り返すのが競馬なので、来年も覚えておきたい。

さて、今回は先週無事終了した札幌開催の芝傾向の話。

~荒れ馬場になればノーザンF勢は戦力ダウン、ビッグレッドF勢は戦力UPが顕著

猛暑が列島各地で話題になった今年の夏競馬だったが、札幌に限れば暑さと同時に開催中に直撃する雨も多く見られた。開催6週目の日曜日には大雨でレースが中断するシーンもあり、最終週はその影響を大きく受けた馬場状態となった。

タフな洋芝になると、通常東京芝をはじめとする主流の競馬とは全く異なる適性を問われるのは当然。通常のトラックであれば圧倒的に覇権を握るノーザンF勢が、札幌芝においてはむしろ不振傾向だった。特に芝が荒れて来ていた札幌開催のラスト2週ではその傾向が顕著で、生産者別の成績を確認すると…

・札幌芝ラスト2週の生産者別成績

ノーザンF(4-4-5-47)勝率6.7% 複勝率 21.7% 複勝回収率 47%
社台F(3-1-3-25)勝率9.4% 複勝率 21.9% 複勝回収率 101%
ビッグレッドF(2-2-1-8)勝率15.4% 複勝率 38.5% 複勝回収率 122%

ご覧の通り、タフな芝になり総じてノーザンFは苦戦傾向。社台Fはそれなりに頑張っており、何よりビッグレッドF生産馬の活躍が目立った。

現代の、特に芝競馬においては基本的にノーザンF勢のスピードと決め手が生きることが多いが、それはあくまでも主流条件での話。雨の影響を大いに受けたタフな洋芝が舞台となれば、そもそも別競技をやるようなものなので、主流条件だと決め手不足を露呈しがちな馬たちが逆に巻き返す傾向にある。

基本的にノーザンF勢は人気になりやすいので、同生産馬が不利な条件ほど穴を狙うチャンスが増える。秋の中山開催も決め手を生かしづらい条件なので、引き続き生産牧場に注目したい。

それでは最後に先週からの狙い馬と、今週末の注目馬を。

【次走狙い馬】 9/3(日)札幌9R スカイキャンバス 1番人気3着

最終日の芝1200mはかなりインが厳しい条件。その中でスンナリ逃げて上手く直線は外に持ち出したが、最後の追い比べで苦しくなった。それでも3着確保は地力の高さの証明。スタートセンスが良くスピードは非凡、通常のスピードと立ち回りが生きるスプリント戦なら即巻き返せる。

~今週末の注目馬~

今週末は京成杯オータムハンデから。

ラインベック石橋脩騎手)

注目はラインベック石橋脩騎手。

ディープインパクト×アパパネの「12冠ベイビー」としてデビュー前から注目を集めた馬だが、今年に入って本格化。前々走の米子S、前走の関屋記念ともにセンスの良い立ち回りで粘り込んで好走。中山では4走前に好位抜け出しで勝利を収めており、当時と同じような立ち回り戦に持ち込めれば、引き続きチャンスがありそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年8月16日(水) 15:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 札幌記念2023 
閲覧 3,067ビュー コメント 0 ナイス 5



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


8月20日(日) 札幌11R 第59回札幌記念(3歳以上G2・芝2000m


<休み明けでの出走>

シャフリヤールドバイシーマクラシック:5着(海外競馬)5ヶ月)<B>
海外遠征後の休み明けでこの中間は函館での調整。1週前には3頭併せで強めに追われて先着。気難しい面がある馬なので最終追い切りは馬なりでの調整で仕上げたいところで、ダービー馬だが注文がつくところが意外と多い。
☆『前々走の追い切り
☆『前走の追い切り

ウインマリリンドバイシーマクラシック:6着(海外競馬)5ヶ月)<C>
昨年は宝塚記念からの参戦で美浦で乗り込まれ移動してきたが、今年は海外遠征後の休み明けで早めに札幌に入厩しての調整。1週前の芝での併せ馬の動きを見ると、まだ走りに重さが残る。
☆『昨年の追い切り
☆『前走の追い切り

ダノンベルーガドバイターフ:3着(海外競馬)5ヶ月)<B>
能力の高い馬ではあるが、右回りに不安があったり距離も長すぎると伸びきれなかったりと1年半勝ち星から遠ざかっているのが現実。この中間は、海外遠征後の休み明けでも、ヒシイグアスと一緒に函館で調整され順調な過程でこれている印象。
☆『前々走の追い切り
☆『前走の追い切り

ヒシイグアス大阪杯:7着、486kg(-18kg)4ヶ月半)<B>
前走時は輸送があったにしても、直前の追い切りが軽すぎ。それでいて馬体が大きく減っていたところを見ると、レースでも影響が出ていたかもしれない。そこからの休み明けとなる今回、函館で乗り込まれ順調時同様に1週前は強めに追われて好時計。状態は良さそう。
☆『前走の追い切り

ラーグルフ大阪杯:11着、494kg(-10kg)4ヶ月半)<C>
この中間は函館Wコースでの調整で乗り込まれているが、特に目立つところがなく時計も平凡。
☆『前走の追い切り

マテンロウレオ(天皇賞(春):5着、474kg(-2kg)3ヶ月半)<C>
昨年秋に復帰してから大崩れのない安定した成績。この中間、まず3ヶ月半ぶりの休み明けで乗り込み量が少なすぎる。1週前追い切りにしても、重め感が残る物足りない動きだった。
☆『前走の追い切り

アフリカンゴールド(天皇賞(春):中止、468kg(±0kg)3ヶ月半)<E>
競走中止の天皇賞(春)からの休み明け。毎回少ない本数で出走してくる馬だが、それでも休み明け時にはこれまで速い時計を3本は出していたので、今回特に競走中止明けでこの本数は少なすぎる。
☆『前走の追い切り

プログノーシス(香港クイーンエリザベスⅡ世C:5着、474kg(±0kg)3ヶ月半)<A>
休み休み使われてきている馬で、叩き2戦目よりも休み明けのほうが断然成績が良い。この中間も、香港遠征からの休み明けではあるが栗東で入念に乗り込まれ好時計を連発。函館移動前にほぼ仕上げている状態なので、最終追い切りはこれまで通り馬なりでの調整で良さそう。好仕上がりで出走してくるとみられる。
☆『前々走の追い切り
☆『前走の追い切り

トップナイフ日本ダービー:14着、484kg(-4kg)3ヶ月)<D>
この2戦は出遅れて後方からの競馬で見せ場なく終わっている。今回こそ(スタートを決めて)といきたいところだが、強力な先行馬が揃っていて楽な競馬はさせてもらえなそう。出来に関しても、この中間札幌での追い切り1本で併せ馬でも重め残りの併走馬相手に見劣る動きと、不安が残る。
☆『前走の追い切り


<前走:その他のレース出走馬>

ソーヴァリアント鳴尾記念:12着、508kg(-4kg)中10週)<C>
ここ2戦追い切りでは悪くない時計が出ていたが、馬体重の増減が大きくパドックでの状態が物足りなく映った。この中間も変わりなく乗り込まれているが、使い込めないことがマイナスになっているのかも。
☆『前走の追い切り

ジャックドール安田記念:5着、508kg(-4kg)中10週)<A>
昨年は大阪杯からの参戦で、2週前と1週前に強めに追われていたが、今年は間に安田記念を挟んでいるため2週前は馬なりで1週前は強めと多少の違いあり。それでも、函館での調整はほぼ同じ内容で、併せ馬でも先着していて時計も優秀。今年も良い状態で出走できそう。
☆『昨年の追い切り
☆『前走の追い切り』、『前走のジョッキーカメラ

ウインマイティーマーメイドS:2着、490kg(+8kg)中8週)<B>
栗東にいる時はプール調教を多く取り入れている馬だが、前走時はCWでの追い切りが多く馬体の仕上がりが良かった。この中間も、栗東CWで2本追って1週前には札幌ダートで素軽い動きを見せており、前走時の仕上がりの良さをそのまま維持できている感じ。
☆『前走の追い切り

ヤマニンサルバム函館記念:11着、502kg(+2kg)中4週)<D>
デビューから17戦、長期の休みなく使い込まれてきていて、大きな馬だが近走はレース前に本数を乗り込むことがなく息切れしている感じ。
☆『4走前の追い切り
☆『3走前の追い切り

ユニコーンライオン函館記念:12着、522kg(+2kg)中4週)<D>
札幌での成績が良くないところがあり、大型馬の割に力のいる馬場が不向きという部分もあるかとも思うが、調子の良し悪しもある意味ハッキリしている馬。調子の良い時は乗り込み量も多く時計も優秀。近走はこの馬格にしては乗り込み量が少ないことが多く、目立つ時計も出ていない。
☆『前走の追い切り

イズジョーノキセキ(クイーンS:5着、474kg(+2kg)中2週)<C>
休み明けの前走時点、乗り込み量が少なかった。パドックでは気合乗り良く馬体も仕上がっていて、レースでもロスなく追走して直線追い出されたが、伸び脚は平凡だった。この中間も、中2週で軽めの調整時計は平凡で、上積みは期待できなさそう。
☆『前走の追い切り


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、プログノーシスジャックドールの2頭をあげておきます。


☆8月19日(土)18:00☆『あなたが選ぶ!思い出の👑札幌👑記念👑』ランキング発表!!


◇今回は札幌記念編でした。
サマータイムという言葉がありますが、これだけ暑い日が続くと何十年後かには夏の時期だけ昼夜逆転して生活する(仕事は夜勤が中心、お店も夕方開店して早朝に閉店、スポーツやコンサートなども夜間にナイター開催等々......人は昼に寝て夜に活動する)ことになるのではないかと思うくらい、昼間に活動することが大変な時代になってきています。競馬も夏の時期は夜間競馬が開催されて1Rの発走は22時で、メインレースは朝4時なんて時代が来たりするのかも!?
さて、先月札幌競馬場に行く機会がありましたが、件の暑さは本州と変わらず。年々暑い中での開催となっている札幌記念について、過去5年の連対馬の調教内容について見てみると、3年前のノームコア(1週前は美浦で追い切られ最終追いは札幌)以外は、1週前の段階で函館もしくは札幌で追い切られていて、10頭中8頭が強めに追われていました。逆に最終追い切りは7頭が馬なりでの調整となっており、早い段階で北海道に移動して1週前にはほぼ仕上がっている状態というのが重要なポイントと言えそうです。
ちなみに、過去3年に狭めると、1週前に強めに追われていた馬が6頭中5頭、最終追い切りで馬なりだった馬が6頭中6頭となっていました。年々暑さが増してきている状況下では、1週前に万全に仕上がっているくらいでないと、ほかの馬に勝つ前に暑さに負けてしまうということもあるのかもしれません。
最後に、乗り込み豊富で1週前までに一度は強めに追われ、かつ好時計をマークしてきてている馬をピックアップしてみると、登録馬の中ではウインマリリンシャフリヤールジャックドールダノンベルーガヒシイグアスプログノーシスの6頭となっています。あとはこの馬たちが最終追い切りでどんな動きを見せてくるか。馬なりで良い動きを見せ、内枠に入るような馬がいたら、狙ってみてください。

札幌記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年8月13日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年08月13日号】特選重賞データ分析編(371)~2023年札幌記念
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。


最新版公開中! 本稿掲載重賞含む、その他の注目競走見解はコチラ『週末メイン「1点」分析EXTRA編』で!


<次週の特選重賞>

G2 札幌記念 2023年08月20日(日) 札幌芝2000m


<ピックアップデータ>

【馬齢別成績(2018年以降)】
○5歳以下 [5-4-4-30](3着内率30.2%)
×6歳以上 [0-1-1-26](3着内率7.1%)

 高齢馬は不振。2018年以降の3着以内馬15頭中13頭は、馬齢が5歳以下でした。たとえ実績上位であっても、6歳以上の馬は評価を下げましょう。

主な「○」該当馬→シャフリヤールソーヴァリアントラーグルフ
主な「×」該当馬→イズジョーノキセキウインマリリンヒシイグアスルビーカサブランカ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“JRAの、G1・G2のレース”において1着となった経験がある」馬は2018年以降[5-5-5-22](3着内率40.5%)
主な該当馬→イズジョーノキセキウインマリリンシャフリヤールヒシイグアス

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シャフリヤールの口コミ


口コミ一覧

有馬記念 データ分析

 エソイフ 2024年12月12日(木) 09:55

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ドウデュースのラストラン、1年の総決算、グランプリ有馬記念
今年を締めくくる大一番をデータから紐解く

①国内G1 4着以内なし(0-0-0-?)【該当馬】メイショウタバル、ハヤヤッコ、ニシノレヴナント、シュトルーヴェ、カラテ、アラタ
②ジャパンカップ6番人気以下(0-0-0-?)【該当馬】カラテ、シュトルーヴェ、ダノンベルーガ、ブローザホーン
③7歳以上(0-0-0-13)【該当馬】アラタ、カラテ、ディープボンド、ハヤヤッコ
④近2走3着以内なしかつ前年以降G1未勝利(0-0-0-?)【該当馬】ニシノレヴナント、ダノンベルーガ、スターズオンアース、シュトルーヴェ、カラテ
⑤3歳牝馬(0-0-0-2)【該当馬】レガレイラ
⑥3歳馬かつ皐月賞4着以下(0-0-0-4)【該当馬】アーバンシック
⑦前走エリザベス女王杯3着以内かつ上がり2位以下(0-0-0-8)【該当馬】スタニングローズ
⑧同年重賞未勝利かつ2200m以上G1連対なし(0-0-0-?)【該当馬】カラテ ショウナンラプンタ ダノンベルーガ ニシノレヴナント レガレイラ
⑨2200m以上G1未出走(0-0-0-?)【該当馬】アラタ ニシノレヴナント プログノーシス

上記全てに該当しないのは
シャフリヤール ジャスティンパレス ダノンデサイル ドウデュース ベラジオオペラ ホウオウビスケッツ ローシャムパーク

さらに
①近2走未勝利かつクラシック連対なし(0-0-1-?)【該当馬】ローシャムパーク レガレイラ ホウオウビスケッツ ベラジオオペラ プログノーシス ブローザホーン ニシノレヴナント ディープボンド ダノンベルーガ ジャスティンパレス ショウナンラプンタ シュトルーヴェ カラテ
②6歳以上(0-0-1-35)【該当馬】アラタ カラテ シャフリヤール ディープボンド ハヤヤッコ プログノーシス

上記すべてに該当しないのは
ダノンデサイル ドウデュース

ちなみに
同年ジャパンカップ勝ちかつ同年天皇賞秋3着以内(3-1-0-0)
同年ジャパンカップ勝ちかつ同年天皇賞秋3着以内かつ前年有馬記念3着以内(3-0-0-0)
同年天皇賞秋ジャパンカップ勝ち(2-1-0-0)
というデータもある

ドウデュース注目

随時更新予定

 しんちゃん53 2024年11月2日() 17:14
ブリーダーズカップターフ&ブリーダーズカップクラシック&...
閲覧 184ビュー コメント 0 ナイス 16

こんちゃ!

今日も全く当たらなかったな。

お金は貯まらず、ストレスと疲労だけが溜まって行く。

なのでアメリカに夢を託そう。

デルマー7R ブリーダーズカップターフ

◎②エミリーアップジョン
〇⑥ファーブリッジ
▲⑪レベルスロマンス
△⑤ジェイアービー
△③シャフリヤール

馬連➁ー③・⑤・⑥・⑪への4点。
馬単➁ー③・⑤・⑥・⑪への4点。
三連複②・⑥ー③・⑤・⑪への3点。
三連単➁ー⑥ー③・⑤・⑪への3点。
三連単➁ー③・⑤・⑪ー⑥への3点。

前走は凱旋門賞でお世話になりましたブルーストッキングの3着。本命理由はそれだけです。
前に行けるんでアメリカの小回りにも対応出来そう。ランフランコ・デットーリ騎手が乗るのも魅力的。

デルマー8R ブリーダーズカップクラシック

◎⑪シエラレオーネ
〇⑬ニューゲート
▲②ハイランドフォールズ
△①フォーエバーヤング
△⑥デルマソトガケ

馬連⑪ー①・②・⑥・⑬への4点。
馬単⑪ー①・②・⑥・⑪への4点。
三連複⑪・⑬ー①・②・⑥への3点。
三連単⑪ー⑬ー①・②・⑥への3点。
三連単⑪ー①・②・⑥ー⑬への3点。

ブリーダーズカップクラシックは流石に米国には敵わないんじゃないかな?勝つのは米国馬ですね。
間違いなく流れる展開になるんで捲れるシエラレオーネに絶好の展開になるんじゃないかな?

デルマー9R ブリダーズカップフィリー&メアターフ

◎⑧ハングザムーン
〇⑩モイラ
▲⑨アニセット
△④ウォーライクゴッデス
△③シンデレラズドリーム

馬連⑧ー③・④・⑨・⑩への4点。
馬単⑧ー③・④・⑨・⑩への4点。
三連複⑧・⑩ー③・④・⑨への3点。
三連単⑧ー⑩ー③・④・⑨への3点。
三連単⑧ー③・④・⑨ー⑩への3点。

二二と言う距離が波乱を呼びそうな気が?気のせいか?GI実績無いけど重賞連勝で勢いはあるので本命。
木村騎手の手腕に期待ですね。

デルマー11R ブリダーズカップマイル

◎⑦ポータフォーチュナ
〇➁チリフラッグ
▲⑥ノータブルスピーチ
△⑨ヨハネス
△⑫カールスパクラー

馬連⑦ー②・⑥・⑨・⑫への4点。
馬単⑦ー②・⑥・⑨・⑫への4点。
三連複②・⑦ー⑥・⑨・⑫への3点。
三連単⑦ー②ー⑥・⑨・⑫への3点。
三連単⑦ー⑥・⑨・⑫ー②への3点。

米国で好走実績が有るんでね。位置が取れるんで小回りも問題無いだろうしね。
馬場も良い方が向いてる気がするし。マーカンド騎手にお任せです。

さて、国内の予想をしますかね?

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 マシンガンhiro 2024年10月4日(金) 10:12
京都大賞典追い切りメモ
閲覧 163ビュー コメント 0 ナイス 2

また病院に戻ってきてしまった・・・
早めに入院したぶん前回より多少マシだが、回数を重ねてるので治りはさらに悪くなりそう。
目も徐々に悪化してて、右目はかなり見えない状態。まぁ暇だから競馬はするけど。

そしてそんなことを言いながら、2週に1レース程度買ってる馬券がなぜか先週は的中。
予想コロを登録してからザっと追い切りを見たら、ルガルが休み明けとは思えない抜群に見えて、パドックでも良く見えたからサトノから◎変更が偶然ハマる。自分だけおいしい想いをする、何て嫌な奴だ。

さて前置きはこの程度で。
3日間開催になりがち(=東西GⅡが別日設定になりがち)な開幕週だが、久々?に2重賞同日施行。
以前は毎日王冠&京都大賞典といえば秋の古馬王道メンバーによる半GⅠレベルの戦いが
準決勝の位置づけで1日2レース見られる贅沢な1日だった。最近は日程だけではなく
ちょっとメンバー落ち感も激しかったが、今年はレベルは別にしてなかなか面白いメンバーが揃った感。

スマートファントム 85+
助手(CW) 84.4-67.7-52.8-37.7-23.5-11.5 馬なり
馬場の真ん中あたりを単走で。ちょっと内を通っていることを踏まえると時計は平凡な部類だし、動きも悪くは無いがややモッサリした印象。それでも掻き込みの強さや推進力はあり、長いところで活躍する馬とすればこんなもんか。気持ちの前向きさもあるので休み明けでもソコソコ走れる状態にはありそう。大トビで掻き込み鋭いタイプにしては道悪実績があるのも心強い。

サトノグランツ 85+
川田(CW) 84.7-69.3-54.0-38.1-23.3-11.2 馬なり
外めを単走で。余力十分に大きくゆったりした走りから、終いだけちょっと促される。時計ほどシュっと走りが変わった印象はないが、雄大な走りで推進力を感じさせられたので、それが時計にも表れていると見たい。ゴール前で何度か謎の手前替えをしてた点が気にはなるが、まぁまぁのデキにはあるかと。休み明け感も少々ありそうなので、勝ち切れないキャラをここで一変するとも思えないが、それは相手次第か。

ディープボンド 85+
幸(CW) 81.6-66.5-51.9-36.8-23.0-11.2 強め
大トビで加速が鈍く、実際別の併せ馬で外を回って追いかけてきたシャフリヤールには豪快に抜き去られ、シャフリヤールに千切られた格下馬と何とか同入と、見た目はモタモタ感いっぱいだが、そこはこの馬とは長い付き合い。おそらく最も追い切りを見た現役馬だな。さすがに以前のような7F80秒切りは減ってきたが、この馬の場合はゴールに向かって重心浮かずスピード感を維持できていれば十分。この馬の休み明けとしては良い部類だろう。年齢を重ねて鉄砲走るかという懸念はあるが、超高速馬場も避けられそうだし、ブローザホーンを除けば勝ち切れない面々相手なので善戦してもおかしくない。

ドクタードリトル 85
助手(栗坂) 53.7-37.9-24.0-11.9 末一杯
外ラチ沿いを単走で。仕掛けて口向きの悪さを見せてフラフラしつつも、勢いで駆け上がってきた。活気があるというか馬が若いという感じ。左回りのほうが良さそうだし距離も未知数。使うなら毎日王冠じゃないの?と思いつつ、ここは距離適性などを測る狙いもあるのかな。競馬ブックがよく使う”一走様子見で”が妥当なところ?ちなみにブックの”一走様子見で””見送りが賢明”と評価した馬の激走率は、私はもちろんそのへんの競馬記者の的中率より遥かに高いと思います・・・オッズ上げるためにわざと書いてんじゃないかと。

シュヴァリエローズ 85
助手(栗坂) 55.2-40.1-25.8-12.7 馬なり
馬場の中ほどを単走で。頭は高いが弾むような軽快な走りで活気を感じさせる一方、軽めだったこともありメリハリなく伸びもせずバテもせずという印象。キャラ的にそういう馬なので割り引き材料でも無いだろうし、休み明けの馬の中では初戦から走れそうな印象は受けた。決め手勝負では厳しいが、道悪が良いというわけでも無さそうなので、評価は悩ましいところ。

ケイアイサンデラ 85
難波(栗坂) 54.2-39.9-25.6-12.6 馬なり
重心の高い走りながら逃げ馬らしい行きっぷりの良さを窺わせ、ゴール前ではやや苦しくなりかけたが、それでも強く追われることなく自分で踏ん張った。この粘り強さがこの馬の強みだと思う。なので前走で多頭数の好枠から逃げずに好位差しで勝ったのは、馬が一段成長してレベルアップと捉えたほうがよいのか、戦法に幅が出てむしろ持ち味を活かし損なうのか何とも言えない。後続に脚を使わせて粘り込む!というほうが、やることシンプルで善戦しやすいと思うのだが・・・

ジューンアヲニヨシ 85
助手(栗坂) 53.2-38.1-24.5-12.1 末仕掛け
馬場の真ん中を単走で。何度か気合をつけられつつだが余力もあり、まぁまぁという感じ。OP昇級後の2戦がパッとしないが、戦績通りどう見ても下り坂のある京都外回り専用馬なので、ここ2戦は完全度外視でいいと思う。追い切りからは夏1戦使ったアドバンテージはあんまり感じられなかったが、どうせ人気も無いだろうし穴で期待はしたくなる。「他場ではリステッドレベルだがこのコースではGⅡ級」みたいな馬はローカル短距離でよく見かけるが、この馬に京都の鬼っぷりを見せてもらいたいなぁ。と思ってたら、あちこちで同じようなことが書かれてた。こりゃ変に人気して撃沈にお付き合いの最悪パターンか(泣)

ブローザホーン 85
菅原明(栗坂) 56.3-41.4-26.9-13.4 馬なり
C3メテオリートと併せ馬。内部事情を知らない素人としてはちょっと不安になるぐらいの軽めで、併せた相手が気を遣って抑えに抑えているのをさらに抜かないような調整。馬に程よい前向きさもあるし、フットワークに変なところも感じないので予定通り(先生もそう言ってる)だろうし、実際9月だけでも追い日と週末に順調に追い切りを消化している一方、それほど強い不可はかけられてない。そもそもここは(良くも悪くも)派手な結果を出すよりも、無事に無難に試走を終えることが重要なのでこれで良いのかもしれないが、断然人気になるなら軸とか頭固定にする必要は全くない。

プラダリア 85
調教師(栗坂) 54.4-39.9-25.7-12.7 末強め
外ラチ沿いを単走で。終い1Fわりとシッカリめに仕掛けられたが、馬は気づいてないかのように淡々とワンペースで駆け抜けた。年齢を重ねているので余計なことはしませんよとでも言いた気で、先週も格下に遅れているが、もともと稽古そんな動く馬じゃないので問題なしだろう。関西圏では大崩れなく走る馬で特に京都のGⅡは好相性だが、どうしてもこの馬とは相性悪いというか信用できん印象しかない。宝塚粘ってくれなかった恨みで今回はたとえ道悪になったとしても絶対買わない。買うもんか。たぶん・・・

バビット 85-
助手(栗坂) 53.2-38.6-25.0-12.7 強め
馬場の中ほどを単走で。年齢を感じさせない活気と行きっぷりが印象的だが、さすがに若い頃のようにその勢いでゴールまで踏ん張ることはできてない。決して悪いという印象は無いが、やはり長い距離で成長期充実期の後輩たちと互角に戦えるとまでは思えず。京都記念3着はあるが、あまり坂の上り下りがある京都外回りを味方につけるタイプでも無さそうだし・・・

メイショウブレゲ 83
助手(栗坂) 52.6-39.0-25.2-12.7 馬なり
馬場が荒れていたこともあるだろうが、頭が高くてフットワークも小さく、推進力に欠ける印象でなかなかゴールに迫ってこないような印象。ゴール前では数字以上の失速感で、稽古あまり動かないタイプだとしてもこれまでより良くなった感は全くしない。

古馬中長距離路線の始動戦でもあり、追い切りで飛びつきたくなる馬はおらず。

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1:
  TERAMAGAZINE   フォロワー:69人 2022年10月30日() 01:21:30
天皇賞秋→ジャパンカップG12連勝

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